JPH09141929A - 記録ヘッド - Google Patents

記録ヘッド

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JPH09141929A
JPH09141929A JP30757495A JP30757495A JPH09141929A JP H09141929 A JPH09141929 A JP H09141929A JP 30757495 A JP30757495 A JP 30757495A JP 30757495 A JP30757495 A JP 30757495A JP H09141929 A JPH09141929 A JP H09141929A
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直久 永田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動ICで発生した熱が発光素子アレーチッ
プに伝わり易く、発光素子アレーチップの発光光量など
に悪影響を与える。 【解決手段】 列状に配列された複数の発光素子からな
る発光素子アレーチップ101を有し、発光素子を記録
すべき記録信号に応じて制御することにより記録を行う
記録ヘッドにおいて、発光素子アレーチップ101と発
光素子を駆動するための駆動IC104を別基板10
2,106に搭載し、発光素子アレーチップ101が搭
載された基板102と、駆動IC104が搭載された基
板106をフレキシブルケーブル103によって接続す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタや複写
機、ファクシミリなどに印字ヘッドとして使用される記
録ヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は従来例の記録ヘッドの外観を示し
た側面図である。図8において、200は基板であり、
発光素子アレーチップ201、それを駆動するための駆
動ICチップ202が搭載されている。発光素子アレー
チップ201と駆動ICチップ202はワイヤーボンデ
ィングで接続されている。また、基板200には放熱板
203が取り付けられ、発光素子アレーチップ201や
駆動ICチップ202で発生した熱を放熱するように構
成されている。使用する基板200としては、熱膨張に
よる伸縮の影響を最低限に押えるため、セラミック基板
やあるいはガラス樹脂でも熱膨張係数の小さいものが使
用されている。
【0003】図9(a)は図8の基板200を上方から
見た平面図である。基板200には複数個の発光素子ア
レーチップ201及び駆動ICチップ202が各々列状
に配列されている。また、基板200の隅部には、記録
ヘッドと外部を接続するためのコネクタ204が設けら
れている。図9(b)に図9(a)の○で囲んだ部分の
拡大図を示している。発光素子アレーチップ201は列
状に配列された多数の発光部205からなっており、各
々の発光部205に対応して配線パッド206が設けら
れている。また、駆動ICチップ202にもそれぞれの
発光部205に対応して配線パッド206が設けられ、
両方の配線パッド206の間をワイヤーボンディング2
07で接続することで、発光素子アレーチップ201と
駆動ICチップ202が接続されている。駆動ICチッ
プ202は、それぞれの発光部205に対応して駆動回
路を備え、各々の発光部205を制御することで、記録
が行われる。
【0004】また、従来の記録ヘッドとしては、特開平
7−186442号公報に提案されているように、感光
ドラムに対する記録ヘッドの間隔を狭くするために、面
発光型発光素子アレーと駆動部を分割して同一基板上に
搭載し、かつ発光素子アレーと駆動部をワイヤーボンデ
ィングで接続し、面発光型発光素子アレーの発光出力を
基板面に対して平行方向に出射するものも知られてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の記録ヘッドで
は、記録ヘッドの記録密度を上げると、図9(b)のよ
うに発光部の密度が高くなるので、発光素子アレーチッ
プと駆動ICチップを直接ワイヤーボンディングで接続
する方法が採られている。しかしながら、このように発
光素子アレーチップと駆動ICチップをワイヤーボンデ
ィングで接続したものでは、発光素子アレーチップと駆
動ICチップの距離が近く、駆動ICチップで発生した
熱が発光素子アレーチップに伝わり易いので、発光素子
アレーチップの発光光量などに悪影響を与えるという問
題があった。
【0006】一般に、AlGaAsの発光素子の光量は1℃温
度が上昇すると、0.6%〜1.0%程度低下すると言
