JPH09169690A - アシル化合物類の製造方法 - Google Patents

アシル化合物類の製造方法

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JPH09169690A
JPH09169690A JP33373895A JP33373895A JPH09169690A JP H09169690 A JPH09169690 A JP H09169690A JP 33373895 A JP33373895 A JP 33373895A JP 33373895 A JP33373895 A JP 33373895A JP H09169690 A JPH09169690 A JP H09169690A
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JP
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substituted
lower alkyl
alkyl group
phenyl group
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JP33373895A
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English (en)
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Koichi Mikami
幸一 三上
Osamu Kodera
治 小寺
Yukihiro Motoyama
幸弘 本山
Toshimichi Maruta
順道 丸田
Hiroaki Sakaguchi
博昭 阪口
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Central Glass Co Ltd
Original Assignee
Central Glass Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C45/00Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds
    • C07C45/45Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by condensation
    • C07C45/46Friedel-Crafts reactions

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【解決手段】 一般式[I]具体的には、例えば、一般
式[VIII] で示される化合物の存在下、一般式[II]で示される
化合物と一般式[III]で示される酸無水物類とを反
応させることによる H−R [II] (RCO)
[III] 一般式[IV]で示されるアシル化合物類の製造方法。 RCOR [IV] [式中、Rは低級アルキル基または置換もしくは非置
換のフェニル基を表す。Rは−p−C−OR
〔Rは低級アルキル基または置換もしくは非置換のフ
ェニル基を表す。〕、−O−R10〔R10は低級アル
キル基、フェニル基で置換された低級アルキル基または
置換もしくは非置換のフェニル基を表す。] 【効果】 医薬品、農薬あるいは各種機能材料などの製
造中間体として有用な化合物であるアシル化合物類を非
常に効率よく、かつ、高い選択率および収率で製造する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般式[IV]
【0002】
【化10】
【0003】[式中、R3は−p−C46−OR9〔R9
は低級アルキル基または置換もしくは非置換のフェニル
基を表す。〕、−O−R10〔R10は低級アルキル基、フ
ェニル基で置換された低級アルキル基または置換もしく
は非置換のフェニル基を表す。〕または−N(R11)R
12〔R11およびR12はそれぞれ独立に水素原子、低級ア
ルキル基、フェニル基で置換された低級アルキル基また
は置換もしくは非置換のフェニル基を表す。〕を表し、
4は低級アルキル基または置換もしくは非置換のフェ
ニル基を表す。]で示されるアシル化合物類の製造方法
に関するものである。上式[IV]で示されるアシル化
合物類は、医薬品、農薬あるいは各種機能材料などの製
造中間体として有用な化合物である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、アシル化合物類
を製造する方法としては、アルコール類あるいはアミン
類を酸無水物によりアシル化することによる製造方法や
芳香族化合物類をアシル化する反応であるフリーデル−
クラフト−アシル化反応により製造する方法などが知ら
れている。
【0005】これらの従来のアシル化合物類の製造方法
においては、通常、酸や塩基などの触媒が使用される
が、従来の触媒を使用した場合には充分な反応速度を得
ることができず、反応終了までに長時間を要し、アシル
化合物類を効率よく製造することができない、あるい
は、反応速度を加速するために加熱する必要があるなど
の問題があり、工業的にアシル化合物類を製造するには
適さない方法である。また、フリーデル−クラフト−ア
シル化反応による製造方法においては、通常、塩化アル
ミニウムなどのルイス酸触媒が使用されるが、この場
合、ルイス酸触媒を多量に使用する必要があり、経済的
な問題や多量に生じる廃棄物の処理の問題などが生じる
ため、好ましくない。
【0006】以上のような問題を解決するため、触媒と
してトリフラート類を使用する方法など種々の方法が提
案されている[(a)T.Mukaiyama,T.O
hno,T.Nishimura,S.Suda,S.
Kobayashi,Chem.Lett.,199
1,1059,(b)I.Hachiya,M.Mor
iwaki,S.Kobayashi,Tetrahe
dron Lett.,1995,36,408,
(c)A.Kawada,S.Mitamura,S.
Kobayashi,J.Chem.Soc.,Che
m.Commun.,1993,1157,(d)A.
Kawada,S.Mitamura,S.Kobay
ashi,Synlett,1994,545,(e)
J.Inanaga,Y.Sugimoto,T.Ha
namoto,New J.Chem.in pres
s,(f)K.Ishihara,M.Kubota,
H.Kurihara,H.Yamamoto,J.A
m.Chem.Soc.,1995,117,441
3]が、触媒活性は充分とは言えず、より高活性な触媒
の開発が望まれている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる問
題点に鑑み、鋭意、検討を行なった結果、アルコール類
あるいはアミン類のアシル化反応やフリーデル−クラフ
ト−アシル化反応において、種々のパーフルオロアルカ
ンスルホニルイミド基を有する化合物を触媒として使用
することにより、反応速度が飛躍的に加速され、さらに
は非常に高い選択率および収率でアシル化合物類を製造
することができることを見出し、本発明に到達した。
【0008】すなわち、本発明の第一は、一般式[I]
【0009】
【化11】
【0010】[式中、Xは−N(Tf 1)Tf 2〔Tf 1は−
SO2f 1を表し、Tf 2は−SO2f 2(Rf 1およびRf 2
はそれぞれ独立にフッ素原子または低級パーフルオロア
ルキル基を表す。)を表す。〕を表し、R1は置換もし
くは非置換のシクロペンタジエニル基、−OR5、−N
(Tf 3)R6または−N(Tf 4)Tf 5を表し、R2は置換
もしくは非置換のシクロペンタジエニル基、−OR7
−N(Tf 6)R8または−N(Tf 7)Tf 8〔Tf 3は−S
2f 3を表し、Tf 4は−SO2f 4を表し、Tf 5は−S
2f 5を表し、Tf 6は−SO2f 6を表し、Tf 7は−S
2f 7を表し、Tf 8は−SO2f 8(Rf 3、Rf 4
f 5、Rf 6、Rf 7およびRf 8はそれぞれ独立にフッ素原
子または低級パーフルオロアルキル基を表す。)を表
し、R5、R6、R7およびR8はそれぞれ独立に低級アル
キル基を表すか、または、R5およびR7、R5および
8、R6およびR7、あるいは、R6およびR8がいっし
ょになって2価の基を形成する。〕を表し、Mはアルカ
リ金属、アルカリ土類金属、希土類元素、遷移金属、ホ
ウ素、アルミニウム、ガリウム、インジウム、タリウ
ム、ケイ素、ゲルマニウム、スズ、鉛、ヒ素、アンチモ
ン、ビスマス、セレンまたはテルルから選ばれる元素を
表し、mは0または1であり、pは0または1であり、
m=1かつp=1の場合には、nは該当するMの原子価
−2の整数を表し、m=1かつp=0の場合およびm=
0かつp=1の場合には、nは該当するMの原子価−1
の整数を表し、m=0かつp=0の場合には、nは該当
するMの原子価の整数を表し、−N(Tf 1)Tf 2、−N
(Tf 3)R6、−N(Tf 4)Tf 5、−N(Tf 6)R8また
