JPH09147452A - 角加速度検出器及び磁気記録再生装置 - Google Patents

角加速度検出器及び磁気記録再生装置

Info

Publication number
JPH09147452A
JPH09147452A JP7299843A JP29984395A JPH09147452A JP H09147452 A JPH09147452 A JP H09147452A JP 7299843 A JP7299843 A JP 7299843A JP 29984395 A JP29984395 A JP 29984395A JP H09147452 A JPH09147452 A JP H09147452A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
rotation speed
torque
capstan motor
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7299843A
Other languages
English (en)
Inventor
Michifumi Nishida
理史 西田
Soichiro Fujioka
総一郎 藤岡
Michifumi Inai
道史 稲井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP7299843A priority Critical patent/JPH09147452A/ja
Publication of JPH09147452A publication Critical patent/JPH09147452A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャプスタン制御系を有する装置において、
装置本体に震動的な動き(ローリング)が発生した場合
に、ローリングに含まれる回転成分の角加速度(ローリ
ング角加速度)を検出する角加速度検出器、およびロー
リング発生時に安定した磁気テープへの記録再生を実現
できる磁気記録再生装置を提供すること。 【解決手段】 速度指令部101が指示する所定のキャ
プスタンの回転速度と、実際の回転速度とを比較し、そ
の結果に基づいてキャプスタン制御部103が出力する
トルク指令信号(所定の回転速度でキャプスタンを回転
させるためにキャプスタンモータ105に発生させるべ
き駆動トルクを表す)を、くし型フィルタ109および
除算器110に通過させることによりローリング角加速
度を検出し、それに基づいて、供給リール350および
巻取りリール353に与える駆動トルクを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャプスタンモー
タを有する装置において、装置本体に震動的な動き(ロ
ーリング)が発生した場合に、ローリングに含まれる回
転成分の角加速度を検出する角加速度検出器と、それを
用いた磁気記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】VTRのような磁気記録再生装置では、
シリンダの円周上に取り付けられたヘッドとテープと
が、常に最適な状態で接触するようにテープのテンショ
ンを制御する必要がある。以下、従来の磁気記録再生装
置においてテープのテンションを制御する方法について
説明する。図9は従来の磁気記録再生装置の構成の一例
を簡略化して示す図である。
【0003】この磁気記録再生装置は、供給リール(以
下、「Sリール」と呼ぶ)901、シリンダ902、ヘ
ッド903、キャプスタンモータ904、キャプスタン
905、ピンチローラ906、巻取りリール(以下、
「Tリール」と呼ぶ)907、Sリール巻径検出部90
8、バックテンション演算部909、Sリール駆動部9
10を備える。
【0004】950は、テープを表す。また、951、
952、953は、テープパス上に設けられたポストで
ある。Sリール901は、テープパス上にテープ950
を供給する。シリンダ902は、その円周上にヘッド9
03が取り付けられており、Sリール901から引き出
されたテープ950が巻き付けられている。
【0005】ヘッド903はテープ950に対して、信
号の記録および再生を行う。キャプスタンモータ904
は、キャプスタン905を回転させることにより、キャ
プスタン905とピンチローラ906とに挟まれたテー
プ950の移送を行う。Tリール907は、移送された
テープ950を巻き取る。
【0006】Sリール巻径検出部908は、Sリール9
01の巻径を検出する。バックテンション演算部909
は、Sリール巻径検出部908の出力と、設定したいテ
ンションの値との乗算を行ない、Sリールトルク指令信
号としてSリール駆動部910に対して出力する。Sリ
ール駆動部910は、バックテンション演算部909の
出力したSリールトルク指令信号に従い、Sリール90
1に駆動トルクを与える。
【0007】以上のように構成された磁気記録再生装置
について、以下、その動作を説明する。テープ950は
キャプスタン905とピンチローラ906とに挟まれて
おり、キャプスタンモータ904の回転により、Sリー
ル901から引き出され、Tリール907に巻き取られ
るように移送される。テープ950は、途中でシリンダ
902に巻き付けられ、シリンダ902の円周上に取り
付けられているヘッド903によって信号の記録および
再生が行われる。
【0008】Sリール901が一定速度で回転している
とき、テープ950によって発生するトルクと、Sリー
ル901を駆動するモータによって発生しているトルク
とは釣り合っている。従って、一定のテンションFを保
つためには、F・rs(rsはSリール901の巻径を
表す)で与えられるトルクをモータに発生させ、Sリー
ルに与えればよい。
【0009】Sリール巻径検出部908は、Sリール9
01の巻径を検出し、巻径rsを表す信号を出力する。
バックテンション演算部909は、Sリール巻径検出部
908の出力と、設定したいテンションFとの乗算を行
ない、Sリールトルク指令信号としてSリール駆動部9
10に対して出力する。Sリール駆動部910は、入力
されたSリールトルク指令信号に従ってモータを駆動
し、Sリール901に駆動トルクを与える。
【0010】以上のような構成によりテープ950のテ
ンションは一定に保たれる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、次に述べるような問題が発生する。ポー
タブルVTRやカメラ一体型VTRを用いて野外撮影を
行う場合、VTRを持ち運びする人の動きにより、VT
R本体に振動的な動き(以下、「ローリング」と呼ぶ)
が多々発生する。ローリングは回転成分を含んでいるこ
とが多く、回転成分を含んでいる場合には、その回転成
分によりVTR本体に外乱トルクが発生し、リールの回
転が乱れる。その結果テープのテンションが変動し、ヘ
ッドとテープとの接触状態が一定でなくなり、安定した
信号の記録再生ができなくなる場合が生じるという問題
点を有していた。
【0012】本発明は、上記問題点に鑑み、ローリング
発生時に、ローリングに含まれる回転成分の角加速度
(以下、「ローリング角加速度」と呼ぶ)を検出する角
加速度検出器、およびそれを用いて、ローリング発生時
にも安定した信号の記録再生が実現できる磁気記録再生
装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1の発明は、キャプスタンモータを有する
装置に備えられ、装置本体に震動的な動きが発生したと
きに、その震動的な動きに含まれる回転成分の角加速度
を検出する角加速度検出器であって、キャプスタンモー
タの回転速度を指示する回転速度指令手段と、キャプス
タンモータの回転速度を検出する回転速度検出手段と、
前記回転速度指令手段が指示する回転速度と、前記回転
速度検出手段が検出した回転速度との差分を算出する第
1差分算出手段と、前記第1差分算出手段が算出した差
分に基づき、キャプスタンモータの回転速度を、前記回
転速度指令手段が指示する回転速度と一致させるため
に、キャプスタンモータが発生すべき駆動トルクを算出
し、その値をトルク指令信号として出力する駆動トルク
算出手段と、前記トルク指令信号に従って、キャプスタ
ンモータに駆動トルクを発生させるキャプスタン駆動手
段と、前記トルク指令信号から、前記角加速度を抽出す
る抽出手段とを備える。
【0014】また、請求項4の発明は、テープを移送す
るキャプスタンモータと、テープを供給する供給リール
と、テープを巻き取る巻取りリールとを有する磁気記録
再生装置であって、装置本体に震動的な動きが発生した
ときに、震動的な動きに含まれる回転成分の角加速度を
検出する角加速度検出手段と、キャプスタンと供給リー
ルとの間で、テープに所定の張力を与えるために、供給
リールに与えるべき駆動トルクを指示する供給リールテ
ンション指令手段と、供給リールの慣性モーメントを検
出する、供給リール慣性モーメント検出手段と、前記供
給リール慣性モーメント検出手段の出力と、前記角加速
度検出手段の出力とを乗算する供給リールトルク変換手
段と、前記供給リールトルク変換手段の出力により、前
記供給リールテンション指令手段の出力を補正する第1
補正手段と、前記第1補正手段の出力に応じた駆動トル
クを前記供給リールに与える供給リール駆動手段とを備
える。
【0015】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、キャプ
スタンモータを有する装置に備えられ、装置本体にロー
リングが発生したときに、ローリング角加速度を検出す
る角加速度検出器であって、キャプスタンモータの回転
速度を指示する回転速度指令手段と、キャプスタンモー
タの回転速度を検出する回転速度検出手段と、前記回転
速度指令手段が指示する回転速度と、前記回転速度検出
手段が検出した回転速度との差分を算出する第1差分算
出手段と、前記第1差分算出手段が算出した差分に基づ
き、キャプスタンモータの回転速度を、前記回転速度指
令手段が指示する回転速度と一致させるために、キャプ
スタンモータが発生すべき駆動トルクを算出し、その値
をトルク指令信号として出力する駆動トルク算出手段
と、前記トルク指令信号に従って、キャプスタンモータ
に駆動トルクを発生させるキャプスタン駆動手段と、前
記トルク指令信号から、前記ローリング角加速度を抽出
