JPH0917331A - 電界放射電子源アレイの形成方法 - Google Patents
電界放射電子源アレイの形成方法Info
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- JPH0917331A JPH0917331A JP16039095A JP16039095A JPH0917331A JP H0917331 A JPH0917331 A JP H0917331A JP 16039095 A JP16039095 A JP 16039095A JP 16039095 A JP16039095 A JP 16039095A JP H0917331 A JPH0917331 A JP H0917331A
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- forming
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 絶縁マスクよりも小さいゲート電極の穴を有
する電界放射電子源アレイの形成方法を提供する。 【構成】 ウエハ10上に絶縁マスク12を形成する工
程と、エッチングによりウエハ上に、該ウエハの上面に
対し錐体の壁面が55度〜70度の傾斜角度を有する錐
体14を形成する工程と、絶縁マスクを除去した後、錐
体を含むウエハの表面に絶縁層16を形成する工程と、
該絶縁層上に金属電極層を形成する工程と、選択エッチ
ング法により錐体を覆っている絶縁体層をエッチング除
去して錐体を露出させる工程とを含んでいる。
する電界放射電子源アレイの形成方法を提供する。 【構成】 ウエハ10上に絶縁マスク12を形成する工
程と、エッチングによりウエハ上に、該ウエハの上面に
対し錐体の壁面が55度〜70度の傾斜角度を有する錐
体14を形成する工程と、絶縁マスクを除去した後、錐
体を含むウエハの表面に絶縁層16を形成する工程と、
該絶縁層上に金属電極層を形成する工程と、選択エッチ
ング法により錐体を覆っている絶縁体層をエッチング除
去して錐体を露出させる工程とを含んでいる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電界放射電子源アレ
イの形成方法に関するものである。
イの形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電界放射電子源アレイの形成方法
としては、例えば、文献(92−基−4、真空マイクロ
エレクトニクス調査報告I、1992年、pp.16〜
21)に開示されたものがある。
としては、例えば、文献(92−基−4、真空マイクロ
エレクトニクス調査報告I、1992年、pp.16〜
21)に開示されたものがある。
【0003】この文献によると、従来の電界放射電子源
アレイは、導電性シリコン基板上に絶縁マスクを形成し
た後、異方性エッチングを行ってシリコン基板をエッチ
ングして、マスクの下側にピラミット形のエミッタ(エ
ミッタコーンともいう)を形成する。その後、マスクを
含む導電性シリコン基板の表面に絶縁層および金属電極
層を順次に堆積させた後、リフトオフ法によりエミッタ
コーンの上側にある絶縁マスク、絶縁層および金属電極
層を除去して電界放射電子源アレイを形成する。従来の
電界放射電子源アレイの形成方法では、金属電極層に形
成される穴は絶縁層マスクの直径とほぼ同径の寸法にな
る。
アレイは、導電性シリコン基板上に絶縁マスクを形成し
た後、異方性エッチングを行ってシリコン基板をエッチ
ングして、マスクの下側にピラミット形のエミッタ(エ
ミッタコーンともいう)を形成する。その後、マスクを
含む導電性シリコン基板の表面に絶縁層および金属電極
層を順次に堆積させた後、リフトオフ法によりエミッタ
コーンの上側にある絶縁マスク、絶縁層および金属電極
層を除去して電界放射電子源アレイを形成する。従来の
電界放射電子源アレイの形成方法では、金属電極層に形
成される穴は絶縁層マスクの直径とほぼ同径の寸法にな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た電界放射電子源アレイの形成方法には、以下に述べる
ような問題がある。従来の形成方法では、錐体の上側に
開けられる金属電極層の穴は、絶縁マスクの直径とほぼ
同じ直径になるため、エミッタコーンの先端部と金属電
極層の穴の内壁までの距離(電界放射最短距離ともい
う。)は絶縁マスクの直径により決まる。このため、ど
うしても電界放射最短距離は長くなり、従って、電界放
