JPH0915575A - 可変焦点レンズ素子および光導波路 - Google Patents
可変焦点レンズ素子および光導波路Info
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- JPH0915575A JPH0915575A JP7162318A JP16231895A JPH0915575A JP H0915575 A JPH0915575 A JP H0915575A JP 7162318 A JP7162318 A JP 7162318A JP 16231895 A JP16231895 A JP 16231895A JP H0915575 A JPH0915575 A JP H0915575A
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Abstract
い利用効率を得る。 【構成】 透明電極9,12を有する一対の基板部材
3,4間に液晶層2が介在され、基板部材4の液晶層2
とは反対側には集光レンズ5が配置される。透明電極
9,12は電源装置7に接続される。液晶層2に電界を
印加しない状態で、集光レンズ5から入射した光が集光
する集光点近傍であって、集光光の照射領域にほぼ等し
い大きさの遮光層10が配置される。液晶層2に電界を
印加しないときには、入射光は集光されて遮光層10に
よって吸収され、暗い(黒)状態となる。電界を印加し
たときには、液晶の屈折率が変化して集光点が移動し、
入射光は遮光層10以外の部分から出射し、明るい
(白)状態となる。
Description
オフ比(以下、「コントラスト比」と称する)を有し、
オン状態での光信号の損失が充分に小さく、かつ安価な
光スイッチ、光論理演算素子、および表示装置に用いら
れるライトバルブなどに好適に実施される可変焦点レン
ズ素子および光導波路に関する。
び伝達情報量の多さから、情報化社会において重要な役
割を担っている。このような光通信における信号伝達路
としては、光損失の少ない光ファイバが用いられる。光
信号伝達経路の主幹線経路において、信号の変換処理器
には、高速性、高コントラスト比および信号の減衰が少
ないことが要求される。このため、主幹線経路における
信号処理器には、位相を変化させる、伝送モードを変換
する、または導波光の進行方向を変化させるなどの方法
が用いられている。
して、個人用携帯情報端末装置の普及もめざましく、こ
のような携帯情報端末装置の表示装置としては、軽量、
薄型、および低消費電力などの特徴を有する液晶表示装
置(以下、「LCD」(Liquid Crystal Device)と称す
る)が有力な地位にある。また、LCDは携帯情報端末
装置のみならず、光論理演算装置の演算素子、直視型も
しくは投写型のライトバルブなどの空間光変調装置とし
ても利用されており、その利用範囲は非常に多岐にわた
る。このように、多様化したLCDの光変調方法として
は、液晶分子の持つ複屈折性を利用したものが主流であ
る。たとえば、 (1)干渉方式 (例)ECB(Electrically Controlled Birefringenc
e)モード SSF−LC(Surface Stabilized Ferro-electric Li
quid Crystal)モード (2)旋光方式 (例)TN(Twisted Nematic)モード (3)光散乱方式 (例)高分子分散型液晶(PDLC)モード ネマティック−コレステリック相転移型(PCM)モー
ド (4)光吸収方式 (例)ネマティック−コレステリック相転移型ゲスト−
ホスト方式(PCGH) 2層型ゲスト−ホスト方式(DGH) が挙げられる。これらの方式が、現在、携帯情報端末装
置、液晶テレビジョン受像機、投写型液晶表示装置およ
び光演算素子などの空間光変調装置として用いられてい
る方式の主だったものである。
した光スイッチが、「光学第20巻第4号(1991,
4),ハイブリッド配向液晶電気光学マイクロレンズに
おける光学特性および分子配向,増田伸、能勢敏明、佐
藤進」、および「JJAP Vol.30 No.12B (1991),Optical
Properties of a Liquid Crystal Microlens witha Sy
mmetric Electrode Structure,能勢敏明、増田伸、佐
藤進」などに記載されている。これらの文献では、電界
などの印加によって液晶分子の配向状態を変化させ、こ
のときの屈折率分布をレンズ状とすることによって、電
界によってレンズ特性が変化する可変焦点レンズを実現
している。
ある可変焦点レンズ(以下、「VFL」(Valuable Foc
al Length)と称する)素子101の構成を示す断面図で
ある。VFL素子101は、液晶素子105と、電源装
置106とを含んで構成され、前記液晶素子105は、
液晶層102と、前記液晶層102を間に介在する一対
の基板部材103,104とを含んで構成される。前記
一対の基板部材103,104は、透光性基板107,
109と、当該透光性基板107,109の液晶層側表
面に形成される透明電極108,110とを含んでそれ
ぞれ構成される。
された電極108a,108bから成り、透明電極11
0は、所定のパターンに形成された電極110a,11
0bから成る。電極108a,108b,110a,1
10bに、電源装置106が接続され、電極108a,
108b間および電極110a,110b間に電界が印
加される。すなわち、電界は基板部材103,104の
表面に対して略平行方向に印加され、電気力線は符号1
11で示されるようになる。
1の動作原理について説明する。図37は、印加電圧V
に対応した液晶分子102aの状態を示す図であり、図
38は、出射光の強度を示す図である。また、図39
は、VFL素子101を通過した光の光路を示す図であ
る。
8a,110a;108b,110b間の印加電圧V=
0のときでは、一方基板部材側の液晶分子102aが基
板部材表面に対して垂直に配向し、他方基板部材側の液
晶分子102aが基板部材表面に対して平行に配向し、
基板部材間での液晶分子102aの配向状態は垂直から
平行に連続的に変化している。なお、液晶分子102a
をこのように配向させるための配向膜が、前記電極10
8a,108b;110a,110bを覆ってそれぞれ
形成される。
8a,110a;108b,110b間の印加電圧V=
Vlow(Vlow:液晶の配向状態が変化し始める閾
値電圧よりも小さい電圧)のときも前記印加電圧V=0
とほぼ同様である。このような状態において、VFL素
子101は凹レンズとして機能する。
8a,110a;108b,110b間の印加電圧V=
Vhigh(Vhigh:前記閾値電圧以上の電圧)の
ときでは、隣接する電極間のほぼ中央の液晶分子102
aは垂直に配向し、電極に近づいてゆくにつれて、垂直
に配向させる液晶配向膜を形成した側の液晶分子102
aは傾斜して配向し、平行に配向させる液晶配向膜を形
成した側の液晶分子102aは垂直に配向する。液晶分
子102aは基板部材間で連続的に配向している。この
ような状態において、VFL素子101は凸レンズとし
て機能する。
7(B)に対応する光の光路を示しており、基板部材1
04側から入射し、液晶素子105を通過した光の集光
点Sは、たとえば基板部材103の液晶層102とは反
対側の表面から長さT1に選ばれる。このとき、VFL
素子101の出射光の強度は、図38(A)に示される
ように非常に弱い。
光の光路を示しており、基板部材104側から入射し、
液晶素子105を通過した光の集光点Sは、たとえば基
板部材103の液晶層102とは反対側の表面から長さ
T2(>T1)に選ばれる。このとき、VFL素子10
1の出射光の強度は図38(C)に示されるように強く
なる。
タ121の構成を示す断面図である。液晶光シャッタ1
21は、基板部材122,123、媒体124、液晶層
125、偏光板126および面光源127を含んで構成
される。基板部材122,123は、透明電極128,
130がガラス基板127,129上に設けられて構成
される。基板部材122,123の間に、ガラス製の断
面のこぎり状の媒体124と液晶層125とが挟持され
る。媒体124の凸部124aが当接する付近および凹
所124b付近には、遮光層132がそれぞれ設けられ
る。基板部材122の媒体124および液晶層125と
は反対側には、偏光板126が、基板部材123の媒体
124および液晶層125とは反対側には、面光源12
7がそれぞれ配置される。また、透明電極128,13
0には、電源装置131が接続される。
れていない状態では、液晶分子125aは、基板部材1
23側で当該基板部材123の表面にほぼ平行に、媒体
124側で当該媒体124の表面にほぼ平行になり、液
晶層125が媒体124とほぼ同一の屈折率となる。こ
れによって、入射光は透過して出射する。一方、透明電
極128,130間に電界が印加された状態では、液晶
分子125bは、基板部材123の表面にほぼ垂直とな
り、液晶層125は媒体124とは異なる屈折率とな
る。これによって、入射光は媒体124の表面で反射
し、媒体124の凹所124bに集光され、遮光層13
2によって吸収されて遮断される。このような液晶光シ
ャッタ121の例は、たとえば特開平6−258672
号公報に開示されている。
を光スイッチとして、さらには空間光変調装置として実
用化するためには、前記集光点Sを液晶素子105内に
設定する必要がある。実際に、透光性基板107,10
9の厚みは、たとえば1.1mm程度に選ばれ、液晶層
102の厚みは、たとえば数μm程度に選ばれる。透光
性基板107,109の厚みに比べて、液晶層102の
厚みはほとんど無視でき、屈折率の差が小さい2mm程
度の長さの間で入射光を集光させることは困難である。
液晶層102そのものを電界などのエネルギの印加によ
ってレンズ化するので、屈折率の条件の選択範囲が液晶
の有する屈折率の範囲に限られ、前記長さT1,T2の
選択幅が狭い。たとえば、長さT1,T2は8mm〜2
0mmの範囲に選ばれる。
して実用化するには、光出射側の基板部材103から数
mm離れた位置に遮光層が必要となるけれども、高い位
置精度で液晶素子105の外部に遮光層を設けることは
困難である。
に対して平行な方向に電界を印加する方式は、同じ透光
性基板上の2本の電極108a,108b;110a,
110bが、1単位のたとえば画素を構成する。このよ
うな構成でドットマトリクス状の表示装置を実現するこ
とは比較的困難である。
を使用しており、光信号の高いコントラスト比が得られ
るけれども、入射光が自然光に近い場合や入射偏光が解
消しやすい場合には、光の利用効率が半分以下となる。
この結果、光論理演算を行う場合では、演算内容が複雑
化するほど光信号の利用効率が減少し、光増幅器などの
手段が必要となる。さらに演算の途中で当然起こりうる
ノイズの影響によって、SN(Signal-to-Noise)比が
