JPH09148330A - 半導体素子のバンプ形成方法 - Google Patents

半導体素子のバンプ形成方法

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JPH09148330A
JPH09148330A JP7300979A JP30097995A JPH09148330A JP H09148330 A JPH09148330 A JP H09148330A JP 7300979 A JP7300979 A JP 7300979A JP 30097995 A JP30097995 A JP 30097995A JP H09148330 A JPH09148330 A JP H09148330A
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JP
Japan
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bump
semiconductor element
bump forming
melt
forming material
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JP7300979A
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English (en)
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Kirurosukaa Mohan
キルロスカー モハン
Michio Horiuchi
道夫 堀内
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Shinko Electric Industries Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Industries Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10WGENERIC PACKAGES, INTERCONNECTIONS, CONNECTORS OR OTHER CONSTRUCTIONAL DETAILS OF DEVICES COVERED BY CLASS H10
    • H10W72/00Interconnections or connectors in packages
    • H10W72/20Bump connectors, e.g. solder bumps or copper pillars; Dummy bumps; Thermal bumps
    • H10W72/221Structures or relative sizes
    • H10W72/222Multilayered bumps, e.g. a coating on top and side surfaces of a bump core

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  • Wire Bonding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体素子を過度に熱することなくバンプを
形成することを可能とし、半導体素子の信頼性を高め
る。 【解決手段】 半導体素子30に形成した電極パッド3
8の配置と対応する位置にバンプ形成材16を配置した
バンプ供給基板20電極パッドにバンプ形成材16を転
写してバンプを形成する。バンプ供給基板20としてバ
ンプ形成材16の溶融体との濡れ性が、該溶融体の前記
電極パッドに対する濡れ性よりも低い金属層12を設け
たものを使用し、前記金属層12の表面にバンプ形成材
16を加熱して前記バンプ形成材の溶融体を形成し、バ
ンプ形成材16の溶融体と半導体素子30の電極パッド
38とを位置合わせし、溶融体を電極パッドに接触させ
ることにより、バンプ供給基板20から半導体素子30
の電極パッドに溶融体を転写して半導体素子30にバン
プを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフリップチップ実装
