JPH09142017A - 画像形成方法及びその装置 - Google Patents

画像形成方法及びその装置

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JPH09142017A
JPH09142017A JP7307017A JP30701795A JPH09142017A JP H09142017 A JPH09142017 A JP H09142017A JP 7307017 A JP7307017 A JP 7307017A JP 30701795 A JP30701795 A JP 30701795A JP H09142017 A JPH09142017 A JP H09142017A
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Hiromichi Komai
博道 駒井
Toshio Kawakubo
俊夫 川久保
Yasuo Katano
泰男 片野
Minoru Morikawa
穣 森川
Shinji Tanaka
田中  慎二
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーマルヘッドの耐久性劣化をさせず、解像
度劣化を防止し、記録体全面を液中で加熱することな
く、且つ記録体の保全環境の影響を無視できるようにす
る。 【解決手段】 液体と接した状態で加熱すると後退接触
角が低下し、液体と非接触状態で加熱すると後退接触角
が増加する記録体材料3を基板2に塗布して乾燥すると
表面が親水、親油性を示す記録体1が得られる(図1
(A))。この記録体1を、画像信号により通電したサ
ーマルヘッド4により選択的に加熱すると加熱部分の記
録体材料3は後退接触角が増加し撥水・撥油性となり、
潜像を形成する(図1(B))。潜像を形成した記録体
1に対し、インキ膜を有する現像ローラ5で現像し画像
6を得る(図1(C))。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成方法及び
その装置に関し、より詳細には、液体と接した状態で加
熱されると後退接触角が低下し、液体と非接触状態で加
熱されると後退接触角が増加する記録体材料を用いて画
像を形成する方法及び該画像形成方法を利用した画像記
録装置に関するものであり、デジタル印刷機分野に好適
に用いられる。
【0002】
【従来の技術】画像情報に応じた液体の付着性領域及び
非液体付着性領域を区別して画像形成する手段の代表と
して、オフセット印刷方式があげられるが、オフセット
印刷方式は、原版からの製版工程と該製版工程で得られ
た版を用いて印刷する印刷工程からなっている。しか
し、これらの工程を充たす機能を備えた機器を一つの装
置内に納めて、事務用に供することができるように小型
化することは困難である。
【0003】このようなオフセット印刷方式の欠陥を解
決する方式として、疎水性の光導電体層に外部から電荷
を与えた後、露光し、光導電体層表面に疎水性部と親水
性部を有するパターンを形成して親水性部に水性現像剤
を付着させて印刷する水性現像方式やフォトクロミック
化合物に紫外線を照射して親水性化するフォトクロミッ
ク材料の光化学反応を利用した方式、あるいは、物理的
変化により不定形状態と結晶状態とを形成し、液体イン
クの付着・非付着領域を構成する内部偏倚力を利用した
方式が提案された。
【0004】しかし、水性現像方式は、電子写真プロセ
スを基本としており、帯電、露光、現像、転写、除電か
らなるプロセスを必要とするので、装置の小型化やメン
テナンスフリー化が困難であり、また、フォトクロミッ
ク材料の光化学反応を利用した方式は、量子効率が悪い
ため反応時間が長く記録速度が遅くなり、しかも安定性
に欠ける欠点があり、内部偏倚力の作用を利用した方式
は、情報記録部材の安定性に問題があり、記録後は安定
であるが記録前では温度変化により物理的構造が変化す