は−N(Tf 7)Tf 8のうちの少なくとも1つを有す
る。]で示される化合物の存在下、一般式[II]
【0011】
【化12】
【0012】[式中、R3は−p−C46−OR9〔R9
は低級アルキル基または置換もしくは非置換のフェニル
基を表す。〕、−O−R10〔R10は低級アルキル基、フ
ェニル基で置換された低級アルキル基または置換もしく
は非置換のフェニル基を表す。〕または−N(R11)R
12〔R11およびR12はそれぞれ独立に水素原子、低級ア
ルキル基、フェニル基で置換された低級アルキル基また
は置換もしくは非置換のフェニル基を表す。〕を表
す。]で示される化合物と一般式[III]
【0013】
【化13】
【0014】[式中、R4は低級アルキル基または置換
もしくは非置換のフェニル基を表す。]で示される酸無
水物類とを反応させることを特徴とする一般式[IV]
【0015】
【化14】
【0016】[式中、R3は−p−C46−OR9〔R9
は低級アルキル基または置換もしくは非置換のフェニル
基を表す。〕、−O−R10〔R10は低級アルキル基、フ
ェニル基で置換された低級アルキル基または置換もしく
は非置換のフェニル基を表す。〕または−N(R11)R
12〔R11およびR12はそれぞれ独立に水素原子、低級ア
ルキル基、フェニル基で置換された低級アルキル基また
は置換もしくは非置換のフェニル基を表す。〕を表し、
4は低級アルキル基または置換もしくは非置換のフェ
ニル基を表す。]で示されるアシル化合物類の製造方法
である。
【0017】また、本発明の第二は、一般式[V]
【0018】
【化15】
【0019】[式中、X’はハロゲン原子、−OR
13〔R13は水素原子または低級アルキル基を表す。〕、
−OOCR14〔R14は低級アルキル基を表す。〕または
−O3SR1 5〔R15は低級アルキル基または置換もしく
は非置換のアリール基を表す。〕を表し、R1は置換も
しくは非置換のシクロペンタジエニル基、−OR5、−
N(T f 3)R6または−N(Tf 4)Tf 5を表し、R2は置
換もしくは非置換のシクロペンタジエニル基、−O
7、−N(Tf 6)R8または−N(Tf 7)Tf 8〔Tf 3
−SO2f 3を表し、Tf 4は−SO2f 4を表し、Tf 5
−SO2f 5を表し、Tf 6は−SO2f 6を表し、Tf 7
−SO2f 7を表し、Tf 8は−SO2f 8(Rf 3、Rf 4
f 5、Rf 6、Rf 7およびRf 8はそれぞれ独立にフッ素原
子または低級パーフルオロアルキル基を表す。)を表
し、R5、R6、R7およびR8はそれぞれ独立に低級アル
キル基を表すか、または、R5およびR7、R5および
8、R6およびR7、あるいは、R6およびR8がいっし
ょになって2価の基を形成する。〕を表し、Mはアルカ
リ金属、アルカリ土類金属、希土類元素、遷移金属、ホ
ウ素、アルミニウム、ガリウム、インジウム、タリウ
ム、ケイ素、ゲルマニウム、スズ、鉛、ヒ素、アンチモ
ン、ビスマス、セレンまたはテルルから選ばれる元素を
表し、mは0または1であり、pは0または1であり、
m=1かつp=1の場合には、nは該当するMの原子価
−2の整数を表し、m=1かつp=0の場合およびm=
0かつp=1の場合には、nは該当するMの原子価−1
の整数を表し、m=0かつp=0の場合には、nは該当
するMの原子価の整数を表す。]で示される化合物と一
般式[VI]
【0020】
【化16】
【0021】[式中、Xは−N(Tf 1)Tf 2〔Tf 1は−
SO2f 1を表し、Tf 2は−SO2f 2(Rf 1およびRf 2
はそれぞれ独立にフッ素原子または低級パーフルオロア
ルキル基を表す。)を表す。〕を表し、M’は−H、−
Ag、アルカリ金属またはアルカリ土類金属を表し、y
はM’が−H、−Agまたはアルカリ金属の場合には1
であり、M’がアルカリ土類金属の場合には2であ
る。]で示される化合物とを反応させることにより得ら
れる化合物の存在下、一般式[II]
【0022】
【化17】
【0023】[式中、R3は−p−C46−OR9〔R9
は低級アルキル基または置換もしくは非置換のフェニル
基を表す。〕、−O−R10〔R10は低級アルキル基、フ
ェニル基で置換された低級アルキル基または置換もしく
は非置換のフェニル基を表す。〕または−N(R11)R
12〔R11およびR12はそれぞれ独立に水素原子、低級ア
ルキル基、フェニル基で置換された低級アルキル基また
は置換もしくは非置換のフェニル基を表す。〕を表
す。]で示される化合物と一般式[III]
【0024】
【化18】
【0025】[式中、R4は低級アルキル基または置換
もしくは非置換のフェニル基を表す。]で示される酸無
水物類とを反応させることを特徴とする一般式[IV]
【0026】
【化19】
【0027】[式中、R3は−p−C46−OR9〔R9
は低級アルキル基または置換もしくは非置換のフェニル
基を表す。〕、−O−R10〔R10は低級アルキル基、フ
ェニル基で置換された低級アルキル基または置換もしく
は非置換のフェニル基を表す。〕または−N(R11)R
12〔R11およびR12はそれぞれ独立に水素原子、低級ア
ルキル基、フェニル基で置換された低級アルキル基また
は置換もしくは非置換のフェニル基を表す。〕を表し、
4は低級アルキル基または置換もしくは非置換のフェ
ニル基を表す。]で示されるアシル化合物類の製造方法
である。
【0028】以下、本発明のアシル化合物類の製造方法
について詳細に説明する。本発明のアシル化合物類の製
造方法においては、一般式[I]
【0029】
【化20】
【0030】[式中、Xは−N(Tf 1)Tf 2〔Tf 1は−
SO2f 1を表し、Tf 2は−SO2f 2(Rf 1およびRf 2
はそれぞれ独立にフッ素原子または低級パーフルオロア
ルキル基を表す。)を表す。〕を表し、R1は置換もし
くは非置換のシクロペンタジエニル基、−OR5、−N
(Tf 3)R6または−N(Tf 4)Tf 5を表し、R2は置換
もしくは非置換のシクロペンタジエニル基、−OR7
−N(Tf 6)R8または−N(Tf 7)Tf 8〔Tf 3は−S
2f 3を表し、Tf 4は−SO2f 4を表し、Tf 5は−S
2f 5を表し、Tf 6は−SO2f 6を表し、Tf 7は−S
2f 7を表し、Tf 8は−SO2f 8(Rf 3、Rf 4
f 5、Rf 6、Rf 7およびRf 8はそれぞれ独立にフッ素原
子または低級パーフルオロアルキル基を表す。)を表
し、R5、R6、R7およびR8はそれぞれ独立に低級アル
キル基を表すか、または、R5およびR7、R5および
8、R6およびR7、あるいは、R6およびR8がいっし
ょになって2価の基を形成する。〕を表し、Mはアルカ
リ金属、アルカリ土類金属、希土類元素、遷移金属、ホ
ウ素、アルミニウム、ガリウム、インジウム、タリウ
ム、ケイ素、ゲルマニウム、スズ、鉛、ヒ素、アンチモ
ン、ビスマス、セレンまたはテルルから選ばれる元素を
表し、mは0または1であり、pは0または1であり、
m=1かつp=1の場合には、nは該当するMの原子価
−2の整数を表し、m=1かつp=0の場合およびm=
0かつp=1の場合には、nは該当するMの原子価−1
の整数を表し、m=0かつp=0の場合には、nは該当
するMの原子価の整数を表し、−N(Tf 1)Tf 2、−N
(Tf 3)R6、−N(Tf 4)Tf 5、−N(Tf 6)R8また
は−N(Tf 7)Tf 8のうちの少なくとも1つを有す
る。]で示される化合物が触媒として使用される。
【0031】一般式[I]で示される化合物の中心元素
であるMとしては、多くの元素を使用することができ、
具体的には、アルカリ金属、アルカリ土類金属、希土類
元素、遷移金属、ホウ素、アルミニウム、ガリウム、イ
ンジウム、タリウム、ケイ素、ゲルマニウム、スズ、
鉛、ヒ素、アンチモン、ビスマス、セレンまたはテルル
から選ばれる元素を使用することができる。
【0032】なお、本発明におけるアルカリ金属とは、
リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウ
ムまたはフランシウムを示す。また、本発明におけるア
ルカリ土類金属とは、ベリリウム、マグネシウム、カル
シウム、ストロンチウム、バリウムまたはラジウムを示
す。また、本発明における希土類元素とは、スカンジウ
ム、イットリウム、ランタン、セリウム、プラセオジ
ム、ネオジム、プロメチウム、サマリウム、ユーロピウ
ム、ガドリニウム、テルビウム、ジスプロシウム、ホル
ミウム、エルビウム、ツリウム、イッテルビウムまたは
ルテチウムを示す。また、本発明における遷移金属と
は、チタン、ジルコニウム、ハフニウム、バナジウム、
ニオブ、タンタル、クロム、モリブデン、タングステ
ン、マンガン、テクネチウム、レニウム、鉄、ルテニウ
ム、オスミウム、コバルト、ロジウム、イリジウム、ニ
ッケル、パラジウム、白金、銅、銀、金、亜鉛、カドミ
ウムまたは水銀を示す。
【0033】また、本発明のアシル化合物類の製造方法
において使用される一般式[I]で示される化合物の中
心元素であるMの配位子としては、Xとしては−N(T
