JPH09143996A - ケーシングパイプおよびこのケーシングパイプを用いた杭基礎の施工方法 - Google Patents
ケーシングパイプおよびこのケーシングパイプを用いた杭基礎の施工方法Info
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- JPH09143996A JPH09143996A JP30958695A JP30958695A JPH09143996A JP H09143996 A JPH09143996 A JP H09143996A JP 30958695 A JP30958695 A JP 30958695A JP 30958695 A JP30958695 A JP 30958695A JP H09143996 A JPH09143996 A JP H09143996A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 杭基礎の施工に際して地盤にケーシングパイ
プを打設する際、ケーシングパイプどうしの連結は溶接
により行っているが、打設作業時における鋼管の溶接、
引き抜き作業時における鋼管の溶接部分の切断に手間が
かかるといった問題があった。 【解決手段】 杭基礎の施工に際して複数連結されて地
盤に打設されるケーシングパイプ1、2において、一方
のケーシングパイプ1の端部における外側周面11に設
けられた雄ネジ部15と、前記一方のケーシングパイプ
1に連結される他方のケーシングパイプ2の端部におけ
る内側周面21に設けられ、前記雄ネジ部15と螺合す
る雌ネジ部25とからなるネジ継手Aを備える。
プを打設する際、ケーシングパイプどうしの連結は溶接
により行っているが、打設作業時における鋼管の溶接、
引き抜き作業時における鋼管の溶接部分の切断に手間が
かかるといった問題があった。 【解決手段】 杭基礎の施工に際して複数連結されて地
盤に打設されるケーシングパイプ1、2において、一方
のケーシングパイプ1の端部における外側周面11に設
けられた雄ネジ部15と、前記一方のケーシングパイプ
1に連結される他方のケーシングパイプ2の端部におけ
る内側周面21に設けられ、前記雄ネジ部15と螺合す
る雌ネジ部25とからなるネジ継手Aを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、杭基礎の施工に際
して複数連結されて地盤に打設されるケーシングパイプ
と、該ケーシングパイプを用いた杭基礎の施工方法に関
するものである。
して複数連結されて地盤に打設されるケーシングパイプ
と、該ケーシングパイプを用いた杭基礎の施工方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】大規模な建造物の杭基礎には鋼管杭、H
鋼杭、コンクリート杭等が使用されている。これら各種
杭の建込みを行う際には、まず、掘削機により地盤を掘
削してながらケーシングパイプを打設し、該ケーシング
パイプの内側に杭を挿入する方法が採用される。このと
き、建込みがなされる杭長が既存のケーシングパイプよ
りも長く設定される場合には、複数のケーシングパイプ
を溶接によって連結しながら地盤に打設し、ケーシング
パイプの打設が終了したら該ケーシングパイプを地盤内
に残して掘削機を取り出し、該ケーシングパイプの内側
に杭を挿入したのち、溶接部分を切断しながらケーシン
グパイプを地盤から引き抜く。引き抜かれたケーシング
パイプは次の杭の建込みの際に再び使用される。
鋼杭、コンクリート杭等が使用されている。これら各種
杭の建込みを行う際には、まず、掘削機により地盤を掘
削してながらケーシングパイプを打設し、該ケーシング
パイプの内側に杭を挿入する方法が採用される。このと
き、建込みがなされる杭長が既存のケーシングパイプよ
りも長く設定される場合には、複数のケーシングパイプ
を溶接によって連結しながら地盤に打設し、ケーシング
