JPH09174208A - 鋼の連続鋳造方法および鋼の連続鋳造用浸漬ノズル - Google Patents
鋼の連続鋳造方法および鋼の連続鋳造用浸漬ノズルInfo
- Publication number
- JPH09174208A JPH09174208A JP34040995A JP34040995A JPH09174208A JP H09174208 A JPH09174208 A JP H09174208A JP 34040995 A JP34040995 A JP 34040995A JP 34040995 A JP34040995 A JP 34040995A JP H09174208 A JPH09174208 A JP H09174208A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molten steel
- discharge port
- mold
- steel
- solidified shell
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Continuous Casting (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 鋼の連続鋳造において、表層部の気泡や非金
属介在物が少ない鋳片を製造する。 【解決手段】 鋳型内の凝固シェルの厚みが0mm以上1
0mm以下の範囲で、凝固シェルと溶鋼との界面から20
mm以内の範囲における溶鋼流の鉛直成分を下向きとす
る。そのため、吐出口の上部の壁の延長に半径rの円弧
面を有し、吐出口の高さをhとしたとき、r>3hであ
る吐出口部をもつことを特徴とする浸漬ノズルを用い
る。
属介在物が少ない鋳片を製造する。 【解決手段】 鋳型内の凝固シェルの厚みが0mm以上1
0mm以下の範囲で、凝固シェルと溶鋼との界面から20
mm以内の範囲における溶鋼流の鉛直成分を下向きとす
る。そのため、吐出口の上部の壁の延長に半径rの円弧
面を有し、吐出口の高さをhとしたとき、r>3hであ
る吐出口部をもつことを特徴とする浸漬ノズルを用い
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表層部に気泡や非
金属介在物が少ない鋳片を製造するための鋼の連続鋳造
方法および連続鋳造用の浸漬ノズルに関するものであ
る。
金属介在物が少ない鋳片を製造するための鋼の連続鋳造
方法および連続鋳造用の浸漬ノズルに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】自動車のボディ等に用いられる薄鋼板
は、その表面に疵がないものが求められている。一般
に、鋳片の表層部に存在する気泡や非金属介在物は圧延
時に表面に露出し表面疵となることが知られている。し
たがって、表面疵を低減するためには鋳片の表層部に存
在する気泡や非金属介在物を少なくする必要がある。特
に、鋳片の表面から10mm以内の範囲における100μ
m以上の気泡や非金属介在物を十分除去することが重要
である。連続鋳造においては、鋳片は鋳型およびその下
方にある二次冷却帯で冷却され、凝固シェルが発達して
いく。鋳造速度や鋳型での冷却条件等によっても異なる
が、通常の連続鋳造で用いられる長さ800〜1000
mmの鋳型を用いると、鋳片の表面から10mm以内の凝固
はほぼ鋳型内で完了する。したがって、凝固シェルに気
泡や非金属介在物が捕捉されないように、鋳型内での溶
鋼流動を制御することが重要である。
は、その表面に疵がないものが求められている。一般
に、鋳片の表層部に存在する気泡や非金属介在物は圧延
時に表面に露出し表面疵となることが知られている。し
たがって、表面疵を低減するためには鋳片の表層部に存
在する気泡や非金属介在物を少なくする必要がある。特
に、鋳片の表面から10mm以内の範囲における100μ
m以上の気泡や非金属介在物を十分除去することが重要
