JPH09142012A - インクジェット用記録シート - Google Patents

インクジェット用記録シート

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JPH09142012A
JPH09142012A JP7305901A JP30590195A JPH09142012A JP H09142012 A JPH09142012 A JP H09142012A JP 7305901 A JP7305901 A JP 7305901A JP 30590195 A JP30590195 A JP 30590195A JP H09142012 A JPH09142012 A JP H09142012A
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JP
Japan
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recording sheet
layer
ink
receiving layer
gelatin
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Pending
Application number
JP7305901A
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English (en)
Inventor
Kenji Kuwae
健児 加
Koji Takemura
幸治 竹村
Masao Ishikawa
政雄 石川
Ichiro Tsuchiya
一郎 土屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インク吸収性に優れ、かつ、プリント部のマ
ダラを防止し、光沢性あるいは光透過性に優れ、さらに
は、プリント部での光沢度の低下を起こさず階調の連続
性に優れ、経時で画像部が貼り付いたりすることなく、
低温環境下でのプリント性能の低下を生じないインクジ
ェット用記録シートを提供する 【解決手段】 支持体の少なくとも1方の側にインク受
容層が設けられたインクジェット用記録シートにおい
て、該インク受容層にポリアルキレンオキサイド類、水
溶性ポリマー及びゼラチンを含有すること、前記インク
受容層中にポリアルキレンオキサイド類、水溶性ポリマ
ー及びゼラチンを含有する層を少なくとも1層有するこ
とを特徴とするインクジェット用記録シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェット用記
録シートに関し、詳しくは水溶性インクを用い、高解像
度で光沢性の高いインクジェット用記録シートに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータの普及に
伴い、インクジェット記録方式のプリンターが急速に普
及している。特に高画質が要求される印刷分野やデザイ
ン部門においてその利用が注目されている。
【0003】また、最近では著しくインクジェットプリ
ンタの高解像度化が進み、フォトライクな画像の出力が
可能な解像度に達し、より、光沢感のある用紙が求めら
れている。
【0004】インクジェット記録方式に使用される記録
シートとしては、従来、通常の紙やインクジェット用記
録紙と称される支持体上にインク受容層(以下、インク
吸収層とも言う)を設けた記録シートが使用されてき
た。しかしながら、これらの記録シートを用いた場合、
インクのにじみが多い、光沢性が低いなど、高解像度、
高光沢が求められる前記分野では使用でき得るものでは
なかった。
【0005】この様な問題点を解決するために紙の両面
を樹脂で被覆した樹脂被覆紙、いわゆるRC(レジンコ
ート)紙を支持体とし、ゼラチンをインク受容層に用い
るインクジェット用記録シートの技術が特開平4−21
6990号公報、同6−64306号公報等に記載され
ている。
【0006】上記公報の様に、ゼラチンを使用した受容
層は確かに、ある程度のインク吸収性に優れ、また、光
沢性も高いが、最新の高解像度化されたプリンターによ
りプリントした場合、インク吸収性が不十分なために高
解像度のプリントを得ることができない。
【0007】また、このインク吸収性の不足に起因する
と考えられるベタの高濃度部にマダラ状のムラが発生す
ることがある。
【0008】ゼラチンのインク吸収性を改良する方法と
して、種々の水溶性ポリマーと併用することが知られて
いるが、単にゼラチンとこれらの水溶性ポリマーを併用
しただけでは、記録紙自身の光沢性が不十分であった
り、さらには、プリント部の光沢性が低下して、画像の
濃い部分(インクの付き量が多い部分)で反射濃度が逆
に低下する現象が起こり、階調の連続性が低下し不自然
な画像となることが判明した。
【0009】また、プリント後しばらく乾燥させた後
に、紙に挟んで収納しておくと、画像部分が紙に張り付
いたり、膜面が剥がれたり、画像部表面の光沢性が失わ
れるといった問題が生じたりすることが判った。さら
に、低温の環境下において画質の劣化が生じることも判
明した。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、インク吸収性に優れ、かつ、プリント部のマダラを
防止し、光沢性あるいは光透過性に優れ、さらには、プ
リント部での光沢度の低下を起こさず階調の連続性に優
れた高画質で、かつ経時で画像部が貼り付いたりするこ
となく、低温環境下でのプリント性能の低下を生じない
インクジェット用記録シートを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題は、以下の本発
明により解決することができた。
【0012】(1)支持体の少なくとも1方の側にイン
ク受容層が設けられたインクジェット用記録シートにお
いて、該インク受容層にポリアルキレンオキサイド類、
水溶性ポリマー及びゼラチンを含有することを特徴とす
るインクジェット用記録シート。
【0013】(2)前記インク受容層中にポリアルキレ
ンオキサイド類、水溶性ポリマー及びゼラチンを含有す
る層を少くとも1層有することを特徴とする(1)記載
のインクジェット用記録シート。
【0014】(3)インク受容層におけるポリアルキレ
ンオキサイド類の総付き量が0.1〜15g/m2であ
ることを特徴とする(1)または(2)記載のインクジ
ェット用記録シート。
【0015】(4)インク受容層において、前記ポリア
ルキレンオキサイド類を1〜40重量%含有する層を少
なくとも1層有することを特徴とする(1)、(2)又
は(3)記載のインクジェット用記録シート。
【0016】(5)インク受容層が複数の層から構成さ
れ、ポリアルキレンオキサイド類、水溶性ポリマー及び
ゼラチンを同一層内に含有する層(A)、および該層
(A)より支持体に近い側に下記式(I)を満足する層
(B)を少なくとも1層有することを特徴とするインク
ジェット用記録シート。
【0017】式(I) Za ≧ Zb (Za>0) ただし、 Za:層(A)におけるポリアルキレンオキサイド類の
含有率(重量%) Zb:層(B)におけるポリアルキレンオキサイド類の
含有率(重量%) (6)ポリアルキレンオキサイド類がポリエチレングリ
コールであることを特徴とする(1)、(2)、
(3)、(4)又は(5)記載のインクジェット用記録
シート。
【0018】(7)水溶性ポリマーが下記化合物群から
選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする(1)
〜(6)のいずれか1項記載のインクジェット用記録シ
ート。
【0019】化合物群 ポリビニルピロリドン類 ポリビニルアルコール類 ヒドロキシプロピルセルロース カルボキシメチルセルロース (8)ポリアルキレンオキサイド類の平均分子量が60
00〜300000であることを特徴とする(1)〜
(7)のいずれか1項記載のインクジェット用記録シー
ト。
【0020】(9)ポリアルキレンオキサイド類が、平
均分子量10000〜50000のポリエチレンオキサ
イド類又はポリエチレングリコールであることを特徴と
