JPH09168969A - ケミカルメカニカルポリシング装置のキャリアヘッドのデザイン - Google Patents

ケミカルメカニカルポリシング装置のキャリアヘッドのデザイン

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JPH09168969A
JPH09168969A JP32207296A JP32207296A JPH09168969A JP H09168969 A JPH09168969 A JP H09168969A JP 32207296 A JP32207296 A JP 32207296A JP 32207296 A JP32207296 A JP 32207296A JP H09168969 A JPH09168969 A JP H09168969A
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housing
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polishing
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JP32207296A
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Michael T Sherwood
ティー. シャーウッド マイケル
Harry Q Lee
キュー. リー ハリー
Norm Shendon
シェンドン ノーム
Semyon Spektor
スペクター セムヨン
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    • B24B41/00Component parts such as frames, beds, carriages, headstocks
    • B24B41/04Headstocks; Working-spindles; Features relating thereto
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリシングしようとする基板の表面全体に実
質的に均一な圧力を与えるキャリアヘッド。 【解決手段】 本発明のキャリアヘッドは、多数のベロ
ーズを用いて、ハウジングとキャリアベースと保持リン
グ組立体との間に2つの圧力チャンバを形成するもので
ある。第1のチャンバに圧力を与えることにより、基板
の端から端までに一様な負荷を与えることが可能とな
る。2次チャンバに圧力を与えることにより、保持リン
グをポリシングパッドに押圧することが可能となる。ベ
ローズによりキャリアベースをハウジングに対して旋回
することが可能となるが、第1の圧力チャンバを介して
基板に均等に下向きの力がかけられる。トルクが、キャ
リアハウジングからベローズを介してキャリアベースへ
と伝達される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板のケミカルメ
カニカルポリシングに関し、特に、ポリシングパッドの
プロファイル装置のためのキャリアヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】シリコンウエハ上への集積回路の形成
は、典型的には、導電層、半導体層や絶縁層を、連続的
に基板上へ、特にシリコンウエハ上へ堆積することによ
り行われる。各層を堆積した後は、この層をエッチング
して回路の造作(ぞうさく)を形成する。一連の層を連
続して堆積しエッチングすれば、基板の外側面ないし最
上面、即ち基板の露出面は、徐々に非平坦的になってい
く。これは、外側面とその下の基板との距離が、エッチ
ングが最も生じない領域で最も大きく、エッチングが最
も生じる領域で最も小さいために生じるものである。単
一のパターニングを有する下層については、この非平坦
の表面は一連の山(ピーク)と谷を備えており、この最
高の山と最低の谷の高さの差は7,000〜10,000
オングストローム程度であろう。複数のパターニングを
有する下層では、山と谷の高さの差は更に著しくなり、
数ミクロンにまで達することもある。
【0003】この非平坦の外側面は、集積回路の製造に
おける問題を表している。外側面が平坦でなければ、フ
ォトリソグラフィーの技術によりフォトレジストのパタ
ーニングを行う際、非平坦である表面ではフォトリソグ
ラフィー装置で正確なフォーカスができなくなるため、
適当ではない場合がある。従って、この基板の表面を定
期的に平坦化(プラナライズ)して面を平坦にする必要
がある。平坦化によって、実際に、非平坦な外側面を研
磨して、導電層、半導体層や絶縁層のいずれをも取り去
って、比較的平坦でスムーズな面を形成する。平坦化に
続いて、外側層の上に更に層を堆積して造作と造作の間
のインターコネクトラインを形成してもよく、あるい
は、外側層をエッチングして下側の造作へのバイア(ビ
アないし通路)を形成してもよい。
【0004】ケミカルメカニカルポリシングは、許容さ
れる平坦化の方法の1つである。この平坦化の方法で典
型的に必要となるのは、基板をキャリア又はポリシング
ヘッドの上に、基板の研磨しようとする面を露出するよ
うに、装着することである。そして、回転するポリシン
グパッドに対して基板を当てる。更に、キャリアヘッド
を回転させて基板と研磨面の間に更に運動を与えてもよ
い。更に、研磨剤と少なくとも1つの化学反応剤とを含
有する研磨スラリををポリシングパッドに拡げて、パッ
ドと基板の間の界面に研磨性の化学液を与えてもよい。
【0005】ケミカルメカニカルポリシングプロセスに
おける重要な因子は、基板表面の仕上げ(粗さ)と、基
板表面の平坦性(大型の立体形状がないこと)と、研磨
速度とである。平坦性と粗さとが適切でない場合は、基
板の欠陥を引き起こす。研磨速度は、1つの層の研磨に
要する時間を決める。これによりポリシング装置の最大
スループットが決まる。
【0006】ポリシングパッドを特定のスラリ混合物と
組合わせて選ぶことにより、特定の研磨特性を与える表
面を与えることができる。このように、研磨しようとす
るあらゆる材料に対して、パッドとスラリの組合せによ
り、研磨面が特定の仕上と平坦性を有するようにするこ
とが、理論的には可能である。パッドとスラリの組合わ
せにより、決まった研磨時間の中でこのような仕上と平
坦性とを与えることが可能である。更なる因子、例え
ば、基板とパッドの間の相対速度やパッドに基板を押し
付ける力は、研磨速度、仕上及び平坦性に影響を及ぼす
ことになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】平坦性及び仕上が適切
でなければ基板の欠陥が生じるため、ポリシングパッド
