JPH09154402A - 接木装置及び接木方法 - Google Patents

接木装置及び接木方法

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JPH09154402A
JPH09154402A JP7321648A JP32164895A JPH09154402A JP H09154402 A JPH09154402 A JP H09154402A JP 7321648 A JP7321648 A JP 7321648A JP 32164895 A JP32164895 A JP 32164895A JP H09154402 A JPH09154402 A JP H09154402A
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JP
Japan
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rootstock
seedling
scion
seedlings
tray
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Application number
JP7321648A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Mori
達也 森
Masakimi Sei
将公 瀬井
Yoshimi Yamamoto
義実 山本
Yasuo Kojima
康男 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TECHNO GRAFTING KENKYUSHO KK
Komatsu Ltd
Original Assignee
TECHNO GRAFTING KENKYUSHO KK
Komatsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 台木ライン1、穂木ライン2上の台木苗1
0、穂木苗11を台木クランプ装置、穂木クランプ装置
のクランプ部へスムーズに誘導できるようにする。 【解決手段】 台木ライン1、穂木ライン2に、台木側
のクランプ手段、穂木側のクランプ手段から搬送方向上
流側に、トレイ内の幅方向の各列の台木苗10、穂木苗
11を、台木側、穂木側のクランプ手段の各クランプ部
へ誘導する穂木誘導装置121a,121bを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、台木苗及び穂木苗
を幅方向及び長さ方向に格子状に育苗した台木苗トレイ
と穂木苗トレイを、台木ラインと穂木ラインに載置して
搬送し、各トレイ内の台木苗、穂木苗のそれぞれを、ト
レイの搬送方向と直角方向に挿入するクランプ手段にて
列状にクランプし、台木側のクランプ手段の上面に沿っ
て台木切断装置にて切断し、また穂木側のクランプ手段
の下面に沿って穂木切断装置にて切断し、台木側のクラ
ンプ手段上に、切断した穂木苗をクランプしたクランプ
手段を移動して台木苗と穂木苗の切断面を接合する接木
装置及び接木方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の接木装置では、各苗とも育苗ト
レイ内で格子状に整然と播種されて育成されるようにし
ているが、それでも、発芽方向によっては、個々の苗の
成育方向が不ぞろいになって傾いて成長することがあ
る。
【0003】従来のこの種の接木装置では、台木苗は、
上記台木ラインに搬入される前に、不要となる先端部が
予備切断装置等により切断されて台木状態となって搬入
されるようになっていた。
【0004】また上記従来の接木装置では、台木苗に穂
木苗を接合した接木苗は台木苗側の育苗トレイに根付状
態になったまま排出されるようになっていた。
【0005】また、台木ライン上での接木作動時におい
て、苗の切断や接着不良が生じたときの穂木苗を除去す
る手段がとられておらず、そのまま運転すれば次列の苗
に悪影響を及ぼすこともあり、それを防ぐ場合接着不良
苗を作業員が個々に除去していた。
【0006】また、従来の接木装置では、台木苗と穂木
苗を当接した状態で、直ちにこの部分に接着剤を塗布
し、ついで硬化剤を噴霧して接着剤を押し広げながら硬
化させていた。
【0007】また、上記接着剤を吐出する接着剤ノズル
の先端には、この接着剤ノズルの先端に付着して硬化し
始めた接着剤をはぎ取るためのテープ状の網目部材が、
一定時間ごとに、接着剤ノズルに接触した状態で移動す
るように設けてあり、接着剤は、この網目部材を透過し
て吐出するようになっており、接着剤ノズルは、上記列
状に配置される苗木の数だけ設けられており、かつそれ
ぞれは機枠に対して一体状に設けられていた。
【0008】そして上記接着剤ノズルを支持する機枠
に、接着剤ノズルに接続する各ノズルチューブが挿入支
持されていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の接木装置に
おける従来の技術には、次のような問題があった。 (1)台木苗、穂木苗をクランプする台木クランプ装置
及び穂木クランプ装置は、そのクランプ作動時におい
て、台木苗、穂木苗が少し位傾いていても正常にクラン
プできるように、対向するクランプ部が互いにV字状に
なっていて、これの両側の斜面にて傾いている苗木を案
内しながらクランプできるようになっている。
【0010】そしてこのクランプ手段による台木苗、穂
木苗の誘導範囲は、育苗トレイの移動方向(育苗トレイ
の長さ方向)で、クランププレートの開閉動作の関係か
ら大きくとれるが、育苗トレイの移動方向と直角方向
(育苗トレイの幅方向)では、上記クランプ部の開口幅
となっていてあまり大きくとれなかった。
【0011】このため、台木苗、穂木苗が各育苗トレイ
内での自然の育苗状態のまま各ラインに搬入されるよう
にした従来の技術にあっては、この各育苗トレイ内の各
苗が育苗トレイの移動方向と直角方向に、上記各クラン
プ装置における、この方向の誘導範囲を超えて傾斜して
いると、この各苗はクランプできず、従って台木苗と穂
木苗は接木することができず、クランプ不良となってし
まうという問題があった。
【0012】(2)また、上記した従来の接木装置を用
いた接木装置では、ウリ科の苗木のように、接木済みの
接木苗を断根して、これを育苗トレイに挿し込んで育成
しようとする場合には接木終了時に手作業にて台木の茎
を切断して育苗トレイに挿し直さなければならず、やっ
かいで、非能率的であった。
【0013】(3)台木クランプ手段及び穂木クランプ
手段での接木作業時において生じた接着不良苗は、これ
をいちいち作業員が除去していたのでは、能率向上を図
るために自動接木作業を行うという目的において、大き
な問題であった。
【0014】(4)また、切断された台木苗及び穂木苗
のそれぞれの切断面には、樹液が出てくるため、両苗の
切断面を突き合されたときに、この樹液が、両苗の茎の
表面にまとわりついてしまう。
【0015】このため、従来の技術のように、それぞれ
の切断装置にて切断された台木苗に穂木苗を当接してか
ら上記樹液が付着した状態で直ちに、この部分に接着剤
を塗布すると、この樹液によって、両苗の当接面付近の
周囲の不必要な部分で、接着剤が硬化してしまい、両苗
の当接端周囲面を接着剤でしっかりと覆うことができな
いで接着不良が生じることがあった。
【0016】また上記樹液が、接着剤ノズルの先端に残
留した接着剤に付着して、この部分で接着剤を固化させ
てしまい、高い頻度で網目部材を移動させて、接着剤ノ
ズルの先端に硬化した接着剤の固化物を除去する作業が
必要となる。
【0017】(5)また、上記接着剤ノズルの表面は、
ここに固化した接着剤をはぎ取るために、網目部材が擦
り続けるので、この接着剤ノズルの先端にコーティング
された剥離剤等のコーティング材が早く剥離されてしま
い、これによって、剥離性が悪くなってくると、網目部
材が切れてしまうという問題が生じ、早期にノズル交換
等のメンテナンスが必要となる。ところが、上記従来の
接着剤ノズルは、機枠側に一体状に固着されていたの
で、1個ずつの交換ができず、複数個まとめて交換する
必要があり不経済であった。
【0018】(6)また、上記従来の技術における接着
剤ノズルでは、これに接続するノズルチューブは、接着
剤ノズルを支持する機枠に設けた穴に挿入支持されてい
たので、上記接着剤ノズルの交換時におけるノズルへの
ノズルチューブの接続がやっかいであり、作業性が悪
く、またノズルチューブを挿入してから接着剤ノズルを
固定すると、ノズルが位置決めしにくいし、ノズルを固
定してからノズルチューブを挿入するのは、ノズルチュ
