JPH024425B2 - - Google Patents
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- JPH024425B2 JPH024425B2 JP56008013A JP801381A JPH024425B2 JP H024425 B2 JPH024425 B2 JP H024425B2 JP 56008013 A JP56008013 A JP 56008013A JP 801381 A JP801381 A JP 801381A JP H024425 B2 JPH024425 B2 JP H024425B2
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- film
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は複合フイルム、特に製膜性が良好で、
しかもヒートシール強度、ホツトタツク性に優れ
たポリオレフイン組成物がコーテイングされた複
合フイルムに関する。 押出しコーテイングによる複合フイルムのコー
テイング材料としては高圧法によるポリエチレ
ン、所謂LDPEがシーラントとして低温ヒートシ
ール性が良いこと及び加工性が優れていることか
ら、最も多量に使用されている。しかしながら
LDPEはヒートシール強度、ホツトタツク性等に
劣つているので、LDPEの改良あるいは代替が試
みられている。LDPEに代わる材料としては高密
度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレン
(PP)、エチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)、
アイオノマー等が一部使用されているが、HDPE
はヒートシール強度は優れるが低温シール性が悪
く、又ネツクインが大きく、加工性に劣り、PP
はヒートシール強度は強いが、押出加工時にサー
ジングし易く、又熱分解し分子量が低下し易く、
ネツクインが大きいといつた加工上の欠点があ
り、EVAは低温シール性には優れるが、独特の
臭気を有すること、アイオノマーはヒートシール
強度、ホツトタツク性には優れるが、押出加工時
の負荷が大きく、加工性に劣る如く、全ての材料
が一長一短あり、いずれも最適とはいえない。そ
こで本発明者らは製膜性に優れ、しかもヒートシ
ール強度、ホツトタツク性に優れたシーラントを
有する複合フイルムいついて検討した結果、本発
明に到達した。 すなわち本発明は基材にメルトインデツクス1
ないし50g/10min、密度0.910ないし0.940g/
cm3、融点115ないし130℃およびエチレン含有率94
ないし99.5モル%のエチレンと炭素4ないし10の
α−オレフインンとのランダム共重合体(A)99ない
し30重量%とメルトインデツクス1ないし70g/
10minの高圧法ポリエチレン(B)1ないし70重量%
とからなる組成物を押出コーテイングしてなる複
合フイルムである。 共重合体(A)でエチレンと共重合される炭素数4
ないし10のα−オレフインとは具体的には1−ブ
テン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル
−1−ペンテン、1−オクテン、1−デセンある
いはこれらの混合物であり、とくに炭素数6ない
し8のα−オレフイン、とりわけ4−メチル−1
−ペンテンが好ましい。 共重合体(A)のメルトインデツクス(MI)
(ASTMD1238E)は1ないし50g/10min、好ま
しくは5ないし40g/10minの範囲である必要が
ある。MIが50g/10minを越えるものは、押出
コーテイング時の負荷は小さいが、複合フイルム
にした場合、ヒートシール強度が弱く、MIが1
g/10min未満のものは流動特性に劣るため押出
加工時に劣る。 共重合体(A)の密度は0.910ないし0.940g/cm3、
好ましくは0.915ないし0.935g/cm3の範囲である
必要がある。密度が0.940g/cm3を越えたものは
ホツトタツク性、透明性に劣り、密度が0.910
g/cm3未満のものはヒートシール強度に劣り、べ
たつき易いため、シーラントとした場合フイルム
がブロツキングするため好ましくない。 共重合体(A)は示差走査熱量計(DSC)の昇温
速度10℃/minでの吸熱曲線から求めた鋭いピー
クを示す点が1個ないし複数個あり、該ピークの
最高温度、すなわち融点が115ないし130℃、好ま
しくは115ないし125℃の範囲のものが本発明に適
する。融点が115℃未満のものはフイルムの耐熱