である。連続鋳造においては、鋳片は鋳型およびその下
方にある二次冷却帯で冷却され、凝固シェルが発達して
いく。鋳造速度や鋳型での冷却条件等によっても異なる
が、通常の連続鋳造で用いられる長さ800〜1000
mmの鋳型を用いると、鋳片の表面から10mm以内の凝固
はほぼ鋳型内で完了する。したがって、凝固シェルに気
泡や非金属介在物が捕捉されないように、鋳型内での溶
鋼流動を制御することが重要である。
【0003】一般に、鋼の連続鋳造において、浸漬ノズ
ル4より鋳型5内に供給された溶鋼は、図2に示すよう
に、凝固シェルに衝突し、上下ふたつの流れに分かれ
る。このため、鋳型上部では、上向きの流れとなり、鋳
型下部では下向きの流れとなる。従来は鋳型下部での下
向き流れによって、気泡や介在物の浮上が阻害されてい
ると考えられ、上向きの溶鋼流動を付与し気泡や非金属
介在物の浮上を促進しようとしていた。例えば、図3に
示すように、電磁撹拌装置6を用いて溶鋼を鋳型内壁面
で上向きに流動させながら連続鋳造を行なう方法が、特
開昭61−140356号公報に開示されている。
ル4より鋳型5内に供給された溶鋼は、図2に示すよう
に、凝固シェルに衝突し、上下ふたつの流れに分かれ
る。このため、鋳型上部では、上向きの流れとなり、鋳
型下部では下向きの流れとなる。従来は鋳型下部での下
向き流れによって、気泡や介在物の浮上が阻害されてい
ると考えられ、上向きの溶鋼流動を付与し気泡や非金属
介在物の浮上を促進しようとしていた。例えば、図3に
示すように、電磁撹拌装置6を用いて溶鋼を鋳型内壁面
で上向きに流動させながら連続鋳造を行なう方法が、特
開昭61−140356号公報に開示されている。
【0004】一方、浸漬ノズルからの吐出流によって、
鋳型内の溶鋼流動を制御する方法もある。この場合に
は、浸漬ノズルからの吐出角度や吐出口の面積、浸漬ノ
ズルの浸漬深さ等を変更している。
鋳型内の溶鋼流動を制御する方法もある。この場合に
は、浸漬ノズルからの吐出角度や吐出口の面積、浸漬ノ
ズルの浸漬深さ等を変更している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、後述す
るように、溶鋼流動を上向きにした場合には、かえって
気泡や非金属介在物が凝固シェル内面に付着しやすくな
るため、鋳片表層部の気泡や非金属介在物の数が多くな
る。さらに、鋳型内溶鋼のメニスカス位置の変動が大き
くなるためモールドパウダーの巻き込みが増加し、巻き
込まれたモールドパウダーがそのまま非金属介在物とし
て鋳片内に残存するという問題点もある。凝固シェル近
傍で下向きの溶鋼流を得るため、ノズルの吐出角度を上
向きにして、溶鋼をメニスカスに沿わせて鋳型に衝突
後、下降流にする方法があるが、吐出流によってメニス
カスが乱され、モールドパウダー起因の非金属介在物が
増加する。
るように、溶鋼流動を上向きにした場合には、かえって
気泡や非金属介在物が凝固シェル内面に付着しやすくな
るため、鋳片表層部の気泡や非金属介在物の数が多くな
る。さらに、鋳型内溶鋼のメニスカス位置の変動が大き
くなるためモールドパウダーの巻き込みが増加し、巻き
込まれたモールドパウダーがそのまま非金属介在物とし
て鋳片内に残存するという問題点もある。凝固シェル近
傍で下向きの溶鋼流を得るため、ノズルの吐出角度を上
向きにして、溶鋼をメニスカスに沿わせて鋳型に衝突
後、下降流にする方法があるが、吐出流によってメニス
カスが乱され、モールドパウダー起因の非金属介在物が
増加する。
【0006】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、表層部の気泡や非金属介在物が
少ない良質の鋳片を製造することを可能にする鋼の連続
鋳造方法とこの方法に用いるに適した連続鋳造用浸漬ノ
ズルを提供することを目的とする。
ためになされたもので、表層部の気泡や非金属介在物が
少ない良質の鋳片を製造することを可能にする鋼の連続