ーブが穴に入れにくくなってしまう等の問題があった。
【0019】
【課題を解決するための手段及び作用効果】本発明は上
記従来の接木装置における各問題を解決するためになさ
れたもので、その第1の請求項に記載の発明に係る接木
装置は、台木苗及び穂木苗を幅方向及び長さ方向に格子
状に育苗した台木苗トレイと穂木苗トレイを、台木ライ
ンと穂木ラインに載置して搬送し、各トレイ内の台木
苗、穂木苗のそれぞれを、トレイの幅方向に挿入するク
ランプ手段にて列状にクランプし、台木側のクランプ手
段の上面に沿って台木切断装置にて切断し、また穂木側
のクランプ手段の下面に沿って穂木切断装置にて切断
し、台木側のクランプ手段上に、切断した穂木苗をクラ
ンプしたクランプ手段を移動して台木苗と穂木苗の切断
面を当接し、固着して台木苗に穂木苗を接木する接木装
置において、台木ラインに、台木側のクランプ手段から
搬送方向上流側に、トレイ内の幅方向の各列の台木苗
を、台木側のクランプ手段の各クランプ部へ誘導する台
木誘導装置を設けた構成となっている。
【0020】また、第2の請求項に記載の発明に係る接
木装置は、台木苗及び穂木苗を幅方向及び長さ方向に格
子状に育苗した台木苗トレイと穂木苗トレイを、台木ラ
インと穂木ラインに載置して搬送し、各トレイ内の台木
苗、穂木苗のそれぞれを、トレイの幅方向に挿入するク
ランプ手段にて列状にクランプし、台木側のクランプ手
段の上面に沿って台木切断装置にて切断し、また穂木側
のクランプ手段の下面に沿って穂木切断装置にて切断
し、台木側のクランプ手段上に、切断した穂木苗をクラ
ンプしたクランプ手段を移動して台木苗と穂木苗の切断
面を当接し、固定して台木苗に穂木苗を接木する接木装
置において、穂木ラインに、穂木側のクランプ手段から
搬送方向上流側に、トレイ内の幅方向の各列の穂木苗
を、穂木側のクランプ手段の各クランプ部へ誘導する穂
木誘導装置を設けた構成となっている。
【0021】そしてこの第1,第2の請求項の構成で
は、台木ライン、穂木ライン上を搬送されてくる台木苗
トレイ、穂木苗トレイの幅方向の各列の穂木苗のそれぞ
れは、台木誘導装置、穂木誘導装置の各対となっている
案内片に案内されて、台木クランプ装置、穂木クランプ
装置によるクランプ作動時における適正な姿勢にトレイ
の幅方向に整えられる。
【0022】その結果、上記台木誘導装置、穂木誘導装
置に入る前の台木苗、穂木苗がトレイの幅方向に傾斜し
ていても、クランプミスが生じることなしに台木クラン
プ装置、穂木クランプ装置にてクランプすることができ
る。
【0023】また、第3の請求項に記載の発明に係る接
木装置は、台木苗及び穂木苗を幅方向及び長さ方向に格
子状に育苗した台木苗トレイと穂木苗トレイを、台木ラ
インと穂木ラインに載置して搬送し、各トレイ内の台木
苗、穂木苗のそれぞれを、トレイの幅方向に挿入するク
ランプ手段にて列状にクランプし、台木側のクランプ手
段の上面に沿って台木切断装置にて切断し、また穂木側
のクランプ手段の下面に沿って穂木切断装置にて切断
し、台木側のクランプ手段上に、切断した穂木苗をクラ
ンプしたクランプ手段を移動して台木苗と穂木苗の切断
面を当接し、固定して台木苗に穂木苗を接木する接木装
置において、台木切断装置に、台木側のクランプ手段の
上面に沿って台木苗を切断する第1の切断刃のほかに、
台木側のクランプ手段の下側で台木苗を切断する第2の
切断刃を、切断位置と非切断位置に位置変換可能にして
設け、また台木ライン側のコンベヤ装置を上下動可能に
すると共に、このコンベヤ装置の送り駆動を少なくとも
2段階にした構成となっている。
【0024】この第3の請求項の構成では、台木苗の切
断時に、切断装置の第2の切断刃により断根も行なうこ
とができる。そしてこの状態で、コンベヤ装置をわずか
に駆動して台木苗トレイをわずかに移動することによ
り、断根部の両茎がトレイの送り方向に少しずらされ
る。そしてこの状態でコンベヤ装置を上動することによ
り、断根された台木苗の茎が台木苗トレイに挿し木され
る。
【0025】このように、この構成によれば、ウリ科の
苗木のように、接木済みの接木苗を断根した状態で育苗
トレイに挿し込んで育成する、いわゆる断根接木を能率
よく行うことができる。
【0026】また第4の請求項に記載の発明に係る接木
装置は、台木苗及び穂木苗を幅方向及び長さ方向に格子
状に育苗した台木苗トレイと穂木苗トレイを、台木ライ
ンと穂木ラインに載置して搬送し、各トレイ内の台木
苗、穂木苗のそれぞれを、トレイの幅方向に挿入するク
ランプ手段にて列状にクランプし、台木側のクランプ手
段の上面に沿って台木切断装置にて切断し、また穂木側
のクランプ手段の下面に沿って穂木切断装置にて切断
し、台木側のクランプ手段上に、切断した穂木苗をクラ
ンプしたクランプ手段を移動して台木苗と穂木苗の切断
面を当接し、固定して台木苗に穂木苗を接木する接木装
置において、台木側のクランプ手段の挿入方向基端部上
方に、台木側のクランプ手段と、この台木側のクランプ
手段上に位置される穂木側のクランプ手段のそれぞれの
アンクランプ状態のクランププレートの間に挿入可能に
したブラシ部材を有する接着不良苗除去装置を設けた構
成となっている。
【0027】この第4の請求項の構成では、接木作業が
終了して台木側のクランプ手段と穂木側のクランプ手段
とが上下方向に重なった状態で、かつそれぞれのクラン
ププレートがアンクランプ状態で、台木側のクランプ手
段の基端側へ移動する際に、この各クランプ手段のクラ
ンププレートの間にブラシ部材を挿入することにより、
両クランプ手段のクランププレートの間に残っている接
着不良苗木ははらい落とし除去される。
【0028】従って、両クランプ手段による接木作業時
において生じた接着不良苗は、クランプ手段のクランプ
プレートに付着しているが、これと共に移動する際にブ
ラシ部材にてかき出され除去でき、これにより、接着不
良苗の除去は自動接木作業の一工程として行われて、接
着不良苗発生による自動接木作業の工程乱れを防止でき
る。
【0029】また、第5の請求項に記載の発明に係る接
木装置は、台木苗及び穂木苗を幅方向及び長さ方向に格
子状に育苗した台木苗トレイと穂木苗トレイを、台木ラ
インと穂木ラインに載置して搬送し、各トレイ内の台木
苗、穂木苗のそれぞれを、トレイの幅方向に挿入するク
ランプ手段にて列状にクランプし、台木側のクランプ手
段の上面に沿って台木切断装置にて切断し、また穂木側
のクランプ手段の下面に沿って穂木切断装置にて切断
し、台木側のクランプ手段上に、切断した穂木苗をクラ
ンプしたクランプ手段を移動して台木苗と穂木苗の切断
面を当接し、この当接部に接着剤塗布装置より接着剤を
塗布して台木苗に穂木苗を接木する接木装置において、
接着剤塗布装置を、トレイの幅方向に並んだ各苗木の接
合部に対向するノズル片と、この各ノズル片に接離可能
に接続するノズルチューブと、このノズル片とノズルチ
ューブを支持するノズル枠部材と、上記各ノズル片の先
端面に沿ってスライド可能にした網目部材とから構成
し、かつ上記ノズル片とノズルチューブとをノズル枠部
材の上面に設けた溝穴に係脱可能に取付けた構成となっ
ている。
【0030】この構成では、ノズルチューブを通ってノ
ズル片より吐出される接着剤は網目部材を透過して苗木
の接合部に塗布される。そしてこの接着剤塗布の1サイ
クルあるいは複数サイクル毎に網目部材が各ノズル片の
先端面をこすりながらスライドし、ノズル片先端に付着
した接着剤が除去される。またノズル片及びこれに接続
したノズルチューブはノズル枠部材に対して個々に取り
外し、ノズル片を交換する。
【0031】従って、上記網目部材の当接によって、ノ
ズル片の先端が摩耗した場合には、このノズル片だけを
個々に適宜交換することができ、ノズル枠部材を含むノ
ズル装置全体を交換する必要がなくなり、経済的であ
る。またその交換も、ノズル片はノズルチューブと共に
ノズル枠部材の上面から取り外すことができ、交換作業
が容易である。
【0032】また、請求項6に記載の本発明は係る接木
方法は、台木苗及び穂木苗を幅方向及び長さ方向に格子
状に育苗した台木苗トレイと穂木苗トレイを、台木ライ
ンと穂木ラインに載置して搬送し、各トレイ内の台木
苗、穂木苗のそれぞれを、トレイの幅方向に挿入するク
ランプ手段にて列状にクランプし、台木側のクランプ手
段の上面に沿って台木切断装置にて切断し、また穂木側
のクランプ手段の下面に沿って穂木切断装置にて切断
し、台木側のクランプ手段上に、切断した穂木苗をクラ
ンプしたクランプ手段を移動して台木苗と穂木苗の切断
面を当接し、この当接部に接着剤塗布装置より接着剤を
塗布して台木苗に穂木苗を接木する接木方法において、
台木苗と穂木苗の当接部に接着剤を塗布する前に、この
