JPH09142011A - インクジェット用記録シート - Google Patents

インクジェット用記録シート

Info

Publication number
JPH09142011A
JPH09142011A JP7305900A JP30590095A JPH09142011A JP H09142011 A JPH09142011 A JP H09142011A JP 7305900 A JP7305900 A JP 7305900A JP 30590095 A JP30590095 A JP 30590095A JP H09142011 A JPH09142011 A JP H09142011A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gelatin
ink
recording sheet
receiving layer
ink receiving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7305900A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Takemura
幸治 竹村
Kenji Kuwae
健児 加
Masao Ishikawa
政雄 石川
Ichiro Tsuchiya
一郎 土屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP7305900A priority Critical patent/JPH09142011A/ja
Publication of JPH09142011A publication Critical patent/JPH09142011A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インク受容層にゼラチンを用いたインクジェ
ット用記録シートであって、インクの吸収性に優れ、環
境による画質依存性や連続搬送性への悪影響がなく、取
り扱い性の優れたインクジェット用記録シートを提供す
る。 【解決手段】 支持体の両面が塗工されており、少なく
とも1方にインク受容層を設けたインクジェット用記録
シートにおいて、該インク受容層の塗工量が3〜20g
/m2で、且つ該インク受容層中のゼラチンの塗工量
(A)に対し、バックコート層(裏面層)中のゼラチン
の塗工量(B)の重量比(B/A)が1.1以上1.9
以下であり、該支持体がポリオレフィン被覆基紙であ
り、厚みが50μm以上300μm以下であるインクジ
ェット用記録シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクジェット用記録シ
ートに関し、詳しくは様々な環境下でも優れた画像を出
力でき、且つ搬送性に優れたインクジェット用記録シー
トに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータの普及に
伴い、インクジェット記録方式のプリンターが急速に普
及している。特に高画質が要求される印刷分野やデザイ
ン部門においてその利用が注目されている。
【0003】インクジェット記録方式に使用される記録
シートとしては、従来、通常の紙やインクジェット用記
録紙と称される支持体上にインク受容層(以下、インク
吸収層とも言う)を設けた記録シートが使用されてき
た。しかしながら、これらの記録シートを用いた場合、
インクのにじみが多い、光沢性が低いなど、高解像度、
高光沢が求められる前記分野では使用できうるものでは
なかった。
【0004】更に、OHP(オーバーヘッドプロジェク
ター)用の原稿として透明支持体を用いても多孔質イン
ク吸収層が光透過性を悪化させるという問題があった。
【0005】これらの問題点を解決するため、光透過性
が高く、水性インク受容性に優れたインク吸収層として
ゼラチンを用いる事が提案されている。例えば特開昭5
9−255131号公報において高インク吸収層として
ゼラチンを使用する事が開示され、特開昭62−263
084号公報では特定pHのゼラチンから形成された受
容層が開示されている。又特開平1−146784号公
報には酸処理ゼラチンとフッ素系界面活性剤との併用使
用が開示され、同6−64306号公報では塗布したゼ
ラチンを一旦ゲル状態にした後、コールドドライ法によ
り乾燥させて得られる記録シートが提案されている。
【0006】確かにこれらゼラチンを用いた受容層はイ
ンクの吸収特性に優れ、光透過性も高いが、ゼラチンを
用いた受容層は温度、湿度による依存性が非常に大き
く、環境によっては物理特性が大きく変化することがあ
る。例えば、裏面に塗工層を有しない記録紙では低湿の
環境化ではインク受容層側に大きくカールし、高湿条件
下においてはそれとは逆のカールを示す。これらのこと
が生じると、特に連続プリント時に斜めに搬送された
り、搬送途中でジャムりを生じたり、ミスフィードの原
因となる。また、一度搬送されても、印字中にカールす
ると、ヘッドに衝突しながら印字するなど、酷いときに
はヘッド故障の原因にも成りかねない。また、印字中に
カールがなくても、インク量が多い(高濃度部)画像で
は、印字後にカールが生じ取り扱いの困難な試料となり
好ましくない。さらにはカールが生じたOHPなどは全
く使いものにならないものであった。
【0007】これらの現象は、インク吸収性の向上が主
目的で用いられる水溶性ポリマーを併用すると更に生じ
やすく、また吸湿性の水溶性ポリマーであれば更に顕著
に現れ、特に支持体が紙やホワイトペットよりもポリオ
レフィン樹脂で被覆した基紙(以下、RCペーパーとも
呼ぶ)に用いたとき生じやすいものであった。
【0008】そこで、塗工量の多い記録紙に関しては、
特開昭62−202781号公報においては、そのカー
ルを改善するための方法として、2層以上の基材にイン
ク受容層を設け、その記録紙の坪量を120〜500g
/m2と大きくする手段が提案されている。しかしなが
