JPH09140987A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JPH09140987A
JPH09140987A JP7310561A JP31056195A JPH09140987A JP H09140987 A JPH09140987 A JP H09140987A JP 7310561 A JP7310561 A JP 7310561A JP 31056195 A JP31056195 A JP 31056195A JP H09140987 A JPH09140987 A JP H09140987A
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washing machine
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗濯動作の所要時間を短縮することができる
洗濯機を提供する。 【解決手段】 マイコン20は、インバータ主回路17
にデューティ5%からデューティ20%までのPWM制
御信号を5%刻みで順次与えてステータコイル13U乃
至13Wに対して通電を行い、ブラシレスモータ13を
交互に正逆回転駆動させることにより攪拌体5を正逆回
転させて洗い動作を行うと共に、正逆回転駆動を相互に
切替える際にモータ13にデューティ5%のPWM制御
信号を与えて逆転制動をかけるように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動機を交互に正
逆回転駆動させることにより洗濯槽内の攪拌体を交互に
正逆回転させて洗濯動作を行う洗濯機に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来より、洗濯機例え
ば全自動洗濯機は、周知のように洗濯槽兼脱水槽たる回
転槽内に攪拌体を備え、その攪拌体を電動機によって回
転させるようにしており、電動機を交互に正逆回転駆動
させることにより攪拌体を交互に正回転,逆回転させ
て、回転槽内の洗濯水及び洗濯物を攪拌させて洗濯動作
を行っていた。
【0003】しかしながら、全自動洗濯機の電動機とし
ては、通常、コンデンサ形単相誘導電動機(コンデンサ
モータ)が用いられているので、上記正回転,逆回転駆
動の切替えは、電動機への通電を停止した後、その回転
が停止するまで行うことができず、従って、正回転,休
止,逆回転,休止の1サイクルの電動機の駆動に要する
時間が長くなってしまうという問題があった。また、電
動機への通電停止後から回転停止に至るまでの休止の間
に、回転槽内の洗濯物たる布などに回転槽内の洗濯水を
介して加わる力は慣性力のみで洗濯物を洗浄する力とし
てはそれ程作用しないため、総じて、洗い,すすぎの洗
濯動作の所要時間が長くなってしまうという問題があっ
た。本発明は上記課題を解決するものであり、その目的
は、洗濯動作の所要時間を短縮することができる洗濯機
を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の洗濯機は、電動機を交互に正逆回転
駆動させることにより洗濯槽内の攪拌体を正逆回転させ
て洗濯動作を行うものにおいて、電動機の正回転駆動と
逆回転駆動とを相互に切替える際に、電動機に電気的制
動をかけるように制御する制御手段を具備したことを特
徴とする。
【0005】この場合、制御手段を、電気的制動を発電
制動及び短絡制動の一方若しくは双方によって行うよう
に制御する構成としても良い(請求項2)。また、電動
機を、ブラシレスモータによって構成し、制御手段を、
電気的制動を逆転制動によって行うように制御する構成
とするのが好ましい(請求項3)。更に、制御手段を、
正回転駆動及び逆回転駆動時には、ブラシレスモータへ
の印加電圧を初期電圧から設定電圧まで徐々に上昇さ
せ、逆転制動を行う場合は、初期電圧をブラシレスモー
タに印加するように制御する構成とするのが好適である
(請求項4)。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を全自動洗濯機に適
用した第1実施例について、図1乃至図4を参照して説
明する。先ず、図4において、外箱1内には、脱水され
