JPH09148638A - 積層圧電アクチュエータおよびその製造方法 - Google Patents

積層圧電アクチュエータおよびその製造方法

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JPH09148638A
JPH09148638A JP30396695A JP30396695A JPH09148638A JP H09148638 A JPH09148638 A JP H09148638A JP 30396695 A JP30396695 A JP 30396695A JP 30396695 A JP30396695 A JP 30396695A JP H09148638 A JPH09148638 A JP H09148638A
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JP
Japan
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piezoelectric actuator
laminated
laminated piezoelectric
exposed
air gaps
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JP30396695A
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English (en)
Inventor
Masako Inagawa
昌子 稲川
Kazumasa Oya
和政 大家
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用に応じた種々形状を作成する事、および
素子の小型化を可能にする。 【解決手段】 積層圧電アクチュエータにおいて、素子
の内部に2ヶ所穴を開け、1ヶ所ごとに互い違いに絶縁
層を設け、空隙部内に導電性の樹脂などを埋めこむ事に
より、素子内部から電圧を取り出す事ができる。これに
より、外部より半田付けなどでリード線を設ける必要が
なくなる為、使用に応じた種々の形状を作成する事およ
び、素子の小型化を可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積層圧電アクチュ
エータおよびその製造方法に関し、特に絶縁体が形成さ
れた2つの円筒状空隙部を設けた積層圧電アクチュエー
タおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の積層圧電アクチュエータについて
図8を用いて説明する。
【0003】図8は従来の積層圧電アクチュエータの一
例の構造を示す斜視図である。同図を参照すると、この
積層圧電アクチュエータは、圧電効果を示す圧電セラミ
ック1と内部電極2とが交互に積層された積層構造とな
っており、この積層体3の上下にリード線13の半田付
け部15となる保護層16が設けられている。
【0004】内部電極2は、積層体3の4つの側面に露
出しているが、これら4つの側面のうち対向している2
つの側面(図では、手前側の側面と奥側の側面)では、
内部電極2の露出部とその近傍の圧電セラミック1上に
ガラスなどの絶縁体6cが形成され、更にその上に外部
電極4が積層方向(図中、上下方向)に帯状に連続して
設けられている。
【0005】この場合、絶縁体6cは、内部電極2の露
出部を一層おきに覆うように、しかも上述の2つの側面
では互い違いになるように形成されている。この外部電
極4上に半田付けによりリード線13が取り付けられ、
リード線13の両端に電圧を印加すると、内部電極2に
挟まれたそれぞれの圧電セラミック1が変位し、積層体
3は積層方向に変位するものである。
【0006】上述のような構造の積層圧電アクチュエー
タでは、電圧を印加する為のリード取り出し部(外部電
極4)が必要であるが、内部電極2が側面に露出した構
造となっている為に、内部電極2に一層おきに絶縁体6
cを設ける必要があるので、使用に応じて種々の形状
(例えば真円など)を製造する事が困難であった。
【0007】さらに、電圧印加部を素子の側面からリー
ド線13を半田付けして取っていた為に、生産にかなり
手間がかかっていた他、半田付けする為のスペース(保
護層16)を信頼性上設ける必要がある為に素子の積層
方向の小型化も困難であった。
【0008】上記の問題を解決する手段の一つとして、
図9に示すように、素子内部に2ヶ所空隙部5を設けた
積層圧電アクチュエータの構造が考えられる(特開平3
−151677号公報参照)。
【0009】図10に同公報記載の積層圧電アクチュエ
ータの製造工程図を示す。
【0010】同図を参照して、この積層圧電アクチュエ
ータを作製するには、まず、PbO,TiO2 ,ZrO
