JPH0916934A - 磁気記録装置、磁気記録媒体及びその製造方法 - Google Patents

磁気記録装置、磁気記録媒体及びその製造方法

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JPH0916934A
JPH0916934A JP16043795A JP16043795A JPH0916934A JP H0916934 A JPH0916934 A JP H0916934A JP 16043795 A JP16043795 A JP 16043795A JP 16043795 A JP16043795 A JP 16043795A JP H0916934 A JPH0916934 A JP H0916934A
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magnetic
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JP16043795A
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Isatake Kaizu
功剛 貝津
Masaki Shinohara
正喜 篠原
Iwao Okamoto
巌 岡本
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】情報処理装置の外部記憶装置などに使用される
磁気記録媒体の製造方法に関し、ノイズを低減し、高い
保磁力を得るとともに、磁気抵抗効果ヘッドに適用する
こと。 【構成】強磁性材22と非磁性材23からなる磁気記録
層25を400℃以上の耐熱性の非磁性基板21上に5
0nm以下の厚さに形成する工程と、前記非磁性基板21
及び前記磁気記録層25を400℃以上に加熱すること
により、前記強磁性材22からなる平均粒径50nm以下
の孤立した複数の粒子を形成する工程とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録媒体及びその
製造方法に関し、より詳しくは、情報処理装置の外部記
憶装置などに使用される磁気記録媒体及びその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気記録装置では、情報量の増加に伴っ
てますます記録密度の向上が要求されている。従来より
用いられている磁気記録媒体の記録密度を高くすると、
S/N比が低下し、再生出力の低下とノイズの増加を招
いてしまう。そのため、高再生出力でテイノイズの磁気
記録媒体が要求されている。
【0003】とくに、磁気抵抗効果型ヘッドの実用化に
より読み出し感度が飛躍的に向上したために、磁気記録
媒体のノイズの低減が課題となっている。磁気記録媒体
のノイズの発生原因のうち主なものは、磁化遷移領域の
磁化のバラツキに起因する磁化遷移領域の境界の不明確
さにある。磁化のバラツキは、強磁性層を構成する強磁
性体の結晶粒間の磁気的な相互作用によって生じる。
【0004】磁気記録媒体のノイズを低減するために
は、強磁性体の結晶粒同士の磁気的な相互作用を弱くす
ることが必要である。従来の磁気記録媒体の記録層とし
ては、コバルト(Co)を基調とした3元或いは4元の合
金をスパッタリングにより作製した薄膜を用いるのが一
般的である。そして、その薄膜の組成や作成条件を調整
することによって強磁性部分と非磁性部分の偏析を促し
てノイズの低減を図っていた。
【0005】従来の磁気記録媒体は、例えば図8に示す
ように、NiP 膜を被覆したAl基板からなる非磁性基板1
上に、クロム層2と、CoCr12Ta2 からなる記録層3と、
炭素膜からなる保護層4とが順に形成されている。しか
し、その記録層3を構成するコバルト系合金は基本的に
固溶体なので、組成や作成条件を調整して偏析を促進さ
せても、強磁性体の結晶粒を完全に孤立化させることは
難しい。
【0006】そこで、磁性体の結晶粒を孤立化させる方
法として、銀や銅等の非磁性材とこの非磁性体に固溶し
難い強磁性材との2元又は3元の合金層をスパッタリン