ら、同公報に開示されている技術は、記録紙の坪量を大
きくしたために、用紙のこわさ或いは腰が強くなりす
ぎ、紙送り時の座屈力が強くなって、小型プリンターで
はミスフィード等の走行性の問題が発生し、実用上問題
がある。
【0009】また、塗工量の少ない塗工層を設けた記録
紙に関しては、特開平2−192984号公報におい
て、基材の平滑度を高くし、その上に塗工層を設け、こ
れによって記録紙の特定時間における吸水量を規定以上
にし、インク吸収時にボコツキやカールの改善を図るこ
とが提案されている。しかしながら、同公報に開示の技
術においては、基紙の吸水量を特定以上にするためにイ
ンク吸収性が高くなり、インクが基紙の裏側まで達して
裏映りが目立つようになるといった別の問題が生じる。
【0010】これら取り扱い性(カール性)を解決する
方法として特開平7−186519号にはCD方向(繊
維の並んでいる方向に対して垂直方向)の収縮率をコン
トロールすることによりカール性を改良することが記載
されているが、ゼラチンとの関係等は全く記載が無く、
ましてや環境依存によって起こり得る現象の記載は皆無
である。
【0011】また一方で、ゼラチンを用いた記録紙は印
字環境によって、安定した画像が得られないという大き
な問題が判った。例えば、低温高湿環境化ではインクの
乾燥性が悪くなることや、ゼラチンの膨潤度が低下する
ことから、高濃度部におけるバンディング(濃度ムラ)
やブリーディング(にじみ)、連続プリント時において
生じる裏映りを著しく劣化させ、これらのことはユーザ
ーが取り扱う上で非常に致命的な問題になりかねないこ
とが判明した。
【0012】そこで、本発明者らが鋭意検討を重ねた結
果、本発明による塗工量を3以上20g/m2に調整
し、かつ、裏面のゼラチンの重量(B)がインク受容層
のゼラチンの量(A)に対する重量比(B/A)が、
1.1以上1.9以下に調整することにより、様々な条
件下においてもバンディングやブリーディングや裏映り
を防止し、高画質な画像を維持しながら、ミスフィード
を防止し、連続搬送が可能な高画質インクジェット用記
録シートを見いだすに至った。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、受容層にゼラチンを用いたインクジェット用記録シ
ートであって、インクの吸収性に優れ、環境による画質
依存性やカール特性への悪影響がなく、取り扱い性の優
れたインクジェット用記録シートの提供にある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、以
下の構成により達成された。
【0015】(1)支持体の両面が塗工されており、少
なくとも1方にインク受容層を設けたインクジェット用
記録シートにおいて、該インク受容層の塗工量が3〜2
0g/m2で、且つ該インク受容層中のゼラチンの塗工
量(A)に対し、バックコート層(裏面層)中のゼラチ
ンの塗工量(B)の重量比(B/A)が1.1以上1.
9以下であることを特徴とするインクジェット用記録シ
ート。
【0016】(2)該支持体がポリオレフィン被覆基紙
であることを特徴とする(1)記載のインクジェット用
記録シート。
【0017】(3)該ポリオレフィン被覆基紙の厚みが
50μm以上300μm以下であることを特徴とする
(1)又は(2)記載のインクジェット用記録シート。
【0018】(4)該インク受容層に少なくとも1種の
水溶性ポリマーを含有することを特徴とする(1)、
(2)又は(3)記載のインクジェット用記録シート。
【0019】(5)該水溶性ポリマーの重量比率がイン
ク受容層中の全塗工量に対し、5〜70重量%であるこ
とを特徴とする(4)記載のインクジェット用記録シー
ト。
【0020】(6)該インク受容層に少なくとも1種の
フッ素界面活性剤を含有することを特徴とする(1)、
(2)、(3)、(4)又は(5)に記載のインクジェ
ット用記録シート。
【0021】(7)該インク受容層に含有するゼラチン
の少なくとも1部が誘導体ゼラチンであることを特徴と
する(1)〜(6)の何れか1項に記載のインクジェッ
ト用記録シート。
【0022】以下、本発明について詳細に説明する。
【0023】本発明においては、インクジェット用記録
シートのインク受容層に用いるバインダーとしてはゼラ
チンが用いられる。
【0024】ゼラチンとしては、動物のコラーゲンを原
料としたゼラチンであれば何れもでも使用できるが、豚
皮、牛革、牛骨を原料としたコラーゲンを原料としたゼ
ラチンが好ましい。更にゼラチンの種類としては特に制
限はないが、石灰処理ゼラチン、酸処理ゼラチン、誘導
体ゼラチン(例えば特公昭38−4854号、同39−
5514号、同40−12237号、同42−2634
5号、米国特許2,525,753号、同2,594,
293号、同2,614,928号、同2,763,6
39号、同3,118,766号、同3,132,94
5号、同3,186,846号、同3,312,553
号、英国特許861,414号、同103,189号等
に記載の誘導体ゼラチン)を単独またはそれらを組み合
わせて用いることができる。誘導体ゼラチンを用いる
と、インクの初期乾燥性の点で非常に有利である。
【0025】本発明でいう誘導体ゼラチンとは、ゼラチ
ンの有するアミノ基、イミノ基又はカルボキシル基を置
換したゼラチンを意味するが、本発明では特にアミノ基
又はイミノ基を置換したゼラチンが好ましい。更に好ま
しくはアミノ基を置換したゼラチンであり、その例とし
てフェニルカルバモイル化ゼラチンやフタル化ゼラチン
等が挙げられる。
【0026】本発明において、アミノ基を置換して誘導
体ゼラチンを得るための有用な置換基としては、(a)
アルキルアシル、アリールアシル、例えばアセチル及び
置換、無置換のベンゾイル等のアシル基、(b)アルキ
ルスルホニル、アリールスルホニル等のスルホニル基、
(c)アルキルカルバモイル、アリールカルバモイル等
のカルバモイル基、(d)アルキルチオカルバモイル、
