JP3155294B2 - 高吸水性ポリマーの製造法 - Google Patents
高吸水性ポリマーの製造法Info
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Description
造法に関するものである。本発明で得られる高吸水性ポ
リマーは、純水に対する吸水能力はもちろん、生理食塩
水、人工尿等の種々の電解質水溶液に対しても従来には
ない吸水能力を示し、しかも吸水速度が大きくゲル強度
が強いので、各種の吸水材料、特に衛生材料分野に対し
て有利に使用することができる。
紙おむつ等の衛生材料分野のみならず、止水剤、結露防
止材、さらに鮮度保持材、溶剤脱水材等の産業用途、緑
化、農園芸用途等にも実用化されつつあり、今後、応用
範囲はさらに拡大されていくと思われる合成ポリマーで
ある。この種の高吸水性ポリマーとしては、澱粉‐アク
リロニトリルグラフト共重合体の加水分解物、カルボキ
シメチルセルロース架橋体、ポリアクリル酸(塩)架橋
体、アクリル酸(塩)‐ビニルアルコール共重合体、ポ
リエチレンオキサイド架橋体等が知られている。これら
の高吸水性ポリマーに望まれる特性としては、水性液体
に接した際の高い吸水倍率や優れた吸水速度が求めら
れ、特に衛生材料として最近急速に普及しつつまた技術
的にも高度化しつつある生理用ナプキンや紙おむつ等に
おいて重要な要素となっている。しかしながら、上記に
示した従来の吸水性ポリマーのいずれもが満足すべきレ
ベルに到達していないのが現状である。
の吸収倍率と吸水速度およびゲル強度とは相反する性質
(即ち、吸収倍率を上げれば上げるほど吸水速度および
ゲル強度は小さくなる)であり、いかにこの相反する性
質を小さくするかが当業界の最大の技術的課題であっ
た。特に、本発明で用いられるアクリル酸系モノマーを
原料として用いる場合、特に開始剤として過硫酸アンモ
ニウム、過硫酸カリウム等過硫酸塩を使用した場合、架
橋剤を用いなくとも該モノマー自身が架橋反応を起こし
てしまう所謂自己架橋を起こしやすく、このために十分
な吸水速度やゲル強度を有しても、吸収倍率において満
足しえるレベルのものが得られなかった。
いで反応を行う方法としては、たとえばモノマー濃度を
極端に下げるとか、重合開始剤としてアゾ系開始剤を用
いる方法(例えば特開昭58−71907号公報に示さ
れた水溶液重合法や特開昭59−62665号公報に示
された表面処理方法)がある。しかしながら、前者の方
法は生産効率が極端に悪いものとなり、プロセス上採用
できないレベルにあり、また、上記従来技術のアゾ系開
始剤を用いる方法も本発明者らが知り限り満足し得難い
点が見られる。
よびゲル強度を高度に保ちつつ、吸水能力が格段に高い
アクリル酸系高吸水性ポリマーを、効率よく製造する方
法を提供しようとするものである。
重ねた結果、モノマー重合時にFe(III)、Cu(I
I)およびVO(II)から選ばれる1種または2種以上
の金属の塩化合物を共存させることにより、純水は勿論
のこと種々の電解質水溶液に対しても従来にはない吸水
能を示し、さらに前記シラン化合物でポリマー表面を改
質する事により、吸水能力を保持しつつ、吸水速度がは
やく、ゲル強度が飛躍的に大きな高吸水性ポリマーが再
現性良く得られる事を見出し、本発明を完成するに至っ
た。
造法は、アクリル酸および(または)アクリル酸アルカ
リ金属塩を主成分とするアクリル酸系モノマーを重合さ
せて高吸水性ポリマーを製造するに際して、該アクリル
酸系モノマーが全モノマー基準の80重量%以上がアク
リル酸およびそのアルカリ塩からなり、且つ該アクリル
