JPH09153801A - 半導体集積回路 - Google Patents
半導体集積回路Info
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- JPH09153801A JPH09153801A JP31059495A JP31059495A JPH09153801A JP H09153801 A JPH09153801 A JP H09153801A JP 31059495 A JP31059495 A JP 31059495A JP 31059495 A JP31059495 A JP 31059495A JP H09153801 A JPH09153801 A JP H09153801A
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- circuit
- digital
- clock
- digital circuit
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Abstract
(57)【要約】
【課題】デジタルアナログ混載ICにおいて、デジタル
回路で発生するパルスノイズの影響がアナログ回路のサ
ンプリング処理に及ばないようにする。 【解決手段】サンプリングパルス発生部82を含まない
回路規模的に支配的なデジタル回路とこれを含むそれ以
外のデジタル回路とに分け、クロックCK1にはマスタ
ークロックCKを、クロックCK2にはマスタークロッ
クCKを遅延回路11を介して供給する。サンプリング
パルス発生部82で生成したサンプリングパルスSP1
〜SP3は、アナログ回路83のサンプリング処理部8
4へ供給する。クロックK1に対し、クロックK2に時
間差を設け、クロックK1の反転タイミングで電源ライ
ンVDD,VSSなどに発生する支配的パルスノイズを避け
てサンプリングパルスを発生する。これによりデジタル
回路のパルスノイズがアナログ回路に洩れこんでサンプ
リング誤差を生じ信号品位の劣化を防止できる。
回路で発生するパルスノイズの影響がアナログ回路のサ
ンプリング処理に及ばないようにする。 【解決手段】サンプリングパルス発生部82を含まない
回路規模的に支配的なデジタル回路とこれを含むそれ以
外のデジタル回路とに分け、クロックCK1にはマスタ
ークロックCKを、クロックCK2にはマスタークロッ
クCKを遅延回路11を介して供給する。サンプリング
パルス発生部82で生成したサンプリングパルスSP1
〜SP3は、アナログ回路83のサンプリング処理部8
4へ供給する。クロックK1に対し、クロックK2に時
間差を設け、クロックK1の反転タイミングで電源ライ
ンVDD,VSSなどに発生する支配的パルスノイズを避け
てサンプリングパルスを発生する。これによりデジタル
回路のパルスノイズがアナログ回路に洩れこんでサンプ
リング誤差を生じ信号品位の劣化を防止できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、アナログ回路と
デジタル回路を1チップ上に混載した場合に生じる、デ
ジタル回路で発生したパルスノイズがアナログ回路へ混
入してアナログ信号の品位が劣化するのを防止する半導
体集積回路に関する。
デジタル回路を1チップ上に混載した場合に生じる、デ
ジタル回路で発生したパルスノイズがアナログ回路へ混
入してアナログ信号の品位が劣化するのを防止する半導
体集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体プロセスの微細化とともに
高集積化が著しく進み、これまでアナログとデジタルで
分かれていたIC(半導体集積回路)も、統合して大規
模アナデジLSIとしたり、A/D、D/Aコンバータ
を内蔵したデジタル信号処理LSIなどの開発が盛んに
進められている。
高集積化が著しく進み、これまでアナログとデジタルで
分かれていたIC(半導体集積回路)も、統合して大規
模アナデジLSIとしたり、A/D、D/Aコンバータ
を内蔵したデジタル信号処理LSIなどの開発が盛んに
進められている。
【0003】このようなアナログデジタル混載のIC
は、デジタルの集積度が上がるという利点からCMOS
あるいはBi−CMOSプロセスが用いられる。この
種、ICで問題となるのがCMOSデジタル回路で発生
するパルスノイズである。特にCMOSプロセスの場
合、その特徴を活かすためアナログ回路にサンプリング
処理が多用される。例えば、A/Dコンバータの前段や
SCF(スイッチトキャパシタフィルタ)やサンプルホ
ールドフィルタやオフセットキャンセル回路などのサン
プルホールド処理である。
は、デジタルの集積度が上がるという利点からCMOS
