JPH09189231A - 二軸機械式過給機 - Google Patents

二軸機械式過給機

Info

Publication number
JPH09189231A
JPH09189231A JP116396A JP116396A JPH09189231A JP H09189231 A JPH09189231 A JP H09189231A JP 116396 A JP116396 A JP 116396A JP 116396 A JP116396 A JP 116396A JP H09189231 A JPH09189231 A JP H09189231A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
timing gear
press
shaft
male
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP116396A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Sayama
正幸 佐山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GKN Driveline Japan Ltd
Original Assignee
Tochigi Fuji Sangyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tochigi Fuji Sangyo KK filed Critical Tochigi Fuji Sangyo KK
Priority to JP116396A priority Critical patent/JPH09189231A/ja
Publication of JPH09189231A publication Critical patent/JPH09189231A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supercharger (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧入公差が狭く高精度を必要とするテーパ圧
入が不要で、芯合せが確実な通常の圧入を採用しなが
ら、緩むことのない確実な固定によってタイミングギヤ
をロータ軸へ正確に取り付けることができ、しかも分解
することなく各部材間の隙間調整に特徴がある位相の微
調整も可能で低コストな二軸機械式過給機を提供する。 【解決手段】 互いに隙間を保持して噛合する一対のロ
ータ2、3における各ロータ軸2A、3Aにそれぞれ圧
入されたはす歯からなるロータタイミングギヤ7、8の
噛合によって前記一対のロータ2、3が回転しそれらの
歯が噛合されてポンプ作用を行う二軸機械式過給機にお
いて、前記ロータタイミングギヤ7、8の中の少なくと
も一方のロータタイミングギヤ8を軸方向に復元力を有
する弾性体9を介在せしめてロータ軸3Aに圧入緊締し
たことを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、互いに隙間を保持
して噛合する一対のロータによりエンジン等に空気を供
給して高出力を得る二軸機械式過給機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃式機関のエンジンの吸気系に
設置される二軸機械式過給機の1例としてのスクリュ式
過給機を図4に示す特開平3−279689号公報に記
載されたものにて例示する。ここに示されたスクリュ式
過給機は、ケーシング21内に互いに反対方向に回転噛
合するところの複数の螺旋状の歯からなる雄ロータ22
と雌ロータ23を備えており、軸方向の一方から供給さ
れた空気が前記複数の螺旋状の歯の噛合部により形成さ
れるところの圧縮部により圧縮され、軸方向の他方から
吐出されて内燃式機関の高出力燃焼に供されるものであ
る。このようなスクリュ式過給機は図示外のクランク軸
からVベルトを介して伝達された駆動力により回転駆動
されるが、通常、機械的損失を低減させるために電磁ク
ラッチ25が組み込まれ、スロットル開度、エンジン回
転数、吸入空気量等を解析してコンピュータ制御されて
電磁クラッチ25が断続される。
【0003】前記電磁クラッチ25の接続により動力を
得て回転駆動される入力軸26の回転はドライブギヤ3
1、増速ギヤ32を経て雌ロータ軸22Aに伝達され
