JPH09144199A - 無機質塗装体の製造方法 - Google Patents
無機質塗装体の製造方法Info
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- JPH09144199A JPH09144199A JP31133995A JP31133995A JPH09144199A JP H09144199 A JPH09144199 A JP H09144199A JP 31133995 A JP31133995 A JP 31133995A JP 31133995 A JP31133995 A JP 31133995A JP H09144199 A JPH09144199 A JP H09144199A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 塗膜密着性、意匠性に優れたものが得られる
無機質系塗装体の製造方法を提供する。 【解決手段】 SiO2 −Al2 O3 系反応性無機質粉
体(A) 100重量部と、アルカリ金属珪酸塩(B) 0.2
〜450重量部と、水(C) 35〜1500重量部と、発
泡剤(D) 0.01〜10重量部とを含む組成物を用い
て、注型成形法等により無機質発泡硬化体を成形し、そ
の発泡硬化体の表面に合成樹脂系塗料の塗膜を形成す
る。
無機質系塗装体の製造方法を提供する。 【解決手段】 SiO2 −Al2 O3 系反応性無機質粉
体(A) 100重量部と、アルカリ金属珪酸塩(B) 0.2
〜450重量部と、水(C) 35〜1500重量部と、発
泡剤(D) 0.01〜10重量部とを含む組成物を用い
て、注型成形法等により無機質発泡硬化体を成形し、そ
の発泡硬化体の表面に合成樹脂系塗料の塗膜を形成す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築材料などに用
いられる無機質塗装体の製造方法に関する。
いられる無機質塗装体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】建築材料としての無機質系硬化体の成形
に関しては、従来より種々の研究がなされている。例え
ば、特公平4−45471号公報には、無定形の二酸化
珪素と酸化アルミニウムを含有する酸化物混合物と、ア
ルカリ金属珪酸塩との混合物を型内に流し込んで硬化さ
せることにより無機質硬化体を成形する技術が開示され
ている。
に関しては、従来より種々の研究がなされている。例え
ば、特公平4−45471号公報には、無定形の二酸化
珪素と酸化アルミニウムを含有する酸化物混合物と、ア
ルカリ金属珪酸塩との混合物を型内に流し込んで硬化さ
せることにより無機質硬化体を成形する技術が開示され
ている。
【0003】しかしながら、このような方法により得ら
れた無機質硬化体は、材料に着色剤が添加されていなけ
れば、材料の色そのものが製品の色となり、見栄えが悪
くて意匠性に乏しいという問題があった。又、材料中に
顔料等の着色剤を添加することもできるが、元来組成物
自体が着色しているので、所望する色彩のものを得るの
が困難であるという制約があった。
れた無機質硬化体は、材料に着色剤が添加されていなけ
れば、材料の色そのものが製品の色となり、見栄えが悪
くて意匠性に乏しいという問題があった。又、材料中に
顔料等の着色剤を添加することもできるが、元来組成物
自体が着色しているので、所望する色彩のものを得るの
が困難であるという制約があった。
【0004】そこで、硬化体の表面に塗装を施せば、組
成物中に着色剤を混入する方法よりも鮮やかな色彩が得
られ、加飾性に富んだ着色が可能となって問題は解決す
るのであるが、上記公報記載の混合物を用いて得られた
硬化体は、表面が非常に緻密であり微視的に見て凹凸が
なく、又アルカリ性が強いこともあって塗膜の密着性が
悪いという問題があった。
成物中に着色剤を混入する方法よりも鮮やかな色彩が得
られ、加飾性に富んだ着色が可能となって問題は解決す
るのであるが、上記公報記載の混合物を用いて得られた
硬化体は、表面が非常に緻密であり微視的に見て凹凸が
なく、又アルカリ性が強いこともあって塗膜の密着性が
悪いという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の問題点を解消し、塗膜密着性、意匠性に優れたもの
が得られる無機質塗装体の製造方法を提供することを課
題とする。
術の問題点を解消し、塗膜密着性、意匠性に優れたもの
が得られる無機質塗装体の製造方法を提供することを課
題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の無
機質塗装体の製造方法は、「SiO2 −Al2 O3 系反
応性無機質粉体(A)100重量部と、アルカリ金属珪
酸塩(B)0.2〜450重量部と、水(C)35〜1
500重量部を含有する組成物を用いて無機質硬化体を
成形し、得られた硬化体の表面を酸性水溶液で処理した
後、該処理面上に合成樹脂塗料を塗布して塗膜を形成す
る」ことを特徴とするものであり、このことにより上記
課題が解決される。
機質塗装体の製造方法は、「SiO2 −Al2 O3 系反
応性無機質粉体(A)100重量部と、アルカリ金属珪
酸塩(B)0.2〜450重量部と、水(C)35〜1
500重量部を含有する組成物を用いて無機質硬化体を
成形し、得られた硬化体の表面を酸性水溶液で処理した
後、該処理面上に合成樹脂塗料を塗布して塗膜を形成す
る」ことを特徴とするものであり、このことにより上記
課題が解決される。
【0007】又、請求項2記載の発明の無機質塗装体の
製造方法は、「SiO2 −Al2 O 3 系反応性無機質粉
体(A)100重量部、アルカリ金属珪酸塩(B)0.
2〜450重量部、水(C)35〜1500重量部及び
発泡剤(D)0.01〜10重量部を含有する組成物を
用いて無機質発泡硬化体を成形し、得られた無機質発泡
硬化体の表面に塗料を塗布して塗膜を形成する」ことを
特徴とするものであり、このことによっても上記課題が
解決される。
製造方法は、「SiO2 −Al2 O 3 系反応性無機質粉
体(A)100重量部、アルカリ金属珪酸塩(B)0.
