JPH09183768A - 新規なスチルベン誘導体 - Google Patents

新規なスチルベン誘導体

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JPH09183768A
JPH09183768A JP32221495A JP32221495A JPH09183768A JP H09183768 A JPH09183768 A JP H09183768A JP 32221495 A JP32221495 A JP 32221495A JP 32221495 A JP32221495 A JP 32221495A JP H09183768 A JPH09183768 A JP H09183768A
Authority
JP
Japan
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compound
formula
group
substituent
replaced
Prior art date
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Pending
Application number
JP32221495A
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English (en)
Inventor
Masaru Matsuoka
賢 松岡
Zairin Tei
在倫 鄭
Okiyoshi Fukunishi
興至 福西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Soda Co Ltd
Original Assignee
Nippon Soda Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 農医薬、高分子等の中間体としてまた、エレ
クトロルミネッセンス、波長変換材料等の機能性材料と
しての利用が期待される新規なスチルベン誘導体を提供
することを課題とする。 【解決手段】 一般式〔I〕 【化1】 〔式中、Arは置換基を有してもよいフェニル基を示
し、R1 は水素、ヒドロキシル基、置換基を有してもよ
いC1-6 アルキル基、置換基を有してもよいC2-6アル
ケニル基、置換基を有してもよいC2-6 アルキニル基、
OCOR2(R2 は置換基を有してもよいC1-6 アルキ
ル基を示す。)から選ばれる基を示す。〕で表わされる
化合物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシアノピラジンユニ
ットを持つ新規なスチルベン誘導体に関する。本発明化
合物は、農医薬、高分子等の中間体としての利用が期待
でき、また、エレクトロルミネッセンス、波長変換材料
等の機能性材料としての利用が期待される。
【0002】
【従来の技術】スチルベン誘導体の代表的用途は蛍光増
白剤である。2つのベンゼン環からなる従来のスチルベ
ン誘導体は350〜400nmの近紫外線を吸収し40
0〜460nmの青光を強く発光するのが特徴であるが
吸収と発光の差であるストークスシフトが小さく、又、
吸収と発光の波長が限られており、蛍光増白剤以外の波
長変換材料としての応用は無かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】含窒素複素環化合物
は、農医薬、高分子機能材料等に広く利用される化合物
群である。各種のシアノピラジン誘導体も、農医薬、高
分子合成の原料等への応用がなされている(特開平1−
199954、米国特許明細書3,928,351号
等)。本発明のシアノピラジンユニットを持つスチルベ
ン誘導体においても同等の、あるいはそれ以上の有用性
を持つことが期待される。本発明のスチルベン誘導体
は、蛍光性化合物としては、2つのベンゼン環を持つ従
来のスチルベン誘導体と異なり、吸収波長、発光波長と
も長波長にシフトし、大きなストークスシフトを持つた
め新しい波長変換材料を提供することが出来る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、一般式〔I〕
【0005】
【化3】
【0006】〔式中、Arは置換基を有してもよいフェ
ニル基を示し、R1 は水素、ヒドロキシル基、置換基を
有してもよいC1-6 アルキル基、置換基を有してもよい
2-6アルケニル基、置換基を有してもよいC2-6 アル
キニル基、OCOR2(R2 は置換基を有してもよいC
1-6 アルキル基を示す。)から選ばれる基を示す。〕で
表わされる化合物である。
【0007】Arとしては、例えば
【化4】
【0008】、置換基を有してもよいナフチル基、置換
基を有してもよいカルバゾル基〔式中、R3 、R4 は各
々独立して水素、ヒドロキシル基、置換基を有してもよ
いC1-6 アルキル基、置換基を有してもよいC2-6 アル
ケニル基、置換基を有してもよいC2-6 アルキニル基を
示し、R5 、R6 は各々独立して水素、置換基を有して