鋳造方法とこの方法に用いるに適した連続鋳造用浸漬ノ
ズルを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために考案されたもので、その要旨は、(1)鋳型
内の凝固シェルの厚みが0mm以上10mm以下の範囲で、
凝固シェルと溶鋼との界面から20mm以内の範囲におけ
る溶鋼流の鉛直成分を下向きとすることを特徴とする鋼
の連続鋳造方法、(2)凝固シェルと溶鋼との界面から
20mmの位置における溶鋼流速の鉛直下向き成分が5cm
/s以上50cm/s以下であることを特徴とする(1)記載
の鋼の連続鋳造方法、(3)吐出口1の上部の壁2の延
長に半径rの円弧面3を有し、吐出口1の高さをhとし
たとき、r>3hである吐出口部をもつ浸漬ノズルを用
いることを特徴とする(1)および(2)記載の鋼の連
続鋳造方法、(4)吐出口1の上部の壁2の延長に半径
rの円弧面3を有し、吐出口1の高さをhとしたとき、
r>3hである吐出口部をもつことを特徴とする鋼の連
続鋳造用浸漬ノズル、である。
するために考案されたもので、その要旨は、(1)鋳型
内の凝固シェルの厚みが0mm以上10mm以下の範囲で、
凝固シェルと溶鋼との界面から20mm以内の範囲におけ
る溶鋼流の鉛直成分を下向きとすることを特徴とする鋼
の連続鋳造方法、(2)凝固シェルと溶鋼との界面から
20mmの位置における溶鋼流速の鉛直下向き成分が5cm
/s以上50cm/s以下であることを特徴とする(1)記載
の鋼の連続鋳造方法、(3)吐出口1の上部の壁2の延
長に半径rの円弧面3を有し、吐出口1の高さをhとし
たとき、r>3hである吐出口部をもつ浸漬ノズルを用
いることを特徴とする(1)および(2)記載の鋼の連
続鋳造方法、(4)吐出口1の上部の壁2の延長に半径
rの円弧面3を有し、吐出口1の高さをhとしたとき、
r>3hである吐出口部をもつことを特徴とする鋼の連
続鋳造用浸漬ノズル、である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の内容と実施の形態
について説明する。鋳片表層部の気泡の数に及ぼす鋳型
内の溶鋼流速の影響を図4に示す。ここで、溶鋼流速は
凝固シェルと溶鋼との界面から20mmの位置での鉛直成
分であり、鋳片内の一次デンドライトアームの鋳片表面
に垂直な方向からの傾き角度より求めた。気泡の数は、
鋳片の表面から10mm以内の範囲における100μm以
上の気泡の単位面積当たりの数である。溶鋼流速の鉛直
成分を−5cm/s以下、すなわち溶鋼流速の鉛直成分が下
向きに5cm/s以上であれば、鋳片表層部の気泡の数が少
なくなり、圧延後も表面疵がほとんど発生しない。
について説明する。鋳片表層部の気泡の数に及ぼす鋳型
内の溶鋼流速の影響を図4に示す。ここで、溶鋼流速は
凝固シェルと溶鋼との界面から20mmの位置での鉛直成
分であり、鋳片内の一次デンドライトアームの鋳片表面
に垂直な方向からの傾き角度より求めた。気泡の数は、
鋳片の表面から10mm以内の範囲における100μm以
上の気泡の単位面積当たりの数である。溶鋼流速の鉛直
成分を−5cm/s以下、すなわち溶鋼流速の鉛直成分が下
向きに5cm/s以上であれば、鋳片表層部の気泡の数が少
なくなり、圧延後も表面疵がほとんど発生しない。
【0009】鋳片表層部の非金属介在物の数に及ぼす鋳
型内の溶鋼流速の影響を図5に示す。ここで、溶鋼流速
は凝固シェルと溶鋼との界面から20mmの位置での鉛直
成分であり、鋳片内の一次デンドライトアームの鋳片表
面に垂直な方向からの傾き角度より求めた。非金属介在
物の数は、鋳片の表面から10mm以内の範囲における1
00μm以上の非金属介在物の単位面積当たりの数であ
る。溶鋼流速の鉛直成分を−5cm/s以下、すなわち溶鋼
流速の鉛直成分が下向きに5cm/s以上であれば、鋳片表
層部の非金属介在物の数が少なくなる。しかし、下向き
の溶鋼流速が50cm/s超になると、非金属介在物の個数