パイプの打設が終了したら該ケーシングパイプを地盤内
に残して掘削機を取り出し、該ケーシングパイプの内側
に杭を挿入したのち、溶接部分を切断しながらケーシン
グパイプを地盤から引き抜く。引き抜かれたケーシング
パイプは次の杭の建込みの際に再び使用される。
【0003】ケーシングパイプを用いて杭基礎の施工を
行うのは、一般に大規模な構造物を構築する場合であ
り、ケーシングパイプを構成する鋼管には大口径(25
0mm〜1000mm)のものが用いられる。
行うのは、一般に大規模な構造物を構築する場合であ
り、ケーシングパイプを構成する鋼管には大口径(25
0mm〜1000mm)のものが用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に杭基礎の施工に際して地盤にケーシングパイプを打設
する際、ケーシングパイプどうしの連結は溶接により行
っているが、打設作業時におけるケーシングパイプどう
しの溶接、引き抜き作業時における溶接部分の切断に手
間がかかるといった問題があった。
に杭基礎の施工に際して地盤にケーシングパイプを打設
する際、ケーシングパイプどうしの連結は溶接により行
っているが、打設作業時におけるケーシングパイプどう
しの溶接、引き抜き作業時における溶接部分の切断に手
間がかかるといった問題があった。
【0005】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであり、ケーシングパイプの打設および引き抜き作業
における作業性を向上するとともに作業コストを抑え、
杭基礎の工期の短縮、施工コストの削減を実現すること
を目的とする。
のであり、ケーシングパイプの打設および引き抜き作業
における作業性を向上するとともに作業コストを抑え、
杭基礎の工期の短縮、施工コストの削減を実現すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のケーシ
ングパイプは、杭基礎の施工に際して複数連結されて地
盤に打設されるものであって、一方のケーシングパイプ
の端部における外側周面に設けられた雄ネジ部と、前記
一方のケーシングパイプに連結される他方のケーシング
パイプの端部における内側周面に設けられ、前記雄ネジ
部と螺合する雌ネジ部とからなるネジ継手を備えること
を特徴とする。
ングパイプは、杭基礎の施工に際して複数連結されて地
盤に打設されるものであって、一方のケーシングパイプ
の端部における外側周面に設けられた雄ネジ部と、前記
一方のケーシングパイプに連結される他方のケーシング
パイプの端部における内側周面に設けられ、前記雄ネジ
部と螺合する雌ネジ部とからなるネジ継手を備えること
を特徴とする。
【0007】請求項1に記載のケーシングパイプにおい
ては、一方のケーシングパイプに設けられた雄ネジ部と
他方のケーシングパイプに設けられた雌ネジ部とを螺合
させることによってケーシングパイプどうしが連結され
る。
ては、一方のケーシングパイプに設けられた雄ネジ部と
他方のケーシングパイプに設けられた雌ネジ部とを螺合
させることによってケーシングパイプどうしが連結され
る。
【0008】請求項2に記載のケーシングパイプは、前
記雄ネジ部と雌ネジ部とからなるネジ継手が連結された
とき、軸線方向に沿う内側周面が面一とされて内径が均
一な空間が形成されることを特徴とする。
記雄ネジ部と雌ネジ部とからなるネジ継手が連結された
とき、軸線方向に沿う内側周面が面一とされて内径が均
一な空間が形成されることを特徴とする。
【0009】請求項2に記載のケーシングパイプにおい
ては、連結状態においてその軸線方向に沿う内側周面が
面一に形成されるので、ケーシングパイプの内部への掘
削機の挿入、取り出しや本杭の挿入が円滑に行なわれ
る。
ては、連結状態においてその軸線方向に沿う内側周面が
面一に形成されるので、ケーシングパイプの内部への掘
削機の挿入、取り出しや本杭の挿入が円滑に行なわれ
る。
【0010】請求項3に記載のケーシングパイプは、雄
