JPH09169645A - イブジラスト含有持続性製剤およびその製法 - Google Patents
イブジラスト含有持続性製剤およびその製法Info
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Abstract
が容易な通常の方法によって製造できる、十分な初期効
果と持続効果が安定して得られるように溶解性がバラン
スよく調節された、イブジラスト含有持続性製剤を提供
すること。 【解決手段】 イブジラストを、特定の結合剤と担体微
粉末からなる固溶体マトリックス中に含有する内核粒状
体と、その表面に薬物放出制御物質の被膜層を形成させ
て単一の顆粒製剤とする。
Description
持続性製剤及びその製法に関し、更に詳しくは、特に、
胃液と腸液における溶出、吸収性が適切に調節されてお
り、イブジラストの初期効果と持続効果が常に安定して
円滑に発揮されるようにしたイブジラスト含有持続性製
剤およびその製法に関する。
リル−2−イソプロピルピラゾロ[1,5−a]ピリジ
ン]は、わが国で創製されたピラゾロピリジン系医薬化
合物で、気管支喘息及び脳血管障害に優れた治療効果が
認められている。イブジラストは、ほとんどpHに関係
なく常温で約100p.p.m.程度の溶解度を示すので、服
用後比較的速やかに吸収および薬効の発現が起こる。こ
のため、血中濃度の急激な上昇による、悪心、嘔吐など
の副作用を伴うことがあり、これを軽減し、また、有効
血中濃度を持続させて患者の服用コンプライアンスを向
上させるために、吸収速度を調節して持続性としたイブ
ジラスト製剤が研究、開発されている。
に、アクリル酸エチル−メタアクリル酸メチル−メタア
クリル酸塩化トリエチレンアンモニウムエチルコポリマ
ーのような、pH非依存性の徐放性顆粒と、この顆粒に
更にメタアクリル酸−メタアクリル酸メチルコポリマー
等溶解pHが6以上の腸溶性ポリマーを被覆した腸溶性
徐放顆粒を、適当な比率に混合して複合顆粒とする方法
(特公平6−21066)が提案されている。
複合顆粒は配合成分の均一性に問題があり、持続効果の
適正化などにも、なお満足し得ないものがあった。
を前提とし、胃液と腸液における溶解性が適宜に調節さ
れて、十分な初期効果と持続効果が安定して得られ、し
かも品質が均一で安定したコンパクトで服用し易い単一
製剤(顆粒)として、イブジラスト含有持続性製剤を提
供することにある。また、この目的を達成するため、
(イ)適度の初期効果と適切な持続効果が得られるよ
う、胃液と腸液におけるイブジラストの溶出が自由にコ
ントロールでき、(ロ)溶出速度が経時変化しないよう
に適切な製剤原料を選択し、かつ(ハ)イブジラストを
高単位に含有でき、しかも(ニ)通常汎用されている製
剤機器を使用して製造できるように製剤を構成しなけれ
ばならない。
が常温で約0.1g/1000ml(100p.p.m.)を示
し、生理的には充分過ぎるほどの水溶性であること、し
かも水溶解度がpHにほとんど影響されないため、その
持続性放出を達成するには、胃液における溶解速度は抑
制し、腸液における溶解速度は高め、それらをバランス
よくコントロールする工夫が重要となる。さらに、この
二つの機能を単一製剤に具備させるよう製剤設計が図ら
れなければならないが、従来のワックスマトリックス法
の応用では解決困難と考えられていた。
を特定の結合剤と担体微粉末からなる固溶体マトリック
ス中に含有する内核粒状体とし、この表面に薬物放出制
御物質の被覆層を形成させてなる持続性製剤、ならびに
その製法であり、前記課題を解決したものである。即
ち、本発明のイブジラストを含有する持続性単一製剤
は、(a)イブジラストを、エチルセルロース、カルボキ
シメチルエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロ
ース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレー
ト、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサ
クシネート及びメタアクリル酸−メタアクリル酸メチル
コポリマーから選ばれる1種もしくは2種以上の結合
剤、および二酸化ケイ素、メタケイ酸アルミン酸マグネ
シウム及び結晶セルロースから選ばれる1種もしくは2
種以上の担体微粉末と、常法により、混合、練合、調粒
して、固溶体マトリックス中にイブジラストを含有する
内核粒状体を得、(b)この内核粒状体の表面に、薬物放
出制御物質として、カルボキシメチルエチルセルロー
