JPH09165539A - インクジェット記録用インクおよびインクジェット記録方法 - Google Patents
インクジェット記録用インクおよびインクジェット記録方法Info
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- JPH09165539A JPH09165539A JP32536995A JP32536995A JPH09165539A JP H09165539 A JPH09165539 A JP H09165539A JP 32536995 A JP32536995 A JP 32536995A JP 32536995 A JP32536995 A JP 32536995A JP H09165539 A JPH09165539 A JP H09165539A
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- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
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- C09D11/30—Inkjet printing inks
- C09D11/38—Inkjet printing inks characterised by non-macromolecular additives other than solvents, pigments or dyes
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Abstract
じみやかぶりがなく、高解像度、高濃度で均一な画像が
得られるインクジェット記録用インクおよびそれを用い
るインクジェット記録方法を提供する。 【解決手段】水、色材および水溶性有機溶媒を含有する
インクジェット記録用インクに、複数個の水酸基と、炭
素数5〜18のアルキル、ハロアルキル、アルケニル、
アルキニル、シクロアルキルおよび芳香族基からなる群
より選ばれる基の少なくとも1個を有する化合物を含有
させる。このインクを用い、インク液滴を記録信号に応
じてオリフィスから吐出させて記録を行う。
Description
記録装置に用いられる、新規なインクジェット記録用イ
ンクおよびそれを用いるインクジェット記録方法に関す
るものである。
ム等から液体あるいは溶融固体インクを吐出し、紙、
布、フィルム等に記録を行う、いわゆるインクジェット
方式の記録装置は、小型で安価、静寂性等の利点を有す
ることから精力的に検討が行われ、最近ではレポート用
紙、コピー用紙等の、いわゆる普通紙上に良好な印字品
質の画像を形成することができる単色プリンタのみなら
ず、フルカラー記録が行えるカラー画像形成装置に使用
する製品も数多く市販されており、記録装置の分野で大
きな位置を占めるようになっている。
クは主に溶媒、色材および添加剤から構成される。イン
クジェットインクに関しては、(1)紙上でにじみ、か
ぶりがなく、高解像度、高濃度で均一な画像が得られる
こと、(2)ノズル先端でのインク乾燥による目詰まり
が発生せず、吐出応答性、吐出安定性が常に良好である
こと、(3)紙上においてインクの乾燥性が良いこと、
(4)画像の堅牢性が良いこと、(5)長期保存安定性
が良いこと、等の要求特性がある。
燥と共に反り返り、激しいものになると円筒状に湾曲す
る、いわゆるカールといわれる現象や、印字中に紙の表
面に生ずるシワ、いわゆるカックルが問題となってお
り、この問題の解決方法として、幾つかの方法が提案さ
れている。特開平4−332775号公報には分子中に
水酸基を4個以上有し、水、水溶性有機溶剤に溶解する
固体物質(主に糖類)を含有するインクが開示されてい
る。また、米国特許第5,356,464号明細書には
1,3−ジオール、1,3,5−トリオール、アミノ−
1,3−ジオール類、1,2,3−トリオールおよびそ
れらのエチレンオキシドまたはプロピレンオキシド付加
物、ピラノシドおよびそのポリアルコキシアルキレン誘
導体、脂肪族ポリアミンのポリオキシアルキレン誘導体
を含有するインクが開示されている。また、特開平6−
240189号公報にはCH2 OH−(CHOH)h −
CH2 OH(h=3〜15)で示される糖を4〜20重
量%含有するインクが開示されている。さらに、特開平
6−240188号公報には4〜8個の炭素原子と2〜
3個の水酸基を有するペンタンジオール、ヘキサントリ
オール等を15〜50重量%含有するインクが開示され
ている。
からカールおよびカックル防止策が提案されているが、
いずれのインクを用いる方法においても前記要求項目に
対し、十分に要求を満足できるレベルには達しておら
ず、全てを満足させる方法は未だ得られていない。した
がって、本発明は、従来の上記の実情に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、カールおよびカックルが生
じなく、かつインクジェット記録用インクの前記要求特
性を全て満たすインクを提供することにある。本発明の
他の目的は、そのインクを用いてにじみやかぶりがな
く、高解像度、高濃度で均一な画像が得られるインクジ
ェット記録方法を提供することにある。
の結果、水、水溶性有機溶剤、色材を必須成分とするイ
ンクジェット記録用インクにおいて、複数個の水酸基
と、炭素数5〜18のアルキル、ハロアルキル、アルケ
ニル、アルキニル、シクロアルキルおよび芳香族基から
なる群より選ばれる基の少なくとも1個を有する化合物
を含有させることによって、プリントした用紙にカール