f 1)Tf 2〔Tf 1は−SO2f 1を表し、Tf 2は−SO2
f 2(Rf 1およびRf 2はそれぞれ独立にフッ素原子または
低級パーフルオロアルキル基を表す。)を表す。〕が使
用され、R1としては置換もしくは非置換のシクロペン
タジエニル基、−OR5、−N(Tf 3)R6または−N
(Tf 4)Tf 5が使用され、R2としては置換もしくは非
置換のシクロペンタジエニル基、−OR7、−N
(Tf 6)R8または−N(T f 7)Tf 8〔Tf 3は−SO2
f 3を表し、Tf 4は−SO2f 4を表し、Tf 5は−SO 2
f 5を表し、Tf 6は−SO2f 6を表し、Tf 7は−SO2
f 7を表し、Tf 8は−SO2f 8(Rf 3、Rf 4、Rf 5、Rf
6、Rf 7およびRf 8はそれぞれ独立にフッ素原子または
低級パーフルオロアルキル基を表す。)を表し、R5
6、R7およびR8はそれぞれ独立に低級アルキル基を
表すか、または、R5およびR7、R5およびR8、R6
よびR7、あるいは、R6およびR8がいっしょになって
2価の基を形成する。〕が使用される。
【0034】また、mは0または1であり、pは0また
は1であり、m=1かつp=1の場合、すなわち、一般
式[I]で示される化合物がR1およびR2の双方を有す
る場合には、nは該当するMの原子価−2の整数を表
し、m=1かつp=0の場合およびm=0かつp=1の
場合、すなわち、一般式[I]で示される化合物がR1
またはR2の一方のみを有する場合には、nは該当する
Mの原子価−1の整数を表し、m=0かつp=0の場
合、すなわち、一般式[I]で示される化合物がR 1
よびR2のいずれも有しない場合には、nは該当するM
の原子価の整数を表す。
【0035】上記の配位子X、R1およびR2は、どのよ
うな組み合わせとしてもよいが、一般式[I]で示され
る化合物が充分な触媒活性を示すためには、強力に電子
を引きつけるパーフルオロアルカンスルホニルイミド基
−N(Tf 1)Tf 2、−N(T f 3)R6、−N(Tf 4)Tf
5、−N(Tf 6)R8または−N(Tf 7)Tf 8のうちの少
なくとも1つを有することが必要であり、より強いルイ
ス酸活性を示すためには、これらのパーフルオロアルカ
ンスルホニルイミド基をより多く有することが好まし
い。
【0036】なお、本発明における低級アルキル基と
は、炭素数1〜10の直鎖または分岐鎖を有するアルキ
ル基を示し、具体的には、たとえば、メチル基、エチル
基、n−プロピル基、iso−プロピル基、n−ブチル
基、iso−ブチル基、sec−ブチル基、tert−
ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、n−ヘプ
チル基、n−オクチル基、n−ノニル基、n−デシル基
などを挙げることができる。また、本発明における低級
パーフルオロアルキル基とは、炭素数1〜10の直鎖ま
たは分岐鎖を有するパーフルオロアルキル基を示し、具
体的には、たとえば、トリフルオロメチル基、ペンタフ
ルオロエチル基、n−ヘプタフルオロプロピル基、is
o−ヘプタフルオロプロピル基、n−ノナフルオロブチ
ル基、iso−ノナフルオロブチル基、sec−ノナフ
ルオロブチル基、tert−ノナフルオロブチル基、n
−ウンデカフルオロペンチル基、n−トリデカフルオロ
ヘキシル基、n−ペンタデカフルオロヘプチル基、n−
ヘプタデカフルオロオクチル基、n−ノナデカフルオロ
ノニル基、n−ヘンイコサフルオロデシル基などを挙げ
ることができる。
【0037】また、本発明における上記のR5、R6、R
7、R8は、それぞれが独立に低級アルキル基である場合
の他、m=1かつp=1の場合、すなわち、一般式
[I]で示される化合物がR1およびR2の双方を有する
場合には、R1に含まれるR5またはR6、および、R2
含まれるR7またはR8のうちの2つが一組となって、す
なわち、R5およびR7、R5およびR8、R6およびR7
あるいは、R6およびR8がいっしょになって2価の基を
形成してもよい。そのような2価の基の具体的な例とし
ては、たとえば、
【0038】
【化21】
【0039】
【化22】
【0040】
【化23】
【0041】
【化24】
【0042】などを挙げることができる。本発明のアシ
ル化合物類の製造方法において使用される上記の一般式
[I]で示される化合物は、たとえば、一般式[V]
【0043】
【化25】
【0044】[式中、X’はハロゲン原子、−OR
13〔R13は水素原子または低級アルキル基を表す。〕、
−OOCR14〔R14は低級アルキル基を表す。〕または
−O3SR1 5〔R15は低級アルキル基または置換もしく
は非置換のアリール基を表す。〕を表し、R1は置換も
しくは非置換のシクロペンタジエニル基、−OR5、−
N(T f 3)R6または−N(Tf 4)Tf 5を表し、R2は置
換もしくは非置換のシクロペンタジエニル基、−O
7、−N(Tf 6)R8または−N(Tf 7)Tf 8〔Tf 3
−SO2f 3を表し、Tf 4は−SO2f 4を表し、Tf 5
−SO2f 5を表し、Tf 6は−SO2f 6を表し、Tf 7
−SO2f 7を表し、Tf 8は−SO2f 8(Rf 3、Rf 4
f 5、Rf 6、Rf 7およびRf 8はそれぞれ独立にフッ素原
子または低級パーフルオロアルキル基を表す。)を表
し、R5、R6、R7およびR8はそれぞれ独立に低級アル
キル基を表すか、または、R5およびR7、R5および
8、R6およびR7、あるいは、R6およびR8がいっし
ょになって2価の基を形成する。〕を表し、Mはアルカ
リ金属、アルカリ土類金属、希土類元素、遷移金属、ホ
ウ素、アルミニウム、ガリウム、インジウム、タリウ
ム、ケイ素、ゲルマニウム、スズ、鉛、ヒ素、アンチモ
ン、ビスマス、セレンまたはテルルから選ばれる元素を
表し、mは0または1であり、pは0または1であり、
m=1かつp=1の場合には、nは該当するMの原子価
−2の整数を表し、m=1かつp=0の場合およびm=
0かつp=1の場合には、nは該当するMの原子価−1
の整数を表し、m=0かつp=0の場合には、nは該当
するMの原子価の整数を表す。]で示される化合物と一
般式[VI]
【0045】
【化26】
【0046】[式中、Xは−N(Tf 1)Tf 2〔Tf 1は−
SO2f 1を表し、Tf 2は−SO2f 2(Rf 1およびRf 2
はそれぞれ独立にフッ素原子または低級パーフルオロア
ルキル基を表す。)を表す。〕を表し、M’は−H、−
Ag、アルカリ金属またはアルカリ土類金属を表し、y
はM’が−H、−Agまたはアルカリ金属の場合には1
であり、M’がアルカリ土類金属の場合には2であ
る。]で示される化合物とを反応させることにより得る
ことができる。
【0047】本発明においては、以上のような一般式
[I]で示される化合物を触媒として用い、一般式[I
I]
【0048】
【化27】
【0049】[式中、R3は−p−C46−OR9〔R9
は低級アルキル基または置換もしくは非置換のフェニル
基を表す。〕、−O−R10〔R10は低級アルキル基、フ
ェニル基で置換された低級アルキル基または置換もしく
は非置換のフェニル基を表す。〕または−N(R11)R
12〔R11およびR12はそれぞれ独立に水素原子、低級ア
ルキル基、フェニル基で置換された低級アルキル基また
は置換もしくは非置換のフェニル基を表す。〕を表
す。]で示される化合物を一般式[III]
【0050】
【化28】
【0051】[式中、R4は低級アルキル基または置換
もしくは非置換のフェニル基を表す。]で示される酸無
水物類によってアシル化することにより、一般式[I
V]
【0052】
【化29】
【0053】[式中、R3は−p−C46−OR9〔R9
は低級アルキル基または置換もしくは非置換のフェニル
基を表す。〕、−O−R10〔R10は低級アルキル基、フ
ェニル基で置換された低級アルキル基または置換もしく
は非置換のフェニル基を表す。〕または−N(R11)R
12〔R11およびR12はそれぞれ独立に水素原子、低級ア
ルキル基、フェニル基で置換された低級アルキル基また
は置換もしくは非置換のフェニル基を表す。〕を表し、
4は低級アルキル基または置換もしくは非置換のフェ
ニル基を表す。]で示されるアシル化合物類を製造する
ことができる。
【0054】本発明のアシル化合物類の製造方法におけ
る上記の反応は、当モル反応であるため、一般式[II
I]で示される酸無水物類は、通常、一般式[II]で
示される化合物1モルに対して、1モル以上使用すれば
よく、好ましくは1モル〜3モル、さらに好ましくは1
モル〜2モル使用するのがよい。使用量がこの範囲より
少ない場合には、未反応の一般式[II]で示される化
合物が多量に残るため、収率低下の原因となり、経済的
に不利となり、また、未反応の一般式[II]で示され
る化合物の除去あるいは回収のために後処理工程に負荷
がかかるため、好ましくない。また、この範囲より多く
使用しても、目的とする一般式[IV]で示されるアシ
ル化合物類の収量にほとんど変化はなく、過剰に添加し
た一般式[III]で示される酸無水物類が、未反応の
まま、多量に残るだけであり、経済的に不利となり、ま