2〜450重量部、水(C)35〜1500重量部及び
発泡剤(D)0.01〜10重量部を含有する組成物を
用いて無機質発泡硬化体を成形し、得られた無機質発泡
硬化体の表面に塗料を塗布して塗膜を形成する」ことを
特徴とするものであり、このことによっても上記課題が
解決される。
【0008】本発明に使用するSiO2 −Al2 O3 系
反応性無機質粉体(A)としては、SiO2 が5〜85
重量%、Al2 O3 が90〜10重量%の割合からなる
ものが好適に使用される。このような粉体としては、フ
ライアッシュ、メタカオリン、カオリン、ムライト、コ
ランダム、アルミナ系研磨材を製造する際に得られるダ
スト、粉砕焼成ボーキサイト等が挙げられるが、組成と
粒度とが適当であればこれらに限定されるものではな
い。又、これらの粉体をそのまま用いてもよいが、でき
れば溶射処理、粉砕・分級処理を施すか機械的エネルギ
ーを作用させて活性化させたものを使用してもよい。
反応性無機質粉体(A)としては、SiO2 が5〜85
重量%、Al2 O3 が90〜10重量%の割合からなる
ものが好適に使用される。このような粉体としては、フ
ライアッシュ、メタカオリン、カオリン、ムライト、コ
ランダム、アルミナ系研磨材を製造する際に得られるダ
スト、粉砕焼成ボーキサイト等が挙げられるが、組成と
粒度とが適当であればこれらに限定されるものではな
い。又、これらの粉体をそのまま用いてもよいが、でき
れば溶射処理、粉砕・分級処理を施すか機械的エネルギ
ーを作用させて活性化させたものを使用してもよい。
【0009】上記溶射処理の方法としては、セラミック
コーティングに採用される種々の溶射技術が使用可能で
ある。この溶射技術は、好ましくは2,000〜16,
000℃の温度で材料粉末を溶融し、30〜800m/
秒の速度で噴霧させるものであり、具体例としては、プ
ラズマ溶射法、高エネルギーガス溶射法、アーク溶射法
等が挙げられる。処理後に得られる粉体の比表面積とし
ては、0.1〜100m2 /gのものが好ましい。
コーティングに採用される種々の溶射技術が使用可能で
ある。この溶射技術は、好ましくは2,000〜16,
000℃の温度で材料粉末を溶融し、30〜800m/
秒の速度で噴霧させるものであり、具体例としては、プ
ラズマ溶射法、高エネルギーガス溶射法、アーク溶射法
等が挙げられる。処理後に得られる粉体の比表面積とし
ては、0.1〜100m2 /gのものが好ましい。
【0010】又、上記粉砕・分級処理の方法としては、
従来公知の任意の方法でよく、篩い、比重、風力、湿式
沈降等による分級、ジェットミル、ロールミル、ボール
ミル等の粉砕機による粉砕が挙げられ、これらの手段は
併用してもよい。
従来公知の任意の方法でよく、篩い、比重、風力、湿式
沈降等による分級、ジェットミル、ロールミル、ボール
ミル等の粉砕機による粉砕が挙げられ、これらの手段は
併用してもよい。
【0011】上記機械的エネルギーを作用させる方法と
しては、ボール媒体ミル、媒体攪拌型ミル、ローラーミ
ル等の粉砕機が使用され、作用させる機械的エネルギー
としては、0.5〜30kwh/kgの範囲が好まし
い。機械的エネルギーがこれより小さいと粉体を活性化
し難く、逆に大きいと装置の負荷が大きくなる。
しては、ボール媒体ミル、媒体攪拌型ミル、ローラーミ
ル等の粉砕機が使用され、作用させる機械的エネルギー
としては、0.5〜30kwh/kgの範囲が好まし
い。機械的エネルギーがこれより小さいと粉体を活性化
し難く、逆に大きいと装置の負荷が大きくなる。
【0012】上記無機質粉体(A)がフライアッシュの
場合は、必要に応じて、焼成されたものを使用してもよ
い。焼成温度は400〜1,000℃の範囲内であるこ
とが好ましく、400℃に満たない場合はフライアッシ
ュの黒色が残り、1,000℃を超えると後述するアル
カリ金属珪酸塩(B)との反応性が低くなる。
場合は、必要に応じて、焼成されたものを使用してもよ
い。焼成温度は400〜1,000℃の範囲内であるこ
とが好ましく、400℃に満たない場合はフライアッシ
ュの黒色が残り、1,000℃を超えると後述するアル
カリ金属珪酸塩(B)との反応性が低くなる。
【0013】本発明に使用するアルカリ金属珪酸塩
(B)とは、一般式が、M2 O・nSiO2 (但し、M
は、Li、K、Naの群から選ばれる1種以上の金属)
で表される塩であって、通常は水溶液の形で使用する。
nの値が小さくなると、無機質硬化体の機械的強度が低
下し、更に発泡硬化体の場合は緻密な発泡体が得られな
い。又nの値が大きくなると、水と混合してアルカリ金
属珪酸塩水溶液とした場合の粘度が上昇し、成分(A)
との混合が困難になる傾向にある。従って、nは0.0
5〜8のものが好ましく、より好ましくは0.5〜2.
5である。
(B)とは、一般式が、M2 O・nSiO2 (但し、M
は、Li、K、Naの群から選ばれる1種以上の金属)
で表される塩であって、通常は水溶液の形で使用する。
nの値が小さくなると、無機質硬化体の機械的強度が低
下し、更に発泡硬化体の場合は緻密な発泡体が得られな
い。又nの値が大きくなると、水と混合してアルカリ金
属珪酸塩水溶液とした場合の粘度が上昇し、成分(A)
との混合が困難になる傾向にある。従って、nは0.0
5〜8のものが好ましく、より好ましくは0.5〜2.
