JPH09169089A - 積層フイルム - Google Patents
積層フイルムInfo
- Publication number
- JPH09169089A JPH09169089A JP7331962A JP33196295A JPH09169089A JP H09169089 A JPH09169089 A JP H09169089A JP 7331962 A JP7331962 A JP 7331962A JP 33196295 A JP33196295 A JP 33196295A JP H09169089 A JPH09169089 A JP H09169089A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- resin
- fine particles
- coating
- polyester
- Prior art date
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- Pending
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- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 滑り性、耐削れ性、耐ブロッキング性に優
れ、磁気記録媒体のベースフイルムや一般工業用フイル
ム等に有用な積層フイルムを提供する。 【解決手段】 ポリエステルフイルムの少なくとも片面
に、バインダー樹脂と平均粒径が5〜2000nmであ
るコア・ヘア構造の微粒子を含む水性塗液を塗布し、乾
燥、延伸してつくられた塗膜が設けられている積層フイ
ルム。
れ、磁気記録媒体のベースフイルムや一般工業用フイル
ム等に有用な積層フイルムを提供する。 【解決手段】 ポリエステルフイルムの少なくとも片面
に、バインダー樹脂と平均粒径が5〜2000nmであ
るコア・ヘア構造の微粒子を含む水性塗液を塗布し、乾
燥、延伸してつくられた塗膜が設けられている積層フイ
ルム。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は積層フイルムに関
し、更に詳しくは滑り性、耐削れ性、耐ブロッキング性
に優れ、磁気記録媒体のベースフイルムや一般工業用フ
イルム等に有用な積層フイルムに関する。
し、更に詳しくは滑り性、耐削れ性、耐ブロッキング性
に優れ、磁気記録媒体のベースフイルムや一般工業用フ
イルム等に有用な積層フイルムに関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレンテレフタレートやポリエチ
レンナフタレート等のポリエステルからなるフイルムは
磁気カード、磁気テープ等の磁気記録材料用フイルムと
して、また包装材、写真フイルム、グラフィックフイル
ム、工程材料等の一般工業材料用フイルムとして広く使
用されている。しかしながら、ポリエステルフイルムは
フイルム表面が平坦であるためフイルム同士の滑り性が
悪くロール状に巻き取る際に皺が生じる等の欠点があ
る。
レンナフタレート等のポリエステルからなるフイルムは
磁気カード、磁気テープ等の磁気記録材料用フイルムと
して、また包装材、写真フイルム、グラフィックフイル
ム、工程材料等の一般工業材料用フイルムとして広く使
用されている。しかしながら、ポリエステルフイルムは
フイルム表面が平坦であるためフイルム同士の滑り性が
悪くロール状に巻き取る際に皺が生じる等の欠点があ
る。
【0003】この欠点を解決するために、無機微粒子や
有機微粒子をポリエステルに配合することによりフイル
ム表面に突起を形成させる方法やフイルム表面に無機微
粒子や有機微粒子を配合した易滑性塗膜を設ける方法が
用いられている。
有機微粒子をポリエステルに配合することによりフイル
ム表面に突起を形成させる方法やフイルム表面に無機微
粒子や有機微粒子を配合した易滑性塗膜を設ける方法が
用いられている。
【0004】しかしながら、無機微粒子や有機微粒子を
ポリエステルに配合する方法は、微粒子をフイルムに均
一に分散させることが難しいため均一な表面特性を有す
るフイルムを得ることが難しい。
ポリエステルに配合する方法は、微粒子をフイルムに均
一に分散させることが難しいため均一な表面特性を有す
るフイルムを得ることが難しい。
【0005】また、フイルム表面に無機微粒子(例えば
シリカ、アルミナ、酸化チタン等の微粒子)や有機微粒
子(例えば架橋アクリル樹脂や架橋ポリスチレンの微粒
子)を配合した易滑性塗膜を設ける方法は、微粒子が塗
膜から削れ易く、この削れた微粒子が種々のトラブルの
原因になる欠点がある。この微粒子の削れ性を改良する
にはバインダー樹脂を易滑性塗膜の成分として加える方
法が用いられるが、この方法ではロール状に巻き取った
フイルムどうしがブロッキングして、フイルムをロール
から取り出す際にフイルム表面に欠陥が生じたりフイル
ムが破断する等の新たな問題が生じる。
シリカ、アルミナ、酸化チタン等の微粒子)や有機微粒
子(例えば架橋アクリル樹脂や架橋ポリスチレンの微粒
子)を配合した易滑性塗膜を設ける方法は、微粒子が塗
膜から削れ易く、この削れた微粒子が種々のトラブルの
原因になる欠点がある。この微粒子の削れ性を改良する
にはバインダー樹脂を易滑性塗膜の成分として加える方
法が用いられるが、この方法ではロール状に巻き取った
フイルムどうしがブロッキングして、フイルムをロール
から取り出す際にフイルム表面に欠陥が生じたりフイル
ムが破断する等の新たな問題が生じる。
【0006】更に、フイルムの滑り性を改良するため
に、フイルム表面にシェルコア構造の有機微粒子からな
る突起を有する被膜を形成させる方法(特開平7−23
2420号公報)が提案されている。しかしながらこの
方法でも、塗膜表面に過酷な摩擦力が加わった際には微
粒子が塗膜から削れ易く、その改良が望まれている。
に、フイルム表面にシェルコア構造の有機微粒子からな
る突起を有する被膜を形成させる方法(特開平7−23
2420号公報)が提案されている。しかしながらこの
方法でも、塗膜表面に過酷な摩擦力が加わった際には微
粒子が塗膜から削れ易く、その改良が望まれている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、かか
る従来技術の問題点を解消し、滑り性、耐削れ性、耐ブ
ロッキング性に優れた積層フイルムを提供することにあ
る。
る従来技術の問題点を解消し、滑り性、耐削れ性、耐ブ
ロッキング性に優れた積層フイルムを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のかかる目的は本
