JPH09184568A - 自動変速機の変速制御方法 - Google Patents
自動変速機の変速制御方法Info
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- F16H61/061—Smoothing ratio shift by controlling rate of change of fluid pressure using electric control means
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Abstract
時間の設定を行う。 【解決手段】 前段から次段への変速制御を、シフト指
令信号に応じて前段係合要素を解放させる前段解放ステ
ージと、シフト指令信号が出力された後に次段係合要素
の係合作動油圧を所定時間の間だけ所定高圧にして次段
係合要素の無効ストローク詰めを行わせる次段無効スト
ローク詰めステージと、この次段無効ストローク詰めス
テージ終了後に次段係合要素を係合させる次段係合ステ
ージと、この次段係合ステージに続いて次段係合要素を
完全に係合させる次段最終ステージとから構成してい
る。この場合に、次段係合ステージにおける次段係合要
素の係合状態に基づいて、次回の変速における次段無効
ストローク詰めステージにおける所定時間を補正する。
Description
れる自動変速機において、シフト時に次段係合要素の係
合作動油圧(係合力)を制御する変速制御方法に関す
る。さらに詳しくは、シフト時における次段係合要素の
無効ストローク詰め時間を適正化し、スムーズな変速を
行わせる変速制御方法に関する。
され、このギヤ列により構成される複数の動力伝達経路
を、クラッチ、ブレーキ等といった係合要素を油圧によ
り係合させて選択し、入力回転の変速を行わせるように
なっている。このような変速機において変速を行うに際
しては、変速前段の動力伝達経路設定用の係合要素(前
段係合要素)を解放するとともに、変速次段の動力伝達
経路設定用の係合要素(次段係合要素)を係合させる。
イムラグなく行わせるには、各係合要素の解放又は係合
タイミングを正確に設定するとともに、各係合要素の解
放又は完全係合に至るまでの係合力の制御を適正に行う
必要がある。ここで、変速のために次段係合要素に作動
油圧を供給する場合に、変速開始時の供給油圧は低くし
てスムーズな変速とすべきではあるが、最初からこのよ
うな低作動油圧を供給したのでは、次段係合要素に繋が
る油路や係合作動シリンダ室内に作動油が充填されて次
段係合要素が実際に作動を開始するまでの時間(すなわ
ち、係合作動ピストンの無効ストローク詰め時間)が長
くなり、変速タイムラグが発生するという問題がある。
速指令が出力されると次段係合要素にはまず最大油圧を
供給して無効ストローク詰め(次段係合要素に繋がる油
路や係合作動シリンダ室内に作動油を充填させる作動)
を短時間で行わせ、次段係合要素の係合開始時に低圧作
動油圧まで低下させるようになし、これによりタイムラ
グが無く且つスムーズな変速が行えるようにすることが
多い。
は、シフト時における次段クラッチ(オン・カミングク
ラッチ)への作動油供給制御を、クラッチ内に作動油を
充填させる(無効ストローク詰めを行う)ための準備位
相と、クラッチを徐々に係合させる完了位相とに分けて
行う変速制御装置が開示されている。この装置において
は、準備位相の開始時から入力速度変化が検知されるま
での時間(すなわち、実際に無効ストローク詰めに要し
た時間:IPDELAY)を基準時間(DESDELA
Y)と比較し、両者の差に基づいて次回のシフト時にお
ける準備位相を行う時間tmを補正する制御方法が開示
されている。この制御は、簡単にいえば、次段係合要素
に要求される基準無効ストローク詰め時間を予め設定し
ておき、実際の無効ストローク詰め時間がこれより短い
ときには充填不足と判断して次回変速時の準備位相時間
を長くするような制御であるといえる。
ラッチ(次段係合要素)が係合を開始する前のクラッチ
作動状態は常に一定である訳ではなくばらつきがあり、
且つ経時変化があるため、上記のように無効ストローク
詰め時間(上記公報においてIPDELAYで表される
時間)を用いて次回の無効ストローク詰め作動の時間を
学習補正する制御では、このばらつきの影響を受けて最
適な無効ストローク詰め時間の設定が難しいという問題
がある。これは、無効ストローク詰めは、クラッチが完
全に係合する前に行われる作動であり、クラッチの係合
状態を反映するものではないため、クラッチ係合状態に
応じた無効ストローク詰め時間の設定ができないためで
ある。
要素(クラッチ等)の係合作動状態に応じて最適な次段
係合要素の無効ストローク詰め時間が設定でき、係合要
素の係合作動状態に合致した良好な変速を行わせること
ができるような自動変速機の変速制御装置を提供するこ
とを目的とする。
め、本発明の変速制御装置は前段係合要素を解放させる
とともに次段係合要素を係合させて前段から次段への変