あるいはBi−CMOSプロセスが用いられる。この
種、ICで問題となるのがCMOSデジタル回路で発生
するパルスノイズである。特にCMOSプロセスの場
合、その特徴を活かすためアナログ回路にサンプリング
処理が多用される。例えば、A/Dコンバータの前段や
SCF(スイッチトキャパシタフィルタ)やサンプルホ
ールドフィルタやオフセットキャンセル回路などのサン
プルホールド処理である。
【0004】サンプリングのタイミングを決めるサンプ
リングパルスSP1〜SP3は、図8に示すようにマス
タークロックCKに基づいてデジタル回路81のサンプ
リングパルス発生部82により生成し、これをそのまま
アナログ回路83のサンプリング処理部84へ供給して
いる。
リングパルスSP1〜SP3は、図8に示すようにマス
タークロックCKに基づいてデジタル回路81のサンプ
リングパルス発生部82により生成し、これをそのまま
アナログ回路83のサンプリング処理部84へ供給して
いる。
【0005】サンプリング処理部84の構成要素となる
サンプルホールド回路において、サンプルからホールド
へ移る瞬間に、デジタルからのノイズが混入してホール
ド電圧に誤差を生じると、この誤差がホールド期間中ず
っと保持されることになる。混入時の瞬間的なノイズで
あっても、この影響はある時間維持されることになるた
め、ノイズエネルギーは時間拡大され出力信号の品位を
著しく損なうことになる。
サンプルホールド回路において、サンプルからホールド
へ移る瞬間に、デジタルからのノイズが混入してホール
ド電圧に誤差を生じると、この誤差がホールド期間中ず
っと保持されることになる。混入時の瞬間的なノイズで
あっても、この影響はある時間維持されることになるた
め、ノイズエネルギーは時間拡大され出力信号の品位を
著しく損なうことになる。
【0006】これについて図9を用い、さらに詳しく説
明する。まず、CMOSのデジタル回路91でパルスノ
イズを発生する過程について述べる。簡単にするため図
のようにNチャンネルMOSとPチャンネルMOSを1
個ずつ組み合わせた最も単純なインバータで考える。
明する。まず、CMOSのデジタル回路91でパルスノ
イズを発生する過程について述べる。簡単にするため図
のようにNチャンネルMOSとPチャンネルMOSを1
個ずつ組み合わせた最も単純なインバータで考える。
【0007】インバータの出力には次段入力のゲートを
接続し、その寄生容量により容量負荷となっている。C
MOSのゲート回路は、入力の論理が反転する瞬間だけ
電流が流れる。入力が反転途中のVDDとVSSの中間的な
値を取っているとき、NチャンネルMOSとPチャンネ
ルMOSが両方ONしていてVDDからVSSへ、貫通電流
i1が流れる。また、入力レベルがHからLに変わると
き、出力レベルはLからHに変わるので、寄生容量を充
電するためのチャージ電流i2が流れる。
接続し、その寄生容量により容量負荷となっている。C
MOSのゲート回路は、入力の論理が反転する瞬間だけ
電流が流れる。入力が反転途中のVDDとVSSの中間的な
値を取っているとき、NチャンネルMOSとPチャンネ
ルMOSが両方ONしていてVDDからVSSへ、貫通電流
i1が流れる。また、入力レベルがHからLに変わると
き、出力レベルはLからHに変わるので、寄生容量を充
電するためのチャージ電流i2が流れる。
【0008】同様に、入力レベルがLからHに変わると
き、出力レベルがHからLに変わるので、寄生容量を放
電するためのディスチャージ電流i3が流れる。このよ
うにして、入力レベルがHからLに変わるときは、VDD
ラインに電流i1+i2、VSSラインに電流i1が、入
力レベルがLからHに変わるときは、VDDラインに電流
i1、VSSラインに電流i1+i3がそれぞれ流れる。
CMOSゲート回路は全てが同じ様な動作で、状態が変
わるたびに電源ラインにパルス電流を流す。これはフリ
ップフロップなどの回路でも同じで、入力やクロックの
論理が反転するたびに電源ラインにパルス電流が流れ
る。
き、出力レベルがHからLに変わるので、寄生容量を放
電するためのディスチャージ電流i3が流れる。このよ
うにして、入力レベルがHからLに変わるときは、VDD
ラインに電流i1+i2、VSSラインに電流i1が、入
力レベルがLからHに変わるときは、VDDラインに電流
i1、VSSラインに電流i1+i3がそれぞれ流れる。
CMOSゲート回路は全てが同じ様な動作で、状態が変
わるたびに電源ラインにパルス電流を流す。これはフリ
ップフロップなどの回路でも同じで、入力やクロックの
論理が反転するたびに電源ラインにパルス電流が流れ
る。
【0009】このように全てのデジタル回路において、
状態が変わるのは必ずマスタークロックCKが反転する
タイミングに一致しているので、マスタークロックCK
