JPH09162040A - 変圧器巻線 - Google Patents

変圧器巻線

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JPH09162040A
JPH09162040A JP7315564A JP31556495A JPH09162040A JP H09162040 A JPH09162040 A JP H09162040A JP 7315564 A JP7315564 A JP 7315564A JP 31556495 A JP31556495 A JP 31556495A JP H09162040 A JPH09162040 A JP H09162040A
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JP
Japan
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flow
winding
flow control
cooling medium
unit
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JP7315564A
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English (en)
Inventor
Yasunori Ono
康則 大野
Takeshi Sakamoto
健 坂元
Kazuyuki Kiyono
和之 清野
Hiroyuki Fujita
裕幸 藤田
Kiyoto Hiraishi
清登 平石
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 巻線の温度上昇を確実に低減でき、巻線全体
を小型化すること。 【解決手段】 内側垂直ダクト4においては流れ制御突
起10と変圧器巻線1間の空間部分が他の部分より狭小
化することにより、SF6ガスの流量及び流速を低下さ
せ、しかも流れ制御突起10により、これと向かい合う
単位巻線3側の水平ダクト5にSF6ガスを分散させ、
変圧器巻線1の各単位巻線3にほぼ一様にSF6ガスを
流通できるので、各単位巻線3を均等に冷却することが
でき、従って、第一の従来技術のように一部のみにガス
が多く流れると云うのを防止することができ、変圧器巻
線1全体をむらなく効率的に冷却することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は変圧器において、円
板状をなす単位巻線を筒状に形成した巻線もしくは螺旋
状に形成された巻線の冷却性能を向上させる構造に係
り、特にSF6ガスを用いて巻線を冷却するのに好適な
変圧器巻線に関するものである。
【0002】
【従来の技術】都市に設置される変圧器にあっては防災
上、不燃化の要望が強く、また、大容量化,小型化の要
求も強い。変圧器内部には不燃性の冷却媒体を用いてい
るが、近年では、SF6ガスを用いたものが多くなって
いる。このSF6ガスは、密度,比熱,熱伝導度などの
冷却性能に関する物性値が、液状絶縁冷却媒体に比べて
小さいために冷却性能が劣り、また絶縁耐力も小さい。
このため、冷却媒体であるSF6ガスの体積流量を多く
流す一方、変圧器巻線内の絶縁距離を大きくしている。
【0003】ところで、一般の変圧器巻線の構造とし
て、鉄心の周りに対し、素線を円板状にして単位巻線を
形成すると共に、その単位巻線を筒状に形成した巻線、
あるいは螺旋状に形成したヘリカリ巻線がある。このよ
うな筒状巻線,ヘリカリ巻線の場合、巻線の半径方向の
内周側,外周側に絶縁筒を設けると共に、絶縁筒に沿っ
て垂直スペーサを夫々配置し、該垂直スペーサと巻線と
の間に垂直ダクトが設けられている。
【0004】また、筒状巻線の場合、巻線の軸方向には
巻線の各段毎に水平スペーサを挿入し、該水平スペーサ
と各段毎の巻線との間に水平ダクトが形成される一方、
複数枚の折流板を巻線の軸方向に沿って互い違いに挿入
して折流区が形成され、冷却媒体は、軸方向に流れに従
い巻線内における半径方向の流れが各折流区毎に交互に
変わるように構成されたものがある。
【0005】このような変圧器では、冷却媒体の体積流
量が多く、また冷却媒体の流れる水平ダクトの断面積が
大きいと、折流区内の上方の水平ダクトに冷却媒体が多
く流れる一方、下方部の水平ダクトには少なく流れる。
このため、巻線の温度上昇分布に大きな差が生じ、巻線
の平均温度上昇率に比べて巻線の最高温度上昇率が高く
なる傾向がある。このような傾向となることから、巻線
内の冷却媒体の流れを改善するための従来技術が種々提
案され、実用に供されている。
【0006】例えば、特開平4−168707号公報
(以下、第一の従来技術と云う)のものは、内周側及び
外周側からなる垂直ダクトのうち、絶縁筒に沿った内周
側の垂直ダクトの幅を特定の大きさにするように構成さ
れている。また、特開昭52−43937号公報,同5
3−40820号公報,同54−34025号公報(以
下、第二の従来技術と云う)のものは、垂直ダクトを設
け、しかも巻線の半径方向における内周側と外周側との
間の中央付近にそれより上下段の巻線部分より大きい孔
が設けられ、垂直ダクト全体として軸方向に沿い幅広の
ダクトを一段おきに設けて構成され、また垂直ダクトの
