JPH09177843A - 対向ピストン型ディスクブレーキ、およびその製造装置、並びに製造方法 - Google Patents

対向ピストン型ディスクブレーキ、およびその製造装置、並びに製造方法

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JPH09177843A
JPH09177843A JP33918395A JP33918395A JPH09177843A JP H09177843 A JPH09177843 A JP H09177843A JP 33918395 A JP33918395 A JP 33918395A JP 33918395 A JP33918395 A JP 33918395A JP H09177843 A JPH09177843 A JP H09177843A
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pipe
caliper
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disc brake
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Hisao Uei
久雄 上井
Toshifumi Maehara
利史 前原
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Akebono Brake Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油通路となるパイプを鋳込む金型の構造が簡
単であると共に、鋳ぐるまれたキャリパをブレーキとし
て組み立てる作業を簡単にする。 【解決手段】 油通路となるパイプ12をシリンダ穴作
製用筒状中子4の上に載置した後、油通路となるパイプ
12の両端を固定金型2に固定し、空気を注入できるよ
うにする。次に、可動金型1は、前記油通路となるパイ
プ12を覆うようにして固定金型2の合わせ面3に合わ
せる。そして、前記油通路となるパイプ12には、空気
を供給しながら鋳込み材を金型に注入してキャリパ11
を形成する。前記油通路となるパイプ12には、シリン
ダ穴13に対応する位置が開口されることによって、シ
リンダに連通する油圧室が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロータの両側面に
対向してピストンを配設した対向ピストン型ディスクブ
レーキ、およびその製造装置、並びに製造方法に関する
ものである。特に、本発明は、安価な金型によって、キ
ャリパ内の油通路となるパイプを鋳ぐるんだ対向ピスト
ン型ディスクブレーキ、およびその製造装置、並びに製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の油通路となるパイプを鋳ぐるんだ
対向ピストン型ディスクブレーキは、特開平6−742
66号公報、および実開昭56−5833号公報に記載
されている。特開平6−74266号公報におけるキャ
リパおよびディスクブレーキは、対向ピストン型ディス
クブレーキで、端部に端板が設けられると共に、側部の
ブリッジ部に油通路となるパイプが鋳ぐるまれている。
また、実開昭56−5833号公報における鋳造金属円
板ブレーキキャリパー体は、対向ピストン型ディスクブ
レーキの一体型で、ブリッジ部において、油通路となる
パイプが鋳ぐまれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】2分割されたキャリパ
ボディは、締め付けボルトで連結する構造となるため、
ブレーキの制動時に、シリンダ内に油圧が供給される
と、キャリパボディの合わせ面が開く方向に力が作用し
て、締め付けボルトの軸力低下によるキャリパボディの
剛性が低下するという問題を有する。また、上記従来例
の対向ピストン型ディスクブレーキは、油通路となるパ
イプを金型に配置し、キャリパを鋳ぐるむ際に、量産性
に向く構造となっていない。本発明は、以上のような課
題を解決するためのもので、油通路となるパイプを鋳込
む金型の構造が簡単であると共に、鋳ぐるまれたキャリ
パをブレーキとして組み立てる作業が簡単な、対向ピス
トン型ディスクブレーキ、およびその製造装置、並びに
製造方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の対向ピストン型ディスクブレーキは、イン
ナキャリパとアウタキャリパとを対向するように固定す
ることで、中央部にロータを走行させる開口部が形成さ