減少する。
反射型LCDなどの表示装置においては、近年、高精細
および高輝度が必要とされているけれども、液晶光シャ
ッタ121では利用できる光は原理的に光源光の半分
に、実際には光の損失によって半分以下になることか
ら、コントラスト比が低く、暗い表示しか実現すること
ができない。
ャッタ121を用いた光スイッチでは、位相変化、伝送
モード変換、または導波光の進行方向変化などの方法に
よって、駆動電圧の低減および伝送信号帯域の拡大など
がなされているものの、依然として、厳密な光学的設計
が必要であり、結晶性の高い材料を用いることから、素
子そのものがかなり高価となり、信号伝送路の端末装置
(たとえば家庭用の通信機器および処理装置など)に使
用する信号処理用の光スイッチとしては、価格面から実
用的ではない。
どに利用するにあたっては、LSI(Large Scale Inte
grated Circuit)技術を応用することなどによって、各
素子の微細化および集積化が可能となっているけれど
も、充分な光学変調を生ずるためには、ある程度の光路
長を必要とし、かつLSI技術を用いて各素子を基板平
面上に集積する必要がある。このため、基板表面として
2次元的に大きな面積が必要となり、ドットマトリクス
状の表示装置に応用することは困難である。
する光出力が得られ、かつ光信号の利用効率が高い可変
焦点レンズ素子および光導波路を提供することである。
られるエネルギによって屈折率が変化する透光性物質か
ら成る可変屈折率層と、前記可変屈折率層を間に介在
し、前記エネルギを可変屈折率層に印加する透光性を有
する一対のエネルギ印加手段と、前記一対のエネルギ印
加手段にエネルギを供給するエネルギ供給手段と、前記
一対のエネルギ印加手段のうちのいずれか一方エネルギ
印加手段の外側に配置される集光レンズとを含むことを
特徴とする可変焦点レンズ素子である。また本発明は、
前記可変屈折率層にエネルギが印加されていないときに
集光レンズを通過した光が集光される集光点近傍に配置
され、集光光の照射領域にほぼ等しい大きさの遮光部材
を含むことを特徴とする。また本発明は、前記可変屈折
率層にエネルギが印加されていないときに集光レンズを
通過した光が集光される集光点近傍に配置され、集光光
の照射領域にほぼ等しい大きさの透孔を有する遮光部材
を含むことを特徴とする。また本発明の前記一対のエネ
ルギ印加手段は、絶縁性を有する透光性基板上に形成さ
れる透明電極をそれぞれ含み、前記集光レンズおよび遮
光部材は、各エネルギ印加手段の透明電極の対向する部
分に対してそれぞれ個別的に設けられることを特徴とす
る。また本発明は、前記可変屈折率層にエネルギが印加
されていないときに集光レンズを通過した光が、集光レ
ンズが設けられた側の一方エネルギ印加手段とは反対の
他方エネルギ印加手段の可変屈折率層側表面に集光する
ことを特徴とする。また本発明は、外部から与えられる
エネルギに依らず屈折率ngが一定である透光性物質か
ら成り、予め定める形状を有する不変屈折率層と、外部
から与えられるエネルギによって屈折率ncが変化し、
エネルギが印加されていないときに光学的に等方性を示
す透光性物質から成る可変屈折率層と、前記不変屈折率
層および前記可変屈折率層を間に介在し、前記エネルギ
を前記可変屈折率層に印加する透光性を有する一対のエ
ネルギ印加手段と、前記一対のエネルギ印加手段にエネ
ルギを供給するエネルギ供給手段とを含むことを特徴と
する光導波路である。また本発明の前記屈折率ng,n
cは、 (屈折率ncの最小値)≦ng≦(屈折率ncの最大値) …(1) の関係を満たすことを特徴とする。また本発明は、可変
屈折率層にエネルギが印加されていないときに、一方エ
ネルギ印加手段側から入射した光が集光される集光点
が、他方エネルギ印加手段側に直線状に集合して設定さ
れ、前記一対のエネルギ印加手段は、絶縁性を有する平
板状の透光性基板をそれぞれ含み、前記不変屈折率層
は、三角柱状の凹所を有し、当該凹所は、三角柱の2つ
の側面が接する辺を通り、三角柱の伸びる方向に直交す
る方向であって、前記透光性基板の表面に垂直な切断面
における断面形状が二等辺三角形に選ばれ、三角柱の前
記2つの側面が接する辺と、前記集光点が集合した直線
とが一致するようにして配置され、前記可変屈折率層
は、不変屈折率層の凹所に前記透光性物質を配置して形
成され、光が入射する一方エネルギ印加手段側の前記二
等辺三角形の底辺の長さL、当該底辺に垂直な二等辺三
角形の高さd、前記底辺に対向する頂点の成す角2θ
g、前記一対のエネルギ印加手段間の間隔D、および前
記屈折率ng,ncは、 D≧d …(2) 90°−arcsin(ng/nc)=arctan(L/2d)=θg …(3) の関係を満たすことを特徴とする。また本発明は、可変
屈折率層にエネルギが印加されていないときに、一方エ
ネルギ印加手段側から入射した光が集光される集光点
が、他方エネルギ印加手段側に設定され、前記一対のエ
ネルギ印加手段は、絶縁性を有する平板状の透光性基板
をそれぞれ含み、前記不変屈折率層は、円錐状の凹所を
有し、当該凹所は、円錐の頂点を通り、前記透光性基板
の表面に垂直な任意の切断面における断面形状が二等辺
三角形に選ばれ、円錐の頂点と、前記集光点とが一致す
るようにして配置され、前記可変屈折率層は、不変屈折
率層の凹所に前記透光性物質を配置して形成され、光が
入射する一方エネルギ印加手段側の前記二等辺三角形の
底辺の長さL、当該底辺に垂直な二等辺三角形の高さ
d、前記底辺に対向する頂点の成す角2θg、前記一対
のエネルギ印加手段間の間隔D、および前記屈折率n
g,ncは、 D≧d …(2) 90°−arcsin(ng/nc)=arctan(L/2d)=θg …(3) の関係を満たすことを特徴とする。また本発明は、前記
可変屈折率層にエネルギが印加されていないときに、一
方エネルギ印加手段側から入射した光が集光される集光
点近傍に配置され、集光光の照射領域にほぼ等しい大き
さの遮光部材を含むことを特徴とする。また本発明は、
前記可変屈折率層にエネルギが印加されていないとき
に、一方エネルギ印加手段側から入射した光が集光され
る集光点近傍に配置され、集光光の照射領域にほぼ等し
い大きさの透孔を有する遮光部材を含むことを特徴とす
る。また本発明の前記一対のエネルギ印加手段は、前記
透光性基板上に形成される透明電極をそれぞれ含み、前
記不変屈折率層の凹所および遮光部材は、各エネルギ印
加手段の透明電極の対向する部分に対してそれぞれ複数
個設けられることを特徴とする。また本発明の前記一対
のエネルギ印加手段は、前記透光性基板上に形成される
透明電極をそれぞれ含み、前記不変屈折率層の凹所およ
び遮光部材は、各エネルギ印加手段の透明電極の対向す
る部分に対してそれぞれ複数個設けられることを特徴と
する。また本発明は、前記一方エネルギ印加手段の不変
屈折率層および可変屈折率層とは反対側に配置される光
源と、前記他方エネルギ印加手段の不変屈折率層および
可変屈折率層とは反対側に配置される集光レンズとを含
むことを特徴とする。
によって屈折率が変化する透光性物質から成る可変屈折
率層を間に介在する前記一対のエネルギ印加手段のうち
のいずれか一方エネルギ印加手段の外側に配置される集
光レンズからの入射光は、可変屈折率層の屈折率によっ
て集光されて、あるいは集光されずに当該可変屈折率層
を通過して出射する。可変屈折率層の屈折率は、透光性
を有する前記一対のエネルギ印加手段にエネルギ供給手
段からエネルギを供給/遮断し、可変屈折率層にエネル
ギを印加する/印加しないことによって変化する。集光
されて出射する光は、光の照射面積は狭いけれどもその
強度が強い。一方、集光されずに出射する光は、光の照
射面積は広いけれどもその強度が弱い。集光レンズを設
けることによって、集光レンズを通過した光が集光され
る集光点を、可変屈折率層内に設定することができ、可
変焦点レンズ素子として有効に用いることができる。
ルギが印加されていないときに集光レンズを通過した光
が集光される集光点近傍に、集光光の照射領域にほぼ等
しい大きさの遮光部材が配置される。たとえば、可変屈
折率層にエネルギを印加しないときには、入射光が集光
されて前記遮光部材によって吸収される。このため、入
射光が出射しない暗い(黒)状態となる。一方、可変屈
折率層にエネルギを印加したときには、入射光が集光さ
れず、前記遮光部材以外の部分から光が出射する。この
ため、明るい(白)状態となる。したがって、エネルギ
を印加すことによる明るい(白)状態と、エネルギを印
加しないことによる暗い(黒)状態とでスイッチングを
行うことができる。
ルギが印加されていないときに集光レンズを通過した光
が集光される集光点近傍に、集光光の照射領域にほぼ等
しい大きさの透孔を有する遮光部材が配置される。可変
屈折率層にエネルギを印加しないときには、入射光が集
光されて前記遮光部材の透孔から出射する。このため、
明るい(白)状態となる。一方、可変屈折率層にエネル
ギを印加したときには、入射光が集光されず、前記透孔
以外の部分で光が吸収される。このため、暗い(黒)状
態となる。したがって、前述したのとは逆に、エネルギ
を印加することによる暗い(黒)状態と、エネルギを印
加しないことによる明るい(白)状態とでスイッチング
を行うことができる。
は、絶縁性を有する透光性基板上に形成される透明電極
を含んでそれぞれ構成され、各エネルギ印加手段の透明
電極が対向する部分に対して、集光レンズおよび遮光部
材がそれぞれ個別的に設けられる。したがって、各部分
が前述したような作用でスイッチングを行う、ドットマ
トリクス方式の可変焦点レンズ素子で実現される空間光
変調装置、たとえば液晶表示装置を実現することができ
る。
ルギが印加されていないときに集光レンズを通過した光
が、集光レンズが設けられた側の一方エネルギ印加手段
とは反対の他方エネルギ印加手段の可変屈折率層側表面
に集光するように、集光レンズの焦点距離および可変屈
折率層の材料などが選ばれる。このため、前記遮光部材
は他方エネルギ印加手段の可変屈折率層側表面に形成さ
れ、遮光部材を他方エネルギ印加手段の可変屈折率層と
は反対側に、他方エネルギ印加手段から離れて設ける場
合と比較して、高い位置精度で設けることができる。
エネルギに依らず屈折率ngが一定である透光性物質か
ら成り、予め定める形状を有する不変屈折率層と、外部
から与えられるエネルギによって屈折率ncが変化し、
エネルギが印加されていないときに光学的に等方性を示
す透光性物質から成る可変屈折率層とが、エネルギを前
記可変屈折率層に印加する透光性を有する一対のエネル
ギ印加手段の間に配置される。前記一対のエネルギ印加
手段には、エネルギ供給手段からエネルギが供給され
る。また好ましくは、前記屈折率ng,ncは(屈折率
ncの最小値)≦ng≦(屈折率ncの最大値)の関係
を満たすように選ばれる。
印加されていないときに、可変屈折率層の屈折率nc
と、不変屈折率層の屈折率ngとは、nc>ngとな