とスラリの組合わせは通常、必要な仕上と平坦性によっ
て決められる。これらの制約があって、必要な仕上と平
坦性を実現するために要する研磨時間が、ポリシング装
置の最大スループットを決める。
【0008】この研磨工程のスループットを更に制約す
るのは、ポリシングパッドの「グレージング」(glazin
g) である。パッドが、加熱され且つ基板が押し付けら
れている部分で圧縮される場合に、グレージングが発生
する。ポリシングパッドの山の部分が押し下げられポリ
シングパッドの小孔が充填されれば、ポリシングパッド
の表面がよりスムーズになり研磨性が低くなる。その結
果、基板の研磨に要する時間は増加する。従って、ポリ
シングパッドの表面を定期的に研磨性の状態に戻してや
るか、あるいは、「調節してやる」ことにより、高いス
ループットを維持する必要がある。
【0009】集積回路の製造において更に考慮すべき点
は、プロセス及び製品の安定性である。低い欠陥率を実
現するためには、連続して処理する基板をそれぞれ、同
様の条件で研磨するべきである。各集積回路が実質的に
同じになるように、それぞれの基板をおよそ同じ量だけ
研磨するべきである。
【0010】前述の点から、研磨のスループットと平坦
性と仕上とを最適化しつつも、基板の汚染や破壊のリス
クを最小にするケミカルメカニカルポリシング装置が必
要である。
【0011】具体的には、ポリシングしようとする基板
の表面全体に実質的に均一な圧力を与えるキャリアヘッ
ドが必要である。このキャリアヘッドは、ポリシングパ
ッドに実質的に平行な状態を保つことが可能となってい
るべきである。更に、このキャリアヘッドは基板を制限
する、独立に搬送可能な保持リングを有している。
【0012】本発明の更なる利点は、以下の説明に記載
されており、また一部は、以下の説明から自明なものあ
り、また、本発明の実施により習得されるものもある。
本発明の利点は、特許請求の範囲で特に指摘した要素や
組合わせにより実現されるものもある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の具体例の1つ
は、ケミカルメカニカルポリシング装置のためのキャリ
アヘッドである。キャリアヘッドは、駆動シャフトに接
続するハウジングと、ポリシングパッドに対して基板を
保持するための表面を有するベースと、ベースのしたで
基板を保持する保持リングとを有している。また、キャ
リアヘッドは複数のベローズを有している。このベロー
ズにより、ベースがハウジングに接続し、この間に第1
のチャンバが形成される。また、ベローズは保持リング
をハウジングに接続して、この間に第2のチャンバを形
成する。ハウジングは、第1の軸の周りを駆動シャフト
と共に回転する。
【0014】ベローズは、ベースをハウジングに接続す
る第1のベローズと第2のベローズとを備えていてもよ
く、また、保持リングをハウジングに接続する第3のベ
ローズと第4のベローズとを備えていてもよい。ベース
は、ハウジング上の第2の表面に対して把持して、これ
らベローズの少なくともいずれかが過度に伸張すること
を防止するための、第1の表面を有していてもよい。ベ
ースからの突起部がハウジングのキャビティの中にフィ
ットする。ベローズは、ベースとハウジングとの間に第
3のチャンバを形成してもよい。ベースは、その表面を
第3のチャンバに接続するための通路を有していてもよ
い。フレキシブルなシールにより、ベースが保持リング
に接続してもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】図1(a)〜(f)は、基板の平
坦面上に層を堆積するプロセスを例示する。図1(a)
に示すように、基板10は、アルミニウム等のメタル層
14で平坦な半導体シリコンウエハ12をコーティング
して処理してもよい。次いで、図1(b)に示すよう
に、メタル層14の上にフォトレジスト層16をのせて
もよい。その後、詳細は後述するがフォトレジスト層1
6を光像に曝露し、図1(c)に示すようにパターニン
グを有するフォトレジスト層16’を形成してもよい。
図1(d)に示すように、パターニングを有するフォト
レジスト層16’を形成した後、メタル層14の露出面
をエッチングして、メタル島14’を形成する。最後
に、図1(e)に示すように、残留フォトレジストを除
去する。
【0016】図2(a)〜(b)は、基板上に層を連続
的に堆積することの困難さを例示する。図2(a)に示
すように、二酸化珪素等の絶縁層20を、メタル島1
4’の上に形成してもよい。絶縁層20の外側面22
は、その下のメタル島の構造体とほぼ正確に同じ形状を
有しており、一連の山と谷を形成するため、外側面22
は非平坦である。下にあるパターニング層の上に多数の
層を堆積してエッチングすれば、外側面が更に複雑とな
るだろう。
【0017】図2(b)に示すように、基板10の外側
面22が平坦でなければ、その上に配置されるフォトレ
ジスト層25も平坦ではなくなる。フォトレジスト層の
パターニングは、典型的にはフォトリソグラフィー装置
によって行われるが、この装置では、フォトレジスト上
に光像の焦点を合せる。この光像の装置は、典型的に
は、サブミクロン〜ハーフミクロンのサイズの造作に対
しては、焦点深度が約0.2〜0.4ミクロンである。
フォトレジスト層25があまり平坦ではない場合、即
ち、外側面22の山と谷の高さの差の最大が光像装置の
焦点深度よりも大きい場合は、表面22全体に光像を正
確にフォーカスすることが不可能になってしまうだろ
う。下にあるパターニング層が1層によって形成される
被平坦性に光像装置が適合していたとしても、多数のパ
ターニング層の堆積後は、その高さの差の最大値が焦点
深度を越えるだろう。
【0018】焦点深度を改善したフォトリソグラフィー
装置を新たに設計することは高価につくので、行うわな
い方がよいだろう。更に、集積回路の造作のサイズが小
型化するにつれて、波長の短い光を使わざるを得なくな
り、その結果、用いることができる焦点深度が更に小さ
くなる。
【0019】図2(c)に示すように、解決策は、外側
面を平坦化することである。平坦化の工程では、メタル
であれ半導体であれ絶縁体であれ外側面を削り取り、実
質的にスムーズで平坦な外側面22を形成する。このよ
うにすれば、フォトリソグラフィー装置のフォーカシン
グを正確に行うことが可能となる。平坦化の工程は、山
と谷の差が焦点深度を越えないようにする必要がある場
合にのみ実施すればよく、あるいは、平坦化の工程は、
パターニング層の上に新しい層を堆積する度に行っても
よい。
【0020】研磨の工程は、メタルで、半導体、又は絶
縁体に行うことができる。特定の反応性剤と、研磨粒子
と、触媒とを、研磨しようとする面に応じて変えればよ
い。本発明は、上掲の層のいずれにも適用できる。