射時のゲート電圧が高くなる。ゲート電圧を低減するに
は、金属電極層の穴の径を小さくする必要がある。この
ため、絶縁マスクの直径を小さくする必要があった。し
かしながら、絶縁マスクの直径を小さくするにはおのず
から限界があり、従来は絶縁マスクの直径よりも小さい
金属電極層の穴を形成することは出来なかった。
た電界放射電子源アレイの形成方法には、以下に述べる
ような問題がある。従来の形成方法では、錐体の上側に
開けられる金属電極層の穴は、絶縁マスクの直径とほぼ
同じ直径になるため、エミッタコーンの先端部と金属電
極層の穴の内壁までの距離(電界放射最短距離ともい
う。)は絶縁マスクの直径により決まる。このため、ど
うしても電界放射最短距離は長くなり、従って、電界放
射時のゲート電圧が高くなる。ゲート電圧を低減するに
は、金属電極層の穴の径を小さくする必要がある。この
ため、絶縁マスクの直径を小さくする必要があった。し
かしながら、絶縁マスクの直径を小さくするにはおのず
から限界があり、従来は絶縁マスクの直径よりも小さい
金属電極層の穴を形成することは出来なかった。
【0005】そこで、絶縁マスク径よりも小さい金属電
極の穴を有する電界放射電子源アレイの形成方法が望ま
れていた。
極の穴を有する電界放射電子源アレイの形成方法が望ま
れていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、この発明の電
界放射電子源アレイの形成方法によれば、ウエハ上に錐
体を形成し、該錐体の周りを絶縁層および金属電極層で
囲んで電界放射電子源アレイを形成するに当たり、ウエ
ハ上に絶縁マスクを形成する工程と、エッチングにより
ウエハに、このウエハの上面に対し錐体の壁面が55度
〜70度の傾斜角度を有する錐体を形成する工程と、絶
縁マスクを除去した後、錐体を含むウエハの表面に絶縁
体層を形成する工程と、絶縁体層上に金属電極層を形成
する工程と、選択エッチング法により錐体を覆っている
絶縁体層をエッチング除去して当該錐体を露出させる工
程とを含むことを特徴とする。
界放射電子源アレイの形成方法によれば、ウエハ上に錐
体を形成し、該錐体の周りを絶縁層および金属電極層で
囲んで電界放射電子源アレイを形成するに当たり、ウエ
ハ上に絶縁マスクを形成する工程と、エッチングにより
ウエハに、このウエハの上面に対し錐体の壁面が55度
〜70度の傾斜角度を有する錐体を形成する工程と、絶
縁マスクを除去した後、錐体を含むウエハの表面に絶縁
体層を形成する工程と、絶縁体層上に金属電極層を形成
する工程と、選択エッチング法により錐体を覆っている
絶縁体層をエッチング除去して当該錐体を露出させる工
程とを含むことを特徴とする。
【0007】
【作用】上述したように、この発明の電界放射電子源ア
レイの形成方法によれば、シリコン基板上に絶縁マスク
を形成した後、エッチングを行ってウエハの表面に、錐
体の壁面が55度〜70度の傾斜角度を有する錐体を形
成する。その後、絶縁マスクを除去して、錐体を含むウ
エハ上の表面に絶縁層および金属電極層を順次に形成す
る。このように、錐体の上側に金属電極層を形成したと
き、錐体の傾斜角度を高くしてあるので、錐体で覆われ
た絶縁層の裾部領域に金属電極層の段切れが発生する。
レイの形成方法によれば、シリコン基板上に絶縁マスク
を形成した後、エッチングを行ってウエハの表面に、錐
体の壁面が55度〜70度の傾斜角度を有する錐体を形
成する。その後、絶縁マスクを除去して、錐体を含むウ
エハ上の表面に絶縁層および金属電極層を順次に形成す
る。このように、錐体の上側に金属電極層を形成したと
き、錐体の傾斜角度を高くしてあるので、錐体で覆われ
た絶縁層の裾部領域に金属電極層の段切れが発生する。
【0008】その後、選択エッチングを行って錐体を覆
っている絶縁層をエッチングして錐体を露出させる。こ
のとき、段切れされている金属電極層の錐体領域の一部
も絶縁層と一緒に除去されるので金属電極層に穴が形成
される。この金属電極層の穴は、錐体の裾部の外周距離
とほぼ同じ寸法になるので、従来の絶縁マスクの直径よ
りも小さい金属電極層の穴を形成することができる。こ
のため、電界放射最短距離が短くなり、電界放射時のゲ
ート電圧を低減できる。
っている絶縁層をエッチングして錐体を露出させる。こ
のとき、段切れされている金属電極層の錐体領域の一部
も絶縁層と一緒に除去されるので金属電極層に穴が形成
される。この金属電極層の穴は、錐体の裾部の外周距離
とほぼ同じ寸法になるので、従来の絶縁マスクの直径よ
