JPH09169087A - 積層フィルム - Google Patents

積層フィルム

Info

Publication number
JPH09169087A
JPH09169087A JP7349256A JP34925695A JPH09169087A JP H09169087 A JPH09169087 A JP H09169087A JP 7349256 A JP7349256 A JP 7349256A JP 34925695 A JP34925695 A JP 34925695A JP H09169087 A JPH09169087 A JP H09169087A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ethylene
catalyst
heat
resin
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7349256A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3616684B2 (ja
Inventor
Takashi Furukawa
孝 古川
Tadashi Komatsu
正 小松
Yuichiro Sakuma
祐一郎 佐久間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NUC Corp
Original Assignee
Nippon Unicar Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Unicar Co Ltd filed Critical Nippon Unicar Co Ltd
Priority to JP34925695A priority Critical patent/JP3616684B2/ja
Publication of JPH09169087A publication Critical patent/JPH09169087A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3616684B2 publication Critical patent/JP3616684B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Packages (AREA)
  • Wrappers (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の優れた特性(押出加工性,ドローダウン
性,ネックイン,耐熱性,ホットタック性,ヒートシー
ル強度)を維持し、かつ、従来問題点であった低温ヒー
トシール性を大幅に改善した、食品包装用フィルムとし
て好適である積層フィルムの提供。 【解決手段】チーグラー系触媒またはフィリップス系触
媒を使用して製造された直鎖状低密度エチレン−α−オ
レフィン共重合体100重量部、シングルサイト触媒を
使用して製造されたエチレン−α−オレフィン共重触媒
30〜70重量部、高圧法低密度ポリエチレン50〜1
00重量部からなるエチレン系樹脂組成物を、ポリアミ
ド、ポリエステル、ポリ塩化ビニリデン、エチレン−ビ
ニルアルコール共重合体またはアルミニウムを基材とす
る単層または複層の基材フィルム上に押出コーティング
してなる積層フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は積層フィルムに関
し、より詳しくは、フィルム製造時には押出コーティン
グ加工性に優れ、得られたフィルムが耐熱性、低温ヒー
トシール性およびホットタック性等に優れる食品包装用
として好適である積層フィルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】食品包装材料として、食品を劣化させる