【0021】図3に示すように、本発明に従ったケミカ
ルメカニカルポリシングシステム50は、ポリシング装
置60に隣設する搬入装置80を有している。搬入装置
80は、回転及び伸張が可能なアーム62を、オーバー
ヘッドトラック64より懸下して有している。図におい
ては、オーバーヘッドトラック64を部分的に破断して
ポリシング装置を更に明確に示している。アーム62
は、真空ポートつきブレード67とカセットクロー68
とを有するリスト組立体66のところで終了している。
【0022】基板10がポリシングシステム50のカセ
ット70内に搬入されて、保持ステーション72内に配
置され、又は、タブ74内に直接配置される。アーム6
4上のカセットクロー68を用いて、カセット70を把
持し、保持ステーション72からタブ74へと移動させ
てもよい。タブ74は、脱イオン水などの液体浴75で
満たされていてもよい。ブレード67は真空ステーショ
ンにより、タブ74内のカセット70からの個々の基板
を固定し、基板をカセット70から取り出し、ポリシン
グ装置80へと基板を搬入させる。ポリシング装置80
による基板の研磨が終了すれば、ブレード67が基板を
同じカセット70又は別のカセットへと戻す。カセット
70内の基板全てが研磨されれば、クロー68はカセッ
ト70をタブ74から取り出し保持ステーションへとカ
セットを戻してもよい。
【0023】ポリシング装置80は、テーブルトップ8
3が上に装着された下側の機械土台82と、着脱可能な
上外側カバー(図示せず)とを有している。図4に最も
良く表されているが、テーブルトップ83は、一連のポ
リシングステーション100a、100b、100c
と、移送ステーション105とを支持している。移送ス
テーション105は、3つのポリシングステーション1
00a、100b、100cと略方形の配置を構成して
いる。移送ステーション105は複数の機能を有し、そ
れは、搬入装置60から基板10を受容する機能と、基
板を洗浄する機能と、基板をキャリアヘッド内へ搬入す
る機能(詳細は後述)と、基板をキャリアヘッドから受
容する機能と、基板を再び洗浄する機能と、基板をカセ
ットに戻す搬入装置へと基板を戻す機能とを有してい
る。
【0024】各ポリシングステーション100a、10
0b又は100cは、ポリシングパッド120が上に置
かれる、回転可能なプラーテン110を有している。各
ポリシングステーション100a、100b及び100
cは、組合わせのパッドコンディショナー装置130を
更に有していてもよい。それぞれのパッドコンディショ
ナー装置は、回転可能なアーム132を有し、このアー
ム132は、独立して回転するコンディショナーヘッド
134と、組合わせの洗浄ベイズン136とを有してい
る。コンディショナー装置は、ポリシングパッドの状態
を制御して、ポリシングパッドに圧迫されている基板が
回転している間に有効に研磨できるようにしている。
【0025】隣接し合うポリシングステーション100
a、100b、100c及び移送ステーション105の
間に、2つの中間洗浄ステーション140a及び140
bまたはそれ以上が配置されていてもよい。この洗浄ス
テーションは、基板がポリシングステーションからポリ
シングステーションへと移動する間に基板をリンスす
る。
【0026】回転可能なマルチヘッドのカルーセル15
0が、下側の機械土台82の上の位置を与えられる。カ
ルーセル150は、中心ポスト152に支持され、この
上で、土台82内部に配置されたカルーセルモーターに
よりカルーセル軸154の周りを回転する。中心ポスト
152は、カルーセル支持板156とカバー158Tを
支持する。マルチヘッドのカルーセル150は、4つの
キャリアヘッドシステム160a、160b、160
c、160dを有している。キャリアヘッドシステムの
うちの3つは、基板を受容して保持し、ポリシングステ
ーション100a、100b、100cのプラーテン1
10上でポリシングパッド120に基板を圧迫すること
により、基板を研磨するものである。キャリアヘッドシ
ステムのうちの1つは、移送ステーション105から基
板を受容し、移送ステーション105へと基板を搬出す
る。
【0027】好適な具体例では、4つのキャリアヘッド
システム160a〜160dが、カルーセル支持板15
6の上に、カルーセル軸154の周りに同じ角度の間隔
で載置される。中心ポスト152がカルーセル支持板1
56を支持し、カルーセルモーターにより、カルーセル
支持板156を回転させてキャリアヘッドシステム16
0a〜160dと、これらに付いている基板を、カルー
セル軸の周りを軌道上に回転させる。
【0028】キャリアヘッドシステム160a〜160
dは、ポリシングヘッドないしキャリアヘッド180を
有している。キャリアヘッド180のそれぞれは、自身
の軸の周りを回転し、支持板156に形成された半径方
向スロット182内をそれぞれ独立して水平に往復運動
する。キャリア駆動シャフト184が、キャリアヘッド
回転モーター186をキャリアヘッド180に接続させ
る(カバー158の4分の1を外して示してある)。各
ヘッドにはそれぞれ、1つのキャリアモーターシャフト
とモーターをがある。
【0029】キャリアヘッド180の底部に付いている
基板を、ポリシングヘッド160a〜160dにより昇
降してもよい。カルーセルシステム全体としての利点
は、ポリシングヘッドシステムが基板を受け取って研磨
と洗浄のための配置させるために要する縦ストロークは
短くて済むことである。必要な縦ストロークに適合させ
るため、入力制御信号(例えば、空気圧、水力又は電気
信号)を加えてポリシングヘッドシステムのキャリアヘ
ッド180を伸縮させる。具体的には、入力制御信号に
より、ウエハ受容リセスを有する下側キャリア部材を、
静置されている上側キャリア部材と相対的に縦方向に運
動させる。
【0030】実際に研磨している間は、キャリアヘッド
のうちの3つ、即ちポリシングヘッドシステム160a
〜160cのそれぞれのキャリアヘッドがそれぞれ、ポ
リシングステーション100a〜100cのそれぞれの
上の位置を占める。回転プラーテン110のそれぞれ
が、上面が研磨スラリでウェットになっているポリシン
グパッドを支持している。キャリアヘッド180が基板
を下げてポリシングパッド120と接触するようにな
り、研磨スラリが、基板又はウエハを化学的研磨及び機
械的研磨するための媒体として作用する。
【0031】基板が研磨される毎に、コンディショナー
装置130によりポリシングパッド120の状態を調節
する。ポリシングパッド120の中心と外縁との間を往
復運動することにより、アーム132がコンディショナ
ーヘッド134を、ポリシングパッド120全面に対し
てスイープさせる。コンディショナー134は、ニッケ
