JPH09158602A - サッシ - Google Patents

サッシ

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JPH09158602A
JPH09158602A JP31511095A JP31511095A JPH09158602A JP H09158602 A JPH09158602 A JP H09158602A JP 31511095 A JP31511095 A JP 31511095A JP 31511095 A JP31511095 A JP 31511095A JP H09158602 A JPH09158602 A JP H09158602A
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shoji
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Kumio Murotani
久美夫 室谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】開閉障子を閉めたとき、ハンドルを回動するだ
けで開閉障子の召合せ側を室内外方向に移動させ、障子
を枠に押圧して障子を確実に定着・固定する。 【解決手段】障子2の召合せ框に設けた操作部と、障子
2を保持する下枠に設けたガイドレールと、ガイドレー
ル内を摺動しガイドレールに沿う方向に幅があり、一端
部を下框17に回転自在に軸着34した回転スライダ1
6とからなり、障子2の開閉時は回転スライダ16を摺
動させ、障子2を室内外方向に移動させる時は、操作部
で回転スライダ16を回転させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はサッシに関するもの
であり、更に詳しくは、障子を閉めた状態のとき障子を
室内外側に移動させるようにしたサッシに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、開閉障子を閉めたとき、開閉障子
を室外側に移動させてもう一方の障子と面一にする開閉
障子を組み付けたサッシは知られている。例えば、特開
平3−17371号公報には、同面引違いサッシの上吊
り式内障子の召合せ側下部の走行案内装置が記載されて
いる。
【0003】即ち、同公報には、図18に示すように、
面一引違いサッシの上吊り式内障子の召合せ側下部の走
行案内装置であって、上枠に設けた上案内レールに沿っ
て走行する吊り車によって受支させ、障子を閉の状態に
したとき室外側に変位させて外障子51と同一面上に位
置させる同面引違いサッシの上吊り式内障子において、
内障子52の召合せ側下部にへの字状の腕片53の基端
を回動自在に枢着し、下枠に設けた案内溝54に案内溝
54に沿って並べて係合した第1ローラ55と第2ロー
ラ56を腕片53の先端に縦軸回動自在に枢着し、障子
を閉としたときに腕片53基端側の第2ローラ56が通
過する切欠57を、案内溝55の室外側構成部片58に
形成したものが記載されている。
【0004】このような従来技術は、内障子52を閉め
外障子51と同一面状態にするには、内障子52を閉め
る人がその召し合わせ側を室外側に押圧しなければなら
ず、内障子52が大型で重量の大きい場合には相当大き
な力を必要とするという問題があった。
【0005】また従来の技術では、内障子52は外障子
51と面一状で閉止されるものの、吊り下げ状態である
ため外部からの強い風を受けた場合、内障子52が風圧
で揺動し不安定な状態になることがあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のこの
ような問題点の解決を課題の1つとするものである。本
発明は、サッシに組み付けられている開閉する障子を閉
めたとき、障子を室内外側に移動させて、例えば、嵌殺
し障子と面一状態に操作するときの前後において、操作
者が障子に設けられている操作部、例えばハンドルを回
動するだけで障子が室内外方向に移動し、更に、操作部
の操作により障子を横枠側に押圧させて障子を確実に定
着・固定することにあり、更に面一引違いサッシの上吊
り式内障子の召合せ側下部の走行及び案内を円滑に行わ
