JPH09156087A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH09156087A
JPH09156087A JP31787495A JP31787495A JPH09156087A JP H09156087 A JPH09156087 A JP H09156087A JP 31787495 A JP31787495 A JP 31787495A JP 31787495 A JP31787495 A JP 31787495A JP H09156087 A JPH09156087 A JP H09156087A
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paper
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JP31787495A
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Masanori Hirano
政徳 平野
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体のコックリングによる画質の低下を
来している。 【解決手段】 記録ヘッド5のノズルプレート44の表
面を用紙8に対して傾斜させて配置することで、記録ヘ
ッド5のノズル面と用紙8との間のギャップを用紙8の
搬送方向に向けて大きくした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェット記録
装置に関し、特に記録媒体の搬送方向に複数のノズルを
配置した記録ヘッドを用いて記録を行うインクジェット
記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットヘッドを用いて画像を記
録するプリンタ、ファクシミリ、コピー等のインクジェ
ット記録装置は、インク滴を吐出するための複数のノズ
ルと、各ノズルに対応して設けた電気機械変換素子や発
熱抵抗体などのアクチュエータとを備えたインクジェッ
トヘッドを記録ヘッドに用いて、記録信号に応じてノズ
ルからインク滴を記録媒体(インク滴が付着するもの)
に吐出することによって、高速、高解像度、高品質の記
録を行なうものである。
【0003】ところで、このようなインクジェット記録
装置においては、アクチュエータの駆動周波数を高くし
たり、複数のノズルを高密度ピッチで配置した記録ヘッ
ドを用いることによって高速、高解像度記録を可能にし
ている。その結果、記録媒体の繊維中にインクが浸透し
て行く過程において、繊維などが膨潤して記録媒体のソ
リ、浮き、シワ等が発生する所謂コックリングによっ
て、記録ヘッドのノズル面と記録媒体とが接触して画像
品質が低下するという問題が再燃している。
【0004】つまり、解像度が低いときにはノズル面と
記録媒体との間のギャップをある程度大きくしても画質
的にはそれ程の差が生じることがなく、また、印字速度
が遅いときには記録媒体のコックリングのピークを過ぎ
てから次のインク滴が着弾するためにコックリングが大
きくなく、さらに、ノズル数が少ないときには一度に記
録媒体に着弾するインク量も少ない量であるので、記録
媒体のコックリングも大きくなかったので、コックリン
グによるノズル面と記録媒体との接触という問題は大き
なものではなかった。
【0005】ところが、現在のインクジェット記録装置
では上述したように高速、高解像度記録が要求されてい
る。高速化を実現するためには、駆動周波数を上げる
か、ノズル数を増加する必要がある。このうちの駆動周
波数を上げる場合、ノズルのメニスカスの振動、インク
供給能力、サーマルインクジェットでは畜熱等の関係で
上限が定まるが、概ね数KHzから20KHz程度の駆
動周波数が採用されている。図16に示すように記録媒
体のコックリングは時間の経過と共に減少するものの、
上記のような駆動周波数で駆動した場合には、記録媒体
のコックリングが成長してピークに至るまでの間に次の
インク滴が着弾することになり、周波数によってはコッ
クリングがピークに達する時にインク滴が着弾すること
になる。
【0006】また、ノズル数を増加する方法は、例えば
インタレース印字等によって印字速度が極端に遅くなる
場合でも、一度に打込めるドット数を増やして印字幅を
広くすることで、実質的な印字速度の低下を抑えること
になる。しかし、その結果、一度に記録媒体に着弾する
インク滴の量と面積が大きくなって、記録媒体のコック
