JPH09183429A - 耐油及び耐水性簡易食品容器 - Google Patents
耐油及び耐水性簡易食品容器Info
- Publication number
- JPH09183429A JPH09183429A JP35334695A JP35334695A JPH09183429A JP H09183429 A JPH09183429 A JP H09183429A JP 35334695 A JP35334695 A JP 35334695A JP 35334695 A JP35334695 A JP 35334695A JP H09183429 A JPH09183429 A JP H09183429A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- pulp
- oil
- food container
- resistant
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 235000013305 food Nutrition 0.000 title claims description 45
- 240000000797 Hibiscus cannabinus Species 0.000 claims abstract description 28
- 239000002994 raw material Substances 0.000 claims abstract description 20
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 63
- 239000000654 additive Substances 0.000 abstract description 22
- 239000007788 liquid Substances 0.000 abstract description 17
- 230000000996 additive effect Effects 0.000 abstract description 14
- 239000000463 material Substances 0.000 abstract description 10
- 239000000835 fiber Substances 0.000 abstract description 8
- 238000000465 moulding Methods 0.000 abstract description 8
- 238000001035 drying Methods 0.000 abstract description 3
- 239000000047 product Substances 0.000 description 9
- 239000012466 permeate Substances 0.000 description 7
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 5
- 239000000123 paper Substances 0.000 description 5
- 238000002156 mixing Methods 0.000 description 3
- 229920006328 Styrofoam Polymers 0.000 description 2
- 239000011121 hardwood Substances 0.000 description 2
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 2
- 235000021178 picnic Nutrition 0.000 description 2
- 239000008261 styrofoam Substances 0.000 description 2
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 2
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 2
- 241000251468 Actinopterygii Species 0.000 description 1
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 1
- 238000010009 beating Methods 0.000 description 1
- 229920006317 cationic polymer Polymers 0.000 description 1
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 1
- 239000006185 dispersion Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 150000002148 esters Chemical class 0.000 description 1
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 1