性が劣り、130℃を越えるものは低温ヒートシー
ル性に劣る。 本発明における共重合体(A)の密度の測定は、
ASTMD1505の方法で測定した値であり、共重
合体(A)の密度は共重合体成分の割合に大きく依存
し、共重合体(A)の密度が0.910ないし0.940g/cm3
の範囲にあるには、共重合体成分が0.5ないし6
モル%、好ましくは1.0ないし5.0モル%、とくに
好ましくは2.0ないし4.0モル%の範囲にあること
が必要である。 本発明で使用する前記性能を有する共重合体(A)
を製造する触媒としては、マグネシウム化合物と
チタン化合物とから形成される高活性チタン触媒
成分、例えば炭化水素不溶性のマグネシウム化合
物に担持されたチタン系固体触媒と有機アルミニ
ウム化合物からなる触媒を挙げることができる。 本発明で用いられる高圧法ポリエチレン(B)は
MIが1ないし70g/10min、、好ましくは3ない
し25g/10min、密度が好ましくは0.915ないし
0.925g/cm3のものである。MIが70g/10minを
越えるもの、及びMIが1g/10min未満のもの
は、共重合体(A)との相溶性が悪くなるため好まし
くない。 なお、本発明でいう高圧法ポリエチレンとは、
エチレンの単独重合体のみならず、本発明の目的
を損なわない範囲、例えば20重量%以下の少量の
他の重合性単量体、例えば酢酸ビニル、アクリル
酸エステル等とエチレンとの共重合体であつても
よい。 本発明の複合フイルムのシーライトに用いる組
成物は前記共重合体(A)と高圧法ポリエチレン(B)と
の混合比(重量比):(A)/(B)が99/1ないし30/
70、好ましくは95/5ないし70/30の範囲のもの
である。高圧法ポリエチレン(B)が1重量%未満で
は押出コーテイングに引取りサージングを起こし
良好な複合フイルムを得難く、高圧法ポリエチレ
ン(B)が70重量%を越えたものは押出コーテイング
時に耳切れを起こし良好な複合フイルムが得られ
ず、又ヒートシール強度、ホツトタツク性が改良
されない。 前記組成物を用いて本発明の複合フイルムを得
るには、共重合体(A)と高圧法ポリエチレン(B)を前
記範囲で例えばV−ブレンダー、リボンブレンダ
ー、ヘンシエルミキサー、タンブラーブレンダー
等で混合した後、基材にT−ダイで押出コーテイ
ングする方法あるいは前記混合物を更に押出機、
ニーダー、バンバリーミキサー等で混練後造粒し
たものを用いてT−ダイで押出コーテイングする
方法がある。 前記組成物には、耐候安定剤、耐熱安定剤、帯
電防止剤、防曇剤、アンチブロツキング剤、スリ
ツプ剤、滑剤、顔料、染料、流適剤等の通常ポリ
オレフインに添加して使用される各種配合剤を本
発明の目的を損わない範囲で配合しておいてもよ
い。 本発明の複合フイルムの基材となるものは、フ
イルム形成能を有する任意の重合体あるいは紙、
アルミニウム箔、セロハン等を使用することがで
きる。このような重合体としては、例えば、高密
度ポリエチレン、中、低密度ポリエチレン、エチ
レン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル
酸エステル共重合体、アイオノマー、ポリプロピ
レン、ポリ−1−ブテン、ポリ−4−メチル−1
−ペンテン等のオレフイン系重合体、ポリ塩化ビ
ニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリ
アクリレート、ポリアクリロニトリル等ビニル系
重合体、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン7、
ナイロン10、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン
610、ポリメタキシリレンアジパミド等のポリア
ミド、ポリエチレンテレフタレレート、ポリエチ
レンテレフタレート/イソフタレート、ポリブチ
レンテレフタレート等のポリエステル、ポリビニ
ルアルコール、エチレン・ビニルアルコール共重
合体、ポリカーボネート等を挙げることができ
る。これらの基材は目的、被包装物により適宜選
択することができる。例えば、被包装物が腐食し
やすい食品の場合には、ポリアミド、ポリ塩化ビ
ニリデン、エチレン・ビニルアルコール共重合
体、ポリビニルアルコール、ポリエステルの如
く、透明性、剛性、ガス透過抵抗性の優れた樹脂
が選択される。菓子や繊維包装等に対しては、透
明性、剛性、水透過抵抗性の良好なポリプロピレ
ン等を外層として選択することができる。又基材
が重合体であれば一軸または二軸に延伸されてい
てもよい。 前記基材に本発明に用いる組成物を押出コーテ