半径方向の寸法や位置を巻線の各段毎に異ならせ、垂直
ダクト全体として軸方向に沿いジクザグ形状に形成され
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記に示す従来
技術のものは、何れも下記の点について配慮されていな
い。
【0008】即ち、垂直ダクトの半径方向の幅を大きく
した第一の従来技術では、垂直ダクトのうち、絶縁筒に
沿った内周側の垂直ダクト内を冷却媒体が多く流れる反
面、巻線間の水平ダクト内を流れる冷却媒体の流量が相
対的に少なくなり、そのため、冷却媒体の流量が不均一
になるので、巻線の温度上昇を低減させる効率が小さい
問題がある。
【0009】第二の従来技術では、巻線の半径における
中央付近の垂直ダクトがジクザグに形成されているの
で、そのジグザグの垂直ダクトを設けた分だけ、巻線全
体としての半径方向の寸法を大きくしなければならず、
そのため、変圧器全体としての体積が大きくなる問題が
ある。この問題は、特に、大都市に設置される変圧器で
は前述の如く、小型化が強く要求されていることから重
要である。また、ジグザグの垂直ダクトを設けた場合、
冷却媒体の流れに分岐合流箇所が多くなるので、それだ
け冷却媒体の圧力損失が増大し、冷却媒体の流量が少な
くなるので、冷却効率が好ましくなかったり、あるいは
冷却媒体を流通させる手段に容量の大きいものが必要と
なる等の問題がある。
【0010】本発明の目的は、前記従来技術の問題点に
鑑み、冷却媒体としてSF6ガスを用いても、(各ダク
ト内を流れるガスの流量分布を均一化し、巻線が局部的
に過熱するのを確実に防止することができると共に、巻
線の温度上昇分布を均一化することができ、以て)巻線
の温度上昇を確実に低減することができると共に、巻線
全体を確実に小型化することができる変圧器巻線を提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明では、内周側の絶
縁筒と外周側の絶縁筒との間に軸方向に沿って配置さ
れ、かつ内周側の絶縁筒との間に画成された内側垂直ダ
クトと、外周側の絶縁筒との間に画成された外側垂直ダ
クトと、各段の単位巻線間に画成されると共に、内,外
側垂直ダクトを連絡する水平ダクトと、内,外周側の絶
縁筒に対し、所望段数の単位巻線を隔ててかつ軸方向に
沿って互い違いに取付けられて折流区域を各々形成する
と共に、先端と内,外周側の絶縁筒との間で冷却媒体の
流入出部を軸方向に互い違いに形成する複数の折流板と
を有し、各々の折流区域内で軸方向に沿い冷却媒体をジ
グザグ状に流通させる変圧器用巻線において、各折流区
域の内,外周側の絶縁筒の何れか一方に、冷却媒体が流
入するための流入出部と同一側に配置された流れ制御突
起を取付け、該流れ制御突起により、各折流区域に流入
した冷却媒体が内,外側垂直ダクトに沿って流れる流量
を絞ると共に、冷却媒体の一部を、所望の単位巻線方向
に向かうよう流量制御する構成としたことを特徴とする
ものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図1乃至
図11により説明する。図1乃至図5は本発明による変
圧器巻線の第一の実施例を示している。図1に示す実施
例の変圧器巻線1は、内周側の絶縁筒2と外周側の絶縁
筒2′との間に軸方向に沿って形成されている。この変
圧器巻線1は、本例では素線を円板状に巻線して単位巻
線3が形成されると共に、その単位巻線3が軸方向に沿
って複数形成されることにより筒形巻線をなしている
が、螺旋状に形成されたヘリカル巻線を構成しても良
い。そして、内周側の絶縁筒2と変圧器巻線1の内周と
図2に示す垂直スペーサ9との間の空間が、内側垂直ダ
クト4を画成すると共に、変圧器巻線1の外周と外周側
の絶縁筒2′と図示しない垂直スペーサとの間の空間
が、外側垂直ダクト4′を画成し、かつ各単位巻線3間
に図示しない水平スペーサが挿入されることにより、各
単位巻線3間に水平ダクト5を画成している。なお、内
側垂直ダクト4を画成する前記垂直スペーサ9は、図2
に示すように、内周側の絶縁筒2の外周部に互いに適宜
の間隔を隔てて、かつ軸方向に沿って複数配設されてい
るが、外側垂直ダクト4′を画成する図示しない前記垂
直スペーサは、外周側の絶縁筒2′の内周部に垂直スペ
ーサ9と同様、適宜の間隔を隔ててかつ軸方向に沿って
複数配設されている。
【0013】また、内周側の絶縁筒2と外周側の絶縁筒
2′には、折流板6が軸方向に沿って互い違いに複数取
付けられている。複数の折流板6は環状に形成された薄
い板であって、例えば内周側の絶縁筒2に取付けられた
とき、その先端と外周側の絶縁筒2′との間で流入出部
7b,7dを形成し、また外周側の絶縁筒2′に取付け
られたとき、その先端と内周側の絶縁筒2との間で流入
出部7a,7cを形成するようにしている。
【0014】具体的に述べると、図1において、例えば
外周側の絶縁筒2′の下部に一枚目の折流板6aが水平
方向に取付けられると、該折流板6aの先端と内周側の
絶縁筒2との間で流入出部7aが形成される。また、内
周側の絶縁筒2には一枚目の折流板6aから上方に向か
って10段の単位巻線3を越えた位置に二枚目の折流板
6bが取付けられることにより、該折流板6bと外周側
の絶縁筒2′との間で流入出部7bが形成される。そし
て、その二枚目の折流板6bからまた上方に10段の単
