JPH09142404A - ピストンポンプ - Google Patents

ピストンポンプ

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Publication number
JPH09142404A
JPH09142404A JP33106995A JP33106995A JPH09142404A JP H09142404 A JPH09142404 A JP H09142404A JP 33106995 A JP33106995 A JP 33106995A JP 33106995 A JP33106995 A JP 33106995A JP H09142404 A JPH09142404 A JP H09142404A
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JP
Japan
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cylinder
piston
liquid
filling
peripheral surface
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Pending
Application number
JP33106995A
Other languages
English (en)
Inventor
Wataru Konishi
亘 小西
Katsuhiko Horibe
克彦 堀部
Katsuji Tsuruyama
克二 鶴山
Masakane Tsunoda
匡謙 角田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiichi Pharmaceutical Co Ltd
Shibuya Corp
Original Assignee
Shibuya Kogyo Co Ltd
Daiichi Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shibuya Kogyo Co Ltd, Daiichi Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Shibuya Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】面シールを用いたピストンポンプの摺動部のシ
ール性能を向上させることにより、ピストン8とシリン
ダ6の加工精度の許容範囲を広げる。 【構成】シリンダ6内にピストン8が嵌合され進退動す
る。ピストン8の外面が直接シリンダ6の内面を摺動す
る。ピストン8のシリンダ6内を摺動する部分の外面
に、2本の環状の液溝8c,8dが形成されている。ピ
ストン8が進退動してシリンダ6内に液体を吸入し吐出
すると、シリンダ6の内面とピストン8の外面との間の
微細な間隙から洩れ出した液体が、上記液溝8c,8d
内に入る。また、この液溝8c,8d内に入った液体
は、ピストン8が摺動する際に、潤滑膜を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はピストンポンプに係
り、特に、薬液等のように高度な衛生管理を必要とする
液体の充填に用いられる定量充填用のピストンポンプに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】定量充填用ピストンポンプは一般に、計
量シリンダと、この計量シリンダ内で進退動するピスト
ンと、充填液タンクと上記計量シリンダ内との間の通路
およびシリンダ内と充填ノズルとの間の通路を交互に連
通遮断するバルブ機構とを備えており、バルブ機構によ
って充填液タンクと上記計量シリンダ内との間の通路を
連通するとともに、シリンダ内と充填ノズルとの間の通
路を遮断した状態にしてピストンを下降させ、シリンダ
内に液体を吸入して計量した後、バルブ機構を切換え
て、充填液タンクと上記計量シリンダ内との間の通路を
遮断するとともに、シリンダ内と充填ノズルとの間の通
路を開放して上記ピストンを上昇させることにより、計
量シリンダ内の液体を吐出して充填ノズルに送り容器内
に充填するようになっている。
【0003】上記ピストンは、計量シリンダの内面に対
して液密を保持して摺動できるように、その外周面に環
状溝を形成し、この環状溝内にリング状のシール部材が
嵌着されている。また、逆にシリンダ側の内周面に環状
溝を形成してリング状のシール部材を嵌着する場合もあ