た、未反応の一般式[III]で示される酸無水物類の
除去あるいは回収のために後処理工程に負荷がかかるた
め、好ましくない。
【0055】また、本発明のアシル化合物類の製造方法
において触媒として使用される一般式[I]で示される
化合物は、通常、一般式[II]で示される化合物に対
して0.01モル%〜50モル%、好ましくは0.1モ
ル%〜30モル%、さらに好ましくは1モル%〜20モ
ル%使用するのがよい。使用量がこの範囲より少ない場
合には、反応が充分に進行せず、収率低下の原因とな
り、経済的に不利となる、あるいは、反応速度が低下し
て反応終了までに長時間を要し、目的物を効率よく製造
することができなくなるなどの問題を生ずる場合があ
り、好ましくない。また、この範囲より多く使用して
も、反応速度、目的物の収率などにほとんど変化はな
く、経済的に不利となるだけであり、好ましくない。
【0056】本発明のアシル化合物類の製造方法におい
ては、通常、溶媒が使用されるが、使用される溶媒とし
ては特に限定はなく、一般に使用されているものを広く
使用することができ、たとえば、水、メタノール、エタ
ノール、n−プロパノール、iso−プロパノール、n
−ブタノール、iso−ブタノール、sec−ブタノー
ル、tert−ブタノールなどのアルコール類、n−ペ
ンタン、n−ヘキサン、n−ヘプタン、n−オクタンな
どの脂肪族炭化水素類、シクロペンタン、シクロヘキサ
ン、シクロヘプタン、シクロオクタンなどの脂環式炭化
水素類、ベンゼン、トルエン、o−キシレン、m−キシ
レン、p−キシレンなどの芳香族炭化水素類、四塩化炭
素、クロロホルム、ジクロロメタン、ジクロロエタン
(EDC)、クロロベンゼンなどのハロゲン化炭化水素
類、ジエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン(THF)、エチレングリコールジメチルエーテルな
どのエーテル類、アセトン、メチルエチルケトン、メチ
ルイソブチルケトンなどのケトン類、酢酸エチル、酢酸
ブチル、γ−ブチロラクトンなどのエステル類、アセト
ニトリル、ベンゾニトリルなどのニトリル類、ピリジン
などの第3級アミン類、N,N−ジメチルホルムアミド
(DMF)、N,N−ジメチルアセトアミド(DMA
c)、N−メチルピロリドンなどの酸アミド類、ジメチ
ルスルホキシド(DMSO)、スルホランなどの含硫黄
化合物類、ニトロメタン、ニトロエタンなどのニトロ化
合物類、酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸などの有
機酸類、無水酢酸、無水プロピオン酸、無水酪酸、無水
イソ酪酸などの有機酸無水物類などを挙げることができ
る。
【0057】また、本発明のアシル化合物類の製造方法
における反応温度は、通常、室温付近とすればよく、充
分な反応速度で反応が進行する。当然のことながら、加
熱下においても効率よく反応が進行するが、冷却下、た
とえば、0℃付近においても充分な反応速度で反応が進
行する。しかしながら、加熱や冷却をしても反応速度、
目的物の収率などにほとんど変化はなく、加熱や冷却の
ための工程が増えて操作が煩雑になり、また、加熱や冷
却をするために時間がかかり、効率が悪くなるだけであ
り、好ましくない。さらには、温度が低すぎる場合に
は、反応が充分に進行せず、収率低下の原因となり、経
済的に不利となる、あるいは、反応速度が低下して反応
終了までに長時間を要するなどの問題を生ずる場合があ
り、好ましくなく、一方、温度が高すぎる場合には、反
応中に分解などが起こる場合があり、収率低下の原因と
なり、経済的に不利となり、また、分解生成物などの除
去のために後処理工程に負荷がかかるなどの問題を生ず
る場合があるため、好ましくない。
【0058】本発明においては、以上のようにして一般
式[IV]で示されるアシル化合物類を製造することが
できるが、反応は、通常、数分程度で終了し、数時間を
要していた従来の製造方法に比べて、はるかに効率よく
目的のアシル化合物類を製造することができる。
【0059】本発明のアシル化合物類の製造方法におい
ては、反応終了後、通常の後処理を行うことにより粗生
成物を得ることができる。得られた粗生成物は、必要に
応じて再結晶、カラムクロマトグラフィーなどの精製操
作を行い、目的のアシル化合物類を高純度で得ることが
できる。
【0060】
【発明の実施の形態】以下、実施例、比較例および参考
例により、本発明の実施の形態を具体的に説明するが、
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0061】
【実施例】参考例1(一般式[I]で示される化合物の調製) ビストリフルオロメタンスルホニルイミド酸(562m
g、2mmol)をジクロロメタン(8mL)に溶解
し、これに式[VII]で示される化合物(295μ
L、1mmol)をアルゴン雰囲気下、室温で添加し
た。室温で撹拌後、減圧下、溶媒を留去した。固体の残
渣をペンタンで洗浄し、ペンタン/エーテルから再結晶
し、式[VIII]で示される化合物を得た。
【0062】
【化30】
【0063】
【化31】
【0064】参考例2(一般式[I]で示される化合物
の調製) 式[IX]で示される化合物(5mmol)を無水アセ
トニトリルに溶解し、これにビストリフルオロメタンス
ルホニルイミド銀(10mmol)の無水アセトニトリ
ル溶液を添加し、撹拌した。ろ過後、無色のろ液上に注
意深くヘキサン層を形成した。24時間放置後、式
[X]で示される化合物を白色の結晶として得た。
【0065】
【化32】
【0066】
【化33】
【0067】参考例3(一般式[I]で示される化合物
の調製) 式[XI]で示される化合物(5mmol)を無水アセ
トニトリルに溶解し、これにビストリフルオロメタンス
ルホニルイミド銀(10mmol)の無水アセトニトリ
ル溶液を添加し、撹拌した。ろ過後、無色のろ液上に注
意深くヘキサン層を形成した。24時間放置後、式[X
II]で示される化合物を結晶として得た。
【0068】
【化34】
【0069】
【化35】
【0070】参考例4(一般式[I]で示される化合物
の調製) 式[XIII]で示される(1R,2R)−1,2−ジ
フェニルエチレンジアミンのビストリフィルアミド(4
8mg、0.1mmol)をテトラヒドロフラン(2m
L)中、水素化ナトリウム(0.2mmol)と室温で
30分間反応させた。これにビストリフルオロメタンス
ルホニルイミドイッテルビウム(101mg、0.1m
mol)および水(1.2mmol)を添加し、撹拌し
た。1時間撹拌後、減圧下、溶媒を留去し、式[XI
V]で示される化合物を得た。
【0071】
【化36】
【0072】
【化37】
【0073】参考例5(一般式[I]で示される化合物
の調製) ビストリフルオロメタンスルホニルイミドイッテルビウ
ムの代わりにビストリフルオロメタンスルホニルイミド
イットリウムを用いた他は参考例4と全く同様にして式
[XV]で示される化合物を得た。
【0074】
【化38】
【0075】実施例1(フリーデル−クラフト−アシル
化反応) 参考例1で得られた式[VIII]で示される化合物
(0.02mmol)をニトロメタン(3mL)に溶解
し、これにアニソール(109μL、1mmol)およ
び無水酢酸(188μL、2mmol)を室温で添加し
た。室温で5分間撹拌した後、エーテル(5mL)で希
釈し、飽和NaHCO3水溶液(10mL)を加えた。
ろ過後、ろ液をエーテルで3回(合計15mL)抽出し
た。有機層を合わせ、飽和食塩水で洗浄した。有機層を
無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下、溶媒を留去し
た。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘ
キサン/酢酸エチル=3/1)により精製し、式[XV
I]で示される化合物(R=−CH3)を収率86%で
得た。
【0076】
【化39】
【0077】実施例2(フリーデル−クラフト−アシル
化反応) ビストリフルオロメタンスルホニルイミドイッテルビウ
ム(203mg、0.2mmol)をニトロメタン(3
mL)に溶解し、これにアニソール(109μL、1m
mol)および無水酢酸(188μL、2mmol)を
室温で添加した。室温で1時間撹拌した後、エーテル
(5mL)で希釈し、飽和NaHCO3水溶液(10m
L)を加えた。ろ過後、ろ液をエーテルで3回(合計1
5mL)抽出した。有機層を合わせ、飽和食塩水で洗浄
した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧
下、溶媒を留去した。シリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル=3/1)により
精製し、式[XVI]で示される化合物(R=−C
3)を収率74%で得た。
【0078】実施例3(フリーデル−クラフト−アシル
化反応) ビストリフルオロメタンスルホニルイミドイットリウム
(0.2mmol)をニトロメタン(3mL)に溶解
し、これにアニソール(109μL、1mmol)およ
