JPH0914969A - 振動子駆動装置 - Google Patents

振動子駆動装置

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JPH0914969A
JPH0914969A JP7164929A JP16492995A JPH0914969A JP H0914969 A JPH0914969 A JP H0914969A JP 7164929 A JP7164929 A JP 7164929A JP 16492995 A JP16492995 A JP 16492995A JP H0914969 A JPH0914969 A JP H0914969A
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JP
Japan
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signal
output
circuit
terminal
vibrator
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Application number
JP7164929A
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English (en)
Inventor
Kazuo Sato
和郎 佐藤
Akihiro Kobayashi
聡宏 小林
Jiro Niimi
二郎 新美
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 振動子の共振周波数が変化しても、精度の劣
化が発生しないこと。 【構成】 励振電極4a,4bに印加される信号とフィ
ードバック電極5a,5bに現われる信号との位相差を
設定するディジタル移相回路50で設定された位相差を
入力し、所定の位相差に合せるように制御するPLL回
路30の出力を基にする信号をスイッチドキャパシタフ
ィルタ80のクロックパルスとし、それによってカット
オフ周波数を決定し、PLL回路30の出力を1/N
(N≧1)に分周した信号のフイルタとし、その出力を
円筒状圧電体2の駆動電圧が供給される励振電極4a,
4bに印加するものである。このとき、スイッチドキャ
パシタフィルタ80はPLL回路30の出力をクロック
パルスとし、PLL回路30の出力信号でカットオフ周
波数を決定するものであるから、常に同一特性を持たせ
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ジャイロ等に使用可能
な振動子の駆動装置に関し、例えば、角速度検出装置に
利用可能な振動子駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、振動子を用いて回転角速度を検
出する装置に関する技術が、特開平5−240649号
公報、特開平5−288555号公報、及び英国特許出
願公報GB2266149Aに開示されている。
【0003】上記のような回転角速度を検出する装置に
おいては、圧電素子等の振動子をその固有振動数と一致
する周波数で振動するように共振点で駆動し、振動子の
駆動用端子の信号と検出用端子の信号との位相差を測定
し、回転角速度を検出するようになっている。
【0004】ところで、振動子の固有振動数は、周囲温
度等の影響によって変動する。したがって、温度変化の
生じる環境において一定の周波数で振動子を駆動する場
合には、振動子の振動状態を共振点に維持できない。振
動子の振動の振動状態が共振点からずれると、振動の振
幅が変動したり、位相差と角速度との関係に誤差が生じ
る。
【0005】そこで、例えば、英国特許出願公報GB2
266149Aにおいては、PLL(位相ロックドルー
プ)回路を用いて、振動子の振動状態を共振点に維持す
るように制御している。即ち、振動子の駆動電圧印加端
子の信号と、振動子の帰還電圧取出端子の信号との位相
差が90度になるように、VCO(電圧制御発振回路)
の発振周波数を自動的に調整している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】PLL回路を用いて振