われており、発光素子アレーチップの光量変化は決して
無視できる光量変化ではなかった。また、このように発
光素子アレーチップの温度が上昇すると、それを搭載し
た基板も加熱されるので、熱膨張係数の小さい材料の基
板を使用しなければならず、コスト高になるという問題
があった。更に、400DPI以上の高密度記録を達成
しようとすると、図9(b)のように発光素子アレーチ
ップと駆動ICチップを1対1で対応させた場合、ボン
ディング密度に制約があるので、実質的に実装が困難で
ある。
【0007】このような場合、発光素子アレーチップの
両側に駆動ICチップを配置し、発光素子アレーチップ
の発光部と両側の駆動ICチップを交互にボンディング
する方法も考えられるのであるが、この方法では、ボン
ディングが非常に難しいばかりでなく、発熱を伴なう駆
動ICチップを駆動ICチップから遠ざけることはでき
ず、高密度化するほど発光素子の熱による影響は大きく
なるという問題があった。
【0008】そこで、本発明は、上記従来の問題点に鑑
み、記録素子アレーとそれを駆動する駆動部の基板を分
割することにより、記録素子アレーと熱源である駆動部
を熱隔離し、駆動部の発熱による影響を除去することを
可能とした記録ヘッドを提供することを目的としたもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、列状に
配列された複数の記録素子からなる記録素子アレーを有
し、該記録素子を記録すべき記録信号に応じて制御する
ことにより記録を行う記録ヘッドにおいて、前記記録素
子アレーと該記録素子を駆動するための駆動素子を別基
板に搭載し、前記記録素子アレーが搭載された基板と、
前記駆動素子が搭載された基板を配線によって接続した
ことを特徴とする記録ヘッドによって達成される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して詳細に説明する。図1は、本発明の特徴を最も
良く表わした図である。図1において、101は複数の
発光素子が同一ウェハー上に列状に形成された発光素子
アレーチップである。発光素子アレーチップ101は、
内部に自己走査回路を持っており、発光素子アレーチッ
プ1個について1つの発光信号と3つの走査信号で順次
発光が可能なように構成されている。基板102上に複
数の発光素子アレーチップ101が列状に搭載されてい
る。
【0011】104は発光素子アレーチップ101を駆
動するための駆動ICである。本実施形態では、1つの
駆動IC104で5個の発光素子アレーチップ101を
駆動するようになっている。これらの駆動IC104
は、発光素子アレーチップ101が搭載された基板10
2とは別の基板106に搭載されている。基板106に
は、駆動IC104の他に駆動電流を制限するための電
流制限抵抗Rが搭載されている。電流制限抵抗Rは、1
つの発光素子アレーチップ101に対して1つ必要であ
り、それぞれの発光素子アレーチップ101に対応して
1つづつ設けられている。また、基板106上には、外
部と接続するためのコネクタ・コンデンサ(図示せず)
が設けられている。基板102と基板106は、配線で
接続されているが、ここではフレキシブルケーブル10
3を用いて接続されている。
【0012】発光素子アレーチップ101の自己走査機
能については、特開平1−238962号公報、特開平
2−208067号公報、特開平2−212170号公
報、特開平3−20457号公報、特開平3−1949
78号公報、特開平4−5872号公報、特開平4−2
3367号公報、特開平4−296579号公報、特開
平5−84971号公報等で開示されているので、ここ
では詳しい説明は省略するが、このように発光素子アレ
ーチップ101に自己走査機能を持たせることで、発光
素子アレーチップ101を実装した基板102と駆動I
C104を実装した基板106間の配線数を従来の数1
0分の1に低減することができる。従って、2つの基板
102と106の間の配線として通常の束線もしくはフ
レキシブルケーブルなどが使用可能であり、このことは
発光素子アレーチップ101の基板102をもう一方の
駆動IC104などの基板106から遠ざけることを可
能とするものである。
【0013】図2は以上の基板102と基板106を用
いて記録ヘッドとして構成した場合の一例を示した図で
ある。図2において、107は断面L字状に形成された
保持部材であり、その側面にアルミニュームの放熱板1
08が取り付けられている。放熱板108の側部には、
図1で説明した駆動IC104及び電流制限抵抗Rが搭
載された基板106が取り付けられ、下部には発光素子
アレーチップ101が搭載された基板102が取り付け
