JPH09154319A - 造粒コーティング種子およびその製造方法 - Google Patents

造粒コーティング種子およびその製造方法

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JPH09154319A
JPH09154319A JP32154295A JP32154295A JPH09154319A JP H09154319 A JPH09154319 A JP H09154319A JP 32154295 A JP32154295 A JP 32154295A JP 32154295 A JP32154295 A JP 32154295A JP H09154319 A JPH09154319 A JP H09154319A
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seeds
seed
granulated
granulating
composition
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JP32154295A
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Hiroyuki Nakada
博之 中田
Takamasa Ootani
隆允 大谷
Yoshihiro Maeda
吉弘 前田
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Takii Shubyo KK
DKS Co Ltd
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Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd
Takii Shubyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 微小種子を造粒コーティングする際における
種子を含まない球状物の発生が少ない造粒コーティング
種子及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 平均粒径が20μ未満である1種又は2
種以上の粉体から構成される造粒用組成物を用いて、微
小種子を造粒コーティングする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、造粒コーティング
種子およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、農作業における省力化などの
ため、人参等の比較的大きな粒径を有する種子に、赤土
やクレー等の造粒材を、ポリビニルアルコールやカルボ
キシメチルセルロース等の結合剤を用いて、流動層型造
粒機又は傾斜回転パン型造粒機により造粒コーティング
することが知られている(例えば、特公昭38−346
9号)。
【0003】このような人参などの粒径の大きい種子に
おいては、造粒材の種子に対する付着も比較的良いた
め、種子を含まない造粒材のみからなる球状物が大量に
発生することもなく、また、たとえ発生したとしても種
子を含むものと含まないものとの大きさの相違(通常種
子を含まないものは含むものの1/3程度)によって両
者の見分けが容易であるため、それほど問題にはならな
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ベチュ
ニア、トルコキキョウなどの花卉種子のような微小種子
に対して従来の造粒コーティングを行なうと、造粒材の
種子に対する付着が悪いため種子を含まない球状物が多
量に副生して造粒材のロスが大きいという問題がある。
また、微小種子においては、種子を含むものと含まない
ものとの大きさがほとんど同等で、両者の見分けが困難
であるため、造粒コーティング後に種子を含まない球状
物を排除することも容易でなく、このことは、無駄な播
種や播種後における省力化などにも悪影響を与える。
【0005】そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、微
小種子を造粒コーティングする際における種子を含まな
い球状物の発生が少ない造粒コーティング種子及びその
製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の造粒コーティン
グ種子は、平均粒径が20μ未満である1種又は2種以
上の粉体から構成される造粒用組成物を用いて、微小種
子を造粒コーティングしたことを特徴とする。
【0007】このように、微小種子を造粒コーティング
するときに、造粒用組成物を構成する各粉体の平均粒径
が20μ未満である造粒用組成物を使用すると、これら
粉体が種子に良好に付着するので、種子を含まない球状
物が大量に副生することがなく、効率良く微小種子の造
粒コーティングができる。
【0008】なお、本発明において、平均粒径とは、光
散乱法により測定される平均体積径をいう。
【0009】本発明の造粒コーティング種子において、
好ましくは、前記造粒用組成物が、アタパルジャイト、
セピオライト、ベントナイトのいずれか1種又は2種以
上を5〜50重量%含有する。
【0010】アタパルジャイト、セピオライト、ベント
ナイトは、比表面積が大きく、粘土性を有する粉体であ
るため、有機バインダーを使用しなくても、適量の水を
用いて強固なコーティング層を形成せしめることができ
る。よって、微小種子の生育に悪影響を及ぼす有機バイ