の反転ごとに全体として相当大きなパルス電流が電源ラ
インに流れることになる。電源ラインといえども電源パ
ッドあるいは電源ピンからアルミ配線の抵抗分によって
あるインピーダンスを持っているので、このインピーダ
ンスにより電源ラインVDD、VSSには図中に示したよう
なパルスノイズ波形が表われる。これがアナログ部とデ
ジタル部の電源ラインの共通インピーダンスによってア
ナログ回路92の電源ラインVcc、接地ラインGNDへ
乗る。電源ラインとボンディングワイヤはインダクタ成
分も持っているので、デジタル回路91が発生するパル
ス電流による電磁誘導によって、これがアナログ回路9
2へも洩れこんでいく。また、デジタル回路91とアナ
ログ回路92を、同一チップ上に形成する限りはサブス
トレートを共通にしているので、デジタルのVSSとアナ
ログのGNDを分離していたとしても、サブストレート
を経由してアナログ回路92へ洩れこんでいくルートも
ある。
状態が変わるのは必ずマスタークロックCKが反転する
タイミングに一致しているので、マスタークロックCK
の反転ごとに全体として相当大きなパルス電流が電源ラ
インに流れることになる。電源ラインといえども電源パ
ッドあるいは電源ピンからアルミ配線の抵抗分によって
あるインピーダンスを持っているので、このインピーダ
ンスにより電源ラインVDD、VSSには図中に示したよう
なパルスノイズ波形が表われる。これがアナログ部とデ
ジタル部の電源ラインの共通インピーダンスによってア
ナログ回路92の電源ラインVcc、接地ラインGNDへ
乗る。電源ラインとボンディングワイヤはインダクタ成
分も持っているので、デジタル回路91が発生するパル
ス電流による電磁誘導によって、これがアナログ回路9
2へも洩れこんでいく。また、デジタル回路91とアナ
ログ回路92を、同一チップ上に形成する限りはサブス
トレートを共通にしているので、デジタルのVSSとアナ
ログのGNDを分離していたとしても、サブストレート
を経由してアナログ回路92へ洩れこんでいくルートも
ある。
【0010】このように、デジタル回路91で発生する
マスタークロックCKの反転による半周期間隔のパルス
ノイズは、アナログ回路92のサンプルホールド回路9
3へ、電源ラインを介し、サブストレートとホールドコ
ンデンサの寄生容量を介し、あるいは直接空間的な輻射
ノイズとして、さまざまな経路で混入する。サンプルホ
ールド回路93では、そのサンプリングパルスをデジタ
ル回路91で生成するため、サンプリングのタイミング
がマスタークロックCKの反転のタイミング、すなわち
パルスノイズが発生する位置と一致している。従って、
サンプリングのタイミングとしては、このノイズの影響
を最も受けやすい位置になっている。
マスタークロックCKの反転による半周期間隔のパルス
ノイズは、アナログ回路92のサンプルホールド回路9
3へ、電源ラインを介し、サブストレートとホールドコ
ンデンサの寄生容量を介し、あるいは直接空間的な輻射
ノイズとして、さまざまな経路で混入する。サンプルホ
ールド回路93では、そのサンプリングパルスをデジタ
ル回路91で生成するため、サンプリングのタイミング
がマスタークロックCKの反転のタイミング、すなわち
パルスノイズが発生する位置と一致している。従って、
サンプリングのタイミングとしては、このノイズの影響
を最も受けやすい位置になっている。
【0011】こうしてサンプルホールド回路93は、デ
ジタル回路91が発生するパルスノイズの影響で、図9
の中の出力信号に示したようにサンプリング誤差(ホー
ルド誤差)を持つ。しかも、前述のように、この誤差が
ホールド期間維持されることによりノイズエネルギーと
しては拡大され、出力信号の品位を著しく落とすことに
なる。
ジタル回路91が発生するパルスノイズの影響で、図9
の中の出力信号に示したようにサンプリング誤差(ホー
ルド誤差)を持つ。しかも、前述のように、この誤差が
ホールド期間維持されることによりノイズエネルギーと
しては拡大され、出力信号の品位を著しく落とすことに
なる。
【0012】この問題は、デジタルアナログ混載のLS
IあるいはA/D変換器内蔵のデジタルLSIでは必ず
発生し、有効な対策がないため深刻な問題となることが
多い。従来では、この解決法としてパターンレイアウト
での対策が中心であった。例えば、アナログ回路とデジ
タル回路とで、電源ピンを分けるまたは電源ラインをパ
ッドから完全に分岐させる、電源ラインを太くしてイン
ピーダンスを下げる、あるいはレイアウト領域を分離す
る、その境界に分離帯を設ける、などの対策を取ってい
た。
IあるいはA/D変換器内蔵のデジタルLSIでは必ず
発生し、有効な対策がないため深刻な問題となることが
多い。従来では、この解決法としてパターンレイアウト