イングするには基材に直接押出コーテイングして
もよいし、又基材と該組成物との接着力を高める
ために、基材に予め公知の方法、例えば有機チタ
ン系、ポリエチレンイミン系、イソシアネート系
等のアンカーコート材を塗布した後、更には接着
性ポリオレフイン、高圧法ポリエチレン等を下貼
りした後押出コーテイングしてもよい。 本発明の複合フイルムは高速下でも厚薄むらの
ない良好な複合フイルムが得られるので、従来の
高圧法ポリエチレン単味を押出コーテイングした
複合フイルムに比べ生産性が良く、しかもホツト
タツク性、ヒートシール強度に優れ、基材によつ
ては透明性も優れるので各種包装袋、例えば、液
体スープ、漬物、糸こんにやく等の水物包装袋、
みそ、ジヤム等のペースト状物包装袋、砂糖、小
麦粉、ふりりかけ等の粉末物包装袋、医薬錠剤、
顆粒包装袋に適する。 次に実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明す
るが、本発明はその要旨を越えない限りこれらの
例に何ら制約されるものではない。 実施例 1 MI:29g/10min、密度:0.921g/cm3、融点
121℃およびエチレン含有率96モル%のエチレ
ン・4−メチル−1−ペンテンランダム共重合体
(EMP−Ιと略す)90重量部とMI:65g/10min
および密度0.917g/cm3の高圧法ポリエチレン
(HPPE−Ιと略す)10重量部とをヘンシエルミ
キサーで混合した後、該混合組成物を65mmφの押
出機(設定温度:280℃)で溶融後、幅500mmのT
−ダイより、予め前記HPPE−Ιをラミネートし
た二軸延伸ナイロンフイルム(二軸延伸ナイロン
層:15μへHPPE−Ι層:20μをコーテイングし
たもの)(O−Ny−LAMIと略す)上に、30μ厚
で押出コーテイングした結果、ネツクインは51mm
(片耳)、押出コーテイング速度145m/min迄該
混合組成物の耳切れ及び膜ゆれ(サージング)が
生ぜず、厚薄むらのない良好な複合フイルムが得
られた。次いで該複合フイルムを以下の方法によ
り性能試験を行つた。 霞度(%):ASTM D 1003 衝撃強度(Kg・cm/cm):ASTM D 3420 ヒートシール部剥離強度(g/15mm):フイルム
面を重ね合せ、120℃、130℃、140℃、150℃、
170℃の温度、幅5mmのシールバーにより2
Kg/cm2の圧力で1秒間シールした後放冷した。
これから15mm幅の試験片を切り取り、クロスヘ
ツド速度200mm/minでヒートシール部を剥離
し、その際の強度を剥剥離強度とした。 ホツトタツク試験(mm):長さ550mm×幅20mmの試
験片を重ね合せ、130℃、140℃、150℃、160
℃、170℃の温度、幅5mm、長さ300mmのシーバ
ーにより、2Kg/cm2の圧力で1秒間シール後、
除圧と同時に各試験片に43gの荷重をかけてシ
ール部を強制剥離し、剥離した距離(mm)によ
りホツトタツク性の評価を行つた。すなわち、
剥離距離の短いもの程ホツトタツク性に優れ
る。 結果を第1表に示す。 実施施 2 実施例1のEMP−ΙとHPPE−Ιの混合比を
80重量部:20重量部とした混合組成物を用いる以
外は実施例1と同様に行つた。その結果、ネツク
インは34mm(片耳)で、押出コーテイング速度
145m/min迄耳切れ、膜ゆれが発生せず、厚薄
むらのない良好な複合フイルムが得られた。以下
実施例1に記載の方法で複合フイルムの性能評価
を行つた。結果を第1表に示す。 実施例 3 実施例2のEMP−の代わりにMI:14g/
10min、密度:0.922g/cm3、融点121℃およびエ
チレン含有率96モル%のエチレン・4−メチル−
1−ペンテンランダム共重合体(EMP−)を
用いる以外は実施例2と同様に行つた。その結
果、ネツクインは38mm(片耳)で押出コーテイン
グ速度145m/min迄耳切れ、膜ゆれが発生せず、
厚薄むらのない良好な複合フイルムが得られた。
以下実施例1に記載の方法で複合フイルムの性能
評価を行つた。結果を第1表に示す。 実施例 4 実施例1のEMP−の代わりにMI:7.8g/
10min、密度:0.920g/cm3、融点121℃およびエ
チレン含有率96モル%のエチレン・4−メチル−
1−ペンテンランダム共重合体(EMP−)を
用いる以外は実施例1と同様に行つた。その結
果、ネツクインは38mm(片耳)で押出コーテイン
グ速度145m/min迄耳切れ、膜ゆれが発生せず、
厚薄むらのない良好な複合フイルムが得られた。
以下実施例1に記載の方法で複合フイルムの性能
評価を行つた。結果を第1表に示す。 実施例 5 実施例4で用いたHPPE−の代わりに、