- 235000019688 fish Nutrition 0.000 description 1
- NBVXSUQYWXRMNV-UHFFFAOYSA-N fluoromethane Chemical compound FC NBVXSUQYWXRMNV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000008014 freezing Effects 0.000 description 1
- 238000007710 freezing Methods 0.000 description 1
- 235000013372 meat Nutrition 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000004200 microcrystalline wax Substances 0.000 description 1
- 239000011105 molded pulp Substances 0.000 description 1
- 239000010893 paper waste Substances 0.000 description 1
- 239000012188 paraffin wax Substances 0.000 description 1
- 230000035515 penetration Effects 0.000 description 1
- 230000035699 permeability Effects 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 235000012046 side dish Nutrition 0.000 description 1
- 239000011122 softwood Substances 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 238000005406 washing Methods 0.000 description 1
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D1/00—Rigid or semi-rigid containers having bodies formed in one piece, e.g. by casting metallic material, by moulding plastics, by blowing vitreous material, by throwing ceramic material, by moulding pulped fibrous material or by deep-drawing operations performed on sheet material
- B65D1/34—Trays or like shallow containers
- B65D1/36—Trays or like shallow containers with moulded compartments or partitions
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D65/00—Wrappers or flexible covers; Packaging materials of special type or form
- B65D65/38—Packaging materials of special type or form
- B65D65/42—Applications of coated or impregnated materials
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
- Table Devices Or Equipment (AREA)
- Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
- Paper (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 フッ素樹脂等の耐油及び耐水性を向上させる
添加剤の使用量を少なく抑えながらも耐油及び耐水性に
優れる繰り返し利用されない簡易的な食品用のモールド
紙容器を提供する。 【解決手段】 原料にケナフ全茎パルプを用いてモール
ド成形されたことを特徴とする。 【効果】 フッ素樹脂等の比較的高価な添加剤4の使用
が大幅に減少するため、製作コストを下げることができ
る。
添加剤の使用量を少なく抑えながらも耐油及び耐水性に
優れる繰り返し利用されない簡易的な食品用のモールド
紙容器を提供する。 【解決手段】 原料にケナフ全茎パルプを用いてモール
ド成形されたことを特徴とする。 【効果】 フッ素樹脂等の比較的高価な添加剤4の使用
が大幅に減少するため、製作コストを下げることができ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は食料品の流通用の容
器や、ピクニック等に携帯される使い捨てタイプの食品
容器などの洗浄をして繰り返し利用されない簡易的なモ
ールド紙容器に関するもので、特にこの耐油及び耐水性
を向上させる構造に係るものである。
