JPH09164082A - 調理器 - Google Patents

調理器

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JPH09164082A
JPH09164082A JP7324224A JP32422495A JPH09164082A JP H09164082 A JPH09164082 A JP H09164082A JP 7324224 A JP7324224 A JP 7324224A JP 32422495 A JP32422495 A JP 32422495A JP H09164082 A JPH09164082 A JP H09164082A
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JP
Japan
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cooker
pan
coating
pigment
resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP7324224A
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English (en)
Inventor
Satoshi Shimizu
聡 清水
Hidesato Kawanishi
英賢 川西
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐熱油性に優れた被膜を有する鍋を用いた調
理器を提供したものである。また、調理器本体に接する
部分の被膜の滑り性を抑えて、滑りにくいために安全で
使い勝手のよい鍋を用いた調理器を提供したものであ
る。 【解決手段】 金属基材表面にポリテトラフルオロエチ
レン樹脂、ポリエーテルサルホン樹脂及び顔料を主成分
し、ポリテトラフルオロエチレン樹脂の比率を樹脂成分
の10〜40wt%とし、320〜350℃の温度で焼
成した被膜を形成した鍋を用いた調理器とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、てんぷらなどを主
に調理する調理器に関するもので、特に耐熱油性に優れ
た被膜を形成した鍋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、金属基材の鍋に形成した被膜には
耐熱性及び離型性に優れたフッ素樹脂が多く使われ、中
でも耐熱性の高いポリテトラフルオロエチレン樹脂(以
下PTFEと略す)が多く使われてきた。また、調理器
本体と接触する鍋の部分にも同様の樹脂被膜が使用され
ているが、PTFE自体の滑り性のために鍋自体が滑り
易かった。
【0003】また、フッ素樹脂被膜としては、基材との
密着性を確保するためにプライマー層とトップ層の2コ
ートタイプが一般的に使用され、必要に応じて1コート
タイプも使用されている。なお、1コートタイプではポ
リエーテルサルホン樹脂(以下PESと略す)とPTF
Eを主成分とし、PTFEの含有量が樹脂成分の50w
t%前後が一般的に使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、PTFEを多
く含む被膜は、耐熱性及び離型性に優れるものの、てん
ぷら鍋のような高温で常時油に曝されるような使用にお
いては、PTFE被膜表面に存在するピンホールのため
に油が被膜内に浸透し、被膜の膨れなどの劣化が起こっ
たり、被膜表面の硬度が低くなり傷が付き易いという問
題があった。また、調理中に鍋が滑り易いという問題が
あった。
【0005】本発明は上記課題を解決するもので、耐熱
油性に優れた被膜を形成した鍋を用いた調理器を提供す
ることを目的とする。また、調理中に鍋が滑りにくい安
全で使い勝手のよい調理器を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に本発明の調理器は、基材表面にPTFE、PES及び
顔料を主成分し、前記PTFEの比率を樹脂成分の10
〜40wt%とし、320〜350℃の温度で焼成した
被膜を形成した鍋を用いた調理器とするものである。
【0007】また、少なくとも調理器本体との設置部
に、被膜中の顔料含有量が樹脂成分の50〜120wt
%である被膜を形成し、さらに、被膜中の顔料として少
なくとも酸化アルミニウムまたは炭化珪素のいずれか一
つを使用した被膜を形成した鍋を用いた調理器とするも
のである。
【0008】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、金属基材
表面にポリテトラフルオロエチレン樹脂、ポリエーテル
サルホン樹脂及び顔料を主成分し、前記ポリテトラフル
オロエチレン樹脂の比率を樹脂成分の10〜40wt%
とし、320〜350℃の温度で焼成した被膜を形成し
た鍋を用いた調理器としているので、耐熱油性に優れた
被膜を有する鍋を用いた調理器を提供することが出来
る。
【0009】請求項2記載の発明は、少なくとも調理器
本体との設置部に被膜中の顔料含有量が樹脂成分の50
〜120wt%である被膜を形成した鍋を用いた調理器
