JPH09149588A - モータ - Google Patents
モータInfo
- Publication number
- JPH09149588A JPH09149588A JP32638595A JP32638595A JPH09149588A JP H09149588 A JPH09149588 A JP H09149588A JP 32638595 A JP32638595 A JP 32638595A JP 32638595 A JP32638595 A JP 32638595A JP H09149588 A JPH09149588 A JP H09149588A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- shaft
- impregnated bearing
- metal
- motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 使用環境下の温度変化があっても、軸を円滑
に回転させることができるモータを提供すること。 【解決手段】 テープ状記録媒体を摩擦力を用いて送る
ための軸110を、含油軸受114,115を介して回
転可能に支持しているモータにおいて、含油軸受11
4,115と軸110の間に、点滴により形成されたグ
リース層200を有する。
に回転させることができるモータを提供すること。 【解決手段】 テープ状記録媒体を摩擦力を用いて送る
ための軸110を、含油軸受114,115を介して回
転可能に支持しているモータにおいて、含油軸受11
4,115と軸110の間に、点滴により形成されたグ
リース層200を有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばビデオテ
ープレコーダ(VTR)に用いられて最適なキャプスタ
ンモータのようなモータに関するものである。
ープレコーダ(VTR)に用いられて最適なキャプスタ
ンモータのようなモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】テープ状記録媒体を用いる装置としては
ビデオテープレコーダがある。このビデオテープレコー
ダは、テープ状記録媒体(磁気テープ)を送るためのキ
ャプスタンモータを有している。キャプスタンモータ
は、モータの駆動力を磁気テープに伝えるキャプスタン
軸を備えていて、このキャプスタン軸はキャプスタンロ
ーラとともにテープとの摩擦により、磁気テープを所定
方向に引っ張って送るようになっている。
ビデオテープレコーダがある。このビデオテープレコー
ダは、テープ状記録媒体(磁気テープ)を送るためのキ
ャプスタンモータを有している。キャプスタンモータ
は、モータの駆動力を磁気テープに伝えるキャプスタン
軸を備えていて、このキャプスタン軸はキャプスタンロ
ーラとともにテープとの摩擦により、磁気テープを所定
方向に引っ張って送るようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来のキャプ
スタンモータのキャプスタン軸は、含油軸受を介してハ
ウジングに対して回転可能に支持されている。ボールベ
アリングを用いずに含油軸受を用いてキャプスタン軸を
回転可能に支持するのは、コスト低減を図るためであ
る。そこで含油軸受は、油を含んでおり、多孔質のメタ
ルの内部にその油を含浸させている。この種の含油軸受
は、使用環境下において温度変化にさらされ、高温から
低温になると、油(オイル)が含油メタルの内部に引き
込まれてしまい、メタルとキャプスタン軸の金属部分の
直接的な接触が生じてしまい、含油軸受が焼き付く恐れ
がある。一方、含油メタルの内部にグリースを含浸させ
てグリースをキャプスタン軸側に点滴することも提案さ
れているが、含油メタルの内部に多量のグリースの石け
ん基があるために、含油メタル内部での潤滑油の動きが
悪く、含油軸受におけるキャプスタン軸の回転動作時の
エネルギーロスが増大してしまうという問題がある。そ
こで本発明は上記課題を解消して、使用環境下で温度変
化があっても、軸を円滑に回転させることができるモー
タを提供することを目的としている。
スタンモータのキャプスタン軸は、含油軸受を介してハ
ウジングに対して回転可能に支持されている。ボールベ
アリングを用いずに含油軸受を用いてキャプスタン軸を
回転可能に支持するのは、コスト低減を図るためであ