MI:10g/10min、密度0.916g/cm3の高圧法ポ
リエチレン(HPPE−)を用いる以外は実施例
4と同様に行つた。但し、基材フイルムは実施例
1のO−Ny−LAMIを用いた。その結果、ネツ
クインは38mm(片耳)で押出コーテイング速度
145m/min迄耳切れ、膜ゆれが発生せず、厚薄
むらのない良好な複合フイルムが得られた。以下
実施例1に記載の方法で複合フイルムの性能評価
を行つた。結果を第1表に示す。 比較例 1 実施例1で用いた混合組成物の代わりに、実施
例1のEMP−を単独で用いる以外は、実施例
1と同様に行つた。その結果、ネツクインは57〜
63mm(片耳)と大きく、押出コーテイング速度
145m/min迄は耳切れは発生しなかつたが、押
出コーテイング速度60m/min以上になると膜膜
ゆれが発生し、高速下では良好な複合フイルムが
得られなかつた。以下実施例1に記載の方法で複
合フイルムの性能評価を行つた。結果を第1表に
示す。 比較例 2 比較例1で用いたEMP−の代わりに実施例
3で用いたEMP−を単独で用いる以外は、比
較例1と同様に行つた。その結果、ネツクインは
71〜74mm(片耳)と大きく、押出コーテイング速
度145m/min迄は耳切れは発生しなかつたが、
押出コーテイング速度70m/min以上になると膜
ゆれが発生し、高速下では良好な複合フイルムが
得られなかつた。以下実施例1に記載の方法で複
合フイルムの性能評価を行つた。結果を第1表に
示す。 比較例 3 比較例1で用いたEMP−の代わりに実施例
4で用いたEMP−を単独で用いる以外は、比
較例1と同様に行つた。その結果、ネツクインは
64〜66mm(片耳)と大きく、押出コーテイング速
度145m/min迄は耳切れは発生しなかつたが、
押出コーテイング速度が80m/min以上になる
と、膜ゆれが発生し、高速下では良好な複合フイ
ルムが得られなかつた。以下実施例1に記載の方
法で複合フイルムの性能評価を行つた。結果を第
1表に示す。 比較例 4 実施例1で用いた混合組成物の代わりに、
MI:5.1g/10min、密度:0.919g/cm3の高圧法
ポリエチレン(HPPE−)を単独で用いる以外
は実施例1と同様に行つた。その結果、ネツクイ
ンは20mm(片耳)と小さく、押出コーテイング速
度145m/min迄膜ゆれも発生しなかつたが、押
出コーテイング速度80m/min以上になると耳切
れが発生し、高速下では良好な複合フイルムが得
られなかつた。以下実施例1に記載の方法で複合
フイルムの性能評価を行つた。結果を第1表に示
す。 比較例 5 実施例1で用いた混合組成物の代わりに、
MI:7.5g/10min、密度:0.924g/cm3及び酢酸
ビニル含量6wt%のエチレン・酢酸ビニル共重合
体(EVA)を用いる以外は実施例1と同様に行
つた。その結果、ネツクインは24mm(片耳)と小
さく、押出コーテイング速度145m/min迄ゆれ
も発生しなかつたが、押出コーテイング速度100
m/min以上になると耳切れが発生し、高速下で
は良好な複合フイルムが得られなかつた。尚、押
出機の設定温度は240℃とした。以下実施例1に
記載の方法で複合フイルムの性能評価を行つた。
結果を第1表に示す。 【表】
しかもヒートシール強度、ホツトタツク性に優れ
たポリオレフイン組成物がコーテイングされた複
合フイルムに関する。 押出しコーテイングによる複合フイルムのコー
テイング材料としては高圧法によるポリエチレ
ン、所謂LDPEがシーラントとして低温ヒートシ
ール性が良いこと及び加工性が優れていることか
ら、最も多量に使用されている。しかしながら
LDPEはヒートシール強度、ホツトタツク性等に
劣つているので、LDPEの改良あるいは代替が試
みられている。LDPEに代わる材料としては高密
度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレン
(PP)、エチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)、
アイオノマー等が一部使用されているが、HDPE
はヒートシール強度は優れるが低温シール性が悪
く、又ネツクインが大きく、加工性に劣り、PP
はヒートシール強度は強いが、押出加工時にサー
ジングし易く、又熱分解し分子量が低下し易く、
ネツクインが大きいといつた加工上の欠点があ
り、EVAは低温シール性には優れるが、独特の
臭気を有すること、アイオノマーはヒートシール
強度、ホツトタツク性には優れるが、押出加工時
の負荷が大きく、加工性に劣る如く、全ての材料
が一長一短あり、いずれも最適とはいえない。そ
