JPH09174149A - 金属被覆防食鋼管の製造方法 - Google Patents
金属被覆防食鋼管の製造方法Info
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- JPH09174149A JPH09174149A JP33975695A JP33975695A JPH09174149A JP H09174149 A JPH09174149 A JP H09174149A JP 33975695 A JP33975695 A JP 33975695A JP 33975695 A JP33975695 A JP 33975695A JP H09174149 A JPH09174149 A JP H09174149A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は高い耐食性を有するチタンなどの耐
食性金属を被覆した防食鋼管の製造方法を提供する。 【解決手段】 耐食性金属板と、これと同質材料からな
る帯状裏当て材とを予めこれらの一方の端縁部を介して
相互に溶接し、ついでこれをスパイラル状に鋼管の周り
に巻き付けて、上記耐食性金属板および帯状裏当て材の
他方の端縁部相互を重合させ、この重合部をシリーズシ
ーム溶接することを特徴とする。 【効果】鋼管を耐食性金属板で確実、かつ連続的に効率
良く被覆することができる。
食性金属を被覆した防食鋼管の製造方法を提供する。 【解決手段】 耐食性金属板と、これと同質材料からな
る帯状裏当て材とを予めこれらの一方の端縁部を介して
相互に溶接し、ついでこれをスパイラル状に鋼管の周り
に巻き付けて、上記耐食性金属板および帯状裏当て材の
他方の端縁部相互を重合させ、この重合部をシリーズシ
ーム溶接することを特徴とする。 【効果】鋼管を耐食性金属板で確実、かつ連続的に効率
良く被覆することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高い耐食性を有す
るチタンなどの耐食性金属を被覆した防食鋼管の製造方
法に係わり、特に、海洋構造物として海水干満水面での
飛沫帯をチタン材で被覆した防食性に優れた鋼管杭の製
造方法に関する。
るチタンなどの耐食性金属を被覆した防食鋼管の製造方
法に係わり、特に、海洋構造物として海水干満水面での
飛沫帯をチタン材で被覆した防食性に優れた鋼管杭の製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、海洋構造物の基礎として海中に設
立される鋼管杭は、海水に洗われる飛沫帯の腐食が大き
く進行するため、通常、この部分には塗装またはポリエ
チレン、ウレタン系重防食を施している。しかし、これ
らの鋼管杭の耐食性には限界があり、その寿命は塗装の
場合で15〜20年、重防食で40年といわれている。
立される鋼管杭は、海水に洗われる飛沫帯の腐食が大き
く進行するため、通常、この部分には塗装またはポリエ
チレン、ウレタン系重防食を施している。しかし、これ
らの鋼管杭の耐食性には限界があり、その寿命は塗装の
場合で15〜20年、重防食で40年といわれている。
【0003】一方、防食鋼管杭の耐食性を高めるため、
杭本体をステンレス鋼またはステンレス鋼等の耐蝕材と
普通鋼とのクラッド鋼により製造することが提案されて
いるが、かかる杭は初期コストが高く、不利である。
杭本体をステンレス鋼またはステンレス鋼等の耐蝕材と
普通鋼とのクラッド鋼により製造することが提案されて
いるが、かかる杭は初期コストが高く、不利である。
【0004】このような不利を解消するために特開昭2
−256713号公報には、防食処理を施した鋼管杭が
提案されている。すなわち、鋼管杭の外表面に通常の塗
装下地を施し、その上に耐食性および弾力性を有する接
着性樹脂を被覆し、さらにエンボス状凹凸を加工した耐
食性金属薄板を被覆した、具体的には締め付けながら巻
き付け、この薄板端部を折り込み、またはかしめて締結
した防食鋼管杭が開示されているが、かかる鋼管杭にあ
っては、被覆される鋼管杭の管径および被覆長さに対応
した幅や長さを有する耐食性金属薄板を準備しなければ
ならず、従って、生産性が高くない。また、大径で長い
帯域を被覆する場合には、被覆する耐食性金属薄板の鋼
管円周方向に継ぎ部が発生し、効率的な被覆が難しくな
る。
−256713号公報には、防食処理を施した鋼管杭が
提案されている。すなわち、鋼管杭の外表面に通常の塗