速制御を行うのであるが、この制御を、シフト指令信号
に応じて前段係合要素の係合作動油圧を低下させて前段
係合要素を解放させる前段解放ステージと、この前段解
放ステージと並列に行われ、シフト指令信号が出力され
た後に次段係合要素の係合作動油圧を所定時間の間だけ
所定高圧にして次段係合要素の無効ストローク詰めを行
わせる次段無効ストローク詰めステージと、この次段無
効ストローク詰めステージ終了後に次段係合要素を弱係
合させる次段係合ステージと、この次段係合ステージに
続いて次段係合要素を完全に係合させる次段最終ステー
ジとから構成している。この場合に、次段係合ステージ
における次段係合要素の係合状態に基づいて、次回の変
速における次段無効ストローク詰めステージにおける所
定時間を補正するようにしている。
要素のスリップ率の変化に基づいて、次回の変速におけ
る次段無効ストローク詰めステージでの所定時間(所定
高圧を保持する時間)を補正したり、次段係合ステージ
における次段係合要素の入出力回転数比の変化率に基づ
いて、次回の変速における次段無効ストローク詰めステ
ージでの所定時間を補正したりされる。この場合に、次
段係合ステージにおける次段係合要素の入出力回転数比
の変化率が基準変化率より小さいときにはこの所定時間
を増大補正し、次段係合ステージにおける次段係合要素
の入出力回転数比の変化率が基準変化率より大きいとき
には所定時間を減縮補正する。
づいて、次回の変速における次段無効ストローク詰めス
テージでの所定時間(所定高圧を保持する時間)を補正
しても良い。この場合には、次段係合ステージの作動時
間が基準時間より長いときにはこの所定時間を増大補正
し、次段係合ステージの作動時間が基準時間より短いと
きには所定時間を減縮補正する。
合要素を係合させるステージであり、このステージでの
次段係合要素の状態はその係合作動状態を示していると
いえる。このため、本発明の変速制御方法の場合には、
次段係合要素の係合作動状態に応じて次回の変速時での
無効ストローク詰めの時間を補正し、係合要素の作動状
態に合致した良好な変速制御となる。
ましい実施例について説明する。本発明に係る変速制御
方法により変速制御がなされる自動変速機の動力伝達系
構成を図1に示している。この変速機は、エンジン出力
軸1に接続されたトルクコンバータ2と、このトルクコ
ンバータ2のタービン軸に接続された変速機入力軸3と
を有し、入力軸3の上にプラネタリ式変速機構が配設さ
れている。
列に配置された第1、第2および第3プラネタリギヤ列
G1,G2,G3を有する。各ギヤ列はそれぞれ、中央
に位置する第1〜第3サンギヤS1,S2,S3と、こ
れら第1〜第3サンギヤに噛合してその周りを自転しな
がら公転する第1〜第3プラネタリピニオンP1,P
2,P3と、このピニオンを回転自在に保持してピニオ
ンの公転と同一回転する第1〜第3キャリアC1,C
2,C3と、上記ピニオンと噛合する内歯を有した第1
〜第3リングギヤR1,R2,R3とから構成される。
なお、第1および第2プラネタリギヤ列G1,G2はダ
ブルピニオン型プラネタリギヤ列であり、第1および第
2ピニオンP1,P2は、図示のようにそれぞれ2個の
ピニオンP11,P12およびP21,P22から構成
される。
れ、第1キャリアC1は常時固定保持され、第2サンギ
ヤS2と第1ブレーキB1を介して係脱可能に連結され
ており、第2サンギヤS2は第1ブレーキBにより固定
保持可能である。第1リングギヤR1は第3クラッチC
L3を介して第1キャリアC1および第2サンギヤS2
と係脱自在に連結されている。第2キャリアC2と第3
キャリアC3とが常時連結されるとともに出力ギヤ4と
も常時連結されている。第2リングギヤR2と第3リン
グギヤR3とは常時連結されており、これらが第2ブレ
ーキB2により固定保持可能であるとともにワンウェイ
クラッチB3を介してケースに接続されて前進側駆動方
向の回転に対してのみブレーキ作用を生じさせるように
なっており、さらに、これらは第2クラッチCL2を介
して入力軸3と係脱可能に連結している。第3サンギヤ
S3は第1クラッチCL1を介して入力軸と係脱可能に
連結している。また、入力回転センサー9aと出力回転
センサー9bとが図示のように配設されている。
1〜第3クラッチCL1〜CL3および第1,第2ブレ
ーキB1,B2の係脱制御を行うことにより、変速段の
設定および変速制御を行うことができる。具体的には、
表1に示すように係脱制御を行えば、前進5速(1S
T,2ND,3RD,4TH,5TH)、後進1速(R
EV)を設定できる。
第2ブレーキB2に括弧を付けているが、これは第2ブ
レーキB2を係合させなくてもワンウェイクラッチB3
の作用により1ST変速段が設定できるからである。す
なわち、第1クラッチCL1を係合させれば、第2ブレ
ーキB2を係合させなくても1ST変速段の設定が可能
である。但し、ワンウェイクラッチB3は駆動側とは逆
の動力伝達は許容できず、このため、第2ブレーキB2
が非係合状態であるときの1STはエンジンブレーキの