れており、各キャリパに鋳ぐるまれている油通路となる
パイプと、各キャリパ開口部に対向して形成されるシリ
ンダ穴と、前記油通路となるパイプを開口することによ
って形成されると共に、シリンダ穴に連設される油圧室
と、シリンダ穴に挿入されるピストンとを備えるもので
ある。
【0005】本発明の対向ピストン型ディスクブレーキ
の製造装置は、油通路となるパイプを載置するシリンダ
穴作製用筒状中子と、当該シリンダ穴作製用筒状中子に
よって、ロータを走行させる開口部を形成すると共に、
上記油通路となるパイプの両端を固定する固定金型と、
上記油通路となるパイプを覆うと共に、上記固定金型の
上面と一致する合わせ面を有する可動金型とを備えるも
のである。
【0006】本発明の対向ピストン型ディスクブレーキ
の製造方法は、油通路となるパイプをシリンダ穴作製用
筒状中子の上に載置した後、油通路となるパイプの両端
を固定金型に固定し、空気を注入できるようにする工程
と、可動金型が前記油通路となるパイプを覆うようにし
て固定金型と合わせ面において合わせる工程と、前記油
通路となるパイプに空気を供給しながら鋳込み材を金型
に注入してキャリパを形成する工程と、前記油通路とな
るパイプのシリンダ穴に対応する位置を開口して油圧室
を形成する工程と、鋳ぐるまれたキャリパの一方の油通
路となるパイプに連通する空気抜き用孔を開口する工程
とからなるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の対向ピストン型ディスク
ブレーキは、油通路となるパイプがそれぞれ鋳ぐるまれ
ているインナキャリパと、アウタキャリパとが対向する
ように固定される。また、対向して固定されたキャリパ
の中央内部には、ロータを走行させる開口部が形成され
る。インナキャリパおよびアウタキャリパには、油通路
となるパイプが鋳ぐるまれている。インナキャリパおよ
びアウタキャリパには、開口部に対向してシリンダ穴が
形成される。前記油通路となるパイプは、シリンダ室に
対応する位置で、開口が設けられ、この開口がシリンダ
穴に連設された油圧室となる。ピストンは、シリンダ穴
に挿入され、上記油圧室の油圧によってロータを両側か
ら押圧する。上記構造は、金型の形状が単純であると共
に、油通路となるパイプの鋳ぐるみの作業が簡単で量産
に適している。
【0008】本発明の対向ピストン型ディスクブレーキ
の製造装置におけるシリンダ穴作製用筒状中子は、油通
路となるパイプを位置決めするために載置するものであ
る。固定金型は、シリンダ穴作製用筒状中子を固定する
と共に、鋳込み材を鋳込むことにより、ロータを走行さ
せる開口部が形成される。可動金型は、上記油通路とな
るパイプを覆うと共に、上記固定金型の上面と一致する
合わせ面を有する。筒状中子は、油通路となるパイプを
載置し易いためキャリパの量産が可能になった。また、
筒状中子を固定する部分がロータを走行させる開口部を
兼ねるため、金型の形状が単純で安価にできる。
【0009】本発明の対向ピストン型ディスクブレーキ
の製造方法は、油通路となるパイプをシリンダ穴作製用
筒状中子の上、たとえば、凹部に載置した後、油通路と
なるパイプの両端を固定金型に固定し、空気を注入でき
るようにする。次に、可動金型は、前記油通路となるパ
イプを覆うようにして固定金型の合わせ面において合わ
せる。そして、前記油通路となるパイプには、空気を供
給しながら鋳込み材を金型に注入してキャリパを形成す
る。前記油通路となるパイプには、シリンダ穴に対応す
る位置が開口されることによって、シリンダに連通する
油圧室が形成される。また、鋳ぐるまれたキャリパの一
方には、油通路となるパイプに連通する空気抜き用孔が
開口される。本発明の対向ピストン型ディスクブレーキ
の製造方法は、油通路となるパイプの治具に対する載
置、金型の合わせ、鋳込み、空気抜き孔の開口という単
純な作業のみで製造することができる。
【0010】
【実施例】図1は本発明の一実施例である対向ピストン
型ディスクブレーキを製造する金型の断面図である。図
2は図1における油通路の上から見た上面図である。図
3は図1における筒状中子の側面から見た図である。図
4は本発明の一実施例である対向ピストン型ディスクブ
レーキを組み立てた際の断面図である。図1において、
可動金型1は、固定金型2と合わせ面3で合うように構
成され、キャリパの形状に対応する空間11を形成す
る。この空間11内に金属材料、たとえば、アルミニウ
ム合金、マグネシウム合金、あるいは鉄系部材が鋳込ま
れるとアウタキャリパ11が形成される。固定金型2
は、中央部に2本の筒状中子4を固定する筒状中子固定
部5と、油通路となるパイプ12の両端を固定すると共
