JPH09143033A - 口紅用組成物 - Google Patents
口紅用組成物Info
- Publication number
- JPH09143033A JPH09143033A JP35413595A JP35413595A JPH09143033A JP H09143033 A JPH09143033 A JP H09143033A JP 35413595 A JP35413595 A JP 35413595A JP 35413595 A JP35413595 A JP 35413595A JP H09143033 A JPH09143033 A JP H09143033A
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- JP
- Japan
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- volatile oil
- powder
- surface area
- composition
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 なめらかな使用感と共に二次付着性が改善さ
れた口紅用組成物を提供することを目的とする。 【解決手段】 揮発性油分と、前記揮発性油分に溶解す
る撥水性ポリマーと、粉体と、前記揮発性油分と相溶性
を有する非揮発性油分とを含み、組成物1g中に含まれ
る粉体の総表面積が1〜25m2であることを特徴とす
る口紅用組成物。
れた口紅用組成物を提供することを目的とする。 【解決手段】 揮発性油分と、前記揮発性油分に溶解す
る撥水性ポリマーと、粉体と、前記揮発性油分と相溶性
を有する非揮発性油分とを含み、組成物1g中に含まれ
る粉体の総表面積が1〜25m2であることを特徴とす
る口紅用組成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は口紅用組成物、特に
二次付着性の改善に関する。
二次付着性の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】口紅は極めてポピュラーな化粧品の一つ
であるが、口唇に塗布するという性質上、口唇に対し無
刺激、無害であること、不快な味や匂いがないことなど
が要求される。ところで最近、口紅を口唇に塗布した
後、該口紅がカップなど口唇に接触する部位に転写され
てしまう、いわゆる二次付着性の改善が強く要望されて
いる。そこで、近年この二次付着性を改善した「耐うつ
り性の改善された化粧料組成物」として、特開平6−1
99630号公報に記載されたものが報告されている。
この化粧料組成物は、揮発性溶媒と、シリコン樹脂と、
ワックスと、粉末と、油分を含むことを特徴としてい
る。そしてこのような化粧料組成物を用いたならば、二
次付着性が改善されるというものである。
であるが、口唇に塗布するという性質上、口唇に対し無
刺激、無害であること、不快な味や匂いがないことなど
が要求される。ところで最近、口紅を口唇に塗布した
後、該口紅がカップなど口唇に接触する部位に転写され
てしまう、いわゆる二次付着性の改善が強く要望されて
いる。そこで、近年この二次付着性を改善した「耐うつ
り性の改善された化粧料組成物」として、特開平6−1
99630号公報に記載されたものが報告されている。
この化粧料組成物は、揮発性溶媒と、シリコン樹脂と、
ワックスと、粉末と、油分を含むことを特徴としてい
る。そしてこのような化粧料組成物を用いたならば、二
次付着性が改善されるというものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
6−199630号公報に記載された化粧料組成物にお
いても塗布時の伸びや、なめらかな使用感の点で課題が
残っている。そして、口紅は口唇になめらかにつき、し
かもこのなめらかな使用感が維持されることが要求さ
れ、前記二次付着性の改善は、なめらかな使用感の維持
と排反する要件であるため、その両者を合わせ持つ口紅
用組成物の開発が望まれている。本発明は前記従来技術
の課題に鑑みなされたものであり、その目的はなめらか
な使用感と共に二次付着性が改善された口紅用組成物を
提供することにある。
6−199630号公報に記載された化粧料組成物にお
いても塗布時の伸びや、なめらかな使用感の点で課題が
残っている。そして、口紅は口唇になめらかにつき、し
かもこのなめらかな使用感が維持されることが要求さ
れ、前記二次付着性の改善は、なめらかな使用感の維持
と排反する要件であるため、その両者を合わせ持つ口紅
用組成物の開発が望まれている。本発明は前記従来技術
の課題に鑑みなされたものであり、その目的はなめらか
な使用感と共に二次付着性が改善された口紅用組成物を
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明者らが鋭意検討を行った結果、撥水性ポリマー
を配合した組成物に、配合する粉体の総表面積が1〜2
5m2となるように粉体を配合することによりなめらか
な使用感、二次付着性の両者が改善された口紅用組成物
が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
に本発明者らが鋭意検討を行った結果、撥水性ポリマー
を配合した組成物に、配合する粉体の総表面積が1〜2
5m2となるように粉体を配合することによりなめらか
な使用感、二次付着性の両者が改善された口紅用組成物
が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0005】すなわち、本出願の請求項1記載の口紅用
組成物は、揮発性油分と、前記揮発性油分に溶解する撥
水性ポリマーと、粉体と、前記揮発性油分と相溶性を有
する非揮発性油分とを含み、組成物1g中の粉体の総表
面積が1〜25m2であることを特徴とする。
組成物は、揮発性油分と、前記揮発性油分に溶解する撥
水性ポリマーと、粉体と、前記揮発性油分と相溶性を有
する非揮発性油分とを含み、組成物1g中の粉体の総表
面積が1〜25m2であることを特徴とする。
【0006】請求項2記載の組成物は、前記揮発性油分
を10〜50重量%、前記撥水性ポリマーを10〜35
重量%、前記粉体を1〜25重量%、前記非揮発性油分
を10〜40重量%含むことを特徴とする。請求項3記
載の組成物は、請求項1又は2に記載の組成物におい
て、揮発性油分がシリコン油であり、撥水性ポリマーが
シリコン樹脂であることを特徴とする。請求項4記載の
組成物は、請求項1〜3のいずれかに記載の組成物にお
いて、撥水性ポリマーと非揮発性油分の配合比が2/1
〜1/2であることを特徴とする。