リングが発生し易く、そのコックリングも大きくなる傾
向があり、この現象は、特にモノクロに比べて2〜3倍
の量のインクを打込むカラープリンタの場合に顕著にな
る。しかも、ノズル数を増加することは、一般的にノズ
ル面の面積の増加につながるので、特にインタレース印
字のように何度も繰り返して記録ヘッドを走査する場合
には、ノズル面と記録媒体とが接触する可能性が高くな
る。
【0007】一方、高解像度を実現するため、図17
(a)に示すように記録ヘッドHのノズル面と記録媒体
PP表面との間のギャップが小さい場合の方が、同図
(b)に示すように記録ヘッドHのノズル面と記録媒体
PP表面との間のギャップが大きい場合に比べて、イン
ク滴噴射方向のずれに対するインク滴の着弾位置のずれ
が小さくなるので、可及的に記録ヘッドのノズル面と記
録媒体とのギャップを小さくするようにしている。その
結果、記録ヘッドのノズル面と記録媒体とが接触する可
能性が高くなっている。
【0008】そこで、従来、特開平6−328677号
公報等に記載されているように、インクが付着しにくい
部材で形成したローラで直接記録媒体のコックリングを
押えるようにしたインクジェット記録装置が提案されて
いる。また、特開平6−115197号公報に記載され
ているように、印字位置における記録媒体の下方側に空
間を設けて、記録媒体に発生したコックリングを下方の
空間に逃がすようにしたインクジェット記録装置も提案
されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のインクジェット記録装置のうち、インクが付着
しにくい部材で形成したローラで直接記録媒体のコック
リングを押えるようにした場合、インクが付着し難くて
も埃や紙粉の付着までは抑制することができないので、
こうした埃や紙粉によって却って画質が低下する。ま
た、印字位置における記録媒体の下方側に空間を設けた
場合、記録媒体のコックリングの谷と下に逃れた分が合
わさって、必要以上にギャップが広がり、ドット位置精
度が低下して画質が低下するという課題がある。
【0010】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、記録媒体のコックリングによる画質の低下を防止
しつつ高速化を図れるインクジェット記録装置を提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1のインクジェット記録装置は、記録媒体の
搬送方向に複数のノズルを配置した記録ヘッドを用いて
記録を行うインクジェット記録装置において、前記記録
ヘッドのノズル面と前記記録媒体との間のギャップを前
記記録媒体の搬送方向に向けて大きくした構成とした。
【0012】請求項2のインクジェット記録装置は、上
記請求項1のインクジェット記録装置において、前記記
録ヘッドの複数のノズルを有するノズル面を前記記録媒
体に対して傾斜させた構成とした。
【0013】請求項3のインクジェット記録装置は、上
記請求項2のインクジェット記録装置において、前記記
録ヘッドの複数のノズルは前記記録媒体に対して垂直に
形成した構成とした。
【0014】請求項4のインクジェット記録装置は、上
記請求項1のインクジェット記録装置において、前記記
録ヘッドには所定数のノズルを有する複数のノズル面を
階段状に設け、この複数のノズル面を前記記録媒体に対
して平行に配置した構成とした。
【0015】請求項5のインクジェット記録装置は、上
記請求項1乃至4のいずれかのインクジェット記録装置
において、前記記録ヘッドは前記複数のノズルを記録媒
体の搬送方向と直交する方向に複数列有し、前記搬送方
向又はこれと直交する方向のノズル列を各色毎に用いる
構成とした。
【0016】請求項6のインクジェット記録装置は、記
録媒体の搬送方向に複数のノズルを配置した各色に対応
する複数の記録ヘッドを前記記録媒体の搬送方向に位置
をずらして配置したインクジェット記録装置において、
前記各記録ヘッドのノズル面を前記記録媒体と平行に配
置すると共に、各記録ヘッドを前記記録媒体の搬送方向
に向かってノズル面と前記記録媒体との間のギャップが
大きくなるように階段状に配置した構成とした。
【0017】請求項7のインクジェット記録装置は、上
記請求項1のインクジェット記録装置において、前記記
録媒体を前記記録ヘッドのノズル面に対して傾斜させて
搬送する構成とした。
【0018】請求項8のインクジェット記録装置は、記
録媒体の搬送方向に複数のノズルを配置した記録ヘッド
を用いて記録を行うインクジェット記録装置において、
