JPH09140366A - 食品鮮度保持用ゲル組成物 - Google Patents

食品鮮度保持用ゲル組成物

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JPH09140366A
JPH09140366A JP33278895A JP33278895A JPH09140366A JP H09140366 A JPH09140366 A JP H09140366A JP 33278895 A JP33278895 A JP 33278895A JP 33278895 A JP33278895 A JP 33278895A JP H09140366 A JPH09140366 A JP H09140366A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gel composition
present
allyl isothiocyanate
freshness
food
Prior art date
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Pending
Application number
JP33278895A
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English (en)
Inventor
Hisayuki Nakano
中野久幸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OOKITSUDO KK
REIKOO KK
Original Assignee
OOKITSUDO KK
REIKOO KK
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Publication date
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  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた鮮度保持効果、抗菌性及び消臭性を有
し、主に冷蔵庫内で使用される食品鮮度保持用ゲル組成
物を提供する。 【解決手段】 本発明の食品鮮度保持用ゲル組成物は、
ワサビの香気成分の1種であるイソチオシアン酸アリル
が水性ゲル中において分離することなく均一に分散され
たものであって、このゲル組成物は、イソチオシアン酸
アリル、界面活性剤としてのポリオキシエチレンラウリ
ルエーテル硫酸ナトリウム、及びゲル化剤を含有する。
各成分の好ましい配合割合は、0.3〜0.5重量%、
3〜6重量%、2〜5重量%である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品鮮度保持用ゲ
ル組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】これまでに、ワサビを磨砕して得られる
カラシ油中には、主成分としてはイソチオシアン酸アリ
ルが含まれていることで知られており、ワサビエキス中
の香気成分の1種であるこの化合物には、食欲増進効果
の他に、防腐効果(鮮度保持効果)や抗菌効果のあるこ
とも知られている。しかしながら、イソチオシアン酸ア
リルは、それ自身、蒸散性(揮発性)が高いために、例
えばこの化合物を適当な容器に入れて直接、冷蔵庫内に
て使用したとしても本来の効果を一定期間、例えば2〜
3か月の間に渡って持続して発揮させることはできず、
イソチオシアン酸アリルを頻繁に補充しなければならな
いという問題点があった。
【0003】そこで、イソチオシアン酸アリルの持つ優
れた上記特性を長期間に渡って発揮させるためには、こ
の化合物を、例えば水性の消臭剤中に分散させることが
考えられるが、イソチオシアン酸アリルは本来、油性の
ものであるので、水溶性である多価アルコールを主成分
とする従来の水性消臭剤とは均一に混合せず、2つの層
に分離してしまい、均一な分散を達成するための界面活
性剤の選定が困難であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、鮮度保持効
果に優れ、しかも、抗菌性及び消臭性の点においても優
れた特性を有する、主に冷蔵庫内で使用される食品鮮度
保持用ゲル組成物を提供することを課題とする。本発明
者は、アニオン系界面活性剤の1種であるポリオキシエ
チレンラウリルエーテル硫酸ナトリウムを使用した場合
に、イソチオシアン酸アリルが水性ゲル中で分離するこ
となく混合できることを見い出し、本発明を完成した。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の食品鮮度保持用
ゲル組成物は、ワサビの香気成分の1種であるイソチオ
シアン酸アリルが水性ゲル中において分離することなく
均一に分散されたものであって、このゲル組成物は、イ
ソチオシアン酸アリル、ポリオキシエチレンラウリルエ
ーテル硫酸ナトリウム及びゲル化剤を含有する。
【0006】本発明のゲル組成物中に含まれるイソチオ
シアン酸アリルは、化学的に合成された市販品以外に、
ワサビや芥子から抽出したものをそのまま使用すること
ができ、本発明のゲル組成物中のイソチオシアン酸アリ
ルの配合割合は0.3〜0.5重量%の範囲が好まし
い。この際、この配合割合が0.3重量%未満になる
と、充分な鮮度保持効果、抗菌効果及び消臭効果が得ら
れず、長期間の使用に適さないゲル組成物となってしま