酸素ガスの侵入を防ぐ目的で、エチレン−ビニルアルコ
ール共重合体等のガスバリヤー性材料が使用されてきて
おり、種々の食品の長期保存が可能となっている。一般
に、ガスバリヤー性材料はヒートシールが困難なため、
ガスバリヤー層に易ヒートシール性のポリエチレン樹脂
を押出コーティングした積層フィルムが使われている。
従来、そのようなポリエチレン樹脂として、ドローダウ
ン性が良好でネックインの小さい高圧法低密度ポリエチ
レンが使用されていたが、該高圧法低密度ポリエチレン
は耐熱性が低くボイル殺菌が不可能であり、ホットタッ
ク性(熱間シール性とも呼ばれるもので、この性質が劣
る場合、ヒートシールされた直後に内容物が充填される
とシール部が剥離する)が不足し、そして重量物を充填
する場合にはヒートシール強度が不足する等の欠点があ
った。これらの欠点を改善するために、押出コーティン
グ樹脂として、上記高圧法低密度ポリエチレンに代え
て、チーグラー系触媒またはフィリップス系触媒を使用
して製造された直鎖状低密度エチレン−α−オレフィン
共重合体の使用が検討されたが、該共重合体単独で押出
コーティングすると押出負荷が極端に上昇したり、押出
の際にサージング現象を起こしたり、ネックインが大き
くなる等の欠点があった。このため、上記直鎖状低密度
エチレン−α−オレフィン共重合体と上記高圧法低密度
ポリエチレンとの配合組成物を押出コーティングしてい
るのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、食品包
装フィルムは自動充填包装が最近ますます盛んになった
り、処理の高速化が進んできたために、低温で確実にヒ
ートシールができること、すなわち、低温ヒートシール
性に優れた積層フィルムが要望されてきているが、上記
直鎖状低密度エチレン−α−オレフィン共重合体と上記
高圧法低密度ポリエチレンとの配合組成物をガスバリヤ
ー層に押出コーティングすることでは、その要望に応え
られていない。そこで、本発明は、従来の優れた特性で
ある良好な押出加工性、ドローダウン性、ネックイン、
耐熱性、ホットタック性およびヒートシール強度等を維
持しながら、従来の問題点であった低温ヒートシール性
を改善したエチレン系樹脂を、ガスバリヤー層に押出コ
ーティングした積層フィルムを提供することを課題とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、種々の樹脂
を選択して、実験で確認した結果、上記直鎖状低密度エ
チレン−α−オレフィン共重合体と上記高圧法低密度ポ
リエチレンとの配合組成物に、さらにシングルサイト触
媒を使用して製造されたエチレン−α−オレフィン共重
合体を配合することにより、上記課題が解決できること
を見出し、さらに検討を加え、積層フィルムに要求され
る優れた性能を発揮し得る上記3成分の特定の配合割合
を見出し、本発明を完成させた。
【0005】すなわち、本発明は、チーグラー系触媒ま
たはフィリップス系触媒を使用して製造された直鎖状低
密度エチレン−α−オレフィン共重合体100重量部、
シングルサイト触媒を使用して製造されたエチレン−α
−オレフィン共重合体30〜70重量部、高圧法低密度
ポリエチレン50〜100重量部からなるエチレン系樹
脂組成物を、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ
塩化ビニリデン樹脂、エチレン−ビニルアルコール共重
合体樹脂およびアルミニウムからなる群から選択される
少なくとも1種からなる単層または複層の基材フィルム
上に押出コーティングしてなる積層フィルムに関する。
【0006】本発明において使用されるチーグラー系触
媒またはフィリップス系触媒を使用して製造された直鎖
状低密度エチレン−α−オレフィン共重合体(以下、L
LDPEとも記載する)は、上記のいずれかの触媒を用
いて製造される、エチレンとα−オレフィン、例えば炭
