JPH0957110A - ルイス酸触媒 - Google Patents

ルイス酸触媒

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JPH0957110A
JPH0957110A JP7219165A JP21916595A JPH0957110A JP H0957110 A JPH0957110 A JP H0957110A JP 7219165 A JP7219165 A JP 7219165A JP 21916595 A JP21916595 A JP 21916595A JP H0957110 A JPH0957110 A JP H0957110A
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JP
Japan
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group
lewis acid
acid catalyst
catalyst according
producing
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Application number
JP7219165A
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English (en)
Inventor
Koichi Mikami
幸一 三上
Osamu Kodera
治 小寺
Yukihiro Motoyama
幸弘 本山
Toshimichi Maruta
順道 丸田
Hiroaki Sakaguchi
博昭 阪口
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Central Glass Co Ltd
Original Assignee
Central Glass Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0957110A publication Critical patent/JPH0957110A/ja
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  • Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 求電子反応による有機合成反応における触媒
活性を増大させたルイス酸触媒を提供する。 【解決手段】 一般式[I] 【化1】 で示されるルイス酸触媒。 【効果】 求電子反応による有機合成反応における反応
速度が加速され、また、選択率および収率が向上する。
特に、不斉な配位子を使用することにより、不斉合成反
応において非常に高い選択性で不斉化合物を製造するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医薬品、農薬、各
種機能材料などの製造、あるいは、それらの中間体など
の製造に有用に利用される一般式[I]
【0002】
【化33】
【0003】[式中、Xは−N(Tf 1)Tf 2〔Tf 1は−
SO2f 1を表し、Tf 2は−SO2f 2(Rf 1およびRf 2
はそれぞれ独立にフッ素原子または低級パーフルオロア
ルキル基を表す。)を表す。〕を表し、R1は置換もし
くは非置換のシクロペンタジエニル基、−OR3または
−N(Tf 3)R4を表し、R2は置換もしくは非置換のシ
クロペンタジエニル基、−OR5または−N(Tf 4)R6
〔Tf 3は−SO2f 3を表し、Tf 4は−SO2f 4(Rf 3
およびRf 4はそれぞれ独立にフッ素原子または低級パー
フルオロアルキル基を表す。)を表し、R3、R4、R5
およびR6はそれぞれ独立に低級アルキル基を表すか、
または、R3およびR5、R3およびR6、R 4およびR5
あるいは、R4およびR6がいっしょになって2価の基を
形成する。〕を表し、Mはアルカリ土類金属、希土類元
素、遷移金属、ホウ素、アルミニウム、ガリウム、イン
ジウム、タリウム、ケイ素、ゲルマニウム、スズ、鉛、
ヒ素、アンチモン、ビスマス、セレンまたはテルルから
選ばれる元素を表し、nは該当するMの原子価−2の整
数を表し、−N(Tf 1)Tf 2、−N(Tf 3)R4または
−N(Tf 4)R6の少なくとも1つを有する。]で示さ
れるルイス酸触媒に関する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、金属塩をルイス
酸触媒として有機合成反応に用いる場合、通常のハロゲ
ン化物、酢酸塩、炭酸塩などの金属塩ではジクロロメタ
ンなどの非極性溶媒に対する溶解度が極めて小さいた
め、金属イオンに対する配位能が大きいエーテルやアセ
トニトリルなどの非プロトン性極性溶媒を用いる必要が
ある。しかしながら、これらの極性溶媒中では金属イオ
ンに溶媒分子が強く配位するため、反応基質に対する金
属イオンの親電子的なルイス酸触媒活性が極端に減少し
てしまうという問題点がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、求電子
反応による有機合成反応における触媒活性を増大させた
ルイス酸触媒を提供することにある。
【0006】本発明者らは、上記の従来の問題点に鑑
み、鋭意、検討の結果、種々のパーフルオロアルカンス
ルホニルイミド基を有する錯体を触媒として用いること
により、種々の求電子反応による有機合成反応において
反応速度が加速され、選択率および収率が向上し、特に
不斉な配位子を使用することにより、不斉合成反応にお
いて非常に高い選択性で不斉化合物を製造することがで
きることを見出し、本発明に到達した。
【0007】すなわち、本発明の第1は、一般式[I]
【0008】
【化34】
【0009】[式中、Xは−N(Tf 1)Tf 2〔Tf 1は−
SO2f 1を表し、Tf 2は−SO2f 2(Rf 1およびRf 2
はそれぞれ独立にフッ素原子または低級パーフルオロア
ルキル基を表す。)を表す。〕を表し、R1は置換もし
くは非置換のシクロペンタジエニル基、−OR3または
−N(Tf 3)R4を表し、R2は置換もしくは非置換のシ
クロペンタジエニル基、−OR5または−N(Tf 4)R6
〔Tf 3は−SO2f 3を表し、Tf 4は−SO2f 4(Rf 3
およびRf 4はそれぞれ独立にフッ素原子または低級パー
フルオロアルキル基を表す。)を表し、R3、R4、R5
およびR6はそれぞれ独立に低級アルキル基を表すか、
または、R3およびR5、R3およびR6、R 4およびR5
あるいは、R4およびR6がいっしょになって2価の基を
形成する。〕を表し、Mはアルカリ土類金属、希土類元
素、遷移金属、ホウ素、アルミニウム、ガリウム、イン
ジウム、タリウム、ケイ素、ゲルマニウム、スズ、鉛、
ヒ素、アンチモン、ビスマス、セレンまたはテルルから
選ばれる元素を表し、nは該当するMの原子価−2の整
数を表し、−N(Tf 1)Tf 2、−N(Tf 3)R4または
−N(Tf 4)R6の少なくとも1つを有する。]で示さ
れるルイス酸触媒である。
【0010】また、本発明の第2は、一般式[II]
【0011】
【化35】
【0012】[式中、X’はハロゲン原子、−OR
7(R7は水素原子または低級アルキル基を表す。)、−
OOCR8(R8は低級アルキル基を表す。)または−O
3SR9(R 9は低級アルキル基または置換もしくは非置
換のアリール基を表す。)を表し、R1は置換もしくは
非置換のシクロペンタジエニル基、−OR3または−N
(Tf 3)R4を表し、R2は置換もしくは非置換のシクロ
ペンタジエニル基、−OR5または−N(Tf 4)R6〔T
f 3は−SO2f 3を表し、Tf 4は−SO2f 4(Rf 3およ
びRf 4はそれぞれ独立にフッ素原子または低級パーフル
オロアルキル基を表す。)を表し、R3、R4、R5およ
びR6はそれぞれ独立に低級アルキル基を表すか、また
は、R3およびR5、R3およびR6、R4およびR5、ある
いは、R4およびR6がいっしょになって2価の基を形成
する。〕を表し、Mはアルカリ土類金属、希土類元素、
遷移金属、ホウ素、アルミニウム、ガリウム、インジウ
