JPH09143210A - 吸水性樹脂およびその製造方法 - Google Patents

吸水性樹脂およびその製造方法

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JPH09143210A
JPH09143210A JP32971195A JP32971195A JPH09143210A JP H09143210 A JPH09143210 A JP H09143210A JP 32971195 A JP32971195 A JP 32971195A JP 32971195 A JP32971195 A JP 32971195A JP H09143210 A JPH09143210 A JP H09143210A
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正人 藤掛
Takao Tanaka
隆夫 田中
Yasuhiro Nawata
康博 縄田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸水性樹脂について、塩類を含む水に対する
吸水性を高めかつ安定化する。 【解決手段】 吸水性樹脂は、炭化水素溶媒中で、界面
活性剤および/または高分子保護コロイドの存在下にお
いて水溶性エチレン性不飽和単量体水溶液を逆相懸濁重
合する第1の工程と、第1の工程の後、界面活性剤およ
び/または高分子保護コロイドの作用を消失させる第2
の工程と、第2の工程を終了した重合反応系に非イオン
性マクロモノマーを含む水溶性エチレン性不飽和単量体
を添加してさらに逆相懸濁重合する第3の工程と、を含
む重合操作により得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸水性樹脂および
その製造方法、特に、塩水吸水性に優れた吸水性樹脂お
よびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】吸水性樹脂として、澱粉−アクリロニト
リルグラフト重合物の加水分解物や架橋ポリアクリル酸
の部分中和物などの種々のものが古くから知られてい
る。このような吸水性樹脂は、一般に、真水に対しては
自重の数百倍から数千倍の高い吸水能力を発揮し得る
が、塩類を含む水に対する吸水能力は極めて小さい。こ
のため、吸水性樹脂の分野では、塩類を含む水に対する
吸水能力を高める試みが種々なされている。
【0003】塩類を含む水に対する吸水能力が高められ
た吸水性樹脂として、耐塩性が小さなイオン性の吸水性
樹脂と、耐塩性が大きな非イオン性の吸水性樹脂とを組
合わせたものが考えられている。
【0004】このような吸水性樹脂として、例えば、下
記のものが提案されている。 (1)カルボキシル基およびその塩を含有するエチレン
性不飽和モノマーと、一方の末端に疎水基を有するポリ
オキシアルキレングリコールアリルエーテルとの共重合
体からなる水膨潤性ポリマー(特開昭62−27408
号)。 (2)カルボキシル基およびその塩を含有するエチレン
性不飽和モノマーと、一方の末端にアルキル基を有する
アルキルポリオキシアルキレングリコールモノ(メタ)
アクリレートとの共重合体からなる水膨潤性ポリマー
(特開平3−93815号)。 (3)カルボキシル基およびその塩を含有するイオン性
ポリマーに、非イオン性ポリマーのポリビニルアルコー
ルおよびポリエチレンオキサイドを混合し、この混合物
にパーオキサイド系ラジカル開始剤を加えて加熱架橋し
て得られた吸水性樹脂(特開平1−92226号)。 (4)イオン性の吸水性樹脂と架橋ポリエチレンオキサ
イドとを有機溶剤の存在下で均一に混合し、その後溶剤
を蒸発除去して得られた吸水性樹脂(特開昭63−31
539号)。 (5)イオン性吸水性樹脂微粉末、非イオン性吸水性樹
脂微粉末および樹脂バインダーからなる吸水性樹脂(特
開昭63−315230号)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の各種吸水性樹脂
では、イオン性吸水性樹脂が有する高吸水能および高速
吸水性などの長所と、非イオン性吸水性樹脂が有する耐
塩性などの長所とが同時に発揮され、イオン性吸水性樹
脂の低耐塩性および非イオン性樹脂の低吸水性がある程
度は改善される。しかし、これらの吸水性樹脂では、吸
水能力が経時的に低下し、塩類を含む水に対する良好な
吸水性が安定的に維持されない。
【0006】本発明の目的は、吸水性樹脂について、塩
類を含む水に対する吸水性を高めかつ安定化することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上述の課
題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、カルボキシル基
またはカルボン酸塩を有する水溶性のエチレン性不飽和
モノマーを逆相懸濁液中で第1段階目の重合反応により
重合してポリマーゲルとし、次いで、得られたポリマー
ゲルに非イオン性のモノマーを主成分とする水溶性モノ
マーの水溶液を吸収させて第2段階目の重合反応を行う
ことにより得られた吸水性樹脂が、イオン成分および非
イオン成分の両者を含み、塩類を含む水に対する吸水性
が高く、しかもその吸水性が安定していて劣化しにくい
ことを見い出し本発明を完成するに至った。
【0008】すなわち、本発明に係る吸水性樹脂は、炭
化水素溶媒中で、界面活性剤および/または高分子保護
コロイドの存在下において水溶性エチレン性不飽和単量
体水溶液を逆相懸濁重合する第1の工程と、第1の工程
の後、界面活性剤および/または高分子保護コロイドの
作用を消失させる第2の工程と、第2の工程を終了した
重合反応系に非イオン性マクロモノマーを含む水溶性エ
チレン性不飽和単量体を添加してさらに逆相懸濁重合す
る第3の工程と、を含む重合操作により得られるもので
ある。なお、前記重合操作において、第3の工程は2回
以上繰り返されていてもよい。
【0009】この吸水性樹脂において、上述の第1の工
程および/または上述の第3の工程での逆相懸濁重合
は、例えば架橋剤の存在下で行なわれる。
【0010】また、第1の工程および第3の工程で用い
る水溶性エチレン性不飽和単量体水溶液は、例えば、ア
クリル酸、メタクリル酸およびこれらのアルカリ塩から
なる群から選ばれた少なくとも1種である。
【0011】さらに、第3の工程で用いられる非イオン
性マクロモノマーは、例えば、下記の一般式(1)で示
されるカルバミルエステル類、下記の一般式(2)で示
されるカルバミルエステル類、下記の一般式(3)で示
されるアルキルポリオキシアルキレングリコール(メ
タ)アクリレート、および下記の一般式(4)で示され
るアルキルポリオキシアルキレングリコール(メタ)ア
リルエーテルからなる群から選ばれた少なくとも1種で
ある。(なお、本明細書においては、「アクリル」と
「メタアクリル」とを合わせて「(メタ)アクリル」と
表示する。)
【0012】
【化4】
【0013】なお、一般式(1)、(2)、(3)およ
び(4)中、R1 は水素またはメチル基、R2 は水素、
メチル基またはエチル基、R3 は1〜8個の炭素原子を
有する炭化水素基をそれぞれ示している。nは、その平
均値が1〜500であり、mは、その平均値が0〜20
0である。nとmとは、n≧mおよびΣ(n+m)=1