素原子数3ないし12のα−オレフィンとの共重合体で
ある。α−オレフィンの具体例としては、プロピレン、
ブテン−1、ヘキセン−1、4−メチルペンテン−1、
オクテン−1、デセン−1、ドデセン−1等を挙げるこ
とができる。
【0007】LLDPEの製造に用いられる触媒の一つ
はチーグラー系触媒と呼ばれるもので、チタン化合物や
バナジウム化合物等の遷移金属化合物からなる主触媒、
有機アルミニウム等の有機金属化合物からなる助触媒お
よびケイ素、チタン、マグネシウム等の酸化物または塩
化物からなる触媒担体から構成される触媒である。もう
一つの触媒はフィリップス系触媒と呼ばれるもので、酸
化クロムからなる主触媒およびケイ素、アルミニウム等
の酸化物からなる触媒担体から構成される触媒である。
【0008】LLDPEの重合のためには、溶液重合
法、懸濁重合法、スラリー重合法、気相重合法その他の
方法を使用することができる。重合の際の温度は0〜2
50℃であり、圧力は高圧(50MPa以上)、中圧
(10〜50MPa)または低圧(常圧〜10MPa)
である。
【0009】本発明において使用されるLLDPEは以
下の物性:メルトフローレート1〜20g/10分およ
び密度0.91〜0.93g/cm3 を有するものが好
ましい。ここで、メルトフローレートはJIS K72
10に準拠して測定され、1g/10分未満であると押
出コーティングする際に押出機のモーター負荷がかかり
過ぎるので好ましくなく、また20g/10分を越える
とヒートシール性が劣るので好ましくない。また、密度
はJIS K7112に準拠して測定され、0.91g
/cm3 未満であると耐熱性が劣るので好ましくなく、
0.93g/cm3 を越えるとヒートシール性が劣るの
で好ましくない。
【0010】本発明において使用されるシングルサイト
触媒を使用して製造されたエチレン−α−オレフィン共
重合体(以下、SSC−PEとも記載する)は、上記触
媒を用いて製造される、エチレンとα−オレフィン、例
えば炭素原子数3ないし12のα−オレフィンとの共重
合体である。α−オレフィンの具体例としては、プロピ
レン、ブテン−1、ヘキセン−1、4−メチルペンテン
−1、オクテン−1、デセン−1、ドデセン−1等を挙
げることができる。これらの中で、機械的特性および加
工性等の点からオクテン−1が特に好ましい。
【0011】上記SSC−PEは以下の物性:メルトフ
ローレート1〜20g/10分、密度0.88〜0.9
3g/cm3 および重量平均分子量(Mw)と数平均分
子量(Mn)との比(Mw/Mn)3.0以下を有する
ものが好ましい。ここで、メルトフローレートはJIS
K7210に準拠して測定され、1g/10分未満で
あると押出加工性が劣るので好ましくなく、20g/1
0分を越えると機械的特性が劣るので好ましくない。ま
た、密度はJIS K7112に準拠して測定され、
0.88g/cm3 未満であると耐熱性が劣るので好ま
しくなく、0.93g/cm3 を越えると、ヒートシー
ル性が劣るので好ましくない。さらに、重量平均分子量
(Mw)と数平均分子量(Mn)との比(Mw/Mn)
は、サイズ排除クロマトグラフィーにより測定され、
3.0以下であることが好ましく、特に2.5以下であ
ることが好ましい。Mw/Mnが3.0を越えると機械
的特性が劣るので好ましくない。このMw/Mnは分子
量分布の指標となる値であり、小さい程、分子量分布が
小さい。
【0012】SSC−PEの製造の際に使用されるシン
グルサイト触媒は、活性点が同種(シングルサイト)で
あり、エチレンに対して高い重合活性を有するものであ
る。このシングルサイト触媒はメタロセン触媒、また、
発明者の名前からカミンスキー触媒とも呼ばれている。
本発明に用いられる触媒としてはこれをさらに改良した
もの、例えば、適当に拘束された幾何形状を有する触媒
(Constrained Geometry Catalysts)で、周期表第3〜1
0族またはランタノイド(ランタン系列)の金属原子