を10〜50重量%、前記撥水性ポリマーを10〜35
重量%、前記粉体を1〜25重量%、前記非揮発性油分
を10〜40重量%含むことを特徴とする。請求項3記
載の組成物は、請求項1又は2に記載の組成物におい
て、揮発性油分がシリコン油であり、撥水性ポリマーが
シリコン樹脂であることを特徴とする。請求項4記載の
組成物は、請求項1〜3のいずれかに記載の組成物にお
いて、撥水性ポリマーと非揮発性油分の配合比が2/1
〜1/2であることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成をさらに詳細
に説明する。本発明において好適に用いられる揮発性油
分としては、デカメチルテトラシロキサン、ヘキサメチ
ルジシロキサン、ドデカメチルペンタシロキサンなどの
鎖状ポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキ
サン、デカメチルシクロペンタシロキサンなどの環状ポ
リシロキサン、シェルソル(シェル化学)、アイソパー
(エッソ化学)等の軽質流動イソパラフィン等が挙げら
れる。また、本発明において好適に用いられる撥水性ポ
リマーとしては、シリコン樹脂、シリコンゴム、フッ素
変性シリコン樹脂、アルキル変性シリコン樹脂等が挙げ
られる。これらのうち特にシリコン樹脂であることが好
ましい。
に説明する。本発明において好適に用いられる揮発性油
分としては、デカメチルテトラシロキサン、ヘキサメチ
ルジシロキサン、ドデカメチルペンタシロキサンなどの
鎖状ポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキ
サン、デカメチルシクロペンタシロキサンなどの環状ポ
リシロキサン、シェルソル(シェル化学)、アイソパー
(エッソ化学)等の軽質流動イソパラフィン等が挙げら
れる。また、本発明において好適に用いられる撥水性ポ
リマーとしては、シリコン樹脂、シリコンゴム、フッ素
変性シリコン樹脂、アルキル変性シリコン樹脂等が挙げ
られる。これらのうち特にシリコン樹脂であることが好
ましい。
【0008】また、本発明において好適に用いられる粉
体としては、通常化粧品に用いられる粉体ならばいずれ
も使用可能であり、例えばタルク、カオリン、絹雲母
(セリサイト)、白雲母、金雲母、合成雲母、紅雲母、
黒雲母、リチア雲母、バーミキュライト、炭酸マグネシ
ウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バ
リウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ
酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、マグネシウ
ム、シリカ、ゼオライト、ベントナイト、硫酸バリウ
ム、焼成硫酸カルシウム(焼石膏)、リン酸カルシウ
ム、フッ素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セラミ
ックパウダー、窒化ホウ素、二酸化チタン、酸化亜鉛な
どの無機粉末、ポリアミド樹脂粉末、ナイロン粉末、ポ
リエチレン粉末、ポリプロピレン粉末、ポリエステル粉
末、ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリスチレン粉末、
スチレンとアクリル酸の共重合体樹脂粉末、シリコン樹
脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリ四弗化エチレ
ン粉末、セルロース粉末などの有機粉末が挙げられる。
体としては、通常化粧品に用いられる粉体ならばいずれ
も使用可能であり、例えばタルク、カオリン、絹雲母
(セリサイト)、白雲母、金雲母、合成雲母、紅雲母、
黒雲母、リチア雲母、バーミキュライト、炭酸マグネシ
ウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バ
リウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ
酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、マグネシウ
ム、シリカ、ゼオライト、ベントナイト、硫酸バリウ
ム、焼成硫酸カルシウム(焼石膏)、リン酸カルシウ
ム、フッ素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セラミ
ックパウダー、窒化ホウ素、二酸化チタン、酸化亜鉛な
どの無機粉末、ポリアミド樹脂粉末、ナイロン粉末、ポ
リエチレン粉末、ポリプロピレン粉末、ポリエステル粉
末、ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリスチレン粉末、
スチレンとアクリル酸の共重合体樹脂粉末、シリコン樹
脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリ四弗化エチレ
ン粉末、セルロース粉末などの有機粉末が挙げられる。
【0009】これらの粉体のうち、比表面積の大きいも
のの方が過剰な撥水性ポリマー及び非揮発性油分を吸着
することが可能である。このため、比表面積の大きな粉
体、例えばシリカ等の多孔性担体を用いることが好まし
く、特に、揮発性油分としてシリコン油、撥水性ポリマ
ーとしてシリコン樹脂を用いた場合には、これとの相性
からシリカを用いることが好ましい。
のの方が過剰な撥水性ポリマー及び非揮発性油分を吸着
することが可能である。このため、比表面積の大きな粉
体、例えばシリカ等の多孔性担体を用いることが好まし
く、特に、揮発性油分としてシリコン油、撥水性ポリマ
ーとしてシリコン樹脂を用いた場合には、これとの相性
からシリカを用いることが好ましい。
【0010】また、本発明において好適に用いられる非
揮発性油分としては、皮膚安全性の高いものであれば使
用可能である。例えば、流動パラフィン、スクワラン、
ヒマシ油、オリーブ油、ホホバ油、グリセリルジイソス
テアレート、トリメチロールプロパントリ2エチルイソ
ステアレート、グリセロールトリ2エチルヘキサノエー
ト、イソプロピルミリステート、セチル2エチルヘキサ
ノエート、グリセリルトリイソステアレート、2ヘプチ
ルウンデシルパルミテート、メチルポリシロキサン、ポ
リブテン、トリイソステアリン酸グリセリン、ジイソス
テアリイルマレート、ラノリン等が挙げられ、これらの
中から1種又は2種以上が任意に選択される。その他、
棒状口紅を製造する場合には、保形剤としてセレシンワ
ックス、カルナバワックス、ポリエチレンワックス、パ
ラフィンワックスなどを5〜20重量%程度配合するこ
とが好適である。