用の半導体素子の電極にバンプを形成する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】フリップチップ実装用の半導体素子の電
極と実装基板の配線パターンとを電気的に接続し、半導
体素子を基板に搭載するためのバンプを形成する方法の
ひとつとして、転写法により半導体素子の電極にバンプ
を形成する方法がある( 特開平4-14834 号、特開平6-84
920 号) 。この転写法は、支持体にはんだ等のバンプ形
成材を半導体素子の電極の配置に合わせて散点的に形成
しておき、支持体のバンプ形成材と半導体素子の電極と
を位置合わせして突き合わせ、ホットプレート上で半導
体素子を加熱して前記支持体上のバンプ形成材を半導体
素子の電極に転写するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の転写
法によって半導体素子にバンプを形成する方法は、バン
プ形成材を半導体素子の電極に突き合わせた状態でバン
プ形成材が溶融する温度まで半導体素子を加熱して半導
体素子にバンプを転写するから、半導体素子が熱せられ
その電気的特性等に悪影響を与えるという問題があっ
た。また、従来の転写法では支持体にバンプ形成材を形
成する際に蒸着法によっているため成層速度が遅くバン
プ形成材を所定厚に形成するまでに時間がかかるという
問題があった。
【0004】また、半導体素子をフリップチップ実装す
る際の問題として、半導体素子と実装基板との接合部が
熱疲労によって破壊しやすいという問題がある。これは
半導体素子の基材であるシリコンと実装基板あるいはパ
ッケージ材との間の熱膨張係数差に起因するものであ
る。この問題を解決する方法としては材質的に改善する
方法の他にバンプの高さを高くして接合部に生じる応力
を緩和する方法がある。
【0005】本発明はこのような半導体素子にバンプを
形成する場合における問題点を解消すべくなされたもの
であり、その目的とするところは、半導体素子を過熱さ
せることなく確実に半導体素子にバンプを形成すること
ができ、半導体素子の信頼性を高めることを可能にし、
かつバンプの高さを高くすることができて実装した際の
接合部の応力を緩和することができる導体素子のバンプ
形成方法を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため次の構成を備える。すなわち、半導体素子に形
成した電極パッドの配置と対応する位置にバンプ形成材
を配置したバンプ供給基板から前記半導体素子の電極パ
ッドに前記バンプ形成材を転写して前記半導体素子にバ
ンプを形成する半導体素子のバンプ形成方法において、
前記バンプ形成材の溶融体との濡れ性が、該溶融体の前
記電極パッドに対する濡れ性よりも低い金属層を、前記
バンプ形成材を配置する部位に設けたバンプ供給基板を
使用し、該バンプ供給基板に設けた前記金属層の表面に
バンプ形成材を加熱して前記バンプ形成材の溶融体を形
成した後、該溶融体と前記半導体素子の電極パッドとを
位置合わせし、前記溶融体を前記半導体素子の電極パッ
ドに接触させることにより、前記バンプ供給基板から前
記半導体素子の電極パッドに前記溶融体を転写して半導
体素子にバンプを形成することを特徴とする。また、バ
ンプ供給基板に設けた金属層がバンプ供給基板と同じ金
属材により一体に形成されているもの、前記金属材がス
テンレスあるいはアルミニウムであるものが有効であ
る。また、バンプ供給基板の基材にセラミックを用い、
該基材の表面に、前記溶融体との濡れ性が前記半導体素
子の電極パッドに対する濡れ性よりも低い金属層を設け
たことを特徴とする。前記金属層はクロムあるいはアル
ミニウムが好適であり、前記セラミックはアルミナ、ム
ライト、コーディエライト、窒化アルミニウム、窒化ケ
イ素、炭化ケイ素、シリカのうちのいずれか、あるいは
これらのセラミックの一種以上と1000℃以下の軟化
点を有するガラスとの複合セラミックが好適に使用でき
る。また、バンプ供給基板上に前記バンプ形成材の溶融
体を形成し、該溶融体中に金属からなるコア材を挿填し
た後、溶融体にコア材が挿填された状態で、前記バンプ
供給基板から前記半導体素子の電極パッドに前記溶融体
を転写することを特徴とする。また、前記コア材は銅ま
たはニッケルが有効である。また、バンプ供給基板から
半導体素子の電極パッドに溶融体を転写してバンプを形
成した後、該バンプ上にさらにバンプ形成材の溶融体を