る。そこで含油軸受は、油を含んでおり、多孔質のメタ
ルの内部にその油を含浸させている。この種の含油軸受
は、使用環境下において温度変化にさらされ、高温から
低温になると、油(オイル)が含油メタルの内部に引き
込まれてしまい、メタルとキャプスタン軸の金属部分の
直接的な接触が生じてしまい、含油軸受が焼き付く恐れ
がある。一方、含油メタルの内部にグリースを含浸させ
てグリースをキャプスタン軸側に点滴することも提案さ
れているが、含油メタルの内部に多量のグリースの石け
ん基があるために、含油メタル内部での潤滑油の動きが
悪く、含油軸受におけるキャプスタン軸の回転動作時の
エネルギーロスが増大してしまうという問題がある。そ
こで本発明は上記課題を解消して、使用環境下で温度変
化があっても、軸を円滑に回転させることができるモー
タを提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にあ
っては、テープ状記録媒体を摩擦力を用いて送るための
軸を、含油軸受を介して回転可能に支持しているキャプ
スタンモータにおいて、含油軸受と軸の間に、点滴によ
り形成されたグリース層を有するモータにより、達成さ
れる。本発明では、含油軸受と軸の間にグリース層が点
滴により形成されている。これにより、軸が含油軸受に
組立てられた直後は、含油軸受の内部には油があり、軸
と含油軸受の対向部には石けん基を含むグリースが存在
する。従ってモータの使用環境温度が変化して、含油軸
受の液体の油成分が含油軸受の内部に含まれたとして
も、グリースの石けん基が含油軸受のメタル表面に残る
ために、これが含油軸受と軸の間の固体潤滑材として働
いて、軸と含油軸受のメタルの金属の直接接触を防ぐこ
とができる。そしてグリースの石けん基は、含油軸受内
の油を引き出す役目をするために、その後含油軸受の油
が正常な軸の潤滑を行うことができる。
っては、テープ状記録媒体を摩擦力を用いて送るための
軸を、含油軸受を介して回転可能に支持しているキャプ
スタンモータにおいて、含油軸受と軸の間に、点滴によ
り形成されたグリース層を有するモータにより、達成さ
れる。本発明では、含油軸受と軸の間にグリース層が点
滴により形成されている。これにより、軸が含油軸受に
組立てられた直後は、含油軸受の内部には油があり、軸
と含油軸受の対向部には石けん基を含むグリースが存在
する。従ってモータの使用環境温度が変化して、含油軸
受の液体の油成分が含油軸受の内部に含まれたとして
も、グリースの石けん基が含油軸受のメタル表面に残る
ために、これが含油軸受と軸の間の固体潤滑材として働
いて、軸と含油軸受のメタルの金属の直接接触を防ぐこ
とができる。そしてグリースの石けん基は、含油軸受内
の油を引き出す役目をするために、その後含油軸受の油
が正常な軸の潤滑を行うことができる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。図1は、本発明のモータの好ましい実施の形態であ
るビデオテープレコーダ(VTR)用のキャプスタンモ
ータを示している。図1において、このモータは、ビデ
オテープの搬送用として用いられ、キャプスタンローラ
(図示せず)とともに、ビデオテープを摩擦を用いて搬
送するものである。このキャプスタンモータのロータR
は、ボス102、ロータヨーク108、樹脂マグネット
109、ロータマグネット112、キャプスタン軸11
0などを有している。
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。図1は、本発明のモータの好ましい実施の形態であ
るビデオテープレコーダ(VTR)用のキャプスタンモ
ータを示している。図1において、このモータは、ビデ
オテープの搬送用として用いられ、キャプスタンローラ
(図示せず)とともに、ビデオテープを摩擦を用いて搬
送するものである。このキャプスタンモータのロータR
は、ボス102、ロータヨーク108、樹脂マグネット
109、ロータマグネット112、キャプスタン軸11
0などを有している。
【0006】ロータヨーク108は、ボス102にかし
めにより固定され、ロータマグネット112のバックヨ
ークの機能を兼ねるために、たとえば亜鉛メッキ処理鋼
板などの磁性材で作られている。樹脂マグネット(FG
マグネット)109は、周波数発生マグネット、あるい
は周波数発電マグネットとも言い、ロータヨーク108