ネジ部および雌ネジ部に与えられるリード角が25°〜
40°の間に設定されていることを特徴とする。
ネジ部および雌ネジ部に与えられるリード角が25°〜
40°の間に設定されていることを特徴とする。
【0011】請求項3に記載のケーシングパイプにおい
ては、打設作業におけるケーシングパイプどうしの結合
強度を必要十分に保ちながらも、引き抜き作業時におけ
るケーシングパイプの連結の解除が簡単になる。
ては、打設作業におけるケーシングパイプどうしの結合
強度を必要十分に保ちながらも、引き抜き作業時におけ
るケーシングパイプの連結の解除が簡単になる。
【0012】請求項4に記載のケーシングパイプを用い
た杭基礎の施工方法は、前記ケーシングパイプの中に掘
削機を通した状態としたうえで地盤の掘削を行ない、該
掘削機の潜行に伴って複数のケーシングパイプを前記ネ
ジ継手によって連結しながら地盤に打設し、ケーシング
パイプの打設が終了したら該ケーシングパイプを地盤内
に残して掘削機を前記空間を通して取り出し、該空間に
杭を挿入したのち、前記ネジ継手による連結を解除しな
がらケーシングパイプを地盤から引き抜くことを特徴と
する。
た杭基礎の施工方法は、前記ケーシングパイプの中に掘
削機を通した状態としたうえで地盤の掘削を行ない、該
掘削機の潜行に伴って複数のケーシングパイプを前記ネ
ジ継手によって連結しながら地盤に打設し、ケーシング
パイプの打設が終了したら該ケーシングパイプを地盤内
に残して掘削機を前記空間を通して取り出し、該空間に
杭を挿入したのち、前記ネジ継手による連結を解除しな
がらケーシングパイプを地盤から引き抜くことを特徴と
する。
【0013】請求項4に記載のケーシングパイプを用い
た杭基礎の施工方法においては、ケーシングパイプどう
しの連結および連結の解除をネジ継手によって行なうの
で、ケーシングパイプの打設および引き抜き作業におけ
る作業性が向上し、さらに、面一に形成されたケーシン
グパイプの内側周面に沿って掘削機の挿入、取り出しお
よび本坑の挿入を行なうので、掘削機の挿入、取り出し
作業、本杭の挿入作業における作業性が向上する。ま
た、ケーシングパイプの再使用にも容易に対応可能であ
る。
た杭基礎の施工方法においては、ケーシングパイプどう
しの連結および連結の解除をネジ継手によって行なうの
で、ケーシングパイプの打設および引き抜き作業におけ
る作業性が向上し、さらに、面一に形成されたケーシン
グパイプの内側周面に沿って掘削機の挿入、取り出しお
よび本坑の挿入を行なうので、掘削機の挿入、取り出し
作業、本杭の挿入作業における作業性が向上する。ま
た、ケーシングパイプの再使用にも容易に対応可能であ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明に係るケーシングパイプお
よびこのケーシングパイプを用いた杭基礎の施工方法の
実施の形態について、図1ないし図2を参照して詳細に
説明する。
よびこのケーシングパイプを用いた杭基礎の施工方法の
実施の形態について、図1ないし図2を参照して詳細に
説明する。
【0015】大口径(250mm〜1000mm程度)
のケーシングパイプ1、2は、図1に示すように、その
連結手段として相対するそれぞれの端部に設けられた雄
ジョイント部材10と雌ジョイント部材20とからなる
ネジ継手Aによって連結されている。
のケーシングパイプ1、2は、図1に示すように、その
連結手段として相対するそれぞれの端部に設けられた雄
ジョイント部材10と雌ジョイント部材20とからなる
ネジ継手Aによって連結されている。
【0016】下に位置するケーシングパイプ1の本体部
を構成する鋼管1aの上端には、この鋼管1aと軸線を
一致させて環状の雄ジョイント部材10が固定されてい
る。雄ジョイント部材10の接合端の内径と鋼管1aの
内径とは等しく、これらの固定部分は溶接により強固に
接合されている。
を構成する鋼管1aの上端には、この鋼管1aと軸線を