グにより一度に作成するとともに、その合金層を加熱し
てする方法が特開昭59−42642号公報及び特開昭
59−220907号公報に記載されている。これらの
公報に記載された磁気記録膜の製造方法では、高い保磁
力を得るために強磁性層を400℃以下の温度で加熱し
ている。その磁気記録膜を担持する基板としてガラスや
高分子フィルムを使用しているので、加熱温度を400
℃以下にするのが好ましい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記した2つの公報で
は膜厚が130〜150nm、tBr値が2000Gauss
μm以上の磁気記録膜を形成するための製造方法が記載
されている。tBr値は磁気記録媒体(磁気記録膜)の
残留磁化Brと膜厚tの積である。しかし、磁気抵抗効
果型ヘッド用の磁気記録媒体では、磁気記録層の厚さを
30nm以下にしてtBr値を150Gauss μm以下にす
ることが要求される。このような磁気記録層を製造する
場合に、上記公知例に記載された技術をそのまま適用す
ることはできない。これは次のような理由による。
【0008】磁気抵抗効果型ヘッド用の磁気記録媒体の
記録密度と実効出力の関係の関係は図9のようになるこ
とが知られている。図9において、記録密度が10、2
0kFRPI 程度と小さい場合にはtBr値を大きくすれば
実効出力が大きくなる。しかし、記録密度が50、10
0kFRPI と大きい場合には、tBr値を大きくするほど
実効出力が小さくなる。
【0009】このため、記録密度を50、100kFRPI
と大きくしようとする場合には、磁気記録層のtBr値
を150Gauss μm以下にする必要がある。しかし、上
記した公報に記載された条件で磁化記録層を30nm以下
の厚さに形成して150Gauss μm以下のtBr値を得
ようとしても、その条件では磁性記録層内の粒子が小さ
くて部分的に連続しているためにノイズを低減したり保
磁力を大きくすることはできない。
【0010】次に、CoCr12Ta2 からなる磁気記録媒層を
薄くすることを考える。例えば、図8に示すように、Al
とNiPの2層構造からなる非磁性基板1上にクロム層2
2を100nm、磁気記録層3を20nmの厚さに順に成膜
し、さらにカーボン製の保護層4を20nmの厚さに形成
する。そのtBr値は約100Gauss μmとなる。そし
て、磁気抵抗効果型再生ヘッドを使用してその磁気記録
層の記録信号周波数とノイズパワーの関係を調べると、
図3の破線に示すようになり、記録信号周波数が高くな
るにつれてノイズパワーが単調に増加することがわかっ
た。したがって、薄く形成されたCoCr12Ta2 は、高記録
信号周波数用の磁気記録層には適さないことがわかる。
【0011】図9の試験の際には、磁気ヘッドと磁気記
録媒体の相対速度を10m/sとし、記録信号周波数を
20MHz、記録密度を約100kFRPI としてた。本発
明は、このような問題に鑑みてなされたものであって、
ノイズを低減し、高い保磁力を得るとともに、磁気抵抗
効果ヘッドに適した磁気記録媒体の製造方法を提供する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、図1、
2に例示するように、強磁性材22と非磁性材23から
なる磁気記録層25を400℃以上の耐熱性の非磁性基
板21上に50nm以下の厚さに形成する工程と、前記非
磁性基板21及び前記磁気記録層25を400℃以上に
加熱することにより、前記強磁性材22からなる平均粒
径50nm以下の孤立した複数の粒子を形成する工程とを
有することを特徴とする磁気記録媒体の製造方法によっ
て解決する。
【0013】前記磁気記録層25は、30nm以下の膜厚
に形成されることを特徴とする。前記磁気記録層25
は、非磁性材の領域34aと強磁性材の領域34bを有
するターゲット34を使用するスパッタリングによって
形成されることを特徴とする。前記非磁性材23は、前
記強磁性材22中への固溶限界が室温で5%以下の性質
を有していることを特徴とする。
【0014】前記磁気記録層25は、堆積されている最
中に400℃以上の温度に加熱されることを特徴とす
