JPH09172785A - 電力回路用制御方法及び装置 - Google Patents

電力回路用制御方法及び装置

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JPH09172785A
JPH09172785A JP7328824A JP32882495A JPH09172785A JP H09172785 A JPH09172785 A JP H09172785A JP 7328824 A JP7328824 A JP 7328824A JP 32882495 A JP32882495 A JP 32882495A JP H09172785 A JPH09172785 A JP H09172785A
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Japan
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current
switching element
load
switching
power circuit
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JP7328824A
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Inventor
Kenji Eto
賢二 江藤
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
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    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

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  • Inverter Devices (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Control Of Ac Motors In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インバータ等の電力回路を制御するに当たっ
てPWM信号等のスイッチング信号の立上りに付与され
ていたデッドタイムをなくす。 【解決手段】 モータ電流フィードバック値又は推定値
と正側及び負側基準電圧とを比較し、インバータからモ
ータに供給される電流Iの向きをインバータの各交流出
力端子毎に判定する。判定の結果に応じ上側及び下側ト
ランジスタQ1 及びQ2 のうちスイッチングの必要のな
い側のトランジスタQ2 におけるスイッチングを強制的
に禁止する。デッドタイムを設けずとも、上側トランジ
スタQ1 と下側トランジスタQ2 が同時にオンすること
を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インバータ等の電
力回路を制御する電力回路用制御方法及び装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図5には、三相インバータ10の一般的
な構成が示されている。この図に示されるインバータ1
0は直流電源12から平滑用コンデンサCを介し供給さ
れる直流電流を三相交流電流に変換し三相交流負荷1
4、例えばモータに供給する回路であり、6個のトラン
ジスタ(例えばIGBT:Insulated Gate Bipolar Tra
nsistor )Q1 〜Q6 とダイオードD1 〜D6 とを有し
ている。トランジスタQ1とQ2 と、Q3 とQ4 、Q5
とQ6 は、互いに対をなしており、直流電源12の正負
両端子間に順方向直列接続されている。また、ダイオー
ドD1 とD2 と、D3 とD4 、D5 とD6 は、互いに対
をなしており、直流電源12の正負両端子間に逆方向直
列接続されている。さらに、各トランジスタQ1 〜Q6
とダイオードD1 〜D6 は互いに逆方向並列接続されて
いる。交流負荷14へのU、V及びW各相出力端子は、
それぞれ、トランジスタQ1 とQ2 の接続点、Q3 とQ
4 の接続点、及びQ5 とQ6 の接続点に設けられてい
る。トランジスタQ1 〜Q6 は、図6に示される回路か
ら供給されるPWM(パルス幅変調)信号によりオン/
オフスイッチングされており、またインバータ10の