効かない変速段となり、第2ブレーキB2を係合させれ
ばエンジンブレーキの効く変速段となる。なお、Dレン
ジの1STはエンジンブレーキの効かない変速段であ
る。
と第1,第2ブレーキB1,B2の係脱制御を行うため
の制御装置を図2〜図4に基づいて説明する。なお、図
2〜図4は制御装置の各部を示し、これら三つの図によ
り一つの制御装置を構成している。また、各図の油路の
うち、終端に丸囲みのアルファベット(A〜Y)が付い
ているものは、他の図の同じアルファベットが付いた油
路と繋がっていることを意味する。さらに、図における
×印はその部分がドレンされていることを意味する。
油が供給されており、この作動油がレギュレータバルブ
20によりライン圧P1に調圧されて油路100に送ら
れ、図示のように供給される。この制御装置内には、こ
のレギュレータバルブ20の外に、運転席のシフトレバ
ーに繋がり運転者のマニュアル操作により作動されるマ
ニュアルバルブ25と、6個のソレノイドバルブSA〜
SFと、6個の油圧作動バルブ30,35,40,4
5,50,55と、4個のアキュムレータ71〜74と
が配設されている。ソレノイドバルブSA,SC,SF
はノーマルオープンタイプのバルブでソレノイドが通電
オフのときにはこれらバルブは開放される。一方、ソレ
ノイドバルブSB,SD,SEはノーマルクローズタイ
プのバルブでソレノイドが通電オフのときにはこれらバ
ルブは閉止される。
ューシングバルブ、バルブ35をL−Hシフトバルブ、
バルブ40をFWD圧スイッチングバルブ、バルブ45
をREV圧スイッチングバルブ、バルブ50をデリバリ
ーバルブ、バルブ55をリリーフバルブと称する。
ノイドバルブSA〜SFの作動とに応じて各バルブが作
動され、変速制御が行われる。この場合での各ソレノイ
ドバルブの作動とこの作動に伴い設定される速度段との
関係は下記表2に示すようになる。この表2におけるO
N,OFFはソレノイドのON,OFFを表している。
なお、この表2においてはソレノイドバルブSFの作動
は表示していないが、このソレノイドバルブSFはリバ
ース速度段設定時にライン圧を増圧するときに用いるも
のであり、変速段設定には使用されないものであるため
である。
ず、シフトレバーによりDレンジ(前進側レンジ)が設
定され、マニュアルバルブ25のスプール26がD位置
に移動した場合を考える。図においては、スプール26
はN位置にあり、右端フック部がD位置まで右動されて
スプール26はD位置に位置する。このとき、ライン圧
P1を有する作動油は、油路100から分岐する油路1
01,102に送られ、FWDスイッチングバルブ40
のスプール溝を通って油路103からマニュアルバルブ
25に送られる。そして、スプール26の溝を介して油
路110および120に送られる。なお、油路110は
この状態ではREVスイッチングバルブ45において閉
塞されている。
油は、分岐油路121,122,123,124,12
5を介してそれぞれソレノイドバルブSF,SE,S
D,SB,SAに供給される。油路120のライン圧P
1はL−Hシフトバルブ35の右端にも作用し、このバ
ルブ35のスプール36を左動させる。油路120の分
岐油路126はデリバリーバルブ50の右側に繋がり、
油路126から分岐する油路127はリリーフバルブ5
5の左端に繋がり、このバルブ55のスプール56,5
7を右動させる。
WDスイッチングバルブ40の右端に繋がり、ライン圧
P1によりスプール41は左方に押圧される。油路10
3の分岐油路104は左動されたL−Hシフトバルブ3
5のスプール36の溝を介して油路105に送られ、ラ
イン圧P1をFWDスイッチングバルブ40の左側に作
用させる。油路104の分岐油路106はREVスイッ
チングバルブ45の右端に繋がり、ライン圧P1により
そのスプール46を左動状態で保持させる。また、油路
103の分岐油路107はソレノイドバルブSCに繋が
り、ソレノイドバルブSCにもライン圧P1が供給され
る。
Fにはそれぞれライン圧P1が供給されており、このバ
ルブの開閉制御によりライン圧P1を有した作動油の供
給制御を行うことができる。
を説明する。なお、変速段の設定では表2に示すように
ソレノイドバルブSFは関係しないので、ここではソレ
ノイドバルブSA〜SEについてのみ考える。1STで
は、表2に示すように、ソレノイドバルブSCがオン
で、それ以外がオフであり、ソレノイドバルブSAのみ
が開放され、他のソレノイドバルブは閉止される。ソレ
ノイドバルブSAが開放されると、油路125から油路
130にライン圧P1が供給され、油路130からD位
置に位置したマニュアルバルブスプール26の溝を通っ
て油路131にライン圧P1が供給される。
バルブ55の右端に繋がっており、ライン圧P1がリリ
ーフバルブ55の右端に作用する。さらに、油路131
から分岐する油路132を介してライン圧P1は第1ク
ラッチCL1に供給され、第1クラッチCL1が係合さ
れる。なお、このクラッチ圧CL1の変化は第1アキュ
ムレータ71により調整される。
