JPH09164285A - ミシンの給油装置 - Google Patents
ミシンの給油装置Info
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- JPH09164285A JPH09164285A JP32436395A JP32436395A JPH09164285A JP H09164285 A JPH09164285 A JP H09164285A JP 32436395 A JP32436395 A JP 32436395A JP 32436395 A JP32436395 A JP 32436395A JP H09164285 A JPH09164285 A JP H09164285A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 上軸のアーム先端側軸受に適量の給油を行
い、軸受のアーム先端側ヘ油漏れすることなく回収する
ような油の循環系を構成することにより、ミシンフレー
ムの振動、特にアームの振動を充分に低減し、ミシンよ
り発生する騒音をも低減することができるミシンの給油
装置を提供すること。 【解決手段】 滑り軸受24a、24b内に流入した潤
滑油が、環状のオイルシール25a、25bによって、
上軸31と前記滑り軸受24a、24bの隙間から漏れ
ることがなくなり、ミシンアーム22先端側の滑り軸受
24aに対しても潤滑油を適量に供給させることができ
る。
い、軸受のアーム先端側ヘ油漏れすることなく回収する
ような油の循環系を構成することにより、ミシンフレー
ムの振動、特にアームの振動を充分に低減し、ミシンよ
り発生する騒音をも低減することができるミシンの給油
装置を提供すること。 【解決手段】 滑り軸受24a、24b内に流入した潤
滑油が、環状のオイルシール25a、25bによって、
上軸31と前記滑り軸受24a、24bの隙間から漏れ
ることがなくなり、ミシンアーム22先端側の滑り軸受
24aに対しても潤滑油を適量に供給させることができ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はミシンの給油装置、
特に上軸とその軸受に給油するものに関するものであ
る。
特に上軸とその軸受に給油するものに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に見受けられるミシンは、針
棒や天秤等の往復運動あるいは揺動運動する機構を有し
ている。前記各機構の往復、揺動運動による慣性力は、
上軸の軸受を介してミシンアームを加振する加振力とな
り、そのミシンアーム及びベッドにおいて振動及び騒音
が発生していた。
棒や天秤等の往復運動あるいは揺動運動する機構を有し
ている。前記各機構の往復、揺動運動による慣性力は、
上軸の軸受を介してミシンアームを加振する加振力とな
り、そのミシンアーム及びベッドにおいて振動及び騒音
が発生していた。
【0003】一般に、このような振動、騒音に対して
は、転がり軸受より滑り軸受の方が良いとされる。これ
は、滑り軸受の軸受面に形成された油膜のスクイズフィ
ルム効果が作用し、振動を減衰するためである。ただ
し、このスクイズフィルム効果が有効に作用するために
は、滑り軸受の給油量が適度に多くなければならない。
は、転がり軸受より滑り軸受の方が良いとされる。これ
は、滑り軸受の軸受面に形成された油膜のスクイズフィ
ルム効果が作用し、振動を減衰するためである。ただ
し、このスクイズフィルム効果が有効に作用するために
は、滑り軸受の給油量が適度に多くなければならない。
【0004】一方、アーム先端に取り付けられている針
棒及び天秤は、縫製物や糸に直接触れる部材であり、油
が伝わって汚してはいけないので、無給油またはごく微
量の給油しか行っていない。同様に、上軸のアーム先端
側軸受においても、縫製物や糸の油汚れを防止するた
め、無給油の転がり軸受を用いるか、或は、滑り軸受に
ごく微量の給油を行って使用していた。
棒及び天秤は、縫製物や糸に直接触れる部材であり、油
が伝わって汚してはいけないので、無給油またはごく微
量の給油しか行っていない。同様に、上軸のアーム先端
側軸受においても、縫製物や糸の油汚れを防止するた
め、無給油の転がり軸受を用いるか、或は、滑り軸受に
ごく微量の給油を行って使用していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、転がり
軸受やごく微量給油の滑り軸受では、前述したスクイズ