U、V及びW各相出力端子に設けられている電流センサ
16U、16V、16Wは、図6に示される回路に交流
負荷14に流れる電流の検出値(以下モータ電流フィー
ドバックと呼ぶ)を供給する。
【0003】図6に示される回路は、例えば特開平5−
316738号公報の開示にしたがい構成されたインバ
ータ用制御装置の概略構成である。この図に示される回
路は指令波発生部18、搬送波発振器20、変調部2
2、上下分配部24及び立上り遅延回路26を備えてい
る。指令波発生部18は交流負荷(以下代表してモータ
とも呼ぶ)14の目標出力に応じ、かつ電流センサ16
U、16V及び16Wからのモータ電流フィードバック
値を参照しながら、U、V及びW各相に対する指令波e
0U、e0V及びe0Wを発生させる。各指令波e0U、e0V及
びe0Wは例えば図7に示されるようにその位相が互いに
2π/3ずつ相違した正弦波形を有している。搬送波発
振器20は、三角波、のこぎり波等の波形を有する搬送
波eS を生成する。変調部22はU、V及びW各相に対
応して設けられた3個のコンパレータを有しており、各
コンパレータにより、各相の指令波e0U、e0V及びe0W
と搬送波eS とを比較する。その結果得られる信号は、
図7において「変調部出力」と表されているようなPW
M信号となる。上下分配部24は、このような変調部2
2の出力をインバータ10の上側トランジスタQ1 、Q
3 及びQ5 に分配するとともに、変調部22の出力を論
理反転して下側のトランジスタQ2 、Q4 及びQ6 に分
配する。立上り遅延回路26は、図8に示されるよう
に、上下分配部24を介し変調部22から供給されるP
WM信号の立上りを所定時間(通常5μs程度)遅延さ
せることにより、インバータ10の上側トランジスタ
(例えばQ1)と下側トランジスタ(例えばQ2 )とが
同時にオンしない期間、すなわちデッドタイムを設け、
両トランジスタの同時点孤防止を確実化している。立上
り遅延回路26の出力は、図示しない回路による処理を
経た上でインバータ10の各トランジスタQ1 〜Q6 に
供給される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のデッドタイムは
インバータ等の電力回路の上下各トランジスタが同時に
オンすること、すなわち直流電源の正負両端子間が短絡
してしまうことを確実に防止する上で有効である。しか
し、かかるデッドタイムを設けているため、当該電力回
路から負荷に供給される電流の波形に歪みが発生する。
この歪みにより、当該電力回路の負荷への電力伝達率が
実質的に低下する。また、デッドタイムを設けることに
より、直流電源の電圧利用率が低められることにもな
り、したがって、直流電源の電圧低下に伴い交流負荷の
出力が低下しやすいという問題もある。
【0005】本発明の目的の一つは、インバータ等の電
力回路を構成する上側及び下側スイッチング素子(例え
ばトランジスタ)へのスイッチング信号(例えばPWM
信号)の供給の制御により、直流電源の正負両端子間が
短絡されることを確実に防止しながら、デッドタイムを
廃止し、ひいては交流負荷に対する有効な電力伝達率の
向上を実現するとともに直流電源の電圧利用率を向上さ
せ交流負荷の出力を維持しやすくすることにある。
【0006】
【課題の解決原理】発明者は、このような目的を達成す
べく、図5〜図8に示されている従来技術におけるスイ
ッチング動作を検討した。U相を例として図9に示され
ているように、前述の従来技術では、上側トランジスタ
がオンかつ下トランジスタがオフしている期間(図9
(a)参照)と、上側トランジスタがオフかつ下側トラ
ンジスタがオンしている期間(図9(c)参照)との間
の切り替わりに際して、図9(b)に示されているよう
に上側及び下側トランジスタがいずれもオフするよう立
上り遅延回路によるデッドタイム付与が実行されてい
る。発明者が着目したのは、インバータ内部における電
流の流路から見て本来スイッチングが必要ないのにスイ
ッチングされているトランジスタが存在していることで
ある。例えば図9中実線矢印で示されているようにイン
バータから交流負荷に電流Iが供給されている状態で
は、上側トランジスタ及び下側ダイオードのみに電流I
が流れ、下側トランジスタ(図ではQ2 )には電流Iが
流れることがない。また、図中破線矢印で示されるよう
に交流負荷からインバータに向け電流Iが流れている状
態では、上側ダイオード及び下側トランジスタのみに電
流Iが流れ、上側トランジスタ(図ではQ1 )には電流
