JPH091398A - 粉体の成形方法 - Google Patents
粉体の成形方法Info
- Publication number
- JPH091398A JPH091398A JP17287695A JP17287695A JPH091398A JP H091398 A JPH091398 A JP H091398A JP 17287695 A JP17287695 A JP 17287695A JP 17287695 A JP17287695 A JP 17287695A JP H091398 A JPH091398 A JP H091398A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- powder
- mold
- raw material
- pressure
- rigid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 成形後の機械加工を軽減ないし省略できるよ
うな寸法・精度の高い成形体を、CIP 装置を用いて得る
ための粉体の成形方法を提供する。 【構成】 CIP 装置を用いて剛性型1 内の粉体4 に実質
的1軸圧縮を施して成形する。充填口3 に隣接付近に補
給用粉体4aを配置した剛性型1 を、弾性型容器2内に収
納密封し、CIP 装置で加圧して1軸圧縮成形体を得る。
弾性型容器2 内に予め剛性型1 をセットしておいてもよ
い。上記方法で1軸圧縮に振動圧力を負荷する。粉体4
は金属又は/及びセラミックス粉体を90wt.%以上含む粉
体で、補給用粉体4a量を剛性型1 キャビティ体積の5 〜
100%とする。望ましくは圧力上限値を20〜5000kgf/c
m2 、振動範囲を圧力上限値の0 〜70% から上限値まで
とする。また、黒鉛製剛性型、振動圧力での1軸圧縮、
圧力上限値20〜500kgf/cm2、振動範囲を圧力上限値の0
〜70% から上限値まで、5 サイクル以上負荷する。
うな寸法・精度の高い成形体を、CIP 装置を用いて得る
ための粉体の成形方法を提供する。 【構成】 CIP 装置を用いて剛性型1 内の粉体4 に実質
的1軸圧縮を施して成形する。充填口3 に隣接付近に補
給用粉体4aを配置した剛性型1 を、弾性型容器2内に収
納密封し、CIP 装置で加圧して1軸圧縮成形体を得る。
弾性型容器2 内に予め剛性型1 をセットしておいてもよ
い。上記方法で1軸圧縮に振動圧力を負荷する。粉体4
は金属又は/及びセラミックス粉体を90wt.%以上含む粉
体で、補給用粉体4a量を剛性型1 キャビティ体積の5 〜
100%とする。望ましくは圧力上限値を20〜5000kgf/c
m2 、振動範囲を圧力上限値の0 〜70% から上限値まで
とする。また、黒鉛製剛性型、振動圧力での1軸圧縮、
圧力上限値20〜500kgf/cm2、振動範囲を圧力上限値の0
〜70% から上限値まで、5 サイクル以上負荷する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、粉末冶金工程、セラ
ミックスの製造工程および金属とセラミックスとの複合
材料の製造工程において、冷間等方圧縮法により金属、
セラミックス、または、金属とセラミックスとの粉末を
原料として成形体を得る方法に関するものである。
ミックスの製造工程および金属とセラミックスとの複合
材料の製造工程において、冷間等方圧縮法により金属、
セラミックス、または、金属とセラミックスとの粉末を
原料として成形体を得る方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、粉末冶金、セラミックス(エンジ
ニアリングセラミックス、機能性セラミックスおよび耐
火物を含む)製造、および、金属とセラミックスとの複
合材料(以下、「金属・セラミックス複合材料」とい
う)の製造工程における、原料粉末から成形体を得る方
法の1つとして、冷間等方圧縮(所謂、CIP)法が知
られている。この方法は別名ラバープレスとも称される
ように、粉末をゴム型に充填し封入し、水や油等の加圧
媒体を用いてゴム型を加圧して粉末を成形する方法であ
る。
ニアリングセラミックス、機能性セラミックスおよび耐
火物を含む)製造、および、金属とセラミックスとの複
合材料(以下、「金属・セラミックス複合材料」とい
う)の製造工程における、原料粉末から成形体を得る方
法の1つとして、冷間等方圧縮(所謂、CIP)法が知
られている。この方法は別名ラバープレスとも称される
ように、粉末をゴム型に充填し封入し、水や油等の加圧
媒体を用いてゴム型を加圧して粉末を成形する方法であ
る。
【0003】CIP法においては、通常、粉末を充填し
ても変形しないような硬くて厚肉のゴム型を用いるが、
CIPの過程でこの厚肉ゴム型は等方収縮をせずに変形
する。このため、成形体の形状は、液圧を負荷する前の
ゴム型のキャビティ形状と同じにはならない。例えば、
厚肉ゴム型の角部は、収縮が遅れて突出し、その結果得
られる成形体の角部は突出する。また、充填体から成形
体にいたる収縮の程度は、原料粉末の充填状態のバラツ
キによって変動し、成形体の寸法・形状のバラツキの原
因となる。即ち、通常のCIP法では成形体の変形およ
び寸法のバラツキは不可避である。
ても変形しないような硬くて厚肉のゴム型を用いるが、
CIPの過程でこの厚肉ゴム型は等方収縮をせずに変形
する。このため、成形体の形状は、液圧を負荷する前の
ゴム型のキャビティ形状と同じにはならない。例えば、
厚肉ゴム型の角部は、収縮が遅れて突出し、その結果得
られる成形体の角部は突出する。また、充填体から成形
体にいたる収縮の程度は、原料粉末の充填状態のバラツ
キによって変動し、成形体の寸法・形状のバラツキの原
因となる。即ち、通常のCIP法では成形体の変形およ
び寸法のバラツキは不可避である。
【0004】従来、このような問題を解決しようとする
方法が提案されている。例えば、特公昭47−3738
3号公報には、ゴム型の代わりにゴム袋を用い、所定形
状の型内にゴム袋を入れ、このゴム袋の中に粉末を充填
し、次いで、ゴム袋内を減圧し、型の形状を保持したま
ま粉末を充填したこのゴム袋を型から取出し、取り出さ
れた粉末入りのゴム袋をそのままCIPして成形体を得
る方法(以下、「先行技術」という)が開示されてい
る。
方法が提案されている。例えば、特公昭47−3738
3号公報には、ゴム型の代わりにゴム袋を用い、所定形
状の型内にゴム袋を入れ、このゴム袋の中に粉末を充填
し、次いで、ゴム袋内を減圧し、型の形状を保持したま
ま粉末を充填したこのゴム袋を型から取出し、取り出さ
れた粉末入りのゴム袋をそのままCIPして成形体を得
る方法(以下、「先行技術」という)が開示されてい
る。
【0005】先行技術の方法によれば、肉厚の薄い柔ら
かなゴム袋が相似形状を保持したまま充填体を圧縮する
ので、型と相似形の成形体を得ることが原理的に可能と
なる。しかしながら、この方法においても、原料粉末の
充填状態のバラツキに起因する成形体の寸法のバラツキ
を回避することは困難である。
かなゴム袋が相似形状を保持したまま充填体を圧縮する
ので、型と相似形の成形体を得ることが原理的に可能と
なる。しかしながら、この方法においても、原料粉末の
充填状態のバラツキに起因する成形体の寸法のバラツキ
を回避することは困難である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、通常、先行技
術の方法では、先ず、オーバーサイズの成形体をつく
り、成形後あるいは焼結後、機械加工により目的とする
形状・寸法に仕上げるという方法がとられている。その
結果、成形体の原料粉末の歩留が低下し、また、機械加
工工程が必須となる等の問題がある。
術の方法では、先ず、オーバーサイズの成形体をつく
り、成形後あるいは焼結後、機械加工により目的とする
形状・寸法に仕上げるという方法がとられている。その
結果、成形体の原料粉末の歩留が低下し、また、機械加
工工程が必須となる等の問題がある。
【0007】従って、この発明の目的は、上述した問題
を解決することにより、冷間等方圧縮装置を用いて、粉
体圧縮後の成形体に対する機械加工を省略、あるいは軽
減することができ、しかも、成品の寸法・精度が高く、
且つ、原料粉末からの歩留が改善されるような粉体の成
形方法を提供することにある。
を解決することにより、冷間等方圧縮装置を用いて、粉
体圧縮後の成形体に対する機械加工を省略、あるいは軽
減することができ、しかも、成品の寸法・精度が高く、
且つ、原料粉末からの歩留が改善されるような粉体の成
形方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した問題を解決する
ためのこの発明の特徴は、冷間における等方圧縮装置を
用いて、剛性型内の粉体に対して等方圧縮を施すのでは