ム、タリウム、ケイ素、ゲルマニウム、スズ、鉛、ヒ
素、アンチモン、ビスマス、セレンまたはテルルから選
ばれる元素を表し、nは該当するMの原子価−2の整数
を表す。]で示される化合物と一般式[III]
【0013】
【化36】
【0014】[式中、Xは−N(Tf 1)Tf 2〔Tf 1は−
SO2f 1を表し、Tf 2は−SO2f 2(Rf 1およびRf 2
はそれぞれ独立にフッ素原子または低級パーフルオロア
ルキル基を表す。)を表す。〕を表し、M’は−H、−
Ag、アルカリ金属またはアルカリ土類金属を表し、y
はM’が−H、−Agまたはアルカリ金属の場合には1
であり、M’がアルカリ土類金属の場合には2であ
る。]で示される化合物とを反応させることを特徴とす
る一般式[I]
【0015】
【化37】
【0016】[式中、Xは−N(Tf 1)Tf 2〔Tf 1は−
SO2f 1を表し、Tf 2は−SO2f 2(Rf 1およびRf 2
はそれぞれ独立にフッ素原子または低級パーフルオロア
ルキル基を表す。)を表す。〕を表し、R1は置換もし
くは非置換のシクロペンタジエニル基、−OR3または
−N(Tf 3)R4を表し、R2は置換もしくは非置換のシ
クロペンタジエニル基、−OR5または−N(Tf 4)R6
〔Tf 3は−SO2f 3を表し、Tf 4は−SO2f 4(Rf 3
およびRf 4はそれぞれ独立にフッ素原子または低級パー
フルオロアルキル基を表す。)を表し、R3、R4、R5
およびR6はそれぞれ独立に低級アルキル基を表すか、
または、R3およびR5、R3およびR6、R 4およびR5
あるいは、R4およびR6がいっしょになって2価の基を
形成する。〕を表し、Mはアルカリ土類金属、希土類元
素、遷移金属、ホウ素、アルミニウム、ガリウム、イン
ジウム、タリウム、ケイ素、ゲルマニウム、スズ、鉛、
ヒ素、アンチモン、ビスマス、セレンまたはテルルから
選ばれる元素を表し、nは該当するMの原子価−2の整
数を表し、−N(Tf 1)Tf 2、−N(Tf 3)R4または
−N(Tf 4)R6の少なくとも1つを有する。]で示さ
れるルイス酸触媒の製造方法である。
【0017】また、本発明の第3は、一般式[IV]
【0018】
【化38】
【0019】[式中、R1は置換もしくは非置換のシク
ロペンタジエニル基、−OR3または−N(Tf 3)R4
表し、R2は置換もしくは非置換のシクロペンタジエニ
ル基、−OR5または−N(Tf 4)R6〔Tf 3は−SO2
f 3を表し、Tf 4は−SO2f 4(Rf 3およびRf 4はそ
れぞれ独立にフッ素原子または低級パーフルオロアルキ
ル基を表す。)を表し、R3、R4、R5およびR6はそれ
ぞれ独立に低級アルキル基を表すか、または、R3およ
びR5、R3およびR6、R4およびR5、あるいは、R4
よびR6がいっしょになって2価の基を形成する。〕を
表す。]で示される化合物と一般式[V]
【0020】
【化39】
【0021】[式中、Xは−N(Tf 1)Tf 2〔Tf 1は−
SO2f 1を表し、Tf 2は−SO2f 2(Rf 1およびRf 2
はそれぞれ独立にフッ素原子または低級パーフルオロア
ルキル基を表す。)を表す。〕を表し、Mはアルカリ土
類金属、希土類元素、遷移金属、ホウ素、アルミニウ
ム、ガリウム、インジウム、タリウム、ケイ素、ゲルマ
ニウム、スズ、鉛、ヒ素、アンチモン、ビスマス、セレ
ンまたはテルルから選ばれる元素を表し、mは該当する
Mの原子価の整数を表す。]で示される化合物とを反応
させることを特徴とする一般式[I]
【0022】
【化40】
【0023】[式中、Xは−N(Tf 1)Tf 2〔Tf 1は−
SO2f 1を表し、Tf 2は−SO2f 2(Rf 1およびRf 2
はそれぞれ独立にフッ素原子または低級パーフルオロア
ルキル基を表す。)を表す。〕を表し、R1は置換もし
くは非置換のシクロペンタジエニル基、−OR3または
−N(Tf 3)R4を表し、R2は置換もしくは非置換のシ
クロペンタジエニル基、−OR5または−N(Tf 4)R6
〔Tf 3は−SO2f 3を表し、Tf 4は−SO2f 4(Rf 3
およびRf 4はそれぞれ独立にフッ素原子または低級パー
フルオロアルキル基を表す。)を表し、R3、R4、R5
およびR6はそれぞれ独立に低級アルキル基を表すか、
または、R3およびR5、R3およびR6、R 4およびR5
あるいは、R4およびR6がいっしょになって2価の基を
形成する。〕を表し、Mはアルカリ土類金属、希土類元
素、遷移金属、ホウ素、アルミニウム、ガリウム、イン
ジウム、タリウム、ケイ素、ゲルマニウム、スズ、鉛、
ヒ素、アンチモン、ビスマス、セレンまたはテルルから
選ばれる元素を表し、nは該当するMの原子価−2の整
数を表し、−N(Tf 1)Tf 2、−N(Tf 3)R4または
−N(Tf 4)R6の少なくとも1つを有する。]で示さ
れるルイス酸触媒の製造方法である。
【0024】さらに、本発明の第4は、一般式[II]
【0025】
【化41】
【0026】[式中、X’はハロゲン原子、−OR
7(R7は水素原子または低級アルキル基を表す。)、−
OOCR8(R8は低級アルキル基を表す。)または−O
3SR9(R 9は低級アルキル基または置換もしくは非置
換のアリール基を表す。)を表し、R1は置換もしくは
非置換のシクロペンタジエニル基、−OR3または−N
(Tf 3)R4を表し、R2は置換もしくは非置換のシクロ
ペンタジエニル基、−OR5または−N(Tf 4)R6〔T
f 3は−SO2f 3を表し、Tf 4は−SO2f 4(Rf 3およ
びRf 4はそれぞれ独立にフッ素原子または低級パーフル
オロアルキル基を表す。)を表し、R3、R4、R5およ
びR6はそれぞれ独立に低級アルキル基を表すか、また
は、R3およびR5、R3およびR6、R4およびR5、ある
いは、R4およびR6がいっしょになって2価の基を形成
する。〕を表し、Mはアルカリ土類金属、希土類元素、
遷移金属、ホウ素、アルミニウム、ガリウム、インジウ
ム、タリウム、ケイ素、ゲルマニウム、スズ、鉛、ヒ
素、アンチモン、ビスマス、セレンまたはテルルから選
ばれる元素を表し、nは該当するMの原子価−2の整数
を表す。]で示される化合物と一般式[III]
【0027】
【化42】
【0028】[式中、Xは−N(Tf 1)Tf 2〔Tf 1は−
SO2f 1を表し、Tf 2は−SO2f 2(Rf 1およびRf 2
はそれぞれ独立にフッ素原子または低級パーフルオロア
ルキル基を表す。)を表す。〕を表し、M’は−H、−
Ag、アルカリ金属またはアルカリ土類金属を表し、y
はM’が−H、−Agまたはアルカリ金属の場合には1
であり、M’がアルカリ土類金属の場合には2であ
る。]で示される化合物とを反応させることにより得ら
れるルイス酸触媒である。
【0029】さらには、本発明の第5は、一般式[I
V]
【0030】
【化43】
【0031】[式中、R1は置換もしくは非置換のシク
ロペンタジエニル基、−OR3または−N(Tf 3)R4
表し、R2は置換もしくは非置換のシクロペンタジエニ
ル基、−OR5または−N(Tf 4)R6〔Tf 3は−SO2
f 3を表し、Tf 4は−SO2f 4(Rf 3およびRf 4はそ
れぞれ独立にフッ素原子または低級パーフルオロアルキ
ル基を表す。)を表し、R3、R4、R5およびR6はそれ
ぞれ独立に低級アルキル基を表すか、または、R3およ
びR5、R3およびR6、R4およびR5、あるいは、R4
よびR6がいっしょになって2価の基を形成する。〕を
表す。]で示される化合物と一般式[V]
【0032】
【化44】
【0033】[式中、Xは−N(Tf 1)Tf 2〔Tf 1は−
SO2f 1を表し、Tf 2は−SO2f 2(Rf 1およびRf 2
はそれぞれ独立にフッ素原子または低級パーフルオロア
ルキル基を表す。)を表す。〕を表し、Mはアルカリ土
類金属、希土類元素、遷移金属、ホウ素、アルミニウ
ム、ガリウム、インジウム、タリウム、ケイ素、ゲルマ
ニウム、スズ、鉛、ヒ素、アンチモン、ビスマス、セレ
ンまたはテルルから選ばれる元素を表し、mは該当する
Mの原子価の整数を表す。]で示される化合物とを反応
させることにより得られるルイス酸触媒である。