フィルム効果は有効に作用しない。従って、従来のミシ
ンの軸受装置では、大きな振動、騒音を発生し、作業者
に不快感を与えていた。
軸受やごく微量給油の滑り軸受では、前述したスクイズ
フィルム効果は有効に作用しない。従って、従来のミシ
ンの軸受装置では、大きな振動、騒音を発生し、作業者
に不快感を与えていた。
【0006】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、上軸のアーム先端側軸受に適量
の給油を行い、軸受のアーム先端側ヘ油漏れすることな
く回収するような油の循環系を構成することにより、ミ
シンフレームの振動、特にアームの振動を充分に低減
し、ミシンより発生する騒音をも低減することができる
ミシンの給油装置を提供することを目的とするものであ
る。
になされたものであり、上軸のアーム先端側軸受に適量
の給油を行い、軸受のアーム先端側ヘ油漏れすることな
く回収するような油の循環系を構成することにより、ミ
シンフレームの振動、特にアームの振動を充分に低減
し、ミシンより発生する騒音をも低減することができる
ミシンの給油装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載のミシンの給油装置は、潤
滑油を収容した油溜めと、その油溜め内の潤滑油を汲み
上げるための強制給油手段と、その強制給油手段によっ
て汲み上げられた潤滑油を、ミシンアームに固定されか
つミシンの上軸を回動可能に支持する滑り軸受内に流通
させる第一流路と、その第一流路を介して前記滑り軸受
内に流入した潤滑油を前記油溜めに戻す第二流路とを有
し、前記上軸と前記滑り軸受との係合部に前記潤滑油を
供給するものを対象として、特に、少なくとも前記滑り
軸受の前記ミシンアーム先端側端部に環状のオイルシー
ルを設け、そのオイルシールが前記上軸の外周に接触す
るようにしている。従って、前記滑り軸受内に流入した
潤滑油が、環状のオイルシールによって、前記上軸と前
記滑り軸受の隙間から漏れることがなくなり、前記ミシ
ンアーム先端側の滑り軸受に対しても潤滑油を適量に供
給させることができ、前記ミシンアームの振動を低減さ
せることができる。
に、本発明の請求項1に記載のミシンの給油装置は、潤
滑油を収容した油溜めと、その油溜め内の潤滑油を汲み
上げるための強制給油手段と、その強制給油手段によっ
て汲み上げられた潤滑油を、ミシンアームに固定されか
つミシンの上軸を回動可能に支持する滑り軸受内に流通
させる第一流路と、その第一流路を介して前記滑り軸受
内に流入した潤滑油を前記油溜めに戻す第二流路とを有
し、前記上軸と前記滑り軸受との係合部に前記潤滑油を
供給するものを対象として、特に、少なくとも前記滑り
軸受の前記ミシンアーム先端側端部に環状のオイルシー
ルを設け、そのオイルシールが前記上軸の外周に接触す
るようにしている。従って、前記滑り軸受内に流入した
潤滑油が、環状のオイルシールによって、前記上軸と前
記滑り軸受の隙間から漏れることがなくなり、前記ミシ
ンアーム先端側の滑り軸受に対しても潤滑油を適量に供
給させることができ、前記ミシンアームの振動を低減さ
せることができる。
【0008】また、請求項2に記載のミシンの給油装置
は、前記オイルシールを前記上軸側に押圧するように前
記オイルシールの外側に環状の押圧部材を設けている。
従って、前記押圧部材によって前記オイルシールと前記
上軸との隙間をなくし、より油漏れをなくすことができ
る。
は、前記オイルシールを前記上軸側に押圧するように前
記オイルシールの外側に環状の押圧部材を設けている。
従って、前記押圧部材によって前記オイルシールと前記
上軸との隙間をなくし、より油漏れをなくすことができ
る。
【0009】また、請求項3に記載のミシンの給油装置
は、前記強制給油手段を、前記上軸の回転を利用したベ
ーンポンプ、プランジャーポンプ、ギヤポンプ等で構成
している。従って、上軸の回転数に比例した潤滑油を前
記滑り軸受に供給することができる。
は、前記強制給油手段を、前記上軸の回転を利用したベ
ーンポンプ、プランジャーポンプ、ギヤポンプ等で構成
している。従って、上軸の回転数に比例した潤滑油を前
記滑り軸受に供給することができる。
【0010】更に、請求項4に記載のミシンの給油装置
は、前記油溜めを、前記ミシンアーム内に設けた凹部で
構成している。従って、前記油溜めを特別に設ける必要
がなくなり、安価にかつ小型化することができる。
は、前記油溜めを、前記ミシンアーム内に設けた凹部で
構成している。従って、前記油溜めを特別に設ける必要