酸系モノマーの全カルボキシル基の20〜90モル%が
アルカリ金属塩となるように中和されているアクリル酸
系モノマーであり、重合時にFe(III)、Cu(II)
およびVO(II)から選ばれる1種または2種以上の金
属の塩化合物を、アクリル酸系モノマーに対して0.0
01〜1重量%添加して重合させること、を特徴とする
ものである。
リマーの製造法は、アクリル酸および(または)アクリ
ル酸アルカリ金属塩を主成分とするアクリル酸系モノマ
ーを重合させて高吸水性ポリマーを製造するに際して、
重合時にFe(III)、Cu(II)およびVO(II)か
ら選ばれる1種または2種以上の金属の塩化合物を、ア
クリル酸系モノマーに対して0.001〜1重量%添加
して重合させて得られたポリマーを、それが粒状の状態
において、水の存在下に下記シラン化合物により処理し
てポリマー表面を改質すること、を特徴とするものであ
る。 X(R)m Si(Y)3-m (式中、Xは高吸水性ポリマー中のカルボキシル基およ
び(または)カルボキシレート基と反応しうる官能基
を、Rは炭化水素基を、Yは加水分解基を示し、mは
0、1または2を示す)
々の電解質水溶液に対しても極めて高い吸水能を示し、
更にシラン化合物でポリマー表面を改質する事により、
吸水能力を保持しつつ、吸水速度が早く、ゲル強度が特
段にすぐれた高吸水性ポリマーが得られる。
ポリマーは、本性質を利用して土壌保水剤等の農園芸分
野のみならず、生理用ナプキン、紙おむつ等衛生材料と
して有利に使用できる。
マー>本発明において使用されるアクリル酸系モノマー
は、アクリル酸およびそのアリカリ金属塩等に代表され
るアクリル酸系モノマーを主成分として含有するもので
ある。ここで「主成分とする」とは、上記アクリル酸系
モノマーが80重量%以上(全モノマー基準)占めるこ
とを意味するものである。そのようなアクリル酸系モノ
マーの好ましい具体例は、アクリル酸系モノマー標品中
の全カルボキシル基の20モル%以上、好ましくは50
モル%以上、がアルカリ金属塩に中和されているもので
ある。中和度が20モル%未満では、吸水能が小さくな
り、またゲル強度も小さいものとなってしまう。中和度
の上限は90モル%程度である。ここで言うアルカリ金
属塩とは、アクリル酸のカルボキシル基を、アルカリ金
属水酸化物、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、水酸化リチウム等で中和させて得られた塩のことで
ある。生成高吸水性ポリマーの性能、価格等の面から言
えば、アクリル酸を水酸化ナトリウムにて中和した塩が
特に好ましく用いられる。
びそのアルカリ金属塩には、例えばメタクリル酸
(塩)、イタコン酸(塩)、アクリルアミド、2‐アク
リルアミド‐2‐メチルプロパンスルホン酸(塩)、2
‐(メタ)アクリロイルエタンスルホン酸(塩)、2‐
ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート等を共重合させ
ることもできる。ここで、「(メタ)アクリロイル」お
よび「(メタ)アクリレート」とは、「アクリロイル」
および「メタクリロイル」、「アクリレート」および
「メタクリレート」を総称して示すものである。
橋剤成分を併用することもできる。架橋剤成分として
は、分子内に二個以上の重合性不飽和基を有し、かつ前
記アクリル酸系モノマーと共重合性を示す水溶性化合
物、例えばN,N′‐メチレンビスアクリルアミド、
N,N′‐メチレンビスメタクリルアミド等のビスアク
リルアミド類、エチレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート
等の長鎖ジアクリレート類等が一般的であり、且つ好ま
しい。上記架橋剤成分は、モノマー水溶液に対して、約
0.001〜0.5重量%、好ましくは約0.005〜
0.3重量%、の範囲で用いるのが適当である。
吸水性ポリマーを製造する場合にはラジカル重合開始剤
を用いるのが普通である。本発明の製造法に於いて用い
られるラジカル重合開始剤としては、水溶性のラジカル
重合開始剤、例えば、過酸化物、就中、過酸化水素、過
硫酸カリウムや過硫酸アンモニウム等の過硫酸塩やクメ
ンヒドロペルオキシド等のヒドロペルオキシド、ならび
にアゾ系開始剤、就中2,2′‐アゾビス‐(2‐アミ
ジノプロパン)塩酸塩等が好ましい。これらの水溶性ラ
ジカル開始剤は2種以上を併用しても良いし、また、重
合開始剤が過酸化物であるときに、例えば、亜硫酸塩の
ような還元性物質や、アミン類等を組合せてレドックス
型の開始剤にして使用することも可能である。過硫酸塩
等は、モノマー水溶液に対して、通常は約0.001〜
5.0重量%、好ましくは約0.01〜1.0重量%、
の範囲で用いるのが適当である。
水性ポリマーの製造法は、重合時に金属塩化合物を共存
させることを重要な特徴とするものである。
I)、Cu(II)およびVO(II)から選ばれる1種ま
たは2種以上のもので、具体的には例えばこれらの金属
をカチオン側に有する好ましくは水溶性の塩化合物、た
とえばハロゲン化物、硫酸塩、硝酸塩、酢酸塩、りん酸
塩、クエン酸塩、しゅう酸塩などである。これら金属塩
化合物の具体例を挙げれば、(イ)塩化鉄(III)、酢
酸鉄(III)、リン酸鉄(III)、硫化鉄(III)、硝酸
鉄(III)、クエン酸鉄(III)、(ロ)塩化銅(II)、
臭化銅(II)、硫酸銅(II)、硝酸銅(II)、酢酸銅
(II)、(ハ)硫酸バナジル(II)、しゅう酸バナジル
(II)等である。これらのある種のものは水和物として
存在するものがあるが、そのような化合物も本発明の金
属塩化合物の範疇に入るものである。
の中でも特に鉄(III)化合物が特に好ましいものとし
て挙げられる。
は、レドックス系の形成によるものとは考えられない。
何故ならば、高原子価あるいは酸化/還元の変化を行な
い難いと考えられるFe(III)、Cu(II)およびV
O(II)を本発明で用いる金属種としているところから
も明らかなように、本発明による効果、すなわち、拮抗
的であった高吸水性ポリマーの吸水倍率と吸水速度およ
びゲル強度との同時向上は、低原子価化合物の有無とは
全く無関係に実現されるからである。特に金属塩化合物
使用による本発明のこの効果は、金属塩化合物使用によ
って得られたポリマー粒子を特定のシラン化合物で処理
する場合に顕著である。このような本発明による効果
は、金属塩化合物が低原子価化合物である場合であって
も、思いがけなかったことと思料されるものである。な
お、シラン化合物による処理を要件としない第一の発明
にあっては、レドックス重合開始剤との差を明らかにす
る意味において、金属塩化合物は当該金属が高原子価の
状態にあるものが好ましいということができる。また、
シラン化合物による処理を要件とする第二の発明の場合
も、金属塩化合物は当該金属が高原子価の状態にあるも
のが好ましいということができる。
水性ポリマーの製造法は、重合時に前記金属塩化合物を
共存させ、得られたポリマーをシラン化合物により処理
してポリマー表面を改質することを重要な特徴とするも
のである。
は、下記式(I)で表される化合物である。 X(R)mSi(Y)3−m (I) (但し、式中、Xは高吸水性ポリマー中のカルボキシル