動子の駆動電圧印加端子の信号と、振動子の帰還電圧取
出端子の信号との位相差が90度になるように制御する
ためには、1つの信号の位相を90度ずらして、PLL
回路の位相比較回路に印加される2つの信号の位相差を
定常状態で0にする必要がある。
【0007】信号の位相をずらす移相回路は、例えば、
コンデンサ、抵抗回路等で構成される時定数回路によっ
て構成することができるが、この種の移相回路の位相シ
フト量は、周波数に応じて変化する。したがって、周囲
温度変化に伴って振動子の駆動周波数が大幅に変動する
と、PLL回路が正しく機能しなくなり、駆動周波数が
振動子の共振周波数からずれることになる。
【0008】また、PLL回路に用いられるVCOは、
一般に様々な高調波を含む方形波等の信号を出力するの
で、VCOの出力信号をそのまま振動子に印加すると、
振動子が角速度の測定に利用するモード以外の様々な振
動モードでも振動し、検出される信号に含まれるノイズ
が多くなり、測定誤差が増大する。そこで、一般的に
は、VCOの出力にローパスフィルタを接続し、正弦波
に近い波形の信号によって振動子を駆動する。しかし、
ローパスフィルタは時定数回路であるため、それを通過
する信号の位相変化量は、信号の周波数に応じて変化す
る。即ち、周囲温度変化に伴って、振動子の駆動周波数
が変動すると、ローパスフィルタでの位相変化によっ
て、PLL回路が正しく機能しなくなり、駆動周波数が
振動子の共振周波数からずれることになる。
【0009】そこで、出願人は、先の出願によって、駆
動電圧が供給される第1の端子と、共振状態において前
記第1の端子の信号に対し90度位相がずれた信号が現
われる第2の端子とを含む振動子、前記振動子の第1の
端子に印加される信号と第2の端子に現われる信号との
位相差に応じた信号を出力する位相比較回路、前記位相
比較回路が出力する信号に応じた電圧を生成するループ
フィルタ、前記ループフィルタが出力する電圧に応じた
周波数の信号を生成する電圧制御発振回路を含み、信号
を前記振動子の第1の端子に供給するPLL回路及び前
記PLL回路との出力と前記振動子の第1の端子との
間、前記PLL回路の出力と前記位相比較回路の第1の
入力との間及び前記振動子の第2の端子と前記位相比較
回路の第2の入力との間の少なくとも1個所に介挿され
た積分回路を備える振動子駆動装置を提供した。
【0010】この種の振動子駆動装置の動作は、次のよ
うに動作する。
【0011】位相比較回路、ループフィルタ及び電圧制
御発振回路を含むPLL回路が、位相比較回路の2つの
入力端子に印加される信号の位相が一致するように、振
動子の第1の端子に印加する信号の周波数を自動制御す
る。また、振動子の第2の端子には共振状態において、
前記第1の端子の信号に対し90度位相がずれた信号が
現われる。
【0012】振動子を共振状態に維持するためには、そ
の状態において、位相比較回路の2つの入力端子に、周
波数と位相が等しい2つの信号を入力する必要がある。
振動子の第1の端子に印加する信号と第2の端子に現わ
れる信号との間には、共振状態において90度の位相差
があるので、それらの信号を参照してPLL制御をす
る。このためには、移相回路を用いて少なくとも1つの
信号を90度位相シフトする必要がある。信号を90度
移相シフトするために積分回路を設け、sin関数を積
分すればcos関数になるので、例えば、正弦波信号を
積分回路に入力すると、その出力には入力に比べて位相
が90度遅れた正弦波(余弦波)が得られる。また、入
力信号が方形波の場合には、積分回路の出力には、入力
に比べて位相が90度遅れた三角波が得られる。積分回
路による位相シフト量は、信号の周波数とは無関係で常
に90度であるため、振動子の振動周波数が変動する場
合でも、積分回路の出力信号に位相ずれは生じない。し
たがって、PLL回路が出力する駆動信号によって、振
動子を常時共振状態で振動させることができる。
【0013】そして、例えば、積分回路に方形波を入力
することにより三角波が得られるが、三角波に含まれる
高調波成分の割合は、方形波よりもはるかに少ない。即
ち、積分回路を通すことによって、信号の高調波成分を