られている。従って、図2の例では、基板102と基板
106は放熱板108の隣接する2つの面に90度の角
度をもって配置され、その90度の角度の位置で2つの
基板102と基板106がフレキシブルケーブル103
で接続されている。L字状形状をなす保持部材107の
下部の先端には、発光素子アレーチップ101に対向し
てレンズファイバーアレー109が列状に配設されてい
る。そして、発光素子アレーチップ101の各々の発光
素子で発光した光は、レンズファイバーアレー109を
介して感光ドラム(図示せず)に照射するように構成さ
れている。
【0014】ここで、フレキシブルケーブル103とし
ては、600DIPの記録ヘッド(約300mmの長
さ)の場合、線数は約200本となり、2本/mmの密
度で、幅約20mmのフレキシブルケーブルを5つ用
い、各々のフレキシブルケーブルを半田熱圧着すること
で、容易に2つの基板102と基板106を接続するこ
とが可能である。また、図2においては、前述のように
アルミニュームの放熱板108の2つの面に基板102
と基板106を取り付け、しかも基板106上では最も
発熱する電流制限抵抗Rを上方に配置しているので、基
板106上の電流制限抵抗Rや駆動IC104の熱が基
板102に伝わりにくいばかりでなく、電流制限抵抗R
や駆動ICチップ104を発光素子アレーチップ101
から遠ざけることができ、発光素子アレーチップ101
に与える影響を従来に比べて著しく低減することができ
る。従って、発光素子アレーチップ101においては、
熱的に安定した発光出力が得られるようになり、それを
搭載した基板102としては、特に熱膨張係数の小さい
ものを使用しなくてもよいので、コストを低減すること
もできる。
【0015】図3は図1及び図2で説明した記録ヘッド
の電気的な回路構成を示した図である。本実施形態で
は、1つの発光素子アレーチップ101は128の発光
素子からなっており、1つの駆動IC104で5個の発
光素子アレーチップ101を駆動するようになってい
る。駆動IC104はカスケードに接続されている。こ
こで、記録ヘッドを駆動する場合、プリンタや複写機な
どの主制御回路(図示せず)から入力される記録ヘッド
を駆動、制御するための各種の信号について説明する。
まず、印字データ(ここでは、8ビットを用いている)
はカスケード接続された先頭の駆動IC104に供給さ
れる。印字データのみ先頭の駆動IC104に供給さ
れ、それ以外の信号は各々の駆動IC104に供給され
る。
【0016】ΦS,Φ1,Φ2,ΦIは発光素子アレー
チップ101の各発光素子を駆動する場合のタイミング
信号、SCK,LOADX,RS,RCKは発光素子ア
レーチップ101による記録動作を制御するための制御
信号である。これらの信号は各々の駆動IC104に供
給され、詳しく後述するようにこれらの信号に基づいて
1ラインごとに印字データが感光ドラム上に記録され
る。また、φS,φ1,φ2,φIは駆動IC104内
でそれぞれ先のΦS,Φ1,Φ2,ΦIをもとに作成さ
れた信号であり、そのうちφSは駆動IC104から抵
抗RS を介して5つの発光素子アレーチップ101に供
給され、5つの発光素子アレーチップ101で共通に使
用される。また、φIは各々の電流制限抵抗Rを介して
5つの発光素子アレーチップ101に供給され、φ1,
φ2も5つの発光素子アレーチップ101にそれぞれ供
給され、1つの駆動IC104で5つの発光素子アレー
チップ101を駆動するように構成されている。なお、
以上の各信号を用いての動作については詳しく後述す
る。
【0017】図4は発光素子アレーチップ101を詳細
に示した等価回路図である。なお、図4では5つの発光
素子しか示していないが、前述のように1つの発光素子
アレーチップ101は128個の発光素子を持ってい
る。図4において、R1 〜R5は50〜100KΩの抵
抗、D1 〜D6 はダイオードである。ダイオードD1
5 は直列に接続され、このダイオード同志の接続点a
〜eにVGA(グランド)に一端を接続された各々の抵
抗の他端が接続されている。SR1′〜SR5′は転送
用サイリスタ、SR1〜SR5は発光素子であるところ
の発光用サイリスタであり、これらの転送用サイリスタ
及び発光用サイリスタのゲート端子は各々先の接続点に
接続されている。
【0018】即ち、抵抗、転送用サイリスタ、発光用サ
イリスタは各々対となっており、先頭の抵抗R1 から接
続点aを介して転送用サイリスタSR1′及び発光用サ
イリスタSR1のゲート端子に接続されている。また、
次の抵抗R2 から接続点bを介して転送用サイリスタS
R2′及び発光用サイリスタSR2のゲート端子に接続