せることにある。
【0007】更に、上記課題に加えて、障子の開閉時の
室内外方向の振れ、振動を少なくし、障子の開閉の円滑
化、騒音の防止を図ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】これら課題を達成する手
段として、請求項1記載の発明は、サッシにおいて、ガ
イドレールを設けた横枠と、ガイドレールに隣接して設
けた受け部と、框に取付ける取付部と、ガイドレール内
を摺動自在とし取付部に一端を回転自在に軸着する回転
スライダと、框に設け回転スライダと連結した操作部と
からなり、障子を開閉するときは回転スライダを摺動さ
せ、障子を室内外方向に移動させるときは、操作部の操
作により回転スライダを回転させて障子を室内外方向に
移動させ、回転スライダを受け部に当接することを特徴
とする。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の手
段において、一方の横框の長手方向に沿う第1ガイド及
び第1ガイドに連続し且つ室内外方向に傾斜する第2ガ
イドを設け一方の横框に移動自在に取り付けたスライダ
と、一方の横框に一方側を回転自在に取り付け他方側に
係合突起を設けた支持アームとからなり、支持アームの
係合突起を第1ガイド及び第2ガイドに摺動自在に係合
し、障子を室内外方向に移動させるときは、操作部の操
作によりスライダが移動して、一方の横框では係合突起
が第1ガイド及び第2ガイドに案内されて移動すること
を特徴とする。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1記載の手
段において、一方の横框に移動自在に取付け係合突起を
設けたスライダと、一方側を一方の横框に回転自在に取
付け且つ他方側に一方の横框の長手方向に沿う第1ガイ
ドと第1ガイドに連続し室内外方向に傾斜する第2ガイ
ドを設けた支持アームとからなり、係合突起を第1ガイ
ド及び第2ガイドに摺動自在に係合し、障子を室内外方
向に移動させるときは操作部の操作によりスライダが移
動して、一方の横框では第1ガイド及び第2ガイドが係
合突起に案内されて移動することを特徴とする。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1〜3記載
のいずれか1つの手段に加えて、回転スライダに、ガイ
ドレール側面に対向する側面部及びガイドレールから浮
上りを防止する浮上防止部を形成したことを特徴とす
る。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項1〜4記載
のいずれか1つの手段に加えて、回転スライダのガイド
レールとの摺動部分の素材として潤滑油含有樹脂を用い
回転スライダの動きが円滑になるようにしたことを特徴
とする。
【0013】請求項6記載の発明は、請求項1〜5記載
のいずれか1つの手段において、受け部に当接する回転
スライダの当接辺を平面とすることを特徴とする。
【0014】請求項7記載の発明は、サッシにおいて、
請求項1〜6記載のいずれか1つの手段に加えて、回転
スライダの他端の室内側に湾曲部を形成し、回転スライ
ダが回転するときに円滑に行われるようにしたことを特
徴とする。
【0015】請求項8記載の発明は、サッシにおいて、
請求項1〜7記載のいずれか1つの手段に加えて、回転
スライダと取付部との間に弾性体を介在させ、回転スラ
イダを一方向に回転するように付勢させることを特徴と
する。
【0016】
【発明の実施の形態】先ず、全体の概要について説明す
る。図1〜17は、本発明の実施例を示すサッシであ
る。図2に示すように、全体構成としてはサッシを構成
する窓枠A、嵌殺し窓1及び開閉窓2とからなる。
【0017】図3に示すように、外障子を構成する嵌殺
し障子1の位置は常に定位置にあるが、内障子を構成す
る開閉障子2は図3(A)の開状態から図3(B)の閉
操作を経て、図3(C)に示す閉状態となり、更に図3
(D)の面一状態へと移動可能とするものである。当然
のことながら、この逆の面一状態(図3(D))から開
状態(図3(A))への操作も可能である。
【0018】次に、窓枠Aについて説明する。図2に示
すように、窓枠Aは、横枠を構成する上枠7、下枠8、