アリールチオカルバモイル等のチオカルバモイル基、
(e)炭素数1〜18個の直鎖、分岐のアルキル基、
(f)置換、無置換のフェニル、ナフチル及びピリジ
ル、フリル等の芳香族複素還等のアリール基が挙げられ
る。
【0027】本発明における誘導体ゼラチンは、これら
の中でもアシル基(−COR1)又はカルバモイル基
(−CONR12)によりアミノ基が置換されたものが
好ましい。
【0028】前記アシル基又はカルバモイル基のR1
置換、無置換の脂肪族基(例えば炭素数1〜18個のア
ルキル基、アリル基等)、アリール基又はアラルキル基
(例えばフェネチル基等)であり、R2は水素原子、脂
肪族基、アリール基又はアラルキル基である。
【0029】本発明において特に好ましいものは、R1
がアリール基、R2が水素原子の場合である。以下、本
発明において用いられる誘導体ゼラチンのアミノ基置換
基の例を示すが、本発明はこれらに限定されるものでは
ない。
【0030】−誘導体ゼラチンのアミノ基置換基の例−
【0031】
【化1】
【0032】本発明における誘導体ゼラチンは、バンデ
ィングを防止するために、アミノ基及びイミノ基から選
らばれる少なくとも一方の総量の60%以上が該アミノ
基又はイミノ基と反応し得る置換基により予め置換され
たものを用いるのが好ましいが、特に好ましくはアミノ
基の総量の80%以上が置換された誘導体ゼラチンであ
る。
【0033】誘導体ゼラチンのアミノ基の置換率の算出
方法は、置換前のゼラチンのアミノ基及び置換後の誘導
体ゼラチンの未置換アミノ基を定量し、その差を置換前
のアミノ基の量で割ることにより、置換率を求めること
ができる。アミノ基の定量方法としては種々の分析法を
用いることができるが、例えば分析化学便覧(日本分析
化学会編)改訂二版第294頁記載のホルモール法によ
り定量することができる。
【0034】本発明に係るゼラチンのゼリー強度(PA
GI法、ブルーム式ゼリー強度計による)としては、1
50g以上、特に200〜300gであることが好まし
い。本発明においては、インク受容層に含まれるゼラチ
ンの塗工量としては、固形分として3〜20g/m2
好ましく、さらに好ましくは5〜15g/m2である。
インク受容層が3g/m2未満ではインクの受容性が劣
り、印字後インクが受容層から溢れてしまう。更に、2
0g/m2を越えて多い場合には、インクの受容性は向
上するがバンディング及び搬送不良が発生する。
【0035】本発明においては、インクの受容性やドッ
ト再現性を向上させる目的でゼラチンとともに以下のポ
リマーを併用することが好ましい。併用されるポリマー
としては例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルピ
ロリドン、ポリビニルピリジニウムハライド、各種変性
ポリビニルアルコール等のビニルホルマールおよびその
誘導体(特開昭60−145879号、同60−220
750号、同61−143177号、同61−2351
82号、同61−235183号、同61−23768
1号、同61−261089号参照)、ポリアクリルア
ミド、ポリジメチルアクリルアミド、ポリジメチルアミ
ノアクリレート、ポリアクリル酸ソーダ、アクリル酸メ
タクリル酸共重合体塩、ポリメタクリル酸ソーダ、アク
リル酸ビニルアルコール共重合体塩等のアクリル基を含
むポリマー(特開昭60−168651号、同62−9
988号等に記載)、澱粉、酸化澱粉、カルボキシル澱
粉、ジアルデヒド澱粉、カチオン化澱粉、デキストリ
ン、アルギン酸ソーダ、アラビアゴム、カゼイン、プル
ラン、デキストラン、メチルセルロース、エチルセルロ
ース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルセルロース等の天然高分子材料またはその誘導体(特
開昭59−174382号、同60−262685号、
同61−143177号、同61−181679号、同
61−193879号、同61−287782号等に記
載)、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコ
ール、ポリビニルエーテル、ポリグリセリン、マレイン
酸アルキルビニルエーテル共重合体、マレイン酸−N−
ビニルピロール共重合体、スチレン−無水マレイン酸共
重合体、ポリエチレンイミン等の合成ポリマー(特開昭
61−32787号、同61−237680号、同61
−277483号等に記載)等を挙げることができる。
これらのポリマーのうち好ましくはポリビニルピロリド
ン類、ポリビニルアルコール類、及び、メタクリル酸/
アクリル酸系共重合体およびその塩である。
【0036】本発明において、インク受容層にはバイン
ダーに加えて画質を向上させる目的で、インク吸収性を
損なわない範囲で界面活性剤を添加することが好まし
い。用いられる界面活性剤はアニオン系、カチオン系、
ノニオン系、ベタイン系の何れのタイプでもよく、また
低分子のものでも高分子のものでも、異なる種類のもの
を併用してもよい。さらに好ましくはフッ素系の界面活
性剤である。界面活性剤の添加量はインク受容層を構成
するバインダー100gに対して0.001g〜5gが
好ましく、より好ましくは0.01〜3gである。
【0037】本発明に好ましく用いられるアニオン性フ
ッ素系界面活性剤としては、下記一般式(FA)で示さ
れるものが挙げられる。
【0038】一般式(FA) (Cf)−(Y)n 式中、Cfは少なくとも3個のフッ素原子と少なくとも
2個の炭素原子を含むn価の基で表し、Yは−COO
M,−SO3M,−OSO3M又は−P(=O)(OM)
2を表す。Mは水素原子又はアルカリ金属もしくは第4
級アンモニウム塩の如きカチオンを表し、nは1又は2
である。
【0039】更に好ましく用いられるアニオン性フッ素
系界面活性剤としては、下記一般式(FA′)で示され
るものである。
【0040】一般式(FA′) Rf−(D)t−Y 式中、Rfは炭素原子数3〜30のフッ素置換アルキル