されている。以下、同様の構成になっている。
【0019】次に、発光素子アレーチップ101の動作
を図5に基づいて説明する。図5(a)はスタートパル
スφSであり、ローレベルからハイレベルになると、発
光素子アレーチップ101の動作がスタートする。図5
(b)は駆動タイミング信号φ1、図5(c)は駆動タ
イミング信号φ2である。φ1は図4のように転送用サ
イリスタのうち奇数番目のサイリスタSR1,SR3,
SR5…のカソード端子に、φ2は偶数番目のサイリス
タSR2′,SR4′…のカソード端子に供給される。
ここで、スタートパルスφSがハイレベルとなり、この
状態で図5(b)のようにφ1がハイレベルからローレ
ベルになると、先頭の転送用サイリスタSR1′がオン
する。
【0020】転送用サイリスタSR1´がオンすると、
そのゲート電圧がアノード電位(約5V)になるので、
図5(d)のように次のタイミングで記録信号φIがロ
ーレベルからハイレベルになると、先頭の発光用サイリ
スタSR1がオンし、時間Tの期間記録のために発光す
る。この発光用サイリスタSR1の光は、図2で説明し
たようにレンズファイバーアレー109を介して図示し
ない感光ドラムに照射される。なお、この場合は、他の
発光用サイリスタはゲート電圧が5Vになっていないの
で、発光しない状態である。
【0021】次いで、図5(d)のように記録信号φI
がハイレベルに戻ると、先頭の発光用サイリスタSR1
がオフし、図5(c)のように次のタイミングでφ2が
ハイレベルからローレベルになると、次段の転送用サイ
リスタSR2′がオンする。つまり、転送用サイリスタ
SR1′のゲート電圧(約5V)がそのゲートに接続さ
れているダイオードD1 を介して転送用サイリスタSR
2′のゲートに接続されているので、転送用サイリスタ
SR2′のゲート電圧は約3.6Vとなる。従って、こ
の状態で、φ2がローレベルになると、転送用サイリス
タSR2′がオン状態となる。
【0022】続いて、図5(b)のようにφ1がローレ
ベルからハイレベルになると、転送用サイリスタSR
1′はオフするが、転送用サイリスタSR2′はオン状
態を保持し、この状態で図5(d)のように記録信号φ
Iがハイレベルになると、次の発光用サイリスタSR2
が時間Tだけオンし、発光した光は感光ドラムに照射さ
れる。この動作を64回繰り返すことにより、128の
発光用サイリスタの走査が行われる。なお、実際には、
発光素子アレーチップ101は複数個列状に設けられて
いるので、他の発光素子アレーチップにおいても同様の
動作で走査が行われる。
【0023】図6は駆動IC104を詳細に示したブロ
ック図、図7は駆動IC104の各部の信号を示したタ
イムチャートである。図6において、120は1ライン
ごとに印字データを取り込むためのシフトレジスタであ
る。本実施形態では、前述のように印字データは8ビッ
トであり、また1つの駆動IC104で各々128個の
発光素子を有する5個の発光素子アレーチップ101を
駆動するので、1つの発光素子アレーチップ101につ
き16個のシフトレジスタ120が設けられ、1つの駆
動IC104全体では、80個のシフトレジスタ120
が設けられている。印字データは図7(a)のシフトク
ロックSCKに同期してシフトレジスタ120に取り込
まれる。
【0024】121はシフトレジスタ120にセットさ
れたデータを保持するためのラッチである。ラッチ12
1は各シフトレジスタ120に対応して設けられ、(ラ
ッチ容量は128×5ビット)、図7(b)のラッチク
ロックLOADXのローレベルのタイミングで各々のシ
フトレジスタ120のデータが各ラッチ121にラッチ
される。そのため、データシフト動作と印字動作を平行
して行うことが可能である。このようにして1ライン分
の印字データが保持される。
【0025】122は読み出しクロックRCKをカウン
トするカウンタ、123はカウンタ122の出力に応じ
てラッチ123のデータの読み出しを切り換えるセレク
タである。セレクタ123は5個の発光素子アレーチッ
プ101に対応して5個設けられている。具体的に説明
すると、まずカウンタ122は図7(c)の読み出しス
タート信号RSで初期値にセットされ、図7(c)の読
み出しクロックRCKをカウントする。各セレクタ12
3においては、カウンタ122の出力に応じて128ビ
ットのラッチデータを順に出力していく。図7(e)は
セレクタ123の出力を示している。そして、カウンタ
122が128までカウントすると、セレクタ123は
128ビットのデータの出力が終了し、カウンタ122
は再び初期値にセットされ、以下同様の動作を繰り返し
行う。このようにして1ラインごとに記録を行う。
【0026】各セレクタ123の出力信号は、ナンドゲ
