JPH09164286A - ミシンの給油装置 - Google Patents

ミシンの給油装置

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JPH09164286A
JPH09164286A JP32436695A JP32436695A JPH09164286A JP H09164286 A JPH09164286 A JP H09164286A JP 32436695 A JP32436695 A JP 32436695A JP 32436695 A JP32436695 A JP 32436695A JP H09164286 A JPH09164286 A JP H09164286A
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JP
Japan
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bearing
oil
sewing machine
spiral groove
helical groove
Prior art date
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Pending
Application number
JP32436695A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Asano
武志 浅野
Takao Momotome
孝雄 百留
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸と軸受との間に形成した螺旋溝の他端部を
前記軸受の他端の僅か内側で終息させて、軸と軸受との
間の油膜圧力を大きくすることにより、油膜の減衰効果
を増大させて軸受騒音を低減させることができるミシン
の給油装置を提供することである。 【解決手段】 ミシン機枠22に軸受24a、24bを
介して支持され、かつモータによって回転駆動される上
軸31の内、前記軸受24aに対応する外周面に、その
軸受24aの軸受幅より短い範囲内に亙って給油するた
めの螺旋溝26が形成され、その螺旋溝26の他端部2
6aは前記軸受24aの他端の僅か内側で終息してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ミシンの運転に伴
ってミシン機枠に発生する振動及び騒音を低減するよう
にしたミシンの給油装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に見受けられるミシンは、ミ
シン機枠に複数の軸受を介して支持され、かつモータに
よって回転駆動される上軸を有し、その上軸を回転させ
ることによって、針棒や天秤等の運動機構を往復運動さ
せたり、揺動運動させるようにしている。前記運動機構
の往復運動、あるいは揺動運動による慣性力は、上軸の
軸受を介してミシンアームを加振する加振力となり、そ
のミシンアーム及びベッドにおいて振動及び騒音が発生
していた。
【0003】一般に、このような振動、騒音に対して
は、転がり軸受より滑り軸受の方がよいとされる。これ
は、軸受の軸受面に形成された油膜のスクイズフィルム
効果が作用し、振動を減衰するためである。但し、この
スクイズフィルム効果は振動を油膜の圧力変動で吸収す
るものであり、有効に作用するためには、軸受の給油量
が適度に多くなければならない。
【0004】一方、アーム先端に取り付けられている針
棒及び天秤は、縫製物や糸に直接触れる部材であり、油
が付着して汚してはいけないので、無給油、またはごく
微量の給油しか行っていない。同様に、上軸のアーム先
端側の軸受においても、縫製物や糸の油汚れを防止する
ため、無給油の転がり軸受を用いるか、あるいは、滑り
軸受にごく微量の給油を行って使用していた。
【0005】また、上軸に螺旋溝を形成し、螺旋溝のス
クリューポンプ効果を利用して給油を行うものとして、
実公昭34−11952号公報に記載のミシンの給油装
置が知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、転がり
軸受やごく微量給油の滑り軸受では、前記スクイズフィ
ルム効果は有効に作用しない。従って、従来のミシンの
軸受装置では、大きな振動、騒音を発生し、作業者に不
快感を与えていた。また、実公昭34−11952号公
報に記載のミシンの給油装置は、上軸の螺旋溝を軸受の
端部まで形成して、油を軸受の末端まで供給するように
しているため、油の供給量は多いが、軸受の端部で油膜
圧力が大きくならず、従って、騒音低減効果は小さかっ
た。
【0007】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、軸と軸受との間に形成した螺旋
溝の他端部を前記軸受の他端の僅か内側で終息させて、
軸と軸受との間の油膜圧力を大きくすることにより、油
膜の減衰効果を増大させて軸受騒音を低減させることが
できるミシンの給油装置を提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載のミシンの上軸給油装置
は、ミシン機枠に軸受を介して支持され、かつモータに
よって回転駆動される軸を有し、その軸の周面と前記軸
受の内周面との間に、油を供給するための螺旋溝を形成
したものを対象として、特に、前記軸受の一端部側に前
記螺旋溝の一端部を設けると共に、その螺旋溝の他端部
を前記軸受の他端の僅か内側で終息させたものである。
従って、前記軸がモータによって回転されると、前記螺
旋溝のスクリューポンプ効果によって、油が前記一端部
から終息端部側に供給されると共に、軸と軸受との間の