Iが流れることがない。しかし、下側トランジスタは実
線矢印の期間でもスイッチングされており、また上側ト
ランジスタは破線矢印の期間でもスイッチングされてい
る。
【0007】発明者は、このような事実に着目し、図1
及び図2に示されるように、インバータ(より一般には
電力回路)と交流負荷の間に流れる電流Iの向きに応
じ、上側及び下側のいずれかのトランジスタ(より一般
にはスイッチング素子)のスイッチングを禁止する方法
を考案した。例えば、U相を例として図1に示されてい
るように、インバータから交流負荷に向けて電流が流れ
ているときにはスイッチングの必要がない下側のトラン
ジスタのスイッチングを禁止し(すなわちオフ状態に保
ち)、またU相を例として図2に示されているように交
流負荷からインバータに向け電流Iが流れているときに
はスイッチングの必要がない上側のトランジスタのスイ
ッチングを禁止する(すなわちオフ状態に保つ)ことと
した。本発明は、このような原理に基づき、従来技術に
おけるデッドタイムを廃止し、インバータ等の電力回路
から交流負荷への有効な電力の伝達率を改善しまた直流
電源の利用率を向上させるものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述のような原理を実現
するため、本発明の第1の構成は、直流電源の正負端子
間に順方向直列接続された上側及び下側スイッチング素
子(例えばIGBT等のトランジスタ)並びに当該上側
及び下側スイッチング素子に逆方向並列接続された上側
及び下側電流方向規制素子(例えばダイオード)を有し
上側及び下側スイッチング素子の接続点を介し負荷(例
えばモータ)に接続された電力回路(例えばインバー
タ)を、その上側及び下側スイッチング素子が同時にオ
ンしないよう制御する電力回路用制御方法において、上
側スイッチング素子のオン/オフと下側スイッチング素
子のオン/オフとが相補的となるようスイッチング信号
を発生させるステップと、上記接続点と負荷の間の電流
の方向が負荷向きかそれとも電力回路向きかを判定する
ステップと、負荷向きであるときには下側スイッチング
素子に対するスイッチング信号の供給を、電力回路向き
であるときには上側スイッチング素子に対するスイッチ
ング信号の供給を、それぞれ遮断するステップと、を有
し、上記電流の方向に応じて上側及び下側スイッチング
素子のいずれかへのスイッチング信号の供給を遮断する
ことにより当該スイッチング素子を強制的にオフ状態に
保つことを特徴とする。
【0009】また、本発明の第2の構成は、直流電源の
正負端子間に順方向直列接続された上側及び下側スイッ
チング素子並びに当該上側及び下側スイッチング素子に
逆方向並列接続された上側及び下側電流方向規制素子を
有し上側及び下側スイッチング素子の接続点を介し負荷
に接続された電力回路を、その上側及び下側スイッチン
グ素子が同時にオンしないよう制御する電力回路用制御
装置において、上側スイッチング素子のオン/オフと下
側スイッチング素子のオン/オフとが相補的となるよう
スイッチング信号を発生させる手段と、上記接続点と負
荷の間の電流の方向が負荷向きかそれとも電力回路向き
かを判定する手段と、負荷向きであるときには下側スイ
ッチング素子に対するスイッチング信号の供給を、電力
回路向きであるときには上側スイッチング素子に対する
スイッチング信号の供給を、それぞれ遮断する手段と、
を備え、上記電流の方向に応じて上側及び下側スイッチ
ング素子のいずれかへのスイッチング信号の供給を遮断
することにより当該スイッチング素子を強制的にオフ状
態に保つことを特徴とする。
【0010】これらの構成においては、上側及び下側ス
イッチング素子の接続点と負荷の間の電流の方向が負荷
向きであるときには下側スイッチング素子に対するスイ
ッチング信号の供給が、また電力回路向きであるときに
は上側スイッチング素子に対するスイッチング素子の供
給が、それぞれ遮断される。これに応じ、スイッチング
信号の供給が遮断されたスイッチング素子がオフ状態に
保たれる結果、上側オン下側オフの期間から上側オフ下
側オンの期間への移行あるいはその逆方向への移行に際
して、デッドタイムを設ける必要がなくなる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
関し図面に基づき説明する。なお、図5〜図9に示され
る従来技術と同様の又は対応する構成には同一の符号を
付し説明を省略する。また、本発明は、図5に示される
インバータ10を対象として実施することが可能である