と、拘束を誘起する原子団で置換された非局在化された
π(パイ)結合を有する原子団とを含む金属配位錯体を
含有するものが好ましい。好ましい触媒錯体は、次式:
【化1】 (式中、Mは周期表第3〜10族またはランタノイドの
金属原子であり、Cp*はMにη5 結合様式で結合して
いるシクロペンタジエニル基または置換シクロペンタジ
エニル基であり、Zはホウ素または周期表第14族の元
素、そして場合に応じて硫黄原子または酸素原子を含有
する原子団であり、該原子団は20個までの水素原子以
外の原子を有するか、またはCp*およびZは一緒にな
って縮合環系を形成し、Xは互いに独立してアニオン性
配位子または30個までの水素原子以外の原子を有する
中性ルイス塩基配位子であり、nは0、1、2、3また
は4であり、かつ、Mの原子価より2少ない数であり、
そしてYは、ZおよびMと結合するアニオン性または非
アニオン性配位子で、窒素原子、リン原子、酸素原子ま
たは硫黄原子を含んでおり、そして20個までの水素原
子以外の原子を有するか、または必要に応じてYとZは
一緒になって縮合環系を形成する)で表されるものであ
る。
【0013】上記触媒錯体の具体的な化合物としては、
(第三ブチルアミド)(テトラメチル−η5 −シクロペ
ンタジエニル)−1,2−エタンジイルジルコニウムジ
クロライド、(第三ブチルアミド)(テトラメチル−η
5 −シクロペンタジエニル)−1,2−エタンジイルチ
タンジクロライド、(メチルアミド)(テトラメチル−
η5 −シクロペンタジエニル)−1,2−エタンジイル
ジルコニウムジクロライド、(メチルアミド)(テトラ
メチル−η5 −シクロペンタジエニル)−1,2−エタ
ンジイルチタンジクロライド、(エチルアミド)(テト
ラメチル−η5−シクロペンタジエニル)メチレンチタ
ンジクロライド、(第三ブチルアミド)ジベンジル(テ
トラメチル−η5 −シクロペンタジエニル)シランジル
コニウムジベンジル、(ベンジルアミド)ジメチル(テ
トラメチル−η5 −シクロペンタジエニル)シランチタ
ンジクロライド、(フェニルホスフィド)ジメチル(テ
トラメチル−η5 −シクロペンタジエニル)シランジル
コニウムジベンジル、(第三ブチルアミド)ジメチル
(テトラメチル−η5 −シクロペンタジエニル)シラン
チタンジメチル等が例示される。
【0014】上記触媒は、さらに活性化共触媒を含有す
る。該共触媒としては、高重合度または低重合度のアル
ミノキサン、特にメチルアルミノキサンが適当でる。い
わゆる変性メチルアルミノキサンもまた上記共触媒とし
ての使用に適している。
【0015】本発明におけるSSC−PEの重合は、好
ましくは溶液重合法により行われ、通常の溶液重合法に
対する条件がそのまま採用できる。すなわち、重合温度
は0〜250℃であり、重合圧力は常圧から100MP
aである。必要ならば、懸濁法、スラリー法、気相法ま
たはそれ以外の方法に従って重合は行われ得る。担体を
用いることができるが、好ましくは触媒は均一(例えば
可溶性)状態で用いられる。もちろん、触媒成分および
その共触媒成分が重合プロセスに直接添加され、適当な
溶剤または希釈剤(濃縮モノマーも含む)がその重合プ
ロセスに用いられた場合に、活性触媒系が反応器中で形
成されることは好ましいことである。しかしながら、活
性触媒は、それを重合混合物に添加する前に、適当な溶
剤中、別の工程で形成されてもよく、この方法もまた好
ましい。なお、このSSC−PEの製法の詳細は、特開
平6−306121号公報や特表平7−500622号
公報等に記載されている。
【0016】本発明における上記SSC−PEは、主鎖
の炭素原子1000個あたり0.01〜3個の長鎖分岐
を含有している。SSC−PEは、この長鎖分岐を含有
しているが故に、分子量分布が小さいにもかかわらず、
押出加工性および低温ヒートシール性が良好である。分
子量分布が小さいということは、機械的特性が優れてい