〜500の条件を満たしている。
【0014】また、本発明に係る吸水性樹脂は、非イオ
ン性吸水成分に富む表層部分と、イオン性吸水成分に富
む中心部分とを備えている。
【0015】本発明に係る吸水性樹脂の製造方法は、炭
化水素溶媒中で、界面活性剤および/または高分子保護
コロイドの存在下において水溶性エチレン性不飽和単量
体水溶液を逆相懸濁重合する第1の工程と、第1の工程
の後、界面活性剤および/または高分子保護コロイドの
作用を消失させる第2の工程と、第2の工程を終了した
重合反応系に非イオン性マクロモノマーを含む水溶性エ
チレン性不飽和単量体を添加してさらに逆相懸濁重合す
る第3の工程とを含んでいる。
【0016】なお、この製造方法では、第3の工程を2
回以上繰り返してもよい。
【0017】なお、この製造方法において、第1の工程
および/または第3の工程での逆相懸濁重合は、例え
ば、架橋剤の存在下で行われる。
【0018】また、第1の工程で用いる水溶性エチレン
性不飽和単量体水溶液中の単量体濃度および第3の工程
で用いる非イオン性マクロモノマーを含む水溶性エチレ
ン性不飽和単量体水溶液中の単量体濃度は、通常、それ
ぞれ25重量%以上である。
【0019】さらに、第3の工程で用いる非イオン性マ
クロモノマーを含む水溶性エチレン性不飽和単量体水溶
液は、通常、第1の工程で用いる前記水溶性エチレン性
不飽和単量体水溶液の50〜300重量%に設定され
る。
【0020】さらに、第1の工程および第3の工程で用
いる水溶性エチレン性不飽和単量体水溶液は、例えば、
アクリル酸、メタクリル酸およびこれらのアルカリ塩か
らなる群から選ばれた少なくとも1種である。
【0021】さらに、第3の工程で用いられる非イオン
性マクロモノマーは、例えば、下記の一般式(1)で示
されるカルバミルエステル類、下記の一般式(2)で示
されるカルバミルエステル類、下記の一般式(3)で示
されるアルキルポリオキシアルキレングリコール(メ
タ)アクリレート、および下記の一般式(4)で示され
るアルキルポリオキシアルキレングリコール(メタ)ア
リルエーテルからなる群から選ばれた少なくとも1種で
ある。
【0022】
【化5】
【0023】なお、一般式(1)、(2)、(3)およ
び(4)中、R1 、R2 、R3 、nおよびmは、上述と
同様である。
【0024】第1の工程で用いられる界面活性剤は、例
えば、非イオン界面活性剤、または非イオン界面活性剤
とアニオン界面活性剤との併用物である。
【0025】また、界面活性剤は、例えば、ソルビタン
脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ
糖脂肪酸エステル、ソルビトール脂肪酸エステル、ポリ
オキシエチレンアルキルフェニルエーテル、および一端
または両端にドデシルグリコール基からなる疎水基を有
しかつポリオキシエチレン鎖により形成されるポリ(オ
キシエチレン)グリコール/ドデシルグリコールブロッ
ク共重合物からなる群から選ばれた少なくとも1種であ
る。
【0026】さらに、界面活性剤は、例えば、下記の一
般式(5)で示される、重合可能な界面活性剤である。
【化6】 一般式(5)中、R4 は、少なくとも9個の炭素原子を
有する炭化水素基、R5 は、アクリロイル基、メタクリ
ロイル基またはマレオイル基をそれぞれ示している。ま
た、lは30〜70である。
【0027】第1の工程で用いられる高分子保護コロイ
ドは、例えば、エチルセルロース、エチルヒドロキシエ
チルセルロース、酸化変性ポリエチレン、無水マレイン
酸変性ポリエチレン、無水マレイン酸変性ポリブタジエ
ン、無水マレイン酸変性エチレン・プロピレン・ジエン
・ターポリマーからなる群から選ばれた少なくとも1種
である。
【0028】第2の工程においては、例えば、界面活性
剤および/または高分子保護コロイドを冷却操作により
析出させて界面活性剤および/または高分子保護コロイ
ドの作用を消失させている。
【0029】第1の工程で用いられる炭化水素溶媒は、
例えば、n−ヘキサン、n−ヘプタン、シクロヘキサ
ン、トルエンおよびキシレンからなる群から選ばれた少
なくとも1種である。
【0030】なお、架橋剤を用いる場合は、架橋剤とし
て、例えばエチレングリコールジグリシジルエーテル、
ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、エチレ
ングリコールジアクリレート、エチレングリコールジメ
タクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレー
ト、ポリエチレングリコールジメタクリレート、または
N,N’−メチレンビスアクリルアミドが用いられる。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明に係る吸水性樹脂は、次の
製造方法に従って製造することができる。以下、製造方
法について説明する。
【0032】先ず、炭化水素溶媒中で、水溶性エチレン
性不飽和単量体水溶液を逆相懸濁重合する(第1の工
程)。ここで用いられる炭化水素溶媒は、脂肪族炭化水
素溶媒、脂環族炭化水素溶媒または芳香族炭化水素溶媒
である。脂肪族炭化水素溶媒としては、例えば、n−ペ
ンタン、n−ヘキサン、n−ヘプタン、リグロインなど
が挙げられる。脂環族炭化水素溶媒としては、例えば、
シクロペンタン、メチルシクロペンタン、シクロヘキサ
ン、メチルシクロヘキサンなどが挙げられる。芳香族炭
化水素溶媒としては、ベンゼン、トルエンおよびキシレ
ンなどが挙げられる。これらの炭化水素溶媒のうち好ま
しいものは、工業的に品質が一定しておりかつ入手が容
易で安価なn−ヘキサン、n−ヘプタン、シクロヘキサ
ン、トルエンおよびキシレンである。
【0033】なお、上述の炭化水素溶媒は、2種以上が
混合して用いられてもよい。
【0034】この工程で用いられる水溶性エチレン性不
飽和単量体水溶液を構成する水溶性エチレン性不飽和単
量体は、特に限定されるものではなく、種々のものを用
いることができる。水溶性エチレン性不飽和単量体の具
体例としては、例えば、(メタ)アクリル酸,2−(メ
タ)アクリルアミド−2メチルプロパンスルホン酸およ
びこれらのアルカリ塩、ジエチルアミノエチル(メタ)
アクリレート,ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリ
レート,ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミ
ドなどのアミノ基含有不飽和単量体やその4級化物など
を挙げることができる。このような水溶性エチレン性不
飽和単量体は、2種以上混合して用いられてもよい。
【0035】また、上述の水溶性エチレン性不飽和単量
体には、(メタ)アクリルアミド,N,N−ジメチルア
クリルアミド、N−イソプロピルアクリルアミド、2−
ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、N−メチロー
ル(メタ)アクリルアミドなどの非イオン性単量体が混
合されてもよい。
【0036】なお、この工程で用いる水溶性エチレン性
不飽和単量体として好ましいものは、アクリル酸、メタ
クリル酸またはこれらのアルカリ塩である。
【0037】この工程で用いられる、上述の水溶性エチ
レン性不飽和単量体水溶液の単量体濃度は、用いる単量