低減することができるので、積分回路を用いれば、フィ
ルタを省略してもノイズを低減することが可能になる。
フィルタの省略によって、信号周波数が変動する場合の
位相ずれの発生を低減できる。この積分回路は、PLL
回路の出力と振動子の第1の端子との間、PLL回路の
出力と位相比較回路の第1の入力との間、及び振動子の
第2の端子と前記位相比較回路の第2の入力との間の少
なくとも1個所に接続される。
【0014】したがって、周囲温度の変動等によって振
動子の固有振動周波数が変動する場合であっても、振動
子の振動状態が共振状態からずれるのを防止するととも
に、振動子から検出される信号に含まれるノイズの増大
を防止できる。
【0015】しかし、帰還信号をアナログ移送回路やフ
ィルタを用いて駆動信号に正帰還をかけ、帰還信号と駆
動信号の移相を固定するようにPLL制御しているか
ら、移送回路やフィルタの周波数特性により、振動子の
共振周波数の変化によって精度の劣化を招いていた。
【0016】そこで、本発明は、振動子の共振周波数の
変化によっても、精度の劣化が発生しない振動子駆動装
置の提供を課題とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1にかかる振動子駆動装置は、駆動電圧が供
給される第1の端子と、共振状態において前記第1の端
子の信号に対し所定角度位相がずれた信号が現われる第
2の端子とを含む振動子と、前記振動子の第1の端子に
印加される信号と第2の端子に現われる信号との位相差
を設定するディジタル移相回路と、前記ディジタル移相
回路で設定された位相差で、前記振動子の第1の端子に
印加される信号と第2の端子に現われる信号とを入力
し、所定の位相差に合せるように制御するPLL回路
と、前記PLL回路の出力を基にする信号をクロックパ
ルスとし、それによってカットオフ周波数を決定し、前
記PLL回路の出力を1/N(N≧1)に分周した信号
のフイルタとし、その出力を前記振動子の駆動電圧が供
給される第1の端子に印加するスイッチドキャパシタフ
ィルタとを具備するものである。
【0018】請求項2にかかる振動子駆動装置は、前記
PLL回路の出力を基にするクロックパルスを、前記P
LL回路の出力を1/M(M≧1)に分周した信号とす
るものである。
【0019】請求項3にかかる振動子駆動装置は、前記
PLL回路の出力を基にするクロックパルスを、前記P
LL回路の出力を1/M(1>M>0)に逓倍した信号
とするものである。
【0020】
【作用】請求項1においては、振動子を駆動する駆動電
圧が供給される第1の端子に印加される信号と、前記振
動子の共振状態において前記第1の端子の信号に対し所
定角度位相がずれた信号が現われる第2の端子に現われ
る信号との位相差をディジタル移相回路で設定し、前記
ディジタル移相回路で設定された位相差で、前記振動子
の第1の端子に印加される信号と第2の端子に現われる
信号とをPLL回路に入力し、このPLL回路で両信号
が所定の位相差になるように制御される。前記PLL回
路の出力に基く信号をクロックパルスとし、それによっ
てカットオフ周波数を決定するスイッチドキャパシタフ
ィルタを、前記PLL回路の出力を1/Nに分周した信
号のフイルタとし、そのフィルタを出力を前記振動子の
駆動電圧が供給される第1の端子に印加する。このと
き、スイッチドキャパシタフィルタは前記PLL回路の
出力を基にした信号をクロックパルスとし、その前記P
LL回路の出力を基にした信号でカットオフ周波数を決
定するものであるから、常に同一特性を持たせることが
できる。
【0021】請求項2においては、前記PLL回路の出
力を基にするクロックパルスを、前記PLL回路の出力
を1/M(M≧1)に分周した信号とし、スイッチドキ
ャパシタフィルタのカットオフ周波数を任意に決定でき
る。
【0022】請求項3においては、前記PLL回路の出
力を基にするクロックパルスを、前記PLL回路の出力
を1/M(1>M>0)に逓倍した信号とし、スイッチ
ドキャパシタフィルタのカットオフ周波数を任意に決定
できる。
【0023】
【実施例】図1は本発明の一実施例の振動子駆動装置の
ブロック回路図、図2は本発明の一実施例の振動子駆動
