JPH09147052A - オンライン手書き文字認識方法及びオンライン手書き文字認識のための文字記述方法 - Google Patents
オンライン手書き文字認識方法及びオンライン手書き文字認識のための文字記述方法Info
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- JPH09147052A JPH09147052A JP7307228A JP30722895A JPH09147052A JP H09147052 A JPH09147052 A JP H09147052A JP 7307228 A JP7307228 A JP 7307228A JP 30722895 A JP30722895 A JP 30722895A JP H09147052 A JPH09147052 A JP H09147052A
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- character
- strokes
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 オンライン手書き文字認識の辞書のサイズを
縮小する。 【解決手段】 入力文字のストロークをそのバウンディ
ングボックスのサイズで正規化してから準位相構造を解
析し(ステップ200)、その準位相構造とストローク
辞書114内の基本ストロークの準位相構造とのマッチ
ングにより入力文字の各ストロークのストローク・タイ
プを決定する(ステップ202)。各ストロークのスト
ローク・タイプとそのバウンディングボックスの対角点
又は始点,終点の座標を用いて、文字認識116内の文
字モデルとのマッチングを行ない文字カテゴリを同定す
る(ステップ204)。文字モデルは、各ストロークの
ストローク・タイプ及びバウンディングボックスの対角
点又は始点,終点の座標、ストローク数、文字コードに
より記述される。
縮小する。 【解決手段】 入力文字のストロークをそのバウンディ
ングボックスのサイズで正規化してから準位相構造を解
析し(ステップ200)、その準位相構造とストローク
辞書114内の基本ストロークの準位相構造とのマッチ
ングにより入力文字の各ストロークのストローク・タイ
プを決定する(ステップ202)。各ストロークのスト
ローク・タイプとそのバウンディングボックスの対角点
又は始点,終点の座標を用いて、文字認識116内の文
字モデルとのマッチングを行ない文字カテゴリを同定す
る(ステップ204)。文字モデルは、各ストロークの
ストローク・タイプ及びバウンディングボックスの対角
点又は始点,終点の座標、ストローク数、文字コードに
より記述される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オンライン手書き
文字認識技術に係り、特に、カテゴリ数の多い漢字等を
扱う場合に好適なオンライン手書き文字認識技術に関す
る。
文字認識技術に係り、特に、カテゴリ数の多い漢字等を
扱う場合に好適なオンライン手書き文字認識技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図4は、オンライン手書き文字認識シス
テムの一般的な処理フローを示している。図4におい
て、タブレット(デジタイザ)と電子ペン(筆記具)の
組合せ等の手段により文字の筆跡データ(x,y座標値
の時系列)が入力される(ステップ401)。入力され
た手書き文字の筆跡データが認識エンジンに渡されて文
字認識がなされ、認識結果として文字コードが得られ
(ステップ402)、この文字コードが出力される(ス
テップ403)。本発明は、このようなオンライン手書
き文字認識システムの認識処理(ステップ402)に係
わるものである。
テムの一般的な処理フローを示している。図4におい
て、タブレット(デジタイザ)と電子ペン(筆記具)の
組合せ等の手段により文字の筆跡データ(x,y座標値
の時系列)が入力される(ステップ401)。入力され
た手書き文字の筆跡データが認識エンジンに渡されて文
字認識がなされ、認識結果として文字コードが得られ
(ステップ402)、この文字コードが出力される(ス
テップ403)。本発明は、このようなオンライン手書
き文字認識システムの認識処理(ステップ402)に係
わるものである。
【0003】このような認識処理の技術として、準位相
構造解析法による特開平3−108079号の「線図形
特徴抽出及び認識方法」が知られている。この従来技術
においては、平面上のx−y単調曲線を基に、4種類の
プリミティブを定義し、プリミティブに対する連結演算
を行なってプリミティブ系列を生成し、プリミティブ系
列を接続して単純曲線の準位相的構造を求めることによ
り手書き文字の形状を表現する。この方法は、文字形状
の大局的構造に着眼するため、手書き文字のような変形
の多様さに柔軟に対処できるという強みがある。また、
文字形状の定量的記述には、プリミティブ系列毎に、単
純な線分に対して中心点、幅、高さ、凹凸の度合が用い
られ、複雑な曲線に対して中心点、始点、終点、幅、高
さが用いられる。
構造解析法による特開平3−108079号の「線図形
特徴抽出及び認識方法」が知られている。この従来技術
においては、平面上のx−y単調曲線を基に、4種類の
プリミティブを定義し、プリミティブに対する連結演算
を行なってプリミティブ系列を生成し、プリミティブ系
列を接続して単純曲線の準位相的構造を求めることによ
り手書き文字の形状を表現する。この方法は、文字形状
の大局的構造に着眼するため、手書き文字のような変形
の多様さに柔軟に対処できるという強みがある。また、
文字形状の定量的記述には、プリミティブ系列毎に、単
純な線分に対して中心点、幅、高さ、凹凸の度合が用い
られ、複雑な曲線に対して中心点、始点、終点、幅、高
さが用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
によれば、認識の対象範囲を漢字まで拡張した場合、認
識用辞書が膨大になるため、メモリサイズ及び処理速度
の観点から、パーソナルコンピュータのレベルのマシン
上で実用的なオンライン手書き文字認識システムを構築
することは極めて困難である。その理由を詳しく述べ
る。
によれば、認識の対象範囲を漢字まで拡張した場合、認
識用辞書が膨大になるため、メモリサイズ及び処理速度
の観点から、パーソナルコンピュータのレベルのマシン