基又はアリール基を表し、Dは−O−,−COO−,−
CON(R1)−又は−SO2N(R1)−なる結合を少
なくとも一つ含む炭素原子数1〜12の2価の基を表
す。R1は炭素原子数1〜5のアルキル基を表し、tは
1又は2であり、Yは−COOM,−SO3M,−OS
3M又は−P(=O)(OM)2を表し、Mは水素原子
又はアルカリ金属もしくは第4級アンモニウム塩の如き
カチオンを表す。
【0041】次に一般式(FA)で表される化合物の具
体例を挙げるが、本発明はこれらに限定されない。
【0042】
【化2】
【0043】
【化3】
【0044】
【化4】
【0045】
【化5】
【0046】
【化6】
【0047】特に好ましくは、−SO2N(R1)−なる
結合を少くとも一つ含むアニオン性フッ素系界面活性剤
を使用することである。
【0048】本発明に用いられるカチオン性フッ素系界
面活性剤は下記一般式(FK)で表される化合物であ
る。
【0049】一般式(FK) Rf′−L−X+ 式中、Rf′は炭素数1〜20の炭化水素基を表し、少
なくとも一つの水素原子はフッ素原子で置換されてい
る。Lは化学結合手または2価基を表す。Xはカチオ
ン、Z-はカウンターアニオンを表す。
【0050】Rf′の例としては、−Ckk+1(k=1
〜20、特に3〜12が好ましい),−Cm2m,−Cm
2m-1(m=2〜20、特に3〜12が好ましい)等を
挙げることができる。
【0051】Lの例としては、−SO2N(R1)(CH
2p−,−CON(R1)(CH2p−,−OASO2
(R1)(CH2p−,−OACON(R1)(CH2p
−,−OAO(CH2p−,−OA(CH2p−,−O
(CH2CH2O)q(CHp−,−O(CH2p−,
−N(R1)(CH2p−,−SO2N(R1)(C
pO(CH2r−,−CON(R1)(CH2p
(CH2r−,−OASO2N(R1)(CHR1pOA
−,−(CH2p(CHOH)s(CH2r−等を挙げ
ることができる。
【0052】X+の例としては、−N+(R13,−N+
(CH2CH2OCH33,−N+48O(R1),−N
+(R1)(R2)(CH2CH2OCH3),−N+
55,−N+(R1)(R2)(CH2p65,−N
+(R1)(R2)(R2)等を挙げることができる。ここ
でR1及びR2は各々、水素原子又は炭素原子数1〜6の
アルキル基(置換基を有してもよい)を表し、p,r,
sは各々0〜6、qは1〜20である。
【0053】Z-の例としては、I-,Cl-,Br-,C
3SO3 -,CH3−C−SO3 -等を挙げることが
できる。
【0054】以下に本発明に好ましく用いられるカチオ
ン性フッ素系界面活性剤の具体例を挙げるが、これらに
限定されない。
【0055】
【化7】
【0056】
【化8】
【0057】本発明に係るアニオン性フッ素系界面活性
剤あるいはカチオン性フッ素系界面活性剤は、例えば米
国特許2,559,751号、同2,567,011
号、同2,732,398号、同2,764,602
号、同2,806,866号、同2,809,998
号、同2,915,376号、同2,915,528
号、同2,918,501号、同2,934,450
号、同2,937,098号、同2,957,031
号、同3,472,894号、同3,555,089
号、英国特許1,143,927号、同1,130,8
22号、特公昭45−37304号、特開昭47−96
13号、同49−134614号、同50−11770
5号、同50−117727号、同50−121243
号、同52−41182号、同51−12392号の、
英国化学会誌(J.Chem.Soc.)1950年2
789頁、同1957年2574頁及び2640頁、米
国化学会誌(J.Amer.Chem.Soc.)79
巻2549頁(1957年)、油化学(J.Japan
Oil Chemists Soc.)12巻653
頁、有機化学会誌(J.Org.Chem.)30巻3
524頁(1965年)等に記載された方法によって合
成することができる。
【0058】これらのフッ素系界面活性剤のうち、ある
種のものは大日本インキ化学工業社からメガファック
(Megafac)Fなる商品名で、ミネソタ・マイニ
ング・アンド・マニファクチュアリング・カンパニー社
からフルオラッド(Fluorad)FCなる商品名
で、インペリアル・ケミカル・インダストリー社からモ
ンフロール(Monflor)なる商品名で、イー・ア
イ・デュポン・ネメラス・アンド・カンパニー社からゾ
ニルス(Zonyls)なる商品名で、又、ファルベベ
ルケ・ヘキスト社からリコベット(Licowet)V
PFなる商品名で、それぞれ市販されている。
【0059】フッ素系界面活性剤を使用する場合、アニ
オン性フッ素系界面活性剤とカチオン性フッ素系界面活
性剤を併用することが画質向上の点で好ましい。
【0060】本発明のアニオン性フッ素系界面活性剤と
カチオン性フッ素系界面活性剤の添加割合はモル比で
1:10〜10:1が好ましく、更には3:7〜7:3
が好ましい。
【0061】本発明において用いられる支持体として
は、透明な支持体でも不透明な支持体でも使用目的に応
じて用いることができる。
【0062】透明な支持体としては、従来公知のものが
いずれも使用でき、例えば、ポリエステル樹脂、セルロ
ースアセテート樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート
樹脂、ポリ塩化ビニール樹脂、ポリイミド樹脂、セロフ
ァン、セルロイドなどのフィルムがある。これらの中で
支持体の剛性、透明性の観点からポリエステル樹脂、特
にポリエチレンテレフタレートフィルムが好ましい。
【0063】このような透明支持体はその厚さが約10
〜400μm程度のものが好ましく、更に好ましくは5
0〜300μm程度のものである。
【0064】不透明支持体としては樹脂被覆基紙、顔料
入り不透明フィルム、発泡フィルム等の従来公知のもの
がいずれも使用できるが、光沢性、平滑性の観点から樹