【0034】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
一般式[I]で示されるルイス酸触媒の中心元素である
Mとしては、従来よりルイス酸として広く使用されてい
るチタン、アルミニウム、ホウ素などはもちろんのこ
と、その他の多くの元素を使用することができ、具体的
には、アルカリ土類金属、希土類元素、遷移金属、ホウ
素、アルミニウム、ガリウム、インジウム、タリウム、
ケイ素、ゲルマニウム、スズ、鉛、ヒ素、アンチモン、
ビスマス、セレンまたはテルルから選ばれる元素を使用
することができる。
【0035】なお、本発明における上記のアルカリ土類
金属とは、ベリリウム、マグネシウム、カルシウム、ス
トロンチウム、バリウムまたはラジウムを示す。また、
本発明における上記の希土類元素とは、スカンジウム、
イットリウム、ランタン、セリウム、プラセオジム、ネ
オジム、プロメチウム、サマリウム、ユーロピウム、ガ
ドリニウム、テルビウム、ジスプロシウム、ホルミウ
ム、エルビウム、ツリウム、イッテルビウムまたはルテ
チウムを示す。また、本発明における上記の遷移金属と
は、チタン、ジルコニウム、ハフニウム、バナジウム、
ニオブ、タンタル、クロム、モリブデン、タングステ
ン、マンガン、テクネチウム、レニウム、鉄、ルテニウ
ム、オスミウム、コバルト、ロジウム、イリジウム、ニ
ッケル、パラジウム、白金、銅、銀、金、亜鉛、カドミ
ウムまたは水銀を示す。
【0036】また、本発明の一般式[I]で示されるル
イス酸触媒の中心元素であるMの配位子として使用され
るのは、Xとしては−N(Tf 1)Tf 2〔Tf 1は−SO2
f 1を表し、Tf 2は−SO2f 2(Rf 1およびRf 2はそ
れぞれ独立にフッ素原子または低級パーフルオロアルキ
ル基を表す。)を表す。〕が使用され、R1としては置
換もしくは非置換のシクロペンタジエニル基、−OR3
または−N(Tf 3)R4が使用され、R2としては置換も
しくは非置換のシクロペンタジエニル基、−OR5また
は−N(Tf 4)R6〔Tf 3は−SO2f 3を表し、Tf 4
−SO2f 4(R f 3およびRf 4はそれぞれ独立にフッ素
原子または低級パーフルオロアルキル基を表す。)を表
し、R3、R4、R5およびR6はそれぞれ独立に低級アル
キル基を表すか、または、R3およびR5、R3および
6、R4およびR5、あるいは、R4およびR6がいっし
ょになって2価の基を形成する。〕が使用される。これ
らの配位子X、R1およびR2は、どのような組み合わせ
としてもよいが、本発明の一般式[I]で示される化合
物が充分なルイス酸活性を示すためには、強力に電子を
引きつけるパーフルオロアルカンスルホニルイミド基−
N(Tf 1)Tf 2、−N(Tf 3)R4または−N(Tf 4
6のうちの少なくとも1つを有することが必要であ
り、より強いルイス酸活性を示すためには、これらのパ
ーフルオロアルカンスルホニルイミド基をより多く有す
ることが好ましい。
【0037】なお、本発明における上記の低級アルキル
基とは、炭素数1〜10の直鎖または分岐鎖を有するア
ルキル基を示し、具体的には、たとえば、メチル基、エ
チル基、n−プロピル基、iso−プロピル基、n−ブ
チル基、iso−ブチル基、sec−ブチル基、ter
t−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、n−
ヘプチル基、n−オクチル基などを挙げることができ
る。また、本発明における上記の低級パーフルオロアル
キル基とは、炭素数1〜10の直鎖または分岐鎖を有す
るパーフルオロアルキル基を示し、具体的には、たとえ
ば、トリフルオロメチル基、ペンタフルオロエチル基、
n−ヘプタフルオロプロピル基、iso−ヘプタフルオ
ロプロピル基、n−ノナフルオロブチル基、iso−ノ
ナフルオロブチル基、sec−ノナフルオロブチル基、
tert−ノナフルオロブチル基、n−ウンデカフルオ
ロペンチル基、n−トリデカフルオロヘキシル基、n−
ペンタデカフルオロヘプチル基、n−ヘプタデカフルオ
ロオクチル基などを挙げることができる。
【0038】また、本発明における上記のR3、R4、R
5、R6は、それぞれが独立に低級アルキル基である場合
の他、R1に含まれるR3またはR4とR2に含まれるR5
またはR6のうちの2つが一組となって、すなわち、R3
およびR5、R3およびR6、R4およびR5、あるいは、
4およびR6がいっしょになって2価の基を形成しても
よく、たとえば、
【0039】
【化45】
【0040】
【化46】
【0041】
【化47】
【0042】
【化48】
【0043】などを挙げることができる。これらの例示
した2価の基は、いずれも不斉な基であり、このような
不斉な2価の基を有する場合には、本発明の一般式
[I]で示されるルイス酸触媒は、特に重要である。
【0044】すなわち、このような場合には、本発明の
一般式[I]で示される化合物は、ルイス酸性と不斉な
配位子とを合わせ持つ触媒となり、この触媒を有機合成
反応に使用した場合、そのルイス酸性によって反応速度
が加速され、選択率および収率が向上するのと同時に、
その不斉な配位子の働きによって非常に高い選択性で不
斉化合物を製造することができることとなる。したがっ
て、特にこのような不斉な配位子を有する場合には、本
発明の一般式[I]で示されるルイス酸触媒は、医薬品
をはじめ、農薬、液晶材料などのさまざまな分野におい
て、非常に有用であり、かつ、極めて優れた触媒であ
る。
【0045】上記の本発明の一般式[I]で示されるル
イス酸触媒は、求電子反応による有機合成反応であれば
いずれの反応においても利用が可能であり、たとえば、
ディールス−アルダー反応、ヘテロ−ディールス−アル
ダー反応、マイケル付加反応、フリーデル−クラフト反
応、アルコール類やアミン類のアシル化反応、エン反
応、アルデヒド類のアリル化反応、アミン類の共役付加
反応、グリコシル化反応、オレフィン類の重合反応など
を挙げることができ、これらの反応において、上述のよ
うに非常に有用、かつ、極めて優れた触媒である。
【0046】以上のような本発明の一般式[I]で示さ
れるルイス酸触媒は、種々の方法により製造することが
でき、たとえば、一般式[II]
【0047】
【化49】
【0048】[式中、X’はハロゲン原子、−OR
7(R7は水素原子または低級アルキル基を表す。)、−
OOCR8(R8は低級アルキル基を表す。)または−O
3SR9(R 9は低級アルキル基または置換もしくは非置
換のアリール基を表す。)を表し、R1は置換もしくは
非置換のシクロペンタジエニル基、−OR3または−N
(Tf 3)R4を表し、R2は置換もしくは非置換のシクロ
ペンタジエニル基、−OR5または−N(Tf 4)R6〔T
f 3は−SO2f 3を表し、Tf 4は−SO2f 4(Rf 3およ
びRf 4はそれぞれ独立にフッ素原子または低級パーフル
オロアルキル基を表す。)を表し、R3、R4、R5およ
びR6はそれぞれ独立に低級アルキル基を表すか、また
は、R3およびR5、R3およびR6、R4およびR5、ある
いは、R4およびR6がいっしょになって2価の基を形成
する。〕を表し、Mはアルカリ土類金属、希土類元素、
遷移金属、ホウ素、アルミニウム、ガリウム、インジウ
ム、タリウム、ケイ素、ゲルマニウム、スズ、鉛、ヒ
素、アンチモン、ビスマス、セレンまたはテルルから選
ばれる元素を表し、nは該当するMの原子価−2の整数
を表す。]で示される化合物と一般式[III]
【0049】
【化50】
【0050】[式中、Xは−N(Tf 1)Tf 2〔Tf 1は−
SO2f 1を表し、Tf 2は−SO2f 2(Rf 1およびRf 2
はそれぞれ独立にフッ素原子または低級パーフルオロア
ルキル基を表す。)を表す。〕を表し、M’は−H、−
Ag、アルカリ金属またはアルカリ土類金属を表し、y
はM’が−H、−Agまたはアルカリ金属の場合には1
であり、M’がアルカリ土類金属の場合には2であ
る。]で示される化合物とを反応させることにより製造
することができる。
【0051】また、本発明の一般式[I]で示されるル
イス酸触媒は、一般式[IV]
【0052】
【化51】
【0053】[式中、R1は置換もしくは非置換のシク
ロペンタジエニル基、−OR3または−N(Tf 3)R4