ス、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセル
ロースフタレート、ヒドロキシプロピルメチルセルロー
スアセテートサクシネート、及びメタアクリル酸−メタ
アクリル酸メチルコポリマーから選ばれる1種もしくは
2種以上よりなる被覆層を常法により形成させて被覆粒
状体を得ることにより、調製できるものである。
備を使用することなく実施でき、常に安定した品質のイ
ブジラスト持続性製剤が単一顆粒として得られる。ま
ず、工程(a)では、例えば、有効成分イブジラストと前
記結合剤1種もしくは2種以上とを親水性溶媒に溶かし
て粘稠な糊液として、これに前記担体微粉末1種もしく
は2種以上を混合し、練合、調粒して内核粒状体を得
る。この場合、親水性溶媒は適宜選択使用できるが、結
合剤の溶解能力、顆粒硬度、安全性、乾燥効率などを勘
案すると、特に水約20%(v/v)を含むエタノールの
使用が適している。
ルセルロースと、溶解pHが6以上である腸溶性ポリマ
ーであるカルボキシメチルエチルセルロース、ヒドロキ
シプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセル
ロースフタレート、ヒドロキシプロピルメチルセルロー
スアセテートサクシネート及びメタアクリル酸−メタア
クリル酸メチルコポリマーから選ばれる1種もしくは2
種以上とを組み合わせて使用するのが好ましく、この場
合、内核粒状体からのイブジラストの低pH領域(pH
1.2〜1.5)と高pH領域(pH6〜7)における溶出
速度バランスのコントロールが特に容易となる。即ち、
低pH領域と高pH領域における溶出速度の比を大きく
するためには、エチルセルロースに対して腸溶性ポリマ
ーの配合比を増加させ、また反対に溶出速度比を小さく
するためには、エチルセルロースの配合比を高めればよ
い。本発明の持続性製剤の場合、実用上、低pH領域と
高pH領域における溶出速度の比は1:2〜4とするの
が適している。イブジラストと結合剤との配合比(重
量)は通常1:約0.5〜5の範囲が好適に実施できる
が、顆粒硬度、薬物放出制御能力の観点から1:2〜5
の範囲とするのが特に好ましい。
びメタケイ酸アルミン酸マグネシウムの微粉末が好まし
く、それらは、極めて比表面積が大きく吸油能が高いの
で、使用量が比較的少なくても持続性製剤化の目的を達
することができ、従って、高含量のイブジラスト製剤の
調製を可能にする。イブジラストと担体との配合比(重
量)は通常1:約0.5〜5の範囲が適当ではあるが、
薬剤含量の高単位化、結合剤配合量及び薬剤溶出性の観
点からは、約1:2〜5の範囲とするのが好ましい。
は、高pH領域における溶出性はほぼ満足できるもので
はあるが、低pH領域における溶出制御が不充分なの
で、工程(b)において、上記内核粒状体の表面を酸で不
溶[高pH領域では可溶]の薬物放出制御物質で被覆し
て、低pH領域における溶出をバランスよく抑制する。
このような薬物放出制御物質としては、カルボキシメチ
ルエチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシプ
ロピルメチルセルロースフタレート、ヒドロキシプロピ
ルメチルセルロースアセテートサクシネート、及びメタ
アクリル酸−メタアクリル酸メチルコポリマーから選ば
れる1種もしくは2種以上が適当であり、これらを、常
法により被覆して被覆粒状体を調製する。被覆量は、内
核粒状体に対して約1〜10%、実用的には約2〜5%
(重量)が、本発明の持続性製剤では、適当である。
再現性の点で溶出速度の変動を伴う傾向が大きいといわ
れているが、本発明の持続性製剤では、上記(b)の放出
制御物質による表面被覆を併用したことにより、溶出速
度の微調整が容易となり、再現性の問題も改善されてい
る。
(本発明の工程(a)による内核粒状体の製造例)、及び
試験例を示し、本発明を更に詳しく説明するが、これら
は本発明を何ら限定するものではない。なお、特記しな
い限り、%は重量%である。
同)120gとヒドロキシプロピルメチルセルロースフ
タレート(信越化学:HPMCP HP-55S、以下同)150gを
混合し、含水エタノール(水20%)700mlに溶解し
て粘稠な糊液を得る。この糊液にイブジラスト100g
と二酸化ケイ素微粉末(フロイント産業:軽質無水ケイ
酸アドソリダー101、以下同)250gを加え、万能混合
撹拌機(ダルトン:3XDMV-01-Qr、以下同)で練合す
る。混和スラリーを55℃で乾燥後、調粒して粒径0.
