JPH09151A - 冷凍大根及び大根の保存方法 - Google Patents
冷凍大根及び大根の保存方法Info
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- JPH09151A JPH09151A JP17155295A JP17155295A JPH09151A JP H09151 A JPH09151 A JP H09151A JP 17155295 A JP17155295 A JP 17155295A JP 17155295 A JP17155295 A JP 17155295A JP H09151 A JPH09151 A JP H09151A
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Abstract
れを生じない冷凍大根及び大根の保存方法を提供する。 【構成】 表面から1〜8mmまでの表皮を含む表面部
を切削除去し、必要に応じ所要形状に切断した大根の熱
処理物を冷凍してなる冷凍大根。表面から1〜8mmま
での表皮を含む表面部を切削除去し、必要に応じ所要形
状に切断した大根を熱処理した後冷凍し、さらに冷凍保
管することを特徴とする大根の保存方法。
Description
存方法に関するものである。
されているが、生大根は冷凍に弱く、冷凍すると、その
内部に冷凍障害としてのいわゆる「す」が入ったり、陥
没等の大きな変形を生じたりした。従って、大根の保存
には冷凍方法は一般的に用いられていない。一方、大根
の長期保存技術としては、大根を真空パックし、これを
加圧下で高温に加熱処理する、いわゆるレトルト技術が
採用されている。しかしこのレトルト大根はやわらかく
なりすぎ、これを調理するために水で煮ると、容易に煮
崩れを生じるという問題がある。
「す」が入らず、かつ容易に煮崩れを生じない冷凍大根
及び大根の保存方法を提供することをその課題とする。
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成する
に至った。即ち、本発明によれば、表面から1〜8mm
までの表皮を含む表面部を切削除去し、必要に応じ所要
形状に切断した大根の熱処理物を冷凍してなる冷凍大根
が提供される。また、本発明によれば、表面から1〜8
mmまでの表皮を含む表面部を切削除去し、必要に応じ
所要形状に切断した大根を熱処理した後冷凍し、さらに
冷凍保管することを特徴とする大根の保存方法が提供さ
れる。
く、各種の大根を用いることができる。本発明ではこの
大根は、先ず、その表面から深さ1〜8mmまでの部
分、好ましくは表面から深さ2〜5mmまでの部分を切
削除去する。換言すれば、切削片の厚さが1〜8mm、
好ましくは2〜5mmとなるように大根の表面部を切削
する。この場合、大根を食する場合の不適当部分、即
ち、大根の茎が結合する首の部分と、その反対側の先端
部も切断除去する。
した大根は、必要に応じ、所要形状に切断することがで
きる。例えば、大根の長手方向に対して直角に、厚さ1
0〜50mmの円盤状切断片が得られるように切断す
る。次に、本発明では、前記のように表面部が切削除去
され、必要に応じ所要形状に切断された大根を、熱処理
する。この場合の熱処理は、レトルトの場合とは異な
り、全体がやわらかくなり過ぎないように行う。この熱
処理物は半煮え物であってもよい。このためには、80
〜98℃の熱水中で10〜30分間熱処理するか、10
5〜120℃の加圧熱水中で5〜10分間熱処理する。
また、この熱処理は、100℃以上の水蒸気で行うこと
もできる。
は、これを冷却し、冷凍する。この場合の冷却は空冷又
は水冷により行う。冷凍温度は−20〜−80℃、好ま
しくは−30℃〜−50℃である。冷凍は急速冷凍であ
るのが好ましく、被冷凍物である大根を、5〜60分、
好ましくは10〜45分で−20℃以下の温度に降温さ
せるのがよい。このようにして得られる冷凍大根は、−
10〜−48℃、好ましくは−20℃〜−48℃の温度
に保管する。大根を冷凍する場合、大根はこれを包装せ
ずにそのまま冷凍しても良いが、プラスチック袋に密封
して冷凍することもできる。プラスチック袋に包装する
場合、この包装は真空包装であることができるし、脱酸
素剤を同封した脱酸素包装であることができる。
場合、その冷凍大根には変形を生じる場合がある。例え
ば、大根を円盤状等の形状に切断したものにおいては、
その切断面に対して直角方向に陥没してその形状に若干
のゆがみが生じ、その商品価値が低下する場合がある。
本発明者らは、このような不都合を解消すべく鋭意研究
を重ねた結果、その大根の少なくとも表面部に糖を含有
させることにより、前記不都合を解消し得ることを見出
した。大根に糖を含有させるための方法としては、大根
を熱処理する前に糖水溶液中に浸漬するか又は糖水溶液
をスプレーする方法、大根を熱処理する際の熱水中に糖
を添加し、この糖を含む熱水中に大根を浸漬する方法等
がある。
単糖、蔗糖、乳糖等のオリゴ糖、澱粉、アルギン酸ナト
リウム、カルボキシルメチルセルロース等の多糖又は多
糖誘導体等が包含される。本発明においては、澱粉の部
分加水分解生成物、特にデキストリンの使用が好まし
い。前記水溶液や熱水中の糖の濃度は、2〜25重量
%、好ましくは5〜10重量%である。また、大根中の
糖の含有率は、大根の重量(乾燥重量)に対し、通常、
0.02〜5重量%、好ましくは0.05〜2重量%で
ある。
であるが、これを加熱すると淡い褐色を呈する場合があ
り、そのため冷凍大根の商品価値が損われる場合があ
る。本発明者らは、前記不都合を解消すべく鋭意研究を
重ねた結果、大根の少なくとも表面部に有機カルボン酸
又はその塩を含有させることにより、前記不都合を解消
し得ることを見出した。大根に有機カルボン酸又はその
塩を含有させる方法としては、熱処理後の大根を有機カ
ルボン酸又はその塩の水溶液中に浸漬することにより実
施することができる。水溶液中の有機カルボン酸又はそ
の水溶性塩の濃度は0.1〜1.6重量%、好ましくは
0.8〜1.6重量%である。
いものの使用が有利であり、好ましいものとしては、例
えば、アスコルビン酸、エリソルビン酸、エデト酸(E
DTA)の他、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、グリセリ
ン酸、乳酸、サリチル酸、オキシ安息香酸等が挙げられ
る。有機カルボン酸の塩としては、ナトリウム塩やカリ
ウム塩等のアルカリ金属塩の他、カルシウム塩やマグネ
シウム塩等のアルカリ土類金属塩等が挙げられる。
あらかじめ調味料を少なくともその表面部に含有させる
ことができる。このためには、調味料をあらかじめ熱処
理に用いる熱水に添加する方法や、熱処理後において、
調味料を含む水溶液もしくは調味料液に浸漬する方法
や、調味料を大根にスプレーする方法等がある。
本調味料、しょう油、味そ等の発酵調味料、MSG(グ
ルタミン酸ナトリウム)、IMP(イノシン酸ナトリウ
ム)、GMP(グアニル酸ナトリウム)等の旨味調味
料、天然原料から抽出した各種エキス、天然物を酸や酵
素で加水分解したアミノ酸等の天然調味料、こしょう、
カラシ、ワサビ等の香辛調味料等の各種のものが用いら
れる。
したものを冷凍していることから、冷凍に際しての
「す」の発生を防止することができる上、冷凍状態に保
管することにより、長期間にわたって高品質を保持して
保存することができる。本発明の冷凍大根は、長期間に
わたって保存することができるので、大根の収穫時期に
左右されることなく、遠距離地(例えば外国)でこれを
生産し、所定の地域に品質上の問題を生じることなく輸
送することができる。本発明の冷凍大根は、必要に応じ
て解凍され、そのままあるいは必要に応じ適当な調理を
施して食される。
する。
直角に30mmのピッチで輪切り、それぞれの表皮部分
を厚さ約2mmで剥き取り、直径約60mmから70m
m、厚さ約30mmの短い円盤状の大根の塊を5個作
り、更に別の同様な大きさの同様な大根6本に同様な処
理を施し、合計25個の大根の塊を得た。前記で用いた
5本の大根をO、P、Q、R及びSと命名し、各大根の
輪切りにより得られた5個の大根の塊を茎部に近い方か
ら順次1、2、3、4及び5と命名して、次の大根塊の
グループを得た。 (G−1)O1、P2、Q3、R4、S5 (G−2)O2、P3、Q4、R5、S1 (G−3)O3、P4、Q5、R1、S2 (G−4)O4、P5、Q1、R2、S3 (G−5)O5、P1、Q2、R3、S4 次に、G−1〜G−3の大根を全て98度の熱水で20
分間熱処理し、放冷後、以下のようにして冷凍保管し
た。また、G−4及びG−5の大根塊は熱処理せずに以
下のようにして冷凍保管した。 (G−1)小型冷凍庫の温度を−約20℃に調節し、こ
の冷凍庫に、厚さ0.2mmのポリエチレンシートの袋
に入れたG−1の大根塊を入れて2週間冷凍保管した。 (G−2)横110mm、縦600mm、深さ40mm
のフタ付きのステンレス容器に入れた大根塊を、−48
℃の業務用大型冷凍庫に入れて2週間冷凍保管した。 (G−3)−48℃の業務用大型冷凍庫にそのまま入れ
て2週間冷凍保管した。 (G−4)加熱処理を施さずに、0.2mmのポリエチ
レンシートの袋に入れて、5℃で2週間保管した。 (G−5)加熱処理を施さずに、0.2mmのポリエチ
レンシートの袋に入れて、−48℃で2週間保管した。 前記したG−1〜G−5の大根塊を2週間後冷凍庫から
取出し、これを銅製の鍋で80℃で48時間煮た。得ら
れた大根塊について、その「す」の状態とともに、その
変形(形状のゆがみ)、色、煮崩れ、食味を調べて、総
合評価を行った。その結果を次表に示す。
プを作り、これを実施例1と同様にして熱処理した後、
以下に示すX0〜X5の処理を施してそのまま−48℃
に急速冷凍し、2週間冷凍保管した。 (処理) X0:水のみに60分浸漬 X1:アスコルビン酸の0.2重量%水溶液に60分浸
漬 X2:アスコルビン酸の0.4重量%水溶液に60分浸
漬 X3:アスコルビン酸の0.8重量%水溶液に60分浸
漬 X4:アスコルビン酸の1.6重量%水溶液に60分浸
漬 2週間の冷凍保管後、大根塊を冷凍庫から取出し、その
性状を評価した。その結果を表2に示す。
プを作り、これを下記に示す熱水(温度98℃)中に2
0分間浸漬した後放冷し、そのまま−48℃の冷凍庫に
入れて急速冷凍し、2週間冷凍保管した。 (熱水) Y0:水のみ Y1:ブドウ糖15重量%添加 Y2:蔗糖15重量%添加 Y3:デキストリン(松谷化学社製、パインデックス#
2)5重量%添加 Y4:ソルビット15重量%添加 2週間の冷凍保管後、大根塊を冷凍庫から取出し、その
性状を評価した。その結果を表3に示す。
トリン濃度を種々変化させた以外は同様にして実験を行
った。その結果を表4に示す。
Claims (6)
- 【請求項1】 表面から1〜8mmまでの表皮を含む表
面部を切削除去し、必要に応じ所要形状に切断した大根
の熱処理物を冷凍してなる冷凍大根。 - 【請求項2】 少なくとも表面部に糖を含有する請求項
1の冷凍大根。 - 【請求項3】 少なくとも表面部に有機カルボン酸又は
その塩を含有する請求項1又は2の冷凍大根。 - 【請求項4】 少なくとも表面部に調味料を含有する請
求項1〜3のいずれかの冷凍大根。 - 【請求項5】 表面から1〜8mmまでの表皮を含む表
面部を切削除去し、必要に応じ所要形状に切断した大根
を熱処理した後冷凍し、さらに冷凍保管することを特徴
とする大根の保存方法。 - 【請求項6】 大根の熱処理を糖の存在下で行う請求項
5の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17155295A JP3842830B2 (ja) | 1995-06-14 | 1995-06-14 | 冷凍大根及び大根の保存方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17155295A JP3842830B2 (ja) | 1995-06-14 | 1995-06-14 | 冷凍大根及び大根の保存方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09151A true JPH09151A (ja) | 1997-01-07 |
| JP3842830B2 JP3842830B2 (ja) | 2006-11-08 |
Family
ID=15925253
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17155295A Expired - Fee Related JP3842830B2 (ja) | 1995-06-14 | 1995-06-14 | 冷凍大根及び大根の保存方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3842830B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006271352A (ja) * | 2005-03-28 | 2006-10-12 | Hokkaido | 冷凍食品の製造方法 |
| JP2009039003A (ja) * | 2007-08-07 | 2009-02-26 | Japan Tobacco Inc | 冷凍食品の製造方法 |
| JP4918158B1 (ja) * | 2010-12-10 | 2012-04-18 | 株式会社勝美ジャパン | 冷凍大根の製造方法及び冷凍大根 |
| JP2012125234A (ja) * | 2011-11-09 | 2012-07-05 | Katsu Mi Japan Inc | 冷凍大根の製造方法及び冷凍大根 |
-
1995
- 1995-06-14 JP JP17155295A patent/JP3842830B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|---|---|---|
| JP2006271352A (ja) * | 2005-03-28 | 2006-10-12 | Hokkaido | 冷凍食品の製造方法 |
| JP2009039003A (ja) * | 2007-08-07 | 2009-02-26 | Japan Tobacco Inc | 冷凍食品の製造方法 |
| JP4918158B1 (ja) * | 2010-12-10 | 2012-04-18 | 株式会社勝美ジャパン | 冷凍大根の製造方法及び冷凍大根 |
| JP2012125234A (ja) * | 2011-11-09 | 2012-07-05 | Katsu Mi Japan Inc | 冷凍大根の製造方法及び冷凍大根 |
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|---|---|
| JP3842830B2 (ja) | 2006-11-08 |
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