ルコーティングのダイヤモンド面などの研磨面を有して
いる。コンディショナーヘッド134の研磨面を、回転
しているポリシングパッド120に圧迫し、パッドを削
って調節する。
【0032】使用においては、ポリシングヘッド180
は、例えばキャリアヘッドシステムの4番目160d
が、最初にウエハ移送ステーション105の上方に配置
される。カルーセル150が回転している間は、キャリ
アヘッドシステム160a、160b、160c、16
0dを、ポリシングステーション100a、100b、
100c並びに移送ステーション105の上に配置させ
る。カルーセル150により、ポリシングステーション
のそれぞれが、最初に移送ステーション105の上、次
にポリシングステーション100a〜100cの1つ以
上の上、そして移送ステーション05に戻るように、一
連として配置できるようになる。
【0033】図5(a)〜(f)は、カルーセルと、ウ
エハ(W)等の基板の挿入及びキャリアヘッドシステム
160a〜160dの一連の運動に関するカルーセルの
運動を示す。図5(a)に示すように、第1のウエハ
(W#1)が搬入装置から移送ステーション105へと
搬入され、そこで、ウエハが洗浄され、キャリアヘッド
180、例えば第1のキャリアヘッドシステム160a
へと搬送される。そして、カルーセル150を支持中心
ポスト152上で反時計方向に回転して、図5(b)に
示すように、ウエハ(W#1)を有する第1のキャリア
ヘッドシステム160aが第1のポリシングステーショ
ン100aに位置するようにし、そこではウエハW#1
の第1の研磨工程が行われる。第1のポリシングステー
ション100aでウエハ(W#1)を研磨している間、
搬入装置から移送ステーション105へと第2のウエハ
(W#2)を搬送し、そこから、この時点で移送ステー
ション105の上方の位置を占めている第2のキャリア
ヘッドシステム160bへと搬送する。そして、カルー
セル150を再び反時計方向に90゜回転させ、図5
(c)に示すように、第1のウエハ(W#1)を第2の
ポリシングステーション100bの上方に配置させ第2
のウエハ(W#2)を第1のポリシングステーション1
00aの上方に配置させる。第3のキャリアヘッドシス
テム100cは、移送ステーション105の上方に配置
されており、ここから、搬入システム60からの第3の
ウエハ(W#3)を受容する。好適な具体例では、図5
(g)に示すステージの間は、第2のポリシングステー
ション100bにあるウエハ(W#1)は、第1のポリ
シングステーション100aにあるときよりも細かな粒
子の研磨材で研磨される。次のステージでは、図5
(d)に例示されるように、カルーセル150を再び反
時計方向に90゜回転させて、ウエハ(W#1)を第3
の研磨ステーション100cの上、ウエハ(W#2)を
第2の研磨ステーション100bの上、ウエハ(W#
3)を第1の研磨ステーション100aの上の、それぞ
れの位置を占めるようにしつつ、第4のキャリアヘッド
システム160dが搬入装置60から第4のウエハ(W
#4)を受容するようにする。第3のポリシングステー
ションでの研磨の工程では、第2のポリシングステーシ
ョン100bでの研磨の工程よりも細かく研磨がなされ
ることが好ましい。このステージの終了後、カルーセル
150を再び回転させる。しかし、ここでは、反時計方
向に90゜回転させるのではなく、カルーセル150を
時計方向に270゜回転させる。1方向に連続して回転
することを避けることにより、カルーセル150は、複
雑なロータリーカップリングではなく、簡単な可とう性
の流体及び電気のコネクションを用いることができる。
この回転により、図5(e)に示すように、ウエハ(W
#1)が移送ステーション105の上に、ウエハ(W#
2)が第3のポリシングステーション100cの上に、
ウエハ(W#3)が第2のポリシングステーション10
0bの上に、ウエハ(W#4)が第1のポリシングステ
ーション100aの上に、それぞれ配置されることにな
る。ウエハ(W#2)〜(W#4)の研磨が行われてい
る間、ウエハ(W#1)は移送ステーション105で洗
浄され、キャリアヘッドシステム160aから搬入装置
60へと戻される。最後に、図5(f)に示すように、
第5のウエハ(W#5)が第1のキャリアヘッドシステ
ム160a内に搬入される。このステージの後、このプ
ロセスを反復する。
【0034】図6に示すように、システム160aなど
のキャリアヘッドシステムにより、基板を下げて、ポリ
シングステーション100aなどのポリシングステーシ
ョンに係合するようにする。前述のように、ポリシング
ステーションのそれぞれは、ポリシングパッド120を
支持する堅固なプラーテン110を有している。基板1
0が直径8インチ(200mm)のディスクである場合
は、プラーテン110及びポリシングパッド120は、
直径約20インチ(約500mm)となろう。プラーテ
ン110は、ステンレス鋼の駆動シャフトによりプラー
テン駆動モーター(図示せず)に接続する回転可能なア
ルミニウム又はステンレス鋼であることが好ましい。ほ
とんどの研磨プロセスでは、駆動モーターによりプラー
テン110(120)を30〜200rpm(revolutio
ns per minute)で回転させるが、これよりも低い回転速
度や高い回転速度を採用してもよい。
【0035】ポリシングパッド120は、粗い表面12
2を有する硬いコンポジット材料製である。ポリシング
パッド120は、厚さ50mil(約0.5mm)の硬
い上層124と、厚さ50mil(約0.5mm)の軟
らかい下層126とを有していても良い。上層124
は、ポリウレタンを充填材と混合した材料製であること
が好ましい。下層126は、ウレタンで濾した圧縮した
フェルト繊維から構成される材料製であることが好まし
い。上層がIC-400(商品名)、下層がSUBA-4(商品名)
で構成される普通の2層ポリシングパッドが、米国デラ
ウエア州ニューアークのRodel社から入手可能である。
具体例の1つでは、ポリシングパッド120は、圧力感
知接着層128により接着される。
【0036】キャリアヘッドシステムのそれぞれが、回
転可能なキャリアヘッドを有している。このキャリアヘ
ッドは、上面22をポリシングパッド120の外側面1
22に押して面を押し下げ、基板10を保持する。通常
はステップ100aで行われる主となるポリシングのス
テップでは、キャリアヘッド180が約4〜10psi
の力を基板10に対して加える。これに続くステーショ
ンでは、キャリアヘッド180はこれよりも大きな力を
かけてもよく、あるいは、小さな力をかけてもよい。例
えば、通常はステーション100cで行われる最終のポ
リシングのステップでは、キャリアヘッド180には約
3psiの力がかけられる。キャリア駆動モーター18