ブ55(このときスプール56,57は右動状態)から
ソレノイドバルブSBを介してドレンに繋がり、第3ク
ラッチCL3はソレノイドバルブSCを介してドレンに
繋がり、第1ブレーキB1はリリーフバルブ55からソ
レノイドバルブSCを介してドレンに繋がり、第2ブレ
ーキB2はマニュアルバルブ25を介してドレンに繋が
る。このため、第1クラッチCL1のみが係合されて1
ST速度段が設定される。
る。このときには、ソレノイドバルブSDがオフからオ
ンに切り換わり、ソレノイドバルブSDも開放される。
これにより、油路123から油路140にライン圧P1
が供給され、スプール56,57が右動した状態のリリ
ーフバルブ55から油路141を介して第1ブレーキB
1にライン圧P1を有した作動油が供給される。このた
め、第1クラッチCL1および第1ブレーキB1がとも
に係合されて2ND速度段が設定される。
イドバルブSCがオンからオフに切り換わり、ソレノイ
ドバルブSDがオフに戻される。ソレノイドバルブSD
がオフに戻るため、第1ブレーキB1は開放される。ソ
レノイドバルブSCがオフに切り換わることにより、こ
れが開放され、油路107からライン圧P1を有した作
動油が油路145を介して第3クラッチCL3に供給さ
れる。これにより第3クラッチCL3が係合されて3R
D速度段が設定される。このとき同時に、油路145か
ら分岐する油路146を介してライン圧P1がデリバリ
ーバルブ50の左側に作用し、油路147を介してライ
ン圧P1がリリーフバルブ55の右端に作用する。
イドバルブSBをオフからオンに切換えるとともに、ソ
レノイドバルブSCをオンに戻す。ソレノイドバルブS
Cがオンに戻されるため、第3クラッチCL3は解放さ
れる。一方、ソレノイドバルブSBがオンに切り換わる
ことにより、ソレノイドバルブSBが開放され、油路1
24からライン圧P1が油路150,151に供給さ
れ、右動したスプール56の溝から油路152を介して
第2クラッチCL2にライン圧P1が供給される。この
ため、第2クラッチCL2が係合されて4TH速度段が
設定される。
イドバルブSAをオフからオンに切り換えるとともにソ
レノイドバルブSCをオンからオフに切り換える。ソレ
ノイドバルブSAがオフからオンに切り換わると、油路
130へのライン圧P1の供給が遮断され、且つ第1ク
ラッチCL1はソレノイドバルブSAを介してドレンに
繋がり、第1クラッチCL1は解放される。一方、ソレ
ノイドバルブSCがオフに切り換えられると、上述のよ
うに第3クラッチCL3が係合され、この結果5TH速
度段が設定される。
係合制御が行われるのであるが、ここで、本発明の方法
に基づいて行われる変速制御について説明する。まず、
図5に本発明の方法を用いて無効ストローク詰め時間を
学習制御する典型的な例を示している。この図において
は、上段に変速時に次段係合要素へ供給する係合油圧指
令値(ソレノイドバルブのデューテイ比指令値)を示
し、中段にこの指令値に基づいて次段係合要素に実際に
生ずる油圧を示し、下段にこの油圧変化に伴い生じる次
段係合要素の入出力回転数比eを示している。
指令においては第1時間Tm(1)だけ油圧を最大にする指
令が出力され、これにより次段係合要素には急速に油圧
が供給されて無効ストローク詰め(次段係合要素のシリ
ンダ室への作動油の充填)が行われる。この無効ストロ
ーク詰めステージが終わると、油圧は図示のように所定
油圧まで低下されて次段係合要素の係合(弱係合)が行
われる。この係合により、次段係合要素の入出力回転数
比eが変化を開始するのであるが、このとき、これが所
定値Δeだけ変化するまでの入出力回転数比eの変化率
α(1) を求め、この変化率α(1) を基準変化率αsと比
較し、この比較結果に基づいて、次回の変速における無
効ストローク詰め時間Tmを補正する。
では、α(1) >αsであり、無効ストローク詰め時間T
m(1)が長すぎるので、これを短くする補正を行って新た
な無効ストローク詰め時間Tm(2)を設定記憶する。この
記憶された無効ストローク詰め時間Tm(2)は図5(B)
に示す次回の変速に用いられ、この場合には図示のよう
な結果となった。
ク詰めが完了してから次段係合要素の入出力回転数比e
が所定値Δeだけ変化するまでの入出力回転数比eの変
化率α(2) は、基準変化率αsよりも小さな値となっ
た。このため、ここでは次回の変速において使用する無
効ストローク詰め時間を増大補正してTm(3)を設定記憶
する。そして、図5(C)に示す次回の変速ではこのよ
うに補正された無効ストローク詰め時間Tm(3)が用いら
れ、その結果この場合の入出力回転数比eの変化率α
(3) は、基準変化率αsとほぼ同一となった。
は、次段係合要素が実際に係合(弱係合)するときの入
出力回転数比の変化率を用いて次回の無効ストローク詰
め時間を学習補正するので、係合要素(クラッチ、ブレ
ーキ)の実際の状態に合致した適切な無効ストローク詰
め時間を設定でき、安定した変速制御を行うことができ
る。また、係合要素に経時変化が生じてもこの影響も学