び無水酢酸(188μL、2mmol)を室温で添加し
た。室温で2.5時間撹拌した後、エーテル(5mL)
で希釈し、飽和NaHCO3水溶液(10mL)を加え
た。ろ過後、ろ液をエーテルで3回(合計15mL)抽
出した。有機層を合わせ、飽和食塩水で洗浄した。有機
層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下、溶媒を留
去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
液:ヘキサン/酢酸エチル=3/1)により精製し、式
[XVI]で示される化合物(R=−CH3)を定量的
に得た。
【0079】比較例1(フリーデル−クラフト−アシル
化反応) イッテルビウムトリフラート(0.2mmol)をニト
ロメタン(3mL)に溶解し、これにアニソール(10
9μL、1mmol)および無水酢酸(188μL、2
mmol)を添加し、50℃で18時間撹拌した。冷却
後、エーテル(5mL)で希釈し、飽和NaHCO3
溶液(10mL)を加えた。ろ過後、ろ液をエーテルで
3回(合計15mL)抽出した。有機層を合わせ、飽和
食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾
燥後、減圧下、溶媒を留去した。シリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル=3/
1)により精製し、式[XVI]で示される化合物(R
=−CH3)を定量的に得た。
【0080】比較例2(フリーデル−クラフト−アシル
化反応) スカンジウムトリフラート(0.2mmol)をニトロ
メタン(3mL)に溶解し、これにアニソール(109
μL、1mmol)および無水酢酸(188μL、2m
mol)を添加し、50℃で4時間撹拌した。冷却後、
エーテル(5mL)で希釈し、飽和NaHCO3水溶液
(10mL)を加えた。ろ過後、ろ液をエーテルで3回
(合計15mL)抽出した。有機層を合わせ、飽和食塩
水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥
後、減圧下、溶媒を留去した。シリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル=3/
1)により精製し、式[XVI]で示される化合物(R
=−CH3)を定量的に得た。
【0081】実施例4(フリーデル−クラフト−アシル
化反応) 参考例1で得られた式[VIII]で示される化合物
(0.02mmol)をニトロエタン(3mL)に溶解
し、これにジフェニルエーテル(1mmol)および無
水酢酸(188μL、2mmol)を室温で添加した。
室温で1時間撹拌した後、エーテル(5mL)で希釈
し、飽和NaHCO3水溶液(10mL)を加えた。ろ
過後、ろ液をエーテルで3回(合計15mL)抽出し
た。有機層を合わせ、飽和食塩水で洗浄した。有機層を
無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下、溶媒を留去し
た。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘ
キサン/酢酸エチル=3/1)により精製し、式[XV
I]で示される化合物(R=−C 56)を収率60%で
得た。
【0082】実施例5(アルコール類のアシル化反応) 参考例1で得られた式[VIII]で示される化合物
(0.01mmol)をジクロロメタン(3mL)に溶
解し、これに1−フェニル−1−プロパノール(137
μL、1mmol)および無水酢酸(113μL、1.
2mmol)を室温で添加した。室温で1分間撹拌した
後、エーテル(5mL)で希釈し、飽和NaHCO3
溶液(10mL)を加えた。ろ過後、ろ液をエーテルで
3回(合計15mL)抽出した。有機層を合わせ、飽和
食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾
燥後、減圧下、溶媒を留去し、1−アセトキシ−1−フ
ェニルプロパンを収率90%で得た。
【0083】実施例6(アルコール類のアシル化反応) ビストリフルオロメタンスルホニルイミドイッテルビウ
ム(10mg、0.01mmol)をジクロロメタン
(3mL)に溶解し、これに1−フェニル−1−プロパ
ノール(137μL、1mmol)および無水酢酸(1
13μL、1.2mmol)を室温で添加した。室温で
5分間撹拌した後、エーテル(5mL)で希釈し、飽和
NaHCO3水溶液(10mL)を加えた。ろ過後、ろ
液をエーテルで3回(合計15mL)抽出した。有機層
を合わせ、飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マ
グネシウムで乾燥後、減圧下、溶媒を留去し、1−アセ
トキシ−1−フェニルプロパンを収率95%で得た。
【0084】実施例7(アルコール類のアシル化反応) ビストリフルオロメタンスルホニルイミドイッテルビウ
ム(10mg、0.01mmol)をトルエン(3m
L)に溶解し、これに1−フェニル−1−プロパノール
(137μL、1mmol)および無水酢酸(113μ
L、1.2mmol)を室温で添加した。室温で5分間
撹拌した後、エーテル(5mL)で希釈し、飽和NaH
CO3水溶液(10mL)を加えた。ろ過後、ろ液をエ
ーテルで3回(合計15mL)抽出した。有機層を合わ
せ、飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥後、減圧下、溶媒を留去し、1−アセトキシ
−1−フェニルプロパンを収率98%で得た。
【0085】実施例8(アルコール類のアシル化反応) 参考例1で得られた式[VIII]で示される化合物
(0.02mmol)をジクロロメタン(3mL)に溶
解し、これにフェノール(1mmol)および無水酢酸
(113μL、1.2mmol)を室温で添加した。室
温で1分間撹拌した後、エーテル(5mL)で希釈し、
飽和NaHCO3水溶液(10mL)を加えた。ろ過
後、ろ液をエーテルで3回(合計15mL)抽出した。
有機層を合わせ、飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水
硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下、溶媒を留去し、ア
セトキシベンゼンを定量的に得た。
【0086】実施例9(アルコール類のアシル化反応) 参考例1で得られた式[VIII]で示される化合物
(0.02mmol)をトルエン(3mL)に溶解し、
これにフェノール(1mmol)および無水酢酸(11
3μL、1.2mmol)を室温で添加した。室温で1
分間撹拌した後、エーテル(5mL)で希釈し、飽和N
aHCO3水溶液(10mL)を加えた。ろ過後、ろ液
をエーテルで3回(合計15mL)抽出した。有機層を
合わせ、飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥後、減圧下、溶媒を留去し、アセトキシ
ベンゼンを定量的に得た。
【0087】実施例10(アルコール類のアシル化反
応) 参考例1で得られた式[VIII]で示される化合物
(0.02mmol)をジクロロメタン(3mL)に溶
解し、これに2,6−ビス(tert−ブチル)−4−
メチルフェノール(1mmol)および無水酢酸(11
3μL、1.2mmol)を室温で添加した。室温で1
時間撹拌した後、エーテル(5mL)で希釈し、飽和N
aHCO3水溶液(10mL)を加えた。ろ過後、ろ液
をエーテルで3回(合計15mL)抽出した。有機層を
合わせ、飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥後、減圧下、溶媒を留去し、1−アセト
キシ−2,6−ビス(tert−ブチル)−4−メチル
ベンゼンを定量的に得た。
【0088】実施例11(アルコール類のアシル化反
応) 参考例1で得られた式[VIII]で示される化合物
(0.02mmol)をアセトニトリル(3mL)に溶
解し、これに2,6−ビス(tert−ブチル)−4−
メチルフェノール(1mmol)および無水酢酸(11
3μL、1.2mmol)を室温で添加した。室温で1
分間撹拌した後、エーテル(5mL)で希釈し、飽和N
aHCO3水溶液(10mL)を加えた。ろ過後、ろ液
をエーテルで3回(合計15mL)抽出した。有機層を
合わせ、飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥後、減圧下、溶媒を留去し、1−アセト
キシ−2,6−ビス(tert−ブチル)−4−メチル
ベンゼンを定量的に得た。
【0089】実施例12(アルコール類のアシル化反
応) ビストリフルオロメタンスルホニルイミドイッテルビウ
ム(10mg、0.01mmol)をアセトニトリル
(3mL)に溶解し、これに2,6−ビス(tert−
ブチル)−4−メチルフェノール(1mmol)および
無水酢酸(113μL、1.2mmol)を室温で添加