なく、実質的な1軸圧縮を施す点にあり、下記の構成か
らなる。
ためのこの発明の特徴は、冷間における等方圧縮装置を
用いて、剛性型内の粉体に対して等方圧縮を施すのでは
なく、実質的な1軸圧縮を施す点にあり、下記の構成か
らなる。
【0009】この発明の第1の粉体の成形方法は、冷間
等方圧縮装置内に剛性型を配置し、前記剛性型内に充填
された原料粉体に対して、前記冷間等方圧縮装置を用い
て実質的な1軸圧縮を施すことにより成形体を得ること
に特徴を有するものである。
等方圧縮装置内に剛性型を配置し、前記剛性型内に充填
された原料粉体に対して、前記冷間等方圧縮装置を用い
て実質的な1軸圧縮を施すことにより成形体を得ること
に特徴を有するものである。
【0010】この発明の第2の粉体の成形方法は、1個
または複数個の粉体充填口を有する剛性型のキャビテ
ィ、即ち、成形所望形状対応内部空間に原料粉体を充填
し、そして、前記剛性型の外部にあって前記粉体充填口
に通じて隣接する充填口外部空間の一部または全部を前
記原料粉体で充填し、次いで、このように調製された前
記剛性型と前記粉体原料とからなる調製体を弾性型容器
内に封入し、次いで、このようにして前記調製体が封入
された前記弾性型容器を冷間等方圧縮装置に装入し、そ
して、次いで、前記冷間等方圧縮装置により前記原料粉
体に対して実質的な1軸圧縮を施すことにより成形体を
得ることに特徴を有するものである。但し、上記「充填
口外部空間」4bとは、図5に例示するように、剛性型
1のキャビティ1dを除いた空間であって、且つ、弾性
型容器2内部の空間を指す。そして、図6および図7
は、それぞれ「充填口外部空間の一部または全部を原料
粉体で充填し」た状態4b’および4b”を例示する。
従って、「粉体充填口に通じて隣接する充填口外部空間
の一部または全部を前記原料粉体で充填する」というの
は、図6および図7のように、「粉体充填口」が原料粉
体で完全に覆われた状態の場合のみを指すものである。
または複数個の粉体充填口を有する剛性型のキャビテ
ィ、即ち、成形所望形状対応内部空間に原料粉体を充填
し、そして、前記剛性型の外部にあって前記粉体充填口
に通じて隣接する充填口外部空間の一部または全部を前
記原料粉体で充填し、次いで、このように調製された前
記剛性型と前記粉体原料とからなる調製体を弾性型容器
内に封入し、次いで、このようにして前記調製体が封入
された前記弾性型容器を冷間等方圧縮装置に装入し、そ
して、次いで、前記冷間等方圧縮装置により前記原料粉
体に対して実質的な1軸圧縮を施すことにより成形体を
得ることに特徴を有するものである。但し、上記「充填
口外部空間」4bとは、図5に例示するように、剛性型
1のキャビティ1dを除いた空間であって、且つ、弾性
型容器2内部の空間を指す。そして、図6および図7
は、それぞれ「充填口外部空間の一部または全部を原料
粉体で充填し」た状態4b’および4b”を例示する。
従って、「粉体充填口に通じて隣接する充填口外部空間
の一部または全部を前記原料粉体で充填する」というの
は、図6および図7のように、「粉体充填口」が原料粉
体で完全に覆われた状態の場合のみを指すものである。
【0011】この発明の第3の粉体の成形方法は、弾性
型容器内に1個または複数個の粉体充填口を有する剛性
型を装入し、次いで、前記剛性型のキャビティに原料粉
体を充填し、そして、前記剛性型の外部にあって前記粉
体充填口に通じて隣接する充填口外部空間の一部または
全部を前記原料粉体で充填し、次いで、前記弾性型容器
を密封し、次いで、このようにして前記剛性型と前記原
料粉体とが封入された前記弾性型容器を冷間等方圧縮装
置に装入し、そして、次いで、前記冷間等方圧縮装置に
より前記原料粉体に対して実質的な1軸圧縮を施すこと
により成形体を得ることに特徴を有するものである。
型容器内に1個または複数個の粉体充填口を有する剛性
型を装入し、次いで、前記剛性型のキャビティに原料粉
体を充填し、そして、前記剛性型の外部にあって前記粉
体充填口に通じて隣接する充填口外部空間の一部または
全部を前記原料粉体で充填し、次いで、前記弾性型容器
を密封し、次いで、このようにして前記剛性型と前記原
料粉体とが封入された前記弾性型容器を冷間等方圧縮装
置に装入し、そして、次いで、前記冷間等方圧縮装置に
より前記原料粉体に対して実質的な1軸圧縮を施すこと
により成形体を得ることに特徴を有するものである。
【0012】この発明の第4の粉体の成形方法は、第1
から第3発明のいずれか1つにおいて、前記1軸圧縮
を、少なくとも2つの圧力値の間を振動する圧力を負荷
することにより行なうことに特徴を有するものである。
から第3発明のいずれか1つにおいて、前記1軸圧縮
を、少なくとも2つの圧力値の間を振動する圧力を負荷
することにより行なうことに特徴を有するものである。
【0013】この発明の第5の粉体の成形方法は、第1
から第4発明のいずれか1つにおいて、前記原料粉体
が、金属粉体、セラミックス粉体、または、金属粉体と
セラミックス粉体との混合物を90 wt.%以上含む粉体
であり、且つ、前記充填口隣接空間の一部または全部を
占有する前記原料粉体の量が、前記剛性型のキャビティ
の体積の5〜100%の範囲内にあることに特徴を有す
るものである。
から第4発明のいずれか1つにおいて、前記原料粉体
が、金属粉体、セラミックス粉体、または、金属粉体と
セラミックス粉体との混合物を90 wt.%以上含む粉体
であり、且つ、前記充填口隣接空間の一部または全部を
占有する前記原料粉体の量が、前記剛性型のキャビティ
の体積の5〜100%の範囲内にあることに特徴を有す
るものである。
【0014】この発明の第6の粉体の成形方法は、第2
から第5発明のいずれか1つにおいて、前記1軸圧縮に
おける圧力の上限値が、20〜5000kgf/cm2 の範囲
内にあり、且つ、前記圧力の振動範囲が前記圧力の上限
値の0〜70%から前記上限値までにあることに特徴を
有するものである。
から第5発明のいずれか1つにおいて、前記1軸圧縮に
おける圧力の上限値が、20〜5000kgf/cm2 の範囲
内にあり、且つ、前記圧力の振動範囲が前記圧力の上限
値の0〜70%から前記上限値までにあることに特徴を
有するものである。
【0015】この発明の第7の粉体の成形方法は、第2
または第3発明において、前記剛性型が黒鉛製であり、
前記1軸圧縮が、少なくとも2つの圧力値の間を振動す
る圧力を負荷することにより行ない、且つ、前記圧力の
上限値は20〜500kgf/cm2 の範囲内にあり、前記圧
力の振動範囲が前記圧力の上限値(20〜500kgf/cm
2 の範囲内の一定値)の0〜70%から前記上限値まで
にあり、そして、このようにして定まった振動する前記
圧力を少なくとも5サイクル以上負荷することに特徴を
有するものである。
または第3発明において、前記剛性型が黒鉛製であり、
前記1軸圧縮が、少なくとも2つの圧力値の間を振動す
る圧力を負荷することにより行ない、且つ、前記圧力の
上限値は20〜500kgf/cm2 の範囲内にあり、前記圧
力の振動範囲が前記圧力の上限値(20〜500kgf/cm
2 の範囲内の一定値)の0〜70%から前記上限値まで
にあり、そして、このようにして定まった振動する前記
圧力を少なくとも5サイクル以上負荷することに特徴を
有するものである。
【0016】
1軸圧縮 この発明においては、冷間等方圧縮装置を用いて、剛性
型内の原料粉体に対して、等方圧縮ではなく実質的な1
軸圧縮を施すので、剛性型内のキャビティ形状を忠実に
転写でき、目標の形状および寸法に対して精度よい成形
体を得ることができる。剛性型に原料粉体を充填し、得
られた剛性型を弾性型容器に収納して密封し、得られた
弾性型容器を冷間等方圧縮装置に装入して等方圧縮を施
すと、原料粉体に対しては実質的な1軸圧縮が施され
る。
型内の原料粉体に対して、等方圧縮ではなく実質的な1
軸圧縮を施すので、剛性型内のキャビティ形状を忠実に
転写でき、目標の形状および寸法に対して精度よい成形
体を得ることができる。剛性型に原料粉体を充填し、得
られた剛性型を弾性型容器に収納して密封し、得られた
弾性型容器を冷間等方圧縮装置に装入して等方圧縮を施
すと、原料粉体に対しては実質的な1軸圧縮が施され
る。
【0017】剛性型の粉体充填口に隣接する外部空間の
原料粉体による占有 この発明においては、1個または複数個の粉体充填口を
有する剛性型のキャビティに原料粉体を充填し、原料粉
体が1軸圧縮されて圧密化されるに伴って必要とされる
原料粉体がキャビティに自動的に補給される。このため
に、剛性型の外側部分で粉体充填口に通じて隣接する部
分(以下、「充填口外部空間」という)に、更に、所定
量の原料粉体を占有させておく。
原料粉体による占有 この発明においては、1個または複数個の粉体充填口を
有する剛性型のキャビティに原料粉体を充填し、原料粉
体が1軸圧縮されて圧密化されるに伴って必要とされる