前記録媒体の搬送部の状態を、前記記録ヘッドのノズル
面と前記記録媒体との間のギャップが一定になる位置と
前記記録媒体の搬送方向に向けて大きくなる位置との間
で調整可能とした構成とした。
【0019】請求項9のインクジェット記録装置は、上
記請求項8のインクジェット記録装置において、使用す
る記録媒体に応じて前記記録ヘッド又は前記記録媒体の
搬送部の状態を調整する手段を有する構成とした。
【0020】請求項10のインクジェット記録装置は、
上記請求項1乃至9のいずれかのインクジェット記録装
置において、前記記録ヘッドは前記記録媒体の搬送方向
最上流側でブラックのインクを、最下流側でイエローの
インクを噴射する構成とした。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。図1は本発明を適用するイン
クジェット記録装置の概略平面図、図2は同記録装置の
概略側面図である。
【0022】このインクジェット記録装置は、左右の主
走査フレーム1,1間に設けたフロントガイド2及びガ
イドシャフト3にキャリッジ4を摺動自在に搭載し、こ
のキャリッジ4の下面にインクジェットヘッドからなる
記録ヘッド5を取付けると共に、上面にインクカートリ
ッジ6を着脱自在に備えている。そして、左右の主走査
フレーム1,1間に設けた略L字型のステー7に主走査
駆動モータ8を取付けて、この主走査駆動モータ8の回
転軸に装着したモータプーリ9とステー7に取付けたサ
イドプーリ10との間にベルト11を張装し、図2に示
すように前記キャリッジ4をこのベルト11にベルトク
ランプ12で固定して、主走査駆動モータ8を回転駆動
することでキャリッジ4を図1の矢示A方向(主走査方
向)に走査するようにしている。なお、サイドプーリ1
0は主走査方向に微小移動可能に取付けてテンションス
プリング13でベルト11にテンションをかけるように
している。
【0023】一方、左右の副走査フレーム15,15間
にプラテン16を回転自在に取付けて、図2に示すよう
にこのプラテン16の周面に押しつけられる搬送コロ1
7,18を配置すると共にプラテン16の周面に沿って
用紙を案内するペーパパン19を配置している。そし
て、記録装置の前下方側にセットされる給紙トレイ21
の上昇バネ22で付勢した上昇トレイ23上に装填され
た記録媒体である用紙24を、給紙コロ25及び給紙ト
レイ21のコーナー爪26で1枚ずつ送り出して、給紙
ガイド27に沿ってプラテン16の周面に案内するよう
にしている。
【0024】また、プラテン16の用紙出口付近にはキ
ャリッジ4に対向するようにペーパガイド28を配置
し、このペーパガイド28の入口付近にはプラテン16
から送り出された用紙を案内する用紙押え29を配設
し、出口付近には用紙を排紙トレイ30に排出させる排
紙ローラ31及び拍車ローラ32を配設している。さら
に、図1に示すように主走査フレーム1に取付けたサブ
フレーム33に副走査駆動モータ34を取付け、この副
走査駆動モータ34の回転をプラテン16に伝達すると
共に、各種コロ及びローラにも伝達して、副走査駆動モ
ータ34を回転することによってプラテン16及び各種
コロ及びローラが回転して用紙24をペーパガイド28
上で矢示B方向(副走査方向)に搬送するようにしてい
る。
【0025】このような構成によって、記録ヘッド5
(キャリッジ4)を主走査方向に移動走査させながら、
用紙24を副走査方向に搬送して、記録ヘッド5のノズ
ルからインク滴を噴射させることによって、用紙24上
に所要の画像を記録する。
【0026】ここで、記録ヘッド5は、図3及び図4に
示すように、液室41を形成する液室形成部材42の前
面に複数のノズル43を形成したノズルプレート44が
設けられ、図示しない圧電素子、気泡発生用ヒータ等の
エネルギー発生手段であるアクチュエータによって液室
41内のインクに圧力を与えることによって、液室41
内のインクがノズルプレート44のノズル43からイン
ク滴45となって飛翔して前記用紙24にドットとして
付着する。このとき、各液室41に圧力を与えるアクチ
ュエータを選択的に駆動することによって所望の画像の
印字を行うことができる。
【0027】そして、この記録ヘッド5は、図5に模式
的に示すように(以下の図も同じ。)、複数のノズル4
3が用紙24の搬送方向(副走査方向)に並ぶと共に、
そのノズル面であるノズルプレート44の表面を用紙2
4を基準面としたときに用紙24に対して排紙側が高
く、給紙側が低くなるように傾斜させることで、記録ヘ
ッド5のノズル面44aと用紙24との間のギャップが