5〜1.0mmの内核粒状体を得る。 (2)上記(1)の調粒工程で得られる内核粒状体50
0gをフローコーターFLO−1型(フロイント産業、以下
同)に入れ、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタ
レート4.5%を含む含水エタノール(水20%)溶液
をスプレーし、粒状体表面に薬物放出制御被膜を、粒状
体重量に対して5%形成させ、40℃で送風乾燥して、
イブジラスト持続性顆粒製剤を得る。本品を常法により
4号カプセルに分割充填し、イブジラスト各10mgを含
むカプセル剤を得る。
メチルセルロースアセテートサクシネート(信越化学:
AQOAT AS-MF)150gを混合し、含水エタノール(水2
0%)700mlに溶解して、粘稠な糊液を得る。この糊
液にイブジラスト100gとメタケイ酸アルミン酸マグ
ネシウム(富士化学工業:ノイシリンUS2)280gを加
え、万能混合撹拌機で練合する。混和スラリーを50℃
で乾燥後、調粒して粒径0.5〜1.0mmの内核粒状体を
得る。 (2)上記(1)の調粒工程で得られる内核粒状体50
0gを、フローコーターに入れ、ヒドロキシプロピルメ
チルセルロースアセテートサクシネート(信越化学:AQ
OAT AS-MF)4.5%を含む含水エタノール(水10%)
溶液をスプレーし、粒状体表面に薬物放出制御被膜を、
粒状体重量に対して6%形成させ、40℃で送風乾燥し
て、イブジラスト持続性顆粒製剤を得る。本品を常法に
より、4号カプセルに分割充填し、イブジラスト各10
mgを含むカプセル剤を得る。
チルセルロースフタレート190g及びメタアクリル酸
−メタアクリル酸メチルコポリマー(樋口商会:オイド
ラギットL100、以下同)25gを混合し、含水エタノー
ル(水20%)700mlに溶解して粘稠な糊液を得る。
この糊液にイブジラスト100gと二酸化ケイ素微粉末
280gを加え、万能混合撹拌機で練合する。混和スラ
リーを50℃で乾燥後、調粒して粒径0.5〜1.0mmの
内核粒状体を得る。 (2)上記(1)の調粒工程で得られる内核粒状体50
0gをフローコーターに入れ、メタアクリル酸−メタア
クリル酸メチルコポリマー(樋口商会:オイドラギット
L 100)3%を含むエタノール・塩化メチレン溶液(塩
化メチレン20v/v%)をスプレーし、粒状体表面に薬
物放出制御被膜を、粒状体重量に対し4%形成させ、4
0℃で送風乾燥して、イブジラスト持続性顆粒製剤を得
る。本品を常法により4号カプセルに分割充填し、イブ
ジラスト各10mgを含むカプセル剤を得る。
チルセルロース(フロイント産業:CMEC OS)170gを
混合し、含水エタノール(水20%)700mlに溶解し
て粘稠な糊液を得る。この糊液にイブジラスト100g
と二酸化ケイ素微粉末280gを加え、万能混合撹拌機
で練合する。混和スラリーを50℃で乾燥後、調粒して
粒径0.5〜1.0mmの内核粒状体を得る。 (2)上記(1)の調粒工程で得られる内核粒状体50
0gを、フローコーターに入れ、カルボキシメチルエチ
ルセルロース(フロイント産業:CMEC OS)4%を含む
含水エタノール(水20%)溶液をスプレーし、粒状体