およびカックルが生じなく、乾燥が早く、かつ画像の乱
れもなく、また、ノズル目詰まりを引き起こさないこと
を見出し、本発明を完成するに至った。
用インクは、水、色材および水溶性有機溶媒を含有する
ものであって、該インクが、さらに複数個の水酸基と、
炭素数5〜18のアルキル、ハロアルキル、アルケニ
ル、アルキニル、シクロアルキルおよび芳香族基からな
る群より選ばれる基の少なくとも1個を有する化合物を
含有することを特徴とする。また、本発明のインクジェ
ット記録方法は、インク液滴を記録信号に応じてオリフ
ィスから吐出させて記録を行うものであって、上記した
インクジェット記録用インクを用いることを特徴とす
る。
本発明においては、複数個の水酸基と、炭素数5〜18
のアルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、
シクロアルキルおよび芳香族基からなる群より選ばれる
基の少なくとも1個を有する化合物が用いられるが、そ
の中でも、下記構造式(1)〜(5)で示される化合物
が、特にカールおよびカックルが生じなく、乾燥が早
く、且つ画像の乱れもなく、また、ノズル目詰まりを引
き起こさないので好ましい。
(C3 H6 O)p Hを表し、Y1 およびY2 は、それぞ
れ水素原子、OH、(C2 H4 O)q Hまたは(C3 H
6 O)q Hを表し(ただし、pおよびqは、それぞれ1
ないし60の整数を表す。)、R1 〜R7 は、それぞ
れ、水素原子、Cn H2n+1、Cn H2n-1、CnH2n-3、
Cn H2n+1-xZx 、Cn H2n-1-xZx 、芳香族基、芳香
環を有する炭化水素基またはハロゲン置換芳香族基を表
し(ただし、Zはハロゲンを表し、nは1ないし18の
整数を表す。)、かつR1 〜R7 は、分子中に炭素数が
5ないし18の炭化水素基を少なくとも1個有するよう
に選ばれる。また、kは1ないし8の整数を意味し、m
は1ないし4の整数を意味する。]
素原子を表すものが好ましい。またXがオキシエチレン
基またはオキシプロピレン基である場合、pは1〜40
の範囲が好ましく、より好ましくはp=1〜30の範囲
である。オキシエチレン基またはオキシプロピレン基の
数が多くなりすぎると目詰りを生じ易くなる。また、R
1 〜R7 は炭素数18以下のものが好ましく使用され
る。炭素数が19以上になると、化合物の疎水性があま
りにも強すぎて、セルロースとの親和性が弱くなるた
め、添加効果が出現しにくくなる。本発明の上記式
(1)〜(5)で示される化合物において、その分子中
には、炭素数が5ないし18の炭化水素基が少なくとも
1個有することが必要である。上記化合物の具体例とし
ては、構造式(1)〜(5)で示される化合物について
は、それぞれ表1〜表5に示すものがあげられる。
加することにより、プリントした紙のカールおよびカッ
クルが抑制されるが、その添加量は、0.01〜20重
量%の範囲が好ましく、より好ましくは0.01〜10
重量%の範囲である。上記化合物の添加量が0.01重
量%以下の場合には、カール防止およびカックル防止効
果が弱く、20重量%以上になると、インク増粘による
ノズル目詰まりや吐出性の悪化、あるいは画像のにじみ
等の不具合が生じ易くなる。
は、インクジェットインクではしばしば水の蒸発を防止
する役割を果たすものとして用いられるが、本発明にお
いても、従来使用されているものが使用できる。例え
ば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロ
ピレングリコール、ポリエチレングリコール、トリエチ
レングリコール、グリセリン、トリメチロールプロパ
ン、1,2,6−ヘキサントリオール、1,5−ペンタ
ンジオール、ジプロピレングリコール等の多価アルコー
ル類、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレ
ングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコール
モノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチル
エーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、
ジエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレン
グリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコール
モノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチ
ルエーテル等のグリコールエーテル類、チオジエタノー
ル、2−メルカプトエタノール、チオグリセロール、ス
ルホラン、ジメチルスルホキシド等の含硫黄溶媒類、2
−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、シクロヘ
キシルピロリドン、トリエタノールアミン、ジエタノー
ルアミン等の含窒素溶媒があげられる。これらは単独で
用いても2種類以上混合してもよいが、これら水溶性有
機溶剤の含有量が多くなると、インク粘度が上昇し、吐
出安定性、吐出応答性が低下するため、好ましくはイン
クの約1〜60重量%、より好ましくは約5〜40重量
%であることが望ましい。
料で着色したオイルエマルジョン、着色ポリマーおよび
ワックス等を用いることができる。染料の中では水溶性
染料が好ましい。水溶性染料は、酸性染料、直接染料、
塩基性染料、反応性染料等のいずれでもよいが、より好
ましくは、酸性染料、直接染料である。例えば、C.