6(図4参照)により、キャリアヘッド180が約30
〜200rpmの回転数で回転する。好ましい具体例で
は、プラーテン110とキャリアヘッド180は、実質
的に同じ速度で回転する。
【0037】反応剤と、研磨粒子(例えば、酸化物の研
磨には二酸化珪素)と、化学反応触媒(例えば、酸化物
の研磨には水酸化カリウム)とを有するスラリ190
が、スラリ供給管195によりポリシングパッド120
の表面に供給される。ポリシングパッド120全体をカ
バーしてウェットとするよう、充分なスラリが供給され
る。
【0038】ケミカルメカニカルポリシングは、相当に
複雑なプロセスであり、単純なウェットサンディングと
は異なるものである。ポリシングプロセスでは、スラリ
190中の反応性剤が上層20の導電性、半導電性又は
絶縁性の面22と反応し、また、研磨粒子と反応して、
反応性のサイトを形成する。ポリシングパッド、研磨粒
子及び反応性剤の基板との相互作用が、ポリシング中に
生じる。
【0039】カルーセル150のカバー158が取り除
かれている図7に示されるように、カルーセル支持板1
56は、4つのキャリアヘッドシステム160a〜16
0dを支持している。カルーセル支持板は、およそ放射
方向に伸張し90゜の間隔で配向する4つのスロット1
82を有している。スロット182は、クローズエンド
(図示のように)であってもよく、あるいは、オープン
エンドであってもよい。支持板156の上部が、4つの
スロットを有するキャリアヘッド支持スライド200を
支持している。スライド200のそれぞれが、スロット
182の1つに沿って調心し、支持板156に対して放
射方向の通路に沿って自由に移動する。2つのリニアベ
アリング組立体201がスロット182のそれぞれを囲
み、スライド200のそれぞれを支持している。
【0040】図7及び8の双方に示されるように、リニ
アベアリング組立体201のそれぞれは、支持板156
に固定されるレール202と、レールを把持するスライ
ド200に固定される2本のハンド(これらの一方のみ
が図8に示される)とを有している。ベアリング206
により、ハンドのそれぞれがレール202から隔てられ
て、これらの間に自由でスムーズな運動を与えている。
このように、リニアベアリング組立体により、スライド
200がスロット182に沿って自由に動く事が可能と
なる。
【0041】ベアリングストップ208が、レール20
2の1つの外側の端部にしっかりと固定され、スライド
がレールのこの端部から偶発的に落ちることを防止す
る。スライド200のそれぞれのアームの1つは、ここ
に図示しないが、スライドの末端近くに固定される再循
環ボールのねじ切り受容キャビティ又はナットを有して
いる。このねじ切りキャビティ又はナットは、支持板1
56に載置されるスライドオシレーターモータ212に
よって駆動されるウォームギア親ねじ210を有してい
る。モーター212が親ねじ210を廻せば、スライド
200が半径方向に動く。カルーセル支持板156のス
ロット182に沿って4つのスライド200を独立に運
動させるため、4つのモーター212は独立に動作可能
である。
【0042】スライド200のそれぞれが、光学位置セ
ンサ224と連動している。水平に伸びるウィング22
2を有する、アングルアイアン220が、スライド20
0のそれぞれのウォームの側に付いている。支持板15
6には光学位置センサ224が固定されている。センサ
224の高さは、ウィング222がセンサ224の2つ
のジョーを通過するように与えられ、また、センサ22
4のスロット182に沿った線形の位置は、スライド2
00が一番内側の位置から一番外側の位置へ動くときに
ウィング222がセンサ224の一方の側から他方の側
へと通過するように、与えられる。スライドの位置が、
モーター212への入力又はこれに取り付けたエンコー
ダーによってモニタされるが、このモニタの方法は間接
的なものであり、誤差が蓄積してしまう。光学位置セン
サ224が電子的なモニタを調整し、また、機械制御の
電力停止又は同様の損失がある場合に特に有用である。
【0043】キャリアヘッド組立体は、キャリアヘッド
180と、キャリア駆動シャフト184と、キャリアモ
ーター186と、これを包囲する非回転シャフトハウジ
ング226を有しており、4つのスライド200のそれ
ぞれに固定されている。駆動シャフト226は、対の組
になっている下側リングベアリング242と、1組の上
側リングベアリング24とにより、駆動シャフト184
を保持している。キャリアヘッド組立体のそれぞれは、
ポリシング装置80から離れて組み立てられ、締められ
ていない状態でカルーセル支持板156のスライド20
0のアーム同士の間のスロット182の中に滑り込み、
そこで締められてスライドを把持する。
【0044】駆動モーター186の上部のロータリーカ
ップリング230が、4本の流体又は電気ライン232
を駆動シャフト184の4つのチャンネル234(図8
には、断面図のためチャンネルを2つしか示していな
い)につなぐ。駆動シャフト184のベースフランジ2
38に形成された傾斜通路236により、4つのチャン
ネル234がキャリアヘッド180の受容チャンネルに
接続される。更に詳細を後述するが、チャンネル234
を用いて、キャリアヘッド180に空気圧で動力を与え
て、キャリアヘッドの温度を制御し、また、基板をキャ
リアヘッドの底部に真空チャックする。
【0045】図9に示されるように、キャリアヘッド1
80は、3つの主要な組立体を備えている。即ち、ベー
ス組立体300と、ハウジング組立体302と、保持リ
ング組立体304とである。ベローズシステム306
は、ハウジング組立体と、ベース組立体及び保持リング
組立体との間に配置されている。これらの組立体のそれ
ぞれは、以下に詳細に説明される。図9の右半分は、直
径8インチの基板のために構成されたキャリアヘッドを
示し、図9の右半分は、直径6インチの基板のために構
成されたキャリアヘッドを示している。これら2つの構
成は、実質的に同様であるが、保持リング304の部品
の形状が異なっている。
【0046】ベース組立体300は基板10に負荷を与
え、即ち、基板10をポリシングパッドに押圧する。ベ
ース組立体300は、ポリシングパッドに基板を出し入
れするため、ハウジング組立体302に対して垂直に移
動することが可能である。ベローズシステム306は、
ハウジング組立体302をベース組立体300に接続し
て、これらの間に1次圧力チャンバ308を形成する。
流体、好ましくはエアが、ポンプ輸送により1次圧力チ
ャンバを出入りして、基板10への負荷を制御する。エ
アがポンプにより1次圧力チャンバ308の中に輸送さ
れる場合は、このチャンバの中の圧力は上昇し、ベース
組立体300が下向きに押される。
【0047】ベローズシステム306はまた、ハウジン