る。雌ロータ軸22Aにはスクリュ式雌ロータ22が固
定され、前記雌ロータ軸22Aと平行に配置された雄ロ
ータ軸23Aにはスクリュ式雄ロータ23が固定され
る。一方、前記雌ロータ軸22Aの入力軸側にはテーパ
結合によって増速ギヤ32と雌ロータタイミングギヤ2
7とがボルト21によって芯出しされて圧入固定され、
前記雄ロータ軸23Aの軸端には雄ロータタイミングギ
ヤ28がボルト30によって圧入ないしキー固定され
る。これら雌雄のロータタイミングギヤ27、28は互
いに隙間を保持しながら噛合して前記雌雄のスクリュ式
ロータ22、23を反対方向に回転させる。通常、前記
雌雄の各ロータタイミングギヤ27、28をはすば歯車
噛合とするとともに、雌ロータタイミングギヤ27の雌
ロータ軸22Aに対する回転方向および軸方向位置すな
わち圧入量を選択することで、雌ロータタイミングギヤ
27の雌ロータ22の螺旋状の歯の位相に対する調整お
よび雌ロータタイミングギヤ27の雄ロータタイミング
ギヤ28との噛合位相を適正に調整することができるよ
うに構成されており、本従来例では、前述したように、
雌ロータ軸22Aの入力軸側において増速ギヤ32と雌
ロータタイミングギヤ27とがテーパ結合によって芯出
しされて圧入固定されていることによって、タイミング
ギヤの偏心を防止するとともに高速回転時の回転方向の
位置ずれをも防止したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
形式のスクリュ式ロータを備える過給機において、前記
雌ロータタイミングギヤ27の雌ロータ22の螺旋状の
歯の位相に対する調整および雌ロータタイミングギヤ2
7の雄ロータタイミングギヤ28との所定の隙間を保持
した噛合位相が適正であるためには、雌ロータタイミン
グギヤ27の雌ロータ軸22Aにおける軸方向および回
転方向の組付け位置や芯出しが正確でなければならず、
前記増速ギヤ32と雌ロータタイミングギヤ27とのテ
ーパ結合部にはきわめて厳密な精度が要求されていた。
しかも、雌ロータ軸2Aに対する雌ロータタイミングギ
ヤ27の位置ずれが生じないようにするには、前記テー
パ結合部における圧入公差を狭くしてボルト21を強力
に締め付ける必要もあった。このため、テーパ加工費用
が嵩んで高価となるばかりか、長期間の使用等によって
これらタイミングギヤとロータ軸との間に位相のずれを
生じ、最悪の場合には雌雄ロータ間に噛合の位相ずれを
生じて過給機のポンプ機能に障害が起きる虞れもあっ
た。しかも、緊締ボルト等によりタイミングギヤをロー
タ軸に適正に固定した後に、該緊締ボルト等の緩み止め
のための格別の機構が施されているわけではないので、
急激な車両の加速に起因して過大な駆動負荷が作用した
り、長期間の使用によって、万が一、タイミングギヤと
ロータ軸との間にずれが生じた場合には、簡素な方法に
よる微調整による位相合せが不可能であり、装置の分解
や再組立てを余儀なくされ、きわめて面倒であった。
【0005】そこで、本発明はこのような従来の二軸機
械式過給機における諸課題を解決して、圧入公差が狭く
高精度を必要とするテーパ圧入が不要で、芯合せが確実
な通常の圧入を採用しながら、緩むことのない確実な固
定によってタイミングギヤをロータ軸へ正確に取り付け
ることができ、しかも分解することなく各部材間の隙間
調整に特徴がある位相の微調整も可能で低コストな二軸
機械式過給機を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、互い
に隙間を保持して噛合する一対のロータにおける各ロー
タ軸にそれぞれ圧入されたはす歯からなるロータタイミ
ングギヤの噛合によって前記一対のロータが回転しそれ
らの歯が噛合されてポンプ作用を行う二軸機械式過給機
において、前記ロータタイミングギヤの中の少なくとも
一方のロータタイミングギヤを軸方向に復元力を有する
弾性体を介在せしめてロータ軸に圧入緊締したことを特
徴とするものである。また本発明は、前記一方のロータ
タイミングギヤとロータ軸との間の圧入部にこれらロー
タタイミングギヤとロータ軸との相対回転を阻止するピ
ンを装着したことを特徴とするもので、これらを課題解
決のための手段とするものである。
【0007】
【実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に基づい
て説明する。図1は本発明の二軸機械式過給機としての
スクリュ式過給機の1実施の形態の要部断面図である。
図1では、本発明のスクリュ式過給機における空気の吸