I.ダイレクトブラック−2、−4、−9、−11、−
17、−19、−22、−32、−80、−151、−
154、−168、−171、−194;C.I.ダイ
レクトブルー−1、−2、−6、−8、−22、−3
4、−70、−71、−76、−78、−86、−11
2、−142、−165、−199、−200、−20
1、−202、−203、−207、−218、−23
6、−287;C.I.ダイレクトレッド−1、−2、
−4、−8、−9、−11、−13、−15、−20、
−28、−31、−33、−37、−39、−51、−
59、−62、−63、−73、−75、−80、−8
1、−83、−87、−90、−94、−95、−9
9、−101、−110、−189、−227;C.
I.ダイレクトイエロー−1、−2、−4、−8、−1
1、−12、−26、−27、−28、−33、−3
4、−41、−44、−48、−58、−86、−8
7、−88、−135、−142、−144;C.I.
フードブラック−1、−2;C.I.アシッドブラック
−1、−2、−7、−16、−24、−26、−28、
−31、−48、−52、−63、−107、−11
2、−118、−119、−121、−156、−17
2、−194、−208;C.I.アシッドブルー−
1、−7、−9、−15、−22、−23、−27、−
29、−40、−43、−55、−59、−62、−7
8、−80、−81、−83、−90、−102、−1
04、−111、−185、−249、−254;C.
I.アシッドレッド−1、−4、−8、−13、−1
4、−15、−18、−21、−26、−35、−3
7、−52、−110、−144、−180、−24
9、−257;C.I.アシッドイエロー−1、−3、
−4、−7、−11、−12、−13、−14、−1
8、−19、−23、−25、−34、−38、−4
1、−42、−44、−53、−55、−61、−7
1、−76、−78、−79、−122等があげられ
る。これら染料は単独でも使用できるが、2種以上混合
したり、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4原
色のほか、赤、青、緑等のカスタムカラーに調色しても
よい。
であり、例えば、カーボンブラック、ブリリアントカー
ミンBS、レーキカーミンFB、ブリリアントファスト
スカーレッド、ジスアゾイエロー、パーマネントレッド
R、キナクリドンマゼンタ、ファストイエロー10G、
フタロアシアニンブルー、ブルーレーキ、イエローレー
キ、ローダミンレーキ等を分散剤を用いて顔料分散イン
クとすることができる。顔料を分散させるための分散剤
としては、一般に使用されるものでよく、例えば、ナフ
タレンスルホン酸ホルマリン縮合物、メタクリル酸−メ
タクリル酸エステル共重合体、スチレン−マレイン酸共
重合体、スチレン−アクリル酸共重合体、スチレンスル
ホン酸樹脂等があげられる。
量は、全インク量に対して好ましくは0.1〜20重量
%の範囲、より好ましくは1〜10重量%である。色材
含有量が多くなると、ノズル先端で水が蒸発した時の目
詰まり性が悪化する。また、逆に含有量が少なければ当
然ながら十分な濃度が得られない。
めに界面活性剤を添加してもよい。界面活性剤は、染料
や顔料の溶解、分散状態をさらに安定化させると共に、
インクの紙中への浸透を高め乾燥を早める働きのほか、
耐目詰まり性の改善に貢献したり、また、インクジェッ
トヘッドのワイパークリーニング性向上に寄与する。界
面活性剤は各種のものが用いられるが、非イオン性界面
活性剤、陰イオン性界面活性剤および両性界面活性剤が
好ましい。非イオン界面活性剤としては、ポリオキシエ
チレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン
アルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステ
ル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソ
ルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリ
ン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポ
リオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキ
シエチレンステロール、ポリオキシエチレンポリオキシ
プロピレンエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸アミ
ド、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロック
コポリマー、テトラメチルデシンジオール、テトラメチ
ルデシンジオールエチレンオキサイド付加物等があげら
れ、また、アニオン界面活性剤としては、アルキルベン
ゼンスルホン酸塩、アルキルフェニルスルホン酸塩、ア
ルキルナフタレンスルホン酸塩、高級脂肪酸塩、高級脂
肪酸エステルの硫酸エステル塩、高級脂肪酸エステルの
スルホン酸塩、高級アルコールエーテルの硫酸エステル
塩およびスルホン酸塩、高級アルキルスルホコハク酸
塩、ナフタレンスルホン酸塩のホルマリン縮合物、ポリ
スチレンスルホン酸塩、ポリアクリル酸塩、ポリオキシ
エチレンアルキルエーテルリン酸塩、アルキルエーテル
カルボン酸塩、アルキル硫酸塩、アクリル酸−アクリル
酸エステル共重合体等があげられる。また、両性界面活
性剤としては、ベタイン、スルフォベタイン、サルフェ
ートベタイン、イミダゾリン等が使用し得る。その他ポ
リシロキサンポリオキシエチレン付加物等のシリコーシ
系界面活性剤やパーフルオロアルキルカルボン酸塩、パ
ーフルオロアルキルスルホン酸塩、オキシエチレンパー
フルオロアルキルエーテル等のフッ素系界面活性剤、ス
ピクリスポール酸やラムノリピド、リゾレシチン等のバ
イオサーファクタント等も使用できる。
混合して使用してもよい。界面活性剤の添加量は、0.
001〜10重量%の範囲で含有させることが好まし
く、より好ましくは0.001〜5重量%である。上記
の範囲よりも低い量の場合には、目的とする効果が発現
されず、また上記の範囲よりも多い場合は過度の浸透に
より、にじみを生じる。前記化合物の中で画像のにじ
み、乾燥性、インクの低気泡性、耐目詰まり性等を考慮
した場合、非イオン界面活性剤が望ましい。
含有させることができる。例えば、pH調整剤として、
塩酸、硫酸、硝酸、酢酸、クエン酸、シュウ酸、マロン
酸、ホウ酸、リン酸、亜リン酸等の酸、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、アンモニア等の
塩基、およびリン酸塩、シュウ酸塩、アミン塩やグッド
バッファー等の各種緩衝剤を添加することができる。本
発明のインクのpHは、ヘッドやカートリッジ部材の浸
食を考慮するとpH3〜11、より好ましくはpH4〜
10であるのが望ましい。
アセトアミド等、また物性調整剤としてポリエチレンイ
ミン、ポリアミン類、ポリビニルピロリドン、ポリエチ
レングリコール、セルロース誘導体等、にじみ防止用増
粘剤として、アルギン酸ナトリウム、カルボキシメチル
セルロース、スチレン−アクリル酸共重合体、スチレン
−無水マレイン酸共重合体、メタクリル酸−メタクリル
酸エステル共重合体、キチン、キトサン、カラギーナン
等、包接化合物として、シクロデキストリン、ポリシク
ロデキストリン、大環状アミン類、クラウンエーテル類
等を含有させてもよく、また、必要に応じて防カビ剤、
防錆剤、酸化防止剤、キレート化剤等を含有させてもよ
い。
asの範囲にあるのが好ましい。また、表面張力は20
〜65mN/mの範囲にあるのが好ましい。上記範囲に
あることにより吐出を安定に行うことが可能である。
ジェットプリンタにも適用可能である。例えば熱エネル
ギーによりドロップ吐出を行う方式のプリンタの場合、
ヒーター上に不溶物が堆積する、いわゆるコゲーション
という大きな課題があるが、本発明のインクはコゲーシ
ョンを悪化させることはない。
プリント中、紙やインク画像を光、熱、マイクロウエー