り、可変屈折率層を通過した光は不変屈折率層の表面で
反射し、不変屈折率層の所定の形状によって集光されて
出射する。エネルギが印加されたときには、屈折率n
c,ngは、nc≦ngとなり、入射光は可変屈折率層
から不変屈折率層に入射して当該不変屈折率層を伝搬
し、集光されずに出射する。集光されて出射する光は、
光の照射面積は狭いけれどもその強度が強い。一方、集
光されずに出射する光は、光の照射面積は広いけれども
その強度が弱い。可変屈折率層は、当該可変屈折率層に
エネルギが印加されていないときに光学的に等方性を示
し、たとえば液晶を用いて構成したときには、液晶分子
が不規則(フォーカルコニック組織状態)に配向する。
一方、エネルギを印加したときには、液晶分子がエネル
ギの印加方向に沿って、たとえばエネルギ印加手段の表
面に対して垂直に配向する。このような2状態の切換に
よってスイッチングを行うことによって、光の利用効率
が高く、光信号のコントラスト比が高くなる。
加されていないときに、一方エネルギ印加手段側から入
射した光が集光される集光点が、他方エネルギ印加手段
側に直線状に集合して設定される。一対のエネルギ印加
手段は、絶縁性を有する平板状の透光性基板をそれぞれ
含む。前記不変屈折率層は三角柱状の凹所を有し、当該
凹所は、三角柱の2つの側面が接する辺を通り、三角柱
の伸びる方向に直交する方向であって、前記透光性基板
の表面に垂直な切断面における断面形状が、二等辺三角
形であり、当該三角柱2つの側面が接する辺と、前記集
光点が集光した直線とが一致するようにして配置され
る。前記可変屈折率層は、不変屈折率層の凹所に前記透
光性物質を配置して形成される。光が入射する一方エネ
ルギ印加手段側の前記二等辺三角形の底辺の長さL、当
該底辺に垂直な二等辺三角形の高さd、前記底辺に対向
する頂点の成す角2θg、前記一対のエネルギ印加手段
間の間隔D、および前記屈折率ng,ncは、前記式
(1)〜式(3)の関係を満たす。したがって、nc>
ngのときの入射光は、前記不変屈折率層の三角柱状の
凹所に集光される。
ギ印加手段側に設定される。前記不変屈折率層が有する
凹所は円錐状であり、当該凹所は円錐の頂点を通り、前
記透光性基板の表面に垂直な任意の切断面における断面
形状が二等辺三角形であり、当該円錐の頂点と前記集光
点とが一致するようにして配置される。長さL、高さ
d、前記頂点の成す角2θg、間隔D、および前記屈折
率ng,ncは、前記式(1)〜式(3)の関係を満た
す。したがって、nc>ngのときの入射光は、前記不
変屈折率層の円錐状の凹所に集光される。
ち前記不変屈折率層の凹所付近に、集光光の照射領域に
ほぼ等しい大きさの遮光部材が配置される。エネルギが
印加されなかったときの集光された光は、前記遮光部材
によって吸収されるので、暗い(黒)状態となる。一
方、エネルギを印加したときの集光されなかった光は、
遮光部材以外のところから出射するので、明るい(白)
状態となる。したがって、エネルギを印加することによ
る明るい(白)状態と、エネルギを印加しないことによ
る暗い(黒)状態とでスイッチングを行うことができ
る。
ち前記不変屈折率層の凹所付近に、集光光の照射領域に
ほぼ等しい大きさの透孔を有する遮光部材が配置され
る。エネルギが印加されなかったときの集光された光
は、前記遮光部材の透孔によって吸収されずに出射する
ので、明るい(白)状態となる。一方、エネルギを印加
したときの集光されなかった光は、遮光部材によって吸
収されるので、暗い(黒)状態となる。したがって、エ
ネルギを印加することによる暗い(黒)状態と、エネル
ギを印加しないことによる明るい(白)状態とでスイッ
チングを行うことができる。
は、透光性基板上に形成される透明電極をそれぞれ含
み、各エネルギ印加手段の透明電極が対向する部分に、
不変屈折率層の凹所および遮光部材が、それぞれ複数個
設けられる。したがって、ドットマトリクス方式の光導
波路で実現される空間光変調装置、たとえば液晶表示装
置を実現することができる。
不変および可変屈折率層とは反対側に配置された光源か
らの光が入射し、不変屈折率層および可変屈折率層を通
過した光が他方エネルギ印加手段の不変および可変屈折
率層とは反対側に配置された集光レンズを通過して、出
射する。したがって、投写型の光導波路で実現される空
間光変調装置、たとえばライトバルブを実現することが
できる。
素子1aの構成を示す断面図である。VFL素子1a
は、液晶素子6と、エネルギ供給手段である電源装置7
とを含んで構成され、前記液晶素子6は、可変屈折率層
である液晶層2と、前記液晶層2を間に介在するエネル
ギ印加手段である一対の基板部材3,4と、前記一対の
基板部材3,4のうちの光入射側の基板部材4の液晶層
2とは反対側に配置される集光レンズ5とを含んで構成
される。前記一対の基板部材3,4のうちの光出射側の
一方基板部材3は、透光性基板8と、当該透光性基板8
の液晶層側表面に形成される透明電極9とを含んで構成
され、光入射側の他方基板部材4は、透光性基板11
と、当該透光性基板11の液晶層側表面に形成される透
明電極12とを含んで構成される。このようにVFL素
子1aは、可変屈折率層材料として液晶を、外部から供
給されるエネルギとして電界をそれぞれ使用するもので
ある。
部材3,4の表面に対して液晶分子の長軸方向がほぼ平
行で、かつ各液晶分子の長軸方向がほぼ同一方向となる
第1の規制状態と、基板部材3,4の表面に対して液晶
分子の長軸方向がほぼ垂直となる第2の規制状態とでス
イッチングを行う。第1の規制状態は、電界を印加しな
いときの後述する液晶配向膜の配向規制力によって得ら
れ、第2の規制状態は、電界を印加することによって得
られる。液晶分子は、常光屈折率と異常光屈折率とが互
いに異なるので、電界の印加によって液晶分子の配向状
態を変えることで、液晶層2の屈折率を変えることがで
き、可変屈折率層として充分に機能する。
うにして作成される。まず、透光性基板8,11の表面
に透明電極9,12がそれぞれ形成される。透光性基板
8,11としては、たとえば0.5mmの厚さのガラス
基板(コーニング社製、商品名7059)が用いられ
る。透明電極9,12としては、たとえばITO(イン
ジウム錫酸化物)が用いられ、当該ITOをスパッタリ
ング法によって0.1μm〜1.1μmの厚さに形成
し、フォトリソグラフィ法を用いて所定の形状にパター
ン形成する。
きにおいて、液晶分子の配向(初期配向)を規制するた
めに、図示しない液晶配向膜が形成される。液晶配向膜
は、ポリイミド膜などで実現され、たとえば日産化学社
製、商品名RN−1024を前記透明電極9,12を覆
って透光性基板8,11上に塗布し、180℃の温度で
焼成した後、ラビング法によって配向処理を施すことに
よって形成される。
3,4を、液晶配向膜表面が互いに対向するようにし
て、またラビング方向が平行かつ反対となるようにして
配置され、たとえば50μmの厚さのマイラフィルムを
スペーサとし、一対の基板部材3,4のうちのいずれか
一方の基板部材上にスクリーン印刷法などによって塗布
された接着剤を介して貼合わせられる。このとき、一部
分に接着剤を塗布しないことによって液晶注入口が形成
され、真空脱気を行うことによって液晶注入口から液晶
が注入されて液晶層2が形成される。液晶としては、た
とえばネマティック液晶が使用され、本実施例ではBD
H社製、商品名BL007(常光屈折率ne=1.53
0、異常光屈折率no=1.816)を用いた。
対側表面に集光レンズ5が配置される。集光レンズ5側
から液晶素子6に入射した光が、液晶層2に電界が印加
されないときにおいて、基板部材3の液晶層2側表面上
に集光するように、液晶層2の材料に応じた焦点距離を
有する集光レンズ5が選ばれる。たとえば、集光レンズ
5の焦点距離は、0.5mm〜2.5mm程度の範囲に
選ばれる。集光レンズ5は、光の利用効率の面から、V
FL素子1aに入射した光をより多く集光できるだけの
レンズ径を有することが好ましい。
である。集光レンズ5は、図2(A)に示されるよう
な、点状に、光の集光点が形成されるマイクロレンズを
複数個組み合わせたマイクロレンズアレイ5aで実現し
てもよい。また、図2(B)に示されるような、線状に
集光点が形成される、いわゆるレンチキュラーレンズで
実現してもよい。
光レンズ5の液晶素子6とは反対側には、図示しない偏
光素子が、その透過軸が液晶分子の初期配向方向に応じ
た方向となるようにして配置される。VFL素子1aに
入射する光は、前記偏光素子によって液晶分子の配向方
向(異常光方向)に偏光面を有する光となる。
は、前記透明電極9,12に電源装置7が接続され、電
源電圧が供給される。
理を説明するための図である。電源装置7と透明電極9
との間のスイッチ13を、図3(A)に示されるように
遮断した液晶層2に電界が印加されない状態では、集光
レンズ5側から入射した光は、光出射側の基板部材3の
液晶層2側表面上に集光点Sとして集光される。
チ13を接続した、液晶層2に電界を印加した状態で
は、液晶の屈折率が変化し、集光点Sの位置が変化す
る。たとえば図示されるように、前記基板部材3の液晶
層2とは反対側表面から液晶素子6の外方に向かって距
離T3の位置に設定されて、入射光14が集光される。
また、前記基板部材3の液晶層2側表面から液晶素子6
の内方に向かって距離T4の位置に集光点Sを設定し
て、入射光14を集光しても構わない。
光の照射面積は狭いけれども、照射強度が強い出射光
と、光の照射面積は広いけれども、照射強度が弱い光と
を得ることができる。
L素子1の構成を示す断面図である。VFL素子1は、
前記VFL素子1aとほぼ同様にして構成され、一方基
板部材3が、透明電極9上に形成される遮光層10を含
んで構成されることを特徴とする。遮光層10は、電界
が印加されない状態で、集光レンズ5側から入射した光
が集光される集光点近傍に、集光光の照射領域にほぼ等
しい大きさの所定の面積で配置される。
され、スパッタリング法などの公知の薄膜形成技術によ
って液晶配向膜の全表面にクロム薄膜が形成され、当該
クロム薄膜をフォトリソグラフィ法などによって所定の
形状にパターン形成して作成される。
ら入射した光の液晶層2内における広がり角θ、および
基板部材4の液晶層2側表面から、入射した光が集光さ
れる集光点までの距離Lsを用いて、 A=2Ls・tan(θ) …(4) で算出される。
明するための図である。電源装置7と透明電極9との間
のスイッチ13を、図5(A)に示されるように遮断し
た状態、すなわち液晶層2に電界が印加されていない状
態では、集光レンズ5側から入射した光が集光される集
光点Sの位置には遮光層10が配置されているので、入
射光14は遮光層10によって吸収される。このため入
射光14は出射せず、観察者には暗い(黒)状態と認識
される。
チ13を接続した状態、すなわち液晶層2に電界を印加
した状態では、液晶の屈折率が変化して、第1の実施例