るおそれがあるので保在性に問題が残される等の課題が
あった。
【0005】これに対し、本出願人は、特開平3−17
8478号公報において、液体と接した状態で加熱され
ると後退接触角が低下し、液体と非接触状態で加熱され
ると後退接触角が増加する記録体材料を、容易な手段で
選択的に加熱して後退接触角の異なる所望パターン領域
を作り、色材を含む現像剤で現像することにより可視像
を得る方法を開示した。この画像形成方法を下記図6に
より説明する。
【0006】図6は、従来の画像形成方法を説明するた
めの図で、図6(A)は、記録体の構成を示す図、図6
(B)は湿式潜像形成方法、図6(C)は乾式潜像形成
方法を示す図であり、図中、2は基板、3は記録体材
料、4はサーマルヘッド、21は記録体、22は液体、
23はスポンジローラ(含液)である。なお、以降に示
す図6以外の図において、図6と同様の作用をする部分
には、図6の場合と同じ参照番号を付すこととする。
【0007】図6(A)に示す記録体21は、紙、フィ
ルム等の基板2上に記録体材料3を成膜したもので、こ
の記録体材料3は、撥水,撥油性をもった材料として知
られており、この記録体材料3を基板2上に塗布して記
録体材料3の融点以上の温度に加熱して成膜する。この
ように構成された記録体21は撥水、撥油状態となる被
膜を形成している。
【0008】図6(B)に示す湿式潜像形成方法は、図
6(A)に示す記録体21を記録体材料3の表側から液
体22と接した状態でサーマルヘッド4により選択的に
加熱して、加熱部分に対応した親水、親油状態を得てい
る。これに対し、図6(C)に示す乾式潜像形成方法
は、記録体21の記録体材料3表側には液体を含んだス
ポンジローラ23が接しており、裏側にはサーマルヘッ
ド4が接しており、サーマルヘッド4により記録体21
の裏側から加熱し、加熱部分を親水,親油状態にしてい
る。
【0009】しかし、図6(B)に示す湿式潜像形成方
法では、液体22と接した状態で加熱するサーマルヘッ
ド4として、ライン型で高密度、高速書き込み可能な市
販サーマルヘッドを使用すると、液体22によるサーマ
ルヘッド4の劣化が顕しいので、少なくとも液体22を
考慮した保護膜のある高価なサーマルヘッド4を製作、
使用する必要がある。
【0010】また、図6(C)に示す乾式潜像形成方法
では、液体を含んだスポンジローラ23とサーマルヘッ
ド4とにより記録体21を挟んでいるので、サーマルヘ
ッド4が直接液体22に接することは防げるが、基板2
の裏側から加熱するため、印加エネルギーは大きくなっ
たり、表と裏との温度差により使用可能な基板材料が制
限されたり、加熱領域の広がりによる画像が劣化する等
の欠点がある。本出願人は、これらの問題点を解決する
ために、図7に示す画像形成方法を提案した。
【0011】図7は、従来の画像形成方法の他の例を説
明するための図で、図7(A)は記録体の構成を示す
図、図7(B)は乾式潜像形成方法であり、図中、24
はホットプレートである。
【0012】図7(A)に示す記録体31は、図6
(A)に示す記録体21と同様の製法により成膜された
記録体材料3が融点以上の温度で加熱されたものであ
り、説明を省くが、記録体31は、図7(B)に示すよ
うに、記録体31の記録体材料3をホットプレート24
で加熱された液体22と接触して加熱することにより全
面を親水,親油状態としておく。このように準備された
記録体1に対し、図7(C)に示す乾式潜像形成法によ
り、記録体材料3の表側にサーマルヘッド4を対向して
記録体材料3を選択に加熱して加熱部分に撥水,撥油領
域を形成する方法である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】図7に示した乾式潜像
形成方法によると、図6に示した潜像形成方法の欠点は
解決されるが、図7(B)に示すような記録体1を全面
液中で加熱するための給液手段と加熱手段とが必要であ
り、これら給液手段と加熱手段とを装置内にコンパクト
に組み込むことが困難である。また、全面に亘って親