及び、縦枠を構成する左右枠から構成されている。窓枠
A内に嵌殺し障子1と開閉障子2とが位置しており、両
障子1、2は図2に示す閉状態においては面一状態に配
置される。
【0019】次に、一方の横枠を構成する上枠7につい
て、図4に従って説明する。窓枠Aの上枠7には、その
長さ方向に沿って内壁を断面略C型に形成したガイドレ
ール4を設け、その一部には切欠き4aを形成し、且つ
この切欠4aの背後には受け部6を設ける。受け部6は
上枠7と一体形成してもよいが、別途受け体を用意して
上枠7の形成後に取付けるとよい。本実施例は受け部6
を後付けした例であり受け部6にピンより上枠7に装着
している。なお、ガイドレール4の縦断面形状は、図1
6及び図17からも一層理解できる。
【0020】上枠7の戸当り側には、ガイドレール4は
室外側に湾曲させて湾曲部29を形成し、その前端部は
嵌殺し障子1が位置する面の延長面上に位置するように
形成する。なお、ガイドレール4の近傍には室内外の密
閉性を高める気密ゴム23、及び開閉障子2を閉めたと
き室外側から開閉障子2の側面を支持するタイト部を構
成するロック受ピン24を設ける。
【0021】次に、他方の横枠を構成する下枠8につい
て、図5に従って説明する。下枠8の長さ方向に沿っ
て、かつ上枠7のガイドレール4と上下に位置を対応さ
せてガイドレール5を設ける。この下枠8のガイドレー
ル5の縦断面構造は、図16及び図17に明確に示され
ている。そして、下枠8の側壁は上枠7と同様にその一
部を切欠いた切欠き5aを形成し、且つこの切欠き5a
の背後には受け部30を設ける。
【0022】下枠8の戸当り側は、上枠7と同様に、ガ
イドレール5は室外側に湾曲させて湾曲部29を形成
し、その前端部は嵌殺し障子1が位置する面の延長面上
に位置するように形成する。上枠7同様に下枠8にも室
外側から開閉障子2を支持するタイト部を構成するロッ
ク受ピン24を設ける。
【0023】次に、下枠8の受け部30について説明す
る。図6に示すように、下枠の受け部30は全体として
平面形状を方形とし、一定の厚みを有する台部31と平
面形状コ型の壁部32とからなる。台部31をピン孔1
5、15により下枠8に固定する。そして、後述するよ
うにこの下枠8の受け部30により障子の面一時に回転
スライダ16の一側を受けることになる。
【0024】次に、障子1、2の概要について説明す
る。図2、図7に示すように、障子は嵌殺し障子1及び
開閉障子2とから構成する。嵌殺し障子1は、図2に示
すように窓枠Aに固定状態に配置する。開閉障子2は、
図7に示すように、上框13、下框17、召合せ框18
及び戸当り框20により支持されている。
【0025】次に、開閉障子2の召合せ框18について
説明する。図7に示すように、召合せ框18には、操作
部を構成するハンドル3の回動に連動して上下に移動す
る連結棒25、25を設け、それぞれコーナー金具2
6、26を介して上下のスライダ27、27に連結す
る。
【0026】次に、一方の横框を構成する上框13につ
いて説明する。図7に示すように、上下框の長さ方向に
沿って付設されている上下のスライダ27、27は、上
下の框13、17にその長さ方向に沿って形成されてい
る凹部内で移動自在に設ける。図7〜9に示すように、
上框13の上面には平板状の支持アーム11の一端をそ
の軸着部11aを介して軸着し、支持アーム11の他端
部は走行体を構成する吊り車9を軸着部11bにより軸
着する。吊り車9には4個の車輪9a・・を設け、4個
の車輪9a・・は、図16、18に示すように上枠7の
C字型のガイドレール4内を転動して走行自在に支持さ
れる。
【0027】支持アーム11の中間部には支持アーム1
1の方向性を規定するガイドローラ10を設け、このガ
イドローラ10もガイドレール4に係合している。更
に、支持アーム11のガイドローラ10の近傍には係合
突起21を設け、この係合突起21は、後述のスライダ
27の一部を構成するフラットバー12に形成した後述
の第1ガイド22b及び第2ガイド22aと係合する。
図8、9に示すように上框13にはコーナー金具26と
連結しているスライダ27を設け、更にスライダ27は
作用体を構成するフラットバー12に連結する。フラッ
トバー12は、上框13に沿って摺動自在に設ける。