入、吐出部および雌雄ロータの大部分が省略されて描か
れている。内燃式機関のエンジンの吸気系に設置される
スクリュ式過給機は、ケーシング1内において平行に配
置されて互いに反対方向に回転噛合する複数の螺旋状の
歯(図示せず)を設けたスクリュ式雄ロータ2と雌ロー
タ3を備える。これらスクリュ式雌雄ロータ2、3は図
示外のクランク軸からVベルトを介して入力プーリ4に
伝達された駆動力により電磁クラッチ5の接続を介して
回転駆動され、軸方向の一方(右側の吸入部)から供給
された空気が前記複数の螺旋状の歯の噛合部により形成
されるところの圧縮室15により圧縮され、軸方向の他
方の吐出ポートから吐出されて(紙面に直角方向に)内
燃式機関の高出力燃焼に供されるものである。前記入力
プーリー4と入力軸6との間に配置された電磁クラッチ
5の断続は、スロットル開度、エンジン回転数、吸入空
気量等を解析してコンピュータ制御される。
【0008】スクリュ式雌雄ロータ2、3はそれぞれケ
ーシング1内にベアリングによって軸支された雌雄の各
ロータ軸2A、3Aに固定され、一方の雌ロータ軸2A
の入力側軸端の外周には前記電磁クラッチ5を介して入
力プーリ4と断接自在な入力軸6の内周がスプライン嵌
合等により連結され、緊締ボルト11等により強固に固
定される。本発明では、前記入力軸6に連結された雌ロ
ータ軸2Aには、はす歯からなる雌ロータタイミングギ
ヤ7のボス部がテーパによらない通常の圧入によって圧
入固定され、さらに、該雌ロータタイミングギヤ7に外
接噛合して同様にはす歯からなる雄ロータタイミングギ
ヤ8のボス部がテーパによらない通常の圧入によって雄
ロータ軸3Aに圧入固定されるが、特に、本実施の形態
では、前記雄ロータタイミングギヤ8を雄ロータ軸3A
に圧入するに際して、雄ロータタイミングギヤ8のボス
部の側面と雄ロータ軸3Aをケーシング1に軸支するベ
アリング14の内レースの側面との間に軸方向に復元力
を有する断面ハット型の弾性体9を介在せしめ、該弾性
体9を前記復元力に抗して押し付けるごとくして、前記
雄ロータ軸3Aの軸端に螺合される緊締ナット10によ
って圧入緊締したものである。本実施の形態では、断面
ハット型の弾性体9による大なる軸方向の復元力が得ら
れる。
【0009】弾性体9の材質は種々のものが採用され得
るが、その復元ばね力は、前記緊締ナット10を緩めた
際に、前記雄ロータタイミングギヤ8の雄ロータ軸3A
に対する圧入力に打ち勝って該雄ロータタイミングギヤ
8を軸方向に押し戻すことが可能な強力なものに設定さ
れるが、駆動回転方向での雄ロータタイミングギヤ8と
雄ロータ軸3Aとの間の相対回転のみを確実に阻止で
き、軸方向の移動を比較的小さな圧入力にて確実に緊締
できる圧入方式を採用すれば、前記弾性体9の復元ばね
力を小さなものとすることもできる。また、本発明で
は、このような雌雄ロータタイミングギヤ7、8間およ
びそれらのロータ2、3に対する位相の設定および調整
のための前記弾性体9を介在させての緊締を雄ロータタ
イミングギヤ8のみに限らず、雌ロータタイミングギヤ
7側にも施すことができる他、雌ロータタイミングギヤ
7側のみに採用してもよいことは言うまでもない。さら
に本発明では、前記雄ロータタイミングギヤ8と雄ロー
タ軸3Aとの間の圧入部にこれら雄ロータタイミングギ
ヤ8と雄ロータ軸3Aとの相対回転を阻止するピン12
を装着してもよいものである。また、本発明の二軸機械
式過給機としては、上述したスクリュ式過給機として図
3(A)に示されるような一対の雌雄のロータ2、3が
所定の隙間を保持して噛合するものの他、図3(B)に
示されるような所定の隙間を保持して噛合する一対の繭
型ロータ2、3を有する二軸機械式過給機の各ロータ軸
2A、3Aとこれらのロータ軸に装着されるロータタイ
ミングギヤとの間に適用することができる。
【0010】以上のように構成したので、本発明によれ
ば、所定の位相にてスクリュ式雌ロータ2が圧入固定さ
れた雌ロータ軸2Aに同様に固定された雌ロータタイミ
ングギヤ7に対してはす歯噛合するところの雄ロータタ
イミングギヤ8を、軸方向に復元力を有する弾性体9を
介在せしめた状態にて緊締ナット10を螺合進退するこ
とて軸方向に容易に移動調整することができ、これによ
って、該雄ロータタイミングギヤ8と、該雄ロータタイ
ミングギヤ8に対してはす歯噛合せる雌ロータタイミン
グギヤ7との間の噛合位相、および雄ロータ軸3Aに対
して所定の位相にて圧入固定された雄ロータ3に対する