一致させて環状の雄ジョイント部材10が固定されてい
る。雄ジョイント部材10の接合端の内径と鋼管1aの
内径とは等しく、これらの固定部分は溶接により強固に
接合されている。
【0017】鋼管1aとの固定部分に近い雄ジョイント
部材10の外側周面11には、雄ジョイント部材10の
外径が下部から上部に向けて漸次大きくなるようにテー
パー部12が設けられ、このテーパー部12の上に位置
する部分には雄ジョイント部材10の外径が小さくなる
ように周方向に段部13が設けられ、この段部13から
上に位置する部分には上方に向けて延在する管状壁部1
4が設けられ、この管状壁部14には周方向に沿って雄
ネジ部15が設けられている。
部材10の外側周面11には、雄ジョイント部材10の
外径が下部から上部に向けて漸次大きくなるようにテー
パー部12が設けられ、このテーパー部12の上に位置
する部分には雄ジョイント部材10の外径が小さくなる
ように周方向に段部13が設けられ、この段部13から
上に位置する部分には上方に向けて延在する管状壁部1
4が設けられ、この管状壁部14には周方向に沿って雄
ネジ部15が設けられている。
【0018】上に位置するケーシングパイプ2の本体部
を構成する鋼管2aの下端には、この鋼管2aと軸線を
一致させて環状の雌ジョイント部材20が固定されてい
る。雌ジョイント部材20の接合端の内径と鋼管2aの
内径とは等しく、これらの固定部分は溶接により強固に
接合されている。
を構成する鋼管2aの下端には、この鋼管2aと軸線を
一致させて環状の雌ジョイント部材20が固定されてい
る。雌ジョイント部材20の接合端の内径と鋼管2aの
内径とは等しく、これらの固定部分は溶接により強固に
接合されている。
【0019】鋼管2aとの固定部分に近い雌ジョイント
部材20の外側周面21には、雌ジョイント部材20の
外径が上部から下部に向けて漸次大きくなるようにテー
パー部22が設けられ、このテーパー部22の下に位置
する部分は下方に向けて延在する管状壁部23とされ、
この管状壁部23の拡径された内側周面24には雄ネジ
部15と螺合する雌ネジ部25が設けられている。
部材20の外側周面21には、雌ジョイント部材20の
外径が上部から下部に向けて漸次大きくなるようにテー
パー部22が設けられ、このテーパー部22の下に位置
する部分は下方に向けて延在する管状壁部23とされ、
この管状壁部23の拡径された内側周面24には雄ネジ
部15と螺合する雌ネジ部25が設けられている。
【0020】雄ネジ部15および雌ネジ部25の形状
は、図2に示すように、ネジ山の高さ(溝の深さ)hに
対して、ケーシングパイプ1、2の軸線方向におけるネ
ジ山(溝)の幅wが広く設定されており、ネジ山(溝)
の傾斜部分を形成するネジ山角度、すなわち雄ネジ部お
よび雌ネジ部のリード角θは25°から40°の範囲に
設定されている。
は、図2に示すように、ネジ山の高さ(溝の深さ)hに
対して、ケーシングパイプ1、2の軸線方向におけるネ
ジ山(溝)の幅wが広く設定されており、ネジ山(溝)
の傾斜部分を形成するネジ山角度、すなわち雄ネジ部お
よび雌ネジ部のリード角θは25°から40°の範囲に
設定されている。
【0021】ケーシングパイプ1、2はこれら雄ネジ部
15と雌ネジ部25とを螺合させることによって連結さ
れており、この連結部分においては雄ジョイント部材1
0側の段部13と雌ジョイント部材20側の環状壁部2
3の下端縁とが一致し、鋼管1aと鋼管2aとの間に雄
ジョイント部材10と雌ジョイント部材20とで膨出部
分が形成された状態となる。また、雄ジョイント部材1
0および雌ジョイント部材20の内径は鋼管1a、2a
の内径と等しく、軸線方向に沿う内側周面が面一に形成
されるので、結果として連結状態のケーシングパイプ
1、2には内径が均一な内部空間(空間)Sが形成され
る。
15と雌ネジ部25とを螺合させることによって連結さ
れており、この連結部分においては雄ジョイント部材1
0側の段部13と雌ジョイント部材20側の環状壁部2