で説明したように集光点Sの位置が変化する。入射光1
4の一部は前述したのと同様に遮光層10によって吸収
されるけれども、その他の入射光14は遮光層10が形
成されていない透光領域から出射する。したがって、観
察者には明るい(白)状態と認識される。
に電界が印加されていない状態で暗い(黒)状態とな
り、電界を印加した状態で明るい(白)状態となる、い
わゆるノーマリブラック方式のスイッチング素子であ
る。液晶層2によって光路変調された集光点Sの軌跡
は、前記集光レンズ5を透過した光の光軸と等しい直線
を描くので、遮光層10によって遮光される光量を連続
的に変化させることが可能である。
を示すグラフである。横軸は印加電圧を、縦軸は透過率
を示している。実線15は前記VFL素子1の特性を示
しており、たとえば電圧0Vをオフ電圧とし、電圧Vs
at1をオン電圧としてスイッチングを行うことが可能
である。
れたコントラスト比の高いスイッチング特性が、厳密な
光学的設計や結晶性の高い材料を用いずに実現すること
ができるので、従来技術と比較すると製造コストが安価
になる。また、遮光層10を設けるだけでスイッチング
が可能であることから、従来技術のように、2次元的に
広い面積が必要ではなく、素子の小型化が可能となる。
ラビング処理方向を平行に配置し、液晶の光学的異方性
を利用し、さらに光入射側に偏光素子を用いているの
で、理論上、光の利用効率は最大で50%である。実際
には、光損失によって50%以下となる。光の利用効率
を向上するためには、光学的に等方性な液晶を利用し、
比較的低い電圧で液晶の等方性を維持しつつ屈折率が変
化するようにすることが好ましい。たとえば、以下のよ
うにして光の利用効率を向上することができる。
高分子などの球晶性を示す材料を用い、電界が印加され
ていない状態での液晶の配向をランダム(不規則)にす
ることで、光学的に等方性とする。図6中の実線16で
表される特性は、液晶配向膜として球晶性を示す材料で
あるナイロン6,6を用いた場合を示している。ここ
で、液晶層2の屈折率は、電界が印加されていない状態
において、液晶分子がランダム配向し、光学的に等方性
となっているので、見かけ上の(2次元的な)屈折率n
aveは、 nave={(ne2+no2)/2}0.5 …(5) で表され、光の利用効率は増大する。ただし、屈折率の
変化量は減少する。前記液晶材料BL007の平均屈折
率naveは1.679である。図6に示されるよう
に、電圧0Vをオフ電圧とし、電圧Vsat2をオン電
圧としてスイッチングを行うことが可能である。
前述した液晶に限らず、見かけ上、光学的に等方性を示
し、かつ外部から与えられるエネルギによって屈折率が
変化するような材料であれば構わない。たとえば、Li
NbO3 などの光学的に異方性を有する結晶を用いるこ
とができる。
界に限るものではなく、可変屈折率層材料の屈折率を変
えられるエネルギであればよく、たとえば磁界などを用
いても構わない。
射光をほぼ完全に遮光することができる、すなわち吸収
する物質が好ましい。このため遮光層10は、クロム以
外に、感光性樹脂などを用いて形成してもよく、また入
射光を出射させないことのみを考慮した場合、アルミニ
ウムなどの金属を用いても構わない。
の位置を変化させることから、光学的距離が長い、すな
わち液晶層2の厚さが厚い方が好ましい。
ど光の利用効率が向上するけれども、充分なコントラス
ト比を得るためには、その面積は集光レンズ5を透過し
た集光光の照射面積以上であることが必要となる。この
ため、遮光層10の面積としては、集光レンズ5を透過
した集光光の照射面積程度に選ぶことが好ましく、前記
式(4)によって求められる値に選ぶことが好ましい。
ポット径が小さいこと、および入射光の波長帯域におい
て色収差などが生じにくいことが要求される。
L素子21の構成を示す断面図である。第3の実施例の
VFL素子21は、第2の実施例のVFL素子1の遮光
層10に代わって遮光層22を有することを特徴とす
る。遮光層22は、前記遮光層10と同様に、電界が印
加されていないときに、集光レンズ5側から入射した光
が集光される集光点近傍に配置されるとともに、集光光
の照射領域にほぼ等しい大きさの所定の面積の透孔22
aを有する。なお、前記実施例と同様の部材には同様の
参照符号を付して示す。
様にして形成される。ここで、遮光層22は、透明電極
9を覆って透光性基板8の表面全面にクロム薄膜を形成
し、当該クロム薄膜の所定の領域をフォトリソグラフィ
法などによってエッチングして透孔22aが形成されて
作成される。透孔22aの面積Aは、前記式(4)によ
って求められる。
説明するための図である。図8(A)に示されるように
スイッチ13を遮断した電界が印加されていない状態で
は、集光レンズ5側から入射した光が集光される集光点
Sの位置には透孔22aがあるので、入射光14は透孔
22aに入射し、当該透孔22aから出射する。したが
って、観察者には明るい(白)状態と認識される。
チ13を接続した電界を印加した状態では、集光点Sの
位置が、集光レンズ5に近接又は離反する方向に移動す
る。入射光14は集光点Sに集光され、その一部は透孔
22aから出射するけれども、他の入射光14は遮光層
22によって吸収される。したがって、観察者には暗い
(黒)状態と認識される。
は、電界が印加されていない状態で、明るい(白)状態
となる、いわゆるノーマリホワイト方式の素子である。
性を示すグラフである。横軸に印加電圧を、縦軸に透過
率をそれぞれ示している。実線23は、前記VFL素子
21の特性を示している。たとえば電圧0Vと電圧Vo
ff1とによってスイッチングを行うことが可能であ
る。
配向膜のラビング処理方向を平行に配置し、液晶の光学
的異方性を利用し、また光入射側に偏光素子を用いてい
るので、理論上、光の利用効率は最高で50%である。
実際には、光損失によって50%以下となる。VFL素
子21の光の利用効率を向上させるために、第2の実施
例で説明したように、光学的に等方性な液晶を利用し、
比較的低い電圧で液晶の等方性を維持しつつ屈折率が変
化するようにすることが好ましい。
配向膜として球晶性を示す材料であるナイロン6,6を
用いた場合の電気光学特性を、図9中の実線24に示
す。電界が印加されていない状態での液晶層2の見かけ
上の屈折率naveは、前記式(5)で求められ、光の
利用効率が増加する。ただし、屈折率の変化量が減少す
る。図9に示されるように、電圧0Vと電圧Voff2
とによってスイッチングを行うことが可能である。
層)、電界(外部から与えられるエネルギ)、集光レン
ズ5および遮光層22は、第2の実施例で説明した他の
材料で実現することも可能である。
小さいほど光の利用効率が向上するけれども、充分なコ
ントラスト比を得るためには、その面積は集光レンズ5
を透過した集光光の照射面積以上であることが必要とな
る。このため、遮光層22の透孔22aの面積は、集光
レンズ5を透過した集光光の照射面積程度とするのが好
ましい。すなわち、前記式(4)によって求められる値
に選ぶことが好ましい。
光の利用効率に優れたコントラスト比の高いスイッチン
グ特性を、従来技術と比較して安価に実現することがで
きる。また、素子の小型化が可能となる。
FL素子25の動作原理を説明するための図である。ま
た図11は、VFL素子25とVFL素子1とを比較し
て示す図である。本発明のVFL素子25は、第2の実
施例のVFL素子1の液晶層2を凹レンズ化したもので
あり、このように液晶層2を凹レンズとする例は、前述
した文献、すなわち「光学第20巻第4号(1991,
4),ハイブリッド配向液晶電気光学マイクロレンズに
おける光学特性および分子配向,増田伸、能勢敏明、佐
藤進」などに開示されている。VFL素子25は、VF
L素子1と同様の構成部材からなるけれども、透明電極
9,12が所定のパターン状に形成され、遮光層10
が、透明電極9が形成されていない液晶層2側表面に配
置されていることを特徴とする。前記VFL素子1は、
集光レンズ5を設けて入射光の集光点を変化させるもの
である。この場合、図11(A)に示される領域Aを通
過する光が遮光される。本実施例のVFL素子25は、
集光レンズ5を設けるとともに、液晶層を凹レンズ化す
ることによって、集光した光を発散させる。この場合、
図11(B)に示される前記領域Aよりも狭い領域Bを
通過する光が遮光される。このため、光の損失が少な
く、VFL素子1と比較して光の利用効率が向上する。
図である。以下に、VFL素子25の作成方法について
説明する。なお、前記VFL素子1と同じようにして作
成される部分についての説明は省略し、VFL素子1と
異なる部分についてのみ説明する。
透明電極9,12をそれぞれ形成するために、たとえば
ITO膜がそれぞれ全面に形成される。このITO膜
は、前記VFL素子1と同様にして形成される。次に、
ITO膜が所定の形状にフォトリソグラフィ法によって
パターン形成される。
ンズ5を透過した光の光路上に電極が配置されないよう
にホール9a,12aが形成される。集光レンズ5がマ
イクロレンズで実現される場合、図12(A)に示され
るように円形のホール9a,12aが形成される。レン
チキュラーレンズを用いた場合も、光は直線状に集光さ
れるので、光路上には、図12(B)に示されるような
スリット状のホールが形成される。
覆って透光性基板8,11にそれぞれ形成される。ここ
で、一方の液晶配向膜は、液晶分子を基板部材の表面に
対して垂直に配向させるような材料に選ばれ、他方の液
晶配向膜は前記表面に対して平行に配向させるような材
料に選ばれる。垂直に配向させる液晶配向膜として、た
とえば東京応化社製、商品名LS−204を塗布し、平
行に配向させる液晶配向膜として、たとえば球晶性を示
す材料であるナイロン6,6を塗布し、ともに180℃
で焼成した。
0は、クロム薄膜を、透光性基板8上に形成された液晶
配向膜の全面にVFL素子1と同様にして形成した後、
前記透明電極9のホール9a内にパターン形成される。
遮光層10の面積Aは、前記式(4)から求められる。
部材3,4の電極の位置を合わせて貼合わせ、液晶層2
を形成した後、集光レンズ5が配置される。
印加されない状態では、集光レンズ5側から入射した光
が集光される集光点Sの位置には遮光層10が配置され
ているので、入射光14は遮光層10によって吸収され
る。このため入射光14は出射せず、観察者には暗い
(黒)状態と認識される。
電界を印加した状態では、液晶層2が凹レンズとして作
用し、当該液晶層2に入射した光は発散する。入射光1
4の一部は前述したのと同様に遮光部10によって吸収
されるけれども、その他の入射光14は遮光部10が形
成されていない透光領域から出射する。したがって、観
察者には明るい(白)状態と認識される。
特性を示すグラフである。横軸は印加電圧を、縦軸は透
過率をそれぞれ示す。たとえば、電圧0Vと電圧Vsa
tとによってスイッチングを行うことが可能である。こ
のように、液晶層2を凹レンズ化することによって、光