りも小さい金属電極層の穴を形成することができる。こ
のため、電界放射最短距離が短くなり、電界放射時のゲ
ート電圧を低減できる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の電界放射
電子源アレイ(以下、FEAと称する。)の形成方法の
実施例につき説明する。尚、図1〜図5は、この発明が
理解できる程度に各構成成分の形状、大きさ及び配置関
係を概略的に示してあるにすぎない。
電子源アレイ(以下、FEAと称する。)の形成方法の
実施例につき説明する。尚、図1〜図5は、この発明が
理解できる程度に各構成成分の形状、大きさ及び配置関
係を概略的に示してあるにすぎない。
【0010】1.FEAの構造の説明 FEAの形成方法の説明に先立ち、図5を参照してFE
Aの構造につき説明する。図5は、FEAの構造を説明
するための切欠き斜視図である。
Aの構造につき説明する。図5は、FEAの構造を説明
するための切欠き斜視図である。
【0011】この実施例のFEAは、導電性のシリコン
(Si)ウエハ上に複数の錐体(第2エミッタコーンと
もいう)14bを設けてある。この実施例では、錐体1
4bの形状を円錐形にしてあるが、何らこの形状に限定
されるものではなく、多面体を有する錐体であっても良
い。
(Si)ウエハ上に複数の錐体(第2エミッタコーンと
もいう)14bを設けてある。この実施例では、錐体1
4bの形状を円錐形にしてあるが、何らこの形状に限定
されるものではなく、多面体を有する錐体であっても良
い。
【0012】また、Siウエハ10上には絶縁層16a
およびゲート電極20を積層して設けてある。また、こ
の絶縁層16aおよびゲート電極20には、錐体14b
の上側に小さな穴22を設けてある。
およびゲート電極20を積層して設けてある。また、こ
の絶縁層16aおよびゲート電極20には、錐体14b
の上側に小さな穴22を設けてある。
【0013】2.FEAの形成方法 次に、図1〜図3を参照して、FEAの形成方法につき
説明する。尚、図1の(A)〜(C)および図2の
(A)〜(B)はこの実施例の形成工程を説明するため
の工程図である。
説明する。尚、図1の(A)〜(C)および図2の
(A)〜(B)はこの実施例の形成工程を説明するため
の工程図である。
【0014】この実施例では、ウエハ10としてシリコ
ン(Si)ウエハを用いる。このSiウエハ10は、例
えばn形導電性を有し、また、Siウエハ表面の面方位
を(100)面とし、Siウエハ10の抵抗率を約0.
1〜0.2Ω・cmとする。
ン(Si)ウエハを用いる。このSiウエハ10は、例
えばn形導電性を有し、また、Siウエハ表面の面方位
を(100)面とし、Siウエハ10の抵抗率を約0.
1〜0.2Ω・cmとする。
【0015】次に、このSiウエハ10の表面を、乾燥
した酸素(O2 )雰囲気中で、熱酸化(1100℃、2
時間)して絶縁層(シリコン酸化層)(図示せず)を形
成した後、フォトリソグラフィ法を用いて絶縁層をエッ
チングして絶縁マスク12を形成する(図1の
(A))。尚、ここでは、絶縁マスク12の膜厚を約
0.2μmとする。また、この実施例では、絶縁マスク
12を円形状とし、マスクの直径を約2μmとする。
した酸素(O2 )雰囲気中で、熱酸化(1100℃、2
時間)して絶縁層(シリコン酸化層)(図示せず)を形
成した後、フォトリソグラフィ法を用いて絶縁層をエッ
チングして絶縁マスク12を形成する(図1の
(A))。尚、ここでは、絶縁マスク12の膜厚を約
0.2μmとする。また、この実施例では、絶縁マスク
12を円形状とし、マスクの直径を約2μmとする。
【0016】次に、異方性エッチングを行ってSiウエ
ハ10に錐体14を形成する(図1の(B))。このと
き、錐体14の傾斜角度(ここで、傾斜角度とはSiウ
エハ10の平面と錐体の壁面との角度をいう。)を55
度〜70度にする。この実施例では、錐体14の傾斜角
度を70度にしてある。傾斜角度を70度にするには、
エッチング条件は以下の通りとする。
ハ10に錐体14を形成する(図1の(B))。このと
き、錐体14の傾斜角度(ここで、傾斜角度とはSiウ
エハ10の平面と錐体の壁面との角度をいう。)を55
度〜70度にする。この実施例では、錐体14の傾斜角
度を70度にしてある。傾斜角度を70度にするには、
エッチング条件は以下の通りとする。
【0017】エッチャント液 :33wt%KOH水溶
液(KOH=300g、H2 O=600g) エッチャント温度:39〜41℃ エッチング速度 :Siウエハの深さ方向に対し約0.