に、空気を注入するパイプ固定部兼空気注入口6が設け
られている。さらに、筒状中子4は、油通路となるパイ
プを載置し易い形状、たとえば、凹部4′が設けられて
いる。また、上記油通路となるパイプ12は、アルミニ
ウム合金または鉄系部材が使用される。
【0011】次に、本発明の対向ピストン型ディスクブ
レーキの製造方法を順次説明する。先ず、油通路となる
パイプ12は、固定金型2と一体の固定部5に支持され
る筒状中子4の凹部4′に載置されると共に、その両端
をパイプ固定部兼空気注入孔6によって固定される。そ
して、可動金型1は、固定金型2の合わせ面3に合うよ
うに油通路となるパイプ12を覆う。その後、図示され
ていない注入口から空間11内に鋳み込材が注入される
と共に、パイプ固定部兼空気注入孔6から空気を供給し
て、油通路となるパイプ12を冷却する。油通路となる
パイプ12は、空気の供給によって、冷却されるため、
鋳造中に曲がるのを防止できる。特に、上記油通路とな
るパイプ12に鉄系部材を採用した場合は、その表面に
ニッケルメッキを施すことにより、キャリパのアルミニ
ウム合金との界面の結合力が増加する。
【0012】鋳ぐるみが終了した後、可動金型1は、固
定金型2から分離される。可動金型1および固定金型2
から出されたアウタキャリパ11は、固定金型2の筒状
中子固定部5の部分がロータ走行開口部35(図4参
照)に、筒状中子4の部分がシリンダ穴13になる。そ
の後、シリンダ穴13は切削加工され、シリンダ穴13
の底部にある油通路となるパイプ12は、シリンダ穴1
3に連通する部分が開口される。一方、インナキャリパ
21は、図1と略同様に製造される。アウタキャリパ1
1とインナキャリパ21との相違は、インナキャリパ2
1に空気抜き用のプラグ31と圧油供給口32が設けら
れていることである。空気抜き孔30および圧油供給口
32は、鋳ぐるみが終了した後、ドリル加工によって開
けられる。
【0013】アウタキャリパ11およびインナキャリパ
21は、対向して固定するためのネジ溝18と開口28
がドリル等によって設けられる。このようにして製造さ
れたアウタキャリパ11およびインナキャリパ21に
は、ピストン14,24が挿入されると油通路となるパ
イプ12,22に開けられた穴とシリンダ穴13,23
とによって、油圧室15,25が形成される。そして、
ピストン14,24と各キャリパ11,21との間に
は、シールリング16,26が設けられている。このシ
ールリング16,26は、油の漏洩を防止している。ま
た、ピストン14,24と各キャリパ11,21との間
には、ダストブーツ17,27が設けられている。
【0014】ピストン14,24がシリンダ穴13,2
3に挿入された後、締め付けボルト29は、開口28を
介してネジ溝18によって締め付けられる。アウタキャ
リパ11とインナキャリパ21との間には、シールリン
グ34が設けられ、油の漏洩を防止している。また、油
圧室15と油圧室25とは、油通路となるパイプ12,
22によって連通されている。上記油圧室15,25、
および油通路となるパイプ12,22には、圧油供給口
32から油が供給されると共に、これらから空気を抜い
た後、プラグの栓を閉じる。また、圧油供給口32は、
図示されていないブレーキのマスタシリングに連通され
ている。
【0015】この対向ピストン型ディスクブレーキは、
上記のような構成であるため、ブレーキをかけることに
よって圧油が上記圧油供給口32から供給される。圧油
は、4個の油圧室15,25に均等に供給される。油圧
室15,25に対向して配設されている4個のピストン
14,24は、圧油によって押し出され、図示されてい
ないブレーキパッドがロータを押圧し、ブレーキ力を発
生する。油通路となるパイプを鋳込んだキャリパは、パ
イプと一体で、しかも端板を使用していないため、小型
に形成することができる。また、ドリル加工は、空気抜
き孔と圧油供給口だけであるため、製造が容易である。
【0016】以上、本実施例を詳述したが、本発明は、
前記実施例に限定されるものではない。そして、特許請
求の範囲に記載された本発明を逸脱することがなけれ
ば、種々の設計変更を行なうことが可能である。たとえ
ば、筒状中子は、固定金型と一体にしたり、あるいはパ
イプ固定部兼空気注入孔の構造を変えることができる。
また、アウタキャリパおよびインナキャリパにおける固
着手段、圧油供給口、プラグ等の位置あるいは形状を変
形することは可能である。また、キャリパ、油通路とな
るパイプ、あるいはピストンを構成する材料は、実施例
に挙げた以外の周知のものを使用することができる。
【0017】
【発明の効果】以上のように、本発明の対向ピストン型
ディスクブレーキは、キャリパと油通路となるパイプを