での対策が中心であった。例えば、アナログ回路とデジ
タル回路とで、電源ピンを分けるまたは電源ラインをパ
ッドから完全に分岐させる、電源ラインを太くしてイン
ピーダンスを下げる、あるいはレイアウト領域を分離す
る、その境界に分離帯を設ける、などの対策を取ってい
た。
【0013】しかし、これらの方法は、ICのピン数や
チップ面積の増大を招き経済性が悪いこと、どの程度の
対策を施せば良いのかの見積もりが困難であること、作
ってみた結果、不十分のためさらに強化対策が必要な場
合、下地(埋め込み層)からの根本修正が必要なこと、
などの問題があった。何よりも、これらのレイアウト的
な対策には限界があり、十分満足できる分離度が得られ
ないことが多い。このようなデジタルアナログ間の干渉
問題に根本的な対策が求められていた。
チップ面積の増大を招き経済性が悪いこと、どの程度の
対策を施せば良いのかの見積もりが困難であること、作
ってみた結果、不十分のためさらに強化対策が必要な場
合、下地(埋め込み層)からの根本修正が必要なこと、
などの問題があった。何よりも、これらのレイアウト的
な対策には限界があり、十分満足できる分離度が得られ
ないことが多い。このようなデジタルアナログ間の干渉
問題に根本的な対策が求められていた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】以上述べてきたよう
に、従来のデジタルアナログ混載のLSIあるいはA/
D変換器内蔵のデジタルLSIでは、デジタル回路で発
生するパルスノイズがさまざまな経路でアナログ回路へ
混入し、サンプリング処理回路にホールド誤差を生じさ
せて信号の品位を劣化させるという問題があった。この
解決法としてパターンレイアウトでの対策を行ってきた
がその効果には限界があった。
に、従来のデジタルアナログ混載のLSIあるいはA/
D変換器内蔵のデジタルLSIでは、デジタル回路で発
生するパルスノイズがさまざまな経路でアナログ回路へ
混入し、サンプリング処理回路にホールド誤差を生じさ
せて信号の品位を劣化させるという問題があった。この
解決法としてパターンレイアウトでの対策を行ってきた
がその効果には限界があった。
【0015】この発明は、デジタルアナログ混載ICに
おいて、デジタル回路で発生するパルスノイズの影響が
アナログ回路のサンプリング処理に及ばないようにし
て、アナログ信号の劣化を防止することにある。
おいて、デジタル回路で発生するパルスノイズの影響が
アナログ回路のサンプリング処理に及ばないようにし
て、アナログ信号の劣化を防止することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、アナログ回路とデジタル回路が同一の半導
体チップ上に混在し、前記アナログ回路は信号のサンプ
リング処理を含み、そのサンプリング時間を決めるタイ
ミング信号は前記デジタル回路により生成してなる半導
体集積回路において、前記デジタル回路全体を、前記タ
イミング信号の生成回路を含まず回路規模的に支配的な
第1のデジタル回路と前記タイミング信号の生成回路を
含み回路規模的に第1のデジタル回路よりもずっと小さ
い第2のデジタル回路とに分割し、前記第1のデジタル
回路と前記第2のデジタル回路は、それぞれ反転位置が
ゲート1段あたりの遅延時間より十分大きな一定時間の
時間差を持つ別々のクロックで動作させてなることを特
徴とする。
成するため、アナログ回路とデジタル回路が同一の半導
体チップ上に混在し、前記アナログ回路は信号のサンプ
リング処理を含み、そのサンプリング時間を決めるタイ
ミング信号は前記デジタル回路により生成してなる半導
体集積回路において、前記デジタル回路全体を、前記タ
イミング信号の生成回路を含まず回路規模的に支配的な
第1のデジタル回路と前記タイミング信号の生成回路を
含み回路規模的に第1のデジタル回路よりもずっと小さ
い第2のデジタル回路とに分割し、前記第1のデジタル
回路と前記第2のデジタル回路は、それぞれ反転位置が
ゲート1段あたりの遅延時間より十分大きな一定時間の
時間差を持つ別々のクロックで動作させてなることを特
徴とする。
【0017】上記した手段により、サンプリングパルス
を発生させるデジタル回路のクロックとそれ以外のデジ
タル回路とのクロック間に時間差を設けるものである。
これにより生成したサンプリングパルスのタイミングが
他の大部分のデジタル回路が動作してパルスノイズを発
生する位置を避けることにより、パルスノイズによる誤
差の発生がなくなり信号の品位を保つことができる。
を発生させるデジタル回路のクロックとそれ以外のデジ
タル回路とのクロック間に時間差を設けるものである。
これにより生成したサンプリングパルスのタイミングが