が増加する。これは、下向きの流れによって、鋳型内溶
鋼のメニスカス部にあるモールドフラックスが溶鋼中に
巻き込まれるために生じる非金属介在物が増加するため
である。溶鋼中に巻き込まれる非金属介在物は下向き流
速が大きくなるほど多くなる。
型内の溶鋼流速の影響を図5に示す。ここで、溶鋼流速
は凝固シェルと溶鋼との界面から20mmの位置での鉛直
成分であり、鋳片内の一次デンドライトアームの鋳片表
面に垂直な方向からの傾き角度より求めた。非金属介在
物の数は、鋳片の表面から10mm以内の範囲における1
00μm以上の非金属介在物の単位面積当たりの数であ
る。溶鋼流速の鉛直成分を−5cm/s以下、すなわち溶鋼
流速の鉛直成分が下向きに5cm/s以上であれば、鋳片表
層部の非金属介在物の数が少なくなる。しかし、下向き
の溶鋼流速が50cm/s超になると、非金属介在物の個数
が増加する。これは、下向きの流れによって、鋳型内溶
鋼のメニスカス部にあるモールドフラックスが溶鋼中に
巻き込まれるために生じる非金属介在物が増加するため
である。溶鋼中に巻き込まれる非金属介在物は下向き流
速が大きくなるほど多くなる。
【0010】したがって、鋳片の表層部、特に、鋳片の
表面から10mm以内の気泡と非金属介在物の個数を低減
するためには、凝固シェルと溶鋼との界面から20mmの
位置での鉛直成分を下向きに5cm/s以上50cm/s以下に
限定する。
表面から10mm以内の気泡と非金属介在物の個数を低減
するためには、凝固シェルと溶鋼との界面から20mmの
位置での鉛直成分を下向きに5cm/s以上50cm/s以下に
限定する。
【0011】上記の溶鋼流を容易に得るための浸漬ノズ
ル形状について図に基づいて説明する。通常、浸漬ノズ
ルからの吐出流によって溶鋼流を制御する場合には、吐
出角度と吐出口の面積が主な制御因子であったが、これ
ら2つの因子を変更しても、鋳型内溶鋼のメニスカス部
を乱さず、かつ、凝固シェル近傍で下降流を形成させる
ことは困難である。
ル形状について図に基づいて説明する。通常、浸漬ノズ
ルからの吐出流によって溶鋼流を制御する場合には、吐
出角度と吐出口の面積が主な制御因子であったが、これ
ら2つの因子を変更しても、鋳型内溶鋼のメニスカス部
を乱さず、かつ、凝固シェル近傍で下降流を形成させる
ことは困難である。
【0012】本発明では、従来着目されていなかった吐
出口上部の壁を含む吐出口の形状に着目した。図1は、
本発明の浸漬ノズルの吐出口近傍の(a)正面図、
(b)側面図、(c)断面図である。吐出口1の上部の
壁2の延長に半径rの円弧面3を有し、吐出口1の高さ
をhとしたとき、r>3hを満たすような形状である。
ノズルから吐出された溶鋼は、図6に示すように、円弧
状の壁に沿って流れ、斜め上向きに流れる。溶鋼はメニ
スカスに沿って流れ、鋳型に衝突した後は鋳型に沿って
下方に流れる。したがって、鋳型内部の凝固シェル近傍
では下向きに溶鋼が流れる。このため、凝固シェルに気
泡や非金属介在物が付着しにくく、鋳片の表層部の気泡
や非金属介在物が少なくなる。下向きの溶鋼流速を制御
するには、ノズルの吐出口の高さや幅を調節すればよ
い。これに対して、r<3hの場合は、溶鋼流が曲面か
ら剥離するため、斜め上向きに流れず、鋳型壁に衝突す
る。したがって、鋳型壁に衝突した溶鋼流の一部は下降
流となるが、特に鋳型上部では、大半が上昇流となる。
このため、鋳型上部、すなわち鋳片でみると表層部に気
泡や非金属介在物が多くなってしまう。
出口上部の壁を含む吐出口の形状に着目した。図1は、
本発明の浸漬ノズルの吐出口近傍の(a)正面図、
(b)側面図、(c)断面図である。吐出口1の上部の
壁2の延長に半径rの円弧面3を有し、吐出口1の高さ
をhとしたとき、r>3hを満たすような形状である。
ノズルから吐出された溶鋼は、図6に示すように、円弧
状の壁に沿って流れ、斜め上向きに流れる。溶鋼はメニ
スカスに沿って流れ、鋳型に衝突した後は鋳型に沿って