【0028】この具体的な構成として、スライダ27の
中途部にフラットバー12を設け、このフラットバー1
2には、障子の開閉方向に沿う第1ガイド22bと第1
ガイド22bと連結させ室内外方向に傾斜する第2ガイ
ド22aからなる平面形状への字型の溝22を形成す
る。フラットバー12はスライダ27の一部を構成する
ものであり、本発明ではフラットバー12を含めてスラ
イダ27と表現する場合が多い。したがって、フラット
バー12と区別して表現していない場合は、スライダ2
7という表現にフラットバー12も含むものとする。へ
の字型の溝22を形成したフラットバー12は、スライ
ダ27の水平移動に合わせて上框13に沿って一体的に
移動することになる。
【0029】結局、図8、9に示すように、溝22には
支持アーム11側の係合突起21が係合しており、ハン
ドル3の回転に伴うフラットバー12の移動により、溝
22に案内されて支持アーム11が吊り車9との軸着部
11bを中心に回転することになる。
【0030】したがって、例えば、スライダ27に対す
るフラットバー12の位置を変更可能にし、且つ、第1
ガイド22b及び第2ガイド22a、又は、係合突起2
1の形状を相違させた種々のフラットバー12を準備す
れば、随時フラットバー12を取り替えることにより開
閉障子への面一・ロック作用のタイミング・作用力を変
えることができ、種々の利用者のニーズに対応させるこ
とができ、且つ使用に伴う部材の交換、調整が容易であ
る。
【0031】係合突起21が第2ガイド22a内にある
ときには、支持アーム11は軸着部11bを中心に大き
く回転駆動され、開閉障子2を嵌殺し窓1との面一面と
開閉走行面との間を移動させる。開閉障子のタイト部を
構成するロック受ピン24側に押圧されると、図9に示
すように、ガイドローラ10が切欠き4aを介してロー
ラ受け部6に係合される。
【0032】係合突起21が第1ガイド22bに位置す
ると、支持アーム11の回転角は小さくなるが上框13
を押圧する力は大きくなり、開閉障子2を室外側に押圧
しローラ受け部6に圧着される。
【0033】次に、戸当り框20について図7を参照し
て説明する。戸当り框20自体は、その水平断面は、開
閉障子2を閉めたときに当接する縦枠の形状に合わせて
形成する。その上下端には障子ガイド19、19を回動
自在に設ける。
【0034】上方の障子ガイド19は走行体を構成する
吊り車19aと支持ガイド19bから構成されており、
下方の障子ガイド19は、ガイドアーム19cとガイド
ローラ19dから構成されている。そして、吊り車19
aはガイドレール4及びその湾曲部29に支持されてお
り、ガイドローラ19dはガイドレール5及びその湾曲
部29に案内されている。そして、これらの障子ガイド
19、19により、開閉障子2の戸当り部は図15に示
すような軌跡を描いて移動することになる。
【0035】次に、他方の横框を構成する下框17につ
いて、図1及び図10〜12により説明する。下框17
の下面には、取付部を構成する台座33を設け、台座3
3には下方に向けて軸34を突設し、回転スライダ16
の一端部に形成した軸受35を介してこの軸34に軸着
する。
【0036】回転スライダ16は、図10に示すよう
に、多角形の平板状に形成し、その取付状態における室
内側には下框17に沿って往復動するスライダ27と回
転自在に連結している。スライダ27が受辺38に当接
するようにしても良い。回転スライダ16の室外側には
その回転時に受け部30に当接する当接辺39を形成す
る。そして更に、回転スライダ16は部材の交換を容易
にするため上下の2部材に分割して形成されており、両
者を連結するためピンにより固設するためのピン孔4
0、40を穿設してある。
【0037】回転スライダ16は、下框17の下面に設
けた台座33に軸34を介して略水平な面内において回
転揺動自在に軸着する。そして、軸34にはバネ41を
装着し、このバネ41の一端を台座33に取り付け、そ
の他端を回転スライダ16に取り付けることにより、下
框17を室内側に付勢させる。
【0038】回転スライダ16は、図12に示すよう
に、平面形状略5角形であり、その一端部には当接辺3
9を形成する。回転スライダ16は、図12(B)に示