2 ,Sr2 O3 などを混粉し、この混粉を2ヶ所の空隙
部5(孔径1〜2mmφ)を形成するピンを有する金型
で円板上に加圧成形後、800℃で仮焼する。
【0011】こうして得られた圧電セラミック素子を所
定の寸法に研磨後、Ag−Pdペーストを印刷塗布す
る。
【0012】印刷時に図11を参照すると、圧電セラミ
ック素子14の一方の空隙5には孔の縁まで延在するよ
うに内部電極2を塗布し、もう一方の空隙5には、これ
と同心で若干大きめの空白部17を設けて内部電極2を
塗布する。
【0013】また、同じ圧電セラミック素子14の裏面
にも同様に内部電極2を印刷する。
【0014】この時、表面側が孔の縁まで内部電極2が
延在する空隙5の裏面側は、空隙5と同心で若干大きめ
の空白部15を設けて内部電極2を塗布し、逆に表面側
が空白部15を設けて絶縁されている空隙5の裏面側
は、孔の縁まで延在させて内部電極2を印刷する。
【0015】このようにして印刷を終えた圧電セラミッ
ク素子14を図9の縦断面図に示す如く、交互に表面と
裏面とを逆にして積層し、加圧しながら1150℃で焼
結させ積層体3を得る。
【0016】次いで、導電性弾性体を数気圧の圧力で、
積層体3の空隙5に圧入し、隙間なく充てんし、積層圧
電アクチュエータを完成する。
【0017】この積層圧電アクチュエータは、積層圧電
アクチュエータ素子内部に2ヶ所空隙5を設け、空隙5
内に導電性弾性体を充てんすることにより、電気的に並
列接続されるため積層圧電アクチュエータの側面にリー
ド線13を半田付け15することなどにより素子の側面
から電圧印加部を設ける必要がなくなるので、側面に絶
縁体6cを設ける必要もなくなる。
【0018】従って、左右の側面に一層おきに絶縁体6
cを設ける必要がなくなる為に、積層圧電アクチュエー
タの使用に応じて例えば、真円などの種々の形状を製造
する事が可能となる。
【0019】また、電圧印加部を側面から設ける必要が
なくなるために、生産性の向上を図ることができる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】第1の問題点は、従来
の技術において、積層圧電アクチュエータを作製する上
で生産性の向上が困難であるということである。その理
由は、上記公報記載の積層圧電アクチュエータでは、積
層体3一つを作成する為に、1個ずつ圧電セラミック素
子14を作り、それを所定の大きさに研磨した後、表裏
面に複雑なパターンの内部電極2を塗布し、この圧電セ
ラミック素子14を1つずつ空隙5を合わせながら積層
し、一体加圧焼成して作成しているからである。
【0021】第2の問題点は、従来の技術において、積
層圧電アクチュエータを作製する上で、内部電極2と外
部電極4を確実に接続できるように作ることが製造上か
なり困難なことである。
【0022】その理由は、上記公報記載の積層圧電アク
チュエータでは、素子内部に空隙5を設け、その空隙5
部より電圧印加部を形成しているので使用に応じた形状
を作成できるように小さな空隙5(1〜2mmφ)を加
圧成形時に一緒に設けた後、反り防止のために800℃
で仮焼することになっている。
【0023】この仮焼の温度は800℃と本焼時の11
15℃より低い温度に設定されているが、セラミック系
の材料はだいたい600℃付近から収縮が始まってい
る。
【0024】このセラミック系の収縮については、同一
粉末を使用していても、種々の酸化物の混合状態、ある
いは、寸法のバラツキなどによって収縮状態が変わる可
能性が大きく、収縮状態にある一定のバラツキが生じる
ことを防ぐことはできない。
【0025】従って、この仮焼時の収縮の違いにより空
隙5が埋まってしまうまでいかなくとも、空隙の径の大
きさ、形状にバラツキが生じる可能性や、さらに、その
後の内部電極2を塗布して積層する際に、重なりあう空
隙5の位置がずれてしまう可能性が有るからである。
【0026】第3の問題点は、長さ方向の小型化および
低電圧化が難しいということである。
【0027】この理由は、上記公報記載の積層圧電アク
チュエータでは、PbOなどの酸化物を混粉し、この混
粉を2ヶ所の空隙5を形成するピンを有する金型で円板
状に加圧成形後、800℃で仮焼して圧電セラミック素
子14を作成し、所定の寸法に研磨するが、研磨するに
は、一層間の距離をある一定以上の大きさにする事が必
要となるからである。
【0028】本発明は、かかる従来の問題点を解決する
ためになされたもので、その目的は、生産性の向上を図
り、さらに効率よく小型化でき、使用に応じて種々の形
状を容易に作成することのできる積層圧電アクチュエー
タを提供することである。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明の積層圧電アクチ
ュエータは、薄板状圧電セラミック膜と内部電極膜とが