装置の具体化した回路図であり、図1の一部のブロック
の詳細な構成を示したものである。また、図3は本発明
の一実施例の振動子駆動装置におけるセンサ素子の外観
と一部断面を示す正面図、図4は本発明の一実施例の振
動子駆動装置におけるディジタル移相回路の動作説明の
タイミングチャートである。
【0024】図3に示すように、センサ素子10は、円
筒状圧電体2の下端で、上端が円板でその下面に丸棒状
の脚が連続した素子台1に固着されている。円筒状圧電
体2の外周面の略上半分は機回路アースに接続される基
準電位電極3で覆われているが、外周面の下半分の領域
には、45度のピッチで8個の同一形状の電極セグメン
トが接合されている。センサ素子10の8個の同一形状
の電極セグメントは、図1に示すように、8個の電極セ
グメントのうち、直径方向に相対向する1対の電極セグ
メント4a,4bがフィードバック電極、前記1対のフ
ィードバック電極4a,4bから所定角度離れ、直径方
向に相対向する1対の電極セグメント5a,5bは励振
電極、また、本実施例では図示していない回路に接続さ
れる直径方向に相対向し、フィードバック電極4a,4
b及びに励振電極5a,5bから45度離れた1対の電
極セグメント6a,6bは検出電極である。なお、この
実施例では、直径方向に相対向し、検出電極4a,4b
から所定角度離れた1対の電極セグメント7a,7bは
使用していない。
【0025】このセンサ素子10は、励振電極4a,4
bに印加される信号ei によって円筒状圧電体2が変形
し振動する。円筒状圧電体2の振動によってフィードバ
ック電極5a,5bに現われる信号eo が、励振電極4
a,4bに印加される交流電圧の発生回路にフィードバ
ックされる。フィードバックされる信号eo を利用し
て、交流電圧の発生回路は円筒状圧電体2がその共振周
波数fmと一致する周波数で振動するように、励振電極
4a,4bに印加する周波数が調整される。
【0026】即ち、電源が投入されると、所定の電圧
が、励振電極4a,4bと基準電極3の間に加わり、こ
れにより円筒状圧電体2が励振電極4a,4bの直径方
向に拡大または縮小される。この変形によりフィードバ
ック電極5a,5bと基準電位電極3の間に、所定の電
圧が発生し、結果的に、円筒状圧電体2は、十字方向に
振動する。このように円筒状圧電体2が十字方向に振動
しているとき、検出電極6a,6bは振動の節に位置す
るので、それらと基準電位電極3との間に現われる電圧
は低い。理想状態では電圧は現われないが、円筒状圧電
体2の形状が完全円筒ではないので、ある程度の電圧は
発生する。
【0027】ここで、円筒状圧電体2が回転すると、例
えば、時計方向に回転すると、この回転と円筒状圧電体
2の振動によりコリオリ力が発生し、円筒状圧電体2の
振動方向が、例えば、ねじれて(回転して)、検出電極
6a,6bに現われる電圧が大きくなり、前記励振電極
4a,4bに印加される信号ei とフィードバック電極
5a,5bに現われる信号eo の位相がシフトする。こ
の位相シフト量が、円筒状圧電体2に加わっている回転
角速度に対応する。
【0028】なお、本実施例においては、検出電極6
a,6bに現われる信号の位相シフト量を測定する回路
が省略されている。
【0029】図1及び図2において、増幅&波形整形回
路20は、増幅回路21及び波形整形回路22からな
り、励振電極4a,4bに印加する信号ei を増幅し、
方形波に波形整形するものである。
【0030】PLL回路30は、位相比較回路31、ル
ープフィルタ32及びVCO(電圧制御発振回路)33
で構成されている。位相比較回路31は、その2つの入
力端子に入力されるパルス信号間の位相差に応じたパル
ス幅の信号を出力し、ループフィルタ32はそのパルス
幅の信号に応じたアナログ電圧の信号を出力し、その信
号がVCO33に入力される。VCO33は入力電圧に
応じた周波数の方形波信号を出力する。したがって、P
LL回路30はその2つの入力端子に入力されるパルス
信号間の位相差が零になるように、PLL回路30から
出力される方形波信号の周波数を調節する。PLL回路
30は2つの入力の位相を0度または所定角度に合せ
る。PLL回路30では、その出力の振動周波数fo を
分周回路70で1/Nに分周した信号を位相比較信号と
して入力するとき、その出力として振動周波数fo のN
倍の周波数N・fo が出力される。
【0031】増幅&波形整形回路40は、増幅回路41
及び波形整形回路42からなり、フィードバック電極5
a,5bに現われる信号eo を増幅し、方形波に波形整
形するものである。
【0032】ディジタル移相回路50は、2個のJ−K
フリップフロップ51,52及びインバータ53からな
るデュティー50%設定回路及び6個のシフトレジスタ
54〜59によって構成され、シフトレジスタ54によ
って設定する移相設定スイッチ50SWによって、任意
に位相差が設定できる。PLL回路30は2つの入力の
位相を所定の角度、例えば、0度または90度に合せる
ように動作するが、これ以外の位相に合せることができ
ないことから、ディジタル移相回路50によってPLL
回路30の2つの入力の位相のうち、一方の位相を予め
ずらせておくことで、所望の位相とする。
【0033】ディジタル移相回路50のクロックパルス
は、PLL回路30の出力として振動周波数fo のN倍
の周波数N・fo が使用される。図4に示すように、フ
ィードバック電極5a,5bに現われる信号eo は、ク
ロックパルスN・fo でシフトされ、移相設定スイッチ
50SWの設定nによる所定の所望移相量は360×n
/Nの信号eo1となる。即ち、所定の移相量の信号eo1
はディジタル移相回路50の移相設定スイッチ50SW
の設定nによって360°/Nの分解能で設定可能とな
る。
【0034】分周回路60は、PLL回路30の出力の
周波数N・fo を1/M(1/M≧1)に分周する回路
であり5個のJ−Kフリップフロップ61〜65によっ
て構成され、図2の実施例では、1/M=1/18に分
周している。スイッチドキャパシタフィルタ(SCF)
80のカットオフ周波数は、クロックパルス数に依存す
ることから、必要に応じて1>1/M>0としてもよ
い。即ち、逓倍してもよいし、分周回路60を省略する
こともできる。
【0035】分周回路70は、PLL回路30の出力の
周波数N・fo を1/Nに分周する回路であり3個のシ
フトレジスタ71〜73によって構成され、図2の実施
例では、1/M=1/2048に分周している。
【0036】スイッチドキャパシタフィルタ(SCF)
80は、クロックパルスによってカットオフ周波数が決
定され、分周回路70から出力された方形波が持つ高周
波成分を除去し、単一の所望の周波数の信号でセンサ素
子10の円筒状圧電体2を振動させる。このスイッチド
キャパシタフィルタ(SCF)80では、入力と出力と
の間に位相差が生じ、その位相差が信号の周波数に応じ
て変化することがない。したがって、振動周波数が変動
しても、クロックパルスによってカットオフ周波数が可
変され、円筒状圧電体2は常時共振状態に維持される。
【0037】このように、本実施例の振動子駆動装置に
おいては、駆動電圧が供給される励振電極4a,4bか
らなる第1の端子と、共振状態において前記第1の端子
の信号に対し90度位相がずれた信号が現われるフィー
ドバック電極5a,5bからなる第2の端子とを含む円
筒状圧電体2からなる振動子と、前記円筒状圧電体2か
らなる振動子の励振電極4a,4bからなる第1の端子
に印加される信号とフィードバック電極5a,5bから
なる第2の端子に現われる信号との位相差を設定するデ
ィジタル移相回路50と、ディジタル移相回路50で設
定された位相差で、前記振動子の励振電極4a,4bか
らなる第1の端子に印加される信号とフィードバック電
極5a,5bからなる第2の端子に現われる信号とを入
力し、所定の位相差に合せるように制御するPLL回路
30と、PLL回路30の出力を基にする信号をクロッ
クパルスとし、それによってカットオフ周波数を決定
し、PLL回路30の出力を1/N(N≧1)に分周し
た信号のフイルタとし、その出力を前記振動子の駆動電
圧が供給される励振電極4a,4bからなる第1の端子
に印加するスイッチドキャパシタフィルタ(SCF)8
0とを具備するものであり、これを請求項1の実施例と
することができる。
【0038】この構成によって、駆動電圧が供給される
励振電極4a,4bからなる第1の端子と、共振状態に
おいて前記第1の端子の信号に対し90度位相がずれた
信号が現われるフィードバック電極5a,5bからなる
第2の端子とを含む振動子の、励振電極4a,4bから
なる第1の端子に印加される信号とフィードバック電極
5a,5bからなる第2の端子に現われる信号との位相
差を設定するディジタル移相回路で設定された位相差
で、前記振動子の励振電極4a,4bからなる第1の端
子に印加される信号とフィードバック電極5a,5bか
らなる第2の端子に現われる信号とを入力し、所定の位
相差に合せるように制御するPLL回路30の出力を基
にする信号をスイッチドキャパシタフィルタ(SCF)
80のクロックパルスとし、それによってカットオフ周
波数を決定し、PLL回路30の出力を1/N(N≧
1)に分周した信号のフイルタとし、その出力を前記振
動子の駆動電圧が供給される励振電極4a,4bからな
る第1の端子に印加するものである。
【0039】したがって、周囲温度の変動等によって円
筒状圧電体2からなる振動子の固有振動周波数が変動す
る場合であっても、円筒状圧電体2からなる振動子の振
動状態が共振状態からずれるのを防止するとともに、円
筒状圧電体2からなる振動子から検出される信号に含ま
れるノイズの増大を防止できる。また、スイッチドキャ
パシタフィルタ(SCF)80はPLL回路30の出力
を基にした信号をクロックパルスとし、そのPLL回路
30の出力を基にした信号でカットオフ周波数を決定す
るものであるから、スイッチドキャパシタフィルタ(S
CF)80に常に同一特性を持たせることができる。喩
え、温度変化に伴なって振動子の振動周波数が変動する
場合であっても、位相ずれは生じないから、PLL回路
30が出力する駆動信号によって、振動子を常時共振状
態で振動させることができる。故に、正確に高調波成分
を低減することができるので、振動子の共振周波数が変
化しても、精度の劣化が発生しない。
【0040】更に、PLL回路30の出力を基にするク
ロックパルスを、PLL回路30の出力を1/M(M≧
1)に分周した信号としたものを請求項2の実施例とす
ることができる。したがって、スイッチドキャパシタフ
ィルタ(SCF)80のクロックパルスの周波数に比例
するカットオフ周波数をPLL回路30の出力の周波数
よりも高い周波数によって任意に決定でき、スイッチド
キャパシタフィルタ(SCF)80を同一特性で使用で
きる。
【0041】更にまた、PLL回路30の出力を基にす
るクロックパルスを、PLL回路30の出力を1/M
(1>M>0)に逓倍した信号としたものを請求項3の
実施例とすることができる。したがって、スイッチドキ
ャパシタフィルタ(SCF)80のクロックパルスの周
波数に比例するカットオフ周波数をPLL回路30の出
力の周波数よりも低い周波数によって任意に決定でき、
スイッチドキャパシタフィルタ(SCF)80を同一特
性で使用できる。
【0042】なお、本実施例では、円筒状圧電体2から
なる振動子について説明したが、本発明を実施する場合
には、圧電体2の形状を円筒状に限定するものではな
い。
【0043】また、上記実施例では、駆動電圧が供給さ
れる第1の端子と、共振状態において前記第1の端子の
信号に対し90度位相がずれた信号が現われる第2の端
子とを含む振動子について説明したが、本発明を実施す
る場合には、角度を90度に特定するものではなく、電
極配置及び回路的な位相差の遅れ進みによって決定され
るものであり、任意の位相角度とすることができる。
【0044】
【発明の効果】以上のように、請求項1の振動子駆動装
置においては、駆動電圧が供給される第1の端子と、共
振状態において前記第1の端子の信号に対し所定角度位
相がずれた信号が現われる第2の端子とを含む振動子
の、第1の端子に印加される信号と第2の端子に現われ
る信号との位相差を設定するディジタル移相回路で設定
された位相差で、前記振動子の第1の端子に印加される
信号と第2の端子に現われる信号とを入力し、所定の位
相差に合せるように制御するPLL回路の出力を基にす
る信号をスイッチドキャパシタフィルタ(SCF)のク
ロックパルスとし、それによってカットオフ周波数を決