の透光率はさらに向上する。
界および遮光層10は、前述の実施例と同様に他の材料
で実現してもかまわない。また、第4の実施例を、第3
の実施例のようなノーマリホワイト方式の素子に適用す
ることも可能である。
11の厚さの約1/10〜1/100程度に選ばれる。
たとえば透光性基板8,11は、1.1mmの厚みに選
ばれる。このため、集光レンズ5を透過した光は、透光
性基板11を通過した時点で、かなり集光されている。
たとえば、図10(B)を参照して、透光性基板11に
入射する光のスポット径Rgに比べて、透光性基板11
を出射する光のスポット径Rlcは著しく小さくなる。
前記スポット径の差Rg−Rlcで表される領域(デッ
ドエリア)は、実際のスイッチングには寄与しないの
で、この領域を利用して透明電極9,12を作成し、液
晶層2を凹レンズ化することが可能である。したがっ
て、従来技術のような開口率が減少するというような不
都合が生じない。このことは、ノーマリブラック方式に
限らず、ノーマリホワイト方式においても言えることで
ある。
間光変調(以下、「FLM」(FieldLight Modurator)
と称する)装置26の構成を示す断面図である。FLM
装置26は、第2の実施例のVFL素子1の透明電極
9,12を複数の帯状に形成し、かつ互いに直交するよ
うに配置したマトリクス型の装置であり、電極の交差部
分を画素とし、各画素にそれぞれ対応する複数の集光レ
ンズ5を有するマイクロレンズアレイ27と、各絵素に
それぞれ対応する複数の遮光層10とを設けたことを特
徴とする。FLM装置26は、前記VFL素子1と同様
のノーマリホワイト方式の素子である。
ズアレイ27は、たとえば特開平3−202330号公
報や特開平3−233417号公報に開示されている方
法によって作成することができる。当該公報によれば、
マイクロレンズアレイ27は、所定の光学素子上に感光
性樹脂層を形成し、紫外線に対して透明なスタンパを前
記感光性樹脂層に押当て、さらに前記スタンパを介して
紫外線を照射して感光性樹脂層を硬化させることによっ
て形成される。前記スタンパにはマイクロレンズアレイ
27の原型が形成されている。
素子1と同様の動作原理によって明暗(白黒)によるス
イッチングが行われる。たとえば単純マトリクス駆動方
式による液晶表示装置として用いることができる。
る遮光層を設け、第3の実施例のVFL素子21と同様
に、ノーマリホワイト方式の素子とすることも可能であ
る。さらに、第4の実施例のVFL素子25のように、
液晶層2を凹レンズ化することも可能である。
て構成される3つのFLM装置26a〜26cを用いた
投写型液晶表示装置39の構成を示す図である。光源2
8から照射された赤(R)、緑(G)および青(B)の
光は、まず赤色用ダイクロイックミラー29によって赤
色の光のみが反射され、他の光は透過する。透過した光
は緑色用ダイクロイックミラー30によって、緑色の光
のみが反射し、青色の光が透過する。2つのダイクロイ
ックミラー29,30によって分離された赤、緑および
青の光は、それぞれFLM装置26a〜26cに入射す
る。赤色の光は反射板32で反射し、レンズ36を通過
してFLM装置26aに入射する。緑色の光はレンズ3
7を透過してFLM装置26bに入射する。青色の光は
レンズ38を透過してFLM装置26cに入射する。各
FLM装置26a〜26cを通過した光は投影レンズ3
5を介して出射される。赤色の光はダイクロイックミラ
ー33,34をそのまま通過して出射し、緑色の光はダ
イクロイックミラー33で反射し、ダイクロイックミラ
ー34を通過して出射し、青色の光は、反射板31で反
射し、ダイクロイックミラー34で反射して出射する。
緑、および青の画像が表示され、上述したようにして各
色の光を合成することによってカラー表示が実現され
る。このように、前記FLM装置26a〜26cをライ
トバルブとして用い、図示されるような光学システムに
使用することによって、高輝度な投写型液晶表示装置3
9を得ることができる。なお、バックライト上にFLM
装置26を配置することによって、直視型の液晶表示装
置としても用いることができる。
LM装置47の1画素の領域を拡大して示す断面図であ
る。本実施例のFLM装置47は、TFT素子を用いた
アクティブマトリクス駆動方式の装置である。透光性基
板11上の透明電極12は、マトリクス状に互いに間隔
を開けて形成される画素電極となる。また、各画素電極
に対して個別的にTFT素子が設けられる。また、透光
性基板8上の透明電極9は、当該基板8のほぼ全面に形
成される対向電極となる。
トリクス駆動を採用するため、駆動電圧比Von/Vo
ff(デューティ比)は、 Von/Voff=(N0.5+1/N0.5−1)0.5 …(6) で求められる。Nはデューティ数(1/N;デューティ
比)であり、通常、走査線数と同じに選ばれる。単純マ
トリクス駆動方式では、走査線数の増大に伴い、印加電
圧のon/off比が減少するために、高精細化が困難
であり、かつ階調表示を行う際に、各階調間の電圧差が
僅差となり、電気的雑音などの影響が深刻な問題とな
る。本実施例のFLM装置47は、各画素に対応してス
イッチング素子であるTFT素子40を形成することに
よって、上述した問題を解消し、駆動電圧比が前記式
(6)に支配されないようにしている。以下にTFT素
子40の作成方法について説明する。
す工程図である。工程S1では、ゲートバス配線および
ゲート電極41が形成される。TFT素子40は光入射
側の透光性基板11上に形成されるので、まず、当該透
光性基板11上にスパッタリング法によって300nm
の厚さのTa金属層を形成する。当該Ta金属層を、フ
ォトリソグラフィ法およびエッチング法によってパター
ン形成し、ゲートバス配線およびゲート電極41を作成
する。
れる。当該ゲート絶縁膜42は、たとえばプラズマCV
D(Chemical Vapor Deposition)法によって400nm
の厚さのSiNxを、前記ゲートバス配線およびゲート
電極41を覆って透光性基板11上に形成することによ
って作成される。
導体層43が形成される。まず、前記ゲート絶縁膜42
上に半導体層43となる100nmの厚さのa−Si層
と、コンタクト層44となる40nmの厚さのn+型a
−Si層とをこの順番に連続的に形成する。次に、前記
2つの層を同時にパターン形成することによってコンタ
クト層44と半導体層43が形成される。
電極46およびソースバス配線が形成される。まず、コ
ンタクト層44および半導体層43が形成された基板上
に200nmの厚さのMo金属層をスパッタリング法に
よって形成し、当該Mo金属層をパターン形成すること
によってソース電極45、ドレイン電極46およびソー
スバス配線が形成される。このようにしてTFT素子4
0が完成する。
装置47においても、各画素は、第1の実施例のVFL
素子1と同様の動作原理によって、明暗(白黒)による
スイッチングを行う。たとえば、アクティブマトリクス
駆動の液晶表示装置とすることができる。
の実施例のVFL素子1と同様に、ノーマリブラック方
式の装置であるけれども、第3の実施例のVFL素子2
1と同様のノーマリホワイト方式の装置とすることも可
能である。また、第4の実施例のVFL素子25のよう
に、液晶層2を凹レンズ化することも可能である。さら
に、第5の実施例で説明したように、FLM装置47を
ライトバルブとして用い、図15に示されるようなの光
学系に使用することによって高輝度な投写型液晶表示装
置を作成することも可能である。
してTFT素子40を使用する例を説明したけれども、
2端子素子の非線形特性を用いたMIM(Metal-Insula
tor-Metal)素子およびバリスタなどを用いてもかまわ
ない。
導波路(以下、「WG」(WaveGuide)と称する)素子
51の構成を示す断面図である。WG素子51は、液晶
素子56と、電源装置57とを含んで構成される。液晶
素子56は、液晶層52と、不変屈折率層53と、一対
の基板部材54,55とを含んで構成される。光出射側
の一方基板部材54は、透光性基板58、透明電極59
および遮光層60を含んで構成され、光入射側の他方基
板部材55は、透光性基板61および透明電極62を含
んで構成される。なお、本実施例の不変屈折率層53
は、一方基板部材54上に形成される。WG素子51
は、可変屈折率層材料として液晶を、外部から与えられ
るエネルギとして電界をそれぞれ使用するものである。
図である。また図20は、不変屈折率層53の形状を示
す図である。図21は、WG素子51の他の構成を示す
斜視図である。また図22は、不変屈折率層53の他の
形状を示す図である。
61上に透明電極59,62がそれぞれ形成される。透
光性基板58,61としては、たとえば1.1mmの厚
さのガラス基板(コーニング社製、商品名7059)を
用い、透明電極59,62としてはITOを用いた。透
明電極59,62は、透光性基板58,61上にITO
膜を0.1μm〜1.1μmの厚さにスパッタリング法
によって形成し、フォトリソグラフィ法によって所定の
形状にパターン形成する。次に、透明電極59が形成さ
れた透光性基板58上に不変屈折率層53が形成され
る。
示されるような三角柱状の凹所53aを有し、液晶層5
2に電界が印加されていないときに、基板部材55側か
ら入射した光が集光される集光点が基板部材54側に直
線状に集合して設定され、前記三角柱の2つの側面が接
する一辺53bと、前記集光点が集合した直線とが一致
するようにして形成される。
図22に示されるような円錐状の凹所53aを有し、液
晶層52に電界が印加されていないときに、基板部材5
5側から入射した光が集光される集光点が基板部材54
側に設定され、前記円錐状の凹所53aの頂点53c
と、前記集光点とが一致するようにして形成される。
のようにして作成される金型68が用いられる。図23
は、不変屈折率層53を作成するために用いられる金型
68の製造方法を示す工程図であり、図24は当該製造
方法を段階的に示す断面図である。工程T1では、図2
4(A)に示されるように、ガラスなどの平坦な基板6
3上にフォトレジストが塗布される。塗布されたフォト
レジスト膜64aの厚さは、不変屈折率層53の凹所の
深さd以上に選ばれる。
うに、Ar(アルゴン)などのレーザ光65がフォトレ
ジスト膜64aに照射される。レーザ光65の照射され
る領域は、前述したような図20および図22に示され
るような形状の領域である。工程T3では、現像され、
図24(C)に示されるような所定の形状のフォトレジ
スト膜64が形成される。
Ni(ニッケル)がスパッタリング法によって1000
Å〜5000Å程度の膜厚に、図24(D)に示される
ように堆積される。工程T5では、図24(E)に示さ
れるようにSTM探針67によってSTM(Scanning T
unnel Microscope;走査型トンネル顕微鏡)による金型