5である。
【0014】上記アルカリ金属珪酸塩(B)は、上述の
通り水溶液で添加されるのが好ましく、水溶液濃度は特
に限定されないが、薄くなると前述の反応性無機質粉体
(A)との反応性が低下し、濃くなると固形分が生じや
すくなるので、10〜60重量%が好ましい。
通り水溶液で添加されるのが好ましく、水溶液濃度は特
に限定されないが、薄くなると前述の反応性無機質粉体
(A)との反応性が低下し、濃くなると固形分が生じや
すくなるので、10〜60重量%が好ましい。
【0015】上記アルカリ金属珪酸塩水溶液は、アルカ
リ金属珪酸塩(B)をそのまま加圧、加熱下で水に溶解
してもよいが、アルカリ金属水酸化物水溶液に珪砂、珪
石粉等のSiO2 成分を、nが上記所定範囲内の分量と
なるように加圧、加熱下で溶解してもよい。
リ金属珪酸塩(B)をそのまま加圧、加熱下で水に溶解
してもよいが、アルカリ金属水酸化物水溶液に珪砂、珪
石粉等のSiO2 成分を、nが上記所定範囲内の分量と
なるように加圧、加熱下で溶解してもよい。
【0016】上記アルカリ金属珪酸塩(B)は、単独で
使用してもよく、或いは複数種類のものを混合して使用
してもよい。組成物中の配合量は、少な過ぎると硬化が
充分になされず、多過ぎると得られる硬化体の耐水性が
低下するので、上記反応性無機質粉体(A)100重量
部に対して、0.2〜450重量部に限定され、好まし
くは10〜350重量部、より好ましくは20〜250
重量部である。
使用してもよく、或いは複数種類のものを混合して使用
してもよい。組成物中の配合量は、少な過ぎると硬化が
充分になされず、多過ぎると得られる硬化体の耐水性が
低下するので、上記反応性無機質粉体(A)100重量
部に対して、0.2〜450重量部に限定され、好まし
くは10〜350重量部、より好ましくは20〜250
重量部である。
【0017】本発明に使用する水(C)は、その全量も
しくはその一部が上記アルカリ金属珪酸塩水溶液として
添加されてもよいし、独立して添加されてもよい。水
(C)の量は、少なくなると充分に硬化せず混合も困難
となる。又、多くなると硬化体の機械的強度が低下する
傾向にあるので、上記反応性無機質粉体(A)100重
量部に対して、35〜1,500重量部に限定され、好
ましくは45〜1,000重量部、より好ましくは50
〜500重量部である。
しくはその一部が上記アルカリ金属珪酸塩水溶液として
添加されてもよいし、独立して添加されてもよい。水
(C)の量は、少なくなると充分に硬化せず混合も困難
となる。又、多くなると硬化体の機械的強度が低下する
傾向にあるので、上記反応性無機質粉体(A)100重
量部に対して、35〜1,500重量部に限定され、好
ましくは45〜1,000重量部、より好ましくは50
〜500重量部である。
【0018】請求項1記載の発明に使用される組成物に
は、必要に応じて、後述の発泡剤及び発泡助剤が添加さ
れてもよい。
は、必要に応じて、後述の発泡剤及び発泡助剤が添加さ
れてもよい。
【0019】本発明で使用する組成物には、必要に応じ
て無機質充填材を添加してもよい。無機質充填剤は、水
に溶解せず、組成物の硬化反応を阻害せず、アルカリ金
属珪酸塩(B)と反応しないものであれば、特に限定さ
れない。例えば、珪砂、川砂、ジルコンサンド、結晶質
アルミナ、岩石粉末、火山灰、シリカフラワー、シリカ
フューム、ベントナイト、高炉スラグ等の混合セメント
用混合材、セピオライト、ウォラストナイト、マイカ等
の天然鉱物、炭酸カルシウム、珪藻土等が挙げられ、こ
れらは単独で添加されてもよく、2種以上が併用されて
もよい。
て無機質充填材を添加してもよい。無機質充填剤は、水
に溶解せず、組成物の硬化反応を阻害せず、アルカリ金
属珪酸塩(B)と反応しないものであれば、特に限定さ
れない。例えば、珪砂、川砂、ジルコンサンド、結晶質
アルミナ、岩石粉末、火山灰、シリカフラワー、シリカ
フューム、ベントナイト、高炉スラグ等の混合セメント
用混合材、セピオライト、ウォラストナイト、マイカ等
の天然鉱物、炭酸カルシウム、珪藻土等が挙げられ、こ
れらは単独で添加されてもよく、2種以上が併用されて
もよい。
【0020】上記無機質充填剤の量は、多くなると得ら
れる硬化体の強度が低下するので、上記反応性無機質粉
体(A)100重量部に対して700重量部以下とする
のが好ましい。
れる硬化体の強度が低下するので、上記反応性無機質粉
体(A)100重量部に対して700重量部以下とする
のが好ましい。
【0021】又、本発明で使用する組成物には、必要に
応じて補強繊維を添加してもよい。補強繊維は、硬化体
に付与したい性能に応じ、任意のものが使用でき、例え
ば、ビニロン繊維、ポリアミド繊維、ポリエステル繊
維、ポリプロピレン繊維、カーボン繊維、アラミド繊
維、ガラス繊維、チタン酸カリウム繊維、鋼繊維等が挙
げられる。
応じて補強繊維を添加してもよい。補強繊維は、硬化体
に付与したい性能に応じ、任意のものが使用でき、例え
ば、ビニロン繊維、ポリアミド繊維、ポリエステル繊
維、ポリプロピレン繊維、カーボン繊維、アラミド繊
維、ガラス繊維、チタン酸カリウム繊維、鋼繊維等が挙
げられる。
【0022】上記補強繊維の繊維径は、細くなると混合
時に再凝集し、交絡によりファイバーボールが形成され
易くなり、最終的に得られる強度はそれ以上改善され
ず、太くなるか或いは短くなると引張強度等の補強効果
が小さく、又長くなると繊維の分散性及び配向性が低下
するので、繊維径は1〜500μm、繊維長は1〜15
mmが好ましい。補強繊維の添加量が多くなると、繊維
の分散性が低下するので、上記反応性無機質粉体(A)
100重量部に対して10重量部以下とするのが好まし
い。
時に再凝集し、交絡によりファイバーボールが形成され
易くなり、最終的に得られる強度はそれ以上改善され
ず、太くなるか或いは短くなると引張強度等の補強効果
が小さく、又長くなると繊維の分散性及び配向性が低下
するので、繊維径は1〜500μm、繊維長は1〜15
mmが好ましい。補強繊維の添加量が多くなると、繊維
の分散性が低下するので、上記反応性無機質粉体(A)
100重量部に対して10重量部以下とするのが好まし
い。
【0023】本発明で使用する組成物には、更に硬化体
もしくは発泡硬化体の軽量化を目的として、シリカバル
ーン、パーライト、フライアッシュバルーン、シラスバ
ルーン、発泡焼生粘土等の無機質天然発泡体、フェノー
ル樹脂、ウレタン樹脂、ポリエチレン等の合成樹脂の発
泡体、塩化ビニリデンバルーン等を添加してもよい。こ
れらは、単独で添加してもよいし、2種以上を併用して
もよい。