脂被覆基紙、各種フィルムが好ましく、手触り感、高級
感から樹脂被覆紙、ポリオレフィン樹脂被覆基紙、ポリ
エステル系のフィルムがより好ましい。
【0065】好ましく用いられる樹脂被覆基紙を構成す
る原紙は、特に制限はなく、一般に用いられている紙が
使用できるが、より好ましくは例えば写真用支持体に用
いられているような平滑な原紙が好ましい。原紙を構成
するパルプとしては天然パルプ、再生パルプ、合成パル
プ等を1種もしくは2種以上混合して用いられる。この
原紙には一般に製紙で用いられているサイズ剤、紙力増
強剤、填料、帯電防止剤、蛍光増白剤、染料等の添加剤
が配合される。
【0066】さらに、表面サイズ剤、表面紙力剤、蛍光
増白剤、帯電防止剤、染料、アンカー剤等が表面に塗布
されていてもよい。
【0067】また、原紙の厚みに関しては特に制限はな
いが、紙を抄造中または抄造後カレンダー等にて圧力を
印加して圧縮するなどした表面平滑性の良いものが好ま
しく、その秤量は30〜250g/m2が好ましい。
【0068】本発明において好ましく用いられるポリオ
レフィン被覆基紙は、走行する原紙上にポリオレフィン
樹脂の場合は、加熱溶融した樹脂を流延する、いわゆる
押出しコーティング法により製造され、その両面が樹脂
により被覆される。また、電子線により硬化する樹脂の
場合は、グラビアコーター、ブレードコーターなど一般
に用いられるコーターにより樹脂を塗布した後、電子線
を照射し、樹脂を硬化させて被覆する。また、樹脂を原
紙に被覆する前に、原紙にコロナ放電処理、火炎処理な
どの活性化処理を施すことが好ましい。支持体のインク
受容層が塗布される面(表面)は、その用途に応じて光
沢面、マット面などを有し、特に光沢面が優位に用いら
れる。裏面に樹脂を被覆する必要はないが、カール防止
の点から樹脂被覆したほうが好ましい。裏面は通常無光
沢面であり、表面あるいは必要に応じて表裏両面にもコ
ロナ放電処理、火炎処理などの活性処理を施すことがで
きる。また、被覆樹脂層の厚みとしては特に制限はない
が、一般に5〜50μmの厚みに表面または表裏両面に
コーティングされる。
【0069】本発明でいう基紙をコーティングするポリ
オレフィン被覆樹脂としては、ポリオレフィン樹脂や電
子線で硬化する樹脂を用いることができる。ポリオレフ
ィン樹脂としては、低密度ポリエチレン、高密度ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリペンテンな
どのオレフィンのホモポリマーまたはエチレン−プロピ
レン共重合体などのオレフィンの2つ以上からなる共重
合体およびこれらの混合物であり、各種の密度、溶融粘
度指数(メルトインデックス)のものを単独にあるいは
それらを混合して使用できる。
【0070】また、ポリオレフィン被覆基紙の樹脂中に
は、酸化チタン、酸化亜鉛、タルク、炭酸カルシウムな
どの白色顔料、ステアリン酸アミド、アラキジン酸アミ
ドなどの脂肪酸アミド、ステアリン酸亜鉛、ステアリン
酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン
酸マグネシウムなどの脂肪酸金属塩、イルガノックス1
010、イルガノックス1076などの酸化防止剤、コ
バルトブルー、群青、セシリアンブルー、フタロシアニ
ンブルーなどのブルーの顔料や染料、コバルトバイオレ
ット、ファストバイオレット、マンガン紫などのマゼン
タの顔料や染料、蛍光増白剤、紫外線吸収剤などの各種
の添加剤を適宜組み合わせて加えるのが好ましい。
【0071】これらポリオレフィン被覆基紙の厚みにつ
いては特に制限はないが、搬送性の観点や本発明の効果
を奏する観点から50μm以上300μm以下であるこ
とが好ましく、さらに好ましくは80μm以上200μ
m以下である。
【0072】本発明で言う水性インクとは、下記の着色
剤、液媒体、その他の添加剤からなる記録液体である。
着色剤としては、直接染料、酸性染料、塩基性染料、反
応性染料或いは食品用色素等の水溶性染料が挙げられ
る。
【0073】水性インクの溶媒としては、水及び水溶性
の各種有機溶剤、例えば、メチルアルコール、エチルア
ルコール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコー
ル、ブチルアルコール、sec−ブチルアルコール、t
ert−ブチルアルコール、イソブチルアルコール等の
炭素数1〜4のアルキルアルコール類;ジメチルホルム
アミド、ジメチルアセトアミド等のアミド類;アセト
ン、ジアセトンアルコール等のケトン又はケトンアルコ
ール類;テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル
類;ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル等のポリアルキレングリコール類;エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ブチレングリコール、トリ
エチレングリコール、1,2,6−ヘキサントリオー
ル、チオジグリコール、ヘキシレングリコール、ジエト
チレングリコール等のアルキレン基が2〜6個のアルキ
レングリコール類;グリセリン、エチレングリコールメ
チルエーテル、ジエチレングリコールメチル(又はエチ
ル)エーテル、トリエチレングリコール、モノメチルエ
ーテル等の多価アルコールの低級アルキルエーテル類、
2H−ピロリジノン等のピロリジノン類、1−メチル−
2−ピロリドン、2−ピロリドン等のピロリドン類等が
挙げられる。これらの多くの水溶性有機溶剤の中でも、
ジエチレングリコール等の多価アルコール、トリエチレ
ングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコ
ールモノエチルエーテル等の多価アルコールの低級アル
キルエーテル、ピロリドン類が好ましい。
【0074】本発明においてゼラチンと共に使用できる
化合物としては、フェノール系化合物、チアゾリン系化