る。前記磁気記録層25は、図7に例示するように、元
素熱拡散防止用のバリア層29を介して前記非磁性基板
21の上に形成されることを特徴とする。前記非磁性基
板21は、シリコン基板又は炭素基板であることを特徴
とする。
【0015】また、上記した課題は、図1(c) に例示す
るように、強磁性粒子22と非磁性材23を含む磁気記
録層25を有する磁気記録媒体において、前記強磁性粒
子22は、平均粒径が50nm以下であって膜厚方向に重
ならず且つ面方向に孤立して複数個分布し、さらに、前
記磁気記録層25の残留磁化と膜厚の積が150Gauss
μm以下であることを特徴とする磁気記録媒体によって
解決する。
【0016】前記強磁性粒子の主成分は、Fe、Co、Cox
Cr100-x (xは90以上)、Coy Pt 100-y (yは70以
上又は40〜50)、CoA Sm100-A (Aは77.3又は
80以上)のいずれかを主成分としていることを特徴と
する。前記非磁性材料は、Ag、Cuのいずれかを主成分と
していることを特徴とする。前記した磁気記録媒体と、
磁気抵抗効果形再生ヘッドとを有することを特徴とする
磁気記録装置によって解決する。
【0017】
【作 用】本発明によれば、強磁性材と非磁性材の合金
からなる磁気記録層を耐熱性の非磁性基板の上に30nm
以下の厚さに形成するとともに、磁気記録層の形成の最
中か後に磁気記録層を400℃以上の温度で加熱し、こ
れにより強磁性材からなる平均粒径50nm以下の孤立し
た複数の粒子を形成している。
【0018】このように形成された磁気記録層におい
て、強磁性材よりなる粒子が大きくて孤立化して磁化遷
移部分の磁化のバラツキが少なくなるので、従来装置に
比べて、記録再生の際のノイズが小さくなり、しかも、
ノイズパワーの記録信号周波数依存性が殆どなくなっ
た。また、膜厚30nm以下の磁気記録層を形成する場合
に、加熱温度を400℃以上、より好ましくは400〜
550℃に設定すると、磁気記録層の保磁力が大きくな
り、400℃以下の温度では保磁力が大きくならないこ
とが実験的に確認された。
【0019】従って、高い信号品質(高S/N)、高記
録密度の磁気記録層が得られる。また、その磁気記録層
のtBr値を150Gauss μm以下にすると、磁気抵抗
効果型ヘッドに最適なものとなる。
【0020】
【実施例】そこで、以下に本発明の実施例を図面に基づ
いて説明する。 (第1実施例)図1(a) は、本発明の第1実施例に係る
磁気記録媒体の制作工程を示す断面図である。図2は強
磁性材料と非磁性材料を堆積するスパッタリング装置の
概要構成図である。
【0021】磁気記録媒体を作製するために、まず、図
2に示すようなスパッタリング装置のチャンバ31内の
ウェハ支持台32上に直径2.5インチの耐熱性の非磁
性基板21を取り付ける。耐熱性の非磁性基板21とし
て例えば400℃以上の熱に耐えうるシリコン基板、炭
素基板がある。また、ターゲット支持台33上に図2
(b) に示すようなターゲット34を取り付ける。このタ
ーゲット34は、非磁性盤34aの上に扇形の磁性板3
4bを間隔をおいて複数枚配置したもので、枠体35に
よってターゲット支持台33に固定される。この実施例
では、非磁性盤34aとして銀(Ag)盤、磁性板34b
としてコバルト(Co)板を用いる。
【0022】この状態で、チャンバ31内のガスを排気
口36から排気するとともにガス導入口37からアルゴ
ンガスを導入し、その内部の圧力を5mTorr に保持す
る。そして、基板温度を20℃、スパッタ用電源38と
して高周波電力電源を使用し、0.2kWの高周波電力をタ
ーゲット支持台33とウェハ支持台32の間に印加す
る。
【0023】このようなスパッタ条件によって、図1
(a) に示すように、強磁性材22と非磁性材23の合金
よりなる磁気記録層25を耐熱性非磁性基板21上に1
0nmの厚さに形成する。上記したターゲット34を使用
すると磁気記録層25内の強磁性材22の面内分布は均
一になる。磁気記録層25における強磁性材22の含有
率は、ターゲット34の磁性板34bの枚数を変えるこ
とによって調整する。
【0024】強磁性材22としてCo、非磁性材23とし