すように、肉厚部16aと肉薄部16bとからなり、肉
厚部16aの下面がガイドレール5の底面に摺接するこ
とになる。また、回転スライダ16の下部側面には図1
2、16に示すように浮上り防止部36を設け、回転ス
ライダ16のガイドレール5からの浮上がりを防止す
る。
【0039】また、肉厚部16aの後端部の室内側には
湾曲部16cを形成する。そして、肉厚部16aは回転
スライダ16が回転したときに回転軸となる。このと
き、肉薄部16bは切欠き5a内に入り込んで当接辺3
9が受け部30に当接することになる。回転スライダ1
6の少なくともガイドレール5との摺接部には潤滑剤を
含有する樹脂を用いることによって回転スライダ16の
走行を一層円滑にすることができる。
【0040】開閉障子2の室内外方向の移動に伴う回転
スライダ16の移動軌跡は図15に示す通りであり、開
閉障子2が室外側で面一になっている状態における回転
スライダ16の位置は図1(B)に示す通りで、回転ス
ライダ16が受け部30に嵌合した状態となっている。
【0041】結局、戸当り側の吊り車19a、召合せ側
の吊り車9に対して、開閉障子2は室内外方向に上框1
3側の支持アーム11及び支持ガイド19b、並びに、
下框17側の回転スライダ16及びガイドアーム19c
の回転移動範囲内で移動可能に設けられていることにな
る。
【0042】次に、本実施例の作用について説明する。
図1、図3(D)及び図17に示すように、開閉障子2
が閉で嵌殺し障子1と面一状態から、図3(A)、図1
4及び図16に示すような開状態とする場合を説明す
る。
【0043】先ず、操作部を構成するハンドル3を図7
の実線の位置から90度回転させると、この回転によ
り、まず開閉障子2に対する室外側への押圧力が開放さ
れる。更に、回転させると、上方の支持アーム11及び
下方の回転スライダ16が回転し、図3(C)に示すよ
うに開閉障子2の召合せ側は室内側へ移動し、図4及び
図16に示すように上枠7のガイドレール4内に上框1
3側のガイドローラ10が移動し、下框17側の回転ス
ライダ16はガイドレール5と略平行になる。
【0044】この状態で開閉障子2を閉の状態から図3
(A)及び図17に示す開状態とする。換言すれば、ハ
ンドル3の回動によりスライダ27(フラットバー12
を含む)、27の移動により、支持アーム11及び回転
スライダ16が回転移動して、開閉障子2の召合せ側を
室内側に移動させることになる。更に説明すると、図7
に示すように、ハンドル3を例えば90度回転させるこ
とにより、開閉障子2を数センチ室内側に移動させる。
そして開閉障子2を面一状態から開放する。開閉障子2
を閉めて面一にするときには、上記操作を逆にする。
【0045】以上のように、本実施例のサッシは、人が
操作部を操作することにより框内に沿ってそれぞれ水平
にスライダが移動し、もって上框13においては係合突
起21が第1ガイド22b及び第2ガイド22a内で移
動し、支持アーム11を回動させて開閉障子2を室内外
に移動させる。
【0046】又、スライダ27にスライダ27の移動と
連動するフラットバー12を別途付設し、このフラット
バー12に第1ガイド22b及び第2ガイド22a、又
は、係合突起21を設けることにより、スライダ27に
対するフラットバー12の位置を変更し、且つ、第1ガ
イド22b及び第2ガイド22a、又は、係合突起21
の形状を相違させた種々のフラットバー12を準備し、
随時フラットバー12を取り替えることにより開閉障子
2への面一・ロック作用のタイミング・作用力を変える
ようにする。
【0047】また、上框13において支持アーム11の
他端に吊り車19aを回転自在に設けることにより、吊
り車19aに支持アーム11を介して開閉障子2を吊り
下げて、開閉障子2の軽快な走行ばかりでなく、面一操
作を容易にする。結局、支持アーム11の端部を吊り車
9で支持させたことから、この吊り車9を梃子として、
吊り車9、詳しくは軸着部11bを中心に支持アーム1
1を回転させて開閉障子2を室内外方向に移動させる。
【0048】下框17においては、図1に示すように、
スライダ27の移動に伴って回転スライダ16は回転ス
ライダの肉厚部36aを中心に回転する。
【0049】スライダ27の往復動を回転スライダ16
の回転に変換する手段は種々考えられるが、最も簡単な