雄ロータタイミングギヤ8の位相の微調整を容易に行う
ことができるものである。前記雌ロータ2側に関して
は、雌ロータ軸2Aに対する雌ロータタイミングギヤ7
と雌ロータ2は当初の所定の位相に固定して設定された
ままであっても、前記雄ロータタイミングギヤ8の雄ロ
ータ軸3Aに対する軸方向の位置を調整することが、前
記雌ロータタイミングギヤ7に対する噛合位相の調整を
介して間接的に雌雄のロータ2、3間の噛合位相を調整
することになるものである。このように、本発明によれ
ば、圧入公差が狭く高精度を必要とするようなテーパ圧
入が不要で、芯合せが確実な通常の圧入を採用しなが
ら、前記軸方向に復元力を有する弾性体9を介在せしめ
たことにより、緊締ナット10を緩めて後退させた場合
でも容易に雄ロータタイミングギヤ8が軸端方向に移動
することができて、その調整が容易であり、かつ、該軸
方向に復元力を有する弾性体9は、常時雄ロータタイミ
ングギヤ8を介して緊締ナット10を押圧しているの
で、該緊締ナット10が妄りに緩むことがない。しか
も、万が一、各部材間における位相がずれた場合でも、
雌雄各ロータ側の各部材を分解することなく、単に雄ロ
ータタイミングギヤ8の軸方向位置を調整するだけでよ
く、簡素な構造により低コストなスクリュ式過給機が提
供できる。なお、緊締ナット10の対応位置のケーシン
グ1に緊締ナット10調整用の孔を穿設すれば、ケーシ
ング自体をも分解する必要がない。また、雄ロータタイ
ミングギヤ8と雄ロータ軸3Aとの間の圧入部に,これ
ら雄ロータタイミングギヤ8と雄ロータ軸3Aとの相対
回転を阻止するピン12を装着するならば、ピン12の
存在によって雄ロータタイミングギヤ8と雄ロータ軸3
Aとは強力な圧入によらずとも、妄りに相対回転するこ
とがなく、弾性体9の復元力を小さなものに設定するこ
とが可能になるものである。
【0011】図2は本発明のスクリュ式過給機の第2実
施の形態を示し、図1のA部に相当する要部拡大断面図
である。図2(A)は弾性体の第1変形例であり、図2
(B)は弾性体の第2変形例である。以下詳細に説明す
ると、図2(A)に示したように、本第2実施の形態に
おける弾性体9の第1の変形例では、雄ロータタイミン
グギヤ8を雄ロータ軸3Aに圧入するに際して、雄ロー
タタイミングギヤ8のボス部の側面と雄ロータ軸3Aを
ケーシング1に軸支するベアリング14の内レースの側
面との間に軸方向に復元力を有する弾性体9として、一
対の皿ばね9A、9Bを対向配置せしめたもので、前記
第1実施の形態の断面ハット型の弾性体9に比較してそ
れほど大きな軸方向の復元力は得られないが、前述した
回止め用のピン12との併用によって軽快な緊締ナット
10による雄ロータタイミングギヤ8の軸方向の位置調
整が可能である。
【0012】図2(B)に示したように、本第2実施の
形態における弾性体9の第2の変形例では、雄ロータタ
イミングギヤ8を雄ロータ軸3Aに圧入するに際して、
雄ロータタイミングギヤ8を軸方向に復帰させるための
弾性体として、雄ロータタイミングギヤ8のボス部と雄
ロータ軸3Aとの双方にわたり環状の溝13を刻設し、
該溝13内にコイルばね9Cを収納したものである。コ
イルばね9Cは、内径側を溝13の雄ロータ軸3A側に
当接させ、外径側を溝13の雄ロータタイミングギヤ8
のボス側に当接させて、その復元力によって雄ロータタ
イミングギヤ8を軸端側に付勢している。本変形例で
は、前記第1変形例の皿ばね9A、9Bよりさらに小さ
な復元力でもよい場合に適用でき、コイルばね9Cが雄
ロータタイミングギヤ8のボス内に収納されていること
により、潤滑油内に蓄積される磨耗粉塵等から隔離され
ているので、長期間の使用後に緊締ナット10によって
雄ロータタイミングギヤ8の軸方向位置を調整する際
に、コイルばね9Cの円滑な作用を引き出すことが常に
可能である。
【0013】以上本発明の実施の形態について説明した
が、本発明の趣旨の範囲内で、スクリュ式やルーツ式等
のロータの材質、断面形状、ロータ歯の螺旋角度、断面
形状および数、吸入ポートおよび吐出ポートの形状、電
磁クラッチの形態、入力軸およびロータタイミングギヤ
の形状、それらのスプライン等の連結形態、ロータタイ
ミングギヤとロータ軸との圧入形態、さらには、入力プ
ーリ、電磁クラッチ、入力軸およびロータタイミングギ
ヤのケーシングへの軸支形態、弾性体の断面形状、材
質、設置形態、ピンの形状、設置形態、緊締ナットの螺
合形態等については適宜のものが採用され得ることは言