ート124で発光素子の発光のタイミングを決めるΦI
信号とナンドがとられ、更にバッファ125を介して出
力される。この出力信号が図4及び図5で説明したφI
信号であり、発光素子を点灯させるか、消灯させるかの
記録信号である。この信号は、各セレクタ123から5
個の発光素子アレーチップ101に対して、φI−1,
φI−2…φI−5として出力される。図3で説明した
ΦS信号は、バッファ126を介して出力される。この
信号φSは前述のように発光素子アレーチップ101の
スタート信号として用いられる。
【0027】Φ1信号はバッファ127、抵抗128を
介して出力され、図4、図5で説明したφ1信号として
出力される。φ1信号は5個の発光素子アレーチップ1
01に対してφ1−1,φ1−2,…φ1−5として供
給される。φ2信号もバッファ127、抵抗128を介
して出力され、これも5つの発光素子アレーチップ10
1にφ2−1,φ2−2,…φ2−5として供給され
る。なお、ICONT信号はφ1信号及びφ2信号の電
流値を調整するための制御信号である。このように駆動
IC104では、入力された各種信号をもとに発光素子
アレーチップ101を駆動するための信号を生成し、図
4、図5で説明したように発光素子アレーチップ101
内の個々の発光素子の動作を制御する。これにより、列
状に配列された発光素子は、記録信号に応じて発光また
は消灯し、感光ドラム上に記録を行う。
【0028】なお、以上の実施形態では、自己走査機能
を有する発光素子アレーチップを用いた記録ヘッドを例
として説明したが、本発明はこれに限ることなく、発光
素子と同じプロセスで走査のためのシフトレジスタを同
じチップに作成したもの、シリコン上にシフトレジスタ
を作成し、その上にGaAs系の発光素子を作成したも
の、あるいはその逆のもの、m個の素子をn次元にマト
リックス状に配置し、その駆動配線数を(n×m)1/n
に減少させたものなどにも適用することが可能である。
また、本発明は、液晶などの光透過、反射を制御する素
子を用いたものにも有効である。
【0029】更に、以上の実施形態では、フレキシブル
ケーブルを用いて2つの基板を接続したが、基板102
と基板106を接続する場合、配線数が少ないので、フ
レキシブルケーブル以外にも、いわゆるフラットケーブ
ル束線などを用いてもよい。また、配線の接続方法とし
ては、接続密度が低いので、半田熱圧着に限ることな
く、通常のコネクタを用いることも可能である。
【0030】また、実施形態では、放熱板108を図2
のような形状としたが、これを例えば断面L字状に形成
し、基板102はその底面に、基板106は側面に取り
付けるようにしてもよい。こうすることにより、基板1
06の突出がなくなるので、更に記録ヘッドの小型化を
図ることができる。更に、実施形態では、2つの基板1
02と106をフレキシブルケーブル103で接続した
が、駆動IC104を搭載した基板106は平面性が要
求されないので、フレキシブル基板を用いてこれに駆動
IC104を搭載してもよい。従って、この場合は、駆
動IC104側の接続がなくなるので、その分作業の手
間が省け、作製に要するコストを低減することができ
る。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、次の効果
がある。 (1)記録素子とそれを駆動する駆動部をそれぞれ別の
基板に搭載し、2つの基板を配線で接続することによ
り、記録素子を駆動部から遠ざけることができ、熱隔離
を実現することができる。従って、記録素子の駆動部の
発熱による影響を除去することができ、安定した記録出
力を得ることができる。 (2)記録素子の基板を熱的に隔離できるので、熱膨張
係数の小さい高価な基板の使用を最小限にでき、その分
安価に作製することができる。 (3)記録素子と駆動部の基板を2つに分けたので、各
基板を放熱板の2面に取り付けられるようになり、記録
ヘッドの占有面積を小さくすることができる。従って、
より小径の感光ドラムの使用が可能になり、装置の小型
化を図ることができる。 (4)記録素子の基板の面積が小さくなるので、この基
板に特に要求される高精度の平面性を確保するのに要す
る手数、例えばこれを取り付ける放熱板を研摩するなど
の加工費を低減でき、その分低コスト化を図ることがで
きる。 (5)記録素子と駆動素子の基板を2つに分けたので、
1つの基板に発光素子と駆動部を実装した場合に比べ、
基板が完成したときの歩留りが向上し、低コスト化を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録ヘッドの主要部の構成例を示した
平面図である。
【図2】本発明の記録ヘッドの外観を示した正面図であ