位巻線3を越えた位置では三枚目の折流板6cが外周側
の絶縁筒2′に取付けられることにより、折流板6cと
内周側の絶縁筒2との間で流入出部7cが形成され、さ
らに三枚目の折流板6cから10段の単位巻線3を越え
た内周側の絶縁筒2に四枚目の折流板6dが取付けられ
ることにより、折流板6dの先端と外周側の絶縁筒2′
との間で流入出部7dが形成される。各折流区域8a〜
8cの下部に設けられている流入出部7a〜7dは、各
折流区域8aにSF6ガスが流入するためのものであ
る。
【0015】従って、各折流板6a〜6dが内周側の絶
縁筒2と外周側の絶縁筒2′とに軸方向に沿って互い違
いに設けられた場合、下方から上方に向かい冷却媒体と
してSF6ガスが供給されると、そのSF6ガスが、一枚
目の折流板6a側の流入出部7aを通り、該折流板6a
と二枚目の折流板6bとの区域である折流区域8aに入
り込み、該折流区域8a内で内側垂直ダクト4,水平ダ
クト5,外側垂直ダクト4′を通過して上方に進み、次
いで二枚目の折流板6b側の流入出部7bを通り、該折
流板6bと三枚目の折流板6cとの区域である折流区域
8bに入り込み、該折流区域8b内で外側垂直ダクト
4′,水平ダクト5,内側垂直ダクト4を通過してさら
に上方に進み、同様にして上方の折流区域8cをも通過
することにより、SF6ガスが各々折流区域8a〜8c
を軸方向にジクザグ状に流通し、かくして単位巻線3の
表面を冷却することにより、変圧器巻線1全体を冷却す
るようにしている。
【0016】即ち、この変圧器巻線は、内周側の絶縁筒
2と外周側の絶縁筒2′との間に軸方向に沿って配置さ
れ、しかも内周側の絶縁筒2との間に画成された内側垂
直ダクト4と、外周側の絶縁筒2′との間に画成された
外側垂直ダクト4′と、各段の単位巻線3間に画成され
ると共に、内,外側垂直ダクト4,4′と連絡する水平
ダクト5と、内,外周側の絶縁筒2,2′に対し、所望
段数の単位巻線を隔ててかつ軸方向に沿って互い違いに
取付けられると共に、内,外周側の絶縁筒2,2′との
間でSF6ガスの流入出部7a〜7dを軸方向に互い違
いに形成する複数の折流板6a〜6dとを有し、該複数
の折流板6a〜6dは、互いに隣接する折流板との間で
折流区域を形成すると共に、各々の折流区域内で軸方向
に沿ってSF6ガスをジグザグ状に流通させるように構
成されている。
【0017】なお、この変圧器巻線1に対し、下方から
SF6ガスを上方に供給して流通させる手段の記載は省
略している。
【0018】しかして、各折流区8a〜8cにおける
内,外周側の絶縁筒2,2′には、SF6ガスが流入す
るための下部の流入出部と同一側であって、かつ特定の
単位巻線3と対向する位置に配置された流れ制御突起1
0が取付けられている。
【0019】詳しく述べると、この流れ制御突起10
は、図1及び図2に示すように、頂部が単位巻線3と対
向するように配置された三角形状をなしている。そし
て、流れ制御突起10としては、巻線によって発生する
磁力線及び電流に影響を与えず、かつ冷却媒体としての
SF6ガスによって劣化することがないような材質のも
の、例えばテトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプ
ロピレン共重合体(FEP)で構成されている。
【0020】さらに、各流れ制御突起10は、内,外周
側の絶縁筒2,2′のうち、各折流区域8a〜8c内に
おいてSF6ガスが流入しようとする流入出部7a〜7
cと同一側の位置であって、例えば各折流区域8a〜8
c内で4段目の単位巻線3と対向する位置に配置されて
いる。その場合、流れ制御突起10は、図3に示すよう
に、両端部が垂直スペーサ9,9間に架装されると共
に、底辺部10aが内,外周側の絶縁筒2,2′に密着
され、しかもその頂部が4段目の単位巻線3と対向して
いる。
【0021】これら流れ制御突起10a〜10cの各々
は、SF6ガスが各折流区域8a〜8cの流入出部7
a,7b,7cより各折流区域8a〜8c内に流入した
場合、そのSF6ガスが、流入した位置の内,外側垂直
ダクト4,4′に沿って流れるが、流れ制御突起10の
頂部とこれと対向する単位巻線3との間で内,外側垂直
ダクト4,4′の一部が狭小化されていることにより、
SF6ガスの流量を絞り込むと共に、SF6ガスが流れ制
御突起10の流入側斜面部10bに沿って流れることに
より、SF6ガスが4段目の単位巻線3より一段下の単
位巻線3の上下にある水平ダクト5a方向に向くよう分
散制御させるようにしている。
【0022】このため、各流れ制御突起10は、その頂
部と単位巻線3とで内,外側垂直ダクト4,4′の一部
を狭小化させると共に、その流入側斜面部10bに沿い
SF6ガスの流れ方向を分散制御し得るよう三角形状を
なしており、その寸法はSF6ガスの流通量及び変圧器
巻線1の構成部品の大きさ等により若干異なるが、本例
では、内,外側垂直ダクト4,4′の水平方向の幅寸法
が20mmのとき、底辺部10aと流入側斜面部10b
とのなす角度を45度,底辺部10aと流出側斜面部1
0cとのなす角度を30度,高さを前記ダクト4,4′
の幅寸法のほぼ1/3の大きさとしている。
【0023】実施例の変圧器巻線1は、上記の如き構成
よりなるので、次にその作用について述べる。
【0024】今、図1に示す如く、下方からSF6ガス
を供給することによってSF6ガスが下部の流入出部7