の外周部に接着あるいは一体成形などで配置されてい
る。この樹脂マグネット109は、たとえばポリアミド
(ナイロン)やポリフェニレンサルファイド(PPS)
などの樹脂をベース材としたマグネットである。樹脂マ
グネット109は、周面上にN極とS極が交互に等ピッ
チで多極着磁されたマグネットである。ロータマグネッ
ト112は、ロータRを駆動するためのマグネットであ
り、ロータヨーク108の内面に接着などにより固定さ
れている。ロータマグネット112は、N極とS極が交
互に多極着磁されている。
めにより固定され、ロータマグネット112のバックヨ
ークの機能を兼ねるために、たとえば亜鉛メッキ処理鋼
板などの磁性材で作られている。樹脂マグネット(FG
マグネット)109は、周波数発生マグネット、あるい
は周波数発電マグネットとも言い、ロータヨーク108
の外周部に接着あるいは一体成形などで配置されてい
る。この樹脂マグネット109は、たとえばポリアミド
(ナイロン)やポリフェニレンサルファイド(PPS)
などの樹脂をベース材としたマグネットである。樹脂マ
グネット109は、周面上にN極とS極が交互に等ピッ
チで多極着磁されたマグネットである。ロータマグネッ
ト112は、ロータRを駆動するためのマグネットであ
り、ロータヨーク108の内面に接着などにより固定さ
れている。ロータマグネット112は、N極とS極が交
互に多極着磁されている。
【0007】次にステータ(固定子)Sは、モータ基板
101、コイル107、ハウジング113などを有して
いる。ハウジング113は、キャプスタン軸110の一
端部と他端部を含油軸受114,115で回転可能に支
持している。またこのキャプスタン軸110の他端部
は、スラスト受け116でスラスト方向の支持を行って
いる。キャプスタン軸110の一端部はボス102に圧
入により固定されている。このハウジング113は、モ
ータ基板101に対してネジ止めもしくはかしめあるい
は接着などにより締結もしくは固定されている。ステー
タSのモータ基板101には、コネクタ、速度検出素
子、駆動用IC、抵抗やコンデンサなどのチップ部品、
コイル107などが取り付けられている。
101、コイル107、ハウジング113などを有して
いる。ハウジング113は、キャプスタン軸110の一
端部と他端部を含油軸受114,115で回転可能に支
持している。またこのキャプスタン軸110の他端部
は、スラスト受け116でスラスト方向の支持を行って
いる。キャプスタン軸110の一端部はボス102に圧
入により固定されている。このハウジング113は、モ
ータ基板101に対してネジ止めもしくはかしめあるい
は接着などにより締結もしくは固定されている。ステー
タSのモータ基板101には、コネクタ、速度検出素
子、駆動用IC、抵抗やコンデンサなどのチップ部品、
コイル107などが取り付けられている。
【0008】図1において、特徴的なのは含油軸受11
4とキャプスタン軸110の一端部の間にグリース層2
00が設けられていることである。しかももう1つの含
油軸受115とキャプスタン軸110の他端部の間にも
グリース層200が形成されている。図2は図1のグリ
ース層200,200の付近を拡大して示している。こ
のグリース(grease)層200,200は、潤滑
油に金属石けん基を混和して作られる半固体状の粘稠な
潤滑材であり、特殊なものとしては、ジエステル油やシ
リコン油を基油としたものがある。このグリース層20
0,200は、図2に示すように、含油軸受114,1
15の円筒形の多孔質のメタル114a,115aの内
周面と、キャプスタン軸110の一端部110aと他端
部110bの間に全周に渡って形成されている。このグ
リース層200,200を形成する場合には、たとえば
含油軸受114,115に対してキャプスタン軸110
の一端部110aと他端部110bをはめ込む場合に点
滴により形成するのが望ましい。このように点滴で形成
することにより、次のようなメリットがある。含油軸受
は回転初期になじむ性質をもつ。これは、軸受メタル
が、軸の回転により初期摩耗し、軸に対する当り面を生
ずることである。この時、軸受メタルや、軸にキズ等と
してダメージを与えることがある。グリスを点滴で形成
することで、組立直後から、なじみ面形成までの間軸受
メタルと軸の間のオイルには比較的高い濃度で石けん基
が含まれる。これによりなじみ面形成が、接点基を介し