装下地を施し、その上に耐食性および弾力性を有する接
着性樹脂を被覆し、さらにエンボス状凹凸を加工した耐
食性金属薄板を被覆した、具体的には締め付けながら巻
き付け、この薄板端部を折り込み、またはかしめて締結
した防食鋼管杭が開示されているが、かかる鋼管杭にあ
っては、被覆される鋼管杭の管径および被覆長さに対応
した幅や長さを有する耐食性金属薄板を準備しなければ
ならず、従って、生産性が高くない。また、大径で長い
帯域を被覆する場合には、被覆する耐食性金属薄板の鋼
管円周方向に継ぎ部が発生し、効率的な被覆が難しくな
る。
【0005】他方、実開昭62−44948号公報に
は、被覆する金属薄板として耐食性に優れたチタン板を
用いた防食施工法が開示されている。すなわち図3に示
すように、所望の幅と長さを与えられたシート状チタン
カバー本体30と、その両端にフランジ31を形成し、
相対するフランジ31,31間に絶縁材32を介装し、
前記フランジに絶縁性フランジ33を当接して防食性金
属ボルト34で着脱自在に固定した既設杭の防食カバー
が提案されている。なお、ここで35は隙間充填材、3
6は緩衝層、37は防食剤含浸層、38は止水板であ
る。この既設杭の防食カバー取り付けには、ネジ構造の
ため海中での施工となり、ダイバーによる取り付けが必
要となり、取り付けコストが極めて高くなるという欠点
がある。
は、被覆する金属薄板として耐食性に優れたチタン板を
用いた防食施工法が開示されている。すなわち図3に示
すように、所望の幅と長さを与えられたシート状チタン
カバー本体30と、その両端にフランジ31を形成し、
相対するフランジ31,31間に絶縁材32を介装し、
前記フランジに絶縁性フランジ33を当接して防食性金
属ボルト34で着脱自在に固定した既設杭の防食カバー
が提案されている。なお、ここで35は隙間充填材、3
6は緩衝層、37は防食剤含浸層、38は止水板であ
る。この既設杭の防食カバー取り付けには、ネジ構造の
ため海中での施工となり、ダイバーによる取り付けが必
要となり、取り付けコストが極めて高くなるという欠点
がある。
【0006】その他、鋼管などの筒状体に耐食性金属板
をスパイラル状に巻き付けて、その端縁同士を突合わせ
て溶接する方法が考えられる。しかし、その場合は耐食
性金属板同士の突合わせ部を溶接する際、薄板に穴があ
くなどスムーズな接合が難しい。また、耐食性金属板の
端縁同士の突合わせ部の重なりに過不足が生じないよう
に巻く付けるのは可なり難しく、その接合が不完全にな
りやすい。
をスパイラル状に巻き付けて、その端縁同士を突合わせ
て溶接する方法が考えられる。しかし、その場合は耐食
性金属板同士の突合わせ部を溶接する際、薄板に穴があ
くなどスムーズな接合が難しい。また、耐食性金属板の
端縁同士の突合わせ部の重なりに過不足が生じないよう
に巻く付けるのは可なり難しく、その接合が不完全にな
りやすい。
【0007】このように、鋼管に耐食性金属板をスパイ
ラル状に巻き付ける方法にあっては、その加工に問題が
あり、特に耐食性金属板の端縁同士の接合部に改良すべ
き点が残されていた。
ラル状に巻き付ける方法にあっては、その加工に問題が
あり、特に耐食性金属板の端縁同士の接合部に改良すべ
き点が残されていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、鋼管と耐食
性金属板とをシリーズシーム溶接を利用して確実、かつ
効率良く溶接を行なうことを可能とする金属被覆防食鋼
管の製造方法を提供することを目的とする。
性金属板とをシリーズシーム溶接を利用して確実、かつ
効率良く溶接を行なうことを可能とする金属被覆防食鋼
管の製造方法を提供することを目的とする。
【0009】本発明は、特に上記したような従来のチタ
ン板などの耐食性金属板を用いた鋼管杭における防食構
造を改良するものであって、鋼管杭の海水での飛沫、干
満帯域に被覆するチタン管を、当該鋼管杭に簡易かつ確
実に固定することができる防食鋼管杭の製造方法を提供
することを目的とする。
ン板などの耐食性金属板を用いた鋼管杭における防食構
造を改良するものであって、鋼管杭の海水での飛沫、干
満帯域に被覆するチタン管を、当該鋼管杭に簡易かつ確
実に固定することができる防食鋼管杭の製造方法を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】一般に、鋼管(鉄)とチ
タン板などの耐食性金属板をアーク溶接しようとする
と、接合部にTi3 FeやTiCなどの脆弱な析出物ま