ため、以下図5の構成を前提とする。ただし、本発明
は、図5に示される三相のインバータに限定されるもの
ではなく、単相又は多相の各種のスイッチング型電力回
路に適用できる。加えて、直接の制御対象たるスイッチ
ング素子はIGBT等のトランジスタに限定されるもの
ではない。さらに、電流方向を規制する素子はダイオー
ドに限定されず、スイッチング素子はPWM信号には限
定されない。また、モータ14に三相交流が供給される
ときには、センサ16U,16V及び16Wのうち1個
を、各相電流の和が0になる関係を利用して、省略する
こともできる。モータ電流を推定可能な論理に従い指令
波を生成しているときには、これらのセンサを全て廃止
し、モータ電流フィードバック値に代え、モータ電流推
定値を後述の動作で使用することもできる。
【0012】図3には、本発明の第1実施形態における
インバータ10の制御装置の要部構成が示されている。
この図には、前述の上下分配部24の他、本発明の特徴
に係る電流方向判定部28及びスイッチング休止用ゲー
ト30のみが示されているが、これは図示の簡略化のた
めであり、実際には図6に示される指令波発生部18、
搬送波発振器20及び変調部22が併せて用いられる。
【0013】本実施形態が特徴としているところは、図
6に示される立上り遅延回路26を、電流センサU、V
及びWからのモータ電流フィードバック値を利用したゲ
ーティングにより廃止し、ひいては従来技術におけるデ
ッドタイムを廃止したことにある。これにより、本実施
形態においては、モータ14に流れる電流Iの歪みを低
減しモータ14に対する有効の電力の伝達率を改善する
とともに、直流電源12の電圧利用率を改善し、直流電
源12の電圧低下に伴うモータ14の出力低下を防止し
ている。
【0014】図3に示される回路のうち、電流方向判定
部28は、U相のモータ電流フィードバック値を正側及
び負側基準電圧とそれぞれ比較するコンパレータ28a
及び28b、V相のモータ電流フィードバック値を正側
及び負側基準電圧とそれぞれ比較するコンパレータ28
c及び28d、並びにW相のモータ電流フィードバック
値を正側及び負側基準電圧と比較するコンパレータ28
e及び28fを有している。正側基準電圧は、インバー
タ10から交流負荷14に向けて電流が流れているこ
と、すなわち図1に示される向きの電流が流れているこ
とを検出するための基準電圧であり、コンパレータ28
a、28c及び28eは、対応する相のモータ電流フィ
ードバック値が正側基準電圧を上回っているときすなわ
ち図1に示される方向の電流が流れているときにH値の
信号を出力する。また、負側基準電圧は、モータ14か
らインバータ10に向け電流が流れていることすなわち
図2に示される方向の電流が流れていることを検出する
ための基準電圧であり、コンパレータ28b、28d及
び28fは対応する相のモータ電流フィードバック値が
負側基準電圧を下回っているときにH値の信号を出力す
る。コンパレータ28a、28c及び28eの後段に設
けられているインバータ28g、28h及び28iは、
対応するコンパレータの出力を論理反転し、スイッチン
グ休止用ゲート30に供給する。
【0015】スイッチング休止用ゲート30は、コンパ
レータ28a〜28fに対応して設けられた合計6個の
ANDゲート30a〜30fを有している。各ANDゲ
ート30a〜30fは2個の入力端を有しており、その
うち一方には電流方向判定部28中の対応するコンパレ
ータ(又はインバータ)の出力が、他方には上下分配部
24の出力が、それぞれ供給される。したがって、AN
Dゲート30a〜30fの出力は、上下分配部24の出
力を電流方向判定部28の出力にてゲーティングした値
となる。すなわち、モータ電流フィードバック値が正側
基準電圧を超えておりしたがって図1に示される方向の
電流が流れていると見なせるときには下側のトランジス
タQ2 、Q4 及びQ6 に対するPWM信号の供給が遮断
され、モータ電流フィードバック値が負側基準電圧を下
回っておりしたがって図2に示される方向の電流が流れ
ていると見なせるときには上側のトランジスタQ1 、Q
3及びQ5 荷体するPWM信号の供給が遮断される。P
WM信号の供給が遮断されたトランジスタはオフ状態と
なる。したがって、図3に示される回路により、図1及
び図2に示した原理に係る作用効果を実現することがで
きる。
【0016】また、本実施形態においては、デッドタイ
ムを廃止しているにもかかわらず、電流Iの符号(方
向)が反転するゼロクロス点近傍でも、上側及び下側の