交互に複数積層された素子であって、この素子内部に円
筒状空隙部が2ヶ所設けられ(図1中の5)、かつ円筒
状空隙間部壁面に各空隙間部内の内部電極露出部が互い
違いになるように絶縁体が形成され(図3中の6)、空
隙間内に導電性の弾性な部材を充てんすることによって
(図1中4)積層圧電アクチュエータ素子を電気的に接
続している。
【0030】さらに、素子内部の円筒状空隙部間の距離
(図1中A)が0.5mm以上離れていること、円筒状
空隙部の大きさが(図1中B)、直径1.5mm以上で
あること、2ヶ所の円筒状空隙部の中心を通る外形寸法
(図1中C)が、5mm以上であること等をも特徴とす
る。
【0031】また素子内部の円筒状空隙部内に形成する
絶縁体(図3中6a,6b)が電気泳動法(図5)で被
着形成することをも特徴とする。
【0032】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好適な実施の形態
について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の
第1の実施形態による積層圧電アクチュエータの構造を
示す斜視図であり、図2は、その製造方法を説明するた
めの工程図である。
【0033】また、この積層圧電アクチュエータの製造
方法を図3と図4に示す。
【0034】図3は、図4の工程をA−A′断面で示し
たものである。
【0035】図3を参照すると、本実施例の積層圧電ア
クチュエータが図9に示す従来の積層圧電アクチュエー
タと異なるのは、素子内部の2ヶ所の空隙5内に絶縁体
6a,6bが設けられていることである。
【0036】この場合、上記の絶縁体6a,6bは、内
部電極2の露出部を一層おきに覆うように、しかも上述
の2つの空隙5部では互い違いになるように形成されて
いる。
【0037】従って、右側の空隙5内の外部電極4は、
上から偶数番目の内部電極4を全て同電位になるように
接続し、左側の空隙5内の外部電極4は奇数番目の内部
電極2が同電位になるように接続している。
【0038】ここに、例えば半田付けにより一対のリー
ド線13が取り付けられ、リード線13の両端に電圧を
印加すると内部電極2に挟まれたそれぞれの圧電セラミ
ック1が変位し、積層体3は積層方向に変位するもので
ある。
【0039】また、図2を参照すると、本実施例の製造
方法が、図10に示す従来の製造方法と異なるのは、焼
成後に、素子内部の空隙5を超音波加工などの機械的方
法で形成している点と、圧電セラミック1をシート状に
作成し積層した後に焼成して数10個の積層体を一度に
作成して最後に個々に分けている点と、2ヶ所の空隙5
部内の内部電極露出部がお互いに互い違いになるように
絶縁体6a,6bを設けている点である。
【0040】以下に本発明の実施例について図2,図
3,図4を参照しながら順をおって説明する。
【0041】本発明の積層圧電アクチュエータは、図3
(a),図4(a)に示すように、まず銀パラジウムの
導体ペーストを印刷した圧電セラミックシートを複数枚
積層し、プレス脱バインダー焼結を行い圧電セラミック
1と内部電極2が積層された積層体3を得る。
【0042】積層体3は、向いあう1組の側面には全て
の内部電極2が露出しており別の向いあう1組の側面に
は、内部電極2が一層おきに露出し、たがいに同じ内部
電極2が露出していないようになっている。
【0043】この一層おきに内部電極2の露出した面に
は銀ペースト、あるいは導電性樹脂で仮電極8a,8b
を形成する。
【0044】超音波加工等により、空隙5を形成する。
【0045】この空隙5の内壁には図3(a)のように
内部電極2が露出していることになる。
【0046】次に図4(b)の積層体3の隣り合った2
列の空隙5のうち1列分を粘着テープやマスキング剤な
どの被覆材7で覆い、電気泳動法により絶縁体6aを形
成する。
【0047】この絶縁体6aは、図5に示すように、容
器11中のガラスやセラミック等の無機物やポリアミ
ド、ポリイミド、フッ素系樹脂、エポキシ等の高分子等
の絶縁物よりなる粉子を分散させた懸濁液10に浸漬
し、同様に浸漬してある参照極9と、積層体3の一方の
仮電極8a,8bとの間に電圧を印加する。
【0048】また、他方の仮電極8bは参照極9と接続
させる。こうしておき、仮電極8aと参照極9との間に
電源12を接続し、電圧を印加すると、懸濁液10中の
絶縁物の粒子は電界によって移動し、図3(b)および
図4(b)のように積層体3の内部電極2のうち仮電極
8aに接続しているもののみ付着し、絶縁体6aを形成
する。
【0049】本方法による絶縁体形成方法を一般に電気
泳動法と呼ぶ。
【0050】絶縁体6aの付着した積層体3を懸濁液1
0より取出し、被覆材7を剥す。
【0051】次に、図3(c)および図4(c)に示す