る水を受ける水受槽2が複数の弾性吊持機構3を介して
弾性支持されている。この水受槽2の内部には洗濯槽及
び脱水槽を兼用する回転槽4が後述するように配設され
ていると共に、この回転槽4の内部に攪拌体5が後述す
るように配設されている。
【0007】上記回転槽4は、上方へ順次拡開するテー
パ円筒状をなす槽本体4aと、この槽本体4aの内側に
揚水用空隙を形成すべく設けられた内筒4bと、槽本体
4a上端部に設けられたバランスリング4cとを有して
構成されている。そして、この回転槽4は、回転される
と内部の水を回転遠心力により揚水して図示しない槽上
部の脱水孔部から水受槽2へ放出するものである。
【0008】上記槽本体4aの底部には、槽軸貫通孔部
4dが形成されていると共に、水受槽2の底部には、排
水口6が形成され、その排水口6には排水弁8を備えた
排水路7が接続されている。また、水受槽2の底部に
は、補助排水口2aが形成されており、この補助排水口
2aは、図示しない連結ホースを介し排水弁8をバイパ
スして排水路7に接続されていて、専ら、回転槽4の回
転により脱水されて水受槽2内へ放出された水を排水す
るものである。
【0009】また、水受槽2の底部には、排水カバー6
aが装着されており、以て、回転槽4底部の槽軸貫通孔
部4dから排水口6部分の排水弁8まで通じる排水通路
9が形成されている。従って、排水弁8を閉鎖した状態
で回転槽4内へ給水することにより回転槽4に水が溜め
られ、この排水弁8を開放すると回転槽4内の水を排水
できるようになっている。そして、水受槽2の外底部の
機構ベース10部分には、電動機たるアウタロータ形の
ブラシレスモータ(以下、単にモータと称す)13が設
けられている。
【0010】また、図示しないが、モータ13の回転力
は、回転槽4及び攪拌体5に対してモータ13に内蔵さ
れた一方向クラッチなどの機構部を通じて伝達されるよ
うになっており、その機構部は、具体的には、排水弁8
の閉鎖に応じて回転槽4の回転が拘束された洗いまたは
すすぎ運転時には、モータ13の回転を洗い軸11を介
して攪拌体5のみに伝達すると共に、排水弁8の開放に
応じて回転槽4の回転が許容された脱水運転時には、モ
ータ13の回転を洗い軸11及び槽軸12を介して攪拌
体5及び回転槽4に伝達して両者を一体的に高速回転さ
せる構成となっている。尚、槽軸12は、中空軸であ
り、洗い軸11は、槽軸12に挿通支承されているもの
であって、モータ13のロータ13aのシャフトと兼用
である。
【0011】更に、モータ13の内部には、ロータ13
aの図示しないロータマグネットの磁束密度の変化によ
ってロータ13aの回転位置を検出するように、ホール
素子23U,23V及び23W(図1参照)が電気角1
20度間隔をもって配置されている。
【0012】図1には電気的構成を示している。商用交
流電源14には、全波整流回路15a及び平滑コンデン
サ15bを有してなる直流電源回路15の入力側が接続
され、その直流電源回路15の出力側には定電圧回路1
6が接続されていると共に、インバータ主回路17が接
続されている。インバータ主回路17は、6個のIGB
T17Ua,17Ub,17Va,17Vb,17W
a,17Wbを3相ブリッジ接続して構成されており、
これらの各IGBTのコレクタ−エミッタ間には、フラ
イホイールダイオード18Ua,18Ub,18Va,
18Vb,18Wa,18Wbが夫々接続されている。
【0013】また、インバータ主回路17の出力端子1
7U,17V及び17Wは、モータ13のスター結線さ
れたステータコイル13U,13V及び13Wの入力端
子に接続されており、インバータ主回路17は、ステー
タコイル13U,13V及び13Wに対して駆動電圧を
与えてモータ13を回転駆動させるようになっている。
以上の構成において、機構部内のクラッチの駆動を制御
するクラッチ制御モータ19の電源は直流電源回路15
から与えられ、マイクロコンピュータ(以下、マイコン
と称す)20などの制御回路は、直流電源回路15の出
力側に設けられた定電圧回路16から与えられるように
なっている。
【0014】制御手段としてのマイコン20には、図示
しない操作パネル部に設けた各種スイッチ21からのス
イッチ信号、リセット回路22からのリセット信号が与
えられると共に、ホール素子23U,23V及び23W