もよいC1-6 アルキル基を示す。〕である。
【0009】ナフチル基の置換基としては、例えば、C
1-6 アルキル基、C2-6 アルケニル基、C2-6 アルキニ
ル基、C1-6 アルコキシ基、C2-6 アルケニルオキシ
基、C2-6 アルキニルオキシ基、ヒドロキシル基、ハロ
ゲン原子、C1-6 アルコキシーC1-6 アルキル基、アミ
ノ基、C1-6 アルキルアミノ基、ジC1-6 アルキルアミ
ノ基、(C1-6 アルキル、C1-6 アルコキシ、ヒドロキ
シル、ハロゲン、ホルミル、C1-6 ハロアルキル等の)
置換基を有してもよいフェニル基、(C1-6 アルキル、
1-6 アルコキシ、ヒドロキシル、ハロゲン、ホルミ
ル、C1-6 ハロアルキル等の)置換基を有してもよいア
ラルキル基、(C1-6 アルキル、C1-6 アルコキシ、ヒ
ドロキシル、ハロゲン、ホルミル、C1-6 ハロアルキル
等の)置換基を有してもよいアラルキルオキシ基等であ
る。
【0010】置換基を有してもよいカルバゾリル基とし
ては、例えば、9ーC1-6 アルキルカルバゾル基であ
り、カルバゾリル基の置換基としては、例えば、C1-6
アルキル基、C1-6 アルコキシ基、ヒドロキシ基、ハロ
ゲン等である。上記の場合、置換基は複数でもよく、そ
のときは相異なっていてもよい。
【0011】本発明の化合物〔I〕は例えば次の方法で
合成される。 ジアミノマロノニトリル(以下、DAMNと略称す
る)とα,β−ジカルボニル化合物とを、要すれば酸又
は塩基の存在下で縮合してピラジン誘導体〔II〕を合成
し、
【0012】
【化5】
【0013】〔式中、R1 は前記と同一の意味を示
す。〕 次に化合物〔II〕とアリールアルデヒド類〔III 〕
とを要すれば酸または塩基の存在下、アルドールタイプ
の縮合反応を行なって合成することが出来る。
【0014】
【化6】
【0015】〔式中、Arは前記と同一の意味を示
す。〕 これらの反応に使用される溶剤としては、反応試薬に不
活性であれば特に限定されないが、例えばジメチルホル
ムアミド(DMF)、ジメチルアセトアミド、ジメトキ
シエタン・THF等のエーテル類、ベンゼン等のBTX
系溶剤、クロロホルム等の塩素系溶剤、アセトニトリ
ル、アルコール類、無水酢酸などが挙げられる。好まし
い溶剤としてはの反応はエタノール、の反応は無水
酢酸を挙げることが出来る。反応終了後は、通常の後処
理を行うことにより目的物を得ることができる。合成し
た化合物は、NMR、元素分析等により同定した。
【0016】
【実施例】以下、代表例によって本発明を更に具体的に
説明するが、これによって何ら限定されるものではな
い。
【0017】合成例1 (化合物〔II〕,R1 =OHの
合成)
【0018】
【化7】
【0019】温度計、撹拌子を備えた100mlフラス
コに(A)3.30g、(B)2.64g、エタノール
20mlを加え、溶解、撹拌し、オイルバスで40〜4
5℃に加温した。次に4N塩酸18mlを20分間で滴
下し、6時間反応した。反応後エタノールを留去し、水
洗したのち乾燥し白色結晶4.80gを得た。収率8
5.0% 合成例2 (化合物〔II〕,R1 =OCOCH3 の合
成)
【0020】
【化8】
【0021】温度計、撹拌子を備えた100mlフラス
コに〔IIa〕1.60g、〔C〕10gを加え、リフラ
ックス(139℃)下3時間反応したのち〔C〕を留去
して1.91gの白色結晶を得た。収率94.1% 合成例3 (化合物〔II〕,R1 =Hの合成)
【0022】
【化9】
【0023】温度計、撹拌子を備えた100mlフラス
コに〔A〕3.3g、〔D〕2.2g、エタノール30
mlを加え79℃で3.5時間還流した。エタノールを
留去し、水洗、乾燥して白色結晶3.6gを得た。収率
83.0% 合成例4 (化合物〔II〕,R1 =CH3
【0024】
【化10】
【0025】〔A〕3.3g、〔E〕2.6g、エタノ
ール30mlを合成例3と同様にして反応および処理し
て白色結晶3.9gを得た。収率81.7% 実施例1 (化合物〔I〕,R1 =OH,R3 =H,R4
=CH3 の合成)
【0026】
【化11】
【0027】温度計、撹拌子を備えた100mlフラス
コに〔IIa〕0.80g、〔F〕0.75g、〔G〕
0.04g、エタノール30mlを加え79℃で36時
間還流した。次いでエタノールを留去し水100g、3
5%塩酸5.0gを加え40〜45℃で1時間撹拌し、
濾過、水洗、乾燥して赤黒色の結晶0.35gを得た。
収率28.7%
【0028】実施例2 アルデヒドとして〔H〕を用い実施例1と同様にして化
合物〔Ib〕を合成した。
【0029】
【化12】
【0030】
【化13】
【0031】実施例3 (化合物〔I〕,R1=OCOC
3 ,R3=H,R4=CH3 の合成
【0032】
【化14】
【0033】温度計、撹拌子を備えた100mlフラス
コに、〔IIb〕2.5g、〔F〕2.0g、〔C〕20
mlを加え139℃で2時間還流したのち水に加え加水
分解すると〔Id〕が析出した。これをシリカゲルカラ
ムで精製して赤黒色粉末1.13gを得た。収率24.