用紙24の搬送方向に向けて大きくなるようにキャリッ
ジ4に取付けている。この場合、記録ヘッド5の給紙側
での用紙24との間のギャップを基準となるギャップに
し、排紙側に向けてギャップを基準となるギャップから
大きくするようにする。
【0028】このように記録ヘッド5を配置することに
よって、図6に示すように記録ヘッド5のノズルからイ
ンク滴45を吐出して用紙24に記録するときに、用紙
24にインク滴45が付着することでコックリングCが
生じた場合でも、記録ヘッド5と用紙24との間のギャ
ップを確保することができて、用紙24に記録ヘッド5
のノズル面(ノズルプレート44の表面)が擦れること
を防止できる。
【0029】すなわち、用紙のコックリングは前述した
図16に示したように印字直後にすぐに問題となるレベ
ルに成長するわけではなく、時間の経過と共に成長する
ために、記録ヘッド5の主走査を繰り返した場合に用紙
24のコックリングは図6に示すように排紙側が順次成
長して大きくなる傾向にある。したがって、上述したよ
うに記録ヘッド5のノズル面と用紙24との間のギャッ
プが用紙24の搬送方向に向けて大きくなるように配置
することによって、必要以上にギャップを大きくして印
字ドットの位置精度を低下することなく、コックリング
Cが生じた場合でも記録ヘッド5と用紙24との間のギ
ャップを確保することができるのである。
【0030】ところで、記録ヘッド5のノズルプレート
44を傾斜させた場合、図7に示すようにノズルプレー
ト44のノズル43からのインク滴の噴射方向が用紙2
4に対して垂直(直角)にならないので、用紙24上に
着弾したインク滴45によって形成されるドットDの形
状が変形することになる。
【0031】そこで、図8に示すように記録ヘッド5の
ノズルプレート44にノズル43を形成するときに、記
録ヘッド5をキャリッジ4に取付けた状態でノズル43
からのインク滴の噴射方向が用紙24に対して垂直にな
るように予め角度をつけて形成することが好ましい。
【0032】また、カラー記録が可能なインクジェット
記録装置では、記録ヘッド5として例えば図9に示すよ
うに、イエロー(Y)のインクを吐出するノズル列43
Y、マゼンタ(M)のインクを吐出するノズル列43
M、シアン(C)にインクを吐出するノズル列43C及
びブラック(K)のインクを吐出するノズル列43Kを
有し、各ノズル列43Y、43M、43C及び43Kを
副走査方向に配列すると共に各ノズル列43Y、43
M、43C及び43Kのノズル43を主走査方向に配列
した記録ヘッドを用いる。
【0033】このような記録ヘッド5を用いる場合に
も、図16に示すように記録ヘッド5のノズル面と用紙
24との間のギャップが用紙24の搬送方向に向けて大
きくなるように配置するが、このとき、ブラック用ノズ
ル列43Kが給紙側(用紙の搬送方向最上流側)に、イ
エロー用ノズル列43Yが排紙側(用紙の搬送方向最下
流側)に位置するように配置する。
【0034】すなわち、イエローは位置精度が多少悪く
ても目立たないのに対して、ブラックは高い位置精度が
要求されるので、ブラック用ノズル列を用紙の搬送方向
最上流側にし、イエロー用ノズル列を用紙の搬送方向最
下流側に位置するように配置することで、コックリング
や記録ヘッドの傾きによる着弾位置のばらつきの影響を
最小限に抑えることができて、画像品質の低下を防止で
きる。
【0035】同様に、カラー記録が可能なインクジェッ
ト記録装置では、記録ヘッド5として例えば図11に示
すように、イエロー(Y)のインクを吐出するノズル列
43Yを有する記録ヘッド5Y、マゼンタ(M)のイン
クを吐出するノズル列43Mを有する記録ヘッド5M、
シアン(C)のインクを吐出するノズル列43Cを有す
る記録ヘッド5C及びブラック(K)のインクを吐出す
るノズル列43Kを有する記録ヘッド5Kという4個の
記録ヘッドを、各ノズル列43Y、43M、43C及び
43Kが副走査方向に配列されるようにヘッドを主走査
方向に配列して使用することもある。
【0036】このような複数の記録ヘッド5Y、5M、
5C、5Kを用いる場合にも、図12に示すように各記
録ヘッド5Y、5M、5C、5Kの各ノズル面と用紙2
4との間のギャップが用紙24の搬送方向に向けて大き
くなるように配置する。なお、このとき、図10に示す
ような配置は困難である。ただし、複数の記録ヘッド5
Y、5M、5C、5Kを用いる場合でも、ノズルの配列
方向が図9と同じになるように複数の記録ヘッドを配列
すれば、図10に示すような配置も可能である。