下方に流れる。したがって、鋳型内部の凝固シェル近傍
では下向きに溶鋼が流れる。このため、凝固シェルに気
泡や非金属介在物が付着しにくく、鋳片の表層部の気泡
や非金属介在物が少なくなる。下向きの溶鋼流速を制御
するには、ノズルの吐出口の高さや幅を調節すればよ
い。これに対して、r<3hの場合は、溶鋼流が曲面か
ら剥離するため、斜め上向きに流れず、鋳型壁に衝突す
る。したがって、鋳型壁に衝突した溶鋼流の一部は下降
流となるが、特に鋳型上部では、大半が上昇流となる。
このため、鋳型上部、すなわち鋳片でみると表層部に気
泡や非金属介在物が多くなってしまう。
【0013】なお、吐出口1の円弧面3の半径rの上限
については、これが大きすぎるとノズルの材料費が高く
なりコスト高となることから、rは大体150mm以下と
することが望ましい。また、本発明の浸漬ノズルは鋼の
連続鋳造用の浸漬ノズルの製造に通常用いられる方法、
すなわちラバープレス法によって製造することができ
る。
については、これが大きすぎるとノズルの材料費が高く
なりコスト高となることから、rは大体150mm以下と
することが望ましい。また、本発明の浸漬ノズルは鋼の
連続鋳造用の浸漬ノズルの製造に通常用いられる方法、
すなわちラバープレス法によって製造することができ
る。
【0014】
(実施例1)重量%で、C:0.001〜0.006、
Si:0.005〜0.02、Mn:0.05〜0.
2、P:0.01〜0.02、S:0.002〜0.0
2、Al:0.02〜0.1、Ti:0.001〜0.
05、残部Feおよび不可避的不純物元素よりなる鋼を
連続鋳造した。鋳片の幅は1500mm、厚みは240mm
であり、鋳造速度は1.5m/min である。このとき、浸
漬ノズルには図1に示すような、吐出口1の上部の壁2
の延長に半径100mmの円弧面3を有し、吐出口1の高
さが30mmである吐出口部を有するものを用いた。比較
例1はリニアモーター型の電磁攪拌装置を用いて、鋳型
内の鋳型壁近傍の溶鋼流が上向きとなるようにした場合
である。
Si:0.005〜0.02、Mn:0.05〜0.
2、P:0.01〜0.02、S:0.002〜0.0
2、Al:0.02〜0.1、Ti:0.001〜0.
05、残部Feおよび不可避的不純物元素よりなる鋼を
連続鋳造した。鋳片の幅は1500mm、厚みは240mm
であり、鋳造速度は1.5m/min である。このとき、浸
漬ノズルには図1に示すような、吐出口1の上部の壁2
の延長に半径100mmの円弧面3を有し、吐出口1の高
さが30mmである吐出口部を有するものを用いた。比較
例1はリニアモーター型の電磁攪拌装置を用いて、鋳型
内の鋳型壁近傍の溶鋼流が上向きとなるようにした場合
である。
【0015】本発明の方法では、凝固シェル厚が10mm
までの範囲では、凝固シェルから20mmの位置での溶鋼
流速は鉛直下向きに5〜50cm/sであった。一方、比較
例1の方法では、凝固シェル厚が10mmまでの範囲で
は、凝固シェルから20mmの位置での溶鋼流速は鉛直上
向きに5〜50cm/sであった。
までの範囲では、凝固シェルから20mmの位置での溶鋼
流速は鉛直下向きに5〜50cm/sであった。一方、比較
例1の方法では、凝固シェル厚が10mmまでの範囲で
は、凝固シェルから20mmの位置での溶鋼流速は鉛直上
向きに5〜50cm/sであった。
【0016】鋳片の表面から10mm以内に存在する10
0μm以上の気泡と非金属介在物の個数を調査した結
果、表1に示すように本発明の方法では、比較例1に比
べて気泡の個数、非金属介在物の個数ともに1/10以
下に減少した。
0μm以上の気泡と非金属介在物の個数を調査した結
果、表1に示すように本発明の方法では、比較例1に比
べて気泡の個数、非金属介在物の個数ともに1/10以
下に減少した。
【表1】
【0017】(実施例2)重量%で、C:0.001〜
0.006、Si:0.005〜0.02、Mn:0.