3の下端縁とが一致し、鋼管1aと鋼管2aとの間に雄
ジョイント部材10と雌ジョイント部材20とで膨出部
分が形成された状態となる。また、雄ジョイント部材1
0および雌ジョイント部材20の内径は鋼管1a、2a
の内径と等しく、軸線方向に沿う内側周面が面一に形成
されるので、結果として連結状態のケーシングパイプ
1、2には内径が均一な内部空間(空間)Sが形成され
る。
【0022】上記のように構成されたネジ継手Aを備え
るケーシングパイプを使用して杭基礎を施工する場合に
は、以下の手順により作業が進められる。
るケーシングパイプを使用して杭基礎を施工する場合に
は、以下の手順により作業が進められる。
【0023】まず、拡径ビット(地盤掘削機)にケーシ
ングパイプ1を挿通した状態で掘削を開始する。拡径ビ
ットはケーシングパイプ1の外径よりも径の大きい孔を
設けるので、拡径ビットの潜行に伴ってケーシングパイ
プ1を徐々に地盤に打設する。
ングパイプ1を挿通した状態で掘削を開始する。拡径ビ
ットはケーシングパイプ1の外径よりも径の大きい孔を
設けるので、拡径ビットの潜行に伴ってケーシングパイ
プ1を徐々に地盤に打設する。
【0024】ケーシングパイプ1が地盤内にほぼ完全に
打設されたら、一旦掘削を中断し、拡径ビットのロッド
を延長するとともにケーシングパイプ1にケーシングパ
イプ2をネジ継手Aによって連結して再び掘削を開始す
る。以上の要領を繰り返し、複数のケーシングパイプを
連結して延長しながら必要な長さだけ地盤内に打設して
いく。
打設されたら、一旦掘削を中断し、拡径ビットのロッド
を延長するとともにケーシングパイプ1にケーシングパ
イプ2をネジ継手Aによって連結して再び掘削を開始す
る。以上の要領を繰り返し、複数のケーシングパイプを
連結して延長しながら必要な長さだけ地盤内に打設して
いく。
【0025】ケーシングパイプの打設が終了したらケー
シングパイプを地盤内に残して拡径ビットのみを取り出
し、かわってケーシングパイプの内部空間Sに本杭を挿
入する。
シングパイプを地盤内に残して拡径ビットのみを取り出
し、かわってケーシングパイプの内部空間Sに本杭を挿
入する。
【0026】本杭の挿入が終了したら、ケーシングパイ
プのみを引き抜いていく。引き抜く過程において、ネジ
継手Aの連結部分が地盤から露出したら、その部分から
連結を解除して上に位置するケーシングパイプを取り外
す。
プのみを引き抜いていく。引き抜く過程において、ネジ
継手Aの連結部分が地盤から露出したら、その部分から
連結を解除して上に位置するケーシングパイプを取り外
す。
【0027】地盤からケーシングパイプがすべて引き抜
かると、地盤内には本杭のみが残って杭基礎の打設が完
了する。引き抜かれたケーシングパイプは次の杭の建込
みの際に再び使用される。
かると、地盤内には本杭のみが残って杭基礎の打設が完
了する。引き抜かれたケーシングパイプは次の杭の建込
みの際に再び使用される。
【0028】ネジ継手Aを備えるケーシングパイプを使
用して杭基礎を施工すれば、以下のような効果が得られ
る。
用して杭基礎を施工すれば、以下のような効果が得られ
る。
【0029】ケーシングパイプの打設作業時においてケ
ーシングパイプどうしを連結する際、ネジ継手Aを螺合
させることにより連結が行われ、従来のような溶接作業
が廃されるので、打設作業の作業性が向上し、しかも溶
接に要するコストを削減することができる。
ーシングパイプどうしを連結する際、ネジ継手Aを螺合
させることにより連結が行われ、従来のような溶接作業
が廃されるので、打設作業の作業性が向上し、しかも溶
接に要するコストを削減することができる。
【0030】打設されたケーシングパイプの引き抜き作
業時においてケーシングパイプの連結を解除する際に
は、ネジ継手Aの螺合を解除することにより連結部分が
分離され、従来のような溶接部分の切断作業が廃される
ので、引き抜き作業の作業性が向上し、しかも溶接部分