揮発性油分としては、皮膚安全性の高いものであれば使
用可能である。例えば、流動パラフィン、スクワラン、
ヒマシ油、オリーブ油、ホホバ油、グリセリルジイソス
テアレート、トリメチロールプロパントリ2エチルイソ
ステアレート、グリセロールトリ2エチルヘキサノエー
ト、イソプロピルミリステート、セチル2エチルヘキサ
ノエート、グリセリルトリイソステアレート、2ヘプチ
ルウンデシルパルミテート、メチルポリシロキサン、ポ
リブテン、トリイソステアリン酸グリセリン、ジイソス
テアリイルマレート、ラノリン等が挙げられ、これらの
中から1種又は2種以上が任意に選択される。その他、
棒状口紅を製造する場合には、保形剤としてセレシンワ
ックス、カルナバワックス、ポリエチレンワックス、パ
ラフィンワックスなどを5〜20重量%程度配合するこ
とが好適である。
【0011】本発明において、組成物中における前記揮
発性油分の好適な配合量は、10〜50重量%である。
10重量%未満であると、相対的に他の成分が多くな
り、口唇への塗布時ののびに欠ける場合がある。また、
50重量%を越えると、相対的に他の成分が少なくな
り、液状となる場合がある。
発性油分の好適な配合量は、10〜50重量%である。
10重量%未満であると、相対的に他の成分が多くな
り、口唇への塗布時ののびに欠ける場合がある。また、
50重量%を越えると、相対的に他の成分が少なくな
り、液状となる場合がある。
【0012】また、本発明において撥水性ポリマーの好
適な配合量は、10〜35重量%、特に好ましくは15
〜30重量%である。撥水性ポリマーの配合量が10重
量%未満であると、二次付着性の改善が充分でない場合
がある。一方、撥水性ポリマーの配合量が35重量%を
越えると、伸びが悪く、べたつきを生じる場合がある。
適な配合量は、10〜35重量%、特に好ましくは15
〜30重量%である。撥水性ポリマーの配合量が10重
量%未満であると、二次付着性の改善が充分でない場合
がある。一方、撥水性ポリマーの配合量が35重量%を
越えると、伸びが悪く、べたつきを生じる場合がある。
【0013】本発明において、組成物中における粉体
は、組成物1g中の粉体の総表面積が1〜25m2とな
るように配合される必要がある。総表面積が1m2以下
では、二次付着性の改善が不十分であり、一方、25m
2以上となると、伸びが悪く、艶も落ちてしまう。ま
た、前記総表面積の好適な範囲を満たす場合であって
も、粉体の配合量は1〜25重量%とすることが好まし
い。粉体が1重量%未満の場合には、べたつきを抑える
効果に乏しい場合があり、また25重量%を越える場合
には使用感触が少し劣る場合がある。
は、組成物1g中の粉体の総表面積が1〜25m2とな
るように配合される必要がある。総表面積が1m2以下
では、二次付着性の改善が不十分であり、一方、25m
2以上となると、伸びが悪く、艶も落ちてしまう。ま
た、前記総表面積の好適な範囲を満たす場合であって
も、粉体の配合量は1〜25重量%とすることが好まし
い。粉体が1重量%未満の場合には、べたつきを抑える
効果に乏しい場合があり、また25重量%を越える場合
には使用感触が少し劣る場合がある。
【0014】本発明において非揮発性油分の好適な配合
量は、10〜40重量%、特に好ましくは15〜30重
量%である。非揮発性油分が10%未満の場合には、塗
布・乾燥後の感触が悪く、しかも場合により固型を保持
するのが困難なことがある。また、40重量%を越える
と若干の二次付着性、べたつきを生じる場合がある。
量は、10〜40重量%、特に好ましくは15〜30重
量%である。非揮発性油分が10%未満の場合には、塗
布・乾燥後の感触が悪く、しかも場合により固型を保持
するのが困難なことがある。また、40重量%を越える
と若干の二次付着性、べたつきを生じる場合がある。
【0015】さらに、本発明にかかる口紅用組成物に
は、各種薬剤、例えば、ビタミンA、B1、B2、B6、
B12、C、D、E、F、K、U及びその塩類又は誘導
体、パントテン酸及びその塩類又は誘導体、ビオチン、
ローヤルゼリー抽出液、塩酸ピリドキシン、ニコチン酸
及びその塩類又は誘導体、葉酸、γ−オリザノール等の
ビタミン類、グリチルレチン酸ステアリル、l−メント
ール、カンフル、カンファー、カラミン、インドメタシ
ン、サリチル酸メチル、アミノ安息香酸エチル、クロタ
ミトン等の消炎剤、ヒノキチオール、グリチルレチン
酸、グリチルリチン酸及びその塩類又は誘導体、アラン
トイン、アズレン、ε−アミノカプロン酸、トラネキサ
ム酸及びその塩類又は誘導体等の抗炎症剤、シスチン、
システイン、メチオニン、セリン、ロイシン、トリプト
ファン、アミノ酸エキス等のアミノ酸類、ハマメリス、
黄連、シコン、西洋ノコギリソウ、ヒリハリ草、リリ
ー、ヘチマ、ベニバナ、セイヨウトチノキ、ユーカリ
油、マロニエ、β−カロチン、アロエエキス、ニンジン
エキス、カンゾウエキス、オオバクエキス、カミツレエ
キス、ビワ抽出物、センブリエキス、セファランチン、
当帰エキス、プラセンタエキス等の動植物抽出物及びエ
キス、エストラジオール及びその塩類又は誘導体、エチ
ニルエストラジオール等の卵胞ホルモン、コルチゾン及
びその塩類又は誘導体、ヒドロコルチゾン及びその塩類
又は誘導体、プレドニゾン、プレドニゾロン、デキサメ
タゾン、ベタメタゾン等の副腎皮質ホルモン等のホルモ
ン剤、塩酸ジフェンヒドラミン、マレイン酸クロルフェ
ニラミン等の抗ヒスタミン剤、塩化ベンザルコニウム、
塩化ベンゼトニウム、ハロカルバン、塩化クロルヘキシ
ジン等の殺菌剤、等を配合することができる。これらの
薬剤の配合量は、各薬剤が機能するに十分な量配合され
ることが好ましく、特に限定されるものではないが、口
紅用組成物への適切な配合量としては、口紅用組成物中
0.001〜5重量%である。
は、各種薬剤、例えば、ビタミンA、B1、B2、B6、
B12、C、D、E、F、K、U及びその塩類又は誘導
体、パントテン酸及びその塩類又は誘導体、ビオチン、
ローヤルゼリー抽出液、塩酸ピリドキシン、ニコチン酸
及びその塩類又は誘導体、葉酸、γ−オリザノール等の
ビタミン類、グリチルレチン酸ステアリル、l−メント
ール、カンフル、カンファー、カラミン、インドメタシ
ン、サリチル酸メチル、アミノ安息香酸エチル、クロタ
ミトン等の消炎剤、ヒノキチオール、グリチルレチン
酸、グリチルリチン酸及びその塩類又は誘導体、アラン
トイン、アズレン、ε−アミノカプロン酸、トラネキサ
ム酸及びその塩類又は誘導体等の抗炎症剤、シスチン、
システイン、メチオニン、セリン、ロイシン、トリプト
ファン、アミノ酸エキス等のアミノ酸類、ハマメリス、
黄連、シコン、西洋ノコギリソウ、ヒリハリ草、リリ
ー、ヘチマ、ベニバナ、セイヨウトチノキ、ユーカリ