基および(または)カルボキシレート基と反応しうる官
能基を示し、Rは炭化水素基を示し、Yは加水分解性基
を示し、mは0、1または2を示す)
基および(または)カルボキシレート基と反応しうる官
能基Xとしては、例えばグリシジル基、アミノ基および
メルカプト基等を含有する有機基が挙げられ、炭化水素
基Rとしては、例えばメチル基およびエチル基等の低級
アルキル基が挙げられ、また加水分解性基Yとしては、
例えばアルコキシ基およびアセトキシ基等が挙げられ
る。
ては、γ‐グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、
γ‐グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、β
‐(3,4‐エポキシシクロヘキシル)エチルトリメト
キシシラン、γ‐(2‐アミノエチル)アミノプロピル
トリメトキシシラン、γ‐(2‐アミノエチル)アミノ
プロピルメチルジメトキシシラン、γ‐アミノプロピル
トリエトキシシラン、N‐フェニル‐γ‐アミノプロピ
ルトリメトキシシラン、γ‐メルカプトプロピルトリメ
トキシシラン、γ‐メルカプトプロピルメチルジメトキ
シシラン、γ‐クロロプロピルトリメトキシシラン、γ
‐クロロプロピルメチルジメトキシシラン、オクタデシ
ルジメチル〔3‐(トリメトキシシリル)プロピル〕ア
ンモニウムクロライド等が挙げられる。
高吸水性ポリマーの種類、そこに存在する水の量等によ
っても多少異なってくるが、通常、高吸水性ポリマーに
対して0.001〜10重量%、好ましくは0.01〜
3重量%、である。同使用量が少なすぎると吸水速度お
よびゲル強度の向上効果が得られなくなるし、多すぎる
と処理後のポリマーの吸水倍率が低下する。
もに、さらに一般的にシラノール縮合触媒として知られ
ている化合物、例えばジブチル錫ジラウリレート、ジブ
チル錫ジアセテート、ジブチル錫ジオクトエート等を添
加して処理することもでき、そのような処理を行えばよ
り効果的に吸水速度の制御された高吸水性ポリマーを得
ることができる。このシラノール縮合触媒の使用量は、
シラン化合物に対して、通常0.1〜500重量%、好
ましくは1〜100重量%、である。
系モノマーを重合させることからなる方法が採用され
る。そのような方法は高吸水性ポリマーの製造法として
周知のものであって、具体的には、モノマー水溶液を界
面活性剤の存在または不存在下で炭化水素溶媒中に懸濁
させて重合を行う逆相懸濁重合法、およびモノマー水溶
液自体を重合させる水溶液重合法が一般的である。モノ
マー水溶液を形成させるのに使用した水の除去が容易で
あるという観点から、前者の逆相懸濁重合法が特に好ま
しい。逆相懸濁重合法によれば、高吸水性ポリマーは粒
状で得られる(通常平均粒径50〜200μm程度)。
アクリル酸およびそのアルカリ金属塩の溶液中での濃度
は、20〜80%、特に30〜60%、であることが好
ましい。
於いてもアクリル酸系モノマー水溶液を調製する段階で
添加するのが普通である。金属塩化合物の添加量は、モ
ノマー濃度や中和度にも依存するが、一般的にはアクリ
ル酸系モノマーに対して0.001〜1重量%である。
ーが改質対象としての表面を有する形態のときに行なう
ことになるが、そのような形態の代表的なのは逆相懸濁
重合法によって得られたような粒状の形態である。
いては、重合後のポリマーを通常引きついで前記のシラ
ン化合物により処理してポリマーの表面を改質する。こ
のとき重要な一つの条件は、ポリマー中の水分濃度が一
般的には1〜100重量%、好ましくは10〜50重量
%、とすることにある。このシラン化合物による処理