の切断に要するコストを削減することができる。
業時においてケーシングパイプの連結を解除する際に
は、ネジ継手Aの螺合を解除することにより連結部分が
分離され、従来のような溶接部分の切断作業が廃される
ので、引き抜き作業の作業性が向上し、しかも溶接部分
の切断に要するコストを削減することができる。
【0031】引き抜かれたケーシングパイプは次の杭の
建込みの際に再び使用されるので、その都度ケーシング
パイプの打設および引き抜き作業の作業性が向上すると
ともに作業コストが削減され、これにより杭基礎の工期
の短縮、施工コストの削減を実現することができる。
建込みの際に再び使用されるので、その都度ケーシング
パイプの打設および引き抜き作業の作業性が向上すると
ともに作業コストが削減され、これにより杭基礎の工期
の短縮、施工コストの削減を実現することができる。
【0032】また、ネジ継手Aを採用したことにより、
従来のように溶接による連結、およびその溶接部分の切
断を行う場合に比べて連結部分の形状がくずれにくく、
連結部分の寿命が従来に比べて格段に長くなる。
従来のように溶接による連結、およびその溶接部分の切
断を行う場合に比べて連結部分の形状がくずれにくく、
連結部分の寿命が従来に比べて格段に長くなる。
【0033】ネジ継手Aにおける雄ネジ部15および雌
ネジ部25の形状としては、リード角が40°よりも大
きく設定されている場合には、ネジが立って外れ易くな
る反面、締めつけ強度が弱くなり、リード角が25°よ
りも小さく設定されている場合には、締めつけ強度は強
くなるが、ネジが締り過ぎて外れにくくなる。しかしな
がら、本実施形態においてはリード角が25°から40
°の範囲に設定されているので、打設作業におけるケー
シングパイプどうしの結合強度を必要十分に保ちながら
も、引き抜き作業時におけるケーシングパイプの連結の
解除を簡単に行うことが可能となる。
ネジ部25の形状としては、リード角が40°よりも大
きく設定されている場合には、ネジが立って外れ易くな
る反面、締めつけ強度が弱くなり、リード角が25°よ
りも小さく設定されている場合には、締めつけ強度は強
くなるが、ネジが締り過ぎて外れにくくなる。しかしな
がら、本実施形態においてはリード角が25°から40
°の範囲に設定されているので、打設作業におけるケー
シングパイプどうしの結合強度を必要十分に保ちながら
も、引き抜き作業時におけるケーシングパイプの連結の
解除を簡単に行うことが可能となる。
【0034】連結状態のケーシングパイプは、内径が均
一な内部空間Sが形成された状態となるので、拡径ビッ
トの取り出し、および本杭の挿入を円滑に行なうことが
できる。
一な内部空間Sが形成された状態となるので、拡径ビッ
トの取り出し、および本杭の挿入を円滑に行なうことが
できる。
【0035】さらに、ケーシングパイプ1(2)の本体
部を構成する鋼管1a(2a)には、肉厚の薄い既存の
使用することができるので、ケーシングパイプ1本あた
りの製造コストを低く抑えることができる。
部を構成する鋼管1a(2a)には、肉厚の薄い既存の
使用することができるので、ケーシングパイプ1本あた
りの製造コストを低く抑えることができる。
【0036】なお、本実施形態においては雄ネジ部を上
に向け、雌ネジ部を下に向けて構成、作用を説明した
が、これらネジ部を向きを逆にして施工を行うことにも
何等問題はない。また、ケーシングパイプに固定された
雄(雌)ジョイント部材に雄(雌)ネジ部を設けたが、
ケーシングパイプ自体にネジ部を設けた構成としてもよ
い。
に向け、雌ネジ部を下に向けて構成、作用を説明した
が、これらネジ部を向きを逆にして施工を行うことにも
何等問題はない。また、ケーシングパイプに固定された
雄(雌)ジョイント部材に雄(雌)ネジ部を設けたが、
ケーシングパイプ自体にネジ部を設けた構成としてもよ
い。
【0037】
【発明の効果】請求項1に記載のケーシングパイプによ
れば、ケーシングパイプどうしの連結および連結の解除