がなくなり、安価にかつ小型化することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明のミシン20の給油
装置を具体化した実施の形態について図面を参照して説
明する。
装置を具体化した実施の形態について図面を参照して説
明する。
【0012】まず、第1の実施の形態を図1及び図2を
用いて詳細に説明する。図1において、ミシンアーム2
2の内部に取付けられた滑り軸受24a、24bには上
軸31が回転自在に支持されている。前記上軸31は、
図1において右側端部にプーリ30が取付けられてい
る。前記プーリ30と図示しないモータのプーリとの間
には、前記モータの回転を伝達するためのVベルト32
が張架されている。また、図1において、前記上軸31
の左側端部には、天秤クランク34、針棒クランクロッ
ド44等を介して天秤36、針棒40が取付けられてい
る。前記上軸31が図示しないモータによって回転駆動
されると、針棒40が上下に往復運動し、かつ天秤36
が往復揺動運動を行う。
用いて詳細に説明する。図1において、ミシンアーム2
2の内部に取付けられた滑り軸受24a、24bには上
軸31が回転自在に支持されている。前記上軸31は、
図1において右側端部にプーリ30が取付けられてい
る。前記プーリ30と図示しないモータのプーリとの間
には、前記モータの回転を伝達するためのVベルト32
が張架されている。また、図1において、前記上軸31
の左側端部には、天秤クランク34、針棒クランクロッ
ド44等を介して天秤36、針棒40が取付けられてい
る。前記上軸31が図示しないモータによって回転駆動
されると、針棒40が上下に往復運動し、かつ天秤36
が往復揺動運動を行う。
【0013】前記滑り軸受24a、24bの間には、前
記上軸31の回転を利用した強制給油手段としてのプラ
ンジャーポンプ80が設けられている。また、前記ミシ
ンアーム22内部の上軸31下部には、油溜めとしての
オイルタンク90が配設されている。前記プランジャー
ポンプ80は、図3に示すように、中空円柱状のポンプ
外壁81に前記上軸31が貫通されている。前記ポンプ
外壁81の中央部には、後述する吸入孔82側と排出孔
83側とに前記ポンプ外壁81内の部屋を仕切るための
壁84を設け、その壁84は、後述する回転体85の回
転に伴って上下に移動可能なように構成されている。
記上軸31の回転を利用した強制給油手段としてのプラ
ンジャーポンプ80が設けられている。また、前記ミシ
ンアーム22内部の上軸31下部には、油溜めとしての
オイルタンク90が配設されている。前記プランジャー
ポンプ80は、図3に示すように、中空円柱状のポンプ
外壁81に前記上軸31が貫通されている。前記ポンプ
外壁81の中央部には、後述する吸入孔82側と排出孔
83側とに前記ポンプ外壁81内の部屋を仕切るための
壁84を設け、その壁84は、後述する回転体85の回
転に伴って上下に移動可能なように構成されている。
【0014】前記ポンプ外壁81の前記壁84の右側に
は、潤滑油をプランジャーポンプ80内に吸入するため
の吸入孔82が設けられており、前記壁84の左側に
は、排出孔83が設けられている。前記ポンプ外壁81
内部の前記上軸31には、円板状の回転体85を前記上
軸31の中心と前記回転体の中心とが一致しないように
偏らせて固着させている。このように構成することによ
って、前記上軸31の回転に伴い、前記回転体85が回
転し、前記ポンプ外壁81内の吸入孔82側の空間と、
排出孔83側の空間との大きさが変化し、その変化に伴
って潤滑油が前記吸入孔82から前記プランジャーポン
プ80内に吸入されると共に、前記排出孔83から潤滑
油が排出される。
は、潤滑油をプランジャーポンプ80内に吸入するため
の吸入孔82が設けられており、前記壁84の左側に
は、排出孔83が設けられている。前記ポンプ外壁81
内部の前記上軸31には、円板状の回転体85を前記上
軸31の中心と前記回転体の中心とが一致しないように
偏らせて固着させている。このように構成することによ
って、前記上軸31の回転に伴い、前記回転体85が回
転し、前記ポンプ外壁81内の吸入孔82側の空間と、
排出孔83側の空間との大きさが変化し、その変化に伴
って潤滑油が前記吸入孔82から前記プランジャーポン
プ80内に吸入されると共に、前記排出孔83から潤滑
油が排出される。
【0015】次に、本発明の要部である滑り軸受24a
の構成について、図2を用いて詳細に説明する。図2