ように、絶縁体6aが形成された空隙の列に被覆材7b
を形成し、先ほどとは逆の仮電極4bと参照極9との間
に電圧を印加し、絶縁体6bを形成、被覆材7をはがし
たのち加熱して絶縁体6a,6bを積層体に固着させ
る。
【0052】本実施例では、絶縁体6a,6bとなる絶
縁体粒子にガラス粉末を分散したエタノールと電解質の
混合液を懸濁液10とし、20Vの電圧を5分間印加し
た後650℃を20分間保持するプロファイルで加熱し
て厚さ約50μmの絶縁体6a,6bを固着させた。
【0053】以上の操作によって、図1に示すように積
層体3の素子内部に設けられている2ヶ所の空隙内の露
出した内部電極2は、一層おきに、互い違いに絶縁体6
a,6bで覆われることになる。
【0054】次に、積層体3の2ヶ所の空隙内に弾性の
銀ペーストあるいは導電性樹脂を数気圧の圧力で注入し
すき間なく充てんして焼成した後、所定の形状に切断し
て図1に示すような積層圧電アクチュエータを得る。
尚、空隙5内の外部電極4は、無電界メッキなどにより
作成することもできる。 [実施例1]以下に、上述のようにして作製した本実施
形態の積層圧電アクチュエータと、図9に示す従来の積
層圧電アクチュエータとに対して、200Vの直流電圧
を印加し最高変位量を測定した結果について述べる。
【0055】単位電界あたりの変位量の理論値を100
%として図6に示した。
【0056】サンプルは、圧電セラミック1の厚さが5
00μm、内部電極2の層数が20層、空隙の大きさφ
1.5mm、変位方向に垂直な断面の形状が外径5m
m、変位方向の長さが15mmの構造を持つ。
【0057】圧電セラミック1は、Pb(Ni1/3N
b2/3)0.50Zr0.15Ti0.35O3 系のペロブスカイ
ト構造複合化合物であり、内部電極2は、銀70%、パ
ラジウム30%の銀・パラジウム混合電極である。
【0058】外部電極4は、銀を導体として形成した。
【0059】図6を参照すると、従来例と比較して本発
明の方が理論値に近い変位量を示していることが分か
る。
【0060】従来方法で作成した積層圧電アクチュエー
タの方が、変位量が少なかったのは、圧電セラミック素
子14の仮焼(800℃)時の収縮状態のバラツキによ
り、空隙5の大きさ、空隙5の位置にバラツキが発生
し、内部電極2と外部電極4の接続が悪くなったためと
考えられる。 [実施例2]次に、本発明の第2の実施例について図1
を参照して説明する。
【0061】積層圧電アクチュエータの製造方法は、実
施例1と同様である。
【0062】ただし、サンプルの圧電セラミック1の厚
さは105μmとする。
【0063】本実施例では、隣り合う空隙の間隔Aは
0.3mm,0.4mm,0.45mm,0.50m
m,0.6mm,0.8mmとした。
【0064】そして各積層圧電アクチュエータについて
信頼性試験を実施した。
【0065】信頼性試験は、150V,1kHzで繰り
返し耐久試験で行った。
【0066】表1を参照すると、実施例において、隣り
合う空隙5の間隔が0.5mm未満では1010サイクル
以下で絶縁破壊したのに対して、0.5mm以上では1
012サイクル以上でも作動可能であった。
【0067】これは、2ヶ所の空隙5間の距離があまり
短いと2ヶ所の空隙5は一度に開けるが、開ける時の振
動などによる衝撃のためにマイクロクラックが発生し、
それが可動中あるいは外部電極4用の導電体を圧入する
際に伸長し、ショートしてしまうためであると考える。
【0068】
【表1】 尚、本実施例では積層体3の断面形状が円形のものを挙
げたが、他の形状(例えば、四角形や三角形など)でも
同様の結果を得た。 [実施例3]次に、本発明の第3の実施例である積層圧
電アクチュエータの構造を示す斜視図を図1に示す。積
層圧電アクチュエータの製造方法は実施例2と同様であ
る。
【0069】本実施例では、積層体3内部の空隙5の大
きさBは、0.5mm,1mm,1.5mm,2.0m
m,5mmとした。
【0070】そして、各積層圧電アクチュエータについ
て、変位量の測定を前述の実施例1におけると同様に実
施した。
【0071】図7を参照すると、実施例において、空隙
5の大きさが1.5mm以上でほぼ理論値に近い変位量
を示した。
【0072】1.5mm未満で変位量が少なかったの
は、空隙5の大きさが小さすぎると、絶縁体6a,6b
を電気泳動法で被着させた際、1層ごとに選択的につか
ず、隣の内部電極2上まで覆ってしまいきちんと導通が
とれないためと考える。
【0073】尚、本実施例では、積層体3の断面形状が
円形のものを一例として挙げたが、他の形状(例えば、
四角や三角など)でも同様の結果を得た。 [実施例4]次に、本発明の第4の実施例について説明
する。
【0074】積層圧電アクチュエータの製造方法および
構造は、実施例2,3と同様である。