手段はスライダ27を回転スライダ36に回転自在に連
結し、開閉障子2が完全に閉となった状態でスライダ2
7により回転スライダ36を開閉障子2の閉側に押圧
し、この押圧力により、回転スライダ16を図13に示
す実線位置(障子のスライド状態)から点線位置(面一
状態)に受け部30の壁部32の端部を中心に回動させ
る。
【0050】この回転スライダ16の回転を円滑に行わ
せるために、下枠8に設けたガイドレール5の下部5b
にガイドレール5の切欠き5aに向けて湾曲した凸部
(図外)を形成しても良い。そして、回転スライダ16
がスライダ27に押圧されたとき、この凸部に案内され
て回転し、受け部30に突入・係合するようにしても良
い。この場合、召し合わせ側のガイドローラ19dはガ
イドレール5の下部5bにまで係合させていないから凸
部に当接することはない。
【0051】スライダ27を反対方向に操作すれば回転
スライダ36は逆の方向に回転し、開閉障子2の召合せ
側を室内側に移動させる。その他スライダ27の往復動
を回転スライダ16の回転に変換する手段として、スラ
イダ27の引張り力を用いても良い。また、ラックとピ
ニオン機構を用いて直接的に往復動を回転動に変えても
良く、更に、スライダ27の作用点の延長線を回転スラ
イダ36の回転中心点から室内側にずらすことによって
生ずる偏芯力を用いてもよい。
【0052】すなわち、図3(C)に示すように開閉障
子2の面一動作の前後において、回転スライダ16は上
框13側の支持アーム11の回転と協働して開閉障子2
の召合せ側を室内外方向に移動させる。回転スライダ1
6は肉厚16部aを中心に回転することになる。回転ス
ライダ16の後方室内側には、湾曲部16cが形成され
ているので、その回転が円滑に行われる。結局、回転ス
ライダ16の肉薄部16bが受け部30の台部31上に
位置し、その壁部32に回転スライダとともに当接する
ことになる。開閉障子2を開閉操作状態に戻すためには
この操作の逆を行えばよい。
【0053】次に、他の実施例について説明する。上記
実施例では吊り車からなる走行体を構成要件としたが、
走行体は吊り車ではなく、スライド体であっても良い。
また、吊り下げ式ではなく、開閉障子の重量は下枠に支
持させるようにしてもよい。この場合は走行体の代わり
にガイドレールに案内されるガイドローラを設けると走
行が円滑になる。
【0054】また、上記実施例の構成において、操作部
はハンドル3としたが、例えばモータ(図外)で駆動さ
れる回転体であっても良い。この場合の操作部は電気的
な開閉器、例えばスイッチとなる。
【0055】また、障子の開閉方向に沿う第1ガイド2
2bと第1ガイド22bと連続され室内外方向に傾斜す
る第2ガイド22aからなる平面への字型の溝22は、
移動体を構成するフラットバー12に形成し、係合突起
21は支持アーム11側に設けたが、逆にへの字型溝1
0を支持アーム11に形成し、係合突起21をフラット
バー12に設けても良く、これらの組合せであってもよ
い。
【0056】上記実施例において、平面への字型の溝2
2をこのフラットバー12に設けたが、直接スライダに
設けた場合は構造が単純化する。また、ローラ受け部6
の凹部は図4、図5に示すように円弧状に形成したが、
三角形状に形成しても良い。更に、切欠き4aの深さを
浅く形成することによって、戸当り框側のガイドローラ
がローラ受け部に侵入しないように形成しても良い。
【0057】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成されている
ので下記の効果を奏する。 1.請求項1に記載の発明によれば、簡単な構成で障子
の開閉及び室内外方向の移動を行わせることができ、且
つ受け部により障子を室外側に移動させた状態での安定
化を図ることができる。を実現した。 2.請求項2又は請求項3に記載の発明によれば、請求
項1記載の効果に加えて、障子の上下の横框を操作部の
操作に連動して室内外に略平行状態に移動させることが
できる。
【0058】3.請求項4に記載の発明によれば、請求
項1〜3に記載のいずれか1つの発明の効果に加えて、
回転スライダに側面部及び浮上防止部を形成したことに
より、回転スライダの水平方向及び上下方向の振れを少