は、上記水分濃度下直接シラン化合物を添加して処理を
行っても良いし、n‐ヘキサン、シクロヘキサン、n‐
ヘプタン等の疎水性有機溶媒、メタノール、エタノー
ル、アセトン等の親水性溶媒等の不活性溶媒下、スラリ
ー状にて行っても良い。 また、前述した様に、本発明
ではシラン化合物と共に、さらに一般的にシラノール縮
合触媒として知られているジブチル錫ジラウリレート、
ジブチル錫ジアセテート、ジブチル錫ジオクトエート等
を添加して処理すれば、より効果的に改質が行われる。
このシラノール縮合触媒の使用量は、通常シラン化合物
に対して1〜500重量%、好ましくは1〜100重量
%、である。
による処理温度は、シラン化合物の種類、シラノール縮
合触媒の量、不活性溶媒の種類と量、水の存在量、およ
び高吸水性ポリマーの種類等によっても異なり、一概に
規定できないが、通常20〜180℃、好ましくは50
〜150℃、の範囲から適宜に設定される。
定できないが、通常0.5〜6時間の範囲にある。必要
に応じて行われるシラン化合物による処理の完結は、処
理温度を例えば100℃以上の高温に保持すること、あ
るいは蒸発により水分を除去することなどにより達成さ
れる。
は、そのまま、あるいは、水分を除去して、場合により
不活性溶媒による洗浄を経て、目的とする高吸水性ポリ
マーとすることができる。
するためのものである。なお、高吸水性ポリマーの各性
能は、以下の方法に従い測定したものである。
し、マグネットスターラーで攪拌しながら1時間吸水さ
せる。吸水後、100メッシュふるいで15分水切りを
した後、膨潤ゲルの重量を測定し、下記式に従って純水
吸水倍率を算出した。
のナイロン袋(20cm×10cmの大きさ)に入れ、50
0ccの0.9%生理食塩水に1時間浸漬する。その後、
ナイロン袋を引き上げ、15分水切りした後、重量を測
定し、ブランク補正して前記式と同様にして生食水吸水
倍率を算出した。
のナイロン袋(20cm×10cmの大きさ)に入れ、50
0ccの人工尿に1時間浸漬する。その後、ナイロン袋を
引き上げ、15分水切りした後、重量を測定し、ブラン
ク補正して前記式と同様にして人工尿吸水倍率を算出し
た。
純水100gを吸水させ(200倍吸水)、吸水後のゲ
ルをレオメーター(不動工業NMR−2002J型)に
て、セルがゲルに入り込む時点の力をゲル強度とした。
した。高吸水性ポリマー1gを小穴の開いた支持板上の
不織布上に置く。下方より人工尿を接触させたときに、
高吸水性ポリマーが吸水した人工尿の重量を測定した。
開始後、10分間に吸水した人工尿の量をもって吸水速
度とした。
液を調製する際に、後記表1に示すように種々の金属化
合物ならびに必要に応じて架橋剤を添加して、同製造例
に従って高吸水性ポリマーを製造した。
計、窒素ガス導入管を付設した容量500mlの四つ口丸
底フラスコに、シクロヘキサン121gを入れ、ソルビ
タンモノステアレート0.9gを添加して溶解させた
後、窒素ガスを吹込み、溶存酸素を追い出した。
でアクリル酸30gを外部より氷冷しながら、これに水
79.65gに溶解させた12.3gの純度95%の水
酸化ナトリウムを加えて、カルボキシル基の70%を中
和した。この場合の水に対するモノマー濃度は、中和後
のモノマー濃度として、30重量%に相当する。次い
で、所定量の架橋剤及び過硫酸カリウム0.104gを
加えて溶解した後、窒素ガスを吹込んで溶存酸素を追い
出した。
の容量300mlのコニカルビーカーの内容物を添加し、
攪拌して分散させ、窒素ガスをバブリングさせながら油
浴によりフラスコ内温を昇温させたところ、60℃付近
に達してから内温が急激に上昇し、数十分後75℃に達