転写することにより前記電極パッド上にバンプを多段に
形成することを特徴とする。また、前記バンプ形成材を
電解めっきによりバンプ供給基板に設けた金属層の表面
に形成することを特徴とする。また、前記バンプ形成材
がはんだであることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて説明する。本発明に係る半導体素子のバンプ形成
方法は半導体素子に形成されている電極と同一の平面配
置ではんだ等の低融点金属からなるバンプ形成材を設け
たバンプ供給基板を使用し、バンプ供給基板上でバンプ
形成材を溶融してバンプ形成材の溶融体を形成した後、
半導体素子の電極パッドに前記溶融体を接触させること
によりバンプ供給基板から半導体素子に溶融体を転写さ
せて半導体素子にバンプを形成するものである。
【0008】バンプ供給基板でバンプ形成材を溶融した
後、半導体素子の電極パッドにバンプ形成材の溶融体を
確実に転写させるようにするためには、バンプ供給基板
でバンプ形成材を配置する部位に設ける金属層をバンプ
形成材の溶融体と濡れないもの、あるいはバンプ形成材
の溶融体との濡れ性が該溶融体の半導体素子の電極パッ
ドに対する濡れ性よりも低いものとする必要がある。
【0009】バンプ供給基板から半導体素子の電極パッ
ドにバンプ形成材を転写させる際にはあらかじめバンプ
供給基板上でバンプ形成材を溶融するから、バンプ供給
基板はバンプ形成材を溶融する温度に耐える耐熱性が必
要であり、また、微細なパターンで配置されている半導
体素子の電極パッドの配置に合わせて精度よくバンプ形
成材を形成できるものでなければならない。これらを満
足するバンプ供給基板の基材としては金属材あるいはセ
ラミックが使用できる。
【0010】バンプ供給基板の基材として金属材を使用
する場合は、基材自体が電解めっき用の給電媒体になり
得ることから、電解めっき法によってバンプ供給基板上
に容易にバンプ形成材を形成することができ、バンプ形
成材の金属量のコントロールが容易であるといった利点
がある。また、基材にセラミックを使用する場合に比べ
て材料コストがかからないという利点もある。
【0011】バンプ供給基板の基材として金属を使用す
る場合は、基材はバンプ形成材の溶融体と濡れにくく、
電解めっきにより基材上にバンプ形成材を形成するため
電解めっき工程での強い酸性の環境に耐えられるもので
なければならない。このような条件に適合する基材とし
てはたとえばステンレス、アルミニウムがある。図1は
金属の基材10を用いた例で、12は金属の基材上に形
成したパッド、14はレジスト層である。図では一つの
パッド12を示すが、パッド12は半導体素子に形成し
た各々の電極パッドの配置と対応して設けられる。レジ
スト層14は基材10を被覆するもので、パッド12を
配置した位置で円形の開口孔14aが開口してパッド1
2を露出させている。
【0012】前記パッド12にははんだ等のバンプ形成
材の溶融体との濡れ性が低い金属を使用するが、これら
金属としてはクロム、アルミニウム等が使用できる。基
材10上にパッド12を形成するには、通常のフォトリ
ソグラフィー工程によればよい。すなわち、基材10の
表面にスパッタリング法、蒸着法等でパッド12を形成
するための金属皮膜を形成し、この金属皮膜の表面に感
光性レジストを塗布し、前記電極パッドの配置にしたが
って感光性レジストを露光、現像してレジストパターン
を形成し、このレジストパターンをマスクとしてパッド
12部分のみを残すように金属皮膜をエッチングするこ
とによって所定パターンでパッド12を形成することが
できる。パッド12を形成した後、レジスト層14を基
材10の表面にコーティングして形成し、パッド12部
分のレジスト層14をエッチングしてパッド12の上面
を露出させる開口孔14aを形成する。
【0013】バンプ供給基板にバンプ形成材を形成する
には、電解めっきにより基板にはんだ等のバンプ形成材
を形成する。電解めっきを施すことにより、パッド12
上にバンプ形成材を盛り上げて形成することができる。
図2は基板に電解めっきを施してパッド12上にバンプ
形成材16を形成した状態を示す。電解めっきによって
基板のすべてのパッド12に容易にバンプ形成材16を
形成することができる。
【0014】バンプ供給基板20の基材10に金属を使
用する場合、バンプ形成材16の溶融体の基材10に対
する濡れ性が低い場合は基材10とは別に金属層を設け
る必要はない。図3はバンプ形成材16の基材18とし
てバンプ形成材16の溶融体の濡れ性が低い金属を使用
した場合である。この場合のバンプ供給基板20の金属
層はバンプ供給基板20の基材18そのものである。本
実施形態のバンプ供給基板20では基材18の表面にレ
ジスト層14をコーティングして形成し、バンプ形成材
16を形成する部位のレジスト層14をエッチングして
開口孔14aを形成する。そして、基材18を給電媒体
としてバンプ形成材16の電解めっきを施すことによ
り、バンプ供給基板20上にバンプ形成材16を盛り上
げて形成することができる。
【0015】一方、バンプ供給基板の基材にセラミック
を使用する場合はステンレス等の金属をバンプ供給基板
の基材とする場合に比べて材料コストがかかり、バンプ
形成材16を形成するための電解めっきを施すため別に
給電用導体層を設けなければならないといった不利があ
るが、基材がセラミックであることから電解めっき工程
での耐薬品性に優れること、金属とくらべて熱膨張係数
が小さく半導体素子の熱膨張係数とマッチングさせるこ
とができ半導体素子の電極パッドの配置に合わせて精度
よくバンプ形成材16の溶融体を転写できるという利点
がある。
【0016】前記基材に用いるセラミックとしては、ア
ルミナ、ムライト、コーディエライト、窒化アルミニウ
ム、窒化ケイ素、炭化ケイ素、シリカのうちのいずれ
か、あるいはこれらのセラミックの一種以上と1000
℃以下の軟化点を有するガラスとの複合セラミックが使
用できる。これらのセラミックを用いることにより半導
体素子の材料であるシリコンと同等程度から7×10-6
/℃程度の熱膨張係数を有する基材を得ることができ
る。
【0017】図4はセラミックを基材とした基板を形成
した例を示す。22がセラミックの基材、24が金属
層、26がレジスト層である。金属層24はバンプ形成
材の溶融体との濡れ性が低い金属をスパッタリング、蒸
着といった薄膜法によって形成したものである。金属層
24の金属としてはクロム、アルミニウム、ステンレス
等が使用できる。金属層24を形成した後、金属層24
の表面をレジスト層26で被覆し、レジスト層26に半
導体素子の電極の配置に合わせて開口孔26aを設け
る。
【0018】レジスト層26に開口孔26aを設けた状
態ではんだ等のバンプ形成材16を電解めっきすること
により、開口孔26aの金属層24上にバンプ形成材1
6を盛り上げて形成する。こうして、セラミックを基材
としたバンプ供給基板20が得られる。
【0019】なお、上記各実施形態では基材10、18
および金属層24の保護層としてレジスト層14、26
を設けたが、このレジスト層14、26の材質としては
有機物、無機物のいずれも使用できる。有機物としては
耐熱性、耐薬品性の点からポリイミドが好適である。無
機物としては、コストの点からガラスが好適である。ま
た、図1、2に示す実施形態では基材10上に金属層を
設け、この金属層をエッチングしてその表面にパッド1
2を設け、さらにレジスト層14を設けて開口孔14a
を形成したが、図1、2に示す実施形態の場合でも図4
に示す場合と同様に、基材10上に金属層を設けた後、
金属層をエッチングすることなく金属層の表面にレジス
ト層を設け、レジスト層14をエッチングして開口孔1
4aを形成するようにしてもよい。
【0020】以上のようにして形成したバンプ供給基板
20をリフローし、基板上のバンプ形成材16を溶融す
ることにより半導体素子の電極パッドにバンプ形成材1
6が転写できる状態になる。バンプ形成材16の溶融体
と金属層との濡れ性がきわめて小さい場合にはバンプ形
成材16の溶融体はほぼ球状になる。このように溶融体
との濡れ性がきわめて小さい金属層を使用すると半導体
素子の電極パッドへバンプ形成材16の溶融体が容易に
転写できて好適である。
【0021】図5はバンプ供給基板20上に配置したバ
ンプ形成材16を溶融した状態と、このバンプ形成材1
6の溶融体を転写する半導体素子30の構成を示す。3
4はパッシベーション膜、36は表面電極、38は電極
パッドである。バンプ供給基板20上でバンプ形成材1
6を溶融した状態で半導体素子30の電極パッド38に
バンプ形成材16を接触させると、バンプ形成材16の
溶融体の電極パッド38に対する濡れ性とバンプ供給基
板20のパッド12に対する濡れ性の差からバンプ形成
材16の溶融体が電極パッド38に転写され、図6に示
すように半導体素子30にバンプ40が形成される。
【0022】このように、バンプ供給基板20から半導
体素子30の電極パッド38にバンプ形成材16の溶融
体が容易に転写されるようにするため、半導体素子30
に形成する電極パッド38はバンプ形成材16の溶融体
が容易に濡れるものである必要がある。バンプ形成材1
6の溶融体との濡れ性を良好にする電極パッド38の構
成としてはクロム、銅、金をこの順に層形成したものが
好適である。
【0023】本発明に係る半導体素子のバンプ形成方法
はバンプ供給基板20に半導体素子30の電極パッド3
8の配置に合わせてバンプ形成材16を形成しておき、
バンプ供給基板20上でバンプ形成材16を溶融し、バ
ンプ形成材16の溶融体を半導体素子30の電極パッド
38に接触させて電極パッド38に転写することにより
バンプ40を形成するものである。図7はこうして半導
体素子30にバンプ40を形成した状態であるが、バン
プ供給基板20からバンプ形成材16の溶融体を半導体
素子30に転写する方法を繰り返すことによって、バン
プ40の上にさらにバンプ形成材16を接合して半導体
素子30のバンプ40を多段に形成することができる。
【0024】図8は半導体素子30のバンプ40にバン
プ形成材16の溶融体を接合してバンプ40を2段に形
成した例、図9は図8の状態からさらにバンプ形成材1
6の溶融体を接合してバンプ40を3段に形成した例を
示す。バンプ供給基板20には半導体素子30の電極パ
ッド38の配置に合わせてバンプ形成材16を配置して
いるから、バンプ供給基板20のバンプ形成材16と電
極パッド38とを位置合わせしてバンプ形成材16の溶
融体を繰り返し転写することによって、半導体素子30
のすべてのバンプ40を多段に形成することができる。
【0025】バンプ供給基板20から半導体素子30に
バンプ形成材16の溶融体を転写した後は、バンプ供給
基板20に対し電解めっきによりバンプ形成材16を再
形成することができる。このようにすることにより、バ
ンプ供給基板20を繰り返して使用することが可能であ
る。本発明に係る半導体素子のバンプ形成方法では、バ
ンプ供給基板20でいったん溶融したバンプ形成材16
を多段に積み上げて接合することにより、バンプ40の
高さを高くすることが比較的容易である。バンプ40の
全体高を高くすることにより、半導体素子を基板に実装
した際に接合部で生じる応力を効果的に緩和することが
可能になる。
【0026】図10は多段に形成したバンプ40を有す
る半導体素子30を実装基板42に実装した状態を示
す。44が配線パターン、46が接合用導体である。半
導体素子30を実装基板42に接合する場合はバンプ4
0を一部溶融して接合することも可能であるが、バンプ
40よりも低融点のはんだや導電性接着剤といった接合
用導体46を用いる方が、バンプ40の高さがそのまま
生かすことができ、実装基板42と半導体素子30の接
合部での応力を好適に緩和することができる点で有効で
ある。
【0027】図11はバンプ形成方法のさらに他の実施
形態を示す。この実施形態はバンプ40の内部に金属の
コア材50を挿填したことを特徴とする。コア材50に
は銅、ニッケル等が使用できるが、はんだとの濡れ性や
電気的特性を考慮すると銅の方がより好適である。コア
材50はバンプ供給基板20にバンプ形成材16を形成
した後、バンプ形成材16を加熱して溶融した状態で溶
融体内に落とし込むようにして挿填することができる。
【0028】図11はバンプ形成材16内にコア材50
を挿填した後、図9に示す実施形態と同様に溶融したバ
ンプ形成材16の溶融体を半導体素子30の電極パッド
38、バンプに順次転写して、コア材50を挿填したバ
ンプ40を3段に構成したものである。コア材50を挿
填したバンプ40は1段でももちろん有効であるが、バ
ンプ40を複数段で形成した場合にはバンプ40部分で
の電気抵抗や熱放散性が問題になるから、コア材50を
設けるととくに有効になる。
【0029】
【実施例】
(実施例1)鏡面研磨された6インチ径、厚さ1.2m
mのムライトセラミック基板をバンプ供給基板20の基
材22とし、このムライトセラミック基板にマグネトロ
ンスパッタリング法により、チタニウム、銅、クロムの
順で金属層24を形成した後、レジスト層24としてス
ピンコータで感光性ポリイミド膜を形成し、開口径0.