なくすることができる。 4.請求項5に記載の発明によれば、請求項1〜4に記
載のいずれか1つの発明の効果に加えて、回転スライダ
のガイドレールとの摺動部分に潤滑油含有樹脂を採用し
たことにより、回転スライダの動きが円滑になり、障子
の開閉・面一操作が軽快になる。
【0059】5.請求項6に記載の発明によれば、請求
項1〜5に記載のいずれか1つの発明の効果に加えて、
受け部に当接する回転スライダの当接辺を平面としたか
ら、受け部への回転スライダの嵌合状態が確実で安定す
る。 6.請求項7に記載の発明によれば、請求項1〜6に記
載のいずれか1つの発明の効果に加えて、回転スライダ
の湾曲部により回転スライダの回転が容易になり、開閉
障子の面外方向の移動が容易になる。
【0060】7.請求項8に記載の発明によれば、請求
項1〜7に記載の発明のいずれか1つの効果に加えて、
開閉障子の召合せ側において弾性体により回転スライダ
と框とが一定姿勢で弾持され、回転スライダの側面部が
ガイドレール側面に弾圧した摺接状態となり、開閉障子
の召合せ側の振れが少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の下框の回転スライダの側面図
(A)及び動作図(B)。
【図2】同実施例を示す概略正面図。
【図3】同実施例の開閉障子の開閉動作図。
【図4】同実施例のサッシ上枠の概略斜視図。
【図5】同実施例のサッシ下枠の概略斜視図。
【図6】図5における受け部の平面図(A)及び正面図
(B)。
【図7】開閉障子の分解説明図。
【図8】上框の平面図。
【図9】同上框の面一状態を示す平面図。
【図10】同回転スライダの平面図。
【図11】同回転スライダ及び回転スライダの側面図。
【図12】同実施例の回転スライダの平面図(A)及び
側面図(B)。
【図13】同実施例の要部の回転スライダ及び受け部の
平面図。
【図14】同実施例の開閉障子が開状態の平面図。
【図15】同実施例の回転スライダの回転状態を示す平
面図。
【図16】同実施例の開閉窓が開状態の窓全体の縦断面
図。
【図17】同実施例の開閉窓が面一状態を示す縦断面
図。
【図18】従来技術を示す説明図。
【符号の説明】
A・・・窓枠 1・・・嵌殺し障子 2・・・開閉障子 3・・・ハンドル(操作部) 4・・・上枠のガイドレール 5・・・下枠のガイドレール 5a・・・切欠き 5b・・・ガイドレールの下部 6・・・ローラ受け部 7・・・上枠 8・・・下枠 9・・・吊り車 9a・・・車輪 10・・・ガイドローラ 11・・・支持アーム 11a・・・(上框側)軸着部 11b・・・(走行体側)軸着部 12・・・フラットバー(移動体) 13・・・上框 14・・・軸 15、15・・・ピン孔 16・・・回転スライダ 16a・・・肉厚部 16b・・・肉薄部 16c・・・湾曲部 17・・・下框 18・・・召合せ框 19、19・・・障子のガイド 19a・・・吊り車(走行体) 19b・・・支持ガイド 19c・・・ガイドアーム 19d・・・ガイドローラ 20・・・戸当り框 21・・・係合突起 22・・・溝 22a・・・第2ガイド 22b・・・第1ガイド 23・・・気密ゴム 24・・・ロック受ピン(タイト部) 25・・・連結棒 26・・・コーナー金具 27・・・スライダ 28・・・ロック作用ピン 29・・・湾曲部 30・・・(下枠の)受け部 31・・・台部 32・・・壁部 33・・・取付部(台座) 34・・・軸 35・・・軸受 38・・・受辺 39・・・当接辺 40、40・・ピン孔 41・・・バネ 42・・・ピン 51・・・外障子 52・・・内障子 53・・・への字状の腕片 54・・・案内溝 55・・・第1ローラ 56・・・第2ローラ 57・・・切欠 58・・・室外側構成部片
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年12月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【課題を解決するための手段】これら課題を達成する手
段として、請求項1記載の発明は、サッシにおいて、ガ
イドレールを設けた横枠と、ガイドレールの室内側又は
室外側に設けた受け部と、框に取付ける取付部と、ガイ
ドレール内を摺動自在とし取付部に一端を回転自在に軸