05〜0.2、P:0.01〜0.02、S:0.00
2〜0.02、Al:0.02〜0.1、Ti:0.0
01〜0.05、残部Feおよび不可避的不純物元素よ
りなる鋼を連続鋳造した。鋳片の幅は1500mm、厚み
は240mmであり、鋳造速度は1.5m/min である。こ
のとき、浸漬ノズルには図1に示すような、吐出口1の
上部の壁2の延長に半径100mmの円弧面3を有し、吐
出口1の高さが30mmである吐出口部を有するものを用
いた。比較例2は吐出口1の上部の壁2の延長に半径8
0mmの円弧面3を有し、吐出口1の高さが30mmである
吐出口部を有するものを用いた場合である。すなわちr
<3hの場合である。
0.006、Si:0.005〜0.02、Mn:0.
05〜0.2、P:0.01〜0.02、S:0.00
2〜0.02、Al:0.02〜0.1、Ti:0.0
01〜0.05、残部Feおよび不可避的不純物元素よ
りなる鋼を連続鋳造した。鋳片の幅は1500mm、厚み
は240mmであり、鋳造速度は1.5m/min である。こ
のとき、浸漬ノズルには図1に示すような、吐出口1の
上部の壁2の延長に半径100mmの円弧面3を有し、吐
出口1の高さが30mmである吐出口部を有するものを用
いた。比較例2は吐出口1の上部の壁2の延長に半径8
0mmの円弧面3を有し、吐出口1の高さが30mmである
吐出口部を有するものを用いた場合である。すなわちr
<3hの場合である。
【0018】本発明の方法では、凝固シェル厚が10mm
までの範囲では、凝固シェルから20mmの位置での溶鋼
流速は鉛直下向きに5〜50cm/sであった。一方、比較
例2の方法では、凝固シェル厚が10mmまでの範囲で
は、凝固シェルから20mmの位置での溶鋼流速は鉛直上
向き50cm/sから鉛直下向きに10cm/sであった。
までの範囲では、凝固シェルから20mmの位置での溶鋼
流速は鉛直下向きに5〜50cm/sであった。一方、比較
例2の方法では、凝固シェル厚が10mmまでの範囲で
は、凝固シェルから20mmの位置での溶鋼流速は鉛直上
向き50cm/sから鉛直下向きに10cm/sであった。
【0019】鋳片の表面から10mm以内に存在する10
0μm以上の気泡と非金属介在物の個数を調査した結
果、表2に示すように本発明の方法では、比較例2に比
べて気泡の個数、非金属介在物の個数ともに1/5以下
に減少した。
0μm以上の気泡と非金属介在物の個数を調査した結
果、表2に示すように本発明の方法では、比較例2に比
べて気泡の個数、非金属介在物の個数ともに1/5以下
に減少した。
【表2】
【0020】(実施例3)重量%で、C:0.001〜
0.006、Si:0.005〜0.02、Mn:0.
05〜0.2、P:0.01〜0.02、S:0.00
2〜0.02、Al:0.02〜0.1、Ti:0.0
01〜0.05、残部Feおよび不可避的不純物元素よ
りなる鋼を連続鋳造した。鋳片の幅は1500mm、厚み
は240mmであり、鋳造速度は1.5m/min である。こ
のとき、浸漬ノズルには図1に示すような、吐出口1の
上部の壁2の延長に半径100mmの円弧面3を有し、吐
出口1の高さが30mmである吐出口部を有するものを用
いた。比較例3は吐出口1の上部の壁2の延長に半径8
0mmの円弧面3を有し、吐出口1の高さが20mmである
吐出口部を有するものを用いた場合である。この場合吐
出流速が大きくなる。
0.006、Si:0.005〜0.02、Mn:0.