うまでもないことである。また、入力軸が雄ロータ側に
連結される形態を採用できることも言うまでもない。
【0014】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、所定の位相にてロータが圧入固定されたロータ軸
に同様に固定された他方のロータタイミングギヤに対し
てはす歯噛合するところの少なくとも一方のロータタイ
ミングギヤを、軸方向に復元力を有する弾性体を介在せ
しめた状態にて緊締ナットを螺合進退することて軸方向
に容易に移動調整することができるので、互いにはす歯
噛合せる他方のロータタイミングギヤと一方のロータタ
イミングギヤとの間の噛合位相、およびロータ軸に対し
て所定の位相にて圧入固定されたロータに対する一方の
ロータタイミングギヤの位相の微調整を容易に行うこと
ができる。このように、前記他方のロータ側に関して
は、ロータ軸に対するロータタイミングギヤとロータは
当初の所定の位相に固定して設定されたままであって
も、一方のロータタイミングギヤのロータ軸に対する軸
方向の位置を調整することが、前記他方のロータタイミ
ングギヤに対する噛合位相の調整を介して間接的に互い
のロータ間の噛合位相を調整することができるのであ
る。
【0015】かくして、本発明によれば、圧入公差が狭
く高精度を必要とするようなテーパ圧入が不要で、芯合
せが確実な通常の圧入を採用しながら、前記軸方向に復
元力を有する弾性体を介在せしめたことにより、緊締ナ
ットを緩めて後退させた場合でも容易にロータタイミン
グギヤが軸端方向に移動することができて、その調整が
容易であり、かつ、該軸方向に復元力を有する弾性体
は、常時ロータタイミングギヤを介して緊締ナットを押
圧しているので、該緊締ナットが妄りに緩むことがな
い。しかも、万が一、各部材間における位相がずれた場
合でも、各ロータ側の各部材を分解することなく、単に
ロータタイミングギヤの軸方向位置を調整するだけでよ
く、簡素な構造により低コストな二軸機械式過給機が提
供できる。
【0016】また、一方のロータタイミングギヤとロー
タ軸との間の圧入部に,これらロータタイミングギヤと
ロータ軸との相対回転を阻止するピンを装着するなら
ば、ピンの存在によってロータタイミングギヤとロータ
軸とは強力な圧入によらずとも、妄りに相対回転するこ
とがなく、弾性体の復元力を小さなものに設定すること
が可能になるものである。さらに本発明では、従来のも
ののようにテーパ部の形成および該テーパ部における圧
入公差を狭くして緊締ナットを強力に締め付けてロータ
軸に対するロータタイミングギヤの位置ずれが生じない
ようにする必要がないので、圧入公差が広く、圧入代の
小さな厳密な精度を要しない通常のテーパレスの簡素な
圧入構造の採用を可能として、加工コストが大幅に低減
できることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の二軸機械式過給機の第1実施の形態を
示し、スクリュ式過給機の一部省略の全体断面図であ
る。
【図2】本発明の二軸機械式過給機の第2実施の形態を
示し、弾性体の2変形例の要部断面図である。
【図3】本発明の二軸機械式過給機として採用されるス
クリュ式過給機およびルーツ式過給機の要部を示す図で
ある。
【図4】従来のスクリュ式過給機を示す一部省略の全体
断面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 ロータ(雌) 2A ロータ軸(雌) 3 ロータ(雄) 3A ロータ軸(雄) 4 入力プーリ 5 電磁クラッチ 6 入力軸 7 ロータタイミングギヤ(雌) 8 ロータタイミングギヤ(雄) 9 弾性体 10 緊締ナット 11 緊締ボルト 12 ピン 13 溝 14 ベアリング 15 圧縮室

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに隙間を保持して噛合する一対のロ
    ータにおける各ロータ軸にそれぞれ圧入されたはす歯か
    らなるロータタイミングギヤの噛合によって前記一対の
    ロータが回転しそれらの歯が噛合されてポンプ作用を行
    う二軸機械式過給機において、前記ロータタイミングギ
    ヤの中の少なくとも一方のロータタイミングギヤを軸方
    向に復元力を有する弾性体を介在せしめてロータ軸に圧
    入緊締したことを特徴とする二軸機械式過給機。
  2. 【請求項2】 前記一方のロータタイミングギヤとロー
    タ軸との間の圧入部にこれらロータタイミングギヤとロ