グ組立体302を保持リング組立体304へ接続して、
2次圧力チャンバ309を形成する。流体、好ましくは
エアが、ポンプ輸送により2次圧力チャンバ309を出
入りして、保持リングへの負荷を制御する。
【0048】以下に説明するように、ハウジング組立体
302は、駆動シャフト184に接続されて、これによ
って回転される。ハウジング組立体302が回転をして
いるときは、ベローズシステム306はハウジング組立
体302からベース組立体300及び保持リング組立体
304へとトルクを伝達し、これらを回転させる。しか
し、ベローズはフレキシブルであるため、ベース組立体
及び保持リング組立体は、ポリシングパッドの表面と実
質的に平行に保持するために、ハウジング組立体に対し
て独立に旋回が可能である。
【0049】ベース組立体300は、基板10に接触し
得るほぼ平坦な底面312を有するディスク状のキャリ
アベース310を有している。キャリアベース310の
上面314は、スポークを6本有するアスタリスク状の
窪み316を有していてもよい。窪み316は、環状領
域318により囲まれている。環状領域318反れ自身
は、リム320に囲まれている。数本の導管322が、
キャリアヘッド180の中心軸324の周りに均等に配
分され、これらがキャリアベース310の中を底面31
2から窪み316へと伸びている。好ましくは、2本の
導管が、窪みの各スポークから底面まで垂直に降りてい
る。
【0050】略平坦な環状板330が、環状領域318
上に実質的に置かれており、環状板の外側エッジがキャ
リアベース310のリム320に隣接している。環状板
の内側部分332は、円形の窪み316の上に突き出て
いる。環状板の中の通路の中を伸びてキャリアベースの
ねじ切りリセスに係合するねじ334により、環状板3
30はキャリアベース310に取り付けられてもよい。
【0051】ストップシリンダー340が、環状板33
0の中心開口338に装着される。ストップシリンダー
340は、管状の本体342と、放射方向に突き出る下
側フランジ344と、放射方向に突き出る上側フランジ
346とを有している。下側フランジ344は、環状板
330の内側エッジでリップ348に溶着され、ストッ
プシリンダー340を環状板の上方に支持する。キャリ
アベース310の円形窪み316とストップシリンダー
340の下側フランジ344と環状板330の内側部分
332との間のギャップが、ベース組立体300にキャ
ビティ350を形成する。中心チャンネル352は、環
状本体342の中を下側フランジ344から上側フラン
ジ344へ伸びて、キャビティ350及び導管322へ
の流体通路を与える。ストップシリンダー340は、底
部にねじ止めされる頂部を形成してもよい。頂部と底部
との間のギャップにスペーサーを挿入して、ストップシ
リンダーの長さを制御してもよい。
【0052】ハウジング組立体302は、ディスク状の
キャリアハウジング360を有している。キャリアハウ
ジング360の底面は、円筒状のキャビティ362を有
している。このキャリアの底面はまた、リッジ368に
よって隔てられる内側環状面364と外側環状面366
とを有している。キャリアハウジング360の上面は、
環状領域372の上方に突き出るねじ切りネック374
を有する円筒状ハブ370を有している。緩斜面376
が、環状領域372を包囲し、レッジ378が傾斜部3
76を包囲する。
【0053】ハウジング組立体302は更に、環状内側
板380と、環状外側板382とを有している。内側板
380は、ピン384及び座ぐりねじ385により、キ
ャリアハウジング360の底部の内側環状面364に接
続され、外側板382は同様に、ピン386及び座ぐり
ねじ387により、外側環状板366に接続される。好
ましくは、5本のピンと5本のねじが、それぞれの板を
キャリアハウジングに接続させる。内側板380の外側
エッジは、リッジ368に隣接する。内側板380の内
側エッジは、円筒状キャビティ362の下に水平に伸
び、開口392を囲む内側指示リップ390を形成す
る。円筒状キャビティ362の頂部は、天井部394に
よって閉じられている。ベース組立体300のストップ
シリンダー340は、開口392を通って円筒状キャビ
ティ362の仲間で伸び、上側フランジ346はリップ
390の上に水平に突き出る。
【0054】ハウジング組立体302には数本の導管が
あり、キャリアヘッドへ出入りする流体の流れを与えて
いる。第1の導管400は、円筒状キャビティ362か
らキャリアハウジング360を通ってハブ370の中に
伸びている。第2の導管402は、内側板380の底面
からキャリアハウジング360を通ってハブ370に伸
びている。第3の導管404(図10参照)は、外側板
382の底面からキャリアハウジング360を通ってハ
ブ370に伸びている。Oリング406がハブ370の
頂面の中に挿入されて、各導管を囲んでいる。
【0055】2本のドエルピン(図示せず)をドエルピ
ン穴(図示せず)の中に入れて、駆動シャフトフランジ
238の対のドエルピン穴(図示せず)の中にドエルピ
ンがフィットするようにキャリアヘッドを持ち上げるこ
とにより、キャリアヘッド180が駆動シャフト184
に取り付けられていてもよい。これにより、傾斜通路2
36を導管400、402及び404に調心する。動作
に際しては、ドエルピンが駆動シャフトからのトルクを
ハウジング組立体へと伝達して、ハウジング組立体が駆
動シャフトと共に回転するようにする。そして、ねじ切
り周縁ナット240をねじ切りネック374にねじ止め
してキャリアヘッド180を駆動シャフトにしっかりと
取り付けることが可能である。
【0056】ベローズシステム306は、ベース組立体
300とハウジング組立体302との間の空間の中に同
心的に配置された数個の円筒状メタルベローズを有して
いる。各ベローズは垂直に伸縮可能である。内側ベロー
ズ410は、内側板380の内側エッジに接続し、スト
ップシリンダー340の下フランジ344に接続して、
キャビティ362及び中心チャンネル352を1次圧力
チャンバ308からシールする。図10に示されるよう
に、ポンプ450により、ライン232a、駆動シャフ
ト184のチャンネル234a、第1の導管400、キ
ャビティ362、中心チャンネル352及びキャビティ
350を介して、エアを導管322に出入りさせること
が可能である。エアがポンプ輸送により導管から出てい
く場合は、基板はキャリアヘッドの底面に真空チャック
されるだろう。エアが導管の中にポンプ輸送される場合
は、基板はキャリアヘッドの底面から圧力解放されるだ
ろう。
【0057】図9に戻れば、外側ベローズロッド412
が内側板380の外側エッジを環状板330接続させ
る。同心内側ベローズ410と外側ベローズ412との