表し、R2は置換もしくは非置換のシクロペンタジエニ
ル基、−OR5または−N(Tf 4)R6〔Tf 3は−SO2
f 3を表し、Tf 4は−SO2f 4(Rf 3およびRf 4はそ
れぞれ独立にフッ素原子または低級パーフルオロアルキ
ル基を表す。)を表し、R3、R4、R5およびR6はそれ
ぞれ独立に低級アルキル基を表すか、または、R3およ
びR5、R3およびR6、R4およびR5、あるいは、R4
よびR6がいっしょになって2価の基を形成する。〕を
表す。]で示される化合物と一般式[V]
【0054】
【化52】
【0055】[式中、Xは−N(Tf 1)Tf 2〔Tf 1は−
SO2f 1を表し、Tf 2は−SO2f 2(Rf 1およびRf 2
はそれぞれ独立にフッ素原子または低級パーフルオロア
ルキル基を表す。)を表す。〕を表し、Mはアルカリ土
類金属、希土類元素、遷移金属、ホウ素、アルミニウ
ム、ガリウム、インジウム、タリウム、ケイ素、ゲルマ
ニウム、スズ、鉛、ヒ素、アンチモン、ビスマス、セレ
ンまたはテルルから選ばれる元素を表し、mは該当する
Mの原子価の整数を表す。]で示される化合物とを反応
させることによっても製造することができる。
【0056】これらの本発明の製造方法における出発原
料である一般式[II]で示される化合物、一般式[I
II]で示される化合物、一般式[IV]で示される化
合物および一般式[V]で示される化合物は、市販され
ているか、または、公知の方法により容易に製造するこ
とができ、いずれの化合物も容易に入手することができ
る。
【0057】また、これらの本発明の製造方法における
反応は、通常、溶媒を使用して行われるが、使用される
溶媒としては特に限定はなく、一般に使用されているも
のを広く使用することができ、たとえば、水、メタノー
ル、エタノール、n−プロパノール、iso−プロパノ
ール、n−ブタノール、iso−ブタノール、sec−
ブタノール、tert−ブタノール、n−ペンチルアル
コール、n−ヘキシルアルコールなどのアルコール類、
n−ペンタン、n−ヘキサン、n−ヘプタン、n−オク
タンなどの脂肪族炭化水素類、シクロペンタン、シクロ
ヘキサン、シクロヘプタン、シクロオクタンなどの脂環
式炭化水素類、ベンゼン、トルエン、o−キシレン、m
−キシレン、p−キシレンなどの芳香族炭化水素類、四
塩化炭素、クロロホルム、ジクロロメタン、ジクロロエ
タン(EDC)、クロロベンゼン、o−ジクロロベンゼ
ン、m−ジクロロベンゼン、p−ジクロロベンゼンなど
のハロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、ジオキサ
ン、テトラヒドロフラン(THF)、エチレングリコー
ルジメチルエーテルなどのエーテル類、アセトン、メチ
ルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどのケトン
類、酢酸エチル、酢酸ブチル、γ−ブチロラクトンなど
のエステル類、アセトニトリル、ベンゾニトリルなどの
ニトリル類、ピリジンなどの第3級アミン類、N,N−
ジメチルホルムアミド(DMF)、N,N−ジメチルア
セトアミド(DMAc)、N−メチルピロリドンなどの
酸アミド類、ジメチルスルホキシド(DMSO)、スル
ホランなどの含硫黄化合物類、ニトロメタン、ニトロエ
タンなどのニトロ化合物類、酢酸、プロピオン酸、酪
酸、イソ酪酸などの有機酸類、無水酢酸、無水プロピオ
ン酸、無水酪酸、無水イソ酪酸などの有機酸無水物類な
どを挙げることができる。
【0058】
【発明の実施の形態】以下、実施例により、本発明の実
施の形態を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施
例に限定されるものではない。
【0059】
【実施例】実施例1(触媒の調製) ビストリフルオロメタンスルホニルイミド酸(562m
g、2mmol)をジクロロメタン(8mL)に溶解
し、これに式[VI]で示される化合物(295μL、
1mmol)をアルゴン雰囲気下、室温で添加した。室
温で撹拌後、減圧下、溶媒を留去した。固体の残渣をペ
ンタンで洗浄し、ペンタン/エーテルから再結晶し、式
[VII]で示される化合物を得た。
【0060】
【化53】
【0061】
【化54】
【0062】実施例2(触媒の調製) 式[VIII]で示される化合物(5mmol)を無水
アセトニトリルに溶解し、これにビストリフルオロメタ
ンスルホニルイミド銀(10mmol)の無水アセトニ
トリル溶液を添加し、撹拌した。ろ過後、無色のろ液上
に注意深くヘキサン層を形成した。24時間放置後、式
[IX]で示される化合物を白色の結晶として得た。
【0063】
【化55】
【0064】
【化56】
【0065】実施例3(触媒の調製) 式[X]で示される化合物(5mmol)を無水アセト
ニトリルに溶解し、これにビストリフルオロメタンスル
ホニルイミド銀(10mmol)の無水アセトニトリル
溶液を添加し、撹拌した。ろ過後、無色のろ液上に注意
深くヘキサン層を形成した。24時間放置後、式[X
I]で示される化合物を結晶として得た。
【0066】
【化57】
【0067】
【化58】
【0068】実施例4(触媒の調製) 式[XII]で示される(1R,2R)−1,2−ジフ
ェニルエチレンジアミンのビストリフィルアミド(48
mg、0.1mmol)をテトラヒドロフラン(2m
L)中、水素化ナトリウム(0.2mmol)と室温で
30分間反応させた。これにビストリフルオロメタンス
ルホニルイミドイッテルビウム(101mg、0.1m
mol)および水(1.2mmol)を添加し、撹拌し
た。1時間撹拌後、減圧下、溶媒を留去し、式[XII
I]で示される化合物を得た。
【0069】
【化59】
【0070】
【化60】
【0071】実施例5(触媒の調製) ビストリフルオロメタンスルホニルイミドイッテルビウ
ムの代わりにビストリフルオロメタンスルホニルイミド
イットリウムを用いた他は実施例4と全く同様にして式
[XIV]で示される化合物を得た。
【0072】
【化61】
【0073】実施例6(フリーデル−クラフト反応) 実施例1で得られた式[VII]で示される化合物
(0.07mmol)をニトロエタン(3mL)に溶解
し、これにアニソール(109μL、1mmol)およ
び無水酢酸(188μL、2mmol)を室温で添加し
た。室温で5分間撹拌した後、エーテル(5mL)で希
釈し、飽和NaHCO3水溶液(10mL)を加えた。
ろ過後、ろ液をエーテルで3回(合計15mL)抽出し
た。有機層を合わせ、飽和食塩水で洗浄した。有機層を
無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下、溶媒を留去し
た。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘ
キサン/酢酸エチル=3/1)により精製し、式[X
V]で示される化合物(R=−CH3)を収率86%で
得た。
【0074】
【化62】
【0075】実施例7(フリーデル−クラフト反応) 実施例1で得られた式[VII]で示される化合物
(0.02mmol)をニトロエタン(3mL)に溶解
し、これにジフェニルエーテル(1mmol)および無
水酢酸(188μL、2mmol)を室温で添加した。
室温で1時間撹拌した後、エーテル(5mL)で希釈
し、飽和NaHCO3水溶液(10mL)を加えた。ろ
過後、ろ液をエーテルで3回(合計15mL)抽出し
た。有機層を合わせ、飽和食塩水で洗浄した。有機層を
無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下、溶媒を留去し
た。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘ
キサン/酢酸エチル=3/1)により精製し、式[X
V]で示される化合物(R=−C56)を収率60%で
得た。
【0076】実施例8(アルコール類のアシル化反応) 実施例1で得られた式[VII]で示される化合物
(0.01mmol)をジクロロメタン(3mL)に溶
解し、これに1−フェニル−1−プロパノール(137
μL、1mmol)および無水酢酸(113μL、1.