器や、ピクニック等に携帯される使い捨てタイプの食品
容器などの洗浄をして繰り返し利用されない簡易的なモ
ールド紙容器に関するもので、特にこの耐油及び耐水性
を向上させる構造に係るものである。
【0002】
【発明の背景】従来、スーパーマーケット等の小売店に
おける魚、肉、惣菜等を陳列及び流通用にパックされた
食品流通用容器や、ピクニックやパーティー等で用いら
れるディスポーザル用の簡易食品容器の多くは、発泡ス
チロールや各種の合成樹脂フィルムを素材として作られ
ている。しかし、このような発泡スチロールや各種の合
成樹脂フィルムは再資源化できず、使用後はゴミとして
廃棄処分されており、焼却する際に焼却炉の損傷が生じ
たりするという問題があった。
おける魚、肉、惣菜等を陳列及び流通用にパックされた
食品流通用容器や、ピクニックやパーティー等で用いら
れるディスポーザル用の簡易食品容器の多くは、発泡ス
チロールや各種の合成樹脂フィルムを素材として作られ
ている。しかし、このような発泡スチロールや各種の合
成樹脂フィルムは再資源化できず、使用後はゴミとして
廃棄処分されており、焼却する際に焼却炉の損傷が生じ
たりするという問題があった。
【0003】そこで古紙として再資源化できる紙を素材
とする食品容器が見直され、本出願人は、形状の自由度
がきくモールド成形した紙製の容器でありながら、耐油
性、耐水性及び強度性に富む食品容器を、すでに特開平
7−137726号、特開平7−137727号、特願
平6−312709号、特願平6−248745号、特
願平6−312710号等で開示または出願に及んでい
る。これらの食品容器によれば、流通用容器において食
品の水分が浸透し凍結することに起因した容器のクラッ
クの発生や、ディスポーザル用の簡易食品容器における
油分や水分を吸収することに起因する容器の軟化・形状
の崩れ等を防止することが解決され得る。
とする食品容器が見直され、本出願人は、形状の自由度
がきくモールド成形した紙製の容器でありながら、耐油
性、耐水性及び強度性に富む食品容器を、すでに特開平
7−137726号、特開平7−137727号、特願
平6−312709号、特願平6−248745号、特
願平6−312710号等で開示または出願に及んでい
る。これらの食品容器によれば、流通用容器において食
品の水分が浸透し凍結することに起因した容器のクラッ
クの発生や、ディスポーザル用の簡易食品容器における
油分や水分を吸収することに起因する容器の軟化・形状
の崩れ等を防止することが解決され得る。
【0004】ところがこれらは、いずれも主に内添剤や
外添剤などの添加剤等を改良するものであり、主原料た
るパルプについては、従来どおり例えばLBKP(広葉
樹パルプ)、NBKP(針葉樹パルプ)などを単独ある
いは種々の比率で配合することにより用いていた。従っ
て前述したような耐油性や耐水性を増強するには、添加
剤の量を増加して対応することとなるが、例えば耐油・
耐水性に非常に優れた効果を発揮するフッ素樹脂は、こ
のような使い捨ての食品容器に用いるのには、幾分高価
なものであり、製品原価を引き上げてしまうという問題
点があった。
外添剤などの添加剤等を改良するものであり、主原料た
るパルプについては、従来どおり例えばLBKP(広葉
樹パルプ)、NBKP(針葉樹パルプ)などを単独ある
いは種々の比率で配合することにより用いていた。従っ
て前述したような耐油性や耐水性を増強するには、添加
剤の量を増加して対応することとなるが、例えば耐油・
耐水性に非常に優れた効果を発揮するフッ素樹脂は、こ
のような使い捨ての食品容器に用いるのには、幾分高価
なものであり、製品原価を引き上げてしまうという問題
点があった。
【0005】
【開発を試みた技術的課題】本発明はこのような背景か
らなされたものであって、モールドパルプ成形容器にお
いて、フッ素樹脂等の耐油及び耐水性を増加させる添加
剤の使用量を抑えながらも耐油及び耐水性に優れ、製造
コストが低廉である新規な耐油及び耐水性簡易食品容器
の開発を試みたものである。
らなされたものであって、モールドパルプ成形容器にお
いて、フッ素樹脂等の耐油及び耐水性を増加させる添加
剤の使用量を抑えながらも耐油及び耐水性に優れ、製造
コストが低廉である新規な耐油及び耐水性簡易食品容器
の開発を試みたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち請求項1記載の
耐油及び耐水性簡易食品容器は、原料にケナフ全茎パル
プを用いてモールド成形されたことを特徴として成るも
のである。この発明によれば、ケナフ全茎パルプが撥油
性及び撥水性に優れるため、耐水・耐油剤の添加剤の使
用が少量で済む。また本発明の耐油及び耐水性簡易食品
容器を流通用の食品容器に用いても、水分等がパルプ繊
維内に浸透し、これが冷凍されることにより、この水分
が凍結して体積が増え、容器に割れ目を生じさせること
がないし、形状も崩れることがない。またディスポーザ
ル用の食品容器に用いても、油分や水分が浸透し、形状
が崩れたり、水漏れしたりすることがない。
耐油及び耐水性簡易食品容器は、原料にケナフ全茎パル
プを用いてモールド成形されたことを特徴として成るも
のである。この発明によれば、ケナフ全茎パルプが撥油
性及び撥水性に優れるため、耐水・耐油剤の添加剤の使