066μm/分 Siウエハの横方向に対し約0.125μm/分 尚、ここで述べたエッチャント液の条件は、この実施例
での最適値を示しており、KOH水溶液の濃度を20w
t%〜40wt%の範囲に設定してあれば70度の傾斜
角度を有する錐体14を形成することができる。尚、こ
のような傾斜角度に設定する理由は、後工程で金属電極
層を形成した場合、錐体の裾部に金属電極層の段切れを
形成させることが出来るためである。尚、この実施例で
は、円形状の絶縁マスク12を用いてSiウエハ10を
エッチングするので、錐体14の形状は円錐体になる。
従って、ここでは、錐体14をエミッタコーンとも称す
る。また、Siウエハ10とエミッタコーン14を総称
してコーン付きSiウエハ15と称する。
液(KOH=300g、H2 O=600g) エッチャント温度:39〜41℃ エッチング速度 :Siウエハの深さ方向に対し約0.
066μm/分 Siウエハの横方向に対し約0.125μm/分 尚、ここで述べたエッチャント液の条件は、この実施例
での最適値を示しており、KOH水溶液の濃度を20w
t%〜40wt%の範囲に設定してあれば70度の傾斜
角度を有する錐体14を形成することができる。尚、こ
のような傾斜角度に設定する理由は、後工程で金属電極
層を形成した場合、錐体の裾部に金属電極層の段切れを
形成させることが出来るためである。尚、この実施例で
は、円形状の絶縁マスク12を用いてSiウエハ10を
エッチングするので、錐体14の形状は円錐体になる。
従って、ここでは、錐体14をエミッタコーンとも称す
る。また、Siウエハ10とエミッタコーン14を総称
してコーン付きSiウエハ15と称する。
【0018】図3の(A)および(B)は、エッチャン
ト溶液の濃度を変化させたときのエミッタコーン14の
形状を説明する図である。図3の(A)は、従来のエッ
チャント溶液の条件で形成した錐体を示している。
ト溶液の濃度を変化させたときのエミッタコーン14の
形状を説明する図である。図3の(A)は、従来のエッ
チャント溶液の条件で形成した錐体を示している。
【0019】従来のエッチャント溶液は、5〜15wt
%KOH水溶液にイソプロピルアルコール(IPA)
(20wt%)を添加して調製する。このようなエッチ
ャント溶液を用いてSiウエハをエッチングした場合、
エミッタコーン14の傾斜角度は、約55度になる。こ
れに対してこの実施例では、エッチャント溶液を33w
t%KOH水溶液としてあるため、エミッタコーン14
の傾斜角度は約70度になる。また、本願発明に係る発
明者らは、エチャント溶液を20〜40wt%KOH水
溶液の範囲にすることにより、エミッタコーン14の傾
斜角度をほぼ70度にできることを実験により確認し
た。しかし、エッチャント溶液の濃度が20wt%以下
では、エミッタコーンの傾斜角度が鋭角にならず、この
ため、後工程で金属電極層を形成してもエミッタコーン
14の裾部に段切れが生じない。一方、エッチャント溶
液の濃度が40wt%以上になると、Siウエハ表面の
均一性が悪くなり、表面荒れを起こすなどSiウエハに
悪い影響を引き起こすので好ましくない。
%KOH水溶液にイソプロピルアルコール(IPA)
(20wt%)を添加して調製する。このようなエッチ
ャント溶液を用いてSiウエハをエッチングした場合、
エミッタコーン14の傾斜角度は、約55度になる。こ
れに対してこの実施例では、エッチャント溶液を33w
t%KOH水溶液としてあるため、エミッタコーン14
の傾斜角度は約70度になる。また、本願発明に係る発
明者らは、エチャント溶液を20〜40wt%KOH水
溶液の範囲にすることにより、エミッタコーン14の傾
斜角度をほぼ70度にできることを実験により確認し
た。しかし、エッチャント溶液の濃度が20wt%以下
では、エミッタコーンの傾斜角度が鋭角にならず、この
ため、後工程で金属電極層を形成してもエミッタコーン
14の裾部に段切れが生じない。一方、エッチャント溶
液の濃度が40wt%以上になると、Siウエハ表面の
均一性が悪くなり、表面荒れを起こすなどSiウエハに
悪い影響を引き起こすので好ましくない。
【0020】上述したような異方性エッチングを行うこ
とにより、Siウエハ10は所定の結晶面方位に沿って
エッチングされるため、絶縁マスク12の下側にはエミ
ッタコーン14が形成される。このときのエッチングで
は、絶縁層マスク12がエミッタコーン14の先端部か
ら落下した時点をもってエッチング終了点とする。次
に、熱酸化法によりコーン付Siウエハ15の表面に絶
縁層16を形成する(図1の(C))。尚、この実施例
では、熱酸化により絶縁層16で覆われたエミッタコー
ンを絶縁層付きエミッタコーン14aと称する。また、
このときの熱酸化の条件は、以下の通りとする。
とにより、Siウエハ10は所定の結晶面方位に沿って
エッチングされるため、絶縁マスク12の下側にはエミ
ッタコーン14が形成される。このときのエッチングで
は、絶縁層マスク12がエミッタコーン14の先端部か
ら落下した時点をもってエッチング終了点とする。次
に、熱酸化法によりコーン付Siウエハ15の表面に絶
縁層16を形成する(図1の(C))。尚、この実施例
では、熱酸化により絶縁層16で覆われたエミッタコー
ンを絶縁層付きエミッタコーン14aと称する。また、
このときの熱酸化の条件は、以下の通りとする。
【0021】雰囲気ガス:乾燥した酸素(O2 )ガス 加熱温度:1100℃ 加熱時間:10時間 尚、この実施例では、絶縁層16の膜厚を約0.5μm
とする。また、絶縁層16をシリコン酸化層とも称す
る。
とする。また、絶縁層16をシリコン酸化層とも称す
る。
【0022】次に、シリコン酸化層16上にスパッタ法
を用いて金属電極層18を形成する(図2の(A))。
尚、スパッタ法による成膜条件を以下の通りとする。
を用いて金属電極層18を形成する(図2の(A))。
尚、スパッタ法による成膜条件を以下の通りとする。
【0023】ターゲット電極:モリブデン(Mo) 雰囲気ガス:アルゴン(Ar)ガス Ar流量:20sccm RF電力:500W 真空圧力:0.6Pa 上述した成膜条件により、形成された金属電極層18の
膜厚を約0.3μmとする。また、この実施例では、金
属電極層18を、モリブデン(Mo)で形成してあるの
でモリブデン(Mo)層とも称する。このMo層18を
形成することにより、Mo層18に段切れが生じ、この
段切れによって、絶縁層付きエミッタコーン14aの上
側裾部に、絶縁層付きエミッタコーンを囲むほぼ円形に
近い溝19が形成される。このとき形成された溝19の
内側領域を凸部領域18aと称し、溝19の外側領域を
平面領域18bと称する。
膜厚を約0.3μmとする。また、この実施例では、金
属電極層18を、モリブデン(Mo)で形成してあるの
でモリブデン(Mo)層とも称する。このMo層18を
形成することにより、Mo層18に段切れが生じ、この
段切れによって、絶縁層付きエミッタコーン14aの上
側裾部に、絶縁層付きエミッタコーンを囲むほぼ円形に
近い溝19が形成される。このとき形成された溝19の
内側領域を凸部領域18aと称し、溝19の外側領域を
平面領域18bと称する。
【0024】次に、ウエットエッチング法により段切れ
による溝19からエッチング液(例えばフッ化水素)を
浸透させ、絶縁層16を選択的にエッチングする。この
ような選択エッチングにより、絶縁層付きエミッタコー
ン14aの周辺領域の絶縁層16が除去されてエミッタ
コーン14aの頭部が露出する。このとき、Mo層の凸
部領域も同時にエッチング除去され、Mo層18に穴2
2が形成される(図2の(B))。この実施例では、絶
縁層16から露出したエミッタコーンを第2エミッタコ
ーン14bと称し、また、このとき残存した絶縁層を符
号16aで示す。また、残存した平面領域のMo層、す
なわち、穴付きMo層をゲート電極20と称する。上述
した工程を経てFEAが完成する。
による溝19からエッチング液(例えばフッ化水素)を
浸透させ、絶縁層16を選択的にエッチングする。この
ような選択エッチングにより、絶縁層付きエミッタコー
ン14aの周辺領域の絶縁層16が除去されてエミッタ
コーン14aの頭部が露出する。このとき、Mo層の凸
部領域も同時にエッチング除去され、Mo層18に穴2
2が形成される(図2の(B))。この実施例では、絶
縁層16から露出したエミッタコーンを第2エミッタコ
ーン14bと称し、また、このとき残存した絶縁層を符
号16aで示す。また、残存した平面領域のMo層、す
なわち、穴付きMo層をゲート電極20と称する。上述
した工程を経てFEAが完成する。
【0025】この実施例では、電界放射最短距離は、第
2エミッタコーン14bの先端からゲート電極20の穴
22の内壁までの距離となる。また、ゲート電極20の
穴22は、Mo層18の段切れされた溝19の外周寸法
とほぼ同じ寸法になるので、ゲート電極20の穴22の
内径を従来の絶縁マスクの直径よりも小さくすることが
できる。このように、電界放射最短距離が小さくなる
分、ゲート電圧を低くしてもエミッタコーンの先端部か
ら電子を放射させることが可能になるので、FEAの効
率が著しく向上する。
2エミッタコーン14bの先端からゲート電極20の穴
22の内壁までの距離となる。また、ゲート電極20の
穴22は、Mo層18の段切れされた溝19の外周寸法
とほぼ同じ寸法になるので、ゲート電極20の穴22の
内径を従来の絶縁マスクの直径よりも小さくすることが
できる。このように、電界放射最短距離が小さくなる
分、ゲート電圧を低くしてもエミッタコーンの先端部か
ら電子を放射させることが可能になるので、FEAの効
率が著しく向上する。
【0026】次に、図4を参照して、FEAの動作につ
き説明する。ゲート電極20の表面に直流電源23の正
電圧側の端子(図示せず)を接続する。更に、Siウエ
ハ10裏面に直流電源23の負電圧側の端子(図示せ
ず)を接続する。また、直流電源23の負電圧側を接地
(0V)しておく。このFEAを真空中に設置して、ゲ
ート電極20に正電圧を印加すれば、所定のゲート電圧
下でトンネル現象により第2エミッタコーン14bの先
端部から電子が放射される。
き説明する。ゲート電極20の表面に直流電源23の正
電圧側の端子(図示せず)を接続する。更に、Siウエ
ハ10裏面に直流電源23の負電圧側の端子(図示せ
ず)を接続する。また、直流電源23の負電圧側を接地
(0V)しておく。このFEAを真空中に設置して、ゲ
ート電極20に正電圧を印加すれば、所定のゲート電圧
下でトンネル現象により第2エミッタコーン14bの先
端部から電子が放射される。
【0027】上述した実施例では、エミッタコーン14
に円錐体を用いた例について説明したが、何ら円錐体に
限定されるものではなく、例えば多面体を有する錐体で
あっても良い。
に円錐体を用いた例について説明したが、何ら円錐体に
限定されるものではなく、例えば多面体を有する錐体で
あっても良い。
【0028】
【発明の効果】上述した説明からも明らかなように、こ
の発明の電界放射電子源アレイの形成方法によれば、S
iウエハに形成される錐体は、絶縁マスクよりも小さく
なる。この錐体を含むSiウエハの表面に絶縁層および
金属電極層を形成した場合、錐体を有する金属電極層の
裾部に段切れが発生する。その後、エッチングにより段
切れされた金属電極層の溝からエッチング液を進行させ
て、錐体の上側にある絶縁層と除去する。このとき、錐
体領域の金属電極層も除去されて金属電極層に穴が形成
される。金属電極層の穴は、錐体の裾部の外周の大きさ
とほぼ同じ大きさになるので、金属電極層の穴を従来の
穴(絶縁マスク直径とほば同じ直径)に比べて小さくす
ることができる。このため、電界放射最短距離(錐体の
先端部から金属電極層の穴の内径までの最短距離)も短
くなり、ゲート電圧を低くしても電界放射を行うことが
できるので、電界放射電子源アレイの効率は著しく向上
する。
の発明の電界放射電子源アレイの形成方法によれば、S
iウエハに形成される錐体は、絶縁マスクよりも小さく
なる。この錐体を含むSiウエハの表面に絶縁層および
金属電極層を形成した場合、錐体を有する金属電極層の
裾部に段切れが発生する。その後、エッチングにより段
切れされた金属電極層の溝からエッチング液を進行させ
て、錐体の上側にある絶縁層と除去する。このとき、錐