原料粉体がキャビティに自動的に補給される。このため
に、剛性型の外側部分で粉体充填口に通じて隣接する部
分(以下、「充填口外部空間」という)に、更に、所定
量の原料粉体を占有させておく。
【0018】原料粉体の種類と構成 粉体は、粉末冶金、セラミックスの製造、金属・セラミ
ックス複合材料の製造原料に供されるものであれば特に
制限されない。
ックス複合材料の製造原料に供されるものであれば特に
制限されない。
【0019】金属としては、例えば、鉄、合金鋼、コバ
ルト、コバルト合金、ニッケル、ニッケル合金、クロ
ム、クロム合金、マグネシウム、マグネシウム合金、ア
ルミニウム、アルミニウム合金、ケイ素、チタン、チタ
ン合金、ジルコニウム、ジルコニウム合金、モリブデ
ン、モリブデン合金、タングステン、タングステン合金
等が適する。
ルト、コバルト合金、ニッケル、ニッケル合金、クロ
ム、クロム合金、マグネシウム、マグネシウム合金、ア
ルミニウム、アルミニウム合金、ケイ素、チタン、チタ
ン合金、ジルコニウム、ジルコニウム合金、モリブデ
ン、モリブデン合金、タングステン、タングステン合金
等が適する。
【0020】セラミックスとしては、酸化物、窒化物、
炭化物、ホウ化物、ケイ化物および炭素が適する。
炭化物、ホウ化物、ケイ化物および炭素が適する。
【0021】酸化物としては、例えば、Al2 O3 、C
aO、Cr2 O3 、HfO2 、La2O3 、MgO、S
iO2 、TiO2 、Y2 O3 、ZrO2 、および、上記
それぞれの酸化物同士の複合酸化物が適する。
aO、Cr2 O3 、HfO2 、La2O3 、MgO、S
iO2 、TiO2 、Y2 O3 、ZrO2 、および、上記
それぞれの酸化物同士の複合酸化物が適する。
【0022】窒化物としては、例えば、AlN、AlO
N、BN、Cr2 N、HfN、Si3 N4 、Si2 ON
2 、TiNおよびZrNが適する。
N、BN、Cr2 N、HfN、Si3 N4 、Si2 ON
2 、TiNおよびZrNが適する。
【0023】炭化物としては、例えば、Al4 C3 、B
4 C、Cr3 C2 、Cr7 C3 、SiC、TiC、Zr
CおよびWCが適する。
4 C、Cr3 C2 、Cr7 C3 、SiC、TiC、Zr
CおよびWCが適する。
【0024】ホウ化物としては、例えば、AlB2 、C
rB、CrB2 、TiB2 および(TiZr)B2 が適
する。
rB、CrB2 、TiB2 および(TiZr)B2 が適
する。
【0025】ケイ化物としては、例えば、CaSi2 、
CrSi2 、MoSi2 、TiSi2 およびWSi2 が
適する。
CrSi2 、MoSi2 、TiSi2 およびWSi2 が
適する。
【0026】また、CaCO3 、MgCO3 ・CaCO
3 のような炭酸塩やMg(OH)2のような水酸化物で
あってもよい。
3 のような炭酸塩やMg(OH)2のような水酸化物で
あってもよい。
【0027】そして、粉体は、上記物質の単一粉体でも
よく、また、これらの混合粉体であってもよい。
よく、また、これらの混合粉体であってもよい。
【0028】この発明における粉体には、有機物が添加
されてもよい。有機物添加の目的は、例えば、流動性の
悪い微粒子粉体を流動性のよい顆粒にするため、あるい
は、成形体の強度を向上させるためのバインダー等であ
り、各種ワックスや各種樹脂が適する。
されてもよい。有機物添加の目的は、例えば、流動性の
悪い微粒子粉体を流動性のよい顆粒にするため、あるい
は、成形体の強度を向上させるためのバインダー等であ
り、各種ワックスや各種樹脂が適する。
【0029】樹脂としては、フェノール樹脂のように炭
素を残留させるものであってもよい。また、同様の目的
で、水分や有機溶剤を添加してもよい。有機溶剤として
は、例えば、メタノール、エタノールおよびイソ−プロ
パノール等の低級アルコールが適する。
素を残留させるものであってもよい。また、同様の目的
で、水分や有機溶剤を添加してもよい。有機溶剤として
は、例えば、メタノール、エタノールおよびイソ−プロ
パノール等の低級アルコールが適する。
【0030】有機物の添加量は、目的を達成する範囲内
で少ない方がよい。10 wt.%以上では成品の特性発揮
を期待する主原料である金属、セラミックス、または、
金属とセラミックスとの混合物の密度が低くなり、粉体
成形後の焼結過程において焼結が阻害される等の欠点が
顕著となるので望ましくない。即ち、有機物の添加量は
10 wt.%未満が望ましい。従って、粉体としては、金
属、セラミックス、または、金属とセラミックスとの混
合物を90 wt.%以上含むものが望ましい。
で少ない方がよい。10 wt.%以上では成品の特性発揮
を期待する主原料である金属、セラミックス、または、
金属とセラミックスとの混合物の密度が低くなり、粉体
成形後の焼結過程において焼結が阻害される等の欠点が
顕著となるので望ましくない。即ち、有機物の添加量は
10 wt.%未満が望ましい。従って、粉体としては、金
属、セラミックス、または、金属とセラミックスとの混
合物を90 wt.%以上含むものが望ましい。
【0031】剛性型 剛性型は、適用される液圧の範囲内において、その収縮
および変形を無視することができる性質を有する型を指
す。この剛性型は外部から液圧により支持されるので、
1軸プレス用の型と比べて小型軽量のものでよい。その
材質としては、例えば、工具鋼、ジュラルミンおよび黒
鉛が適する。
および変形を無視することができる性質を有する型を指
す。この剛性型は外部から液圧により支持されるので、
1軸プレス用の型と比べて小型軽量のものでよい。その
材質としては、例えば、工具鋼、ジュラルミンおよび黒
鉛が適する。
【0032】工具鋼の剛性型は肉厚を十分大きくすれば
5000kgf/cm2 までの液圧に耐える。また、ジュラル
ミンにより2000kgf/cm2 までの液圧に耐える剛性型
を作ることができ、黒鉛により500kgf/cm2 までの液
圧に耐える剛性型を作ることができる。このうち、黒鉛
はこのように耐圧に制限があるが、軽量で持ち運びが容
易であり、機械加工が容易であり、且つ、自己潤滑性を
有するので、粉体の均一な圧密に好都合であり、離型も
容易であるという特徴を有する。
5000kgf/cm2 までの液圧に耐える。また、ジュラル
ミンにより2000kgf/cm2 までの液圧に耐える剛性型
を作ることができ、黒鉛により500kgf/cm2 までの液
圧に耐える剛性型を作ることができる。このうち、黒鉛
はこのように耐圧に制限があるが、軽量で持ち運びが容
易であり、機械加工が容易であり、且つ、自己潤滑性を
有するので、粉体の均一な圧密に好都合であり、離型も
容易であるという特徴を有する。
【0033】剛性型は、少なくとも1個の粉体充填口を
必要とするが、特に個数を限定するものではない。成形
体の形状によって、粉体の充填を容易にするように個数
を決定する。この粉体充填口より、金属または/および
セラミックスを90 wt.%以上含む粉体を充填する。こ
のとき、充填を容易に行なうために、例えば、剛性型を
振動テーブルに載せて振動を与えつつ充填してもよい。
また、棒状バイブレーターで剛性型に振動を与えてもよ
いし、あるいは、充填口から直接、粉体にバイブレータ
ーを接触させて振動を与えてもよい。
必要とするが、特に個数を限定するものではない。成形
体の形状によって、粉体の充填を容易にするように個数
を決定する。この粉体充填口より、金属または/および
セラミックスを90 wt.%以上含む粉体を充填する。こ
のとき、充填を容易に行なうために、例えば、剛性型を
振動テーブルに載せて振動を与えつつ充填してもよい。
また、棒状バイブレーターで剛性型に振動を与えてもよ
いし、あるいは、充填口から直接、粉体にバイブレータ
ーを接触させて振動を与えてもよい。
【0034】充填口外部空間の堆積粉体の占有体積 次いで、剛性型のキャビティ容積の5〜100%の範囲
内の体積の粉体の堆積層を充填口外部空間に占有させる
(以下、「充填口外部粉体」という)。堆積層の充填密
度については、特に限定するものではないが、CIP装
置の効率的利用の観点から、充填密度は大きい方が望ま
しい。この発明にいおては、CIPによって、この充填
口外部粉体の一部または全部がキャビティ内に補給され
るが、充填口外部粉体が過少だと、キャビティ内への粉
体補給不足をきたし、所望の成形体形状を得ることがで
きない。一方、充填口外部粉体が過多だと、成形体の形
成に寄与しない粉体が発生し、材料歩留が低下する。従
って、充填口外部粉体の体積は、剛性型のキャビティの
容積の5〜100%の範囲内であることが望ましい。
内の体積の粉体の堆積層を充填口外部空間に占有させる
(以下、「充填口外部粉体」という)。堆積層の充填密
度については、特に限定するものではないが、CIP装
置の効率的利用の観点から、充填密度は大きい方が望ま