こで本発明者らは製膜性に優れ、しかもヒートシ
ール強度、ホツトタツク性に優れたシーラントを
有する複合フイルムいついて検討した結果、本発
明に到達した。 すなわち本発明は基材にメルトインデツクス1
ないし50g/10min、密度0.910ないし0.940g/
cm3、融点115ないし130℃およびエチレン含有率94
ないし99.5モル%のエチレンと炭素4ないし10の
α−オレフインンとのランダム共重合体(A)99ない
し30重量%とメルトインデツクス1ないし70g/
10minの高圧法ポリエチレン(B)1ないし70重量%
とからなる組成物を押出コーテイングしてなる複
合フイルムである。 共重合体(A)でエチレンと共重合される炭素数4
ないし10のα−オレフインとは具体的には1−ブ
テン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル
−1−ペンテン、1−オクテン、1−デセンある
いはこれらの混合物であり、とくに炭素数6ない
し8のα−オレフイン、とりわけ4−メチル−1
−ペンテンが好ましい。 共重合体(A)のメルトインデツクス(MI)
(ASTMD1238E)は1ないし50g/10min、好ま
しくは5ないし40g/10minの範囲である必要が
ある。MIが50g/10minを越えるものは、押出
コーテイング時の負荷は小さいが、複合フイルム
にした場合、ヒートシール強度が弱く、MIが1
g/10min未満のものは流動特性に劣るため押出
加工時に劣る。 共重合体(A)の密度は0.910ないし0.940g/cm3、
好ましくは0.915ないし0.935g/cm3の範囲である
必要がある。密度が0.940g/cm3を越えたものは
ホツトタツク性、透明性に劣り、密度が0.910
g/cm3未満のものはヒートシール強度に劣り、べ
たつき易いため、シーラントとした場合フイルム
がブロツキングするため好ましくない。 共重合体(A)は示差走査熱量計(DSC)の昇温
速度10℃/minでの吸熱曲線から求めた鋭いピー
クを示す点が1個ないし複数個あり、該ピークの
最高温度、すなわち融点が115ないし130℃、好ま
しくは115ないし125℃の範囲のものが本発明に適
する。融点が115℃未満のものはフイルムの耐熱
性が劣り、130℃を越えるものは低温ヒートシー
ル性に劣る。 本発明における共重合体(A)の密度の測定は、
ASTMD1505の方法で測定した値であり、共重
合体(A)の密度は共重合体成分の割合に大きく依存
し、共重合体(A)の密度が0.910ないし0.940g/cm3
の範囲にあるには、共重合体成分が0.5ないし6
モル%、好ましくは1.0ないし5.0モル%、とくに
好ましくは2.0ないし4.0モル%の範囲にあること
が必要である。 本発明で使用する前記性能を有する共重合体(A)
を製造する触媒としては、マグネシウム化合物と
チタン化合物とから形成される高活性チタン触媒
成分、例えば炭化水素不溶性のマグネシウム化合
物に担持されたチタン系固体触媒と有機アルミニ
ウム化合物からなる触媒を挙げることができる。 本発明で用いられる高圧法ポリエチレン(B)は
MIが1ないし70g/10min、、好ましくは3ない
し25g/10min、密度が好ましくは0.915ないし
0.925g/cm3のものである。MIが70g/10minを
越えるもの、及びMIが1g/10min未満のもの
は、共重合体(A)との相溶性が悪くなるため好まし
くない。 なお、本発明でいう高圧法ポリエチレンとは、
エチレンの単独重合体のみならず、本発明の目的
を損なわない範囲、例えば20重量%以下の少量の
他の重合性単量体、例えば酢酸ビニル、アクリル
酸エステル等とエチレンとの共重合体であつても
よい。 本発明の複合フイルムのシーライトに用いる組
成物は前記共重合体(A)と高圧法ポリエチレン(B)と
の混合比(重量比):(A)/(B)が99/1ないし30/
70、好ましくは95/5ないし70/30の範囲のもの
である。高圧法ポリエチレン(B)が1重量%未満で
は押出コーテイングに引取りサージングを起こし
良好な複合フイルムを得難く、高圧法ポリエチレ
ン(B)が70重量%を越えたものは押出コーテイング
時に耳切れを起こし良好な複合フイルムが得られ
ず、又ヒートシール強度、ホツトタツク性が改良
されない。 前記組成物を用いて本発明の複合フイルムを得
るには、共重合体(A)と高圧法ポリエチレン(B)を前
記範囲で例えばV−ブレンダー、リボンブレンダ
ー、ヘンシエルミキサー、タンブラーブレンダー
等で混合した後、基材にT−ダイで押出コーテイ
ングする方法あるいは前記混合物を更に押出機、