する抽出手段とを備えるものである。
【0016】回転速度指令手段は、キャプスタンモータ
の回転速度を指示する回転速度指令信号を出力する。回
転速度検出手段は、前記キャプスタンモータの回転速度
を検出する。第1差分算出手段は、前記回転速度指令手
段が指示する回転速度と、前記回転速度検出手段が検出
した回転速度との差分を算出する。駆動トルク算出手段
は、前記第1差分算出手段の算出した差分に基づき、キ
ャプスタンモータの回転速度を、前記回転速度指令手段
が指示する回転速度と一致させるために、キャプスタン
モータが発生すべき駆動トルクを算出し、その値をトル
ク指令信号として出力する。キャプスタン駆動手段は、
前記トルク指令信号に従って、キャプスタンモータに駆
動トルクを発生させる。前記トルク指令信号は、ローリ
ングに含まれる回転成分による外乱トルク(以下、「ロ
ーリング力」と呼ぶ)以外に、軸ロス成分や、テンショ
ン負荷トルクなどの直流成分と、トルクトリップルやキ
ャプスタン軸の偏芯、動バランスによる回転変動を抑制
するためのトルク等、キャプスタンモータの回転周波数
の整数倍の周波数成分とを含んでいるため、抽出手段
は、前記トルク指令信号から、ローリング力を抽出し、
ローリング角加速度に変換して出力する。
【0017】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明に係る角加速度検出器において、抽出手段とし
て、前記トルク指令信号から、直流成分と、前記キャプ
スタンモータの回転周波数の整数倍の周波数成分とを除
去するくし型フィルタと、前記くし型フィルタの出力
を、予め与えられたキャプスタンモータの慣性モーメン
トで除算する除算器とを備えるものである。
【0018】くし型フィルタは、前記トルク指令信号か
ら、直流成分と、前記キャプスタンモータの回転周波数
の整数倍の周波数成分とを除去する。除算器は、前記く
し型フィルタの出力を、予め与えられたキャプスタンモ
ータの慣性モーメントで除算し、ローリング角加速度と
等価な信号を出力する。請求項3に記載の発明は、請求
項1に記載の発明に係る角加速度検出器において、抽出
手段として、キャプスタンモータの駆動トルクから回転
速度までの物理的な伝達特性と等価な積分特性を有する
等価積分器と、前記等価積分器の出力と、前記回転速度
検出手段の出力との差分を算出し、誤差信号を出力する
第2差分算出手段と、前記誤差信号を所定の利得で増幅
する比例補償部と、前記誤差信号を積分する積分補償部
と、前記誤差信号を入力とし、前記キャプスタンモータ
の回転周期だけ遅延した信号が正帰還される巡回型フィ
ルタで構成される繰り返し補償部と、前記比例補償部の
出力と、前記積分補償部の出力と、前記繰り返し補償部
の出力とを加算する加算手段と、前記加算手段の出力に
より、前記トルク指令信号を補正し、前記等価積分器に
対して出力する補正手段と、前記比例補償部の出力を、
予め与えられたキャプスタンモータの慣性モーメントで
除算する除算器とを備えるものである。
【0019】等価積分器は、前記キャプスタンモータの
駆動トルクから回転速度までの物理的な伝達特性と等価
な積分特性を有する。第2差分算出手段は、前記等価積
分器の出力と、前記回転速度検出手段の出力との差分を
算出し、その結果を誤差信号として出力する。比例補償
部は、前記誤差信号を所定の利得で増幅する。積分補償
部は、前記誤差信号を積分する。繰り返し補償部は、前
記誤差信号から前記キャプスタンモータの回転周波数の
整数倍の周波数成分を持つ信号を抽出する。加算手段
は、前記比例補償部の出力と、前記積分補償部の出力
と、前記繰り返し補償部の出力とを加算する。補正手段
は、前記加算手段の出力により、前記トルク指令信号を
補正して前記等価積分器に対して出力する。上記の要素
から構成されたフィードバックループが収束したとき、
前記比例補償部の出力は、ローリング力と等価なものと
なるため、除算器は、前記比例補償部の出力を、予め与
えられたキャプスタンモータの慣性モーメントで除算
し、ローリング角加速度と等価な信号を出力する。
【0020】請求項4に記載の発明は、テープを移送す
るキャプスタンモータと、テープを供給する供給リール
と、テープを巻き取る巻取りリールとを有する磁気記録
再生装置であって、装置本体にローリングが発生したと
きに、ローリング角加速度を検出する角加速度検出手段
と、キャプスタンと供給リールとの間で、テープに所定
の張力を与えるために供給リールに与えるべき駆動トル
クを指示する供給リールテンション指令手段と、前記供
給リールの慣性モーメントを検出する供給リール慣性モ
ーメント検出手段と、前記供給リール慣性モーメント検
出手段の出力と、前記角加速度検出手段の出力とを乗算
する供給リールトルク変換手段と、前記供給リールトル
ク変換手段の出力により、前記供給リールテンション指
令手段の出力を補正する第1補正手段と、前記第1補正
手段の出力に応じた駆動トルクを前記供給リールに与え
る供給リール駆動手段とを備えるものである。
【0021】角加速度検出手段は、装置本体にローリン
グが発生したときに、ローリング角加速度を検出する。
供給リールテンション指令手段は、キャプスタンと供給
リールとの間で、テープに所定の張力を与えるために供
給リールに与えるべき駆動トルクを指示する。供給リー
ル慣性モーメント検出手段は、供給リールの慣性モーメ
ントを検出する。供給リールトルク変換手段は、前記供
給リール慣性モーメント検出手段の出力と、前記角加速
度検出手段の出力とを乗算する。第1補正手段は、前記
供給リールトルク変換手段の出力により、前記供給リー
ルテンション指令手段の出力を補正する。供給リール駆
動手段は、前記第1補正手段の出力に応じた駆動トルク
を前記供給リールに与えることにより供給リールとキャ
プスタンとの間のテープのテンションを一定に保つ。
【0022】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の発明に係る磁気記録再生装置において、角加速度検出
手段は、キャプスタンモータの回転速度を指示する回転
速度指令手段と、キャプスタンモータの回転速度を検出
する回転速度検出手段と、前記回転速度指令手段が指示
する回転速度と、前記回転速度検出手段が検出した回転
速度との差分を算出する第1差分算出手段と、前記第1
差分算出手段が算出した差分に基づき、キャプスタンモ
ータの回転速度を、前記回転速度指令手段が指示する回
転速度と一致させるために、キャプスタンモータが発生
すべき駆動トルクを算出し、その値をトルク指令信号と
して出力する駆動トルク算出手段と、前記トルク指令信
号に従って、キャプスタンモータに駆動トルクを発生さ
せるキャプスタン駆動手段と、前記トルク指令信号か
ら、前記角加速度を抽出する抽出手段とを含む。
【0023】回転速度指令手段は、キャプスタンモータ
の回転速度を指示する回転速度指令信号を出力する。回
転速度検出手段は、前記キャプスタンモータの回転速度
を検出する。第1差分算出手段は、前記回転速度指令手
段が指示する回転速度と、前記回転速度検出手段が検出
した回転速度との差分を算出する。駆動トルク算出手段
は、前記第1差分算出手段の算出した差分に基づき、キ
ャプスタンモータの回転速度を、前記回転速度指令手段
が指示する回転速度と一致させるために、キャプスタン
モータが発生すべき駆動トルクを算出し、その値をトル
ク指令信号として出力する。キャプスタン駆動手段は、
前記トルク指令信号に従って、キャプスタンモータに駆
動トルクを発生させる。前記トルク指令信号は、ローリ
ング力以外に、軸ロス成分や、テンション負荷トルクな
どの直流成分と、トルクトリップルやキャプスタン軸の
偏芯、動バランスによる回転変動を抑制するためのトル
ク等、キャプスタンモータの回転周波数の整数倍の周波
数成分とを含んでいるため、抽出手段は、前記トルク指
令信号から、ローリング力を抽出し、ローリング角加速
度に変換して出力する。
【0024】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の発明に係る磁気記録再生装置において、抽出手段は、
前記トルク指令信号から、直流成分と、キャプスタンモ
ータの回転周波数の整数倍の周波数成分とを除去するく
し型フィルタと、前記くし型フィルタの出力を、予め与
えられたキャプスタンモータの慣性モーメントで除算す
る除算器とを含む。
【0025】くし型フィルタは、前記トルク指令信号か
ら、直流成分と、前記キャプスタンモータの回転周波数
の整数倍の周波数成分とを除去する。除算器は、前記く
し型フィルタの出力を、予め与えられたキャプスタンモ
ータの慣性モーメントで除算し、ローリング角加速度と
等価な信号を出力する。請求項7に記載の発明は、請求
項5に記載の発明に係る磁気記録再生装置において、抽
出手段は、キャプスタンモータの駆動トルクから回転速
度までの物理的な伝達特性と等価な積分特性を有する等
価積分器と、前記等価積分器の出力と、前記回転速度検
出手段の出力との差分を算出し、誤差信号を出力する第
2差分算出手段と、前記誤差信号を所定の利得で増幅す
る比例補償部と、前記誤差信号を積分する積分補償部
と、前記誤差信号を入力とし、前記キャプスタンモータ
の回転周期だけ遅延した信号が正帰還される巡回型フィ
ルタで構成される繰り返し補償部と、前記比例補償部の
出力と、前記積分補償部の出力と、前記繰り返し補償部
の出力とを加算する加算手段と、前記加算手段の出力に
より、前記トルク指令信号を補正して、前記等価積分器
に対して出力する第2補正手段と、前記比例補償部の出
力を、予め与えられたキャプスタンモータの慣性モーメ
ントで除算する除算器とを含む。
【0026】等価積分器は、前記キャプスタンモータの
駆動トルクから回転速度までの物理的な伝達特性と等価
な積分特性を有する。第2差分算出手段は、前記等価積
分器の出力と、前記回転速度検出手段の出力との差分を
算出し、その結果を誤差信号として出力する。比例補償
部は、前記誤差信号を所定の利得で増幅する。積分補償
部は、前記誤差信号を積分する。繰り返し補償部は、前
記誤差信号から前記キャプスタンモータの回転周波数の
整数倍の周波数成分を持つ信号を抽出する。加算手段
は、前記比例補償部の出力と、前記積分補償部の出力
と、前記繰り返し補償部の出力とを加算する。第2補正
手段は、前記加算手段の出力により、前記トルク指令信
号を補正して前記等価積分器に対して出力する。除算器
は、前記比例補償部の出力を、予め与えられたキャプス