接合部にエアを吹き付けて、この部分に付着している樹
液を吹きとばし除去してから接着剤を塗布するようにし
ている。
【0033】この接木方法によれば、台木苗と穂木苗の
切断端面にしみ出てきた樹液が、これの接合部周囲にま
とわりついていても、この樹液は、接着剤の塗布に先立
ってエアーにより吹きとばし除去されるので、この樹液
が接着剤に作用することがなくなり、接着剤による接木
が接木苗の切断端面からしみ出る樹液に影響を受けるこ
となく行うことができる。
【0034】
【発明の実施の形態】図1は本発明の全体構成を概略的
に示すもので、図中1は台木ライン、2は穂木ライン、
3は台木ライン1と穂木ライン2のそれぞれの一部を平
行に並べてなる接木装置であり、4は台木ライン1で、
接木装置3より上流側に配置される予備切断装置、5は
台木ライン1の接木装置3より下流側に配置される仮養
生装置である。上記両ライン1,2はベルト等の上流側
のコンベヤ装置6a,7aと接木装置3でのコンベヤ装
置6b,7bにて構成されている。なおこの両ライン
1,2の上流側のコンベヤ装置6a,7aは図に示すよ
うに、直線状にしたが、これは接木装置3の上流側で折
り曲げた構成としてもよい。
【0035】また8は台木苗トレイ、9は穂木苗トレイ
であり、この両トレイ8,9はそれぞれ同一形状になっ
ていて、その構成は図2に示すように、桝目状に多数個
の植木鉢を一体成形した構成となっており、それぞれに
台木苗10、穂木苗11が育苗されるようになってい
る。この各トレイ8,9はプラスチックで構成されて薄
く変形しやすい構成であるので、剛性を有する受けトレ
イ12,13に収納して上記各ライン1,2に載置され
る。なおこの各トレイ8,9は受けトレイ12,13を
使わずに直接コンベヤ装置上に載置するようにしてもよ
い。
【0036】上記予備切断装置4は図3、図4に示すよ
うになっていて、コンベヤ装置6a上を受けトレイ12
に収納されて搬送されてくる台木トレイ8の台木苗10
を、台木としての高さより高い位置で切断する切断具1
4と、切断に際して切断具14側に台木苗8を掻き込む
ための掻き込み板15と、切断された穂先10aをコン
ベヤ装置6aの側方に置いたゴミ箱16へ排出する排出
コンベヤ17とからなっている。
【0037】上記切断具14はヘッジトリマ、芝刈り用
等公知のバリカン型のものが用いられている。また掻き
込み板15はモータ15aにより、台木トレイ6の移動
速度に同期して連続的に、あるいは間欠的に回転して、
台木トレイ6内の台木苗8を、トレイの幅方向一列ずつ
切断具14側へ掻き込み、さらに切断後の穂先10aを
排出コンベヤ17側へはね上げるようになっている。
【0038】接木装置3は図5、図6、図7に示すよう
になっていて、ここでは台木ライン1と穂木ライン2の
それぞれのコンベヤ装置6b,7bが平行に配置され、
台木ライン1側には接着剤塗布装置18と台木作成装置
19がラインの流れ方向に配置されており、また穂木ラ
イン2側には穂木作成装置20が配置されている。
【0039】上記台木作成装置19と穂木作成装置20
は各ライン1,2を横切るようにしてライン方向に同一
位置にあり、穂木作成装置20は両ライン1,2を跨ぐ
ようにして設けた門型フレーム21に装着されている。
そして台木作成装置19は台木苗10を誘導クランプす
る台木クランプ装置22と、台木切断装置23とからな
っており、また穂木作成装置20は穂木苗11を誘導ク
ランプする穂木クランプ装置24と穂木切断装置25と
からなっている。
【0040】この接木装置3において、台木ライン1と
穂木ライン2は図6、図7に示すように、台木ライン1
側が低くなるように段差がつけられていて、穂木クラン
プ装置24が穂木ライン2の所定の位置から図7に示す
ように台木ライン1の台木クランプ装置22の真上の位
置にわたって往復動できるようになっている。
【0041】台木作成装置19の台木クランプ装置22
は図5及び図8から図12、図15に示すようになって
いて、これの台木クランププレート装置26が台木ライ
ン1の直上位置から、この台木ライン1の側方へわたっ
て往復動するようになっている。台木クランププレート
装置26は上下に重ね合せ状に配置され、かつ同一構成
にした第1、第2のクランププレート装置27,28
と、この各クランププレート装置27,28を同期して
台木ライン1を横切る方向に往復動させる往復動装置2
9と、台木ライン1側へ移動した状態のクランププレー
ト装置27,28の先端をクランプするクランプ装置3
0とからなっている。
【0042】第1、第2のクランププレート装置27,
28のそれぞれは、互いに対向配置される一対のクラン
ププレート31a,31b,32a,32bと、これら
の基端を支持し、かつ各クランププレート31a,31
b,32a,32bを対向方向にクランプ作動する第
1、第2のクランプ作動装置33a,33bとからなっ
ていて、この第1、第2のクランプ作動装置33a,3
3bのそれぞれの基台34a,34bが往復動装置29
のガイド部材35と、各クランプ作動装置33a,33
bを個々に往復作動するロッドレスシリンダ36a,3
6bとに係合支持されている。
【0043】クランププレート31a,31b,32
a,32bは図11に示すようになっていて、互いに対
向方向に移動した状態で嵌合するように一方がメス形、
他方がオス形になっていて、その対向部に所定間隔(苗
木間隔)位置にV字状(あるいはU字状)にしたクラン
プ部37a,37bが設けてある。
【0044】第1、第2のクランプ作動装置33a,3
3bには対向作動用のシリンダ装置(図示せず)が内装
してあり、エア(あるいは液圧)にて作動することによ
り、各対のクランププレート31a,31b,32a,
32bが対向方向に往復作動してクランプ、アンクラン
プの各作動をそれぞれ個々にするようになっている。
【0045】クランプ装置30は図12、図15に示す
ようになっていて、第1(上側)のクランププレート3
1a,31bの先端部をクランプする一対の第1クラン
プ片38a,38bと、第2(下側)のクランププレー
ト32a,32bの先端部をクランプする一対の第2の
クランプ片39a,39bと、これら対となった各クラ
ンプ片を固着すると共に、これらを対向方向に移動する
第1のクランプ作動装置40aと、第2のクランプ作動
装置40bとからなっている。この両クランプ作動装置
40a,40bはクランプ片の長手方向に位置がずれて
おり、互いにクランプ方向に干渉しないようになってい
る。そしてこの両クランプ作動装置40a,40bは基
本的には上記したクランププレートの基端部に固着した
クランプ作動装置33a,33bと同じになっている。
この台木作成装置19側のクランプ装置30のフレーム
30aの上側部は開放されていて、後述する苗木作成装
置20側のクランプ装置41が図15に示すように嵌合
するようになっている。
【0046】穂木作成装置20の穂木クランプ装置24
は図5、図6、図7、図13、図14、図15に示すよ
うになっていて、これの穂木クランププレート装置46
は上記した台木作成装置19の台木クランププレート装
置26と同一の機構となっており、第1、第2のクラン
ププレート装置47,48と、この各クランププレート
装置47,48を構成するそれぞれ対となっているクラ
ンププレート49a,49b,50a,50bと、各ク
ランププレート49a〜50bを対向方向に作動する第
1、第2のクランプ作動装置51a,51bとからなっ
ている。
【0047】そして上記両クランプ作動装置51a,5
1bの基台52a,52bはガイドプレート53に設け
たガイドレール54と、各クランプ作動装置51a,5
1bを個々に往復作動するロッドレスシリンダ55a,
55bとに係合されていて、両ロッドレスシリンダ55
a,55bの作動により、穂木クランププレート装置4
6の第1、第2のクランププレート装置47,48が個
々に穂木ライン2を横切る方向に移動できるようになっ
ている。
【0048】上記穂木クランプ装置24のガイドプレー
ト53は昇降基台56に対して上下方向に移動できるよ
うになっており、また昇降基台56は上記門型フレーム
21に対して穂木ライン2を横切る方向に移動自在に支
持されている。そして57はその昇降装置、58はロッ
ドレスシリンダからなる移動装置である。
【0049】上記ガイドプレート53の先端部には閉じ
状態の穂木クランププレート装置46の先端をクランプ
するクランプ装置41が設けてある。このクランプ装置
41は図13、図14、図15に示すようになっている
が、これは上記台木クランププレート装置26のクラン
プ装置30の機構と基本的に同一の構成となっていて、
各クランププレート装置47,48のそれぞれの対のプ