上で実用的なオンライン手書き文字認識システムを構築
することは極めて困難である。その理由を詳しく述べ
る。
【0005】第1の理由は、準位相構造解析法が湾曲の
少ない曲線もしくは直線の記述に弱いことである。例え
ば、図5に示すような水平線(又は垂直線)に近い線分
又は湾曲の少ない曲線は、別々の構造を持たせるように
している。そのような線分はある程度統合可能である
が、凹凸のある曲線は統合できない。そのため、認識用
辞書内のモデルの数が多くなる。第2の理由は、曲線の
定量的記述部分が複雑であるため、認識用辞書内のモデ
ルのサイズが大きくなることである。第3の理由は、大
多数の漢字が湾曲の少ない線分からなっていることと、
漢字のカテゴリ数が非常に多いことである(英数字、記
号、ひらがなのカテゴリ数は100未満であるのに対
し、漢字はJIS第1水準の2965字と第2水準の3
390字がある)。
少ない曲線もしくは直線の記述に弱いことである。例え
ば、図5に示すような水平線(又は垂直線)に近い線分
又は湾曲の少ない曲線は、別々の構造を持たせるように
している。そのような線分はある程度統合可能である
が、凹凸のある曲線は統合できない。そのため、認識用
辞書内のモデルの数が多くなる。第2の理由は、曲線の
定量的記述部分が複雑であるため、認識用辞書内のモデ
ルのサイズが大きくなることである。第3の理由は、大
多数の漢字が湾曲の少ない線分からなっていることと、
漢字のカテゴリ数が非常に多いことである(英数字、記
号、ひらがなのカテゴリ数は100未満であるのに対
し、漢字はJIS第1水準の2965字と第2水準の3
390字がある)。
【0006】本発明の目的は、認識対象の範囲を漢字ま
で拡張した場合にも、パーソナルコンピュータレベルの
マシン上で高精度のオンライン手書き文字認識システム
の構築を可能にする新規なオンライン手書き文字認識方
法を提供することにある。本発明のもう一つの目的は、
オンライン手書き文字認識のために好適な文字記述方法
を提供することにある。
で拡張した場合にも、パーソナルコンピュータレベルの
マシン上で高精度のオンライン手書き文字認識システム
の構築を可能にする新規なオンライン手書き文字認識方
法を提供することにある。本発明のもう一つの目的は、
オンライン手書き文字認識のために好適な文字記述方法
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によれば、新規なオンライン手書き文字認識
方法と、そのための新規な文字記述方法が提供される。
め、本発明によれば、新規なオンライン手書き文字認識
方法と、そのための新規な文字記述方法が提供される。
【0008】請求項1記載の発明によるオンライン手書
き文字認識方法は、予め、手書き文字サンプルのデータ
より文字の基本ストロークを抽出し、各基本ストローク
に対し固有のストローク・タイプを割り当てておくとと
もに、認識対象の各文字カテゴリ毎に、少なくとも文字
を構成する各ストロークのストローク・タイプ並びに位
置及びサイズの情報を定義しておき、認識処理の第1段
階において入力文字の各ストロークのストローク・タイ
プを決定し、認識処理の第2段階において該入力文字の
各ストロークのストローク・タイプ並びに位置及びサイ
ズの情報に基づいて該入力文字の文字カテゴリを同定す
ることを特徴とするものである。
き文字認識方法は、予め、手書き文字サンプルのデータ
より文字の基本ストロークを抽出し、各基本ストローク
に対し固有のストローク・タイプを割り当てておくとと
もに、認識対象の各文字カテゴリ毎に、少なくとも文字
を構成する各ストロークのストローク・タイプ並びに位
置及びサイズの情報を定義しておき、認識処理の第1段
階において入力文字の各ストロークのストローク・タイ
プを決定し、認識処理の第2段階において該入力文字の
各ストロークのストローク・タイプ並びに位置及びサイ
ズの情報に基づいて該入力文字の文字カテゴリを同定す
ることを特徴とするものである。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明によるオンライン手書き文字認識方法において、認識
処理の第1段階で、入力文字の各ストロークをそのバウ
ンディングボックスのサイズにより正規化してから準位
相構造の解析を行ない、得られた準位相構造と、予めス
トローク辞書として用意された基本ストロークの準位相
構造とのマッチング処理により、該入力文字の各ストロ
ークのストローク・タイプを決定することを特徴とする
ものである。
明によるオンライン手書き文字認識方法において、認識
処理の第1段階で、入力文字の各ストロークをそのバウ
ンディングボックスのサイズにより正規化してから準位
相構造の解析を行ない、得られた準位相構造と、予めス
トローク辞書として用意された基本ストロークの準位相
構造とのマッチング処理により、該入力文字の各ストロ
ークのストローク・タイプを決定することを特徴とする
ものである。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明によるオンライン手書き文字認識方法において、認識
処理の第2段階で、入力文字の各ストロークと、文字辞
書として用意された文字モデルの対応関係を持つストロ
ークとの間の変形を計算し、全ての対応関係を持つスト
ロークにつき計算した変形を平均して該入力文字と該文
字モデルとの間の変形量とし、最小の変形量が得られた
文字モデルの文字カテゴリを認識結果とすることを特徴
とするものである。
明によるオンライン手書き文字認識方法において、認識
処理の第2段階で、入力文字の各ストロークと、文字辞
書として用意された文字モデルの対応関係を持つストロ
ークとの間の変形を計算し、全ての対応関係を持つスト
ロークにつき計算した変形を平均して該入力文字と該文
字モデルとの間の変形量とし、最小の変形量が得られた
文字モデルの文字カテゴリを認識結果とすることを特徴
とするものである。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明によるオンライン手書き文字認識方法において、スト
ロークの位置及びサイズの情報として、ストロークが単
純な線分の場合にはそのバウンディングボックスの対角
点座標を用い、ストロークが複雑な曲線の場合にはその
始点及び終点の座標を用い、入力文字と文字モデルとの
マッチング処理において、対応関係を持つストローク間
の変形として、ストロークのバウンディングボックスの