05〜0.2、P:0.01〜0.02、S:0.00
2〜0.02、Al:0.02〜0.1、Ti:0.0
01〜0.05、残部Feおよび不可避的不純物元素よ
りなる鋼を連続鋳造した。鋳片の幅は1500mm、厚み
は240mmであり、鋳造速度は1.5m/min である。こ
のとき、浸漬ノズルには図1に示すような、吐出口1の
上部の壁2の延長に半径100mmの円弧面3を有し、吐
出口1の高さが30mmである吐出口部を有するものを用
いた。比較例3は吐出口1の上部の壁2の延長に半径8
0mmの円弧面3を有し、吐出口1の高さが20mmである
吐出口部を有するものを用いた場合である。この場合吐
出流速が大きくなる。
【0021】比較例3は、リニアモーター型の電磁攪拌
装置を用いて、鋳型壁近傍の溶鋼流が下向きになるよう
にした場合である。この時、凝固シェル厚が10mmまで
の範囲では、凝固シェルから20mmの位置での溶鋼流速
は鉛直下向きに50〜70cm/sとした。一方、本発明の
方法では、凝固シェル厚が10mmまでの範囲では、凝固
シェルから20mmの位置での溶鋼流速は鉛直下向きに5
〜50cm/sであった。
装置を用いて、鋳型壁近傍の溶鋼流が下向きになるよう
にした場合である。この時、凝固シェル厚が10mmまで
の範囲では、凝固シェルから20mmの位置での溶鋼流速
は鉛直下向きに50〜70cm/sとした。一方、本発明の
方法では、凝固シェル厚が10mmまでの範囲では、凝固
シェルから20mmの位置での溶鋼流速は鉛直下向きに5
〜50cm/sであった。
【0022】鋳片の表面から10mm以内に存在する10
0μm以上の気泡と非金属介在物の個数を調査した結
果、表3に示すように本発明の方法では、比較例3に比
べて気泡の個数は同等であるが、非金属介在物の個数は
1/5以下に減少した。
0μm以上の気泡と非金属介在物の個数を調査した結
果、表3に示すように本発明の方法では、比較例3に比
べて気泡の個数は同等であるが、非金属介在物の個数は
1/5以下に減少した。
【表3】
【0023】
【発明の効果】本発明の方法により、表層部に気泡や非
金属介在物が少ない鋳片を容易に製造することができ
る。このため、本発明の方法で製造される鋳片を熱間圧
延、冷間圧延して製造される薄鋼板の表面品質が向上す
るとともに、表面欠陥起因の不良品の発生が減少し、歩
留まりを向上させることができる。また、本発明の鋳造
用浸漬ノズルによれば、上記した方法を好適な状態で実
施することができ、実用上の効果が大きい。
金属介在物が少ない鋳片を容易に製造することができ
る。このため、本発明の方法で製造される鋳片を熱間圧
延、冷間圧延して製造される薄鋼板の表面品質が向上す
るとともに、表面欠陥起因の不良品の発生が減少し、歩
留まりを向上させることができる。また、本発明の鋳造
用浸漬ノズルによれば、上記した方法を好適な状態で実
施することができ、実用上の効果が大きい。
【図1】本発明のノズルを示す図である。
【図2】通常の連続鋳造における鋳型内の溶鋼流動を示
す図である。
す図である。
【図3】電磁攪拌装置を用いて鋳型壁近傍の溶鋼に下向
きの流れを付与した時の鋳型内の溶鋼流動を示す図であ
る。
きの流れを付与した時の鋳型内の溶鋼流動を示す図であ
る。
【図4】鋳型内の溶鋼流速と鋳片表層部の気泡個数との
関係を示す図である。
関係を示す図である。
【図5】鋳型内の溶鋼流速と鋳片表層部の非金属介在物
の個数を示す図である。
の個数を示す図である。
【図6】本発明の方法を適用した場合の鋳型内の溶鋼流
動を示す図である。
動を示す図である。
1 吐出口 2 吐出口上部の壁 3 曲面壁 4 浸漬ノズル 5 鋳型 6 電磁攪拌装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 沢田 郁夫 神奈川県川崎市中原区井田1618番地 新日 本製鐵株式会社技術開発本部内
Claims (4)
- 【請求項1】 鋳型内の凝固シェルの厚みが0mm以上1
0mm以下の範囲で、凝固シェルと溶鋼との界面から20
mm以内の範囲における溶鋼流の鉛直成分を下向きとする
ことを特徴とする鋼の連続鋳造方法。 - 【請求項2】 凝固シェルと溶鋼との界面から20mmの
位置における溶鋼流速の鉛直下向き成分が5cm/s以上5
0cm/s以下であることを特徴とする請求項1記載の鋼の
連続鋳造方法。 - 【請求項3】 吐出口(1)の上部の壁(2)の延長に
半径rの円弧面(3)を有し、吐出口(1)の高さをh
としたとき、r>3hである吐出口部をもつ浸漬ノズル
を用いることを特徴とする請求項1又は2記載の鋼の連
続鋳造方法。 - 【請求項4】 吐出口(1)の上部の壁(2)の延長に
半径rの円弧面(3)を有し、吐出口(1)の高さをh
としたとき、r>3hである吐出口部をもつことを特徴
とする鋼の連続鋳造用浸漬ノズル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34040995A JPH09174208A (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 鋼の連続鋳造方法および鋼の連続鋳造用浸漬ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34040995A JPH09174208A (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 鋼の連続鋳造方法および鋼の連続鋳造用浸漬ノズル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09174208A true JPH09174208A (ja) | 1997-07-08 |