レートを個々にクランプするようになっている。この穂
木クランププレート装置46側のクランプ装置41の下
側部が開放されていて、台木クランププレート装置26
側のクランプ装置30上に両装置26,46のクランプ
プレート相互が所定の隙間を有する状態で係合するよう
になっている。
【0050】台木切断装置23は図5から図7及び図1
6から図18に示すようになっている。台木ライン1を
跨ぐようにして設けたフレーム42に基台45がガイド
43に沿って台木ライン1を横切る方向に移動自在に設
けてある。そしてこの基台45は、上記ガイド43に平
行にしてフレーム42に設けられたロッドレスシリンダ
101に嵌合されていて、ロッドレスシリンダ101の
作用により往復動するようになっている。
【0051】基台45にはブラケット102が設けてあ
り、このブラケット102に、ロッドレスシリンダにて
構成された昇降ロッド103が垂直方向に嵌合されてお
り、この昇降ロッド103は、これのロッドレスシリン
ダの作動により、ブラケット102に対して軸方向に昇
降動するようになっている。
【0052】そしてこの昇降ロッド103の下端部に
は、第1、第2の切断刃104,105が軸方向(上下
方向)に離間して設けてある。上側に位置する第1切断
刃104は、昇降ロッド103が最下端側のストローク
エンド状態で、台木クランププレート装置26の第1
(上側)のクランププレート31a,31bの上面に沿
う位置となるように設けられている。
【0053】一方第2切断刃105は、この状態で台木
クランププレート装置26の下側に位置されるようにな
っている。そしてこの第2切断刃105は、これの昇降
時に、上記台木クランププレート装置26と干渉しない
ように、図16で鎖線で示す台木苗10の根本部を切断
する位置から実線で示す位置にわたって横方向に略90
度回動するようになっている。
【0054】第2切断刃105は、このように、昇降ロ
ッド103に対して回動可能になっており、この回動装
置106はモータ、シリンダ等公知の手段が用いられ
る。この実施の形態では図17に示すように、シリンダ
106aに嵌合したピストン107に設けたラックギヤ
108と、これに噛合するピニオンギヤ109とからな
る構成となっていて、シリンダ106aが昇降ロッド1
03に固着され、ピニオンギヤ109に第2切断刃10
5の軸110を固着した構成となっていて、上記シリン
ダ106a内でピストン107が空圧等の流体圧で作動
することにより第2切断刃105が、台木クランプ装置
22の下側から横方向へ略90度にわたって回動するよ
うになっている。
【0055】上記昇降ロッド103の昇降ストローク
は、図6、図7、図18に示すように、第1切断刃10
4が台木クランププレート装置26の第1のクランププ
レート31a,31bの上面に沿う位置(下限)から、
第1切断刃104が、穂木作成装置20の穂木クランプ
装置24のクランプ作動装置51a,51bの上側の位
置(上限)にわたるストロークとなっている。
【0056】台木ライン1の接木装置3でのコンベヤ装
置6bは、図19で示すように昇降シリンダにて構成さ
れる昇降装置111にて所定ストロークにわたって昇降
するようになっている。そのストロークは、コンベヤ装
置6bが、台木ライン1の位置から、上記台木切断装置
23の第2切断刃105にて切断されて台木クランププ
レート装置26にクランプされた状態の台木苗の切断端
部が台木苗トレイ8の土中に所定深さにわたって差し込
める範囲となっている。
【0057】上記台木ライン1を跨ぐフレーム42に
は、上記台木切断装置23より台木ライン1の外側に、
接着不良苗除去装置112が設けてある。
【0058】この接着不良苗除去装置112は、図16
に示すようになっていて、フレーム42に固着されたブ
ラケット113に、ロッドレスシリンダにて構成された
昇降ロッド114と、この昇降ロッド114の下端部
に、ブラシ115が回転装置116を介して、回転軸心
が垂直になるようにして回転可能に設けてある。回転装
置116は通常の電動機が用いられ、これの回転軸にブ
ラシ115が結合されている。
【0059】上記接着不良苗除去装置112の昇降ロッ
ド114の昇降ストロークは、上記ブラシ115が、台
木クランププレート装置26のクランププレート31
a,31b,32a,32bの対向間に入る位置(下
限)から、このブラシ115が、上記台木切断装置23
と同じに、後述する穂木作成装置20の穂木クランプ装
置20のクランプ作動装置51a,51bの上側(上
限)にわたるストロークとなっている。
【0060】穂木作成装置20の切断装置25は図5か
ら図7及び図20に示すようになっていて、門型フレー
ム21に設けたガイド部材61にガイドレール62に沿
って摺動自在に支持された基台63とこの基台63に上
下方向に摺動自在に支持された刃物台64と、この刃物
台64の先端に固着した切断刃65と、基台63を摺動
するロッドレスシリンダからなる摺動装置66と、基台
63に対して刃物台64を上下方向に移動する上下動装
置67とからなっていて、上記切断刃65は穂木クラン
プ装置24の下側のクランププレートの下面に沿って移
動するようになっている。上記切断刃65は摺動方向の
両側に刃がついているものを用いる。
【0061】上記台木ライン1と穂木ライン2におい
て、図5に示すように、台木作成装置19と穂木作成装
置20には、台木誘導装置121a、穂木誘導装置12
1bが設けてある。この両誘導装置121a,121b
は略同一構成となっており、このうちの穂木誘導装置1
21bについて図21にて説明する。
【0062】穂木ライン2上を移動してくる穂木苗トレ
イ9の移動方向と直角方向(穂木苗トレイの幅方向)の
各苗列の両側をトレイの移動方向に案内する一対の案内
片122a,122bを、上記各苗列に対応する数だけ
設けた構成となっており、この各対の案内片122a,
122bは穂木ライン2を跨ぐようにして設けたフレー
ム123にそれぞれブラケット124にて吊り下げ支持
されている。
【0063】そしてこの各案内片122a,122bは
穂木クランプ装置24の下側の隙間が狭いことにより、
なるべく細いものがよく、図示した板状のものに代えて
細い針金を用いてもよい。各対の案内片122a,12
2bの先端部(穂木ライン2の上流側)は漏斗状に拡開
されていて、移動してくる穂木苗11が各対の案内片1
22a,122bの間に入りやすいようになっている。
【0064】また各案内片122a,122bの後端部
は穂木クランプ装置24よりわずかに下流側まで延設さ
れている。またこの各案内片122a,122bは穂木
苗トレイ9と穂木作成装置20における穂木切断時の切
断装置25の間にそれぞれに対して高さ方向に隙間をあ
けて位置されるようになっている。各案内片122a,
122bの対向間隔は、穂木クランプ装置24のクラン
ププレート49a,49b,50a,50bのV字状の
クランプ部37a,37bの開口幅より狭くしてある。
【0065】一方台木ライン1上に設けられる台木誘導
装置121aの各案内片122a,122bは図5に示
すように、接着剤塗布装置18の上流側から接木装置3
の門形フレーム21より下流側にわたって延設してあ
る。そして、この各案内片122a,122bを吊架す
るためのフレーム123は、これの上,下流端部の2個
所の設けられている。この両フレーム123,123は
台木ライン1側のコンベヤ装置6bの枠体に支持されて
いる。なおこの台木誘導装置121aの場合、台木クラ
ンプ装置22の下側の空間が台木切断装置23の切断刃
105がクランプ装置の下側でも移動するため、穂木ク
ランプ装置24の場合より狭くなっていることにより、
この台木誘導装置121aの案内片122a,122b
は細い部材、例えば剛性を有している針金が用いられて
いる。
【0066】接着剤塗布装置18は図5及び図22から
図28に示すようになって、70は台木ライン1を跨ぐ
と共に、台木ライン1における台木用トレイの移動方向
に移動自在にした可動フレームであり、この可動フレー
ム70の一方の脚部は台木ライン1の一側部に設けた一
方のガイドレール71に摺動自在に係合されており、他
方の脚部は、機枠上に設けられたロッドレスシリンダ7
2に摺動可能に嵌合された摺動部材73に固着されてお
り、ロッドレスシリンダ72の作動により、台木ライン
1に沿って往復動するようになっている(図5、図2
2)。
【0067】可動フレーム70にはこの可動フレーム7
0の長手方向に沿うブラケット74が可動フレーム70
の移動方向に向けてシリンダ装置75にて移動可能に設
けてある。そしてこのブラケット74には台木苗10と
穂木苗11の接合部に対向する接着剤ノズル装置76の