対角点の距離又はストロークの始点及び終点の距離を用
いることを特徴とするものである。
明によるオンライン手書き文字認識方法において、スト
ロークの位置及びサイズの情報として、ストロークが単
純な線分の場合にはそのバウンディングボックスの対角
点座標を用い、ストロークが複雑な曲線の場合にはその
始点及び終点の座標を用い、入力文字と文字モデルとの
マッチング処理において、対応関係を持つストローク間
の変形として、ストロークのバウンディングボックスの
対角点の距離又はストロークの始点及び終点の距離を用
いることを特徴とするものである。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項3記載の発
明によるオンライン手書き文字認識方法において、入力
文字のストロークと文字モデルのストロークとが、スト
ローク・タイプが同一であり、かつ、線分のストローク
の場合には相互間の角度が所定値より小さいときに対応
関係を持つと判断し、入力文字の1のストロークが文字
モデルの2以上のストロークと対応関係を持つと判断さ
れた場合には入力文字と文字モデルとの変形量が最小に
なるように該2以上のストロークより1のストロークを
選ぶことによりストロークの1対1の対応関係を確定す
る、ことを特徴とするものである。
明によるオンライン手書き文字認識方法において、入力
文字のストロークと文字モデルのストロークとが、スト
ローク・タイプが同一であり、かつ、線分のストローク
の場合には相互間の角度が所定値より小さいときに対応
関係を持つと判断し、入力文字の1のストロークが文字
モデルの2以上のストロークと対応関係を持つと判断さ
れた場合には入力文字と文字モデルとの変形量が最小に
なるように該2以上のストロークより1のストロークを
選ぶことによりストロークの1対1の対応関係を確定す
る、ことを特徴とするものである。
【0013】請求項6記載の発明による文字記述方法
は、予め手書き文字サンプルのデータより文字の基本ス
トロークを抽出し、各基本ストロークに対し固有のスト
ローク・タイプを割り当てておき、文字を構成するスト
ロークのストローク・タイプを文字の定性的記述に用
い、文字を構成するストロークのバウンディングボック
スの対角点座標又はストロークの始点及び終点の座標を
文字の定量的記述に用いることを特徴とするものであ
る。
は、予め手書き文字サンプルのデータより文字の基本ス
トロークを抽出し、各基本ストロークに対し固有のスト
ローク・タイプを割り当てておき、文字を構成するスト
ロークのストローク・タイプを文字の定性的記述に用
い、文字を構成するストロークのバウンディングボック
スの対角点座標又はストロークの始点及び終点の座標を
文字の定量的記述に用いることを特徴とするものであ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を明らかにす
るため、本発明の実施例について図面を用い説明する。
るため、本発明の実施例について図面を用い説明する。
【0015】図1は、本発明を実施するためのハードウ
エア構成の一例を示すブロック図である。図1におい
て、100は座標入力用デジタイザと表示装置とが組み
合わされたタブレットであり、電子ペン102と組合せ
てオンライン手書き文字入力のために使用される。タブ
レット100の表面より、表示装置の表示内容を透視で
きる。104はタブレット100の座標入力及び表示を
制御するためのタブレット制御部である。106はオン
ライン手書き文字入力及び認識のための処理及び各部の
制御を行なうCPUであり、このCPU106により実
行される処理や制御のためのプログラムやパラメータは
プログラムメモリ108に格納されている。110は入
力された手書き文字のデータ等を一時的に記憶するため
のデータメモリである。112は認識結果データ等を外
部に出力するための出力制御部である。114及び11
6はそれぞれ文字認識に利用されるストローク辞書及び
文字辞書(具体的には、それらを格納したRAMもしく
はROM)であるが、その詳細については後述する。
エア構成の一例を示すブロック図である。図1におい
て、100は座標入力用デジタイザと表示装置とが組み
合わされたタブレットであり、電子ペン102と組合せ
てオンライン手書き文字入力のために使用される。タブ
レット100の表面より、表示装置の表示内容を透視で
きる。104はタブレット100の座標入力及び表示を
制御するためのタブレット制御部である。106はオン
ライン手書き文字入力及び認識のための処理及び各部の
制御を行なうCPUであり、このCPU106により実
行される処理や制御のためのプログラムやパラメータは
プログラムメモリ108に格納されている。110は入
力された手書き文字のデータ等を一時的に記憶するため
のデータメモリである。112は認識結果データ等を外
部に出力するための出力制御部である。114及び11
6はそれぞれ文字認識に利用されるストローク辞書及び
文字辞書(具体的には、それらを格納したRAMもしく
はROM)であるが、その詳細については後述する。
【0016】ここで、以下の説明に利用されるいくつか
の用語もしくは概念について定義する。
の用語もしくは概念について定義する。
【0017】<点,p>電子ペン102の先端(ペン
先)がタブレット100に接触し、その接触位置がある
時刻に探知されたとき、その時刻の接触点の座標値
(x,y)を点と呼び、p=(x,y)と記す。
先)がタブレット100に接触し、その接触位置がある
時刻に探知されたとき、その時刻の接触点の座標値
(x,y)を点と呼び、p=(x,y)と記す。
【0018】<ストローク,s>電子ペン102を用い
てタブレット100上に文字を手書きする時、ペン先が
タブレット100に接触したことをペンダウン、ペン先
がタブレット100から離れたことをペンアップと呼
ぶ。そして、ペンダウンからペンアップまでのペン先の
移動軌跡を表わす点の時系列をストロークとし、ストロ
ークsがn個の点p_1,p_2,...,p_n(n≧1)からな
るとき s=(p_1,p_2,...,p_n) と記す。なお、点はストロークの特殊ケース(n=1)
である。
てタブレット100上に文字を手書きする時、ペン先が
タブレット100に接触したことをペンダウン、ペン先
がタブレット100から離れたことをペンアップと呼
ぶ。そして、ペンダウンからペンアップまでのペン先の
移動軌跡を表わす点の時系列をストロークとし、ストロ