【0037】次に、本発明の他の実施例について図1
3、図14を参照して説明する。まず、図13に示す例
は、記録ヘッド55として所定数のノズル56を有する
複数のノズル面57a,57b,57c,57dを階段
状に設けたものを用いて、これらの複数のノズル面57
a,57b,57c,57dを用紙24に対して平行に
配置することで、記録ヘッドのノズル面と用紙との間の
ギャップが用紙の搬送方向に向かって大きくなるように
したものである。
【0038】このように記録ヘッドのノズル面を階段状
に形成してノズル面自体は用紙と平行に配置し、ノズル
面と用紙との間のギャップが用紙の搬送方向に向けて大
きくなるようにすることで、インク垂れによる画像品質
の低下を防ぐことができる。
【0039】つまり、前述したようにノズル面を用紙に
対して傾斜させる構成を採用した場合には、インク滴を
噴射した際にノズルの周りに残ったインクがノズル面の
傾きに沿って低い方に流れて用紙上に垂れてしまうおそ
れがあると共に、カラー用の記録ヘッドで図9に示した
ように各色のノズルが同一ノズル面にある場合には、他
の色のノズルに流れ込んで混色を生じるおそれがある。
これに対して、ノズル面を階段状に形成してノズル面自
体は用紙と平行に配置することで、インクをノズル周囲
で保持することができてインク垂れや混色を防ぐことが
できる。
【0040】また、図14に示す例は、図11に示した
ように各色毎の複数の記録ヘッド5Y、5M、5C、5
Kを用いる場合に、図13に示したと同様に記録ヘッド
自体を階段状に配置して、各記録ヘッドのノズル面自体
は用紙と平行に配置したものである。なお、この場合に
は、前述したようにブラック用記録ヘッド5Kを用紙の
搬送方向最上流側にし、イエロー用記録ヘッド5Yを用
紙の搬送方向最下流側に位置するように配置して、コッ
クリングや記録ヘッドの傾きによる着弾位置のばらつき
の影響を最小限に抑えることが好ましい。
【0041】以上は記録ヘッド側の構成によってノズル
面と用紙との間のギャップが用紙の搬送方向に向けて大
きくなるようにした例であるが、図15に示すように記
録ヘッド5のノズル面を基準として用紙の搬送面を傾斜
させることもできる。
【0042】この場合、用紙の搬送面を傾斜状態で固定
する構成と、搬送面を記録ヘッドのノズル面と平行な状
態と傾斜した状態に選択調整することができる機構を設
ける構成のいずれも採用することができる。OHP用紙
や光沢紙のようにインクが用紙上に止まり、乾燥しない
用紙の場合には、用紙が傾斜しているとインクの流れが
発生する可能性があり、また葉書等の越しの強い用紙を
用いると、用紙の搬送不良が生じるおそれがあるので、
用紙に種別に応じて用紙の搬送面の方向を切替調整でき
るようにすることが好ましい。
【0043】なお、用紙の搬送面の方向を調整する手段
としては、図1及び図2に示すようなインクジェット記
録装置ではペーパーガイドの給紙側を排紙揺動可能に保
持しておき、排紙側を変位させる手動操作による調整機
構を設けたり、ソレノイド等のアクチュエータで排紙側
を変位させる構成を採用することができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1のインク
ジェット記録装置は、記録ヘッドのノズル面と記録媒体
との間のギャップを記録媒体の搬送方向に向けて大きく
したので、記録媒体のコックリングによる画質の低下を
防止しつつ記録速度の高速化を図ることができ、コック
リングを回避するためのヒータ等の設置のような機構の
複雑化、コスト上昇を招くこともない。
【0045】請求項2のインクジェット記録装置によれ
ば、上記請求項1のインクジェット記録装置において、
記録ヘッドの複数のノズルを有するノズル面を記録媒体
に対して傾斜させたので、記録媒体の搬送機構の複雑
化、ヘッド構成の大幅な変更を来すことなく、記録媒体
のコックリングによる画質の低下を防止しつつ記録速度
の高速化を図ることができる。
【0046】請求項3のインクジェット記録装置によれ
ば、上記請求項2のインクジェット記録装置において、
記録ヘッドの複数のノズルは記録媒体に対して垂直に形
成したので、記録媒体上に着弾したインク滴によるドッ
ト形状の歪みを防止することができる。
【0047】請求項4のインクジェット記録装置によれ
ば、上記請求項1のインクジェット記録装置において、
記録ヘッドには所定数のノズルを有する複数のノズル面
を階段状に設け、この複数のノズル面を記録媒体に対し
て平行に配置したので、記録媒体上に着弾したインク滴
によるドット形状の歪みを防止することができる。