した。次いで、その内温を60〜65℃に保持し、かつ
攪拌しながら3時間反応させた。尚、攪拌は250rpm
で行ない、3時間反応させたのち、攪拌を停止すると、
湿潤ポリマー粒子が丸底フラスコの底に沈降したので、
デカンテーションでシクロヘキサン相と容易に分離でき
た。分離した湿潤ポリマーを減圧乾燥機に移し、80〜
90℃に加熱して付着したシクロヘキサン及び水を除去
したところ、さらさらとした粉末ポリマー40gが得ら
れた。
計、窒素ガス導入管を付設した容量500mlの四つ口丸
底フラスコに、シクロヘキサン121gを入れ、ソルビ
タンモノステアレート0.9gを添加して溶解させた
後、窒素ガスを吹込み、溶存酸素を追い出した。
でアクリル酸30gを外部より氷冷しながら、これに水
48.74gに溶解させた12.3gの純度95%の水
酸化ナトリウムを加えて、カルボキシル基の70%を中
和した。この場合の水に対するモノマー濃度は、中和後
のモノマー濃度として、40重量%に相当する。次い
で、所定量の架橋剤及び、過硫酸カリウム0.104g
を加えて溶解した後、窒素ガスを吹込んで溶存酸素を追
い出した。
の容量300mlのコニカルビーカーの内容物を添加し、
攪拌して分散させ、窒素ガスをバブリングさせながら油
浴によりフラスコ内温を昇温させたところ、60℃付近
に達してから内温が急激に上昇し、数十分後75℃に達
した。次いで、その内温を60〜65℃に保持し、かつ
攪拌しながら3時間反応させた。尚、攪拌は250rpm
で行ない、3時間反応させたのち、攪拌を停止すると、
湿潤ポリマー粒子が丸底フラスコの底に沈降したので、
デカンテーションでシクロヘキサン相と容易に分離でき
た。分離した湿潤ポリマーを減圧乾燥機に移し、80〜
90℃に加熱して付着したシクロヘキサン及び水を除去
したところ、さらさらとした粉末ポリマー40gが得ら
れた。
0mlのフラスコに入れ、氷冷しながら攪拌下に22.6
重量%の水酸化ナトリウム水溶液58.7gを滴下し
て、アクリル酸の80%を中和させた。次いで、これに
過硫酸カリウム0.1gを加え、攪拌して室温で溶解さ
せた。
却器付きの500mlフラスコに、シクロヘキサン16
3.4g及びソルビタンモノラウレート1.9gを仕込
み、室温で攪拌して界面活性剤を溶解させた後、前記の
フラスコ内容物を滴下して懸濁させた。再び系内を窒素
ガスで充分に置換した後、昇温して油浴温度を55〜6
0℃に保持しながら、3時間反応させた。生成した重合
液を減圧下で蒸発乾固することにより、微粒状の乾燥ポ
リマーを得た。
ート、窒素ガス導入管を付した500mlの四つ口丸底フ
ラスコに、n‐ヘキサン228mlを入れ、ソルビタンモ
ノステアレート1.8gを添加して溶解させた後、窒素
ガスを吹き込んで溶存酸素を追い出した。
で、アクリル酸30gを外部より氷冷しながら、これに
水39gに溶解した13.1gの純度95%の水酸化ナ
トリウムの水溶液を加えて、カルボキシル基の70%を
中和した。水相中のモノマー濃度は45重量%であっ
た。次いで、過硫酸カリウム0.1gを加えて溶解した
のち、窒素ガスを吹き込んで溶存する酸素を追い出し
た。
の容量300mlのコニカルビーカー内容物を添加し、攪
拌して分散させ、窒素ガスを少量ずつ導入しながら、油
浴により、フラスコの内温を60〜65℃に保持しなが
ら、6時間反応を行なわせた。
粒子が丸底フラスコの底に沈降した。n‐ヘキサンを減
圧下で留去し、残った湿潤ポリマーを80〜90℃の温
度で減圧下で乾燥させたところ、さらさらとした粉末ポ
リマー40gが得られた。
トリウム塩に中和したアクリル酸及び所定量の架橋剤か