用が少量で済む。また本発明の耐油及び耐水性簡易食品
容器を流通用の食品容器に用いても、水分等がパルプ繊
維内に浸透し、これが冷凍されることにより、この水分
が凍結して体積が増え、容器に割れ目を生じさせること
がないし、形状も崩れることがない。またディスポーザ
ル用の食品容器に用いても、油分や水分が浸透し、形状
が崩れたり、水漏れしたりすることがない。
【0007】また請求項2記載の耐油及び耐水性簡易食
品容器は、原料にケナフ全茎パルプのみを用いてモール
ド成形されたことを特徴として成るものである。従って
製品原価を下げることもでき得る。この発明によれば、
ケナフ全茎パルプが撥油性及び撥水性に優れるため、添
加剤が要らないか、または大幅に減少することができ
る。また本発明の耐油及び耐水性簡易食品容器を流通用
の食品容器に用いても、水分等がパルプ繊維内に浸透
し、これが冷凍されることにより、この水分が凍結して
体積が増え、容器に割れ目を生じさせることがないし、
形状も崩れることがない。またディスポーザル用の食品
容器に用いても、油分や水分が浸透し、形状が崩れた
り、水漏れしたりすることがない。
品容器は、原料にケナフ全茎パルプのみを用いてモール
ド成形されたことを特徴として成るものである。従って
製品原価を下げることもでき得る。この発明によれば、
ケナフ全茎パルプが撥油性及び撥水性に優れるため、添
加剤が要らないか、または大幅に減少することができ
る。また本発明の耐油及び耐水性簡易食品容器を流通用
の食品容器に用いても、水分等がパルプ繊維内に浸透
し、これが冷凍されることにより、この水分が凍結して
体積が増え、容器に割れ目を生じさせることがないし、
形状も崩れることがない。またディスポーザル用の食品
容器に用いても、油分や水分が浸透し、形状が崩れた
り、水漏れしたりすることがない。
【0008】更に請求項3記載の耐油及び耐水性簡易食
品容器は、前記要件に加え、フッ素樹脂が内添または外
添されていることを特徴として成るものである。この発
明によれば、ケナフ全茎パルプが撥油性及び撥水性に優
れるため、使い捨ての食品容器にとっては幾分高価であ
った添加剤のフッ素樹脂の使用が大幅に減少することが
できる。また確実な耐油・耐水性を得ることができなが
らも製造原価を低く抑えることができる。
品容器は、前記要件に加え、フッ素樹脂が内添または外
添されていることを特徴として成るものである。この発
明によれば、ケナフ全茎パルプが撥油性及び撥水性に優
れるため、使い捨ての食品容器にとっては幾分高価であ
った添加剤のフッ素樹脂の使用が大幅に減少することが
できる。また確実な耐油・耐水性を得ることができなが
らも製造原価を低く抑えることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施例に基
づき説明する。図1が本発明の耐油及び耐水性簡易食品
容器1であり、例えば流通用の弁当箱に用いるものであ
る。このものは原料のパルプとしてはケナフ全茎パルプ
のみを用いてモールド成形して一体形成されたものであ
る。外観上の特徴としては、プレス成形と異なり、モー
ルド成形されたものであるため形状に自由度があり、内
面側に複数の仕切り1aが設けられており、一例として
この仕切り内の底の深さも異ならせてある。また内部的
構造の特徴としては、モールド成形時に原料液にフッ素
樹脂が従来の例えばパルプにLBKP(広葉樹パルプ)
を使用した場合に比べて非常に少量が内添されている。
なおこのように成形されたものの内面側に例えばパラフ
ィンワックスに少量のマイクロワックスを混入したもの
などの添加剤を外添するなどしてもよい。なお本明細書
においてはモールド成形を行う原料液に添加剤を混入す
るのを内添と定義し、モールド成形を行った成形品に添
加剤を塗布したり、含浸させることを外添と定義する。
また更に上述したような添加剤の内添または外添のほか
に、本出願人が特願平6−248745号ですでに示し
たように高叩解度パルプ繊維を内添または外添するよう
にしてもよい。なお前記原料のパルプにケナフ全茎パル
プのみを用いるほか、例えばケナフ全茎パルプ80%に
対しLBKP20%を配合したり、ケナフ全茎パルプ5
0%に対しLBKP50%で配合するなどケナフ全茎パ
ルプに対し、適宜の比率のパルプを配合して形成するこ
とができる。
づき説明する。図1が本発明の耐油及び耐水性簡易食品
容器1であり、例えば流通用の弁当箱に用いるものであ
る。このものは原料のパルプとしてはケナフ全茎パルプ
のみを用いてモールド成形して一体形成されたものであ
る。外観上の特徴としては、プレス成形と異なり、モー
ルド成形されたものであるため形状に自由度があり、内
面側に複数の仕切り1aが設けられており、一例として
この仕切り内の底の深さも異ならせてある。また内部的
構造の特徴としては、モールド成形時に原料液にフッ素
樹脂が従来の例えばパルプにLBKP(広葉樹パルプ)
を使用した場合に比べて非常に少量が内添されている。
なおこのように成形されたものの内面側に例えばパラフ
ィンワックスに少量のマイクロワックスを混入したもの
などの添加剤を外添するなどしてもよい。なお本明細書
においてはモールド成形を行う原料液に添加剤を混入す
るのを内添と定義し、モールド成形を行った成形品に添
加剤を塗布したり、含浸させることを外添と定義する。