    ータ軸との相対回転を阻止するピンを装着したことを特
    徴とする請求項1に記載の二軸機械式過給機。
JP116396A 1996-01-09 1996-01-09 二軸機械式過給機 Pending JPH09189231A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP116396A JPH09189231A (ja) 1996-01-09 1996-01-09 二軸機械式過給機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP116396A JPH09189231A (ja) 1996-01-09 1996-01-09 二軸機械式過給機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09189231A true JPH09189231A (ja) 1997-07-22

Family

ID=11493780

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP116396A Pending JPH09189231A (ja) 1996-01-09 1996-01-09 二軸機械式過給機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09189231A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013535637A (ja) * 2010-08-13 2013-09-12 イートン コーポレーション クラッチ一体型スーパーチャージャ
JP2017133392A (ja) * 2016-01-26 2017-08-03 株式会社豊田自動織機 流体機械

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013535637A (ja) * 2010-08-13 2013-09-12 イートン コーポレーション クラッチ一体型スーパーチャージャ
US8776767B2 (en) 2010-08-13 2014-07-15 Eaton Corporation Integrated clutch supercharger
JP2017133392A (ja) * 2016-01-26 2017-08-03 株式会社豊田自動織機 流体機械

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7985140B2 (en) Zero-lash Oldham coupling
US9086012B2 (en) Supercharger coupling
JP7491961B2 (ja) 摩擦駆動装置のためのスプリングプリロード
WO2018034296A1 (ja) 両回転スクロール型圧縮機
CN106567920B (zh) 变速器及设有所述变速器的压缩机设备
US6398531B1 (en) Pump drive system
JPH09189231A (ja) 二軸機械式過給機
US6142759A (en) Two-shift fluid machine
JPH09296858A (ja) ギヤ組及びこのギヤ組を用いた流体機械
JP4088408B2 (ja) スクリュ圧縮機のギヤ機構
JPH0511230B2 (ja)
JPH09209950A (ja) 二軸機械式過給機
JP4388688B2 (ja) ギア装置
KR20240039197A (ko) 압축기 어셈블리
RU2211936C2 (ru) Газотурбинный двигатель
JP2007303431A (ja) スラスト軸受装置およびそれを用いたターボ圧縮機ならびにスラスト軸受装置の組立方法
EP2767718A1 (en) Supercharger coupling
US11230181B2 (en) Transmission for a vehicle
JP2002115684A (ja) 二軸式流体機械
JP2003314446A (ja) 高速流体装置
JPH09144548A (ja) スクリュ式過給機
JP2000205160A (ja) 流体機械及びその加工方法
JP7047467B2 (ja) カップリング装置
JPH09324775A (ja) 流体機械
JP2002213249A (ja) 機械式過給機