トランジスタが同時にオンすることを確実に防止するこ
とができる。従来は、図4に示されるように、モータ1
4の電流Iが低下していく期間(図4(a)参照)にお
いては時刻t1 直後に、また電流Iが増加していく期間
(図4(b)参照)においては時刻t5 直後に、それぞ
れデッドタイムを設け、上側のトランジスタ及び下側の
トランジスタ(U相を例とする図4においてはそれぞれ
Q1 及びQ2 )を同時にオフさせていた。これに対し、
本実施形態においては、電流Iの向きに応じて上側及び
下側のいずれかのトランジスタを強制的にオフ状態とし
ているため、デッドタイムを設けずとも、t1 〜t2 の
間、又はt5 〜t6 の間は上側及び下側のトランジスタ
がいずれもオフとなるから、デッドタイムを廃止したこ
とによる上側及び下側同時オン、ひいては直流電源12
の正負両端子間の短絡といった危険は確実に回避するこ
とができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1及び
第2の構成によれば、上側及び下側スイッチング素子の
接続点と負荷の間の電流の方向が負荷向きであるときに
は下側スイッチング素子に対するスイッチング信号の供
給を遮断し、電力回路向きであるときには上側スイッチ
ング素子に対するスイッチング信号の供給を遮断するよ
うにしたため、上側スイッチング信号=オンかつ下側ス
イッチング素子=オフの期間から上側スイッチング素子
=オフかつ下側スイッチング素子=オンの期間への移行
あるいはその逆方向の移行に際し、上側及び下側スイッ
チング素子がともにオフするデッドタイムを設ける必要
がなくなる。その結果、負荷に流れる電流の波形はスイ
ッチング信号により決定される理想的な波形となり、ス
イッチング信号生成上意図していない種類の歪みを防止
することが可能になる。このような歪みの低減により、
負荷への有効な電力の伝達率が向上する。さらにデッド
タイムがなくなることにより直流電源の電圧利用率が改
善される結果、直流電源の電圧低下に伴う負荷の出力低
下を防止乃至抑制することができる。
【0018】
【補遺】なお、本発明は次のような構成としても把握で
きる。
【0019】(1)本発明の第3の構成は、第1又は第
2の構成において、センサにより検出され上記電力回路
の動作に係る指令を生成するためフィードバックされる
電流値に基づき、上記接続点と上記負荷の間の電流の方
向を判定することを特徴とする。本構成によれば、第1
及び第2の構成と同様の作用効果が得られる。さらに、
本構成は、センサの追加が不要であるという点で、指令
生成のため従来から電流フィードバック用のセンサを設
けていた装置への応用に適している。
【0020】(2)本発明の第4の構成は、第1又は第
2の構成において、上記電力回路の動作に係る指令を生
成する際推定された電流値に基づき、上記接続点と上記
負荷の間の電流の方向を判定することを特徴とする。本
構成によれば、第1及び第2の構成と同様の作用効果が
得られる。さらに、本構成は、指令生成の際推定により
得られている電流値を利用できるという点で、制御論理
上の推定動作等により電流の方向を推定している装置へ
の応用に適している。
【0021】(3)本発明の第5の構成に係る電気自動
車は、車両走行用の交流モータと、当該交流モータに駆
動電流を供給するための直流電源と、当該直流電源から
当該交流モータに供給される駆動電流を直流から交流に
変換するインバータと、本発明の第1乃至第4の構成に
従い上記電力回路たる上記インバータを制御する電力回
路用制御装置と、を備えることを特徴とする。本構成に
よれば、第1乃至第4の構成と同様の作用効果が得られ
る。特に、デッドタイムの廃止による電流歪みの低減の
結果、上記交流モータの鉄損等が減り、上記直流電源の
充電1回当たり走行可能距離が長くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理を説明するための回路図であ
り、特に図1(a)は上側のトランジスタを介しインバ
ータから交流負荷に向け電流が流れている制御状態を、
図1(b)は下側のダイオードを介しインバータから交
流負荷に向け電流が流れている制御状態を、それぞれ示
す図である。
【図2】 本発明の原理を説明するための回路図であ
り、特に図2(a)は下側のトランジスタを介し交流負
荷からインバータに向け電流が流れている制御状態を、
図2(b)は上側のダイオードを介しインバータから交
流負荷に向け電流が流れている制御状態を、それぞれ示