他の大部分のデジタル回路が動作してパルスノイズを発
生する位置を避けることにより、パルスノイズによる誤
差の発生がなくなり信号の品位を保つことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を参照しながら詳細に説明する。図1の回路
構成図は、この発明の第1の実施の形態を説明するため
のもので、従来の図8と同一の構成部分には同一の符号
を付して説明する。この実施の形態では、サンプリング
パルス発生部82を含まず回路規模的に支配的なデジタ
ル回路とサンプリングパルス発生部82を含むそれ以外
のデジタル回路とに分け、前者のクロックCK1にはマ
スタークロックCKをそのまま使い、後者のクロックC
K2にはマスタークロックCKを一定の遅延時間τを有
する遅延回路11を介して供給する。サンプリングパル
ス発生部82で生成したサンプリングパルスSP1〜S
P3は、アナログ回路83のサンプリング処理部84へ
供給する。
いて、図面を参照しながら詳細に説明する。図1の回路
構成図は、この発明の第1の実施の形態を説明するため
のもので、従来の図8と同一の構成部分には同一の符号
を付して説明する。この実施の形態では、サンプリング
パルス発生部82を含まず回路規模的に支配的なデジタ
ル回路とサンプリングパルス発生部82を含むそれ以外
のデジタル回路とに分け、前者のクロックCK1にはマ
スタークロックCKをそのまま使い、後者のクロックC
K2にはマスタークロックCKを一定の遅延時間τを有
する遅延回路11を介して供給する。サンプリングパル
ス発生部82で生成したサンプリングパルスSP1〜S
P3は、アナログ回路83のサンプリング処理部84へ
供給する。
【0019】このように構成したことにより、デジタル
回路の大部分を動作させる、図2(a)に示すクロック
K1に対し、サンプリングパルス発生部82を含むその
他のデジタル回路を動作させる、図2(b)のクロック
K2に時間差を設け、クロックK1の反転タイミングで
電源ラインVDD,VSSなどに発生する、図2(d),
(e)に示す支配的パルスノイズを避けるように、図2
(c)に示すサンプリングパルスを発生させている。
回路の大部分を動作させる、図2(a)に示すクロック
K1に対し、サンプリングパルス発生部82を含むその
他のデジタル回路を動作させる、図2(b)のクロック
K2に時間差を設け、クロックK1の反転タイミングで
電源ラインVDD,VSSなどに発生する、図2(d),
(e)に示す支配的パルスノイズを避けるように、図2
(c)に示すサンプリングパルスを発生させている。
【0020】この実施の形態によれば、マスタークロッ
クCKの反転タイミングで大部分のノイズパルスを発生
するのに対し、サンプリングパルスの動作タイミング
は、これより遅延時間τ分だけずれているため、パルス
ノイズの影響をほとんど受けることなくサンプリング処
理できる。パルスノイズの影響は、サンプリングパルス
発生部82自身で発生するパルスノイズの影響だけで、
それ以外のほとんどのパルスノイズは回避している。パ
ルスノイズ発生の瞬間のサンプルホールド回路は、サン
プル中またはホールド中であるため、一瞬ノイズが乗る
ことはあってもホールド値そのものに影響を与えること
はほとんどない。
クCKの反転タイミングで大部分のノイズパルスを発生
するのに対し、サンプリングパルスの動作タイミング
は、これより遅延時間τ分だけずれているため、パルス
ノイズの影響をほとんど受けることなくサンプリング処
理できる。パルスノイズの影響は、サンプリングパルス
発生部82自身で発生するパルスノイズの影響だけで、
それ以外のほとんどのパルスノイズは回避している。パ
ルスノイズ発生の瞬間のサンプルホールド回路は、サン
プル中またはホールド中であるため、一瞬ノイズが乗る
ことはあってもホールド値そのものに影響を与えること
はほとんどない。
【0021】このため、電源ピン、電源パッド、電源ラ
イン、アナログデジタル分離領域の設定等のレイアウト
対策を大幅に緩和することができる。また、これらのレ
イアウト対策とは全く独立して実施できるため、特に信
号品位の要求される用途においてはレイアウト対策と併
用することにより、さらに大きな効果をあげることがで
きる。
イン、アナログデジタル分離領域の設定等のレイアウト
対策を大幅に緩和することができる。また、これらのレ
イアウト対策とは全く独立して実施できるため、特に信
号品位の要求される用途においてはレイアウト対策と併
用することにより、さらに大きな効果をあげることがで
きる。
【0022】なお、図1では遅延回路をサンプリングパ
ルス発生側に入れた例を示したが、逆に「それ以外の大
部分のデジタル回路」側に入れても、同じ効果が得られ
るのは明らかである。また、両方のクロック経路に遅延