した。室温で5分間撹拌した後、エーテル(5mL)で
希釈し、飽和NaHCO3水溶液(10mL)を加え
た。ろ過後、ろ液をエーテルで3回(合計15mL)抽
出した。有機層を合わせ、飽和食塩水で洗浄した。有機
層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下、溶媒を留
去し、1−アセトキシ−2,6−ビス(tert−ブチ
ル)−4−メチルベンゼンを定量的に得た。
【0090】比較例3(アルコール類のアシル化反応) スカンジウムトリフラート(0.01mmol)をアセ
トニトリル(3mL)に溶解し、これに2,6−ビス
(tert−ブチル)−4−メチルフェノール(1mm
ol)および無水酢酸(113μL、1.2mmol)
を室温で添加した。室温で1時間撹拌した後、エーテル
(5mL)で希釈し、飽和NaHCO3水溶液(10m
L)を加えた。ろ過後、ろ液をエーテルで3回(合計1
5mL)抽出した。有機層を合わせ、飽和食塩水で洗浄
した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧
下、溶媒を留去し、1−アセトキシ−2,6−ビス(t
ert−ブチル)−4−メチルベンゼンを定量的に得
た。
【0091】実施例13(アミン類のアシル化反応) 参考例1で得られた式[VIII]で示される化合物
(0.006mmol)をジクロロメタン(3mL)に
溶解し、これに1−フェニルエチルアミン(1mmo
l)および無水酢酸(113μL、1.2mmol)を
0℃で添加した。0℃で5分間撹拌した後、酢酸エチル
(5mL)で希釈し、飽和NaHCO3水溶液(10m
L)を加えた。ろ過後、ろ液を酢酸エチルで3回(合計
15mL)抽出した。有機層を合わせ、飽和食塩水で洗
浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧
下、溶媒を留去し、N−(1−フェニルエチル)アセト
アミドを定量的に得た。
【0092】実施例14(アミン類のアシル化反応) ビストリフルオロメタンスルホニルイミドイッテルビウ
ム(10mg、0.01mmol)をジクロロメタン
(3mL)に溶解し、これに1−フェニルエチルアミン
(1mmol)および無水酢酸(113μL、1.2m
mol)を0℃で添加した。0℃で5分間撹拌した後、
酢酸エチル(5mL)で希釈し、飽和NaHCO3水溶
液(10mL)を加えた。ろ過後、ろ液を酢酸エチルで
3回(合計15mL)抽出した。有機層を合わせ、飽和
食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾
燥後、減圧下、溶媒を留去し、N−(1−フェニルエチ
ル)アセトアミドを定量的に得た。
【0093】実施例15(アミン類のアシル化反応) ビストリフルオロメタンスルホニルイミドイットリウム
(0.01mmol)をジクロロメタン(3mL)に溶
解し、これに1−フェニルエチルアミン(1mmol)
および無水酢酸(113μL、1.2mmol)を0℃
で添加した。0℃で5分間撹拌した後、酢酸エチル(5
mL)で希釈し、飽和NaHCO3水溶液(10mL)
を加えた。ろ過後、ろ液を酢酸エチルで3回(合計15
mL)抽出した。有機層を合わせ、飽和食塩水で洗浄し
た。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下、
溶媒を留去し、N−(1−フェニルエチル)アセトアミ
ドを定量的に得た。
【0094】実施例16(アミン類のアシル化反応) 参考例1で得られた式[VIII]で示される化合物
(0.01mmol)をジクロロメタン(3mL)に溶
解し、これに1−フェニルエチルアミン(1mmol)
および無水安息香酸(1.2mmol)を0℃で添加し
た。0℃で15分間撹拌した後、酢酸エチル(5mL)
で希釈し、飽和NaHCO3水溶液(10mL)を加え
た。ろ過後、ろ液を酢酸エチルで3回(合計15mL)
抽出した。有機層を合わせ、飽和食塩水で洗浄した。有
機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下、溶媒を
留去し、N−(1−フェニルエチル)ベンズアミドを定
量的に得た。
【0095】実施例17(アミン類のアシル化反応) ビストリフルオロメタンスルホニルイミドイッテルビウ
ム(10mg、0.01mmol)をジクロロメタン
(3mL)に溶解し、これに4−メチルアニリン(11
0μL、1mmol)および無水酢酸(113μL、
1.2mmol)を0℃で添加した。0℃で10分間撹
拌した後、酢酸エチル(5mL)で希釈し、飽和NaH
CO3水溶液(10mL)を加えた。ろ過後、ろ液を酢
酸エチルで3回(合計15mL)抽出した。有機層を合
わせ、飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネ
シウムで乾燥後、減圧下、溶媒を留去し、N−(4−メ
チルフェニル)アセトアミドを定量的に得た。
【0096】実施例18(アミン類のアシル化反応) ビストリフルオロメタンスルホニルイミドイッテルビウ
ム(10mg、0.01mmol)をジクロロメタン
(3mL)に溶解し、これにジベンジルアミン(1mm
ol)および無水酢酸(113μL、1.2mmol)
を0℃で添加した。0℃で5分間撹拌した後、酢酸エチ
ル(5mL)で希釈し、飽和NaHCO3水溶液(10
mL)を加えた。ろ過後、ろ液を酢酸エチルで3回(合
計15mL)抽出した。有機層を合わせ、飽和食塩水で
洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減
圧下、溶媒を留去し、N,N−ジベンジルアセトアミド
を定量的に得た。
【0097】参考例6(一般式[I]で示される化合物
の調製) ビストリフルオロメタンスルホニルイミドイッテルビウ
ムの代わりにビストリフルオロメタンスルホニルイミド
スカンジウムを用いた他は参考例4と全く同様にして式
[XVII]で示される化合物を得た。
【0098】
【化40】
【0099】実施例19(フリーデル−クラフト−アシ
ル化反応) 参考例6で得られた式[XVII]で示される化合物
(0.02mmol)をニトロメタン(3mL)に溶解
し、これにアニソール(109μL、1mmol)およ
び無水酢酸(188μL、2mmol)を室温で添加し
た。室温で5分間撹拌した後、エーテル(5mL)で希
釈し、飽和NaHCO3水溶液(10mL)を加えた。
ろ過後、ろ液をエーテルで3回(合計15mL)抽出し
た。有機層を合わせ、飽和食塩水で洗浄した。有機層を
無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下、溶媒を留去し
た。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘ
キサン/酢酸エチル=3/1)により精製し、式[XV
I]で示される化合物(R=−CH3)を定量的に得
た。
【0100】実施例20(フリーデル−クラフト−アシ
ル化反応) ビストリフルオロメタンスルホニルイミドスカンジウム
(0.2mmol)をニトロメタン(3mL)に溶解
し、これにアニソール(109μL、1mmol)およ
び無水酢酸(188μL、2mmol)を室温で添加し
た。室温で1時間撹拌した後、エーテル(5mL)で希
釈し、飽和NaHCO3水溶液(10mL)を加えた。
ろ過後、ろ液をエーテルで3回(合計15mL)抽出し
た。有機層を合わせ、飽和食塩水で洗浄した。有機層を
無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下、溶媒を留去し
た。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘ
キサン/酢酸エチル=3/1)により精製し、式[XV
I]で示される化合物(R=−CH3)を定量的に得
た。
【0101】実施例21(フリーデル−クラフト−アシ
ル化反応) 参考例6で得られた式[XVII]で示される化合物
(0.02mmol)をニトロエタン(3mL)に溶解
し、これにジフェニルエーテル(1mmol)および無
水酢酸(188μL、2mmol)を室温で添加した。
室温で1時間撹拌した後、エーテル(5mL)で希釈
し、飽和NaHCO3水溶液(10mL)を加えた。ろ
過後、ろ液をエーテルで3回(合計15mL)抽出し
た。有機層を合わせ、飽和食塩水で洗浄した。有機層を
無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下、溶媒を留去し
た。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘ
キサン/酢酸エチル=3/1)により精製し、式[XV
I]で示される化合物(R=−C 56)を収率95%で
得た。
【0102】実施例22(アルコール類のアシル化反
応) 参考例6で得られた式[XVII]で示される化合物
(0.01mmol)をジクロロメタン(3mL)に溶
解し、これに1−フェニル−1−プロパノール(137
μL、1mmol)および無水酢酸(113μL、1.