【0048】請求項5のインクジェット記録装置によれ
ば、上記請求項1乃至4のいずれかのインクジェット記
録装置において、記録ヘッドは複数のノズルを記録媒体
の搬送方向と直交する方向に複数列有し、搬送方向又は
これと直交する方向のノズル列を各色毎に用いるように
したので、カラー記録を行う場合にも記録媒体のコック
リングによる画質の低下を防止しつつ記録速度の高速化
を図ることができると共に、上記請求項1乃至4の作用
効果も得られる。
【0049】請求項6のインクジェット記録装置によれ
ば、記録媒体の搬送方向に複数のノズルを配置した各色
に対応する複数の記録ヘッドを記録媒体の搬送方向に位
置をずらして配置したインクジェット記録装置におい
て、各記録ヘッドのノズル面を記録媒体と平行に配置す
ると共に、各記録ヘッドを記録媒体の搬送方向に向かっ
てノズル面と記録媒体との間のギャップが大きくなるよ
うに階段状に配置したので、記録媒体のコックリングに
よる画質の低下を防止しつつ記録速度の高速化を図るこ
とができると共に、カラー記録時の混色やインク垂れを
防ぐことができる。
【0050】請求項7のインクジェット記録装置によれ
ば、上記請求項1のインクジェット記録装置において、
記録媒体を記録ヘッドのノズル面に対して傾斜させて搬
送する構成としたので、記録ヘッド自体を変更する必要
がなく、インク吸引機構やワイピング機構等の信頼性維
持機構の複雑化を招くことがなくなる。
【0051】請求項8のインクジェット記録装置によれ
ば、記録媒体の搬送方向に複数のノズルを配置した記録
ヘッドを用いて記録を行うインクジェット記録装置にお
いて、記録媒体の搬送部の状態を、記録ヘッドのノズル
面と記録媒体との間のギャップが一定になる位置と記録
媒体の搬送方向に向けて大きくなる位置との間で調整可
能とした構成としたので、腰の強い記録媒体を用いるよ
うな場合でも排紙側に向けて記録媒体を傾斜させて搬送
することが可能になる。
【0052】請求項9のインクジェット記録装置によれ
ば、上記請求項8のインクジェット記録装置において、
使用する記録媒体に応じて記録ヘッド又は記録媒体の搬
送部の状態を調整する手段を有する構成としたので、コ
ックリングを生じないような記録媒体を用いる場合には
記録媒体を水平に搬送して記録媒体上の未乾燥インクの
流れ出しなどを防止することができる。
【0053】請求項10のインクジェット記録装置によ
れば、上記請求項1乃至9のいずれかのインクジェット
記録装置において、記録ヘッドは記録媒体の搬送方向最
上流側でブラックのインクを、最下流側でイエローのイ
ンクを噴射する構成としたので、カラー記録時の画質の
低下を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したインクジェット記録装置の概
略平面図
【図2】同記録装置の概略側面図
【図3】同記録装置の記録ヘッドの要部断面図
【図4】同記録ヘッドの概略正面図
【図5】同記録ヘッドの用紙に対する配置を説明する説
明図
【図6】図5の作用説明に供する説明図
【図7】図5の記録ヘッドによる用紙上のドット形状の
説明に供する説明図
【図8】記録ヘッドの他の例とドット形状を説明する説
明図
【図9】カラー用記録ヘッドの一例を示す斜視説明図
【図10】同記録ヘッドの用紙に対する配置を説明する
説明図
【図11】カラー用記録ヘッドの他の例を示す斜視説明
【図12】同記録ヘッドの用紙に対する配置を説明する
説明図
【図13】記録ヘッドの他の例を説明する説明図
【図14】カラー用記録ヘッドの他の配置を説明する説
明図
【図15】本発明の他の実施例を説明する説明図
【図16】時間の経過とコックリングの大きさの変化を
説明する線図
【図17】記録ヘッドと記録媒体とのギャップとドット
位置ずれを説明する説明図
【符号の説明】
1…主走査フレーム、2…フロントガイド、3…ガイド
シャフト、4…キャリッジ、5,55…記録ヘッド、8
…主走査駆動モータ、16…プラテン、24…用紙、2
8…ペーパガイド、43…ノズル、44…ノズルプレー
ト、44a…ノズル面、45…インク滴。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体の搬送方向に複数のノズルを配
    置した記録ヘッドを用いて記録を行うインクジェット記
    録装置において、前記記録ヘッドのノズル面と前記記録
    媒体との間のギャップを前記記録媒体の搬送方向に向け
    て大きくしたことを特徴とするインクジェット記録装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のインクジェット記録装