また更に上述したような添加剤の内添または外添のほか
に、本出願人が特願平6−248745号ですでに示し
たように高叩解度パルプ繊維を内添または外添するよう
にしてもよい。なお前記原料のパルプにケナフ全茎パル
プのみを用いるほか、例えばケナフ全茎パルプ80%に
対しLBKP20%を配合したり、ケナフ全茎パルプ5
0%に対しLBKP50%で配合するなどケナフ全茎パ
ルプに対し、適宜の比率のパルプを配合して形成するこ
とができる。
【0010】本発明は以上のようにして成り、これを使
用するときには、フッ素樹脂等の添加剤が従来のLBK
Pを主原料とした場合に比べて使用が非常に減少されて
いるのに撥油性及び撥水性が高い。これはケナフ全茎パ
ルプがもともと耐油性であるためである。ケナフ全茎パ
ルプとLBKPとを同一条件でモールド成形した成形品
の油浸透度試験のデータを表1に示す。
用するときには、フッ素樹脂等の添加剤が従来のLBK
Pを主原料とした場合に比べて使用が非常に減少されて
いるのに撥油性及び撥水性が高い。これはケナフ全茎パ
ルプがもともと耐油性であるためである。ケナフ全茎パ
ルプとLBKPとを同一条件でモールド成形した成形品
の油浸透度試験のデータを表1に示す。
【0011】
【表1】
【0012】上記表1からも明らかなように、ケナフ全
茎パルプでモールド成形された成形品は油浸透度(秒)
が遅く、例えばc.s.f.(叩解度)が300のときには7
4.6秒であって、LBKPの4倍以上の時間を要して
いる。従って本発明の耐油及び耐水性簡易食品容器1を
流通用の食品容器に用いても、水分や油分がパルプ繊維
3内に浸透し、これが冷凍されることにより、この水分
や油分が凍結して体積が増え、容器に割れ目を生じさせ
ることがないし、形状も崩れることがない。またディス
ポーザル用の食品容器に用いても、油分や水分が浸透
し、形状が崩れたり、水漏れしたりすることがない。
茎パルプでモールド成形された成形品は油浸透度(秒)
が遅く、例えばc.s.f.(叩解度)が300のときには7
4.6秒であって、LBKPの4倍以上の時間を要して
いる。従って本発明の耐油及び耐水性簡易食品容器1を
流通用の食品容器に用いても、水分や油分がパルプ繊維
3内に浸透し、これが冷凍されることにより、この水分
や油分が凍結して体積が増え、容器に割れ目を生じさせ
ることがないし、形状も崩れることがない。またディス
ポーザル用の食品容器に用いても、油分や水分が浸透
し、形状が崩れたり、水漏れしたりすることがない。
【0013】なお以上述べたような耐油及び耐水性簡易
食品容器1の製造方法の一例を以下に概略的に述べる。
もちろん以下に述べるような製造方法のほか、LBKP
等の他のパルプに用いられた従来公知のあるいは今後開
発され得る種々のモールド成形方法を適宜適用し得るも
のである。図2に示されるものは抄造装置10であっ
て、符号11に示すのがこのものの主要部材である抄造
カップであり、この内部において基材2の抄造が行われ
る。抄造カップ11は抄造する製品スペックに応じて適
宜の容積のものが選択され、原料液Mが投入される。こ
のものには下端に管が接続され、管に接続される適宜の
吸引装置により、もしくは自然流下により、液体成分L
の排出が行われる。抄造カップ11は下部に多数の液抜
孔12aを具えたサポーター12を配する。このものは
基材2の型であるキャリヤネット13とほぼ同形であ
り、キャリヤネット13がサポーター12上に保持され
る。
食品容器1の製造方法の一例を以下に概略的に述べる。
もちろん以下に述べるような製造方法のほか、LBKP
等の他のパルプに用いられた従来公知のあるいは今後開
発され得る種々のモールド成形方法を適宜適用し得るも
のである。図2に示されるものは抄造装置10であっ
て、符号11に示すのがこのものの主要部材である抄造
カップであり、この内部において基材2の抄造が行われ
る。抄造カップ11は抄造する製品スペックに応じて適
宜の容積のものが選択され、原料液Mが投入される。こ
のものには下端に管が接続され、管に接続される適宜の
吸引装置により、もしくは自然流下により、液体成分L
の排出が行われる。抄造カップ11は下部に多数の液抜
孔12aを具えたサポーター12を配する。このものは
基材2の型であるキャリヤネット13とほぼ同形であ
り、キャリヤネット13がサポーター12上に保持され
る。
【0014】このような抄造装置10を用いて基材2を
得るには、まず原料としては本発明の特徴としてケナフ
全茎パルプを主原料として用いる。そしてこのケナフ全
茎パルプの分散液にフッ素樹脂、またその他適宜の添加
剤4を内添した原料液Mを一定量ずつ取り出し、抄造カ
ップ11に投入する。なお前記フッ素樹脂を内添する際
には、例えばまず先にフッ素樹脂を定着するための定着
剤であるカチオンポリマーを混入し、その後リンサンエ
ステル系等のフッ素樹脂を混入する。抄造カップ11に
投入された原料液M中のケナフ全茎パルプのパルプ繊維
3はキャリヤネット13上に抄出されて一定の厚みのウ
ェブ状の層を形成するとともに、液体成分Lはキャリヤ
ネット13の目及び液抜孔12aを抜けて更に下方に流
下する。このとき下方より強制吸引を行えば抄出速度を
速めることができる。このようにして液体成分Lの流下
が終了すると、キャリヤネット13上に所定形状の固形