からモータ駆動回路24を介して位置検出信号Hu,H
v及びHwが与えられるようになっている。
【0015】また、マイコン20の出力端子は、回転槽
4に図示しない水道から給水するための給水弁25及び
前述の排水弁8並びにLEDや液晶などから構成される
表示パネル26の入力端子に夫々接続されている。そし
て、マイコン20は、給水弁25及び排水弁8に制御信
号を与えて、これらの弁の開閉を制御するための図示し
ないリレーなどを通断電すると共に、使用者により各種
スイッチ21が操作されたことにより選択された各種洗
濯コースに応じて、表示パネル26に各種の表示を行わ
せるようになっている。
【0016】而して、マイコン20は、予め保有する運
転プログラムに従って、上記各入力信号に基づいてモー
タ駆動回路24,クラッチ制御モータ19,排水弁8及
び給水弁25並びに表示パネル26などを制御するよう
になっている。また、マイコン20の出力端子は、モー
タ駆動回路24を介して各IGBT17Ua乃至17W
bのゲートに夫々接続されている。マイコン20は、モ
ータ駆動回路24に制御信号を与えるようになってお
り、モータ駆動回路24は、そのマイコン20からの制
御信号に基づいてタイミング信号U+,U−,V+,V
−,W+,W−を出力し、インバータ主回路17の各I
GBT17Ua乃至17Wbの通断電制御を、例えば周
波数20KHzの搬送波によるPWM制御によって行う
ようになっている。
【0017】次に、第1実施例の作用について図2及び
図3をも参照して説明する。図2は、マイコン20の制
御内容のフローチャートを示すものであり、洗い行程に
おいて、モータ13を交互に正逆回転駆動する際に相互
に逆転制動をかけるように制御する場合を示す。先ず、
「給水」のステップS1において、マイコン20は、給
水弁25を開放させて回転槽4に所定の水位まで給水し
た後、「正回転か?」の判断ステップS2に移行する。
【0018】判断ステップS2においては、マイコン2
0は、内部のRAMの正回転フラグの格納領域を参照
し、その正回転フラグの状態によってモータ13を正回
転させるか否かを判断する。正回転フラグは初期処理に
おいて「1」にセットされているので、ここでは「YE
S」と判断して「正回転PWM5% 0.1秒通電」の
処理ステップS3に移行する。
【0019】処理ステップS3においては、マイコン2
0は、ホール素子23U,23V及び23Wから与えら
れる位置検出信号Hu,Hv及びHw(図3(b)参
照)を論理合成する。そして、図3(c)に示すように
正回転方向の通電タイミングを以て、インバータ主回路
17の各IGBT17Ua乃至17Wbにデューティ5
%のPWM制御信号を0.1秒間与え、ステータコイル
13U,13V及び13Wに通電することによりモータ
13に初期電圧を印加して正回転駆動させて攪拌体5を
正回転させて、回転槽4内部の洗濯水及び洗濯物を攪拌
する。尚、図3においてはPWMデューティは100%
で示している。その後、「正回転PWM10% 0.1
秒通電」,「正回転PWM15% 0.1秒通電」の処
理ステップS4,S5に順次移行する。
【0020】処理ステップS4,S5においては、マイ
コン20は、PWM制御信号のデューティを夫々10
%,15%と順次高めて行くと共に、これらのPWM制
御信号をステップS3と同様にインバータ主回路17に
夫々0.1秒間ずつ与えた後、「正回転PWM20%
0.7秒通電」の処理ステップS6に移行する。
【0021】処理ステップS6においては、マイコン2
0は、デューティ20%のPWM制御信号をインバータ
主回路17に0.7秒間与えることにより、モータ13
に設定電圧を印加する。以上のステップS3乃至S6に
よって、モータ13のステータコイル13U,13V及
び13Wには、デューティ5%からデューティ20%ま
でのPWM制御信号が5%刻みで順次与えられ、モータ
13のロータ13aは、停止状態から徐々に回転速度が
上げられて正回転方向に駆動される。而して、次の「正
回転フラグリセット」の処理ステップS7に移行する。
【0022】処理ステップS7においては、マイコン2
0は、内部のRAMの正回転フラグの格納領域に「0」
を書込むことにより正回転フラグをリセットすると、