ブ等で加熱や定着促進を行う方式のインクジェットプリ
ンタに適用してプリントした際にも、カールおよびカッ
クル防止効果は十分発現され、カールおよびカックルが
生じることがない。
たりの吐出量が10ないし100ngの高解像小ドロッ
プ印字インクジェット記録に使用する場合、ドロップ量
が小さくドロップの比表面積が大きくなり、カールおよ
びカックル防止の効果が出やすいという利点がある。
溶性有機溶剤および色材を必須成分とするインクジェッ
ト記録用インク中に、複数個の水酸基と、炭素数5〜1
8のアルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニ
ル、シクロアルキルおよび芳香族基からなる群より選ば
れる基の少なくとも1個を有する化合物を含有させるこ
とにより、プリントした用紙にカールおよびカックルが
生じなく、乾燥が早く、かつ画像の乱れもなく、またノ
ズル目詰まりを引き起こさないという効果が生じる。カ
ールおよびカックル発生のメカニズムは十分解明されて
いないが、次のように推測される。すなわち、用紙のセ
ルロース繊維間の水素結合がインク中の水により一旦切
れ、水が蒸発した際、切れた水素結合が再結合するが、
その場合、切れる前と同じ位置で再結合が行われれば問
題はないが、別の位置で再結合すると、繊維の伸縮が生
じ、カールおよびカックルが生じると考えられる。とこ
ろが、本発明のインクには、上記の化合物が含まれてお
り、そしてその化合物に存在する複数の水酸基がセルロ
ースと結合しやすく、水とセルロース繊維の接触面積を
減らしているため、セルロース繊維間の水素結合を切れ
にくくしているのではないかと考えられる。また、化合
物に存在する炭素数5以上のアルキル、ハロアルキル、
アルケニル、アルキニル、シクロアルキルおよび芳香族
基からなる群より選ばれる基が疎水性として働き、浸透
しやすいために、水よりも早くセルロース繊維と接触す
る機会を持つため、従来のカールおよびカックル防止剤
と比較して少ない含有量で効果が発現するものと推測さ
れる。
よびY2 がHであるのが好ましい理由としては、化合物
中の水酸基とセルロース繊維が水素結合する上で化学構
造的に邪魔をしないことによるものと推測される。一
方、Y1 、Y2 が水酸基である場合は、隣の水酸基と距
離がやや近すぎて水素結合ができないことが推測され
る。
説明する。 実施例1 C.I.アシッドブルー9 2重量部 式(3)の化合物(R1 =C12H25;X=(C2 H4 O)6 H; 4重量部 k=4) グリセリン 10重量部 純水 85重量部 上記の各成分を十分混合溶解し、0.45μmフィルタ
ーで加圧濾過し、インクを調製した。
ーで加圧濾過し、インクを調製した。
ーで加圧濾過し、インクを調製した。
ーで加圧濾過し、インクを調製した。
ーで加圧濾過し、インクを調製した。
ーで加圧濾過し、インクを調製した。
ーで加圧濾過し、インクを調製した。
表面張力計を用いて測定した。 (2)インク粘度 23℃、55%RHの環境において、せん断速度1,4
00s-1で測定した。 (3)カックルおよびカール高さ評価テスト 調製したインクについて、評価用に試作したサーマルイ
ンクジェットプリンタを用いて、A4サイズのFX−L
紙、およびゼロックス4024紙に180mm×250
mmのソリッド印字を行い、印字後のカックルの有無を
観察した。またプリントした紙をプリント面を上にして
平面な台の上に置き、24時間放置した後、紙のコーナ
ーの台からの距離を測定し、カール高さを評価した。
0dpiのサーマルインクジェットプリンタを用いて、
吐出停止後キャップしない状態で23℃、55%RHの
環境において放置し、吐出再開した時に画像乱れを生じ
るまでの放置時間を測定した。評価は次の基準で行っ
た。 ○…1min以上 △…0.5min〜1min未満 ×…0.5min未満
て、40mm×10mmのベタソリッド画像をプリント
し、インクジェット用コート紙を重ね、上から100g
重の圧力を加えて、インクジェット用コート紙側にイン
クが転写されなくなるまでの時間を測定した。評価は次