表面に薬物放出制御被膜を、粒状体重量に対して8%形
成させ、40℃で送風乾燥して、イブジラスト持続性顆
粒製剤を得る。本品を常法により4号カプセルに分割充
填し、イブジラスト各10mgを含むカプセル剤を得る。
メチルセルロースフタレート150g及びヒドロキシプ
ロピルセルロース(信越化学:信越HPC EFG)80gを混
合し、含水エタノール(水20%)700mlに溶解して
粘稠な糊液を得る。この糊液にイブジラスト100gと
結晶セルロース(旭化成:アビセル PH-101)750gを
加え、万能混合撹拌機で練合する。混和スラリーを50
℃で乾燥後、調粒して粒径0.5〜1.0mmの内核粒状体
を得る。 (2)上記(1)の調粒工程で得られる内核粒状体50
0gをフローコーターに入れ、ヒドロキシプロピルメチ
ルセルロースフタレート4.5%を含む含水エタノール
(水20%)溶液をスプレーし、粒状体表面に薬物放出
制御被膜を、粒状体重量に対して8%形成させ、40℃
で送風乾燥してイブジラスト持続性顆粒製剤を得る。本
品を常法により4号カプセルに分割充填し、イブジラス
ト10mgを含むカプセル剤を得る。
ピルセルロース180gを、含水エタノール(水20
%)500mlに溶解して粘稠な糊液を得る。この糊液に
イブジラスト50gと二酸化ケイ素微粉末170gを加
え、万能混合撹拌機で練合し、得られた混和スラリーを
50℃で乾燥後、調粒して粒径0.5〜1.0mmの内核粒
状体を得る。
ピルセルロースの代わりに、エチルセルロースを使用
し、他は前例と同じ処方、同じ操作で粒径0.5〜1.0
mmの内核粒状体を得る。
ピルセルロースの代わりに、ヒドロキシプロピルメチル
セルロースフタレートを使用し、他は前例と同じ処方、
同じ操作で粒径0.5〜1.0mmの内核粒状体を得る。
ピルセルロースの代わりに、メタアクリル酸−メタアク
リル酸メチルコポリマーを使用し、他は前例と同じ処
方、同じ操作で粒径0.5〜1.0mmの内核粒状体を得
る。
ピルセルロースの代わりに、エチルセルロース80gと
ヒドロキシプロピルセルロースフタレート100gの混
合物を使用し、他は前例と同じ処方、同じ操作で粒径
0.5〜1.0mmの内核粒状体を得る。
スト持続性製剤(カプセル)、参考例で得られた対照製
剤(内核粒状体)及び市販のイブジラスト持続性製剤
(カプセル)について、イブジラストの溶出性ならびに
ヒトに投与した場合の血中濃度を比較した結果を以下に
説明する。
法 ヒトが製剤を服用した場合の消化器内における溶出を想
定し、試験液を連続的に交換(pH1.2,2時間後→
pH6.8)させた場合の、各時点での溶出率を測定し
た。試験液は局方第1液(pH1.2)及び局方第2液
(pH6.8)を用い、液量はイブジラスト10mg相当
量の試料について900mlを使用。設定温度は37℃、
パドル法(シンカー使用)の回転数は100rpmとし、
試験液に溶出したイブジラストの定量は吸光度法(測定
波長319nm)により、各時刻に採取した試料溶液をミ
リポアフィルター(0.45μ)にて濾過した後、測定
した。試験結果は第1表に示すとおりで、数値は6回測
定値の平均である。
法 日本薬局方溶出試験器を用い、バスケット法でイブジラ