「逆転制動 PWM5%」の処理ステップS8に移行す
る。
【0023】処理ステップS8においては、マイコン2
0は、先ず、正回転フラグを参照して逆転制動の方向を
決定する。ここでは、正回転フラグはステップS7でリ
セットされているので、モータ13のステータコイル1
3U乃至13Wに逆回転方向に通電する。即ち、マイコ
ン20は、位置検出信号Hu,Hv及びHwを論理合成
して、デューティ5%のPWM制御信号を図3(d)に
示すように(図3(c)のタイミング信号波形の正側と
負側とを入れ替えたもの)逆回転方向の通電タイミング
を以てインバータ主回路17の各IGBT17Ua乃至
17Wbに与え、モータ13に逆転制動(電気的制動)
をかける。すると、モータ13は、正回転している状態
から急速に減速される。そして、「モータ停止?」の判
断ステップS9に移行する。
【0024】判断ステップS9においては、マイコン2
0は、モータ13の回転が逆転制動によって停止したか
否かを、位置検出信号Hu,Hv及びHwを参照しこれ
らの信号が変化する時間の間隔が一定値以上になったか
否かによって判断する。モータ13が正回転方向に回転
しており、判断ステップS9において「NO」と判断し
ている間は、マイコン20はステップS8に移行してモ
ータ13に逆転制動をかけ続け、モータ13が回転を停
止し「YES」と判断すると、「洗い終了?」の判断ス
テップS10に移行する。尚、ここでのモータ13の回
転停止の判断は、後述するモータ13の逆回転駆動を行
うためのものであるから、厳密に回転が停止した状態を
判断する必要はない。
【0025】判断ステップS10においては、マイコン
20は、内部のタイマなどを参照して、洗い行程として
設定されている所要時間が経過したか否かを判断する。
所要時間が経過しておらず判断ステップS10において
「NO」と判断すると、ステップS2に移行する。
【0026】この時点では、ステップS7において正回
転フラグはリセットされているので、マイコン20は、
ステップS2で「NO」と判断して「逆回転PWM5%
0.1秒通電」の処理ステップS13に移行する。
【0027】処理ステップS13においては、マイコン
20は、位置検出信号Hu,Hv及びHwを論理合成し
て、図3(d)に示すように、インバータ主回路17に
デューティ5%のPWM制御信号を0.1秒間与え、逆
回転方向の通電タイミングを以てステータコイル13U
乃至13Wに通電を行いモータ13に初期電圧を与えて
逆回転駆動させ、攪拌体5を逆回転させて回転槽4内の
洗濯水及び洗濯物を逆方向に攪拌させる。その後、以降
の「逆回転PWM10% 0.1秒通電」,「逆回転P
WM15% 0.1秒通電」,の処理ステップS14,
S15に順次移行する。
【0028】処理ステップS14,S15においては、
マイコン20は、PWM制御信号のデューティを夫々1
0%,15%と順次高めて行くと共に、これらのPWM
制御信号をステップS13と同様にインバータ主回路1
7に夫々0.1秒間ずつ与えた後、次の「逆回転PWM
20% 0.7秒通電」の処理ステップS16に移行す
る。
【0029】処理ステップS16においては、マイコン
20は、モータ13に設定電圧を印加するデューティ2
0%のPWM制御信号をインバータ主回路17に0.7
秒間与える。以上のステップS13乃至S16によっ
て、モータ13のステータコイル13U乃至13Wに
は、初期電圧を与えるデューティ5%から設定電圧を与
えるデューティ20%までのPWM制御信号が5%刻み
で順次与えられ、モータ13のロータ13aは、停止状
態から徐々に回転速度が上げられて逆回転方向に駆動さ
れる。而して、次の「正回転フラグセット」の処理ステ
ップS17に移行する。
【0030】処理ステップS17においては、マイコン
20は、内部のRAMの正回転フラグの格納領域に
「1」を書込むことにより正回転フラグをセットする
と、ステップS8に移行する。
【0031】ステップS8においては、マイコン20
は、正回転フラグを参照して(ステップS17でセット
されている)、モータ13のステータコイル13U乃至
13Wに正回転方向に通電する。即ち、マイコン20
は、位置検出信号Hu,Hv及びHwを論理合成して、
デューティ5%のPWM制御信号を図3(c)に示すよ
うに正回転方向の通電タイミングを以てインバータ主回