タンモータの慣性モーメントで除算し、ローリング角加
速度と等価な信号を出力する。
【0027】請求項8に記載の発明は、請求項4に記載
の発明に、さらに、キャプスタンと巻取りリールとの間
で、テープに所定の張力を与えるために巻取りリールに
与えるべき駆動トルクを指示する巻取りリールテンショ
ン指令手段と、前記巻取りリールの慣性モーメントを検
出する巻取りリール慣性モーメント検出手段と、前記巻
取りリール慣性モーメント検出手段の出力と、前記角加
速度検出手段の出力とを乗算する巻取りリールトルク変
換手段と、前記巻取りリールトルク変換手段の出力によ
り、前記巻取りリールテンション指令手段の出力を補正
する第2補正手段と、前記第2補正手段の出力に応じた
駆動トルクを前記巻取りリールに与える巻取りリール駆
動手段とを備えるものである。
【0028】巻取りリールテンション指令手段は、キャ
プスタンと巻取りリールとの間で、テープに所定の張力
を与えるために巻取りリールに与えるべき駆動トルクを
指示する。巻取りリール慣性モーメント検出手段は、巻
取りリールの慣性モーメントを検出する。巻取りリール
トルク変換手段は、前記巻取りリール慣性モーメント検
出手段の出力と、前記角加速度検出手段の出力とを乗算
する。第2補正手段は、前記巻取りリールトルク変換手
段の出力により、前記巻取りリールテンション指令手段
の出力を補正する。巻取りリール駆動手段は、前記第2
補正手段の出力に応じた駆動トルクを巻取りリールに与
える。
【0029】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
の発明に係る磁気記録再生装置において、角加速度検出
手段は、キャプスタンモータの回転速度を指示する回転
速度指令手段と、キャプスタンモータの回転速度を検出
する回転速度検出手段と、前記回転速度指令手段が指示
する回転速度と、前記回転速度検出手段が検出した回転
速度との差分を算出する第1差分算出手段と、前記第1
差分算出手段が算出した差分に基づき、キャプスタンモ
ータの回転速度を、前記回転速度指令手段が指示する回
転速度と一致させるために、キャプスタンモータが発生
すべき駆動トルクを算出し、その値をトルク指令信号と
して出力する駆動トルク算出手段と、前記トルク指令信
号に従って、キャプスタンモータに駆動トルクを発生さ
せるキャプスタン駆動手段と、前記トルク指令信号か
ら、前記角加速度を抽出する抽出手段とを含む。
【0030】回転速度指令手段は、キャプスタンモータ
の回転速度を指示する回転速度指令信号を出力する。回
転速度検出手段は、前記キャプスタンモータの回転速度
を検出する。第1差分算出手段は、前記回転速度指令手
段が指示する回転速度と、前記回転速度検出手段が検出
した回転速度との差分を算出する。駆動トルク算出手段
は、前記第1差分算出手段の算出した差分に基づき、キ
ャプスタンモータの回転速度を、前記回転速度指令手段
が指示する回転速度と一致させるために、キャプスタン
モータが発生すべき駆動トルクを算出し、その値をトル
ク指令信号として出力する。キャプスタン駆動手段は、
前記トルク指令信号に従って、キャプスタンモータに駆
動トルクを発生させる。前記トルク指令信号は、ローリ
ング力以外に、軸ロス成分や、テンション負荷トルクな
どの直流成分と、トルクトリップルやキャプスタン軸の
偏芯、動バランスによる回転変動を抑制するためのトル
ク等、キャプスタンモータの回転周波数の整数倍の周波
数成分とを含んでいるため、抽出手段は、前記トルク指
令信号から、ローリング力を抽出し、ローリング角加速
度に変換して出力する。
【0031】請求項10に記載の発明は、請求項9に記
載の発明に係る磁気記録再生装置において、抽出手段
は、前記トルク指令信号から、直流成分と、キャプスタ
ンモータの回転周波数の整数倍の周波数成分とを除去す
るくし型フィルタと、前記くし型フィルタの出力を、予
め与えられたキャプスタンモータの慣性モーメントで除
算する除算器とを含む。
【0032】くし型フィルタは、前記トルク指令信号か
ら、直流成分と、前記キャプスタンモータの回転周波数
の整数倍の周波数成分とを除去する。除算器は、前記く
し型フィルタの出力を、予め与えられたキャプスタンモ
ータの慣性モーメントで除算し、ローリング角加速度と
等価な信号を出力する。請求項11に記載の発明は、請
求項9に記載の発明に係る磁気記録再生装置において、
抽出手段は、キャプスタンモータの駆動トルクから回転
速度までの物理的な伝達特性と等価な積分特性を有する
等価積分器と、前記等価積分器の出力と、前記回転速度
検出手段の出力との差分を算出し、誤差信号を出力する
第2差分算出手段と、前記誤差信号を所定の利得で増幅
する比例補償部と、前記誤差信号を積分する積分補償部
と、前記誤差信号を入力とし、前記キャプスタンモータ
の回転周期だけ遅延した信号が正帰還される巡回型フィ
ルタで構成される繰り返し補償部と、前記比例補償部の
出力と、前記積分補償部の出力と、前記繰り返し補償部
の出力とを加算する加算手段と、前記加算手段の出力に
より、前記トルク指令信号を補正して、前記等価積分器
に対して出力する第3補正手段と、前記比例補償部の出
力を、予め与えられたキャプスタンモータの慣性モーメ
ントで除算する除算器とを含む。
【0033】等価積分器は、前記キャプスタンモータの
駆動トルクから回転速度までの物理的な伝達特性と等価
な積分特性を有する。第2差分算出手段は、前記等価積
分器の出力と、前記回転速度検出手段の出力との差分を
算出し、その結果を誤差信号として出力する。比例補償
部は、前記誤差信号を所定の利得で増幅する。積分補償
部は、前記誤差信号を積分する。繰り返し補償部は、前
記誤差信号から前記キャプスタンモータの回転周波数の
整数倍の周波数成分を持つ信号を抽出する。加算手段
は、前記比例補償部の出力と、前記積分補償部の出力
と、前記繰り返し補償部の出力とを加算する。第3補正
手段は、前記加算手段の出力により、前記トルク指令信
号を補正して前記等価積分器に対して出力する。除算器
は、前記比例補償部の出力を、予め与えられたキャプス
タンモータの慣性モーメントで除算し、ローリング角加
速度と等価な信号を出力する。
【0034】請求項12に記載の発明は、テープを移送
するキャプスタンモータと、テープを供給する供給リー
ルと、テープを巻き取る巻取りリールと、回動軸にて装
置に軸着され、回動軸の支点と異なる点と装置との間に
弾性体が橋絡されている可動アーム上に垂設された可動
ポストとを有する磁気記録再生装置であって、装置本体
にローリングが発生したときに、ローリング角加速度を
検出する角加速度検出手段と、弾性体の力と、前記可動
ポストに掛けられたテープの張力とが釣り合うときの前
記可動ポストの位置から、キャプスタンと供給リールと
の間のテープの張力を検出し、テンション検出信号とし
て出力するテンション検出手段と、前記角加速度検出手
段が検出したローリング角加速度に基づいて、前記テン
ション検出信号を補正する補正信号を出力する補正信号
出力手段と、前記補正信号により、前記テンション検出
信号の補正を行い、その結果を補正テンション信号とし
て出力する第1補正手段と、キャプスタンと供給リール
との間に設定したいテープの張力を表す信号を出力する
テンション指令手段と、前記テンション指令手段の出力
と、前記補正テンション信号との差分を算出する第1差
分算出手段と、前記第1差分算出手段の出力から、供給
リールに与えるべきトルクを表す供給リールトルク指令
信号を出力する供給リールトルク制御手段と、前記供給
リールトルク指令信号に応じた駆動トルクを前記供給リ
ールに与える供給リール駆動手段とを備えるものであ
る。
【0035】角加速度検出手段は、装置本体にローリン
グが発生したときに、ローリング角加速度を検出する。
テンション検出手段は、弾性体の力と、前記可動ポスト
に掛けられたテープの張力とが釣り合うときの前記可動
ポストの位置から、キャプスタンと供給リールとの間の
テープの張力を検出してテンション指令信号として出力
する。補正信号出力手段は、前記角加速度検出手段が検
出したローリング角加速度に基づいて、前記テンション
検出信号を補正する補正信号を出力する。第1補正手段
は、前記補正信号により前記テンション検出信号の補正
を行ない、その結果を補正テンション信号として出力す
る。テンション指令手段は、キャプスタンと供給リール
との間に設定したいテープの張力を表す信号を出力し、
第1差分算出手段は、前記供給リールテンション指令手
段の出力と、前記補正テンション信号との差分を算出す
る。供給リールトルク制御手段は、前記第1差分算出手
段の出力から、供給リールに与えるべきトルクを表す供
給リールトルク指令信号を出力する。供給リール駆動手
段は、前記供給リールトルク指令信号に応じた駆動トル
クを供給リールに与える。
【0036】請求項13に記載の発明は、請求項12に
記載の発明に係る磁気記録再生装置において、角加速度
検出手段は、キャプスタンモータの回転速度を指示する
回転速度指令手段と、キャプスタンモータの回転速度を
検出する回転速度検出手段と、前記回転速度指令手段が
指示する回転速度と、前記回転速度検出手段が検出した
回転速度との差分を算出する第2差分算出手段と、前記
第2差分算出手段が算出した差分に基づき、キャプスタ
ンモータの回転速度を、前記回転速度指令手段が指示す
る回転速度と一致させるために、キャプスタンモータが
発生すべき駆動トルクを算出し、その値をトルク指令信
号として出力する駆動トルク算出手段と、前記トルク指
令信号に従って、キャプスタンモータに駆動トルクを発
生させるキャプスタン駆動手段と、前記トルク指令信号
から、前記角加速度を抽出する抽出手段とを含む。
【0037】回転速度指令手段は、キャプスタンモータ
の回転速度を指示する回転速度指令信号を出力する。回
転速度検出手段は、前記キャプスタンモータの回転速度
を検出する。第2差分算出手段は、前記回転速度指令手
段が指示する回転速度と、前記回転速度検出手段が検出
した回転速度との差分を算出する。駆動トルク算出手段
は、前記第2差分算出手段の算出した差分に基づき、キ
ャプスタンモータの回転速度を、前記回転速度指令手段
が指示する回転速度と一致させるために、キャプスタン
モータが発生すべき駆動トルクを算出し、その値をトル
ク指令信号として出力する。キャプスタン駆動手段は、
前記トルク指令信号に従って、キャプスタンモータに駆
動トルクを発生させる。前記トルク指令信号は、ローリ