発明によれば、ポリエステルフイルムの少なくとも片面
にバインダー樹脂と平均粒径が5〜2000nmである
コア・ヘア構造の微粒子を含む水性塗液を塗布し、乾
燥、延伸してつくられた塗膜が設けられている積層フイ
ルムにより達成される。以下、本発明について詳細に説
明する。
発明によれば、ポリエステルフイルムの少なくとも片面
にバインダー樹脂と平均粒径が5〜2000nmである
コア・ヘア構造の微粒子を含む水性塗液を塗布し、乾
燥、延伸してつくられた塗膜が設けられている積層フイ
ルムにより達成される。以下、本発明について詳細に説
明する。
【0009】[ベースフイルム]本発明においてはベー
スフイルムにポリエステルフイルムを用いるが、ベース
フイルムを構成するポリエステルは、ジカルボン酸成分
とグリコール成分からなる線状ポリエステルである。
スフイルムにポリエステルフイルムを用いるが、ベース
フイルムを構成するポリエステルは、ジカルボン酸成分
とグリコール成分からなる線状ポリエステルである。
【0010】このジカルボン酸成分としては、例えばテ
レフタル酸、イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカル
ボン酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、4,4´−ジフェ
ニルジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸、ドデカン
ジカルボン酸等を挙げることができ、特にテレフタル
酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸がポリエステルフ
イルムの機械的特性、熱的特性等に優れるため好まし
い。
レフタル酸、イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカル
ボン酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、4,4´−ジフェ
ニルジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸、ドデカン
ジカルボン酸等を挙げることができ、特にテレフタル
酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸がポリエステルフ
イルムの機械的特性、熱的特性等に優れるため好まし
い。
【0011】また、グリコール成分としては、例えばエ
チレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレン
グリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタ
ンジオール、ネオペンチルグリコール、1,5−ペンタ
ンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,4−シク
ロヘキサンジメタノール、ポリエチレングリコール、ポ
リテトラメチレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、トリエチレングリコール、ビスフェノール、等を挙
げることができ、特にエチレングリコールがポリエステ
ルフイルムの機械的特性、熱的特性等に優れるため好ま
しい。
チレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレン
グリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタ
ンジオール、ネオペンチルグリコール、1,5−ペンタ
ンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,4−シク
ロヘキサンジメタノール、ポリエチレングリコール、ポ
リテトラメチレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、トリエチレングリコール、ビスフェノール、等を挙
げることができ、特にエチレングリコールがポリエステ
ルフイルムの機械的特性、熱的特性等に優れるため好ま
しい。
【0012】かかるポリエステルとしては、ポリエチレ
ンテレフタレート或いはポリエチレン―2,6―ナフタ
レートを好ましく例示することができる。このポリエチ
レンテレフタレート或いはポリエチレン―2,6―ナフ
タレートは、上記ジカルボン酸成分或いはグリコール成
分等を共重合したポリエステルであってもよく、三官能
以上の多価カルボン酸成分或いはポリオール成分をポリ
エステルが実質的に線状となる範囲(例えば5モル%以
下)で少量共重合したポリエステルであってもよい。か
かるポリエステルは常法によりつくることができ、平均
分子量は10,000以上であることがフイルムの機械
的特性が良好となるため好ましい。
ンテレフタレート或いはポリエチレン―2,6―ナフタ
レートを好ましく例示することができる。このポリエチ
レンテレフタレート或いはポリエチレン―2,6―ナフ
タレートは、上記ジカルボン酸成分或いはグリコール成
分等を共重合したポリエステルであってもよく、三官能
以上の多価カルボン酸成分或いはポリオール成分をポリ
エステルが実質的に線状となる範囲(例えば5モル%以
下)で少量共重合したポリエステルであってもよい。か
かるポリエステルは常法によりつくることができ、平均
分子量は10,000以上であることがフイルムの機械
的特性が良好となるため好ましい。
【0013】上記のポリエステルには、フイルムの滑り
性を良好なものとするため有機や無機の微粒子を滑剤と
して、例えば0.001〜5重量%の配合割合で含有さ
せることができる。かかる微粒子の具体例として、炭酸
カルシウム、酸化カルシウム、酸化チタン、グラファイ
ト、カオリン、シリカ、アルミナ、酸化珪素、酸化亜
鉛、カーボンブラック、炭化珪素、酸化錫、アクリル樹
脂粒子、架橋ポリスチレン樹脂粒子、メラミン樹脂粒
子、架橋シリコーン樹脂粒子等を好ましく挙げることが
できる。
性を良好なものとするため有機や無機の微粒子を滑剤と
して、例えば0.001〜5重量%の配合割合で含有さ
せることができる。かかる微粒子の具体例として、炭酸
カルシウム、酸化カルシウム、酸化チタン、グラファイ
ト、カオリン、シリカ、アルミナ、酸化珪素、酸化亜
鉛、カーボンブラック、炭化珪素、酸化錫、アクリル樹
脂粒子、架橋ポリスチレン樹脂粒子、メラミン樹脂粒
子、架橋シリコーン樹脂粒子等を好ましく挙げることが
できる。
【0014】前記微粒子以外にも帯電防止剤、酸化防止
剤、有機滑剤、触媒、着色剤、顔料、蛍光増白剤、可塑
剤、架橋剤、潤滑剤、紫外線吸収剤、他の樹脂等を必要