て行われるため、軸受メタルや軸にダメージが生じるこ
とは少ない。
4とキャプスタン軸110の一端部の間にグリース層2
00が設けられていることである。しかももう1つの含
油軸受115とキャプスタン軸110の他端部の間にも
グリース層200が形成されている。図2は図1のグリ
ース層200,200の付近を拡大して示している。こ
のグリース(grease)層200,200は、潤滑
油に金属石けん基を混和して作られる半固体状の粘稠な
潤滑材であり、特殊なものとしては、ジエステル油やシ
リコン油を基油としたものがある。このグリース層20
0,200は、図2に示すように、含油軸受114,1
15の円筒形の多孔質のメタル114a,115aの内
周面と、キャプスタン軸110の一端部110aと他端
部110bの間に全周に渡って形成されている。このグ
リース層200,200を形成する場合には、たとえば
含油軸受114,115に対してキャプスタン軸110
の一端部110aと他端部110bをはめ込む場合に点
滴により形成するのが望ましい。このように点滴で形成
することにより、次のようなメリットがある。含油軸受
は回転初期になじむ性質をもつ。これは、軸受メタル
が、軸の回転により初期摩耗し、軸に対する当り面を生
ずることである。この時、軸受メタルや、軸にキズ等と
してダメージを与えることがある。グリスを点滴で形成
することで、組立直後から、なじみ面形成までの間軸受
メタルと軸の間のオイルには比較的高い濃度で石けん基
が含まれる。これによりなじみ面形成が、接点基を介し
て行われるため、軸受メタルや軸にダメージが生じるこ
とは少ない。
【0009】次に、本発明のキャプスタンモータの作用
について説明する。図2の含油軸受114,115のメ
タル114a,115aの内部に油を含浸させる。そし
て含油軸受114,115に対してキャプスタン軸11
0の一端部110aと他端部110bがそれぞれはめ込
むことで組立てられる。この組立工程で、キャプスタン
軸110の一端部110aと含油軸受114のメタル1
14aの内周面の間に、点滴によりグリース層200を
形成する。同様にして、キャプスタン軸110の他端部
110bと含油軸受115の内周面の間に、点滴により
グリース層200を形成する。
について説明する。図2の含油軸受114,115のメ
タル114a,115aの内部に油を含浸させる。そし
て含油軸受114,115に対してキャプスタン軸11
0の一端部110aと他端部110bがそれぞれはめ込
むことで組立てられる。この組立工程で、キャプスタン
軸110の一端部110aと含油軸受114のメタル1
14aの内周面の間に、点滴によりグリース層200を
形成する。同様にして、キャプスタン軸110の他端部
110bと含油軸受115の内周面の間に、点滴により
グリース層200を形成する。
【0010】これによりキャプスタン軸110と含油軸
受114,115の組立直後は、メタル114a,11
5aの内部には油が含まれており、キャプスタン軸11
0とメタル114a,115aの対向部分には、金属石
けん基を含むグリース層200,200が存在してい
る。もし使用環境下の温度変化があった場合、特に高温
状態から低温状態になった場合には、基体である油がメ
タル114a,115aの穴の内部に引き込まれてしま
うのであるが、この場合であってもグリース層200の
石けん基は、メタル114a,115aの表面114
b,115bに残っている。従ってこの表面114b,
115bに残っているグリース層200の石けん基が、
固体潤滑材として働いて、キャプスタン軸110とメタ
ル114a,115aの表面114b,115bの直接
的な金属接触の現象が発生しない。
受114,115の組立直後は、メタル114a,11
5aの内部には油が含まれており、キャプスタン軸11
0とメタル114a,115aの対向部分には、金属石
けん基を含むグリース層200,200が存在してい
る。もし使用環境下の温度変化があった場合、特に高温
状態から低温状態になった場合には、基体である油がメ
タル114a,115aの穴の内部に引き込まれてしま
うのであるが、この場合であってもグリース層200の
石けん基は、メタル114a,115aの表面114
b,115bに残っている。従ってこの表面114b,
115bに残っているグリース層200の石けん基が、
固体潤滑材として働いて、キャプスタン軸110とメタ