aから第一段目の折流区域8aに入ると、そのSF6
スは、内周側の絶縁筒2に沿い内側垂直ダクト4を上昇
する一方、その一部が各単位巻線3間の水平ダクト5を
通って外側の絶縁筒2′に至ることにより、各単位巻線
3を冷却する。また、第一段目の折流区域8aからのS
6ガスは、上部の流入出部7bから第二段目の折流区
域8bに入ると、外周側の絶縁筒2′に沿い外側垂直ダ
クト4′を上昇する一方、その一部が各単位巻線3間の
水平ダクト5を通って内側の絶縁筒2に至ることにより
各単位巻線3を冷却する。この冷却作用は、SF6ガス
が各折流区域8a〜8cに流入するたびに行われる。
【0025】上記冷却時、流れ制御突起10を設けてい
ない従来技術では、図4に示すように、折流区域8aに
流れ込んだSF6ガスは、内周側の絶縁筒に沿い内側垂
直ダクト4を上昇するが、その上昇するSF6ガスは、
内側垂直ダクト4の幅方向において、内周側の絶縁筒に
最も近い部分では流速が大きく、かつ該絶縁筒から距離
が離れるに従い流速が著しく低下してしまう。そのた
め、折流区域8a内において折流板6aから3段目の単
位巻線3の上下位置にある水平ダクト5に流れ込むSF
6ガスの流速は、流入出部6aでの流速に比較し、1/
10以下となり、ほとんど停滞してしまうので、3段
目,4段目,2段目の単位巻線3では温度上昇が著しく
なり、従って局部的に巻線が過熱する問題があった。
【0026】また、従来技術では、図4に示すように、
2〜4段目の単位巻線より上方に存在する6段目,9段
目の単位巻線側では、内周側の絶縁筒2から距離が隔て
るに従いSF6ガスの流速が低下するものの、3段目の
単位巻線3の上下位置にある水平ダクト5側の流速に比
較して大きいので、各折流区域8a〜8c内における上
方部分ほど、多くのSF6ガスが水平ダクトに流れるこ
ととなる。そのため、従来技術では図5に白抜き丸にて
示すように、各折流区域8a〜8c内の上方部分ほど冷
却効果があった。
【0027】しかしながら、実施例では、内側垂直ダク
ト4に流れ制御突起10が配置されているので、上記冷
却時、内側垂直ダクト4を上昇したSF6ガスは、内側
垂直ダクト4に配置されている流れ制御突起10に至る
と、該流れ制御突起10と変圧器巻線1間の内側垂直ダ
クト4の空間部分が他の部分より狭小化していることに
より、絞り込まれて流量及び流速が低下する。このとき
同時に、SF6ガスは、流れ制御突起10の流入側斜面
部10bに沿って流れることにより、流れ制御突起10
と対向する単位巻線3側に分流して流れ、該分流したS
6ガスが、流れ制御突起10と対向する単位巻線3よ
り一段低い単位巻線3の上下方向、即ち、3段目の単位
巻線3の上下位置にある水平ダクト5a,5b側に、図
1において左から右へ流れ込み、しかもその流れが流れ
制御突起10の流入側斜面部10bに沿い比較的速い流
れとなって水平ダクト5に流れ込むので、その速い流れ
により、折流区流入口7a近傍にある複数の単位巻線3
を均等に冷却することができる。即ち、3段目の単位巻
線3の上下にある水平ダクト5a,5b側をSF6ガス
が速く流れるので、図5に黒丸にて示すように、4〜2
段目の単位巻線3を有効に冷却することができ、各折流
区域8a〜8c内における各々の単位巻線3をほぼ均等
に冷却することができる。
【0028】その結果、内側垂直ダクト4においては上
述の如く、流れ制御突起10と変圧器巻線1間の空間部
分が他の部分より狭小化することにより、SF6ガスの
流量及び流速を低下させ、しかも流れ制御突起10によ
り、これと向かい合う単位巻線3側の水平ダクト5にS
6ガスを分散させ、変圧器巻線1の各単位巻線3にほ
ぼ一様にSF6ガスを流通できるので、各単位巻線3を
均等に冷却することができ、従って、第一の従来技術の
ように一部のみにガスが多く流れると云うのを防止する
ことができ、変圧器巻線1全体をむらなく効率的に冷却
することができる。
【0029】また、第二の従来技術のように垂直ダクト
の幅を大きくしたり、単位巻線の半径方向の途中位置に
各段毎に幅の異なるガスダクトをいちいち設けたりする
ことがないので、変圧器巻線1の寸法が大きくなること
がなく、変圧器全体の体積の増大を防げ、従って、小型
化の要求に対処することが可能となる。しかも、内側,
外側垂直ダクト4,4′と水平ダクト5以外のダクトが
不要になることにより、SF6ガスの流れに分岐合流箇
所がなく、そのため、SF6ガスの圧力損失の増大を回
避することができ、SF6ガスの供給手段として大型の
ものを用いる必要もない。
【0030】さらに、流れ制御突起10を設けた場合、
上述の如く、流れ制御突起10と巻線変圧器巻線1間の
内側垂直ダクト4の空間部分が他の部分より狭小化して
いることにより、絞り込まれて流速が低下するが、この
流速は単位巻線の冷却には充分なものであるから問題と
なることがない。
【0031】なお、図5は折流区域における各単位巻線
と温度上昇との関係を試験装置により得られたデータを
示している。この場合の試験装置は、図1に示す変圧器
を収納した容器,SF6ガス用の冷却器及びその供給手
段としてのブロワ,各種計測器,配管等からなり、SF
6ガスが循環するように構成されている。変圧器巻線1
として、幅6mm及び高さ15mmの銅線内にヒータと
熱電対を埋め込み、これに絶縁フィルムを巻いて模擬導
体とし、さらにこれを複数本並べて単位巻線3とし、該