しい。この発明にいおては、CIPによって、この充填
口外部粉体の一部または全部がキャビティ内に補給され
るが、充填口外部粉体が過少だと、キャビティ内への粉
体補給不足をきたし、所望の成形体形状を得ることがで
きない。一方、充填口外部粉体が過多だと、成形体の形
成に寄与しない粉体が発生し、材料歩留が低下する。従
って、充填口外部粉体の体積は、剛性型のキャビティの
容積の5〜100%の範囲内であることが望ましい。
【0035】弾性型容器の種類 弾性型容器は、粉体が充填された剛性型と充填口外部粉
体とを収納するための、弾性を有する容器である。弾性
型容器の形態は、軟質の袋であってもよいし、また、保
形性を有する蓋付きの容器であってもよい。その材質は
特に限定しないが、例えば、天然ゴム、または、スチレ
ン−ブタジエンゴム、ポリイソプレン、イソブチレンイ
ソプレンゴム、シリコーンゴムおよびウレタンゴム等の
合成ゴムが適する。
体とを収納するための、弾性を有する容器である。弾性
型容器の形態は、軟質の袋であってもよいし、また、保
形性を有する蓋付きの容器であってもよい。その材質は
特に限定しないが、例えば、天然ゴム、または、スチレ
ン−ブタジエンゴム、ポリイソプレン、イソブチレンイ
ソプレンゴム、シリコーンゴムおよびウレタンゴム等の
合成ゴムが適する。
【0036】このような弾性型容器内に、所定の粉体が
充填された剛性型および充填口外部粉体とを収納し密封
する。なお、密封前に弾性型容器内部を真空吸引により
脱気することが望ましい。これにより、CIPの負荷過
程において粉体を構成する粒子の間隙にある気体が圧縮
され、次いで、負荷除去過程においてこの気体が膨張
し、成形体の破損を引き起こすのを防止することができ
る。
充填された剛性型および充填口外部粉体とを収納し密封
する。なお、密封前に弾性型容器内部を真空吸引により
脱気することが望ましい。これにより、CIPの負荷過
程において粉体を構成する粒子の間隙にある気体が圧縮
され、次いで、負荷除去過程においてこの気体が膨張
し、成形体の破損を引き起こすのを防止することができ
る。
【0037】冷間等方圧縮装置(CIP装置) 上述したように調製された弾性型容器が装入される圧力
容器は、CIP装置の一部を構成するものであって、公
知の圧力容器を適用することができる。液圧を負荷する
液体としては、水、油、水・油エマルジョン等公知のも
のでよい。CIP装置の液圧を負荷することにより、C
IP装置に装入された剛性型内の粉体は、粉体充填口か
ら充填口外部粉体を介して加圧され、圧密が進行して体
積が減るので、充填口外部粉体の一部がキャビティ内部
へ移動する。この方法には下記問題点がある。
容器は、CIP装置の一部を構成するものであって、公
知の圧力容器を適用することができる。液圧を負荷する
液体としては、水、油、水・油エマルジョン等公知のも
のでよい。CIP装置の液圧を負荷することにより、C
IP装置に装入された剛性型内の粉体は、粉体充填口か
ら充填口外部粉体を介して加圧され、圧密が進行して体
積が減るので、充填口外部粉体の一部がキャビティ内部
へ移動する。この方法には下記問題点がある。
【0038】少なくとも2つの圧力値の間を振動する圧
力の負荷 即ち、液圧を除去すると圧縮された粉体層に復元力が働
き、この過程で粉体層に亀裂が発生することである。こ
れに対して、本発明者は、液圧の振動を繰り返すことに
より、この亀裂を修復することができることを見い出し
たのである。望ましい負荷液圧の振動方法は、液圧の上
限値を20〜5000kgf/cm2 の範囲内とし、液圧の振
動範囲を、上記液圧の上限値の0〜70%から前記上限
値までの範囲内とし、また、このような液圧条件下で5
サイクル以上の液圧を負荷することである。下記に更に
詳細に述べる。
力の負荷 即ち、液圧を除去すると圧縮された粉体層に復元力が働
き、この過程で粉体層に亀裂が発生することである。こ
れに対して、本発明者は、液圧の振動を繰り返すことに
より、この亀裂を修復することができることを見い出し
たのである。望ましい負荷液圧の振動方法は、液圧の上
限値を20〜5000kgf/cm2 の範囲内とし、液圧の振
動範囲を、上記液圧の上限値の0〜70%から前記上限
値までの範囲内とし、また、このような液圧条件下で5
サイクル以上の液圧を負荷することである。下記に更に
詳細に述べる。
【0039】液圧の上限値については、これが20kgf/
cm2 未満では、圧密が不十分であり、望ましくない。一
方、液圧の上限値が5000kgf/cm2 を超えても、液圧
上昇による圧密効果が飽和する。従って、液圧の上限値
を20〜5000kgf/cm2 の範囲内にすることが望まし
い。
cm2 未満では、圧密が不十分であり、望ましくない。一
方、液圧の上限値が5000kgf/cm2 を超えても、液圧
上昇による圧密効果が飽和する。従って、液圧の上限値
を20〜5000kgf/cm2 の範囲内にすることが望まし
い。
【0040】液圧の振動範囲について具体例で説明する
と、例えば、液圧の上限値が20kgf/cm2 の場合は、振
動幅は6〜20kgf/cm2 であって下限値は0〜14kgf/
cm2、液圧の上限値が300kgf/cm2 の場合は、振動幅
は90〜300kgf/cm2 であって下限値は0〜210kg
f/cm2 、液圧の上限値が5000kgf/cm2 の場合は、振
動幅は1500〜5000kgf/cm2 であって下限値は0
〜3500kgf/cm2 となる。
と、例えば、液圧の上限値が20kgf/cm2 の場合は、振
動幅は6〜20kgf/cm2 であって下限値は0〜14kgf/
cm2、液圧の上限値が300kgf/cm2 の場合は、振動幅
は90〜300kgf/cm2 であって下限値は0〜210kg
f/cm2 、液圧の上限値が5000kgf/cm2 の場合は、振
動幅は1500〜5000kgf/cm2 であって下限値は0
〜3500kgf/cm2 となる。
【0041】本発明者は、初期の減圧で亀裂が発生する
のに十分な低いレベルまで液圧を下げ、再加圧によって
亀裂の修復を図ることを繰り返すことにより、除荷して
も亀裂が発生しなくなることを見い出し、除荷したとき
の液圧の振動幅が負荷液圧の上限値の70%を超える
と、減圧が不十分で亀裂の発生が見られず、そのために
CIP終了後に亀裂が発生し易い。従って、液圧の振動
範囲の下限値を、液圧振動範囲の上限値の70%以下と
することが望ましい。
のに十分な低いレベルまで液圧を下げ、再加圧によって
亀裂の修復を図ることを繰り返すことにより、除荷して
も亀裂が発生しなくなることを見い出し、除荷したとき
の液圧の振動幅が負荷液圧の上限値の70%を超える
と、減圧が不十分で亀裂の発生が見られず、そのために
CIP終了後に亀裂が発生し易い。従って、液圧の振動
範囲の下限値を、液圧振動範囲の上限値の70%以下と
することが望ましい。
【0042】このようにして、成形体の亀裂を修復する
ためには、成形体に対して負荷する振動液圧が5サイク
ル未満では、亀裂後の修復が十分でない場合がある。従
って、亀裂を修復するためには、上記液圧条件下で、5
サイクル以上の振動液圧を負荷することが望ましい。な
お、このような亀裂は成形体には認められないが、焼結
後に発生することもあるので、一層望ましくは10サイ
クル以上負荷するのがよい。
ためには、成形体に対して負荷する振動液圧が5サイク
ル未満では、亀裂後の修復が十分でない場合がある。従
って、亀裂を修復するためには、上記液圧条件下で、5
サイクル以上の振動液圧を負荷することが望ましい。な
お、このような亀裂は成形体には認められないが、焼結
後に発生することもあるので、一層望ましくは10サイ
クル以上負荷するのがよい。
【0043】
【実施例】次に、この発明を実施例により更に詳細に説
明する。本発明法および比較法のそれぞれにより、アル
ミナ製ノズルを成形した。
明する。本発明法および比較法のそれぞれにより、アル
ミナ製ノズルを成形した。
【0044】(実施例)図1は、本発明法により成形
し、そして、完成させたアルミナ製ノズル成品の形態を
示す概略斜視図を示し、図2は、図1のA−A線断面図
である。アルミナ製ノズル7の入口径D1 は91mm、
出口径D2 は20mm、長さH0 は92mmであり、ノ
ズル孔6は入口から出口に向かって滑らかな曲線状で絞
られている。
し、そして、完成させたアルミナ製ノズル成品の形態を
示す概略斜視図を示し、図2は、図1のA−A線断面図
である。アルミナ製ノズル7の入口径D1 は91mm、
出口径D2 は20mm、長さH0 は92mmであり、ノ
ズル孔6は入口から出口に向かって滑らかな曲線状で絞
られている。
【0045】図3は、この発明の方法により、図1およ
び2に示したアルミナ製ノズル成品を成形する状況を説
明するための、剛性型、弾性型容器および原料粉体の概
略縦断面図であり、CIP装置に装入する直前の弾性型