合物、トリアジン系化合物、モルホリン系化合物、イミ
ダゾール系化合物、グアニジン系化合物及びベンツトリ
アゾール系化合物が挙げられる。
【0075】具体的な化合物としてはオルトフェニルフ
ェノールおよびその塩(カリウム、ナトリウム)、2−
オクチル−4−イソチアゾリン、ベンツイソチアゾリン
−3−オン、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オ
ン、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3
−オン、2−チオメチル−4−エチルアミノ−6−
(1,2−ジメチルプロピルアミノ)−s−トリアジ
ン、ヘキサヒドロ−1,3,5−トリス(2−ヒドロキ
シエチル)−s−トリアジン、4−(2−ニトロブチ
ル)モルホリン4−(3−ニトロブチル)モルホリン、
2−(4−チアゾリル)ベンツイミダゾール、ドデシル
グアニジン塩酸塩、ベンツトリアゾールが挙げられるが
これらに限定されるものではない。
【0076】本発明において、ゼラチン含有層は、耐水
性を向上させる目的で適当な硬膜剤で硬膜することがで
きる。硬膜剤の具体的な例としては、ホルムアルデヒ
ド、グルタルアルデヒドの如きアルデヒド系化合物、ジ
アセチル、クロルペンタンジオンの如きケトン化合物、
ビス(2−クロロエチル尿素)、2−ヒドロキシ−4,
6−ジクロロ−1,3,5−トリアジン、米国特許3,
288,775号記載の如き反応性のハロゲンを有する
化合物、ジビニルスルホン、米国特許3,635,71
8号記載の如き反応性のオレフィンをもつ化合物、米国
特許2,732,316号記載のN−メチロール化合
物、米国特許3,103,437号記載の如きイソシア
ナート類、米国特許3,017,280号、同2,98
3,611号記載の如きアジリジン化合物類、米国特許
3,100,704号記載の如きカルボジイミド系化合
物類、米国特許3,091,537号記載の如きエポキ
シ化合物、ムコクロル酸の如きハロゲンカルボキシアル
デヒド類、ジヒドロキシジオキサンの如きジオキサン誘
導体、クロム明ばん、カリ明ばん、硫酸ジルコニウムの
如き無機硬膜剤等があり、これらを1種または2種以上
組み合わせて用いることができる。硬膜剤の添加量は構
成するゼラチン100gに対して0.01g〜10gが
好ましく、より好ましくは0.1〜5gである。
【0077】しかし、本発明を実施する態様としては、
好ましくはインク受容層には硬膜剤を使用しない事であ
る。すなわち硬膜剤があると本発明の効果が小さくな
り、しかも硬膜が経時で変わる為インク吸収性や画像の
解像度が使用する時間によつて変わるという問題があ
り、好ましくない。
【0078】本発明において、更に、インク受容層には
界面活性剤、バインダの他、無機顔料、着色染料、着色
顔料、インク染料の定着剤、紫外線吸収剤、酸化防止
剤、顔料の分散剤、消泡剤、レベリング剤、蛍光増白
剤、粘度安定剤、pH調節剤などの公知の各種添加剤を
添加することができる。
【0079】本発明のインク受容層を形成する方法とし
ては、サイズプレス法、ロールコーター法、ブレードコ
ーター法、エアナイフコーター法、ゲートロールコータ
ー法、ロッドバーコーター法、カーテン法、エクストル
ージョン法等、通常用いられている塗工方法が用いられ
る。
【0080】塗工後の乾燥方法に特に制限はないが、特
開平6−64306号の4頁に記載されているコールド
ドライ法は品質感の高い記録シートを得るために好まし
い乾燥方法である。
【0081】本発明において、インク受容層は単層構成
でも多層構成でもよい。多層構成の例としては、特開昭
57−89954号、同60−224578号、同61
−12388号等に記載されたものが挙げられる。例え
ば、特開昭61−12388号に記載のインク透過層を
本発明のインク受容層の上に更に受けてもよい。
【0082】本発明においてインクの溶媒はインクヘッ
ドノズルの目詰り防止の観点から水と前記有機溶媒の混
合溶媒を用いることが好ましいが、この時、水と有機溶
媒の混合比率は重量比で1/9〜9/1が好ましく、よ
り好ましくは4/6〜9/1である。
【0083】その他の添加剤としては、例えば、PH調
節剤、金属封鎖剤、防カビ剤、粘度調整剤、表面張力調
整剤、湿潤剤、蛍光増白剤、マット剤、界面活性剤及び
防錆剤等が挙げられる。
【0084】本発明で言うバックコート層とは、インク
受容層を有する面と反対面(裏面)に形成される層のこ
とであり、単層でも多層構成であっても良く、実質的に
インク受容層の機能を有していても良い。
【0085】バックコート層に用いられる素材として
は、インク受容層に用いたものと同様の素材を用いるこ
とができる。
【0086】本発明においては、インク受容層中にゼラ
チンを用いることによりインク吸収性を改良し画質を向
上すると共に、バックコート層に用いるゼラチンの塗工
量を、インク受容層に用いるゼラチンの塗工量に対し、
重量比で1.1以上1.9以下とすることにより、更に
好ましくは1.2〜1.5とすることにより、記録シー
トの物理特性を安定化させ、連続搬送性を改良し、裏映
りを防止するものである。
【0087】また、バックコート層にインク受容機能を
付与しない場合は、市販の硬膜剤やマット剤等の物性改
良剤を添加することが好ましい。
【0088】その他にも添加剤としてpH調整剤、金属
封鎖剤、防カビ剤、粘度調整剤、表面張力調整剤、湿潤
剤、防錆剤等を適用することができる。
【0089】
【実施例】以下、実施例及び比較例に基づいて本発明を
具体的に説明する。但し、本発明はこれらの実施例に限
定されるものではない。
【0090】実施例1 (1)支持体の作成 坪量100gの原紙の表面に低密度ポリエチレン70部
と高密度ポリエチレン20部からなる樹脂組成物を20
g/m2塗工し、裏面に低密度ポリエチレン50部と高
密度ポリエチレン50部からなる樹脂組成物を20g/
2塗工し、支持体RC−1(100μm)を作成し
た。