ることを意味する。従来の直鎖状低密度エチレン−α−
オレフィン共重合体と高圧法低密度ポリエチレンとの配
合組成物では良好な機械的特性と、良好な加工性および
低温ヒートシール性が両立できなかったが、本発明にお
いてSSC−PEをさらに加えることにより、これらの
両立が可能となったものである。
【0017】本発明において使用される高圧法低密度ポ
リエチレン(以下、HP−LDPEとも記載する)は、
反応温度150〜350℃、反応圧力100〜300M
Paの条件下、有機過酸化物等のラジカル重合触媒を用
いてエチレンを重合させたものである。
【0018】このHP−LDPEは以下の物性:メルト
フローレート1〜20g/10分および密度0.91〜
0.93g/cm3 を有するものが好ましい。ここで、
メルトフローレートはJIS K7210に準拠して測
定され、1g/10分未満であるとドローダウン性が劣
るので好ましくなく、また20g/10分を越えるとネ
ックインおよびヒートシール性が劣るので好ましくな
い。また、密度はJIS K7112に準拠して測定さ
れ、0.91g/cm3 未満であると耐熱性が劣るので
好ましくなく、0.93g/cm3 を越えるとヒートシ
ール性が劣るので好ましくない。
【0019】本発明において、エチレン系樹脂組成物を
構成するLLDPE、SSC−PEおよびHP−LDP
Eの各々の配合量は、LLDPE100重量部に対し
て、SSC−PEは30〜70重量部であり、そしてH
P−LDPEは50〜100重量部である。SSC−P
Eの配合量が30重量部未満であると、低温ヒートシー
ル性およびホットタック性が劣るので好ましくなく、7
0重量部を越えて配合すると、ネックインが劣るので好
ましくない。HP−LDPEの配合量が50重量部未満
であると、押出コーティング加工が困難になるので好ま
しくなく、100重量部を越えて配合するとヒートシー
ル性およびホットタック性が劣るので好ましくない。
【0020】本発明に使用される基材フィルムは、ポリ
アミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹
脂、エチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂およびア
ルミニウムからなる群から選択される少なくとも1種か
らなる単層または複層フィルムであり、食品包装用フィ
ルムの場合、ガスバリヤー層を形成するものである。ポ
リアミド樹脂としては、ラクタムの開環重合によるも
の、ジアミンとジカルボン酸との重縮合によるもの、ア
ミノカルボン酸の重縮合によるもの、および各種ポリア
ミドの原料モノマーの共重合によるもの等があり、具体
的には、ナイロン6、ナイロン6,6、ナイロン6,1
0、ナイロン6,12、ナイロン2,6、ナイロン4,
6、ナイロン8,6、ナイロン10,6、ナイロン6/
9、ナイロン6/12、ナイロン6/6,6、ナイロン
MXD6等が例示される。ポリエステル樹脂としては、
カチレングリコール等のジオールとテレフタル酸等のジ
カルボン酸との重縮合によるものであり、具体的には、
ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレー
ト、ポリ(エチレンテレフタレート/イソフタレー
ト)、ポリ(エチレングリコール/シクロヘキサンジメ
タノール/テレフタレート)等が例示される。ポリ塩化
ビニリデン樹脂としては、塩化ビニリデンを主成分と
し、これと共重合するモノマー、例えば塩化ビニル、ア
クリロニトリル、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル
酸アルキルエステル、メタクリル酸アルキルエステル、
無水マレイン酸、マレイン酸、マレイン酸アルキルエス
テル、イタコン酸、イタコン酸アルキルエステル、酢酸
ビニル、エチレン、プロピレン、イソブチレン、ブタジ
エン等との共重合体が例示される。エチレン−ビニルア