水,親油状態に処理しておいた記録体31を、保存する
ためには、記録体31を少くとも、液体と非接触状態で
加熱されると後退接触角が増加する温度以下に保ってお
く必要がある等の課題がある。
【0014】本発明の目的は、予め加熱液体中で処理し
て全面を親水、親油状態とした記録体材料を準備しなけ
ればならない上述した従来技術の課題に対し、記録体材
料3を基板2に塗布し常温で乾燥する場合は、その表面
が親水、親油性を示すという新たな知見に基づいて新規
な画像形成方法およびその装置を提供すること、更に、
本発明の他の目的は、同一基板上に画像を重ねて形成可
能な新規な画像形成方法およびその装置を提供すること
である。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、液体
と接した状態で加熱されると後退接触角が低下し、液体
と非接触状態で加熱されると後退接触角が増加する記録
体材料を基板上に塗布乾燥し、その後に液体と非接触状
態で選択的に加熱し、色材を含む現像剤で現像すること
により画像を得るようにして、サーマルヘッドの耐久性
劣化を防ぎ、印加エネルギーを増加して解像度劣化を防
止するようにしたものである。請求項2の発明は、液体
と接した状態で加熱されると後退接触角が低下し、液体
と非接触状態で加熱されると後退接触角が増加する記録
体材料を基板に塗布し版とする塗布手段と、前記版上の
前記記録体材料を選択的に加熱し製版する加熱手段と、
色材を含む現像剤で現像することにより前記版上に画像
を得る現像手段と、前記版上の画像を紙に転写する転写
手段とで画像記録装置を構成することにより、前記版の
全面を液中で加熱する等の処理が不要で、請求項1の発
明と同様の効果を得られるようにしたものである。請求
項3の発明は、液体と接した状態で加熱されると後退接
触角が低下し、液体と非接触状態で加熱されると後退接
触角が増加する記録体材料を基板に塗布し版とする塗布
手段と、前記版上の前記記録体材料を選択的に加熱し製
版する加熱手段と、色材を含む現像剤で現像することに
より前記版上に画像を得る現像手段と、前記版上の前記
画像を紙に転写する転写手段と、前記版上の画像を除去
するクリーニング手段とからなり、該クリーニング手段
により前記画像を除去後に前記塗布手段で前記基板上に
前記記録体材料を塗布し、新たに画像を形成する画像記
録装置とすることにより、記録体材料を画像のクリーニ
ング後に再度塗布して使用できるようにしてランニング
コストを低減し版の取り替え頻度を大幅に少くなるよう
にしたものである。請求項4の発明は、液体と接した状
態で加熱されると後退接触角が低下し、液体と非接触状
態で加熱されると後退接触角が増加する記録体材料を基
板上に塗布乾燥し、その後に液体と非接触状態で選択的
に加熱し、色材を含む現像剤で現像することにより画像
を得、該画像上に前記記録体材料の塗布と、選択的加
熱、および現像を複数回繰り返すことにより前記画像上
に重ね画像を得るようにし、請求項1,2の発明と同様
の効果が得られるようにし、更に、色ズレの少ない良好
なカラー画像が得られるようにしたものである。請求項
5の発明は、液体と接した状態で加熱されると後退接触
角が低下し、液体と非接触状態で加熱されると後退接触
角が増加する記録体材料を基板に塗布し版とする塗布手
段と、前記版上の前記記録体材料を選択的に加熱し製版
する加熱手段と、色材を含む現像剤で現像することによ
り前記版上に画像を得る現像手段とからなり、該現像手
段で得られた前記版上の前記画像に、前記記録体材料の
塗布と、選択的加熱、および現像を複数回繰り返すこと
により前記画像との重ね画像が得られる画像記録装置と
することにより請求項4の発明と同様の効果が得られる
ようにしたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による画像形成方
法の実施の形態を説明するための図で、図1(A)は記
録体の構成、図1(B)は潜像形成方法、図1(C)は