単位巻線3を一つの折流区域につき10段ずつ設けるこ
とにより構成した。また、巻線の流路長(水平方向)が
80mm,水平ダクトの高さが4mm,内・外周垂直ダ
クトの幅が20mmである。
【0032】そして、このような変圧器巻線として、上
述した大きさの流れ制御突起10を有する実施例のもの
と、流れ制御突起10を有しない従来技術のものとを夫
々製作した。試験方法は、模擬導体に埋め込まれたヒー
タに所定の電流を流して発熱させ、SF6ガスをブロワ
により循環させ、模擬導体の温度を測定することで行っ
た。但し、SF6ガスの圧力は0.2MPa,巻線の発
熱密度107kW/m3である。
【0033】図5において、横軸は下段の折流区域の流
入出のガス温度からの各模擬単位巻線の平均温度上昇を
示し、横軸は最も下の折流板上に順次配置された単位巻
線の位置を表している。同図に示す白抜き丸は流れ制御
突起のない従来技術を、黒丸は流れ制御突起を設けた実
施例であり、実施例では従来技術に比較し、巻線の最高
温度上昇を約25%低減でき、しかも各単位巻線での温
度上昇のばらつきを約60%低減できた。また、この試
験に際し、流れ制御突起10を比誘電率2.2のFEP
で製作したとき、巻線に高電圧がかかる場合でも、絶縁
破壊に結び付く電界集中が発生しないことを確認するこ
とができた。
【0034】図6及び図7は本発明による変圧器巻線の
第二の実施例を示している。この実施例は、内側垂直ダ
クト4,外側垂直ダクト4′の幅寸法が前記第一の実施
例の二倍となる大きさのものに適用している。
【0035】即ち、内,外側垂直ダクト4,4′の幅が
大きい場合、冷却媒体としてのSF6ガスの流れが第一
の実施例と異なり、折流板6aに最も近い単位巻線3を
囲む上下位置の水平ダクト5において流入出部7aでの
流速の1/10以下となり、殆ど停滞してしまう一方、
最も近い単位巻線3側の水平ダクト5より上方位置の水
平ダクト5では流速が大きくなり、図6においての左側
から右側に流れてしまうと云う不均一な状態になる。従
って、図7に白抜き丸で示しように、流入出部7aに近
い単位巻線3では温度が上昇する問題があった。
【0036】そこで、この実施例では、折流区域8aの
流入出部7a側の単位巻線3と対向する位置、例えば内
側垂直ダクト4において2段目の単位巻線3と対向する
位置に流れ制御突起10が配置されている。この場合の
流れ制御突起10は、第一の実施例のものと同材質であ
ってかつ相似形であるが、高さを内,外側垂直ダクト
4,4′の幅の1/2としている。そして、折流区域8
aにおいて、SF6ガスが内側垂直ダクト4内を流通す
るとき、流れ制御突起10とこれと対向する単位巻線3
間でSF6ガスの流量を絞る込むことにより、それより
上方に流れるSF6ガスの流量及び流速を低下すると共
に、流れ制御突起10の流入側斜面部10bにより2段
目の単位巻線3の上下位置にある水平ダクト5は勿論の
こと、1段目の単位巻線3と折流板6aとの間の水平ダ
クト5にもSF6ガスを積極的に分流させることによ
り、SF6ガスが各単位巻線3間をほぼ一様に流通し、
均一な冷却効果を得るようにしている。
【0037】その効果は図7に示すとおりである。即
ち、図7は図5に対応するものであって、最下段の折流
区域における各単位巻線と温度上昇との関係の試験結果
を示している。この場合の試験条件は、SF6ガスの圧
力が0.6MPa,単位巻線の発熱密度が496kW/
3で、単位巻線3の流路長(水平方向)が147m
m,水平ダクトの高さが4.5mm,内・外側垂直ダク
トが上述の如く40mmである。図7において、白抜き
丸は流れ制御突起のない従来技術のものを、かつ黒丸は
流れ制御突起を有する実施例のものを夫々表しており、
実施例のものは従来技術に比較し、単位巻線3の最高温
度上昇を約23%に低減でき、また各単位巻線での温度
上昇のばらつきを約69%に低減することができた。
【0038】なお図示実施例では、内側垂直ダクト4に
流れ制御突起10を有する最下段の折流区域8aのみを
図示したが、この流れ制御突起10は、他の折流区域8
b,8cにも設けてもよいし、所望の折流区のみに設け
てもよく、要は必要な個所に設ければよい。
【0039】また、以降の図8〜図10の実施例では、
内側垂直ダクト4に流れ突起10が配置された最下段の
折流区域8aのみを表しているが、他の折流区域8b,
8cも同様の構成であるとする。
【0040】図8は第三の実施例であって、この場合
は、内側垂直ダクト4に配置される流れ制御突起10
が、内周側の絶縁筒2と狭い流路11を隔てて取付けら
れたものである。即ち、この流れ制御突起10は詳細に
図示していないものの、その両端が、内周側の絶縁筒2
に固着された垂直スペーサ9とこれに隣列する垂直スペ
ーサ9とに架装され、底辺部10aが内周側の絶縁筒2
と狭い流路11を隔てている。そして、流れ制御突起1
0の頂部とこれに対向する単位巻線3とでSF6ガスの
流量を絞り込む一方、狭い流路11よりSF6ガスを流
通させ、流れ制御突起10より上方にガス流量を増加さ
せることにより、上方に位置する単位巻線の冷却を増進
させるようにしている。
【0041】単位巻線3が複数段に設けられた場合、下
段側の単位巻線3の発熱により、上段側の単位巻線の温
度が下段側のものより上昇するおそれがある。しかしな
がら、実施例の如く、流れ制御突起10より上方に対