は、前記滑り軸受24aの断面図である。
の構成について、図2を用いて詳細に説明する。図2
は、前記滑り軸受24aの断面図である。
【0016】前記滑り軸受24aの両端部には、オイル
シール25a、25bが取り付けられている。また、前
記滑り軸受24aの内周面には、後述する給油孔27か
ら供給された潤滑油を前記滑り軸受24a全域に行き渡
せるための油溝26が形成されている。前記滑り軸受2
4aの図2において上面中央部に、前記ビニルチューブ
92aを前記滑り軸受24a内に導入するための給油孔
27が開いている。また、図2において、前記滑り軸受
24aの下部には、前記給油孔27に嵌合されたビニル
チューブ92aから流入した潤滑油を後述する排油孔2
8へ導くための排油管64が設けられている。更に、前
記滑り軸受24aの下部右側に、前記ビニルチューブ9
4aを前記滑り軸受24a内に導入するための排油孔2
8が開いている。
シール25a、25bが取り付けられている。また、前
記滑り軸受24aの内周面には、後述する給油孔27か
ら供給された潤滑油を前記滑り軸受24a全域に行き渡
せるための油溝26が形成されている。前記滑り軸受2
4aの図2において上面中央部に、前記ビニルチューブ
92aを前記滑り軸受24a内に導入するための給油孔
27が開いている。また、図2において、前記滑り軸受
24aの下部には、前記給油孔27に嵌合されたビニル
チューブ92aから流入した潤滑油を後述する排油孔2
8へ導くための排油管64が設けられている。更に、前
記滑り軸受24aの下部右側に、前記ビニルチューブ9
4aを前記滑り軸受24a内に導入するための排油孔2
8が開いている。
【0017】前記オイルシール25aは、環状の金属部
材7aと、その金属部材7aの内周に係合され、環状の
NBR等の材料によって形成されたシール8aとで構成
されている。前記シール8aの外周には、前記滑り軸受
24aに支持された前記上軸31側に前記シール8aを
押圧する押圧部材としてのコイルバネばね33が設けら
れている。従って、前記オイルシール25aが前記上軸
31の外周に隙間なく均一に接触する。前記オイルシー
ル25aの右側端部と前記シール8aとの間には、前記
滑り軸受24a内部に流入した潤滑油を前記排油管64
に導くため隙間29aを設けている。
材7aと、その金属部材7aの内周に係合され、環状の
NBR等の材料によって形成されたシール8aとで構成
されている。前記シール8aの外周には、前記滑り軸受
24aに支持された前記上軸31側に前記シール8aを
押圧する押圧部材としてのコイルバネばね33が設けら
れている。従って、前記オイルシール25aが前記上軸
31の外周に隙間なく均一に接触する。前記オイルシー
ル25aの右側端部と前記シール8aとの間には、前記
滑り軸受24a内部に流入した潤滑油を前記排油管64
に導くため隙間29aを設けている。
【0018】前記オイルシール25bは、環状の金属部
材7bと、その金属部材7bの内周に係合され、環状の
NBR等の材料によって形成されたシール8bとで構成
されている。前記オイルシール25bの左側端部と前記
シール8bとの間には、前記滑り軸受24a内部に流入
した潤滑油を前記排油管64に導くため隙間29bを設
けている。前記オイルシール25bでは油漏れが直接糸
や縫製物を汚すことがないので、シール性はやや低いが
摺動抵抗の小さいコイルばね33のないものが取付けら
れている。
材7bと、その金属部材7bの内周に係合され、環状の
NBR等の材料によって形成されたシール8bとで構成
されている。前記オイルシール25bの左側端部と前記
シール8bとの間には、前記滑り軸受24a内部に流入
した潤滑油を前記排油管64に導くため隙間29bを設
けている。前記オイルシール25bでは油漏れが直接糸
や縫製物を汚すことがないので、シール性はやや低いが
摺動抵抗の小さいコイルばね33のないものが取付けら
れている。
【0019】前記滑り軸受24bは、前記滑り軸受24
aと同じ構造であるため詳細は図示しないが、オイルシ
ールの構造は、前記オイルシール25bと同一のものが
両端に取り付けられている。
aと同じ構造であるため詳細は図示しないが、オイルシ
ールの構造は、前記オイルシール25bと同一のものが
両端に取り付けられている。
【0020】前記オイルタンク90には、前記プランジ
ャーポンプ80の吸入孔82に一端が接続されているビ
ニルチューブ96の他端が接続されており、更に、前記
滑り軸受24a、24bの各排油孔28に一端が接続さ
れたビニルチューブ94a、94bの各他端が接続され