68の表面形状の測定が行われる。工程T6では、前記
Ni膜66の膜厚が、電鑄によって図24(F)に示さ
れるように厚くされてNi膜68とされる。工程T7で
は基板63およびフォトレジスト膜64と、前記Ni膜
68とが分けられ、図24(G)に示されるようなNi
から成る金型68が作成される。
58上には、まず透明電極59を覆って不変屈折率層材
料が塗布される。塗布される材料の膜厚は、不変屈折率
層53の凹所の深さd以上に選ばれる。塗布された不変
屈折率層材料は、前述した金型68を用いたスタンプ方
式によって所定の形状に加工される。
晶層52を用いており、第1の実施例で説明したのと同
様に、一方基板部材54の不変屈折率層53上、および
他方基板部材55の透明電極62上に液晶配向膜が形成
される。たとえば、ナイロン6,6を塗布し、180℃
で焼成することによって作成される。
膜上には遮光層60が形成される。遮光層60は、第1
の実施例と同様にして形成され、当該遮光層60は、前
記集光点近傍、すなわち不変屈折率層53の凹所付近に
形成される。
54,55は、液晶配向膜表面が対向するようにして配
置され、接着剤によって接着される。接着剤中にはたと
えば粒径10μmのガラスビーズ、あるいはガラスファ
イバなどのスペーサが混入され、当該接着剤が一対の基
板部材のうちのいずれか一方の基板部材表面にスクリー
ン印刷法などによって塗布される。液晶注入口から液晶
材料を注入することによって、基板部材54,55間に
介在される液晶層52が形成される。液晶材料として
は、たとえば上述した実施例と同様の材料を用いること
ができる。
条件を説明するための図である。たとえば前記不変屈折
率層53の三角柱状の凹所53aは、当該三角柱の2つ
の側面が接する1辺53bを通り、三角柱の伸びる方向
に直交する方向であって、平板状の透光性基板58の表
面に垂直な切断面における断面形状が、二等辺三角形に
選ばれる。
所53aは、当該円錐の頂点53cを通り、透孔性基板
58の表面に垂直な任意の切断面における断面形状が、
二等辺三角形に選ばれる。
三角形の底辺の長さをLとし、当該底辺に垂直な二等辺
三角形の高さ(凹所の深さ)をdとし、二等辺三角形の
前記底辺に対する頂点の成す角を2θgとし、隣接する
二等辺三角形のピッチをPとする。また、基板部材5
4,55の間隔(液晶層52の厚み)をDとする。
折する。この屈折した光72が不変屈折率層53に入射
する方向と、不変屈折率層53の法線方向73との成す
角をθとし、入射光71aが透光性基板61で屈折せず
に不変屈折率層53に入射する方向(破線で示す)と、
前記法線方向73との成す角をθcとする。
材54,55の間隔Dとは、 D≧d …(2) となるように選ばれる。角θgは、 θg/2=θc となるように選ばれる。ここで、 90°−arcsin(ng/nc)=arctan(L/2d)=θg …(3) の関係が成立するように各数値を決定する。なお、nc
は液晶層52を構成する液晶材料の屈折率を表し、ng
は不変屈折率層53を構成する材料の屈折率を表す。
界角との関係を示すグラフである。実線74〜79はク
ラッドの屈折率が1.3,1.4,1.5,1.6,
1.7および1.8の場合を示している。本実施例のW
G素子51においては、前記式(4)および図26に示
される関係に従って、光ファイバのクラッドに対応する
不変屈折率層53の屈折率ngを1.53に、光ファイ
バのコアに対応する可変屈折率層である液晶層52の最
大屈折率ncmaxを1.679に、最小屈折率ncm
inを1.53に、前記不変屈折率層53の高さdを1
1μmに、前記角度2θgを66°に、およびピッチP
を50μmにそれぞれ選んだ。なお、前記式(4)にお
いてLsはLに変更される。
cmin、および不変屈折率層53の屈折率ngは、 1.0≦ng≦2.0 ncmin≦ng≦ncmax …(1) の関係を満たすように選ばれる。なお、屈折率ngの最
大値および最小値は、現在、使用可能な材料に基づいて
選ばれた値であり、これ以上または以下の屈折率の材料
を用いてもかまわない。
て説明する。基本的な動作原理は、光ファイバの原理に
準ずるので、まず、光ファイバの原理について説明す
る。図27は、光ファイバ81の原理を説明するための
図である。光ファイバ81は、通常、中心部分にコア8
3が配置され、その周辺部分にクラッド82が配置され
る。コア83はクラッド82に比べて屈折率の高い物質
で実現される。コア83の屈折率をncとし、クラッド
82の屈折率をngとする。
4は、入射角θiで入射し、クラッド82で出射角θo
を有した光となる。入射角および出射角の関係は、Sn
ellの法則に従い、 nc・sin(θi)=ng・sin(θo) …(7) で表される。θo=π/4となる場合(nc>ng)
は、入射光84はクラッド82内に入射せず、全反射
し、このときの入射角を臨界角θc(θc=arcsi
n(ng/nc))と呼ぶ。光ファイバ81では、この
臨界角θcを小さくするように前記コア83およびクラ
ッド82の屈折率nc,ngを設定する。あるいは、入
射角が臨界角以上となるように入力端部側のコアの形状
および屈折率分布を設定する。このように設定された光
ファイバは伝送路としての損失が理論上無く、入射光8
4を有効に伝達することが可能となる。このような状態
は、前記WG素子51における集光状態に相当する。
g)、またはθc<0あるいはθc>π/4となる場合
(nc<ng)、コア83からクラッド82に入射した
光は、クラッド82へと拡散し、コア83を透過する光
は減少する。このような条件における光は、すべてクラ
ッド82方向への出射光となり、出力端部に到達する入
射光84は大幅に減少する。このような状態は、前記W
G素子51における拡散状態に相当する。
は、上述したような現象を動作原理としたものであり、
前記不変屈折率層53がクラッド82に相当し、可変屈
折率層である液晶層52がコア83に相当し、液晶層5
2の屈折率を変化させることによって調光を行うもので
ある。このような光導波路を用いることによって、入射
光の偏光にかかわらず、光の利用効率の高いスイッチン
グ特性が得られる。
に構成した表示装置の動作原理を説明するための図であ
る。nc>ngの場合、クラッド82に入射した光84
は、容易にコア83に入射し、そのまま通過する。一
方、nc<ngの場合、クラッド82を伝送路として伝
搬するので、表示品位を低下する原因となる。また、表
示品位の低下を防止するために、クラッド82にブラッ
クマスクなどの遮光層を設けると、開口率が減少し、光
の利用効率が低下することとなる。
入射した光85は、コア/クラッド界面に入射すること
なく透過してしまうので、これも表示品位を低下させる
こととなる。
は、光の入射角や屈折率の変化に伴う不必要な光学出力
が発生し、これを防止するためにブラックマスクなどを
設けることによって開口率が減少するという問題が生じ
る。
説明するための図である。電源装置57と透明電極59
との間にスイッチ86を設け、図29(A)に示される
ようにスイッチ86を遮断した状態では、液晶層52の
屈折率ncと不変屈折率層53の屈折率ngとの関係
が、nc>ngとなる。このときの液晶層52の屈折率
ncは最大値ncmaxである。入射光87は液晶層5
2に入射し、さらに不変屈折率層53の表面で屈折し、
遮光層60に集光されて吸収される。したがって、観察
者には暗い(黒)状態として観察される。
イッチ86を接続した状態では、屈折率の関係が、nc
≦ngとなる。ここで液晶層52の屈折率ncは最小値
ncminである。入射光87は液晶層52に入射し、
不変屈折率層53の表面で屈折せずにそのまま透過して
出射する。したがって、観察者には明るい(白)状態と
して観察される。このような2つの状態を切換えること
によってスイッチングを行うことができる。
性を示すグラフである。たとえば、電圧0Vと電圧Vs
atとによって入射光の損失の少ない高コントラスト比
が得られるスイッチングが可能である。
晶層52を用い、液晶配向膜として球晶性を有する材料
を用いて、光学的に等方性を示し、かつ屈折率を変化さ
せる場合について説明したけれども、液晶自身の屈折率
異方性を充分に利用するために、液晶分子を特定方向に
配向させ、液晶層52のダイレクタ方向(平均配向方
向)に偏光面が来るように偏光を入射するように設計し
てもかまわない。
かつ外部から与えられるエネルギによって屈折率変化を
起こすような材料を前記液晶に代わって用いてもかまわ
ない。また配向処理方法としても上述した特性が得られ
るようであればどのような方法であってもかまわない。
たとえば、前記特性を示し、液晶に代わる材料として、
LiNbO3などの結晶を用いることができる。可変屈
折率層(本実施例では液晶層52)としては、屈折率の
変化量を考慮して材料が選ばれる。コアおよびクラッド
間の屈折率差が大きいほど臨界角θcは小さく、すなわ
ち臨界角が小さいほど全反射する入射光の入射角の範囲
が増加する。また、低い屈折率状態においては、ncが
ngに近づくか、あるいはncがngよりも小さくなる
ことで、より多くの光がコアからクラッド領域へ拡散す
る。すなわち、前記不変屈折率層53の凹所に集光する
光が減少する。ng>ncの条件下においては、入射光
のほとんどがクラッド内を伝搬する。
た材料が選ばれ、また可変屈折率層との関係でその特性
が選ばれる。また、凹所の角度2θgは、可変屈折率層
として用いる材料や不変屈折率層として用いる材料、お
よび入射光の広がり角θなどに応じて最適な値に選ばれ
る。
逆にして設けても構わない。ただしこの場合、上述した
説明において、ncとngとの関係が逆になる。すなわ
ち電界無印加時には、ng>ncとなり、電界印加時に
はng≦ncとなる。また、式(3)中の(ng/n
c)は(nc/ng)となる。さらに式(7)のncは
ngに、ngはncになる。
界以外に電場などを用いてもよく、可変屈折率層材料の
屈折率を変化させることができるものであればどのよう
なものであってもかまわない。
52の屈折率を変化させるためのものであり、その形状
は、使用目的などによって選ばれる。たとえば、アクテ
ィブマトリクス駆動型の場合には、一面に形成し、特定
の数字などのキャラクタ表示を行う場合には、そのキャ
ラクタの形状に形成される。
脂などを用いてもよく、入射光を出射させないことのみ
を考慮すれば、アルミニウムなどの金属を用いてもかま
わない。遮光層60としては、当該遮光層60が占有す
る面積が小さいほど、光源からの光の利用効率が高くな
るけれども、充分なコントラスト比を得るためには、不
変屈折率層53の凹所をほぼ覆う面積とすることが好ま
く、また光をほぼ完全に吸収し、遮光する物質を選ぶこ
とが好ましい。
る光導波路層においては、以下のような特性が要求され
る。WG素子51が光スイッチとして充分に機能するた
めには、前記式(7)の関係を満たすことが重要であ
る。光導波路層の不変屈折率層の形状は、前記式(7)