ング力以外に、軸ロス成分や、テンション負荷トルクな
どの直流成分と、トルクトリップルやキャプスタン軸の
偏芯、動バランスによる回転変動を抑制するためのトル
ク等、キャプスタンモータの回転周波数の整数倍の周波
数成分とを含んでいるため、抽出手段は、前記トルク指
令信号から、ローリング力を抽出し、ローリング角加速
度に変換して出力する。
【0038】請求項14に記載の発明は、請求項13に
記載の発明に係る磁気記録再生装置において、抽出手段
は、前記トルク指令信号から、直流成分と、キャプスタ
ンモータの回転周波数の整数倍の周波数成分とを除去す
るくし型フィルタと、前記くし型フィルタの出力を、予
め与えられたキャプスタンモータの慣性モーメントで除
算する除算器とを含む。
【0039】くし型フィルタは、前記トルク指令信号か
ら、直流成分と、前記キャプスタンモータの回転周波数
の整数倍の周波数成分とを除去する。除算器は、前記く
し型フィルタの出力を、予め与えられたキャプスタンモ
ータの慣性モーメントで除算し、ローリング角加速度と
等価な信号を出力する。請求項15に記載の発明は、請
求項13に記載の発明に係る磁気記録再生装置におい
て、抽出手段は、キャプスタンモータの駆動トルクから
回転速度までの物理的な伝達特性と等価な積分特性を有
する等価積分器と、前記等価積分器の出力と、前記回転
速度検出手段の出力との差分を算出し、誤差信号を出力
する第3差分算出手段と、前記誤差信号を所定の利得で
増幅する比例補償部と、前記誤差信号を積分する積分補
償部と、前記誤差信号を入力とし、前記キャプスタンモ
ータの回転周期だけ遅延した信号が正帰還される巡回型
フィルタで構成される繰り返し補償部と、前記比例補償
部の出力と、前記積分補償部の出力と、前記繰り返し補
償部の出力とを加算する加算手段と、前記加算手段の出
力により、前記トルク指令信号を補正して、前記等価積
分器に対して出力する第2補正手段と、前記比例補償部
の出力を、予め与えられたキャプスタンモータの慣性モ
ーメントで除算する除算器とを含む。
【0040】等価積分器は、前記キャプスタンモータの
駆動トルクから回転速度までの物理的な伝達特性と等価
な積分特性を有する。第3差分算出手段は、前記等価積
分器の出力と、前記回転速度検出手段の出力との差分を
算出し、その結果を誤差信号として出力する。比例補償
部は、前記誤差信号を所定の利得で増幅する。積分補償
部は、前記誤差信号を積分する。繰り返し補償部は、前
記誤差信号から前記キャプスタンモータの回転周波数の
整数倍の周波数成分を持つ信号を抽出する。加算手段
は、前記比例補償部の出力と、前記積分補償部の出力
と、前記繰り返し補償部の出力とを加算する。第2補正
手段は、前記加算手段の出力により、前記トルク指令信
号を補正して前記等価積分器に対して出力する。除算器
は、前記比例補償部の出力を、予め与えられたキャプス
タンモータの慣性モーメントで除算し、ローリング角加
速度と等価な信号を出力する。
【0041】以下、本発明の実施の形態を図を参照しな
がら説明する。図1は、本発明の第一の実施の形態にお
ける角加速度検出器の構成を示すブロック図である。こ
の角加速度検出器は、速度指令部101、比較器10
2、キャプスタン制御部103、キャプスタン駆動部1
04、キャプスタンモータ105、キャプスタン10
6、ピンチローラ107、速度検出部108、くし型フ
ィルタ109、除算器110を備える。また、150は
テープを表す。
【0042】速度指令部101は、請求項1に記載の発
明における回転速度指令手段に相当し、予め決定された
キャプスタンモータ105の所定の回転速度を表す回転
速度指令信号を出力する。比較器102は、請求項1に
記載の発明における第1差分算出手段に相当し、速度指
令部101の出力する回転速度指令信号と、速度検出部
108の出力する回転速度信号とを比較し、速度指令部
101の指示する回転速度と、速度検出部108の検出
した回転速度との差分を算出して、キャプスタン制御部
103に対して回転速度誤差信号を出力する。
【0043】キャプスタン制御部103は、請求項1に
記載の発明における駆動トルク算出手段に相当し、入力
された回転速度誤差信号に基づき、キャプスタンモータ
105の回転速度を、速度指令部101の指示する回転
速度と一致させるために、キャプスタンモータ105に
発生させるべき駆動トルクを算出し、キャプスタン駆動
部104に対してトルク指令信号を出力する。
【0044】キャプスタン駆動部104は、請求項1に
記載の発明におけるキャプスタン駆動手段に相当し、キ
ャプスタン制御部103が出力したトルク指令信号に従
って、キャプスタンモータ105に駆動トルクを発生さ
せる。キャプスタンモータ105は、キャプスタン10
6を回転させる。キャプスタン106は、ピンチローラ
107とともにテープ150を挟み、テープ150を移
送させる。
【0045】速度検出部108は、請求項1に記載の発
明における回転速度検出手段に相当し、キャプスタンモ
ータ105の回転速度を検出し、回転速度信号として比
較器102に送る。くし型フィルタ109は、請求項2
に記載の発明におけるくし型フィルタであり、キャプス
タン制御部103の出力したトルク指令信号から、直流
成分とキャプスタンモータ105の回転周波数の整数倍
の周波数成分とを除去し、除算器110に送る。図5は
くし型フィルタ109の具体的な構成およびその周波数
特性を示す図である。
【0046】図5(a)は、くし型フィルタ109の具
体的な構成の一例を示す。このくし型フィルタ109
は、遅延器501と比較器502とから構成される。遅
延器501の遅延時間をキャプスタンモータ105の回
転周期となるようにすると、直流部分およびキャプスタ
ンモータ105の回転周波数の整数倍の周波数で減衰量
が無限大となる。従って、トルク指令信号が含む、軸ロ
ス成分や、テンション負荷トルクなどの直流成分と、ト
ルクリップルやキャプスタン軸の偏芯、動バランスによ
る回転変動を抑制するためのトルク等、キャプスタンモ
ータ105の回転周波数の整数倍の周波数成分が除去さ
れ、ローリング力に等価な信号だけを抽出することがで
きる。図5(b)は、このときのくし型フィルタ109
の周波数特性を示す。同図においてfはキャプスタンモ
ータ105の回転周波数である。
【0047】除算器110は、請求項2に記載の発明に
おける除算器であり、くし型フィルタ109の出力をキ
ャプスタンモータ105の慣性モーメント値で除算し、
ローリング角加速度と等価な信号を出力する。以上のよ
うに構成された角加速度検出器について、以下その動作
を説明する。速度指令部101は、予め決定されたキャ
プスタンモータ105の所定の回転速度を表す回転速度
指令信号を出力する。速度検出部108は、キャプスタ
ンモータ105の回転速度を検出し、回転速度信号とし
て比較器102に送る。比較器102は、速度指令部1
01の指示する回転速度と、速度検出部108の検出し
た回転速度との差分を算出し、キャプスタン制御部10
3に回転速度誤差信号を出力する。
【0048】キャプスタン制御部103は、入力された
回転速度誤差信号に対応して、キャプスタンモータ10
5を速度指令部101の指示した速度で回転させるため
に、キャプスタンモータ105に発生させるべき駆動ト
ルクを算出し、その結果をキャプスタン駆動部104に
トルク指令信号として出力する。キャプスタン駆動部1
04は、前記トルク指令信号に従ってキャプスタンモー
タ105に駆動トルクを発生させる。
【0049】以上の部分の構成により、速度指令部10
1の出力した回転速度指令信号の指示する回転速度でキ
ャプスタンモータ105が回転するように、回転制御を
行うことができる。ここで、反時計回りに角加速度αで
回転する回転成分を含むローリングが発生したとする。
このとき、VTRのシャーシ上の座標でみると、キャプ
スタンモータ105に対し、時計回りに外乱トルクが入
ったのと等価である。キャプスタンモータ105の慣性
モーメントをJcとすると、このときのローリング力
は、Jc・αで表される。このような外乱トルクがキャ
プスタン制御系に入った場合、キャプスタン制御系は、
前述の構成により回転制御が行われているため、外乱ト
ルクを打ち消すような加速の方向にキャプスタン制御部
103の出力するトルク指令信号が変化する。その結
果、キャプスタンモータ105の回転速度は一定に保た
れ、テープ速度も一定に保たれる。
【0050】この動作は、キャプスタン制御部103の
出力するトルク指令信号の変化から、キャプスタンモー
タ105に作用した外乱トルクを認識することが可能で
あることを示している。しかし、ここでキャプスタン制
御部103の出力するトルク指令信号は、ローリング力
だけではなく、他の要因による外乱トルクを含む。すな
わち、軸ロス成分や、テンション負荷トルクなどの直流
成分や、トルクトリップルやキャプスタン軸の偏芯、動
バランスによる回転変動を抑制するためのトルク等、キ
ャプスタンモータの回転周波数の整数倍の周波数成分を
含む。
【0051】これら、ローリング以外の要因による外乱
トルクを除去するため、キャプスタン制御部103の出
力をくし型フィルタ109に送る。その結果、直流成分
およびキャプスタンモータ105の回転周波数の整数倍
の周波数成分が除去され、くし型フィルタ109の出力
は、ローリング力と等価な信号となる。除算器110
は、くし型フィルタ109の出力をキャプスタンモータ
105の慣性モーメントJcで除算することにより、ロ
ーリング角加速度αと等価な信号を出力する。
【0052】以上のように本実施の形態の角加速度検出
器は、トルク指令信号からローリング角加速度の検出を
行うため、専用の角加速度センサを用いることなく、簡
易な回路でローリング角加速度を検出することができ
る。次に、本発明の第二の実施の形態について説明す
る。図2は、本発明の第二の実施の形態の角加速度検出
器の構成を示すブロック図である。
【0053】この角加速度検出器は、速度指令部10
1、比較器102、キャプスタン制御部103、キャプ
スタン駆動部104、キャプスタンモータ105、キャ
プスタン106、ピンチローラ107、速度検出部10
8、減算器211、等価積分器212、比較器213、
繰り返し補償部214、積分補償部215、比例補償部
216、加算器217、加算器218、除算器110を
備える。150はテープを表す。
【0054】このうち、速度指令部101、比較器10
2、キャプスタン制御部103、キャプスタン駆動部1