現像方法であり、図中、1は記録体、5は現像ローラ、
6は画像である。
【0017】図1(A)に示す記録体1は、図6(A)
に示した記録体21と同様の構成のもので、紙、フィル
ム等の基板2上に、記録体材料3を成膜したものであ
る。記録体材料3は、液体と接した状態で加熱されると
後退接触角が低下し、液体と非接触状態で加熱されると
後退接触角が増加する特性をもっている。しかし、図6
(A)に示した従来の記録体21は、基板2上に塗布さ
れた記録体材料3を、その融点以上に加熱,成膜したも
ので、記録体21はこの状態を出発点としていた。これ
は、基板2上に塗布された記録体材料3を加熱し、成膜
することによりフィルム状被膜を形成し、基板2と記録
体材料3の密着性を向上させることを目的とするためで
あった。
【0018】これに対し、図1(A)に示す記録体1
は、基板2上に記録体材料3を成膜する方法として、出
願人らは、記録体材料3を基板2に塗布し、室温近傍の
温度で乾燥することにより、その表面が親水、親油性を
示すこと、および、基板2との密着性もサーマルヘッド
4の押圧、摩擦に十分耐えられること、さらには現像さ
れた画像6は紙への転写においても十分な耐刷性を有す
ることを見出した。記録体1は、この方法に基づいて記
録体材料3を成膜し作成されたものである。例えば、基
板2をPET(ポリエチレンテレフタレート)、記録体
材料3は乳化重合により合成した含フッ素アクリレート
材料(LS317、旭硝子製)とし、この記録体材料3
とを水で15%希釈し、厚さ100μmのPETの基板
2に記録体材料3を厚さ3μmでコーティングして室温
で乾燥したものである。
【0019】図1(B)に示す潜像形成方法は、例え
ば、パーソナルコンピュータ(図示せず)からの信号に
より、サーマルヘッド(F2459A、東芝製)4に通
電し選択的に加熱するもので、加熱部分は後退接触角の
増加した潜像が形成される。記録体1は、図1(C)に
示す現像方法は、例えば、硬度60度のゴム材料からな
る現像ローラ5上にインキ膜(アクワレススーパー K
B墨M、東洋インキ製)を形成し、記録体1を矢印方向
に手動で移動し現像するもので、本発明者らが、上記方
法により潜像形成及び現像をしたところ、良好な画像6
が得られた。
【0020】以上のように、図1に示した画像形成方法
では、従来の図6(B)に示す湿式潜像形成方法のよう
に、サーマルヘッド4の耐久性劣化がなく、図6(C)
に示す乾式潜像形成方法のように印加エネルギーの増加
と解像度劣化防止が可能で、かつ、記録体材料3の表側
からの乾式製版が可能となる(請求項1に対応)。
【0021】図2は、図1に示す画像形成方法を利用し
た画像記録装置の実施の形態の例を説明するための図で
あり、図中、7は記録体材料液槽、8は塗布ローラ、
9,14は圧胴、10はカッター、11は搬送ローラ、
12は版、13は版胴、15はブレード、16は記録紙
である。
【0022】記録体材料液槽7に収容された記録体材料
3は、例えば、乳化重合により合成した含フッ素アクリ
レート材料(LS317、旭硝子製)を水で15%希釈
したもので、この記録体材料3をスポンジ(例えば、硬
度30度、東洋ポリマー製)からなる塗布ローラ8に含
浸させ、含浸した記録体材料3をロール状の基板(PE
T、厚さ:50μm)2に塗布した。この記録体1を搬
送ローラ11で矢印方向に移動し、パーソナルコンピュ
ータ(図示せず)から、オリジナルの画像に対して白黒
を反転した信号をサーマルヘッド(F2459A、東芝
製)4に印加し選択的に加熱することにより版12とし
た。
【0023】この版12をカッター10で所望の長さに
切断し、図示のように、版胴13に巻き付ける。硬度6
0度のゴム(バイトン)材料からなる現像ローラ5上に
樹脂(例えば、ウレタン)のブレード15によりインキ
膜(アクワレススーパー KB墨M、東洋インキ製)を
形成し版上で現像した。記録紙(Type6200、リ
コーPPC用紙)16を毎分120枚の速度で搬送した
ところ記録紙上で濃度1.3の良好な画像が得られた。
【0024】なお、ロール状基板2の搬送、切断、版胴
13への巻き付け、給排紙等は印刷機分野で周知の技術
であり、孔版印刷機(PRIPORT VT3820、
リコー製)を改造して使用した。また、上述のように現
像ローラ5上へのインキ膜形成は、ブレード15で行
い、インキの供給は手動で行った。
【0025】以上のように、図2に示した画像記録装置
では、基板2への記録体材料3の塗布装置を内蔵してい
るため、図6に示した従来技術のように記録前において
記録体1の記録体材料3の全面に亘り親水,親油状態に
しておく記録体の処理や、この処理のすんだ記録体1を
液体と非接触状態で加熱されると後退接触角が増加する
温度以下に保在する温度制御装置を設ける必要がなくな
るという利点がある(請求項2に対応)。
【0026】図3は、図1に示す画像形成方法を利用し
た画像記録装置の実施の形態の、他の例を説明するため
の図である。図3に示した画像記録装置は、記録体材料
3を基板2上に塗布した記録体1を版12として、これ
を選択的に加熱して製版して現像し、現像画像を紙に転
写する各々の手段を有することは図2に示した画像記録
装置の場合と同様であるが、これに加え、現像画像を紙
16に転写後、版12上の画像を除去するクリーニング
手段を有し、画像を除去した版12に記録体材料3を塗
布手段で塗布して新たな画像を形成する構成が付加され
ている。この実施例を、図3に基づいて説明する。
【0027】ロール状の基板(PET、厚さ:50ミク
ロン)2をカッター10で所望の長さに切断し、版胴1
3に巻き付けた。含フッ素アクリレート材料(LS31
7、旭硝子製)を水で15%希釈した記録体材料3をス
ポンジ(硬度30度、東洋ポリマー製)からなる塗布ロ
ーラ8により版胴13上で基板に塗布した。パーソナル
コンピュータ(図示せず)から、オリジナルの画像に対
して白黒を反転した信号を版胴13上に設けられたサー
マルヘッド(F2459A、東芝製)14に印加し選択
的に加熱することにより版12とした。
【0028】次に、硬度60度のゴム(バイトン)材料
からなる現像ローラ5上にインキ膜(アクワレススーパ
ー KB墨M、東洋インキ製)を形成し、版12上で現
像した。このとき、インキの平滑化は樹脂(ウレタン)
ブレード15で行い、インキの供給は手動で行った。記
録紙(Type6200、リコーPPC用紙)16を毎
分120枚の速度で搬送し、記録紙16上に濃度1.3
の画像が得られた。この後、クリーニング液(オフセッ
トクリーナー TypeNA,リコー製)を含んだスポ
ンジ(硬度30度、東洋ポリマー製)からなるクリーニ
ングローラ17によりインキを版12上から洗い落と
し、塗布ローラ8で版胴13上で基板2に再度記録体材
料3を塗布し、上と同様の方法で現像、転写することに
より良好な画像が得られることがわかった。
【0029】なお、ロール状基板2の搬送、切断、版胴
13への巻き付け、給排紙等は印刷機分野で周知の技術
であり、孔版印刷機(PRIPORT VT3820、
リコー製)を改造して使用した。また、図3において、
ロール状基板2、搬送ローラ11およびカッター10と
からなる基板供給手段をもたず、版胴13に予め基板2
が形成された構成でもよい。以上のように、図3に示し
た画像記録装置では、版12上の画像をクリーニングし
て、再度、記録体材料3を塗布することが可能なため、
版材料のコストパフォーマンスが優れるだけでなく、版
材料の選択性が広がるという利点がある(請求項3に対
応)。
【0030】図4は、本発明による画像形成方法の実施
の形態の他の例を説明するための図で、図4(A)は、
第1の記録体材料塗布、図4(B)は第2の潜像形成、
図4(C)は第1色目の現像、図4(D)は第2の記録
体材料塗布、第4(E)は第2の潜像形成、第4(F)
は第2色目の現像の各工程を示す。
【0031】図4に示した画像形成方法は、図1に示し
た画像形成方法を改良したもので、複数の画像を重ねて
形成可能な方法を示す。図4(A),〜,図4(C)に
示す画像形成方法の各工程、すなわち第1の記録体材料
3aの塗布(図4(A))、第1の潜像形成(図4
(B))、および第1色目の現像方法(図4(C))
は、図1(A),〜,図1(C)に示した記録体材料3
の塗布、潜像形成、および現像方法と同様であり、第1
の記録体材料3aを塗布した記録体1(図4(A))上
に第1の潜像を形成し(図4(B))、形成された第1
色目の現像ローラ5aにより現像し第1色目のインキに
よる画像6aを得る(図4(C))。次に、第1色目の
インキ画像6a上に、更に第2の記録体材料3bを塗布
・乾燥し(図4(D))、別の画像に対応してサーマル
ヘッド4により選別的に加熱して第2の潜像3cを形成
(図4(E))し、これを2色目の現像ローラ5bによ
り2色目のインキによる画像6bを重ねる(図4
(F))。このようにして、同一の記録体に複数色の画
像を重ねて形成できることができた。以下、図4に示し
た画像形成方法の具体例について説明する。
【0032】含フッ素アクリレート材料(LS317、
旭硝子製)を水で15%希釈し、さらにインキと親和性
向上を目的として、含フッ素界面活性剤(サーフロン、
旭硝子製)を0.1%添加し、記録体材料3とした。こ
の記録体材料3を基板(PET、厚さ:100ミクロ
ン)2に厚さ3ミクロンにコーティングし、室温で乾燥
した(図4(A))。パーソナルコンピュータ(図示せ
ず)からの信号により、サーマルヘッド(F2459
A、東芝製)4に通電し選択的に加熱した(図4
(B))。硬度60度のゴム材料からなる第1の現像ロ
ーラ5a上にインキ膜(アクワレススーパー KB藍
M、東洋インキ製)を形成し、手動で現像(図4
(C))した。このインキ上にさらに記録体材料3bを
塗布し(図4(D))、サーマルヘッド4で選択的に加
熱して第2の潜像3cを形成し(図4(E))、色の異
なる2色目のインキ(アクワレススーパー KB紅M、
東洋インキ製)で現像し画像6bとした(図4(F))
ところ、良好なカラー画像が得られた(請求項4に対
応)。
【0033】図5は、図4で示した画像形成方法を用い
た本発明による画像記録装置の実施の形態を説明するた
めの図であり、図中、18は乾燥装置である。図5に示
した画像記録装置は、例えば、OHP(オーバーヘッド
プロジェクター)用フィルムを基板2として、同一基板
2上にカラー画像を形成する装置であり、上記基板2を
手動で版胴13に巻き付けた。版胴13上の基板2に
は、含フッ素アクリレート材料(LS317、旭硝子
製)を水で15%希釈し、含フッ素界面活性剤(サーフ
ロン、旭硝子製)を0.1%添加した記録体材料3をス
ポンジ(硬度30度、東洋ポリマー製)からなる塗布ロ
ーラ8で塗布した。なお、塗布した記録体材料3の乾燥
促進を目的として、ファン等の乾燥装置18を版胴13
に近接して配置した。
【0034】版胴13に巻き付けた記録体1に対し、パ
ーソナルコンピュータ(図示せず)から、オリジナルの
カラー画像に対して三原色に色分解し、ネガ・ポジを反
転した信号を版胴13上に設けられたサーマルヘッド
(F2459A、東芝製)4に印加し選択的に加熱する
ことにより版12とするもので、まず、色分解して得ら
れた[黄]に対応した反転信号によりサーマルヘッド4
を駆動加熱し、硬度60度のゴム(バイトン)材料から
なる黄色の現像ローラ5c上にインキ膜(アクワレスス
ーパー KB黄M、東洋インキ製)を形成し版12上で
現像した。このとき、インキの平滑化は樹脂(ウレタ
ン)ブレード(図示せず)で行い、インキの供給は手動
で行った。
【0035】次に、記録体材料3を塗布ローラ8を用い
て再度塗布し、サーマルヘッド4で色分解した[藍]に
対応して選択的に加熱し、藍色の現像ローラ5dにより
藍インキで現像した。更に、同様な方法で色分解した
[紅]に対応し、紅色の現像ローラ5eにより紅インキ
を重ねたところ、反射、透過共に良好なカラー画像が得
られた。以上のように、本発明では、同一版上で、版の
取り替えがなく、カラー画像が形成されるため、画像位
置精度が大幅に向上するという利点がある(請求項5に
対応)。
【0036】
【発明の効果】
請求項1に対応する効果:液体と接した状態で加熱され
ると後退接触角が低下し、液体と非接触状態で加熱され
ると後退接触角が増加する記録体材料を基板上に塗布乾
燥し、その後に液体と非接触状態で選択的に加熱し、色
材を含む現像剤で現像することにより画像を得るように
したので、サーマルヘッドの耐久性劣化を防ぎ、印加エ
ネルギーを増加して解像度劣化を防止することができる
ようになり、更に、全面液中加熱等の処理が不要で、か
つ保存環境を無視できる効果が得られるようになった。 請求項2に対応する効果:液体と接した状態で加熱され
ると後退接触角が低下し、液体と非接触状態で加熱され
ると後退接触角が増加する記録体材料を基板に塗布し版
とする塗布手段と、前記版上の前記記録体材料を選択的
に加熱し製版する加熱手段と、色材を含む現像剤で現像
することにより前記版上に画像を得る現像手段と、前記
版上の画像を紙に転写する転写手段とで画像記録装置を
構成したので、前記版の全面を液中で加熱する等の処理
が不要で、請求項1の発明と同様の効果が得られるよう
になった。 請求項3に対応する効果:液体と接した状態で加熱され
ると後退接触角が低下し、液体と非接触状態で加熱され
ると後退接触角が増加する記録体材料を基板に塗布し版
とする塗布手段と、前記版上の前記記録体材料を選択的
に加熱し製版する加熱手段と、色材を含む現像剤で現像
することにより前記版上に画像を得る現像手段と、前記
版上の前記画像を紙に転写する転写手段と、前記版上の
画像を除去するクリーニング手段とからなり、該クリー
ニング手段により前記画像を除去後に前記塗布手段で前
記基板上に前記記録体材料を塗布し、新たに画像を形成
する画像記録装置とし、記録体材料を画像のクリーニン
グ後に再度塗布して使用できるのでランニングコストを
低減し版の取り替え頻度を大幅に少くすることができ
た。 請求項4に対応する効果:液体と接した状態で加熱され
ると後退接触角が低下し、液体と非接触状態で加熱され
ると後退接触角が増加する記録体材料を基板上に塗布乾
燥し、その後に液体と非接触状態で選択的に加熱し、色
材を含む現像剤で現像することにより画像を得、該画像
上に前記記録体材料の塗布と、選択的加熱、および現像
を複数回繰り返すことにより前記画像上に重ね画像を得
るようにしたので、請求項1,2の発明と同様の効果が
得られるようにし、更に、色ズレの少ない良好なカラー
画像が得られるようになった。 請求項5に対応する効果:液体と接した状態で加熱され
ると後退接触角が低下し、液体と非接触状態で加熱され
ると後退接触角が増加する記録体材料を基板に塗布し版
とする塗布手段と、前記版上の前記記録体材料を選択的
に加熱し製版する加熱手段と、色材を含む現像剤で現像
することにより前記版上に画像を得る現像手段とからな
り、該現像手段で得られた前記版上の前記画像に、前記
記録体材料の塗布と、選択的加熱、および現像を複数回
繰り返すことにより前記画像との重ね画像が得られる画
像記録装置としたので請求項4の発明と同様の効果が得
られるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による画像形成方法の実施の形態を説
明するための図である。
【図2】 図1に示す画像形成方法を利用した画像記録
装置の実施の形態の例を説明するための図である。
【図3】 図1に示す画像形成方法を利用した画像記録
装置の実施の形態の他の例を説明するための図である。
【図4】 本発明による画像形成方法の実施の形態の他
の例を説明するための図である。
【図5】 図4で示した画像形成方法を用いた本発明に
よる画像記録装置の実施の形態を説明するための図であ
る。
【図6】 従来の画像形成方法を説明するための図であ
る。
【図7】 従来の画像形成方法の他の例を説明するため
の図である。
【符号の説明】
1…記録体、2…基板、3…記録体材料、4…サーマル
ヘッド、5…現像ローラ、6…画像、7…記録体材料液
槽、8…塗布ローラ、9,14…圧胴、10…カッタ
ー、11…搬送ローラ、12…版、13…版胴、15…
ブレード、16…記録紙、18…乾燥装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森川 穣 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 田中 慎二 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体と接した状態で加熱されると後退接
    触角が低下し、液体と非接触状態で加熱されると後退接
    触角が増加する記録体材料を基板上に塗布乾燥し、その
    後に液体と非接触状態で選択的に加熱し、色材を含む現
    像剤で現像することにより画像を得ることを特徴とする
    画像形成方法。
  2. 【請求項2】 液体と接した状態で加熱されると後退接
    触角が低下し、液体と非接触状態で加熱されると後退接
    触角が増加する記録体材料を基板に塗布し版とする塗布
    手段と、前記版上の前記記録体材料を選択的に加熱し製
    版する加熱手段と、色材を含む現像剤で現像することに
    より前記版上に画像を得る現像手段と、前記版上の画像
    を紙に転写する転写手段とからなることを特徴とする画
    像記録装置。
  3. 【請求項3】 液体と接した状態で加熱されると後退接
    触角が低下し、液体と非接触状態で加熱されると後退接
    触角が増加する記録体材料を基板に塗布し版とする塗布
    手段と、前記版上の前記記録体材料を選択的に加熱し製
    版する加熱手段と、色材を含む現像剤で現像することに
    より前記版上に画像を得る現像手段と、前記版上の前記
    画像を紙に転写する転写手段と、前記版上の画像を除去
    するクリーニング手段とからなり、該クリーニング手段
    により前記画像を除去後に前記塗布手段で前記基板上に
    前記記録体材料を塗布し、新たに画像を形成することを
    特徴とする画像記録装置。
  4. 【請求項4】 液体と接した状態で加熱されると後退接
    触角が低下し、液体と非接触状態で加熱されると後退接
    触角が増加する記録体材料を基板上に塗布乾燥し、その
    後に液体と非接触状態で選択的に加熱し、色材を含む現
    像剤で現像することにより画像を得、該画像上に前記記
    録体材料の塗布と、選択的加熱、および現像を複数回繰
    り返すことにより前記画像上に重ね画像を得ることを特
    徴とする画像形成方法。
  5. 【請求項5】 液体と接した状態で加熱されると後退接
    触角が低下し、液体と非接触状態で加熱されると後退接
    触角が増加する記録体材料を基板に塗布し版とする塗布
    手段と、前記版上の前記記録体材料を選択的に加熱し製
    版する加熱手段と、色材を含む現像剤で現像することに
    より前記版上に画像を得る現像手段とからなり、該現像
    手段で得られた前記版上の前記画像に、前記記録体材料
    の塗布と、選択的加熱、および現像を複数回繰り返すこ
    とにより前記画像との重ね画像を得ることを特徴とする
    画像記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0881448A2 (en) 1997-05-30 1998-12-02 Showa Aluminum Corporation Multi-bored flat tube for use in a heat exchanger and heat exchanger including said tubes

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