に応じて添加することができる。
剤、有機滑剤、触媒、着色剤、顔料、蛍光増白剤、可塑
剤、架橋剤、潤滑剤、紫外線吸収剤、他の樹脂等を必要
に応じて添加することができる。
【0015】本発明におけるポリエステルフイルムは、
従来から知られている方法で製造することができる。例
えば、前記ポリエステルを溶融し冷却ドラム上にキャス
トして未延伸フイルムとし、次いで該未延伸フイルムを
縦方向に2〜7倍延伸して一軸延伸フイルムとし、この
一軸延伸フイルムに水性塗液を塗布した後、乾燥しつつ
横方向に2〜7倍延伸してに塗膜を塗設した二軸延伸積
層フイルムとすることができる。フイルムの延伸温度は
ポリエステルの二次転移温度(Tg)−10℃以上の温
度とすることができ、二軸延伸積層フイルムを必要に応
じて更に縦方向及び/又は横方向に再度延伸することも
できる。二軸延伸フイルムの面積延伸倍率は8倍以上、
さらには9倍以上とするのが望ましく、面積延伸倍率の
上限は、フイルムの用途にもよるが、35倍迄、特に3
0倍迄とするのが好ましい。延伸後に熱処理して配向結
晶化を完結させることもできる。
従来から知られている方法で製造することができる。例
えば、前記ポリエステルを溶融し冷却ドラム上にキャス
トして未延伸フイルムとし、次いで該未延伸フイルムを
縦方向に2〜7倍延伸して一軸延伸フイルムとし、この
一軸延伸フイルムに水性塗液を塗布した後、乾燥しつつ
横方向に2〜7倍延伸してに塗膜を塗設した二軸延伸積
層フイルムとすることができる。フイルムの延伸温度は
ポリエステルの二次転移温度(Tg)−10℃以上の温
度とすることができ、二軸延伸積層フイルムを必要に応
じて更に縦方向及び/又は横方向に再度延伸することも
できる。二軸延伸フイルムの面積延伸倍率は8倍以上、
さらには9倍以上とするのが望ましく、面積延伸倍率の
上限は、フイルムの用途にもよるが、35倍迄、特に3
0倍迄とするのが好ましい。延伸後に熱処理して配向結
晶化を完結させることもできる。
【0016】[コア・ヘア構造の微粒子]本発明におい
ては、ポリエステルフイルムの少なくとも片面に、バイ
ンダー樹脂と平均粒径が5〜800nmであるコア・ヘ
ア構造の微粒子を含む水性塗液を塗布し、乾燥、延伸し
てつくられた塗膜を設ける。
ては、ポリエステルフイルムの少なくとも片面に、バイ
ンダー樹脂と平均粒径が5〜800nmであるコア・ヘ
ア構造の微粒子を含む水性塗液を塗布し、乾燥、延伸し
てつくられた塗膜を設ける。
【0017】このコア・ヘア構造の微粒子とは、コアを
形成する樹脂微粒子の表面上にグラフト鎖(共重合した
マクロマー鎖)よりなるヘアを形成した微粒子である。
形成する樹脂微粒子の表面上にグラフト鎖(共重合した
マクロマー鎖)よりなるヘアを形成した微粒子である。
【0018】かかるコア・ヘア構造の微粒子は任意の方
法で作成できるが、例えばコアを構成する重合体に、マ
クロモノマーをグラフト重合することにより得ることが
できる。
法で作成できるが、例えばコアを構成する重合体に、マ
クロモノマーをグラフト重合することにより得ることが
できる。
【0019】このコアを構成する重合体としては、例え
ば尿素樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ
樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、ウレタ
ン樹脂等の熱硬化樹脂を挙げることができる。特にジビ
ニルベンゼン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリル系
樹脂等同種或いは異種同士の高架橋及び/又は架橋性ポ
リマーが好ましい。この高架橋ポリマーとしては、例え
ばスチレン/ジビニルベンゼン二元共重合体、スチレン
/ジビニルベンゼン/エチルビニルベンゼン三元共重合
体を挙げることができる。また、架橋性ポリマーとして
は三次元網目構造を形成しうる自己架橋型のアクリル系
共重合体を挙げることができる。かかる自己架橋型のア
クリル系共重合体とは、官能基含有ビニル重合性単量
体、炭化水素系ビニル重合性単量体、炭化水系非共役ジ
ビニル重合性単量体等を共重合して得られる重合体であ
り、官能基含有ビニル重合性単量体としては、例えばア
クリル酸、メタクリル酸、アクリルアミド、メタクリル
アミド、N−メチロールアクリルアミド、N−ブトキシ
メチルアクリルアミド、ダイアセトンアクリルアミド、
2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシ
エチルアクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレー
ト、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルメタクリレー
ト等を挙げることができる。
ば尿素樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ
樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、ウレタ
ン樹脂等の熱硬化樹脂を挙げることができる。特にジビ
ニルベンゼン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリル系
樹脂等同種或いは異種同士の高架橋及び/又は架橋性ポ
リマーが好ましい。この高架橋ポリマーとしては、例え
ばスチレン/ジビニルベンゼン二元共重合体、スチレン
/ジビニルベンゼン/エチルビニルベンゼン三元共重合
体を挙げることができる。また、架橋性ポリマーとして
は三次元網目構造を形成しうる自己架橋型のアクリル系
共重合体を挙げることができる。かかる自己架橋型のア
クリル系共重合体とは、官能基含有ビニル重合性単量
体、炭化水素系ビニル重合性単量体、炭化水系非共役ジ
ビニル重合性単量体等を共重合して得られる重合体であ
り、官能基含有ビニル重合性単量体としては、例えばア
クリル酸、メタクリル酸、アクリルアミド、メタクリル
アミド、N−メチロールアクリルアミド、N−ブトキシ
メチルアクリルアミド、ダイアセトンアクリルアミド、
2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシ
エチルアクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレー
ト、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルメタクリレー
ト等を挙げることができる。
【0020】また上記のマクロモノマーとしては、例え
ば下記の一般式(1)〜(9)で示される化合物を挙げ