成分である基材2が残り、これをこの位置であるいは図
示しない移送装置により乾燥工程に移送して、適宜の手
段によって乾燥処理を施し、更に適宜種々の外添剤を表
面に塗布することにより耐油及び耐水性簡易食品容器1
を得るのである。
得るには、まず原料としては本発明の特徴としてケナフ
全茎パルプを主原料として用いる。そしてこのケナフ全
茎パルプの分散液にフッ素樹脂、またその他適宜の添加
剤4を内添した原料液Mを一定量ずつ取り出し、抄造カ
ップ11に投入する。なお前記フッ素樹脂を内添する際
には、例えばまず先にフッ素樹脂を定着するための定着
剤であるカチオンポリマーを混入し、その後リンサンエ
ステル系等のフッ素樹脂を混入する。抄造カップ11に
投入された原料液M中のケナフ全茎パルプのパルプ繊維
3はキャリヤネット13上に抄出されて一定の厚みのウ
ェブ状の層を形成するとともに、液体成分Lはキャリヤ
ネット13の目及び液抜孔12aを抜けて更に下方に流
下する。このとき下方より強制吸引を行えば抄出速度を
速めることができる。このようにして液体成分Lの流下
が終了すると、キャリヤネット13上に所定形状の固形
成分である基材2が残り、これをこの位置であるいは図
示しない移送装置により乾燥工程に移送して、適宜の手
段によって乾燥処理を施し、更に適宜種々の外添剤を表
面に塗布することにより耐油及び耐水性簡易食品容器1
を得るのである。
【0015】
【発明の効果】請求項1記載の耐油及び耐水性簡易食品
容器は、原料にケナフ全茎パルプを用いてモールド成形
されている。このためケナフ全茎パルプが撥油性及び撥
水性に優れ、耐水・耐油剤の添加剤の使用が少量で済
む。従って製品原価を下げることができる。また本発明
の耐油及び耐水性簡易食品容器1を流通用の食品容器に
用いても、水分等がパルプ繊維3内に浸透し、これが冷
凍されることにより、この水分が凍結して体積が増え、
容器に割れ目を生じさせることがないし、形状も崩れる
ことがない。またディスポーザル用の食品容器に用いて
も、油分や水分が浸透し、形状が崩れたり、水漏れした
りすることがない。
容器は、原料にケナフ全茎パルプを用いてモールド成形
されている。このためケナフ全茎パルプが撥油性及び撥
水性に優れ、耐水・耐油剤の添加剤の使用が少量で済
む。従って製品原価を下げることができる。また本発明
の耐油及び耐水性簡易食品容器1を流通用の食品容器に
用いても、水分等がパルプ繊維3内に浸透し、これが冷
凍されることにより、この水分が凍結して体積が増え、
容器に割れ目を生じさせることがないし、形状も崩れる
ことがない。またディスポーザル用の食品容器に用いて
も、油分や水分が浸透し、形状が崩れたり、水漏れした
りすることがない。
【0016】請求項2記載の耐油及び耐水性簡易食品容
器は、原料にケナフ全茎パルプのみを用いてモールド成
形されている。このためケナフ全茎パルプが撥油性及び
撥水性に優れるため、添加剤が要らないか、または大幅
に減少することができる。従って製品原価を下げること
ができる。また本発明の耐油及び耐水性簡易食品容器1
を流通用の食品容器に用いても、水分等がパルプ繊維3
内に浸透し、これが冷凍されることにより、この水分が
凍結して体積が増え、容器に割れ目を生じさせることが
ないし、形状も崩れることがない。またディスポーザル
用の食品容器に用いても、油分や水分が浸透し、形状が
崩れたり、水漏れしたりすることがない。
器は、原料にケナフ全茎パルプのみを用いてモールド成
形されている。このためケナフ全茎パルプが撥油性及び
撥水性に優れるため、添加剤が要らないか、または大幅
に減少することができる。従って製品原価を下げること
ができる。また本発明の耐油及び耐水性簡易食品容器1
を流通用の食品容器に用いても、水分等がパルプ繊維3
内に浸透し、これが冷凍されることにより、この水分が
凍結して体積が増え、容器に割れ目を生じさせることが
ないし、形状も崩れることがない。またディスポーザル
用の食品容器に用いても、油分や水分が浸透し、形状が
崩れたり、水漏れしたりすることがない。
【0017】更に請求項3記載の耐油及び耐水性簡易食
品容器は、フッ素樹脂が内添または外添されている。こ
のためケナフ全茎パルプが撥油性及び撥水性に加え、フ
ッ素樹脂の撥油性及び撥水性が加わり非常に撥油性及び
撥水性に優れる。またケナフ全茎パルプが撥油性及び撥
水性に優れるため、使い捨ての食品容器にとっては幾分
高価であった添加剤のフッ素樹脂の使用が大幅に減少す
ることができる。また確実な耐油・耐水性を得ることが
できながらも製造原価を低く抑えることができる。
品容器は、フッ素樹脂が内添または外添されている。こ
のためケナフ全茎パルプが撥油性及び撥水性に加え、フ
ッ素樹脂の撥油性及び撥水性が加わり非常に撥油性及び
撥水性に優れる。またケナフ全茎パルプが撥油性及び撥
水性に優れるため、使い捨ての食品容器にとっては幾分
高価であった添加剤のフッ素樹脂の使用が大幅に減少す
ることができる。また確実な耐油・耐水性を得ることが
できながらも製造原価を低く抑えることができる。
【図1】本発明の耐油及び耐水性簡易食品容器の実施の
形態を示す斜視図である。
形態を示す斜視図である。
【図2】本発明の耐油及び耐水性簡易食品容器を抄造装
置を用いて製造する様子を示す正面断面図である。
置を用いて製造する様子を示す正面断面図である。