ル114a,115aの表面114b,115bの直接
的な金属接触の現象が発生しない。
【0011】しかも、グリース層200の石けん基は、
メタル114a,115aの穴に引き込まれた油を表面
114b,115b側に引き出す所謂呼び水の役目を果
たすために、その後はキャプスタン軸110と含油軸受
114,115の正常な潤滑を行うことができる。そし
て含油軸受114,115のエイジングが進むにつれ
て、含油軸受114,115のメタル内の油とグリース
層200は、混合されていくが、同時にメタル114
a,115aもキャプスタン軸110に対するなじみ面
が生じるので、わずかな量の石けん基であっても、充分
にキャプスタン軸と含油軸受の固体潤滑材の役割を果た
すことになる。
メタル114a,115aの穴に引き込まれた油を表面
114b,115b側に引き出す所謂呼び水の役目を果
たすために、その後はキャプスタン軸110と含油軸受
114,115の正常な潤滑を行うことができる。そし
て含油軸受114,115のエイジングが進むにつれ
て、含油軸受114,115のメタル内の油とグリース
層200は、混合されていくが、同時にメタル114
a,115aもキャプスタン軸110に対するなじみ面
が生じるので、わずかな量の石けん基であっても、充分
にキャプスタン軸と含油軸受の固体潤滑材の役割を果た
すことになる。
【0012】このように組立られたモータは、次のよう
に動作する。このモータには、図示しない駆動回路か
ら、コネクタを介して、各コイル107に電流が順次供
給されるようになっている。これにより各コイル107
は磁界発生して、その磁界によってロータマグネット1
12を含むロータRがステータSに対して回転する。こ
のロータRの回転時には、キャプスタン軸110が、ス
テータSのハウジング113の軸受114,115で回
転可能に支持される。ロータRの回転により、樹脂マグ
ネット109が回転するので、N極とS極が交互に速度
検出素子の感受面を通過する。従って速度検出素子は、
N極とS極の交互に着磁された樹脂マグネット109の
磁束の変化を、モータ速度検出用の電気信号に変換する
ことができる。
に動作する。このモータには、図示しない駆動回路か
ら、コネクタを介して、各コイル107に電流が順次供
給されるようになっている。これにより各コイル107
は磁界発生して、その磁界によってロータマグネット1
12を含むロータRがステータSに対して回転する。こ
のロータRの回転時には、キャプスタン軸110が、ス
テータSのハウジング113の軸受114,115で回
転可能に支持される。ロータRの回転により、樹脂マグ
ネット109が回転するので、N極とS極が交互に速度
検出素子の感受面を通過する。従って速度検出素子は、
N極とS極の交互に着磁された樹脂マグネット109の
磁束の変化を、モータ速度検出用の電気信号に変換する
ことができる。
【0013】このように本発明の実施の形態のキャプス
タンモータは、含油軸受のメタルにはオイルを含浸させ
て、含油軸受とキャプスタン軸の組立時に、点滴により
グリース層を形成することで、メタルの表面に少量の石
けん基を保持させることができる。これにより、温度変
化があってもメタルの表面にはグリース層の石けん基が
残るので、この石けん基がキャプスタン軸と含油軸受間
の固体潤滑材の役割を果たす。従ってキャプスタン軸と
メタルの直接的な金属接触が発生しないので、キャプス
タンモータの軸受構造におけるキャプスタン軸と含油軸
受がなじむ前の初期特性の向上が図れることになる。
タンモータは、含油軸受のメタルにはオイルを含浸させ
て、含油軸受とキャプスタン軸の組立時に、点滴により
グリース層を形成することで、メタルの表面に少量の石
けん基を保持させることができる。これにより、温度変
化があってもメタルの表面にはグリース層の石けん基が
残るので、この石けん基がキャプスタン軸と含油軸受間
の固体潤滑材の役割を果たす。従ってキャプスタン軸と
メタルの直接的な金属接触が発生しないので、キャプス
タンモータの軸受構造におけるキャプスタン軸と含油軸
受がなじむ前の初期特性の向上が図れることになる。
【0014】ところで本発明は上記実施の形態に限定さ
れるものではない。たとえば図3は、本発明の別の実施
の形態を示している。図3において、この実施の形態で
は、キャプスタン軸110、撥油処理部分190,19
0が形成されている。この撥油処理部分190,190