し、SF6ガスの流量を増加すれば、その上方位置の単
位巻線3が、それより下方の単位巻線の発熱で温度上昇
するのを防止することができ、各単位巻線3をいっそう
均一に冷却できる効果がある。
【0042】図9は第四の実施例を示している。即ち、
この場合は、流れ制御突起として図6の実施例とほぼ同
様に形成された流れ制御突起10を有する他、それより
上流側にも流れ制御突起12を有している。
【0043】この上流側の流れ制御突起12は、内周側
の絶縁筒2において本来の流れ制御突起10より上流側
にあって、しかも折流板6aより一段下方の単位巻線3
と対向するように取付けられ、その高さが内側垂直ダク
ト4の1/4程度としている。そして、内側垂直ダクト
4にSF6が流れた場合、該SF6ガスは、流れ制御突起
12の流入側斜面部12bに沿って流れることにより、
折流板6aとその上に配置されている1段目の単位巻線
3との間の水平ダクト5内に流れ込み、1段目の単位巻
線3を積極的に冷却するようにしている。
【0044】従って、この実施例は、流れ制御突起10
のみならず、もう一つの流れ制御突起12を設けると、
折流板6aに最も近い1段目の単位巻線3を積極的に冷
却することができ、しかも1段目の単位巻線3と折流板
6a間の水平ダクト5に対するSF6ガスの流量が増大
すると、内側垂直ダクト4と反対側にある外側垂直ダク
ト4′へのガス流量も増えるので、2段目,3段目の単
位巻線3の冷却効果をさらに上げることができる。その
ため、図7に示した試験結果では1段目〜3段目の単位
巻線の温度上昇率が他の単位巻線より若干上がっていた
が、それら1段目〜3段目の単位巻線3の温度上昇をい
っそう低減することができ、一つの折流区域における各
単位巻線3の温度をよりいっそう均等にかつ効率的に下
げることができる。
【0045】なお、試験結果では、巻線の最高温度上昇
を約28%に低減でき、また各単位巻線の温度上昇のば
らつきを約78%に低減することができた。この値は一
つの流れ制御突起10しか設けていない図6の実施例よ
りいっそう効果があることが明白である。
【0046】図10は第五の実施例を示している。この
実施例は、第一の実施例の変形例であって、折流区域8
aにおいて4段目の単位巻線3と対向する位置に設けた
流れ制御突起10の他、4段目の単位巻線3とその上に
ある5段目の単位巻線3との間の水平ダクト5a内に、
分流板13が設けられている。該分流板13は、適宜の
板幅をもつものであって、図示していない水平スペーサ
に取付けられ、幅方向の一端が内側垂直ダクト4に突出
するように配置されている。この場合、分流板13の一
端が突出する寸法は、内側垂直ダクト4の幅の1/5と
している。
【0047】流れ制御突起10を設けた場合、それと対
向する4段目の単位巻線3のすぐ上の水平ダクト5cに
流れ込むSF6ガスの流量が、他の水平ダクトを通るガ
スに比較し、若干下がるおそれがある。しかし、上述の
如く分流板13を設けると、流れ制御突起10を通過し
たSF6ガスが分流板13と4段目の単位巻線3との間
に流れ込み、その水平ダクト5cを通るSF6ガスの流
量を増加することができる。従って、流れ制御突起10
よりすぐ上の水平ダクト5cに対するSF6ガスの流量
を増加できるので、それだけ各単位巻線3をより均一に
冷却することができる。
【0048】なお試験結果では、従来技術に比較し、巻
線の最高温度上昇で約30%低減でき、各単位巻線3で
の温度上昇のばらつきを約70%に低減でき、従って、
第一の実施例よりいっそう効果的であることが確認され
た。
【0049】図11は他の実施例を示し、この場合は、
流れ制御突起10の形状を改良したものである。即ち、
これまでの前述した各実施例では流れ制御突起10の流
入側斜面部10b及び流出側斜面部10cが真直に形成
された例を示したが、本実施例では、各斜面部がSF6
ガスの流通が円滑となるように形成される。具体的に述
べると、この流れ制御突起10は、流入側斜面部10b
が図11に示すように、底辺部10aから頂部にかけて
緩慢に彎曲して凹む形状をなし、また頂部においては丸
味を帯びた形状をなし、さらに流出側斜面部10cでは
頂部から底辺部10aにかけて流入側斜面部10bより
さらに緩やかに凹むような形状をなしている。
【0050】このように、流入側斜面部10b,流出側
斜面部10cの双方が緩やかな彎曲形状に形成される
と、SF6ガスが流れ制御突起10を流通した場合、該
流れ制御突起10の流入側斜面部10b,流出側斜面部
10cに沿ってSF6ガスが流れるので、SF6ガスの圧
力損失を低減することができる。この場合、流入側斜面
部10b,流出側斜面部10cの彎曲度合いにもよる
が、第一の実施例と同様の大きさにしたとき、試験結果
では第一の実施例とほぼ同様の冷却効果を得ることがで
きた。
【0051】なお、これまで述べた各実施例では、流れ
制御突起10の三角形状として、底辺部10aと流入側
斜面部10bとが45度,底辺部10aと流出側斜面部
10cとが30度となるように形成した例を示したが、
本発明はこれに限定されるものではなく、SF6ガスの
圧力,垂直ダクト4,4′,単位巻線3の大きさ等によ
って多少異なるものの、SFガスの流れる向きに応じ適
宜の角度に選定することができ、例えば底辺部10aと
流入側斜面部10bとが30度以上でかつ鋭角であれ