127mmの開口孔26aをピッチ0.212mmスタ
ッカー配列で現像した。次いで、金属層24に金めっき
を施し、Sn/Pb=1/9組成の電解はんだめっきを
施してバンプ供給基板20上にバンプ形成材16を形成
した。
【0030】得られたバンプ供給用基板20を半導体素
子とは別に窒素ガスフローボックス中で380℃処理
し、球状のはんだの溶融体を形成した後、この状態でア
ライナーを用いて半導体チップの電極パッドをはんだの
溶融体に接触させ、はんだの溶融体を半導体チップの電
極パッドに転写した。次いで、前記バンプ供給基板20
に再度、電解はんだめっきを施し、上記方法と同様にし
て前記半導体チップに転写されているはんだにはんだの
溶融体を転写する工程を繰り返して3段構造のバンプを
有する半導体素子を得た。 (実施例2)約38mm角、厚さ約1mmのSUS30
4基板を基材10とし、マグネトロンスパッタリング法
で基材10の表面にクロム層を形成した後、レジスト層
14として開口径0.14mm、最短部ピッチ0.3m
mのパッドを有するポリイミド膜を形成し、Sn/Pb
=1/9組成の電解はんだめっきを施し、バンプ供給基
板20にバンプ形成材16を形成した。
【0031】実施例1と同様にバンプ供給基板20のみ
を加熱し、バンプ供給基板20上ではんだの溶融体を形
成し、約10mm角の半導体素子の電極パッドとはんだ
の溶融体とを位置合わせして、電極パッドにはんだの溶
融体を接触させ、半導体素子の電極パッドにバンプを転
写した。このバンプを形成した半導体素子を、実装基板
の配線パターンに位置合わせし、ピーク温度約220℃
でリフローして半導体素子をフリップチップ実装した。
【0032】
【発明の効果】本発明に係る半導体素子のバンプ形成方
法では、上述したように、バンプ供給基板にバンプ形成
材を形成し、バンプ供給基板のみを加熱してバンプ供給
基板上であらかじめバンプ形成材を溶融してから半導体
素子の電極パッドにバンプ形成材の溶融体を転写してバ
ンプを形成するから、半導体素子を過度に加熱すること
なく半導体素子にバンプを形成することができる。これ
により、バンプを形成する際の熱により半導体素子が損
傷を受けることを防止し、半導体素子の信頼性を向上さ
せることが可能になる。また、本発明方法によってバン
プ形成材の溶融体を半導体素子の電極パッドに転写する
操作は容易であり、これによって半導体素子に容易にバ
ンプを形成することができる。また、半導体素子の電極
パッド上に複数段のバンプを形成することも容易であ
り、半導体素子を実装した際の接合部における応力を好
適に緩和することができる等の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】バンプ供給基板に用いる基板の断面図である。
【図2】パッドにバンプ形成材を形成した状態のバンプ
供給基板の断面図である。
【図3】バンプ供給基板の他の例を示す断面図である。
【図4】バンプ供給基板のさらに他の例を示す断面図で
ある。
【図5】バンプ供給基板上でバンプ形成材を溶融した状
態の断面図である。
【図6】バンプ供給基板から半導体素子の電極パッドに
バンプ形成材の溶融体を転写した状態の断面図である。
【図7】半導体素子の電極パッドにバンプを形成した状
態の断面図である。
【図8】バンプを2段に形成した半導体素子の断面図で
ある。
【図9】バンプを3段に形成した半導体素子の断面図で
ある。
【図10】バンプを3段に形成した半導体素子を基板に
実装した状態を示す断面図である。
【図11】コア材を挿填した3段構成のバンプを示す断
面図である。
【符号の説明】
10 基材 12 パッド 14 レジスト層 14a 開口孔 16 バンプ形成材 18 基材 20 バンプ供給基板 22 基材 24 金属層 26 レジスト層 26a 開口孔 30 半導体素子 34 パッシベーション膜 36 表面電極 38 電極パッド 40 バンプ 42 実装基板 44 配線パターン 46 接合用導体 50 コア材

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体素子に形成した電極パッドの配置
    と対応する位置にバンプ形成材を配置したバンプ供給基
    板から前記半導体素子の電極パッドに前記バンプ形成材