は、キャプスタン軸110のビデオテープと接する部分
150と、含油軸受114の間の領域170、そしてビ
デオテープと接する部分150ともう1つの含油軸受1
15との間の領域180にそれぞれ形成されている。こ
の撥油処理部分190,190は、たとえばフッ素系の
溶液等の溶液をキャプスタン軸110の領域170,1
80にそれぞれ全周にわたって塗布することで形成する
ことができる。このようにすることで、もし含油軸受1
14,115内に含まれるオイルが漏れてビデオテープ
と接する部分150に進入するのを油をはじくことで防
ぎ、かつグリース層200の成分がやはりビデオテープ
と接する部分150に進入するのもはじくことで防ぐこ
とができる。これによりビデオテープが含油軸受の油や
グリース層のグリースにより汚れてしまうことがなく、
しかもテープ走行系に含油軸受の油やグリースが付着し
て悪影響を及ぼすという現象もなくなる。本発明の実施
の形態のキャプスタンモータは、ビデオテープレコーダ
に適応する例を示しているが、これに限らず、他の機
器、たとえばディジタルオーディオテープレコーダのよ
うな機器に対しても勿論適用することができる。また、
本発明のモータはキャプスタンモータに限らず、テープ
状記録媒体を送る他のモータにも適用できる。
れるものではない。たとえば図3は、本発明の別の実施
の形態を示している。図3において、この実施の形態で
は、キャプスタン軸110、撥油処理部分190,19
0が形成されている。この撥油処理部分190,190
は、キャプスタン軸110のビデオテープと接する部分
150と、含油軸受114の間の領域170、そしてビ
デオテープと接する部分150ともう1つの含油軸受1
15との間の領域180にそれぞれ形成されている。こ
の撥油処理部分190,190は、たとえばフッ素系の
溶液等の溶液をキャプスタン軸110の領域170,1
80にそれぞれ全周にわたって塗布することで形成する
ことができる。このようにすることで、もし含油軸受1
14,115内に含まれるオイルが漏れてビデオテープ
と接する部分150に進入するのを油をはじくことで防
ぎ、かつグリース層200の成分がやはりビデオテープ
と接する部分150に進入するのもはじくことで防ぐこ
とができる。これによりビデオテープが含油軸受の油や
グリース層のグリースにより汚れてしまうことがなく、
しかもテープ走行系に含油軸受の油やグリースが付着し
て悪影響を及ぼすという現象もなくなる。本発明の実施
の形態のキャプスタンモータは、ビデオテープレコーダ
に適応する例を示しているが、これに限らず、他の機
器、たとえばディジタルオーディオテープレコーダのよ
うな機器に対しても勿論適用することができる。また、
本発明のモータはキャプスタンモータに限らず、テープ
状記録媒体を送る他のモータにも適用できる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
使用環境下の温度変化があっても、軸を円滑に回転させ
ることができる。
使用環境下の温度変化があっても、軸を円滑に回転させ
ることができる。
【図1】本発明のモータの好ましい実施の形態を示す縦
方向断面図。
方向断面図。
【図2】図1のキャプスタンモータの含油軸受の付近を
示す拡大図。
示す拡大図。
【図3】本発明の別の実施の形態であるキャプスタンモ
ータを示す縦方向断面図。
ータを示す縦方向断面図。
110 キャプスタン軸(軸) 114,115 含油軸受 190 撥油処理部分 200 グリース層 R ロータ S ステータ
Claims (4)
- 【請求項1】 テープ状記録媒体を摩擦力を用いて送る
ための軸を、含油軸受を介して回転可能に支持している
キャプスタンモータにおいて、 含油軸受と軸の間に、点滴により形成されたグリース層
を有することを特徴とするモータ。 - 【請求項2】 軸の一端部はグリース層を介してハウジ
ング部材に配置された第1の含油軸受により支持され、
軸の他端部はグリース層を介してハウジング部材に配置
された第2の含油軸受により支持されている請求項1に
記載のモータ。 - 【請求項3】 グリース層は、含油軸受に軸をはめ込む
際に点滴により形成される請求項2に記載のモータ。 - 【請求項4】 軸のテープ状記録媒体と接する部分と、
含油軸受との間には、含油軸受の油の進入を防ぐための