ノズル枠部材131がブラケット132,133を介し
て固着されている。
【0068】そしてこのノズル枠部材131には、図2
4に示すように、台木苗11の間隔にあわせた位置に設
けた溝穴136aに、ノズル孔133を有するノズル片
134が係脱可能に上側から嵌合してある。ノズル枠部
材131の各ノズル片嵌合部にはノズルチューブ案内片
135が後方へ突設されていて、このノズルチューブ案
内片135に設けた溝穴136bに上記ノズル片134
に接続されたノズルチューブ137が上側から係脱可能
に嵌合されている。この各ノズルチューブ137には可
動フレーム70に設けた接着剤塗布バルブ80を介して
接着剤タンク81に接続されている。
【0069】上記各ノズルチューブ案内片135は、台
木苗10を避けるように、一側方へ折り曲げ配置されて
いる。
【0070】ノズル枠部材131に嵌合支持されている
ノズル片134の前面に沿ってテープ状の網目部材88
が走行案内されていて、ノズル片134から吐出される
接着剤はこの網目部材88を透過して吐出されるように
なっている。ノズル枠部材131の一側方部には網目部
材繰り出し装置138が、また他側方部には網目部材巻
き取り装置139がそれぞれ設けてある。140は巻き
取りモータである。網目部材繰り出し装置138は、網
目部材88を繰り出すボビン141と網目部材88の繰
り出し量を検知するエンコーダ142とを有している。
【0071】そしてこの網目部材88にテンションをも
たせると共に、網目部材88との接触面積を減らすため
に、ノズル片134の前面形状を、台形状にし、ノズル
片の相互の間に網目部材88を抱持する止め板143が
ノズル枠部材131と一体状にして設けてある。
【0072】この止め板143は図26及び図27に示
すように、フック状に形成した止め板143a、あるい
は、押圧ローラ状にした押え部材144を係脱可能にし
てノズル枠部材131に、ねじ145、あるいはクリッ
プ構造146にて取り付けるようにしてもよい。
【0073】図22において、上記可動フレーム70の
前側には昇降フレーム82が可動フレーム70の前側に
上下方向に設けたサドル83に沿って昇降可能に設けて
ある。84はこれを昇降するシリンダである。そして昇
降フレーム82には上記接着剤ノズル装置76の各ノズ
ル片134に対応する位置に硬化剤噴霧ノズル85が設
けてある。86はこの各硬化剤噴霧ノズル85に接続し
た硬化剤噴霧バルブ、87は硬化剤タンクである。
【0074】上記硬化剤噴霧ノズル85は、上記ノズル
枠部材131が後退した状態で、図33、図34に示す
ように、台木苗10と穂木苗11との当接部に対向する
位置まで下動されるようになっている。
【0075】硬化剤噴霧ノズル85は図28に示すよう
になっていて、硬化剤噴出口151とエア噴出口152
との2重構成になっている。そして上記硬化剤噴出口1
51には上記硬化剤噴霧バルブ86にチューブ153を
介して接続してあり、またエア噴出口152にはチュー
ブ154及び図示しない断続切換弁を介してエア供給源
に接続されている。
【0076】図1において、接木装置3の台木ライン1
と穂木ライン2のそれぞれの上流側に、トレイ位置合わ
せ装置161,161が設けてある。この装置161,
161は両ライン1,2において同一になっており、そ
の構成を、例えば穂木ライン2側において説明する。こ
のトレイ位置合わせ装置161は図29、図30に示す
ようになっていて、コンベヤ7bの一側には、受けトレ
イ13の幅方向の位置決めをする固定ローラ162が複
数個設けてあり、他側には上記一側方へばね付勢された
付勢ローラ163が複数個設けてあり、受けトレイ13
がこの間を通ることにより、固定ローラ116側へ押し
付けられて幅方向に位置決めされるようになっている。
【0077】また付勢ローラ163と同一側には受けト
レイ13内に収納された穂木トレイ9の側面に弾性的に
当接して穂木トレイ9を受けトレイ13の一側方へ当接
するまで押しやるようにした押込み板164が複数個設
けてある。この押込み板164はトレイの搬送方向に回
動自在に、かつ搬送方向上流側へばね付勢されている。
また押込み板164は固定ローラ162側へばね付勢さ
れている。
【0078】トレイ位置合わせ装置161の下流側に、
穂木トレイ9の搬送方向の先端を検知するセンサ165
が設けてあり、このセンサ165にて穂木トレイ9の搬
送方向の先端が検知されると、その時点からコンベヤ装
置7bは、穂木トレイ9の各植木鉢の搬送方向の1列ず
つ間欠的に作動されるようになっている。
【0079】一方台木ライン1側のコンベヤ装置66
は、上記穂木ライン2側のコンベヤ装置76と同様に間
欠的に作動するが、この作動間隔は、穂木ライン2側の
送り間隔と同じに、植木鉢の搬送方向の一列ずつ間欠的
に作動する第1送りモードと、台木苗トレイ8の台木苗
10が台木作成装置19の真下にきたときに停止し、つ
いで数mmにわたって上流側へ戻り、ついで苗木列のピ
ッチに上記戻り寸法を加えた分だけ下流側へ移動する動
作を繰り返し行うようにした第2送りモードの2通りの
送り作用を有している。そして上記第1送りモードは根
付き接木作用時に用いられ、第2送りモードは断根接木
作用時に用いられる。
【0080】上記構成における作用を、台木ライン1の
コンベヤ装置6bが第1送りモードで作動する場合、す
なわち、根付き接木作用について以下に説明する。台木
苗10及び穂木苗11は、それぞれ台木苗トレイ8、穂
木苗トレイ9内にて、温室等で所定の大きさに育成され
る。このときの両苗10,11は桝目状に同一の間隔を
あけて整然と育苗される。上記育苗した各トレイ8,9
はそれぞれ受けトレイ12,13内に収納して各ライン
1,2の上流側へ供給する。
【0081】各トレイ8,9を収納した受けトレイ1
2,13は各ライン1,2のコンベヤ6a,7aにて搬
送される。そしてまず台木ライン1での台木トレイ8内
の台木苗10は予備切断装置4にて、台木としての長さ
より長い(高い)位置で穂先10aが切断される。
【0082】このとき、両ライン1,2において、各苗
木トレイ8,9がそれぞれの苗木作成装置19,20に
至る前に、接木装置3において、トレイ位置合わせ装置
161,161にてライン上での幅方向の位置合わせが
行なわれ、さらにセンサ165,165にて搬送方向の
位置決めが行なわれてから苗木トレイ8,9の搬送方向
の一列ずつのピッチで各苗木作成装置19,20へ向け
て搬送される。
【0083】このとき、台木ライン1及び穂木ライン2
上では、上記トレイ位置合わせ装置161,161にて
幅方向に位置合わせされた台木トレイ8、穂木トレイ9
の台木苗10、穂木苗11は台木誘導装置121a、穂
木誘導装置121bの各対となっている案内片122
a,122bに案内されて、各列の台木苗10、穂木苗
11は次工程における台木クランプ作動時、穂木クラン
プ作動時における適正な姿勢に、トレイの幅方向に整え
られる。
【0084】このとき、上記台木誘導装置121a、穂
木誘導装置121bに入る前の台木苗10、穂木苗11
がトレイの幅方向に傾斜していても、各対の案内片12
2a,122bの先端部が漏斗状になっているので、ト
レイの移動に従って徐々に適正な姿勢に矯正されてい
く。
【0085】次に両ライン1,2での各苗木作成装置1
9,20での作用を説明する。なお上記送りピッチで搬
送される各苗木トレイ8,9はこの各苗木作成装置1
9,20での苗木作成時間だけ停止され、この停止時間
が送りピッチ間隔となる。各ライン1,2の苗木トレイ
8,9の所定の苗木列が接木装置3の各クランプ装置2
2,24の真下に達した状態でライン1,2の搬送は停
止して接木作業が開始される。
【0086】上記穂木トレイ9と、穂先10aを予備切
断した台木トレイ8は、同期した状態で接木装置3の各
ライン上のトレイ位置決め装置161,161へ移動さ
れる。そしてここを通る間に各受けトレイ12,13は
付勢ローラ162にて、また各トレイ8,9は押込み板
164にてそれぞれ幅方向の所定の位置に位置決めされ
る。
【0087】上記のようにして幅方向に位置決めされた
各トレイ8,9は、トレイ位置決め装置161,161
より下流側へ搬送されてセンサ165,165にてその
後のトレイ8,9が検知される。この両センサ161,
161によるトレイ検出が同時であれば、その時点か
ら、台木側と穂木側の両第1コンベヤ6b,7bが同期
してトレイ8,9の植木鉢の1列ピッチずつ間欠的に移
送を開始する。
【0088】このとき、両センサ165,165の検出
がずれている場合には、先に検出した方のコンベヤ6b
(7b)がその場で停止し、遅れていた、他方のセンサ
がトレイを検出した時点で両コンベヤ6b,7bが上記