ストの溶出速度を比較した。なお、試験条件は試験例1
と同様である。試験結果は第2表に示すとおりで、数値
は6回測定値の平均である。
相当量(実施例1のカプセル剤)を食後に投与し、投与
後経時的に採血して血中イブジラスト濃度を高速液体ク
ロマトグラフィーにより求めた。試験結果は、第1図に
示すとおりであり、数値は被験者14名の平均値を示
す。
ブジラスト10mg含有カプセル剤)について、イブジラ
スト溶出制御の効果を測定した結果は、第1表に示すと
おりで、本発明製剤の溶出速度は、市販の徐放性イブジ
ラスト製剤と同等であり、優れた持続効果が示されてい
る。また、本発明によるイブジラスト持続性製剤(実施
例1のカプセル剤)をヒトに投与した場合の血中濃度を
測定した結果は第1図に示すとおりで、血中濃度は急激
な上昇をみることなく徐々に高まって、4〜5時間でピ
ークに達し、最高血中濃度は26ng/ml(14例平均)
であった。投与後30時間迄の血中の平均滞留時間は1
0時間で、市販製剤と同等の評価が得られている。した
がって、過度吸収に伴う副作用発現の頻度も少なく、ま
た急速な排出により有効時間の短命さも改善されている
ことから、本発明の製剤は服用コンプライアンスの向上
が図られるとともに、安全性の高いイブジラスト持続性
固形製剤ということができる。
本発明の製造工程(a)により固溶体マトリックス内へイ
ブジラストを含有させることと、得られた内核粒状体の
表面に本発明の製造工程(b)により放出制御被膜を施す
こととの組み合わせにより、はじめて達成されたもので
ある。このことは、例えば、同工程(a)で得られた内核
粒状体について、イブジラストの溶出試験を行ったとこ
ろ、ある程度の溶出遅延効果は得られるものの、その効
果は微妙なコントロールを必要とし、常に安定した溶出
制御効果を得るには不十分であることが示されている。
即ち、第2表に示すように、pH1.2液で試験した場
合、結合剤として水可溶性のヒドロキシプロピルセルロ
ースを用いた参考例1の溶出速度に比して、pH非依存
性の被膜剤であるエチルセルロース(参考例2)や、溶
解pHが6以上の腸溶性被膜剤であるヒドロキシプロピ
ルメチルセルロースフタレート(参考例3)又はメタア
クリル酸−メタアクリル酸メチルコポリマー(参考例
4)を結合剤として用いた場合、明らかに溶出遅延効果
が現れている。
性被膜剤を結合剤として用いた参考例3及び参考例4で
は、イブジラストの溶出制御の効果はほとんど認められ
ないし、またpH非依存性被膜剤使用の参考例2ではp
H1.2液と同程度の制御効果が認められ、高pH領域
においては溶出制御能力過度といえる。従って、本工程
(a)により固溶体マトリックス中にイブジラストを含有
させるだけでは、pH1.2液とpH6.8液における溶
出速度を、バランスよく制御し、要求される溶出パター
ンを得るためには、pH非依存性と腸溶性の被膜剤をブ
レンドして結合剤として用い(参考例5)、放出制御機
能を微妙にコントロールする必要がある。これらに対し
て工程(a)で得た内核粒状体の表面に、低pH領域にお
けるイブジラストの溶出をさらに制御するために、工程
(b)で腸溶性の被膜を形成させてpH1.2液とpH6.