2mmol)を室温で添加した。室温で1分間撹拌した
後、エーテル(5mL)で希釈し、飽和NaHCO3
溶液(10mL)を加えた。ろ過後、ろ液をエーテルで
3回(合計15mL)抽出した。有機層を合わせ、飽和
食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾
燥後、減圧下、溶媒を留去し、1−アセトキシ−1−フ
ェニルプロパンを収率90%で得た。
【0077】実施例9(アルコール類のアシル化反応) 実施例1で得られた式[VII]で示される化合物
(0.02mmol)をジクロロメタン(3mL)に溶
解し、これにフェノール(1mmol)および無水酢酸
(113μL、1.2mmol)を室温で添加した。室
温で1分間撹拌した後、エーテル(5mL)で希釈し、
飽和NaHCO3水溶液(10mL)を加えた。ろ過
後、ろ液をエーテルで3回(合計15mL)抽出した。
有機層を合わせ、飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水
硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下、溶媒を留去し、ア
セトキシベンゼンを定量的に得た。
【0078】実施例10(アルコール類のアシル化反
応) 溶媒としてジクロロメタンの代わりにトルエンを用いた
他は実施例9と全く同様にしてアセトキシベンゼンを定
量的に得た。
【0079】実施例11(アルコール類のアシル化反
応) 実施例1で得られた式[VII]で示される化合物
(0.02mmol)をジクロロメタン(3mL)に溶
解し、これに2,6−ビス(tert−ブチル)−4−
メチルフェノール(1mmol)および無水酢酸(11
3μL、1.2mmol)を室温で添加した。室温で1
時間撹拌した後、エーテル(5mL)で希釈し、飽和N
aHCO3水溶液(10mL)を加えた。ろ過後、ろ液
をエーテルで3回(合計15mL)抽出した。有機層を
合わせ、飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥後、減圧下、溶媒を留去し、1−アセト
キシ−2,6−ビス(tert−ブチル)−4−メチル
ベンゼンを定量的に得た。
【0080】実施例12(アルコール類のアシル化反
応) 溶媒としてジクロロメタンの代わりにアセトニトリルを
用い、撹拌時間1時間を1分間とした他は実施例11と
全く同様にして1−アセトキシ−2,6−ビス(ter
t−ブチル)−4−メチルベンゼンを定量的に得た。
【0081】実施例13(アミン類のアシル化反応) 実施例1で得られた式[VII]で示される化合物
(0.006mmol)をジクロロメタン(3mL)に
溶解し、これに1−フェニルエチルアミン(1mmo
l)および無水酢酸(113μL、1.2mmol)を
0℃で添加した。0℃で5分間撹拌した後、酢酸エチル
(5mL)で希釈し、飽和NaHCO3水溶液(10m
L)を加えた。ろ過後、ろ液を酢酸エチルで3回(合計
15mL)抽出した。有機層を合わせ、飽和食塩水で洗
浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧
下、溶媒を留去し、N−(1−フェニルエチル)アセト
アミドを定量的に得た。
【0082】実施例14(アミン類のアシル化反応) 実施例1で得られた式[VII]で示される化合物
(0.01mmol)をジクロロメタン(3mL)に溶
解し、これに1−フェニルエチルアミン(1mmol)
および無水安息香酸(1.2mmol)を0℃で添加し
た。0℃で15分間撹拌した後、酢酸エチル(5mL)
で希釈し、飽和NaHCO3水溶液(10mL)を加え
た。ろ過後、ろ液を酢酸エチルで3回(合計15mL)
抽出した。有機層を合わせ、飽和食塩水で洗浄した。有
機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下、溶媒を
留去し、N−(1−フェニルエチル)ベンズアミドを定
量的に得た。
【0083】実施例15(アミン類の共役付加反応) 実施例1で得られた式[VII]で示される化合物
(0.02mmol)をテトラヒドロフラン(2mL)
に溶解し、これに式[XVI]で示される化合物(1m
mol)およびフェニルメチルアミン(155μL、
1.5mmol)を室温で添加した。撹拌後、酢酸エチ
ル(5mL)で希釈し、飽和NaHCO3水溶液(10
mL)を加えた。ろ過後、ろ液を酢酸エチルで3回(合
計15mL)抽出した。有機層を合わせ、飽和食塩水で
洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減
圧下、溶媒を留去し、式[XVII]で示される化合物
を収率25%で得た。
【0084】
【化63】
【0085】
【化64】
【0086】実施例16(ディールス−アルダー反応) 実施例1で得られた式[VII]で示される化合物
(0.01mmol)をジクロロメタン(2mL)に溶
解し、これにメタクロレイン(166μL、2mmo
l)および1−アセトキシ−1,3−ブタジエン(16
9μL、1mmol)を0℃で添加した。0℃で3時間
撹拌した後、エーテル(5mL)で希釈し、飽和NaH
CO3水溶液(10mL)を加えた。ろ過後、ろ液をエ
ーテルで3回(合計15mL)抽出した。有機層を合わ
せ、飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥後、減圧下、溶媒を留去した。シリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチ
ル=3/1)により精製し、6−ホルミル−6−メチル
シクロヘキサ−2−エニルアセテートを収率54%で得
た。
【0087】実施例17(ヘテロ−ディールス−アルダ
ー反応) 実施例4で得られた式[XIII]で示される化合物
(0.1mmol)をトルエン(3mL)に溶解し、−
78℃に冷却し、これにブチルグリオキシレート(13
0mg、1mmol)および3−(tert−ブチルジ
メチルシリルオキシ)−1−メトキシ−1,3−ブタジ
エン(257mg、1.2mmol)を添加した。−7
8℃で30分間撹拌した後、エーテル(15mL)で希
釈し、ろ過した。ろ液を0℃に冷却し、トリフルオロ酢
酸(0.08mL、1.05mmol)を加え、飽和N
aHCO3水溶液を加え、エーテルで3回(合計15m
L)抽出した。有機層を合わせ、飽和食塩水で洗浄し
た。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下、
溶媒を留去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル=2/1)により精製
し、ブチル(S)−2,3−ジヒドロ−4−オキソ−4
H−ピラン−2−カルボキシレートを収率69%、光学
純度70%eeで得た。
【0088】実施例18(ヘテロ−ディールス−アルダ
ー反応) 実施例4で得られた式[XIII]で示される化合物の
代わりに実施例5で得られた式[XIV]で示される化
合物を用いた他は実施例17と全く同様にしてブチル
(S)−2,3−ジヒドロ−4−オキソ−4H−ピラン
−2−カルボキシレートを収率59%、光学純度43%
eeで得た。
【0089】実施例19(ヘテロ−ディールス−アルダ
ー反応) 式[XII]で示される(1R,2R)−1,2−ジフ
ェニルエチレンジアミンのビストリフィルアミド(48