微小隙間に油が膜状にまんべんなく広がり、その油膜圧
力が大きくなる。このため、油膜の減衰効果が増大し
て、軸受部分から発生する騒音が低減される。
【0009】また、請求項2に記載のミシンの給油装置
は、前記螺旋溝の油導入孔が油溜めに連通されている。
従って、ミシンを運転する度に油が前記油溜めから順次
供給され、油がとぎれることはなく、給油作用を確実に
行なうことができる。
【0010】また、請求項3に記載のミシンの給油装置
は、前記軸受の両端部にオイルシールが設けられてい
る。従って、前記軸受の両端部から油漏れが生じるよう
なことはなく、糸や縫製物を汚損することがない。
【0011】さらに、請求項4に記載のミシンの給油装
置は、前記両オイルシールの間に、前記螺旋溝を経た油
を前記油溜めに戻すための油回収手段を設けている。従
って、軸と軸受との間で潤滑作用に使用された油は、前
記油回収手段により回収されて、前記油溜めに戻され、
繰り返し潤滑作用に使用される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明のミシンの給油装
置を具体化した実施の形態について図面を参照しながら
説明する。
【0013】先ず、図1において、ミシン機枠22の内
部に取付けられた左右一対の軸受24a、24bには、
本発明の軸である上軸31が回転自在に支持されてい
る。前記上軸31は、その一端に取付けられたプーリ3
0及びそのプーリ30に掛けられたVベルト32を介し
てモータ(図示せず)から回転動力が伝達され、回転駆
動されるようになっている。また、前記上軸31の他端
部に天秤クランク34が固定され、その天秤クランク3
4には、天秤36が連動可能に連結されると共に、さら
に、針棒クランク42及び針棒クランクロッド44等を
介して針棒40が連動可能に連結されている。従って、
前記天秤クランク34が上軸31と共に回転することに
よって、針棒40が上下に往復運動すると共に、天秤3
6が往復揺動運動を行う。
【0014】油を収納した油溜めとしてのオイルタンク
90は、前記ミシン機枠22のアームの内側下部の上軸
31の下側に配設されている。そのオイルタンク90
と、前記各軸受24a、24bとは、それぞれ油を供給
するためのビニル製の供給チューブ92a、92b及び
油を回収するためのビニル製の回収チューブ94a、9
4bによって接続されている。
【0015】図2は、前記軸受24aの内部の詳細を示
した図である。同図において、軸受24aには、その右
側一端部の上部に前記供給チューブ92aに連結される
給油孔27が、同一端部の下部に前記回収チューブ94
aに連結される排油孔28がそれぞれ設けられている。
【0016】また、前記上軸31の周面には、前記軸受
24aの軸受幅より短い範囲内に亙って螺旋溝26が形
成されており、この螺旋溝26の向きは、上軸31の回
転により螺旋溝26の一端部26bから他端部26a
(図中右から左)へと油が供給されるように設定されて
いる。前記螺旋溝26の他端部26aは、同図から明か
なように、前記軸受24aの左側他端部の僅か内側で終
息している。
【0017】前記軸受24aの螺旋溝26の一端部26
bに対応する位置には、リング状の溝29が設けられ、
このリング状の溝29と給油孔27とは給油管63によ
って接続されている。軸受24aの軸受両端の内周部に
は、オイルシール25a、25bが取付けられ、その各
オイルシール25a、25bの内側小径部分と軸受24
aの軸受部端面との間に軸線方向に僅かな隙間が設定さ
れ、回収するための使用済みの油の流れを良好にしてい
る。前記各オイルシール25a、25bはリップ部が耐
油性に優れたニトリルブタジエンゴム(NBR)で成形
され、上軸31の外周面に接触している。特に、オイル
シール25aではリップ部をコイルばね33の弾力によ
り上軸31の外周面に押し付けて、天秤クランク34や
針棒40側ヘの油漏れを確実に防止している。また、右
側のオイルシール25bは天秤クランク34や針棒40
から離れており、多少の油漏れが発生しても糸や縫製物
を直接汚すことはないので、シール性はやや低く、摺動
抵抗の小さいものが取付けられている。
【0018】さらに、前記軸受24aの下側内部の前記
各オイルシール25a、25b間には、前記螺旋溝26
を経て潤滑に使用した油を回収するための油回収手段と
しての排油管64が設けられている。その排油管64は
前記排油孔28に接続されている。
【0019】一方、右側の軸受24bの内部構成につい
ては、螺旋溝が左側の軸受24aとは逆に上軸31では
なく軸受24bの内周面に同様のピッチで形成されてい
る点を除き、後は全て前記左側の軸受24aと全く同様
に構成されているので、その説明を省略する。
【0020】次に、以上のように構成された本実施の形
態による動作を図2を参照しながら特に左側の軸受24
aについて説明する。
【0021】前記上軸31がモータにより回転駆動され
ると、上軸31が図2の矢印の方向に回転し、その上軸
31に形成された螺旋溝26のスクリューポンプ効果に
より、オイルタンク90から油を吸引し、供給チューブ
92aを経由して軸受24aに供給される。そして、軸
受24aに供給された油は、給油孔27から給油管63
を経由してリング状の溝29へと供給される。リング状
の溝29は、螺旋溝26の一端部26bに対応して接続
されているので、リング状の溝29に供給された油は、
上軸31の回転角に依存せず、常に螺旋溝26へ供給さ
れ、軸受24aの内周面に広がり、その大部分は螺旋溝
26の他端部26aから軸受24aの針棒側端部へと流
れ、排油管64を通って排油孔28へと導かれる。排油
孔28から排出された油は、回収チューブ94aを経由
してオイルタンク90に戻される。
【0022】この上軸31の回転駆動によって、その回