1 耐油及び耐水性簡易食品容器 1a 仕切り 2 基材 3 パルプ繊維 4 添加剤 10 抄造装置 11 抄造カップ 12 サポーター 12a 液抜孔 13 キャリヤネット L 液体成分 M 原料液
Claims (3)
- 【請求項1】 原料にケナフ全茎パルプを用いてモール
ド成形されたことを特徴とする耐油及び耐水性簡易食品
容器。 - 【請求項2】 原料にケナフ全茎パルプのみを用いてモ
ールド成形されたことを特徴とする耐油及び耐水性簡易
食品容器。 - 【請求項3】 フッ素樹脂が内添または外添されている
ことを特徴とする請求項1または2記載の耐油及び耐水
性簡易食品容器。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35334695A JP2864230B2 (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 耐油及び耐水性簡易食品容器 |
| KR1019960019256A KR970039354A (ko) | 1995-12-27 | 1996-05-31 | 내유 및 내수성 간이 식품 용기 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35334695A JP2864230B2 (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 耐油及び耐水性簡易食品容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09183429A true JPH09183429A (ja) | 1997-07-15 |
| JP2864230B2 JP2864230B2 (ja) | 1999-03-03 |
Family
ID=18430229
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35334695A Expired - Lifetime JP2864230B2 (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 耐油及び耐水性簡易食品容器 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2864230B2 (ja) |
| KR (1) | KR970039354A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AU773334B2 (en) * | 1999-08-23 | 2004-05-20 | Theodore J. Lafeber III | Pet cage scenery and toys formed of molded paper pulp |
| JP2004357863A (ja) * | 2003-06-03 | 2004-12-24 | Doshisha | 食器 |
| WO2005100421A1 (ja) | 2004-04-15 | 2005-10-27 | Daikin Industries, Ltd. | 含フッ素重合体および処理剤組成物 |
| JP2009035312A (ja) * | 2007-08-03 | 2009-02-19 | Mitsubishi Alum Co Ltd | 容器用一体成形用板紙および紙容器 |
| WO2011027877A1 (en) | 2009-09-01 | 2011-03-10 | Daikin Industries, Ltd. | Water and oil resistant agent for paper, treatment process and paper |
| WO2013137386A1 (ja) | 2012-03-16 | 2013-09-19 | ダイキン工業株式会社 | 紙用耐水耐油剤 |
| CN119194900A (zh) * | 2024-11-26 | 2024-12-27 | 山东奥赛新材料有限公司 | 一种无氟防油剂、制备方法及在纸浆模塑制造中的应用 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07137726A (ja) * | 1993-11-18 | 1995-05-30 | Fuji Corn Seisakusho:Kk | 簡易食品容器 |
-
1995
- 1995-12-27 JP JP35334695A patent/JP2864230B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1996
- 1996-05-31 KR KR1019960019256A patent/KR970039354A/ko not_active Ceased
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07137726A (ja) * | 1993-11-18 | 1995-05-30 | Fuji Corn Seisakusho:Kk | 簡易食品容器 |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AU773334B2 (en) * | 1999-08-23 | 2004-05-20 | Theodore J. Lafeber III | Pet cage scenery and toys formed of molded paper pulp |