mg、0.1mmol)をテトラヒドロフラン(2m
L)に溶解し、これにビストリフルオロメタンスルホニ
ルイミドイッテルビウム(101mg、0.1mmo
l)および水(1.2mmol)を添加し、撹拌した。
1時間撹拌後、減圧下、溶媒を留去した。トルエン(3
mL)を添加し、−78℃に冷却し、これにブチルグリ
オキシレート(130mg、1mmol)および3−
(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−メト
キシ−1,3−ブタジエン(257mg、1.2mmo
l)を添加した。−78℃で30分間撹拌した後、エー
テル(15mL)で希釈し、ろ過した。ろ液を0℃に冷
却し、トリフルオロ酢酸(0.08mL、1.05mm
ol)を加え、飽和NaHCO3水溶液を加え、エーテ
ルで3回(合計15mL)抽出した。有機層を合わせ、
飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウム
で乾燥後、減圧下、溶媒を留去した。シリカゲルカラム
クロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル=
2/1)により精製し、ブチル(S)−2,3−ジヒド
ロ−4−オキソ−4H−ピラン−2−カルボキシレート
を収率55%、光学純度65%eeで得た。
【0090】実施例20(ヘテロ−ディールス−アルダ
ー反応) ビストリフルオロメタンスルホニルイミドイッテルビウ
ムの代わりにビストリフルオロメタンスルホニルイミド
イットリウム(0.1mmol)を用いた他は実施例1
9と全く同様にしてブチル(S)−2,3−ジヒドロ−
4−オキソ−4H−ピラン−2−カルボキシレートを収
率36%、光学純度64%eeで得た。
【0091】
【発明の効果】本発明のルイス酸触媒を用いることによ
り、求電子反応による有機合成反応における反応速度が
加速され、また、選択率および収率が向上する。特に、
不斉な配位子を使用することにより、不斉合成反応にお
いて非常に高い選択性で不斉化合物を製造することがで
きる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸田 順道 埼玉県川越市今福中台2805番地 セントラ ル硝子株式会社化学研究所内 (72)発明者 阪口 博昭 山口県宇部市大字沖宇部5253番地 セント ラル硝子株式会社化学研究所内

Claims (43)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式[I] 【化1】 [式中、Xは−N(Tf 1)Tf 2〔Tf 1は−SO2f 1
    表し、Tf 2は−SO2f 2(Rf 1およびRf 2はそれぞれ
    独立にフッ素原子または低級パーフルオロアルキル基を
    表す。)を表す。〕を表し、R1は置換もしくは非置換
    のシクロペンタジエニル基、−OR3または−N
    (Tf 3)R4を表し、R2は置換もしくは非置換のシクロ
    ペンタジエニル基、−OR5または−N(Tf 4)R6〔T
    f 3は−SO2f 3を表し、Tf 4は−SO2f 4(Rf 3およ
    びRf 4はそれぞれ独立にフッ素原子または低級パーフル
    オロアルキル基を表す。)を表し、R3、R4、R5およ
    びR6はそれぞれ独立に低級アルキル基を表すか、また
    は、R3およびR5、R3およびR6、R 4およびR5、ある
    いは、R4およびR6がいっしょになって2価の基を形成
    する。〕を表し、Mはアルカリ土類金属、希土類元素、
    遷移金属、ホウ素、アルミニウム、ガリウム、インジウ
    ム、タリウム、ケイ素、ゲルマニウム、スズ、鉛、ヒ
    素、アンチモン、ビスマス、セレンまたはテルルから選
    ばれる元素を表し、nは該当するMの原子価−2の整数
    を表し、−N(Tf 1)Tf 2、−N(Tf 3)R4または−
    N(Tf 4)R6の少なくとも1つを有する。]で示され
    るルイス酸触媒。
  2. 【請求項2】R3およびR5、R3およびR6、R4および
    5、あるいは、R4およびR6がいっしょになって 【化2】 【化3】 【化4】 【化5】 で表される基を形成する請求項1記載のルイス酸触媒。
  3. 【請求項3】R3およびR5、R3およびR6、R4および
    5、あるいは、R4およびR6がいっしょになって 【化6】 で表される基を形成する請求項1記載のルイス酸触媒。
  4. 【請求項4】R1およびR2がシクロペンタジエニル基で
    ある請求項1記載のルイス酸触媒。
  5. 【請求項5】R1が−OR3であり、R2が−OR5(R3
    およびR5はそれぞれ独立に低級アルキル基を表す。)
    である請求項1記載のルイス酸触媒。
  6. 【請求項6】R3およびR5がiso−プロピル基である
    請求項5記載のルイス酸触媒。
  7. 【請求項7】R1が−OR3であり、R2が−OR5(R3
    およびR5はいっしょになって2価の基を形成する。)
    である請求項1記載のルイス酸触媒。
  8. 【請求項8】R3およびR5がいっしょになって 【化7】 で表される基を形成する請求項7記載のルイス酸触媒。
  9. 【請求項9】R1が−N(Tf 3)R4であり、R2が−N
    (Tf 4)R6〔Tf 3は−SO2f 3を表し、Tf 4は−SO
    2f 4(Rf 3およびRf 4はそれぞれ独立にフッ素原子ま
    たは低級パーフルオロアルキル基を表す。)を表し、R
    4およびR6はいっしょになって2価の基を形成する。〕
    である請求項1記載のルイス酸触媒。
  10. 【請求項10】R4およびR6がいっしょになって 【化8】 で表される基を形成する請求項9記載のルイス酸触媒。
  11. 【請求項11】Tf 1、Tf 2、Tf 3およびTf 4が−SO2
    CF3である請求項1〜請求項10のいずれかに記載の
    ルイス酸触媒。
  12. 【請求項12】Mが希土類元素、チタン、ジルコニウ
    ム、ハフニウム、ホウ素またはアルミニウムから選ばれ
    る元素である請求項1〜請求項11のいずれかに記載の
    ルイス酸触媒。
  13. 【請求項13】Mがイットリウム、イッテルビウム、チ
    タンまたはジルコニウムから選ばれる元素である請求項
    1〜請求項11のいずれかに記載のルイス酸触媒。
  14. 【請求項14】一般式[II] 【化9】 [式中、X’はハロゲン原子、−OR7(R7は水素原子
    または低級アルキル基を表す。)、−OOCR8(R8
    低級アルキル基を表す。)または−O3SR9(R 9は低
    級アルキル基または置換もしくは非置換のアリール基を
    表す。)を表し、R1は置換もしくは非置換のシクロペ
    ンタジエニル基、−OR3または−N(Tf 3)R4を表
    し、R2は置換もしくは非置換のシクロペンタジエニル
    基、−OR5または−N(Tf 4)R6〔Tf 3は−SO2f
    3を表し、Tf 4は−SO2f 4(Rf 3およびRf 4はそれぞ
    れ独立にフッ素原子または低級パーフルオロアルキル基
    を表す。)を表し、R3、R4、R5およびR6はそれぞれ
    独立に低級アルキル基を表すか、または、R3および
    5、R3およびR6、R4およびR5、あるいは、R4およ
    びR6がいっしょになって2価の基を形成する。〕を表