たは析出相が生成され、十分な接合ができなかったが、
本発明では耐食性金属板を抵抗シーム溶接およびインダ
イレクトシーム溶接を採用し、これを適当な加圧下で行
なうことにより、これらの問題の解決を図ることができ
た。
タン板などの耐食性金属板をアーク溶接しようとする
と、接合部にTi3 FeやTiCなどの脆弱な析出物ま
たは析出相が生成され、十分な接合ができなかったが、
本発明では耐食性金属板を抵抗シーム溶接およびインダ
イレクトシーム溶接を採用し、これを適当な加圧下で行
なうことにより、これらの問題の解決を図ることができ
た。
【0011】すなわち本発明は、チタン板などの耐食性
金属板と、該耐食性金属板と同質材料からなる帯状裏当
て材とを予めこれらの一方の端縁部を介して相互に抵抗
シーム溶接し、ついでこれをスパイラル状に鋼管の周り
に巻き付けて、該耐食性金属板および帯状裏当て材の他
方の端縁部相互を重合させ、この重合部をインダイレク
トシーム溶接することを特徴とする金属被覆防食鋼管の
製造方法を提供するものである。
金属板と、該耐食性金属板と同質材料からなる帯状裏当
て材とを予めこれらの一方の端縁部を介して相互に抵抗
シーム溶接し、ついでこれをスパイラル状に鋼管の周り
に巻き付けて、該耐食性金属板および帯状裏当て材の他
方の端縁部相互を重合させ、この重合部をインダイレク
トシーム溶接することを特徴とする金属被覆防食鋼管の
製造方法を提供するものである。
【0012】このインダイレクトシーム溶接において、
交流電流を使用し、通電時間を商用周波数の50〜60
を使用することにより、周りの樹脂の焼けを防止し、ま
た有機溶媒の劣化を防止できるので好ましい。また、チ
タン板など耐食性金属板は高価なために、可能な限りの
薄板を使用するので、アーク溶接では薄板の溶接が困難
なため、薄板溶接に適している抵抗溶接を用いる。この
抵抗シーム溶接での接合においては高温滞留時間が少な
く、高速接合が可能となり、かつ安定な優れた接合特性
を有する金属被覆防食鋼管を得ることができる。また、
本発明の方法によれば、溶融溶接時に電極にて加圧され
ているために大気中での作業が可能で、耐食性金属の接
合時に雰囲気制御などの制約条件が少ない。さらに、本
発明の方法によれば、インダイレクトシーム溶接を利用
するため帯状裏当て材の厚さを薄くすることができる。
交流電流を使用し、通電時間を商用周波数の50〜60
を使用することにより、周りの樹脂の焼けを防止し、ま
た有機溶媒の劣化を防止できるので好ましい。また、チ
タン板など耐食性金属板は高価なために、可能な限りの
薄板を使用するので、アーク溶接では薄板の溶接が困難
なため、薄板溶接に適している抵抗溶接を用いる。この
抵抗シーム溶接での接合においては高温滞留時間が少な
く、高速接合が可能となり、かつ安定な優れた接合特性
を有する金属被覆防食鋼管を得ることができる。また、
本発明の方法によれば、溶融溶接時に電極にて加圧され
ているために大気中での作業が可能で、耐食性金属の接
合時に雰囲気制御などの制約条件が少ない。さらに、本
発明の方法によれば、インダイレクトシーム溶接を利用
するため帯状裏当て材の厚さを薄くすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照して説明する。図1は本発明の方法で得られる金属被
覆防食鋼管の製造方法を説明する斜視図、図2はこの方
法で得られる金属被覆防食鋼管の接合部の断面図を示す
ものである。
照して説明する。図1は本発明の方法で得られる金属被
覆防食鋼管の製造方法を説明する斜視図、図2はこの方
法で得られる金属被覆防食鋼管の接合部の断面図を示す
ものである。
【0014】鋼管1にチタン或いはチタン合金などの耐
食性金属板2(以下チタン板という)を所定の長さに被
覆するに当たって、図1に示すように、チタン板2とと
もに帯板の耐食性金属板(帯状裏当て材)3を用い、こ
れを回転装置9で回転する鋼管1上にスパイラル状に巻
回される。この帯状裏当て材3としてはチタン、チタン
合金などの耐食性金属板が用いられ、実用的にはチタン
板2と同種の板を採用するのがよく、板厚が0.3〜
1.0mm、板幅は50〜120mmでコイル8に巻かれて
配置されており、このコイル8から繰出された帯状裏当
て材3は、その半幅部分3aを巻き付けロール10の手
前でコイル5より繰出されて搬送されてくるチタン板2
の端縁2aと重合し、この重合部をBで示す抵抗溶接機
11で加圧溶接6した後、巻き付けロール10によって