8液における溶出速度のバランスを微調整したものは、
前記第1表に示すように、最終的な溶出性の適正化が図
られている。
タスカプセル10mg)または本発明の持続性製剤(実施
例1)を投与した時のイブジラスト血中濃度の経時変化
を示すグラフ。
Claims (10)
- 【請求項1】 (a)エチルセルロース、カルボキシメチ
ルエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、
ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート、ヒド
ロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネー
ト及びメタアクリル酸−メタアクリル酸メチルコポリマ
ーから選ばれる1種もしくは2種以上の結合剤、および
二酸化ケイ素、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム及び
結晶セルロースから選ばれる1種もしくは2種以上の担
体微粉末からなる、固溶体マトリックス中にイブジラス
トを含有する内核粒状体、および、 (b)この内核粒状体の表面に、薬物放出制御物質とし
て、カルボキシメチルエチルセルロース、エチルセルロ
ース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレー
ト、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサ
クシネート、及びメタアクリル酸−メタアクリル酸メチ
ルコポリマーから選ばれる1種もしくは2種以上よりな
る被覆層を有することを特徴とする、イブジラスト含有
持続性製剤。 - 【請求項2】 イブジラストと結合剤との重量比が1対
約0.5〜5である、請求項1記載の持続性製剤。 - 【請求項3】 イブジラストと担体微粉末との重量比が
1対約0.5〜5である、請求項1記載の持続性製剤。 - 【請求項4】 (b)の被覆層の重量が(a)の内核粒状体
の重量の約1〜10%である、請求項1記載の持続性製
剤。 - 【請求項5】 (a)の内核粒状体を構成する結合剤が、
カルボキシメチルエチルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフ
タレート、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテ
ートサクシネート及びメタアクリル酸−メタアクリル酸
メチルコポリマーから選ばれる1種もしくは2種とエチ
ルセルロースとの組み合わせより成る結合剤である、請
求項1記載の持続性製剤。 - 【請求項6】 (a)イブジラストを、 エチルセルロース、カルボキシメチルエチルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルメチルセルロースフタレート、ヒドロキシプロピルメ
チルセルロースアセテートサクシネート及びメタアクリ
ル酸−メタアクリル酸メチルコポリマーから選ばれる1
種もしくは2種以上の結合剤、および二酸化ケイ素、メ
タケイ酸アルミン酸マグネシウム及び結晶セルロースか
ら選ばれる1種もしくは2種以上の担体微粉末と、常法
により、混合、練合、調粒して、固溶体マトリックス中
にイブジラストを含有する内核粒状体を得、 (b)この内核粒状体の表面に、薬物放出制御物質とし
て、カルボキシメチルエチルセルロース、エチルセルロ
ース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレー
ト、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサ
クシネート、及びメタアクリル酸−メタアクリル酸メチ
ルコポリマーから選ばれる1種もしくは2種以上よりな
る被覆層を常法により形成させて被覆粒状体を得ること
を特徴とする、イブジラスト含有持続性製剤の製法。 - 【請求項7】 イブジラストと結合剤との重量比が1対
約0.5〜5である、請求項6記載の持続性製剤の製
法。 - 【請求項8】 イブジラストと担体微粉末との重量比が
1対約0.5〜5である、請求項6記載の持続性製剤の
製法。 - 【請求項9】 (b)の被覆層の重量が(a)の内核粒状体
の重量の約1〜10%である、請求項6記載の持続性製
剤の製法。 - 【請求項10】 (a)の内核粒状体を構成する結合剤
が、カルボキシメチルエチルセルロース、ヒドロキシプ
ロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロー
スフタレート、ヒドロキシプロピルメチルセルロースア
セテートサクシネート及びメタアクリル酸−メタアクリ
ル酸メチルコポリマーから選ばれる1種もしくは2種と
エチルセルロースとの組み合わせより成る、請求項6記
載の持続性製剤の製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33164495A JP3992764B2 (ja) | 1995-12-20 | 1995-12-20 | イブジラスト含有持続性製剤およびその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
| JP33164495A JP3992764B2 (ja) | 1995-12-20 | 1995-12-20 | イブジラスト含有持続性製剤およびその製法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09169645A true JPH09169645A (ja) | 1997-06-30 |
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| JP33164495A Expired - Fee Related JP3992764B2 (ja) | 1995-12-20 | 1995-12-20 | イブジラスト含有持続性製剤およびその製法 |
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|---|---|
| JP (1) | JP3992764B2 (ja) |
Cited By (5)
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