2mmol)を室温で添加した。室温で1分間撹拌した
後、エーテル(5mL)で希釈し、飽和NaHCO3
溶液(10mL)を加えた。ろ過後、ろ液をエーテルで
3回(合計15mL)抽出した。有機層を合わせ、飽和
食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾
燥後、減圧下、溶媒を留去し、1−アセトキシ−1−フ
ェニルプロパンを収率92%で得た。
【0103】実施例23(アルコール類のアシル化反
応) 参考例6で得られた式[XVII]で示される化合物
(0.02mmol)をジクロロメタン(3mL)に溶
解し、これにフェノール(1mmol)および無水酢酸
(113μL、1.2mmol)を室温で添加した。室
温で1分間撹拌した後、エーテル(5mL)で希釈し、
飽和NaHCO3水溶液(10mL)を加えた。ろ過
後、ろ液をエーテルで3回(合計15mL)抽出した。
有機層を合わせ、飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水
硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下、溶媒を留去し、ア
セトキシベンゼンを定量的に得た。
【0104】実施例24(アルコール類のアシル化反
応) 参考例6で得られた式[XVII]で示される化合物
(0.02mmol)をジクロロメタン(3mL)に溶
解し、これに2,6−ビス(tert−ブチル)−4−
メチルフェノール(1mmol)および無水酢酸(11
3μL、1.2mmol)を室温で添加した。室温で1
時間撹拌した後、エーテル(5mL)で希釈し、飽和N
aHCO3水溶液(10mL)を加えた。ろ過後、ろ液
をエーテルで3回(合計15mL)抽出した。有機層を
合わせ、飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥後、減圧下、溶媒を留去し、1−アセト
キシ−2,6−ビス(tert−ブチル)−4−メチル
ベンゼンを定量的に得た。
【0105】実施例25(アミン類のアシル化反応) 参考例6で得られた式[XVII]で示される化合物
(0.01mmol)をジクロロメタン(3mL)に溶
解し、これに1−フェニルエチルアミン(1mmol)
および無水酢酸(113μL、1.2mmol)を0℃
で添加した。0℃で5分間撹拌した後、酢酸エチル(5
mL)で希釈し、飽和NaHCO3水溶液(10mL)
を加えた。ろ過後、ろ液を酢酸エチルで3回(合計15
mL)抽出した。有機層を合わせ、飽和食塩水で洗浄し
た。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下、
溶媒を留去し、N−(1−フェニルエチル)アセトアミ
ドを定量的に得た。
【0106】実施例26(アミン類のアシル化反応) ビストリフルオロメタンスルホニルイミドスカンジウム
(0.01mmol)をジクロロメタン(3mL)に溶
解し、これに1−フェニルエチルアミン(1mmol)
および無水酢酸(113μL、1.2mmol)を0℃
で添加した。0℃で5分間撹拌した後、酢酸エチル(5
mL)で希釈し、飽和NaHCO3水溶液(10mL)
を加えた。ろ過後、ろ液を酢酸エチルで3回(合計15
mL)抽出した。有機層を合わせ、飽和食塩水で洗浄し
た。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下、
溶媒を留去し、N−(1−フェニルエチル)アセトアミ
ドを定量的に得た。
【0107】実施例27(アミン類のアシル化反応) 参考例6で得られた式[XVII]で示される化合物
(0.01mmol)をジクロロメタン(3mL)に溶
解し、これに1−フェニルエチルアミン(1mmol)
および無水安息香酸(1.2mmol)を0℃で添加し
た。0℃で15分間撹拌した後、酢酸エチル(5mL)
で希釈し、飽和NaHCO3水溶液(10mL)を加え
た。ろ過後、ろ液を酢酸エチルで3回(合計15mL)
抽出した。有機層を合わせ、飽和食塩水で洗浄した。有
機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下、溶媒を
留去し、N−(1−フェニルエチル)ベンズアミドを定
量的に得た。
【0108】実施例28(アミン類のアシル化反応) ビストリフルオロメタンスルホニルイミドスカンジウム
(0.01mmol)をジクロロメタン(3mL)に溶
解し、これに4−メチルアニリン(1mmol)および
無水酢酸(113μL、1.2mmol)を0℃で添加
した。0℃で10分間撹拌した後、酢酸エチル(5m
L)で希釈し、飽和NaHCO3水溶液(10mL)を
加えた。ろ過後、ろ液を酢酸エチルで3回(合計15m
L)抽出した。有機層を合わせ、飽和食塩水で洗浄し
た。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下、
溶媒を留去し、N−(4−メチルフェニル)アセトアミ
ドを定量的に得た。
【0109】実施例29(アミン類のアシル化反応) ビストリフルオロメタンスルホニルイミドスカンジウム
(0.01mmol)をジクロロメタン(3mL)に溶
解し、これにジベンジルアミン(1mmol)および無
水酢酸(113μL、1.2mmol)を0℃で添加し
た。0℃で5分間撹拌した後、酢酸エチル(5mL)で
希釈し、飽和NaHCO3水溶液(10mL)を加え
た。ろ過後、ろ液を酢酸エチルで3回(合計15mL)
抽出した。有機層を合わせ、飽和食塩水で洗浄した。有
機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下、溶媒を
留去し、N,N−ジベンジルアセトアミドを定量的に得
た。
【0110】
【発明の効果】本発明の製造方法により、医薬品、農薬
あるいは各種機能材料などの製造中間体として有用な化
合物であるアシル化合物類を非常に効率よく、かつ、高
い選択率および収率で製造することができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07B 43/06 7419−4H C07B 43/06 C07C 45/46 9049−4H C07C 45/46 67/08 67/08 69/612 69/612 231/02 9547−4H 231/02 233/04 9547−4H 233/04 233/07 9547−4H 233/07 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (72)発明者 丸田 順道 埼玉県川越市今福中台2805番地 セントラ ル硝子株式会社化学研究所内 (72)発明者 阪口 博昭 山口県宇部市大字沖宇部5253番地 セント ラル硝子株式会社化学研究所内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式[I] 【化1】 [式中、Xは−N(Tf 1)Tf 2〔Tf 1は−SO2f 1
    表し、Tf 2は−SO2f 2(Rf 1およびRf 2はそれぞれ
    独立にフッ素原子または低級パーフルオロアルキル基を
    表す。)を表す。〕を表し、R1は置換もしくは非置換
    のシクロペンタジエニル基、−OR5、−N(Tf 3)R6
    または−N(Tf 4)Tf 5を表し、R2は置換もしくは非
    置換のシクロペンタジエニル基、−OR7、−N
    (Tf 6)R8または−N(Tf 7)Tf 8〔Tf 3は−SO2
    f 3を表し、Tf 4は−SO2f 4を表し、Tf 5は−SO2
    f 5を表し、Tf 6は−SO2f 6を表し、Tf 7は−SO2
    f 7を表し、Tf 8は−SO2f 8(Rf 3、Rf 4、Rf 5、Rf
    6、Rf 7およびRf 8はそれぞれ独立にフッ素原子または
    低級パーフルオロアルキル基を表す。)を表し、R5
    6、R7およびR8はそれぞれ独立に低級アルキル基を
    表すか、または、R5およびR7、R5およびR8、R6
    よびR7、あるいは、R6およびR8がいっしょになって
    2価の基を形成する。〕を表し、Mはアルカリ金属、ア
    ルカリ土類金属、希土類元素、遷移金属、ホウ素、アル
    ミニウム、ガリウム、インジウム、タリウム、ケイ素、
    ゲルマニウム、スズ、鉛、ヒ素、アンチモン、ビスマ
    ス、セレンまたはテルルから選ばれる元素を表し、mは
    0または1であり、pは0または1であり、m=1かつ
    p=1の場合には、nは該当するMの原子価−2の整数
    を表し、m=1かつp=0の場合およびm=0かつp=
    1の場合には、nは該当するMの原子価−1の整数を表
    し、m=0かつp=0の場合には、nは該当するMの原
    子価の整数を表し、−N(Tf 1)Tf 2、−N(Tf 3)R
    6、−N(Tf 4)Tf 5、−N(Tf 6)R8または−N(T
    f 7)Tf 8のうちの少なくとも1つを有する。]で示され