ンダーを排除して、微小種子を良好に発芽させることが
できる。また、有機バインダーは、微小種子の造粒コー
ティングにおいては、2粒以上の種子が結着する複粒を
発生させやすくするという傾向があるため、有機バイン
ダーを排除することにより該傾向を取除くことができ
る。
【0011】なお、アタパルジャイト、セピオライト、
ベントナイトのいずれか1種又は2種以上の粉体の、造
粒用組成物中における含有量が50重量%より多いと、
得られた造粒コーティング種子が割れにくくなり、特
に、光を受けないと発芽しにくい好光性種子の場合に、
光を受けにくくなって発芽に影響を及ぼすので好ましく
ない。また、上記含有量が5重量%未満では、得られた
造粒コーティング種子の硬度が低く、有機バインダーが
必要となるので好ましくない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施に関連する事
項について詳細に説明する。
【0013】本発明において造粒コーティングされる微
小種子とは、平均粒径が1mm以下の種子をいい、例え
ば、花卉種子の多くの種類が該当する。例としては、ベ
チュニア、トルコキキョウ、ベゴニア、コリウス、キン
ギョソウなどが挙げられる。なお、これらの花卉種子
は、微小種子であるとともに好光性種子である場合が多
い。
【0014】本発明において用いる造粒用組成物は、造
粒材を含有し、さらにその他の成分として、所望によ
り、疎水剤、植物ホルモン、植物栄養剤、植物成長制御
剤、殺菌剤、酸素発生剤、肥料等の補助成分を含有して
も良い。この造粒用組成物に含有させる粉体としては、
いずれもその平均粒径が20μm未満であるものを用い
る。ただし、本発明の上記した効果を損なわない程度の
極めて少量の成分としてであれば、平均粒径が20μm
以上の粉体を含有させてもよい。
【0015】前記造粒材としては、種子の造粒コーティ
ングの目的に通常使用される無機物のうち平均粒径が2
0μm未満の粉体を使用することができる。このような
無機物の粉体としては、アタパルジャイト、セピオライ
ト、ベントナイト、珪藻土、シリカ、赤土、クレー、パ
ーライト、火山灰、火山岩、長石、タルク、カオリン、
粘土鉱物、炭酸カルシウム、水酸化カルシウム、水酸化
アルミニウムなどを挙げることができ、これらの粉体を
単独で用いても2種以上混合して用いてもよい。なお、
造粒材として複数の粉体を用いる場合には、いずれの粉
体もその平均粒径が20μm未満のものを用いる。
【0016】造粒材としては、上述したように、アタパ
ルジャイト、セピオライト、ベントナイトのいずれか1
種又は2種以上の粉体を、造粒用組成物中の含有率が5
〜50重量%となるように使用することが好ましい。
【0017】前記疎水剤としては、炭素数14〜22の
飽和又は不飽和の高級脂肪酸又は高級アルコール又はそ
れらの誘導体であって、平均粒径が20μm未満の粉体
を使用することができる。好適な疎水剤としては、ステ
アリン酸、ステアリン酸の金属塩(Na、K、Mg、C
a、Ba塩など)、ステアリルアルコール、ステアリル
アルコールのアルキレンオキサイド付加物(エチレンオ
キサイド付加物、プロピレンオキサイド付加物など)な
どがある。疎水剤を使用する場合、使用量は、その効果
を発揮するために、造粒材100重量部に対して2〜1
5重量部が好ましい。但し、本発明のように、平均粒径
が20μ未満の粉体よりなる造粒用組成物を用いる場
合、造粒コーティング種子の吸水性が若干低くなるた
め、この吸水性の低下を考慮して、疎水剤の使用量は、
2〜5重量部とすることがより好ましい。
【0018】以上よりなる造粒用組成物を用いて、微小
種子を造粒コーティングするには、傾斜回転パン型造粒
機や流動層型造粒機など種々の公知の造粒装置を用いる
ことができる。
【0019】造粒コーティングにおいては、微小種子に
湿潤剤を噴霧するなどして付与しながら、前記造粒用組
成物を加えて、該種子の表面にコーティング層を形成せ
しめる。
【0020】この湿潤剤としては、アタパルジャイト、
セピオライト又はベントナイトを計5〜50重量%含有
する造粒用組成物では、水を用いることができ、これら
アタパルジャイトなどを含有しないか含有しても5重量
%未満である造粒用組成物では、ポリビニルアルコー
ル、カルボキシメチルセルロース、セルロース・アセテ
ート、セルロース・アセテート・プロピオネート、メチ
ルセルロース、プルラン、ゼラチン、でんぷんなどの有
機バインダーである結合剤を水に溶解させた水溶液を用
いることができる。なお、上記のアタパルジャイトなど
を5〜50重量%含有する造粒用組成物においても、得
られる造粒コーティング種子の硬度調節などの目的で有
機バインダーを少量だけ水に溶した水溶液を湿潤剤とし
て用いてもよい。
【0021】なお、湿潤剤中に上記した植物ホルモンな
どの造粒用組成物の補助成分を含有させて噴霧してもよ
い。
【0022】また、前記結合剤を造粒用組成物に添加し
て、湿潤剤としては水を用いて造粒コーティングしても
よい。この場合には、平均粒径20μm未満の結合剤を
使用する。
【0023】前記造粒コーティングにおいて得られる造
粒コーティング種子の大きさは、もとの種子の重量や大
きさがそれぞれ異なるので一概にはいえないが、機械播
種できる程度の大きさでよく、特に限定されない。
【0024】
【実施例】以下、実施例及び比較例により発明の具体例
及び効果を示すが、本発明はこれらの実施例に限定され
るものではない。
【0025】実施例1〜5及び比較例1〜4 発芽率約90%のトルコキキョウの種子(平均粒径0.