容器等の調製体Pを示す。図3において、1は剛性型、
2は弾性型容器、3は粉体充填口、4は剛性型のキャビ
ティに充填された原料のアルミナ粉、そして、4aはア
ルミナ粉体の堆積からなる充填口外部粉体である。
び2に示したアルミナ製ノズル成品を成形する状況を説
明するための、剛性型、弾性型容器および原料粉体の概
略縦断面図であり、CIP装置に装入する直前の弾性型
容器等の調製体Pを示す。図3において、1は剛性型、
2は弾性型容器、3は粉体充填口、4は剛性型のキャビ
ティに充填された原料のアルミナ粉、そして、4aはア
ルミナ粉体の堆積からなる充填口外部粉体である。
【0046】図4は、図3に示した調製体PをCIP装
置に装入し、次いで、等方圧縮負荷を作用させた後、C
IP装置から取出し、弾性型容器を除去したものの状態
を示す概略縦断面図である。
置に装入し、次いで、等方圧縮負荷を作用させた後、C
IP装置から取出し、弾性型容器を除去したものの状態
を示す概略縦断面図である。
【0047】(実施例−1) 剛性型 図3および4に示すように、剛性型1は、外型1aと中
子1bとから構成されており、外型1aは、内径が
L1 :122mmからL2 :92mmまで直線的に減少
し、一方、外径L3 が一定値142mm、全高H2 が1
02mm、そして、内高、即ち、剛性型のキャビティ深
さH1 が92mmである。なお、剛性型のキャビティ深
さH1 はノズルの長さH0 と実質的に同一である。外型
1aの中に中子1bが同図のように配置されている。更
に、剛性型1はノズル孔6の出口6a相当位置側の端部
に、円環状の粉体充填口3を1個有する。このような剛
性型1を炭素工具鋼で製作して使用した。
子1bとから構成されており、外型1aは、内径が
L1 :122mmからL2 :92mmまで直線的に減少
し、一方、外径L3 が一定値142mm、全高H2 が1
02mm、そして、内高、即ち、剛性型のキャビティ深
さH1 が92mmである。なお、剛性型のキャビティ深
さH1 はノズルの長さH0 と実質的に同一である。外型
1aの中に中子1bが同図のように配置されている。更
に、剛性型1はノズル孔6の出口6a相当位置側の端部
に、円環状の粉体充填口3を1個有する。このような剛
性型1を炭素工具鋼で製作して使用した。
【0048】剛性型へのアルミナ粉体の充填および弾性
型容器への収納 上記の剛性型1を粉体充填口3を上にした状態で振動テ
ーブル(図示せず)に配載し、325メッシュ通過の平
均粒径8μm のアルミナ粉体4に振動を与えながらこれ
を粉体充填口3から剛性型1に充填した。更に、充填口
外部空間4bに、手で押し固めたアルミナ粉体4の充填
口外部堆積層4aを、剛性型1のキャビティ体積の約1
5%だけ形成させた。キャビティと充填口外部空間との
占有に用いたアルミナ粉体の合計重量は、2221gで
あった。このようにして調製されたアルミナ原料粉体と
剛性型1との剛性型調製体を弾性型容器2に収納した。
型容器への収納 上記の剛性型1を粉体充填口3を上にした状態で振動テ
ーブル(図示せず)に配載し、325メッシュ通過の平
均粒径8μm のアルミナ粉体4に振動を与えながらこれ
を粉体充填口3から剛性型1に充填した。更に、充填口
外部空間4bに、手で押し固めたアルミナ粉体4の充填
口外部堆積層4aを、剛性型1のキャビティ体積の約1
5%だけ形成させた。キャビティと充填口外部空間との
占有に用いたアルミナ粉体の合計重量は、2221gで
あった。このようにして調製されたアルミナ原料粉体と
剛性型1との剛性型調製体を弾性型容器2に収納した。
【0049】弾性型容器2は、ウレタンゴム製のゴム型
であり、弾性型容器本体2aと弾性型容器蓋2bとから
なっている。弾性型容器2の外径L4 は162mm、全
高H3 は138mmであり、内径および内高は上記剛性
型調製体がスムーズに収納されうる寸法である。弾性型
容器2内に剛性型調製体を収納した後、弾性型容器本体
2aと弾性型容器蓋2bとの嵌合部にビニールテープ5
を巻いて弾性型容器2を密閉した。次いで、このように
して得られた弾性型容器調製体Pを、CIP装置に装入
してアルミナ製ノズルを成形した。
であり、弾性型容器本体2aと弾性型容器蓋2bとから
なっている。弾性型容器2の外径L4 は162mm、全
高H3 は138mmであり、内径および内高は上記剛性
型調製体がスムーズに収納されうる寸法である。弾性型
容器2内に剛性型調製体を収納した後、弾性型容器本体
2aと弾性型容器蓋2bとの嵌合部にビニールテープ5
を巻いて弾性型容器2を密閉した。次いで、このように
して得られた弾性型容器調製体Pを、CIP装置に装入
してアルミナ製ノズルを成形した。
【0050】CIP装置による1軸圧縮成形 CIP装置内に装入された弾性型容器2に、水・油エマ
ルジョンにより液圧を負荷した。 (1)先ず、液圧を20kgf/cm2 に昇圧して5秒保持した
後、1000kgf/cm2 まで昇圧し、5秒保持した後20
kgf/cm2 まで減圧した。この操作を5回繰り返した。 (2)次いで、液圧を20kgf/cm2 で5秒保持した後、2
000kgf/cm2 まで昇圧し、5秒保持した後20kgf/cm
2 まで減圧した。この操作を5回繰り返した。 (3)次いで、液圧を20kgf/cm2 で5秒保持した後、3
000kgf/cm2 まで昇圧し、5秒保持した後20kgf/cm
2 まで減圧した。この操作を5回繰り返した。 (4)次いで、液圧を20kgf/cm2 で5秒保持した後、4
000kgf/cm2 まで昇圧し、5秒保持した後20kgf/cm
2 まで減圧した。この操作を5回繰り返した。 (5)次いで、液圧を20kgf/cm2 で5秒保持した後、5
000kgf/cm2 まで昇圧し、5秒保持した後20kgf/cm
2 まで減圧した。この操作を5回繰り返した。 (6)次いで、液圧を20kgf/cm2 で5秒保持した後、4
000kgf/cm2 まで昇圧し、5秒保持した後20kgf/cm
2 まで減圧した。この操作を5回繰り返した。 (7)次いで、液圧を20kgf/cm2 で5秒保持した後、3
000kgf/cm2 まで昇圧し、5秒保持した後20kgf/cm
2 まで減圧した。この操作を5回繰り返した。 (8)次いで、液圧を20kgf/cm2 で5秒保持した後、2
000kgf/cm2 まで昇圧し、5秒保持した後20kgf/cm
2 まで減圧した。この操作を5回繰り返した。 (9)次いで、液圧を20kgf/cm2 で5秒保持した後、1
000kgf/cm2 まで昇圧し、5秒保持した後20kgf/cm
2 まで減圧した。この操作を5回繰り返した。 (10) 次いで、液圧を20kgf/cm2 で5秒保持した後、
大気圧まで戻して処理物をCIP装置から取り出した。
ルジョンにより液圧を負荷した。 (1)先ず、液圧を20kgf/cm2 に昇圧して5秒保持した
後、1000kgf/cm2 まで昇圧し、5秒保持した後20
kgf/cm2 まで減圧した。この操作を5回繰り返した。 (2)次いで、液圧を20kgf/cm2 で5秒保持した後、2
000kgf/cm2 まで昇圧し、5秒保持した後20kgf/cm
2 まで減圧した。この操作を5回繰り返した。 (3)次いで、液圧を20kgf/cm2 で5秒保持した後、3
000kgf/cm2 まで昇圧し、5秒保持した後20kgf/cm
2 まで減圧した。この操作を5回繰り返した。 (4)次いで、液圧を20kgf/cm2 で5秒保持した後、4
000kgf/cm2 まで昇圧し、5秒保持した後20kgf/cm
2 まで減圧した。この操作を5回繰り返した。 (5)次いで、液圧を20kgf/cm2 で5秒保持した後、5
000kgf/cm2 まで昇圧し、5秒保持した後20kgf/cm
2 まで減圧した。この操作を5回繰り返した。 (6)次いで、液圧を20kgf/cm2 で5秒保持した後、4
000kgf/cm2 まで昇圧し、5秒保持した後20kgf/cm
2 まで減圧した。この操作を5回繰り返した。 (7)次いで、液圧を20kgf/cm2 で5秒保持した後、3
000kgf/cm2 まで昇圧し、5秒保持した後20kgf/cm
2 まで減圧した。この操作を5回繰り返した。 (8)次いで、液圧を20kgf/cm2 で5秒保持した後、2
000kgf/cm2 まで昇圧し、5秒保持した後20kgf/cm
2 まで減圧した。この操作を5回繰り返した。 (9)次いで、液圧を20kgf/cm2 で5秒保持した後、1
000kgf/cm2 まで昇圧し、5秒保持した後20kgf/cm
2 まで減圧した。この操作を5回繰り返した。 (10) 次いで、液圧を20kgf/cm2 で5秒保持した後、
大気圧まで戻して処理物をCIP装置から取り出した。
【0051】成形体 このようにして、CIP装置を用いて、アルミナ粉体に
対して実質的に1軸圧縮成形を施された処理物から、弾
性型容器2のゴム型を除去した(図4参照)。次いで、