が簡単かつ低コストで実施できるので、ケーシングパイ
プの打設および引き抜き作業における作業性を向上させ
るとともに作業コストを削減することができる。
れば、ケーシングパイプどうしの連結および連結の解除
が簡単かつ低コストで実施できるので、ケーシングパイ
プの打設および引き抜き作業における作業性を向上させ
るとともに作業コストを削減することができる。
【0038】請求項2に記載のケーシングパイプによれ
ば、連結状態においてその軸線方向に沿う内側周面が面
一に形成されるので、ケーシングパイプの内部への掘削
機の挿入、取り出しや本杭の挿入作業における作業性を
向上させることができる。
ば、連結状態においてその軸線方向に沿う内側周面が面
一に形成されるので、ケーシングパイプの内部への掘削
機の挿入、取り出しや本杭の挿入作業における作業性を
向上させることができる。
【0039】請求項3に記載のケーシングパイプによれ
ば、雄ネジ部および雌ネジ部のリード角が25°から4
0°の範囲に設定されているので、打設作業におけるケ
ーシングパイプどうしの結合強度を必要十分に保ちなが
らも、引き抜き作業時におけるケーシングパイプの連結
の解除を簡単に行うことが可能となる。
ば、雄ネジ部および雌ネジ部のリード角が25°から4
0°の範囲に設定されているので、打設作業におけるケ
ーシングパイプどうしの結合強度を必要十分に保ちなが
らも、引き抜き作業時におけるケーシングパイプの連結
の解除を簡単に行うことが可能となる。
【0040】請求項4に記載のケーシングパイプを用い
た杭基礎の施工方法によれば、ケーシングパイプの打設
および引き抜き作業、掘削機の挿入、取り出し作業、本
杭の挿入作業における作業性を向上させることができ、
しかもケーシングパイプの再使用にも容易に対応可能な
ので、結果として杭基礎の工期の短縮、施工コストの削
減を実現することができる。
た杭基礎の施工方法によれば、ケーシングパイプの打設
および引き抜き作業、掘削機の挿入、取り出し作業、本
杭の挿入作業における作業性を向上させることができ、
しかもケーシングパイプの再使用にも容易に対応可能な
ので、結果として杭基礎の工期の短縮、施工コストの削
減を実現することができる。
【図1】 本発明に係るケーシングパイプの実施の形態
を示す側方断面図である。
を示す側方断面図である。
【図2】 本発明に係るケーシングパイプのネジ継手に
おけるネジ部の形状を示す拡大図である。
おけるネジ部の形状を示す拡大図である。
A ネジ継手 S 内部空間 θ リード角 1、2 ケーシングパイプ 10 雄ジョイント部材 11 外側周面 15 雄ネジ部 20 雌ジョイント部材 24 内側周面 25 雌ネジ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐分利 明弘 岐阜県安八郡神戸町大字横井字中新田1528 番地 三菱マテリアル株式会社岐阜製作所 内 (72)発明者 藤墳 和夫 岐阜県安八郡神戸町大字横井字中新田1528 番地 三菱マテリアル株式会社岐阜製作所 内
Claims (4)
- 【請求項1】 杭基礎の施工に際して複数連結されて地
盤に打設されるケーシングパイプにおいて、 一方のケーシングパイプの端部における外側周面に設け
られた雄ネジ部と、 前記一方のケーシングパイプに連結される他方のケーシ
ングパイプの端部における内側周面に設けられ、前記雄
ネジ部と螺合する雌ネジ部とからなるネジ継手を備える
ことを特徴とするケーシングパイプ。 - 【請求項2】 前記雄ネジ部と雌ネジ部とからなるネジ
継手が連結されたとき、軸線方向に沿う内側周面が面一
とされて内径が均一な空間が形成されることを特徴とす
る請求項1に記載のケーシングパイプ。 - 【請求項3】 前記雄ネジ部および雌ネジ部に与えられ
るリード角が25°〜40°の間に設定されていること
を特徴とする請求項2に記載のケーシングパイプ。 - 【請求項4】 前記ケーシングパイプの中に掘削機を通