ば、また底辺部10aと流出側斜面部10cとが15度
以上でかつ鋭角であれば、同様の作用効果を得ることが
できる。また、流れ制御突起10の高さとして、内,外
側垂直ダクト4,4′の1/3及び1/2とした例を示
したが、およそ1/4〜3/4程度の大きさに選定すれ
ば、同様の効果を得ることができる。
【0052】そして、流れ制御突起10の材質として、
各実施例では比誘電率2.2のFEPを用いた例を示し
たが、比誘電率が3以下のものであれば、巻線に高電圧
がかかる場合でも、電界集中がないことを確認した。但
し、材質としては、FEPに限定されるものではなく、
例えば架橋ポリエチレン等のような低誘電率のもので形
成しても良い。さらには、流れ制御突起10の構造物に
低誘電率のテープ等を巻き込んで形成することにより、
安価でかつ容易な製作を実施し得る効果もある。
【0053】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の請求項1〜
3によれば、流れ制御突起と変圧器巻線間の空間部分が
他の部分より狭小化することにより、冷却媒体の流量及
び流速を低下させ、しかも流れ制御突起により、これと
向かい合う単位巻線側の水平ダクトに冷却媒体を分散さ
せて流し込み、変圧器巻線の各単位巻線にほぼ一様に冷
却媒体を流通できるように構成したので、各単位巻線を
均等に冷却し、変圧器巻線全体をむらなく効率的に冷却
することができる効果があり、また変圧器巻線の寸法が
大きくなることがなく、変圧器全体の体積の増大を防
げ、従って、小型化の要求に対処することが可能とな
り、しかも、冷却媒体の圧力損失の増大を回避できるこ
とにより、冷却媒体の供給手段として大型のものを用い
る必要もない効果がある。
【0054】また請求項4,5によれば、流れ制御突起
が三角形状をなしているので、簡単かつ容易に冷却媒体
を所望方向に流通させることができ、所望段の単位巻線
を確実に冷却することができる効果があり、特に、請求
項5によれば、流れ制御突起より上方に位置する単位巻
線の冷却を増進させることができるので、各単位巻線を
いっそう均一に冷却できる効果がある。
【0055】そして、請求項6によれば、流れ制御突起
の流入側斜面部と流出側斜面部とが彎曲形状をなすと共
に、その流入側斜面部と流出側斜面部間の頂部が円弧形
状をなしているので、冷却媒体の流れを円滑にでき、冷
却媒体の圧力損失をいっそう低減できる効果がある。請
求項7によれば、流れ制御突起の材質を選定することに
より、巻線に高電圧がかかる場合でも、絶縁破壊に結び
つく電界集中が発生するのを確実に防止でき、安全性の
面でもそれだけ信頼性がある。請求項8によれば、低誘
電率のテープを巻き付けるので、それだけ安価にかつ容
易に製作できると云う効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による変圧器巻線の第一の実施例を示す
説明用断面図。
【図2】同じく変圧器巻線の要部を示す説明用斜視図。
【図3】流れ制御突起の取付け状態を示す説明用斜視
図。
【図4】従来技術の変圧器巻線の各折流区域における単
位巻線でのSF6ガスの流速と垂直ダクト幅方向の位置
との関係を示す説明図。
【図5】折流区域における各単位巻線と流れ制御突起と
の位置関係を示す説明図(a),及び各単位巻線とその
温度との関係を示す試験結果の説明図(b)。
【図6】本発明による変圧器巻線の第二の実施例を示す
説明用断面図。
【図7】折流区域における各単位巻線と流れ制御突起と
の位置関係を示す説明図(a),及び各単位巻線とその
温度との関係を示す試験結果の説明図(b)。
【図8】本発明による変圧器巻線の第三の実施例を示す
説明用断面図。
【図9】本発明による変圧器巻線の第四の実施例を示す
説明用断面図。
【図10】本発明による変圧器巻線の第五の実施例を示
す説明用断面図。
【図11】本発明による変圧器巻線の他の実施例を示す
流れ制御突起の側面図(a),及び斜視図(b)。
【符号の説明】
1…変圧器巻線、2…内周側の絶縁筒、2′…外周側の
絶縁筒、3…単位巻線、4…内側垂直ダクト、4′…外
側垂直ダクト、5,5a〜5c…水平ダクト、6a〜6
d…折流板、7a〜7d…流入出部、8a〜8c…折流
区域、10,10′…流れ制御突起、10a…底辺部、
10b…流入側斜面部、10c…流出側斜面部、13…
分流板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤田 裕幸 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株式 会社日立製作所国分工場内 (72)発明者 平石 清登 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株式 会社日立製作所国分工場内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周側の絶縁筒と外周側の絶縁筒との間
    に軸方向に沿って配置され、かつ内周側の絶縁筒との間
    に画成された内側垂直ダクトと、外周側の絶縁筒との間
    に画成された外側垂直ダクトと、各段の単位巻線間に画
    成されると共に、内,外側垂直ダクトを連絡する水平ダ
    クトと、内,外周側の絶縁筒に対し、所望段数の単位巻
    線を隔ててかつ軸方向に沿って互い違いに取付けられて