体領域の金属電極層も除去されて金属電極層に穴が形成
される。金属電極層の穴は、錐体の裾部の外周の大きさ
とほぼ同じ大きさになるので、金属電極層の穴を従来の
穴(絶縁マスク直径とほば同じ直径)に比べて小さくす
ることができる。このため、電界放射最短距離(錐体の
先端部から金属電極層の穴の内径までの最短距離)も短
くなり、ゲート電圧を低くしても電界放射を行うことが
できるので、電界放射電子源アレイの効率は著しく向上
する。
【図1】(A)〜(C)は、この発明の電界放射電子源
アレイの形成方法を説明するために供する工程図であ
る。
アレイの形成方法を説明するために供する工程図であ
る。
【図2】(A)〜(B)は、図1に続く、形成方法を説
明するための工程図である。
明するための工程図である。
【図3】(A)〜(B)は、エッチャント濃度によるエ
ミッタコーンの形状を説明するための説明図である。
ミッタコーンの形状を説明するための説明図である。
【図4】電界放射電子源アレイの動作を説明するための
図である。
図である。
【図5】この発明に用いた電界放射電子源アレイの構造
を説明するための切欠き斜視図ある。
を説明するための切欠き斜視図ある。
10:Siウエハ 12:絶縁マスク 14:エミッタコーン 14a:絶縁層付きエミッタコーン 14b:第2エミッタコーン 15:コーン付きSiウエハ 16:絶縁層 18:金属電極層 20:ゲート電極 22:穴 23:直流電源 24:接地
Claims (2)
- 【請求項1】 ウエハ上に錐体を形成し、該錐体の周り
を絶縁層および金属電極層で囲んで電界放射電子源アレ
イを形成するに当たり、(a)ウエハ上に絶縁マスクを
形成する工程と、(b)エッチングにより前記ウエハ
に、該ウエハの上面に対し錐体の壁面が55度〜70度
の傾斜角度を有する当該錐体を形成する工程と、(c)
前記絶縁マスクを除去した後、前記錐体を含む前記ウエ
ハの表面に絶縁層を形成する工程と、(d)該絶縁層上
に金属電極層を形成する工程と、(e)選択エッチング
法により前記錐体を覆っている前記絶縁層をエッチング
除去して前記錐体を露出させる工程とを含むことを特徴
とする電界放射電子源アレイの形成方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の電界放射電子源アレイ
の形成方法において、前記(b)の工程において、前記
錐体を形成するときのエッチング液として20〜40w
t%水酸化カリウム(KOH)水溶液を用いることを特
徴とする電界放射電子源アレイの形成方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16039095A JPH0917331A (ja) | 1995-06-27 | 1995-06-27 | 電界放射電子源アレイの形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16039095A JPH0917331A (ja) | 1995-06-27 | 1995-06-27 | 電界放射電子源アレイの形成方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0917331A true JPH0917331A (ja) | 1997-01-17 |
Family
ID=15713931
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16039095A Withdrawn JPH0917331A (ja) | 1995-06-27 | 1995-06-27 | 電界放射電子源アレイの形成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0917331A (ja) |
-
1995
- 1995-06-27 JP JP16039095A patent/JPH0917331A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020903 |