着する回転スライダと、框に設け回転スライダと連結し
た操作部とからなり、障子を開閉するときは回転スライ
ダを摺動させ、障子を室内外方向に移動させるときは、
操作部の操作により回転スライダを回転させて障子を室
内外方向に移動させ、回転スライダを受け部に当接する
ことを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】変更
【補正内容】
【0056】上記実施例において、平面への字型の溝2
2をこのフラットバー12に設けたが、直接スライダに
設けた場合は構造が単純化する。また、ローラ受け部6
の凹部は図4、図5に示すように円弧状に形成したが、
三角形状に形成しても良い。更に、切欠き4aの深さを
浅く形成することによって、戸当り框側のガイドローラ
がローラ受け部に侵入しないように形成しても良い。
尚、実施例では、開閉する障子を室内側としたが、室外
側であっても良く、この場合は、当然のことながら上記
実施例とは逆に開閉する障子が室内側に移動したときに
障子の面一操作が行われることになる。このため、受け
部6、30はガイドレールの室内側に設けられる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガイドレールを設けた横枠と、ガイドレー
    ルに隣接して設けた受け部と、框に取付ける取付部と、
    ガイドレール内を摺動自在とし取付部に一端を回転自在
    に軸着する回転スライダと、框に設け回転スライダと連
    結した操作部とからなり、障子を開閉するときは回転ス
    ライダを摺動させ、障子を室内外方向に移動させるとき
    は、操作部の操作により回転スライダを回転させて障子
    を室内外方向に移動させ、回転スライダを受け部に当接
    することを特徴とするサッシ。
  2. 【請求項2】一方の横框の長手方向に沿う第1ガイド及
    び第1ガイドに連続し且つ室内外方向に傾斜する第2ガ
    イドを設け一方の横框に移動自在に取り付けたスライダ
    と、一方の横框に一方側を回転自在に取り付け他方側に
    係合突起を設けた支持アームとからなり、支持アームの
    係合突起を第1ガイド及び第2ガイドに摺動自在に係合
    し、障子を室内外方向に移動させるときは、操作部の操
    作によりスライダが移動して、一方の横框では係合突起
    が第1ガイド及び第2ガイドに案内されて移動すること
    を特徴とする請求項1記載のサッシ。
  3. 【請求項3】一方の横框に移動自在に取付け係合突起を
    設けたスライダと、一方側を一方の横框に回転自在に取
    付け且つ他方側に一方の横框の長手方向に沿う第1ガイ
    ドと第1ガイドに連続し室内外方向に傾斜する第2ガイ
    ドを設けた支持アームとからなり、係合突起を第1ガイ
    ド及び第2ガイドに摺動自在に係合し、障子を室内外方
    向に移動させるときは操作部の操作によりスライダが移
    動して、一方の横框では第1ガイド及び第2ガイドが係
    合突起に案内されて移動することを特徴とする請求項1
    記載のサッシ。
  4. 【請求項4】回転スライダに、ガイドレール側面に対向
    する側面部及びガイドレールから浮上りを防止する浮上
    防止部を形成したことを特徴とする請求項1〜3記載の
    いずれか1つのサッシ。
  5. 【請求項5】回転スライダのガイドレールとの摺動部分
    が潤滑油含有樹脂であることを特徴とする請求項1〜4
    記載のいずれか1つサッシ。
  6. 【請求項6】受け部に当接する回転スライダの当接辺を
    平面とすることを特徴とする請求項1〜5記載のいずれ
    か1つのサッシ。
  7. 【請求項7】回転スライダの他端の室内側に湾曲部を形
    成したことを特徴とする請求項1〜6記載のいずれか1
    つのサッシ。
  8. 【請求項8】回転スライダと取付部との間に弾性体を介
    在させ、回転スライダを一方向に回転するように付勢さ
    せることを特徴とする請求項1〜7記載のいずれか1つ
    のサッシ。
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