う。逆に、この配合割合が0.5重量%を越えると、イ
ソチオシアン酸アリルの臭いの発散が強くなり過ぎて、
冷蔵庫中にワサビの臭いが充満するという問題が生じ
る。
【0007】又、本発明のゲル組成物において界面活性
剤として使用されているポリオキシエチレンラウリルエ
ーテル硫酸ナトリウムは、アニオン系界面活性剤の1種
であるが、前記イソチオシアン酸アリルを水性ゲル中に
分散させるのに非常に適した界面活性剤であり、この
際、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウ
ム以外の一般的なアニオン系界面活性剤を使用すると、
ゲルの白濁現象という問題が生じる。このポリオキシエ
チレンラウリルエーテル硫酸ナトリウムの、ゲル組成物
中の配合割合としては3〜6重量%が好ましく、3重量
%未満の場合には、イソチオシアン酸アリルが均一に分
散された状態でゲル化せず、逆に6重量%を越えると、
ゲルの離水が起こり、ゲル組成物が硬くなって、イソチ
オシアン酸アリルの蒸散が阻害される。
【0008】本発明のゲル組成物では、界面活性剤とし
てのポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウ
ムの使用によって、イソチオシアン酸アリルがゲル組成
物中に均一に分散されているので、イソチオシアン酸ア
リルが短期間で蒸散せずに持続性良く、この化合物の持
つ鮮度保持性、抗菌性、消臭性を長期間に渡って安定し
て発揮させることができる。よって、本発明のゲル組成
物の場合、例えば2〜3か月の使用期間であっても、上
述の効果が低下せずに保持され、冷蔵庫内での使用にも
適したものとなっている。
【0009】更に、本発明のゲル組成物に含有されるゲ
ル化剤としては、市販されているものが利用でき、特に
ジェランガムが適している。本発明におけるゲル化剤の
配合割合は2〜5重量%の範囲であることが好ましく、
2重量%未満の場合には、充分にゲル化が起こらずに固
まらず、逆に5重量%を越えると、ゲル組成物が硬くな
って、イソチオシアン酸アリルの蒸散が阻害される。
【0010】尚、本発明のゲル組成物中には、前記界面
活性剤によるイソチオシアン酸アリルの均一な分散を阻
害することのない範囲において、この他の成分として、
市販の防腐剤や消臭剤などが配合されても良い。
【0011】次に、本発明のゲル組成物の製造方法につ
いて説明する。まず最初に、水にゲル化剤を加えて90
℃以上に加熱し、ゲル化剤を完全に溶解させる。そし
て、ゲル化剤が完全に溶解したのを確認してから加熱を
止め、65℃まで放冷する。この際、水に着色剤を添加
することによって、最終的に得られるゲル組成物に種々
の着色を施すこともできる。そして、このようにして調
製されるゲル化剤溶液とは別に、イソチオシアン酸アリ
ルとポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウ
ムとを含む溶液を調製し、得られた溶液を、65℃まで
放冷した上記ゲル化剤溶液に加えて攪拌混合し、更に放
冷すると本発明のゲル組成物が得られる。このように、
本発明のゲル組成物は比較的簡単な操作によって製造す
ることができ、一般的には、ゲル化する前の溶液の状態
で適当な容器に充填される。以下、本発明の実施例を示
し、本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらに
限定されるものではない。
【0012】
【発明の実施の形態】
実施例1:本発明のゲル組成物の調製 水79.4重量部に、ゲル化剤としてジェランガム(商
品名:OMY、ケムコ社(米国)製品)3.0重量部を
加えて90℃以上に加熱し、ゲル化剤が完全に水に溶解
したら加熱を止め、65℃まで放冷してゲル化剤溶液を
調製した。一方、多価アルコールを主成分とし、有機酸
及びフラボノイドを含む消臭剤(商品名:NR−1、オ
ーキッド製品)5.0重量部、ワサビエキスとしてのイ
ソチオシアン酸アリル0.4重量部、ポリオキシエチレ
ンラウリルエーテル硫酸ナトリウム(商品名:エマール
20C、花王製品)6.0重量部、防腐剤として有機窒
素イオウ系化合物(商品名:トップサイド400、パー
マケミアジア製品)0.1重量部、プロピレングリコー
ル6.0重量部、L−アスコルビン酸0.1重量部を均
一に混合した溶液を調製し、このようにして得られた溶
液を、65℃まで放冷した前記ゲル化剤溶液に加えて攪
拌混合した後、放置し、本発明のゲル組成物を得た。
【0013】実施例2:本発明のゲル組成物の抗菌力試
験 このようにして得られた実施例1のゲル組成物につい
て、大腸菌及び黄色ブドウ球菌に対する抗菌力試験を実
施した。 1.試験方法 a)試験菌株 Escherichia coli IFO 3301 (大腸菌) Staphylococcus aureus IFO 12732 (黄色ブドウ球菌) b)試験用寒天平板の調製 試験菌を普通ブイヨン培地(栄研化学)で35℃一夜培
養後、培養液を菌数が約103 /mlとなるように滅菌
生理食塩水で希釈し、0.1mlずつをSCD寒天平板
培地(栄研化学)に塗抹して試験用寒天平板を調製し
た。 c)試験操作 検体をシャーレに約25g秤量し、1菌株2枚ずつの試
験用寒天平板とともに約2.5L容の密封容器内に入れ
た。これを30℃で培養し、48及び72時間後、試験
用寒天平板上に発育した集落数を測定した。尚、試験用
寒天平板のみを密封容器内に入れ、同様に培養し対照と
した。 2.試験結果 測定結果を、以下の表1に示す。
【0014】
【表1】
【0015】この表1の実験結果から、本発明のゲル組