としているので、加熱効率には影響を与えずに調理中に
鍋が滑りにくい安全で使い勝手のよい調理器を提供する
ことが出来る。
【0010】請求項3記載の発明は、被膜中の顔料とし
て少なくとも酸化アルミニウムまたは炭化珪素のいずれ
か一つを使用した被膜を形成した鍋を用いた調理器とし
ているので、さらに調理中に鍋が滑りにくい安全で使い
勝手のよい調理器を提供することが出来る。
【0011】一般的に2コートタイプは、トップ層のP
TFEの含有量がほぼ100%であため、耐熱性や離型
性に優れるものの塗膜表面には微細なピンホールが多く
存在するため耐熱油性に劣る。一方、PESとPTFE
を主成分とする1コートタイプでは塗膜表面に微細なピ
ンホールが少ないため、てんぷらを主に調理する鍋用の
塗膜としては優れている。ところで、1コートタイプに
おいてPTFEの含有量を樹脂成分の40wt%以下に
すると、被膜表面に存在するピンホールがPESで埋め
られるため、ピンホールをより少なく出来る。
【0012】しかし、10wt%未満では極端に離型性
が低下し、実用に適さない。一方、焼成温度において
は、380℃以上が一般的であるが、上述した1コート
タイプでは、PTFEの被膜表面へのブリード現象が生
じためピンホールが多くなり、耐熱油性の低下が見られ
る。このためPTFEのブリードを抑え、さらに実使用
上問題の無い離型性を確保するため、焼成温度として3
20℃〜350℃が最適である。
【0013】以上の説明から明らかなように、本発明の
フッ素コートを用いることにより、被膜表面のピンホー
ルを無くし、被膜表面を平滑にすることが出来るため、
てんぷら鍋のような高温で常時油に曝されるような使用
でも特に問題なく使用出来る。また、塗膜の顔料として
はアルミニウム粉末及びカーボン、酸化鉄を用い、顔料
の含有量としては隠ぺい性を確保するために、樹脂成分
の20wt%以上用いているのが一般的であるが、この
ような塗膜では、離型性がまだ大きく滑り易い。
【0014】しかし、顔料含有量を樹脂成分の50wt
%以上とすることで、樹脂成分を減少させて被膜表面を
粗くし、樹脂被膜の滑り性を抑えることができる。な
お、顔料含有量が120wt%を越えると、被膜中の樹
脂成分が少なくなり過ぎて耐摩耗性及び離型性等被膜の
特性が著しく低下するため、120wt%以下とするの
がよい。
【0015】さらに、被膜中の顔料成分として硬度が高
い酸化アルミニウムまたは炭化珪素を使用すると、滑り
性を抑制する効果を大きくすることが出来る。このよう
な滑り性を抑えた被膜を調理器との設置部分に用いる
と、鍋と調理器との滑りが抑えられ安全で使い勝手よく
調理することが可能となる。また、加熱効率に影響を及
ぼすこともない。
【0016】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照しながら説明する。 (実施の形態1)図1に示すように、調理器本体は加熱
方式が電磁誘導加熱方式である電磁調理器22であっ
て、電磁調理器本体22には操作パネル24が設けら
れ、電磁調理器本体22の上部にはセラミック製天板2
3が設けられ、天板23の上に、実施の形態2記載の鍋
でかつ電磁誘導加熱方式で発熱可能な鍋21を設置させ
た。天板は、非常に硬くて耐熱性のあるセラミック製天
板であるので、調理中に鍋が滑ったり、動いたりしやす
いが、本実施の形態においては加熱効率には影響を与え
ずに鍋が滑ったり動いたりすることを抑制することがで
きる。
【0017】次に、本発明の要点である調理器の鍋につ
いて詳述する。図2に示すようにアルミダイカスト基材
の鍋1の表面にPTFE、PES及び顔料を主成分し、
PTFEの含有量及び焼成温度を(表1)に示すように
変化させた試料番号1〜25の各種組成を有する第1の
被膜2をそれぞれ形成させた。
【0018】
【表1】
【0019】なお、上記第1の被膜の具体的な製造方法
は、次の通りで行った。まず、溶剤にN−メチル−2−
ピロリジノン及びトルエン、メチルエチルケトンを用
い、顔料にアルミニウム粉末及びカーボン、酸化鉄を樹
脂成分の30wt%用いて、PTFEの含有量が(表
1)に示す割合であるいずれかの塗料をサンドブラスト
にて粗面化したアルミダイカストの基材の鍋1にエアー
スプレーガン用いて塗装し、(表1)に示した各温度で
焼成することにより第1の被膜を形成した。
【0020】このように準備したそれぞれの鍋の耐熱油
性及び離型性を下記に示す要領にて評価した。耐熱油性
は、鍋にサラダ油を入れて200℃で保温を行い、この
時の被膜の変化を調べた。また、離型性は、同様に鍋に
サラダ油を入れ200℃でポテトフライを一定回数揚げ
た後に、被膜の油付着度合により評価した。
【0021】これらの結果を(表1)に示した。なお、
(表1)の耐熱油性の欄において、○印は被膜の変化の
ないことを、△印は被膜変色や膨れが極わずか見られる
ことを、さらに×印は、被膜変色や膨れなどの著しい変
化が見られることをそれぞれ示す。また離型性の欄にお
いて、○印は油の付着が殆ど無いことを、△印は油付着
が少し見られることを、さらに、×印は汚れ付着がひど
いことをそれぞれ示す。
【0022】(表1)から明らかなように、PTFEの