3mm)50mlを傾斜回転パンに投入し、表1に示す
湿潤剤をスプレーにより噴霧しながら表1に示す造粒用
組成物を添加し、粒径が1.5mmになるまで造粒コー
ティングした後、30℃で3時間乾燥した。
【0026】表1に、造粒コーティング時における種子
を含まない球状物の発生率と、得られた造粒コーティン
グ種子の硬度を示す。
【0027】
【表1】 *1 造粒コーティングの結果得られた球状物のうち種
子を含有していないものの割合(%)。得られた球状物
500粒について検査して求めた。 *2 硬度はプッシュプルスケール(コムラ製作所製)
により測定した(50粒の平均値)。
【0028】表1より明らかなように、造粒用組成物を
構成する粉体の平均粒径がすべて20μ未満である実施
例1〜5では、種子を含まない球状物が全く発生しなか
った。これに対し、比較例1〜4に示すように、造粒用
組成物を構成する粉体に平均粒径が20μm以上のもの
が含まれる場合には、種子の含まれない球状物が大量に
発生し、また、種子を含むものと含まないものとの大き
さがほぼ同一で肉眼では区別できなかった。
【0029】また、造粒用組成物中にアタパルジャイ
ト、セピオライト又はベントナイトを計5〜50重量%
含有する実施例2〜4の造粒コーティング種子では、有
機バインダーを使用せずに適度な硬度が得られた。
【0030】次に、実施例1〜4及び比較例1〜4で得
られた造粒コーティング種子と、非造粒の裸の種子につ
いて、発芽試験を行なった。発芽試験は、9cmφのシ
ャーレに濾紙2枚を敷き、これに水4mlを注いだ後、
造粒コーティングした種子100粒を置床し、20℃の
恒温器に入れて行なった。なお、該発芽試験は、種子を
含有しない球状物の選別をせずに行なった。結果を表2
に示す。
【0031】
【表2】 *3 発芽勢は試験開始から4日後の発芽している種子
の割合である。 *4 発芽率は試験開始から21日後の発芽している種
子の割合である。
【0032】表2より明らかなように、実施例1の造粒
コーティング種子では、非造粒の種子に比べてやや発芽
勢が劣るものの発芽率は同程度の高い値が得られた。造
粒用組成物中にアタパルジャイト、セピオライト又はベ
ントナイトを計5〜50重量%含有する実施例2〜4の
造粒コーティング種子では、吸水時に多数の幅広い亀裂
が入って中の種子が良好に露出したため、発芽勢、発芽
率ともに非造粒の種子と同程度の高い値が得られた。
【0033】これに対して、比較例1〜4の造粒コーテ
ィング種子では、種子を含有しない球状物が発芽試験を
行なった100粒中に含まれているため、発芽勢及び発
芽率はいずれも低かった。特に、比較例2の造粒コーテ
ィング種子では、水と接触しても殆ど亀裂が入らず、入
ったものについても種子が見えるほど露出していなかっ
たため発芽勢が低く、一方、比較例4の造粒コーティン
グ種子では、造粒コーティング層が溶解気味になって中
の種子が埋没して見えなくなるような傾向があったため
発芽勢、発芽率ともに非常に低かった。
【0034】
【発明の効果】以上のように、本発明の造粒コーティン
グ種子であれば、造粒コーティング時における種子を含
まない球状物の副生が少ないので、造粒材のロスが少な
く、また、造粒コーティング後に種子を含むものと含ま
ないものとの選別が不要である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平均粒径が20μ未満である1種又は2
    種以上の粉体から構成される造粒用組成物を用いて、微
    小種子を造粒コーティングしたことを特徴とする造粒コ
    ーティング種子。
  2. 【請求項2】 前記造粒用組成物が、アタパルジャイ
    ト、セピオライト、ベントナイトのいずれか1種又は2
    種以上を5〜50重量%含有することを特徴とする請求
    項1記載の造粒コーティング種子。
  3. 【請求項3】 平均粒径が20μ未満である1種又は2
    種以上の粉体から構成される造粒用組成物を用いて、微
    小種子を造粒コーティングすることを特徴とする造粒コ
    ーティング種子の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記造粒用組成物が、アタパルジャイ
    ト、セピオライト、ベントナイトのいずれか1種又は2
    種以上を5〜50重量%含有することを特徴とする請求
    項3記載の造粒コーティング種子の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5918413A (en) * 1997-02-13 1999-07-06 Dai-Ichi Kogyo Seiyaku Co., Ltd. Coated seed and process for producing the same
JP2001190106A (ja) * 2000-01-13 2001-07-17 Sumika Agrotech Co Ltd 種子のコート材およびコート種子
KR101238689B1 (ko) * 2011-05-20 2013-03-04 주식회사 누보 억새 종자의 펠렛코팅 처리방법
CN116762521A (zh) * 2023-06-14 2023-09-19 沈阳农业大学 禾本科具纤毛微小粒种子的包衣剂及包衣种子的制备方法

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