てAgを使用すると、Coの結晶粒は数nm或いはそれ以下と
小さく、結晶粒が膜厚方向に複数個存在し、しかも結晶
粒同士が繋がっている部分がある。これにより磁気記録
層25は、保磁力が小さく、しかも磁化遷移部分の磁化
のバラツキが大きくなることは避けられない。そこで、
磁気記録層25を形成された非磁性基板21を加熱炉
(不図示)に入れて500℃の温度で10分間加熱した
ところ、図1(b) に示すように、磁気記録層25内のAg
とCoは分離析出した。Coの結晶粒は完全に孤立し、上か
ら見て50nm以下の直径となり、また、膜厚方向にCoの
結晶粒が1個だけ存在する大きさになり、これを磁気記
録層25として使用する。この結果、Coの結晶粒は大き
くなり、しかも粒同士は繋がらず存在し、Coの結晶粒は
Agにより覆われることがわかった。これはAgとCoが非固
溶関係にあるからである。
【0025】このような磁気記録層24によれば、高い
保磁力が得られ、磁化遷移部分の磁化のバラツキが小さ
く、磁気記録情報を読み出す際のノイズパワーが低下す
ることが確認された。なお、膜厚10nmの磁気記録層2
5のtBr値は約100Gauss μmとなり、磁気抵抗効
果型ヘッドの使用により高記録密度、高出力が可能にな
る。
【0026】このような磁気記録層25を形成した後
に、図1(c) に示すように、磁気記録層25の上に炭素
よりなる保護膜26をスパッタリングにより10nmの厚
さに形成する。スパッタ条件は、ターゲットとして炭素
盤を使用し、アルゴンガス雰囲気の圧力を10mTorr 、
基板温度を20℃、スパッタの電源38として1kWの直
流電力をターゲット支持台33とウェハ支持台32の間
に印加する。
【0027】以上のような磁気記録層25を有する磁気
記録媒体からの記録情報を読み出す際のノイズパワーと
記録信号周波数の関係を調べたところ、図3の実線のよ
うになった。ノイズバワーは記録信号周波数の大きさに
依存せずほとんど一定で、開く13MHz以上では図8
に示す従来の磁気記録媒体に比べて小さくなった。な
お、ノイズパワーの測定は、磁気抵抗効果型ヘッドを使
用し、このヘッドと磁気記録媒体の相対速度(周速)を
10m/s とした。なお、記録信号周波数が20MHzの
ときの記録密度は100kFRPI である。 (第2実施例)第1実施例では、磁気記録層25を耐熱
性の非磁性基板21上に形成した後に500℃に加熱し
ている。この加熱は、磁気記録層25の堆積過程におい
て同時に加えられてもよく、この方法によっても第1実
施例と同じ効果が得られる。
【0028】そこで、磁気記録層25の形成過程の加熱
の相違による媒体保磁力の変化を調べたところ図4に示
すような結果が得られた。図4によれば、基板温度を上
げてゆくと、400℃から急激に保磁力が増加して50
0℃で最大となり、さらに温度を上げると保磁力が次第
に小さくなることがわかった。これにより、400℃〜
550℃の温度で高い保磁力、低い媒体ノイズが得られ
る。
【0029】また、加熱温度を400℃とした場合の磁
気記録層27の断面図は図5のようになり、強磁性材2
2は孤立粒子となりその大きさは第1実施例と同じよう
になった。なお、図4の結果を得るための磁気記録層2
7の形成条件は、基板温度以外は第1実施例と同じとし
た。また、保護膜26の成長に際して基板を加熱しない
以外は第1実施例と同じ条件とした。 (第3実施例)第1及び第2実施例では、磁気記録層2
5,27に含まれる強磁性材としてCoを使用したが、
鉄、コバルト・クロム合金などを使用してもよい。非磁
性材として、Agの他にそのような強磁性材と固溶しない
銅(Cu)を使用してもよい。
【0030】表1に示す強磁性材と非磁性材の組み合わ
せの混合層を500℃で加熱して磁気記録層を形成し、
それぞれのノイズパワーを調べたところ、従来の磁気記
録媒体のノイズパワーよりも小さいことがわかった。な
お、表1の各ノイズパワーは従来の磁気記録媒体のノイ
ズパワーを1とした場合の比較値である。従来の磁気記
録媒体は、図8に示すように基板上に膜厚20nmのCoCr
12Ta2 を形成したものを使用した。
【0031】なお、ノイズパワー測定時の記録信号周波