含有量が樹脂成分の10〜40wt%の範囲にあり、焼
成温度が320〜350℃の範囲にあるものが耐熱性及
び離型性に優れた特性を示した。(表1)から明らかな
ように、PTFEの含有量が樹脂成分の10〜40wt
%の範囲にあり、焼成温度が320〜350℃の範囲に
ある試料番号7,8,9,12,13,14,17,1
8及び19ものが耐熱性及び離型性に優れた特性を示し
た。
【0023】(実施の形態2)実施の形態1と同様にし
て図3に示すようにアルミダイカスト基材の鍋11の内
面11a及び外側面11bにPTFE、PES及び顔料
を主成分し、PTFEの含有量を樹脂成分の30wt
%、また顔料含有量が30wt%とし、340℃の温度
で焼成することにより第1の被膜12が形成されてい
る。一方、鍋11の調理器本体との設置部11cには第
1の被膜12の顔料含有量及び顔料成分を(表2)に示
すように変化させた試料番号26〜37の各種組成を有
する第2の被膜13をそれぞれを形成させた。なお、焼
成温度は全て340℃で行った。
【0024】
【表2】
【0025】このように、準備したそれぞれの鍋につい
て制止性及び耐摩耗性を下記に示す様な方法にて評価し
た。すなわち、制止性については調理器本体の上に鍋を
置いて鍋側面の一部にバネばかりを取り付けて水平方向
に引っ張り、この時の動き出す力を測定し評価した。ま
た、耐摩耗性については、ナイロンタワシを用いて一定
回数摩擦し、摩耗度合いを評価した。
【0026】これらの結果を(表2)に示した。なお、
(表2)の制止性の欄において、○印は150g重以上
であることを、×印は150未満であることをそれぞれ
示す。耐摩耗性の欄において、○印は摩耗度合いが少な
いことを、×印は摩耗度合いが大きいことをそれぞれ示
す。
【0027】(表2)から明らかなように、顔料含有量
が樹脂成分の50〜120wt%の範囲にある試料番号
27,28,29,30,32,33及び34は制止性
及び、耐摩耗性に優れた特性を示した。中でも顔料とし
て酸化アルミニウムまたは炭化珪素を用いた試料番号3
2,33及び34は、制止性に優れた特性を示した。
【0028】なお、本発明において、調理器本体は電磁
調理器に限定されるものではなく、抵抗加熱調理器等で
あってもよく、抵抗加熱調理器の場合は実施の形態2記
載の鍋であればよい。
【0029】
【発明の効果】以上から明かなように、PTFE、PE
S及び顔料を主成分し、前記PTFEの比率を樹脂成分
の10〜40wt%とし、320〜350℃の温度で焼
成した被膜を鍋に形成することにより耐熱油性に優れた
被膜を有する鍋を用いた調理器を提供することが出来
る。
【0030】また、少なくとも調理器本体との設置部
に、被膜中の顔料含有量が樹脂成分の50〜120wt
%である被膜を形成し、さらに顔料中の顔料として酸化
アルミニウムまたは炭化珪素のいずれか一つを使用した
被膜を鍋に形成することにより加熱効率には影響を与え
ずに調理中に鍋が滑りにくい安全で使い勝手のよい調理
器を提供することが出来る。
【0031】また、調理器としての熱効率が低下するこ
とはなく、むしろ、前記顔料を加えることにより、熱伝
導性が高くなり均一に加熱することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の調理器の全体斜視図
【図2】本発明の調理器の実施の形態1における鍋の断
面図
【図3】本発明の調理器の実施の形態2における鍋の断
面図
【符号の説明】
1、11、21 鍋 2、12 第1の被膜 11a 鍋の内面 11b 鍋の外側面 11c 鍋の調理器本体との設置部 13 第2の被膜 22 電磁調理器 23 セラミック製天板 24 操作パネル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属基材表面にポリテトラフルオロエチ
    レン樹脂、ポリエーテルサルホン樹脂及び顔料を主成分
    し、前記ポリテトラフルオロエチレン樹脂の比率を樹脂
    成分の10〜40wt%とし、320〜350℃の温度
    で焼成した被膜を形成した鍋を用いた調理器。
  2. 【請求項2】 少なくとも調理器本体との設置部に被膜
    中の顔料含有量が樹脂成分の50〜120wt%である
    被膜を形成した鍋を用いた請求項1記載の調理器。
  3. 【請求項3】 被膜中の顔料として少なくとも酸化アル
    ミニウムまたは炭化珪素のいずれか一つを使用した被膜
    を形成した鍋を用いた請求項2記載の調理器。
JP7324224A 1995-12-13 1995-12-13 調理器 Pending JPH09164082A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2784459A1 (fr) * 1998-10-13 2000-04-14 Seb Sa Article chauffant comportant une surface recouverte par un decor susceptible de changer de couleur

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