ている。前記プランジャーポンプ80の前記排出孔83
には、ビニルチューブ92a、92bの各一端が接続さ
れており、そのビニルチューブ92a、92bの各他端
は、前記滑り軸受24a、24bの各給油孔27に接続
されている。
ャーポンプ80の吸入孔82に一端が接続されているビ
ニルチューブ96の他端が接続されており、更に、前記
滑り軸受24a、24bの各排油孔28に一端が接続さ
れたビニルチューブ94a、94bの各他端が接続され
ている。前記プランジャーポンプ80の前記排出孔83
には、ビニルチューブ92a、92bの各一端が接続さ
れており、そのビニルチューブ92a、92bの各他端
は、前記滑り軸受24a、24bの各給油孔27に接続
されている。
【0021】次に、第1の実施の形態の動作を図1を用
いて説明する。
いて説明する。
【0022】前記上軸31が回転駆動されると、プラン
ジャーポンプ80の吸入孔82からオイルタンク90に
溜められた潤滑油を吸引すると共に、プランジャーポン
プ80の排出孔83からビニルチューブ92a、92
b、滑り軸受24a、24bの各給油孔27を介して滑
り軸受24a、24b内に供給される。その滑り軸受2
4a、24b内に供給された潤滑油は、油溝26を伝わ
って、上軸31と滑り軸受24a、24bの各摺動面に
行き渡る。各滑り軸受24a、24b内の過剰な潤滑油
は、オイルシール25a、25bが施された各端部から
ミシンアーム内に漏れることなく、各排油管64、各排
油孔28及びビニルチューブ94a、94bを介してオ
イルタンク90に戻る。
ジャーポンプ80の吸入孔82からオイルタンク90に
溜められた潤滑油を吸引すると共に、プランジャーポン
プ80の排出孔83からビニルチューブ92a、92
b、滑り軸受24a、24bの各給油孔27を介して滑
り軸受24a、24b内に供給される。その滑り軸受2
4a、24b内に供給された潤滑油は、油溝26を伝わ
って、上軸31と滑り軸受24a、24bの各摺動面に
行き渡る。各滑り軸受24a、24b内の過剰な潤滑油
は、オイルシール25a、25bが施された各端部から
ミシンアーム内に漏れることなく、各排油管64、各排
油孔28及びビニルチューブ94a、94bを介してオ
イルタンク90に戻る。
【0023】尚、前記ビニルチューブ92a、92bが
プランジャーポンプ80によって汲み上げられた潤滑油
を滑り軸受24a、24b内に流通させる第一流路とし
て機能し、前記排油管64と、前記ビニルチューブ94
a、94bとで前記滑り軸受24a、24b内に流入し
た潤滑油を前記オイルタンク90に戻す第二流路として
機能する。
プランジャーポンプ80によって汲み上げられた潤滑油
を滑り軸受24a、24b内に流通させる第一流路とし
て機能し、前記排油管64と、前記ビニルチューブ94
a、94bとで前記滑り軸受24a、24b内に流入し
た潤滑油を前記オイルタンク90に戻す第二流路として
機能する。
【0024】以上説明したことから明らかなように、滑
り軸受24a、24b内に流入した潤滑油が、環状のオ
イルシール25a、25bによって、上軸31と前記滑
り軸受24a、24bの隙間から漏れることがなくな
り、ミシンアーム22先端側の滑り軸受24aに対して
も潤滑油を適量に供給させることができ、ミシンアーム
22の振動及び騒音を低減させることができる。
り軸受24a、24b内に流入した潤滑油が、環状のオ
イルシール25a、25bによって、上軸31と前記滑
り軸受24a、24bの隙間から漏れることがなくな
り、ミシンアーム22先端側の滑り軸受24aに対して
も潤滑油を適量に供給させることができ、ミシンアーム
22の振動及び騒音を低減させることができる。
【0025】次に、本発明を具体化したミシン120の
給油装置の第2の実施の形態を図6を用いて説明する。
尚、基本的な構成は第1の実施の形態と同様であるた
め、同一部材には同一符号を付し、その説明を省略す
る。図6において、滑り軸受124a、124bにはそ
れぞれオイルシール25aが図示したように片側のみに
取付けられている。アーム122の底部には滑り軸受1
24a、124bの取付部で凹状に形成された油溜り1
90が、オイルタンクの代わりに設けられている。油溜
り190内にはビニルチューブ96の一端が配設され、
その先端にはフィルタ98が設けられている。ビニルチ
ューブ96の他端はプランジャーポンプ80の吸入孔8
2(図示しない)に取付けられている。
給油装置の第2の実施の形態を図6を用いて説明する。
尚、基本的な構成は第1の実施の形態と同様であるた