油、マロニエ、β−カロチン、アロエエキス、ニンジン
エキス、カンゾウエキス、オオバクエキス、カミツレエ
キス、ビワ抽出物、センブリエキス、セファランチン、
当帰エキス、プラセンタエキス等の動植物抽出物及びエ
キス、エストラジオール及びその塩類又は誘導体、エチ
ニルエストラジオール等の卵胞ホルモン、コルチゾン及
びその塩類又は誘導体、ヒドロコルチゾン及びその塩類
又は誘導体、プレドニゾン、プレドニゾロン、デキサメ
タゾン、ベタメタゾン等の副腎皮質ホルモン等のホルモ
ン剤、塩酸ジフェンヒドラミン、マレイン酸クロルフェ
ニラミン等の抗ヒスタミン剤、塩化ベンザルコニウム、
塩化ベンゼトニウム、ハロカルバン、塩化クロルヘキシ
ジン等の殺菌剤、等を配合することができる。これらの
薬剤の配合量は、各薬剤が機能するに十分な量配合され
ることが好ましく、特に限定されるものではないが、口
紅用組成物への適切な配合量としては、口紅用組成物中
0.001〜5重量%である。
【0016】なお、本発明にかかる口紅用組成物には、
通常口紅などの化粧品に配合される各種成分、例えば酸
化防止剤、紫外線吸収剤、紫外線遮蔽剤、防腐剤、保湿
剤、染料、顔料などを配合することができる。
通常口紅などの化粧品に配合される各種成分、例えば酸
化防止剤、紫外線吸収剤、紫外線遮蔽剤、防腐剤、保湿
剤、染料、顔料などを配合することができる。
【0017】本発明にかかる口紅用組成物は、前述した
構成をとることにより、塗布前には製品形態として揮発
性油分中に撥水性ポリマー、粉体、非揮発性油分などが
溶解ないし分散しており、塗布時の伸びがよく、なめら
かな使用感を得ることができる。そして、口唇への塗布
後には、前記揮発性油分が揮発し、撥水性ポリマー、粉
体、非揮発性油分が口唇上に残存する。前記撥水性ポリ
マーと前記非揮発性油分が共存する場合には一般にべた
つきが著しい。しかしながら、本発明のごとく、組成物
1g中の粉体の総表面積を調整することにより、該粉体
が撥水性ポリマー及び非揮発性油分を引きつけ、これら
によるべたつきを抑制し、二次付着性を改善するものと
思われる。
構成をとることにより、塗布前には製品形態として揮発
性油分中に撥水性ポリマー、粉体、非揮発性油分などが
溶解ないし分散しており、塗布時の伸びがよく、なめら
かな使用感を得ることができる。そして、口唇への塗布
後には、前記揮発性油分が揮発し、撥水性ポリマー、粉
体、非揮発性油分が口唇上に残存する。前記撥水性ポリ
マーと前記非揮発性油分が共存する場合には一般にべた
つきが著しい。しかしながら、本発明のごとく、組成物
1g中の粉体の総表面積を調整することにより、該粉体
が撥水性ポリマー及び非揮発性油分を引きつけ、これら
によるべたつきを抑制し、二次付着性を改善するものと
思われる。
【0018】以下、本発明の好適な実施形態を説明す
る。なお、本発明はこれらの実施形態に限定されるもの
ではない。また、配合量等は特に指定がない限り、重量
%で示す。まず、本発明者らは下記の組成の口紅を作成
し、その使用感、二次付着性などを調べた。なお、以下
の配合例においては、いずれも少量の界面活性剤を用
い、使用性の評価は以下の方法により行った。また、表
中で総表面積とは、組成物1g中の粉体の表面積を加算
したものである。
る。なお、本発明はこれらの実施形態に限定されるもの
ではない。また、配合量等は特に指定がない限り、重量
%で示す。まず、本発明者らは下記の組成の口紅を作成
し、その使用感、二次付着性などを調べた。なお、以下
の配合例においては、いずれも少量の界面活性剤を用
い、使用性の評価は以下の方法により行った。また、表
中で総表面積とは、組成物1g中の粉体の表面積を加算
したものである。
【0019】〔使用性の評価方法〕各試験例について化
粧専用パネルを用いて使用テストを行った。なお、評価
は以下の基準に従って判定した。 ◎:16〜20名が良好と判定 ○:11〜15名が良好と判定 △:8〜10名が良好と判定 ×:0〜5名が良好と判定
粧専用パネルを用いて使用テストを行った。なお、評価
は以下の基準に従って判定した。 ◎:16〜20名が良好と判定 ○:11〜15名が良好と判定 △:8〜10名が良好と判定 ×:0〜5名が良好と判定
【0020】
【表1】 試 験 例 1 2 3 4 5 6 7 揮発性油分 オクタメチルシクロテトラシロキサン 34.8 33.8 31.8 29.8 26.8 24.8 19.8 非揮発性油分 流動パラフィン 20 20 20 20 20 20 20 ヒマシ油 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 ポリマー シリコン樹脂A 25 25 25 25 25 25 25 粉体 シリカ(比表面積200m2/g) 0 1 3 5 8 10 15 顔料(比表面積2m2/g) 5 5 5 5 5 5 5 ワックス セレシンワックス 15 15 15 15 15 15 15 総表面積(m2) 0.1 2.1 6.1 10.1 16.1 20.1 30.1 伸び ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ○ × 艶 ○ ○ ○ ○ ○ ○ × 二次付着性 × ○ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ べたつき × ○ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎
【0021】なお、撥水性のシリコン樹脂Aとしては、
約3000の分子量を有し、かつ(CH3)3Si
O1/2:SiO2単位=0.8:1からなる平均式(CH
3)1.33SiO1.34で表されるシリコン樹脂を用いてい
る(以下、シリコン樹脂Aという)。上記結果より明ら
かなように、粉体として顔料のみを配合した場合には、
総表面積は0.1m2となり、二次付着性、使用時のべ
たつきの改善は全く見られない。さらに、総表面積が3
0.1m2では、二次付着性及びべたつきの改善は見ら
れるものの、伸びが悪く、十分な艶を得ることができな
い。
約3000の分子量を有し、かつ(CH3)3Si
O1/2:SiO2単位=0.8:1からなる平均式(CH
3)1.33SiO1.34で表されるシリコン樹脂を用いてい
る(以下、シリコン樹脂Aという)。上記結果より明ら
かなように、粉体として顔料のみを配合した場合には、
総表面積は0.1m2となり、二次付着性、使用時のべ
たつきの改善は全く見られない。さらに、総表面積が3
0.1m2では、二次付着性及びべたつきの改善は見ら
れるものの、伸びが悪く、十分な艶を得ることができな
い。
【0022】さらに、比表面積の異なるシリカを用いて
検討を行った。
検討を行った。
【表2】 試 験 例 8 9 10 11 12 13 14 揮発性油分 オクタメチルシクロテトラシロキサン 44.8 39.8 34.8 29.8 24.8 19.8 14.8 非揮発性油分 流動パラフィン 20 20 20 20 20 20 20 ヒマシ油 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 ポリマー シリコン樹脂A 20 20 20 20 20 20 20 粉体 シリカ(比表面積10m2/g) 0 5 10 15 20 25 30 顔料(比表面積2m2/g) 5 5 5 5 5 5 5 ワックス セレシンワックス 10 10 10 10 10 10 10 総表面積(m2) 0.1 0.6 1.1 1.6 2.1 2.6 3.1 伸び ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ○ 艶 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 二次付着性 × × ○ ○ ○ ◎ ◎ べたつき × × ○ ○ ○ ◎ ◎ 上記結果より総表面積が1.0m2以下では、二次付着
性及びべたつきの改善が不十分となる。また、表面積が
1.0m2以上では、すべての評価が良好であり、二次
付着性の改善も十分であった。したがって、表1及び表
2の結果より組成物1g中の総表面積が1〜25m2で
あることが必要である。
性及びべたつきの改善が不十分となる。また、表面積が
1.0m2以上では、すべての評価が良好であり、二次
付着性の改善も十分であった。したがって、表1及び表
2の結果より組成物1g中の総表面積が1〜25m2で
あることが必要である。
【0023】さらに、本発明者らは異なる粉体を配合し
て検討を行った。
て検討を行った。
【表3】 試 験 例 15 16 17 18 19 20 揮発性油分 オクタメチルシクロテトラシロキサン 24.8 14.8 29.8 24.8 29.8 24.8 非揮発性油分 流動パラフィン 20 20 20 20 20 20 ヒマシ油 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 ポリマー シリコン樹脂A 25 25 25 25 25 25 粉体 亜鉛華(比表面積13m2/g) 10 20 − − − − 硫酸バリウム(比表面積19m2/g) − − 5 10 − − 酸化チタン(比表面積41m2/g) − − − − 5 10 顔料(比表面積2m2/g) 5 5 5 5 5 5 ワックス セレシンワックス 15 15 15 15 15 15 総表面積(m2) 1.4 2.7 1.05 2.0 2.15 4.2 伸び ◎ ○ ◎ ◎ ○ ○ 艶 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 二次付着性 ○ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ べたつき ○ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ 上記結果より明らかなように、比表面積の異なる粉体を
配合した場合であっても、総表面積が上記条件を満たす
場合には二次付着性が改善され、伸びが良く、艶、べた
つきの改善された口紅用組成物を得ることが可能であ
る。従って、組成物1g中の粉体の総表面積を1〜25
m2とすることが必要である。
配合した場合であっても、総表面積が上記条件を満たす
場合には二次付着性が改善され、伸びが良く、艶、べた
つきの改善された口紅用組成物を得ることが可能であ
る。従って、組成物1g中の粉体の総表面積を1〜25
m2とすることが必要である。
【0024】次に、本発明者らは各成分の有効配合量に
ついて検討を進めた。撥水性ポリマー配合量 まず、本発明者らは撥水性ポリマーの配合量について検
討を行った。なお、総表面積は10.1m2である。
ついて検討を進めた。撥水性ポリマー配合量 まず、本発明者らは撥水性ポリマーの配合量について検
討を行った。なお、総表面積は10.1m2である。
【表4】 試 験 例 21 22 23 24 25 26 27 28 揮発性油分 オクタメチルシクロテトラシロキサン 50 45 40 35 30 25 20 15 非揮発性油分 流動パラフィン 20 20 20 20 20 20 20 20 ポリマー シリコン樹脂A 5 10 15 20 25 30 35 40 粉体 シリカ (比表面積200m2/g) 5 5 5 5 5 5 5 5 顔料(比表面積2m2/g) 5 5 5 5 5 5 5 5 ワックス セレシンワックス 15 15 15 15 15 15 15 15 伸び ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ △ 艶 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 二次付着性 △ ○ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ べたつき ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ○ △ 上記検討結果より二次付着性を改善する上では、総表面
積が条件を満たしている場合であっても、撥水性ポリマ
ーが10重量%以上であることが好ましい。但し、撥水
性ポリマーが35重量%を越えると、べたつき感、伸び
の悪さが発生することがあり、特に好ましくは30重量
%までである。
積が条件を満たしている場合であっても、撥水性ポリマ
ーが10重量%以上であることが好ましい。但し、撥水
性ポリマーが35重量%を越えると、べたつき感、伸び
の悪さが発生することがあり、特に好ましくは30重量
%までである。
【0025】粉体の配合量 次に本発明者らは、粉体の配合量について検討した。
【表5】 試 験 例 29 30 31 32 33 34 35 揮発性油分 オクタメチルシクロテトラシロキサン 40 39 35 30 25 20 15 非揮発性油分 流動パラフィン 20 20 20 20 20 20 20 ポリマー シリコン樹脂A 20 20 20 20 20 20 20 粉体 シリカ(比表面積200m2/g) 5 5 5 5 5 5 5 顔料(比表面積2m2/g) 0.5 1 5 10 15 20 25 ワックス セレシンワックス 15 15 15 15 15 15 15 粉体の総配合量 5 6 10 15 20 25 30 総表面積 10.01 10.02 10.1 10.2 10.3 10.4 10.5 伸び ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 艶 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 二次付着性 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ べたつき ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ○ △ 粉っぽさ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ○ △ 上記結果より明らかなように、粉体の総表面積が条件を
満たす場合であっても、粉体の総配合量が、25重量%
以上ではべたつきを生じ、また、組成物に対する粉体の
割合が高く、粉っぽさが残ってしまう。
満たす場合であっても、粉体の総配合量が、25重量%
以上ではべたつきを生じ、また、組成物に対する粉体の
割合が高く、粉っぽさが残ってしまう。
【0026】さらに本発明者らは、粉体の配合量が少な
い領域での検討を行った。
い領域での検討を行った。
【表6】 試 験 例 36 37 38 39 40 41 42 揮発性油分 オクタメチルシクロテトラシロキサン 44.7 44.2 43.7 41.7 39.7 36.7 34.7 非揮発性油分 流動パラフィン 20 20 20 20 20 20 20 ポリマー シリコン樹脂A 20 20 20 20 20 20 20 粉体 シリカ(比表面積200m2/g) 0 0.5 1 3 5 8 10 顔料(比表面積2m2/g) 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 ワックス セレシンワックス 15 15 15 15 15 15 15 粉体の総配合量 0.3 0.8 1.3 3.3 5.3 8.3 10.3 総表面積 0.006 1.006 2.006 6.006 10.006 16.006 20.006 伸び ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ 艶 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 二次付着性 △ ○ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ べたつき △ △ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ 上記結果より明らかなように、粉体の総表面積が条件を
満たす場合であっても、粉体の総配合量が、1重量%未
満では、若干のべたつきを生じることがある。従って、
表5及び表6より、組成物1g中の粉体の総表面積が好
適な範囲にある場合であっても、粉体の配合量は1〜2
5重量%であることが好ましい。
満たす場合であっても、粉体の総配合量が、1重量%未
満では、若干のべたつきを生じることがある。従って、
表5及び表6より、組成物1g中の粉体の総表面積が好
適な範囲にある場合であっても、粉体の配合量は1〜2
5重量%であることが好ましい。
【0027】非揮発性油分の配合量 次に本発明者らは非揮発性油分の配合量について検討し
た。なお、総表面積は10.1m2である。
た。なお、総表面積は10.1m2である。
【表7】 試 験 例 43 44 45 46 47 48 49 50 51 揮発性油分 オクタメチルシクロテトラシロキサン 50 45 40 35 30 25 20 15 10 非揮発性油分 流動パラフィン 5 10 15 20 25 30 35 40 45 ポリマー シリコン樹脂A 20 20 20 20 20 20 20 20 20 粉体 シリカ(比表面積200m2/g) 5 5 5 5 5 5 5 5 5 顔料(比表面積2m2/g) 5 5 5 5 5 5 5 5 5 ワックス セレシンワックス 15 15 15 15 15 15 15 15 15 伸び △ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 艶 ○ ○ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ 二次付着性 ○ ○ ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ○ △ べたつき △ ○ ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ○ △ 上記結果より明らかなように、非揮発性油分が5重量%
では伸びが悪く、べたつきも生じてしまう。一方で、非
揮発性油分が45重量%となると、べたつき、二次付着
性の改善も十分でない。従って、非揮発性油分の配合量
は、10〜40重量%であることが好ましい。
では伸びが悪く、べたつきも生じてしまう。一方で、非
揮発性油分が45重量%となると、べたつき、二次付着
性の改善も十分でない。従って、非揮発性油分の配合量
は、10〜40重量%であることが好ましい。
【0028】油分とポリマーの比率 前記検討を行なう中で、本発明者らは非揮発性油分と撥
水性ポリマーの比率が使用感、二次付着性に大きな影響
を与えることを見出した。すなわち、非揮発性油分が相
対的に著しく少ない場合には、撥水性ポリマーの影響が
強くでるため、べたつき、伸びの悪さなどを生じる場合
があり、また撥水性ポリマーが相対的に著しく少ない場
合には撥水性ポリマーの作用が非揮発性油分に阻害さ
れ、二次付着性などが悪化するものと思われる。
水性ポリマーの比率が使用感、二次付着性に大きな影響
を与えることを見出した。すなわち、非揮発性油分が相
対的に著しく少ない場合には、撥水性ポリマーの影響が
強くでるため、べたつき、伸びの悪さなどを生じる場合
があり、また撥水性ポリマーが相対的に著しく少ない場
合には撥水性ポリマーの作用が非揮発性油分に阻害さ
れ、二次付着性などが悪化するものと思われる。
【0029】
【表7】 試 験 例 52 53 54 55 56 57 58 59 非揮発性油分 流動パラフィン 5 10 14.9 19.8 24.7 29.5 34.3 39.0 ヒマシ油 - - 0.1 0.2 0.3 0.5 0.7 1.0 揮発性油分 オクタメチルシクロテトラシロキサン 30 30 30 30 30 30 30 30 ポリマー シリコン樹脂A 40 35 30 25 20 15 10 5 粉体 シリカ(比表面積200m2/g) 5 5 5 5 5 5 5 5 顔料(比表面積2m2/g) 5 5 5 5 5 5 5 5 ワックス セレシンワックス 15 15 15 15 15 15 15 15 樹脂/非揮発性油分 8/1 7/2 2/1 5/4 4/5 1/2 2/7 1/8 伸び × △ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 艶 △ △ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 二次付着性 × △ ◎ ◎ ◎ ○ △ × べたつき × △ ○ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ 上記検討結果より、樹脂と非揮発性油分の比が2/1を