る。
【図3】本発明の記録ヘッドの電気的な回路構成の一例
を示したブロック図である。
【図4】本発明の記録ヘッドに用いる発光素子アレーチ
ップの一例を示した回路図である。
【図5】図4の発光素子アレーチップの動作を説明する
ためのタイムチャートである。
【図6】本発明の記録ヘッドに用いる駆動ICの一例を
示したブロック図である。
【図7】図6の駆動ICの動作を説明するためのタイム
チャートである。
【図8】従来例の記録ヘッドの外観を示した側面図であ
る。
【図9】図8の記録ヘッドの平面図である。
【符号の説明】
101 発光素子アレーチップ 102 基板 103 フレキシブルケーブル 104 駆動IC 106 基板 107 保持部材 108 放熱板 109 レンズファイバーケーブル 110 コネクタ 120 シフトレジスタ 121 ラッチ 122 カウンタ 123 セレクタ 124 ナンドゲート 125〜126 バッファ R 電流制限抵抗 D1 〜D5 ダイオード SR1′〜SR5′ 転送用サイリスタ SR1〜SR5 発光用サイリスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡部 高廣 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 永田 直久 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 谷岡 宏 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 小巻 由夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 田名網 英之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 熊谷 茂美 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 畠 茂雄 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 列状に配列された複数の記録素子からな
    る記録素子アレーを有し、該記録素子を記録すべき記録
    信号に応じて制御することにより記録を行う記録ヘッド
    において、前記記録素子アレーと該記録素子を駆動する
    ための駆動素子を別基板に搭載し、前記記録素子アレー
    が搭載された基板と、前記駆動素子が搭載された基板を
    配線によって接続したことを特徴とする記録ヘッド。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の記録ヘッドにおいて、
    前記記録素子アレーは、順次記録素子の記録動作を選択
    するように内部に自己走査回路を備えていることを特徴
    とする記録ヘッド。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の記録ヘッドにおいて、
    前記配線は、フレキシブルケーブルであることを特徴と
    する記録ヘッド。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の記録ヘッドにおいて、
    前記記録素子アレーが搭載された基板と、前記駆動素子
    が搭載された基板は、放熱板の隣接する2つの面に取り
    付けられていることを特徴とする記録ヘッド。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の記録ヘッドにおいて、
    前記記録素子は、光を発光/消灯することによって記録
    を行う発光素子であることを特徴とする記録ヘッド。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の記録ヘッドにおいて、
    前記駆動素子は、記録すべきデータを保持する手段と、
    該保持手段のデータを前記複数の記録素子に順次シリア
    ルに出力する手段とから成ることを特徴とする記録ヘッ
    ド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002144541A (ja) * 2000-11-13 2002-05-21 Konica Corp インクジェットプリンタ用ヘッド構造
JP2010056395A (ja) * 2008-08-29 2010-03-11 Fuji Xerox Co Ltd 露光装置、発光装置

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