する(1)〜(8)のいずれか1項記載のインクジェッ
ト用記録シート。
【0021】(10)Zaの値が1〜40wt%である
ことを特徴とする(5)〜(9)のいずれか1項記載の
インクジェット用記録シート。
【0022】(11)前記Zaに対するZbが下記式
(II)で表されることを特徴とする(5)〜(10)の
いずれか1項記載のインクジェット用記録シート。
【0023】式(II) Zb/Za ≦ 0.75 (12)前記インク受容層中にポリウレタンを含有する
ことを特徴とする(1)〜(11)のいずれか1項記載
のインクジェット用記録シート。
【0024】以下、本発明を詳細に説明する。
【0025】本発明におけるポリアルキレンオキサイド
類とは、ポリエチレンオキサイド類、ポリエチレングリ
コール類、ポリプロピレングリコール類又は下記一般式
〔P〕で示される化合物等が挙げられる。
【0026】一般式〔P〕 R1O−(A1−O)j1−(A2−O)j2−(A3−O)j3
−R2 式中、A1,A2,A3はそれぞれ置換、無置換の直鎖ま
たは分岐のアルキレン基を表すが、すべてが同一となる
ことはない。R1,R2はそれぞれ同一であっても異なっ
ても良く、水素原子、それぞれ置換、無置換のアルキル
基、アリール基、アシル基を表す。
【0027】それぞれの置換基としては、ヒドロキシ
基、カルボキシ基、スルホニル基、アルコキシ基、カル
バモイル基、スルファモイル基があげられる。好ましく
用いられるものとしては、R1、R2が水素原子であり、
1,A2,A3がそれぞれ無置換のものである。また最
も好ましいものとしては、A1,A2,A3が−CH2CH
2−又は−CH(CH3)−CH2−である。
【0028】j1,j2,j3は、それぞれ0または0
〜500の整数を表す。ただし、j1+j2+j3≧5
である。
【0029】これらのうちで、好ましく用いられるのは
j1,j2,j3のうち少なくとも1つが15以上のも
のであり、さらに好ましく用いられるのは20以上のも
のである。
【0030】また、本発明における一般式〔P〕で示さ
れる化合物が例えば2種類のモノマーA,Bを混ぜて共
重合させた共重合体となる場合は、以下に示される配列
のものも包含される。
【0031】−A−B−A−B−A−B−A−B−A−
B− −A−A−B−A−B−B−A−A−A−B−A−A−
B−B−A− −A−A−A−A−A−A−B−B−B−B−B−B−
A−A−A−A−A− これらの共重合体となるもののうち特に好ましい化合物
としては、下記一般式〔P′〕で示される、エチレング
リコールとプロピレングリコールのブロックポリマー
(プルロニック型非イオン)である。
【0032】一般式〔P′〕 HO−(CH2CH2−O)j4−〔CH(CH3)CH2
O〕j5−(CH2CH2−O)j6−H 式中、j4,j5,j6は前記一般式〔P〕中のj1,
j2,j3と同義である。
【0033】本発明における一般式〔P′〕で示される
化合物において、総分子量中のエチレンオキサイドの含
有率(重量%)は70重量%以上であることが好まし
く、特に好ましくは80重量%以上のものである。
【0034】一般式〔P′〕で表される具体的化合物を
以下に示す。
【0035】 総分子中のエチレンオキサイドの含有率(重量%) 平均分子量 P′−1 80 8350 P′−2 80 10800 P′−3 50 4600 P′−4 70 6500 P′−5 80 5000 P′−6 50 3500 P′−7 70 7850 P′−8 50 4150 本発明におけるポリアルキレンオキサイド類で好ましい
ものとしてはポリエチレンオキサイド類であり、平均分
子量が6000〜300000の範囲にあるものが好ま
しく、特に好ましくはポリエチレングリコール(PEG
と称することもある)で、平均分子量が10000〜5
0000の範囲のものである。
【0036】ここで本発明におけるポリアルキレンオキ
サイド類の平均分子量とは水酸基価により算出した分子
量である。
【0037】また、本発明において、インク受容層にお
けるポリアルキレンオキサイド類の総付量は0.1〜1
5g/m2が好ましく、より好ましくは0.2〜10g
/m2、特に好ましくは0.5〜6g/m2である。
【0038】また、ポリアルキレンオキサイド類を1〜
40重量%含有する層を少なくとも1層有することが好
ましく、より好ましくは3〜30重量%の範囲である。
【0039】本発明に係るゼラチンとしては、動物のコ
ラーゲンを原料としたゼラチンであれば何れでも使用で
きるが、豚皮、牛皮、牛骨を原料としたコラーゲンを原
料としたゼラチンが好ましい。更にゼラチンの種類とし
ては特に制限はないが、石灰処理ゼラチン、酸処理ゼラ
チン、ゼラチン誘導体(例えば特公昭38−4854
号、同39−5514号、同40−12237号、同4
2−26345号、米国特許2,525,753号、同
2,594,293号、同2,614,928号、同
2,763,639号、同3,118,766号、同
3,132,945号、同3,186,846号、同
3,312,553号、英国特許861,414号、同
103,189号等に記載のゼラチン誘導体)を単独ま
たはそれらを組み合わせて用いることができる。
【0040】本発明でいう誘導体ゼラチンとは、ゼラチ
ンの有するアミノ基、イミノ基又はカルボキシル基を置
換したゼラチンを意味するが、本発明では特にアミノ基
又はイミノ基を置換したゼラチンが好ましい。更に好ま
しくはアミノ基を置換したゼラチンであり、その例とし
てフェニルカルバモイル化ゼラチンやフタル化ゼラチン
等が挙げられる。
【0041】本発明において、アミノ基を置換して誘導
体ゼラチンを得るための有用な置換基としては、(a)
アルキルアシル、アリールアシル、例えばアセチル及び
置換、無置換のベンゾイル等のアシル基、(b)アルキ
ルスルホニル、アリールスルホニル等のスルホニル基、
(c)アルキルカルバモイル、アリールカルバモイル等
のカルバモイル基、(d)アルキルチオカルバモイル、
アリールチオカルバモイル等のチオカルバモイル基、
(e)炭素数1〜18個の直鎖、分岐のアルキル基、
(f)置換、無置換のフェニル、ナフチル及びピリジ
ル、フリル等の芳香族複素還等のアリール基が挙げられ
る。
【0042】本発明における誘導体ゼラチンは、これら
の中でもアシル基(−COR1)又はカルバモイル基
(−CONR12)によりアミノ基が置換されたものが
好ましい。
【0043】前記アシル基又はカルバモイル基のR1
置換、無置換の脂肪族基(例えば炭素数1〜18個のア
ルキル基、アリル基等)、アリール基又はアラルキル基
(例えばフェネチル基等)であり、R2は水素原子、脂
肪族基、アリール基又はアラルキル基である。
【0044】本発明において特に好ましいものは、R1
がアリール基、R2が水素原子の場合である。
【0045】以下、本発明において用いられる誘導体ゼ
ラチンのアミノ基置換基の例を示すが、本発明はこれら
に限定されるものではない。
【0046】−誘導体ゼラチンのアミノ基置換基の例−
【0047】
【化1】
【0048】本発明における誘導体ゼラチンは、バンデ
ィングを防止するために、アミノ基及びイミノ基から選
らばれる少なくとも一方の総量の60%以上が該アミノ
基又はイミノ基と反応し得る置換基により予め置換され
たものを用いるのが好ましいが、特に好ましくはアミノ
基の総量の80%以上が置換された誘導体ゼラチンであ
る。
【0049】誘導体ゼラチンのアミノ基の置換率の算出
方法は、置換前のゼラチンのアミノ基及び置換後の誘導
体ゼラチンの未置換アミノ基を定量し、その差を置換前
のアミノ基の量で割ることにより、置換率を求めること
ができる。アミノ基の定量方法としては種々の分析法を
用いることができるが、例えば分析化学便覧(日本分析
化学会編)改訂二版第294頁記載のホルモール法によ
り定量することができる。
【0050】本発明の係るゼラチンのゼリー強度(PA
GI法、ブルーム式ゼリー強度計による)としては、1
50g以上、特に200〜300gであることが好まし
い。
【0051】本発明においては、インク受容層に含まれ
るゼラチンの塗布量としては、固形分として2〜50g
/m2が好ましく、さらに好ましくは3〜30g/m2