【0091】(2)インク受容層の作成 ゼラチン(コニカゼラチン(株)社製KV−3029)
100重量部の塗工液(固形分濃度10重量%)を調製
し、上記支持体の表面に乾燥後の塗工層の重量(D)が
表1記載の値となるように、バーコート法により塗工し
た。
【0092】(3)バックコート層(裏面層)の作成 ゼラチン(コニカゼラチン(株)社製KV−3029)
100重量部の塗工液(固形分濃度10重量%)を調製
し、上記操作により作成した試料の裏面に乾燥後の塗工
層の重量(E)が表1記載の値となるように、バーコー
ト法により塗工し、インクジェット用記録シート試料を
作成した(No.1−1〜1−12)。
【0093】(4)プリント試料の作成 上記(1)〜(3)により作成された試料をインクジェ
ットプリンター(MCJ−5000C;セイコーエプソ
ン(株)製)及び専用インクを用いて表1記載の条件下
に調湿された部屋で、イエロー、マゼンタ、シアン、ブ
ラックの各色を用いて単色及び混色画像をプリント
し、、均一画像部(最高濃度部)のバンディング、ブリ
ーディング、裏映り、連続搬送性を以下の評価方法によ
り評価した。
【0094】<バンディングの評価>プリント後の試料
のブラックの均一画像を目視にて観察し、バンディング
の様子を判定した。
【0095】◎;バンディングは全くなく、均一な画像
である ○;極わずかなバンディングが確認されるが、実用上特
に問題なし △;一定間隔にスジ状のバンディングが認められる。
【0096】×;画像の全てにスジ状のバンディングが
認められる。
【0097】<ブリーディングの評価>レッド、ブル
ー、グリーン部の上にブラックで文字を印字して、にじ
みの様子を判定した。
【0098】◎;各色でにじみが全くなく、文字がはっ
きり読み取れる ○;複雑な文字の時に若干のにじみが生じるが文字は読
み取れる △;文字全体がやや太くなり、にじみを生じているが読
み取れる ×;にじみがひどく、文字が読み取れない <裏映り>プリント後10分してプリントした試料と同
じ試料(未プリント)を上から重ね、その上にA4サイ
ズで重量約1kgの重しを載せ、裏映りする時間を測っ
た。
【0099】◎;1カ月経っても裏映り全くなし ○;1カ月経つと、ブラック部にわずかに裏映りが認め
られるが全く問題なし △;5時間たつと、ブラック部にわずかの裏映りが生じ
る ×;30分で各色全てが裏映りする <連続搬送性>A4サイズ50枚を連続搬送させ搬送性
を判定した ◎;全く問題なく50枚が搬送できる ○;途中で1、2枚フィードミスがあったが手で指し直
すと問題なく搬送する △;10枚に1枚の割合でフィードミスが発生する ×;1枚1枚手で差し直すと搬送する ××;1枚1枚手差しで送れるが印字途中でヘッドに当
たり、画像評価ができない。
【0100】評価結果を表1に示す。
【0101】
【表1】
【0102】表1からも判るように、本発明よりなるイ
ンクジェット用記録シートは、バンディング、ブリーデ
ィング、裏映り、搬送性、全てにおいて優れた性能を示
すことが判る。
【0103】実施例2 (1)支持体の作成 坪量を調製し、厚みを表2記載の値にした他は実施例1
と同様の操作により支持体を作成した。このとき、支持
体として普通紙及びPET(ポリエチレンテレフタレー
ト)を用いたものも同時に作成した(RC−1〜RC−
6)。
【0104】(2)インク受容層及びバックコート層の
作成 実施例1の試料No.1−4と同様の操作により作成し
た。
【0105】そして、実施例1と同様の評価方法により
評価した。結果を表2に示す。
【0106】
【表2】
【0107】表2より判るように、本発明のインクジェ
ット用記録シートは支持体に因らず優れた性能を示す
が、ポリオレフィン被覆基紙を用いた支持体でかつ厚み
が50μm以上300μm以下の時に特に搬送性に優れ
た性能を示すことが判る。
【0108】実施例3 以下の操作に従ってインクジェット用記録紙を作成し
た。
【0109】(1)支持体の作成 実施例1の試料No.1−4の支持体(RC−1)を用
いた。
【0110】(2)インク受容層の作成 上記支持体の表面にゼラチン(コニカゼラチン社製KV
−3029)と水溶性ポリマーを表2記載の重量比率と
なるように塗工液(固形分濃度10重量%)を調製し、
乾燥後の塗工量が10g/m2とした他は実施例1と同
様の方法により試料を作成した。
【0111】(3)バックコート層 インク受容層中のゼラチンの塗工量に対し、1.3倍の
ゼラチン(コニカゼラチン社製KV−3029)が付く
ように調製し、塗工した。
【0112】このとき実施例1と同様の評価方法によ
り、評価した。その結果を表3に示す。
【0113】
【表3】
【0114】表3からも判るように本発明のインクジェ
ット用記録シートは優れた性能を示し、水溶性ポリマ−
を5〜70重量%用いると、特に低温環境における印字
特性が著しく向上する。
【0115】実施例4 実施例1の試料No.1−4で用いたゼラチンをフェニ
ルカルバモイル化ゼラチン(ルスロー社製;タイプ17
819PC)に代え、またフッ素界面活性剤を塗工量に
対し0.3%添加した他は、実施例1と同様の操作によ
り、試料を作成し、同様の評価を行った。ただし、印字
環境を35℃・80%RH、25℃・20%RH、10
℃・80%RHにして以下の評価を追加した。
【0116】<初期インク乾燥性の評価>プリント後、
3分間経過後に市販の上質紙を重ねて、上質紙へのイン
ク転写を黙視にて評価した。
【0117】評価基準 ◎;全く転写せず ○;わずかにブラックの転写が認められるが実用上全く
問題なし △;わずかにイエロー、ブラックの転写が認められる ×;すべての色が転写し、実用上問題あり 評価結果を表4に示す。
【0118】
【表4】
【0119】*1:コニカゼラチン社製ゼラチン(KV
−3029) *2:ルスロー社製フェニルカルバモイル化ゼラチン 表4からも判るように、フェニルカルバモイル化ゼラチ
ンを用いると初期インク乾燥性が向上し、かつフッ素系