間のリング状の空間が、1次圧力チャンバ308を形成
する。図10に示されるように、ポンプ452により、
流体を、好ましくはエアを、ライン232b、駆動シャ
フト184のチャンネル234b及び第2の導管402
を介して、ポンプ輸送により1次圧力チャンバ308を
出入りさせる。エアが1次チャンバ308へポンプ輸送
により流入する場合は、ベース組立体300の下の基板
10がポリシングパッドの表面と接触するまで、チャン
バの体積が膨張するだろう。1次チャンバの中へと更に
流体を強制すれば圧力が上昇し、よって基板10にかか
る下向きの圧力が上昇するだろう。ポンプ452は、1
次圧力チャンバの中の圧力を調整することができ、従っ
て基板上への負荷を調整することができる。
【0058】図9に示されるように、1次圧力チャンバ
308が膨張しベース組立体300がハウジング組立体
302に対して下向きに移動すれば、メタルベローズ4
10及び412が伸びて、環状板330と内側板380
との間の距離の増加分に適合する。しかし、ストップシ
リンダー340のフランジ346はハウジング組立体3
02のリップ390を把持して、ベース組立体の下向き
の運動を停止させ、ベローズが過度に伸張する事及びこ
れによる損傷を防止する。
【0059】保持リング組立体304は、内向き配向水
平アーム422と上向き配向垂直アーム424とを有す
るL字型リング支持体420を有している。バッキング
リング430がねじ432により水平アーム422に取
り付けられている。バッキングリングの外側部分433
は垂直アーム424に隣接し、バッキングリング430
の内側部分434はキャリアベース310のリム320
の上方に水平に突き出ていてもよい。フレキシブルなシ
ール435は、保持リング組立体304をキャリアベー
ス310に接続して、キャリアヘッドをスラリから保護
する。シール435の外側エッジは、水平アーム422
とバッキングリング430との間を挟む。シール435
の内側エッジは、キャリアベースよりも小さな半径を有
するOリングを有している。このOリングがキャリアベ
ース310のノッチに弾性的にフィットし、シール43
5の内側エッジを適所に保持する。フランジ436が垂
直アーム424の外側に取り付けられて、キャリアヘッ
ド180の外側壁を形成する。フランジ436が上向き
に伸びて、キャリアハウジング360にほぼ接する。シ
ール438がレッジ378上に置かれ、これがフランジ
436の上方に伸びて、キャリアヘッド180をスラリ
による汚染から保護する。保持リング440が水平アー
ム422の底面に装着され、Oリングがリング支持体4
20のノッチに部分的にフィットする。保持リング44
0は突出し部分442を有し、これがポリシングパッド
120に接触して基板10をベース組立体300の下か
らスリップして脱落することをブロックすることにな
る。
【0060】第3のベローズ414がハウジング組立体
302の外側板の内側エッジをバッキングリング430
の内側部分433に接続させる。第4のベローズ416
が外側板382の外側エッジをバッキングリング430
の外側部分433に接続させる。同心的な第3のベロー
ズ414と第4のベローズ416との間のリング状の空
間が、第2の圧力チャンバ309を形成する。図10に
示されるように、ポンプ454により、流体を、好まし
くはエアを、ライン232c、駆動シャフト184のチ
ャンネル234C及び第3の導管404を介して、ポン
プ輸送により2次圧力チャンバ309を出入りさせる。
エアが2次チャンバ309の中にポンプ輸送される場合
は、保持リング440がポリシングパッドの表面に接触
するまでチャンバの体積が膨張するだろう。更に流体を
2次チャンバ内へ強制的に流入させることにより2次圧
力チャンバの圧力が上昇することとなり、従って保持リ
ング440への下向きの圧力が上昇するだろう。1次チ
ャンバと2次チャンバとが独立に圧力が与えられるた
め、ベース組立体と保持リングとを独立に作動させる事
が可能である。
【0061】キャリアヘッド180は、2つの予備組み
立てされたベローズ組立体を用いてもよい。内側ベロー
ズ410と外側ベローズ412とが内側板380と環状
板330とに溶着されて第1のベローズ組立体を形成
し、第3のベローズ414と第4のベローズ416とが
外側板382とバッキングリング430とに溶着され
て、第2のベローズ組立体を形成する。これら2つのベ
ローズ組立体はハウジングの上へと落ちて、上述の如く
ねじ及びピンによって取り付けられている。そして、キ
ャリアベース310及びリング支持体422とが取り付
けられてもよい。
【0062】以上を纏めれば、本発明のキャリアヘッド
は、多数のベローズを用いて、ハウジングとキャリアベ
ースと保持リング組立体との間に2つの圧力チャンバを
形成するものである。第1のチャンバに圧力を与えるこ
とにより、基板の端から端までに一様な負荷を与えるこ
とが可能となる。2次チャンバに圧力を与えることによ
り、保持リングをポリシングパッドに押圧することが可
能となる。ベローズによりキャリアベースをハウジング
に対して旋回することが可能となるが、第1の圧力チャ
ンバを介して基板に均等に下向きの力がかけられる。ト
ルクが、キャリアハウジングからベローズを介してキャ
リアベースへと伝達される。
【0063】本発明はここまで、好ましい具体例に関し
て説明をしてきた。しかし、本発明は、ここに描写され
記載されてきた具体例に限定されるものではない。むし
ろ、本発明の範囲は、添付の請求の範囲によって画成さ
れるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(e)は、基板上の層の堆積及びエッ
チングを例示する、基板の模式的な断面図である。
【図2】(a)〜(c)は、基板の非平坦な外側面を研
磨する工程を例示する、基板の模式的な断面図である。
【図3】ケミカルメカニカルポリシング装置の模式的な
斜視図である。
【図4】図3のケミカルメカニカルポリシング装置の模
式的な斜視分解図である。
【図5】(a)〜(f)は、搬入及び研磨が連続的に行
われる際のウエハの様子を示す、研磨装置の模式的な上
面図である。
【図6】ポリシングパッド上の基板の模式的な側面図で
ある。
【図7】上ハウジングを取り除いた、カルーセルの模式
的な上面図である。
【図8】図7のキャリアヘッドの8−8線に沿った模式
的な断面図である。
【図9】本発明に従ったキャリアヘッドの模式的な断面
図である。
【図10】本発明に従ったキャリアヘッドのための流体
ラインの模式的な線図である。
【符号の説明】
10…基板、12…シリコンウエハ、14…メタル層、
14’…メタル島、16…フォトレジスト層、16’…
パターニングされたフォトレジスト層、20…絶縁層、
22…外側面、25…フォトレジスト層、60…搬入装