した状態としたうえで地盤の掘削を行ない、 該掘削機の潜行に伴って複数のケーシングパイプを前記
ネジ継手によって連結しながら地盤に打設し、 ケーシングパイプの打設が終了したら該ケーシングパイ
プを地盤内に残して掘削機を前記空間を通して取り出
し、 該空間に杭を挿入したのち、前記ネジ継手による連結を
解除しながらケーシングパイプを地盤から引き抜くこと
を特徴とする請求項1、2、3のいずれかに記載のケー
シングパイプを用いた杭基礎の施工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30958695A JPH09143996A (ja) | 1995-11-28 | 1995-11-28 | ケーシングパイプおよびこのケーシングパイプを用いた杭基礎の施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30958695A JPH09143996A (ja) | 1995-11-28 | 1995-11-28 | ケーシングパイプおよびこのケーシングパイプを用いた杭基礎の施工方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09143996A true JPH09143996A (ja) | 1997-06-03 |
Family
ID=17994824
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30958695A Pending JPH09143996A (ja) | 1995-11-28 | 1995-11-28 | ケーシングパイプおよびこのケーシングパイプを用いた杭基礎の施工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09143996A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009261523A (ja) * | 2008-04-23 | 2009-11-12 | Olympus Corp | 内視鏡 |
| CN102704472A (zh) * | 2012-05-17 | 2012-10-03 | 中国水电建设集团十五工程局有限公司 | 海湾深水区海床无覆盖层大直径钢护筒的植入方法 |
| CN102966102A (zh) * | 2012-12-13 | 2013-03-13 | 中铁上海工程局有限公司 | 一种在深水急流无覆盖层陡峭裸岩上的钢护筒固定结构 |
| JP2021042551A (ja) * | 2019-09-10 | 2021-03-18 | 株式会社E・C・S | 場所打ち杭工法において用いられる遮断材、これを備えた芯材、及び場所打ち杭の施工方法 |
-
1995
- 1995-11-28 JP JP30958695A patent/JPH09143996A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009261523A (ja) * | 2008-04-23 | 2009-11-12 | Olympus Corp | 内視鏡 |
| CN102704472A (zh) * | 2012-05-17 | 2012-10-03 | 中国水电建设集团十五工程局有限公司 | 海湾深水区海床无覆盖层大直径钢护筒的植入方法 |
| CN102966102A (zh) * | 2012-12-13 | 2013-03-13 | 中铁上海工程局有限公司 | 一种在深水急流无覆盖层陡峭裸岩上的钢护筒固定结构 |
| JP2021042551A (ja) * | 2019-09-10 | 2021-03-18 | 株式会社E・C・S | 場所打ち杭工法において用いられる遮断材、これを備えた芯材、及び場所打ち杭の施工方法 |
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