3% 実施例4〜5 アルデヒドとして〔H〕、および〔J〕を用い、実施例
3と同様にして化合物〔Ie〕,〔If〕を合成した。
【0034】
【化15】
【0035】
【化16】
【0036】
【化17】
【0037】実施例6〜11 反応時間を10時間にする以外は、実施例3と同様にし
て化合物〔Ig〕,〔Ih〕,〔Ii〕,〔Ij〕,
〔Ik〕,〔Il〕を合成した。
【0038】
【化18】
【0039】
【化19】
【0040】
【化20】
【0041】
【化21】
【0042】
【化22】
【0043】
【化23】
【0044】実施例12 温度計、撹拌子を備えた100mlフラスコに化合物
〔If〕1.0g、エタノール20ml、4N塩酸5m
lを加え70℃で1時間加水分解し化合物〔Ic〕を得
た。
【0045】
【化24】
【0046】実施例13 (化合物〔I〕,R1=OH,
5=R6=Hの合成)
【0047】
【化25】
【0048】温度計、撹拌子を備えたフラスコに、〔II
a 〕1.6g、〔J〕2.0g、無水酢酸70mlを加
え70〜80℃で4時間還流した。次いで水にクエンチ
し、NaOH水溶液で中和後、ろ過、水洗、乾燥して
〔Im〕1.0gを得た。収率38%
【0049】実施例14 (化合物〔I〕,R1=R5=R
6=Hの合成)
【0050】
【化26】
【0051】実施例13と同様にして〔IIc〕0.22
gと〔K〕0.3..90〜100℃で10時間反応し
たのち処理し、〔In〕0.36gを得た。収率73%
〔In〕はλmax545nm、λj(発光)615n
mであった。
【0052】試験例1 化合物〔I−a〜l〕のプロトンのケミカルシフトを
(表−1)に、元素分析値とmp(℃)、粉末の性状を
(表−2)にスペクトルデータを(表−3)に各々示し
た。
【0053】
【表101】
【0054】
【表102】
【0055】
【表2】
【0056】
【表3】
【0057】試験例2 化合物〔Im〕のスペクトルデータを(表−4)に示し
た。
【0058】
【表4】
【0059】
【発明の効果】 本発明化合物は農医薬、高分子等の中間体としての
利用が期待でき、また、エレクトロルミネッセンス、波
長変換材料等の機能性材料としての利用が期待される。 本発明化合物を染料として塩ビ又はポリオレフィン
フィルムに混合するか、本発明化合物の重合性基を持つ
ものを他のモノマーおよび架橋剤と共重合して顔料化し
た後同様にフィルムに混合することにより農業用の波長
変換フィルムとして用いることが出来る。 本発明化合物またはそれらを含む顔料を、プラスチ
ック成形材料に配合、成形して装飾用、太陽電池用集光
板、農業用硬質波長変換資材として用いることが出来
る。 本発明化合物はアルゴンイオンレーザーの発振波長
488nmに近い波長位置に吸収を持つため、フォトポ
リマー用増感色素としてプリント回路形成、印刷製版、
ホログラム、塗料、接着剤などの分野で用いることが出
来る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式〔I〕 【化1】 〔式中、Arは置換基を有してもよいフェニル基を示
    し、R1 は水素、ヒドロキシル基、置換基を有してもよ
    いC1-6 アルキル基、置換基を有してもよいC2-6アル
    ケニル基、置換基を有してもよいC2-6 アルキニル基、
    OCOR2(R2 は置換基を有してもよいC1-6 アルキ
    ル基を示す。)から選ばれる基を示す。〕で表わされる
    化合物。
  2. 【請求項2】 請求項1において、Arが 【化2】 、置換基を有してもよいナフチル基、置換基を有しても
    よいカルバゾル基〔式中、R3 、R4 は各々独立して水
    素、ヒドロキシル基、置換基を有してもよいC1-6 アル
    キル基、置換基を有してもよいC2-6 アルケニル基、置
    換基を有してもよいC2-6 アルキニル基を示し、R5
    6 は各々独立して水素、置換基を有してもよいC1-6
    アルキル基を示す。〕である化合物。
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