チタン板2と共に帯状裏当て材3が鋼管1表面と相対す
るようにスパイラル状に巻付けられる。
食性金属板2(以下チタン板という)を所定の長さに被
覆するに当たって、図1に示すように、チタン板2とと
もに帯板の耐食性金属板(帯状裏当て材)3を用い、こ
れを回転装置9で回転する鋼管1上にスパイラル状に巻
回される。この帯状裏当て材3としてはチタン、チタン
合金などの耐食性金属板が用いられ、実用的にはチタン
板2と同種の板を採用するのがよく、板厚が0.3〜
1.0mm、板幅は50〜120mmでコイル8に巻かれて
配置されており、このコイル8から繰出された帯状裏当
て材3は、その半幅部分3aを巻き付けロール10の手
前でコイル5より繰出されて搬送されてくるチタン板2
の端縁2aと重合し、この重合部をBで示す抵抗溶接機
11で加圧溶接6した後、巻き付けロール10によって
チタン板2と共に帯状裏当て材3が鋼管1表面と相対す
るようにスパイラル状に巻付けられる。
【0015】この際図に示すように、鋼管1にスパイラ
ル状に巻き付けられつつあるチタン板2の端縁2a側に
は、帯状裏当て材3の他の半幅部分3bが露われてお
り、巻き付けに従ってチタン板2の他側端縁部2bが、
前記露出している半幅部分3bに重合され、ここでこの
重合部分をCに示すようにシーム溶接機12でインダイ
レクトシーム溶接される。すなわち、チタン板2をスパ
イラル状に巻き付けの際には、巻き付けロール10を介
して鋼管1との間に10kg/cm2 以上の張力でチタン板
2を引張りながら巻き付け、チタン板2の他方の端縁2
bを帯状裏当て材3の他の半幅部分3bに重合し、図2
で示すように水平に並列した円盤状のローラ電極12
a,12bを備えた抵抗シーム溶接機12で加圧しつ
つ、ローラ電極12a,12b間に電流を流し連続的に
加熱・溶融するインダイレクトシーム溶接を行って、端
縁接合部7を形成する。
ル状に巻き付けられつつあるチタン板2の端縁2a側に
は、帯状裏当て材3の他の半幅部分3bが露われてお
り、巻き付けに従ってチタン板2の他側端縁部2bが、
前記露出している半幅部分3bに重合され、ここでこの
重合部分をCに示すようにシーム溶接機12でインダイ
レクトシーム溶接される。すなわち、チタン板2をスパ
イラル状に巻き付けの際には、巻き付けロール10を介
して鋼管1との間に10kg/cm2 以上の張力でチタン板
2を引張りながら巻き付け、チタン板2の他方の端縁2
bを帯状裏当て材3の他の半幅部分3bに重合し、図2
で示すように水平に並列した円盤状のローラ電極12
a,12bを備えた抵抗シーム溶接機12で加圧しつ
つ、ローラ電極12a,12b間に電流を流し連続的に
加熱・溶融するインダイレクトシーム溶接を行って、端
縁接合部7を形成する。
【0016】このようなインダイレクトシーム溶接にお
いては溶接電流を高めにセットすることはできず、板厚
の厚い溶接には向いていない。従って、溶接電流効率が
よく溶接入熱が高くなる直流電源の溶接では、適正溶接
条件が狭いため薄板のインダイレクトシーム溶接を行う
のに好適とはいえないが、交流電流では溶接入熱を下げ
た溶接が行えるので、薄板の溶接にはこの方が好ましい
といえる。このようにして、コイル5に巻かれたチタン
板2と帯状裏当て材3介して鋼管1表面に、所望の長さ
にスパイラル状に巻き付けて被覆することができる。
いては溶接電流を高めにセットすることはできず、板厚
の厚い溶接には向いていない。従って、溶接電流効率が
よく溶接入熱が高くなる直流電源の溶接では、適正溶接
条件が狭いため薄板のインダイレクトシーム溶接を行う
のに好適とはいえないが、交流電流では溶接入熱を下げ
た溶接が行えるので、薄板の溶接にはこの方が好ましい
といえる。このようにして、コイル5に巻かれたチタン
板2と帯状裏当て材3介して鋼管1表面に、所望の長さ
にスパイラル状に巻き付けて被覆することができる。
【0017】鋼管1とチタン板2との間には、少なくと
も裏当て材3の厚さだけの空隙が、場合によっては裏当
て材3との間にも間隙が形成されるが、この間隙部には
図2に示すように、硬化性充填材(耐食性樹脂、その他
耐食性材料)4を充填させる。鋼管1とチタン板2等と
の間隙に硬化性充填材4を充填する方法としては、鋼管
1の壁面に孔を予め形成しておいて、この孔を介して硬
化性充填材4を注入する方法を採用できる。鋼管1表面
に、チタン板を被覆する前に予め硬化性充填材4を塗布
しておいてもよいが、インダイレクトシーム溶接によっ
て充填材が劣化すること、また充填材の種類によっては