時間の異なる遅延回路を置いても、やはり同じ効果が得
られる。
ルス発生側に入れた例を示したが、逆に「それ以外の大
部分のデジタル回路」側に入れても、同じ効果が得られ
るのは明らかである。また、両方のクロック経路に遅延
時間の異なる遅延回路を置いても、やはり同じ効果が得
られる。
【0023】アナログ的な遅延回路は、図1の実施の形
態に限らず、まざまな方式が考えられる。以下、図3〜
図6を用いて、第1の実施の形態の遅延回路の具体的な
回路例について説明する。
態に限らず、まざまな方式が考えられる。以下、図3〜
図6を用いて、第1の実施の形態の遅延回路の具体的な
回路例について説明する。
【0024】まず、図3に図1の遅延回路11の1つの
具体的実施回路を示す。デジタル回路81で生成したタ
イミングパルスTPを抵抗R1とコンデンサC1とで構
成する1次遅れ回路に通し、インバータG1とG2で波
形整形して出力する。これによりR1×C1の時定数と
インバータのしきい値電圧できまる時間だけ遅延したク
ロックが得られる。
具体的実施回路を示す。デジタル回路81で生成したタ
イミングパルスTPを抵抗R1とコンデンサC1とで構
成する1次遅れ回路に通し、インバータG1とG2で波
形整形して出力する。これによりR1×C1の時定数と
インバータのしきい値電圧できまる時間だけ遅延したク
ロックが得られる。
【0025】次に、図4を用い図1の遅延回路11の第
2の具体的な回路例を示す。電流源I1/I2とコンデ
ンサC2とで積分回路を構成し、電流源I1とI2を入
力クロックで切り換える。この出力を抵抗R2とR3で
作る基準電圧とコンパレータにて比較して遅延クロック
として出力する。入力クロックがL→Hとなった瞬間、
コンデンサ端の電圧はGNDから上昇していき、一定時
間経過して基準電圧を越えた時出力がL→Hに変わる。
R2=R3とすると、この遅れ時間は、Tdelay =C2
×VCC/(2×I1)となる。
2の具体的な回路例を示す。電流源I1/I2とコンデ
ンサC2とで積分回路を構成し、電流源I1とI2を入
力クロックで切り換える。この出力を抵抗R2とR3で
作る基準電圧とコンパレータにて比較して遅延クロック
として出力する。入力クロックがL→Hとなった瞬間、
コンデンサ端の電圧はGNDから上昇していき、一定時
間経過して基準電圧を越えた時出力がL→Hに変わる。
R2=R3とすると、この遅れ時間は、Tdelay =C2
×VCC/(2×I1)となる。
【0026】さらに、図5を用い、図1の遅延回路11
の第3の具体的な回路例について説明する。これは図の
ようにインバータIVを多段接続し、ゲートあたりの遅
れ時間を利用して遅延したクロックを得るものである。
の第3の具体的な回路例について説明する。これは図の
ようにインバータIVを多段接続し、ゲートあたりの遅
れ時間を利用して遅延したクロックを得るものである。
【0027】以上、アナログ的な遅延回路11は、図3
〜図5の以外にも、例えばゲート回路にスレッシュホー
ルドレベルを変えたものを用い他のゲートとの間で故意
に反転時間差を設ける、などさまざまな方法があり、ど
の方法を使っても目的とする効果を得ることができる。
〜図5の以外にも、例えばゲート回路にスレッシュホー
ルドレベルを変えたものを用い他のゲートとの間で故意
に反転時間差を設ける、などさまざまな方法があり、ど
の方法を使っても目的とする効果を得ることができる。
【0028】図6は、この発明の第2の実施の形態につ
いて説明するための回路構成図である。この実施の形態
は、マスタークロックCKの立ち上がりと立ち下がりの
時間差を利用する。例えば、主にサンプリングパルス発
生部82をマスタークロックCKの立ち上がりだけで動
作し、他の全てのデジタル回路はマスタークロックCK
の立ち下がりだけで動作するようにしておく。この場
合、サンプリングパルス発生部82側では直接マスター
クロックCKで動かすのは立ち上がりで動作するフリッ
プフロップのみとし、このフリップフロップ出力でサン
プリングパルス発生部82の他の全ての部分を動作させ
るようにしておく。それ以外のデジタル回路では、直接
マスタークロックCKで動かすのは立ち下がりで動作す
るフリップフロップのみとし、このフリップフロップ出
力で他の全ての部分を動作させるようにしておく。
いて説明するための回路構成図である。この実施の形態
は、マスタークロックCKの立ち上がりと立ち下がりの
時間差を利用する。例えば、主にサンプリングパルス発
生部82をマスタークロックCKの立ち上がりだけで動
作し、他の全てのデジタル回路はマスタークロックCK
の立ち下がりだけで動作するようにしておく。この場
合、サンプリングパルス発生部82側では直接マスター
クロックCKで動かすのは立ち上がりで動作するフリッ