ることができる。
ば下記の一般式(1)〜(9)で示される化合物を挙げ
ることができる。
【0021】
【化1】
【0022】式(1)中、R1 およびR2 は独立して水
素原子または炭素数1〜20のアルキル基を示し、pは
0〜20の整数、nは1〜100の整数であることを示
す。
素原子または炭素数1〜20のアルキル基を示し、pは
0〜20の整数、nは1〜100の整数であることを示
す。
【0023】
【化2】
【0024】式(2)中、R3 は水素原子または炭素数
1〜20のアルキル基を示し、nは1〜100の整数で
あることを示す。
1〜20のアルキル基を示し、nは1〜100の整数で
あることを示す。
【0025】
【化3】
【0026】式(3)中、R4 は水素原子、水酸基、N
(CH3 )3 OH基またはN(C2H5 )3 OH基を示
し、R5 およびR6 は独立して水素原子または炭素数1
〜10のアルキル基を示し、mは0〜100の整数、n
は1〜100の整数であることを示す。
(CH3 )3 OH基またはN(C2H5 )3 OH基を示
し、R5 およびR6 は独立して水素原子または炭素数1
〜10のアルキル基を示し、mは0〜100の整数、n
は1〜100の整数であることを示す。
【0027】
【化4】
【0028】式(4)中、R7 およびR8 は独立して水
素原子または炭素数1〜10のアルキル基を示し、mは
0〜100の整数、nは1〜100の整数であることを
示す。
素原子または炭素数1〜10のアルキル基を示し、mは
0〜100の整数、nは1〜100の整数であることを
示す。
【0029】
【化5】
【0030】式(5)中、R9 およびR10は独立して水
素原子または炭素数1〜10のアルキル基を示し、mは
0〜100の整数、nは1〜100の整数であることを
示す。
素原子または炭素数1〜10のアルキル基を示し、mは
0〜100の整数、nは1〜100の整数であることを
示す。
【0031】
【化6】
【0032】式(6)中、R11は水素原子または炭素数
1〜20のアルキル基を示し、mは0〜100の整数、
nは1〜100の整数であることを示す。
1〜20のアルキル基を示し、mは0〜100の整数、
nは1〜100の整数であることを示す。
【0033】
【化7】
【0034】式(7)中、R12は水素原子または炭素数
1〜10のアルキル基を示し、mは0〜100の整数、
nは1〜100の整数であることを示す。
1〜10のアルキル基を示し、mは0〜100の整数、
nは1〜100の整数であることを示す。
【0035】
【化8】
【0036】式(8)中、R13は水素原子または炭素数
1〜10のアルキル基を示し、nは1〜100の整数で
あることを示す。
1〜10のアルキル基を示し、nは1〜100の整数で
あることを示す。
【0037】
【化9】
【0038】式(9)中、R14は水素原子または炭素数
1〜10のアルキル基を示し、R15は下記式(10)〜
式(12)で示される基を示し、nは1〜100の整数
であることを示す。
1〜10のアルキル基を示し、R15は下記式(10)〜
式(12)で示される基を示し、nは1〜100の整数
であることを示す。
【0039】
【化10】
【0040】
【化11】
【0041】式(11)中、R16は水素原子または炭素
数1〜10のアルキル基を示す。
数1〜10のアルキル基を示す。
【0042】
【化12】
【0043】式(12)中、R17は水素原子または炭素
数1〜10のアルキル基を示す。
数1〜10のアルキル基を示す。
【0044】かかるマクロモノマーの具体例を下記式
(1−1)〜式(9−3)に示す。
(1−1)〜式(9−3)に示す。
【0045】
【化13】
【0046】
【化14】
【0047】
【化15】
【0048】
【化16】
【0049】
【化17】
【0050】
【化18】
【0051】
【化19】
【0052】
【化20】
【0053】
【化21】
【0054】
【化22】
【0055】
【化23】
【0056】
【化24】
【0057】
【化25】
【0058】
【化26】
【0059】
【化27】
【0060】
【化28】
【0061】
【化29】
【0062】本発明におけるコア・ヘア構造の微粒子の
平均粒径は5〜1000nmである。平均粒径が100
0nmを超えるとフイルム表面の凹凸が大きくなり過
ぎ、磁気記録媒体のベースフイルムや一般工業用フイル
ムとして用いた際に表面特性が不良となる。また、平均
粒径が5nm未満であると積層フイルムの滑り性が不良
となる。
平均粒径は5〜1000nmである。平均粒径が100
0nmを超えるとフイルム表面の凹凸が大きくなり過
ぎ、磁気記録媒体のベースフイルムや一般工業用フイル
ムとして用いた際に表面特性が不良となる。また、平均
粒径が5nm未満であると積層フイルムの滑り性が不良
となる。
【0063】[バインダー樹脂]本発明におけるバイン
ダ−樹脂としては、例えばポリエステル樹脂、アクリル
樹脂、アクリル変性ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、
ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエ−テル樹脂、セ
ルロース系樹脂、水溶性シリコーン樹脂等を挙げること
ができ、特にポリエステル樹脂、アクリル樹脂、アクリ
ル変性ポリエステル樹脂が好ましい。
ダ−樹脂としては、例えばポリエステル樹脂、アクリル
樹脂、アクリル変性ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、
ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエ−テル樹脂、セ
ルロース系樹脂、水溶性シリコーン樹脂等を挙げること
ができ、特にポリエステル樹脂、アクリル樹脂、アクリ
ル変性ポリエステル樹脂が好ましい。
【0064】上記のポリエステル樹脂は、多価カルボン
酸成分と多価ヒドロキシ化合物成分からなるポリエステ
ルである。この多価カルボン酸成分としては、テレフタ
ル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、イソフタル
酸、5ーNaスルホイソフタル酸等の芳香族ジカルボン
酸挙げることができ、5ーNaスルホイソフタル酸等の
スルホン酸塩基を有するジカルボン酸を共重合成分とし
て含むものが、ポリエステル樹脂が熱水或いは溶剤に溶
解し易くなるため好ましい。また、多価多価ヒドロキシ
化合物成分としては、エチレングリコール、ジエチレン
グリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグ
リコール、ビスフェノールA・アルキレンオキシド付加
物等を挙げることができる。ポリエステル樹脂は、これ
らの多価カルボン酸成分と多価ヒドロキシ化合物成分か
らなる共重合体ポリエステルであることが、塗膜とベー
スフイルムとの密着性を適度なものに調節することがで
きるため好ましい。
酸成分と多価ヒドロキシ化合物成分からなるポリエステ
ルである。この多価カルボン酸成分としては、テレフタ
ル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、イソフタル
酸、5ーNaスルホイソフタル酸等の芳香族ジカルボン
酸挙げることができ、5ーNaスルホイソフタル酸等の
スルホン酸塩基を有するジカルボン酸を共重合成分とし
て含むものが、ポリエステル樹脂が熱水或いは溶剤に溶
解し易くなるため好ましい。また、多価多価ヒドロキシ
化合物成分としては、エチレングリコール、ジエチレン
グリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグ
リコール、ビスフェノールA・アルキレンオキシド付加
物等を挙げることができる。ポリエステル樹脂は、これ
らの多価カルボン酸成分と多価ヒドロキシ化合物成分か
らなる共重合体ポリエステルであることが、塗膜とベー
スフイルムとの密着性を適度なものに調節することがで
きるため好ましい。
【0065】かかるポリエステル樹脂は常法によりつく
ることができ、平均分子量が10,000〜50,00
0であることが、塗膜の耐削れ性が良好となり、耐ブロ
ッキング性が良好となるめ好ましい。また、ポリエステ
ル樹脂は、二次転移点が20℃以上110℃以下である
ことが好ましい。
ることができ、平均分子量が10,000〜50,00
0であることが、塗膜の耐削れ性が良好となり、耐ブロ
ッキング性が良好となるめ好ましい。また、ポリエステ
ル樹脂は、二次転移点が20℃以上110℃以下である
ことが好ましい。
【0066】上記のアクリル樹脂は、アクリル酸エステ
ル系単量体を重合して得られるアクリル系共重合体であ
る。このアクリル酸エステル系単量体としては、例えば
メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル
酸ブチル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アク
リル酸ブチル、クロトン酸エチル、メタクリル酸グリシ
ジル、アクリル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸2
−エチルヘキシル等を挙げることができる。
ル系単量体を重合して得られるアクリル系共重合体であ
る。このアクリル酸エステル系単量体としては、例えば
メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル
酸ブチル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アク
リル酸ブチル、クロトン酸エチル、メタクリル酸グリシ
ジル、アクリル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸2
−エチルヘキシル等を挙げることができる。
【0067】このアクリル系共重合体は、上記のアクリ
ル酸エステル系単量体の少なくとも1種とアクリルアミ
ド、メタクリルアミド、アクリル酸、メタクリル酸、ア
クリル酸ソーダ、メタクリル酸カリ、アクリル酸アンモ
ニウム、N−メチロールアクリルアミド、N−メトキシ
メチルアクリルアミド等のアクリル酸系単量体を重合し
て得られる共重合体であってもよい。
ル酸エステル系単量体の少なくとも1種とアクリルアミ
ド、メタクリルアミド、アクリル酸、メタクリル酸、ア
クリル酸ソーダ、メタクリル酸カリ、アクリル酸アンモ
ニウム、N−メチロールアクリルアミド、N−メトキシ
メチルアクリルアミド等のアクリル酸系単量体を重合し
て得られる共重合体であってもよい。
【0068】アクリル系共重合体には、この他に塩化ビ
ニル、酢酸ビニル、スチレン、ビニルエーテル、ブタジ
エン、イソプレン、ビニルスルホン酸ソーダ等の単量体
を共重合成分として用いることもできる。
ニル、酢酸ビニル、スチレン、ビニルエーテル、ブタジ
エン、イソプレン、ビニルスルホン酸ソーダ等の単量体
を共重合成分として用いることもできる。
【0069】尚、アクリル系共重合体には、アクリル酸
塩成分、メタクリル酸塩成分、アクリル酸成分、アクリ
ルアミド成分、アクリル酸2−ヒドロキシエチル成分、
N−メチロールアクリルアミド成分等の親水性成分が共
重合成分として含まれることが、水性塗液中での分散性
や溶解性を良好なものとなるため好ましい。また、分子
側鎖に官能基を有する共重合体であってもよい。
塩成分、メタクリル酸塩成分、アクリル酸成分、アクリ
ルアミド成分、アクリル酸2−ヒドロキシエチル成分、
N−メチロールアクリルアミド成分等の親水性成分が共
重合成分として含まれることが、水性塗液中での分散性
や溶解性を良好なものとなるため好ましい。また、分子
側鎖に官能基を有する共重合体であってもよい。
【0070】また、アクリル樹脂は二次転移点が40℃
以上100℃以下であることが好ましい。かかるアクリ
ル系共重合体は、メタクリル酸メチルやメタクリル酸エ
チルのような硬質成分を主成分として用い、共重合成分
としてアクリル酸エステルのような軟質成分を二次転移
点が上記の範囲となる割合で共重合させることにより得
ることができる。更にアクリル系共重合体の二次転移点
は、メチロール基やメトキシメチル基等を有する成分を
共重合成分として用い、これらの基を架橋させることに
より調整することができる。
以上100℃以下であることが好ましい。かかるアクリ
ル系共重合体は、メタクリル酸メチルやメタクリル酸エ
チルのような硬質成分を主成分として用い、共重合成分
としてアクリル酸エステルのような軟質成分を二次転移
点が上記の範囲となる割合で共重合させることにより得
ることができる。更にアクリル系共重合体の二次転移点
は、メチロール基やメトキシメチル基等を有する成分を
共重合成分として用い、これらの基を架橋させることに
より調整することができる。
【0071】アクリル系共重合体の平均分子量は10、
000〜500,000であることが、塗膜の耐削れ性
が良好となり耐ブロッキング性が良好となるめ好まし
い。
000〜500,000であることが、塗膜の耐削れ性
が良好となり耐ブロッキング性が良好となるめ好まし
い。
【0072】上記のアクリル変性ポリエステル樹脂は、
前記のポリエステル樹脂に前記のアクリル酸エステル系
単量体及び/又はアクリル酸系単量体を重合して得られ