体の飽和濃度以下であれば特に制限されない。但し、重
合開始温度まで加温するために必要なエネルギーや重合
槽の容量当りの製品取得率などで表される重合反応効
率、重合体の乾燥に要する熱エネルギー、および製品重
合体粉体の粒子径の大きさなどの点で、当該濃度は、一
般に25重量%〜飽和濃度に設定するのが好ましい。
【0038】上述の水溶性エチレン性不飽和単量体水溶
液を逆相懸濁重合する際には、炭化水素溶媒中に界面活
性剤または高分子保護コロイドを存在させる。界面活性
剤と高分子保護コロイドとは併用されてもよい。
【0039】ここで用いられる界面活性剤は、水溶性エ
チレン性不飽和単量体水溶液を逆相懸濁重合できるもの
であれば特に限定されない。利用可能な界面活性剤の具
体例としては、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセ
リン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビト
ール脂肪酸エステルおよびポリオキシエチレンアルキル
フェニルエーテル、および一端または両端にドデシルグ
リコール残基からなる疎水基を有しかつポリオキシエチ
レン鎖により形成されるポリ(オキシエチレン)グリコ
ール/ドデシルグリコールブロック共重合体などの非イ
オン界面活性剤が挙げられる。このような非イオン界面
活性剤は、2種以上が混合して用いられてもよい。
【0040】また、このような非イオン界面活性剤は、
アニオン界面活性剤と併用して用いることもできる。ア
ニオン界面活性剤としては、例えば、脂肪酸塩、アルキ
ルベンゼンスルホン酸塩、アルキルメチルタウリン酸
塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸
エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルスル
ホン酸塩などが挙げられる。
【0041】また、界面活性剤としては、下記の一般式
(5)で示されるものが用いられてもよい。
【0042】
【化7】
【0043】一般式(5)中、R4 は、少なくとも9個
の炭素原子を有する炭化水素基であり、例えば、アルキ
ルフェニル基やアルキルナフチル基が挙げられ、より具
体的には、例えばノニルフェニル基が挙げられる。R5
は、ラジカル重合可能な基であり、具体的にはアクリロ
イル基、メタクリロイル基またはマレオイル基である。
また、エチレンオキシド部分の縮合度を示すlは、30
〜70である。
【0044】一方、高分子保護コロイドとしては、水溶
性エチレン性不飽和単量体水溶液を逆相懸濁重合できる
ものであれば、種々のものを用いることができる。例え
ば、エチルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロ
ース、酸化変性ポリエチレン、無水マレイン酸変性ポリ
エチレン、無水マレイン酸変性ポリブタジエン、無水マ
レイン酸変性EPDM(エチレン・プロピレン・ジエン
・ターポリマー)、ポリビニルアルコール、ポリビニル
ピロリドンなどが用いられる。なお、高分子保護コロイ
ドは、上述のアニオン界面活性剤と併用して用いること
もできる。
【0045】なお、界面活性剤および/または高分子保
護コロイドの使用量は、通常、この工程で用いられる水
溶性エチレン性不飽和単量体水溶液の0.1〜5重量
%、好ましくは0.2〜3重量%である。
【0046】この工程では、所望により、さらに架橋剤
が用いられてもよい。架橋剤を用いた場合は、得られる
吸水性樹脂の吸水時のゲル強度が向上し、吸水ゲルの経
時安定性が改善される。
【0047】この工程で用いることができる架橋剤は、
重合性不飽和基または反応性官能基を2個以上有するも
のである。重合性不飽和基を2個以上有する架橋剤とし
ては、エチレングリコール,プロピレングリコール,ト
リメチロールプロパン,グリセリンポリオキシエチレン
グリコール,ポリオキシプロピレングリコール,ポリグ
リセリンなどのポリオール類のジまたはトリ(メタ)ア
クリル酸エステル類、上述のポリオール類とマレイン
酸,フマール酸などの不飽和酸類とを反応させて得られ
る不飽和ポリエステル類、N,N’−メチレンビスアク
リルアミドなどのビスアクリルアミド類、ポリエポキシ
ドと(メタ)アクリル酸とを反応させて得られるジまた
はトリ(メタ)アクリル酸エステル類、トリレンジイソ
シアネート,ヘキサメチレンジイソシアネートなどのポ
リイソシアネートと(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチ
ルとを反応させて得られるジ(メタ)アクリル酸カルバ
ミルエステル類、アリル化デンプン、アリル化セルロー
ス、ジアリルフタレート、N,N’,N’’−トリアリ
ルイソシアヌレート、ジビニルベンゼンなどが例示でき
る。
【0048】なお、上述の重合性不飽和基を2個以上有
する架橋剤として好ましいものは、エチレングリコール
ジアクリレート、エチレングリコールジメタクリレー
ト、ジエチレングリコールジアクリレート、ジエチレン
グリコールジメタクリレート、プロピレングリコールジ
アクリレート、プロピレングリコールジメタクリレー
ト、ポリエチレングリコールジアクリレート、ポリエチ
レングリコールジメタクリレート、ジアリルフタレー
ト、N,N’,N’’−トリアリルイソシアヌレート、
N,N’−メチレンビスアクリルアミドである。
【0049】一方、反応性官能基を2個以上有する架橋
剤としては、例えば、ジグリシジルエーテル化合物、ハ
ロエポキシ化合物、イソシアネート化合物などを用いる
ことができ、このうち、ジグリシジルエーテル化合物が
好ましい。ジグリシジルエーテル化合物の具体例として
は、例えば、エチレングリコールジグリシジルエーテ
ル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、プ
ロピレングリコールジグリシジルエーテル、ポリプロピ
レングリコールジグリシジルエーテル、グリセリンジグ
リシジルエーテル、ポリグリセリンジグリシジルエーテ
ルなどが挙げられる。このうち特に好ましいものは、エ
チレングリコールジグリシジルエーテルである。
【0050】また、ハロエポキシ化合物としては、エピ
クロルヒドリン、エピブロムヒドリン、α−メチルエピ
クロルヒドリンなどが例示できる。さらに、イソシアネ
ート化合物としては、2、4−トリレンジイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネートなどが例示でき
る。
【0051】上述の架橋剤は、既述のように吸水性樹脂
の吸水時のゲル強度を向上させることができるが、使用
量が過剰になると吸水能力の低下をもたらす場合がある
ため、使用量を適切に設定する必要がある。このため、
架橋剤の使用量は、通常、この工程で用いられる水溶性
エチレン性不飽和単量体の0.001〜5重量%に設定
される。
【0052】第1の工程での逆相懸濁重合を行う際に
は、通常、ラジカル重合開始剤を用いる。ラジカル重合
開始剤としては、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウ
ム、過硫酸ナトリウムなどの、一般的に使用される水溶
性ラジカル重合開始剤を用いるのが好ましい。このよう
なラジカル重合開始剤は、亜硫酸塩などと併用してレド