    置において、前記記録ヘッドの複数のノズルを有するノ
    ズル面を前記記録媒体に対して傾斜させたことを特徴と
    するインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のインクジェット記録装
    置において、前記記録ヘッドの複数のノズルは前記記録
    媒体に対して垂直に形成したことを特徴とするインクジ
    ェット記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のインクジェット記録装
    置において、前記記録ヘッドには所定数のノズルを有す
    る複数のノズル面を階段状に設け、この複数のノズル面
    を前記記録媒体に対して平行に配置したことを特徴とす
    るインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載のイン
    クジェット記録装置において、前記記録ヘッドは前記複
    数のノズルを記録媒体の搬送方向と直交する方向に複数
    列有し、前記搬送方向又はこれと直交する方向のノズル
    列を各色毎に用いることを特徴とするインクジェット記
    録装置。
  6. 【請求項6】 記録媒体の搬送方向に複数のノズルを配
    置した各色に対応する複数の記録ヘッドを前記記録媒体
    の搬送方向に位置をずらして配置したインクジェット記
    録装置において、前記各記録ヘッドのノズル面を前記記
    録媒体と平行に配置すると共に、各記録ヘッドを前記記
    録媒体の搬送方向に向かってノズル面と前記記録媒体と
    の間のギャップが大きくなるように階段状に配置したこ
    とを特徴とするインクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載のインクジェット記録装
    置において、前記記録媒体を前記記録ヘッドのノズル面
    に対して傾斜させて搬送することを特徴とするインクジ
    ェット記録装置。
  8. 【請求項8】 記録媒体の搬送方向に複数のノズルを配
    置した記録ヘッドを用いて記録を行うインクジェット記
    録装置において、前記記録媒体の搬送部の状態を、前記
    記録ヘッドのノズル面と前記記録媒体との間のギャップ
    が一定になる位置と前記記録媒体の搬送方向に向けて大
    きくなる位置との間で調整可能としたことを特徴とする
    インクジェット記録装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のインクジェット記録装
    置において、使用する記録媒体に応じて前記記録ヘッド
    又は前記記録媒体の搬送部の状態を調整する手段を有す
    ることを特徴とするインクジェット記録装置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9のいずれかに記載のイ
    ンクジェット記録装置において、前記記録ヘッドは前記
    記録媒体の搬送方向最上流側でブラックのインクを、最
    下流側でイエローのインクを噴射することを特徴とする
    インクジェット記録装置。
JP31787495A 1995-12-06 1995-12-06 インクジェット記録装置 Pending JPH09156087A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0925928A3 (en) * 1997-12-26 2000-01-26 Canon Kabushiki Kaisha A recording apparatus and a recording method

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EP0925928A3 (en) * 1997-12-26 2000-01-26 Canon Kabushiki Kaisha A recording apparatus and a recording method
US6471315B1 (en) 1997-12-26 2002-10-29 Canon Kabushiki Kaisha Recording apparatus and a recording method

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