界面活性剤を併用するとさらに搬送性も向上することが
判る。
【0120】
【発明の効果】本発明の構成により、裏映り、バンディ
ングやブリーディングがなく、連続搬送性においても環
境による影響のない優れた性能を示すインクジェット用
記録シートを提供することが可能となった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土屋 一郎 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体の両面が塗工されており、少なく
    とも1方にインク受容層を設けたインクジェット用記録
    シートにおいて、該インク受容層の塗工量が3〜20g
    /m2で、且つ該インク受容層中のゼラチンの塗工量
    (A)に対し、バックコート層(裏面層)中のゼラチン
    の塗工量(B)の重量比(B/A)が1.1以上1.9
    以下であることを特徴とするインクジェット用記録シー
    ト。
  2. 【請求項2】 該支持体がポリオレフィン被覆基紙であ
    ることを特徴とする請求項1記載のインクジェット用記
    録シート。
  3. 【請求項3】 該ポリオレフィン被覆基紙の厚みが50
    μm以上300μm以下であることを特徴とする請求項
    1又は2記載のインクジェット用記録シート。
  4. 【請求項4】 該インク受容層に少なくとも1種の水溶
    性ポリマーを含有することを特徴とする請求項1、2又
    は3記載のインクジェット用記録シート。
  5. 【請求項5】 該水溶性ポリマーの重量比率がインク受
    容層中の全塗工量に対し、5〜70重量%であることを
    特徴とする請求項4に記載のインクジェット用記録シー
    ト。
  6. 【請求項6】 該インク受容層に少なくとも1種のフッ
    素界面活性剤を含有することを特徴とする請求項1、
    2、3、4又は5に記載のインクジェット用記録シー
    ト。
  7. 【請求項7】 該インク受容層に含有するゼラチンの少
    なくとも1部が誘導体ゼラチンであることを特徴とする
    請求項1〜6の何れか1項に記載のインクジェット用記
    録シート。
JP7305900A 1995-11-24 1995-11-24 インクジェット用記録シート Pending JPH09142011A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7305900A JPH09142011A (ja) 1995-11-24 1995-11-24 インクジェット用記録シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7305900A JPH09142011A (ja) 1995-11-24 1995-11-24 インクジェット用記録シート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09142011A true JPH09142011A (ja) 1997-06-03

Family

ID=17950656

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7305900A Pending JPH09142011A (ja) 1995-11-24 1995-11-24 インクジェット用記録シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09142011A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0791475B1 (en) Recording sheet for ink-jet recording
JPH1086508A (ja) インクジェット記録用シート
US6153305A (en) Recording sheet for ink-jet recording and ink jet recording method
JPH10217597A (ja) 画像形成方法
JP2002096555A (ja) インクジェット用記録媒体
US5877796A (en) Recording sheet for ink-jet recording and recording method employing the same
JP3637459B2 (ja) インクジェット記録用シート
JP3567414B2 (ja) インクジェットプリンター用記録用紙及び記録方法
JP3427279B2 (ja) インクジェット記録用シート
JPH09142011A (ja) インクジェット用記録シート
JP3574985B2 (ja) インクジェット用記録シート
JP3017805B2 (ja) インクジェット記録シート
JPH11180034A (ja) インクジェット記録用記録材及びカラーインクジェット記録方法
JPH09254524A (ja) インクジェット用記録シート
JP3528067B2 (ja) インクジェット記録用シート
JPH08318672A (ja) インクジェット記録用シート及び記録方法
JPH115359A (ja) インクジェット記録用シート
JPH09142012A (ja) インクジェット用記録シート
JP3574981B2 (ja) インクジェット記録用シート
JPH09254521A (ja) インクジェット用記録シート
JPH1158943A (ja) インクジェット記録材及び記録方法
JPH10147058A (ja) インクジェット用記録シート
US6369750B1 (en) Inkjet system for printing photoreal prints
JPH11115307A (ja) インクジェットプリンター用記録材及びカラーインクジェット記録方法
JPH1120145A (ja) インクジェットプリンター用記録シート及びその製造方法