    し、Mはアルカリ土類金属、希土類元素、遷移金属、ホ
    ウ素、アルミニウム、ガリウム、インジウム、タリウ
    ム、ケイ素、ゲルマニウム、スズ、鉛、ヒ素、アンチモ
    ン、ビスマス、セレンまたはテルルから選ばれる元素を
    表し、nは該当するMの原子価−2の整数を表す。]で
    示される化合物と一般式[III] 【化10】 [式中、Xは−N(Tf 1)Tf 2〔Tf 1は−SO2f 1
    表し、Tf 2は−SO2f 2(Rf 1およびRf 2はそれぞれ
    独立にフッ素原子または低級パーフルオロアルキル基を
    表す。)を表す。〕を表し、M’は−H、−Ag、アル
    カリ金属またはアルカリ土類金属を表し、yはM’が−
    H、−Agまたはアルカリ金属の場合には1であり、
    M’がアルカリ土類金属の場合には2である。]で示さ
    れる化合物とを反応させることを特徴とする一般式
    [I] 【化11】 [式中、Xは−N(Tf 1)Tf 2〔Tf 1は−SO2f 1
    表し、Tf 2は−SO2f 2(Rf 1およびRf 2はそれぞれ
    独立にフッ素原子または低級パーフルオロアルキル基を
    表す。)を表す。〕を表し、R1は置換もしくは非置換
    のシクロペンタジエニル基、−OR3または−N
    (Tf 3)R4を表し、R2は置換もしくは非置換のシクロ
    ペンタジエニル基、−OR5または−N(Tf 4)R6〔T
    f 3は−SO2f 3を表し、Tf 4は−SO2f 4(Rf 3およ
    びRf 4はそれぞれ独立にフッ素原子または低級パーフル
    オロアルキル基を表す。)を表し、R3、R4、R5およ
    びR6はそれぞれ独立に低級アルキル基を表すか、また
    は、R3およびR5、R3およびR6、R 4およびR5、ある
    いは、R4およびR6がいっしょになって2価の基を形成
    する。〕を表し、Mはアルカリ土類金属、希土類元素、
    遷移金属、ホウ素、アルミニウム、ガリウム、インジウ
    ム、タリウム、ケイ素、ゲルマニウム、スズ、鉛、ヒ
    素、アンチモン、ビスマス、セレンまたはテルルから選
    ばれる元素を表し、nは該当するMの原子価−2の整数
    を表し、−N(Tf 1)Tf 2、−N(Tf 3)R4または−
    N(Tf 4)R6の少なくとも1つを有する。]で示され
    るルイス酸触媒の製造方法。
  15. 【請求項15】R3およびR5、R3およびR6、R4およ
    びR5、あるいは、R4およびR6がいっしょになって 【化12】 【化13】 【化14】 【化15】 で表される基を形成する請求項14記載のルイス酸触媒
    の製造方法。
  16. 【請求項16】R3およびR5、R3およびR6、R4およ
    びR5、あるいは、R4およびR6がいっしょになって 【化16】 で表される基を形成する請求項14記載のルイス酸触媒
    の製造方法。
  17. 【請求項17】R1およびR2がシクロペンタジエニル基
    である請求項14記載のルイス酸触媒の製造方法。
  18. 【請求項18】R1が−OR3であり、R2が−OR5(R
    3およびR5はそれぞれ独立に低級アルキル基を表す。)
    である請求項14記載のルイス酸触媒の製造方法。
  19. 【請求項19】R3およびR5がiso−プロピル基であ
    る請求項18記載のルイス酸触媒の製造方法。
  20. 【請求項20】R1が−OR3であり、R2が−OR5(R
    3およびR5はいっしょになって2価の基を形成する。)
    である請求項14記載のルイス酸触媒の製造方法。
  21. 【請求項21】R3およびR5がいっしょになって 【化17】 で表される基を形成する請求項20記載のルイス酸触媒
    の製造方法。
  22. 【請求項22】R1が−N(Tf 3)R4であり、R2が−
    N(Tf 4)R6〔Tf 3は−SO2f 3を表し、Tf 4は−S
    2f 4(Rf 3およびRf 4はそれぞれ独立にフッ素原子
    または低級パーフルオロアルキル基を表す。)を表し、
    4およびR6はいっしょになって2価の基を形成す
    る。〕である請求項14記載のルイス酸触媒の製造方
    法。
  23. 【請求項23】R4およびR6がいっしょになって 【化18】 で表される基を形成する請求項22記載のルイス酸触媒
    の製造方法。
  24. 【請求項24】Tf 1、Tf 2、Tf 3およびTf 4が−SO2
    CF3である請求項14〜請求項23のいずれかに記載
    のルイス酸触媒の製造方法。
  25. 【請求項25】Mが希土類元素、チタン、ジルコニウ
    ム、ハフニウム、ホウ素またはアルミニウムから選ばれ
    る元素である請求項14〜請求項24のいずれかに記載
    のルイス酸触媒の製造方法。
  26. 【請求項26】Mがイットリウム、イッテルビウム、チ
    タンまたはジルコニウムから選ばれる元素である請求項
    14〜請求項24のいずれかに記載のルイス酸触媒の製
    造方法。
  27. 【請求項27】X’がハロゲン原子または−OR7(R7
    は低級アルキル基を表す。)であり、M’が−Hまたは
    −Agである請求項14〜請求項26のいずれかに記載
    のルイス酸触媒の製造方法。
  28. 【請求項28】X’が塩素原子またはiso−プロピル
    基であり、M’が−Hまたは−Agである請求項14〜
    請求項26のいずれかに記載のルイス酸触媒の製造方
    法。
  29. 【請求項29】一般式[IV] 【化19】 [式中、R1は置換もしくは非置換のシクロペンタジエ
    ニル基、−OR3または−N(Tf 3)R4を表し、R2
    置換もしくは非置換のシクロペンタジエニル基、−OR
    5または−N(Tf 4)R6〔Tf 3は−SO2f 3を表し、
    f 4は−SO2f 4(Rf 3およびRf 4はそれぞれ独立に
    フッ素原子または低級パーフルオロアルキル基を表
    す。)を表し、R3、R4、R5およびR6はそれぞれ独立
    に低級アルキル基を表すか、または、R3およびR5、R
    3およびR6、R4およびR5、あるいは、R4およびR6
    いっしょになって2価の基を形成する。〕を表す。]で
    示される化合物と一般式[V] 【化20】 [式中、Xは−N(Tf 1)Tf 2〔Tf 1は−SO2f 1
    表し、Tf 2は−SO2f 2(Rf 1およびRf 2はそれぞれ
    独立にフッ素原子または低級パーフルオロアルキル基を
    表す。)を表す。〕を表し、Mはアルカリ土類金属、希
    土類元素、遷移金属、ホウ素、アルミニウム、ガリウ
    ム、インジウム、タリウム、ケイ素、ゲルマニウム、ス
    ズ、鉛、ヒ素、アンチモン、ビスマス、セレンまたはテ
    ルルから選ばれる元素を表し、mは該当するMの原子価
    の整数を表す。]で示される化合物とを反応させること
    を特徴とする一般式[I] 【化21】 [式中、Xは−N(Tf 1)Tf 2〔Tf 1は−SO2f 1
    表し、Tf 2は−SO2f 2(Rf 1およびRf 2はそれぞれ
    独立にフッ素原子または低級パーフルオロアルキル基を
    表す。)を表す。〕を表し、R1は置換もしくは非置換
    のシクロペンタジエニル基、−OR3または−N