ックス系開始剤として用いることもできる。
【0053】また、ラジカル重合開始剤としては、油溶
性ラジカル重合開始剤を用いることもできる。ただし、
油溶性ラジカル重合開始剤を用いる場合は、生成する重
合体が一般に水溶性になるため、本発明の吸水性樹脂を
得るためには上述の架橋剤を用いる必要がある。なお、
油溶性ラジカル重合開始剤としては、過酸化ベンゾイ
ル、アゾビスイソブチロニトリルなどを用いるのが好ま
しい。
【0054】ラジカル重合開始剤の使用量は、通常、こ
の工程で用いられる水溶性エチレン性不飽和単量体の
0.005〜1.0モル%である。0.005モル%よ
りも少ない場合は重合反応に長時間を要することにな
り、1.0モル%を超える場合は急激な重合反応が起こ
るため危険である。
【0055】第1の工程における逆相懸濁重合は、上述
の各種材料を用いて通常の手法により実施することがで
きる。この際、重合温度は、使用する重合開始剤により
異なるが、通常、20〜110℃、好ましくは40〜8
0℃である。重合温度が20℃よりも低い場合は、重合
速度が低下して重合時間が長くなるので経済的ではな
い。逆に、110℃より高い場合は、重合熱を除去する
のが困難になり、円滑な重合反応を行うのが困難にな
る。
【0056】上述のような第1の工程の終了後、第1の
工程で用いた界面活性剤および/または高分子保護コロ
イドの作用を消失させる(第2の工程)。界面活性剤お
よび/または高分子保護コロイドの作用を消失させない
で後述する第3の工程に移行した場合は、第3の工程で
用いる単量体が第1の工程で得られた含水ゲルに吸収さ
れる前に懸濁状態となるため、最終的に得られる樹脂
が、第1の工程で用いたイオン性モノマーを主成分とす
る吸水性樹脂粉末と第3の工程で用いる非イオン性マク
ロモノマーを主成分とする吸水性樹脂粉末との単なる混
合物となる。すなわち、このような第2の工程を経ない
で第3の工程に移行した場合は、本発明の目的とする吸
水性樹脂が得られない。
【0057】界面活性剤および/または高分子保護コロ
イドの作用を消失させる方法としては、通常、第1の工
程の終了後に得られた溶液を冷却し、界面活性剤および
/または高分子保護コロイドを析出させる方法が採用さ
れる。なお、析出した界面活性剤や高分子保護コロイド
は、所望により濾過して取り除いてもよい。
【0058】界面活性剤および/または高分子保護コロ
イドを析出させる場合の冷却温度は、界面活性剤や高分
子保護コロイドの種類または溶媒の種類により異なる。
例えば、ヘキサグリセリルモノベヘニレートとn−ヘプ
タンを用いた場合は38〜40℃、ヘキサグリセリルモ
ノベヘニレートとシクロヘキサンを用いた場合は27〜
30℃、ソルビタンモノステアレートとn−ヘプタンを
用いた場合は29〜31℃である。
【0059】なお、界面活性剤として、上述の一般式
(5)で示されるものを用いた場合は、当該界面活性剤
がラジカル重合可能な基を有しているために、それ自体
が第1の工程において水溶性エチレン性不飽和単量体と
重合し、重合終了後にはその作用が消失することにな
る。
【0060】上述の工程の終了後、界面活性剤および/
または高分子保護コロイドの作用が消失された重合反応
系に非イオン性マクロモノマーを含む水溶性エチレン性
不飽和単量体水溶液を添加してさらに逆相懸濁重合する
(第3の工程)。
【0061】この工程で用いられる水溶性エチレン性不
飽和単量体は、第1の工程で用い得る水溶性エチレン性
不飽和単量体の群から選ばれる。第3の工程で用いられ
る水溶性エチレン性不飽和単量体は、第1の工程で用い
られるものと同一であってもよいし、異なっていてもよ
いが、通常は、例えば経済性の点および反応操作上の点
より、第1の工程で用いられるものと同一のものを用い
るのが好ましい。
【0062】一方、当該水溶性エチレン性不飽和単量体
の水溶液に含まれる非イオン性マクロモノマーとして
は、例えば、一方の末端に重合性エチレン不飽和基を有
しかつ他方の末端に炭素数が1〜8個の炭化水素鎖を有
するものが用いられる。このような非イオン性マクロモ
ノマーとしては、プロペノイック酸イソシアネートエチ
ルエステルとポリアルキレングリコールとのウレタン反
応生成物であるカルバミンエステル類(下記の一般式
(1))、ベンゼン−1−(1−イソシアネート−1−
メチルエチル)−3(または4)−(1−メチルエテニ
ル)とポリアルキレングリコールとのウレタン反応生成
物であるカルバミンエステル類(下記の一般式
(2))、ポリアルキレングリコール(メタ)アクリレ
ート(下記の一般式(3))およびポリアルキレングリ
コール(メタ)アリルエーテル(下記の一般式(4))
が例示できる。
【0063】
【化8】
【0064】一般式(1)〜(4)中、R1 は、水素ま
たはメチル基を示し、R2 は、水素、メチル基またはエ
チル基を示している。また、R3 は、1〜8個(好まし
くは1〜5個)の炭素原子を有する炭化水素基を示して
いる。nは、平均値が1〜500であり、mは、平均値
が0〜200である。また、nおよびmは、n≧mであ
り、かつΣ(n+m)=1〜500の条件を満たしてい
る。
【0065】なお、R3 の炭素数が9個以上の場合は、
当該炭化水素基の疎水性が大きくなるため、そのような
基を含む非イオン性マクロモノマーは、それ自体が界面
活性作用を発揮することになる。そうなると、当該非イ
オン性マクロモノマーを含む水溶液は、この工程での重
合反応時に第1の工程で得られた含水ゲルに吸収されず
にそれ自体が溶媒中で逆相懸濁重合してしまうことにな
る。また、このような非イオン性マクロモノマーを用い
て製造された吸水性樹脂は、水とのなじみ性が小さく、
吸水時の初期段階で水をはじき易いため、吸水速度が遅
くなる。これに対し、上述のようにR3 の炭素数が8個
以下、特に5個以下の場合は、非イオン性マクロモノマ
ーが界面活性を示さず、また、水とのなじみを適度に有
する。このため、これにより得られた吸水性樹脂は、高
湿時でも表面のべたつきが少なく自由流動性が良好であ
り、また、水をはじきにくいため吸水速度が高い。
【0066】上述の一般式(1)〜(4)で示される非
イオン性マクロモノマーのうち、一般式(2)および一
般式(4)で示される非イオン性マクロモノマーは、加
水分解性が優れている。このため、これらのマクロモノ
マーを用いて製造した吸水性樹脂は、含水状態下でもそ
の保水能力が劣化しにくく、長時間安定した吸水性能を
発揮し得る。さらに、一般式(2)で示されるマクロモ
ノマーは、その重合性がアクリル酸またはその塩の重合
性と近似しているため、水溶性エチレン性不飽和単量体
としてアクリル酸またはその塩を用いた場合は、この工
程での重合反応が極めて円滑に進行し得る。
【0067】上述の非イオン性マクロモノマーは、2種
以上が併用されてもよい。
【0068】上述の非イオン性マクロモノマーは、水溶
性エチレン性不飽和単量体水溶液に混合して用いられ
る。このような非イオン性マクロモノマーを含む水溶性
エチレン性不飽和単量体水溶液において、非イオン性マ
クロモノマーの含有割合が小さい場合は、得られる吸水
性樹脂の表層部の非イオン性吸水成分の割合が小さくな
り、当該吸水性樹脂が充分な耐塩性能を示さない場合が
ある。したがって、非イオン性マクロモノマーの割合
は、通常、水溶性エチレン性不飽和単量体1モルに対し
て0.01〜100モルに設定するのが好ましく、0.