    る化合物の存在下、一般式[II] 【化2】 [式中、R3は−p−C46−OR9〔R9は低級アルキ
    ル基または置換もしくは非置換のフェニル基を表
    す。〕、−O−R10〔R10は低級アルキル基、フェニル
    基で置換された低級アルキル基または置換もしくは非置
    換のフェニル基を表す。〕または−N(R11)R12〔R
    11およびR12はそれぞれ独立に水素原子、低級アルキル
    基、フェニル基で置換された低級アルキル基または置換
    もしくは非置換のフェニル基を表す。〕を表す。]で示
    される化合物と一般式[III] 【化3】 [式中、R4は低級アルキル基または置換もしくは非置
    換のフェニル基を表す。]で示される酸無水物類とを反
    応させることを特徴とする一般式[IV] 【化4】 [式中、R3は−p−C46−OR9〔R9は低級アルキ
    ル基または置換もしくは非置換のフェニル基を表
    す。〕、−O−R10〔R10は低級アルキル基、フェニル
    基で置換された低級アルキル基または置換もしくは非置
    換のフェニル基を表す。〕または−N(R11)R12〔R
    11およびR12はそれぞれ独立に水素原子、低級アルキル
    基、フェニル基で置換された低級アルキル基または置換
    もしくは非置換のフェニル基を表す。〕を表し、R4
    低級アルキル基または置換もしくは非置換のフェニル基
    を表す。]で示されるアシル化合物類の製造方法。
  2. 【請求項2】R1が−OR5であり、R2が−OR7(R5
    およびR7はそれぞれ独立に低級アルキル基を表す。)
    である請求項1記載のアシル化合物類の製造方法。
  3. 【請求項3】R5およびR7がiso−プロピル基である
    請求項2記載のアシル化合物類の製造方法。
  4. 【請求項4】R1が−N(Tf 4)Tf 5であり、R2が−N
    (Tf 7)Tf 8〔Tf 4は−SO2f 4を表し、Tf 5は−S
    2f 5を表し、Tf 7は−SO2f 7を表し、Tf 8は−S
    2f 8(Rf 4、Rf 5、Rf 7およびRf 8はそれぞれ独立
    にフッ素原子または低級パーフルオロアルキル基を表
    す。)を表す。〕である請求項1記載のアシル化合物類
    の製造方法。
  5. 【請求項5】Tf 1、Tf 2、Tf 3、Tf 4、Tf 5、Tf 6、T
    f 7およびTf 8が−SO2CF3である請求項1〜請求項4
    のいずれかに記載のアシル化合物類の製造方法。
  6. 【請求項6】Mが希土類元素、チタン、ジルコニウム、
    ハフニウム、ホウ素またはアルミニウムから選ばれる元
    素である請求項1〜請求項5のいずれかに記載のアシル
    化合物類の製造方法。
  7. 【請求項7】Mがスカンジウム、イットリウム、イッテ
    ルビウムまたはチタンから選ばれる元素である請求項1
    〜請求項5のいずれかに記載のアシル化合物類の製造方
    法。
  8. 【請求項8】R3が−p−C46−OR9〔R9は低級ア
    ルキル基または置換もしくは非置換のフェニル基を表
    す。〕である請求項1〜請求項7のいずれかに記載のア
    シル化合物類の製造方法。
  9. 【請求項9】R9がメチル基またはフェニル基である請
    求項8記載のアシル化合物類の製造方法。
  10. 【請求項10】R3が−O−R10〔R10は低級アルキル
    基、フェニル基で置換された低級アルキル基または置換
    もしくは非置換のフェニル基を表す。〕である請求項1
    〜請求項7のいずれかに記載のアシル化合物類の製造方
    法。
  11. 【請求項11】R10がフェニル基、2,6−ビス(te
    rt−ブチル)−4−メチルフェニル基または1−フェ
    ニル−1−プロピル基である請求項10記載のアシル化
    合物類の製造方法。
  12. 【請求項12】R3が−N(R11)R12〔R11およびR
    12はそれぞれ独立に水素原子、低級アルキル基、フェニ
    ル基で置換された低級アルキル基または置換もしくは非
    置換のフェニル基を表す。〕である請求項1〜請求項7
    のいずれかに記載のアシル化合物類の製造方法。
  13. 【請求項13】R11およびR12がそれぞれ独立に水素原
    子、1−フェニルエチル基、4−メチルフェニル基また
    はベンジル基である請求項12記載のアシル化合物類の
    製造方法。
  14. 【請求項14】R4がメチル基またはフェニル基である
    請求項1〜請求項13のいずれかに記載のアシル化合物
    類の製造方法。
  15. 【請求項15】一般式[V] 【化5】 [式中、X’はハロゲン原子、−OR13〔R13は水素原
    子または低級アルキル基を表す。〕、−OOCR14〔R
    14は低級アルキル基を表す。〕または−O3SR1 5〔R
    15は低級アルキル基または置換もしくは非置換のアリー
    ル基を表す。〕を表し、R1は置換もしくは非置換のシ
    クロペンタジエニル基、−OR5、−N(T f 3)R6また
    は−N(Tf 4)Tf 5を表し、R2は置換もしくは非置換
    のシクロペンタジエニル基、−OR7、−N(Tf 6)R8
    または−N(Tf 7)Tf 8〔Tf 3は−SO2f 3を表し、
    f 4は−SO2f 4を表し、Tf 5は−SO2f 5を表し、
    f 6は−SO2f 6を表し、Tf 7は−SO2f 7を表し、
    f 8は−SO2f 8(Rf 3、Rf 4、Rf 5、Rf 6、Rf 7
    よびRf 8はそれぞれ独立にフッ素原子または低級パーフ
    ルオロアルキル基を表す。)を表し、R5、R6、R7
    よびR8はそれぞれ独立に低級アルキル基を表すか、ま
    たは、R5およびR7、R5およびR8、R6およびR7、あ
    るいは、R6およびR8がいっしょになって2価の基を形
    成する。〕を表し、Mはアルカリ金属、アルカリ土類金
    属、希土類元素、遷移金属、ホウ素、アルミニウム、ガ
    リウム、インジウム、タリウム、ケイ素、ゲルマニウ
    ム、スズ、鉛、ヒ素、アンチモン、ビスマス、セレンま
    たはテルルから選ばれる元素を表し、mは0または1で
    あり、pは0または1であり、m=1かつp=1の場合
    には、nは該当するMの原子価−2の整数を表し、m=
    1かつp=0の場合およびm=0かつp=1の場合に
    は、nは該当するMの原子価−1の整数を表し、m=0
    かつp=0の場合には、nは該当するMの原子価の整数
    を表す。]で示される化合物と一般式[VI] 【化6】 [式中、Xは−N(Tf 1)Tf 2〔Tf 1は−SO2f 1
    表し、Tf 2は−SO2f 2(Rf 1およびRf 2はそれぞれ
    独立にフッ素原子または低級パーフルオロアルキル基を
    表す。)を表す。〕を表し、M’は−H、−Ag、アル
    カリ金属またはアルカリ土類金属を表し、yはM’が−
    H、−Agまたはアルカリ金属の場合には1であり、
    M’がアルカリ土類金属の場合には2である。]で示さ
    れる化合物とを反応させることにより得られる化合物の
    存在下、一般式[II] 【化7】 [式中、R3は−p−C46−OR9〔R9は低級アルキ
    ル基または置換もしくは非置換のフェニル基を表
    す。〕、−O−R10〔R10は低級アルキル基、フェニル
    基で置換された低級アルキル基または置換もしくは非置
    換のフェニル基を表す。〕または−N(R11)R12〔R
    11およびR12はそれぞれ独立に水素原子、低級アルキル
    基、フェニル基で置換された低級アルキル基または置換
    もしくは非置換のフェニル基を表す。〕を表す。]で示
    される化合物と一般式[III] 【化8】 [式中、R4は低級アルキル基または置換もしくは非置
    換のフェニル基を表す。]で示される酸無水物類とを反
    応させることを特徴とする一般式[IV] 【化9】 [式中、R3は−p−C46−OR9〔R9は低級アルキ
    ル基または置換もしくは非置換のフェニル基を表
    す。〕、−O−R10〔R10は低級アルキル基、フェニル
    基で置換された低級アルキル基または置換もしくは非置
    換のフェニル基を表す。〕または−N(R11)R12〔R
    11およびR12はそれぞれ独立に水素原子、低級アルキル
    基、フェニル基で置換された低級アルキル基または置換
    もしくは非置換のフェニル基を表す。〕を表し、R4
    低級アルキル基または置換もしくは非置換のフェニル基
    を表す。]で示されるアシル化合物類の製造方法。
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