路17に与え、モータ13に逆転制動をかける。そし
て、正回転駆動の場合と同様に、ステップS9,S10
に移行する。
【0032】以降、ステップS10において洗い行程の
所要時間が経過してマイコン20が「YES」と判断す
るまで、マイコン20は、上述のようにモータ13を、
正回転駆動→逆転制動→逆回転駆動→逆転制動→正回転
駆動→…のように、間に逆転制動を挟んで交互に正逆回
転駆動させ、攪拌体5を交互に正逆回転させて回転槽4
内部の洗濯物の洗い動作を行う。而して、ステップS1
0において、洗い行程として設定されている所要時間が
経過して「YES」と判断すると、「排水」の処理ステ
ップS11に移行する。
【0033】処理ステップS11においては、マイコン
20は、排水弁8を開放して回転槽4内の排水を行う
と、次の「脱水」の処理ステップS12に移行して、イ
ンバータ主回路17の各IGBT17Ua乃至17Wb
にデューティ100%のPWM制御信号を与えてステー
タコイル13U乃至13Wに通電を行い、クラッチ制御
モータ19に制御信号を与えて機構部を動作させ、回転
槽4及び攪拌体5を同時に高速回転させるようにして洗
濯物の脱水(中間脱水)を行う。そして、すすぎ行程を
行うために図示しない次のステップに移行する。尚、す
すぎ行程においては、洗い行程と同様の「ためすすぎ」
が行われ、若しくは、給水しながら脱水を行う「脱水す
すぎ」が行われる。
【0034】以上のように本実施例によれば、マイコン
20は、インバータ主回路17にデューティ5%からデ
ューティ20%までのPWM制御信号を5%刻みで順次
与えてステータコイル13U乃至13Wに対して通電を
行い、ブラシレスモータ13を交互に正逆回転駆動させ
ることにより攪拌体5を正逆回転させて洗い動作を行う
と共に、正逆回転駆動を相互に切替える際にモータ13
に逆転制動をかけるようにした。
【0035】従って、モータ13が回転している状態か
ら逆転制動による高い制動効果によって急速に減速させ
ることができ、従来とは異なり、モータ13の回転が自
然に停止するまで待つ必要がないので、正逆回転駆動に
夫々要する時間を短縮することができて、高い効率でモ
ータ13を駆動することができ、総じて、洗濯動作に要
する時間を短縮することができる。また、従来とは異な
り、回転槽4内部の洗濯物には逆転制動による制動力が
洗濯水を介して作用するため、より洗浄力を高めること
ができ、更に洗い行程に要する時間を短縮することがで
きる。
【0036】加えて、本実施例によれば、逆転制動を行
う場合は、正逆回転駆動においてモータ13に初期電圧
を与えるデューティ5%のPWM制御信号をインバータ
主回路17に与えるようにしたので、制御を容易に行い
得ると共に、モータ13の正逆回転駆動と逆転制動との
切替えを滑らかに行うことができる。
【0037】図5及び図6は本発明の第2実施例を示す
ものであり、第1実施例と同一部分には同一符号を付し
て説明を省略し、以下異なる部分のみ説明する。電気的
構成を示す図5において、直流電源回路15の正の出力
側は、リレースイッチ27及び図示極性のダイオード2
8の並列回路を介してインバータ主回路17に接続され
ている。
【0038】リレースイッチ27は、リレーコイル27
aの断電状態では接点c−nc間を閉成すると共に接点
c−no間を開放し、リレーコイル27aが通電される
と接点c−nc間を開放すると共に接点c−no間を閉
成するものであり、接点cがインバータ主回路17の正
側入力端子に接続され、接点ncが直流電源回路15の
正側出力端子に接続されている。接点noは、放電抵抗
29を介してインバータ主回路17の負側入力端子に接
続されている。
【0039】また、マイコン20の出力端子は、一端が
電源に接続されたリレーコイル27aの他端子に接続さ
れており、マイコン20は、リレーコイル27aの通断
電を制御することによりリレースイッチ27の開閉を制
御するようになっている。その他は第1実施例と同様の
構成である。
【0040】マイコン20の制御内容のフローチャート
を示す図6において、ステップS1〜S7,ステップS
13〜S17までの処理は第1実施例と同様である。第
2実施例においては、ステップS7若しくはS17の処
理を行うと「発電制動」の処理ステップS18に移行す
