JPH09173044A - ビール酒出し初流の処理方法 - Google Patents

ビール酒出し初流の処理方法

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JPH09173044A
JPH09173044A JP7342584A JP34258495A JPH09173044A JP H09173044 A JPH09173044 A JP H09173044A JP 7342584 A JP7342584 A JP 7342584A JP 34258495 A JP34258495 A JP 34258495A JP H09173044 A JPH09173044 A JP H09173044A
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JP
Japan
Prior art keywords
beer
silica sol
particle size
liquor
peaks
Prior art date
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Pending
Application number
JP7342584A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihisa Ishiwatari
渡 義 久 石
Takeshi Onoki
毅 大野木
Hiroyasu Nishida
田 広 泰 西
Mitsuru Nakai
井 満 中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kirin Brewery Co Ltd
JGC Catalysts and Chemicals Ltd
Original Assignee
Catalysts and Chemicals Industries Co Ltd
Kirin Brewery Co Ltd
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Publication date
Application filed by Catalysts and Chemicals Industries Co Ltd, Kirin Brewery Co Ltd filed Critical Catalysts and Chemicals Industries Co Ltd
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Publication of JPH09173044A publication Critical patent/JPH09173044A/ja
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Pending legal-status Critical Current

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  • Distillation Of Fermentation Liquor, Processing Of Alcohols, Vinegar And Beer (AREA)
  • Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビール酒出しの際の初流中の浮遊物を迅速に
除去して、ビール発酵液を経済的かつ効率的に回収でき
る方法の提供。 【解決手段】 ビール酒出し初流に対し、乾燥物換算で
50〜500ppmのシリカゾルを添加して2〜15時
間放置した後、その上澄みを濾過して清澄なビール発酵
液を得ることを特徴とする、ビール酒出し初流の処理方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熟成工程を終了した
ビール発酵液をタンクから抜き出す際の初流を処理して
ビール発酵液を回収し、ビール発酵液の歩留まりを改良
する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビールは、大きく分けてふたつの発酵工
程、すなわち主発酵工程と熟成工程(後発酵)、を経て
製造される。熟成工程を終えたビール発酵液は、熟成タ
ンク下部より抜き出されて濾過工程に移される。この熟
成タンクからビール発酵液を抜き出す工程のことを「酒
出し」と呼ぶ。
【0003】熟成期間には、主発酵終了液中に浮遊して
いた酵母やタンパク質等が沈澱してくる。酒出しの際に
は、ビール発酵液にこれらの沈殿物が含まれないように
することが濾過工程の負荷を下げるためには好ましい。
【0004】そのため、まずタンク最下部の沈殿物を取
り出した後に、最初に出てくる「初流」と呼ばれる沈殿
物濃度が非常に高い部分をいったん別のタンクに移し、
その後、清澄な発酵液が出てきたところから、濾過工程
に直接移すことを行っている。初流は100キロリット
ルの熟成タンクで約0.5〜1.5キロリットル程度生