め、同一部材には同一符号を付し、その説明を省略す
る。図6において、滑り軸受124a、124bにはそ
れぞれオイルシール25aが図示したように片側のみに
取付けられている。アーム122の底部には滑り軸受1
24a、124bの取付部で凹状に形成された油溜り1
90が、オイルタンクの代わりに設けられている。油溜
り190内にはビニルチューブ96の一端が配設され、
その先端にはフィルタ98が設けられている。ビニルチ
ューブ96の他端はプランジャーポンプ80の吸入孔8
2(図示しない)に取付けられている。
【0026】次に、第2の実施の形態のミシン120の
給油装置の動作を図6を用いて説明する。前記上軸31
が回転駆動されると、プランジャーポンプ80が油溜り
190からフィルタ98を通して潤滑油を吸引し、ビニ
ルチューブ92a、92bを経由して滑り軸受124
a、124bに給油される。滑り軸受124aに給油さ
れた潤滑油は、給油孔27から油溝26を伝わって滑り
軸受124a、124b内周に広がり、排油管64を通
って右端部ヘ導かれ、上軸31と滑り軸受124aの隙
間から排出される。排出された潤滑油は、油溜り190
へ戻る。尚、前記排油管64が前記滑り軸受24a、2
4b内に流入した潤滑油を前記油溜り190に戻す第二
流路として機能する。
給油装置の動作を図6を用いて説明する。前記上軸31
が回転駆動されると、プランジャーポンプ80が油溜り
190からフィルタ98を通して潤滑油を吸引し、ビニ
ルチューブ92a、92bを経由して滑り軸受124
a、124bに給油される。滑り軸受124aに給油さ
れた潤滑油は、給油孔27から油溝26を伝わって滑り
軸受124a、124b内周に広がり、排油管64を通
って右端部ヘ導かれ、上軸31と滑り軸受124aの隙
間から排出される。排出された潤滑油は、油溜り190
へ戻る。尚、前記排油管64が前記滑り軸受24a、2
4b内に流入した潤滑油を前記油溜り190に戻す第二
流路として機能する。
【0027】第2の実施形態ではアーム22の底部に油
溜り190を設け、オイルタンクをなくしたので、ビニ
ルチューブの配管やオイルシールを減らすことができ、
また、滑り軸受自体の構造も簡単にできる。これによ
り、簡単な構成にして第1の実施形態と同様の効果を得
られる。
溜り190を設け、オイルタンクをなくしたので、ビニ
ルチューブの配管やオイルシールを減らすことができ、
また、滑り軸受自体の構造も簡単にできる。これによ
り、簡単な構成にして第1の実施形態と同様の効果を得
られる。
【0028】尚、各実施の形態では、強制給油手段とし
てプランジャーポンプ80で構成しているが、ベーンポ
ンプ84、またはギアポンプ86で構成してもよい。こ
れらは、上軸31の回転を利用して駆動される給油手段
であり、回転数に比例した給油量が得られる。従って、
ミシン運転中には常に滑り軸受24a、24bに適量な
給油が行われる。
てプランジャーポンプ80で構成しているが、ベーンポ
ンプ84、またはギアポンプ86で構成してもよい。こ
れらは、上軸31の回転を利用して駆動される給油手段
であり、回転数に比例した給油量が得られる。従って、
ミシン運転中には常に滑り軸受24a、24bに適量な
給油が行われる。
【0029】図4は、ベーンポンプ84の断面図であ
り、図4において、中空円柱状のポンプ外壁11の右側
には吸入孔12、左側には排出孔13が開いている。前
記ポンプ外壁11の内周には、後述する複数の羽根14
が後述する切り溝15から脱落しないようにするための
中空円筒状の脱落防止部材16が固着されている。前記
脱落防止部材16の内部には、その脱落防止部材16の
図4において中心からやや上部に前記上軸31を貫通さ
せている。前記脱落防止部材16内の前記上軸31に
は、円板状の羽根駆動部材17が固着されている。前記
羽根駆動部材17には、円周から略円中心側に、それぞ
れ傾斜角度が異なる複数の切り溝15が設けられてお
り、前記複数の羽根14が、各切り溝15に挿入されて
いる。前記複数の羽根14は、前記各切り溝15に対し
て摺動可能に構成されている。
り、図4において、中空円柱状のポンプ外壁11の右側
には吸入孔12、左側には排出孔13が開いている。前
記ポンプ外壁11の内周には、後述する複数の羽根14
が後述する切り溝15から脱落しないようにするための
中空円筒状の脱落防止部材16が固着されている。前記
脱落防止部材16の内部には、その脱落防止部材16の
図4において中心からやや上部に前記上軸31を貫通さ