    折流区域を各々形成すると共に、先端と内,外周側の絶
    縁筒との間で冷却媒体の流入出部を軸方向に互い違いに
    形成する複数の折流板とを有し、各々の折流区域内で軸
    方向に沿い冷却媒体をジグザグ状に流通させる変圧器用
    巻線において、各折流区域の内,外周側の絶縁筒の何れ
    か一方に、冷却媒体が流入するための流入出部と同一側
    に配置された流れ制御突起を取付け、該流れ制御突起に
    より、各折流区域に流入した冷却媒体が内,外側垂直ダ
    クトに沿って流れる流量を絞ると共に、冷却媒体の一部
    を、所望の単位巻線方向に向かうよう流量制御する構成
    としたことを特徴とする変圧器巻線。
  2. 【請求項2】 内周側の絶縁筒と外周側の絶縁筒との間
    に軸方向に沿って配置され、かつ内周側の絶縁筒との間
    に画成された内側垂直ダクトと、外周側の絶縁筒との間
    に画成された外側垂直ダクトと、各段の単位巻線間に画
    成されると共に、内,外側垂直ダクトを連絡する水平ダ
    クトと、内,外周側の絶縁筒に対し、所望段数の単位巻
    線を隔ててかつ軸方向に沿って互い違いに取付けられて
    折流区域を各々形成すると共に、先端と内,外周側の絶
    縁筒との間で冷却媒体の流入出部を軸方向に互い違いに
    形成する複数の折流板とを有し、各々の折流区域内で軸
    方向に沿い冷却媒体をジグザグ状に流通させる変圧器用
    巻線において、各折流区域の内,外周側の絶縁筒の何れ
    か一方に、冷却媒体が流入するための流入出部と同一側
    であって、かつ特定の単位巻線と対向する位置に配置さ
    れた流れ制御突起を取付け、該流れ制御突起により、各
    折流区域に流入した冷却媒体が内,外側垂直ダクトに沿
    って流れる流量を絞ると共に、冷却媒体の一部を、特定
    の単位巻線の近傍位置の水平ダクトに流通させるよう流
    量制御する構成としたことを特徴とする変圧器巻線。
  3. 【請求項3】 内周側の絶縁筒と外周側の絶縁筒との間
    に軸方向に沿って配置され、かつ内周側の絶縁筒との間
    に画成された内側垂直ダクトと、外周側の絶縁筒との間
    に画成された外側垂直ダクトと、各段の単位巻線間に画
    成されると共に、内,外側垂直ダクトを連絡する水平ダ
    クトと、内,外周側の絶縁筒に対し、所望段数の単位巻
    線を隔ててかつ軸方向に沿って互い違いに取付けられて
    折流区域を各々形成すると共に、先端と内,外周側の絶
    縁筒との間で冷却媒体の流入出部を軸方向に互い違いに
    形成する複数の折流板とを有し、各々の折流区域内で軸
    方向に沿い冷却媒体をジグザグ状に流通させる変圧器用
    巻線において、各折流区域の内,外周側の絶縁筒の何れ
    か一方に、冷却媒体が流入するための流入出部と同一側
    であって、かつ特定の単位巻線と対向する位置に配置さ
    れた流れ制御突起を取付け、該流れ制御突起と対向する
    単位巻線の上部の水平ダクト内に、一端が前記流れ制御
    突起を有する垂直ダクトに突出して配置された分流板を
    取付け、前記流れ制御突起により、各折流区域に流入し
    た冷却媒体が内,外側垂直ダクトに沿って流れる流量を
    絞ると共に、冷却媒体の一部を、特定の単位巻線の近傍
    位置の水平ダクトに流通させるよう流量制御すると共
    に、前記分流板により、流れ制御突起を通過した冷却媒
    体が、特定の単位巻線より下流側の水平ダクト内に流入
    する流量を増加させることを特徴とする変圧器巻線。
  4. 【請求項4】 前記流れ制御突起は、内,外側の絶縁筒
    に対し底辺部が密着して取付けられ、かつ頂部が特定の
    単位巻線と対向して配置された三角形状をなしているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1〜3の何れか一項に
    記載の変圧器巻線。
  5. 【請求項5】 前記流れ制御突起は、内,外側の絶縁筒
    に対し、底辺部が狭い流路を隔てて取付けられ、かつ頂
    部が特定の単位巻線と対向して配置された三角形状をな
    していることを特徴とする特許請求の範囲第1〜3の何
    れか一項に記載の変圧器巻線。
  6. 【請求項6】 前記流れ制御突起は、底辺部が真直に形
    成されると共に、流入側斜面部と流出側斜面部とが彎曲
    形状をなすと共に、その流入側斜面部と流出側斜面部間
    の頂部が円弧形状をなしていることを特徴とする特許請
    求の範囲第4項,第5項の何れか一項に記載の変圧器巻
    線。
  7. 【請求項7】 前記流れ制御突起は、比誘電率が3以下
    の材質からなることを特徴とする特許請求範囲第1項〜
    第3項の何れか一項に記載の変圧器巻線。
  8. 【請求項8】 前記流れ制御突起は、周囲に低誘電率の
    材質からなるテープを巻き付けていることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項〜第3項の何れか一項に記載の変
    圧器巻線。
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