| JP2004357863A (ja) * | 2003-06-03 | 2004-12-24 | Doshisha | 食器 |
| WO2005100421A1 (ja) | 2004-04-15 | 2005-10-27 | Daikin Industries, Ltd. | 含フッ素重合体および処理剤組成物 |
| JP2009035312A (ja) * | 2007-08-03 | 2009-02-19 | Mitsubishi Alum Co Ltd | 容器用一体成形用板紙および紙容器 |
| WO2011027877A1 (en) | 2009-09-01 | 2011-03-10 | Daikin Industries, Ltd. | Water and oil resistant agent for paper, treatment process and paper |
| WO2013137386A1 (ja) | 2012-03-16 | 2013-09-19 | ダイキン工業株式会社 | 紙用耐水耐油剤 |
| CN119194900A (zh) * | 2024-11-26 | 2024-12-27 | 山东奥赛新材料有限公司 | 一种无氟防油剂、制备方法及在纸浆模塑制造中的应用 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR970039354A (ko) | 1997-07-24 |
| JP2864230B2 (ja) | 1999-03-03 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| AU2024203692B2 (en) | Methods and apparatus for in-line die cutting of vacuum formed molded pulp containers | |
| GB2519059A (en) | A method of manufacturing a moulded pulp object | |
| JP2864230B2 (ja) | 耐油及び耐水性簡易食品容器 | |
| EP1439264A1 (en) | Pulp molded article and method and apparatus for producing pulp molded article | |
| JPH10298900A (ja) | 食品容器の製造方法 | |
| Danielewicz | Manufacturing of Form-molded Pulp Products (FMPPs) in the Papermaking Industry-A Review. | |
| US20230374735A1 (en) | Cellulose gel for 3d-objects | |
| JP2002105897A (ja) | パルプモールド成形容器 | |
| CA2069295A1 (en) | Process for the production of thick-walled shaped articles especially for packaging uses | |
| CN109487629B (zh) | 一种冷冻食品包装纸及其制造方法和用途 | |
| JP3136146B2 (ja) | 多層パルプモールド中空成形体 | |
| US12320074B2 (en) | Biodegradable three-dimensional products molded from natural fibers | |
| JPH0114718Y2 (ja) | ||
| JP2001123400A (ja) | パルプモールドの製造方法 | |
| JPH07137726A (ja) | 簡易食品容器 | |
| JP4307629B2 (ja) | 低密度紙器並びにその製造方法 | |
| JP3084788U (ja) | 紙漉き器 | |
| JPH05279999A (ja) | 抄造容器 | |
| JP2000178891A (ja) | 和紙の製造方法 | |
| KR102134351B1 (ko) | 편백나무 칩이 함유된 친환경 컵 뚜껑 및 그 제조방법 | |
| JPS6221900A (ja) | 成形紙器の抄造方法 | |
| WO2025057532A1 (ja) | 機能性紙製品 | |
| WO2025069116A1 (en) | Transport pallet made from cellulose fibers and hydrophobic component and process for producing such a pallet | |
| JPH089915A (ja) | 豆腐類成形型枠用の濾過シート並びにこれを用いた豆腐類の製造方法 | |
| JPH08143084A (ja) | 食品等の流通用容器 |