と同様に間欠作動される。このようにして台木側と穂木
側のトレイ8,9は同期して、かつトレイの1列ずつ間
欠的に移動されながら接木装置3の各コンベヤ6b,7
b上を搬送される。
【0089】上記両トレイ8,9のうち、台木トレイ8
の穂先10aを切断した台木苗10は台木作成装置19
で、これの台木クランプ装置22にてクランプされる。
この時、台木クランプ装置22の台木クランププレート
装置26の各第1、第2のクランプ装置27,28は拡
開状態でトレイ8内の台木苗10間に挿入され、ついで
クランプ作動することにより、各クランププレート31
a〜32bのクランプ37a,37bに台木苗10がク
ランプされる。ついでこの状態で各クランププレート3
1a〜32bの先端はクランプ装置30にてクランプさ
れる。
【0090】この時、第1、第2のクランププレート装
置27,28が別々に作動し、まず下側に位置する第2
のクランププレート装置28にてクランプし、ついで上
側に位置する第1のクランププレート装置27にてクラ
ンプするようにしてもよい。これにより曲がっている台
木苗10でも無理なくクランプすることができる。
【0091】ついで、台木切断装置23を作動させて、
予備切断された台木苗10が、台木クランププレート装
置26の第1のクランププレート装置27の上面に沿っ
て切断される。
【0092】この台木切断装置23は、これの不使用時
には、図6、図7及び図16の鎖線で示すように、昇降
ロッド103を上動させて、上側に位置する第1切断刃
104が、穂木クランプ装置24のクランプ作動装置5
1a,51bより上側に位置されている。また第2切断
刃105は横方向に回動されている。
【0093】そして台木苗10の接木部を切断するとき
には、図16の実線で示すように、上記第2切断刃10
5を横方向に回動した状態で下動して第1切断刃104
を台木クランププレート装置26の上面に沿わせ、つい
でロッドレスシリンダ101を作動して基台45を横方
向に移動し、この第1切断刃104にて台木苗10の先
端を台木クランププレート装置26の上面に沿う位置で
切断する。切断後は再び上記高さまで上昇させて待機さ
せる。
【0094】このとき、第2切断刃105を台木クラン
ププレート装置26の下側へ回動させておくことによ
り、上記第1切断刃104による台木苗10の先端切断
と共に、台木苗10の断根作用が行われて、断根接木用
の台木が作成されるが、この断根接木用台木による断根
接木作用は後述する。
【0095】一方穂木作成装置20では上記台木作成装
置19と同期作動しており、穂木トレイ9の穂木苗11
は穂木クランプ装置24にてクランプされ、ついでこの
穂木クランプ装置24の下面に沿う位置で切断装置25
にて切断される。
【0096】このとき、穂木クランプ装置24の下側に
位置する穂木苗11は穂木誘導装置121bの各対の案
内片122a,122bによりクランプ位置まで誘導さ
れているので、これの穂木クランププレート装置46の
各クランププレートのクランプ部37a,37bにて、
これから外れることなくクランプされる。
【0097】またこのとき、図31の(a),(b)に
示すように、穂木クランププレート装置46のクランプ
動作を途中で止めて、穂木苗11をゆるくクランプし、
この状態で切断装置25の切断刃65を少し下げて穂木
苗11を少し長く切断し、ついで図32(a),(b)
に示すように、クランプ動作を完了し上記長く切断され
た穂木苗11をあらためてクランプし、切断刃65をク
ランププレートの下面に沿う位置まで上昇させて再度切
断する。
【0098】このように2段誘導により切断することに
より、図30(b)に示すように穂木苗11が植木鉢の
中心よりずれて育った場合にこれを傷めずに切断するこ
とができる。またこの方法によれば、1段目の切断で
は、まだしっかりクランプされていないので、各穂木苗
11は図32(a),(b)に示すように、重力によっ
て葉の部分がクランププレートに引っかかるまで落下
し、この状態でしっかりクランプされて2段目の切断を
行なわれることにより、葉の部分からの長さが一定とな
った穂木が得られる。
【0099】上記2段誘導によりクランプされた一列の
穂木苗11の切断は2回行なわれるが、切断刃65が両
刃になっているので、切断刃65の往復動作でもって両
切断をすることができる。なお、片刃を使用する場合は
切断装置を2回走行させればよい。
【0100】穂木苗11が上記作動にて切断されたら穂
木クランプ装置24の穂木クランププレート装置46が
上記クランプ装置41にてクランプ状態を維持したま
ま、図7に示すように台木ライン1側へ移動装置58の
作動にて平行移動して、切断状態にある台木苗10をク
ランプしている台木クランププレート装置26の直上に
位置決め停止される。
【0101】このとき、穂木クランププレート装置46
は、上動状態にある台木切断装置23の下側を移動して
これと干渉することがない。また同様に接着不良苗除去
装置112も上動していることにより、これが穂木クラ
ンププレート装置46と干渉しない。
【0102】ついで穂木クランプ装置24の昇降装置5
7が作動して穂木クランププレート装置46が下降し
て、この穂木クランププレート装置46にクランプされ
た穂木苗11の切断面が台木クランププレート装置26
にクランプされた台木苗10の切断面が当接される。
【0103】上記穂木クランプ装置24の平行移動及び
下降作動は、それぞれの移動装置58及び昇降装置57
に付属する位置決め手段(特に図示せず)にて行なわれ
る。そしてこのとき、図15に示すように、穂木クラン
プ装置24のクランプ装置41が台木クランプ装置30
とが係合位置決めされる。
【0104】この状態で、台木クランプ装置22のクラ
ンプ装置30の一対の第1(上側)クランプ片38a,
38bをアンクランプしてから台木クランププレート装
置26の第1(上側)クランププレート装置27の一対
のクランププレート31a,31bをアンクランプする
と共に、この第1クランププレート装置27を台木ライ
ン1の側方へ退避させる。
【0105】これと同時に、穂木クランプ装置24のク
ランプ装置41の第2(下側)クランプ片をアンクラン
プしてから穂木クランププレート装置46の第2(下
側)クランププレート装置48の一対のクランププレー
ト50a,50bをアンクランプすると共に、これを上
記台木側の場合と同様に台木ライン1の側方へ待避させ
る。
【0106】これにより、切断端面を当接した台木苗1
0と穂木苗11は台木クランププレート装置26の第2
(下側)クランププレート装置28のクランププレート
32a,32bと、穂木クランププレート装置48の第
1(上側)クランププレート装置47のクランププレー
ト49a,49bにてクランプされることになり、両苗
10,11の当接部にはクランププレートの2枚分にわ
たる隙間S(図23)が生じることになる。
【0107】上記作動において、台木苗10と穂木苗1
1の切断端面には樹液bがしみ出ており、上記両苗の切
断端面の当接により、この樹液bが当接部の周囲にあふ
れ出て付着されている。
【0108】この状態で、この部分に接着剤塗布装置1
8にて接着剤を塗布すると、この樹液が硬化剤の作用を
して接着剤が不必要なところで硬化してしまい、当接部
周囲での良好な接着ができなくなる。
【0109】このことから、上記両苗の当接状態で、図
33に示すように、まず接着剤塗布装置18の硬化剤噴
霧ノズル85を両苗の当接部に対向させ、このノズル8
5よりエアaを噴出して上記樹液bを吹きとばし除去す
る。
【0110】ついで、この硬化剤噴霧ノズル85を上昇
させてから図23に示すように、接着剤塗布装置18の
ノズル枠部材131を両苗の当接部に対向させ、ついで
これを両苗の当接部に近づけて接着剤cを吐出して当接
部に団子状に塗布する。
【0111】このときの接着剤はノズル76の先端に介
在させた網目部材88を透過して両苗10,11の当接
部に供給される。そして、ノズル76が退避してこれに
わずかに遅れて図34に示す状態にして、今度は硬化剤
噴霧ノズル85よりエアと共に硬化剤dを噴霧して上記
接着剤を硬化を促進する。団子状に塗布されていた接着
剤は、上記エアと共に吹きつけられた硬化剤により接目
部の周面に薄く押し広げられながら硬化される。最後に
エアをアフターブローする。これにより硬化剤噴出口に
残留した硬化剤が吐き出され、次回のときの硬化剤が一
定量にて保たれるよう配管内の残量が調整されると共
に、次の樹液の吹きとばし工程用のエア噴出に備える。
【0112】上記網目部材88には接着剤が付着するの
で、1回あるいは複数回の接着剤の吐出の都度、少しず
つ巻き取って、常に新しい部分がノズル先端に位置する
ようにしておく。これにより接着剤ノズル76の接着剤
硬化による目詰まりを防止できる。
【0113】接着剤の塗布及び、これの硬化後、台木側
と穂木側の両クランププレート装置26,48の残りの
クランププレート装置28,47をアンクランプして台
木ライン1の側方へ退避させる。このとき、1列の苗木
のうちに、接着不良があると、アンクランプするクラン
ププレート側に穂木苗11が倒れて寄りかかった状態と
なる。このままクランププレートを台木ライン1の側方
へ引き抜くと、この倒れた苗木をクランプ部で引っかけ
て一緒に引きづり込んでしまい、これにより折角良好に
接木された他の苗を倒してしまうが、これは、接着不良
苗除去装置112にて防止される。
【0114】すなわち、図35に示すように、接着終了
後のアンクランプ作動時に、接着不良苗除去装置112
のブラシ115がアンクランプ状態のクランププレート
の間に下降され、このブラシ115を回転させた状態で
両クランプ装置22,24の上側及び下側のクランププ
レート装置28,47を引き抜く。
【0115】これにより、プレート間に残っていた接着
不良や台木の不在等により生じた接木不良苗はブラシ1
15によってかき出され、台木ライン1の側方部へ落下
排出される。このとき、ブラシ115よりエアを吹き出
すようにしてもよい。なおこの実施の形態では、接着不
良苗除去装置112はフレームに固着した例を示した
が、これを上記台木切断装置23のように、これと干渉
しないようにして横方向に移動するようにしてもよい。
【0116】接着剤塗布装置18において、ノズル枠部
材131のノズル片134からの接着剤の吐出毎に、網
目部材88は、網目部材巻き取り装置139のモータ1
40にて一定量巻き取られるが、その際に、網目部材繰
り出し装置138側のエンコーダ142にて繰り出し量
がカウントされ、エンコーダ142が一定量カウントし
たらその信号にてモータ140が止められるようになっ
ている。
【0117】モータ140側も、これが一定時間以上運
転してもエンコーダ142から信号が送られてこない場
合、例えば、網目部材88が切れたり、網目部材88が
なくなった場合には、停止してそのことを知らせるよう
になっている。エンコーダ142は繰り出し総量をカウ
ントし、網目部材88の残量制御することができるよう
になっている。
【0118】上記網目部材88は、これに水分が含んで
いると、この網目部材88を介して接着剤が苗木の接合
部に塗布する際に、接着剤が硬化しやすくなるので、網
目部材88が吸湿しないように、ボビン141に巻いて
あるうちに防湿剤を噴霧しておく。
【0119】上記のように、ノズル片134の先端は、
繰り返し網目部材88にてこすられることにより、接着
剤付着防止用にコーティング処理されていた先端表面の
この皮膜がはげてしまい、接着剤の剥離性が悪くなって
くる。このため上記網目部材88が切れてしまうなどの
問題が生じる。
【0120】そこで、ノズル片134は、定期的に交換
される。このノズル片134は、ノズル枠部材131に
対して係脱自在に上側から嵌合されているので、各ノズ
ル片134は個々に交換する。
【0121】このとき、このノズル片134に接続され
たノズルチューブ137もノズルチューブ案内片135
に設けた溝136に嵌合されているので、ノズル片13
4と共にノズル枠部材131から容易に離脱でき、この
ノズル枠部材131から離脱した状態でノズル片134
とノズルチューブ137の接離を行う。上記ノズル片1
34の交換のほかに、これの洗浄作業も上記と同様にノ
ズル枠部材131より離脱して行う。
【0122】次に、上記した構成の接木装置を用いると
共に、台木ライン1におけるコンベヤ装置6bを第2送
りモードで作動させた断根接木方法について図16、図
36、図37、図38を参照して説明する。台木苗トレ
イ8が接木装置3へ搬送され、これの台木作成装置19
の台木クランプ装置22にてクランプされた状態での切
断作用時に、台木切断装置23の上側の第1切断刃10
4による接目切断と同時に、下側の第2切断刃105に
て台木苗10の根部を切断する(図36)。
【0123】この切断作用時において、台木切断装置2
3は第2切断刃105を横方向へ回動した状態で昇降さ
れ、下動した状態で、この第2切断刃105を台木クラ
ンプ装置22の下側に位置するように回動し、この状態
で台木切断装置23を移動する。
【0124】かくすることにより、台木クランプ装置に
てクランプされた横方向一列の台木苗10の根側が切離
される。次いで、台木切断装置23を、これの第2切断
刃105を横方向に回動してから上方へ待避させる。そ
の後、上記通常の根付き接木作用と同様に、台木クラン
プ装置22にてクランプされた台木苗10上に穂木苗1
1を移動し、接着装置18にて接着する。
【0125】上記接木が終了した状態で、台木ライン1
のコンベヤ装置6bを、移送方向上流側(あるいは下流
側)へ少し(数mm)走行させてやり、台木苗10の根
側の切断面を走行方向に少しずらせる(図37)。
【0126】ついで、台木ライン1のコンベヤ装置6b
を昇降装置111にて上昇させる。これにより、台木苗
10の根側の切断部が台木トレイ8の台木苗10の根部
からずれた位置に断根状態で挿し木される(図38)。
【0127】この状態で両クランププレート装置26,
46をアンクランプすると共に、台木ライン1のコンベ
ヤ装置6bを通常の位置まで下降し、ついでこれを、次
の台木苗が所定の位置にくるまで走行させる。このとき
の走行長さは、台木苗10の植込みピッチに対して、上
記挿し木時にずらせた長さを加減した長さにし、次の列
の台木苗10が台木クランプ装置22の真下にくるよう
にする。
【0128】この断根接木方法において、図36におい
て鎖線で示したように、第2切断刃105を傾斜してお
くことにより、断根端が傾斜されて切断でき、これによ
り挿し木を良好に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の概略的な全体構成図である。
【図2】苗木トレイと受けトレイを示す斜視図である。
【図3】予備切断装置の概略的な構成斜視図である。
【図4】予備切断装置の要部の構成及び作用を示す説明
図である。
【図5】接木装置の平面図である。
【図6】接木装置の正面図である。
【図7】接木装置の正面図である。
【図8】台木クランプ装置の台木クランプ作動部を示す
正面図である。
【図9】台木クランプ装置の台木クランプ作動部を示す
平面図である。
【図10】図8のA矢視図である。
【図11】クランププレートを示す斜視図である。
【図12】台木クランプ装置のクランプ状態を示す斜視
図である。
【図13】穂木クランプ装置を示す斜視図である。
【図14】穂木クランプ装置のクランプ状態を示す斜視
図である。
【図15】台木クランプ装置と穂木クランプ装置のそれ
ぞれのクランプ装置の対向関係を示す断面図である。
【図16】台木切断装置と接着不良苗除去装置を示す斜
視図である。
【図17】台木切断装置の回転装置を示す断面図であ
る。
【図18】台木切断装置の作用状態を示す説明図であ
る。
【図19】台木ラインにおけるコンベヤ装置を示す説明
図である。
【図20】穂木切断装置を示す斜視図である。
【図21】穂木誘導装置を示す斜視図である。
【図22】接着剤塗布装置の実施例を示す斜視図であ
る。
【図23】接着剤塗布装置の実施例を示す断面図であ
る。
【図24】接着剤塗布装置の接着剤塗布ノズルの実施例
を示す平面図である。
【図25】(a)は図24のB−B線に沿う断面図、
(b)は図24のC−C線に沿う断面図、(c)は図2
4のD−D線に沿う断面図である。
【図26】接着剤塗布装置の網目部材の止め板の他例を
示す斜視図である。
【図27】接着剤塗布装置の網目部材の止め板の他例を
示す斜視図である。
【図28】硬化剤ノズルを示す断面図である。
【図29】トレイ位置決めを示す平面図である。
【図30】トレイ位置決めを示す断面図である。
【図31】(a)、(b)は穂木クランプ装置の1回目
のクランプ作動状態を示す説明図である。
【図32】(a)、(b)は穂木クランプ装置の2回目
のクランプ作動状態を示す説明図である。
【図33】エアー吹き付け状態を示す説明図である。
【図34】硬化剤の噴霧状態を示す説明図である。
【図35】接着不良苗除去装置の作用説明図である。
【図36】断根接木作動における断根状態を示す断面図
である。
【図37】断根接木作動におけるクランプ状態を示す断
面図である。
【図38】断根接木作動における挿し木状態を示す断面
図である。
【符号の説明】