定し、前記PLL回路の出力を1/N(N≧1)に分周
した信号のフイルタとし、その出力を前記振動子の駆動
電圧が供給される第1の端子に印加するものである。
【0045】したがって、スイッチドキャパシタフィル
タは前記PLL回路の出力を基にした信号をクロックパ
ルスとし、その前記PLL回路の出力を基にした信号で
カットオフ周波数を決定するものであるから、スイッチ
ドキャパシタフィルタに常に同一特性を持たせることが
できる。喩え、温度変化に伴なって振動子の振動周波数
が変動する場合であっても、位相ずれは生じないから、
PLL回路が出力する駆動信号によって、振動子を常時
共振状態で振動させることができる。故に、正確に高調
波成分を低減することができるので、振動子の共振周波
数が変化しても、精度の劣化が発生しない効果がある。
【0046】請求項2の振動子駆動装置においては、請
求項1の効果に加えて、前記PLL回路の出力を基にす
るクロックパルスを、前記PLL回路の出力を1/M
(M≧1)に分周した信号とし、スイッチドキャパシタ
フィルタのクロックパルスの周波数に比例するカットオ
フ周波数を任意に決定でき、スイッチドキャパシタフィ
ルタを同一特性で使用できる。
【0047】請求項3の振動子駆動装置においては、請
求項1の効果に加えて、前記PLL回路の出力を基にす
るクロックパルスを、前記PLL回路の出力を1/M
(1>M>0)に逓倍した信号とし、スイッチドキャパ
シタフィルタのクロックパルスの周波数に比例するカッ
トオフ周波数を任意に決定でき、スイッチドキャパシタ
フィルタを同一特性で使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の一実施例の振動子駆動装置の
ブロック回路図である。
【図2】 図2は本発明の一実施例の振動子駆動装置の
具体化した回路図である。
【図3】 図3は本発明の一実施例の振動子駆動装置に
おけるセンサ素子の外観と一部断面を示す正面図であ
る。
【図4】 図4は本発明の一実施例の振動子駆動装置に
おけるディジタル移相回路の動作説明のタイミングチャ
ートである。
【符号の説明】
2 円筒状圧電体 4a,4b 励振電極 5a,5b フィードバック電極 10 センサ素子 20,40 増幅&波形整形回路 30 PLL回路 50 ディジタル移相回路 60,70 分周回路 80 スイッチドキャパシタフィルタ(SC
F)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動電圧が供給される第1の端子と、共
    振状態において前記第1の端子の信号に対し所定角度位
    相がずれた信号が現われる第2の端子とを含む振動子
    と、 前記振動子の第1の端子に印加される信号と第2の端子
    に現われる信号との位相差を設定するディジタル移相回
    路と、 前記ディジタル移相回路で設定された位相差で、前記振
    動子の第1の端子に印加される信号と第2の端子に現わ
    れる信号とを入力し、所定の位相差に合せるように制御
    するPLL回路と、 前記PLL回路の出力を基にする信号をクロックパルス
    とし、それによってカットオフ周波数を決定し、前記P
    LL回路の出力を1/N(N≧1)に分周した信号のフ
    イルタとし、その出力を前記振動子の駆動電圧が供給さ
    れる第1の端子に印加するスイッチドキャパシタフィル
    タとを具備することを特徴とする振動子駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記PLL回路の出力を基にする信号の
    クロックパルスは、 前記PLL回路の出力を1/M(M≧1)に分周した信
    号とすることを特徴とする請求項1に記載の振動子駆動
    装置。
  3. 【請求項3】 前記PLL回路の出力を基にする信号の
    クロックパルスは、 前記PLL回路の出力を1/M(1>M>0)に逓倍し
    た信号とすることを特徴とする請求項1に記載の振動子
    駆動装置。
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