    (Tf 3)R4を表し、R2は置換もしくは非置換のシクロ
    ペンタジエニル基、−OR5または−N(Tf 4)R6〔T
    f 3は−SO2f 3を表し、Tf 4は−SO2f 4(Rf 3およ
    びRf 4はそれぞれ独立にフッ素原子または低級パーフル
    オロアルキル基を表す。)を表し、R3、R4、R5およ
    びR6はそれぞれ独立に低級アルキル基を表すか、また
    は、R3およびR5、R3およびR6、R 4およびR5、ある
    いは、R4およびR6がいっしょになって2価の基を形成
    する。〕を表し、Mはアルカリ土類金属、希土類元素、
    遷移金属、ホウ素、アルミニウム、ガリウム、インジウ
    ム、タリウム、ケイ素、ゲルマニウム、スズ、鉛、ヒ
    素、アンチモン、ビスマス、セレンまたはテルルから選
    ばれる元素を表し、nは該当するMの原子価−2の整数
    を表し、−N(Tf 1)Tf 2、−N(Tf 3)R4または−
    N(Tf 4)R6の少なくとも1つを有する。]で示され
    るルイス酸触媒の製造方法。
  30. 【請求項30】R3およびR5、R3およびR6、R4およ
    びR5、あるいは、R4およびR6がいっしょになって 【化22】 【化23】 【化24】 【化25】 で表される基を形成する請求項29記載のルイス酸触媒
    の製造方法。
  31. 【請求項31】R3およびR5、R3およびR6、R4およ
    びR5、あるいは、R4およびR6がいっしょになって 【化26】 で表される基を形成する請求項29記載のルイス酸触媒
    の製造方法。
  32. 【請求項32】R1およびR2がシクロペンタジエニル基
    である請求項29記載のルイス酸触媒の製造方法。
  33. 【請求項33】R1が−OR3であり、R2が−OR5(R
    3およびR5はそれぞれ独立に低級アルキル基を表す。)
    である請求項29記載のルイス酸触媒の製造方法。
  34. 【請求項34】R3およびR5がiso−プロピル基であ
    る請求項33記載のルイス酸触媒の製造方法。
  35. 【請求項35】R1が−OR3であり、R2が−OR5(R
    3およびR5はいっしょになって2価の基を形成する。)
    である請求項29記載のルイス酸触媒の製造方法。
  36. 【請求項36】R3およびR5がいっしょになって 【化27】 で表される基を形成する請求項35記載のルイス酸触媒
    の製造方法。
  37. 【請求項37】R1が−N(Tf 3)R4であり、R2が−
    N(Tf 4)R6〔Tf 3は−SO2f 3を表し、Tf 4は−S
    2f 4(Rf 3およびRf 4はそれぞれ独立にフッ素原子
    または低級パーフルオロアルキル基を表す。)を表し、
    4およびR6はいっしょになって2価の基を形成す
    る。〕である請求項29記載のルイス酸触媒の製造方
    法。
  38. 【請求項38】R4およびR6がいっしょになって 【化28】 で表される基を形成する請求項37記載のルイス酸触媒
    の製造方法。
  39. 【請求項39】Tf 1、Tf 2、Tf 3およびTf 4が−SO2
    CF3である請求項29〜請求項38のいずれかに記載
    のルイス酸触媒の製造方法。
  40. 【請求項40】Mが希土類元素、チタン、ジルコニウ
    ム、ハフニウム、ホウ素またはアルミニウムから選ばれ
    る元素である請求項29〜請求項39のいずれかに記載
    のルイス酸触媒の製造方法。
  41. 【請求項41】Mがイットリウム、イッテルビウム、チ
    タンまたはジルコニウムから選ばれる元素である請求項
    29〜請求項39のいずれかに記載のルイス酸触媒の製
    造方法。
  42. 【請求項42】一般式[II] 【化29】 [式中、X’はハロゲン原子、−OR7(R7は水素原子
    または低級アルキル基を表す。)、−OOCR8(R8
    低級アルキル基を表す。)または−O3SR9(R 9は低
    級アルキル基または置換もしくは非置換のアリール基を
    表す。)を表し、R1は置換もしくは非置換のシクロペ
    ンタジエニル基、−OR3または−N(Tf 3)R4を表
    し、R2は置換もしくは非置換のシクロペンタジエニル
    基、−OR5または−N(Tf 4)R6〔Tf 3は−SO2f
    3を表し、Tf 4は−SO2f 4(Rf 3およびRf 4はそれぞ
    れ独立にフッ素原子または低級パーフルオロアルキル基
    を表す。)を表し、R3、R4、R5およびR6はそれぞれ
    独立に低級アルキル基を表すか、または、R3および
    5、R3およびR6、R4およびR5、あるいは、R4およ
    びR6がいっしょになって2価の基を形成する。〕を表
    し、Mはアルカリ土類金属、希土類元素、遷移金属、ホ
    ウ素、アルミニウム、ガリウム、インジウム、タリウ
    ム、ケイ素、ゲルマニウム、スズ、鉛、ヒ素、アンチモ
    ン、ビスマス、セレンまたはテルルから選ばれる元素を
    表し、nは該当するMの原子価−2の整数を表す。]で
    示される化合物と一般式[III] 【化30】 [式中、Xは−N(Tf 1)Tf 2〔Tf 1は−SO2f 1
    表し、Tf 2は−SO2f 2(Rf 1およびRf 2はそれぞれ
    独立にフッ素原子または低級パーフルオロアルキル基を
    表す。)を表す。〕を表し、M’は−H、−Ag、アル
    カリ金属またはアルカリ土類金属を表し、yはM’が−
    H、−Agまたはアルカリ金属の場合には1であり、
    M’がアルカリ土類金属の場合には2である。]で示さ
    れる化合物とを反応させることにより得られるルイス酸
    触媒。
  43. 【請求項43】一般式[IV] 【化31】 [式中、R1は置換もしくは非置換のシクロペンタジエ
    ニル基、−OR3または−N(Tf 3)R4を表し、R2
    置換もしくは非置換のシクロペンタジエニル基、−OR
    5または−N(Tf 4)R6〔Tf 3は−SO2f 3を表し、
    f 4は−SO2f 4(Rf 3およびRf 4はそれぞれ独立に
    フッ素原子または低級パーフルオロアルキル基を表
    す。)を表し、R3、R4、R5およびR6はそれぞれ独立
    に低級アルキル基を表すか、または、R3およびR5、R
    3およびR6、R4およびR5、あるいは、R4およびR6
    いっしょになって2価の基を形成する。〕を表す。]で
    示される化合物と一般式[V] 【化32】 [式中、Xは−N(Tf 1)Tf 2〔Tf 1は−SO2f 1
    表し、Tf 2は−SO2f 2(Rf 1およびRf 2はそれぞれ
    独立にフッ素原子または低級パーフルオロアルキル基を
    表す。)を表す。〕を表し、Mはアルカリ土類金属、希
    土類元素、遷移金属、ホウ素、アルミニウム、ガリウ
    ム、インジウム、タリウム、ケイ素、ゲルマニウム、ス
    ズ、鉛、ヒ素、アンチモン、ビスマス、セレンまたはテ
    ルルから選ばれる元素を表し、mは該当するMの原子価
    の整数を表す。]で示される化合物とを反応させること
    により得られるルイス酸触媒。
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