る。
【0041】処理ステップS18においては、マイコン
20は、ステップS3〜S7におけるモータ13の正回
転駆動、または、ステップS13〜S17における逆回
転駆動の何れの場合でも、インバータ主回路17のIG
BT17Ua乃至17Wbの全てをオフさせて、モータ
13が回転することによって発電された電力を電流とし
てフライホイールダイオード18Ua乃至18Wbの何
れかを介して直流電源回路15側に回生させる。
【0042】このとき、マイコン20は、リレーコイル
27aに通電することによりリレースイッチ27の接点
c−no間を閉成(図5参照)させて、前記回生電流を
放電抵抗29に通電させる。すると、回生電流は放電抵
抗29により熱となって消費されることにより、モータ
13に対して発電制動(電気的制動)が行われ、モータ
13は減速する。そして、「50rpm以下?」の判断
ステップS19に移行する。
【0043】判断ステップS19においては、マイコン
20は、位置検出信号Hu,Hv及びHwを参照して、
回転数検出用の基準とする信号パターン(位置検出信号
Hu,Hv及びHwのハイ,ローレベルのパターン)が
単位時間内に何回現れるかによってモータ13の回転数
を検出し、その検出した回転数が50rpm以下である
か否かを判断する。回転数が50rpmを超えており、
マイコン20が「NO」と判断している間は、ステップ
S18に移行して発電制動をかけ続ける。そして、判断
ステップS19において、回転数が50rpm以下とな
ってマイコン20が「YES」と判断すると「短絡制
動」の処理ステップS20に移行する。
【0044】処理ステップS20においては、マイコン
20は、インバータ主回路17の例えばIGBT17U
a,17Va及び17Waをオン、IGBT17Ub,
17Vb及び17Wbをオフさせることにより、モータ
13が発電した電力を、電流としてインバータ主回路1
7及びステータコイル13U乃至13Wのみの経路で循
環させて、ステータコイル13U乃至13Wが有するイ
ンピーダンスによって消費させる短絡制動(電気的制
動)を行う。そして、ステップS9に移行する。以降の
処理は第1実施例と同様である。
【0045】以上のように第2実施例によれば、マイコ
ン20は、モータ13の正逆回転駆動を相互に切替える
際に、モータ13が発電した電力を放電抵抗29によっ
て消費させて発電制動を行うと共に、モータ13の回転
数が50rpm以下になると、モータ13が発電した電
力をステータコイル13U乃至13Wが有するインピー
ダンスによって消費させる短絡制動を行うようにしたの
で、第1実施例と略同様の効果が得られる。
【0046】図7は本発明の第3実施例における全自動
洗濯機の構造を示すものである。第1及び第2実施例で
は、減速機を用いずにモータ13のシャフトで撹拌体5
及び回転槽4を駆動するダイレクトドライブ方式を用い
たが、第3実施例では、モータ13の代わりに機構部
(第1実施例の機構部と同様の機能を有する)30を設
け、更に、水受槽2の外底部にインナロータ形のブラシ
レスモータ31を設けて、そのシャフト31aと機構部
30とをベルト32で連結してなるベルトドライブ方式
を用いている。この場合、モータ31もモータ13と同
様に制御される。以上のように構成された第3実施例に
よれば、第1及び第2実施例と同様の効果が得られる。
【0047】本発明は上記し且つ図面に記載した実施例
にのみ限定されるものではなく、次のような変形または
拡張が可能である。モータ13に初期電圧及び設定電圧
を印加するためのPWM制御信号のデューティは夫々5
%及び20%に限ること無く適宜変更して良い。また、
PWM制御信号のデューティを順次高めて行くステップ
についても、5%単位に限らず適宜変更して良い。更
に、デューティを順次高めて行くフローチャートのステ
ップ数も4段階に限らず適宜変更して良い。逆転制動時
のPWM制御信号のデューティは5%に限らず適宜変更
して良い。また、モータ13への印加電圧を初期電圧か
ら設定電圧まで徐々に上昇させる制御は、PWM制御に
限らず、印加電圧の電位を直接制御するなど適宜変更し
て良い。
【0048】ステップS3〜S5及びステップS13〜
S15における通電時間は、0.1秒に限らず適宜変更