Family
ID=18336675
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34040995A Withdrawn JPH09174208A (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 鋼の連続鋳造方法および鋼の連続鋳造用浸漬ノズル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09174208A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021126663A (ja) * | 2020-02-12 | 2021-09-02 | 明智セラミックス株式会社 | 浸漬ノズル |
-
1995
- 1995-12-27 JP JP34040995A patent/JPH09174208A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021126663A (ja) * | 2020-02-12 | 2021-09-02 | 明智セラミックス株式会社 | 浸漬ノズル |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPWO1996024452A1 (ja) | オーステナイト系ステンレス鋼の連続鋳造方法 | |
| US4482003A (en) | Method for continuous casting of steel | |
| JPH08132205A (ja) | 連続鋳造における鋳片の中心偏析改善方法及び装置 | |
| CN85106418A (zh) | 金属、尤其是钢的带材连铸工艺方法及其设备 | |
| EP1251983B1 (en) | Apparatus and method for the continuous or semi-continuous casting of aluminium | |
| JP3375862B2 (ja) | ブローホールの発生しない極低炭素鋼の製造方法 | |
| US4298050A (en) | Process for continuous casting of a slightly deoxidized steel slab | |
| CN1717288A (zh) | 控制系统,计算机程序产品,装置和方法 | |
| JP3283746B2 (ja) | 連続鋳造用鋳型 | |
| JPH09192802A (ja) | 極低炭素鋼スラブの連続鋳造方法 | |
| US3940976A (en) | Method of determining the suitability of continuously cast slabs of Al- or Al-Si-killed soft steel for producing cold rolled sheets to be tinned | |
| EP0022566B1 (en) | Process and apparatus for electromagnetic forming of molten metals or alloys, coolant manifold for electromagnetic casting | |
| GB2103972A (en) | Process for high-speed vertical continuous casting of aluminium and alloys thereof | |
| JPS6264461A (ja) | 溶鋼の介在物浮上分離促進装置 | |
| JPH09206896A (ja) | 鋳型内電磁攪拌装置および鋼の連続鋳造方法 | |
| JP2607334B2 (ja) | 連続鋳造鋳型内溶鋼の流動制御装置 | |
| JPH08174164A (ja) | ステンレス鋼の連続鋳造方法 | |
| JP3505142B2 (ja) | 高清浄鋼の鋳造方法 | |
| JPH08187557A (ja) | 電磁場を用いた鋼の連続鋳造方法 | |
| JPH0763820B2 (ja) | 薄鋼板用スラブの連続鋳造方法 | |
| JP2662052B2 (ja) | 下注造塊法における鋳型内へのrem添加方法 | |
| JP7068628B2 (ja) | 鋳造方法 | |
| JPH11320054A (ja) | 連続鋳造機および連続鋳造方法 | |
| JP3153458B2 (ja) | スライドゲート用下プレート | |
| JP3538967B2 (ja) | 連続鋳造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030304 |