一体に鋳ぐるんだため、構造が簡単となる。本発明の対
向ピストン型ディスクブレーキは、油通路がパイプの鋳
ぐるみのみで形成され、切削加工を一切使用しないた
め、大量生産に向き、安価なものとなる。本発明の対向
ピストン型ディスクブレーキは、シリンダ端板や埋め栓
を使用しないため、部品点数を削減して、小型軽量化を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である対向ピストン型ディス
クブレーキを製造する金型の断面図。
【図2】図1における油通路の上から見た上面図。
【図3】図1における筒状中子の側面から見た図。
【図4】本発明の一実施例である対向ピストン型ディス
クブレーキを組み立てた際の断面図。
【符号の説明】
1 可動金型 2 固定金型 3 合わせ面 4 筒状中子 5 筒状中子固定部 6 パイプ固定部兼空気注入口 11 アウタキャリパ 12 パイプ 13,23 シリンダ穴 14,24 ピストン 15,25 油圧室 16,26 シールリング 17,27 付勢バネ組み立て体 18 ネジ溝 21 インナキャリパ 28 開口 29 締め付けボルト 30 空気抜き孔 31 プラグ 32 圧油供給口 33 合わせ面 34 シールリング 35 ロータ走行開口部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インナキャリパとアウタキャリパとを対
    向するように固定することで、中央部にロータを走行さ
    せる開口部が形成された対向ピストン型ディスクブレー
    キにおいて、 各キャリパに鋳ぐるまれている油通路となるパイプと、 各キャリパ開口部に対向して形成されるシリンダ穴と、 前記油通路となるパイプを開口することによって形成さ
    れると共に、シリンダ穴に連設される油圧室と、 シリンダ穴に挿入されるピストンと、 を備えたことを特徴とする対向ピストン型ディスクブレ
    ーキ。
  2. 【請求項2】 インナキャリパとアウタキャリパとを対
    向するように固定することで、中央部にロータを走行さ
    せる開口部が形成された対向ピストン型ディスクブレー
    キにおいて、 各キャリパに鋳ぐるまれている油通路となるパイプと、 各キャリパ開口部に対向して形成される隣接して配設さ
    れる複数のシリンダ穴と、 前記油通路となるパイプを開口することによって形成さ
    れると共に、シリンダ穴に連設される油圧室と、 隣接して配設されるシリンダ穴を連通するパイプと、 シリンダ穴に挿入されるピストンと、 を備えたことを特徴とする対向ピストン型ディスクブレ
    ーキ。
  3. 【請求項3】 インナキャリパとアウタキャリパとを対
    向するように固定することで、中央部にロータを走行さ
    せる開口部が形成された対向ピストン型ディスクブレー
    キの製造装置において、 油通路となるパイプを載置するシリンダ穴作製用筒状治
    具と、 当該シリンダ穴作製用筒状治具によってロータを走行さ
    せる開口部を形成すると共に、上記油通路となるパイプ
    の両端を固定する固定金型と、 上記油通路となるパイプを覆うと共に、上記固定金型の
    上面と一致する合わせ面を有する可動金型と、 を備えたことを特徴とする対向ピストン型ディスクブレ
    ーキの製造装置。
  4. 【請求項4】 インナキャリパとアウタキャリパとを対
    向するように固定することで、中央部にロータを走行さ
    せる開口部が形成された対向ピストン型ディスクブレー
    キの製造方法において、 油通路となるパイプをシリンダ穴作製用筒状治具の上に
    載置した後、油通路となるパイプの両端を固定金型に固
    定し、空気を注入できるようにする工程と、 可動金型が前記油通路となるパイプを覆うようにして固
    定金型と合わせ面において合わせる工程と、 前記油通路となるパイプに空気を供給しながら鋳込み材
    を金型に注入してキャリパを形成する工程と、 前記油通路となるパイプのシリンダ穴に対応する位置を
    開口して油圧室を形成する工程と、 鋳ぐるまれたキャリパの一方の油通路となるパイプに連
    通する空気抜き用孔を開口する工程と、 からなることを特徴とする対向ピストン型ディスクブレ
    ーキの製造方法。
JP33918395A 1995-12-26 1995-12-26 対向ピストン型ディスクブレーキ、およびその製造装置、並びに製造方法 Pending JPH09177843A (ja)

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