ニーダー、バンバリーミキサー等で混練後造粒し
たものを用いてT−ダイで押出コーテイングする
方法がある。 前記組成物には、耐候安定剤、耐熱安定剤、帯
電防止剤、防曇剤、アンチブロツキング剤、スリ
ツプ剤、滑剤、顔料、染料、流適剤等の通常ポリ
オレフインに添加して使用される各種配合剤を本
発明の目的を損わない範囲で配合しておいてもよ
い。 本発明の複合フイルムの基材となるものは、フ
イルム形成能を有する任意の重合体あるいは紙、
アルミニウム箔、セロハン等を使用することがで
きる。このような重合体としては、例えば、高密
度ポリエチレン、中、低密度ポリエチレン、エチ
レン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル
酸エステル共重合体、アイオノマー、ポリプロピ
レン、ポリ−1−ブテン、ポリ−4−メチル−1
−ペンテン等のオレフイン系重合体、ポリ塩化ビ
ニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリ
アクリレート、ポリアクリロニトリル等ビニル系
重合体、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン7、
ナイロン10、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン
610、ポリメタキシリレンアジパミド等のポリア
ミド、ポリエチレンテレフタレレート、ポリエチ
レンテレフタレート/イソフタレート、ポリブチ
レンテレフタレート等のポリエステル、ポリビニ
ルアルコール、エチレン・ビニルアルコール共重
合体、ポリカーボネート等を挙げることができ
る。これらの基材は目的、被包装物により適宜選
択することができる。例えば、被包装物が腐食し
やすい食品の場合には、ポリアミド、ポリ塩化ビ
ニリデン、エチレン・ビニルアルコール共重合
体、ポリビニルアルコール、ポリエステルの如
く、透明性、剛性、ガス透過抵抗性の優れた樹脂
が選択される。菓子や繊維包装等に対しては、透
明性、剛性、水透過抵抗性の良好なポリプロピレ
ン等を外層として選択することができる。又基材
が重合体であれば一軸または二軸に延伸されてい
てもよい。 前記基材に本発明に用いる組成物を押出コーテ
イングするには基材に直接押出コーテイングして
もよいし、又基材と該組成物との接着力を高める
ために、基材に予め公知の方法、例えば有機チタ
ン系、ポリエチレンイミン系、イソシアネート系
等のアンカーコート材を塗布した後、更には接着
性ポリオレフイン、高圧法ポリエチレン等を下貼
りした後押出コーテイングしてもよい。 本発明の複合フイルムは高速下でも厚薄むらの
ない良好な複合フイルムが得られるので、従来の
高圧法ポリエチレン単味を押出コーテイングした
複合フイルムに比べ生産性が良く、しかもホツト
タツク性、ヒートシール強度に優れ、基材によつ
ては透明性も優れるので各種包装袋、例えば、液
体スープ、漬物、糸こんにやく等の水物包装袋、
みそ、ジヤム等のペースト状物包装袋、砂糖、小
麦粉、ふりりかけ等の粉末物包装袋、医薬錠剤、
顆粒包装袋に適する。 次に実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明す
るが、本発明はその要旨を越えない限りこれらの
例に何ら制約されるものではない。 実施例 1 MI:29g/10min、密度:0.921g/cm3、融点
121℃およびエチレン含有率96モル%のエチレ
ン・4−メチル−1−ペンテンランダム共重合体
(EMP−Ιと略す)90重量部とMI:65g/10min
および密度0.917g/cm3の高圧法ポリエチレン
(HPPE−Ιと略す)10重量部とをヘンシエルミ
キサーで混合した後、該混合組成物を65mmφの押
出機(設定温度:280℃)で溶融後、幅500mmのT
−ダイより、予め前記HPPE−Ιをラミネートし
た二軸延伸ナイロンフイルム(二軸延伸ナイロン
層:15μへHPPE−Ι層:20μをコーテイングし
たもの)(O−Ny−LAMIと略す)上に、30μ厚
で押出コーテイングした結果、ネツクインは51mm
(片耳)、押出コーテイング速度145m/min迄該
混合組成物の耳切れ及び膜ゆれ(サージング)が
生ぜず、厚薄むらのない良好な複合フイルムが得
られた。次いで該複合フイルムを以下の方法によ
り性能試験を行つた。 霞度(%):ASTM D 1003 衝撃強度(Kg・cm/cm):ASTM D 3420 ヒートシール部剥離強度(g/15mm):フイルム
面を重ね合せ、120℃、130℃、140℃、150℃、