溶接に影響を及ぼすことがあるので、チタン板2を被覆
後充填するのが好ましい。ただし、溶接入熱量の小さい
交流溶接ではそのような限定は不要である。
も裏当て材3の厚さだけの空隙が、場合によっては裏当
て材3との間にも間隙が形成されるが、この間隙部には
図2に示すように、硬化性充填材(耐食性樹脂、その他
耐食性材料)4を充填させる。鋼管1とチタン板2等と
の間隙に硬化性充填材4を充填する方法としては、鋼管
1の壁面に孔を予め形成しておいて、この孔を介して硬
化性充填材4を注入する方法を採用できる。鋼管1表面
に、チタン板を被覆する前に予め硬化性充填材4を塗布
しておいてもよいが、インダイレクトシーム溶接によっ
て充填材が劣化すること、また充填材の種類によっては
溶接に影響を及ぼすことがあるので、チタン板2を被覆
後充填するのが好ましい。ただし、溶接入熱量の小さい
交流溶接ではそのような限定は不要である。
【0018】鋼管1にスパイラル状に巻回されるチタン
板2としては、その板厚が0.3〜1.6mm、幅が10
00〜1200mmのものが通常、選ばれる。上記説明で
は被溶接材の例としてチタン板を挙げているが、本発明
はこれに限らず、チタン合金の他、ステンレス、アルミ
ニウム、亜鉛溶融メッキ鋼板、アルミニウム溶融メッキ
鋼板などの溶接にも適用できる。また、硬化性充填材4
としては、アクリル系、エポキシ系、ブチル系、ポリオ
レフィン系、ビニール系の合成樹脂などの有機充填材、
モルタル、コンクリートなどの無機充填材を用いること
ができる。海洋構造物の基礎として海中に杭として設立
される鋼管1としては、例えば直径600〜2000m
m、厚さ9〜25.14mmのものが用いられる。
板2としては、その板厚が0.3〜1.6mm、幅が10
00〜1200mmのものが通常、選ばれる。上記説明で
は被溶接材の例としてチタン板を挙げているが、本発明
はこれに限らず、チタン合金の他、ステンレス、アルミ
ニウム、亜鉛溶融メッキ鋼板、アルミニウム溶融メッキ
鋼板などの溶接にも適用できる。また、硬化性充填材4
としては、アクリル系、エポキシ系、ブチル系、ポリオ
レフィン系、ビニール系の合成樹脂などの有機充填材、
モルタル、コンクリートなどの無機充填材を用いること
ができる。海洋構造物の基礎として海中に杭として設立
される鋼管1としては、例えば直径600〜2000m
m、厚さ9〜25.14mmのものが用いられる。
【0019】なお、このようにして得られたチタンシー
ム溶接部の引張り試験を行なった結果、引張り強さは1
50〜200Kgf/mm2 であり、十分な接合強度が確認さ
れた。また、鋼管表面を被覆するチタンスパイラル管
は、その下端部或いは上下端部で鋼管とシーム溶接等で
固定する。シーム溶接の場合、Ti−Fe溶接である
が、溶接部の引張り強さは50〜60Kgf/mm2 であり、
十分な接合強度が得られる。なお、本発明は上記実施例
に限らず、その他この発明の要旨を変更しない範囲で種
々変更しうることは勿論である。
ム溶接部の引張り試験を行なった結果、引張り強さは1
50〜200Kgf/mm2 であり、十分な接合強度が確認さ
れた。また、鋼管表面を被覆するチタンスパイラル管
は、その下端部或いは上下端部で鋼管とシーム溶接等で
固定する。シーム溶接の場合、Ti−Fe溶接である
が、溶接部の引張り強さは50〜60Kgf/mm2 であり、
十分な接合強度が得られる。なお、本発明は上記実施例
に限らず、その他この発明の要旨を変更しない範囲で種
々変更しうることは勿論である。
【0020】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明の金属被覆防
食鋼管の製造方法によれば、鋼管を耐食性金属板で確
実、かつ連続的に効率良く被覆することができ、特にシ
リーズシーム溶接を利用するため、裏当て材の厚みを可
なり薄くでき、コストの節減を図ることができる。
食鋼管の製造方法によれば、鋼管を耐食性金属板で確
実、かつ連続的に効率良く被覆することができ、特にシ
リーズシーム溶接を利用するため、裏当て材の厚みを可
なり薄くでき、コストの節減を図ることができる。
【図1】本発明の1実施例に係わる金属被覆防食鋼管の
斜視図。
斜視図。
【図2】金属被覆防食鋼管の接合部の一部を示す断面
図。
図。
【図3】従来の金属被覆防食鋼管の接合部の一部を示す
断面図。
断面図。