1…台木ライン 2…穂木ライン 3…接木装置 4…予備切断装置 5…仮養生装置 6a,6b,7a,7b…コンベヤ装置 8…台木苗トレイ 9…穂木苗トレイ 10…台木苗 11…穂木苗 12,13…受けトレイ 14…切断具 15…掻き込み板 17…排出コンベヤ 18…接着剤塗布装置 19…台木作成装置 20…穂木作成装置 21…門型フレーム 22…台木クランプ装置 23…台木切断装置 24…穂木クランプ装置 25…穂木切断装置 26…台木クランププレート装置 27,28,47,48…クランププレート装置 29…往復動装置 30,41…クランプ装置 31a,31b,32a,32b,49a,49b,5
0a,50b…クランププレート 33a,33b,51a,51b…クランプ作動装置 42…フレーム 45…基台 46…穂木クランププレート装置 53…ガイドプレート 55a,55b,72,101…ロッドレスシリンダ 56…昇降基台 57…昇降装置 65…切断刃 70…可動フレーム 71…ガイドレール 76…接着剤ノズル装置 80…接着剤塗布バルブ 85…硬化剤噴霧ノズル 88…網目部材 103,114…昇降ロッド 104,105…第1,第2切断刃 106…回動装置 106a…シリンダ 107…ピストン 108…ラックギヤ 109…ピニオンギヤ 111…昇降装置 112…接着不良苗除去装置 115…ブラシ 116…回転装置 121a,12b…台木、穂木誘導装置 122a,122b…案内片 123…フレーム 124…ブラケット 131…ノズル枠部材 134…ノズル片 135…ノズルチューブ案内片 136a,136b…溝穴 137…ノズルチューブ 138…網目部材繰り出し装置 138…網目部材巻き取り装置 143,143a…止め板 144…押え部材 151…硬化剤噴出口 152…エア噴出口 153,154…チューブ 161…トレイ位置合わせ装置 162…固定ローラ 163…付勢ローラ 164…押込み板 165…センサ a…エアー b…樹液 c…接着剤 d…硬化剤。
フロントページの続き (72)発明者 山本 義実 神奈川県平塚市万田1200 株式会社小松製 作所内 (72)発明者 小島 康男 神奈川県平塚市万田1200 株式会社テク ノ・グラフテイング研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台木苗及び穂木苗を幅方向及び長さ方向
    に格子状に育苗した台木苗トレイと穂木苗トレイを、台
    木ラインと穂木ラインに載置して搬送し、各トレイ内の
    台木苗、穂木苗のそれぞれを、トレイの幅方向に挿入す
    るクランプ手段にて列状にクランプし、台木側のクラン
    プ手段の上面に沿って台木切断装置にて切断し、また穂
    木側のクランプ手段の下面に沿って穂木切断装置にて切
    断し、台木側のクランプ手段上に、切断した穂木苗をク
    ランプしたクランプ手段を移動して台木苗と穂木苗の切
    断面を当接し、固定して台木苗に穂木苗を接木する接木
    装置において、 台木ラインに、台木側のクランプ手段から搬送方向上流
    側に、トレイ内の幅方向の各列の台木苗を、台木側のク
    ランプ手段の各クランプ部へ誘導する台木誘導装置を設
    けたことを特徴とする接木装置。
  2. 【請求項2】 台木苗及び穂木苗を幅方向及び長さ方向
    に格子状に育苗した台木苗トレイと穂木苗トレイを、台
    木ラインと穂木ラインに載置して搬送し、各トレイ内の
    台木苗、穂木苗のそれぞれを、トレイの幅方向に挿入す
    るクランプ手段にて列状にクランプし、台木側のクラン
    プ手段の上面に沿って台木切断装置にて切断し、また穂
    木側のクランプ手段の下面に沿って穂木切断装置にて切
    断し、台木側のクランプ手段上に、切断した穂木苗をク
    ランプしたクランプ手段を移動して台木苗と穂木苗の切
    断面を当接し、固定して台木苗に穂木苗を接木する接木
    装置において、 穂木ラインに、穂木側のクランプ手段から搬送方向上流
    側に、トレイ内の幅方向の各列の穂木苗を、穂木側のク
    ランプ手段の各クランプ部へ誘導する穂木誘導装置を設
    けたことを特徴とする接木装置。
  3. 【請求項3】 台木苗及び穂木苗を幅方向及び長さ方向
    に格子状に育苗した台木苗トレイと穂木苗トレイを、台
    木ラインと穂木ラインに載置して搬送し、各トレイ内の
    台木苗、穂木苗のそれぞれを、トレイの幅方向に挿入す
    るクランプ手段にて列状にクランプし、台木側のクラン
    プ手段の上面に沿って台木切断装置にて切断し、また穂
    木側のクランプ手段の下面に沿って穂木切断装置にて切
    断し、台木側のクランプ手段上に、切断した穂木苗をク
    ランプしたクランプ手段を移動して台木苗と穂木苗の切
    断面を当接し、固定して台木苗に穂木苗を接木する接木
    装置において、 台木切断装置に、台木側のクランプ手段の上面に沿って
    台木苗を切断する第1の切断刃のほかに、台木側のクラ
    ンプ手段の下側で台木苗を切断する第2の切断刃を、切
    断位置と非切断位置に位置変換可能にして設け、また台
    木ライン側のコンベヤ装置を上下動可能にすると共に、
    このコンベヤ装置の送り駆動を少なくとも2段階にした
    ことを特徴とする接木装置。
  4. 【請求項4】 台木苗及び穂木苗を幅方向及び長さ方向
    に格子状に育苗した台木苗トレイと穂木苗トレイを、台
    木ラインと穂木ラインに載置して搬送し、各トレイ内の
    台木苗、穂木苗のそれぞれを、トレイの幅方向に挿入す
    るクランプ手段にて列状にクランプし、台木側のクラン
    プ手段の上面に沿って台木切断装置にて切断し、また穂
    木側のクランプ手段の下面に沿って穂木切断装置にて切
    断し、台木側のクランプ手段上に、切断した穂木苗をク
    ランプしたクランプ手段を移動して台木苗と穂木苗の切
    断面を当接し、固定して台木苗に穂木苗を接木する接木
    装置において、 台木側のクランプ手段の挿入方向基端部上方に、台木側
    のクランプ手段と、この台木側のクランプ手段上に位置
    される穂木側のクランプ手段のそれぞれのアンクランプ
    状態のクランププレートの間に挿入可能にしたブラシ部
    材を有する接着不良苗除去装置を設けたことを特徴とす
    る接木装置。
  5. 【請求項5】 台木苗及び穂木苗を幅方向及び長さ方向
    に格子状に育苗した台木苗トレイと穂木苗トレイを、台
    木ラインと穂木ラインに載置して搬送し、各トレイ内の
    台木苗、穂木苗のそれぞれを、トレイの幅方向に挿入す
    るクランプ手段にて列状にクランプし、台木側のクラン
    プ手段の上面に沿って台木切断装置にて切断し、また穂
    木側のクランプ手段の下面に沿って穂木切断装置にて切
    断し、台木側のクランプ手段上に、切断した穂木苗をク
    ランプしたクランプ手段を移動して台木苗と穂木苗の切
    断面を当接し、この当接部に接着剤塗布装置より接着剤
    を塗布して台木苗に穂木苗を接木する接木装置におい
    て、 接着剤塗布装置を、トレイの幅方向に並んだ各苗木の接
    合部に対向するノズル片と、この各ノズル片に接離可能
    に接続するノズルチューブと、このノズル片とノズルチ
    ューブを支持するノズル枠部材と、上記各ノズル片の先
    端面に沿ってスライド可能にした網目部材とから構成
    し、かつ上記ノズル片とノズルチューブとをノズル枠部
    材の上面に設けた溝穴に係脱可能に取付けたことを特徴
    とする接木装置。
  6. 【請求項6】 台木苗及び穂木苗を幅方向及び長さ方向
    に格子状に育苗した台木苗トレイと穂木苗トレイを、台
    木ラインと穂木ラインに載置して搬送し、各トレイ内の
    台木苗、穂木苗のそれぞれを、トレイの幅方向に挿入す
    るクランプ手段にて列状にクランプし、台木側のクラン
    プ手段の上面に沿って台木切断装置にて切断し、また穂
    木側のクランプ手段の下面に沿って穂木切断装置にて切
    断し、台木側のクランプ手段上に、切断した穂木苗をク
    ランプしたクランプ手段を移動して台木苗と穂木苗の切
    断面を当接し、この当接部に接着剤塗布装置より接着剤
    を塗布して台木苗に穂木苗を接木する接木方法におい
    て、 台木苗と穂木苗の当接部に接着剤を塗布する前に、この
    接合部にエアを吹き付けて、この部分に付着している樹
    液を吹きとばし除去してから接着剤を塗布するようにし
    たことを特徴とする接木方法。
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