170℃の温度、幅5mmのシールバーにより2
Kg/cm2の圧力で1秒間シールした後放冷した。
これから15mm幅の試験片を切り取り、クロスヘ
ツド速度200mm/minでヒートシール部を剥離
し、その際の強度を剥剥離強度とした。 ホツトタツク試験(mm):長さ550mm×幅20mmの試
験片を重ね合せ、130℃、140℃、150℃、160
℃、170℃の温度、幅5mm、長さ300mmのシーバ
ーにより、2Kg/cm2の圧力で1秒間シール後、
除圧と同時に各試験片に43gの荷重をかけてシ
ール部を強制剥離し、剥離した距離(mm)によ
りホツトタツク性の評価を行つた。すなわち、
剥離距離の短いもの程ホツトタツク性に優れ
る。 結果を第1表に示す。 実施施 2 実施例1のEMP−ΙとHPPE−Ιの混合比を
80重量部:20重量部とした混合組成物を用いる以
外は実施例1と同様に行つた。その結果、ネツク
インは34mm(片耳)で、押出コーテイング速度
145m/min迄耳切れ、膜ゆれが発生せず、厚薄
むらのない良好な複合フイルムが得られた。以下
実施例1に記載の方法で複合フイルムの性能評価
を行つた。結果を第1表に示す。 実施例 3 実施例2のEMP−の代わりにMI:14g/
10min、密度:0.922g/cm3、融点121℃およびエ
チレン含有率96モル%のエチレン・4−メチル−
1−ペンテンランダム共重合体(EMP−)を
用いる以外は実施例2と同様に行つた。その結
果、ネツクインは38mm(片耳)で押出コーテイン
グ速度145m/min迄耳切れ、膜ゆれが発生せず、
厚薄むらのない良好な複合フイルムが得られた。
以下実施例1に記載の方法で複合フイルムの性能
評価を行つた。結果を第1表に示す。 実施例 4 実施例1のEMP−の代わりにMI:7.8g/
10min、密度:0.920g/cm3、融点121℃およびエ
チレン含有率96モル%のエチレン・4−メチル−
1−ペンテンランダム共重合体(EMP−)を
用いる以外は実施例1と同様に行つた。その結
果、ネツクインは38mm(片耳)で押出コーテイン
グ速度145m/min迄耳切れ、膜ゆれが発生せず、
厚薄むらのない良好な複合フイルムが得られた。
以下実施例1に記載の方法で複合フイルムの性能
評価を行つた。結果を第1表に示す。 実施例 5 実施例4で用いたHPPE−の代わりに、
MI:10g/10min、密度0.916g/cm3の高圧法ポ
リエチレン(HPPE−)を用いる以外は実施例
4と同様に行つた。但し、基材フイルムは実施例
1のO−Ny−LAMIを用いた。その結果、ネツ
クインは38mm(片耳)で押出コーテイング速度
145m/min迄耳切れ、膜ゆれが発生せず、厚薄
むらのない良好な複合フイルムが得られた。以下
実施例1に記載の方法で複合フイルムの性能評価
を行つた。結果を第1表に示す。 比較例 1 実施例1で用いた混合組成物の代わりに、実施
例1のEMP−を単独で用いる以外は、実施例
1と同様に行つた。その結果、ネツクインは57〜
63mm(片耳)と大きく、押出コーテイング速度
145m/min迄は耳切れは発生しなかつたが、押
出コーテイング速度60m/min以上になると膜膜
ゆれが発生し、高速下では良好な複合フイルムが
得られなかつた。以下実施例1に記載の方法で複
合フイルムの性能評価を行つた。結果を第1表に
示す。 比較例 2 比較例1で用いたEMP−の代わりに実施例
3で用いたEMP−を単独で用いる以外は、比
較例1と同様に行つた。その結果、ネツクインは
71〜74mm(片耳)と大きく、押出コーテイング速
度145m/min迄は耳切れは発生しなかつたが、
押出コーテイング速度70m/min以上になると膜
ゆれが発生し、高速下では良好な複合フイルムが
得られなかつた。以下実施例1に記載の方法で複
合フイルムの性能評価を行つた。結果を第1表に
示す。 比較例 3 比較例1で用いたEMP−の代わりに実施例
4で用いたEMP−を単独で用いる以外は、比
較例1と同様に行つた。その結果、ネツクインは
64〜66mm(片耳)と大きく、押出コーテイング速
度145m/min迄は耳切れは発生しなかつたが、
押出コーテイング速度が80m/min以上になる
と、膜ゆれが発生し、高速下では良好な複合フイ
ルムが得られなかつた。以下実施例1に記載の方
法で複合フイルムの性能評価を行つた。結果を第
1表に示す。 比較例 4 実施例1で用いた混合組成物の代わりに、
MI:5.1g/10min、密度:0.919g/cm3の高圧法
ポリエチレン(HPPE−)を単独で用いる以外
は実施例1と同様に行つた。その結果、ネツクイ
ンは20mm(片耳)と小さく、押出コーテイング速
度145m/min迄膜ゆれも発生しなかつたが、押