せている。前記脱落防止部材16内の前記上軸31に
は、円板状の羽根駆動部材17が固着されている。前記
羽根駆動部材17には、円周から略円中心側に、それぞ
れ傾斜角度が異なる複数の切り溝15が設けられてお
り、前記複数の羽根14が、各切り溝15に挿入されて
いる。前記複数の羽根14は、前記各切り溝15に対し
て摺動可能に構成されている。
【0030】図5は、ギヤポンプ86の断面図であり、
図5において、円柱状の中空のポンプ外壁71の上下端
面に吸入孔72、排出孔73が開いている。前記ポンプ
外壁71の内部には、2つのギヤ74が前記吸入孔7
2、前記排出孔73を結ぶ軸線上で噛み合うように配置
されている。前記二つのギヤ74の内、一方のギヤに
は、前記上軸31が接続されている。
図5において、円柱状の中空のポンプ外壁71の上下端
面に吸入孔72、排出孔73が開いている。前記ポンプ
外壁71の内部には、2つのギヤ74が前記吸入孔7
2、前記排出孔73を結ぶ軸線上で噛み合うように配置
されている。前記二つのギヤ74の内、一方のギヤに
は、前記上軸31が接続されている。
【0031】本発明は前記各実施形態に示したものに限
定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々
の変更が可能である。
定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々
の変更が可能である。
【0032】例えば、ミシンの針棒天秤機構によって発
生する軸受荷重はアーム22先端側の軸受の方がはるか
に大きいため、アーム22先端側の軸受のみに強制給油
するようにして、アーム22付け根側の軸受には灯芯給
油や飛沫給油を行ってもよい。これによって、給油の循
環系をより簡略化することができる。また、油漏れにつ
いても、アーム22先端側軸受のアーム22先端側への
油漏れ以外はそれほど問題とはならないため、前記アー
ム22先端側軸受のアーム22先端側のみにオイルシー
ルを使用するようにしてもよい。このようにすることに
よって、上軸31の摺動抵抗が小さくなり、パワーの小
さい駆動モータを使用することができる。
生する軸受荷重はアーム22先端側の軸受の方がはるか
に大きいため、アーム22先端側の軸受のみに強制給油
するようにして、アーム22付け根側の軸受には灯芯給
油や飛沫給油を行ってもよい。これによって、給油の循
環系をより簡略化することができる。また、油漏れにつ
いても、アーム22先端側軸受のアーム22先端側への
油漏れ以外はそれほど問題とはならないため、前記アー
ム22先端側軸受のアーム22先端側のみにオイルシー
ルを使用するようにしてもよい。このようにすることに
よって、上軸31の摺動抵抗が小さくなり、パワーの小
さい駆動モータを使用することができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
請求項1記載のミシンの給油装置によれば、滑り軸受内
に流入した潤滑油が、環状のオイルシールによって、前
記上軸と前記滑り軸受の隙間から漏れることがなくなる
ため、縫製物や糸の汚れを防止でき、かつ前記ミシンア
ーム先端側の滑り軸受に対しても潤滑油を適量に供給さ
せることができるため、前記ミシンアームの振動及び騒
音を低減させることができる。
請求項1記載のミシンの給油装置によれば、滑り軸受内
に流入した潤滑油が、環状のオイルシールによって、前
記上軸と前記滑り軸受の隙間から漏れることがなくなる
ため、縫製物や糸の汚れを防止でき、かつ前記ミシンア
ーム先端側の滑り軸受に対しても潤滑油を適量に供給さ
せることができるため、前記ミシンアームの振動及び騒
音を低減させることができる。
【0034】また、請求項2記載のミシンの給油装置に
よれば、前記押圧部材によって前記オイルシールと前記
上軸との隙間をなくし、より潤滑油の漏れをなくすこと
ができる。
よれば、前記押圧部材によって前記オイルシールと前記
上軸との隙間をなくし、より潤滑油の漏れをなくすこと
ができる。
【0035】また、請求項3記載のミシンの給油装置に
よれば、前記上軸と共に構成されるプランジャーポン
プ、ベーンポンプ、ギヤポンプ等の給油力が前記上軸の
回転数に対応するため、適切な量の潤滑油を前記滑り軸
受に供給することができる。
よれば、前記上軸と共に構成されるプランジャーポン
プ、ベーンポンプ、ギヤポンプ等の給油力が前記上軸の
回転数に対応するため、適切な量の潤滑油を前記滑り軸
受に供給することができる。
【0036】更に、請求項4記載のミシンの給油装置に