このようにして1軸圧縮成形されたアルミナの充填口外
部堆積層4a’を削り取り、剛性型2を除去して、図1
および2に示したようなアルミナ製ノズル7の成形体を
得た。このようにして得られた成形体の完成品の重量は
1931gであった。成形体の表面状態、形状および寸
法はいずれも良好であり、原料粉体からの成形体歩留も
良好であった。
対して実質的に1軸圧縮成形を施された処理物から、弾
性型容器2のゴム型を除去した(図4参照)。次いで、
このようにして1軸圧縮成形されたアルミナの充填口外
部堆積層4a’を削り取り、剛性型2を除去して、図1
および2に示したようなアルミナ製ノズル7の成形体を
得た。このようにして得られた成形体の完成品の重量は
1931gであった。成形体の表面状態、形状および寸
法はいずれも良好であり、原料粉体からの成形体歩留も
良好であった。
【0052】(実施例−2) 剛性型 図3および4に示した実施例1で使用した剛性型1と同
じ形状・寸法であって、嵩密度1.98g/cm3 の黒
鉛で剛性型1を製作して使用した。
じ形状・寸法であって、嵩密度1.98g/cm3 の黒
鉛で剛性型1を製作して使用した。
【0053】剛性型へのアルミナ粉体の充填および弾性
型容器への収納 上記の剛性型1を粉体充填口3を上にした状態で振動テ
ーブル(図示せず)に配載し、325メッシュ通過の平
均粒径8μm のアルミナ粉体4に振動を与えながらこれ
を粉体充填口3から装入し充填した。更に、充填口外部
空間4bに、手で押し固めたアルミナ粉体4の充填口外
部堆積層4aを、剛性型1のキャビティ体積の約15%
だけ形成させた。キャビティと充填口外部空間との占有
に用いたアルミナ粉体の合計重量は、2001gであっ
た。このようにして調製されたアルミナ原料粉体と剛性
型1との剛性型調製体を弾性型容器2に収納した。
型容器への収納 上記の剛性型1を粉体充填口3を上にした状態で振動テ
ーブル(図示せず)に配載し、325メッシュ通過の平
均粒径8μm のアルミナ粉体4に振動を与えながらこれ
を粉体充填口3から装入し充填した。更に、充填口外部
空間4bに、手で押し固めたアルミナ粉体4の充填口外
部堆積層4aを、剛性型1のキャビティ体積の約15%
だけ形成させた。キャビティと充填口外部空間との占有
に用いたアルミナ粉体の合計重量は、2001gであっ
た。このようにして調製されたアルミナ原料粉体と剛性
型1との剛性型調製体を弾性型容器2に収納した。
【0054】弾性型容器2は、ウレタンゴム製のゴム型
であり、弾性型容器本体2aと弾性型容器蓋2bとから
なっている。弾性型容器2の外径L4 は162mm、全
高H 3 は138mmであり、内径および内高は上記剛性
型調製体がスムーズに収納されうる寸法である。弾性型
容器2内に剛性型調製体を収納した後、弾性型容器本体
2aと弾性型容器蓋2bとの嵌合部にビニールテープ5
を巻いて弾性型容器2を密閉した。次いで、このように
して得られた弾性型容器調製体Pを、CIP装置に装入
してアルミナ製ノズルを成形した。
であり、弾性型容器本体2aと弾性型容器蓋2bとから
なっている。弾性型容器2の外径L4 は162mm、全
高H 3 は138mmであり、内径および内高は上記剛性
型調製体がスムーズに収納されうる寸法である。弾性型
容器2内に剛性型調製体を収納した後、弾性型容器本体
2aと弾性型容器蓋2bとの嵌合部にビニールテープ5
を巻いて弾性型容器2を密閉した。次いで、このように
して得られた弾性型容器調製体Pを、CIP装置に装入
してアルミナ製ノズルを成形した。
【0055】CIP装置による1軸圧縮成形 CIP装置内に装入された弾性型容器2に、水・油エマ
ルジョンにより液圧を負荷した。 (1)先ず、液圧を20kgf/cm2 に昇圧して5秒保持した
後、100kgf/cm2 まで昇圧し、5秒保持した後20kg
f/cm2 まで減圧した。この操作を5回繰り返した。 (2)次いで、液圧を20kgf/cm2 で5秒保持した後、2
00kgf/cm2 まで昇圧し、5秒保持した後20kgf/cm2
まで減圧した。この操作を5回繰り返した。 (3)次いで、液圧を20kgf/cm2 で5秒保持した後、3
00kgf/cm2 まで昇圧し、5秒保持した後20kgf/cm2
まで減圧した。この操作を5回繰り返した。 (4)次いで、液圧を20kgf/cm2 で5秒保持した後、2
00kgf/cm2 まで昇圧し、5秒保持した後20kgf/cm2
まで減圧した。この操作を5回繰り返した。 (5)次いで、液圧を20kgf/cm2 で5秒保持した後、1
00kgf/cm2 まで昇圧し、5秒保持した後20kgf/cm2
まで減圧した。この操作を5回繰り返した。 (6)次いで、液圧を20kgf/cm2 で5秒保持した後、大
気圧まで戻して処理物をCIP装置から取り出した。
ルジョンにより液圧を負荷した。 (1)先ず、液圧を20kgf/cm2 に昇圧して5秒保持した
後、100kgf/cm2 まで昇圧し、5秒保持した後20kg
f/cm2 まで減圧した。この操作を5回繰り返した。 (2)次いで、液圧を20kgf/cm2 で5秒保持した後、2
00kgf/cm2 まで昇圧し、5秒保持した後20kgf/cm2
まで減圧した。この操作を5回繰り返した。 (3)次いで、液圧を20kgf/cm2 で5秒保持した後、3
00kgf/cm2 まで昇圧し、5秒保持した後20kgf/cm2
まで減圧した。この操作を5回繰り返した。 (4)次いで、液圧を20kgf/cm2 で5秒保持した後、2
00kgf/cm2 まで昇圧し、5秒保持した後20kgf/cm2
まで減圧した。この操作を5回繰り返した。 (5)次いで、液圧を20kgf/cm2 で5秒保持した後、1
00kgf/cm2 まで昇圧し、5秒保持した後20kgf/cm2
まで減圧した。この操作を5回繰り返した。 (6)次いで、液圧を20kgf/cm2 で5秒保持した後、大
気圧まで戻して処理物をCIP装置から取り出した。
【0056】成形体 このようにして、CIP装置を用いて、アルミナ粉体に
対して実質的に1軸圧縮成形を施された処理物から、弾
性型容器2のゴム型を除去した(図4参照)。次いで、
このようにして1軸圧縮成形されたアルミナの充填口外
部堆積層4a’を削り取り、剛性型2を除去して、図1
および2に示したようなアルミナ製ノズル7の成形体を
得た。このようにして得られた成形体の完成品の重量は
1740gであった。成形体の表面状態、形状および寸
法はいずれも良好であり、原料粉体からの成形体歩留も
良好であった。
対して実質的に1軸圧縮成形を施された処理物から、弾
性型容器2のゴム型を除去した(図4参照)。次いで、
このようにして1軸圧縮成形されたアルミナの充填口外
部堆積層4a’を削り取り、剛性型2を除去して、図1
および2に示したようなアルミナ製ノズル7の成形体を
得た。このようにして得られた成形体の完成品の重量は
1740gであった。成形体の表面状態、形状および寸
法はいずれも良好であり、原料粉体からの成形体歩留も
良好であった。
【0057】(比較例)図8は、比較法による成形体の
切削部分および切削されて完成したアルミナ製ノズル成
品の形態を示し、ノズル孔の軸線を含む平面で切断した
概略縦断面図である。同図中、破線で示した外形と実線
で示した外形との間の斜線部分が上記の切削部分であ
る。アルミナ製ノズル7の入口径D1 は91mm、出口
径D2 は20mm、長さH0'は92mmであり、ノズル
孔6は入口から出口に向かって滑らかな曲線状で絞られ
ている。
切削部分および切削されて完成したアルミナ製ノズル成
品の形態を示し、ノズル孔の軸線を含む平面で切断した
概略縦断面図である。同図中、破線で示した外形と実線
で示した外形との間の斜線部分が上記の切削部分であ
る。アルミナ製ノズル7の入口径D1 は91mm、出口
径D2 は20mm、長さH0'は92mmであり、ノズル
孔6は入口から出口に向かって滑らかな曲線状で絞られ
ている。
【0058】図9は、比較法により、図8に示したアル
ミナ製ノズルを成形する状況を説明するための、型およ
び原料粉体の概略縦断面図であり、CIP装置に装入す
る直前の、アルミナ粉体が充填された弾性型であるゴム
型調製体Qを示す。図9において、8aはウレタンゴム
製ゴム型本体、8cは炭素工具鋼製のゴム型中子、8b
はウレタンゴム製ゴム型蓋、そして、4は型のキャビテ
ィに充填された原料のアルミナ粉である。
ミナ製ノズルを成形する状況を説明するための、型およ
び原料粉体の概略縦断面図であり、CIP装置に装入す
る直前の、アルミナ粉体が充填された弾性型であるゴム
型調製体Qを示す。図9において、8aはウレタンゴム
製ゴム型本体、8cは炭素工具鋼製のゴム型中子、8b
はウレタンゴム製ゴム型蓋、そして、4は型のキャビテ
ィに充填された原料のアルミナ粉である。
【0059】図10は、図9に示したゴム型調製体Qを