ルコール共重合体樹脂としては、エチレン−ビニルアル
コール共重合体のケン化物が例示され、エチレン単位を
20〜60モル%含有しているものが好ましく、ビニル
エステルのケン化度は90%以上のものが好ましい。ア
ルミニウムからなるフィルムとしては、アルミニウム箔
の他に、上記のガスバリヤー性樹脂からなるフィルムに
蒸着処理をしたアルミニウム蒸着フィルム等が例示され
る。
【0021】また、本発明に使用する基材フィルムのう
ち、樹脂からなるものは、無延伸のもの、一軸延伸のも
の、二軸延伸のもの等、いずれのものでも使用できる。
さらに、必要に応じて基材フィルムは他の基材やフィル
ム等を積層して使用することもできる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の押出コーティング用材料
であるLLDPE、SSC−PEおよびHP−LDPE
からなるエチレン系樹脂組成物は、各々個別に製造した
樹脂を、慣用の混合機を用いてドライブレンドする方
法、または、バンバリーミキサー、コンティニュアスミ
キサー、二軸混練機または押出機のような溶融混合混練
機を用いて溶融混練した後、造粒する方法等により製造
され得る。
【0023】上記押出コーティング用エチレン系樹脂組
成物の基材フィルムへの押出コーティングはそれ自体公
知の方法、例えば上記エチレン系樹脂組成物を、Tダイ
を設けた押出機で、成形加工温度280〜340℃でT
ダイからフィルム状に溶融押出し、繰り出されてくる基
材フィルムの上に流されて、加圧ロールと冷却ロールと
の間で圧着、冷却され引き取ることにより行われる。こ
の際、押出コーティング層と基材フィルムとの接着力を
高めるために、基材フィルムにアンカーコート剤を塗布
した後に押出コーティングを行ってもよい。アンカーコ
ート剤としては、有機チタン系、イソシアネート系、ポ
リエチレンイミン系およびポリブタジエン系等のものが
有用である。通常、押出コーティング層の厚さは5〜1
00μmである。
【0024】本発明はまた、基材フィルムに押出コーテ
ィングするための、LLDPE100重量部、SSC−
PE30〜70重量部およびHP−LDPE50〜10
0重量部からなるエチレン系樹脂組成物を提供する。ま
た、本発明における上記エチレン系樹脂組成物には、本
発明の特性を損なわない範囲で、その使用目的に応じ
て、各種添加剤や補助資材を配合することができる。そ
れら各種添加剤や補助資材としては、酸化防止剤、紫外
線吸収剤、光安定剤、滑剤、帯電防止剤、ブロッキング
防止剤、可塑剤、中和剤、加工助剤、架橋剤、架橋助
剤、充填剤、発泡剤、気泡防止剤、着色剤または顔料等
を挙げることができる。また、上記エチレン系樹脂組成
物には、本発明の趣旨を逸脱しない限り、他の高分子化
合物を少量配合することもできる。
【0025】
【実施例】次に実施例に基づいて本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。
【0026】下記の実施例および比較例における物性は
次の方法で測定した。 1)ドローダウン性 押出機90mmφ、Tダイ幅570mm、スクリュー回
転数105rpmの条件で、押出コーティング膜が膜切
れするか、サージングする最高引取り速度を測定し、ド
ローダウン性の尺度とする。 2)ネックイン 押出機90mmφ、Tダイ幅570mm、スクリュー回
転数105rpmの条件で、引取り速度140m/分、
エアーギャップ120mmの時の両耳ネックインを測定
する。 3)ヒートシール強度 ヒートシーラーで、圧力1.0kg/cm2 、シール時
間1.0秒、シール温度150℃の条件でヒートシール
した試料を幅15mmの短冊状に切り取った試験片を、
温度23℃、湿度50%の恒温恒湿室でコンディショニ
ングした後、引張強度500mm/分で引張った際の強
度を測定し、ヒートシール強度の尺度とする。 4)低温ヒートシール性 シール温度を変えてヒートシール強度を測定し、ヒート