越えると、伸び、艶が若干悪くなり、しかも二次付着
性、べたつき感などの改善もあまり認められない。ま
た、樹脂と非揮発性油分の比が1/2未満では、樹脂の
特性を充分に発揮することができず、二次付着性の改善
効果が不十分となることがある。従って、樹脂と非揮発
性油分の比は、1/2以上、2/1以下であることが好
ましい。
越えると、伸び、艶が若干悪くなり、しかも二次付着
性、べたつき感などの改善もあまり認められない。ま
た、樹脂と非揮発性油分の比が1/2未満では、樹脂の
特性を充分に発揮することができず、二次付着性の改善
効果が不十分となることがある。従って、樹脂と非揮発
性油分の比は、1/2以上、2/1以下であることが好
ましい。
【0030】以下、本発明のより具体的な配合例につい
て説明する。なお、いずれも二次付着性が低く、しかも
べたつき感を生じることが少なかった。
て説明する。なお、いずれも二次付着性が低く、しかも
べたつき感を生じることが少なかった。
【0031】配合例1 スティック状口紅 セレシン 15.0重量% カルナバロウ 2.0 グリセリルジイソステアレート 15.0 ラノリン 0.2 マカデミアナッツ油 0.1 ジイソステアリルマレート 3.0 トリメチロールプロパントリ2エチルヘキサノエート 1.5 グリセリルトリイソステアレート 1.5 約3000の分子量を有し、かつ (CH3)3SiO1/2:SiO2単位=0.8:1 からなる平均式(CH3)1.33SiO1.34で表される シリコン樹脂 30.0 オクタメチルシクロテトラシロキサン 21.7 シリカ(比表面積200m2/g) 5.0 顔料(比表面積2m2/g) 5.0 香料 適 量 ──────────────────────────────────── 合計:100.0重量% 組成物1g中の総表面積:10.1m2 評価:伸び ◎, 艶 ○, 二次付着性 ◎, べたつき ◎
【0032】配合例2 ペースト状口紅 ワセリン 10.0重量% スクワラン 15.0 ヒマシ油 3.0 グリセリルトリイソステアレート 2.0 約5000の分子量を有し、かつ (CH3)3SiO1/2:SiO2単位=0.8:1 からなる平均式(CH3)1.33SiO1.34で表される シリコン樹脂 25.0 デカメチルシクロペンタシロキサン 39.5 シリカ(比表面積200m2/g) 2.5 顔料(比表面積2m2/g) 3.0 香料 適 量 ──────────────────────────────────── 合計:100.0重量% 組成物1g中の総表面積:5.06m2 評価:伸び ◎, 艶 ○, 二次付着性 ◎, べたつき ◎
【0033】配合例3 乳化型スティック状口紅 パラフィンワックス 10.0重量% マイクロクリスタリンワックス 4.0 グリセリルジイソステアレート 7.0 マカデミアナッツ油 3.0 ポリブテン 3.0 ジイソステアリルマレート 4.0 約8000の分子量を有し、かつ (CH3)3SiO1/2:SiO2単位=0.8:1 からなる平均式(CH3)1.33SiO1.34で表される シリコン樹脂 25.0 デカメチルシクロペンタシロキサン 10.5 オクタメチルシクロペンタシロキサン 5.0 ジメチルポリシロキサン(粘度6cs) 5.0 シリカ(比表面積20m2/g) 10.0 ジイソステアリン酸ポリグリセリル 1.0 ポリオキシエチレン−メチルポリシロキサン共重合体 2.0 イオン交換水 5.0 グリセリン 1.0 顔料(比表面積2m2/g) 4.5 香料 適 量 ──────────────────────────────────── 合計:100.0重量% 組成物1g中の総表面積:2.09m2 評価:伸び ◎, 艶 ○, 二次付着性 ◎, べたつき ◎
【0034】配合例4 スティック状口紅 ポリエチレンワックス 8.0重量% キャンデリラロウ 3.0 スクワラン 8.0 マカデミアナッツ油脂肪酸エステル 2.5 グリセリルトリ2エチルヘキサノエート 4.5 約6000の分子量を有し、かつ (CH3)3SiO1/2:SiO2単位=0.8:1 からなる平均式(CH3)1.33SiO1.34で表される シリコン樹脂 20.0 デカメチルシクロペンタシロキサン 42.0 硫酸バリウム(比表面積18.9m2/g) 5.0 シリカ(比表面積200m2/g) 2.0 顔料(比表面積2m2/g) 5.0 香料 適 量 ──────────────────────────────────── 合計:100.0重量% 組成物1g中の総表面積:5.045m2 評価:伸び ◎, 艶 ○, 二次付着性 ◎, べたつき ◎
【0035】配合例5 スティック状口紅 セレシン 15.0重量% カルナバロウ 2.0 グリセリルジイソステアレート 15.0 ラノリン 0.2 マカデミアナッツ油 0.1 ジイソステアリルマレート 3.0 トリメチロールプロパントリ2エチルヘキサノエート 1.5 グリセリルトリイソステアレート 1.5 約3000の分子量を有し、かつ (CH3)3SiO1/2:SiO2単位=0.8:1 からなる平均式(CH3)1.33SiO1.34で表される シリコン樹脂 30.0 オクタメチルシクロテトラシロキサン 21.59 シリカ(比表面積200m2/g) 5.0 顔料(比表面積2m2/g) 5.0 ビタミンEアセテート 0.05 グリチルレチン酸ステアリル 0.06 香料 適 量 ──────────────────────────────────── 合計:100.0重量% 組成物1g中の総表面積:10.1m2 評価:伸び ◎, 艶 ○, 二次付着性 ◎, べたつき ◎
【0036】配合例6 ペースト状口紅 ワセリン 10.0重量% スクワラン 15.0 ヒマシ油 3.0 グリセリルトリイソステアレート 2.0 約5000の分子量を有し、かつ (CH3)3SiO1/2:SiO2単位=0.8:1 からなる平均式(CH3)1.33SiO1.34で表される シリコン樹脂 25.0 デカメチルシクロペンタシロキサン 39.44 シリカ(比表面積200m2/g) 2.5 顔料(比表面積2m2/g) 3.0 l−メントール 0.01 カンファー 0.05 香料 適 量 ──────────────────────────────────── 合計:100.0重量% 組成物1g中の総表面積:5.06m2 評価:伸び ◎, 艶 ○, 二次付着性 ◎, べたつき ◎