04、キャプスタンモータ105、キャプスタン10
6、ピンチローラ107、速度検出部108について
は、第一の実施の形態における図1で使用したものと同
一であるので説明を省略する。減算器211は、請求項
3に記載の発明における補正手段に相当する。減算器2
11は、キャプスタン制御部103の出力したトルク指
令信号から、繰り返し補償部214、積分補償部21
5、比例補償部216のそれぞれの出力を全て加算した
信号TD を減算し、等価積分器212に対して出力す
る。
【0055】等価積分器212は、請求項3に記載の発
明における等価積分器であり、キャプスタンモータ10
5における、駆動トルクから回転速度までの物理的な伝
達特性と等価な積分特性を有している。等価積分器21
2は、減算器211の出力を積分し、比較器213に対
して出力する。比較器213は、請求項3に記載の発明
における第2差分算出手段に相当し、等価積分器212
の出力と、速度検出部108の出力との差分を算出し、
誤差信号を出力する。
【0056】繰り返し補償部214は、請求項3に記載
の発明における繰り返し補償部であり、比較器213の
出力した誤差信号を入力とし、信号TW を出力する。図
6は、繰り返し補償部214の具体的な回路の一例を示
す。本実施例における繰り返し補償部214は、遅延器
601と、加算器602とから構成される。遅延器60
1の遅延時間を、キャプスタンモータ105の回転周期
とする。
【0057】積分補償部215は、請求項3に記載の発
明における積分補償部であり、比較器213の出力した
誤差信号を入力とし、入力信号を所定の利得で積分し、
信号TDCを出力する。比例補償部216は、請求項3に
記載の発明における比例補償部であり、比較器213の
出力した誤差信号を入力とし、入力信号を所定の利得倍
し、信号TACを出力する。
【0058】加算器217は、積分補償部215の出力
DCと、比例補償部216の出力T ACとを加算し、加算
器218に対して出力する。加算器218は、加算器2
17の出力と、繰り返し補償部214の出力TW とを加
算し、出力TD として減算器211に送る。加算器21
7および加算器218は、請求項3に記載の発明におけ
る加算手段に相当する。
【0059】除算器110は、第一の実施の形態におけ
る図1で使用したものと同一であるが、比例補償部21
6の出力TACを入力とする点が第一の実施の形態とは異
なっている。以上のように構成された角加速度検出器に
ついて、以下、その動作を説明する。
【0060】キャプスタン制御系の動作については、第
一の実施の形態と同様であるので説明を省略する。等価
積分器212の積分特性は、キャプスタンモータ105
における、駆動トルクから回転速度までの物理的な伝達
特性と等価であるので、外乱トルクが発生した場合に比
較器213が出力する誤差信号は、発生した外乱トルク
による回転速度の誤差を意味する。
【0061】繰り返し補償部214の出力と、積分補償
部215の出力と、比例補償部216の出力とを加算
し、その結果をキャプスタン制御部103の出力から減
算して等価積分器212に送るフィードバックループ
は、比較器213の出力が0となるように収束する。フ
ィードバックループが収束したときに、加算器218か
ら減算器211に入力される信号TD は、キャプスタン
モータ105に発生した外乱トルクの総計と等しくな
る。このとき、繰り返し補償部214の出力TW は、外
乱トルクに含まれる、キャプスタンモータ105の回転
周波数の整数倍の周波数成分に相当するものとなる。ま
た、積分補償部215の出力TDCは、外乱トルクに含ま
れる直流成分に相当するものとなる。従って、このとき
の比例補償部216の出力TACは、キャプスタンモータ
105に発生した外乱トルクから、直流成分およびキャ
プスタンモータ105の回転周波数の整数倍の周波数成
分を除いたもの、すなわちローリング力と等価なものと
なる。
【0062】従って、比例補償部216の出力TACを、
除算器110に入力し、予め与えられたキャプスタンモ
ータ105の慣性モーメントで除算することにより、ロ
ーリング角加速度と等価な信号を得ることができる。次
に、本発明の第三の実施の形態について説明する。図3
は、本発明の第三の実施の形態の磁気記録再生装置の構
成を示すブロック図である。本実施の形態ではローリン
グ角加速度を検出する手段として、第一の実施の形態で
説明した角加速度検出器を使用しているが、第二の実施
の形態で説明した角加速度検出器を使用して構成するこ
とも可能である。
【0063】この磁気記録再生装置は、第一の実施の形
態において説明したものの他に、Sリールテンション指
令部311、Sリール慣性モーメント検出部312、S
リールトルク変換部313、減算器314、Tリールテ
ンション指令部315、Tリール慣性モーメント検出部
316、Tリールトルク変換部317、加算器318、
Sリール350、Sリール駆動部351、シリンダ35
2、Tリール353、Tリール駆動部354を備える。
355、356、357はテープパス上に設けられたポ
ストである。
【0064】Sリール350、Sリール駆動部351、
シリンダ352、Tリール353は、従来の技術の説明
のところで使用した図9において説明したものと同一で
あるので、ここでは説明を省略する。Sリールテンショ
ン指令部311は、請求項4に記載の発明における供給
リールテンション指令手段に相当し、Sリール350と
キャプスタン106との間で、テープに所定のテンショ
ンを与えるためにSリール350に与えるべき駆動トル
クを指示する信号を出力する。
【0065】Sリール慣性モーメント検出部312は、
請求項4に記載の発明における供給リール慣性モーメン
ト検出手段に相当し、Sリール350の慣性モーメント
を検出する。検出方法の一例としては、キャプスタン1
06の回転速度と、Sリール350の回転速度の比か
ら、Sリール350の巻径を求め、巻径の値から慣性モ
ーメントを決定する方法があるが、他の方法を用いても
構わない。
【0066】Sリールトルク変換部313は、請求項4
に記載の発明における供給リールトルク変換手段に相当
し、Sリール慣性モーメント検出部312から出力され
る慣性モーメントの値と、除算器110の出力するロー
リング角加速度の値とを乗算し、Sリール補正トルク信
号として減算器314に対して出力する。減算器314
は、請求項4に記載の発明における第1補正手段に相当
し、Sリールテンション指令部311の出力から、Sリ
ールトルク変換部313の出力するSリール補正トルク
信号を減算してSリール駆動部351に出力する。
【0067】Tリールテンション指令部315は、請求
項8に記載の発明における巻取りリールテンション指令
手段に相当し、Tリール353とキャプスタン106と
の間で、テープに所定のテンションを与えるためにTリ
ール353に与えるべき駆動トルクを指示する信号を出
力する。Tリール慣性モーメント検出部316は、請求
項8に記載の発明における巻取りリール慣性モーメント
検出手段に相当し、Tリール353の慣性モーメントを
検出する。検出方法の一例としては、キャプスタン10
6の回転速度と、Tリール353の回転速度の比から、
Tリール353の巻径を求め、巻径の値から慣性モーメ
ントを決定する方法があるが、他の方法を用いても構わ
ない。
【0068】Tリールトルク変換部317は、請求項8
に記載の発明における巻取りリールトルク変換手段に相
当し、Tリール慣性モーメント検出部316から出力さ
れる慣性モーメントの値と、除算器110の出力するロ
ーリング角加速度の値とを乗算し、Tリール補正トルク
信号として加算器318に対して出力する。加算器31
8は、請求項8に記載の発明における第2補正手段に相
当し、Tリールテンション指令部315の出力する信号
と、Tリールトルク変換部317の出力するTリール補
正トルク信号とを加算してTリール駆動部354に対し
て出力する。
【0069】以上のように構成された磁気記録再生装置
について、以下、その動作を説明する。Sリールに対す
るトルク制御と、Tリールに対するトルク制御とは、ほ
ぼ同一であるので、ここではSリールに対するトルク制
御についてのみ説明する。Sリール慣性モーメント検出
部312は、キャプスタン106の回転速度と、Sリー
ル350の回転速度の比から、Sリール350の巻径を
求め、巻径の値から慣性モーメントを決定し、Sリール
トルク変換部313に対して出力する。
【0070】Sリールトルク変換部313は、Sリール
350の慣性モーメントと、ローリング発生時に除算器
110から出力されるローリング角加速度とを乗算し、
Sリール補正トルク信号として、減算器314に対して
出力する。減算器314は、Sリールテンション指令部
311の出力から、Sリールトルク変換部313が出力
するSリール補正トルク信号とを減算し、Sリール駆動
部351に対して出力する。
【0071】Sリール駆動部351は、減算器314の
出力に従い、Sリール350に駆動トルクを与える。以
上のように、本実施の形態の磁気記録再生装置は、装置
本体にローリングが発生したときでも、ローリング角加
速度がSリール350およびTリール353に与える影
響を打ち消すように、Sリール350およびTリール3
53に与える駆動トルクを制御する。従って、ローリン
グ発生時にも、テープのテンションの安定化が図れ、信
号の安定した記録再生を実現することができる。
【0072】なお、本実施の形態では、Sリール350
とTリール353の両方についてテンション制御を行っ
たが、Tリール353に対するテンション制御は省略し
て、Sリールのみに対してテンション制御を行うように
しても構わない。次に本発明の第四の実施の形態につい
て説明する。図4は、第四の実施の形態における磁気記
録再生装置の構成を示すブロック図である。
【0073】同図の磁気記録再生装置は、第二の実施の
形態において説明した角加速度検出器を用いて構成した
例である。なお、ローリング角加速度を検出する方法と
しては、第一の実施の形態で説明した角加速度検出器を
使用してもよい。この磁気記録再生装置は、図2におい
て説明した部分の他に、テンションセンサ419から構
成されるテンション検出部420、補正指令部421、
減算器422、テンション指令部423、比較器42
4、Sリールトルク制御部425、Sリール駆動部35
1、Sリール350、シリンダ352、Tリール353
を備える。150は、テープを表し、355、356、