習補正することができる。
力回転数比の変化率に基づいて無効ストローク詰め時間
の学習補正を行っているが、この変化率に代えて次段係
合要素のスリップ率を用いても良く、また、入出力回転
数比が所定値Δeだけ変化するまでの時間(図5におけ
るTi(1),Ti(2),Ti(3))に基づいて学習補正を行っ
ても良い。
る変速制御についてより詳細に説明する。この変速制御
の全体を図6に示しており、この制御においては、変速
指令の有無を判断しており(ステップS1)、変速指令
が出力されたときにはこの指令がシフトアップ指令であ
るか、シフトダウン指令であるかの判断が行われる(ス
テップS2)。シフトダウン指令のときにはステップS
3に進んでシフトダウン変速制御が行われ、シフトアッ
プ指令のときにはステップS4に進んでシフトアップ変
速制御が行われる。なお、両変速制御とも、ステップS
5,S6において、現行変速段(So)が目標変速段
(SR) と一致したとき、すなわち変速完了と判断された
ときにこの制御を終了する。
3)およびシフトアップ制御(ステップS4)の内容を
詳しく説明する。まず、シフトダウン制御について、図
7のタイムチャートおよび図8〜9のフローチャートを
参照して説明する。
すフローチャートに従って行われる。なお、ここでは図
7のタイムチャートに示すように、時間t0 において3
速段から2速段へのシフトダウン指令が出された場合に
ついて説明する。このタイムチャートには、第3クラッ
チCL3および第1ブレーキB1の係合作動油圧P(C
L3),P(B1)、トルクコンバータのタービン回転
NT、タービン加速度αT、および車体加速度Gの経時変
化も示している。
り、このシフトダウン制御では、3速段(前段)設定用
のソレノイドバルブSCと2速段(次段)設定用のソレ
ノイドバルブSDとが制御される。ソレノイドバルブS
C、SDのオン・オフおよびデューティ比を決めるため
の油圧指令信号SC、SDをタイムチャートに示してい
る。なお、ソレノイドバルブSCはノーマルオープンタ
イプであるのでOFFの時に全開となるが、ソレノイド
バルブSDはノーマルクローズタイプであるのでONの
時に全開となる。
(すなわち、前段係合油圧制御フロー)を示している
(ステップS10)。ここでは、シフトアップ指令が出
力された直後から所定時間T1のカウントがスタートす
る(ステップS11〜S12)。これと同時に、図9に
示すソレノイドバルブSDの制御フロー(すなわち、次
段係合油圧制御フロー)(ステップS30)において
は、シフトアップ指令が出力された直後から所定時間T
2(>T1)のカウントがスタートする(ステップS3
1〜S32)。このときパワーオン状態であれば、トル
クコンバータのタービン回転NTは図示のように上昇傾
向となる。
において所定時間T1の経過が判断されると(時間t
1)、ステップS13に進み、前段解放ステージSTO
1が開始される。この前段解放ステージSTO1では、
タイムチャートに示すように、ソレノイドバルブSCが
オン側に非常に近いデューティ比で制御される。この結
果、ソレノイドバルブSCの開放量は非常に大きくな
り、完全係合状態にあった第3クラッチCL3の係合作
動油圧P(CL3)が急速に解放油圧(最小油圧)まで低下
して、第3クラッチCL3の係合力が急速に低下し、第
3クラッチCL3がスリップし始める。これに応じて、
タービン回転数NTも徐々に上昇する。
ンサ9aと出力回転センサ9bの検出値および2速段の
ギヤ比から第3クラッチCL3(前段係合要素)の入出
力回転数比eCLOおよび第1ブレーキB1(次段係合要
素)の入出力回転数比eCLRを演算している。これら入
出力回転数比が前段係合要素(第3クラッチCL3)お
よび次段係合要素(第1ブレーキB1)のスリップ率に
対応し、入出力回転数比が1.0のときにスリップ率が
零となる。
々にスリップし始めると、前段入出力回転数比(第3ク
ラッチ入出力回転数比)eCLO が徐々に1.0から小さ
くなる(すなわち、前段係合要素スリップ率が徐々に増
加する)。これに応じてステップS14において前段入
出力回転数比eCLOが第1所定値eCLO1より小さくなっ
たと判断されると(第1スリップ率まで増加したと判断
されると)、増トルクステージSTO2(ステップS1
5)に進んで第3クラッチCL3の係合油圧を解放油圧
から徐々に(極めて緩やかに)増加させるようにソレノ
イドバルブSCのデューティ比制御を行う。
は、ステップS32において所定時間T2の経過が判断
されると(時間t2)、ステップS33に進み、次段無
効ストローク詰めステージSTR1が開始される。この
次段無効ストローク詰めステージSTR1では、タイム
チャートに示すように、ソレノイドバルブSDがONに
されて全開状態にされる。この結果、それまで解放状態
にあった第1ブレーキB1にライン圧が急速に供給さ
れ、第1ブレーキB1の無効ストローク詰めが速やかに
行われる。なお、タイムチャートから分かるように、所
定時間T2は、前段入出力回転数比eCLOが前段第1所