CIP装置に装入し、次いで、等方圧縮負荷を作用させ
た後、CIP装置から取出し、ゴム型本体8aおよびゴ
ム型蓋8bを除去したものの状態を示す概略縦断面図で
ある。
CIP装置に装入し、次いで、等方圧縮負荷を作用させ
た後、CIP装置から取出し、ゴム型本体8aおよびゴ
ム型蓋8bを除去したものの状態を示す概略縦断面図で
ある。
【0060】ゴム型 図9に示すように、ゴム型8は、ゴム型本体8aとゴム
型蓋8bと炭素工具鋼製の中子8cとから構成されてい
る。ゴム型8の内径L3'は142mm、外径L4'は16
2mm、内高、即ち、ゴム型8のキャビティ深さH1'は
92mm、そして全高H3'は138mmである。なお、
ゴム型8のキャビティ深さH1'は、ノズルの長さH0'
(図8参照)と実質的に同一である。更に、ゴム型8は
ノズル孔の出口6a相当位置側の端部に、円環状の粉体
充填口3を1個有する。
型蓋8bと炭素工具鋼製の中子8cとから構成されてい
る。ゴム型8の内径L3'は142mm、外径L4'は16
2mm、内高、即ち、ゴム型8のキャビティ深さH1'は
92mm、そして全高H3'は138mmである。なお、
ゴム型8のキャビティ深さH1'は、ノズルの長さH0'
(図8参照)と実質的に同一である。更に、ゴム型8は
ノズル孔の出口6a相当位置側の端部に、円環状の粉体
充填口3を1個有する。
【0061】ゴム型へのアルミナ粉体の充填 上記のゴム型8を粉体充填口3を上にした状態で振動テ
ーブル(図示せず)に配載し、325メッシュ通過の平
均粒径8μm のアルミナ粉体4に振動を与えながらこれ
を粉体充填口3からゴム型8に充填した。ゴム型8のキ
ャビティを充填した後、更に、充填口外部空間に、手で
押し固めたアルミナ粉体4の充填口外部堆積層4aを形
成させた。次いでゴム型蓋8bを被せた後、ゴム型本体
8aとゴム型8bとの嵌合部にビニールテープ5を巻い
てゴム型8を密閉した。キャビティと充填口外部空間と
の占有に用いたアルミナ粉体の合計重量は、2936g
であった。このようにして調製されたアルミナ原料粉体
とゴム型8とのゴム型調製体QをCIP装置に装入して
アルミナ製ノズルを成形した。
ーブル(図示せず)に配載し、325メッシュ通過の平
均粒径8μm のアルミナ粉体4に振動を与えながらこれ
を粉体充填口3からゴム型8に充填した。ゴム型8のキ
ャビティを充填した後、更に、充填口外部空間に、手で
押し固めたアルミナ粉体4の充填口外部堆積層4aを形
成させた。次いでゴム型蓋8bを被せた後、ゴム型本体
8aとゴム型8bとの嵌合部にビニールテープ5を巻い
てゴム型8を密閉した。キャビティと充填口外部空間と
の占有に用いたアルミナ粉体の合計重量は、2936g
であった。このようにして調製されたアルミナ原料粉体
とゴム型8とのゴム型調製体QをCIP装置に装入して
アルミナ製ノズルを成形した。
【0062】CIP装置による等方圧縮成形 CIP装置内に装入されたゴム型8に、水・油エマルジ
ョンにより従来法で液圧を負荷した。即ち、先ず、液圧
を5000kgf/cm2 まで昇圧して5分保持した後、20
kgf/cm2 まで減圧し、1分保持した後、大気圧まで戻し
て処理物をCIP装置から取り出した。
ョンにより従来法で液圧を負荷した。即ち、先ず、液圧
を5000kgf/cm2 まで昇圧して5分保持した後、20
kgf/cm2 まで減圧し、1分保持した後、大気圧まで戻し
て処理物をCIP装置から取り出した。
【0063】成形体 このようにして、CIP装置を用いて、アルミナ粉体に
対して等方圧縮成形を施された処理物から、ゴム型本体
8aおよびゴム型蓋8bを除去した(図10参照)。次
いで、ゴム型中子8cを除去した。図11はこのように
して得られた成形体の形状を示す概略縦断面図である。
この成形体の重量は2936gであった。これを図11
に示したように削って図2と同一の寸法に仕上げたとこ
ろ、成形体の完成品の重量は1913gであった。
対して等方圧縮成形を施された処理物から、ゴム型本体
8aおよびゴム型蓋8bを除去した(図10参照)。次
いで、ゴム型中子8cを除去した。図11はこのように
して得られた成形体の形状を示す概略縦断面図である。
この成形体の重量は2936gであった。これを図11
に示したように削って図2と同一の寸法に仕上げたとこ
ろ、成形体の完成品の重量は1913gであった。
【0064】成形体の表面状態については、成形体の表
面にゴム型の皺が転写されており、また、形状について
は、成形体の角部に突起が発生し、いずれも本発明法に
より製作された成形体より劣るものであった。所望の形
状・寸法のノズルを削り出すことができる体積はぎりぎ
り確保されたが、ぎりぎりでもアルミナ粉体使用量は多
かった。即ち、アルミナ粉体使用量については、実施例
1の本発明法では2221gであったが、比較法では2
936gと多かった。
面にゴム型の皺が転写されており、また、形状について
は、成形体の角部に突起が発生し、いずれも本発明法に
より製作された成形体より劣るものであった。所望の形
状・寸法のノズルを削り出すことができる体積はぎりぎ
り確保されたが、ぎりぎりでもアルミナ粉体使用量は多
かった。即ち、アルミナ粉体使用量については、実施例
1の本発明法では2221gであったが、比較法では2
936gと多かった。
【0065】
【発明の効果】上述したように、この発明によれば、冷
間等方圧縮装置を用いて剛性型内の原料粉体に対して、
実質的な1軸圧縮を施すことができ、このようにするこ
とによって小型軽量の型を用いて寸法精度の良好な成形
体を得ることができる。従って、成形体の機械加工工程
を軽減ないし省略することができ、しかも、原料粉体か
らの成品歩留が向上する粉体の成形方法を提供すること
ができ、工業上極めて有用な効果がもたらされる。
間等方圧縮装置を用いて剛性型内の原料粉体に対して、
実質的な1軸圧縮を施すことができ、このようにするこ
とによって小型軽量の型を用いて寸法精度の良好な成形
体を得ることができる。従って、成形体の機械加工工程
を軽減ないし省略することができ、しかも、原料粉体か
らの成品歩留が向上する粉体の成形方法を提供すること
ができ、工業上極めて有用な効果がもたらされる。
【図1】本発明法により成形し、そして完成させたアル
ミナ製ノズル成品の形態を示す概略斜視図である。
ミナ製ノズル成品の形態を示す概略斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】この発明の方法によりアルミナ製ノズルを成形
する状況を説明するための、剛性型、弾性型容器および
充填原料粉体の概略縦断面図である。
する状況を説明するための、剛性型、弾性型容器および
充填原料粉体の概略縦断面図である。
【図4】この発明の方法によりアルミナ製ノズルを成型
した後、弾性型容器を除去した状態の剛性型および成形
体を示す概略縦断面図である。
した後、弾性型容器を除去した状態の剛性型および成形
体を示す概略縦断面図である。
【図5】この発明の方法における「充填口外部空間」を
説明する図である。
説明する図である。
【図6】この発明の方法における「充填口外部空間の一
部」を説明する図である。
部」を説明する図である。
【図7】この発明の方法における「充填口外部空間の全
部」を説明する図である。
部」を説明する図である。
【図8】比較法による成形後の切削部分と完成されたア
ルミナ製ノズル成品の形態とを示す概略縦断面図であ
る。
ルミナ製ノズル成品の形態とを示す概略縦断面図であ
る。
【図9】比較法によりアルミナ製ノズルを成形する状況
を説明するための、ゴム型および充填原料粉体の概略縦
断面図である。この発明によるスクラップの予熱装置の
一実施態様を示す系統図である。
を説明するための、ゴム型および充填原料粉体の概略縦
断面図である。この発明によるスクラップの予熱装置の
一実施態様を示す系統図である。
【図10】比較法によりアルミナ製ノズルを成型した
後、ゴム型本体およびゴム型蓋を除去した状態の中子お
よび成形体を示す概略縦断面図である。
後、ゴム型本体およびゴム型蓋を除去した状態の中子お
よび成形体を示す概略縦断面図である。
【図11】比較法により得られた成形体の切削前の形状
を示す概略縦断面図である。
を示す概略縦断面図である。
1 剛性型 1a 外型 1b 中子 1c 型定盤 1d キャビティ 2 弾性型容器 2a 弾性型容器本体 2b 弾性型容器蓋 3 粉体充填口 4 アルミナ粉 4a 充填口外部堆積層 4a’1軸圧縮後の充填口外部堆積層 4b 充填口外部空間 4b’ 充填口外部空間の一部の充填原料粉体 4b” 充填口外部空間の全部の充填原料粉体 5 ビニールテープ 6 ノズル孔 6a 出口 7 ノズル成品 7a ノズル体 8 ゴム型 8a ゴム型本体 8b ゴム型蓋 8c ゴム型中子 P 弾性型容器調製体 Q ゴム型調製体 D1 アルミナ製ノズルの入口径 D2 アルミナ製ノズルの出口径 L1 外型のノズル孔始端の内径 L2 外型のノズル孔終端の内径 L3 外型の外径 L4 弾性型容器の外径 L1' 圧縮成形後のゴム型上端面の外径 L2' 圧縮成形後のゴム型下端面の外径 L3' ゴム型本体の内径 L4' ゴム型本体の外径 H0 ,H0' アルミナ製ノズルの長さ H1 剛性型のキャビティ深さ H2 剛性型の全高 H3 弾性型容器の全高 H1' ゴム型のキャビティ深さ H3' ゴム型の全高
Claims (7)
- 【請求項1】 冷間等方圧縮装置内に剛性型を配置し、
前記剛性型内に充填された原料粉体に対して、前記冷間
等方圧縮装置を用いて実質的な1軸圧縮を施すことによ
り成形体を得ることを特徴とする、粉体の成形方法。 - 【請求項2】 1個または複数個の粉体充填口を有する
剛性型のキャビティに原料粉体を充填し、そして、前記
剛性型の外部にあって前記粉体充填口に通じて隣接する
充填口外部空間の一部または全部を前記原料粉体で充填
し、次いで、このように調製された前記剛性型と前記原
料粉体とからなる調製体を弾性型容器内に封入し、次い
で、このようにして前記調製体が封入された前記弾性型
容器を冷間等方圧縮装置に装入し、そして、次いで、前
記冷間等方圧縮装置により前記原料粉体に対して実質的
な1軸圧縮を施すことにより成形体を得ることを特徴と
する、粉体の成形方法。 - 【請求項3】 弾性型容器内に1個または複数個の粉体
充填口を有する剛性型を装入し、次いで、前記剛性型の
キャビティに原料粉体を充填し、そして、前記剛性型の
外部にあって前記粉体充填口に通じて隣接する充填口外
部空間の一部または全部を前記原料粉体で充填し、次い
で、前記弾性型容器を密封し、次いで、このようにして
前記剛性型と前記原料粉体とが封入された前記弾性型容
器を冷間等方圧縮装置に装入し、そして、次いで、前記
冷間等方圧縮装置により前記原料粉体に対して実質的な
1軸圧縮を施すことにより成形体を得ることを特徴とす
る、粉体の成形方法。 - 【請求項4】 前記1軸圧縮を、少なくとも2つの圧力
値の間を振動する圧力を負荷することにより行なうこと
を特徴とする、請求項1〜3のいずれか1つに記載の粉
体の成形方法。 - 【請求項5】 前記原料粉体は、金属粉体、セラミック
ス粉体、または、金属粉体とセラミックス粉体との混合
物を90 wt.%以上含む粉体であり、且つ、前記充填口
隣接空間の一部または全部を占有する前記原料粉体の量
は、前記剛性型のキャビティの体積の5〜100%の範
囲内にあることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか
1つに記載の粉体の成形方法。 - 【請求項6】 前記1軸圧縮における圧力の上限値は、
20〜5000kgf/cm2 の範囲内にあり、且つ、前記圧
力の振動範囲は、上限値の0〜70%から前記上限値ま
での範囲内にあることを特徴とする、請求項2〜5のい
ずれか1つに記載の粉体の成形方法。 - 【請求項7】 前記剛性型は黒鉛製であり、前記1軸圧
縮は、少なくとも2つの圧力値の間を振動する圧力を負
荷することにより行ない、且つ、前記圧力の上限値は2
0〜500kgf/cm2 の範囲内にあり、前記圧力の振動範
囲は、上限値の0〜70%から前記上限値までの範囲内
にあり、そして、このようにして定まった振動する前記
圧力を少なくとも5サイクル以上負荷することを特徴と
する、請求項2または3記載の粉体の成形方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17287695A JPH091398A (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | 粉体の成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17287695A JPH091398A (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | 粉体の成形方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH091398A true JPH091398A (ja) | 1997-01-07 |
Family
ID=15949952
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17287695A Pending JPH091398A (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | 粉体の成形方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH091398A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100399088C (zh) * | 2005-04-30 | 2008-07-02 | 天津城市建设学院 | 光纤连接器用氧化锆陶瓷套管的制备方法 |
-
1995
- 1995-06-15 JP JP17287695A patent/JPH091398A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100399088C (zh) * | 2005-04-30 | 2008-07-02 | 天津城市建设学院 | 光纤连接器用氧化锆陶瓷套管的制备方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5032352A (en) | Composite body formation of consolidated powder metal part | |
| US4673549A (en) | Method for preparing fully dense, near-net-shaped objects by powder metallurgy | |
| CN1067926C (zh) | 一种粉末材料成形与完全密实的装置及固实方法 | |
| US4927600A (en) | Method for molding of powders | |
| EP2995398B1 (en) | Article manufacturing method from powders | |
| JPS6213306B2 (ja) | ||
| JPS6164801A (ja) | 金属、セラミツクス等の粉体の成形方法 | |
| EP0053618A1 (en) | METHOD FOR PRODUCING Sintered Metal Pressings. | |
| TW400260B (en) | Net shaped dies and molds and method for producing the same | |
| JP5243235B2 (ja) | 金属基複合材料の改善された製造方法 | |
| JPH091398A (ja) | 粉体の成形方法 | |
| US6520242B2 (en) | Process for producing metal/ceramic composite materials | |
| JPH1046211A (ja) | 中子を用いた加圧焼結法 | |
| JP3252899B2 (ja) | 圧粉体成形方法及びその成形装置 | |
| JPH09241704A (ja) | 粉末の冷間静水圧成形による異形成形体の作製方法 | |
| JPH05200711A (ja) | 粉体の成形方法 | |
| BE896207A (fr) | Procede et dispositif de moulage d'une piece creuse par compactage d'une poudre | |
| JPS62109903A (ja) | 粉末のプレス充填法 | |
| JPH05320717A (ja) | 粉末冶金法による異組成複合焼結体の製法 | |
| WO1990001385A1 (en) | Process for making a consolidated body | |
| SE468558B (sv) | Saett att framstaella en keramisk kropp innehaallande bornitrid | |
| JPH07164195A (ja) | 中空部を有する粉末成形体を製造するための静水圧成形用型および粉末成形体の成形方法 | |
| JPH06330104A (ja) | 中空部を有する部材製造用中子の製造方法および中空部を有する部材の製造方法 | |
| JPH02166201A (ja) | 高密度焼結体の製造方法 | |
| JP2023069670A (ja) | 成形体の製造方法、成形体及びスパッタリングターゲット |