もしくは発泡硬化体の軽量化を目的として、シリカバル
ーン、パーライト、フライアッシュバルーン、シラスバ
ルーン、発泡焼生粘土等の無機質天然発泡体、フェノー
ル樹脂、ウレタン樹脂、ポリエチレン等の合成樹脂の発
泡体、塩化ビニリデンバルーン等を添加してもよい。こ
れらは、単独で添加してもよいし、2種以上を併用して
もよい。
【0024】本発明で使用する組成物には、更に必要に
応じてアルミナセメント、γ−アルミナ、溶射されたア
ルミナ、アルミン酸アルカリ金属塩及び水酸化アルミニ
ウムを加えることができる。
応じてアルミナセメント、γ−アルミナ、溶射されたア
ルミナ、アルミン酸アルカリ金属塩及び水酸化アルミニ
ウムを加えることができる。
【0025】請求項2記載の発明に使用される発泡剤
(D)としては、過酸化水素、過酸化ソーダ、過酸化カ
リ、過ほう酸ソーダ等の過酸化物;Mg、Ca、Cr、
Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、Al、Ga、S
n、Si、フェロシリコン等の金属粉末が用いられる。
これらは、多過ぎると発泡ガスが過剰となって破泡し、
少な過ぎると発泡倍率が小さ過ぎて発泡体の意味を失う
ので、上記反応性無機質粉体(A)100重量部に対し
て、0.01〜10重量部とするのが好ましい。
(D)としては、過酸化水素、過酸化ソーダ、過酸化カ
リ、過ほう酸ソーダ等の過酸化物;Mg、Ca、Cr、
Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、Al、Ga、S
n、Si、フェロシリコン等の金属粉末が用いられる。
これらは、多過ぎると発泡ガスが過剰となって破泡し、
少な過ぎると発泡倍率が小さ過ぎて発泡体の意味を失う
ので、上記反応性無機質粉体(A)100重量部に対し
て、0.01〜10重量部とするのが好ましい。
【0026】尚、過酸化水素を発泡剤として用いるとき
は、安全であり且つ安定した発泡が得られる点を考慮す
れば、水溶液として用いるのが好ましい。又、金属粉末
を用いる場合は、安定した発泡を得るためには、その粒
径が200μm以下のものを使用するのが好ましい。
は、安全であり且つ安定した発泡が得られる点を考慮す
れば、水溶液として用いるのが好ましい。又、金属粉末
を用いる場合は、安定した発泡を得るためには、その粒
径が200μm以下のものを使用するのが好ましい。
【0027】上述の発泡剤(D)を添加する場合は、必
要に応じて発泡助剤を使用してもよい。発泡助剤は、発
泡を均一に生じさせるものなら特に限定されず、例え
ば、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、パル
ミチン酸亜鉛等の脂肪族金属塩;シリカゲル、ゼオライ
ト、活性炭、アルミナ粉末等の多孔質粉体等が挙げられ
る。これらは単独で使用されてもよく、2種以上が併用
されてもよい。
要に応じて発泡助剤を使用してもよい。発泡助剤は、発
泡を均一に生じさせるものなら特に限定されず、例え
ば、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、パル
ミチン酸亜鉛等の脂肪族金属塩;シリカゲル、ゼオライ
ト、活性炭、アルミナ粉末等の多孔質粉体等が挙げられ
る。これらは単独で使用されてもよく、2種以上が併用
されてもよい。
【0028】上記発泡助剤の量は、多くなると組成物の
粘度が上昇して破泡し易くなるので、上記反応性無機質
粉体(A)100重量部に対して、10重量部以下とす
るのが好ましい。
粘度が上昇して破泡し易くなるので、上記反応性無機質
粉体(A)100重量部に対して、10重量部以下とす
るのが好ましい。
【0029】本発明に於いて、無機質硬化体として発泡
硬化体を製造する場合、該硬化体の表面に10〜100
0μm程度の微細な気泡が発生する。この気泡は、後述
する塗装により隠蔽されてしまうが、塗装の際に塗料が
この気泡に入り込んでアンカー効果を高める働きをす
る。従って、この気泡により塗膜密着性が向上する。
硬化体を製造する場合、該硬化体の表面に10〜100
0μm程度の微細な気泡が発生する。この気泡は、後述
する塗装により隠蔽されてしまうが、塗装の際に塗料が
この気泡に入り込んでアンカー効果を高める働きをす
る。従って、この気泡により塗膜密着性が向上する。
【0030】尚、この気泡は顕微鏡での観察によると、
球状で微細なものであり、一般に建材に使用されるセメ
ント系材料の発泡時に於ける気泡のように、連通性が大
きく不均一なものではない為に、アンカー効果が得られ
るものと考えられる。又、この微細な気泡を得る為に
は、発泡助剤の中でも脂肪族金属塩を選択使用すると、
10〜200μm程度の気泡が出来、より優れた効果を
発揮する。
球状で微細なものであり、一般に建材に使用されるセメ
ント系材料の発泡時に於ける気泡のように、連通性が大
きく不均一なものではない為に、アンカー効果が得られ
るものと考えられる。又、この微細な気泡を得る為に
は、発泡助剤の中でも脂肪族金属塩を選択使用すると、
10〜200μm程度の気泡が出来、より優れた効果を
発揮する。
【0031】このような発泡硬化体は、その比重が0.
5〜1.4の範囲内であることが好ましい。比重が0.
5に満たない場合は発泡硬化体の表面硬度が小さくな
り、塗膜密着性の試験を実施した場合、発泡硬化体自体
が破壊される。又、1.4を超える場合はアンカー効果
を高める気泡が少なくなり、所期の塗膜密着性が得られ
ない場合がある。
5〜1.4の範囲内であることが好ましい。比重が0.
5に満たない場合は発泡硬化体の表面硬度が小さくな
り、塗膜密着性の試験を実施した場合、発泡硬化体自体
が破壊される。又、1.4を超える場合はアンカー効果
を高める気泡が少なくなり、所期の塗膜密着性が得られ
ない場合がある。
【0032】本発明の製造方法に於いて、無機質硬化体
或いは無機質発泡硬化体を成形するには、先ず、上述の
アルカリ金属珪酸塩(B)を加圧、加熱下で少なくとも
一部の水(C)に溶解し、次いで反応性無機質粉体
(A)及び残部の水(C)や発泡剤、発泡助剤、補強繊
維、無機質充填材等を混合し、ペースト状とした後、注
型、押出成形、押圧成形等の従来公知の方法により所望
の形に賦形し、硬化させればよい。
或いは無機質発泡硬化体を成形するには、先ず、上述の
アルカリ金属珪酸塩(B)を加圧、加熱下で少なくとも
一部の水(C)に溶解し、次いで反応性無機質粉体
(A)及び残部の水(C)や発泡剤、発泡助剤、補強繊
維、無機質充填材等を混合し、ペースト状とした後、注
型、押出成形、押圧成形等の従来公知の方法により所望
の形に賦形し、硬化させればよい。
【0033】尚、アルカリ金属珪酸塩(B)の水溶液の
調製の際に、他の材料を同時に投入して混合してもよい
が、特に発泡剤は反応速度が速いので、発泡剤の投入は
ペーストを調製した後にするのが好ましい。又、賦形時
の硬化温度は、常温でもよいが、50〜110℃の温度
雰囲気下で30分間〜8時間かけて硬化させることによ
り硬化反応を促進させ、更には機械的物性を向上させる
ことができる。
調製の際に、他の材料を同時に投入して混合してもよい
が、特に発泡剤は反応速度が速いので、発泡剤の投入は
ペーストを調製した後にするのが好ましい。又、賦形時
の硬化温度は、常温でもよいが、50〜110℃の温度
雰囲気下で30分間〜8時間かけて硬化させることによ
り硬化反応を促進させ、更には機械的物性を向上させる
ことができる。
【0034】請求項1記載の発明で得られる無機質硬化
体(無発泡)の表面は、塗料を塗布する前に塗膜の密着
性を向上させるために酸性水溶液により処理される。上
記酸性水溶液としては、例えば、塩酸水溶液、硫酸水溶
液、硝酸水溶液、酢酸水溶液等が挙げられ、pHとして
は、所期の効果を得るためには5以下とするのが好まし
く、更に好ましくは4以下である。これらの酸性水溶液
で処理する方法としては、浸漬、吹き付け、ローラーや
刷毛による直接塗布等が挙げられる。
体(無発泡)の表面は、塗料を塗布する前に塗膜の密着
性を向上させるために酸性水溶液により処理される。上
記酸性水溶液としては、例えば、塩酸水溶液、硫酸水溶
液、硝酸水溶液、酢酸水溶液等が挙げられ、pHとして
は、所期の効果を得るためには5以下とするのが好まし
く、更に好ましくは4以下である。これらの酸性水溶液
で処理する方法としては、浸漬、吹き付け、ローラーや
刷毛による直接塗布等が挙げられる。
【0035】また、請求項2記載の発明で得られる無機
質発泡硬化体には、前処理を行わずに塗料を塗布しても
よく、さらに塗膜の密着性を向上させるために、必要に
応じて、酸性水溶液による処理が施されてもよい。
質発泡硬化体には、前処理を行わずに塗料を塗布しても
よく、さらに塗膜の密着性を向上させるために、必要に
応じて、酸性水溶液による処理が施されてもよい。
【0036】本発明の製造方法で用いられる塗料として
は、石油樹脂塗料、ポリエステル樹脂塗料、メラミン尿
素樹脂塗料、エポキシ樹脂塗料、ポリウレタン樹脂塗
料、フッ素樹脂塗料、珪素樹脂塗料、酢酸ビニル樹脂塗
料、塩化ビニル樹脂塗料、アクリルシリコン樹脂塗料、
アクリル樹脂塗料等の合成樹脂系塗料が好適に使用され
る。これらの塗料の形態は特に問わない。
は、石油樹脂塗料、ポリエステル樹脂塗料、メラミン尿
素樹脂塗料、エポキシ樹脂塗料、ポリウレタン樹脂塗
料、フッ素樹脂塗料、珪素樹脂塗料、酢酸ビニル樹脂塗
料、塩化ビニル樹脂塗料、アクリルシリコン樹脂塗料、
アクリル樹脂塗料等の合成樹脂系塗料が好適に使用され
る。これらの塗料の形態は特に問わない。
【0037】又、塗装する方法としては、エアーレスス
プレー、低圧エアスプレー、エアースプレー、ローラ
ー、刷毛塗り等従来公知の方法により塗装を行い、乾燥
・硬化温度としては、低過ぎると塗膜の良好な性能が得
られず、高過ぎるとクラックが発生するので、常温から
170℃の範囲内の温度条件下で行うのが好ましい。塗
膜の厚みとしては、薄過ぎると硬化体に対する塗膜の隠
蔽効果が得られず、厚過ぎるとクラックが生じ易くなる
ので、10〜200μmの範囲とするのが好ましい。
プレー、低圧エアスプレー、エアースプレー、ローラ
ー、刷毛塗り等従来公知の方法により塗装を行い、乾燥
・硬化温度としては、低過ぎると塗膜の良好な性能が得
られず、高過ぎるとクラックが発生するので、常温から
170℃の範囲内の温度条件下で行うのが好ましい。塗
膜の厚みとしては、薄過ぎると硬化体に対する塗膜の隠
蔽効果が得られず、厚過ぎるとクラックが生じ易くなる
ので、10〜200μmの範囲とするのが好ましい。
【0038】尚、塗料の塗布に際しては、シーラー、下
塗り剤、上塗り剤等との組合せで、重ね塗りを行っても
よいし、同じ塗料の重ね塗りでもよい。
塗り剤、上塗り剤等との組合せで、重ね塗りを行っても
よいし、同じ塗料の重ね塗りでもよい。
【0039】(作用)請求項1記載の発明の無機質系塗
装体の製造方法は、硬化体もしくは発泡硬化体の表面を
酸性水溶液で処理した後、該処理面上に塗料を塗布して
塗膜を形成するようにしたので、硬化体もしくは発泡硬
化体表面のアルカリ性が中和されて塗膜の密着性が向上
する。
装体の製造方法は、硬化体もしくは発泡硬化体の表面を
酸性水溶液で処理した後、該処理面上に塗料を塗布して
塗膜を形成するようにしたので、硬化体もしくは発泡硬
化体表面のアルカリ性が中和されて塗膜の密着性が向上
する。
【0040】請求項2記載の発明の無機質系塗装体の製
造方法は、硬化体成形用の組成物中に発泡剤を添加し、
成形時に発泡させるようにしたので、SiO2 −Al2
O3系反応性無機質粉体(A)とアルカリ金属珪酸塩
(B)を主材とする材料系特有の表面気泡が発生してこ
れを乾燥・硬化したものの表面は多孔質となっており、
塗装された塗料は、この微細な孔内に入り込み、アンカ
ー効果を発揮する。
造方法は、硬化体成形用の組成物中に発泡剤を添加し、
成形時に発泡させるようにしたので、SiO2 −Al2
O3系反応性無機質粉体(A)とアルカリ金属珪酸塩
(B)を主材とする材料系特有の表面気泡が発生してこ
れを乾燥・硬化したものの表面は多孔質となっており、
塗装された塗料は、この微細な孔内に入り込み、アンカ
ー効果を発揮する。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
【0042】尚、表1〜表5に於ける反応性無機質粉
体、塗料、酸性水溶液の調製方法等の詳細は次の通りで
ある。
体、塗料、酸性水溶液の調製方法等の詳細は次の通りで
ある。
【0043】無機質粉体(1) フライアッシュ(関電化工社製、平均粒径20μm、J
IS−A−6201に準ずる)を分級機(日清エンジニ
アリング社製、型式TC−15)により分級し、活性化
したもの。平均粒径が10μm以下の粉末を100重量
%含有する。
IS−A−6201に準ずる)を分級機(日清エンジニ
アリング社製、型式TC−15)により分級し、活性化
したもの。平均粒径が10μm以下の粉末を100重量
%含有する。
【0044】無機質粉体(2) カオリン(組成:SiO2 45.7%、Al2 O3 3
8.3%、平均粒径:8μm、BET表面積:5.8m
2 /g)の原料粉を、燃焼温度2500℃、噴射粒子速
度50m/秒で溶射し活性化したものであり、性状は下
記の通りである。 ・組成:SiO2 49.7%、Al2 O3 47.0% ・平均粒径:49μm ・BET比表面積:64.3m2 /g
8.3%、平均粒径:8μm、BET表面積:5.8m
2 /g)の原料粉を、燃焼温度2500℃、噴射粒子速
度50m/秒で溶射し活性化したものであり、性状は下
記の通りである。 ・組成:SiO2 49.7%、Al2 O3 47.0% ・平均粒径:49μm ・BET比表面積:64.3m2 /g
【0045】無機質粉体(3) カオリン(組成:SiO2 45.7%、Al2 O3 3
8.3%、平均粒径:8μm、BET比表面積:5.8
m2 /g)95重量部と、クオーツ(住友セメント社
製、商品名ソフトシリカ)5重量部及び混合溶液(トリ
エタノールアミン25重量%+エタノール75重量%)
0.5重量部をウルトラファインミルAT−20(三菱
重工業社製、ジルコニアボール10mmφ使用、ボール
充填率85体積%)に供給し、25kwh/kgの機械
的エネルギーを作用させ、活性化したもの。尚、作用さ
せた機械的エネルギーは、ボールミルに供給した電力を
処理粉体単位重量当たりで表した。
8.3%、平均粒径:8μm、BET比表面積:5.8
m2 /g)95重量部と、クオーツ(住友セメント社
製、商品名ソフトシリカ)5重量部及び混合溶液(トリ
エタノールアミン25重量%+エタノール75重量%)
0.5重量部をウルトラファインミルAT−20(三菱
重工業社製、ジルコニアボール10mmφ使用、ボール
充填率85体積%)に供給し、25kwh/kgの機械
的エネルギーを作用させ、活性化したもの。尚、作用さ
せた機械的エネルギーは、ボールミルに供給した電力を
処理粉体単位重量当たりで表した。
【0046】無機質粉体(4) カオリンの代わりに、メタカオリン(エンゲルハード社
製、SATINTONE-SP-33、平均粒径3.3μm、比表面積
13.9m2 /g)100重量部を使用した事以外は無
機質粉体3と同様に処理したもの。
製、SATINTONE-SP-33、平均粒径3.3μm、比表面積
13.9m2 /g)100重量部を使用した事以外は無
機質粉体3と同様に処理したもの。
【0047】塗装方法(1) 硬化体に対して、アクリルウレタン樹脂塗料(大日本塗
料社製、Vトップ#100)をエアースプレーで60g
/m2 塗布し、100℃で10分間加熱、硬化させた。
料社製、Vトップ#100)をエアースプレーで60g
/m2 塗布し、100℃で10分間加熱、硬化させた。
【0048】塗装方法(2) 下塗りとして、アクリルエマルジョン塗料(大日本塗料
社製、釉元Mx−Ex)をエアースプレーで350g/
m2 塗布し、100℃で30分間加熱、硬化させた。そ
の後、上塗りとして、アクリルエマルジョン塗料(大日
本塗料社製、Vセラン#300SH)をエアースプレー
で60g/m2 塗布し、100℃で10分間加熱、硬化
させた。
社製、釉元Mx−Ex)をエアースプレーで350g/
m2 塗布し、100℃で30分間加熱、硬化させた。そ
の後、上塗りとして、アクリルエマルジョン塗料(大日
本塗料社製、Vセラン#300SH)をエアースプレー
で60g/m2 塗布し、100℃で10分間加熱、硬化
させた。
【0049】塗装方法(3) フッ素樹脂塗料(関西ペイント社製、VCレタンPE)
を、エアースプレーで90g/m2 塗布し、60℃で4
0分間乾燥・硬化させた。
を、エアースプレーで90g/m2 塗布し、60℃で4
0分間乾燥・硬化させた。
【0050】塗装方法(4) フッ素樹脂塗料(大日本塗料社製、Vフロン#200)
を、エアースプレーで60g/m2 塗布し、100℃で
30分間加熱、硬化させた。
を、エアースプレーで60g/m2 塗布し、100℃で
30分間加熱、硬化させた。
【0051】酸性水溶液(1) 硫酸(和光純薬工業社製)を水で希釈し、5重量%の硫
酸水溶液としたもの。
酸水溶液としたもの。
【0052】酸性水溶液(2) 20重量%濃度の塩酸水溶液(和光純薬工業社製)。
【0053】酸性水溶液(3) 酢酸(和光純薬工業社製)
【0054】過酸化水素水 三菱ガス化学社製、濃度35重量%のものを水により1
2重量%に希釈した。
2重量%に希釈した。
【0055】(実施例1〜9、比較例1〜3:硬化体の
場合)表1〜表3に示すように、各種の配合組成からな
る組成物を調製した。まず、アルカリ金属珪酸塩(B)
〔nSiO2 /M2 Oにおいて、n=1.5、M=Na
及びK、モル比1:1)の所定量をオートクレーブ中に
おいて、130℃、7kg/cm2 で所定量の水(C)
に溶解し、次いでSiO2 −Al2 O 3 系反応性無機質
粉体(A)、ワラストナイト(土屋カオリン社製、商品
名ケモリットA−60)、ビニロン繊維(クラレ社製、
商品名RM182×3)、珪石粉(住友セメント社製、
商品名ソフトシリカ)、8号珪砂(セキモト建材社製、
商品名8号珪砂)及び水酸化アルミニウム(粒径100
μm以下)の各成分を、オムニミキサー(千代田技研工
業社製)で攪拌・混合して均一なペーストとした。
場合)表1〜表3に示すように、各種の配合組成からな
る組成物を調製した。まず、アルカリ金属珪酸塩(B)
〔nSiO2 /M2 Oにおいて、n=1.5、M=Na
及びK、モル比1:1)の所定量をオートクレーブ中に
おいて、130℃、7kg/cm2 で所定量の水(C)
に溶解し、次いでSiO2 −Al2 O 3 系反応性無機質
粉体(A)、ワラストナイト(土屋カオリン社製、商品
名ケモリットA−60)、ビニロン繊維(クラレ社製、
商品名RM182×3)、珪石粉(住友セメント社製、
商品名ソフトシリカ)、8号珪砂(セキモト建材社製、
商品名8号珪砂)及び水酸化アルミニウム(粒径100
μm以下)の各成分を、オムニミキサー(千代田技研工
業社製)で攪拌・混合して均一なペーストとした。
【0056】次に、このペーストを型に流し込み、85
℃で6時間硬化させ、350×350×10(mm)の
硬化体を得た。次に、この硬化体を酸性水溶液に2分間
浸漬して処理した後、塗料をエアースプレーで塗布し、
乾燥・硬化させて塗装体を得た。
℃で6時間硬化させ、350×350×10(mm)の
硬化体を得た。次に、この硬化体を酸性水溶液に2分間
浸漬して処理した後、塗料をエアースプレーで塗布し、
乾燥・硬化させて塗装体を得た。
【0057】(実施例10〜18:発泡硬化体の場合)
表4及び表5に示すように、各種の配合組成からなる組
成物を調製した。先ず、アルカリ金属珪酸塩(B)〔n
SiO2 /M2 Oにおいて、n=1.5、M=Na及び
K、モル比1:1)の所定量をオートクレーブ中におい
て、130℃、7kg/cm2 で所定量の水(C)に溶
解し、次いでSiO2 −Al2 O3 系反応性無機質粉体
(A)、ワラストナイト(土屋カオリン社製、商品名ケ
モリットA−60)、ビニロン繊維(クラレ社製、商品
名RM182×3)、珪石粉(住友セメント社製、商品
名ソフトシリカ)、水酸化アルミニウム(粒径100μ
m以下)及びステアリン酸亜鉛の各成分を、オムニミキ
サー(千代田技研工業社製)で攪拌・混合して均一なペ
ーストとした。
表4及び表5に示すように、各種の配合組成からなる組
成物を調製した。先ず、アルカリ金属珪酸塩(B)〔n
SiO2 /M2 Oにおいて、n=1.5、M=Na及び
K、モル比1:1)の所定量をオートクレーブ中におい
て、130℃、7kg/cm2 で所定量の水(C)に溶
解し、次いでSiO2 −Al2 O3 系反応性無機質粉体
(A)、ワラストナイト(土屋カオリン社製、商品名ケ
モリットA−60)、ビニロン繊維(クラレ社製、商品
名RM182×3)、珪石粉(住友セメント社製、商品
名ソフトシリカ)、水酸化アルミニウム(粒径100μ
m以下)及びステアリン酸亜鉛の各成分を、オムニミキ
サー(千代田技研工業社製)で攪拌・混合して均一なペ
ーストとした。
【0058】次に、このペーストに粒径が70μm以下
の粉末を100重量%含有するアルミニウム粉末(ミナ
ルコ社製、商品名350F)を添加して40秒間攪拌
し、次いで、これを型枠内に注入して3分間発泡させた
後、型枠と共に85℃のオーブン中で6時間、加熱・硬
化させ、350×350×10(mm)の発泡硬化体を
得た。次に、この発泡硬化体を酸性水溶液に2分間浸漬
した後、塗料をエアースプレーで塗布し、80℃で30
分間乾燥・硬化させて塗装体を得た。尚、粒径はレーザ
ー回折式分布計(セイシン社製、型式:PRO7−00
S)で測定した。
の粉末を100重量%含有するアルミニウム粉末(ミナ
ルコ社製、商品名350F)を添加して40秒間攪拌
し、次いで、これを型枠内に注入して3分間発泡させた
後、型枠と共に85℃のオーブン中で6時間、加熱・硬
化させ、350×350×10(mm)の発泡硬化体を
得た。次に、この発泡硬化体を酸性水溶液に2分間浸漬
した後、塗料をエアースプレーで塗布し、80℃で30
分間乾燥・硬化させて塗装体を得た。尚、粒径はレーザ
ー回折式分布計(セイシン社製、型式:PRO7−00
S)で測定した。
【0059】上記各実施例及び比較例で得られた塗装体
について、密着性の測定と評価を行った。尚、密着性の
代用特性として付着強度(JIS K5400に準拠)
と煮沸試験後の付着強度(JIS K5400に準じ
て、2時間浸漬し、その後上記付着強度と同様の測定方
法)の測定を行い、その結果を表1〜表5に示した。
について、密着性の測定と評価を行った。尚、密着性の
代用特性として付着強度(JIS K5400に準拠)
と煮沸試験後の付着強度(JIS K5400に準じ
て、2時間浸漬し、その後上記付着強度と同様の測定方
法)の測定を行い、その結果を表1〜表5に示した。
【0060】
【表1】
【0061】
【表2】
【0062】
【表3】
【0063】
【表4】
【0064】
【表5】
【0065】表1〜5の結果から明らかなように、硬化
体もしくは発泡硬化体を酸性水溶液で処理した各実施例
のものは何れも満足すべき結果が得られたのに対して、
処理しなかった各比較例のものは、常態、煮沸後の何れ
においても塗膜密着性に劣るものであった。又、発泡硬
化体に対して酸性処理を施したものは、単なる硬化体に
酸性処理を施したものよりも、より一層優れた結果が得
られた。
体もしくは発泡硬化体を酸性水溶液で処理した各実施例
のものは何れも満足すべき結果が得られたのに対して、
処理しなかった各比較例のものは、常態、煮沸後の何れ
においても塗膜密着性に劣るものであった。又、発泡硬
化体に対して酸性処理を施したものは、単なる硬化体に
酸性処理を施したものよりも、より一層優れた結果が得
られた。
【0066】(実施例19〜30、比較例4〜10)表
6〜表9に示すように、各種の配合組成からなる組成物
を調製した。まず、アルカリ金属珪酸塩(B)の所定量
をオートクレーブ中において、130℃、7kg/cm
2 で所定量の水(C)に溶解し、25℃の温度条件下で
貯蔵した。次いでSiO2 −Al2 O3 系反応性無機質
粉体(A)、ワラストナイト(土屋カオリン社製、商品
名ケモリットA−60)、ビニロン繊維(クラレ社製、
商品名RM182×3)、珪石粉(住友セメント社製、
商品名ソフトシリカ)、ステアリン酸カルシウム(試薬
特級)の各成分を追加し、オムニミキサー(千代田技研
工業社製)で攪拌・混合して均一なペーストとした。
6〜表9に示すように、各種の配合組成からなる組成物
を調製した。まず、アルカリ金属珪酸塩(B)の所定量
をオートクレーブ中において、130℃、7kg/cm
2 で所定量の水(C)に溶解し、25℃の温度条件下で
貯蔵した。次いでSiO2 −Al2 O3 系反応性無機質
粉体(A)、ワラストナイト(土屋カオリン社製、商品
名ケモリットA−60)、ビニロン繊維(クラレ社製、
商品名RM182×3)、珪石粉(住友セメント社製、
商品名ソフトシリカ)、ステアリン酸カルシウム(試薬
特級)の各成分を追加し、オムニミキサー(千代田技研
工業社製)で攪拌・混合して均一なペーストとした。
【0067】次に、このペーストに粒径が70μm以下
の粉末を100重量%含有するアルミニウム粉末(ミナ
ルコ社製、商品名350F)又は過酸化水素水を添加し
て30秒間攪拌して型枠内に注入し、10分間発泡させ
た後、型枠ごと85℃のオーブン中で6時間加熱・発泡
し、288×92×10(cm)の寸法の発泡硬化体を
得た。次に、この発泡硬化体にエアースプレーで塗料を
塗布し、乾燥・硬化させて塗装体を得た。
の粉末を100重量%含有するアルミニウム粉末(ミナ
ルコ社製、商品名350F)又は過酸化水素水を添加し
て30秒間攪拌して型枠内に注入し、10分間発泡させ
た後、型枠ごと85℃のオーブン中で6時間加熱・発泡
し、288×92×10(cm)の寸法の発泡硬化体を
得た。次に、この発泡硬化体にエアースプレーで塗料を
塗布し、乾燥・硬化させて塗装体を得た。
【0068】上記各実施例及び比較例で得られた塗装体
について、塗膜密着性に付き、測定と評価を行った。
尚、塗膜密着性の代用特性として、次の評価試験を行
い、その結果を表6〜表9に示した。 .常態での付着強度の測定 JIS K5400の8.52の付着強さの方法に準拠
して、準じた碁盤目テープ法による常態での付着強度の
測定した。切り傷の大きさ=2mm、枡目の個数=25
個とし、テープ剥離試験後に残存する枡目の個数をカウ
ントし、剥離状況を目視により評価した。 .煮沸後の付着強度の測定 JIS K5400の8.20の耐沸騰水性試験の方法
に準じて2時間浸漬した後、に記載の方法に従って付
着強度を測定した。
について、塗膜密着性に付き、測定と評価を行った。
尚、塗膜密着性の代用特性として、次の評価試験を行
い、その結果を表6〜表9に示した。 .常態での付着強度の測定 JIS K5400の8.52の付着強さの方法に準拠
して、準じた碁盤目テープ法による常態での付着強度の
測定した。切り傷の大きさ=2mm、枡目の個数=25
個とし、テープ剥離試験後に残存する枡目の個数をカウ
ントし、剥離状況を目視により評価した。 .煮沸後の付着強度の測定 JIS K5400の8.20の耐沸騰水性試験の方法
に準じて2時間浸漬した後、に記載の方法に従って付
着強度を測定した。
【0069】
【表6】
【0070】
【表7】
【0071】
【表8】
【0072】
【表9】
【0073】上記表6〜表9の結果から明らかなよう
に、各実施例のものは何れも満足すべき塗膜密着性を示
したのに対し、各比較例のものは単なる硬化体であるか
ら、常態での塗膜密着性に乏しく、さらに煮沸されたも
のについてはその傾向がより一層顕著になっている。
に、各実施例のものは何れも満足すべき塗膜密着性を示
したのに対し、各比較例のものは単なる硬化体であるか
ら、常態での塗膜密着性に乏しく、さらに煮沸されたも
のについてはその傾向がより一層顕著になっている。
【0074】
【発明の効果】請求項1記載の発明の無機質系塗装体の
製造方法は、特定の割合で配合された反応性無機質粉体
とアルカリ金属珪酸塩と水とを含有する組成物から硬化
体を成形し、該硬化体の表面を酸性水溶液で処理した
後、該処理面上に塗料の塗膜を形成するようにしたの
で、硬化体表面のアルカリ性が中和されて硬化体と塗膜
との密着性が向上する。
製造方法は、特定の割合で配合された反応性無機質粉体
とアルカリ金属珪酸塩と水とを含有する組成物から硬化
体を成形し、該硬化体の表面を酸性水溶液で処理した
後、該処理面上に塗料の塗膜を形成するようにしたの
で、硬化体表面のアルカリ性が中和されて硬化体と塗膜
との密着性が向上する。
【0075】請求項2記載の発明の無機質系塗装体の製
造方法は、特定の割合で配合された反応性無機質粉体と
アルカリ金属珪酸塩と水と発泡剤とを含有する組成物か
ら、発泡硬化体を成形し、その多孔質の表面に塗膜を形
成するようにしたから、塗装された塗料に対し、その多
孔質体表面の微細な孔はアンカー効果を発揮することと
なり、塗膜密着性の優れたものが得られる。
造方法は、特定の割合で配合された反応性無機質粉体と
アルカリ金属珪酸塩と水と発泡剤とを含有する組成物か
ら、発泡硬化体を成形し、その多孔質の表面に塗膜を形
成するようにしたから、塗装された塗料に対し、その多
孔質体表面の微細な孔はアンカー効果を発揮することと
なり、塗膜密着性の優れたものが得られる。
【0076】又、請求項1記載の発明に於いて、発泡硬
化体に対して同様の酸性処理を施した場合は、その多孔
質表面の微細な孔によるアンカー効果に加えて、酸性処
理効果が上乗せされるので、塗膜密着性に対してより優
れた相乗効果が得られる。
化体に対して同様の酸性処理を施した場合は、その多孔
質表面の微細な孔によるアンカー効果に加えて、酸性処
理効果が上乗せされるので、塗膜密着性に対してより優
れた相乗効果が得られる。
Claims (2)
- 【請求項1】 SiO2 −Al2 O3 系反応性無機質粉
体(A)100重量部、アルカリ金属珪酸塩(B)0.
2〜450重量部及び水(C)35〜1500重量部を
含有する組成物を用いて無機質硬化体を成形し、得られ
た硬化体の表面を酸性水溶液で処理した後、該処理面上
に合成樹脂塗料を塗布して塗膜を形成することを特徴と
する無機質塗装体の製造方法。 - 【請求項2】 SiO2 −Al2 O3 系反応性無機質粉
体(A)100重量部、アルカリ金属珪酸塩(B)0.
2〜450重量部、水(C)35〜1500重量部及び
発泡剤(D)0.01〜10重量部を含有する組成物を
用いて無機質発泡硬化体を成形し、得られた無機質発泡
硬化体の表面に塗料を塗布して塗膜を形成することを特
徴とする無機質塗装体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31133995A JPH09144199A (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | 無機質塗装体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31133995A JPH09144199A (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | 無機質塗装体の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09144199A true JPH09144199A (ja) | 1997-06-03 |
Family
ID=18015963
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31133995A Pending JPH09144199A (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | 無機質塗装体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09144199A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009091216A (ja) * | 2007-10-11 | 2009-04-30 | Abc Kenzai Kenkyusho:Kk | コンクリートの高耐久性着色方法 |
-
1995
- 1995-11-29 JP JP31133995A patent/JPH09144199A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009091216A (ja) * | 2007-10-11 | 2009-04-30 | Abc Kenzai Kenkyusho:Kk | コンクリートの高耐久性着色方法 |
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