シール強度が2.0kg/15mmを示す温度を測定
し、低温ヒートシール性の尺度とする。 5)ホットタック性 幅30mm、長さ650mmの試験片を二つ折りにし
て、一端をヒートシーラーの上部つかみ具に固定し、他
端を下にして引剥がし荷重をかける。折り目に近い箇所
を長さ300mmのヒートシールバー間に挿入して、圧
力1.0kg/cm2 、シール時間1.0秒、引剥がし
荷重90g/10mmの条件下、各シール温度(120
℃,140℃,160℃,180℃)でヒートシールし
た際の剥離長さを測定し、ホットタック性の尺度とす
る。
【0027】また、下記の実施例および比較例では次の
樹脂を使用した。 LLDPE:ユニポール法によりチーグラー系触媒を用
いて製造したエチレン−ブテン−1共重合体。メルトフ
ローレート8.5g/10分、密度0.922g/cm
3 〔NUCポリエチレン−LL(商品名),日本ユニカ
ー社製〕 SSC−PE:シングルサイト触媒を用いて製造したエ
チレン−オクテン−1共重合体。メルトフローレート
7.0g/10分、密度0.900g/cm3 ,Mw/
Mn=2.4〔アフィニティー(商品名),ザ・ダウケ
ミカル社製〕 HP−LDPE:メルトフローレート6.0g/10
分、密度0.918g/cm3 〔NUCポリエチレン
(商品名),日本ユニカー社製〕
【0028】実施例1 LLDPE100重量部、SSC−PE50重量部およ
びHP−LDPE70重量部からなるエチレン系樹脂組
成物をバンバリーミキサーにて180℃で10分間混練
した後、造粒してペレットを得た。得られたペレットを
90mmφの押出ラミネーターを用い、Tダイ幅570
mm、ダイスリット0.8mm、スクリュー回転数68
rpm、引取り速度80m/分、成形温度310℃の条
件で、イソシアネート系のアンカーコート剤を塗布した
延伸ナイロン6フィルム(厚さ20μm)に押出コーテ
ィングして積層フィルムとし、この積層フィルムの各物
性を測定した。測定結果を表1に示す。なお、押出コー
ティング層の厚さは30μmであった。
【0029】実施例2〜5および比較例1〜4 実施例1におけるエチレン系樹脂組成物を表1に記載の
組成に代えた以外は実施例1と同様の方法を行い、評価
結果を同じく表1に記載した。
【0030】これらの評価結果から、本発明に係る実施
例は全て、測定した諸物性が良好であることがわかる。
これに対し、比較例1はSSC−PEを配合していない
樹脂組成物を用いたものであり、低温ヒートシール性お
よびホットタック性が不十分であった。比較例2はSS
C−PEを配合しているものの、その量が本発明の範囲
を越えており、ネックインが不十分であった。比較例3
はHP−LDPEの配合量が本発明の範囲未満であり、
ドローダウン性およびネックインが不十分であった。比
較例4は逆に、HP−LDPEの配合量が本発明の範囲
を越えており、ヒートシール強度およびホットタック性
が不十分であった。
【0031】
【表1】
【0032】
【発明の効果】本発明の積層フィルムは、ガスバリヤー
性材料層にエチレン系樹脂を押出コーティングしてな
り、エチレン系樹脂として、LLDPEとHP−LDP
Eに加え、さらにSSC−PEを配合したことにより、
従来の優れた特性である押出加工性、ドローダウン性、
ネックイン、耐熱性、ホットタック性およびヒートシー
ル強度を維持し、しかも、従来の問題点であった低温ヒ
ートシール性を大幅に改善したものである。このため、
本発明の積層フィルムは低温で確実にヒートシールが可
能であり、食品包装用フィルム等として好適に使用され
る。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 27/34 B32B 27/34 27/36 27/36 B65D 65/40 B65D 65/40 Z 75/26 75/26 // C08L 23/04 LCD C08L 23/04 LCD