定値eCLO1より小さくなる時間に会わせて設定されてお
り、所定時間T2の経過を判断する代わりに、前段入出
力回転数比eCLOが前段第1所定値eCLO1より小さくな
ったときにステップS33の次段無効ストローク詰めス
テージSTR1を開始するようにしても良い。
ストローク詰め設定時間Tmが経過したと判断されると
(時間t3)、ソレノイドバルブSCの制御は第1フィ
ードバックステージSTO3(ステップS17)に移行
する。第1フィードバックステージSTO3において
は、第3クラッチCL3の入出力回転数比eCLOに対し
てその入出力回転数比の目標変化速度ΔeCLOを設定
し、この入出力回転数比目標変化速度ΔeCLOが得られ
るように、ソレノイドバルブSCのデューティ比をフィ
ードバック制御する。なお、第3クラッチCL3の入出
力回転数比eCLOとその入出力回転数比目標変化速度Δ
eCLOとの関係は、図10に示すように予め設定されて
いる。
ストローク詰め設定時間Tmが経過したと判断されると
(時間t3)、ソレノイドバルブSDの制御はステップ
S34からステップS35に進み、次段待機ステージS
TR2に移行する。この次段待機ステージSTR2にお
いては、第1ブレーキB1の係合作動油圧をこのブレー
キが係合を開始する直前の油圧、すなわち、係合開始油
圧より僅かに小さな油圧(これを直前待機油圧と称す
る)に設定する。
比eCLRが次段第2所定値eCLR2になると、ソレノイド
バルブSCの制御は、ステップS18からステップS1
9に進んで第2フィードバック制御ステージSTO4に
移行する。ここでは、第2フィードバック制御ステージ
STO4に移行する直前における第1フィードバック制
御ステージSTO3での入出力回転数比目標変化速度Δ
eCLOを目標値として設定し、この目標値が得られるよ
うにソレノイドバルブSCのフィードバック制御が行わ
れる。
ては、ステップS36において第1ブレーキB1の入出
力回転数比eCLRが次段第2所定値eCLR2になったと判
断されると、ステップS37,S38において第4所定
時間T4の経過を待った後、ステップS39に進んで、
次段係合制御ステージSTR3に移行する。この次段係
合制御ステージSTR3においては、第1ブレーキB1
の油圧を待機油圧から所定油圧まで緩やかに増圧させる
制御が行われる。このため、係合直前で待機していた第
1ブレーキB1は徐々に係合を開始する。
比eCLRが次段第3所定値eCLR3(係合判断スリップ率
に対応する値)になると、ソレノイドバルブSCの制御
はステップS20からステップS21に進んでこれをO
Nにし、ソレノイドバルブSDの制御はステップS40
からステップS41に進んでこれをONにする。この結
果、第1ブレーキB1が完全に係合されるとともに第3
クラッチCL3は完全に開放される。以上のようなソレ
ノイドバルブSCおよびSDの制御により、第3クラッ
チCL3が開放されるとともに第1ブレーキB1が係合
されて、3速段から2速段へのパワーオン・シフトダウ
ンが行われる。
Dの制御においては、図9に示すように、ソレノイドバ
ルブSDをONにした後、第1ブレーキB1(次段係合
要素)の係合制御(次段係合ステージSTR3)の間
(弱係合制御の間)における入出力回転数比eCLR の変
化率αR を演算する(ステップS42)。これは、図7
における時間t5からt6までの間の入出力回転数比e
CLR の変化率であり、この変化率αR が基準変化率αS
と比較され(ステップS43)、この比較結果に基づい
て無効ストローク詰め設定時間Tmが補正される(ステ
ップS44)。例えば、αR >αS であれば、今回の変
速制御における無効ストローク詰め時間Tmが長すぎた
と判断でき、これを短くする補正が行われ、補正後の無
効ストローク詰め時間が新たな設定時間として記憶さ
れ、これが時間の変速制御に用いられる。
を図11に示すタイムチャートと図12〜図13に示す
フローチャートに基づいて説明する。ここではパワーオ
ン状態でのシフトアップ制御を例にして説明するが、タ
イムチャートに示すように、時間t0 において2速段か
ら3速段へのシフトアップ指令が出された場合について
説明する。
段)設定用のソレノイドバルブSDと3速段(次段)設
定用のソレノイドバルブSCとが制御される。図12に
示すソレノイドバルブSDの制御フロー(ステップS5
0)においては、ステップS51において、シフトアッ
プ指令が出力された直後から所定時間T1のカウントが
スタートする。これと同時に、図13に示すソレノイド
バルブSCの制御フロー(ステップS60)において
は、ステップS61において、シフトアップ指令が出力
された直後から所定時間T2(>T1)のカウントがス
タートする。この間、パワーオン状態なので、タービン
回転数NT はゆるやかに上昇する。
において所定時間T1の経過が判断されると(時間t
1)、ステップS53に進み、前段第1ステージSTO
1が開始される。この前段第1ステージSTO1では、
タイムチャートに示すように、ソレノイドバルブSDが