る変性共重合体であり、例えば、水性液中のポリエステ
ル樹脂に、前記のアクリル酸エステル系単量体及び/又
はアクリル酸系単量体をラジカル開始剤を用いてグラフ
ト重合させることにより得ることができる。この変性共
重合体は、分子側鎖に官能基を有するものであってもよ
い。また、変性共重合体の平均分子量は10,000〜
500,000であることが、塗膜の耐削れ性が良好と
なり耐ブロッキング性が良好となるめ好ましい。また、
変性共重合体は二次転移点が30℃以上100℃以下で
あることが好ましい。かかる二次転移点が20℃以上1
50℃以下のアクリル変性ポリエステル樹脂は、二次転
移点が20℃以上150℃以下の共重合ポリエステルに
対し、メタクリル酸メチルやメタクリル酸エチルのよう
な硬質成分と、アクリル酸エステルのような軟質成分と
をアクリル変性ポリエステル樹脂の二次転移点が20℃
以上150℃以下となる割合で共重合させることにより
得ることができる。
前記のポリエステル樹脂に前記のアクリル酸エステル系
単量体及び/又はアクリル酸系単量体を重合して得られ
る変性共重合体であり、例えば、水性液中のポリエステ
ル樹脂に、前記のアクリル酸エステル系単量体及び/又
はアクリル酸系単量体をラジカル開始剤を用いてグラフ
ト重合させることにより得ることができる。この変性共
重合体は、分子側鎖に官能基を有するものであってもよ
い。また、変性共重合体の平均分子量は10,000〜
500,000であることが、塗膜の耐削れ性が良好と
なり耐ブロッキング性が良好となるめ好ましい。また、
変性共重合体は二次転移点が30℃以上100℃以下で
あることが好ましい。かかる二次転移点が20℃以上1
50℃以下のアクリル変性ポリエステル樹脂は、二次転
移点が20℃以上150℃以下の共重合ポリエステルに
対し、メタクリル酸メチルやメタクリル酸エチルのよう
な硬質成分と、アクリル酸エステルのような軟質成分と
をアクリル変性ポリエステル樹脂の二次転移点が20℃
以上150℃以下となる割合で共重合させることにより
得ることができる。
【0073】[水性塗液]本発明においてはベースフイ
ルムに塗膜を塗設するため前記のバインダー樹脂とコア
・ヘア構造の微粒子を含む水性塗液を用いる。この水性
塗液は、エマルジョン、ディスパージョン等の水性液で
使用されるが、必要であれば分散剤、乳化剤、安定剤等
を使用することができる。
ルムに塗膜を塗設するため前記のバインダー樹脂とコア
・ヘア構造の微粒子を含む水性塗液を用いる。この水性
塗液は、エマルジョン、ディスパージョン等の水性液で
使用されるが、必要であれば分散剤、乳化剤、安定剤等
を使用することができる。
【0074】更に、水性塗液には前記成分以外にフィラ
ー、界面活性剤、酸化防止剤、帯電防止剤、着色剤、顔
料、蛍光増白剤、可塑剤、架橋剤、潤滑剤、紫外線吸収
剤等を添加することができる。
ー、界面活性剤、酸化防止剤、帯電防止剤、着色剤、顔
料、蛍光増白剤、可塑剤、架橋剤、潤滑剤、紫外線吸収
剤等を添加することができる。
【0075】水性塗液中の全固形物成分当たりのバイン
ダー樹脂とコア・ヘア構造の微粒子の比率は、バインダ
ー樹脂が65〜97重量%、コア・ヘア構造の微粒子が
3〜35重量%であることが好ましい。バインダー樹脂
が97重量%を超えコア・ヘア構造の微粒子が3重量%
未満であると塗膜の滑り性が不足することがあり、バイ
ンダー樹脂が65重量%未満でありコア・ヘア構造の微
粒子が35重量%を超えると塗膜の耐削れ性が不足する
ことがある。
ダー樹脂とコア・ヘア構造の微粒子の比率は、バインダ
ー樹脂が65〜97重量%、コア・ヘア構造の微粒子が
3〜35重量%であることが好ましい。バインダー樹脂
が97重量%を超えコア・ヘア構造の微粒子が3重量%
未満であると塗膜の滑り性が不足することがあり、バイ
ンダー樹脂が65重量%未満でありコア・ヘア構造の微
粒子が35重量%を超えると塗膜の耐削れ性が不足する
ことがある。
【0076】水性塗液は通常、固形分濃度が1〜30重
量%で、特に水性塗液の乾燥性や塗工性を良好なものと
するため2〜20重量%で使用することが好ましい。
尚、水性塗液には少量の有機溶剤が含まれていてもよ
い。
量%で、特に水性塗液の乾燥性や塗工性を良好なものと
するため2〜20重量%で使用することが好ましい。
尚、水性塗液には少量の有機溶剤が含まれていてもよ
い。
【0077】[塗膜の塗設]本発明においては、ポリエ
ステルフイルムの少なくとも片面に、前記水性塗液を塗
布し、加熱乾燥、延伸することにより塗膜を塗設する
が、水性塗液の塗布方法としては、公知の任意の塗工法
が適用でき、例えばグラビアコート法、リバースロール
コート法、ダイコート法、キスコート法、リバースキス
コート法、オフセットグラビアコート法、マイヤーバー
コート法、ロールブラッシュ法、スプレーコート法、エ
アーナイフコート法、含浸法、カーテンコート法等を単
独または組み合わせて適用することができる。水性塗液
のWET塗布量は走行しているフイルム1m2 当り1〜
20g、特に2〜12gが好ましい。塗布量がこの範囲
にあると水性塗液の乾燥が容易になり、かつ塗布斑が生
じ難いので好ましい。
ステルフイルムの少なくとも片面に、前記水性塗液を塗
布し、加熱乾燥、延伸することにより塗膜を塗設する
が、水性塗液の塗布方法としては、公知の任意の塗工法
が適用でき、例えばグラビアコート法、リバースロール
コート法、ダイコート法、キスコート法、リバースキス
コート法、オフセットグラビアコート法、マイヤーバー
コート法、ロールブラッシュ法、スプレーコート法、エ
アーナイフコート法、含浸法、カーテンコート法等を単
独または組み合わせて適用することができる。水性塗液
のWET塗布量は走行しているフイルム1m2 当り1〜
20g、特に2〜12gが好ましい。塗布量がこの範囲
にあると水性塗液の乾燥が容易になり、かつ塗布斑が生
じ難いので好ましい。
【0078】本発明で水性塗液を塗布するポリエステル
フイルムとは、例えばポリエステルを熱溶融せしめ、そ
のままフイルム状とした未延伸フイルム;未延伸フイル
ムを縦方向(長手方向)または横方向(幅方向)の何れ
か一方に延伸せしめた一軸延伸フイルム;縦方向或いは
横方向の一軸延伸フイルムを横方向或いは縦方向に逐次
延伸せしめた(更に延伸可能な)二軸延伸フイルム、ま
たは未延伸フイルムを縦方向および横方向の二方向に同
時延伸せしめた(更に延伸可能な)二軸延伸フイルム;
二軸延伸フイルムを熱固定および/または熱弛緩せしめ
た(更に延伸可能な)二軸延伸熱処理フイルムを挙げる
ことができる。
フイルムとは、例えばポリエステルを熱溶融せしめ、そ
のままフイルム状とした未延伸フイルム;未延伸フイル
ムを縦方向(長手方向)または横方向(幅方向)の何れ