02〜10モルに設定するのがより好ましい。なお、こ
の割合は、非イオン性マクロモノマーが有するオキシア
ルキレン基の縮合度により変動し得る。
【0069】また、この水溶液には、(メタ)アクリル
アミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、N−イソプ
ロピルアクリルアミド、2−ヒドロキシエチル(メタ)
アクリレート、N−メチロール(メタ)アクリルアミド
などの非イオン性単量体が含まれていてもよい。特に、
N,N−ジメチルアクリルアミド、N−イソプロピルア
クリルアミドなどの単量体が含まれる場合は、特定の温
度に加熱すると、その温度で吸水能力が大きく変動する
感熱性の吸水性樹脂を得ることができる。
【0070】この工程で用いられる非イオン性マクロモ
ノマーを含む水溶性エチレン性不飽和単量体水溶液の量
は、第1の工程で用いられた水溶性エチレン性不飽和単
量体水溶液の50〜300重量%に設定するのが好まし
い。この量が50重量%未満の場合は、目的とする吸水
性樹脂が得られにくい。逆に、300重量%を超える場
合は、当該水溶液の一部が第1の工程で得られた含水ゲ
ル中に吸収されない場合があり、その結果、吸収されな
かった当該水溶液中に含まれる単量体は、それ自体で界
面活性剤および/または高分子保護コロイドの作用を消
失した炭化水素溶媒中において重合し、塊状化したり、
あるいは極めて大きな粗粒状の吸水性樹脂を生成し易
い。
【0071】この工程における逆相懸濁重合は、第1の
工程の場合と同様の条件で行うことができる。ここで
は、第1の工程の場合と同様に、架橋剤が用いられても
よいしまた、ラジカル重合開始剤として第1の工程で用
いたものと同様のものが用いられる。なお、ラジカル重
合開始剤は、水溶液の状態で、上述のエチレン性不飽和
単量体水溶液とともに添加される。
【0072】このような第3の工程において、非イオン
性マクロモノマーを含む水溶性エチレン性不飽和単量体
水溶液は、第1の工程で得られた含水ゲル内に吸収さ
れ、当該含水ゲル内で重合される。このため、このよう
な方法により製造される本発明の吸水性樹脂は、表層部
が第3の工程により得られた非イオン性の吸水成分に富
み、中心部が第1の工程により得られたイオン性の吸水
成分に富む樹脂粒子、換言すると、表層部から中心部に
向けて非イオン性の吸水性樹脂に富む状態からイオン性
の吸水性樹脂に富む状態に除々に変化する粒子状で得ら
れる。
【0073】なお、この製造方法では、上述の第3の工
程を2回以上繰り返してもよい。このように第3の工程
を繰り返した場合は、粒子径の大きな吸水性樹脂粉末を
得ることができる。
【0074】本発明の吸水性樹脂により塩類を含む水
(以下、塩水という)が吸水される場合、先ず、吸水性
樹脂粒子の表層部に塩水が吸収される。吸収された塩水
は、非イオン性の吸水性樹脂成分に富む表層部を通過す
るに従って、当該塩水に含まれるイオンが徐々にブロッ
クされる。この結果、吸水性樹脂粒子の中心部には当該
イオンの含有量が小さな塩水が徐々に浸透して行くこと
になる。すなわち、当該塩水の濃度は、中心部へ移行す
るにしたがって、徐々に低下することになる。こうして
中心部に浸透して来た塩水は、塩類濃度が低下している
ため、イオン性の吸水性樹脂に富む中心部により効率的
に吸収される。
【0075】本発明の吸水性樹脂は、例えば、生理用品
や紙オシメなどの衛生用品、農園芸用保水材、電線ケー
ブルや土木建築分野での止水材、汚泥の凝固材、乾燥
剤、油中の水分除去剤、その他の用途に幅広く利用され
得る。
【0076】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明は、これらの実施例のみに限定される
ものではない。
【0077】製造例1(非イオン性マクロモノマーの製
造) 撹拌機、ディーンスタークトラップ、コンデンサー、温
度計、ガス吹き込み管およびパージ管を備えた反応容器
を用意し、これにトルエン300gと平均40個のオキ
シエチレン単位を含有するn−ブトキシポリ(エチレン
オキシ)エタノール380g(0.2モル)とを仕込ん
だ。この溶液を還流しながら約110℃に加熱し、痕跡
の水分を共沸により系外に除去した。
【0078】この溶液を90℃に冷却し、28%ビスマ
スオクトエート(触媒)3.0gを加えて良く混合し
た。その後、イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジ
ルイソシアネート(サイテック株式会社社製のm−TM
I)42gをさらに添加して90℃で1.5時間反応さ
せた。反応液を70℃に冷却後、2,6−ジ−tert
−4−メチルフェノール(重合抑制剤)0.1gを添加
して混合した。
【0079】得られた混合液を回転式エバポレーターに
移して溶剤を除去し、冷却した。これにより、ワックス
状のn−ブトキシポリ(エチレンオキシ)40エチルイソ
プロペニル−α,α−ジメチルベンジルカルバミルエス
テルを得た。
【0080】製造例2(非イオン性マクロモノマーの製
造) 撹拌機、コンデンサーおよびディーンスタークトラップ
を備えた反応容器を用意し、これにトルエン300g、
平均40個のオキシエチレン単位を含有するn−ブトキ
シポリ(エチレンオキシ)エタノール380g(0.2
モル)、メタクリル酸17.2g(0.2モル)、p−
トルエンスルホン酸(触媒)3.0gおよびメトキシハ
イドロキノン1.0gを仕込んだ。これを還流温度まで
加熱し、1.5時間還流を続けた。なお、還流時にエス
テル化反応により生成した水は、ディーンスタークトラ
ップに採取した。
【0081】次に、得られた反応混合物を冷却し、無水
炭酸ナトリウム(固体)により中和処理した後に濾過し
た。その後、溶剤のトルエンを真空ストリップした。こ
れにより、僅かに黄色を帯びたワックス状のn−ブトキ
シポリ(エチレンオキシ)40エチルメタクリレートを得
た。
【0082】製造例3(非イオン性マクロモノマーの製
造) 撹拌機、コンデンサー、ディーンスタークトラップおよ
び温度計を備えた反応容器を用意し、これに平均60個
のオキシエチレン単位を含有するiso−プロポキシポ
リ(エチレンオキシ)エタノール550g(0.2モ
ル)とキシレン300gとを仕込んで撹拌しながら加熱
して共沸蒸留により脱水した。
【0083】これに、ナトリウムメトキシド(30%メ
タノール溶液)を純分換算で10.8g(0.2モル)
添加して還流温度に加熱し、生成したメタノールを蒸留
により全て除去した。その後、反応混合物を60℃に冷
却し、これに塩化アリル15.5g(0.2モル)を少
量づつ注意深く添加した。これを110℃に加熱して1
時間この温度に保持した。
【0084】1時間後、反応混合物を濾過装置を経由し
て回転式エバポレーターに移し、真空下、100℃でキ
シレンを除去した。その最終生成物を冷却し、ワックス
状のiso−プロポキシポリ(エチレンオキシ)60エチ
ルアリルエーテルを得た。
【0085】製造例4(非イオン性マクロモノマーの製
造) イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジルイソシアネ
ート42gの代わりに2−メタクリロイルオキシエチル
イソシアネート(昭和電工株式会社製)26gを用いた
点以外は製造例1と同様の操作を行ない、ワックス状の
n−ブトキシポリ(エチレンオキシ)40エチル・メタア
クリロイルオキシエチルカルバミルエステルを得た。
【0086】製造例5〜7(非イオン性マクロモノマー
の製造) 平均40個のオキシエチレン単位を含有するn−ブトキ
シポリ(エチレンオキシ)エタノール380gに代え
て、下記の一般式(6)および表1により規定されるア
ルコール類を用いた点以外は製造例1と同様の操作を行
ない、ワックス状のカルバミルエステル類を得た。
【0087】
【化9】
【0088】
【表1】
【0089】なお、ここで得られたカルバミルエステル
類は、メトキシポリ(エチレンオキシ)50(プロピレン
オキシ)10エチル・イソプロペニル−α,α−ジメチル
ベンジルカルバミルエステル(製造例5)、エトキシポ
リ(エチレンオキシ)50(プロピレンオキシ)10エチル
・イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジルカルバミ
ルエステル(製造例6)およびn−ブトキシポリ(エチ
レンオキシ)30(プロピレンオキシ)10エチル・イソプ
ロペニル−α,α−ジメチルベンジルカルバミルエステ
ル(製造例7)である。
【0090】製造例8〜10(非イオン性マクロモノマ
ーの製造) 平均40個のオキシエチレン単位を含有するn−ブトキ
シポリ(エチレンオキシ)エタノール380gに代え
て、上記一般式(6)および表2により規定されるアル
コール類を用いた点以外は製造例4と同様の操作を行な
い、ワックス状のカルバミルエステル類を得た。
【0091】
【表2】
【0092】なお、ここで得られたカルバミルエステル
類は、メトキシポリ(エチレンオキシ)50(プロピレン
オキシ)10エチル・メタアクリロイルオキシエチルカル
バミルエステル(製造例8)、エトキシポリ(エチレン
オキシ)50(プロピレンオキシ)10エチル・メタアクリ
ロイルオキシエチルカルバミルエステル(製造例9)お
よびn−ブトキシポリ(エチレンオキシ)30(プロピレ
ンオキシ)10エチル・メタアクリロイルオキシエチルカ
ルバミルエステル(製造例10)である。
【0093】製造例11〜13(非イオン性マクロモノ
マーの製造) 平均40個のオキシエチレン単位を含有するn−ブトキ
シポリ(エチレンオキシ)エタノール380gに代え
て、上記一般式(6)および表3により規定されるアル
コール類を用いた点以外は製造例2と同様の操作を行な
い、ワックス状のメタアクリレート類を得た。
【0094】
【表3】
【0095】なお、ここで得られたメタアクリレート類
は、メトキシポリ(エチレンオキシ)50(プロピレンオ
キシ)10エチルメタクリレート(製造例11)、エトキ
シポリ(エチレンオキシ)50(プロピレンオキシ)10エ
チルメタクリレート(製造例12)およびn−ブトキシ
ポリ(エチレンオキシ)30(プロピレンオキシ)10エチ
ルメタクリレート(製造例13)である。
【0096】製造例14(非イオン性マクロモノマーの
製造) メタアクリル酸17.2gに代えてアクリル酸14.4
gを用いる点以外は製造例2と同様の操作を行ない、ワ
ックス状のn−ブトキシポリ(エチレンオキシ)40エチ
ルアクリレートを得た。
【0097】製造例15〜17(非イオン性マクロモノ
マーの製造) 平均40個のオキシエチレン単位を含有するn−ブトキ
シポリ(エチレンオキシ)エタノール380gに代え
て、上記一般式(6)および表4により規定されるアル
コール類を用いた点以外は製造例14と同様の操作を行
ない、ワックス状のアクリレート類を得た。
【0098】
【表4】
【0099】なお、ここで得られたアクリレート類は、
メトキシポリ(エチレンオキシ)50(プロピレンオキ
シ)10エチルアクリレート(製造例15)、エトキシポ
リ(エチレンオキシ)50(プロピレンオキシ)10エチル
アクリレート(製造例16)およびn−ブトキシポリ
(エチレンオキシ)30(プロピレンオキシ)10エチルア
クリレート(製造例17)である。
【0100】製造例18〜20(非イオン性マクロモノ
マーの製造) 平均60個のオキシエチレン単位を含有するiso−プ
ロポキシポリ(エチレンオキシ)エタノール550gに
代えて、上記一般式(6)および表5により規定される
アルコール類を用いた点以外は製造例3と同様の操作を
行ない、ワックス状のアリルエーテルマクロモノマー類
を得た。
【0101】
【表5】
【0102】なお、ここで得られたアクリレート類は、
メトキシポリ(エチレンオキシ)50(プロピレンオキ
シ)10エチルアリルエーテル(製造例18)、エトキシ
ポリ(エチレンオキシ)50(プロピレンオキシ)10エチ
ルアリルエーテル(製造例19)およびn−ブトキシポ
リ(エチレンオキシ)30(プロピレンオキシ)10エチル
アリルエーテル(製造例20)である。
【0103】実施例1(吸水性樹脂の製造) (第1の工程)撹拌機、還流冷却器、滴下ロートおよび
窒素ガス導入管を備えた1リットルの円筒型丸底フラス
コにn−ヘプタン550mlを加え、これにHLBが1
3.1のヘキサグリセリルモノベヘニレート(滑面活性
剤:日本油脂株式会社製のノニオンGV−106)1.
38gを添加して撹拌しながら50℃に昇温して溶解し
た。その後、フラスコの内容物を30℃に冷却した。
【0104】一方、500mlの三角フラスコに濃度が
80重量%のアクリル酸水溶液92gを加え、外部より
冷却しつつ濃度が20重量%の水酸化ナトリウム水溶液
15.2gを滴下してアクリル酸の75モル%を中和し
た。この液にエチレングリコールジグリシジルエール1
8.4mgを添加し、さらに過硫酸カリウム0.11g
を加えて溶解した。
【0105】次に、上述のようにして得られた、重合開
始剤および架橋剤を含有する75モル%部分中和アクリ
ル酸塩水溶液を上述の円筒型丸底フラスコの内容物中に
加え、滑面活性剤を含むn−ヘプタン溶液に分散させる
と共に系内を窒素で充分に置換した。その後、加熱昇温
し、浴温を70℃に設定して30分間保持し、重合反応
を行なった。
【0106】(第2の工程)第1の工程により得られた
重合物含有スラリー液を20℃に冷却し、界面活性剤の
作用を消失させた。
【0107】(第3の工程)500mlの三角フラスコ
を用い、上述の方法に従って濃度が80重量%のアクリ
ル酸水溶液9.2gから中和度が75モル%の部分中和
アクリル酸ナトリウム水溶液24gを調製した。これ
に、製造例1で得られたn−ブトキシポリ(エチレンオ
キシ)40エチル・イソプロペニル−α,α−ジメチルベ
ンジルカルバミルエステル100g、エチレングリコー
ルジグリシジルエーテル10mgおよび脱イオン水15
0gを加えて混合し、さらに過硫酸カリウム0.05g
を加えて溶解した。
【0108】こうして得られた、重合開始剤と架橋剤と
を含む部分中和アクリル酸ソーダ/マクロモノマー混合
水溶液274gを、第2の工程の終了後に20℃に保持
した重合物スラリー液にゆっくりと滴下し、当該混合水
溶液を30分かけて重合物に吸収させた。その後、フラ
スコ内を窒素で充分置換し、その内容物を70℃まで昇
温して30分保持し、二段階目の重合反応を行なった。
【0109】続いて、減圧乾燥により溶剤(n−ヘプタ
ン)および水を除去した。これにより、球状の重合体粉
末196gが得られた。
【0110】実施例2〜20(吸水性樹脂の製造) 第3の工程で用いる混合水溶液として表6に示す組成の
ものを用いた点以外は実施例1と同様に操作し、球状で
粒度分布巾が狭い重合体粉末を得た。
【0111】
【表6】
【0112】
【表7】
【0113】実施例21(吸水性樹脂の製造) (第1の工程)撹拌機、還流冷却器、滴下ロートおよび
窒素ガス導入管を備えた1リットルの円筒型丸底フラス
コ反応器にn−ヘプタン550mlを加え、これに無水
マレイン酸を付加させた変性ポリエチレン(高分子保護
コロイド:三井石油化学株式会社製のHi−wax11
05A)0.92gを加えて溶解した。
【0114】一方、500mlの三角フラスコ中で、ア
クリル酸の80重量%水溶液92gを20重量%の水酸
化ナトリウム水溶液152gにより中和し、中和度が7
5モル%のアクリル酸ソーダ水溶液を得た。これに、濃
度が1%の過硫酸カリウム水溶液5.5g、濃度が2%
のエチレングリコールジグリシジルエーテル1.84g
および平均50個のオキシエチレン単位を含むノニルフ
ェノールエチレンオキシド付加物のマレイン酸エステル
(サイテック株式会社製のAerosol ME M−
NP50)0.46gを加えた。
【0115】こうして得られた、重合開始剤、架橋剤お
よび高分子保護コロイドを含む部分中和アクリル酸ソー
ダ水溶液を上述のフラスコ反応器に撹拌しながら少しず
つ添加し、同時にフラスコ反応器内を窒素で置換し続け
て、水相逆相懸濁液を形成した。その後、温度を70℃
に昇温し、この温度を30分間保ちながら重合反応を行
なった。
【0116】(第2の工程)重合反応後、フラスコ反応
器の内容物を45℃に冷却し、高分子保護コロイドの作
用を消失させた。
【0117】(第3の工程)500mlの三角フラスコ
中で、アクリル酸の80重量%水溶液9.2gを20重
量%の水酸化ナトリウム水溶液15.2gにより中和
し、中和度が75モル%のアクリル酸ソーダ水溶液を得
た。これに、製造例1で得られたn−ブトキシポリ(エ
チレンオキシ)40エチル・イソプロペニル−α,α−ジ
メチルベンジルカルバミルエステル100g、濃度が2
%のエチレングリコールジグリシジルエーテル1.84
g、脱イオン水150gおよび濃度が1%の過硫酸カリ
ウム水溶液5.5gを加え、重合開始剤と架橋剤とを含
む部分中和アクリル酸ソーダ/マクロモノマー混合水溶
液を得た。この混合水溶液は、10℃に冷却して保管し
た。
【0118】第2の工程後に得られた、温度が45℃の
重合物スラリーを内容物として含む1リットルの円筒型
丸底フラスコ反応器を窒素で置換し、撹拌しながら上述
の混合水溶液をゆっくりとフラスコ反応器内に滴下し、
45℃の温度で30分間かけて当該混合水溶液をフラス
コ反応器内の重合物に吸収させた。次に、温度を70℃
に昇温させ、30分間二段階目の重合反応を行なった。
【0119】重合反応の終了後、フラスコ反応器内の内
容物を減圧下で乾燥し、n−ヘプタンおよび水を除去し
た。これにより、平均粒径が370μmの球状の重合体
粉末203gを得た。なお、得られた重合体粉末には、
100μmの篩を通過する微粉末は含まれていなかっ
た。
【0120】比較例(吸水性樹脂の製造) 第3の工程で用いる混合水溶液として、重合開始剤と架
橋剤とを含む部分中和アクリル酸ソーダ/マクロモノマ
ー混合水溶液274gに代えて、第1の工程で用いた、
過硫酸カリウム0.11gとエチレングリコールジグリ
シジルエーテル18.4mgとを含む75モル%中和の
アクリル酸ソーダ水溶液(濃度=37重量%)244g
を用いた点以外は実施例1と同様にして球状の重合体粉
末175gを得た。
【0121】評価 各実施例および比較例で得られた重合体粉末について、
吸水性樹脂としての特性(吸水性能および吸水速度)を
評価した。評価の方法は下記の通りである。結果を表9
に示す。
【0122】(吸水性能)脱イオン水吸収量、塩水吸収
量および海水吸収量を評価した。
【0123】◎脱イオン水吸収量 250メッシュのナイロン製の袋に試料0.2gを入
れ、このナイロン袋をイオン交換処理により得た脱イオ
ン水1,000ml中に4時間浸漬した後に取り出して
15分間水切りした。その後、重量を測定し、浸漬処理
により増加した重量の5倍を脱イオン水吸収量(g/
g)とした。
【0124】◎塩水吸収量 試料1gを0.9%塩化ナトリウム水溶液1,000m
l中に分散して吸水膨潤させた後、200メッシュの金
網を用いて濾過した。15分間水切りし、得られた金網
上の膨潤吸水試料の重量を測定した。膨潤により増加し
た重量を0.9%食塩水吸収量(g/g)とした。
【0125】◎海水吸収量 試料1gを下記の表8に示す組成の合成海水1,000
ml中に分散し、充分に吸水膨潤させた後に200メッ
シュの金網を用いて濾過した。15分間水切りを行なっ
た後に金網上の膨潤吸水試料の重量を測定した。膨潤に
より増加した重量を海水吸収量(g/g)とした。
【0126】
【表8】
【0127】(吸水速度)試料5gをシャーレ内で約
3.5cmφに広げ、これにピペットを用いて0.9%
食塩水2ccを滴下した。滴下した食塩水が完全に吸水
されるまでの時間を測定し、これを吸水速度(水濡れ
性)とした。
【0128】
【表9】
【0129】なお、実施例1、2、9および17並びに
比較例については、膨潤ゲルの経時安定性も評価した。
ここでは、試料10gに0.9%食塩水90gを加えて
吸水させて膨潤ゲルを得、この膨潤ゲルを黒色のポリエ
チレン袋に入れて18℃に保たれた室内に保管した場合
のかたさの変化を経時的に観察した。評価の基準は下記
の通りである。結果を表10に示す。
【0130】 A:硬いゲル。 B:柔らかいゲル。 C:流動性のあるゲル。
【0131】
【表10】
【0132】
【発明の効果】本発明に係る吸水性樹脂は、上述のよう
に水溶性エチレン性不飽和単量体水溶液を逆相懸濁重合
してから界面活性剤および/または高分子保護コロイド
の作用を消失させ、続けて非イオン性マクロモノマーを
含む水溶性エチレン性不飽和単量体水溶液を加えて同様
に逆相懸濁重合することにより製造されているので、塩
類を含む水に対する吸水性が高くかつ安定している。
【0133】本発明に係る吸水性樹脂の製造方法は、上
述のように水溶性エチレン性不飽和単量体水溶液を逆相
懸濁重合してから界面活性剤および/または高分子保護
コロイドの作用を消失させ、続けて非イオン性マクロモ
ノマーを含む水溶性エチレン性不飽和単量体水溶液を加
えて同様に逆相懸濁重合しているため、塩類を含む水に
対する吸水性が高くかつ安定した吸水性樹脂を製造する
ことができる。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炭化水素溶媒中で、界面活性剤および/ま
    たは高分子保護コロイドの存在下において水溶性エチレ
    ン性不飽和単量体水溶液を逆相懸濁重合する第1の工程
    と、 前記第1の工程の後、前記界面活性剤および/または前
    記高分子保護コロイドの作用を消失させる第2の工程
    と、 前記第2の工程を終了した重合反応系に非イオン性マク
    ロモノマーを含む水溶性エチレン性不飽和単量体水溶液
    を添加してさらに逆相懸濁重合する第3の工程と、を含
    む重合操作により得られる吸水性樹脂。
  2. 【請求項2】前記第3の工程を2回以上繰り返すことに
    より得られる、請求項1に記載の吸水性樹脂。
  3. 【請求項3】前記第1の工程および/または前記第3の
    工程での前記逆相懸濁重合を架橋剤の存在下で行う、請
    求項1または2に記載の吸水性樹脂。
  4. 【請求項4】前記第1の工程で用いる前記水溶性エチレ
    ン性不飽和単量体水溶液が、アクリル酸、メタクリル酸
    およびこれらのアルカリ塩からなる群から選ばれた少な
    くとも1種である、請求項1、2または3に記載の吸水
    性樹脂。
  5. 【請求項5】前記第3の工程で用いられる前記非イオン
    性マクロモノマーが、下記の一般式(1)で示されるカ