らなるアクリル酸塩系モノマーの43%水溶液100g
を、過硫酸アンモニウム0.015g及び亜硫酸水素ナ
トリウム0.005gを用いて窒素雰囲気中65℃で静
置重合してゲル状含水ポリマーを得た。この含水ポリマ
ーを減圧下で110℃にて乾燥させた後、ミキサー型粉
砕機で粉砕して、粉末状ポリマーを得た。
水9.24gに加え、さらに中和剤として純度85%の
水酸化カリウム20.6g及び所定量の架橋剤とを順次
に添加して濃度70重量%のアクリル酸カリウム水溶液
(中和度75%)を調製した。
1.0gに2,2′‐アゾビス(2‐アミジノプロパ
ン)二塩酸塩0.208gを溶解した溶液を加え、直ち
に内径約10cmの円筒状反応器の底表面上に流下延展さ
せた(反応器は予め70℃に保持しておいた)。数秒後
に重合が開始され、約1分以内に反応が完結し、重合熱
で発泡した乾燥ポリマーが得られ、これを粉砕して粉末
状ポリマーとした。
計、窒素ガス導入管を付設した容量500mlの四つ口丸
底フラスコに、シクロヘキサン121gを入れ、ソルビ
タンモノステアレート0.9gを添加して溶解させた
後、窒素ガスを吹込み、溶存酸素を追い出した。
でアクリル酸45gを外部より氷冷しながら、これに水
6.4gに溶解させた70.02gの25%の水酸化ナ
トリウムを加えて、カルボキシル基の70%を中和し
た。この場合の水に対するモノマー濃度は、中和後のモ
ノマー濃度として、45重量%に相当する。次いで、所
定量の架橋剤及び、過硫酸カリウム0.032gを加え
て溶解した後、窒素ガスを吹込んで溶存酸素を追い出し
た。
の容量300mlのコニカルビーカーの内容物を添加し、
攪拌して分散させ、窒素ガスをバブリングさせながら油
浴によりフラスコ内温を昇温させたところ、60℃付近
に達してから内温が急激に上昇し、数十分後75℃に達
した。次いで、その内温を60〜65℃に保持し、かつ
攪拌しながら3時間反応させた。尚、攪拌は250rpm
で行ない、3時間反応させたのち、攪拌を停止すると、
湿潤ポリマー粒子が丸底フラスコの底に沈降したので、
デカンテーションでシクロヘキサン相と容易に分離でき
た。分離した湿潤ポリマーを減圧乾燥機に移し、80〜
90℃に加熱して付着したシクロヘキサン及び水を除去
したところ、さらさらとした粉末ポリマー40gが得ら
れた。
計、窒素ガス導入管を付設した容量500mlの四つ口丸
底フラスコに、シクロヘキサン121gを入れ、ソルビ
タンモノステアレート0.9gを添加して溶解させた
後、窒素ガスを吹込み、溶存酸素を追い出した。
でアクリル酸45gを外部より氷冷しながら、これに水
6.4gに溶解させた70.02gの25%の水酸化ナ
トリウムを加えて、カルボキシル基の70%を中和し
た。この場合の水に対するモノマー濃度は、中和後のモ
ノマー濃度として、45重量%に相当する。次いで、所
定量の架橋剤及び、過硫酸カリウム0.05gを加えて
溶解した後、窒素ガスを吹込んで溶存酸素を追い出し
た。
の容量300mlのコニカルビーカーの内容物を添加し、
攪拌して分散させ、窒素ガスをバブリングさせながら油
浴によりフラスコ内温を昇温させたところ、60℃付近
に達してから内温が急激に上昇し、数十分後75℃に達
した。次いで、その内温を60〜65℃に保持し、かつ
攪拌しながら3時間反応させた。尚、攪拌は250rpm
で行なった。
シクロヘキサンとの共沸により脱水を行い、ポリマー中
の水分濃度を対ポリマー25重量%とした。次いでフラ
スコ内温度を60℃とし、シラン化合物としてγ‐グリ
シドキシプロピルトリメトキシシランを0.12g、ま
たシラノール触媒としてジブチル錫ジラウリレート0.