【0075】本実施例では、積層体3内部の2ヶ所の空
隙5の中心を通る外形寸法Cが4.0mm,4.5m
m,5.0mm,6.0mm,10mmとした。
【0076】そして各積層圧電アクチュエータについて
信頼性試験を実施した。
【0077】信頼性試験は、実施例2と同様に行った。
【0078】表2を参照すると、実施例において、外形
寸法Cの大きさが5.0mm未満では1010サイクル以
下で絶縁破壊したのに対して、5.0mm以上では10
12サイクル以上でも作動可能であった。
【0079】これは、外形寸法Cが小さいと、つまり、
素子の外形から空隙5までの距離が短いと、切断時の切
断精度±50μmから空隙部5と側面との距離がかなり
短くなるためであると推測される。また、積層体3を駆
動させた場合、素子の中心から外にいく程、素子にかか
る応力は大きくなる為、あまり薄いと、耐久応力に耐え
る事が難しいからであると考える。
【0080】
【表2】 尚、本実施例では、積層体3の断面形状が円形のものを
挙げたが、他形状でも同様の結果を得た。
【0081】
【発明の効果】第1の効果は、わずかな組み立て工数で
生産性よく使用に応じて種々の形状の積層圧電アクチュ
エータが作成できることである。その理由は、一度に数
10個の積層体3を作成することができるからである。
【0082】第2の効果は、内部電極部2と外部電極4
を確実に接続できるように作る事が、わずかな工数で生
産性よく実現できる。その理由は、空隙部5を積層一体
焼成後に機械的に設け、その空隙5内に現状の技術で容
易に、かつ、選択的に絶縁体6a,6bを形成すること
が可能であるため、一層おきに確実に絶縁することがで
きるからである。
【0083】第3の効果は、長さ方向の小型化および低
電圧化が生産性よく容易にできるということである。そ
の理由は、圧電セラミック1をシート状に作成し、内部
電極2を印刷後、焼成前に積層しているため、一層あた
りの距離を薄くする事ができるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の積層圧電アクチュエータの斜視図であ
る。
【図2】本発明の実施例の製造方法を示す工程図であ
る。
【図3】本発明の製造工程毎の積層体の縦断面図であ
る。
【図4】本発明の製造工程毎の積層体の斜視図である。
【図5】本発明の電気泳動法による絶縁体形成のための
装置である。
【図6】本発明実施例2の積層圧電アクチュエータの単
位電界強度当りの変位量を示す図である。
【図7】本実施例4の積層圧電アクチュエータの単位電
界強度当りの変位量を示す図である。
【図8】従来の積層圧電アクチュエータの斜視図であ
る。
【図9】従来の積層圧電アクチュエータの縦断面図であ
る。
【図10】従来の製造方法を示す工程図である。
【図11】従来の積層体を構成する積層セラミック素子
の三面図((a)平面図、(b)断面図、(c)裏面
図)である。
【符号の説明】
1 圧電セラミック 2 内部電極 3 積層体 4 外部電極 5 空隙 6a,6b,6c 絶縁体 7 被覆材 8a,8b 仮電極 9 参照極 10 懸濁液 11 容器 12 電源 13 リード線 14 圧電セラミック素子 15 半田付け部 16 保護層 17 空白部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄板状圧電セラミック膜と内部電極膜と
    が交互に複数積層された素子であって、 該素子内部に円筒状空隙部が2ヶ所設けられ、かつ該円
    筒状空隙部間壁面に各空隙部間内の内部電極露出部が互
    い違いになるように絶縁体が形成され、 該空隙間内に導電性の弾性部材を充てんすることによっ
    て積層圧電アクチュエータ素子を電気的に接続している
    ことを特徴とする積層圧電アクチュエータ。
  2. 【請求項2】 前記素子内部の円筒状空隙部間の距離が
    0.5mm以上離れていることを特徴とする請求項1記
    載の積層圧電アクチュエータ。
  3. 【請求項3】 前記素子内部の円筒状空隙部の大きさが
    直径1.5mm以上であることを特徴とする請求項1記
    載の積層圧電アクチュエータ。
  4. 【請求項4】 前記素子内部の2ヶ所の円筒状空隙部の
    中心を通る外形寸法が5mm以上であることを特徴とす
    る請求項1記載の積層圧電アクチュエータ。
  5. 【請求項5】 前記絶縁体が電気泳動法で被着形成され
    ることを特徴とする請求項1記載の積層圧電アクチュエ
    ータの製造方法。
JP30396695A 1995-11-22 1995-11-22 積層圧電アクチュエータおよびその製造方法 Pending JPH09148638A (ja)

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