成物は、大腸菌及び黄色ブドウ球菌に対して優れた抗菌
効果を示すことが確認された。
【0016】実施例3:本発明のゲル組成物の食品鮮度
保持試験 前記実施例1において2つの溶液を混合攪拌して得られ
た、放置する前の溶液を、容積200mlのプラスチッ
ク容器に180g充填し、室温下で放置し、ゲル化させ
た。このようにして、容器内に充填された本発明のゲル
組成物を、家庭用冷蔵庫内に入れ、肉、魚(刺身)、野
菜に対する鮮度保持効果を調査した。その結果、本発明
のゲル組成物を使用した場合には、使用しない場合に比
べていずれの食品についても鮮度が保たれることがわか
った。
【0017】実施例4:本発明のゲル組成物の消臭(脱
臭)効果試験 前記実施例1で得られた本発明のゲル組成物5gを密閉
バッグ内に入れて密封し、次いで空気3Lを注入し、そ
の後、測定ガス(硫化水素、アンモニア及びメチルメル
カプタン)をそれぞれ注入して100ppmの濃度とな
るようにし、室温で放置して経時的にガス濃度を測定し
た。尚、対照としては、水にジェランガムを加えて加熱
し、その後、放冷して得られたゲル組成物を使用した。
その結果、対照として使用したゲル組成物の場合には、
各測定ガスの濃度にほとんど経時変化は見られなかった
が、本発明のゲル組成物の場合には、2時間の放置時間
で各ガス濃度が約50〜10%にまで低下することが観
察された(消臭率:約50〜90%)。
【0018】実施例5:界面活性剤の量が少ない場合の
比較例 前記実施例1における界面活性剤の配合割合を2.0重
量部とし、かつ、水を87.4重量部、プロピレングリ
コールを2.0重量部として、実施例1と同様の方法で
ゲル化組成物を製造した。この組成物の場合には、界面
活性剤であるポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸
ナトリウムの量が少ないために、ゲル化が起こる前の6
0℃の温度においても組成物全体が白濁し、イソチオシ
アン酸アリルの分散が不充分であり、そのまま放置して
おくと、上部が透明になることがわかった。
【0019】
【発明の効果】本発明の食品鮮度保持用ゲル組成物は、
優れた鮮度保持効果、抗菌効果及び消臭効果を有してお
り、業務用又は家庭用の冷蔵庫内での使用に非常に適し
ている。そして、本発明のゲル組成物を使用することに
よって、使用しない場合に比べて、肉や魚や野菜の臭い
が他へ移ることなく、長期間新鮮な状態に保つことがで
き、その抗菌効果によって食品を衛生的に保存すること
ができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イソチオシアン酸アリル、ポリオキシエ
    チレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム及びゲル化剤を
    含有することを特徴とする食品鮮度保持用ゲル組成物。
JP33278895A 1995-11-27 1995-11-27 食品鮮度保持用ゲル組成物 Pending JPH09140366A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33278895A JPH09140366A (ja) 1995-11-27 1995-11-27 食品鮮度保持用ゲル組成物

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JP33278895A JPH09140366A (ja) 1995-11-27 1995-11-27 食品鮮度保持用ゲル組成物

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JPH09140366A true JPH09140366A (ja) 1997-06-03

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ID=18258827

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JP33278895A Pending JPH09140366A (ja) 1995-11-27 1995-11-27 食品鮮度保持用ゲル組成物

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JP (1) JPH09140366A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998023159A1 (en) * 1996-11-26 1998-06-04 Carex Inc. Sustained release isothiocyanic ester compounds and material for sustained release of isothiocyanic ester compounds

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998023159A1 (en) * 1996-11-26 1998-06-04 Carex Inc. Sustained release isothiocyanic ester compounds and material for sustained release of isothiocyanic ester compounds

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