の基準で行った。 ○…60s未満 △…60〜120s未満 ×…120s以上
ンクジェットプリンタを用いて、代表的な普通紙として
FX−L紙(富士ゼロックス社製)に対し、1dotラ
インの印字テストを行った。評価項目として、ラインの
にじみ、太りに着目し、評価は次の基準で行った。 a)ラインのにじみ ○…にじみなし △…にじみ僅かにあり ×…多くの部分でヒゲ状のにじみあり b)ラインの太り ○…70μm未満 △…70〜100μm未満 ×…100μm以上
ーで加圧濾過し、インクを調製した。インクの粘度、表
面張力は2.7mPas、36mN/mであった。カッ
クルおよびカール高さ評価テスト、耐目詰まり性テス
ト、乾燥時間テストおよび画像品質テストの結果は、い
ずれも評価基準:○であった。
ーで加圧濾過し、インクを調製した。インクの粘度は
2.1mPas、表面張力は39mN/mであった。カ
ックルおよびカール高さ評価テスト、耐目詰まり性テス
ト、乾燥時間テストおよび画像品質テストの結果は、い
ずれも評価基準:○であった。
ホルマリン縮合物および純水によりカーボンブラック分
散液を調整した後、上記の他成分を十分混合し、1μm
フィルターで加圧濾過し、インクを調製した。インクの
粘度は1.8mPas、表面張力は52mN/mであっ
た。カックルおよびカール高さ評価テスト、耐目詰まり
性テスト、乾燥時間テストおよび画像品質テストの結果
は、いずれも評価基準:○であった。
ーで加圧濾過し、インクを調製した。インクの粘度は
1.8mPas、表面張力は41mN/mであった。カ
ックルおよびカール高さ評価テスト、耐目詰まり性テス
ト、乾燥時間テストおよび画像品質テストの結果は、い
ずれも評価基準:○であった。
ーで加圧濾過し、インクを調製した。インクの粘度は
1.9mPas、表面張力は31mN/mであった。カ
ックルおよびカール高さ評価テスト、耐目詰まり性テス
ト、乾燥時間テスト、および画像品質テストの結果は○
であった。
ーで加圧濾過し、インクを調製した。インクの粘度は
1.6mPas、表面張力は42mN/mであった。カ
ックルおよびカール高さ評価テスト、耐目詰まり性テス
ト、乾燥時間テストおよび画像品質テストの結果は、そ
れぞれ評価基準:○であった。
ーで加圧濾過し、インクを調製した。インクの粘度は
1.6mPas、表面張力は、34mN/mであった。
カックルおよびカール高さ評価テスト、耐目詰まり性テ
スト、乾燥時間テストおよび画像品質テストの結果は、
それぞれ評価基準:○であった。
ーで加圧濾過し、インクを調製した。インクの粘度は
2.8mPas、表面張力は、31mN/mであった。
カックルおよびカール高さ評価テスト、耐目詰まり性テ
スト、乾燥時間テストおよび画像品質テストの結果は、
それぞれ評価基準:○であった。
ーで加圧濾過し、インクを調製した。インクの粘度は
1.9mPas、表面張力は、36mN/mであった。
カックルおよびカール高さ評価テスト、耐目詰まり性テ
スト、乾燥時間テストおよび画像品質テストの結果は、
それぞれ評価基準:○であった。
重合体および純水によりカーボンブラック分散液を調整
した後、上記の他成分を十分混合溶解し、1μmフィル
ターで加圧濾過し、インクを調製した。インクの粘度は
2.2mPas、表面張力は33mN/mであった。カ
ックルおよびカール高さ評価テスト、耐目詰まり性テス
ト、乾燥時間テストおよび画像品質テストの結果は、そ
れぞれ評価基準:○であった。
ーで加圧濾過し、インクを調製した。インクの粘度は
1.4mPas、表面張力は、45mN/mであった。
カックルおよびカール高さ評価テスト、耐目詰まり性テ
スト、乾燥時間テストおよび画像品質テストの結果は、
それぞれ評価基準:○であった。
ーで加圧濾過し、インクを調製した。インクの粘度は
2.3mPas、表面張力は、28mN/mであった。
カックルおよびカール高さ評価テスト、耐目詰まり性テ
スト、乾燥時間テストおよび画像品質テストの結果は、
それぞれ評価基準:○であった。
ーで加圧濾過し、インクを調製した。インクの粘度は
2.1mPas、表面張力は、41mN/mであった。
カックルおよびカール高さ評価テストの結果は評価基