    を転写して前記半導体素子にバンプを形成する半導体素
    子のバンプ形成方法において、 前記バンプ形成材の溶融体との濡れ性が、該溶融体の前
    記電極パッドに対する濡れ性よりも低い金属層を、前記
    バンプ形成材を配置する部位に設けたバンプ供給基板を
    使用し、 該バンプ供給基板に設けた前記金属層の表面にバンプ形
    成材を加熱して前記バンプ形成材の溶融体を形成した
    後、 該溶融体と前記半導体素子の電極パッドとを位置合わせ
    し、前記溶融体を前記半導体素子の電極パッドに接触さ
    せることにより、前記バンプ供給基板から前記半導体素
    子の電極パッドに前記溶融体を転写して半導体素子にバ
    ンプを形成することを特徴とする半導体素子のバンプ形
    成方法。
  2. 【請求項2】 バンプ供給基板に設けた金属層がバンプ
    供給基板と同じ金属材により一体に形成されていること
    を特徴とする請求項1記載の半導体素子のバンプ形成方
    法。
  3. 【請求項3】 金属材がステンレスあるいはアルミニウ
    ムであることを特徴とする請求項2記載の半導体素子の
    バンプ形成方法。
  4. 【請求項4】 バンプ供給基板の基材にセラミックを用
    い、該基材の表面に、前記溶融体との濡れ性が前記半導
    体素子の電極パッドに対する濡れ性よりも低い金属層を
    設けたことを特徴とする請求項1記載の半導体素子のバ
    ンプ形成方法。
  5. 【請求項5】 金属層がクロムあるいはアルミニウムで
    あることを特徴とする請求項4記載の半導体素子のバン
    プ形成方法。
  6. 【請求項6】 セラミックがアルミナ、ムライト、コー
    ディエライト、窒化アルミニウム、窒化ケイ素、炭化ケ
    イ素、シリカのうちのいずれか、あるいはこれらのセラ
    ミックの一種以上と1000℃以下の軟化点を有するガ
    ラスとの複合セラミックを使用することを特徴とする請
    求項4または5記載の半導体素子のバンプ形成方法。
  7. 【請求項7】 バンプ供給基板上に前記バンプ形成材の
    溶融体を形成し、該溶融体中に金属からなるコア材を挿
    填した後、 溶融体にコア材が挿填された状態で、前記バンプ供給基
    板から前記半導体素子の電極パッドに前記溶融体を転写
    することを特徴とする請求項1、2、3、4、5または
    6記載の半導体素子のバンプ形成方法。
  8. 【請求項8】 コア材が銅またはニッケルであることを
    特徴とする請求項7記載の半導体素子のバンプ形成方
    法。
  9. 【請求項9】 バンプ供給基板から半導体素子の電極パ
    ッドに溶融体を転写してバンプを形成した後、 該バンプ上にさらにバンプ形成材の溶融体を転写するこ
    とにより前記電極パッド上にバンプを多段に形成するこ
    とを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7また
    は8記載の半導体素子のバンプ形成方法。
  10. 【請求項10】 バンプ形成材を電解めっきによりバン
    プ供給基板に設けた金属層の表面に形成することを特徴
    とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9
    記載の半導体素子のバンプ形成方法。
  11. 【請求項11】 バンプ形成材がはんだであることを特
    徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9ま
    たは10記載の半導体素子のバンプ形成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6432807B1 (en) 1999-06-10 2002-08-13 Nec Corporation Method of forming solder bumps on a semiconductor device using bump transfer plate

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