か一方に延伸せしめた一軸延伸フイルム;縦方向或いは
横方向の一軸延伸フイルムを横方向或いは縦方向に逐次
延伸せしめた(更に延伸可能な)二軸延伸フイルム、ま
たは未延伸フイルムを縦方向および横方向の二方向に同
時延伸せしめた(更に延伸可能な)二軸延伸フイルム;
二軸延伸フイルムを熱固定および/または熱弛緩せしめ
た(更に延伸可能な)二軸延伸熱処理フイルムを挙げる
ことができる。
【0079】かかるポリエステルフイルムの厚さは、未
延伸フイルムでは10〜1000μm、一軸延伸フイル
ムでは2〜500μm、二軸延伸フイルムおよび二軸延
伸熱処理フイルムでは1〜300μmが好ましい。
延伸フイルムでは10〜1000μm、一軸延伸フイル
ムでは2〜500μm、二軸延伸フイルムおよび二軸延
伸熱処理フイルムでは1〜300μmが好ましい。
【0080】水性塗液は前記ポリエステルフイルムのう
ち延伸可能なフイルム、例えば一軸延伸フイルム、特に
縦方向の一軸延伸フイルムに塗布し、乾燥、延伸するこ
とが、塗膜の密着性が強固なものになり、かつ効率良く
積層フイルムを製造できるため好ましい。例えば、ポリ
エステルを熱溶融し、シート状に押出し冷却して未延伸
フイルムとし、この未延伸フイルムを縦方向に延伸して
一軸延伸フイルムとした後、水性塗液を塗布し、乾燥し
つつ横方向に延伸し、必要なら更に縦や横に再延伸した
後熱処理して塗膜を塗設した積層フィルムがつくられ
る。
ち延伸可能なフイルム、例えば一軸延伸フイルム、特に
縦方向の一軸延伸フイルムに塗布し、乾燥、延伸するこ
とが、塗膜の密着性が強固なものになり、かつ効率良く
積層フイルムを製造できるため好ましい。例えば、ポリ
エステルを熱溶融し、シート状に押出し冷却して未延伸
フイルムとし、この未延伸フイルムを縦方向に延伸して
一軸延伸フイルムとした後、水性塗液を塗布し、乾燥し
つつ横方向に延伸し、必要なら更に縦や横に再延伸した
後熱処理して塗膜を塗設した積層フィルムがつくられ
る。
【0081】塗設した塗膜の厚さは0.005〜3μ
m、特に0.015〜1μmが好ましい。塗膜の厚さが
0.005μmよりも薄いと滑り性が不足することがあ
り、3μmを超えると塗膜が削れ易くなることがあるた
め好ましくない。
m、特に0.015〜1μmが好ましい。塗膜の厚さが
0.005μmよりも薄いと滑り性が不足することがあ
り、3μmを超えると塗膜が削れ易くなることがあるた
め好ましくない。
【0082】[乾燥及び延伸条件]本発明で水性塗液を
塗布した後、乾燥させる温度は70〜130℃とするこ
とが塗液を迅速に乾燥させることができるため好まし
い。この乾燥のための加熱はポリエステルフイルムを延
伸する過程の加熱を兼ねことができる。また、ポリエス
テルフイルムを延伸温度は80〜170℃、熱処理温度
は170〜260℃とすることができる。
塗布した後、乾燥させる温度は70〜130℃とするこ
とが塗液を迅速に乾燥させることができるため好まし
い。この乾燥のための加熱はポリエステルフイルムを延
伸する過程の加熱を兼ねことができる。また、ポリエス
テルフイルムを延伸温度は80〜170℃、熱処理温度
は170〜260℃とすることができる。
【0083】
【実施例】以下、実施例をあげて本発明を更に詳細に説
明する。各特性値は下記の方法で測定した。
明する。各特性値は下記の方法で測定した。
【0084】1.滑り性 フイルムの塗膜塗設面と塗膜非塗設面(塗膜を塗設して
いないフイルムの場合は塗膜非塗設面どうし)を合わ
せ、摩擦係数測定器で22℃において静摩擦係数を測定
した。
いないフイルムの場合は塗膜非塗設面どうし)を合わ
せ、摩擦係数測定器で22℃において静摩擦係数を測定
した。
【0085】2.耐削れ性 幅13mmに切断したフイルムの塗膜塗設面(塗膜を塗
設していないフイルムの場合は塗膜非塗設面)を直径5
mmのステンレス製ピンに当て、巻き付け角度180
゜、荷重120g、速度50m/分の条件で150mを
繰り返し3回走行させた後、ピンに溜まった削れ粉の量
を観察し、下記のとおり評価した。 A:粉が殆ど認められない。…耐削れ性良好 B:粉が僅かに認められる……耐削れ性やや良好 C:粉が明確に認められる……耐削れ性不良
設していないフイルムの場合は塗膜非塗設面)を直径5
mmのステンレス製ピンに当て、巻き付け角度180
゜、荷重120g、速度50m/分の条件で150mを
繰り返し3回走行させた後、ピンに溜まった削れ粉の量
を観察し、下記のとおり評価した。 A:粉が殆ど認められない。…耐削れ性良好 B:粉が僅かに認められる……耐削れ性やや良好 C:粉が明確に認められる……耐削れ性不良
【0086】3.耐ブロッキング性 幅50mmのフイルムの塗膜塗布面と塗膜非塗布面(塗
膜を塗設していないフイルムの場合は塗膜非塗設面どう
し)を合わせて、50℃×荷重50kg/cm 2 の条件
下で、12時間保持した後、合わせ面の剥離強度を剥離
速度200mm/分で測定し、下記のとおり評価した。 A: 剥離強度≦7g (耐ブロッキング性良好) B: 7g<剥離強度≦12g(耐ブロッキング性やや良好) C:12g<剥離強度 (耐ブロッキング性不良)
膜を塗設していないフイルムの場合は塗膜非塗設面どう
し)を合わせて、50℃×荷重50kg/cm 2 の条件
下で、12時間保持した後、合わせ面の剥離強度を剥離
速度200mm/分で測定し、下記のとおり評価した。 A: 剥離強度≦7g (耐ブロッキング性良好) B: 7g<剥離強度≦12g(耐ブロッキング性やや良好) C:12g<剥離強度 (耐ブロッキング性不良)
【0087】[実施例1]固有粘度0.64のポリエチ
レンテレフタレート(平均粒径0.1μmのシリカ微粒
子を0.4重量%含有)を溶融して冷却ドラム上にキャ
ストし、次いで縦方向に3.6倍延伸して一軸延伸フイ
ルムとした。この一軸延伸フイルムの片面に、コア部の
架橋性ポリスチレンにヘア部として前記式(1−1)で
示されるマクロモノマー(n=50)をグラフト重合し
て得られた平均粒径50nmのヘア・コア型微粒子(P
ー1)20重量部;バインダー樹脂として、ジカルボン
酸成分がテレフタル酸成分(43モル%)、イソフタル
酸成分(46モル%)および5−Kスルホイソフタル酸
成分(11モル%)、グリコール成分がエチレングリコ
ール成分(47モル%)、ジエチレングリコール成分
(2モル%)、ネオペンチルグリコール成分(45モル
%)および1、4ーブタンジオール成分(6モル%)の
共重合ポリエステル(B−1、平均分子量:20,00
0)70重量部並びにエチレンオキシド・プロピレンオ
キシド・ブロック共重合体(平均分子量:3,900)
10重量部からなる組成の3重量%水性塗液をグラビア
コーターで塗布した後110℃で乾燥し、横方向に3.