じる。
【0005】別のタンクに移された初流は、静置されて
浮遊物を沈降させた後、再度その上澄液を濾過すること
でビールを回収しているのが現状である。そして、回収
したビール発酵液は、それと同一液種のビール発酵液に
戻すため、初流処理工程は、濾過と並行しておこなうこ
とがふつうである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、初流処理に充
分時間をかけすぎると、その間に本体の上澄液部分の濾
過が終了してしまうため、初流の処理が終わるまで濾過
済みの本体を保管するタンクも大量に必要になってく
る。しかし、そのような問題を防ぐために初流処理の時
間を短くすると初流の清澄化が不十分になってしまう、
というジレンマがあった。
【0007】一方、ビールの熟成工程においてシリカゾ
ルやアイシングラス等の清澄剤を使用することが知られ
ている。これらの清澄剤を添加することによって浮遊物
の沈降が促進され、濾過の負荷が低減できる。しかし、
発酵液全体に対しシリカゾルを添加するので、シリカゾ
ル総添加量が非常に多くなるために経済的に不利であっ
た。
【0008】
【課題を解決するための手段】
[発明の概要] <要旨>本発明の処理方法は、ビール酒出し初流に対
し、乾燥物換算で50〜500ppmのシリカゾルを添
加して2〜15時間放置した後、その上澄みを濾過して
清澄なビール発酵液を得ること、を特徴とするものであ
る。
【0009】<効果>本発明の処理方法により、ビール
酒出しの際の初流中の浮遊物を迅速に除去して、ビール
発酵液を経済的かつ効率的に回収できる。
【0010】[発明の具体的説明]本発明で使用するシ
リカゾルは、ビール製造時に添加して、ビールの品質を
損なわないものであれば任意のものを使用できる。具体
的には、シリカ粒子の粒子径が一般に3〜600nm、
好ましくは20〜600nm、のものを用いる。これら
清澄剤と使用できるシリカゾルに関しては、特公昭59
−33351号、特公昭60−16187号、および特
開平3−216179号などの公報に記載されている。
【0011】このようなシリカゾルとして、コロイド粒
子の粒子径分布曲線に少なくとも2つのピークを有する
ものを使用することにより、浮遊物を迅速に沈澱させる
ことができる。これは、小粒径側のピークを与えるシリ
カコロイド粒子群は蛋白混濁物質を凝集させる作用が強
く、大粒径側のピークを与えるシリカコロイド粒子群は
その凝集した蛋白混濁物質同士をさらに凝集させる働き
をすると考えられる。
【0012】このようなシリカゾルのうち、コロイド粒
子の粒子径分布曲線が、少なくとも2つの異なるピーク
をもち、そのうち最も小粒径側のピークを与える粒子径
をD1 、他のピークを与える粒子径をD2 、D3 、・・
・Dn としたとき、 Dx ≧1.3D1 (ここでxは2〜nの整数) の関係式のうち少なくとも1つを満たすものが好まし
い。また、シリカゾルのコロイド粒子の粒子径分布曲線
が2つ以上の異なるピークをもち、そのうちの2つのピ
ークを与える粒子径をDp 、Dq としたとき、20nm
≦Dp ≦40nm、150nm≦Dq ≦600nmであ
るものが特に好ましい。
【0013】なお、本発明でいうところの粒子径は球換
算粒子径である。これは粒子が完全な球形ではない場合
でも、その粒子が有する体積と等しい球が有する直径を
その粒子径として表したものである。このような粒子径
の測定法には種々の方法があり、例えば、動的光散乱法
などが挙げられる。具体的には Pacific Scientific社
製 NICOMP Model 370 Submicron Particle Sizerにより
測定する。
【0014】本発明において、前記シリカゾルをビール
製造時の酒出しの際の初流に対して添加する。酒出しの
際の初流の清澄化においては、浮遊物の濃度が非常に高
く、さらに、最適な熟成期間で酒出ししているため、清
澄化にかかる時間は短いほどよい。これらの点から、シ
リカゾルの添加量は多いほうがよく、具体的には乾燥物
換算で一般に50ppm以上であることが好ましい。し
かし、過度に多量の添加は避けるべきであって、シリカ
ゾルを500ppm以上添加するとシリカゾルの費用の
面、および凝集物中に取り込まれるビールの欠損の面で
経済的に好ましくない。最も好ましくは、効果の最も強
いシリカゾルを使った場合で、100〜300ppm添
加する。
【0015】シリカゾルを添加したあとの静置時間は、
前記したように、効果が出れば短い方が望ましいが、一
般に2〜15時間である。特に経済性の面で、約3〜8
時間静置することが好ましい。
【0016】静置する際の温度は、初流を除いたあとの
本体と同一の条件で同一に熟成されるように、酒出しの
時の温度のまま維持することが好ましい。
【0017】このようにして浮遊物を沈澱させた初流の
うち、上澄液のみをタンク脇の液出し管から酒出しライ
ンへ導入して、さらに濾過工程に移し、本体の熟成工程
終了液と混合する。この濾過済みビール発酵液は、香
味、泡持ちなどのビール特性は通常のビールと全く遜色
ないものとなる。
【0018】
【発明の実施の形態】
【実施例】調製例 30%シリカゾル(触媒化成工業株式会社製FC−20
0スーパー、平均粒子径20nm)40gと40%シリ
カゾル(触媒化成工業株式会社製カタロイドSI−8
0)8gとシリカコロイド粒子の18%シリカ分散液
(触媒化成工業株式会社製スフェリカスラリー160、
平均粒子径150nm)17gとを混合して清澄化用シ
リカゾルを調製した。この清澄化用シリカゾルのコロイ
ド粒子の粒子径分布を Pacific Scientific 社製 NICOM
P Model 370 Submicron Particle Sizerを用いて動的光
散乱法にて測定したところ、粒子系分布曲線は2つのピ
ークを示し、小粒径側のピークは33nmで、大粒径側
のピークは165nmであった。
【0019】実施例 2kL規模のパイロットプラントで通常通り製造したビ
ール発酵終了液の酒出しに際し、初流3Lに表1に記載
したとおりのシリカゾルを添加して、ビール発酵液と良
く攪拌後、円筒容器にいれて0℃で保存した。10時間
経過後、上澄み液2.8Lを取り出して、濾過性を評価
した。濾過性の評価は、1kg/cm2 の加圧下でポア
サイズ0.45μmのメンブレンフィルターで濾過を行
い、その濾過量からエッサー法(Esser, K.D. ; Monatss
chriftfuer Brauerei, 25 (6) 145 (1972) )により
Vmaxを求めて比較した。得られた結果は表1に示す
とおりである。
【0020】 表1 シリカゾル 添加量(ppm) Vmax(hL/m2 調製例のシリカゾル 50 1.3 100 1.7 300 1.8 500 1.8 FC−200スーパー*1 100 1.5 STABISOL*2 100 1.5 無添加 初流ビール 0 0.6 無添加 酒出しビール 0 1.7 *1 触媒化成工業株式会社製シリカゾル*2 Stabifix Brauerei-Technik 社製シリカゾル
【0021】初流ビールにシリカゾルを添加すること
で、酒出しビールと同等のVmaxを達成することがで
きた。酒出しビールはそのまま濾過工程に供せられるも
のであることから、シリカゾルで処理した初流ビールも
充分濾過可能であることがわかる。
【0022】また、これらの例において、シリカゾル添
加後の静置時間は10時間とした。この時間は、通常の
製造において、タンク中の発酵液を濾過する時間にほぼ
相当する。従って、酒出しビールを濾過している間に初
流の処理が終わり、処理済みの初流を同じロットの発酵
液に戻すことが可能である。
【発明の効果】本発明の方法により、ビール酒出しの際
の初流中の浮遊物を迅速に除去して、ビール発酵液を経
済的かつ効率的に回収できることは、[発明の概要]の
項に前記したところである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西 田 広 泰 福岡県北九州市若松区北湊町13−2 触媒 化成工業株式会社若松工場内 (72)発明者 中 井 満 福岡県北九州市若松区北湊町13−2 触媒 化成工業株式会社若松工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビール酒出し初流に対し、乾燥物換算で5
    0〜500ppmのシリカゾルを添加して2〜15時間
    放置した後、その上澄みを濾過して清澄なビール発酵液
    を得ることを特徴とする、ビール酒出し初流の処理方
    法。
  2. 【請求項2】シリカゾルのコロイド粒子の粒子径分布曲
    線が、2つ以上の異なるピークをもち、そのうち最も小
    粒径側のピークを与える粒子径をD1 、他のピークを与
    える粒子径をD2 、D3 、・・・Dn としたとき、 Dx ≧1.3D1 (ここでxは2〜nの整数) の関係式のうち少なくとも1つを満たす、請求項1に記
    載の処理方法。
  3. 【請求項3】シリカゾルのコロイド粒子の粒子径分布曲
    線が2つ以上の異なるピークをもち、それぞれのピーク
    を与える粒子径をDp 、Dq としたとき、20nm≦D
    p ≦40nm、150nm≦Dq ≦600nmである、
    請求項1または2に記載の方法。
JP7342584A 1995-12-28 1995-12-28 ビール酒出し初流の処理方法 Pending JPH09173044A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018199113A1 (ja) * 2017-04-26 2018-11-01 日水製薬株式会社 マイコプラズマの集菌方法
US20190039043A1 (en) * 2016-01-28 2019-02-07 Imerys Filtration Minerals, Inc. Acid-treated filter aid blend

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