して良い。また、ステップS7及びステップS17にお
ける通電時間も、0.7秒に限らず適宜変更して良い。
モータ13の回転数を検出するのに、ロータリエンコー
ダなどを別個に設けても良い。第2実施例において、発
電制動と短絡制動とを切替えるためのステップS19に
おけるモータ13の回転数は、50rpmに限らず適宜
変更して良い。また、第2実施例において、ステップS
18及びS19を削除して短絡制動のみを行っても良
い。また、ステップS19及びS20を削除して発電制
動のみを行っても良い。
【0049】短絡制動は、IGBT17Ua,17V
a,17Waをオフし、IGBT17Ub,17Vb,
17Wbをオンして行っても良い。更に、第2実施例に
おいて、電動機はブラシレスモータ13に限ることな
く、コンデンサモータでも良い。その場合、インバータ
主回路17並びにホール素子23U,23V及び23W
は不要となる。PWM制御を行うための搬送波の周波数
は、20KHzに限らず適宜変更して良い。全自動洗濯
機に限らず、二槽式洗濯機に適用しても良い。
【0050】
【発明の効果】本発明は以上説明した通りであるので、
以下の効果を奏する。請求項1または2記載の洗濯機に
よれば、制御手段は、電動機の正回転駆動と逆回転駆動
とを相互に切替える際に、電動機に電気的制動をかける
ように制御するようにして、具体的には、電気的制動を
発電制動及び短絡制動の一方若しくは双方によって行う
ように制御するので、電動機を短時間内に減速させるこ
とにより正回転駆動と逆回転駆動とに要する時間を短縮
することができ、総じて、洗濯動作に要する時間を短縮
することができる。
【0051】請求項3記載の洗濯機によれば、電動機
を、ブラシレスモータによって構成し、制御手段は、電
気的制動を逆転制動によって行うように制御するので、
高い制動効果を得ることができる。
【0052】請求項4記載の洗濯機によれば、制御手段
は、正回転駆動及び逆回転駆動時には、ブラシレスモー
タへの印加電圧を初期電圧から設定電圧まで徐々に上昇
させ、逆転制動を行う場合は、初期電圧をブラシレスモ
ータに印加するように制御するので、高い効率で電動機
を駆動することができると共に、正逆回転駆動と逆転制
動の切替え制御を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す電気的構成図
【図2】制御内容のフローチャート
【図3】タイミングチャート
【図4】洗濯機の構成を示す縦断面図
【図5】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図6】図2相当図
【図7】本発明の第3実施例を示す図4相当図
【符号の説明】
4は回転槽(洗濯槽)、5は攪拌体、13,31はブラ
シレスモータ(電動機)、20はマイクロコンピュータ
(制御手段)を示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動機を交互に正逆回転駆動させること
    により洗濯槽内の攪拌体を正逆回転させて洗濯動作を行
    う洗濯機において、 電動機の正回転駆動と逆回転駆動とを相互に切替える際
    に、電動機に電気的制動をかけるように制御する制御手
    段を具備したことを特徴とする洗濯機。
  2. 【請求項2】 制御手段は、電気的制動を発電制動及び
    短絡制動の一方若しくは双方によって行うように制御す
    ることを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  3. 【請求項3】 電動機は、ブラシレスモータによって構
    成され、 制御手段は、電気的制動を逆転制動によって行うように
    制御することを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  4. 【請求項4】 制御手段は、正回転駆動及び逆回転駆動
    時には、ブラシレスモータへの印加電圧を初期電圧から
    設定電圧まで徐々に上昇させ、逆転制動を行う場合は、
    初期電圧をブラシレスモータに印加するように制御する
    ことを特徴とする請求項3記載の洗濯機。
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