る。例えば、実公平4−39199号公報の図1に示す
例では、小径側のピストン20aとその外側に配置され
た大径の筒体20bとを一体的に連結してピストンとし
て作動させる場合には、このピストン(大径の筒体20
b)の外周にシールリング21が嵌着されてシリンダ7
とピストン間の液密を保持し、大径の筒体20bをシリ
ンダ7側に固定して一体のシリンダとしてピストン(小
径側ピストン20a)を作動させる場合には、シリンダ
の内面(大径筒体20bの内面)にシールリング21を
嵌着して液密を保持するようになっている。
【0004】上記のようなピストンポンプを用いて、薬
液等の極めて高度な衛生管理を必要とする製品の充填を
行なう場合には、異物の混入を防止するために、ピスト
ンの外周面とシリンダの内周面との間の摺動部のシール
機構として、ピストンとシリンダの母材の外面に硬質ク
ロムメッキやセラミックコーティングをして、面シール
により液密を保持することが行なわれている。あるい
は、母材自体にセラミックを用いる場合もある。
【0005】図3は上記のようにピストン108とシリ
ンダ106との間の摺動部に面シールを用いた定量充填
用ピストンポンプの一例を示す図であり、シリンダ10
6内にピストン108が進退動可能に嵌合され、このシ
リンダ106の上部には図示しないバルブ機構が設けら
れており、このバルブ機構によって、シリンダ106内
へ通じる通路142と、充填液タンクへの通路141お
よび容器内へ充填を行なう充填ノズルへの通路143の
間を交互に開閉するようになっている。上記ピストン1
08は、先端部108bが他の部分108aよりも僅か
に大径になっており、この大径部108bがシリンダ1
06の内面の摺動部の内径に一致しており、ピストン1
08がシリンダ106の摺動部内を進退動することによ
り液体の吸入吐出を行なう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のように、ピ
ストン108の外周面とシリンダ106の内周面とを直
接接触させて摺動させるようにした、面シールにより液
密を保持する構成の場合には、それらの部品精度が10
00分の1mmの単位で要求される極めて精密な部品と
なり、加工が困難でコスト高である。しかも、シール面
の部品精度を上げていくと、ピストン108の摺動時の
潤滑膜となる薬液の薄い膜がピストン108の全周に行
き渡らなくなり、結果的に固着してしまうおそれがあっ
た。また、このような固着を防止するために、ピストン
108とシリンダ106との間の隙間を大きくすると、
薬液の漏れが多くなり、あるいは、その隙間から外気を
吸込んで泡を生じさせることにより、充填精度に悪影響
を与える等の種々の問題があった。さらに、固着を防止
するために、洗浄用のカップに注射用水を補給してピス
トンを常に濡れた状態にして運転する場合もあり、余分
な作業を必要とするという問題もあった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を除
くためになされたもので、シリンダと、このシリンダ内
で進退動するピストンとを備えたピストンポンプにおい
て、上記ピストンの外周面を直接シリンダの内周面に摺
接させるとともに、上記ピストンの外周面およびシリン
ダの内周面のいずれか一方に、環状の液溝を形成したも
のである。
【0008】また第2の発明は、シリンダと、このシリ
ンダ内で進退動するピストンと、充填液タンクとシリン
ダ内との間の通路およびシリンダ内と充填ノズルとの間
の通路を交互に開閉するバルブ機構とを備えた定量充填
用ピストンポンプにおいて、上記ピストンの外周面を直
接シリンダの内周面に摺接させるとともに、上記ピスト
ンの外周面およびシリンダの内周面のいずれか一方に、
環状の液溝を形成したものである。
【0009】本発明に係るピストンポンプでは、上記構
成としたことにより、シリンダ内でピストンを進退動さ
せると、ピストンの外周面がシリンダの内周面に直接接
触して摺動し、ピストンの後退時に液体を吸入し、ピス
トンの前進時にこの液体を吐出する。シリンダ内に吸入
された液体は、ピストンの前進によって吐出される際に
室内の圧力が上昇し、ピストンとシリンダとの摺接面の
極めて微細な隙間から洩れ出す。洩れ出した僅かな液体
はピストンの外周面またはシリンダの内周面に形成され
ている環状の液溝内に入り、シリンダの外部に排出され
ることなく貯留される。この液溝内に入った液体は、ピ
ストンがシリンダの内面を摺動する際に潤滑剤としての
機能を果たし、しかも、シリンダ室内からシリンダの外
部へ液が洩れ出すことを防止する。
【0010】また、第2の発明に係る定量充填用のピス
トンポンプでは、上記構成としたことにより、シリンダ
内でピストンを進退動させると、ピストンの外周面がシ
リンダの内周面に直接接触して摺動し、ピストンの後退
時に充填液タンクから液体を吸入して計量した後、ピス
トンの前進時にこの液体を吐出して容器内に充填を行な
う。シリンダ内に吸入された液体は、ピストンの前進に
よって吐出される際に室内の圧力が上昇し、ピストンと
シリンダとの摺接面の極めて微細な隙間から洩れ出す。
洩れ出した僅かな液体はピストンの外周面またはシリン
ダの内周面に形成されている環状の液溝内に入り、シリ
ンダの外部に排出されることなく貯留される。この液溝
内に入った液体は、ピストンがシリンダの内面を摺動す
る際に潤滑剤としての機能を果たし、しかも、シリンダ
室内からシリンダの外部へ液が洩れ出すことを防止す
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図示実施例により本発明を
説明する。図1は本発明の一実施例に係る定量充填用ピ
ストンポンプの縦断面図であり、下部にシリンダピスト
ン部2、上部にバルブ機構部4が設けられている。シリ
ンダピストン部2は、計量用のシリンダ6と、このシリ
ンダ6内で進退動するピストン8とを備えている。この
ピストン8は、ピストンロッド10の下端が図示しない
コネクティングロッドを介して駆動源に連結されて昇降
される。シリンダ6内には、下部の小径孔6aと、この
小径孔6aよりも僅かに内径の大きい上部の大径孔6b
とが形成されている。一方、ピストン8は、上部に上記
シリンダ6の小径孔6aの内径と一致する外径を有する
大径部8bが形成され、下部には、上部の大径部8bよ
りも僅かに外径の小さい小径部8aが形成されており、
通常の生産運転を行なう際(容器内への充填工程を行な
う際)には、ピストン8の大径部8bがシリンダ6の下
部に設けられた小径孔6a内を摺動する。なお、シリン
ダ6は、その上部外周が支持プレート12に固定されて
おり、この支持プレート12とともに昇降されるように
なっている。
【0012】上記ピストンロッド10の外周には、筒状
の洗浄カップ14が取付けられている。この洗浄カップ
14は、下端部14aの内径がピストンロッド10の外
径に一致しており、Oリング16を介してピストンロッ
ド10の外面に嵌合されて、上部の空間14b内の液密
を保持している。また空間14bが形成されている洗浄
カップ14の上部内面は、上記シリンダ6の下部の外径
とほぼ一致しており、かつ、その内面には溝が形成され
てOリング18が嵌着されている。従って、後に説明す
るように、洗浄を行なう際に、ピストン8を通常の生産
運転時の摺動領域を超えてシリンダ6内を上昇させて最
も上方に位置させたときには、洗浄カップ14の上部内
面がシリンダ6の下部外面に嵌合し、上記Oリング18
を介してシリンダ6の外面と洗浄カップ14の内面との
間の液密を保持するようになっている。また、洗浄カッ
プ14の下部側面には、排液ポート14cが形成されて
おり、洗浄時には、この排液ポート14cに接続した配
管から洗浄水を排出し回収する。
【0013】上記構成のシリンダピストン部2の上方に
バルブ機構部4が設けられている。シリンダ6の上部に
は、内部に3本の液通路21,22,23が形成された
円柱状のバルブブロック20が固定されている。この円
柱状のバルブブロック20の軸芯部には、上記シリンダ
6の中心部を上下に貫通してシリンダ6の室内に連通す
るシリンダ通路22が形成されている。このシリンダ通
路22の上端22aは、折曲げられてバルブブロック2
0の上部の側面に開口している(図1の紙面の手前
側)。また、軸芯部を通るシリンダ通路22を挟んだ両
側の対称の位置に、充填液タンク(図示せず)に連通す
る給液通路21と充填ノズル(図示せず)に連通する充
填通路23とが形成されている。給液通路21の下端部
は、シリンダ6の上部内の通路6cおよび配管24等を
介して図示しない充填液タンクに接続され、上端部21
aは、上記シリンダ通路22の上方の開口22aから9
0度ずれた側方(図の左方)に開口している。一方、充
填通路23の下端部は、シリンダ6内の通路6dおよび
配管26等を介して図示しない充填ノズルに接続され、
上端部23aは、上記給液通路21の開口21aと18
0度ずれた反対側の側面(図の右方)に開口している。
【0014】バルブブロック20は、上記3本の液通路
21,22,23の上方の開口部21a,22a,23
aが形成されている上部20cと、シリンダ6の上面に
固定されている下部20aの外径が大径であり、その中
間部20bの外径は、上記上部20cおよび下部20a
の外径よりも僅かに小さくなっている。バルブブロック
20の外周には、円筒状のバルブスリーブ28が嵌合し
ている。このバルブスリーブ28は、下部28aの内径
が上部28bの内径よりも僅かに小径になっており、下
部28aの内径が上記バルブブロック20の上部20c
の外径に一致している。そして、充填作業を行なう通常
の生産運転時には、図1に示すように、バルブブロック
20に対してバルブスリーブ28が相対的に上昇し、バ
ルブブロック20の上部の大径部20cが、バルブスリ
ーブ28の下部の小径孔28a内に嵌合している。
【0015】バルブスリーブ28の内面には、この定量
充填用ピストンポンプの生産運転時、すなわち、図1に
示すようにバルブブロック20の上部に形成されている
大径部20cがバルブスリーブ28の下部に設けられた
小径孔28a内に嵌合している状態のときに、バルブブ
ロック20の上部の3本の通路21,22,23の上端
部21a,22a,23aが開口している位置と同じ高
さに位置するように、ほぼ90度に渡る円弧状の切換溝
28cが形成されている。従って、このバルブスリーブ
を90度往復回転させることにより、給液通路21とシ
リンダ通路22とを連通させるとともにシリンダ通路2
2と充填通路23とを遮断した状態と、逆に、給液通路
21とシリンダ通路22とを遮断するとともにシリンダ
通路22と充填通路23とを連通させた状態とを切換え
ることができる。なお、バルブスリーブ28は、下方に
嵌合しているバルブブロック20に対して回転可能であ
るとともに相対的に昇降可能になっている。
【0016】さらに、バルブスリーブ28の内面の、上
記円弧状の切換溝28cよりもやや上方に凹部28dが
形成されている。この凹部28dは、後に説明するよう
に、バルブスリーブ28をバルブブロック20に対して
相対的に下降させて、バルブブロック20の上部の大径
部20cをバルブスリーブ28の上部の大径孔28b内
に位置させるとともに、バルブブロック20の中間の小
径部20bをバルブスリーブ28の下部の小径孔28a
内に位置させたときに、上方の大径部20cと大径孔2
8bとの間の隙間と、中間の小径部20bと下方の小径
孔28bとの間の隙間とを互いに連通することができる
ようになっている。
【0017】さらに、本実施例に係るピストンポンプの
特徴として、シリンダ6の小径孔6a内を摺動するピス
トン8の大径部8bに、2本の環状の液溝8c,8dが
所定の間隔を隔てて形成されている。ピストン8は、通
常の生産運転時には、図1に示す位置を中間位置とし
て、環状の液溝8c,8dが形成されている大径部8b
がシリンダン6の下部の小径孔6a内を上下動する。こ
のようにピストン8が上下動してシリンダ6内に充填液
の吸入吐出を行なうと、吐出時のシリンダ6の内部の圧
力によって、シリンダ6の内面とピストン8の外面との
間の微細な隙間から、シリンダ6内の液体が僅かに洩れ
出し、上記液溝8c,8d内に入る。この液溝8c,8
d内に洩れた液体は、進退動するピストン8の外面とシ
リンダ6の内面との間の潤滑を行なうとともに、シリン
ダ6内からさらに液体が洩れ出さないようにシール機能
を果たす。
【0018】以上の構成に係る定量充填用ピストンポン
プの作動について説明する。生産運転を行なう際には、
図1に示すように、シリンダ6が固定されている支持プ
レート12を上昇位置に停止させ、また、上方のバルブ
スリーブ28も嵌合しているバルブブロック20に対し
て相対的に上昇させておく。この状態でバルブスリーブ
28を回転させて、内面に形成されている円弧状の切換
溝28cによって、充填液タンクに接続されている給液
通路21の開口21aと、シリンダ6内に接続されてい
るシリンダ通路22の開口部22aとを一致させる。こ
のとき、充填ノズルに接続されている充填通路23は、
上記2本の液通路21,22と遮断される。
【0019】上記のように給液通路21とシリンダ通路
22を介して充填液タンクとシリンダ6内を連通した状
態で、ピストン8を下降させてシリンダ6内に充填液を
吸入し計量する。次に、バルブスリーブ28を90度回
転させて上記各液通路21,22,23の切換えを行な
う。すなわち、シリンダ通路22の上端開口22aと充
填通路23の上端開口23aとをバルブスリーブ28の
円弧状切換溝28cを介して接続し、給液通路21をこ
れら両通路22,23から遮断する。この状態でピスト
ン8を上昇させる。上記シリンダ6内に吸入されて計量
された薬液等の液体は、シリンダ6内から吐出され、シ
リンダ通路22、円弧状切換溝28cおよび充填通路2
3を介して充填ノズルに送られて容器内に充填される。
このようにピストン8が昇降する際に、ピストン8とシ
リンダ6との摺動面から洩れ出した液体は、上記液溝8
c,8d内に入り、摺動面の潤滑を行なうとともに、液
体のシリンダ6の外部への洩れ出しを防止する。従っ
て、ピストン8の周面の潤滑膜が切れるために固着して
しまうことを防止することができる。また、ピストン6
とシリンダ8との摺動面だけでシールする構成ではない
ので、ピストン8とシリンダ6との加工精度の許容範囲
が大きくなり、加工が容易になるとともにコストダウン
を図ることもできる。さらに、ピストン8の作動中に摺
動面内に外気を吸引して泡を生じさせるおそれもない。
【0020】上記構成の定量充填用ピストンポンプの洗
浄を行なう場合には、バルブスリーブ28をバルブブロ
ック20に対して下降させ、図2に示すように、バルブ
ブロック20の上端の大径部20cをバルブスリーブ2
8の上部の大径孔28b内に位置させる。この状態にす
ると、バルブブロック20の上端の大径部20c外面と
バルブスリーブ28の上部の大径孔28b内面との間に
隙間が形成される。また、バルブブロック20の中間の
小径部20bがバルブスリーブ28の下部の小径孔28
a内まで上昇し、これらの間にも隙間が形成される。さ
らに、バルブスリーブ28の上部の隙間と下部の隙間と
は、バルブスリーブ28の内面に形成された凹部28d
によって連通される。なお、この状態では、バルブブロ
ック20の中間の小径部20bよりも下方側に設けられ
ている大径部20aも、バルブスリーブ28の下方側の
小径部28a内に嵌入する。バルブブロック28の下方
側大径部20aの外径とバルブスリーブ28の小径部2
8aの内径とは一致しているので、この部分は隙間がな
く密封される。
【0021】上述のようにバルブブロック20がバルブ
スリーブ28の内部まで嵌合した状態にして、これらバ
ルブスリーブ28、バルブブロック20および下方のシ
リンダ6を、支持プレート12とともに一体的に下降さ
せると、ピストン8がシリンダ6に対して相対的に上昇
し、通常の生産運転時の上死点よりも上部まで挿入され
る。すると、ピストン8の上部に設けられた大径部8b
がシリンダ6の上部の大径孔6b内に位置して両者間に
隙間が形成される。また、ピストン8の下部の小径部8
aが、シリンダ6の下部の小径孔6a内に位置してこれ
ら両者間にも隙間が形成される。さらに、ピストン8が
シリンダ6に対して相対的に最も上方に位置したときに
は、ピストンロッド10の外周に固定されている洗浄カ
ップ14がシリンダ8の下部外周面に嵌合する。洗浄カ
ップ14の内周面にはOリング18が嵌着されており、
シリンダ6の外周面と洗浄カップ14の内周面とが密封
される。
【0022】図2に示す洗浄時の状態にセットした後、
充填液タンクからの配管24を介して洗浄水を注入す
る。この洗浄水は、給液通路21を通りその上部の開口
21aからバルブスリーブ28の上部の大径孔28b内
面とバルブブロック20の上部の大径部20c外面との
間の隙間へ流れ出す。この隙間へ流れ出した洗浄液は、
シリンダ通路22の開口22aおよび充填通路23の開
口23aからこれら通路22,23内へ流入する。さら
に、上記隙間へ流れ出した洗浄液は、バルブスリーブ2
8の内面に形成されている凹部28dを介して、バルブ
スリーブ28の下部の小径孔28aとバルブブロック2
0の中間の小径部20bとの間の隙間にも流れ込み、バ
ルブスリーブ28の内面に形成されている円弧状の切換
溝28cの内部も洗浄する。
【0023】バルブスリーブ28の上部側の大径孔28
bとバルブブロック20の上部大径部20cとの間の隙
間からシリンダ通路22内に流入した洗浄水は、シリン
ダ6内に流れ込み、シリンダ6の上部の大径孔6b内面
とピストン8の上部の大径部8b外面との間の隙間に入
り、これら両者6b,8bの内外面およびピストン8の
外面に形成されている2本の液溝8c,8d内を洗浄す
る。さらに洗浄水は、上記隙間から、シリンダ6の下部
の小径孔6a内面とピストン8の下部の小径部8a外面
との間の隙間に流れ込んでこれら両者の内外面を洗浄す
る。その後、洗浄液は、洗浄カップ14内に入り、排液
ポート14cに接続されている洗浄水排出管から排出さ
れて回収される。一方、充填通路23の開口23aに流
入した洗浄水は、シリンダ6上部の通路6dから配管2
6を介して充填ノズルに送られ、これらの内部を洗浄し
た後回収される。
【0024】なお、この実施例ではピストン8の摺動部
(上部の大径部8c)に2本の液溝8c,8dを形成し
たが、液溝の数は2本に限るものではなく、1本あるい
は3本以上であっても良い。また、液溝は、上記実施例
のようにピストン8の外周面に形成するものに限らず、
ピストン8が摺動する相手側のシリンダ6の内周面に形
成するようにしても良い。また、上記実施例では、定量
充填用のピストンポンプについて説明したが、本発明
は、このような充填用のピストンポンプに限られるもの
ではなく、その他の液体等の吸入および吐出に用いられ
る一般的なピストンポンプについても適用しうることは
いうまでもない。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、シリ
ンダと、このシリンダ内で進退動するピストンとを備え
たピストンポンプにおいて、上記ピストンの外周面を直
接シリンダの内周面に摺接させるとともに、上記ピスト
ンの外周面およびシリンダの内周面のいずれか一方に、
環状の液溝を形成したことにより、ピストンとシリンダ
との間の摺動面からの液漏れを防止するとともに、外気
の吸込みも防ぐことができ、しかも、常に、潤滑膜を摺
動面の全域に行き渡らせることができるので、潤滑膜が
切れることにより固着してしまうおそれがなくなる。さ
らに、ピストンとシリンダとの摺動面の加工精度の許容
範囲が大きくなるので、加工が容易になりコストダウン
を図ることができる。
【0026】また、第2の本発明によれば、シリンダ
と、このシリンダ内で進退動するピストンと、充填液タ
ンクとシリンダ内との間の通路およびシリンダ内と充填
ノズルとの間の通路を交互に開閉するバルブ機構とを備
えた定量充填用のピストンポンプにおいて、上記ピスト
ンの外周面を直接シリンダの内周面に摺接させるととも
に、上記ピストンの外周面およびシリンダの内周面のい
ずれか一方に、環状の液溝を形成したことにより、上記
第1の発明と同様の種々の効果を奏することができると
ともに、特に、固着しやすい薬液等の充填に用いて好適
なピストンポンプを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る定量充填用ピストンポ
ンプの縦断面図である。
【図2】上記定量充填用ピストンポンプの洗浄時の状態
を示す図である。
【図3】従来の定量充填用ピストンポンプの一例を示す
縦断面図である。
【符号の説明】
4 バルブ機構 6 シリンダ 8 ピストン 8c 環状の液溝 8d 環状の液溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鶴山 克二 石川県金沢市大豆田本町甲58番地 澁谷工 業株式会社内 (72)発明者 角田 匡謙 石川県金沢市大豆田本町甲58番地 澁谷工 業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダと、このシリンダ内で進退動す
    るピストンとを備えたピストンポンプにおいて、上記ピ
    ストンの外周面を直接シリンダの内周面に摺接させると
    ともに、上記ピストンの外周面およびシリンダの内周面
    のいずれか一方に、環状の液溝を形成したことを特徴と
    するピストンポンプ。
  2. 【請求項2】 シリンダと、このシリンダ内で進退動す
    るピストンと、充填液タンクとシリンダ内との間の通路
    およびシリンダ内と充填ノズルとの間の通路を交互に開
    閉するバルブ機構とを備えた定量充填用のピストンポン
    プにおいて、上記ピストンの外周面を直接シリンダの内
    周面に摺接させるとともに、上記ピストンの外周面およ
    びシリンダの内周面のいずれか一方に、環状の液溝を形
    成したことを特徴とする定量充填用のピストンポンプ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111451020A (zh) * 2019-01-21 2020-07-28 熊田贵之 喷枪
JP2021035845A (ja) * 2019-08-30 2021-03-04 東洋自動機株式会社 吐出装置
CN120327885A (zh) * 2025-06-19 2025-07-18 山东省蓬莱制药机械厂有限公司 一种直线式真空抽取机抽头结构

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