357はテープパス上に設けられたポストである。
【0074】Sリール350、Sリール駆動部351、
シリンダ352、Tリール353は、第三の実施の形態
の説明のところで使用した図3において説明したものと
同一であるので、ここでは説明を省略する。テンション
検出部420は、請求項12に記載の発明におけるテン
ション検出手段に相当し、テンションセンサ419から
構成される。
【0075】テンションセンサ419は、回動軸によっ
て装置に軸着されており、回動軸の支点と異なる点と装
置との間に弾性体が橋絡された可動アームと、可動アー
ムに垂設された可動ポストから構成される。可動アーム
は回動軸を中心として回動可能な構成となっている。可
動ポストにはテープが掛けられ、弾性体の力と可動ポス
トに掛けられたテープ150のテンションとが釣り合う
ときの、可動ポストの位置を検出し、可動ポストの位置
を表す電気信号を出力する。
【0076】図7はテンションセンサ419の具体的な
構成の一例を示す。この例は、弾性体としてバネを用い
て構成している。このテンションセンサ419は可動ア
ーム701、可動ポスト702、ホトセンサ703、バ
ネ704から構成される。705は、装置本体と可動ア
ーム701とを結合する回動軸である。可動アーム70
1には、遮蔽板701Aが設けられている。705A
は、回動軸705の回動中心、702Bは可動ポスト7
02の中心を表す。
【0077】テープ150は、可動ポスト702に掛け
られており、反対側にはバネ704が掛けられている。
従って、このテンションセンサ419は、時計方向に引
っ張るテープ150のテンションと、反時計方向に引っ
張るバネ704の力とが釣り合う位置で静止する。この
とき、ホトセンサ703のギャップ部を横切る遮蔽板7
01Aの位置を検出することにより電気信号に変換す
る。この電気信号はテープ150のテンションと等価で
ある。
【0078】テンション検出部420は、請求項12に
記載の発明におけるテンション検出手段に相当し、テン
ションセンサ419が出力した電気信号を、減算器42
2に対してテンション検出信号として出力する。補正指
令部421は、請求項12に記載の発明における補正信
号出力手段に相当し、除算器110が出力するローリン
グ角加速度に応じて、補正指令信号を出力する。以下、
図8を用いて、補正指令部421における補正指令信号
の具体的な生成方法について説明する。
【0079】図8は、角加速度αの回転成分を含むロー
リングが発生したときのテンション検出信号を示すブロ
ック線図である。図7において、回動中心705Aと可
動ポスト702の中心702Aとの間の距離をLP 、回
動中心705Aとバネ704の掛け位置との間の距離を
B 、回動中心705Aと遮蔽板701Aの淵との間の
距離をLS 、バネ704のコンプライアンスをCB、テ
ープのテンションと可動ポスト702の押圧力との感度
をKP 、遮蔽板701Aの位置変化からホトセンサ70
3の出力信号までの感度をKS 、テンションセンサ41
9の慣性モーメントをJP と置くと、図8に示されたブ
ロック線図から、角加速度がαである回転成分を含むロ
ーリングが発生した場合に、ローリングが発生したこと
による、テンション検出信号への影響Vは、以下に示す
[数1]で表される。
【0080】
【数1】 ここで、sはラプラス演算子を表す。従って、補正指令
部421では、除算器110から出力されるローリング
角加速度αに、[数1]においてαに乗じられている下
線部の係数と等しい伝達特性を有するフィルタを通し
て、補正信号として減算器422に対して出力する。こ
こで、フィードバック制御の帯域がセンサで検出できる
帯域に比べ十分低い場合には、JP ・LS ・KS ・CB
/LB 2 という伝達特性を有するフィルタを用いてもよ
い。
【0081】減算器422は、請求項12に記載の発明
における第1補正手段に相当し、テンション検出部42
0の出力するテンション検出信号から、補正指令部42
1の出力する補正信号を減算することにより、テンショ
ン検出信号の補正を行ない、その結果を補正テンション
信号として比較器424に対して出力する。この出力
は、テンション検出信号から、ローリング角加速度によ
る影響を取り除いたものであり、正確なテープのテンシ
ョン値を表している。
【0082】テンション指令部423は、請求項12に
記載の発明におけるテンション指令手段に相当し、Sリ
ール350とキャプスタン106との間において設定し
たいテープの張力に、所定の係数を掛けた値を表す信号
を出力する。図8に示したブロック線図から、減算器4
22が出力する信号が表す値Tは、正確なテープのテン
ション値をFとすると、以下に示す[数2]で与えられ
る。
【0083】
【数2】 従って、テンション指令部423は、設定したいテープ
の張力に、[数2]においてFに乗じられている下線部
の係数と等しい伝達特性を有するフィルタを通して、比
較器424に対して出力する。比較器424は、請求項
12に記載の発明における第1差分算出手段に相当す
る。比較器424は、テンション指令部423の出力
と、減算器422の出力との差分を算出し、その結果を
Sリールトルク制御部425に出力する。
【0084】Sリールトルク制御部425は、請求項1
2に記載の発明における供給リールトルク制御手段に相
当し、比較器424の出力に基づき、Sリール350に
与えるべき駆動トルクを表すSリールトルク指令信号を
Sリール駆動部351に対して出力する。以上のように
構成された磁気記録再生装置について、以下その動作を
説明する。
【0085】本実施の形態のように、テンションセンサ
419を用いてテンションフィードバック制御を行う場
合には、テンションセンサ419もローリングの影響を
受ける。従って、ローリング発生時に出力されるテンシ
ョン検出信号は、ローリング角加速度の影響を受けてい
るため、テンション検出信号を用いてテンションフィー
ドバック制御を行う場合には、ローリング角加速度によ
る影響を取り除く補正を行うことにより、ローリング時
においても高精度なテンションのコントロールを可能と
することができる。
【0086】補正指令部421は、除算器110から出
力されるローリング角加速度からテンションセンサ41
9の出力を補正するための係数を、前記[数1]の下線
部の係数に従って算出し、減算器422に対して補正信
号を出力する。減算器422は、テンションセンサ41
9によって得られたテンション検出部420の出力か
ら、前記補正信号分を減算し、本来得られるべき正確な
テンションを表す補正テンション信号として比較器42
4に対して出力する。
【0087】比較器424は、テンション指令部423
が出力する信号と、減算器422の出力する信号との差
分を算出し、その結果をSリールトルク制御部425に
対して出力する。Sリールトルク制御部425は、比較
器424の出力に基づいて、Sリール350に与えるべ
き駆動トルクを求め、Sリールトルク指令信号としてS
リール駆動部351に対して出力する。
【0088】Sリール駆動部351は、Sリールトルク
指令信号に従って、Sリール350に駆動トルクを与え
る。以上のように、本実施の形態の磁気記録再生装置に
おいては、検出されたローリング角加速度に応じてテン
ション検出信号を補正することにより、テンションフィ
ードバック制御を安定して掛けることができる。
【0089】なお、本実施の形態で説明した角加速度検
出器は、SリールおよびTリールのトルク制御だけでは
なく、シリンダのトルク制御を行う場合にも使用するこ
とが可能である。また、本実施の形態で使用した加算
器、減算器、比較器については、他の部分を実際に構成
する際に、キャプスタンの回転方向の変更、信号の位相
の反転などが発生した場合には、置き換えられる可能性
もある。例えば、他の部分で位相が反転するような構成
がとられた場合には、その部分の出力を受け付ける部分
で、加算器を用いる代わりに、減算器が用いられる場合
もある。
【0090】また、本実施の形態で使用したテンション
検出部では、ホトセンサと遮蔽板とにより、可動アーム
および可動ポストの位置を検出したが、この方法に限定
されるものではなく、様々な方法が存在する。
【0091】
【発明の効果】請求項1の発明に係る角加速度検出器に
よれば、ローリング発生時に、キャプスタンのトルク指
令信号からローリング角加速度を検出することにより、
専用の角加速度センサを用いることなくローリング角加
速度を検出することができるため、装置の製造コストを
軽減できるという効果がある。
【0092】請求項2の発明に係る角加速度検出器によ
れば、請求項1の発明による効果を簡易な回路で実現で
きるという効果に加えて、キャプスタン固有の外乱トル
クを分離できるため、ローリング角加速度の検出につい
て、精度の向上および高帯域化が行えるという効果があ
る。請求項3の発明に係る角加速度検出器によれば、請
求項2の発明と同様の効果が得られる。
【0093】請求項4の発明に係る磁気記録再生装置に
よれば、ローリング発生時に、キャプスタンと供給リー
ルの間のテープのテンションを一定に保つことにより、
安定した信号の記録再生が可能となるという効果があ
る。請求項5の発明に係る磁気記録再生装置によれば、
請求項4の発明による効果に加えて、ローリング発生時
に、キャプスタンと供給リールの間のテープのテンショ
ンを一定に保つために、専用の角加速度センサを使用す
る必要がなく、回路の製造コストを軽減できるという効
果がある。
【0094】請求項6の発明に係る磁気記録再生装置に
よれば、請求項5の発明による効果に加えて、ローリン
グ力の検出精度の向上および高帯域化に関して、請求項
2の発明と同様の効果がある。請求項7の発明に係る磁
気記録再生装置によれば、請求項6の発明と同様の効果
が得られる。
【0095】請求項8の発明に係る磁気記録再生装置に
よれば、請求項4の発明による効果に加えて、キャプス
タンのテープ走行精度の向上、およびローリング発生時
のキャプスタン、Tリール間のテンションの安定化によ
るキャプスタンの負荷変動の減少により、ローリング角
加速度の検出精度が向上できるという効果がある。請求
項9の発明に係る磁気記録再生装置によれば、請求項8
の発明による効果に加えて、装置の製造コストの軽減に
関して請求項5の発明と同様の効果が得られる。
【0096】請求項10の発明に係る磁気記録再生装置
によれば、請求項9の発明による効果に加えて、ローリ