出コーテイング速度80m/min以上になると耳切
れが発生し、高速下では良好な複合フイルムが得
られなかつた。以下実施例1に記載の方法で複合
フイルムの性能評価を行つた。結果を第1表に示
す。 比較例 5 実施例1で用いた混合組成物の代わりに、
MI:7.5g/10min、密度:0.924g/cm3及び酢酸
ビニル含量6wt%のエチレン・酢酸ビニル共重合
体(EVA)を用いる以外は実施例1と同様に行
つた。その結果、ネツクインは24mm(片耳)と小
さく、押出コーテイング速度145m/min迄ゆれ
も発生しなかつたが、押出コーテイング速度100
m/min以上になると耳切れが発生し、高速下で
は良好な複合フイルムが得られなかつた。尚、押
出機の設定温度は240℃とした。以下実施例1に
記載の方法で複合フイルムの性能評価を行つた。
結果を第1表に示す。 【表】
Claims (1)
- 1 基材にメルトインデツクス1ないし50g/
10min、密度0.910ないし0.940g/cm3、融点115な
いし130℃およびエチレン含有率94ないし99.5モ
ル%のエチレンと炭素数4ないし10のα−オレフ
インンとのランダム共重合体(A)99ないし30重量%
とメルトインデツクス1ないし70g/10minの高
圧法ポリエチレン(B)1ないし70重量%とからなる
組成物を押出コーテイングしたことを特徴とする
複合フイルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP801381A JPS57123053A (en) | 1981-01-23 | 1981-01-23 | Composite film |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP801381A JPS57123053A (en) | 1981-01-23 | 1981-01-23 | Composite film |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57123053A JPS57123053A (en) | 1982-07-31 |
| JPH024425B2 true JPH024425B2 (ja) | 1990-01-29 |
Family
ID=11681456
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP801381A Granted JPS57123053A (en) | 1981-01-23 | 1981-01-23 | Composite film |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS57123053A (ja) |
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| JPS53125452A (en) * | 1977-04-09 | 1978-11-01 | Mitsui Petrochem Ind Ltd | Polyolefin composition |
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| ZA791363B (en) * | 1978-03-31 | 1980-03-26 | Union Carbide Corp | Preparation of ethylene copolymers in fluid bed reactor |
| JPS5512008A (en) * | 1978-06-29 | 1980-01-28 | Mitsui Petrochemical Ind | Packing laminate sack |
| US4339507A (en) * | 1980-11-26 | 1982-07-13 | Union Carbide Corporation | Linear low density ethylene hydrocarbon copolymer containing composition for extrusion coating |
-
1981
- 1981-01-23 JP JP801381A patent/JPS57123053A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57123053A (en) | 1982-07-31 |
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