ある。インク受容層が2g/m2未満ではインクの受容
性が劣り、印字後インクが受容層から溢れてしまう。更
に、50g/m2を越えて多い場合には、インクの受容
性は向上するがひび割れ、カール等で問題が発生する。
【0052】本発明における水溶性ポリマーとは、水に
溶解する高分子化合物で、前述のゼラチン類及びポリア
ルキレンオキサイド類以外のものを示す。
【0053】水溶性ポリマーの例としては、ポリビニル
アルコール、ポリビニルピロリドン、各種変性ポリビニ
ルピロリドン、ポリビニルピリジニウムハライド、各種
変性ポリビニルアルコール等のビニルホルマールおよび
その誘導体(特開昭60−145879号、同60−2
20750号、同61−143177号、同61−23
5182号、同61−235183号、同61−237
681号、同61−261089号参照)、ポリアクリ
ルアミド、ポリジメチルアクリルアミド、ポリジメチル
アミノアクリレート、ポリアクリル酸ソーダ、アクリル
酸メタクリル酸共重合体塩、ポリメタクリル酸ソーダ、
アクリル酸ビニルアルコール共重合体塩等のアクリル基
を含むポリマー(特開昭60−168651号、同62
−9988号等に記載)、澱粉、酸化澱粉、カルボキシ
ル澱粉、ジアルデヒド澱粉、カチオン化澱粉、デキスト
リン、アルギン酸ソーダ、アラビアゴム、カゼイン、プ
ルラン、デキストラン、メチルセルロース、エチルセル
ロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロ
ピルセルロース等の天然高分子材料またはその誘導体
(特開昭59−174382号、同60−262685
号、同61−143177号、同61−181679
号、同61−193879号、同61−287782号
等に記載)、ポリビニルエーテル、ポリグリセリン、マ
レイン酸アルキルビニルエーテル共重合体、マレイン酸
−N−ビニルピロール共重合体、スチレン−無水マレイ
ン酸共重合体、ポリエチレンイミン等の合成ポリマー
(特開昭61−32787号、同61−237680
号、同61−277483号等に記載)等を挙げること
ができる。これらのポリマーのうち好ましくはポリビニ
ルピロリドン類、ポリビニルアルコール類、ヒドロキシ
プロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース等で
あり、さらに好ましくはポリビニルピロリドン、ポリビ
ニルアルコールである。ポリビニルピロリドン類の好ま
しい平均分子量は10万〜50万、ポリビニルアルコー
ル類の場合は2万〜7万である。
【0054】本発明において、併用される水溶性ポリマ
ーのゼラチンに対する添加比率(wt%)は、併用され
る水溶性ポリマーの種類によって異なるが、インク受容
性やドット再現性を向上させるには、ゼラチンに対し重
量比で0.1〜3.0の範囲にすることが好ましく、さ
らに好ましくは0.2〜1.5の範囲にすることがより
好ましい。
【0055】本発明において、ポリアルキレンオキサイ
ド類、ゼラチン、水溶性ポリマーの三者を含有する層を
少なくとも1層設け、特にインク受容層の最上層に設け
られていることが、本発明の効果を引き出す上で望まし
い。
【0056】また、あるポリアルキレンオキサイド類を
含有する層(A)に対して、該層より下層側(支持体に
近い側)にポリアルキレンオキサイド類の含有率が低い
層(B)(ポリアルキレンオキサイド類を全く含有しな
い層の場合も含む)が設けられている場合、本発明の効
果をより有効に引き出せる。即ち、層(B)が層(A)
より下層側にもうけられており、層(A)におけるポリ
アルキレンオキサイド類の含有率をZa(wt%)、層
(B)におけるポリアルキレンオキサイドの含有率をZ
b(wt%)としたとき、 Za≧Zb の関係を満足する場合である。
【0057】また、Zb/Za≦0.75、更にZb/
Za≦0.5の関係を満たす場合より好ましい結果が得
られる。
【0058】具体的には、全受容層中に、ある一定量の
付量のポリアルキレンオキサイド類を使用する場合、受
容層全体に亙って均一なポリアルキレンオキサイド類の
含有率とするよりも、ポリアルキレンオキサイド類の含
有率が上層側で高くなるような層構成とする方がより望
ましい実施形態である。特にポリアルキレンオキサイド
類の付量が多いと光沢性が低下することがあり、全層に
亙って均一な含有量とすると、本発明の効果を最大限に
引き出すためのポリアルキレンオキサイド類の付量を添
加できないという点から、上記の実施形態が望ましい。
【0059】また、最上層にポリアルキレンオキサイド
類、ゼラチン及び水溶性ポリマーの三者を含有する層を
設け、それより下層側にゼラチンと水溶性ポリマーを含
有する(ポリアルキレンオキサイド類を含んでもよい)
層を設けてあると、特に長期保存におけるインクの転写
を防止する効果の面からさらに好ましい実施態様であ
る。該2層が隣接していることがより好ましいが、間に
他の層を介した層構成となっていてもよい。
【0060】本発明において、インク受容層は、耐水
性、ドット再現性を向上させる目的で適当な硬膜剤で硬
膜することができる。硬膜剤の具体的な例としては、ホ
ルムアルデヒド、グルタルアルデヒドの如きアルデヒド
系化合物、ジアセチル、クロルペンタンジオンの如きケ
トン化合物、ビス(2−クロロエチル尿素)、2−ヒド
ロキシ−4,6−ジクロロ−1,3,5−トリアジン、
米国特許3,288,775号記載の如き反応性のハロ
ゲンを有する化合物、ジビニルスルホン、米国特許3,
635,718号記載の如き反応性のオレフィンをもつ
化合物、米国特許2,732,316号記載のN−メチ
ロール化合物、米国特許3,103,437号記載の如
きイソシアナート類、米国特許3,017,280号、
同2,983,611号記載の如きアジリジン化合物
類、米国特許3,100,704号記載の如きカルボジ
イミド系化合物類、米国特許3,091,537号記載
の如きエポキシ化合物、ムコクロル酸の如きハロゲンカ
ルボキシアルデヒド類、ジヒドロキシジオキサンの如き
ジオキサン誘導体、クロム明ばん、カリ明ばん、硫酸ジ
ルコニウムの如き無機硬膜剤等があり、これらを1種ま
たは2種以上組み合わせて用いることができる。硬膜剤
の添加量はインク受容量を構成するバインダー100g
に対して0.01g〜10gが好ましく、より好ましく
は0.1〜5gである。しかし、本発明を実施する態様
としては硬膜剤を使用しない事である。
【0061】本発明において、ゼラチンと共にフェノー
ル系化合物、チアゾリン系化合物、トリアジン系化合
物、モルホリン系化合物、イミダゾール系化合物、グア
ニジン系化合物及びベンツトリアゾール系化合物等、特
に低分子量のフェノール系化合物及びチアゾリン系化合
物は長期保存後に出力した場合の画像の斑の発生を防止
する上で有効であり、好ましく用いられる。
【0062】具体的な化合物としてはオルトフェニルフ
ェノールおよびその塩(カリウム、ナトリウム)、2−
オクチル−4−イソチアゾリン、ベンツイソチアゾリン
−3−オン、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オ
ン、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3
−オン、2−チオメチル−4−エチルアミノ−6−
(1,2−ジメチルプロピルアミノ)−s−トリアジ
ン、ヘキサヒドロ−1,3,5−トリス(2−ヒドロキ
シエチル)−s−トリアジン、4−(2−ニトロブチ
ル)モルホリン4−(3−ニトロブチル)モルホリン、
2−(4−チアゾリル)ベンツイミダゾール、ドデシル
グアニジン塩酸塩、ベンツトリアゾールが挙げられるが
これらに限定されるものではない。
【0063】前記化合物は記録用紙1m2当たり0.0
1〜5.0g添加するのが好ましい。0.01g未満は
効果がほとんどなく5.0gを超えると経時に逆にオイ
ルアウト等の問題が生じ好ましくない。
【0064】本発明においては、ポリウレタンをインク
受容層中に含有するとより好ましい。
【0065】ポリウレタンとは、ポリイソシアネート化
合物と2個以上のヒドロキシ基を有するポリオールとの
付加重合物であり、好ましくはノニオン型若しくは側鎖
または末端にアニオン性基を有するウレタンポリマーで
ある。
【0066】本発明に用いるポリウレタンは環境問題の
観点から有機溶剤を塗布時に使用せずに済む水性分散体
であることが好ましい。ポリウレタン水性分散体には外
部界面活性剤の使用により乳化する「強制乳化型」とウ
レタンポリマー骨格中に親水性を導入後乳化する「自己
乳化型」の両タイプがある。本発明ではいずれのタイプ
を用いることもできるが、インクジェット用記録シート
の光沢性と透明性の点で「自己乳化型」であることが好
ましい。
【0067】ポリウレタンの形成に有用なポリイソシア
ネートとしては、イソシアネート基を2個有するものと
して、1,2−ジイソシアネートエタン、1,3−ジイ
ソシアネートプロパン、テトラメチレンジイソシアネー
ト、ペンタメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレン
ジイソシアネート、ノナメチレンジイソシアネート、デ
カメチレンジイソシアネート、ω,ω′−ジプロピルエ
ーテルジイソシアネート、シクロヘキサン−1,4−ジ
イソシアネート、ジシクロヘキシルメタン−4,4′−
ジイソシアネート、ヘキサヒドロジフェニル−4,4′
−ジイソシアネート、ヘキサヒドロジフェニルエーテル
−4,4′−ジイソシアネート、フェニレン−1,4−
ジイソシアネート、トルイレン−2,6−ジイソシアネ
ート、トルイレン−2,4−ジイソシアネート、1−メ
トキシベンゼン−2,4−ジイソシアネート、1−クロ
ロフェニレンジイソシアネート、テトラクロロフェニレ
ンジイソシアネート、メタキシリレンジイソシアネー
ト、パラキシリレンジイソシアネート、ジフェニルメタ
ン−4,4′−ジイソシアネート、ジフェニルスルフィ
ド−4,4′−ジイソシアネート、ジフェニルスルホン
−4,4′−ジイソシアネート、ジフェニルエーテル−
4,4′−ジイソシアネート、ジフェニルエーテル−
3,4′−ジイソシアネート、ジフェニルケトン−4,
4′−ジイソシアネート、ナフタレン−1,4−ジイソ
シアネート、ナフタレン−1,5−ジイソシアネート、
2,4′−ビフェニルジイソシアネート、4,4′−ビ
フェニルジイソシアネート、3,3′−ジメトキシ−
4,4′−ビフェニルジイソシアネート、アントラキノ
ン−2,6−ジイソシアネート、トリフェニルメタン−
4,4′−ジイソシアネート、アゾベンゼン−4,4′
−ジイソシアネート等が挙げられる。
【0068】またイソシアネート基を3個含むものとし
ては、例えば下記の(I)〜(IV)の構造式によって示
される化合物を用いることができる。
【0069】
【化2】
【0070】また、2個以上の水酸基を有する、ポリオ
ールの適切なものとしては、エチレングリコール、ジエ
チレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレ
ングリコール等のジオール、トリメチロールエタン、ト
リメチロールプロパン、ヘキサントリオール、グリセリ
ン等のトリオール、ソルビトール等のヘキサオール、ポ
リエステルポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリ
エステルポリエーテルポリオールが挙げられ、ポリエス
テルポリオールは、多塩基酸とポリヒドロキシ化合物と
から製造される化合物のことであり、末端ヒドロキシポ
リエステルが好適である。多塩基酸として、シュウ酸、
コハク酸、アジピン酸、ピメリン酸等の飽和脂肪酸、マ
レイン酸、フマール酸等の不飽和脂肪酸、フタール酸、
イソフタル酸等の芳香族酸あるいはその無水物を単独ま
たは混合し、ポリヒドロキシ化合物として、エチレング
リコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコ
ール、プロピレングリコール等のジオール、トリメチロ
ールプロパン、トリメチロールエタン、ヘキサントリオ
ール、グリセリン等のトリオール、ソルビトール等のヘ
キサオール等の1種又は2種以上を混合して使用でき
る。
【0071】本発明に使用するポリエーテルポリオール
とは1分子中に水酸基を2個以上含み、且つエーテル結
合を有する化合物のことであり、エチレンオキサイド
(EO)、プロピレンオキサイド(PO)の単独重合物
又は共重合物、およびグリセリン、トリメチロールプロ
パン、ヘキサントリオール等のトリオール、ソルビトー
ル等のヘキサオール等の多価アルコールまたはエチレン
ジアミン、ベンゼンスルファマイド、2−アミノエタノ
ールアミン、N−メチルジエタノールアミン、ジエチレ
ントリアミン、芳香基を有するアミン等のアミンに、E
OまたはPOを任意に付加して形成されたポリオール、
またはこれらの誘導体が挙げられ、これらの1種又は2
種以上を混合して使用出来る。ポリエステルポリエーテ
ルポリオールとしては、上記の如き多塩基酸とポリエー
テルポリオールを末端水酸基となるように縮合して得ら
れるものである。
【0072】その他のポリオールとしては、例えばヒマ
シ油、トール油あるいはそれらの誘導体、アクリルポリ
オール、ウレタンポリオール等がある。更に以上の如き
各種のポリオールは単独でも混合物としても使用でき
る。
【0073】以上の如き成分からなるポリウレタンの調
製はいずれも公知の方法により行うことができる。
【0074】本発明に使用できるポリウレタンとしては
ポリウレタン骨格中に親水性基を導入後乳化する「自己
乳化型」が好ましい。
【0075】上記親水性基として代表的なものは、カル
ボキシル基、スルホン酸基、硫酸エステル基、リン酸エ
ステル基等アニオン性基、第1級アミノ基、第2級アミ
ノ基、第4級アンモニウム基等のカチオン性基またはカ
チオン性前駆体、水酸基、エーテル、アミド基等のノニ
オン性基などである。
【0076】これらの自己乳化型アニオン性ポリウレタ
ンの調整方法としては、特公昭43−9076号、同4
2−24194号、特開昭51−24658号、同51
−22756号、同50−112490号、同51−6
0294号、同49−128997号、同50−515
97号、同51−86593号、同51−77695
号、同49−99154号、特公昭49−28653
号、同46−15517号、同46−18501号、同
45−26312号、同43−6480号、同42−1
9278号、同42−24192号、同42−2419
4号、特開昭51−36294号等に記載の方法を用い
ることができる。
【0077】また、ポリウレタンのインク受容層の全重
量(乾燥重量)に対する含有率は1〜70重量%が好ま
しく、よい好ましくは3〜50重量%、更に好ましくは
5〜30重量%である。
【0078】本発明において、更に、インク受容層には
界面活性剤、バインダ、硬膜剤の他、無機顔料、着色染
料、着色顔料、インク染料の定着剤、紫外線吸収剤、酸
化防止剤、顔料の分散剤、消泡剤、レベリング剤、防腐
剤、蛍光増白剤、粘度安定剤、pH調節剤などの公知の
各種添加剤を添加することもできる。
【0079】従来の界面活性剤の使用方法としては、ア
ニオン性界面活性剤とカチオン性界面活性剤を併用する
と塗布前の溶液状態での凝集が起こり、好ましくないと
考えられて来たが、フッ素系界面活性剤においては、溶
液状態での凝集もなく、またインクジェット用記録シー
トに用いた場合、優れたインク受容性を示し、インク滴
が時間とともに拡散する現象が少なく、より大きな液滴
を利用することができ、より濃度の高い、ムラの少ない
画像が得られることが分かった。
【0080】本発明に好ましく用いられるアニオン性フ
ッ素系界面活性剤としては、下記一般式(FA)で示さ
れるものが挙げられる。
【0081】一般式(FA) (Cf)−(Y)n 式中、Cfは少なくとも3個のフッ素原子と少なくとも
2個の炭素原子を含むn価の基で表し、Yは−COO
M,−SO3M,−OSO3M又は−P(=O)(OM)
2を表す。Mは水素原子又はアルカリ金属もしくは第4
級アンモニウム塩の如きカチオンを表し、nは1又は2
である。
【0082】更に好ましく用いられるアニオン性フッ素
系界面活性剤としては、下記一般式(FA′)で示され
るものである。
【0083】一般式(FA′) Rf−(D)t−Y 式中、Rfは炭素原子数3〜30のフッ素置換アルキル
基又はアリール基を表し、Dは−O−,−COO−,−
CON(R1)−又は−SO2N(R1)−なる結合を少
なくとも一つ含む炭素原子数1〜12の2価の基を表
す。R1は炭素原子数1〜5のアルキル基を表し、tは
1又は2であり、Yは−COOM,−SO3M,−OS
3M又は−P(=O)(OM)2を表し、Mは水素原子
又はアルカリ金属もしくは第4級アンモニウム塩の如き
カチオンを表す。
【0084】次に一般式(FA)で表される化合物の具
体例を挙げるが、本発明はこれらに限定されない。
【0085】
【化3】
【0086】
【化4】
【0087】
【化5】
【0088】
【化6】
【0089】
【化7】
【0090】特に好ましくは、−SO2N(R1)−なる
結合を少くとも一つ含むアニオン性フッ素系界面活性剤
を使用することである。
【0091】本発明に用いられるカチオン性フッ素系界
面活性剤は下記一般式(FK)で表される化合物であ
る。
【0092】一般式(FK) Rf′−L−X+- 式中、Rf′は炭素数1〜20の炭化水素基を表し、少
なくとも一つの水素原子はフッ素原子で置換されてい
る。Lは化学結合手または2価基を表す。Xはカチオ
ン、Zはカウンターアニオンを表す。
【0093】Rf′の例としては、−Ckk+1(k=1
〜20、特に3〜12が好ましい),−Cm2m,−Cm
2m-1(m=2〜20、特に3〜12が好ましい)等を
挙げることができる。
【0094】Lの例としては、−SO2N(R1)(CH
2p−,−CON(R1)(CH2p−,−OASO2
(R1)(CH2p−,−OACON(R1)(CH2p
−,−OAO(CH2p−,−OA(CH2p−,−O
(CH2CH2O)q(CH2p−,−O(CH2)p−,
−N(R1)(CH2p−,−SO2N(R1)(CH2
pO(CH2r−,−CON(R1)(CH2pO(CH
2r−,−OASO2N(R1)(CHR1pOA−,−
(CH2p(CHOH)s(CH2r−等を挙げること
ができる。
【0095】X+の例としては、−N+(R13,−N+
(CH2CH2OCH33,−N+48O(R1).−N
+(R1)(R2)(CH2CH2OCH3),−N+
55,−N+(R1)(R2)(CH2p65,−N
+(R1)(R2)(R2)等を挙げることができる。ここ
でR1及びR2は各々、水素原子又は炭素原子数1〜6の
アルキル基(置換基を有してもよい)を表し、p,r,
sは各々0〜6、qは1〜20である。
【0096】Z-の例としては、I-,Cl-,Br-,C
3SO3 -,CH3−C64−SO3 -等を挙げることがで
きる。
【0097】以下に本発明に好ましく用いられるカチオ
ン性フッ素系界面活性剤の具体例を挙げるが、これらに
限定されない。
【0098】
【化8】
【0099】
【化9】
【0100】本発明に係るアニオン性フッ素系界面活性
剤あるいはカチオン性フッ素系界面活性剤は、例えば米
国特許2,559,751号、同2,567,011
号、同2,732,398号、同2,764,602
号、同2,806,866号、同2,809,998
号、同2,915,376号、同2,915,528
号、同2,918,501号、同2,934,450
号、同2,937,098号、同2,957,031
号、同3,472,894号、同3,555,089
号、英国特許1,143,927号、同1,130,8
22号、特公昭45−37304号、特開昭47−96
13号、同49−134614号、同50−11770
5号、同50−117727号、同50−121243
号、同52−41182号、同51−12392号の、
英国化学会誌(J.Chem.Soc.)1950年2
789頁、同1957年2574頁及び2640頁、米
国化学会誌(J.Amer.Chem.Soc.)79
巻2549頁(1957年)、油化学(J.Japan
Oil Chemists Soc.)12巻653
頁、有機化学会誌(J.Org.Chem.)30巻3
524頁(1965年)等に記載された方法によって合
成することができる。
【0101】これらのフッ素系界面活性剤のうち、ある
種のものは大日本インキ化学工業社からメガファック
(Megafac)Fなる商品名で、ミネソタ・マイニ
ング・アンド・マニファクチュアリング・カンパニー社
からフルオラッド(Fluorad)FCなる商品名
で、インペリアル・ケミカル・インダストリー社からモ
ンフロール(Monflor)なる商品名で、イー・ア
イ・デュポン・ネメラス・アンド・カンパニー社からゾ
ニルス(Zonyls)なる商品名で、又、ファルベベ
ルケ・ヘキスト社からリコベット(Licowet)V
PFなる商品名で、それぞれ市販されている。
【0102】本発明に使用されカチオン性フッ素系界面
活性剤とアニオン性フッ素系界面活性剤の合計使用量は
1m2当たり0.1〜1000mgがよく、好ましくは
0.5〜300mg、更に好ましくは1.0〜150m
gがよい。併用する時に、それぞれを2種以上ずつ併用
しても構わない。その他にノニオン性フッ素系界面活性
剤、ベタイン型フッ素系界面活性剤、炭化水素系活性剤
を併用してもよい。
【0103】本発明のアニオン性フッ素系界面活性剤と
カチオン性フッ素系界面活性剤活性剤の添加割合は、モ
ル比で1:10〜10:1が好ましく、更には3:7〜
7:3が好ましい。
【0104】本発明におけるインク受容層塗液の塗布方
法としては、通常用いられている塗布方法(例えば、カ
ーテン方式、エクストルージョン式、エアナイフ方式、
ロールコーティング方式、ロッドバーコーティング方
式、スライドホッパー方式等)が用いられる。
【0105】本発明において、インク受容層は単層構成
でも多層構成でもよいが、多層構成がより好ましい。多
層構成の例としては、特開昭57−89954号、同6
0−224578号、同61−12388号等に記載さ
れたものが挙げられる。例えば、特開昭61−1238
8号に記載のインク透過層を本発明のインク受容層の上
に更に受けてもよい。
【0106】本発明のインク受容層の膜付量としては3
〜100g/m2、より好ましくは5〜50g/m2であ
る。
【0107】また、インク受容層は支持体の少なくとも
片面に設けられているが、カールを防止する目的で支持
体の両面に設けてもよい。
【0108】本発明のインク受容層の膜面pHとは、市
販の平面測定用銀・塩化銀電極を用いて、乾燥状態のイ
ンク受容層に純水約0.05mlを滴下し、水滴部分に
上記電極を押し当て測定された、25℃に於ける値であ
る。膜面pHは3〜11が好ましく、より好ましくは4
〜8である。pHが3より低いとプリントでの光沢感が
失われ、又11を超えると未プリント部の白色性が経時
で劣化する。
【0109】本発明のインクジェット用記録シートにお
いては、必要に応じてバックコート層を設けることがで
きる。バックコート層とは、インク受容層を有する面と
反対面(裏面)に形成される層のことであり、実質的に
インク受容層の機能を有していても良い。
【0110】バックコート層に用いられる素材として
は、インク受容層に用いたものと同様の素材であること
が好ましい。
【0111】本発明においては、インク受容層中にゼラ
チン類、エチレンオキサイド類及び水溶性ポリマーを用
いることによりインク吸収性を改良し画質を向上したも
のであるが、インク受容層にゼラチンのような膨潤収縮
が大きい素材を用いるときは、バックコート層にもゼラ
チンを用いることが、記録紙の物理特性を安定化させる
意味でも必要である。なお、記録シートの連続搬送性
や、裏映りを防止すると言う観点から、バックコート層
に用いるゼラチンの塗工量は、インク受容層に用いるゼ
ラチンの塗工量に対し、重量比で1.1以上1.9以下
の範囲とすることが、更に好ましくは1.2〜1.5と
することが好ましい。
【0112】また、バックコート層にインク受容機能を
付与しない場合は、市販の硬膜剤やマット剤等の物性改
良剤を添加することが好ましい。
【0113】その他にも添加剤としてpH調整剤、金属
封鎖剤、防カビ剤、粘度調整剤、表面張力調整剤、湿潤
剤、防錆剤等を適用することができる。
【0114】本発明において用いられる支持体として
は、透明な支持体でも不透明な支持体でも使用目的に応
じて用いることができる。
【0115】透明な支持体としては、従来公知のものが
いずれも使用でき、例えば、ポリエステル樹脂、セルロ
ースアセテート樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート
樹脂、ポリ塩化ビニール樹脂、ポリイミド樹脂、セロフ
ァン、セルロイドなどのフィルムがある。これらの中で
支持体の剛性、透明性の観点からポリエステル樹脂、特
にポリエチレンテレフタレートフィルムが好ましい。
【0116】このような透明支持体はその厚さが約10
〜200μm程度のものが好ましく、更に好ましくは5
0〜150μm程度のものである。
【0117】不透明支持体としては樹脂被覆紙、顔料入
り不透明フィルム、発泡フィルム等の従来公知のものが
いずれも使用できるが、光沢性、平滑性の観点から樹脂
被覆紙、各種フィルムが好ましく、手触り感、高級感か
ら樹脂被覆紙、ポリオレフィン樹脂被覆紙、ポリエステ
ル系のフィルムがより好ましい。
【0118】好ましく用いられる樹脂被覆紙を構成する
原紙は、特に制限はなく、一般に用いられている紙が使
用できるが、より好ましくは例えば写真用支持体に用い
られているような平滑な原紙が好ましい。原紙を構成す
るパルプとしては天然パルプ、再生パルプ、合成パルプ
等を1種もしくは2種以上混合して用いられる。この原
紙には一般に製紙で用いられているサイズ剤、紙力増強
剤、填料、帯電防止剤、蛍光増白剤、染料等のの添加剤
が配合される。
【0119】さらに、表面サイズ剤、表面紙力剤、蛍光
増白剤、帯電防止剤、染料、アンカー剤等が表面に塗布
されていてもよい。
【0120】また、厚紙の厚みに関しては特に制限はな
いが、紙を抄造中または抄造後カレンダー等にて圧力を
印加して圧縮するなどした表面平滑性の良いものが好ま
しく、その秤量は30〜250g/m2が好ましい。
【0121】樹脂被覆紙の樹脂としては、ポリオレフィ
ン樹脂や電子線で硬化する樹脂を用いることができる。
ポリオレフィン樹脂としては、低密度ポリエチレン、高
密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリ
ペンテンなどのオレフィンのホモポリマーまたはエチレ
ン−プロピレン共重合体などのオレフィンの2つ以上か
らなる共重合体およびこれらの混合物であり、各種の密
度、溶融粘度指数(メルトインデックス)のものを単独
にあるいはそれらを混合して使用できる。
【0122】また、樹脂被覆紙の樹脂中には、酸化チタ
ン、酸化亜鉛、タルク、炭酸カルシウムなどの白色顔
料、ステアリン酸アミド、アラキジン酸アミドなどの脂
肪酸アミド、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウ
ム、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシ
ウムなどの脂肪酸金属塩、イルガノックス1010、イ
ルガノックス1076などの酸化防止剤、コバルトブル
ー、群青、セシリアンブルー、フタロシアニンブルーな
どのブルーの顔料や染料、コバルトバイオレット、ファ
ストバイオレット、マンガン紫などのマゼンタの顔料や
染料、蛍光増白剤、紫外線吸収剤などの各種の添加剤を
適宜組み合わせて加えるのが好ましい。
【0123】本発明において好ましく用いられる支持体
である樹脂被覆紙は、走行する原紙上にポリオレフィン
樹脂の場合は、加熱溶融した樹脂を流延する、いわゆる
押出しコーティング法により製造され、その両面が樹脂
により被覆される。また、電子線により硬化する樹脂の
場合は、グラビアコーター、ブレードコーターなど一般
に用いられるコーターにより樹脂を塗布した後、電子線
を照射し、樹脂を硬化させて被覆する。また、樹脂を原
紙に被覆する前に、原紙にコロナ放電処理、火炎処理な
どの活性化処理を施すことが好ましい。支持体のインク
受容層が塗布される面(表面)は、その用途に応じて光
沢面、マット面などを有し、特に光沢面が優位に用いら
れる。裏面に樹脂を被覆する必要はないが、カール防止
の点から樹脂被覆したほうが好ましい。裏面は通常無光
沢面であり、表面あるいは必要に応じて表裏両面にもコ
ロナ放電処理、火炎処理などの活性処理を施すことがで
きる。また、被覆樹脂層の厚みとしては特に制限はない
が、一般に5〜50μmの厚みに表面または表裏両面に
コーティングされる。
【0124】本発明では水性インクが好ましく用いら
れ、下記の着色剤、液媒体、その他の添加剤からなる記
録液体が用いられる。着色剤としては、直接染料、酸性
染料、塩基性染料、反応性染料或いは食品用色素等の水
溶性染料が挙げられる。
【0125】水性インクの溶媒としては、水及び水溶性
の各種有機溶剤、例えば、メチルアルコール、エチルア
ルコール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコー
ル、ブチルアルコール、sec−ブチルアルコール、t
ert−ブチルアルコール、イソブチルアルコール等の
炭素数1〜4のアルキルアルコール類;ジメチルホルム
アミド、ジメチルアセトアミド等のアミド類;アセト
ン、ジアセトンアルコール等のケトン又はケトンアルコ
ール類;テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル
類;ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル等のポリアルキレングリコール類;エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ブチレングリコール、トリ
エチレングリコール、1,2,6−ヘキサントリオー
ル、チオジグリコール、ヘキシレングリコール、ジエチ
レングリコール等のアルキレン基が2〜6個のアルキレ
ングリコール類;グリセリン、エチレングリコールメチ
ルエーテル、ジエチレングリコールメチル(又はエチ
ル)エーテル、トリエチレングリコール、モノメチルエ
ーテル等の多価アルコールの低級アルキルエーテル類、
2H−ピロリジノン等のピロリジノン類、1−メチル−
2−ピロリドン、2−ピロリドン等のピロリドン類等が
挙げられる。これらの多くの水溶性有機溶剤の中でも、
ジエチレングリコール等の多価アルコール、トリエチレ
ングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコ
ールモノエチルエーテル等の多価アルコールの低級アル
キルエーテル、ピロリドン類が好ましい。
【0126】本発明においてインクの溶媒はインクヘッ
ドノズルの目詰り防止の観点から水と前記有機溶媒の混
合溶媒を用いることが好ましいが、この時、水と有機溶
媒の混合比率は重量比で1/9〜9/1が好ましく、よ
り好ましくは4/6〜9/1である。
【0127】その他の添加剤としては、例えば、PH調
節剤、金属封鎖剤、防カビ剤、粘度調整剤、表面張力調
整剤、湿潤剤、界面活性剤及び防錆剤等が挙げられる。
【0128】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明の態様はこれに限定されない。なお、以下
の記載において、「部」は重量部を意味する。また、塗
布液は全てイオン交換処理したイオン交換水を用いて実
施例中の塗布液固形分濃度となる様に調製した。
【0129】実施例1 RC紙(坪量100gの基紙の表面に低密度ポリエチレ
ン(70部)と高密度ポリエチレン(20部)からなる
樹脂組成物を20g/m2塗布し、裏面に低密度ポリエ
チレン(50部)と高密度ポリエチレン(50部)から
なる樹脂組成物を20g/m2塗布したもの)に、下記
組成のインク受容層塗布液を乾燥後の膜重量(付量)が
15g/m2となるようにバーコート法により塗布した
後、乾燥させてインクジェット用記録シート試料を得
た。
【0130】 〈インク受容層用塗布液組成〉 石灰処理ゼラチン(ブルーム強度;250g) 33.3重量部 PVP−K90(BASF社製) 33.3重量部 ポリエチレングリコール20000(メルク社製) 33.3重量部 塗布液は固形分濃度8%(wt/vol)の水溶液に調
製した。塗布液pHはNaOH5%水溶液を用いて8.
5に調整した。
【0131】実施例2〜14 実施例1と同様の方法で、乾燥後のインク受容層の各素
材の付量が表1記載の値となるように塗布液を作製し、
塗布乾燥し、実施例2〜14のインクジェット用記録シ
ートを得た。
【0132】実施例15 実施例1と同様の方法で下記組成のインク受容層塗布液
を作製し、乾燥後の膜重量が20g/m2となるように
してインクジェット用記録シートを得た。
【0133】 〈インク受容層用塗布液組成〉 石灰処理ゼラチン(ブルーム強度;250g) 69.5重量部 PVP−K90(BASF社製) 30重量部 ポリエチレングリコール20000(メルク社製) 0.5重量部 塗布液は固形分濃度8%(wt/vol)の水溶液に調
製した。塗布液pHはKOH5%水溶液を用いて9.0
に調整した。
【0134】実施例16〜29 実施例15において、ゼラチン、PVP−K90、ポリ
エチレングリコールの割合を表2に記載の値となるよう
に塗布液を調整し、実施例16〜29の各試料を得た。
【0135】実施例30 RC紙(坪量100gの基紙の表面に低密度ポリエチレ
ン(70部)と高密度ポリエチレン(20部)からなる
樹脂組成物を20g/m2塗布し、裏面に低密度ポリエ
チレン(50部)と高密度ポリエチレン(50部)から
なる樹脂組成物を20g/m2塗布したもの)にコロナ
放電処理を行った後、下記組成のインク受容層塗液を乾
燥後の膜重量付量が表3記載の値となるようにスライド
ホッパー方式により重層同時塗布した後、乾燥させてイ
ンクジェット用記録シート試料を得た。
【0136】尚、支持体に近い方(下層側)から第1
層、第2層とする。
【0137】 〈インク受容層用第1層塗布液組成〉 石灰処理ゼラチン(ブルーム強度;250g) 65重量部 PVP−K90(BASF社製) 35重量部 塗布液は固形分濃度7.5%(wt/vol)の水溶液
に調製した。塗布液pHはNaOH5%水溶液を用いて
8.5に調整した。
【0138】 〈インク受容層用第2層塗布液組成〉 石灰処理ゼラチン(ブルーム強度;250g) 45重量部 PVP−K90(BASF社製) 35重量部 ポリエチレングリコール20000(メルク社製) 20重量部 塗布液は固形分濃度7.5%(wt/vol)の水溶液
に調製した。塗布液pHはNaOH5%水溶液を用いて
8.5に調整した。
【0139】実施例31〜39 実施例30と同様の方法で、各層における付量が表3に
示す値となるように塗布乾燥し、実施例31〜39の試
料を得た。
【0140】実施例40〜44 実施例30と同様の支持体を用い、下記組成のインク受
容層塗布液を乾燥後の膜重量付量が表5記載の値となる
ようにした以外は実施例30と同様にして、インクジェ
ット記録用シート実施例40〜44の試料を得た。
【0141】 〈インク受容層用第1層塗布液組成〉 石灰処理ゼラチン(ブルーム強度;250g) 50重量部 PVP−K90(BASF社製) 50重量部 塗布液は固形分濃度7.5%(wt/vol)の水溶液
に調製した。塗布液pHはNaOH5%水溶液を用いて
8.0に調整した。
【0142】 〈インク受容層用第2層塗布液組成〉 石灰処理ゼラチン(ブルーム強度;250g) 52重量部 PVP−K90(BASF社製) 40重量部 ポリエチレングリコール20000(メルク社製) 8重量部 界面活性剤(表5記載のもの) 表5記載の量 塗布液は固形分濃度8.0%(wt/vol)の水溶液
に調製した。塗布液pHはNaOH5%水溶液を用いて
8.5に調整した。
【0143】実施例45〜48 塗布液組成を下記に変更し、総付量(乾燥後の膜重量)
が12g/m2となるように塗布した以外は実施例1と
同様の方法で、実施例45〜48の試料を作製した。
【0144】 〈インク受容層用塗布液組成〉 石灰処理ゼラチン(ブルーム強度;250g) 40重量部 PVP−K90(BASF社製) 30重量部 ポリエチレングリコール20000(メルク社製) 15重量部 ポリウレタン(表6記載のもの) 15重量部 界面活性剤FA−19 0.15重量部 界面活性剤FK−21 0.15重量部 塗布液は固形分濃度7.5%(wt/vol)の水溶液
に調製した。塗布液pHはKOH5%水溶液を用いて
8.5に調整した。
【0145】得られた各試料について以下の評価を行っ
た。
【0146】評価方法を下記に示す。
【0147】<非画像部光沢性>各試料のインク受容層
の、プリント前の表面の光沢性を目視で観察し、光沢度
を判定した。
【0148】評価基準: ◎:写真のプリントと同等レベルで非常に優れている ○:写真のプリントよりやや劣るレベルだが光沢性は優
れている △:写真のプリントに明らかに劣るレベルだが光沢感は
ある ×:光沢感は失われ、光沢紙とは言えないレベルであ
る。
【0149】<均一画像部ムラ>インクジェットプリン
タ(MJ−5000C、エプソン社製)及び専用インク
を用いて、27℃、60%RHの環境下でイエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブルー
(B),グリーン(G)、レッド(R)、ブラック
(K)の各色をプリントし、各色の均一画像部を目視に
て観察し、マダラ状のムラの有無を判定した。
【0150】評価基準: ◎◎:マダラ状のムラは全く見られず、非常に優れてい
る ◎:マダラ状のムラがほとんど見られず、問題なく優れ
ている ○:マダラ状のムラが多少見られるが、実用上許容でき
るレベルである △:マダラ状のムラが見られるが、実用上許容限界のレ
ベルである ×:マダラ状のムラが顕著に見られ、実用できない。
【0151】<画像部光沢性>均一画像部ムラの評価と
同一プリンター、同一環境にて、Y,M,C,K単色当
たり16階調で表されるカラーパッチを作製し、Y,
M,C,B,G,R.K各色のウェッジ状出力を行い、
画像部の光沢性及びその連続性について目視で判価し
た。
【0152】評価基準: ◎:低濃度部から高濃度部まで光沢性が失われず、光沢
性の連続性も全く問題なく、非常に優れた光沢性である ○:高濃度部で僅かに光沢性が低下しているが光沢性の
連続性に問題なく、全体に優れた光沢感がある △:高濃度部で多少光沢性が低下しているが、光沢性の
連続性はほとんど見られず、許容レベルである ×:中濃度部から高濃度部にかけて光沢性が失われ、光
沢性の逆転が生じている部分があり、不自然な画像であ
る。
【0153】<低温環境下での画像部ムラ>前記の均一
部画像部ムラと同様の方法で、15℃、60%RHの環
境下で評価を行った。
【0154】<画像部の長期転写性>前記の均一部の画
像ムラと同様の出力を行い、20分間経過した後と1時
間経過した後、画像部にコピー用紙を重ね、1kg重/
2の荷重をかけて、1週間保存した後、貼り付き具
合、剥離性,画像面の光沢の変化を評価した。
【0155】評価基準: ◎:貼り付きは全くなく問題なし ○:20分経過後に重ねたものははがす時にかすかに音
がするが、画像面の剥離や光沢性の劣化は認められず問
題なし △:20分経過後に重ねたものは、画像面に僅かに光沢
性が劣化するが、画像面の剥離は発生しておらず、ま
た、1時間経過して重ねたものは剥離や光沢性の劣化は
生じてなく、許容レベルである ×:1時間経過後に重ねたものも画像面の剥離や光沢性
が失われており、許容外のレベル。
【0156】<インク吸収性>B,G,R,Kの均一画
像をプリントして3分間及び10分間経過後に、市販の
上質紙を重ねて、上質紙へのインクの転写の度合いを目
視にて観察し、判定した。
【0157】評価基準: ◎:3分経過後に僅かにKの転写が認められるが、10
分後では全く転写せず、実用上問題ない ○:3分経過後に僅かにB,G,R,Kの転写が認めら
れるが、10分後では全く転写せず、実用上問題ない ×:10分経過後にB,G,R,Kのいずれかの転写が
認められ問題である。
【0158】以上の各実施例の試料および評価結果を表
1〜5に示した。
【0159】
【表1】
【0160】PVA:PVAゴーセノール(日本合成化
学社製) CMC:カルボキシメチルセルロース(セロゲンEP−
ML(第一工業製薬社製)) PVP:ポリビニルピロリドン(BASF社製) PEG:ポリエチレングリコール PEG2000、6000:日本油脂社製 PEG10000、20000:メルク社製 PEG50000:和光純薬工業社製 アルコックスR−150:ポリエチレンオキサイド(平
均分子量10000〜170000):明成化学工業
(株)製 アルコックスR−1000:ポリエチレンオキサイド
(平均分子量250000〜300000):明成化学
工業(株)製 アルコックスE−30:ポリエチレンオキサイド(平均
分子量300000〜500000):明成化学工業
(株)製
【0161】
【表2】
【0162】
【表3】
【0163】
【表4】
【0164】
【表5】
【0165】
【表6】
【0166】上記表1〜6より、本発明のインクジェッ
ト用記録シートはいずれの評価項目(均一画像部のマダ
ラムラ、画像部、非画像部の光沢性、画像部の転写性)
においても良好な結果が得られ、本発明の記録シートを
用いることにより、安定して高品質な画像が得られるこ
とが判る。
【0167】
【発明の効果】本発明によるインクジェット用記録シー
トにより、高画質で、かつ安定した搬送性を得ることが
できる。
フロントページの続き (72)発明者 土屋 一郎 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体の少なくとも1方の側にインク受
    容層が設けられたインクジェット用記録シートにおい
    て、該インク受容層にポリアルキレンオキサイド類、水
    溶性ポリマー及びゼラチンを含有することを特徴とする
    インクジェット用記録シート。
  2. 【請求項2】 前記インク受容層中にポリアルキレンオ
    キサイド類、水溶性ポリマー及びゼラチンを含有する層
    を少くとも1層有することを特徴とする請求項1記載の
    インクジェット用記録シート。
  3. 【請求項3】 インク受容層におけるポリアルキレンオ
    キサイド類の総付き量が0.1〜15g/m2であるこ
    とを特徴とする請求項1または2記載のインクジェット
    用記録シート。
  4. 【請求項4】 インク受容層において、前記ポリアルキ
    レンオキサイド類を1〜40重量%含有する層を少なく
    とも1層有することを特徴とする請求項1、2又は3記
    載のインクジェット用記録シート。
  5. 【請求項5】 インク受容層が複数の層から構成され、
    ポリアルキレンオキサイド類、水溶性ポリマー及びゼラ
    チンを同一層内に含有する層(A)、および該層(A)
    より支持体に近い側に下記式(I)を満足する層(B)
    を少なくとも1層有することを特徴とするインクジェッ
    ト用記録シート。 式(I) Za ≧ Zb (Za>0) ただし、 Za:層(A)におけるポリアルキレンオキサイド類の
    含有率(重量%) Zb:層(B)におけるポリアルキレンオキサイド類の
    含有率(重量%)
  6. 【請求項6】 ポリアルキレンオキサイド類がポリエチ
    レングリコールであることを特徴とする請求項1、2、
    3、4又は5記載のインクジェット用記録シート。
  7. 【請求項7】 水溶性ポリマーが下記化合物群から選ば
    れる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1、
    2、3、4、5又は6記載のインクジェット用記録シー
    ト。 化合物群 ポリビニルピロリドン類 ポリビニルアルコール類 ヒドロキシプロピルセルロース カルボキシメチルセルロース
  8. 【請求項8】 ポリアルキレンオキサイド類の平均分子
    量が6000〜300000であることを特徴とする請
    求項1、2、3、4、5、6又は7記載のインクジェッ
    ト用記録シート。
  9. 【請求項9】 ポリアルキレンオキサイド類が、平均分
    子量10000〜50000のポリエチレンオキサイド
    類又はポリエチレングリコールであることを特徴とする
    請求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載のインク
    ジェット用記録シート。
  10. 【請求項10】 Zaの値が1〜40wt%であること
    を特徴とする請求項5、6、7、8又は9記載のインク
    ジェット用記録シート。
  11. 【請求項11】 前記Zaに対するZbが下記式(II)
    で表されることを特徴とする請求項5、6、7、8、9
    又は10記載のインクジェット用記録シート。 式(II) Zb/Za ≦ 0.75
  12. 【請求項12】 前記インク受容層中にポリウレタンを
    含有することを特徴とする請求項1、2、3、4、5、
    6、7、8、9、10又は11記載のインクジェット用
    記録シート。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001087633A1 (fr) * 2000-05-18 2001-11-22 Matsumoto_Inc. Imprime, son application et son procede de fabrication

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WO2001087633A1 (fr) * 2000-05-18 2001-11-22 Matsumoto_Inc. Imprime, son application et son procede de fabrication

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