ング力検出の精度の向上および高帯域化に関して、請求
項2の発明と同様の効果がある。請求項11の発明に係
る磁気記録再生装置によれば、請求項10の発明と同様
の効果が得られる。
【0097】請求項12の発明に係る磁気記録再生装置
によれば、メカニカルな可動ポストを有するテンション
センサを用いて、テンションフィードバック制御を行っ
ている場合においても、ローリング発生時に検出される
テンション検出信号を補正し、正確なテンションを検出
できるため、安定したテンションフィードバック制御が
できるという効果がある。請求項13の発明に係る磁気
記録再生装置によれば、請求項12の発明による効果に
加えて、装置の製造コストの軽減に関して請求項5の発
明と同様の効果が得られる。
【0098】請求項14の発明に係る磁気記録再生装置
によれば、請求項13の発明による効果に加えて、ロー
リング力検出の精度向上および高帯域化に関して、請求
項2の発明と同様の効果がある。請求項15の発明に係
る磁気記録再生装置によれば、請求項14の発明と同様
の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態における角加速度検
出器の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第二の実施の形態における角加速度検
出器の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第三の実施の形態における磁気記録再
生装置の構成の一例を示すブロック図である。
【図4】本発明の第四の実施の形態における磁気記録再
生装置の構成の一例を示すブロック図である。
【図5】(a)本発明の第一の実施の形態における角加
速度検出器を構成する、くし型フィルタの具体的な構成
の一例を示す図である。 (b)本発明の第一の実施の形態における角加速度検出
器を構成する、くし型フィルタの周波数特性を示す図で
ある。
【図6】本発明の第二の実施の形態における角加速度検
出器を構成する、繰り返し補償部の具体的な構成の一例
を示す図である。
【図7】本発明の第四の実施の形態において使用される
テンションセンサの具体的な構成の一例を示す図であ
る。
【図8】本発明の第四の実施の形態において、角加速度
αの回転成分を含むローリングが発生した場合に出力さ
れるテンション検出信号を表すブロック線図である。
【図9】従来の、磁気記録再生装置におけるリール制御
部分の構成を説明するための図である。
【符号の説明】
101 速度指令部 102 比較器 103 キャプスタン制御部 104 キャプスタン駆動部 105 キャプスタンモータ 106 キャプスタン 107 ピンチローラ 108 速度検出部 109 くし型フィルタ 110 除算器 150 テープ 211 減算器 212 等価積分器 213 比較器 214 繰り返し補償部 215 積分補償部 216 比例補償部 217、218 加算器 311 Sリールテンション指令部 312 Sリール慣性モーメント検出部 313 Sリールトルク変換部 314 減算器 315 Tリールテンション指令部 316 Tリール慣性モーメント検出部 317 Tリールトルク変換部 318 加算器 350 Sリール 351 Sリール駆動部 352 シリンダ 353 Tリール 354 Tリール駆動部 355、356、357 ポスト 419 テンションセンサ 420 テンション検出部 421 補正指令部 422 減算器 423 テンション指令部 424 比較器 425 Sリールトルク制御部 501 遅延器 502 比較器 601 遅延器 602 加算器 701 可動アーム 702 可動ポスト 703 ホトセンサ 704 バネ 705 回動軸

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャプスタンモータを有する装置に備え
    られ、装置本体に震動的な動きが発生したときに、その
    震動的な動きに含まれる回転成分の角加速度を検出する
    角加速度検出器であって、 キャプスタンモータの回転速度を指示する回転速度指令
    手段と、 キャプスタンモータの回転速度を検出する回転速度検出
    手段と、 前記回転速度指令手段が指示する回転速度と、前記回転
    速度検出手段が検出した回転速度との差分を算出する第
    1差分算出手段と、 前記第1差分算出手段が算出した差分に基づき、キャプ
    スタンモータの回転速度を、前記回転速度指令手段が指
    示する回転速度と一致させるために、キャプスタンモー
    タが発生すべき駆動トルクを算出し、その値をトルク指
    令信号として出力する駆動トルク算出手段と、 前記トルク指令信号に従って、キャプスタンモータに駆
    動トルクを発生させるキャプスタン駆動手段と、 前記トルク指令信号から、前記角加速度を抽出する抽出
    手段とを備えることを特徴とする角加速度検出器。
  2. 【請求項2】 前記抽出手段は、 前記トルク指令信号から、直流成分と、キャプスタンモ
    ータの回転周波数の整数倍の周波数成分とを除去するく
    し型フィルタと、 前記くし型フィルタの出力を、予め与えられたキャプス
    タンモータの慣性モーメントで除算する除算器とを含む
    ことを特徴とする請求項1記載の角加速度検出器。
  3. 【請求項3】 前記抽出手段は、 キャプスタンモータの駆動トルクから回転速度までの物
    理的な伝達特性と等価な積分特性を有する等価積分器
    と、 前記等価積分器の出力と、前記回転速度検出手段の出力
    との差分を算出し、誤差信号を出力する第2差分算出手
    段と、 前記誤差信号を所定の利得で増幅する比例補償部と、 前記誤差信号を積分する積分補償部と、 前記誤差信号を入力とし、前記キャプスタンモータの回
    転周期だけ遅延した信号が正帰還される巡回型フィルタ
    で構成される繰り返し補償部と、 前記比例補償部の出力と、前記積分補償部の出力と、前
    記繰り返し補償部の出力とを加算する加算手段と、 前記加算手段の出力により、前記トルク指令信号を補正
    して、前記等価積分器に対して出力する補正手段と、 前記比例補償部の出力を、予め与えられたキャプスタン
    モータの慣性モーメントで除算する除算器とを含むこと
    を特徴とする請求項1記載の角加速度検出器。
  4. 【請求項4】 テープを移送するキャプスタンモータ
    と、テープを供給する供給リールと、テープを巻き取る
    巻取りリールとを有する磁気記録再生装置であって、 装置本体に震動的な動きが発生したときに、震動的な動
    きに含まれる回転成分の角加速度を検出する角加速度検
    出手段と、 キャプスタンと供給リールとの間で、テープに所定の張
    力を与えるために、供給リールに与えるべき駆動トルク
    を指示する供給リールテンション指令手段と、 供給リールの慣性モーメントを検出する、供給リール慣
    性モーメント検出手段と、 前記供給リール慣性モーメント検出手段の出力と、前記
    角加速度検出手段の出力とを乗算する供給リールトルク
    変換手段と、 前記供給リールトルク変換手段の出力により、前記供給
    リールテンション指令手段の出力を補正する第1補正手
    段と、 前記第1補正手段の出力に応じた駆動トルクを前記供給
    リールに与える供給リール駆動手段とを備えることを特
    徴とする磁気記録再生装置。
  5. 【請求項5】 前記角加速度検出手段は、 キャプスタンモータの回転速度を指示する回転速度指令
    手段と、 キャプスタンモータの回転速度を検出する回転速度検出
    手段と、 前記回転速度指令手段が指示する回転速度と、前記回転
    速度検出手段が検出した回転速度との差分を算出する第
    1差分算出手段と、 前記第1差分算出手段が算出した差分に基づき、キャプ
    スタンモータの回転速度を、前記回転速度指令手段が指
    示する回転速度と一致させるために、キャプスタンモー
    タが発生すべき駆動トルクを算出し、その値をトルク指
    令信号として出力する駆動トルク算出手段と、 前記トルク指令信号に従って、キャプスタンモータに駆
    動トルクを発生させるキャプスタン駆動手段と、 前記トルク指令信号から、前記角加速度を抽出する抽出
    手段とを有することを特徴とする請求項4記載の磁気記
    録再生装置。
  6. 【請求項6】 前記抽出手段は、 前記トルク指令信号から、直流成分と、キャプスタンモ
    ータの回転周波数の整数倍の周波数成分とを除去するく
    し型フィルタと、 前記くし型フィルタの出力を、予め与えられたキャプス
    タンモータの慣性モーメントで除算する除算器とを含む
    ことを特徴とする請求項5記載の磁気記録再生装置。
  7. 【請求項7】 前記抽出手段は、 キャプスタンモータの駆動トルクから回転速度までの物
    理的な伝達特性と等価な積分特性を有する等価積分器
    と、 前記等価積分器の出力と、前記回転速度検出手段の出力
    との差分を算出し、誤差信号を出力する第2差分算出手
    段と、 前記誤差信号を所定の利得で増幅する比例補償部と、 前記誤差信号を積分する積分補償部と、 前記誤差信号を入力とし、前記キャプスタンモータの回
    転周期だけ遅延した信号が正帰還される巡回型フィルタ
    で構成される繰り返し補償部と、 前記比例補償部の出力と、前記積分補償部の出力と、前
    記繰り返し補償部の出力とを加算する加算手段と、 前記加算手段の出力により、前記トルク指令信号を補正
    して、前記等価積分器に対して出力する第2補正手段
    と、 前記比例補償部の出力を、予め与えられたキャプスタン
    モータの慣性モーメントで除算する除算器とを含むこと
    を特徴とする請求項5記載の磁気記録再生装置。
  8. 【請求項8】 前記磁気記録再生装置はさらに、 キャプスタンと巻取りリールとの間で、テープに所定の
    張力を与えるために、巻取りリールに与えるべき駆動ト
    ルクを指示する巻取りリールテンション指令手段と、 巻取りリールの慣性モーメントを検出する、巻取りリー
    ル慣性モーメント検出手段と、 前記巻取りリール慣性モーメント検出手段の出力と、前
    記角加速度検出手段の出力とを乗算する巻取りリールト
    ルク変換手段と、 前記巻取りリールトルク変換手段の出力により、前記巻