置、62…アーム、64…オーバーヘッドトラック、6
6…リスト組立体、67…ブレード、68…カセットク
ロー、70…カセット、72…保持ステーション、74
…タブ、80…ポリシング装置、82…機械土台、83
…テーブルトップ、100…ポリシングステーション、
105…移送ステーション、110…プラーテン、12
0…ポリシングパッド、121…リング領域、122…
パッド表面、123…中心、124…パッド上層、12
5…エッジ、126…下層、128…接着層、130…
パッドコンディショナー装置、132…アーム、134
…コンディショナーヘッド、136…洗浄ベイズン、1
40…洗浄ステーション、150…カルーセル、152
…中心ポスト、154…カルーセル軸、156…カルー
セル支持板、158…カバー、160…キャリアヘッド
システム、180…ポリシングヘッドないしキャリアヘ
ッド、182…スロット、184…キャリア駆動シャフ
ト、186…キャリアヘッド回転モーター、190…ス
ラリ、195…スラリ供給管、200…キャリアヘッド
支持スライド、201…リニアベアリング組立体、20
2…レール、204…ハンド、206…ベアリング、2
08…ベアリングストップ、210…親ねじ、212…
モーター、220…アングルアイアン、222…ウィン
グ、224…光学位置センサー、226…シャフトハウ
ジング、230…ロータリーカップリング、232…ラ
イン、234…チャンネル、236…通路、238…ベ
ースフランジ、300…ベース組立体、302…ハウジ
ング組立体、304…保持リング組立体、306…ベロ
ーズシステム、308…1次圧力チャンバ、309…2
次圧力チャンバ、310…キャリアベース、312…底
面、314…上面、316…窪み、318…環状領域、
320…リム、322…導管、324…中心軸、330
…環状板、332…内側部分、334…ねじ、340…
ストップシリンダー、342…本体、344…上フラン
ジ、346…下フランジ、348…リップ、350…キ
ャビティ、360…キャリアハウジング、362…キャ
ビティ、364…内側環状面、366…外側環状面、3
68…リッジ、370…円筒状ハブ、372…環状領
域、374…ネック、376…緩斜面、380…環状内
側板、382…環状外側板、384…ピン、385…座
ぐりねじ、386…ピン、387…座ぐりねじ、390
…リップ、392…開口、400…第1の導管、402
…第2の導管、404…第3の導管、420…L字型リ
ング支持体、422…内向き配向水平アーム、424…
上向き配向垂直アーム、430…バッキングリング、4
32…ねじ、433…外側部分、434…内側部分、4
35…シール、436…フランジ、438…シール。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハリー キュー. リー アメリカ合衆国, カリフォルニア州, マウンテン ヴュー, ダブリュー. ミ ドルフィールド ロード 2261 (72)発明者 ノーム シェンドン アメリカ合衆国, カリフォルニア州, サン カルロス, ノーザム アヴェニュ ー 34 (72)発明者 セムヨン スペクター アメリカ合衆国, カリフォルニア州, サン フランシスコ, サーティーサード アヴェニュー 766

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケミカルメカニカルポリシング装置のた
    めのキャリアヘッドであって、 駆動シャフトに接続され前記駆動シャフトにより回転さ
    れるハウジングと、 ポリシングパッドに対して基板を保持するベースと、 前記ベースを包囲して前記基板を前記ベースの下に保持
    する保持リングと、 前記ベースを前記ハウジングに接続してこれらの間に第
    1のチャンバを形成し、且つ、前記保持リングを前記ハ
    ウジングに接続してこれらの間に第2のチャンバを形成
    する、複数のベローズとを備えるキャリアヘッド。
  2. 【請求項2】 前記複数のベローズが、前記ベースを前
    記ハウジングに接続する第1のベローズ及び第2のベロ
    ーズと、前記保持リングを前記ハウジングに接続する第
    3のベローズ及び第4のベローズとを備える請求項1に
    記載のキャリアヘッド。
  3. 【請求項3】 前記ハウジングの第2の面を把持して前
    記複数のベローズの少なくとも1つ以上が過度に伸張す
    ることを防止する第1の面を、前記ベースが有する、請
    求項1に記載のキャリアヘッド。
  4. 【請求項4】 前記ハウジングのキャビティの中に伸張
    するロッドを前記ベースが有し、前記ロッドは前記キャ
    ビティの前記第1の面を有する外側に突き出るフランジ
    を有する、請求項3に記載のキャリアヘッド。
  5. 【請求項5】 前記複数のベローズが、前記ベースと前
    記ハウジングとの間に第3のチャンバを形成し、前記ベ
    ースは、前記ベースの底面を前記第3のチャンバへ接続
    させる通路を有する、請求項1に記載のキャリアヘッ
    ド。
  6. 【請求項6】 前記ベースを前記保持リングに接続させ
    るフレキシブルなシールを更に備える請求項1に記載の
    キャリアヘッド。
  7. 【請求項7】 ケミカルメカニカルポリシング装置であ
    って、 駆動シャフトに接続され前記駆動シャフトにより第1の
    軸の周りに回転されるハウジングと、 ポリシングパッドに対して基板を保持する面を有するベ
    ースと、 前記ベースを包囲し、前記基板を前記ベースの下に保持
    する突起部を有する保持リングと、 前記ベースを前記ハウジングに接続してこれらの間に第
    1のチャンバを形成し、且つ、前記保持リングを前記ハ
    ウジングに接続してこれらの間に第2のチャンバを形成
    する、複数のベローズと前記第1のチャンバに圧力を与
    えて、前記ベースの前記面が前記基板を前記ポリシング
    パッドに対して押圧させるようにする、第1のポンプ
    と、 前記第2のチャンバに圧力を与えて、前記突起部が前記
    ポリシングパッドに対して押圧するようにする、第2の
    ポンプとを備えるケミカルメカニカルポリシング装置。
  8. 【請求項8】 前記複数のベローズが前記ベースと前記
    ハウジングとの間に第3のチャンバを形成し、前記ベー
    スは前記ベースの底面を前記第3のチャンバへ接続させ
    る通路を有し、前記装置は前記第3のチャンバに接続し
    て前記通路を介してエアを強制する第3のポンプを更に
    備える請求項7に記載のケミカルメカニカルポリシング
    装置。
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