の入射光の入射角θiに直接関与する。偏光が入射した
場合において、屈折率nc,ngが変化したときの臨界
角θcの変化は、図23のグラフに示される。WG素子
51において充分なスイッチング特性を得るためには、
不変屈折率層53の前述した角度θgが、 (π−θg)/2≧θc …(8) を満足する必要がある。このとき入射光は不変屈折率層
53の表面で全反射し、不変屈折率層53の凹所に集光
される。
依存性の関係から、前述した実施例の中のVFL素子
1,21,25はレンズの集光の関係から、それぞれほ
ぼ平行な入射光を用いなければ、充分なスイッチング特
性が得られない。本実施例のWG素子51は、液晶層5
2から不変屈折率層53への入射光の入射角が臨界角θ
c以上であれば充分なスイッチング特性が得られる。こ
のため、光源からの光を偏光ビームスプリッタ、λ/4
板+反射鏡、λ/2板などを用いて特定偏光に変換し、
これを光源として用いた投写型液晶表示装置よりも光の
利用効率が高くなる。これは、投写型液晶表示装置が、
複数の光学素子を介在して構成されるため、光の損失が
増大するためである。また、さらに複雑な光学システム
を形成する必要がないので、光学システムの簡略化、低
コスト化を実現することができる。
タと比較して、本実施例は、対向電極間に生じる電界に
よって液晶分子の配向を規制することから、同一平面上
に形成された複数の電極を用なくてよく、1画素に複数
の電極を形成したときには表示に利用可能な領域の減少
(開口率の低下)が生じない。また、カラー表示を行う
場合の、3本の信号線によって1ラインの表示を行うこ
とが容易である。
G素子90の構成を示す断面図である。前述した第7の
実施例のWG素子51がノーマリブラック方式の素子で
あったのに対し、本実施例のWG素子90はノーマリホ
ワイト方式の素子である。前記遮光層60に代わって、
当該遮光層60に対応した位置に透孔91aを有する遮
光層91が設けられていることを特徴とする。また、前
記角度2θgを130°に選んだ。その他については前
記WG素子51と同様にして構成され、同じ構成部材に
は同じ参照符号を付して示す。
説明するための図である。図32(A)に示されるよう
にスイッチ86を遮断した屈折率がnc>ngである状
態では、入射光87は、前述したのと同様に、液晶層5
2に入射し、不変屈折率層53の表面で屈折して当該不
変屈折率層53の凹所に集光する。この凹所には透孔9
1aが形成されているので、集光された光は出射し、観
察者には明るい(白)状態として認識される。
6を接続した屈折率がnc≦ngである状態では、入射
光87が液晶層52に入射し、さらに不変屈折率層53
の表面で屈折することなく通過する。この光は、一部が
前記透孔91aから出射するけれども、そのほとんどが
遮光層91によって吸収される。したがって、観察者に
は、暗い(黒)状態として認識される。
性を示すグラフである。たとえば、電圧0Vと電圧Vo
ffとによって、光の利用効率の高いスイッチングを行
うことができる。
LM装置92の構成を示す断面図である。FLM装置9
2は、透明電極59,62をともに複数の帯状に形成
し、かつ互いに直交するように配置したマトリクス型の
装置であり、電極の交差部分を画素とし、各画素内にお
いて複数の可変屈折率層52と不変屈折率層53とから
なる光導波路層を形成したことを特徴とする。また、遮
光層60も複数個設けられる。当該FLM装置92は、
第7の実施例のWG素子51と同様のノーマリブラック
方式の素子である。なお、画素と画素との間の、電極5
9,62の間にも、前記不変屈折率層53が連続して形
成される。
式のLCDにおいて1画素の大きさは、その長手方向が
100μm〜350μmであることから、FLM装置9
2において1画素当たり2〜7個の光スイッチとしての
WG素子が形成される。
施例で説明したのと同様に、ライトバルブとして用い、
投写型液晶表示装置を形成することも可能である。ま
た、バックライト上に配置して、直視型の液晶表示装置
とすることも可能である。
るFLM装置94の1画素の領域を拡大して示す断面図
である。本実施例のFLM装置94は、第9の実施例の
FLM装置92に、第6の実施例と同様のTFT素子4
0を各画素毎に設けたものであり、アクティブマトリク
ス駆動方式の素子である。TFT素子40は、第6の実
施例と同様にして作成される。このようにTFT素子4
0を設けることによって高精細化が可能となり、さらに
階調表示を行うことが可能となる。
場合、従来のLCDでは、1つの画素サイズは、その長
手方向がおよそ50μm〜300μmであり、たとえば
θg=π/4の不変屈折率層53を1画素毎に形成しよ
うとすると、セル厚が50μm〜300μm必要とな
る。このようなセル厚は、従来のラビング法などによる
配向規制方法では、充分に均一な液晶の配向状態が得ら
れない。たとえば、ポリイミド樹脂を配向膜として用
い、ラビング法による配向制御を行った場合のセル厚と
しては、25μm〜50μm程度が限界である。また、
前記厚いセル厚では、電界印加に対する応答速度が数s
ec〜数十secと極端に遅くなり、光スイッチとして
だけではなく、表示用のライトバルブなどとしても使用
することが不可能である。
は、第9および第10の実施例のように、1画素内にお
いて複数の光導波路層を作成する方法が有効である。こ
れによって、セル厚を従来の表示方式と同程度まで減少
させることが可能となる。1画素に1つのWG素子を形
成する場合、画素ピッチP1、液晶層の厚み(セル厚)
d1、および前記二等辺三角形の頂角2θgは、 tanθg=P1/d1 d1=P1/tanθg の関係を有する。すなわち、ピッチP1が小さい程、セ
ル厚d1が小さくなる。しかしながら、実際にP1=5
0μm、θg=30°に設計した場合、d1≒86μm
となり、実用的ではない。1画素に複数のWG素子を設
けると、ピッチP1が小さくなるので、セル厚d1を小
さくすることが可能となる。セル厚の減少の度合は、不
変屈折率層の加工精度に依存し、現行の技術では10μ
m程度である。ただし、光導波路層1つに対して1つの
遮光層を有するため、作成する光導波路層の数について
は、使用目的および用途などによって最適化される。
定した場合、遮光層60の領域が表示画素の半分以上の
領域を占めることがなく、偏光素子を用いた場合ほどの
光の利用効率の低下はない。また、可変屈折率層に入射
した光のほとんどと全てを不変屈折率層53へ遷移させ
るためには、θg>θcとすればよく、可変屈折率層の
屈折率ncの調整により、光の利用効率は減少しない。
このように、複数の光導波路層を1画素内に設定した場
合であっても、遮光層60による光の利用効率の減少は
ほとんどない。
ズからの入射光は、可変屈折率層で集光されて、光の照
射面積は狭いけれどもその強度が強い光として、あるい
は集光されずに、光の照射面積は広いけれどもその強度
が弱い光として、可変屈折率層を通過して出射する。集
光レンズを設けることによって、集光レンズを通過した
光が集光される集光点を可変屈折率層内に設定すること
ができ、可変焦点レンズ素子として有効に用いることが
できる。
されていないときに集光レンズを通過した光が集光され
る集光点近傍に、集光光の照射領域にほぼ等しい大きさ
の遮光部材が配置され、集光された光が遮光部材によっ
て吸収される。このため、入射光が出射しない暗い
(黒)状態と、光が出射する明るい(白)状態とでスイ
ッチングを行うことができる。
域にほぼ等しい大きさの透孔を有する遮光部材が配置さ
れ、集光された光は遮光部材の透孔から出射する。この
ため、前述したのと同様の2状態でスイッチングを行う
ことができる。
向する部分に対して、集光レンズおよび遮光部材がそれ
ぞれ個別的に設けられる。したがって、前述したような
作用でスイッチングを行う、ドットマトリクス方式の可
変焦点レンズ素子で実現される空間光変調装置、たとえ
ば液晶表示装置を実現することができる。
されていないときに集光レンズを通過した光が、集光レ
ンズが設けられた側の一方エネルギ印加手段とは反対の
他方エネルギ印加手段の可変屈折率層側表面に集光する
ように、集光レンズの焦点距離および可変屈折率層の材
料などが選ばれる。このため、前記遮光部材は他方エネ
ルギ印加手段の可変屈折率層側表面に形成され、遮光部
材を他方エネルギ印加手段の可変屈折率層とは反対側
に、他方エネルギ印加手段から離れて設ける場合と比較
して、高い位置精度で設けることができる。
屈折率層とが、一対のエネルギ印加手段間に配置され
る。また、前記不変屈折率層の屈折率ng、および可変
屈折率層の屈折率ncは、(屈折率ncの最小値)≦n
g≦(屈折率ncの最大値)の関係を満たすように選ば
れる。入射光は、不変屈折率層の表面で反射して不変屈
折率層の所定の形状によって集光され、光の照射面積は
狭いけれどもその強度が強い光として、または可変屈折
率層から不変屈折率層に入射して当該不変屈折率層を伝
搬して集光されず、光の照射面積は広いけれどもその強
度が弱い光として出射する。可変屈折率層は、当該可変
屈折率層にエネルギが印加されていないときに光学的に
等方性を示し、光の利用効率が高く、光信号の高いコン
トラスト比が得られる。
三角柱状、あるいは円錐状の凹所を有する。したがっ
て、入射光は、前記不変屈折率層の凹所に集光される。
屈折率層の凹所付近に、集光光の照射領域にほぼ等しい
大きさの遮光部材が配置され、集光光が遮光部材で吸収
される。したがって、明るい(白)状態と、暗い(黒)
状態とでスイッチングを行うことができる。
屈折率層の凹所付近に、集光光の照射領域にほぼ等しい
大きさの透孔を有する遮光部材が配置され、集光光が遮
光部材の透孔によって吸収されずに出射する。したがっ
て、明るい(白)状態と、暗い(黒)状態とでスイッチ
ングを行うことができる。
向する部分に、不変屈折率層の凹所および遮光部材が、
それぞれ複数個設けられる。したがって、ドットマトリ
クス方式の光導波路で実現される空間光変調装置、たと
えば液晶表示装置を実現することができる。
投写型の光導波路で実現される空間光変調装置、たとえ
ばライトバルブを実現することができる。
構成を示す断面図である。
の図である。
成を示す断面図である。
図である。
である。
構成を示す断面図である。
の図である。
フである。
の動作原理を説明するための図である。
ラフである。
の構成を示す断面図である。
FLM装置26a〜26cを用いた投写型液晶表示装置
39の構成を示す図である。
の1画素の領域を拡大して示す断面図である。
る。
構成を示す断面図である。
る。
ある。
る。
る金型68の製造方法を示す工程図である。
図である。
るための図である。
の関係を示すグラフである。
ある。
置の動作原理を説明するための図である。
の図である。
フである。
構成を示す断面図である。
の図である。
フである。
の構成を示す断面図である。
4の1画素の領域を拡大して示す断面図である。
を示す断面図である。
を示す図である。
の図である。