撥油処理が施されている請求項1に記載のモータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32638595A JPH09149588A (ja) | 1995-11-21 | 1995-11-21 | モータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32638595A JPH09149588A (ja) | 1995-11-21 | 1995-11-21 | モータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09149588A true JPH09149588A (ja) | 1997-06-06 |
Family
ID=18187220
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32638595A Pending JPH09149588A (ja) | 1995-11-21 | 1995-11-21 | モータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09149588A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002195296A (ja) * | 2000-12-26 | 2002-07-10 | Hitachi Ltd | クラッチ |
| JP2006220281A (ja) * | 2005-02-14 | 2006-08-24 | Nissan Motor Co Ltd | モータの軸受装置 |
-
1995
- 1995-11-21 JP JP32638595A patent/JPH09149588A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002195296A (ja) * | 2000-12-26 | 2002-07-10 | Hitachi Ltd | クラッチ |
| JP2006220281A (ja) * | 2005-02-14 | 2006-08-24 | Nissan Motor Co Ltd | モータの軸受装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7029179B2 (en) | Bearing unit, and motor using same | |
| US6412984B2 (en) | Dynamic pressure bearing apparatus | |
| JPH0944985A (ja) | 動圧軸受装置を使用したディスク駆動装置 | |
| JPS63106419A (ja) | 軸受装置 | |
| JP3172040B2 (ja) | モータ | |
| US20030161559A1 (en) | Motor device | |
| JPH09149588A (ja) | モータ | |
| JPH11262214A (ja) | スピンドルモータ | |
| JPS6360247B2 (ja) | ||
| JPH09149587A (ja) | モータ | |
| JP3232994B2 (ja) | モータのスラスト軸受 | |
| JP2002130257A (ja) | 動圧軸受装置を使用したディスク駆動装置 | |
| JPH10143989A (ja) | モータ | |
| JPH07298539A (ja) | ブラシレスモータ | |
| JP2003319603A (ja) | モーター装置 | |
| JPH0214302Y2 (ja) | ||
| JP2001025200A (ja) | モータ | |
| JP2001140864A (ja) | 流体動圧軸受及びスピンドルモータ | |
| JP2963880B2 (ja) | ビデオカセットレコーダ用のヘッドドラム組立体 | |
| JPS6338852B2 (ja) | ||
| KR101104003B1 (ko) | 스핀들 모터 | |
| JP2001241431A (ja) | 流体軸受装置 | |
| JPH10196657A (ja) | 含油軸受ユニット及びそれを具備したモータ | |
| JPH02300515A (ja) | 動圧気体軸受け装置 | |
| JPH07336927A (ja) | モータ |