転数に比例した油の供給が行なわれる。従って、ミシン
運転中には常に軸受24aに適量の給油が行われ、軸受
面に油膜が形成される。特に、軸受24aの左側部で
は、上軸31に螺旋溝26が形成されていないために、
上軸31と軸受24aとの間の微小隙間に油が通ること
により油膜圧力が大きくなり、油膜の減衰効果が増大す
る。
【0023】一方、右側の軸受24bにおいても、前記
した左側の軸受24aと全く同様に、オイルタンク90
の油が供給チューブ92bから供給されて、回収チュー
ブ94bからオイルタンク90に戻され、この間におい
て、上軸31の潤滑作用が全く同様に行われる。
【0024】本発明は前記実施の形態に示したものに限
定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々
の変更が可能である。
【0025】例えば、本実施の形態では上軸、もしくは
軸受に螺旋溝を形成したが、それ等上軸の外周面及び軸
受の内周面の双方に螺旋溝を共働して形成するようにし
てもよい。また、給油対象の軸として、上軸を取り上げ
て説明したが、この上軸に限らず、釜を駆動する下軸、
あるいはその外に使用されている各種の軸に対しても本
発明の給油装置を適用することができる。また、軸受の
給油孔、排油孔を本実施の形態ではそれぞれ軸受端面の
上部、下部に設けているが、他の部位に設けてもよい。
さらに、油漏れについても、ミシンアーム先端側軸受の
針棒側端部への油漏れ以外はそれほど問題とはならない
ので、そこだけにオイルシールを使用するようにしても
よい。これによって、上軸31の摺動抵抗が小さくな
り、パワーの小さい駆動モータを使用できる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明の請求項1に記載のミシンの給油装置によれば、
ミシン機枠に軸受を介して支持され、かつモータによっ
て回転駆動される軸を有し、その軸の周面と前記軸受の
内周面との間に、油を供給するための螺旋溝を形成した
ものを対象として、特に、前記軸受の一端部側に前記螺
旋溝の一端部を設けると共に、その螺旋溝の他端部を前
記軸受の他端の僅か内側で終息させたものであるため、
前記軸がモータによって回転されると、前記螺旋溝のス
クリューポンプ効果によって、油が前記一端部から終息
端部側に供給されると共に、軸と軸受との間の微小隙間
に油が膜状にまんべんなく広がり、その油膜圧力を大き
くすることができる。このため、油膜の減衰効果が増大
して、軸受部分から発生する騒音を低減することができ
る。
【0027】また、請求項2に記載のミシンの給油装置
によれば、前記螺旋溝の油導入孔が油溜めに連通されて
いるので、ミシンを運転する度に油が前記油溜めから順
次供給され、油がとぎれることはなく、給油作用をいつ
でも確実に行なうことができる。
【0028】また、請求項3に記載のミシンの給油装置
によれば、前記軸受の両端部にオイルシールが設けられ
ているので、前記軸受の両端部から油漏れが生じるよう
なことはなく、糸や縫製物を汚損することがない。
【0029】さらに、請求項4に記載のミシンの給油装
置によれば、前記両オイルシールの間に、前記螺旋溝を
経た油を前記油溜めに戻すための油回収手段を設けてい
るので、軸と軸受との間で潤滑作用に使用された油は、
前記油回収手段により回収されて、前記油溜めに戻さ
れ、繰り返し潤滑作用に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態のミシンの給油装置の概略構成を
示す図である。
【図2】本実施の形態のミシンの給油装置の軸受部分の
要部断面図である。
【符号の説明】
22 ミシン機枠 24a、24b 軸受 25a、25b オイルシール 26 螺旋溝 26a 他端部 26b 一端部 31 上軸 64 排油管 90 オイルタンク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミシン機枠に軸受を介して支持され、か
    つモータによって回転駆動される軸を有し、その軸の周
    面と前記軸受の内周面との間に、油を供給するための螺
    旋溝を形成したミシンの給油装置において、 前記軸受の一端部側に前記螺旋溝の一端部を設けると共
    に、その螺旋溝の他端部を前記軸受の他端の僅か内側で
    終息させたことを特徴とするミシンの給油装置。
  2. 【請求項2】 前記螺旋溝の一端部を油溜めに連通させ
    たことを特徴とする請求項1に記載のミシンの給油装
    置。
  3. 【請求項3】 前記軸受の両端部にオイルシールを設け
    たことを特徴とする請求項1もしくは2に記載のミシン
    の給油装置。
  4. 【請求項4】 前記両オイルシールの間に、前記螺旋溝
    を経た油を前記油溜めに戻すための油回収手段を設けた
    ことを特徴とする請求項3に記載のミシンの給油装置。
JP32436695A 1995-12-13 1995-12-13 ミシンの給油装置 Pending JPH09164286A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004007827A1 (de) * 2002-07-13 2004-01-22 Pfaff Industrie Maschinen Ag Nähmaschine mit einer dämpfungsvorrichtung
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KR101527811B1 (ko) * 2014-07-29 2015-06-10 김광연 재봉틀의 상축 베어링 장치

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