    ルバミルエステル類、下記の一般式(2)で示されるカ
    ルバミルエステル類、下記の一般式(3)で示されるア
    ルキルポリオキシアルキレングリコール(メタ)アクリ
    レート、および下記の一般式(4)で示されるアルキル
    ポリオキシアルキレングリコール(メタ)アリルエーテ
    ルからなる群から選ばれた少なくとも1種である、請求
    項1、2、3または4に記載の吸水性樹脂。 【化1】 (一般式(1)、(2)、(3)および(4)中、R1
    は水素またはメチル基、R2 は水素、メチル基またはエ
    チル基、R3 は1〜8個の炭素原子を有する炭化水素基
    をそれぞれ示し、nは、その平均値が1〜500であ
    り、mは、その平均値が0〜200であり、かつ、nと
    mとは、n≧mおよびΣ(n+m)=1〜500の条件
    を満たす。)
  6. 【請求項6】非イオン性吸水成分に富む表層部分と、 イオン性吸水成分に富む中心部分と、を備えた吸水性樹
    脂。
  7. 【請求項7】炭化水素溶媒中で、界面活性剤および/ま
    たは高分子保護コロイドの存在下において水溶性エチレ
    ン性不飽和単量体水溶液を逆相懸濁重合する第1の工程
    と、 前記第1の工程の後、前記界面活性剤および/または前
    記高分子保護コロイドの作用を消失させる第2の工程
    と、 前記第2の工程を終了した重合反応系に非イオン性マク
    ロモノマーを含む水溶性エチレン性不飽和単量体を添加
    してさらに逆相懸濁重合する第3の工程と、を含む吸水
    性樹脂の製造方法。
  8. 【請求項8】前記第3の工程を2回以上繰り返す、請求
    項7に記載の吸水性樹脂の製造方法。
  9. 【請求項9】前記第1の工程および/または前記第3の
    工程での前記逆相懸濁重合を架橋剤の存在下で行う、請
    求項7または8に記載の吸水性樹脂の製造方法。
  10. 【請求項10】前記第1の工程で用いる前記水溶性エチ
    レン性不飽和単量体水溶液中の単量体濃度および前記第
    3の工程で用いる前記非イオン性マクロモノマーを含む
    前記水溶性エチレン性不飽和単量体水溶液中の単量体濃
    度が、それぞれ25重量%以上である、請求項7、8ま
    たは9に記載の吸水性樹脂の製造方法。
  11. 【請求項11】前記第3の工程で用いる前記非イオン性
    マクロモノマーを含む前記水溶性エチレン性不飽和単量
    体水溶液を、前記第1の工程で用いる前記水溶性エチレ
    ン性不飽和単量体水溶液の50〜300重量%に設定す
    る、請求項7、8、9または10に記載の吸水性樹脂の
    製造方法。
  12. 【請求項12】前記第1の工程および前記第3の工程で
    用いる前記水溶性エチレン性不飽和単量体水溶液が、ア
    クリル酸、メタクリル酸およびこれらのアルカリ塩から
    なる群から選ばれた少なくとも1種である、請求項7、
    8、9、10または11に記載の吸水性樹脂の製造方
    法。
  13. 【請求項13】前記第3の工程で用いられる前記非イオ
    ン性マクロモノマーが、下記の一般式(1)で示される
    カルバミルエステル類、下記の一般式(2)で示される
    カルバミルエステル類、下記の一般式(3)で示される
    アルキルポリオキシアルキレングリコール(メタ)アク
    リレート、および下記の一般式(4)で示されるアルキ
    ルポリオキシアルキレングリコール(メタ)アリルエー
    テルからなる群から選ばれた少なくとも1種である、請
    求項7、8、9、10、11または12に記載の吸水性
    樹脂の製造方法。 【化2】 (一般式(1)、(2)、(3)および(4)中、R1
    は水素またはメチル基、R2 は水素、メチル基またはエ
    チル基、R3 は1〜8個の炭素原子を有する炭化水素基
    をそれぞれ示し、nは、その平均値が1〜500であ
    り、mは、その平均値が0〜200であり、かつ、nと
    mとは、n≧mおよびΣ(n+m)=1〜500の条件
    を満たす。)
  14. 【請求項14】前記界面活性剤が、非イオン界面活性
    剤、または非イオン界面活性剤とアニオン界面活性剤と
    の併用物である、請求項7、8、9、10、11、12
    または13に記載の吸水性樹脂の製造方法。
  15. 【請求項15】前記界面活性剤が、ソルビタン脂肪酸エ
    ステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸
    エステル、ソルビトール脂肪酸エステル、ポリオキシエ
    チレンアルキルフェニルエーテル、および一端または両
    端にドデシルグリコール基からなる疎水基を有しかつポ
    リオキシエチレン鎖により形成されるポリ(オキシエチ
    レン)グリコール/ドデシルグリコールブロック共重合
    物からなる群から選ばれた少なくとも1種である、請求
    項7、8、9、10、11、12または13に記載の吸
    水性樹脂の製造方法。
  16. 【請求項16】前記界面活性剤が、下記の一般式(5)
    で示される、重合可能な界面活性剤である、請求項7、
    8、9、10、11、12または13に記載の吸水性樹
    脂の製造方法。 【化3】 (一般式(5)中、R4 は、少なくとも9個の炭素原子
    を有する炭化水素基、R5 は、アクリロイル基、メタク
    リロイル基またはマレオイル基、をそれぞれ示し、l
    は、30〜70である。)
  17. 【請求項17】前記高分子保護コロイドが、エチルセル
    ロース、エチルヒドロキシエチルセルロース、酸化変性
    ポリエチレン、無水マレイン酸変性ポリエチレン、無水
    マレイン酸変性ポリブタジエン、無水マレイン酸変性エ
    チレン・プロピレン・ジエン・ターポリマーからなる群
    から選ばれた少なくとも1種である、請求項7、8、
    9、10、11、12、13、14、15または16に
    記載の吸水性樹脂の製造方法。
  18. 【請求項18】前記第2の工程において、前記界面活性
    剤および/または前記高分子保護コロイドを冷却操作に
    より析出させて前記界面活性剤および/または前記高分
    子保護コロイドの作用を消失させる、請求項7、8、
    9、10、11、12、13、14、15、16または
    17に記載の吸水性樹脂の製造方法。
  19. 【請求項19】前記炭化水素溶媒が、n−ヘキサン、n
    −ヘプタン、シクロヘキサン、トルエンおよびキシレン
    からなる群から選ばれた少なくとも1種である、請求項
    7、8、9、10、11、12、13、14、15、1
    6、17または18に記載の吸水性樹脂の製造方法。
  20. 【請求項20】前記架橋剤が、エチレングリコールジグ
    リシジルエーテル、ポリエチレングリコールジグリシジ
    ルエーテル、エチレングリコールジアクリレート、エチ
    レングリコールジメタクリレート、ポリエチレングリコ
    ールジアクリレート、ポリエチレングリコールジメタク
    リレート、またはN,N’−メチレンビスアクリルアミ
    ドである、請求項9、10、11、12、13、14、
    15、16、17、18または19に記載の吸水性樹脂
    の製造方法。
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