低いデューティ比で制御される。この結果、完全係合状
態にあった第1ブレーキB1の係合作動油圧(以下、単
に油圧という)PO が急速に低下して、第1ブレーキB
1の係合力が弱まり、この第1ブレーキB1にスリップ
が発生する。従って、タービン回転数NT もスリップが
発生していないときよりもやや大きめに(但し、吹き上
がらない程度に)上昇する(タービン回転加速度αT 参
照)。
S62において所定時間T2の経過が判断されると(時
間t2)、ステップS63に進み、次段第1ステージS
TR1が開始される。この次段第1ステージSTR1で
は、タイムチャートに示すように、ソレノイドバルブS
Cがオフにされる。この結果、それまで解放状態にあっ
た第3クラッチC3にライン圧が供給されて油圧PR が
増加し、第3クラッチC3の無効ストローク詰めが速や
かに行われる。
行われている間に、第1ブレーキB1の入出力回転数比
がeCLO が徐々に小さくなり、ステップS54において
第1所定値eCLO1(<1.0)以下になったと判断され
ると(時間t3)、ソレノイドバルブSDの制御はステ
ップS55に進み、前段第2ステージSTO2に移行す
る。この前段第2ステージSTO2では、実際の入出力
回転数比eCLO がフィードバックされ、これを目標入出
力回転数比に合わせるのに必要な第1ブレーキB1の油
圧が演算される。ソレノイドバルブSDは、この演算さ
れた油圧に対応したデューティ比で制御される。
キB1の入出力回転数比eCLO が1.0に近い所定範囲
(第1所定値eCLO1よりも若干大きな入出力回転数比を
下限値とする範囲)に維持されるように選択される。こ
れにより、第1ブレーキB1は、微少スリップが生じて
いる状態、即ち入力トルクにほぼ等しいトルク伝達容量
を有した状態に保持される。このため、前段第2ステー
ジSTO2が実行されている間は、タービン回転数NT
(エンジン回転数)の吹き上がりが防止される。
て、次段第1ステージSTR1(無効ストローク詰め)
の開始から、無効ストローク詰め設定時間Tmが経過し
たことが判断される(時間t4)と、ステップS64か
らステップS65に進み、ソレノイドバルブSCの制御
は、所定時間T4のカウントをスタートさせる。さらに
ステップS66に進んで次段第2前期ステージSTR2
aに移行する。この際、第3クラッチC3の無効ストロ
ーク詰めはほぼ終了し、第3クラッチC3は係合直前状
態又は極く僅かなトルク伝達が行われる予備係合状態に
なっている。
レノイドバルブSCのデューティ比を高くして、第3ク
ラッチC3の油圧PR を、第3クラッチC3を係合直前
状態又は予備係合状態に保持できる程度の油圧に設定す
る。
過が判断されると(時間t5)、ソレノイドバルブSC
の制御はステップS68に進み、次段第2後期ステージ
STR2bに移行する。この次段第2後期ステージST
R2bでは、ソレノイドバルブSCのデューティ比を前
期ステージSTR2aのデューティ比から徐々に下げて
いき、第3クラッチC3の油圧PR を、係合直前状態又
は予備係合状態の保持圧からほぼ一定の変化率で増加さ
せる。
比eCLO は徐々に1.0に近づき、第3クラッチC3の
油圧PR がある程度増加した時点では、タービン回転数
NTが比較的大きく下降する一方、出力回転は慣性によ
ってさほど低下しないため、第1ブレーキB1の入出力
回転数比eCLO が1.0を超える状態になる。なお、こ
のとき車体の加速度Gは若干変動する。
69において、入出力回転数比eCLO が第2所定値eCL
O2(>1.0)以上になったと判断されると(時間t
6)、それぞれステップS57およびステップS70に
進む。ステップS57では、ソレノイドバルブSDの制
御が、前段最終ステージSTO3に移行する。前段最終
ステージSTO3では、ソレノイドバルブSDをOFF
にし、第1ブレーキB1を解放する。
ルブSCの制御が次段第3ステージSTR3に移行す
る。この次段第3ステージSTR3では、第3クラッチ
C3の入出力回転数比eCLR が一定変化率で1.0に近
づくように、ソレノイドバルブSCがデューティ比制御
される。これにより、第3クラッチC3の油圧PR は徐
々に上昇し、タービン回転数NT は徐々に下降する。
ラッチC3の入出力回転数比eCLRが所定値eCLR1以上
になったと判断されると(時間t7)、ソレノイドバル
ブSCの制御はステップS72に進み、所定時間T5の
カウントがスタートされる。この間も次段第3ステージ
STR3の制御が続行され、ステップS73において所
定時間T5の経過が判断されると、ステップS74に進
み、次段最終ステージSTR4に進む。この次段最終ス
テージSTR4では、ソレノイドバルブSCをOFFに
し、第3クラッチC3を完全係合させる(時間t8)。
こうして、パワーオン状態での2速段から3速段への
切換えが完了する。
Cの制御において、図13に示すように、ソレノイドバ
ルブSCをOFFにした後、第3クラッチCL3(次段
係合要素)の係合制御の間(弱係合制御の間)における