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チーグラー系触媒またはフィリップス系
    触媒を使用して製造された直鎖状低密度エチレン−α−
    オレフィン共重合体100重量部、シングルサイト触媒
    を使用して製造されたエチレン−α−オレフィン共重合
    体30〜70重量部、高圧法低密度ポリエチレン50〜
    100重量部からなるエチレン系樹脂組成物を、ポリア
    ミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹
    脂、エチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂およびア
    ルミニウムからなる群から選択される少なくとも1種か
    らなる単層または複層の基材フィルム上に押出コーティ
    ングしてなる積層フィルム。
  2. 【請求項2】 食品包装用フィルムとして使用される請
    求項1記載の積層フィルム。
JP34925695A 1995-12-20 1995-12-20 積層フィルム Expired - Fee Related JP3616684B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34925695A JP3616684B2 (ja) 1995-12-20 1995-12-20 積層フィルム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34925695A JP3616684B2 (ja) 1995-12-20 1995-12-20 積層フィルム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09169087A true JPH09169087A (ja) 1997-06-30
JP3616684B2 JP3616684B2 (ja) 2005-02-02

Family

ID=18402541

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34925695A Expired - Fee Related JP3616684B2 (ja) 1995-12-20 1995-12-20 積層フィルム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3616684B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998058999A1 (en) * 1997-06-24 1998-12-30 Japan Polyolefins Co., Ltd. Ethylene (co)polymers, and laminate and hollow molding made by using the same
KR100375665B1 (ko) * 2000-12-19 2003-03-15 삼성종합화학주식회사 불연성 폴리올레핀 수지조성물 및 이를 이용한알루미늄복합판넬의 제조방법
US6716385B2 (en) 1997-06-24 2004-04-06 Japan Polyolefins Co., Ltd. Ethylene (co) polymers, and laminate and hollow molding made by using the same
JP2004238438A (ja) * 2003-02-04 2004-08-26 Mitsui Chemicals Inc 接着用変性ポリオレフィン組成物
JP2012139848A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Japan Polyethylene Corp 包装材料およびそれを用いた液体包装袋
JP2013112796A (ja) * 2011-11-30 2013-06-10 Tosoh Corp 押出ラミネート用エチレン系重合体組成物および積層体

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998058999A1 (en) * 1997-06-24 1998-12-30 Japan Polyolefins Co., Ltd. Ethylene (co)polymers, and laminate and hollow molding made by using the same
US6716385B2 (en) 1997-06-24 2004-04-06 Japan Polyolefins Co., Ltd. Ethylene (co) polymers, and laminate and hollow molding made by using the same
KR100375665B1 (ko) * 2000-12-19 2003-03-15 삼성종합화학주식회사 불연성 폴리올레핀 수지조성물 및 이를 이용한알루미늄복합판넬의 제조방법
JP2004238438A (ja) * 2003-02-04 2004-08-26 Mitsui Chemicals Inc 接着用変性ポリオレフィン組成物
JP2012139848A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Japan Polyethylene Corp 包装材料およびそれを用いた液体包装袋
JP2013112796A (ja) * 2011-11-30 2013-06-10 Tosoh Corp 押出ラミネート用エチレン系重合体組成物および積層体

Also Published As

Publication number Publication date
JP3616684B2 (ja) 2005-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2558531B1 (en) Polymer blends and films made therefrom
JP4250880B2 (ja) 多層押出成形体
JP3616684B2 (ja) 積層フィルム
JP4063029B2 (ja) 押出成形用樹脂組成物
EP2123451B1 (en) Multilayer structure and method for manufacturing the same
JP4877768B2 (ja) 積層体及びそれを用いた包装用袋
JP3634022B2 (ja) フィルムおよびシーラント
JP4308944B2 (ja) ポリプロピレン系多層フィルム
JP4923423B2 (ja) 押出ラミネート用エチレン系樹脂組成物
JPH08295745A (ja) 易引裂性包装材およびその製造方法
JP4588490B2 (ja) 樹脂組成物およびそれから得られる延伸フィルム
JPH1036583A (ja) ポリエチレン組成物
JP3909872B2 (ja) ラミネート用樹脂組成物
JP4034598B2 (ja) プロピレン系樹脂積層体
JPH09234837A (ja) 積層体
JP4517523B2 (ja) 帯電防止多層フィルム
JPH0912796A (ja) フィルムおよび積層体
JP5786608B2 (ja) 積層フィルム
JPH1110809A (ja) 包装用フィルム
JP3417023B2 (ja) ポリオレフィン組成物及び該組成物からなるフィルム
JP3555286B2 (ja) 多層フィルム
JPH024425B2 (ja)
JP2001009994A (ja) 高周波融着可能な積層体およびその製造方法
JPH1036582A (ja) ポリエチレン組成物
JPH09124856A (ja) 押出ラミネート用樹脂組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040823

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041019

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041108

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081112

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081112

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091112

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101112

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111112

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121112

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121112

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131112

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131112

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141112

Year of fee payment: 10

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees