JPH0917469A - アースの取付部材及びアース端子カバー - Google Patents

アースの取付部材及びアース端子カバー

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JPH0917469A
JPH0917469A JP16163595A JP16163595A JPH0917469A JP H0917469 A JPH0917469 A JP H0917469A JP 16163595 A JP16163595 A JP 16163595A JP 16163595 A JP16163595 A JP 16163595A JP H0917469 A JPH0917469 A JP H0917469A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 塗装の上からのアース端子の取付けにおい
て、簡単に塗装が削れて良好なアースが得られ、しか
も、アースマークを施す事と、表示場所の確保とが容易
に行え、しかもアースの位置、及び、アースマークの視
認が容易になる、アース端子の取付部材を提供する事。 【構成】 電気機器の筺体等にアース端子を螺子止めす
る際に、このアース端子と前記筺体との間に介在させて
螺子締めにより挟持させる、アース端子の取付部材であ
って、導電体からなり、上面2にドライバー溝5を設
け、底面3にヤスリ部を設けた座金部1から成り、上面
2にカバー部8を有する事。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は配電盤、電気機器等の筺
体やシャーシ等(以下、これらを代表して「筺体」とい
う)にアースを取付ける際の部材に関し、特に、アース
端子と筺体との間に介在させ、筺体側の端子取付面が塗
装してある場合でも導電性に支障なく、アースの機能が
果たせる為の取付部材と、アース端子の取付箇所に取付
るアース端子カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】配電盤や各種の電気機器には、静電気や
漏電などによる電撃を防ぐために、機器の一部を大地に
接続するアースが設けられている。家電機器の場合は、
普通、アースが一本であり、従ってアース端子も一箇所
である。しかし、工業用の電気機器には大型のものが多
く、そのため、アース端子の数も一つの機器で20〜3
0箇所と多数にのぼる。これらのアース端子は、機器の
筺体の内側に取付けられるのが普通であるが、日常的に
筺体の戸を開ける事が多く、従って、内側も塗装してあ
るものが多い。そして、図12に示すように、アース端
子の近くには、端子の位置を明示する為に、アースマー
クを付したシールが、電気工作物規定に従って貼られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、塗装の多くは
絶縁性であり、そのためアースの働きが阻害される。そ
れでも、筺体側の螺子孔内面が僅かに金属の露呈部分な
ので、そこが通電して何とかアースが働いている状態で
ある。ところが、この螺子孔内面まで塗装で覆われる事
もしばしばあり、良好なアースが得られない問題があっ
た。そして、漏電は常に起こる訳ではないので、この様
な問題が事故として直ちには表面化はしないが、潜在的
に事故の可能性を含み、大変に問題視されていた。又、
一応の導電性が得られている場合でも、アースは電気抵
抗のないものほどアース性能が高いとされており、その
為に筺体の塗装による電気抵抗は、大変に不都合なもの
となっている。又さらに、端子の近くにアースシールを
貼る事が電気工作物規定により義務付られているが、配
線が込み合っている場合には、貼る場所の確保が困難で
あり、且つ、貼ったシールの視認が困難な事があり、具
合いが悪かった。
【0004】以上の問題を鑑み、本発明の目的とすると
ころは、塗装の上からのアース端子の取付けにおいて、
簡単に塗装が削れて良好なアースが得られ、しかも、ア
ースマークを施す事と、表示場所の確保とが容易に行
え、しかもアースの位置、及び、アースマークの視認が
容易になる、アース端子の取付部材を提供する事にあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決し、そ
の目的を果すため請求項1記載の発明の採る手段は、
「電気機器の筺体等にアース端子を螺子止めする際に、
このアース端子と前記筺体との間に介在させて螺子締め
により挟持させる、アース端子の取付部材であって、導
電体からなり、上面にドライバー溝を設け、底面にヤス
リ部を設けた座金部から成る事」をその要旨とした。
【0006】「座金部」は、円板状でも角板状でもよ
く、又、この様な板状材でなくてもよく、硬質材の導電
体で螺子を通す貫通孔があれば、どの様なものでもよ
い。「ドライバー溝」は、プラス・ドライバー、マイナ
ス・ドライバー等の当てがえるものであり、座金部の貫
通孔にこの溝を重ねて設ければよいが、特にこれに限る
ものではない。又、この溝は、ドライバーで、座金部を
筺体に強く押し当てる事ができる様に形成された溝がよ
く、プラス・ドライバー用の溝なら、ドライバーの先端
が、座金部の貫通孔に挿し止まる程度の十字状の溝に形
成すればよい。又さらに、マイナス・ドライバー用の溝
なら、ー字状の有底溝に形成すればよい。その他、同様
のものを当てがって、座金部を押しながら回動させる事
の出来るものであれば、どの様な溝であってもよい。
「ヤスリ部」は、塗装が削り落とせる程度の目立てであ
れば、どの様でもよい。
【0007】請求項2記載の発明の採る手段は、「電気
機器の筺体等にアース端子を螺子止めする際に、このア
ース端子と前記筺体との間に介在させて螺子締めにより
挟持させる、アース端子の取付部材であって、軸部に係
合溝を設けた螺子と、導電体からなり、前記係合溝に係
合する凸部を有した螺子の貫通孔と、底面に設けたヤス
リ部であって、前記螺子を上面側から貫通させて前記筺
体に螺子締めする際の押圧により、ヤスリの目を潰して
底面略面一となるヤスリ部と、を設けた座金部と、から
成る事」をその要旨とした。
【0008】「ヤスリ部」を構成する「ヤスリの目」
は、塗料が削り落とせる事と、螺子締めの押圧で十分に
潰れて底面が略面一になり得る程度の形状と硬さを備え
る事とを満たせば、どの様なものでもよい。例えば、バ
リの様なものとか、小さな針状の突起を多数備えたもの
でもよい。
【0009】請求項3記載の発明の採る手段は、請求項
2の手段において、「前記ヤスリ部は、爪状に目立てさ
れたヤスリの目を備えたヤスリ部であり、前記潰しはこ
の爪状のヤスリの目を目立て前の状態に倒す事による潰
しである事」をその要旨とした。
【0010】請求項4記載の発明の採る手段は、請求項
1〜3の手段において、「前記上面にカバー部を有する
事」をその要旨とした。
【0011】「カバー部」は、座金部の上面を覆うもの
であればどの様なものでもよいが、座金部の全体を覆う
ものであれば、後述する「目印的な役割」が果たし易く
好ましい。又、カバー部の色を取付箇所の周囲と異なっ
たものにすれば「目印的な役割」が一層、果たし易い。
又さらに、カバー部をプラスチック成形するときなどに
は、アースマークを一体的に突設又は刻印してもよく、
或は、アースシールが貼り易い形状と大きさとしてもよ
く、また或は、アースマークのプリントなどが容易に行
えるものとしてもよい。
【0012】請求項5記載の発明の採る手段は、「電気
機器の筺体等にアース端子を螺子止めする際の、この端
子取付箇所に被せる為のアース端子カバーであって、カ
バー部と、このカバー部を前記端子箇所へ取り付ける取
付手段を有した事」をその要旨とした。
【0013】
【作用】本発明の取付部材の作用を、取付部材の用い方
を交えて説明する。請求項1記載の発明は、筺体のアー
ス端子取付箇所に、取付部材の底面を当てがい、更に上
面のドライバー溝にドライバーを当てがって、ドライバ
ーと共に取付部材を筺体に押し当てて回動させるもので
ある。この様にすれば、底面のヤスリ部で筺体の塗装を
削る事ができる。従って、筺体と取付部材との接触面の
導電性が高まる。次に、この取付部材を、筺体とアース
端子の間に介在させてアース端子を螺子止めすれば、ア
ース端子部分の導電性が高まる。
【0014】請求項2記載の発明は、筺体のアース端子
取付用の螺子孔に、アース端子と取付部材の貫通孔を貫
通させた螺子を回して締めるものである。すると、取付
部材は、その貫通孔の有する凸部が螺子の係合溝に係合
しているので、取付部材が螺子の頭部によりアース端子
越しに筺体に押圧されながら、螺子と共に回される。こ
の様にすれば、底面に設けたヤスリ部で筺体の塗装を削
ると共に、ヤスリの目が筺体に押圧されて潰されるの
で、最終的に底面略面一となってアース端子が取り付け
られる。この際、筺体の塗料が削り落とされた事と、底
面が略面一となって筺体に圧着される事により、筺体と
取付部材との接触面の導電性が高まり、従って、アース
端子部分の導電性が高まる。又、アース端子を取り付け
るための螺子締め作業と同時に、塗装を削る事ができ
る。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項2の作用と
ほぼ同様ながら、筺体の塗料を削る際には爪状に目立て
されたヤスリの目で塗装を削り、同時に、ヤスリの目が
筺体に押圧されてゆき、この爪状のヤスリの目を目立て
前の状態に倒す事により潰す事ができる。
【0016】請求項4記載の発明は、カバー部には事前
にアースマークを施しておくことが可能となる。又、こ
れに付随して、従来のアースシールなら、間違えて貼っ
た際の貼直しが困難であったが、本願のアース端子カバ
ーはその様な困難さがない。或は、アースマークの施し
てないアース端子カバーであれば、取付け後のカバーに
シールを貼る事ができる。又さらに、カバー部自体がア
ース端子位置の目印として作用するので、前記同様に配
線が込み合った所でも、アースマークの視認が容易にな
る。
【0017】請求項5記載の発明は、カバー部には事前
にアースマークを施しておくことが可能となる。又、こ
れに付随して、従来のアースシールなら、間違えて貼っ
た際の貼直しが困難であったが、本願のアース端子カバ
ーはその様な困難さがない。或は、アースマークの施し
てないアース端子カバーであれば、取付け後のカバーに
シールを貼る事ができる。又さらに、カバー部自体がア
ース端子位置の目印として作用するので、前記同様に配
線が込み合った所でも、アースマークの視認が容易にな
る。
【0018】
【実施例】最初に示す実施例は、「請求項1を引用した
請求項4記載のアース端子の取付部材」の実施例であ
る。この取付部材は、図1、2に示すように、導電体の
円板の中心に貫通孔6を設けた座金部1に、プラスチッ
クによる円錐台状のカバー部8を取付けたアース端子の
取付部材100である。
【0019】座金部1は、図1に示すように、上面2に
十字状のドライバー溝5が貫通孔6に重ねて設けてあ
る。又、図2に示すように、座金部1の底面3は、全面
にヤスリの目立てがしてあって、ヤスリ部4を成してい
る。そして、カバー部8は円錐台の下の面に位置させた
座金部1に接合してある。又、カバー部8の縁端にはア
ース端子を挿し込むための挿入口12が1つ設けてあ
る。また更に、カバー部8は円錐台の上の面が蓋9を成
してヒンジに開き、閉めれば図示しない係止片にて止ま
る様になっている。そして、この蓋9には電気工作物規
定に則ったアースマーク13がプリントしてある。
【0020】次に、この取付部材100を用いてアース
端子30を取付ける作業の説明をする。まず、図3(a)
に示すように、カバー部8の蓋9を開いておき、この開
口11から、座金部1の貫通孔6と、筺体20の螺子孔
21が重合する様に確認しながら、取付部材100を筺
体20に当てがう。次に、プラスのドライバーをこの開
口11から挿して、座金部1に設けてある十字状のドラ
イバー溝5に当てがう。そして、図3(b)に示すよう
に、ドライバーにて取付部材100を筺体20に強く押
し当てながら、このドライバーを何度か回動すれば、座
金部1も回動して底面3のヤスリ部4で塗装22を削る
事ができる。しかも、プラス・ドライバーであれば、そ
の尖った先端を、図4に示すように、座金部1越しに筺
体20の螺子孔21に挿す事ができるため、ドライバー
が軸支されて塗装を削る動作が楽に行える。
【0021】そして今度は、図3(c)に示すように、こ
の取付部材100の挿入口からアース端子30を挿し込
み、開口11からは螺子14を挿し入れ、アース端子3
0と座金部1の各貫通孔31、6にこの螺子14を貫通
させておく。そして、アース端子と取付部材を挿した螺
子を、筺体20の螺子孔21に挿し、先に塗装を削った
際のドライバーでこの螺子を締め付ける。そして、取付
部材100にてアース端子30の取付が終わったら、図
3(d)に示すように、最後に蓋9を閉め、プリントして
あるアースマーク13が見える様にする。
【0022】次に、図5は別の実施例であり、座金部1
に対してカバー部8が蓋を成し、ヒンジに開く様に形成
された取付部材100である。つまり、このカバー部8
を開ければ、露呈した座金部1のドライバー溝5にドラ
イバーを当てがう事ができる。従って、前記実施例と同
様に、ドライバーにて取付部材100を筺体に強く押し
当てながら、このドライバーを何度か回動すれば、座金
部1の底面3のヤスリ部4で、塗装を削る事ができる。
あとは、前記実施例とほぼ同様にして、アース端子を取
付ければよい。更に、図6は別の実施例であり、カバー
部8の側部が開放されて、どの方向からでもアース端子
が取付られる様になっている。
【0023】尚、「請求項1を引用した請求項4記載の
アース端子の取付部材」は、上記の実施例に限るもので
はない。座金部は円板状に限らず、方形でもその他の形
状でもよい。又、座金部の有するヤスリ部は、座金部底
面の全面でも部分面でもよく、又、目立ても、座金部の
低面を簡易に傷を付けただけの目立てでもよい。又、ド
ライバー溝は、プラスとマイナスの2つに限らず、スク
リュー・ドライバーとして機能するものを嵌合させ、且
つ、座金部を回動させ得るなら、どの様な溝でもよい。
カバー部は円錐台に形状を限らず、円筒形でも半球状で
も、その他、どの様な形状でも、取付た際の螺子頭の突
出を容認する形状であればよい。そして、アースマーク
はプリントに限らず、従来からのアースシールを貼って
もよい。さらに、カバー部に着色を施せば、より目印と
して働く。
【0024】次の実施例は、「請求項3を引用した請求
項4記載のアース端子の取付部材」の実施例である。こ
の取付部材100は、図7に示すように、軸部16に係
合溝17を設けた螺子14と、この螺子を貫通させる座
金部1と、座金部の上面2を被うカバー部8とから成る
アース端子30の取付部材100である。
【0025】螺子14の軸部16に設けられた係合溝1
7は、軸部16の長手方向の全長に亘り設けられた一本
の溝である。
【0026】座金部1は、導電体の円板体からなり、円
板体の中心には軸部16の係合溝17に係合する凸部7
を有した螺子14の貫通孔6が設けてある。又、この座
金部1は、図8に示すように、上面2側から底面3側へ
爪状に打ち抜いて目立てをしたヤスリの目4aを備えた
ヤスリ部4を、貫通孔6を挟んで2箇所に備えている。
又、このヤスリの目4aは打ち抜きで目立てしてあるの
で、打ち抜き方向の反対から押圧すれば、目立て前の状
態に倒して潰す事ができる。そして、上面2にはカバー
部8を填めるための係止片2aが設けてある。
【0027】カバー部8は、プラスチックにて一端を閉
じた円筒形状を成し、内周面にリング状の突条8aが設
けられ、座金部1に強く押し付ければ、座金部1上面2
の係止片2aに填める様になっている。又、カバー部8
の表面にはアースマーク13がプリントしてある。
【0028】以上のように構成される取付部材100
は、次のように用いて取り付ける。まず、螺子14を、
アース端子30の貫通孔31に貫通させ、次に、この螺
子の係合溝17に、座金部1の貫通孔6の凸部7を係合
させながら、取付部材100に貫通させる。そして、こ
の様にアース端子30と取付部材100を通してある状
態の螺子14を、筺体の螺子孔21に挿し、ドライバー
で螺子14を回して締める。すると、取付部材100の
凸部7が螺子14の係合溝17に係合しているので、取
付部材が、螺子の頭部15によりアース端子越しに筺体
20に押圧されながら、螺子と共に回される。この様に
すれば、底面3に、座金部1を打ち抜いて目立てされた
爪状のヤスリの目4aで、筺体の塗装22を削る事がで
きる。しかも、座金部の回転方向と螺子頭による押圧と
が相まって、図8の符号Aに示すように、爪状のヤスリ
の目4aは、目立て前の状態に倒す方向に押圧されるの
で、打ち抜き前の位置に戻され、結局、ヤスリの目4a
が潰されて、図9に示すように、座金部の底面は略面一
となり、塗装が削り落とされた筺体に圧着される。
【0029】尚、「請求項3を引用した請求項4記載の
アース端子の取付部材」は、上記の実施例に限るもので
はない。凸部とこれに係合する係合溝を2つづつにすれ
ば、坂根の回転が滑らかになり、又、更に数を増やして
もよい。ヤスリ部も2箇所に限らず何箇所でもよく、
又、ヤスリの目は打ち抜いたものに限らず、底面側から
目立ての道具で個々に目を立ててもよい。カバー部は座
部と一体となて、先の実施例で示した、蓋の動きをする
ものでもよい。
【0030】次の実施例は、「請求項5記載のアース端
子カバー」の実施例である。このアース端子カバー18
は、図10に示すように、プラスチックにて一端を閉じ
た円筒形状のカバー部8を本体としている。そして、そ
の内面にはアース端子を取付た螺子の頭部15に対応す
る位置に、このナベ頭の頭部15に嵌合する嵌合部10
が、端子箇所へ取り付ける取付手段として設けられてい
る。又、カバー部8の表面には、図11に示すように、
アースマーク13が一体的に突設成形してある。又さら
に、カバー部の縁端には大きさの異なるアース挿入口が
2つ設けられていて、アースケーブルの太さに応じて選
択できる様にしてある。この様なアース端子カバー18
を位置合わせして、ナベ頭の頭部15に強く押し付けれ
ば、嵌合部10が螺子の頭部に嵌って、端子箇所へ取付
けが行える。
【0031】尚、取付手段は上記の例に限らず、取付箇
所への接着でも粘着でも磁着でも、或は、請求項4に示
した取付部材の座金部からヤスリ部を省略したものでも
よい。
【0032】また尚、請求項1〜5の全てに共通する
が、カバー部に設けるアース端子の挿入口は幾つでもよ
く、予備に多数設けておけば、どの方向からでも取付ら
れる。
【0033】
【発明の効果】以上、述べた様に、請求項1記載の発明
の取付部材によれば、座金部をドライバーで筺体に押し
当て、ドライバーを回動すれば、底面のヤスリ部で絶縁
性の塗装を削る事ができる。その為、筺体と取付部材と
の接触面の導電性が高まり、アースの性能も高まるの
で、配電盤や電気機器に生じた静電気や漏電を、確実に
逃がす事ができ、電撃による事故を防ぐ効果がある。
又、アース端子の数が2〜30箇所と多数にのぼる場合
でも、特断に作業が増える訳でもなく、道具も従来と同
様にドライバーのみでよいので、作業性に優れる。
【0034】請求項2記載の発明の取付部材によれば、
アース端子を取付る為の螺子締めと同時に筺体の塗料を
削る事ができ、作業効率が上がる。又、請求項1の効果
と同様に、筺体と取付部材との接触面の導電性が高ま
り、アースの性能も高まるので、配電盤や電気機器に生
じた静電気や漏電を、確実に逃がす事ができ、電撃によ
る事故を防ぐ効果がある。又、アース端子の数が2〜3
0箇所と多数にのぼる場合でも、特断に作業が増える訳
でもなく、道具も従来と同様にドライバーのみでよいの
で、作業性に優れる。
【0035】請求項3記載の発明の取付部材によれば、
請求項2の効果の他、ヤスリ部の目立てが容易で、螺子
締めの際には、ヤスリの目が確実に倒されて底面の面一
化が確実になされ、よって、座金部と筺体の接触も確実
になって接触面の導電性が高まる。
【0036】請求項4記載の発明の取付部材によれば、
請求項1〜3の効果の他、そのカバー部に事前にアース
マークを施しておくことが可能となる。これにより、カ
バー部に従来のアースシールの働きを兼ねさせる事がで
きるので、取付作業時にアースシールを貼る作業が省け
る。又、これに付随して、従来のアースシールなら、間
違えて貼った際の貼直しが困難であったが、本願のアー
ス端子カバーはその様な困難さがなく、取付る際に特断
の位置合わせをする必要もない。無論、アースマークの
施してないカバー部であっても、取付の後にアース端子
カバーにシールを貼る事ができ、端子の真上に貼る事と
なもので、配線が込み合った所でもであっても張り付け
場所の確保に困らない。又さらに、カバー部自体がアー
ス端子位置の目印として作用するので、前記同様に配線
が込み合った所でも、アースマークの視認が容易にな
り、端子の取付作業時の確認にも、又、その後のメンテ
ナンスにも役立つ。
【0037】請求項5記載の発明のアース端子カバーに
よれば、請求項4に係るカバー部の効果と同様の効果が
得られる。即ち、アース端子カバーのカバー部に事前に
アースマークを施しておくことが可能となる。これによ
り、カバー部に従来のアースシールの働きを兼ねさせる
事ができるので、取付作業時にアースシールを貼る作業
が省ける。又、これに付随して、従来のアースシールな
ら、間違えて貼った際の貼直しが困難であったが、本願
のアース端子カバーはその様な困難さがなく、取付る際
に特断の位置合わせをする必要もない。無論、アースマ
ークの施してないカバー部であっても、取付の後にアー
ス端子カバーにシールを貼る事ができ、端子の真上に貼
る事となもので、配線が込み合った所でもであっても張
り付け場所の確保に困らない。又さらに、カバー部自体
がアース端子位置の目印として作用するので、前記同様
に配線が込み合った所でも、アースマークの視認が容易
になり、端子の取付作業時の確認にも、又、その後のメ
ンテナンスにも役立つ。又さらに、既設の電気設備など
に於いても、取付済みのアース端子に後からでもこのカ
バーを取付る事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1を引用した請求項4記載の実施例に
示す取付部材の切欠斜視図である。
【図2】 図1の取付部材の底面側からみた斜視図であ
る。
【図3】 図1の取付部材を用いてアース端子を取付け
る様子を示す図である。
【図4】 プラス・ドライバーが筺体の螺子孔に軸支さ
れる様子を示す図である。
【図5】 別の取付部材の斜視図である。
【図6】 さらに別の取付部材の斜視図である。
【図7】 請求項3を引用した請求項4記載の実施例に
示す取付部材の分解斜視図である。
【図8】 図7の取付部材の座金部のみを底面側からみ
た斜視図である。
【図9】 図7の取付部材を用いてアース端子を取り付
けた様子を示す透視斜視図である。
【図10】 請求項5記載の実施例に示すアース端子カ
バーを取り付ける様子を示す斜視図である。
【図11】 図10のアース端子カバーを取り付けた様
子を示す斜視図である。
【図12】 従来のアース取付けの様子を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】 100 取付部材 1 座金部 2 上面 3 底面 4 ヤスリ部 4a ヤスリの目 5 ドライバー溝 6 貫通孔 7 凸部 8 カバー部 8a 突条 9 蓋 10 取付手段としての嵌合部 11 開口 12 挿入口 13 アースマーク 14 螺子 15 頭部 16 軸部 17 係合溝 18 アース端子カバー 20 筺体 21 螺子孔 22 塗装 30 アース端子 31 貫通孔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気機器の筺体等にアース端子を螺子止
    めする際に、このアース端子と前記筺体との間に介在さ
    せて螺子締めにより挟持させる、アース端子の取付部材
    であって、 導電体からなり、上面にドライバー溝を設け、底面にヤ
    スリ部を設けた座金部から成る事を特徴としたアース端
    子の取付部材。
  2. 【請求項2】 電気機器の筺体等にアース端子を螺子止
    めする際に、このアース端子と前記筺体との間に介在さ
    せて螺子締めにより挟持させる、アース端子の取付部材
    であって、 軸部に係合溝を設けた螺子と、 導電体からなり、前記係合溝に係合する凸部を有した螺
    子の貫通孔と、底面に設けたヤスリ部であって、前記螺
    子を上面側から貫通させて前記筺体に螺子締めする際の
    押圧により、ヤスリの目を潰して底面略面一となるヤス
    リ部と、を設けた座金部と、から成る事を特徴としたア
    ース端子の取付部材。
  3. 【請求項3】 前記ヤスリ部は、爪状に目立てされたヤ
    スリの目を備えたヤスリ部であり、前記潰しはこの爪状
    のヤスリの目を目立て前の状態に倒す事による潰しであ
    る事を特徴とした請求項2記載のアース端子の取付部
    材。
  4. 【請求項4】 前記上面にカバー部を有する事を特徴と
    した請求項1〜3の何れか1に記載のアース端子の取付
    部材。
  5. 【請求項5】 電気機器の筺体等にアース端子を螺子止
    めする際の、この端子取付箇所に被せる為のアース端子
    カバーであって、 カバー部と、このカバー部を前記端子箇所へ取り付ける
    取付手段を有した事を特徴としたアース端子カバー。
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