数を20MHzとした。表1によれば、互いに固溶しな
い非磁性材と強磁性材からなる磁気記録層を形成した後
に500℃で加熱すると、磁気記録層のノイズパワーが
低減することが確認された。なお、加熱温度を400℃
以上にしてもほぼ同じ結果が得られた。
【0032】
【表1】
【0033】ところで、非磁性材としてAg、強磁性材と
してCo90Cr10を使用し、これらを400℃以上の温度で
耐熱性非磁性基板の上に形成すると、Coだけの磁気記録
層を形成する場合に比べて強磁性材はhcp構造(hexa
gonal closest packede structure)を採り易く、高い保
持力が得やすくなる。このことは、Fe、Cox Cr
100-x(xは90以上)、Coy Pt100-y (yは70以上
又は40〜50)、CoA Sm100- A (Aは77.3又は8
0以上)を強磁性材として用いる場合でも同じ効果が得
られる。
【0034】また、非磁性材としてAg、強磁性材として
Feを使用して第1実施例に示した条件により磁気記録層
を形成し、この磁気記録層の膜厚と磁気記録層の保磁力
の関係を調べたところ図6に示すような結果が得られ
た。これにより、磁気記録層の膜厚が50nm〜10nm
(500Å〜100Å)の範囲で保磁力が大きくなるこ
とがわかった。この関係は、表1に示した全ての強磁性
材と非磁性材の組み合わせについても得られる。 (第4実施例)ところで、上記した実施例に示した耐熱
性の非磁性基板21としてシリコン基板を用いると、そ
のシリコンが磁気記録層25の強磁性材22内に拡散し
たり、或いは強磁性材22がシリコン基板中に拡散しや
すく、これらにより磁気特性が劣化するおそれがある。
【0035】このため、図7に示すように、磁気記録層
25とシリコン製の非磁性木灰21の間にバリア層29
を介在させてシリコンや強磁性材の拡散を防止する方が
好ましい。バリア層29としては、シリコン基板の表面
を酸化して形成したSiO2膜を使用し、その膜厚を例えば
300nm程度とする。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、強磁
性材と非磁性材の合金からなる磁気記録層を耐熱性の非
磁性基板の上に30nm以下の厚さに形成するとともに、
磁気記録層の形成の最中か後に磁気記録層を400℃以
上の温度で加熱し、これにより強磁性材からなる平均粒
径50nm以下の孤立した複数の粒子を形成したので、強
磁性材の粒子が大きくて磁化遷移部分の磁化のバラツキ
が少なくなり、従来装置に比べて、記録再生の際のノイ
ズを小さくでき、しかも、ノイズパワーの記録信号周波
数依存性を低下することができる。
【0037】また、加熱温度を400℃以上、より好ま
しくは400〜550℃に設定することによって磁気記
録層の保磁力を大きくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a) 〜図1(c) は、本発明の第1実施例の
磁気記録媒体の製造工程を示す断面図である。
【図2】図2(a) は、磁気記録層を形成するためのスパ
ッタ装置の概要構成図、図2(b) は、スッパッタリング
に使用するターゲットを示す平面図である。
【図3】図3は、本発明の第1実施例の磁気記録媒体と
従来の磁気記録媒体のそれぞれの記録信号周波数とノイ
ズパワーの関係を示す図である。
【図4】図4は、本発明の第2実施例の磁気記録層を形
成する際の基板温度と保磁力の関係を示す図である。
【図5】図5は、本発明の第2実施例の磁気記録媒体を
示す断面図である。
【図6】図6は、本発明の第3実施例の磁気記録層の膜
厚と保磁力の関係を示す図である。
【図7】図7は、本発明の第4実施例の磁気記録媒体を
示す断面図である。
【図8】従来の磁気記録媒体を示す断面図である。
【図9】磁気記録媒体の一般的な記録密度と実効出力の
関係を示す図である。
【符号の説明】
21 非磁性基板 22 強磁性材 23 非磁性材 25、27 磁気記録層 26 保護膜 30 バリア層

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】強磁性材と非磁性材からなる磁気記録層を