構成を示す断面図である。
さ) D 基板部材の間隔 L 不変屈折率層の断面二等辺三角形の底辺の長さ 2θg 不変屈折率層の断面二等辺三角形の頂点の成す
角
Claims (14)
- 【請求項1】 外部から与えられるエネルギによって屈
折率が変化する透光性物質から成る可変屈折率層と、 前記可変屈折率層を間に介在し、前記エネルギを可変屈
折率層に印加する透光性を有する一対のエネルギ印加手
段と、 前記一対のエネルギ印加手段にエネルギを供給するエネ
ルギ供給手段と、 前記一対のエネルギ印加手段のうちのいずれか一方エネ
ルギ印加手段の外側に配置される集光レンズとを含むこ
とを特徴とする可変焦点レンズ素子。 - 【請求項2】 前記可変屈折率層にエネルギが印加され
ていないときに集光レンズを通過した光が集光される集
光点近傍に配置され、集光光の照射領域にほぼ等しい大
きさの遮光部材を含むことを特徴とする請求項1記載の
可変焦点レンズ素子。 - 【請求項3】 前記可変屈折率層にエネルギが印加され
ていないときに集光レンズを通過した光が集光される集
光点近傍に配置され、集光光の照射領域にほぼ等しい大
きさの透孔を有する遮光部材を含むことを特徴とする請
求項1記載の可変焦点レンズ素子。 - 【請求項4】 前記一対のエネルギ印加手段は、絶縁性
を有する透光性基板上に形成される透明電極をそれぞれ
含み、 前記集光レンズおよび遮光部材は、各エネルギ印加手段
の透明電極の対向する部分に対してそれぞれ個別的に設
けられることを特徴とする請求項2または3記載の可変
焦点レンズ素子。 - 【請求項5】 前記可変屈折率層にエネルギが印加され
ていないときに集光レンズを通過した光が、集光レンズ
が設けられた側の一方エネルギ印加手段とは反対の他方
エネルギ印加手段の可変屈折率層側表面に集光すること
を特徴とする請求項1記載の可変焦点レンズ素子。 - 【請求項6】 外部から与えられるエネルギに依らず屈
折率ngが一定である透光性物質から成り、予め定める
形状を有する不変屈折率層と、 外部から与えられるエネルギによって屈折率ncが変化
し、エネルギが印加されていないときに光学的に等方性
を示す透光性物質から成る可変屈折率層と、 前記不変屈折率層および前記可変屈折率層を間に介在
し、前記エネルギを前記可変屈折率層に印加する透光性
を有する一対のエネルギ印加手段と、 前記一対のエネルギ印加手段にエネルギを供給するエネ
ルギ供給手段とを含むことを特徴とする光導波路。 - 【請求項7】 前記屈折率ng,ncは、 (屈折率ncの最小値)≦ng≦(屈折率ncの最大
値) の関係を満たすことを特徴とする請求項6記載の光導波
路。 - 【請求項8】 可変屈折率層にエネルギが印加されてい
ないときに、一方エネルギ印加手段側から入射した光が
集光される集光点が、他方エネルギ印加手段側に直線状
に集合して設定され、 前記一対のエネルギ印加手段は、絶縁性を有する平板状
の透光性基板をそれぞれ含み、 前記不変屈折率層は、三角柱状の凹所を有し、当該凹所
は、三角柱の2つの側面が接する辺を通り、三角柱の伸
びる方向に直交する方向であって、前記透光性基板の表
面に垂直な切断面における断面形状が二等辺三角形に選
ばれ、三角柱の前記2つの側面が接する辺と、前記集光
点が集合した直線とが一致するようにして配置され、 前記可変屈折率層は、不変屈折率層の凹所に前記透光性
物質を配置して形成され、 光が入射する一方エネルギ印加手段側の前記二等辺三角
形の底辺の長さL、当該底辺に垂直な二等辺三角形の高
さd、前記底辺に対向する頂点の成す角2θg、前記一
対のエネルギ印加手段間の間隔D、および前記屈折率n
g,ncは、 D≧d 90°−arcsin(ng/nc)=arctan(L/2d)=θg の関係を満たすことを特徴とする請求項6記載の光導波
路。 - 【請求項9】 可変屈折率層にエネルギが印加されてい
ないときに、一方エネルギ印加手段側から入射した光が
集光される集光点が、他方エネルギ印加手段側に設定さ
れ、 前記一対のエネルギ印加手段は、絶縁性を有する平板状
の透光性基板をそれぞれ含み、 前記不変屈折率層は、円錐状の凹所を有し、当該凹所
は、円錐の頂点を通り、前記透光性基板の表面に垂直な
任意の切断面における断面形状が二等辺三角形に選ば
れ、円錐の頂点と、前記集光点とが一致するようにして
配置され、 前記可変屈折率層は、不変屈折率層の凹所に前記透光性
物質を配置して形成され、 光が入射する一方エネルギ印加手段側の前記二等辺三角
形の底辺の長さL、当該底辺に垂直な二等辺三角形の高
さd、前記底辺に対向する頂点の成す角2θg、前記一
対のエネルギ印加手段間の間隔D、および前記屈折率n
g,ncは、 D≧d 90°−arcsin(ng/nc)=arctan(L/2d)=θg の関係を満たすことを特徴とする請求項6記載の光導波
路。 - 【請求項10】 前記可変屈折率層にエネルギが印加さ
れていないときに、一方エネルギ印加手段側から入射し
た光が集光される集光点近傍に配置され、集光光の照射
領域にほぼ等しい大きさの遮光部材を含むことを特徴と
する請求項8または9記載の光導波路。 - 【請求項11】 前記可変屈折率層にエネルギが印加さ
れていないときに、一方エネルギ印加手段側から入射し
た光が集光される集光点近傍に配置され、集光光の照射
領域にほぼ等しい大きさの透孔を有する遮光部材を含む
ことを特徴とする請求項8または9記載の光導波路。 - 【請求項12】 前記一対のエネルギ印加手段は、前記
透光性基板上に形成される透明電極をそれぞれ含み、 前記不変屈折率層の凹所および遮光部材は、各エネルギ
印加手段の透明電極の対向する部分に対してそれぞれ複
数個設けられることを特徴とする請求項10記載の光導
波路。 - 【請求項13】 前記一対のエネルギ印加手段は、前記
透光性基板上に形成される透明電極をそれぞれ含み、 前記不変屈折率層の凹所および遮光部材は、各エネルギ
印加手段の透明電極の対向する部分に対してそれぞれ複
数個設けられることを特徴とする請求項11記載の光導
波路。 - 【請求項14】 前記一方エネルギ印加手段の不変屈折
率層および可変屈折率層とは反対側に配置される光源
と、 前記他方エネルギ印加手段の不変屈折率層および可変屈
折率層とは反対側に配置される集光レンズとを含むこと
を特徴とする請求項6記載の光導波路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16231895A JP3158016B2 (ja) | 1995-06-28 | 1995-06-28 | 可変焦点レンズ素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16231895A JP3158016B2 (ja) | 1995-06-28 | 1995-06-28 | 可変焦点レンズ素子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0915575A true JPH0915575A (ja) | 1997-01-17 |
| JP3158016B2 JP3158016B2 (ja) | 2001-04-23 |
Family
ID=15752256
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16231895A Expired - Fee Related JP3158016B2 (ja) | 1995-06-28 | 1995-06-28 | 可変焦点レンズ素子 |
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| JP (1) | JP3158016B2 (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001109403A (ja) * | 1999-10-01 | 2001-04-20 | Fujitsu Ltd | 反射型表示素子及び反射型表示装置 |
| JP2001133918A (ja) * | 1999-11-09 | 2001-05-18 | Nippon Hoso Kyokai <Nhk> | 立体表示装置 |
| JP2003186036A (ja) * | 2001-12-20 | 2003-07-03 | Ricoh Co Ltd | 光路偏向素子及び画像表示装置 |
| JP2009540392A (ja) * | 2006-06-12 | 2009-11-19 | ジョンソン・アンド・ジョンソン・ビジョン・ケア・インコーポレイテッド | 電気光学レンズのパワー消費を低減する方法 |
| JP2011118039A (ja) * | 2009-12-01 | 2011-06-16 | Stanley Electric Co Ltd | 光偏向装置 |
| CN102122104A (zh) * | 2009-12-01 | 2011-07-13 | 斯坦雷电气株式会社 | 光偏转装置 |
| JP2018106126A (ja) * | 2016-12-28 | 2018-07-05 | 株式会社ミツトヨ | 焦点距離可変レンズ装置 |
| AU2019100165B4 (en) * | 2014-09-29 | 2019-08-01 | Scott Automation & Robotics Pty Ltd | Operator protection system for electric saw |
| US10613404B2 (en) | 2017-05-24 | 2020-04-07 | Canon Kabushiki Kaisha | Liquid crystal optical element and optical apparatus |
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| JP4670299B2 (ja) | 2004-09-30 | 2011-04-13 | カシオ計算機株式会社 | レンズユニット、カメラ、光学機器、およびプログラム |
-
1995
- 1995-06-28 JP JP16231895A patent/JP3158016B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JP2012237999A (ja) * | 2006-06-12 | 2012-12-06 | Johnson & Johnson Vision Care Inc | 電気光学レンズのパワー消費を低減する方法 |
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| CN102122104A (zh) * | 2009-12-01 | 2011-07-13 | 斯坦雷电气株式会社 | 光偏转装置 |
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