準:△、耐目詰まり性テスト、乾燥時間テストおよび画
像品質テストの結果は、それぞれ評価基準:○であっ
た。
ーで加圧濾過し、インクを調製した。インクの粘度は
1.8mPas、表面張力は、39mN/mであった。
インク乾燥時間を早めるため、プリント中加熱する方式
採用の評価用プリンタで本インクをプリントし、他の実
施例同様、カックルおよびカール高さ評価テスト、耐目
詰まり性テスト、乾燥時間テストおよび画像品質テスト
を実施した。その結果は、それぞれ評価基準:○であっ
た。
ーで加圧濾過し、インクを調製した。インクの粘度は
2.0mPas、表面張力は、31mN/mであった。
実施例15と同じ評価用プリンタで同様にカックルおよ
びカール高さ評価テスト、耐目詰まり性テスト、乾燥時
間テストおよび画像品質テストを行った結果、すべて評
価基準:○であった。
ッドブルー9またはC.I.アシッドレッド52に置き
換えて得たシアンインクおよびマゼンタインク、さらに
実施例4のインクの合計4種のインクを用いて、以下の
評価を行った。
いて、A4サイズのFX−L紙、およびゼロックス40
24紙に8×18cmのブルー、グリーン、レッドの2
次色ソリッドバッチ印字を行い、(1)のテスト同様カ
ックルおよびカール高さを評価し、またソリッド画像周
囲部の均一性の評価を次の基準で行った。 (ソリッド均一性) ○…乱れなし △…わずかに乱れあり ×…ガタガタで滑らかさに欠ける カックル、カール高さ、およびソリッド均一性の評価結
果はいずれも評価基準:○であった。
の水酸基と、炭素数5〜18のアルキル、ハロアルキ
ル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルおよび芳
香族基からなる群より選ばれる基の少なくとも1個を有
する化合物を含有するから、インクジェット記録に利用
した場合、プリントした紙のカックルおよびカールが生
じなく、インクの乾燥が早く、かつ画像の乱れもなく、
またノズル目詰まりを引き起こさないという効果を奏す
る。したがって、また、本発明のインクを用いてインク
ジェット記録を行うことにより、高解像度、高濃度で均
一な画像を得ることができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 水、色材および水溶性有機溶媒を含有す
るインクジェット記録用インクにおいて、該インクが、
複数個の水酸基と、炭素数5〜18のアルキル、ハロア
ルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルおよ
び芳香族基からなる群より選ばれる基の少なくとも1個
を有する化合物を含有することを特徴とするインクジェ
ット記録用インク。 - 【請求項2】 前記化合物が下記構造式(1)〜(5)
で示されることを特徴とする請求項1に記載のインクジ
ェット記録用インク。 【化1】 [ここで、Xは水素原子、(C2 H4 O)p Hまたは
(C3 H6 O)p Hを表し、Y1 およびY2 は、それぞ
れ水素原子、OH、(C2 H4 O)q Hまたは(C3 H
6 O)q Hを表し(ただし、pおよびqは、それぞれ1
ないし60の整数を表す。)、R1 〜R7 は、それぞ
れ、水素原子、Cn H2n+1、Cn H2n-1、CnH2n-3、
Cn H2n+1-xZx 、Cn H2n-1-xZx 、芳香族基、芳香
環を有する炭化水素基またはハロゲン置換芳香族基を表
し(ただし、Zはハロゲンを表し、nは1ないし18の
整数を表す。)、かつR1 〜R7 は、分子中に炭素数が
5ないし18の炭化水素基を少なくとも1個有するよう
に選ばれる。また、kは1ないし8の整数を意味し、m
は1ないし4の整数を意味する。] - 【請求項3】 インク液滴を記録信号に応じてオリフィ
スから吐出させて記録を行うインクジェット記録方法に
おいて、該インクとして請求項1に記載のインクジェッ
ト記録用インクを用いることを特徴とするインクジェッ
ト記録方法。
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