す図である。
【図3】 本発明の一実施形態に係る制御装置の要部構
成を示す回路図である。
【図4】 この実施形態におけるモータ電流ゼロクロス
付近の制御状態を示すタイミングチャートであり、特に
図4(a)はモータ電流が減少していくときの、図4
(b)は増加していくときの制御状態を、いずれも従来
技術との対比において示す図である。
【図5】 インバータの一般的な回路構成を示す回路図
である。
【図6】 一従来技術に係るインバータ用制御装置の回
路構成を示すブロック図である。
【図7】 PWM信号によるインバータ制御の原理を示
すタイミングチャートである。
【図8】 PWM信号にデッドタイムを付与する処理を
示すタイミングチャートである。
【図9】 デッドタイムを付与した場合の制御状態を示
す回路図であり、特に図9(a)は上側トランジスタが
オン、下側トランジスタがオフしている状態を、図9
(b)はデッドタイムを、図9(c)は上側トランジス
タがオフ、下側トランジスタがオンしている状態を、そ
れぞれ示す図である。
【符号の説明】
10 インバータ、14 交流負荷(モータ)、16
U,16V,16W 電流センサ、18 指令波発生
部、20 搬送波発振器、22 変調部、24 上下分
配部、28 電流方向判定部、28a〜28f コンパ
レータ、28g〜28i インバータ、30 スイッチ
ング休止用ゲート、30a〜30f ANDゲート、Q
1 〜Q6 トランジスタ(IGBT)、D1 〜D6 ダイ
オード、es搬送波、e0U, e0V, e0W 指令波。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源の正負端子間に順方向直列接続
    された上側及び下側スイッチング素子並びに当該上側及
    び下側スイッチング素子に逆方向並列接続された上側及
    び下側電流方向規制素子を有し上側及び下側スイッチン
    グ素子の接続点を介し負荷に接続された電力回路を、そ
    の上側及び下側スイッチング素子が同時にオンしないよ
    う制御する電力回路用制御方法において、 上側スイッチング素子のオン/オフと下側スイッチング
    素子のオン/オフとが相補的となるようスイッチング信
    号を発生させるステップと、 上記接続点と負荷の間の電流の方向が負荷向きかそれと
    も電力回路向きかを判定するステップと、 負荷向きであるときには下側スイッチング素子に対する
    スイッチング信号の供給を、電力回路向きであるときに
    は上側スイッチング素子に対するスイッチング信号の供
    給を、それぞれ遮断するステップと、 を有し、上記電流の方向に応じて上側及び下側スイッチ
    ング素子のいずれかへのスイッチング信号の供給を遮断
    することにより当該スイッチング素子を強制的にオフ状
    態に保つことを特徴とする電力回路用制御方法。
  2. 【請求項2】 直流電源の正負端子間に順方向直列接続
    された上側及び下側スイッチング素子並びに当該上側及
    び下側スイッチング素子に逆方向並列接続された上側及
    び下側電流方向規制素子を有し上側及び下側スイッチン
    グ素子の接続点を介し負荷に接続された電力回路を、そ
    の上側及び下側スイッチング素子が同時にオンしないよ
    う制御する電力回路用制御装置において、 上側スイッチング素子のオン/オフと下側スイッチング
    素子のオン/オフとが相補的となるようスイッチング信
    号を発生させる手段と、 上記接続点と負荷の間の電流の方向が負荷向きかそれと
    も電力回路向きかを判定する手段と、 負荷向きであるときには下側スイッチング素子に対する
    スイッチング信号の供給を、電力回路向きであるときに
    は上側スイッチング素子に対するスイッチング信号の供
    給を、それぞれ遮断する手段と、 を備え、上記電流の方向に応じて上側及び下側スイッチ
    ング素子のいずれかへのスイッチング信号の供給を遮断
    することにより当該スイッチング素子を強制的にオフ状
    態に保つことを特徴とする電力回路用制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010166767A (ja) * 2009-01-19 2010-07-29 Shindengen Electric Mfg Co Ltd 電力変換装置

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