ークsがn個の点p_1,p_2,...,p_n(n≧1)からな
るとき s=(p_1,p_2,...,p_n) と記す。なお、点はストロークの特殊ケース(n=1)
である。
【0019】<手書き文字筆跡,C>手書き文字筆跡と
は、ストロークの時系列のことである。混乱が生じない
かぎり、手書き文字筆跡を「文字」と呼んでも差し支え
がない。ある文字Cがw個のストローク(w≧1)で書
かれ、ストロークの書き順が s_1,...,s_w である
とき、 C=(s_1,...,s_w) と記す。点又はストロークは文字の特殊ケースである。
は、ストロークの時系列のことである。混乱が生じない
かぎり、手書き文字筆跡を「文字」と呼んでも差し支え
がない。ある文字Cがw個のストローク(w≧1)で書
かれ、ストロークの書き順が s_1,...,s_w である
とき、 C=(s_1,...,s_w) と記す。点又はストロークは文字の特殊ケースである。
【0020】<バウンディングボックス,BB(Bound
ing Box)>バウンディングボックスとは、点、スト
ローク又は文字を囲む長方形のことである。バウンディ
ングボックスは、その左上と右下の2対角点の座標で示
す。すなわち、点p=(x,y)のバウンディングボッ
クスは BB(p)=((x,y),(x,y)) である。また、 ストロークs=(p_1,p_2,p_3,...,p_n) =((x_1,y_1),(x_2,y_2),(x_3,y_3),...,(x_n,y_n)) のバウンディングボックスは BB(s)=((x_min_s,y_min_s),(x_max_s,y_max_
s)) である。ここで、 x_min_s=min{x_1,x_2,x_3,...,x_n} y_min_s=min{y_1,y_2,y_3,...,y_n} x_max_s=max{x_1,x_2,x_3,...,x_n} y_max_s=max{y_1,y_2,y_3,...,y_n} である。また、文字C=(s_1,s_2,...,s_w)のバウ
ンディングボックスは BB(C)=((x_min_C,y_min_C),(x_max_C,y_max_
C)) である。ここで、 x_min_C=min{x_min_s_1,x_min_s_2,...,x_min_s_
w} y_min_C=min{y_min_s_1,y_min_s_2,...,y_min_s_
w} x_max_C=max{x_max_s_1,x_max_s_2,...,x_max_s_
w} y_max_C=max{y_max_s_1,y_max_s_2,...,y_max_s_
w} である。
ing Box)>バウンディングボックスとは、点、スト
ローク又は文字を囲む長方形のことである。バウンディ
ングボックスは、その左上と右下の2対角点の座標で示
す。すなわち、点p=(x,y)のバウンディングボッ
クスは BB(p)=((x,y),(x,y)) である。また、 ストロークs=(p_1,p_2,p_3,...,p_n) =((x_1,y_1),(x_2,y_2),(x_3,y_3),...,(x_n,y_n)) のバウンディングボックスは BB(s)=((x_min_s,y_min_s),(x_max_s,y_max_
s)) である。ここで、 x_min_s=min{x_1,x_2,x_3,...,x_n} y_min_s=min{y_1,y_2,y_3,...,y_n} x_max_s=max{x_1,x_2,x_3,...,x_n} y_max_s=max{y_1,y_2,y_3,...,y_n} である。また、文字C=(s_1,s_2,...,s_w)のバウ
ンディングボックスは BB(C)=((x_min_C,y_min_C),(x_max_C,y_max_
C)) である。ここで、 x_min_C=min{x_min_s_1,x_min_s_2,...,x_min_s_
w} y_min_C=min{y_min_s_1,y_min_s_2,...,y_min_s_
w} x_max_C=max{x_max_s_1,x_max_s_2,...,x_max_s_
w} y_max_C=max{y_max_s_1,y_max_s_2,...,y_max_s_
w} である。
【0021】次に、本実施例における認識処理の内容を
説明する。図2は認識処理の流れを示す概略フローチャ
ートである。
説明する。図2は認識処理の流れを示す概略フローチャ
ートである。
【0022】最初のステップ200において、手書き入
力された文字の各ストロークを、そのバウンディングボ
ックスBB(s)のサイズによって正規化し、正規化後
の各ストロークの準位相構造を解析する。従来の準位相
構造解析法では文字単位で各ストロークの準位相構造を
解析するため、文字のバウンディングボックスBB
(C)のサイズによって各ストロークを正規化した。こ
れに対し、本実施例では、ストローク単位で準位相構造
を解析するため、ストロークの正規化に、ストロークの
バウンディングボックスBB(s)のサイズを使う。
力された文字の各ストロークを、そのバウンディングボ
ックスBB(s)のサイズによって正規化し、正規化後
の各ストロークの準位相構造を解析する。従来の準位相
構造解析法では文字単位で各ストロークの準位相構造を
解析するため、文字のバウンディングボックスBB
(C)のサイズによって各ストロークを正規化した。こ
れに対し、本実施例では、ストローク単位で準位相構造
を解析するため、ストロークの正規化に、ストロークの
バウンディングボックスBB(s)のサイズを使う。
【0023】このステップ200において、正規化前の
各ストロークの幾何学的パラメータとして、次のいずれ
かの座標値を検出する。すなわち、 1)ストロークが、図3(a)に示すストローク301
のような単純な線分の場合、そのバウンディングボック
スの対角点(左上、左下の各点)の座標値を検出する。
他方、 2)ストロークが、図3(b)に示すストローク302
のような複雑な曲線の場合、ストロークの始点座標(x
0,y0)と終点座標(x1,y1)を検出する。
各ストロークの幾何学的パラメータとして、次のいずれ
かの座標値を検出する。すなわち、 1)ストロークが、図3(a)に示すストローク301
のような単純な線分の場合、そのバウンディングボック
スの対角点(左上、左下の各点)の座標値を検出する。
他方、 2)ストロークが、図3(b)に示すストローク302
のような複雑な曲線の場合、ストロークの始点座標(x
0,y0)と終点座標(x1,y1)を検出する。
【0024】このように、ストロークが単純な線分の場
合と複雑な曲線の場合とで、特徴点のとり方、つまり幾
何学的パラメータのとり方を変えることにより、少ない
データ量で多様なストロークの定量的記述を的確に行な
うことができる。このことは、文字辞書116内の文字
モデルの記述においても同様であり、文字辞書116の
サイズの縮小に寄与する。
合と複雑な曲線の場合とで、特徴点のとり方、つまり幾
何学的パラメータのとり方を変えることにより、少ない
データ量で多様なストロークの定量的記述を的確に行な
うことができる。このことは、文字辞書116内の文字
モデルの記述においても同様であり、文字辞書116の
サイズの縮小に寄与する。
【0025】次のステップ202において、手書き入力
された文字の各ストロークに関し、前ステップ200で
解析された準位相構造とストローク辞書114に登録さ
れているストロークモデル(基本ストローク)の準位相
構造とのマッチングを行ない、ストロークのタイプを決
定する。かくして、入力文字(又はその各ストローク)
は、ストローク・タイプにより定性的に記述され、スト
ロークのバウンディングボックスの対角点座標又はスト
ロークの始点及び終点の座標によって定量的に記述され
たことになる。このような文字記述方法は、文字辞書1
16内のモデルのサイズを小さくできるため、文字辞書
116のサイズ縮小に寄与する。
された文字の各ストロークに関し、前ステップ200で
解析された準位相構造とストローク辞書114に登録さ
れているストロークモデル(基本ストローク)の準位相
構造とのマッチングを行ない、ストロークのタイプを決
定する。かくして、入力文字(又はその各ストローク)
は、ストローク・タイプにより定性的に記述され、スト
ロークのバウンディングボックスの対角点座標又はスト
ロークの始点及び終点の座標によって定量的に記述され
たことになる。このような文字記述方法は、文字辞書1
16内のモデルのサイズを小さくできるため、文字辞書
116のサイズ縮小に寄与する。
【0026】なお、ストローク辞書114は、次のよう
にして作成されている。手書き文字サンプルのデータベ
ースを用意しておき、データベース中の手書き文字サン
プルの各ストロークを、そのバウンディングボックスB
B(s)のサイズで正規化してから、準位相構造を解析
する。そして、準位相構造の統合可能なストロークを1
つの集合体にまとめて統計計算を行ない、それぞれの集
合体を代表するモデルを基本ストロークとして抽出す
る。基本ストロークのモデルは、その準位相構造とスト
ローク・タイプにより記述される。基本ストロークの種
類は、漢字を含めた文字のカテゴリ数と比較にならない
ほど少ない。
にして作成されている。手書き文字サンプルのデータベ
ースを用意しておき、データベース中の手書き文字サン
プルの各ストロークを、そのバウンディングボックスB
B(s)のサイズで正規化してから、準位相構造を解析
する。そして、準位相構造の統合可能なストロークを1
つの集合体にまとめて統計計算を行ない、それぞれの集
合体を代表するモデルを基本ストロークとして抽出す
る。基本ストロークのモデルは、その準位相構造とスト
ローク・タイプにより記述される。基本ストロークの種
類は、漢字を含めた文字のカテゴリ数と比較にならない
ほど少ない。
【0027】以上のようにして入力文字(その各ストロ
ーク)が定性的、定量的に記述されると、次のステップ
204において文字辞書116とのマッチング処理によ
り入力文字の文字カテゴリを同定する。
ーク)が定性的、定量的に記述されると、次のステップ
204において文字辞書116とのマッチング処理によ
り入力文字の文字カテゴリを同定する。
【0028】文字辞書116は、手書き文字サンプルの
データベースから、基本ストロークをベースにして作成
された文字モデルが登録されている。各文字モデルは、
1)文字カテゴリの文字コード、2)ストローク数n、
3)各ストロークのストローク・タイプ(対応した基本
ストロークのタイプ)と、そのバウンディングボックス
の対角点の座標(単純な線分のストロークの場合)又は
ストロークの始点及び終点の座標(複雑な曲線のストロ
ークの場合)により記述されている。このような文字記
述方法によれば各文字モデルのサイズは小さできるた
め、認識対象範囲をJIS第2水準の漢字まで広げた場
合でも、文字辞書116のサイズは、準位相構造解析法
による認識用辞書のサイズに比べ遥かに小さくなり、メ
モリサイズの制約が厳しいパーソナルコンピュータにお
いても文字辞書116の格納に支障はない。
データベースから、基本ストロークをベースにして作成
された文字モデルが登録されている。各文字モデルは、
1)文字カテゴリの文字コード、2)ストローク数n、
3)各ストロークのストローク・タイプ(対応した基本
ストロークのタイプ)と、そのバウンディングボックス
の対角点の座標(単純な線分のストロークの場合)又は
ストロークの始点及び終点の座標(複雑な曲線のストロ
ークの場合)により記述されている。このような文字記
述方法によれば各文字モデルのサイズは小さできるた
め、認識対象範囲をJIS第2水準の漢字まで広げた場
合でも、文字辞書116のサイズは、準位相構造解析法
による認識用辞書のサイズに比べ遥かに小さくなり、メ
モリサイズの制約が厳しいパーソナルコンピュータにお
いても文字辞書116の格納に支障はない。
【0029】入力文字と文字辞書116の文字モデルと
のマッチングは、まず、入力文字のストロークと、それ
に対応した文字文字モデルのストロークとの間の変形量
(ストロークレベルの変形量)を計算する。ストローク
レベルの変形量は、単純な線分のストロークの場合に
は、それらのバウンディングボックスの対角点の間の距
離を用い、単純な線分でないストロークの場合は、それ
らの始点及び終点の間の距離を用いる。そして、全ての
対応ストローク間の変形量を平均して、文字レベルの変
形量とし、これが最小の文字モデルの文字カテゴリを認
識結果とし、その文字コードを出力する。なお、入力文
字とストローク数が一致しない文字モデルは候補から除
外される。
のマッチングは、まず、入力文字のストロークと、それ
に対応した文字文字モデルのストロークとの間の変形量
(ストロークレベルの変形量)を計算する。ストローク
レベルの変形量は、単純な線分のストロークの場合に
は、それらのバウンディングボックスの対角点の間の距
離を用い、単純な線分でないストロークの場合は、それ
らの始点及び終点の間の距離を用いる。そして、全ての
対応ストローク間の変形量を平均して、文字レベルの変
形量とし、これが最小の文字モデルの文字カテゴリを認
識結果とし、その文字コードを出力する。なお、入力文
字とストローク数が一致しない文字モデルは候補から除
外される。
【0030】<ストロークの対応関係>入力文字と文字
モデルのストロークの対応関係は、次の2原則により確
定される。 原則1:ストロークが単純な線分の場合、ストローク・
タイプが同じで、かつ、ストローク相互間の角度がある
閾値(例えば15度)より小さいこと。複雑な曲線のス
トロークの場合はストローク・タイプが同じであるこ
と。 原則2:入力文字のあるストロークが、原則1によれば
文字モデルの複数のストロークと対応関係を持つ場合、
全ストロークの変形量の合計値が最小になるように対応
関係を調整し、ストロークの1対1の対応関係を確定す
る。
モデルのストロークの対応関係は、次の2原則により確
定される。 原則1:ストロークが単純な線分の場合、ストローク・
タイプが同じで、かつ、ストローク相互間の角度がある
閾値(例えば15度)より小さいこと。複雑な曲線のス
トロークの場合はストローク・タイプが同じであるこ
と。 原則2:入力文字のあるストロークが、原則1によれば
文字モデルの複数のストロークと対応関係を持つ場合、
全ストロークの変形量の合計値が最小になるように対応
関係を調整し、ストロークの1対1の対応関係を確定す
る。
【0031】<ストロークレベル、文字レベルの変形量
の計算>入力文字C=(s_1,...,s_w)と文字モデル
M=(t_1,....,t_w)とのマッチングを想定する。入
力文字のあるストロークs_iが文字モデルMのあるス
トロークt_jと対応しているとする。ここでストロー
クs_i(1≦i≦w)は、s_i=((x_i_1,y_i_
1),(x_i_2,y_i_2),...,(x_i_m,y_i_m))そのバウ
ンディングボックスBB(s)は、 BB(s)=((x_min_s,y_min_s),(x_max_s,y_max_
s)) である。また、ストロークt_j(1≦j≦w)は、 t_j=((x_j_1,y_j_1),(x_j_2,y_j_2),...,(x_
j_n,y_j_n)) そのバウンディングボックスBB(t)は、 BB(t)=((x_min_t,y_min_t),(x_max_t,y_max_
t)) である。そして、2点(x1,y1),(x2,y2)
間の距離を次のように定義する。 dp((x1,y1),(x2,y2))=sqrt((x1-x2)*(x1-x2)
+(y1-y2)*(y1-y2)) ただし、sqrt()は()の平方根を意味する。
の計算>入力文字C=(s_1,...,s_w)と文字モデル
M=(t_1,....,t_w)とのマッチングを想定する。入
力文字のあるストロークs_iが文字モデルMのあるス
トロークt_jと対応しているとする。ここでストロー
クs_i(1≦i≦w)は、s_i=((x_i_1,y_i_
1),(x_i_2,y_i_2),...,(x_i_m,y_i_m))そのバウ
ンディングボックスBB(s)は、 BB(s)=((x_min_s,y_min_s),(x_max_s,y_max_
s)) である。また、ストロークt_j(1≦j≦w)は、 t_j=((x_j_1,y_j_1),(x_j_2,y_j_2),...,(x_
j_n,y_j_n)) そのバウンディングボックスBB(t)は、 BB(t)=((x_min_t,y_min_t),(x_max_t,y_max_
t)) である。そして、2点(x1,y1),(x2,y2)
間の距離を次のように定義する。 dp((x1,y1),(x2,y2))=sqrt((x1-x2)*(x1-x2)
+(y1-y2)*(y1-y2)) ただし、sqrt()は()の平方根を意味する。
【0032】以上の定義に基づき、対応ストローク間の
距離は次のように計算される。まずストロークs_iが
単純な線分の場合、s_iとt_jとの距離は、 d_i=(dp((x_min_s,y_min_s),(x_min_t,y_mi
n_t))+dp((x_max_s,y_max_s),(x_max_t,y_max_
t)))/2 により求められる。ストロークs_iが単純な線分でな
い(複雑な曲線である)場合、s_iとt_jの距離
は、 d_i=(dp((x_i_1,y_i_1),(x_j_1,y_j_1))+
dp((x_i_m,y_i_m),(x_j_n,y_j_n)))/2 によって求められる。そして、入力文字Cと文字モデル
Mとの変形量は、ストローク間距離すなわちストローク
レベルの変形量の平均、すなわち、 d(C,M)=(d_1+d_2+...d_w)/w として求められる。
距離は次のように計算される。まずストロークs_iが
単純な線分の場合、s_iとt_jとの距離は、 d_i=(dp((x_min_s,y_min_s),(x_min_t,y_mi
n_t))+dp((x_max_s,y_max_s),(x_max_t,y_max_
t)))/2 により求められる。ストロークs_iが単純な線分でな
い(複雑な曲線である)場合、s_iとt_jの距離
は、 d_i=(dp((x_i_1,y_i_1),(x_j_1,y_j_1))+
dp((x_i_m,y_i_m),(x_j_n,y_j_n)))/2 によって求められる。そして、入力文字Cと文字モデル
Mとの変形量は、ストローク間距離すなわちストローク
レベルの変形量の平均、すなわち、 d(C,M)=(d_1+d_2+...d_w)/w として求められる。
【0033】以上に述べたように、本実施例においては
手書き文字のストロークのタイプの確定のために準位相
構造解析法を利用するが、基本ストロークは文字に比べ
てカテゴリ数が遥かに少ないため、ストローク辞書11
4は従来の準位相構造解析法による認識用辞書に比べ非
常に小さくなる。その結果として、ストローク辞書との
マッチングのための処理量も少ない。また、文字レベル
のマッチングのための文字辞書116は、カテゴリ数が
非常に多いが、そのモデルは前述のような少ないデータ
で記述されるため、準位相構造解析法による従来の認識
用辞書に比べて小さく、その結果として、文字辞書11
6とのマッチングのための処理量も少なく、処理アルゴ
リズムも単純でプログラムサイズも小さくなる。
手書き文字のストロークのタイプの確定のために準位相
構造解析法を利用するが、基本ストロークは文字に比べ
てカテゴリ数が遥かに少ないため、ストローク辞書11
4は従来の準位相構造解析法による認識用辞書に比べ非
常に小さくなる。その結果として、ストローク辞書との
マッチングのための処理量も少ない。また、文字レベル
のマッチングのための文字辞書116は、カテゴリ数が
非常に多いが、そのモデルは前述のような少ないデータ
で記述されるため、準位相構造解析法による従来の認識
用辞書に比べて小さく、その結果として、文字辞書11
6とのマッチングのための処理量も少なく、処理アルゴ
リズムも単純でプログラムサイズも小さくなる。
【0034】なお、本実施例では、ストローク・タイプ
の確定のために準位相構造解析法(ただし、従来と異な
りストロークの正規化にストロークのバウンディングボ
ックスのサイズを用いる)を利用したが、他の方法を用
いることも可能である。どのような方法を用いようと、
十分な精度でストローク・タイプを確定できるならば、
同等の文字認識率を達成できる。
の確定のために準位相構造解析法(ただし、従来と異な
りストロークの正規化にストロークのバウンディングボ
ックスのサイズを用いる)を利用したが、他の方法を用
いることも可能である。どのような方法を用いようと、
十分な精度でストローク・タイプを確定できるならば、
同等の文字認識率を達成できる。
【0035】
【発明の効果】以上、実施例に基づき詳細に説明したよ
うに、本発明は、基本ストロークとストローク・タイプ
という概念を導入し、認識処理の第1段階で入力文字の
各ストロークのストローク・タイプを決定する。認識対
象範囲を漢字まで拡張した場合においても、基本ストロ
ークの種類はかなり少ないため、ストローク・タイプの
決定のために必要な辞書(ストローク辞書)のサイズは
十分に小さくなる。
うに、本発明は、基本ストロークとストローク・タイプ
という概念を導入し、認識処理の第1段階で入力文字の
各ストロークのストローク・タイプを決定する。認識対
象範囲を漢字まで拡張した場合においても、基本ストロ
ークの種類はかなり少ないため、ストローク・タイプの
決定のために必要な辞書(ストローク辞書)のサイズは
十分に小さくなる。
【0036】また、本発明は、ストロークのストローク
・タイプによって文字を定性的に記述し、ストロークの
位置及びサイズの情報、より具体的には単純な線分のス
トロークの場合にはストロークのバウンディングボック
スの対角点座標、複雑な曲線のストロークの場合には、
その始点及び終点の座標を用いて、文字を定量的に記述
する。このような文字記述方法によれば、従来の準位相
構造解析法による場合に比べ遥かに少ないデータ量で文
字の記述が可能である。したがって、認識処理の第2段
階で入力文字の文字カテゴリを同定するために必要な辞
書(文字辞書)のサイズを、従来の準位相構造解析法の
場合より遥かに小さくできる。
・タイプによって文字を定性的に記述し、ストロークの
位置及びサイズの情報、より具体的には単純な線分のス
トロークの場合にはストロークのバウンディングボック
スの対角点座標、複雑な曲線のストロークの場合には、
その始点及び終点の座標を用いて、文字を定量的に記述
する。このような文字記述方法によれば、従来の準位相
構造解析法による場合に比べ遥かに少ないデータ量で文
字の記述が可能である。したがって、認識処理の第2段
階で入力文字の文字カテゴリを同定するために必要な辞
書(文字辞書)のサイズを、従来の準位相構造解析法の
場合より遥かに小さくできる。
【0037】このように、本発明によれば、認識対象範
囲を漢字まで拡張しても、認識用辞書のサイズがそれほ
ど大きくならない。また、辞書のサイズが小さくなれ
ば、その分だけ認識のための処理量も少なくなる。さら
に、文字記述が単純であるため、認識処理そのものも単
純になり、そのプログラムもコンパクトにすることがで
きる。したがって、本発明によれば、メモリサイズやC
PU能力が制約されるパーソナルコンピュータ程度のマ
シン上で、認識対象を漢字まで拡張した、認識精度の高
いオンライン手書き文字認識システムを構築可能であ
る。
囲を漢字まで拡張しても、認識用辞書のサイズがそれほ
ど大きくならない。また、辞書のサイズが小さくなれ
ば、その分だけ認識のための処理量も少なくなる。さら
に、文字記述が単純であるため、認識処理そのものも単
純になり、そのプログラムもコンパクトにすることがで
きる。したがって、本発明によれば、メモリサイズやC
PU能力が制約されるパーソナルコンピュータ程度のマ
シン上で、認識対象を漢字まで拡張した、認識精度の高
いオンライン手書き文字認識システムを構築可能であ
る。
【図1】本発明を実施するためのハードウエア構成の一
例を示すブロック図である。
例を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例における認識処理の概略フロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図3】(a)単純な線分のストロークの幾何学的パラ
メータの説明図である。 (b)複雑な曲線のストロークの幾何学的パラメータの
説明図である。
メータの説明図である。 (b)複雑な曲線のストロークの幾何学的パラメータの
説明図である。
【図4】オンライン手書き文字認識システムの一般的な
処理の流れを示すフローチャートである。
処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】準位相構造解析法が不得意な直線又は湾曲の少
ない曲線の例を示す図である。
ない曲線の例を示す図である。
100 タブレット 102 電子ペン 104 タブレット制御部 106 CPU 108 プログラムメモリ 110 データメモリ 112 出力制御部 114 ストローク辞書 116 文字辞書 301 単純な線分のストロークの例 302 複雑な曲線のストロークの例
Claims (6)
- 【請求項1】 予め、手書き文字サンプルのデータより
文字の基本ストロークを抽出し、各基本ストロークに対
し固有のストローク・タイプを割り当てておくととも
に、認識対象の各文字カテゴリ毎に、少なくとも文字を
構成する各ストロークのストローク・タイプ並びに位置
及びサイズの情報を定義しておき、 認識処理の第1段階において入力文字の各ストロークの
ストローク・タイプを決定し、認識処理の第2段階にお
いて該入力文字の各ストロークのストローク・タイプ並
びに位置及びサイズの情報に基づいて該入力文字の文字
カテゴリを同定することを特徴とするオンライン手書き
文字認識方法。 - 【請求項2】 請求項1記載のオンライン手書き文字認
識方法において、認識処理の第1段階で、入力文字の各
ストロークをそのバウンディングボックスのサイズによ
り正規化してから準位相構造の解析を行ない、得られた
準位相構造と、予めストローク辞書として用意された基
本ストロークの準位相構造とのマッチング処理により、
該入力文字の各ストロークのストローク・タイプを決定
することを特徴とするオンライン手書き文字認識方法。 - 【請求項3】 請求項1記載のオンライン手書き文字認
識方法において、認識処理の第2段階で、入力文字の各
ストロークと、文字辞書として用意された文字モデルの
対応関係を持つストロークとの間の変形を計算し、全て
の対応関係を持つストロークにつき計算した変形を平均
して該入力文字と該文字モデルとの間の変形量とし、最
小の変形量が得られた文字モデルの文字カテゴリを認識
結果とすることを特徴とするオンライン手書き文字認識
方法。 - 【請求項4】 請求項3記載のオンライン手書き文字認
識方法において、ストロークの位置及びサイズの情報と
して、ストロークが単純な線分の場合にはそのバウンデ
ィングボックスの対角点座標を用い、ストロークが複雑
な曲線の場合にはその始点及び終点の座標を用い、入力
文字と文字モデルとのマッチング処理において、対応関
係を持つストローク間の変形として、ストロークのバウ
ンディングボックスの対角点の距離又はストロークの始
点及び終点の距離を用いることを特徴とするオンライン
手書き文字認識方法。 - 【請求項5】 請求項3記載のオンライン手書き文字認
識方法において、入力文字のストロークと文字モデルの
ストロークとが、ストローク・タイプが同一であり、か
つ、線分のストロークの場合には相互間の角度が所定値
より小さいときに対応関係を持つと判断し、入力文字の
1のストロークが文字モデルの2以上のストロークと対
応関係を持つと判断された場合には入力文字と文字モデ
ルとの変形量が最小になるように該2以上のストローク
より1のストロークを選ぶことによりストロークの1対
1の対応関係を確定する、ことを特徴とするオンライン
手書き文字認識方法。 - 【請求項6】 予め、手書き文字サンプルのデータより
文字の基本ストロークを抽出し、各基本ストロークに対
し固有のストローク・タイプを割り当てておき、文字を
構成するストロークのストローク・タイプを文字の定性
的記述に用い、文字を構成するストロークのバウンディ
ングボックスの対角点座標又はストロークの始点及び終
点の座標を文字の定量的記述に用いることを特徴とす
る、オンライン手書き文字認識のための文字記述方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7307228A JPH09147052A (ja) | 1995-11-27 | 1995-11-27 | オンライン手書き文字認識方法及びオンライン手書き文字認識のための文字記述方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7307228A JPH09147052A (ja) | 1995-11-27 | 1995-11-27 | オンライン手書き文字認識方法及びオンライン手書き文字認識のための文字記述方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09147052A true JPH09147052A (ja) | 1997-06-06 |
Family
ID=17966592
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7307228A Pending JPH09147052A (ja) | 1995-11-27 | 1995-11-27 | オンライン手書き文字認識方法及びオンライン手書き文字認識のための文字記述方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09147052A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111160245A (zh) * | 2019-12-27 | 2020-05-15 | 上海眼控科技股份有限公司 | 一种动态签名识别方法及设备 |
| CN111310548A (zh) * | 2019-12-04 | 2020-06-19 | 武汉汉德瑞庭科技有限公司 | 一种在线手写笔迹中笔画类型的识别方法 |
| CN117315662A (zh) * | 2022-06-21 | 2023-12-29 | 广州视源电子科技股份有限公司 | 基于电子白板的书写笔迹的处理方法、处理装置与处理器 |
| CN119091006A (zh) * | 2024-07-29 | 2024-12-06 | 福建天晴在线互动科技有限公司 | 一种自动生成手写汉字动画的方法及终端 |
-
1995
- 1995-11-27 JP JP7307228A patent/JPH09147052A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111310548A (zh) * | 2019-12-04 | 2020-06-19 | 武汉汉德瑞庭科技有限公司 | 一种在线手写笔迹中笔画类型的识别方法 |
| CN111310548B (zh) * | 2019-12-04 | 2023-09-19 | 武汉汉德瑞庭科技有限公司 | 一种在线手写笔迹中笔画类型的识别方法 |
| CN111160245A (zh) * | 2019-12-27 | 2020-05-15 | 上海眼控科技股份有限公司 | 一种动态签名识别方法及设备 |
| CN117315662A (zh) * | 2022-06-21 | 2023-12-29 | 广州视源电子科技股份有限公司 | 基于电子白板的书写笔迹的处理方法、处理装置与处理器 |
| CN119091006A (zh) * | 2024-07-29 | 2024-12-06 | 福建天晴在线互动科技有限公司 | 一种自动生成手写汉字动画的方法及终端 |
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