273gを夫々攪拌下添加し、表面処理を60℃にて1
時間行った。次いで油浴の温度を105℃とし、シクロ
ヘキサンおよび水を蒸発させて、改質処理を完結させ
た。
g採りこれを60℃とし、上記改質処理後のポリマーを
洗浄した。得られたポリマーを減圧乾燥器に移し、80
〜90℃にて乾燥させてさらさらとした高吸水性ポリマ
ーを得た。
いて表面改質した。即ち、300ccナス型フラスコにポ
リマー40g入れ、これに水10gを注入し、吸収させ
る。これにシクロヘキサン50g、シラン化合物として
γ‐グリシドキシプロピルトリメトキシシラン0.08
8g、触媒としてジブチル錫ジラウリレート0.2g夫
々添加して、油浴中60℃にて1時間処理した。次い
で、油浴の温度を105℃とし、シクロヘキサン及び水
を蒸発させ、表面改質を完結させた。
り、これを60℃とし、上記表面改質後のポリマーを洗
浄した。得られたポリマーを減圧乾燥器に移し、80〜
90℃にて乾燥させるとさらさらとした粉末ポリマーが
得られた。
た高吸水性ポリマーを比較例(比較例1〜16)とし、
表2にまとめた。また、Fe(III)、Cu(II)、V
O(II)以外の金属塩化合物を添加して製造例Aまたは
Gに従って製造した高吸水性ポリマーを比較例(比較例
17〜21)とし、同様に表2にまとめた。
4は、表1、表2に示した実施例1〜39及び比較例1
〜16によって重合させた高吸水性ポリマーの純水、生
食水、人工尿の吸水倍率、ゲル強度、及び吸水速度の結
果を示すものである。
発明の製造法では、モノマー重合時に特定の金属塩化合
物を共存させることにより、純水は勿論、種々の電解質
水溶液に対しても極めて高い吸水能を示し、更にシラン
化合物でポリマー表面を改質する事により、吸水能力を
保持しつつ、吸水速度が早く、ゲル強度が特段にすぐれ
た高吸水性ポリマーが得られ、従って、本発明によって
得られた高吸水性ポリマーは、本性質を利用して土壌保
水剤等の農園芸分野のみならず、生理用ナプキン、紙お
むつ等衛生材料として有利に使用できることは、「課題
を解決するための手段」の項において前記したところで
ある。
用した装置の概略を示す図。
Claims (3)
- 【請求項1】アクリル酸および(または)アクリル酸ア
ルカリ金属塩を主成分とするアクリル酸系モノマーを重
合させて高吸水性ポリマーを製造するに際して、該アク
リル酸系モノマーが全モノマー基準の80重量%以上が
アクリル酸およびそのアルカリ塩からなり、且つ該アク
リル酸系モノマーの全カルボキシル基の20〜90モル
%がアルカリ金属塩となるように中和されているアクリ
ル酸系モノマーであり、重合時にFe(III)、Cu(I
I)およびVO(II)から選ばれる1種または2種以上
の金属の塩化合物を、アクリル酸系モノマーに対して
0.001〜1重量%添加して重合させることを特徴と
する、高吸水性ポリマーの製造法。 - 【請求項2】アクリル酸および(または)アクリル酸ア
ルカリ金属塩を主成分とするアクリル酸系モノマーを重
合させて高吸水性ポリマーを製造するに際して、重合時
にFe(III)、Cu(II)およびVO(II)から選ば
れる1種または2種以上の金属の塩化合物を、アクリル
酸系モノマーに対して0.001〜1重量%添加して重
合させて得られたポリマーを、それが粒状の状態におい
て、水の存在下に下記シラン化合物により処理してポリ
マー表面を改質することを特徴とする、高吸水性ポリマ
ーの製造法。 X(R)m Si(Y)3-m (式中、Xは高吸水性ポリマー中のカルボキシル基およ
び(または)カルボキシレート基と反応しうる官能基
を、Rは炭化水素基を、Yは加水分解基を示し、mは
0、1または2を示す) - 【請求項3】金属の塩化合物がFe(III)の塩化合物
である請求項1または2に記載の高吸水性ポリマーの製
造法。
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