プフロップのみとし、このフリップフロップ出力でサン
プリングパルス発生部82の他の全ての部分を動作させ
るようにしておく。それ以外のデジタル回路では、直接
マスタークロックCKで動かすのは立ち下がりで動作す
るフリップフロップのみとし、このフリップフロップ出
力で他の全ての部分を動作させるようにしておく。
【0029】このようにすれば、回路規模としてはサン
プリングパルス発生部82以外の回路が大部分を占めて
いるので、大部分のパルスノイズはマスタークロックC
Kの立ち下がりのタイミングで発生するのに対し、サン
プリングパルスの動作タイミングはマスタークロックC
Kの立ち上がりに一致することになり、マスタークロッ
クCKの半周期分だけずれる。
プリングパルス発生部82以外の回路が大部分を占めて
いるので、大部分のパルスノイズはマスタークロックC
Kの立ち下がりのタイミングで発生するのに対し、サン
プリングパルスの動作タイミングはマスタークロックC
Kの立ち上がりに一致することになり、マスタークロッ
クCKの半周期分だけずれる。
【0030】従って、この実施の形態でも、アナログ回
路ではデジタル回路のパルスノイズの影響を受けること
なくサンプリング処理できる。なお、サンプリングパル
ス発生部とそれ以外の回路でクロック動作極性の立ち上
がりと立ち下がりを入れ替えても同じ効果が得られるの
は明らかである。
路ではデジタル回路のパルスノイズの影響を受けること
なくサンプリング処理できる。なお、サンプリングパル
ス発生部とそれ以外の回路でクロック動作極性の立ち上
がりと立ち下がりを入れ替えても同じ効果が得られるの
は明らかである。
【0031】図7は、この発明の第3の実施の形態につ
いて説明するための回路構成図である。この実施の形態
は、分周回路を利用してマスタークロックCKから反転
位相の異なる2つのクロックを作り、片方を主にサンプ
リングパルス発生部82のクロックCK2とし、もう片
方を他の全てのデジタル回路のクロックCK1とする。
図ではフリップフロップFF1,FF2を2個使った、
4分周回路を用いて90°位相の異なる2つのクロック
K1,K2を生成している。
いて説明するための回路構成図である。この実施の形態
は、分周回路を利用してマスタークロックCKから反転
位相の異なる2つのクロックを作り、片方を主にサンプ
リングパルス発生部82のクロックCK2とし、もう片
方を他の全てのデジタル回路のクロックCK1とする。
図ではフリップフロップFF1,FF2を2個使った、
4分周回路を用いて90°位相の異なる2つのクロック
K1,K2を生成している。
【0032】このようにすれば、回路規模としてはサン
プリングパルス発生部82以外の回路が大部分を占めて
いるはずなので、大部分のパルスノイズはクロックCK
1の反転のタイミングに集中し、サンプリングパルスの
動作タイミングとなるCK2の反転タイミングではパル
スノイズは小さい。
プリングパルス発生部82以外の回路が大部分を占めて
いるはずなので、大部分のパルスノイズはクロックCK
1の反転のタイミングに集中し、サンプリングパルスの
動作タイミングとなるCK2の反転タイミングではパル
スノイズは小さい。
【0033】従って、この実施の形態においても、アナ
ログ回路ではデジタル回路のパルスノイズの影響を受け
ることないサンプリング処理が可能となる。
ログ回路ではデジタル回路のパルスノイズの影響を受け
ることないサンプリング処理が可能となる。
【0034】
【発明の効果】以上記載したように、この発明によれ
ば、パルスノイズの発生に対し、サンプリングに時間差
を設けるという極めて簡単な対策により、1チップ化さ
れたデジタル回路のパルスノイズがアナログ回路に洩れ
こんでサンプリング誤差を生じ信号品位を劣化の防止が
可能となる。
ば、パルスノイズの発生に対し、サンプリングに時間差
を設けるという極めて簡単な対策により、1チップ化さ
れたデジタル回路のパルスノイズがアナログ回路に洩れ
こんでサンプリング誤差を生じ信号品位を劣化の防止が
可能となる。
【図1】この発明の第1の実施の形態を説明するための
回路構成図。
回路構成図。
【図2】図1の動作を説明するための信号波形図。
【図3】図1の遅延回路の第1の具体的な回路構成図。
【図4】図1の遅延回路の第2の具体的な回路構成図。
【図5】図1の遅延回路の第3の具体的な回路構成図。
【図6】この発明の第2の実施の形態を説明するための
回路構成図。
回路構成図。
【図7】この発明の第3の実施の形態を説明するための
回路構成図。
回路構成図。
【図8】従来のアナログ回路とデジタル回路を1チップ
上に混載した回路について説明するための説明図。
上に混載した回路について説明するための説明図。
【図9】図8をより具体的に説明するための回路構成
図。
図。
11…遅延回路、81…デジタル回路、82…サンプリ
ングパルス発生部、83…アナログ回路、84…サンプ
リング処理部、FF1,FF2…フリップフロップ回
路。
ングパルス発生部、83…アナログ回路、84…サンプ
リング処理部、FF1,FF2…フリップフロップ回
路。
Claims (8)
- 【請求項1】 アナログ回路とデジタル回路が同一の半
導体チップ上に混在し、前記アナログ回路は信号のサン
プリング処理を含み、そのサンプリング時間を決めるタ
イミング信号は前記デジタル回路により生成してなる半
導体集積回路において、 前記デジタル回路全体を、前記タイミング信号の生成回
路を含まず回路規模的に支配的な第1のデジタル回路と
前記タイミング信号の生成回路を含み回路規模的に第1
のデジタル回路よりもずっと小さい第2のデジタル回路
とに分割し、 前記第1のデジタル回路と前記第2のデジタル回路は、
それぞれ反転位置がゲート1段あたりの遅延時間より十
分大きな一定時間の時間差を持つ別々のクロックで動作
させてなることを特徴とする半導体集積回路。 - 【請求項2】 第1のデジタル回路を動作させる第1の
クロックと第2のデジタル回路を動作させる第2のクロ
ックは、共通のマスタークロックに基づき、少なくとも
どちらか一方は一定時間遅延させる手段を介して生成す
ることにより、前記第1および第2のクロックに一定の
時間差を持たせることを特徴とする請求項1記載の半導
体集積回路。 - 【請求項3】 一定時間遅延させる手段は、抵抗とコン
デンサから成る時定数回路を介し、その後インバータな
どの整形回路で波形整形してなることを特徴とする請求
項2記載の半導体集積回路。 - 【請求項4】 一定時間遅延させる手段は、元になるク
ロックによって積分回路を動作させ、その後コンパレー
タで波形整形してなることを特徴とする請求項2記載の
半導体集積回路。 - 【請求項5】 一定時間遅延させる手段は、元になるク
ロックを多段接続したゲート回路に通したものであるこ
とを特徴とする請求項2記載の半導体集積回路。 - 【請求項6】 第1のデジタル回路をマスタークロック
の立ち上がりで動作させる場合、第2のデジタル回路は
マスタークロックの立ち下がりで動作し、第1のデジタ
ル回路をマスタークロックの立ち下がりで動作させる場
合、第2のデジタル回路はマスタークロックの立ち上が
りで動作する回路により構成してなることを特徴とする
請求項1記載の半導体集積回路。 - 【請求項7】 マスタークロックを分周回路で分周する
ことにより、反転タイミングがマスタークロックの半周
期と同じかまたはその整数倍の時間差を持つ2つのクロ
ックを生成し、それぞれを前記第1のデジタル回路のク
ロックおよび前記第2のデジタル回路のクロックとした
ことを特徴とすることを特徴とする請求項1記載の半導
体集積回路。 - 【請求項8】 アナログ回路は、サンプルホールド回路
を前段に持つAD変換器を含み、入力アナログ信号をデ
ジタルに変換して、信号処理はデジタル回路により行う
ものであることを特徴とする請求項1記載の半導体集積
回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31059495A JPH09153801A (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | 半導体集積回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31059495A JPH09153801A (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | 半導体集積回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09153801A true JPH09153801A (ja) | 1997-06-10 |
Family
ID=18007137
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31059495A Withdrawn JPH09153801A (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | 半導体集積回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09153801A (ja) |
-
1995
- 1995-11-29 JP JP31059495A patent/JPH09153801A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030204 |