8倍延伸し、更に225℃で熱処理して総厚さ50μ
m、塗膜厚さ0.20μmの積層フイルムをつくった。
この積層フイルムの特性をを表1に示す。
レンテレフタレート(平均粒径0.1μmのシリカ微粒
子を0.4重量%含有)を溶融して冷却ドラム上にキャ
ストし、次いで縦方向に3.6倍延伸して一軸延伸フイ
ルムとした。この一軸延伸フイルムの片面に、コア部の
架橋性ポリスチレンにヘア部として前記式(1−1)で
示されるマクロモノマー(n=50)をグラフト重合し
て得られた平均粒径50nmのヘア・コア型微粒子(P
ー1)20重量部;バインダー樹脂として、ジカルボン
酸成分がテレフタル酸成分(43モル%)、イソフタル
酸成分(46モル%)および5−Kスルホイソフタル酸
成分(11モル%)、グリコール成分がエチレングリコ
ール成分(47モル%)、ジエチレングリコール成分
(2モル%)、ネオペンチルグリコール成分(45モル
%)および1、4ーブタンジオール成分(6モル%)の
共重合ポリエステル(B−1、平均分子量:20,00
0)70重量部並びにエチレンオキシド・プロピレンオ
キシド・ブロック共重合体(平均分子量:3,900)
10重量部からなる組成の3重量%水性塗液をグラビア
コーターで塗布した後110℃で乾燥し、横方向に3.
8倍延伸し、更に225℃で熱処理して総厚さ50μ
m、塗膜厚さ0.20μmの積層フイルムをつくった。
この積層フイルムの特性をを表1に示す。
【0088】[比較例1]塗膜を塗設しない以外は実施
例1と同様にして二軸延伸フイルムを得た。このフイル
ムの特性を表1に示す。
例1と同様にして二軸延伸フイルムを得た。このフイル
ムの特性を表1に示す。
【0089】[実施例2〜8および比較例2]塗膜の組
成および塗膜厚さを表1に示すとおり替えた以外は実施
例1と同様にして積層フイルムを得た。この積層フイル
ムの特性を表1に示す。
成および塗膜厚さを表1に示すとおり替えた以外は実施
例1と同様にして積層フイルムを得た。この積層フイル
ムの特性を表1に示す。
【0090】
【表1】
【0091】表1に示した結果から明らかなように、本
発明の積層フイルムは滑り性、耐削れ性、耐ブロッキン
グ性に優れるものであった。
発明の積層フイルムは滑り性、耐削れ性、耐ブロッキン
グ性に優れるものであった。
【0092】尚、表1の塗膜組成で[P−2]および
[P−3]は下記の微粒子を示す。 [P−2]:コア部の架橋性ポリメチルメタアクリレー
トにヘア部として前記式(3−2)で示されるマクロモ
ノマー(m=20、n=30)をグラフト重合して得ら
れた平均粒径100nmのヘア・コア型微粒子 [P−3]:コア部が架橋性アクリル樹脂、シェル部が
熱可塑性アクリル樹脂からなるシェル・コア構造の微粒
子(平均粒径100nm)
[P−3]は下記の微粒子を示す。 [P−2]:コア部の架橋性ポリメチルメタアクリレー
トにヘア部として前記式(3−2)で示されるマクロモ
ノマー(m=20、n=30)をグラフト重合して得ら
れた平均粒径100nmのヘア・コア型微粒子 [P−3]:コア部が架橋性アクリル樹脂、シェル部が
熱可塑性アクリル樹脂からなるシェル・コア構造の微粒
子(平均粒径100nm)
【0093】
【発明の効果】本発明においては、ポリエステルフイル
ムの少なくとも片面に、バインダー樹脂とコア・ヘア構
造の微粒子を含む水性塗液を用いた塗膜を塗設するた
め、滑り性、耐削れ性、耐ブロッキング性に優れた積層
フイルムが得られる。
ムの少なくとも片面に、バインダー樹脂とコア・ヘア構
造の微粒子を含む水性塗液を用いた塗膜を塗設するた
め、滑り性、耐削れ性、耐ブロッキング性に優れた積層
フイルムが得られる。
Claims (3)
- 【請求項1】 ポリエステルフイルムの少なくとも片面
に、バインダー樹脂と平均粒径が5〜2000nmであ
るコア・ヘア構造の微粒子を含む水性塗液を塗布し、乾
燥、延伸してつくられた塗膜が設けられている積層フイ
ルム。 - 【請求項2】 水性塗液が固形分としてバインダー樹脂
を65〜97重量%、コア・ヘア構造の微粒子を3〜3
5重量%を含む請求項1に記載の積層フイルム。 - 【請求項3】 コア・ヘア構造の微粒子が、尿素樹脂、
メラミン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、不飽和
ポリエステル樹脂、アルキド樹脂およびウレタン樹脂か
らなる群から選ばれる少なくとも一種の熱硬化樹脂に、
マクロモノマーをグラフト重合して得られる請求項1記
載の積層フイルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7331962A JPH09169089A (ja) | 1995-12-20 | 1995-12-20 | 積層フイルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7331962A JPH09169089A (ja) | 1995-12-20 | 1995-12-20 | 積層フイルム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09169089A true JPH09169089A (ja) | 1997-06-30 |
Family
ID=18249598
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7331962A Pending JPH09169089A (ja) | 1995-12-20 | 1995-12-20 | 積層フイルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09169089A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7524909B2 (en) * | 2004-05-07 | 2009-04-28 | Drexel University | Fatty acid monomers to reduce emissions and toughen polymers |
| JP2014162833A (ja) * | 2013-02-25 | 2014-09-08 | Riken Technos Corp | ポリエステル系樹脂組成物シート |
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1995
- 1995-12-20 JP JP7331962A patent/JPH09169089A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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