    取りリールテンション指令手段の出力を補正する第2補
    正手段と、 前記第2補正手段の出力に応じた駆動トルクを、前記巻
    取りリールに与える巻取りリール駆動手段とを備えるこ
    とを特徴とする請求項4記載の磁気記録再生装置。
  9. 【請求項9】 前記角加速度検出手段は、 キャプスタンモータの回転速度を指示する回転速度指令
    手段と、 キャプスタンモータの回転速度を検出する回転速度検出
    手段と、 前記回転速度指令手段が指示する回転速度と、前記回転
    速度検出手段が検出した回転速度との差分を算出する第
    1差分算出手段と、 前記第1差分算出手段が算出した差分に基づき、キャプ
    スタンモータの回転速度を、前記回転速度指令手段が指
    示する回転速度と一致させるために、キャプスタンモー
    タが発生すべき駆動トルクを算出し、その値をトルク指
    令信号として出力する駆動トルク算出手段と、 前記トルク指令信号に従って、キャプスタンモータに駆
    動トルクを発生させるキャプスタン駆動手段と、 前記トルク指令信号から、前記角加速度を抽出する抽出
    手段とを有することを特徴とする請求項8記載の磁気記
    録再生装置。
  10. 【請求項10】 前記抽出手段は、 前記トルク指令信号から、直流成分と、キャプスタンモ
    ータの回転周波数の整数倍の周波数成分とを除去するく
    し型フィルタと、 前記くし型フィルタの出力を、予め与えられたキャプス
    タンモータの慣性モーメントで除算する除算器とを含む
    ことを特徴とする請求項9記載の磁気記録再生装置。
  11. 【請求項11】 前記抽出手段は、 キャプスタンモータの駆動トルクから回転速度までの物
    理的な伝達特性と等価な積分特性を有する等価積分器
    と、 前記等価積分器の出力と、前記回転速度検出手段の出力
    との差分を算出し、誤差信号を出力する第2差分算出手
    段と、 前記誤差信号を所定の利得で増幅する比例補償部と、 前記誤差信号を積分する積分補償部と、 前記誤差信号を入力とし、前記キャプスタンモータの回
    転周期だけ遅延した信号が正帰還される巡回型フィルタ
    で構成される繰り返し補償部と、 前記比例補償部の出力と、前記積分補償部の出力と、前
    記繰り返し補償部の出力とを加算する加算手段と、 前記加算手段の出力により、前記トルク指令信号を補正
    して、前記等価積分器に対して出力する第3補正手段
    と、 前記比例補償部の出力を、予め与えられたキャプスタン
    モータの慣性モーメントで除算する除算器とを含むこと
    を特徴とする請求項9記載の磁気記録再生装置。
  12. 【請求項12】 テープを移送するキャプスタンモータ
    と、テープを供給する供給リールと、テープを巻き取る
    巻取りリールと、回動軸にて装置に軸着され、回動軸の
    支点と異なる点と装置との間に弾性体が橋絡されている
    可動アーム上に垂設された可動ポストとを有する磁気記
    録再生装置であって、 装置本体に震動的な動きが発生したときに、震動的な動
    きに含まれる回転成分の角加速度を検出する角加速度検
    出手段と、 前記弾性体の力と、前記可動ポストに掛けられたテープ
    の張力とが釣り合うときの前記可動ポストの位置から、
    キャプスタンと供給リールとの間のテープの張力を検出
    し、テンション検出信号として出力するテンション検出
    手段と、 前記角加速度検出手段が検出した角加速度に基づいて、
    前記テンション検出信号を補正する補正信号を出力する
    補正信号出力手段と、 前記補正信号により、前記テンション検出信号の補正を
    行い、その結果を補正テンション信号として出力する第
    1補正手段と、 キャプスタンと供給リールとの間に設定したいテープの
    張力を表す信号を出力するテンション指令手段と、 前記補正テンション信号と、前記テンション指令手段の
    出力との差分を算出する第1差分算出手段と、 前記第1差分算出手段の出力から、供給リールに与える
    べきトルクを指示する供給リールトルク指令信号を出力
    する供給リールトルク制御手段と、 前記供給リールトルク指令信号に応じた駆動トルクを前
    記供給リールに与える供給リール駆動手段とを備えるこ
    とを特徴とする磁気記録再生装置。
  13. 【請求項13】 前記角加速度検出手段は、 キャプスタンモータの回転速度を指示する回転速度指令
    手段と、 キャプスタンモータの回転速度を検出する回転速度検出
    手段と、 前記回転速度指令手段が指示する回転速度と、前記回転
    速度検出手段が検出した回転速度との差分を算出する第
    2差分算出手段と、 前記第2差分算出手段が算出した差分に基づき、キャプ
    スタンモータの回転速度を、前記回転速度指令手段が指
    示する回転速度と一致させるために、キャプスタンモー
    タが発生すべき駆動トルクを算出し、その値をトルク指
    令信号として出力する駆動トルク算出手段と、 前記トルク指令信号に従って、キャプスタンモータに駆
    動トルクを発生させるキャプスタン駆動手段と、 前記トルク指令信号から、前記角加速度を抽出する抽出
    手段とを有することを特徴とする請求項12記載の磁気
    記録再生装置。
  14. 【請求項14】 前記抽出手段は、 前記トルク指令信号から、直流成分と、キャプスタンモ
    ータの回転周波数の整数倍の周波数成分とを除去するく
    し型フィルタと、 前記くし型フィルタの出力を、予め与えられたキャプス
    タンモータの慣性モーメントで除算する除算器とを含む
    ことを特徴とする請求項13記載の磁気記録再生装置。
  15. 【請求項15】 前記抽出手段は、 キャプスタンモータの駆動トルクから回転速度までの物
    理的な伝達特性と等価な積分特性を有する等価積分器
    と、 前記等価積分器の出力と、前記回転速度検出手段の出力
    との差分を算出し、誤差信号を出力する第3差分算出手
    段と、 前記誤差信号を所定の利得で増幅する比例補償部と、 前記誤差信号を積分する積分補償部と、 前記誤差信号を入力とし、前記キャプスタンモータの回
    転周期だけ遅延した信号が正帰還される巡回型フィルタ
    で構成される繰り返し補償部と、 前記比例補償部の出力と、前記積分補償部の出力と、前
    記繰り返し補償部の出力とを加算する加算手段と、 前記加算手段の出力により、前記トルク指令信号を補正
    して、前記等価積分器に対して出力する第2補正手段
    と、 前記比例補償部の出力を、予め与えられたキャプスタン
    モータの慣性モーメントで除算する除算器とを含むこと
    を特徴とする請求項13記載の磁気記録再生装置。
JP7299843A 1995-11-17 1995-11-17 角加速度検出器及び磁気記録再生装置 Pending JPH09147452A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7299843A JPH09147452A (ja) 1995-11-17 1995-11-17 角加速度検出器及び磁気記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7299843A JPH09147452A (ja) 1995-11-17 1995-11-17 角加速度検出器及び磁気記録再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09147452A true JPH09147452A (ja) 1997-06-06

Family

ID=17877607

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7299843A Pending JPH09147452A (ja) 1995-11-17 1995-11-17 角加速度検出器及び磁気記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09147452A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0709952B1 (en) Motor speed control apparatus
US5720442A (en) Capstanless tape driving method and information recording and reproduction apparatus
US5540398A (en) Magnetic tape tension control device
JP2566033B2 (ja) 外乱抑圧制御システム
JPH03155383A (ja) モータ制御装置
JPH05122970A (ja) モータ速度制御装置
JPH09215365A (ja) モータ制御装置
JPH09147452A (ja) 角加速度検出器及び磁気記録再生装置
JPH03293988A (ja) モータ制御装置
JPH04355688A (ja) カセットテープレコーダのモータ制御装置並びにその装置を用いてなるテープレコーダ及びカメラ一体型vtr
JPH05176579A (ja) モーターの速度制御装置
JP3006445B2 (ja) テンション制御装置
JP2740425B2 (ja) 磁気記録再生装置のサーボ回路
JP3345131B2 (ja) テンション制御装置
JP2869289B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPH0278049A (ja) テープ走行装置
JPS60255082A (ja) モ−タの制御装置
JPH03113769A (ja) Vtrトラッキング補正装置
JPH054735B2 (ja)
JPH06349154A (ja) Vtrのキャプスタンソフトウェアサーボ装置
JPH03187053A (ja) フリクションキャプスタン駆動方式のテープ走行駆動装置
JPH06250703A (ja) フィードバック制御装置
JPH0278045A (ja) テープ走行装置
JP2002269939A (ja) ディスク装置
JPS6198175A (ja) モ−タの制御装置