1 :鋼管 2 :チタン板(耐食性金属板) 2a,2b:端縁 3 :帯状裏当て材(耐食性金属板) 3a,3b:帯状裏当て材の半幅部 4 :硬化性充填材 5 :耐食性金属板のコイル 6 :端縁接合部 8 :コイル 9 :回転ロール 10 :巻き付けロール 11 :抵抗シーム溶接機 12 :シリーズシーム溶接機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 足立 忠美 東京都中央区築地三丁目5番4号 日鐵溶 接工業株式会社内 (72)発明者 深野 真司 東京都中央区築地三丁目5番4号 日鐵溶 接工業株式会社内 (72)発明者 松岡 和巳 千葉県富津市新富20−1 新日本製鐵株式 会社技術開発本部内 (72)発明者 後藤 信弘 千葉県富津市新富20−1 新日本製鐵株式 会社技術開発本部内 (72)発明者 金井 久 東京都千代田区大手町2−6−3 新日本 製鐵株式会社内 (72)発明者 赤坂 正芳 東京都千代田区大手町2−6−3 新日本 製鐵株式会社内 (72)発明者 高橋 康雄 東京都千代田区大手町2−6−3 新日本 製鐵株式会社内 (72)発明者 木下 和宏 東京都千代田区大手町2−6−3 新日本 製鐵株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 耐食性金属板と、該耐食性金属板と同質
材料からなる帯状裏当て材または鋼帯とを予めこれらの
一方の端縁部を介して相互に抵抗シーム溶接し、ついで
これをスパイラル状に鋼管の周りに巻き付けて、該耐食
性金属板および帯状裏当て材の他方の端縁部相互を重合
させ、この重合部をインダイレクトシーム溶接して鋼管
を被覆することを特徴とする金属被覆防食鋼管の製造方
法。 - 【請求項2】 該インダイレクトシーム溶接を交流電流
を用いて行なうことを特徴とする請求項1記載の金属被
覆防食鋼管の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33975695A JPH09174149A (ja) | 1995-12-26 | 1995-12-26 | 金属被覆防食鋼管の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33975695A JPH09174149A (ja) | 1995-12-26 | 1995-12-26 | 金属被覆防食鋼管の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09174149A true JPH09174149A (ja) | 1997-07-08 |
Family
ID=18330514
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33975695A Withdrawn JPH09174149A (ja) | 1995-12-26 | 1995-12-26 | 金属被覆防食鋼管の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09174149A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008240435A (ja) * | 2007-03-28 | 2008-10-09 | Nippon Steel Corp | 防食鋼管抗およびその製造方法 |
| JP2013002243A (ja) * | 2011-06-21 | 2013-01-07 | Honshu-Shikoku Bridge Expressway Co Ltd | 鋼管杭の防食施工方法 |
-
1995
- 1995-12-26 JP JP33975695A patent/JPH09174149A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008240435A (ja) * | 2007-03-28 | 2008-10-09 | Nippon Steel Corp | 防食鋼管抗およびその製造方法 |
| JP2013002243A (ja) * | 2011-06-21 | 2013-01-07 | Honshu-Shikoku Bridge Expressway Co Ltd | 鋼管杭の防食施工方法 |
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|---|---|---|---|
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