よれば、前記油溜めを特別に設ける必要がなくなり、安
価にかつ小型化することができる等の効果を得ることが
できる。
よれば、前記油溜めを特別に設ける必要がなくなり、安
価にかつ小型化することができる等の効果を得ることが
できる。
【図1】第1の実施の形態のミシンの給油装置を備えた
ミシンの断面図である。
ミシンの断面図である。
【図2】滑り軸受の断面図である。
【図3】プランジャーポンプの断面図である。
【図4】ベーンポンプの断面図である。
【図5】ギアポンプの断面図である。
【図6】第2の実施の形態のミシンの給油装置を備えた
ミシンの断面図である。
ミシンの断面図である。
22 ミシンアーム 24a 滑り軸受 24b 滑り軸受 25a オイルシール 25b オイルシール 31 上軸 80 プランジャーポンプ 90 オイルタンク 92a ビニルチューブ 92b ビニルチューブ 94a ビニルチューブ 94b ビニルチューブ
Claims (4)
- 【請求項1】 潤滑油を収容した油溜めと、 その油溜め内の潤滑油を汲み上げるための強制給油手段
と、 その強制給油手段によって汲み上げられた潤滑油を、ミ
シンアームに固定されかつミシンの上軸を回動可能に支
持する滑り軸受内に流通させる第一流路と、 その第一流路を介して前記滑り軸受内に流入した潤滑油
を前記油溜めに戻す第二流路とを有し、 前記上軸と前記滑り軸受との係合部に前記潤滑油を供給
するミシンの給油装置において、 少なくとも前記滑り軸受の前記ミシンアーム先端側端部
に環状のオイルシールを設け、そのオイルシールが前記
上軸の外周に接触するようにしたことを特徴とするミシ
ンの給油装置。 - 【請求項2】 前記オイルシールを前記上軸側に押圧す
るように前記オイルシールの外側に環状の押圧部材を設
けたことを特徴とする請求項1に記載のミシンの給油装
置。 - 【請求項3】 前記強制給油手段を、前記上軸の回転を
利用したベーンポンプ、プランジャーポンプ、ギヤポン
プ等で構成したことを特徴とする請求項1に記載のミシ
ンの給油装置。 - 【請求項4】 前記油溜めを、前記ミシンアーム内に設
けた凹部で構成したこを特徴とする請求項1記載のミシ
ンの給油装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32436395A JPH09164285A (ja) | 1995-12-13 | 1995-12-13 | ミシンの給油装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32436395A JPH09164285A (ja) | 1995-12-13 | 1995-12-13 | ミシンの給油装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09164285A true JPH09164285A (ja) | 1997-06-24 |
Family
ID=18164956
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32436395A Pending JPH09164285A (ja) | 1995-12-13 | 1995-12-13 | ミシンの給油装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09164285A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1318672C (zh) * | 2002-05-09 | 2007-05-30 | 兄弟工业株式会社 | 缝纫机的润滑脂供给机构 |
| CN100374636C (zh) * | 2001-05-25 | 2008-03-12 | 飞马缝纫机制造株式会社 | 缝纫机 |
-
1995
- 1995-12-13 JP JP32436395A patent/JPH09164285A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100374636C (zh) * | 2001-05-25 | 2008-03-12 | 飞马缝纫机制造株式会社 | 缝纫机 |
| CN1318672C (zh) * | 2002-05-09 | 2007-05-30 | 兄弟工业株式会社 | 缝纫机的润滑脂供给机构 |
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