入出力回転数比eCLR の変化率αR を演算する(ステッ
プS75)。この変化率αR が基準変化率αS と比較さ
れ(ステップS76)、この比較結果に基づいて無効ス
トローク詰め設定時間Tmが補正される(ステップS7
7)。
前段から次段への変速制御において、シフト指令信号が
出力された後に次段係合要素の係合作動油圧を所定時間
の間だけ所定高圧にして次段係合要素の無効ストローク
詰めを行わせる次段無効ストローク詰めステージと、こ
の次段無効ストローク詰めステージ終了後に次段係合要
素を弱係合させる次段係合ステージとを設け、次段係合
ステージにおける次段係合要素の係合状態に基づいて、
次回の変速における次段無効ストローク詰めステージに
おける所定時間を補正するようにしている。ここで、次
段係合ステージは実際に次段係合要素を弱係合させるス
テージであり、このステージでの次段係合要素の状態は
その係合作動状態を示しているといえるため、本発明の
変速制御方法の場合には、次段係合要素の係合作動状態
に応じて次回の変速時での無効ストローク詰めの時間を
補正し、係合要素の作動状態に合致した良好な変速制御
を行うことができ、さらに、係合要素に経時的な変化が
生じた場合でもこの影響も学習補正により的確に対応し
て良好な変速制御を行うことができる。
われる自動変速機の構成を示す概略図である。
構成する油圧回路図である。
構成する油圧回路図である。
構成する油圧回路図である。
る場合での、変速指令値、作動油圧および入出力回転数
比の変化を示すタイムチャートである。
すフローチャートである。
制御における各種変数の経時変化を示すグラフである。
変速制御内容を表すフローチャートである。
変速制御内容を表すフローチャートである。
段係合要素の入出力回転数比と目標入出力回転数比変化
率との関係を示すグラフである。本発明に係る変速制御
方法による変速制御内容を表すフローチャートである。
プ制御における各種変数の経時変化を示すグラフであ
る。
プ変速制御内容を表すフローチャートである。
プ変速制御内容を表すフローチャートである。
Claims (6)
- 【請求項1】 入出力部材間に形成された複数の動力伝
達経路と、これら動力伝達経路を選択的に設定する複数
の係合要素と、これら係合要素に供給される係合作動油
圧を油圧指令信号に応じて制御する係合制御手段とを有
し、シフト指令信号に基づいて、前記係合制御手段によ
り、前記複数の係合要素のうち前段係合要素を解放させ
るとともに次段係合要素を係合させて前段から次段への
変速制御を行う自動変速機の変速制御方法において、 前記シフト指令信号に応じて、前記前段係合要素の係合
作動油圧を低下させて前記前段係合要素を解放させる前
段解放ステージと、 この前段解放ステージと並列に行われ、前記シフト指令
信号が出力された後に前記次段係合要素の係合作動油圧
を所定時間の間だけ所定高圧にして前記次段係合要素の
無効ストローク詰めを行わせる次段無効ストローク詰め
ステージと、 この次段無効ストローク詰めステージ終了後に、前記次
段係合要素を弱係合させる次段係合ステージと、 この次段係合ステージに続いて、前記次段係合要素を完
全に係合させる次段最終ステージとからなり、 前記次段係合ステージにおける前記次段係合要素の係合
状態に基づいて、次回の変速における前記次段無効スト
ローク詰めステージにおける前記所定時間を補正するこ
とを特徴とする自動変速機の変速制御方法。 - 【請求項2】 前記次段係合ステージにおける前記次段
係合要素のスリップ率の変化に基づいて、次回の変速に
おける前記次段無効ストローク詰めステージでの前記所
定時間を補正することを特徴とする請求項1に記載の自
動変速機の変速制御方法。 - 【請求項3】 前記次段係合ステージにおける前記次段
係合要素の入出力回転数比の変化率に基づいて、次回の
変速における前記次段無効ストローク詰めステージでの
前記所定時間を補正することを特徴とする請求項1に記
載の自動変速機の変速制御方法。 - 【請求項4】 前記次段係合ステージにおける前記次段
係合要素の入出力回転数比の変化率が基準変化率より小
さいときには前記所定時間を増大補正し、前記次段係合
ステージにおける前記次段係合要素の入出力回転数比の
変化率が基準変化率より大きいときには前記所定時間を
減縮補正することを特徴とする請求項3に記載の自動変
速機の変速制御方法。 - 【請求項5】 前記次段係合ステージの作動時間に基づ
いて、次回の変速における前記次段無効ストローク詰め
ステージでの前記所定時間を補正することを特徴とする
請求項1に記載の自動変速機の変速制御方法。 - 【請求項6】 前記次段係合ステージの作動時間が基準
時間より長いときには前記所定時間を増大補正し、前記
次段係合ステージの作動時間が基準時間より短いときに
は前記所定時間を減縮補正することを特徴とする請求項
5に記載の自動変速機の変速制御方法。
Priority Applications (4)
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