    400℃以上の耐熱性の非磁性基板上に形成する工程
    と、 前記非磁性基板及び前記磁気記録層を400℃以上に加
    熱することにより、前記強磁性材からなる平均粒径50
    nm以下の孤立した複数の粒子を形成する工程とを有する
    ことを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
  2. 【請求項2】前記磁気記録層は30nm以下の膜厚に形成
    されることを特徴とする請求項1記載の磁気記録媒体の
    製造方法。
  3. 【請求項3】前記磁気記録層は、非磁性材の領域と強磁
    性材の領域を有するターゲットを使用するスパッタリン
    グによって形成されることを特徴とする請求項1記載の
    磁気記録媒体の製造方法。
  4. 【請求項4】前記非磁性材は、前記強磁性材中への固溶
    限界が室温で5%以下の性質を有していることを特徴と
    する請求項1記載の磁気記録媒体の製造方法。
  5. 【請求項5】前記磁気記録層は、堆積されている最中に
    400℃以上の温度に加熱されることを特徴とする請求
    項1記載の磁気記録媒体の製造方法。
  6. 【請求項6】前記磁気記録層は、元素熱拡散防止用のバ
    リア層を介して前記非磁性基板の上に形成されることを
    特徴とする請求項1記載の磁気記録媒体の製造方法。
  7. 【請求項7】前記非磁性基板は、シリコン基板又は炭素
    基板であることを特徴とする請求項1記載の磁気記録媒
    体の製造方法。
  8. 【請求項8】強磁性粒子と非磁性材を含む磁気記録層を
    有する磁気記録媒体において、 前記強磁性粒子は、平均粒径が50nm以下であって膜厚
    方向に重ならず且つ面方向に孤立して複数個分布し、 前記磁気記録層の残留磁化と膜厚の積が150Gauss μ
    m以下であることを特徴とする磁気記録媒体。
  9. 【請求項9】前記強磁性粒子の主成分はFe、Co、Cox Cr
    100-x (xは90以上)、Coy Pt100-y (yは70以上
    又は40〜50)、CoA Sm100-A (Aは77.3又は8
    0以上)のいずれかを主成分としていることを特徴とす
    る請求項8記載の磁気記録媒体。
  10. 【請求項10】前記非磁性材料は、Ag、Cuのいずれかを
    主成分としていることを特徴とする請求項8記載の磁気
    記録媒体。
  11. 【請求項11】請求項8、9又は10に記載の磁気記録
    媒体と、 磁気抵抗効果形再生ヘッドとを有することを特徴とする
    磁気記録装置。
JP16043795A 1995-03-17 1995-06-27 磁気記録装置、磁気記録媒体及びその製造方法 Pending JPH0916934A (ja)

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JP16043795A Pending JPH0916934A (ja) 1995-03-17 1995-06-27 磁気記録装置、磁気記録媒体及びその製造方法

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JP (1) JPH0916934A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5843569A (en) * 1996-09-13 1998-12-01 Fujitsu Limited Magnetic recording medium and device
KR100336735B1 (ko) * 1998-07-31 2002-05-13 포만 제프리 엘 나노입자로 이루어진 자기 저장 매체
US6562481B1 (en) 1999-03-23 2003-05-13 Fujitsu Limited Magnetic storage medium

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