【0037】配合例7 乳化型スティック状口紅 パラフィンワックス 10.0重量% マイクロクリスタリンワックス 4.0 グリセリルジイソステアレート 7.0 マカデミアナッツ油 3.0 ポリブテン 3.0 ジイソステアリルマレート 4.0 約8000の分子量を有し、かつ (CH3)3SiO1/2:SiO2単位=0.8:1 からなる平均式(CH3)1.33SiO1.34で表される シリコン樹脂 25.0 デカメチルシクロペンタシロキサン 10.39 オクタメチルシクロペンタシロキサン 5.0 ジメチルポリシロキサン(粘度6cs) 5.0 シリカ(比表面積20m2/g) 10.0 ジイソステアリン酸ポリグリセリル 1.0 ポリオキシエチレン−メチルポリシロキサン共重合体 2.0 イオン交換水 5.0 グリセリン 1.0 顔料(比表面積2m2/g) 4.5 パントテニルエチルエーテル 0.03 塩酸ピリドキシン 0.03 ローヤルゼリー抽出液 0.05 香料 適 量 ──────────────────────────────────── 合計:100.0重量% 組成物1g中の総表面積:2.09m2 評価:伸び ◎, 艶 ○, 二次付着性 ◎, べたつき ◎
【0038】配合例8 スティック状口紅 ポリエチレンワックス 8.0重量% キャンデリラロウ 3.0 スクワラン 8.0 マカデミアナッツ油脂肪酸エステル 2.5 グリセリルトリ2エチルヘキサノエート 4.5 約6000の分子量を有し、かつ (CH3)3SiO1/2:SiO2単位=0.8:1 からなる平均式(CH3)1.33SiO1.34で表される シリコン樹脂 20.0 デカメチルシクロペンタシロキサン 41.9 硫酸バリウム(比表面積18.9m2/g) 5.0 シリカ(比表面積200m2/g) 2.0 顔料(比表面積2m2/g) 5.0 β−カロチン 0.1 香料 適 量 ──────────────────────────────────── 合計:100.0重量% 組成物1g中の総表面積:5.045m2 評価:伸び ◎, 艶 ○, 二次付着性 ◎, べたつき ◎
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明にかかる口紅
用組成物によれば、組成物1g中の粉体の総表面積を1
〜25m2としたので、二次付着性が低く、しかもべた
つき感を生じることがなく、優れた使用感を得ることが
可能である。
用組成物によれば、組成物1g中の粉体の総表面積を1
〜25m2としたので、二次付着性が低く、しかもべた
つき感を生じることがなく、優れた使用感を得ることが
可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平山 淳子 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第一リサーチセンター内
Claims (4)
- 【請求項1】 揮発性油分と、 前記揮発性油分に溶解する撥水性ポリマーと、 粉体と、 前記揮発性油分と相溶性を有する非揮発性油分と、を含
み、 組成物1g中に含まれる粉体の総表面積が1〜25m2
であることを特徴とする口紅用組成物。 - 【請求項2】 請求項1記載の組成物において、 揮発性油分を10〜50重量%、 撥水性ポリマーを10〜35重量%、 粉体を1〜25重量%、 非揮発性油分を10〜40重量%、含むことを特徴とす
る口紅用組成物。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の組成物におい
て、揮発性油分がシリコン油であり、撥水性ポリマーが
シリコン樹脂であることを特徴とする口紅用組成物。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の組成物
において、撥水性ポリマーと非揮発性油分の配合比が2
/1〜1/2であることを特徴とする口紅用組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35413595A JPH09143033A (ja) | 1995-09-21 | 1995-12-28 | 口紅用組成物 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7-269314 | 1995-09-21 | ||
| JP26931495 | 1995-09-21 | ||
| JP35413595A JPH09143033A (ja) | 1995-09-21 | 1995-12-28 | 口紅用組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09143033A true JPH09143033A (ja) | 1997-06-03 |
Family
ID=26548717
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35413595A Withdrawn JPH09143033A (ja) | 1995-09-21 | 1995-12-28 | 口紅用組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09143033A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09151109A (ja) * | 1995-11-30 | 1997-06-10 | Shiseido Co Ltd | 化粧料 |
| JPH11502873A (ja) * | 1996-01-16 | 1999-03-09 | ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー | 色移り抵抗型唇用組成物 |
| JP2003501505A (ja) * | 1999-05-28 | 2003-01-14 | ニュートロジーナ・コーポレイション | サリチル酸を含有しているシリコーン・ゲル |
-
1995
- 1995-12-28 JP JP35413595A patent/JPH09143033A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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